JP3940924B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種情報媒体の再生が可能であって、再生動作の停止状態において装置自体の基本設定を行うセットアップボタンを備えており、装置の停止状態においてセットアップボタンが押されると表示部にセットアップ画面を表示するように構成された情報処理装置に関する。ここで、セットアップ画面とは、主として工場出荷時の装置自体の初期設定画面のことであるが、ユーザによっても設定可能な画面であり、設定を行えば基本的に全ての情報媒体に対して反映されるものである。
【０００２】
【従来の技術】
最近のＤＶＤプレーヤは、ＤＶＤ(Digital Versatile Disc)、ＣＤ(Compact Disc)、ＶＣＤ(Video Compact Disc)、ＳＡＣＤ(Super Audio Compact Disc)などの各種情報媒体（以下「ディスク」とも言う）を再生可能なものが提供されている。
【０００３】
この場合、再生できるディスクが増えると、セットアップ画面での設定項目が増えることになるが、従来のＤＶＤプレーヤでは、プレーヤ自体がどのような状態であっても、セットアップ画面には全ての設定項目を表示するようになっている。例えば、装填されているディスクがＣＤであっても、ＣＤの再生には関係のないパレンタルレベルの設定やサブタイトルの言語設定なども設定項目として表示されていた。そのため、ユーザにとっては常に煩雑で扱いにくいものとなっていた。
【０００４】
そこで、このような煩雑さを解消するものとして、リモコンのモードボタン（マルチナビボタン）を押すことにより、装置側ではディスクの種類を判別し、その判別結果に応じて実現できる機能を選択し、一覧表示することで、その一覧表示画面から所望する機能を選択できるようにした情報記録再生装置が提案されている（例えば、特許文献１参照）。
【０００５】
図１１は、このときの一覧表示画面の一例を示している。
この画面は、装填されたディスクがＶｉｄｅｏＣＤの場合の表示画面例であり、実現できる機能である「プログラム再生」、「録画予約」、「続き再生」、「ランダム再生」、「頭から再生」といったディスクの種類に応じた機能をディスクごとに設定する機能ボタンと、「初期設定」といった装置自体の初期設定（基本設定）を行うためのセットアップボタンとが表示されており、その他のボタン、例えばＤＶＤ−ＲＡＭでは表示される「ディスク管理」、「プログラムナビ」、「プレイリスト新規作成」、「プレイリスト」といった機能ボタンは表示されていない。これにより、ユーザは、ディスクの種別や状態、あるいはこれらにより実現できる機能を認識しなくても、表示画面に従って、装填されているディスクの種類に応じた各種機能を設定することが可能となっている。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００２−２６９９６３号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献１記載の装置で一覧表示される機能ボタンは、基本的にはディスクを入れ換えたときには無効となる機能、すなわちディスクごとに設定される機能であり、ディスクの種類に関係なく設定される装置自体の基本設定、すなわち初期設定については、図１１に示す一覧表示画面の中の「初期設定」と記載されたボタンをさらに押すことによって設定できるようになっている。
【０００８】
しかし、上記特許文献１の装置では、「初期設定」ボタンを押すことによって表示されるセットアップ画面の表示形態については何ら言及されておらず、従って、上記したようにセットアップ画面には従来通り全ての設定項目が表示されることになる。すなわち、装填されているディスクが例えばＣＤであっても、ＣＤの再生には関係のないパレンタルレベルの設定やサブタイトルの言語設定なども設定項目として表示されることになり、ユーザにとっては依然として扱いにくいものとなっている。
【０００９】
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、ディスクの装填の有無、及び装填されたディスクの種類に応じて、セットアップ画面に表示する設定項目を変更することにより、ユーザにとって操作性の良い情報処理装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、各種情報媒体の再生が可能であって、再生動作の停止状態において装置自体の基本設定を行うセットアップボタンと、装置の停止状態において前記セットアップボタンが押されると表示部にセットアップ画面を表示して基本設定の入力制御を行う基本設定制御手段と、装置本体に情報媒体が装填されているか否かを検出する情報媒体検出手段と、装填された情報媒体の種類を判別する種類判別手段とを備えている。そして、前記基本設定制御手段は、前記セットアップボタンが押された基本設定モードのとき、前記情報媒体検出手段の検出結果により装置本体に情報媒体が装填されていない場合には、全ての設定項目を前記セットアップ画面に表示し、情報媒体が装填されている場合には、前記種類判別手段の判別結果に基づき装填されている情報媒体に使用できる設定項目を前記セットアップ画面に表示することを特徴とする。
【００１１】
この場合、前記基本設定制御手段は、前記設定項目の表示に際し、情報媒体が装填されている場合には、前記種類判別手段の判別結果に基づき装填されている情報媒体に使用できる設定項目のみを前記セットアップ画面に表示し、使用できない設定項目は表示しないようにすることができる。
【００１２】
具体的には、情報媒体が装填されていない場合、及び装填されている情報媒体がＤＶＤである場合には、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」、・・「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の全設定項目を表示し、装填されている情報媒体がＣＤである場合には、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」の設定項目を表示し、ＣＤでは使用されない「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の設定項目については表示しない（非表示）とする。これにより、ユーザは、ＣＤに使用可能な項目だけを設定することが可能となる。
【００１３】
また、前記基本設定制御手段は、前記設定項目の表示に際し、情報媒体が装填されている場合には、前記種類判別手段の判別結果に基づき装填されている情報媒体に使用できる設定項目と使用できない設定項目とを区別して前記セットアップ画面に表示するとともに、使用できない設定項目は設定不可状態とすることができる。
【００１４】
具体的には、情報媒体が装填されていない場合、及び装填されている情報媒体がＤＶＤである場合には、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」、・・「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の全設定項目を表示し、装填されている情報媒体がＣＤである場合には、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」の設定項目を設定可能項目として表示し、ＣＤでは使用されない「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」等の設定項目については設定不可能項目として区別して表示する。例えば、設定不可能項目は表示色を薄くすることによって区別する。これにより、ユーザは、ＣＤに使用可能な項目だけを設定することが可能となる。
【００１５】
また、本発明の情報処理装置は、各種情報媒体の再生が可能であって、再生動作の停止状態において装置自体の基本設定を行うセットアップボタンと、装置の停止状態において前記セットアップボタンが押されると表示部にセットアップ画面を表示して基本設定の入力制御を行う基本設定制御手段と、装置本体に情報媒体が装填されているか否かを検出する情報媒体検出手段と、装填された情報媒体の種類を判別する種類判別手段とを備えている。そして、前記基本設定制御手段は、前記セットアップボタンが押された基本設定モードのとき、まず最初にセレクト設定かカスタム設定かを選択する選択画面を前記表示部に表示し、この選択画面からカスタム設定が選択された場合には、全ての設定項目を前記セットアップ画面に表示する一方、前記選択画面からセレクト設定が選択された場合であって前記情報媒体検出手段の検出結果により装置本体に情報媒体が装填されていない場合には、各種情報媒体に共通の設定項目を前記セットアップ画面に表示し、前記選択画面からセレクト設定が選択された場合であって前記情報媒体検出手段の検出結果により情報媒体が装填されている場合には、前記種類判別手段の判別結果に基づき装填されている情報媒体に使用できる設定項目を表示することを特徴とする。
【００１６】
すなわち、本発明では、セットアップボタンが押されたとき、すぐに情報媒体の有無や情報媒体の種類に応じたセットアップ画面に移行するのではなく、その前に、セレクト設定かカスタム設定かを選択する選択画面を表示部に表示して、ユーザに選択させる構成としている。これにより、ユーザは、カスタム設定を選択してセットアップ画面に全設定項目を表示させるのか、セレクト設定を選択して情報媒体の状態に応じた設定項目を表示させるのかをまず選択することができる。この後、ユーザがセレクト設定を選択したときに初めて、上記した処理を行うように構成している。
【００１７】
この場合、セレクト設定を選択したときに、装置本体に情報媒体が装填されていない場合（ノーディスクの場合）には、上記処理では全項目表示となっていたが、これではユーザがカスタム設定を選択した場合と同じ表示となるので、本発明では、ノーディスクの場合には、各種情報媒体に共通の設定項目をセットアップ画面に表示する構成としている。これにより、ユーザに多様な表示形態のセットアップ画面を提供することができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図１は、本発明の情報処理装置であるＤＶＤ装置のシステム構成を示している。このＤＶＤ装置は、再生専用タイプであってもよく、記録再生タイプであってもよいが、本実施形態では、記録再生タイプのシステム構成を示している。また、本実施形態では、このＤＶＤ装置は、ＤＶＤ、ＣＤ、ＶＣＤ、ＳＡＣＤの４種類のディスクの再生が可能であるとする。
【００１９】
装填されたディスク１にデータを書き込むとともにディスク１からデータを読み込む光ピックアップ３の出力は、ＲＦアンプ５を介してデジタル信号処理回路７に接続されており、デジタル信号処理回路７の出力は、光ピックアップ３によるデータの書き込み時や読み込み時のレーザ出力を制御するレーザドライバ８に接続されている。また、サーボ処理回路９の出力は、光ピックアップ３をディスク１の半径方向に移動させるためのフィードモータ４とディスク１を回転駆動するスピンドルモータ２とに接続されており、これらデジタル信号処理回路７及びサーボ処理回路９は、装置全体の動作制御を行うシステムコントローラ１０と双方向に接続されている。
【００２０】
デジタル信号処理回路７には、記録動作時や再生動作時にデータを一時的に蓄積するバッファとしてのＤＲＡＭ６が双方向に接続されているとともに、デジタルデータをアナログデータに変換してＣＲＴ等の表示部１３に出力するＤ／Ａ変換回路１２が接続されている。
【００２１】
システムコントローラ１０には、ディスク１のパラメータやレーザパワーのパラメータ等の固有情報を記憶しておくためのＥＥＰＲＯＭ１１が双方向に接続されるとともに、リモコン１８からの赤外線信号を受信する受信部１４が接続されている。リモコン１８には、再生動作の停止状態において装置自体の基本設定を行うためのセットアップボタン１８ａと、再生動作状態において装填されているディスク１ごとのモードを設定するモードボタン１８ｂとが設けられている。
【００２２】
デジタル信号処理回路７は、ＥＦＭ復調や、ＡＣＩＲＣ（Advanced Cross Interleaved Reed-Solomon Code）による誤り訂正方式に従って、１６ビットの信号を８ビットづつに区切り、その８ビットを１４ビットに変換するといった処理等を行う。また、デジタル信号処理回路７は、外部入力端子１６から入力された映像情報等のデジタルデータを、ディスク１に書き込むためのデータ圧縮等の処理を行う。
【００２３】
システムコントローラ１０は、装置の停止状態において、リモコン１８のセットアップボタン１８ａが押された基本設定モードのとき、装置本体内の図示しないトレイにディスク１が装填されているか否かを検出し、トレイにディスク１が装填されていない場合には、全ての設定項目をセットアップ画面に表示し、ディスク１が装填されている場合には、そのディスクの種類を判別し、その判別結果に基づき装填されているディスク１に使用できる設定項目をセットアップ画面に表示する表示制御を行う。すなわち、請求項に記載の基本設定制御手段、情報媒体検出手段及び種類判別手段は、本実施形態ではシステムコントローラ１０によって実現されている。
【００２４】
また、システムコントローラ１０は、装置の停止状態においてセットアップボタン１８ａが押されたとき、すぐにディスク１の有無や装填されたディスク１の種類に応じたセットアップ画面に移行するのではなく、その前に、セレクト設定かカスタム設定かを選択する選択画面を表示部１３に表示して、ユーザに選択させる。この後、ユーザがセレクト設定を選択して基本設定モードとなったとき、装置本体内の図示しないトレイにディスク１が装填されていない場合には、全ての設定項目をセットアップ画面に表示し、ディスク１が装填されている場合には、ディスクの判別結果に基づき装填されているディスク１に使用できる設定項目をセットアップ画面に表示する表示制御を行う。
【００２５】
図２は、ＥＥＰＲＯＭ１１に格納されている各種ディスク（ＮＯＤＩＳＣ、ＤＶＤ、ＣＤ、ＶＣＤ、ＳＡＣＤ）に使用できるセットアップ時の設定項目データの構成例を示している。
【００２６】
セットアップ時に各ディスクに使用できる設定項目は、メイン項目とサブ項目とに分かれている。メイン項目は、本実施形態では「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＡＣＤ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＰＥＡＫＥＲ」、「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の６項目からなっている。また、これらメイン項目に対するサブ項目は図に示す通りであるが、例えば「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」のサブ項目は、「ＡＵＤＩＯ」、「ＳＵＢＴＩＴＬＥ」、「ＤＩＳＣＭＥＮＵ」、「ＰＬＡＹＥＲＭＥＮＵ」の４項目からなっている。そして、これらの各サブ項目に対して、各ディスクで使用できる項目に○が付されている。
【００２７】
例えば、「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」の各サブ項目「ＡＵＤＩＯ」、「ＳＵＢＴＩＴＬＥ」、「ＤＩＳＣＭＥＮＵ」、「ＰＬＡＹＥＲＭＥＮＵ」については、ディスクが装填されていない状態であるＮＯＤＩＳＣ及び装填されているディスクがＤＶＤまたはＶＣＤである場合には、全てのサブ項目が使用可能な項目となっているが、装填されているディスクがＣＤの場合には「ＡＵＤＩＯ」と「ＰＬＡＹＥＲＭＥＮＵ」のみが使用可能な項目となっており、装填されているディスクがＳＡＣＤの場合には「ＡＵＤＩＯ」のみが使用可能な項目となっている。
【００２８】
なお、図２には、参考としてその右側に各サブ項目の意味（設定内容）を付記している。
【００２９】
次に、上記構成のＤＶＤ装置において、装置自体の基本設定を行うセットアップモード（基本設定モード）時のセットアップ画面の表示処理動作について、各実施例に分けて説明する。
【００３０】
＜実施例１＞
本実施例１を図３に示すフローチャート、及び図４ないし図６に示すセットアップ画面例を参照して説明する。
【００３１】
再生動作の停止状態において、ユーザがリモコン１８のセットアップボタン１８ａを操作すると（ステップＳ１）、この操作信号は受信部１４にて受信され、システムコントローラ１０に与えられる。
【００３２】
システムコントローラ１０は、この操作信号を受け取ると、まず、装置本体の図示しないトレイにディスク１が装填されているか否かを確認する（ステップＳ２）。確認方法としては、例えば光ピックアップ３から光を照射し、その反射光を光ピックアップ３で受光できるか否かで確認する。トレイにディスク１が装填されていない場合には、反射光を受光することができないので、この場合にはトレイにディスク１が装填されていないと判断する。ただし、光ピックアップ３を利用せず、ディスク１がトレイに装填されているか否かを検出するための検出手段を別途設けてもよい。ディスクの有無を検出する検出手段については、従来より種々提案されているので、ここでは詳細な説明を省略する。
【００３３】
確認の結果、ディスク１がトレイに装填されていない場合（ステップＳ２でＮｏと判断された場合：すなわちＮＯＤＩＳＣの場合）には、システムコントローラ１０は、ＥＥＰＲＯＭ１１に格納されている図２に示す設定項目データから全てのメイン項目を抽出し、表示部１３にセットアップ画面として表示する（ステップＳ３）。
【００３４】
図４は、このときのセットアップ画面の表示例を示している。セットアップ画面には、「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＡＣＤ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＰＥＡＫＥＲ」、「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の全てのメイン項目が表示されている。
【００３５】
ユーザは、このメイン項目の中から、設定したい項目を選択すると（具体的には、任意のメイン項目にカーソルを移動させて図示しない決定ボタンを押す等すると）、システムコントローラ１０は、対応するサブ項目を図２に示す設定項目データから抽出してセットアップ画面に表示する。ユーザは、表示されたサブ項目の中から、所望する項目を設定することになる。具体的な設定方法については従来周知であるので、ここでは説明を省略する。
【００３６】
また、ステップＳ２での確認の結果、ディスクがトレイに装填されている場合には、システムコントローラ１０は、装填されているディスクの種類を判別する（ステップＳ４）。判別方法としては、光ピックアップ３によってディスクに書き込まれているディスク情報を読み取ることによって判別する。例えば、ＣＤであればＴＯＣ情報を読み取ることによって判別する。
【００３７】
そして、その判別結果に基づき、装填されているディスクに使用できる設定項目をセットアップ画面に表示する（ステップＳ５）。
【００３８】
具体的には、装填されているディスクがＤＶＤである場合には、ＮＯＤＩＳＣの場合と同様、図４に示すように、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＡＣＤ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＰＥＡＫＥＲ」、「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の全設定項目を表示する。
【００３９】
また、装填されているディスクがＣＤまたはＶＣＤである場合には、図５に示すように、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」の設定項目を表示する。この際、本実施例１では、ＣＤでは使用されない「ＡＵＤＩＯ／ＳＡＣＤ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＰＥＡＫＥＲ」、「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の設定項目については表示しない。すなわち非表示とする。これにより、ユーザは、ＣＤに使用可能な項目だけを設定することが可能となる。
【００４０】
また、装填されているディスクがＳＡＣＤである場合には、図６に示すように、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＡＣＤ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＰＥＡＫＥＲ」の設定項目を表示する。この際、本実施例１では、ＳＡＣＤでは使用されない「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の設定項目については表示しない。すなわち非表示とする。これにより、ユーザは、ＳＡＣＤに使用可能な項目だけを設定することが可能となる。
【００４１】
＜実施例２＞
本実施例２を図３に示すフローチャート、図７及び図８に示すセットアップ画面例を参照して説明する。
【００４２】
再生動作の停止状態において、ユーザがリモコン１８のセットアップボタン１８ａを操作すると（ステップＳ１）、この操作信号は受信部１４にて受信され、システムコントローラ１０に与えられる。
【００４３】
システムコントローラ１０は、この操作信号を受け取ると、まず、装置本体の図示しないトレイにディスク１が装填されているか否かを確認する（ステップＳ２）。
【００４４】
確認の結果、ディスク１がトレイに装填されていない場合（ステップＳ２でＮｏと判断された場合：すなわちＮＯＤＩＳＣの場合）には、システムコントローラ１０は、ＥＥＰＲＯＭ１１に格納されている図２に示す設定項目データから全てのメイン項目を抽出し、図４に示すように、表示部１３にセットアップ画面として表示する（ステップＳ３）。
【００４５】
また、ステップＳ２での確認の結果、ディスクがトレイに装填されている場合には、システムコントローラ１０は、装填されているディスクの種類を判別する（ステップＳ４）。そして、その判別結果に基づき、装填されているディスクに応じたセットアップ画面を表示する（ステップＳ５）。すなわち、装填されているディスクに使用できる設定項目と使用できない設定項目とを区別してセットアップ画面に表示するとともに、使用できない設定項目は設定不可状態とする。
具体的には、装填されているディスクがＤＶＤである場合には、ＮＯＤＩＳＣの場合と同様、図４に示すように、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＡＣＤ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＰＥＡＫＥＲ」、「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の全設定項目を表示する。
【００４６】
また、装填されているディスクがＣＤまたはＶＣＤである場合には、図７に示すように、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」の設定項目を設定可能項目として表示し、ＣＤでは使用されない「ＡＵＤＩＯ／ＳＡＣＤ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＰＥＡＫＥＲ」、「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」等の設定項目については設定不可能項目として区別して表示する。本実施例２では、設定不可能項目は表示色を薄くすることによって区別する。ただし、図７では設定不可能項目に斜線を付している。これにより、ユーザは、ＣＤに使用可能な項目だけを設定することが可能となる。
【００４７】
また、装填されているディスクがＳＡＣＤである場合には、図８に示すように、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＡＣＤ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＰＥＡＫＥＲ」の設定項目を設定可能項目として表示し、ＳＡＣＤでは使用されない「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の設定項目については設定不可能項目として区別して表示する。すなわち、設定不可能項目は表示色を薄くすることによって区別する。ただし、図７では設定不可能項目に斜線を付している。これにより、ユーザは、ＳＡＣＤに使用可能な項目だけを設定することが可能となる。
【００４８】
＜実施例３＞
本実施例３を図９に示すフローチャート及び図１０に示す選択画面例を参照して説明する。
【００４９】
再生動作の停止状態において、ユーザがリモコン１８のセットアップボタン１８ａを操作すると（ステップＳ１１）、この操作信号は受信部１４にて受信され、システムコントローラ１０に与えられる。
【００５０】
システムコントローラ１０は、この操作信号を受け取ると、まず最初に、図１０（ａ）に示すように、セレクト設定かカスタム設定かを選択する選択画面を表示部１３に表示する（ステップＳ１２）。
【００５１】
ここで、ユーザが、この選択画面からカスタム設定を選択した場合（ステップＳ１３でＹｅｓと判断した場合）には、システムコントローラ１０は、ＥＥＰＲＯＭ１１に格納されている図２に示す設定項目データから全てのメイン項目を抽出し、図１０（ｂ）に示すように、表示部１３にセットアップ画面として表示する（ステップＳ１４）。すなわち、本実施例３でのカスタム設定は、上記実施例１及び実施例２のＮＯＤＩＳＣの場合のセットアップ画面（図４参照）と同じである。
【００５２】
一方、ユーザが、選択画面からセレクト設定を選択した場合（ステップＳ１４でＮｏ、ステップＳ１５でＹｅｓと判断された場合）には、システムコントローラ１０は、次にディスクがトレイに装填されているか否かを確認する（ステップＳ１６）。
【００５３】
確認の結果、ディスクがトレイに装填されていない場合（ステップＳ１６でＮｏと判断された場合）には、システムコントローラ１０は、ＥＥＰＲＯＭ１１に格納されている図２に示す設定項目データから、全ディスク（ＤＶＤ、ＣＤ、ＶＣＤ、ＳＡＣＤ）に共通の設定項目（メイン項目及びサブ項目）のみを抽出し、図１０（ｃ）示すようにセットアップ画面に表示する（ステップＳ１７）。この時点で表示されるセットアップ画面は、メイン項目のみであるので、図５に示すセットアップ画面と同じ表示内容となる。
【００５４】
ただし、このセットアップ画面から任意のメイン項目を選択した後のサブ項目の表示内容は、上記実施例１及び実施例２の場合と異なることになる。すなわち、本実施例３では、図１０（ｃ）に示すセットアップ画面から例えば「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」を選択した場合、次のセットアップ画面に表示されるサブ項目は、図２から明らかなように、全ディスクに共通のサブ項目である「ＡＵＤＩＯ」、「ＰＬＡＹＥＲＭＥＮＵ」の２項目のみが表示されることになる。
【００５５】
また、ステップＳ１６での確認の結果、ディスクがトレイに装填されている場合には、システムコントローラ１０は、装填されているディスクの種類を判別する（ステップＳ１８）。そして、その判別結果に基づき、装填されているディスクに応じたセットアップ画面を表示する（ステップＳ１９）。
【００５６】
例えば、装填されているディスクに使用できる設定項目のみをセットアップ画面に表示し、使用できない設定項目は表示しないようにする。すなわち、非表示とする（図１０（ｄ），（ｅ），（ｆ）参照）。この表示形態は上記実施例１で説明した図４ないし図６と同じである。
【００５７】
また、装填されているディスクに使用できる設定項目と使用できない設定項目とを区別してセットアップ画面に表示するとともに、使用できない設定項目は設定不可状態としてもよい。この表示形態は上記実施例２で説明した図７及び図８と同じになる。
【００５８】
なお、装置の再生動作状態において、リモコン１８のモードボタン１８ｂを操作すると、従来技術と同様に、装填されているディスクごとの機能が設定できるようになっている。
【００５９】
【発明の効果】
本発明によれば、セットアップ時の設定項目の表示に際し、情報媒体が装填されている場合には、装填されている情報媒体に使用できる設定項目のみをセットアップ画面に表示し、使用できない設定項目は表示しない構成としている。また、セットアップ時の設定項目の表示に際し、情報媒体が装填されている場合には、装填されている情報媒体に使用できる設定項目と使用できない設定項目とを区別してセットアップ画面に表示するとともに、使用できない設定項目は設定不可状態とするように構成している。これにより、ユーザは、装填されている情報媒体に使用可能な項目だけを設定することができ、操作性を向上させることができる。また、情報媒体ごとに必要な項目だけしか設定させないことで、セットアップで設定される項目がどの種類の情報媒体を再生するときに反映されるのかも分かりやすくなる。
【００６０】
また、本発明によれば、セットアップボタンが押されたとき、すぐに情報媒体の有無や情報媒体の種類に応じたセットアップ画面に移行するのではなく、その前に、セレクト設定かカスタム設定かを選択する選択画面を表示部に表示して、ユーザに選択させる構成としている。これにより、ユーザは、カスタム設定を選択してセットアップ画面に全設定項目を表示させるのか、セレクト設定を選択して情報媒体の状態に応じた設定項目を表示させるのかをまず選択することができるため、ユーザに多様な表示形態のセットアップ画面を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の情報処理装置であるＤＶＤ装置のシステム構成図である。
【図２】ＥＥＰＲＯＭに格納されている各種ディスクに使用できるセットアップ時の設定項目データの構成例を示す説明図である。
【図３】装置自体の基本設定を行うセットアップモード（基本設定モード）時のセットアップ画面の表示処理動作を説明するための、実施例１及び実施例２に対応したフローチャートである。
【図４】情報媒体に応じて表示部に表示されるセットアップ画面の説明図である。
【図５】情報媒体に応じて表示部に表示されるセットアップ画面の説明図である。
【図６】情報媒体に応じて表示部に表示されるセットアップ画面の説明図である。
【図７】情報媒体に応じて表示部に表示されるセットアップ画面の説明図である。
【図８】情報媒体に応じて表示部に表示されるセットアップ画面の説明図である。
【図９】装置自体の基本設定を行うセットアップモード（基本設定モード）時のセットアップ画面の表示処理動作を説明するための、実施例３に対応したフローチャートである。
【図１０】ユーザの選択及び情報媒体に応じて表示部に表示されるセットアップ画面の説明図である。
【図１１】従来の情報記録再生装置において、ディスクの種類に応じて実現できる機能を一覧表示した一覧表示画面例を示す説明図である。
【符号の説明】
１ ディスク
２ スピンドルモータ
３ 光ピックアップ
４ フィードモータ
５ ＲＦアンプ
６ ＤＲＡＭ
７ デジタル信号処理回路
８ レーザドライバ
９ サーボ処理回路
１０ システムコントローラ
１１ ＥＥＰＲＯＭ
１２ Ｄ／Ａ変換回路
１３ 表示部
１４ 受光部
１８ リモコン
１８ａ セットアップボタン
１８ｂ モードボタン
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種情報媒体の再生が可能であって、再生動作の停止状態において装置自体の基本設定を行うセットアップボタンを備えており、装置の停止状態においてセットアップボタンが押されると表示部にセットアップ画面を表示するように構成された情報処理装置に関する。ここで、セットアップ画面とは、主として工場出荷時の装置自体の初期設定画面のことであるが、ユーザによっても設定可能な画面であり、設定を行えば基本的に全ての情報媒体に対して反映されるものである。
【０００２】
【従来の技術】
最近のＤＶＤプレーヤは、ＤＶＤ(Digital Versatile Disc)、ＣＤ(Compact Disc)、ＶＣＤ(Video Compact Disc)、ＳＡＣＤ(Super Audio Compact Disc)などの各種情報媒体（以下「ディスク」とも言う）を再生可能なものが提供されている。
【０００３】
この場合、再生できるディスクが増えると、セットアップ画面での設定項目が増えることになるが、従来のＤＶＤプレーヤでは、プレーヤ自体がどのような状態であっても、セットアップ画面には全ての設定項目を表示するようになっている。例えば、装填されているディスクがＣＤであっても、ＣＤの再生には関係のないパレンタルレベルの設定やサブタイトルの言語設定なども設定項目として表示されていた。そのため、ユーザにとっては常に煩雑で扱いにくいものとなっていた。
【０００４】
そこで、このような煩雑さを解消するものとして、リモコンのモードボタン（マルチナビボタン）を押すことにより、装置側ではディスクの種類を判別し、その判別結果に応じて実現できる機能を選択し、一覧表示することで、その一覧表示画面から所望する機能を選択できるようにした情報記録再生装置が提案されている（例えば、特許文献１参照）。
【０００５】
図１１は、このときの一覧表示画面の一例を示している。
この画面は、装填されたディスクがＶｉｄｅｏＣＤの場合の表示画面例であり、実現できる機能である「プログラム再生」、「録画予約」、「続き再生」、「ランダム再生」、「頭から再生」といったディスクの種類に応じた機能をディスクごとに設定する機能ボタンと、「初期設定」といった装置自体の初期設定（基本設定）を行うためのセットアップボタンとが表示されており、その他のボタン、例えばＤＶＤ−ＲＡＭでは表示される「ディスク管理」、「プログラムナビ」、「プレイリスト新規作成」、「プレイリスト」といった機能ボタンは表示されていない。これにより、ユーザは、ディスクの種別や状態、あるいはこれらにより実現できる機能を認識しなくても、表示画面に従って、装填されているディスクの種類に応じた各種機能を設定することが可能となっている。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００２−２６９９６３号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献１記載の装置で一覧表示される機能ボタンは、基本的にはディスクを入れ換えたときには無効となる機能、すなわちディスクごとに設定される機能であり、ディスクの種類に関係なく設定される装置自体の基本設定、すなわち初期設定については、図１１に示す一覧表示画面の中の「初期設定」と記載されたボタンをさらに押すことによって設定できるようになっている。
【０００８】
しかし、上記特許文献１の装置では、「初期設定」ボタンを押すことによって表示されるセットアップ画面の表示形態については何ら言及されておらず、従って、上記したようにセットアップ画面には従来通り全ての設定項目が表示されることになる。すなわち、装填されているディスクが例えばＣＤであっても、ＣＤの再生には関係のないパレンタルレベルの設定やサブタイトルの言語設定なども設定項目として表示されることになり、ユーザにとっては依然として扱いにくいものとなっている。
【０００９】
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、ディスクの装填の有無、及び装填されたディスクの種類に応じて、セットアップ画面に表示する設定項目を変更することにより、ユーザにとって操作性の良い情報処理装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、各種情報媒体の再生が可能であって、再生動作の停止状態において装置自体の基本設定を行うセットアップボタンと、装置の停止状態において前記セットアップボタンが押されると表示部にセットアップ画面を表示して基本設定の入力制御を行う基本設定制御手段と、装置本体に情報媒体が装填されているか否かを検出する情報媒体検出手段と、装填された情報媒体の種類を判別する種類判別手段とを備えている。そして、前記基本設定制御手段は、前記セットアップボタンが押された基本設定モードのとき、前記情報媒体検出手段の検出結果により装置本体に情報媒体が装填されていない場合には、全ての設定項目を前記セットアップ画面に表示し、情報媒体が装填されている場合には、前記種類判別手段の判別結果に基づき装填されている情報媒体に使用できる設定項目を前記セットアップ画面に表示することを特徴とする。
【００１１】
この場合、前記基本設定制御手段は、前記設定項目の表示に際し、情報媒体が装填されている場合には、前記種類判別手段の判別結果に基づき装填されている情報媒体に使用できる設定項目のみを前記セットアップ画面に表示し、使用できない設定項目は表示しないようにすることができる。
【００１２】
具体的には、情報媒体が装填されていない場合、及び装填されている情報媒体がＤＶＤである場合には、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」、・・「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の全設定項目を表示し、装填されている情報媒体がＣＤである場合には、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」の設定項目を表示し、ＣＤでは使用されない「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の設定項目については表示しない（非表示）とする。これにより、ユーザは、ＣＤに使用可能な項目だけを設定することが可能となる。
【００１３】
また、前記基本設定制御手段は、前記設定項目の表示に際し、情報媒体が装填されている場合には、前記種類判別手段の判別結果に基づき装填されている情報媒体に使用できる設定項目と使用できない設定項目とを区別して前記セットアップ画面に表示するとともに、使用できない設定項目は設定不可状態とすることができる。
【００１４】
具体的には、情報媒体が装填されていない場合、及び装填されている情報媒体がＤＶＤである場合には、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」、・・「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の全設定項目を表示し、装填されている情報媒体がＣＤである場合には、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」の設定項目を設定可能項目として表示し、ＣＤでは使用されない「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」等の設定項目については設定不可能項目として区別して表示する。例えば、設定不可能項目は表示色を薄くすることによって区別する。これにより、ユーザは、ＣＤに使用可能な項目だけを設定することが可能となる。
【００１５】
また、本発明の情報処理装置は、各種情報媒体の再生が可能であって、再生動作の停止状態において装置自体の基本設定を行うセットアップボタンと、装置の停止状態において前記セットアップボタンが押されると表示部にセットアップ画面を表示して基本設定の入力制御を行う基本設定制御手段と、装置本体に情報媒体が装填されているか否かを検出する情報媒体検出手段と、装填された情報媒体の種類を判別する種類判別手段とを備えている。そして、前記基本設定制御手段は、前記セットアップボタンが押された基本設定モードのとき、まず最初にセレクト設定かカスタム設定かを選択する選択画面を前記表示部に表示し、この選択画面からカスタム設定が選択された場合には、全ての設定項目を前記セットアップ画面に表示する一方、前記選択画面からセレクト設定が選択された場合であって前記情報媒体検出手段の検出結果により装置本体に情報媒体が装填されていない場合には、各種情報媒体に共通の設定項目を前記セットアップ画面に表示し、前記選択画面からセレクト設定が選択された場合であって前記情報媒体検出手段の検出結果により情報媒体が装填されている場合には、前記種類判別手段の判別結果に基づき装填されている情報媒体に使用できる設定項目を表示することを特徴とする。
【００１６】
すなわち、本発明では、セットアップボタンが押されたとき、すぐに情報媒体の有無や情報媒体の種類に応じたセットアップ画面に移行するのではなく、その前に、セレクト設定かカスタム設定かを選択する選択画面を表示部に表示して、ユーザに選択させる構成としている。これにより、ユーザは、カスタム設定を選択してセットアップ画面に全設定項目を表示させるのか、セレクト設定を選択して情報媒体の状態に応じた設定項目を表示させるのかをまず選択することができる。この後、ユーザがセレクト設定を選択したときに初めて、上記した処理を行うように構成している。
【００１７】
この場合、セレクト設定を選択したときに、装置本体に情報媒体が装填されていない場合（ノーディスクの場合）には、上記処理では全項目表示となっていたが、これではユーザがカスタム設定を選択した場合と同じ表示となるので、本発明では、ノーディスクの場合には、各種情報媒体に共通の設定項目をセットアップ画面に表示する構成としている。これにより、ユーザに多様な表示形態のセットアップ画面を提供することができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図１は、本発明の情報処理装置であるＤＶＤ装置のシステム構成を示している。このＤＶＤ装置は、再生専用タイプであってもよく、記録再生タイプであってもよいが、本実施形態では、記録再生タイプのシステム構成を示している。また、本実施形態では、このＤＶＤ装置は、ＤＶＤ、ＣＤ、ＶＣＤ、ＳＡＣＤの４種類のディスクの再生が可能であるとする。
【００１９】
装填されたディスク１にデータを書き込むとともにディスク１からデータを読み込む光ピックアップ３の出力は、ＲＦアンプ５を介してデジタル信号処理回路７に接続されており、デジタル信号処理回路７の出力は、光ピックアップ３によるデータの書き込み時や読み込み時のレーザ出力を制御するレーザドライバ８に接続されている。また、サーボ処理回路９の出力は、光ピックアップ３をディスク１の半径方向に移動させるためのフィードモータ４とディスク１を回転駆動するスピンドルモータ２とに接続されており、これらデジタル信号処理回路７及びサーボ処理回路９は、装置全体の動作制御を行うシステムコントローラ１０と双方向に接続されている。
【００２０】
デジタル信号処理回路７には、記録動作時や再生動作時にデータを一時的に蓄積するバッファとしてのＤＲＡＭ６が双方向に接続されているとともに、デジタルデータをアナログデータに変換してＣＲＴ等の表示部１３に出力するＤ／Ａ変換回路１２が接続されている。
【００２１】
システムコントローラ１０には、ディスク１のパラメータやレーザパワーのパラメータ等の固有情報を記憶しておくためのＥＥＰＲＯＭ１１が双方向に接続されるとともに、リモコン１８からの赤外線信号を受信する受信部１４が接続されている。リモコン１８には、再生動作の停止状態において装置自体の基本設定を行うためのセットアップボタン１８ａと、再生動作状態において装填されているディスク１ごとのモードを設定するモードボタン１８ｂとが設けられている。
【００２２】
デジタル信号処理回路７は、ＥＦＭ復調や、ＡＣＩＲＣ（Advanced Cross Interleaved Reed-Solomon Code）による誤り訂正方式に従って、１６ビットの信号を８ビットづつに区切り、その８ビットを１４ビットに変換するといった処理等を行う。また、デジタル信号処理回路７は、外部入力端子１６から入力された映像情報等のデジタルデータを、ディスク１に書き込むためのデータ圧縮等の処理を行う。
【００２３】
システムコントローラ１０は、装置の停止状態において、リモコン１８のセットアップボタン１８ａが押された基本設定モードのとき、装置本体内の図示しないトレイにディスク１が装填されているか否かを検出し、トレイにディスク１が装填されていない場合には、全ての設定項目をセットアップ画面に表示し、ディスク１が装填されている場合には、そのディスクの種類を判別し、その判別結果に基づき装填されているディスク１に使用できる設定項目をセットアップ画面に表示する表示制御を行う。すなわち、請求項に記載の基本設定制御手段、情報媒体検出手段及び種類判別手段は、本実施形態ではシステムコントローラ１０によって実現されている。
【００２４】
また、システムコントローラ１０は、装置の停止状態においてセットアップボタン１８ａが押されたとき、すぐにディスク１の有無や装填されたディスク１の種類に応じたセットアップ画面に移行するのではなく、その前に、セレクト設定かカスタム設定かを選択する選択画面を表示部１３に表示して、ユーザに選択させる。この後、ユーザがセレクト設定を選択して基本設定モードとなったとき、装置本体内の図示しないトレイにディスク１が装填されていない場合には、全ての設定項目をセットアップ画面に表示し、ディスク１が装填されている場合には、ディスクの判別結果に基づき装填されているディスク１に使用できる設定項目をセットアップ画面に表示する表示制御を行う。
【００２５】
図２は、ＥＥＰＲＯＭ１１に格納されている各種ディスク（ＮＯＤＩＳＣ、ＤＶＤ、ＣＤ、ＶＣＤ、ＳＡＣＤ）に使用できるセットアップ時の設定項目データの構成例を示している。
【００２６】
セットアップ時に各ディスクに使用できる設定項目は、メイン項目とサブ項目とに分かれている。メイン項目は、本実施形態では「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＡＣＤ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＰＥＡＫＥＲ」、「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の６項目からなっている。また、これらメイン項目に対するサブ項目は図に示す通りであるが、例えば「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」のサブ項目は、「ＡＵＤＩＯ」、「ＳＵＢＴＩＴＬＥ」、「ＤＩＳＣＭＥＮＵ」、「ＰＬＡＹＥＲＭＥＮＵ」の４項目からなっている。そして、これらの各サブ項目に対して、各ディスクで使用できる項目に○が付されている。
【００２７】
例えば、「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」の各サブ項目「ＡＵＤＩＯ」、「ＳＵＢＴＩＴＬＥ」、「ＤＩＳＣＭＥＮＵ」、「ＰＬＡＹＥＲＭＥＮＵ」については、ディスクが装填されていない状態であるＮＯＤＩＳＣ及び装填されているディスクがＤＶＤまたはＶＣＤである場合には、全てのサブ項目が使用可能な項目となっているが、装填されているディスクがＣＤの場合には「ＡＵＤＩＯ」と「ＰＬＡＹＥＲＭＥＮＵ」のみが使用可能な項目となっており、装填されているディスクがＳＡＣＤの場合には「ＡＵＤＩＯ」のみが使用可能な項目となっている。
【００２８】
なお、図２には、参考としてその右側に各サブ項目の意味（設定内容）を付記している。
【００２９】
次に、上記構成のＤＶＤ装置において、装置自体の基本設定を行うセットアップモード（基本設定モード）時のセットアップ画面の表示処理動作について、各実施例に分けて説明する。
【００３０】
＜実施例１＞
本実施例１を図３に示すフローチャート、及び図４ないし図６に示すセットアップ画面例を参照して説明する。
【００３１】
再生動作の停止状態において、ユーザがリモコン１８のセットアップボタン１８ａを操作すると（ステップＳ１）、この操作信号は受信部１４にて受信され、システムコントローラ１０に与えられる。
【００３２】
システムコントローラ１０は、この操作信号を受け取ると、まず、装置本体の図示しないトレイにディスク１が装填されているか否かを確認する（ステップＳ２）。確認方法としては、例えば光ピックアップ３から光を照射し、その反射光を光ピックアップ３で受光できるか否かで確認する。トレイにディスク１が装填されていない場合には、反射光を受光することができないので、この場合にはトレイにディスク１が装填されていないと判断する。ただし、光ピックアップ３を利用せず、ディスク１がトレイに装填されているか否かを検出するための検出手段を別途設けてもよい。ディスクの有無を検出する検出手段については、従来より種々提案されているので、ここでは詳細な説明を省略する。
【００３３】
確認の結果、ディスク１がトレイに装填されていない場合（ステップＳ２でＮｏと判断された場合：すなわちＮＯＤＩＳＣの場合）には、システムコントローラ１０は、ＥＥＰＲＯＭ１１に格納されている図２に示す設定項目データから全てのメイン項目を抽出し、表示部１３にセットアップ画面として表示する（ステップＳ３）。
【００３４】
図４は、このときのセットアップ画面の表示例を示している。セットアップ画面には、「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＡＣＤ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＰＥＡＫＥＲ」、「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の全てのメイン項目が表示されている。
【００３５】
ユーザは、このメイン項目の中から、設定したい項目を選択すると（具体的には、任意のメイン項目にカーソルを移動させて図示しない決定ボタンを押す等すると）、システムコントローラ１０は、対応するサブ項目を図２に示す設定項目データから抽出してセットアップ画面に表示する。ユーザは、表示されたサブ項目の中から、所望する項目を設定することになる。具体的な設定方法については従来周知であるので、ここでは説明を省略する。
【００３６】
また、ステップＳ２での確認の結果、ディスクがトレイに装填されている場合には、システムコントローラ１０は、装填されているディスクの種類を判別する（ステップＳ４）。判別方法としては、光ピックアップ３によってディスクに書き込まれているディスク情報を読み取ることによって判別する。例えば、ＣＤであればＴＯＣ情報を読み取ることによって判別する。
【００３７】
そして、その判別結果に基づき、装填されているディスクに使用できる設定項目をセットアップ画面に表示する（ステップＳ５）。
【００３８】
具体的には、装填されているディスクがＤＶＤである場合には、ＮＯＤＩＳＣの場合と同様、図４に示すように、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＡＣＤ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＰＥＡＫＥＲ」、「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の全設定項目を表示する。
【００３９】
また、装填されているディスクがＣＤまたはＶＣＤである場合には、図５に示すように、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」の設定項目を表示する。この際、本実施例１では、ＣＤでは使用されない「ＡＵＤＩＯ／ＳＡＣＤ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＰＥＡＫＥＲ」、「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の設定項目については表示しない。すなわち非表示とする。これにより、ユーザは、ＣＤに使用可能な項目だけを設定することが可能となる。
【００４０】
また、装填されているディスクがＳＡＣＤである場合には、図６に示すように、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＡＣＤ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＰＥＡＫＥＲ」の設定項目を表示する。この際、本実施例１では、ＳＡＣＤでは使用されない「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の設定項目については表示しない。すなわち非表示とする。これにより、ユーザは、ＳＡＣＤに使用可能な項目だけを設定することが可能となる。
【００４１】
＜実施例２＞
本実施例２を図３に示すフローチャート、図７及び図８に示すセットアップ画面例を参照して説明する。
【００４２】
再生動作の停止状態において、ユーザがリモコン１８のセットアップボタン１８ａを操作すると（ステップＳ１）、この操作信号は受信部１４にて受信され、システムコントローラ１０に与えられる。
【００４３】
システムコントローラ１０は、この操作信号を受け取ると、まず、装置本体の図示しないトレイにディスク１が装填されているか否かを確認する（ステップＳ２）。
【００４４】
確認の結果、ディスク１がトレイに装填されていない場合（ステップＳ２でＮｏと判断された場合：すなわちＮＯＤＩＳＣの場合）には、システムコントローラ１０は、ＥＥＰＲＯＭ１１に格納されている図２に示す設定項目データから全てのメイン項目を抽出し、図４に示すように、表示部１３にセットアップ画面として表示する（ステップＳ３）。
【００４５】
また、ステップＳ２での確認の結果、ディスクがトレイに装填されている場合には、システムコントローラ１０は、装填されているディスクの種類を判別する（ステップＳ４）。そして、その判別結果に基づき、装填されているディスクに応じたセットアップ画面を表示する（ステップＳ５）。すなわち、装填されているディスクに使用できる設定項目と使用できない設定項目とを区別してセットアップ画面に表示するとともに、使用できない設定項目は設定不可状態とする。
具体的には、装填されているディスクがＤＶＤである場合には、ＮＯＤＩＳＣの場合と同様、図４に示すように、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＡＣＤ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＰＥＡＫＥＲ」、「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の全設定項目を表示する。
【００４６】
また、装填されているディスクがＣＤまたはＶＣＤである場合には、図７に示すように、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」の設定項目を設定可能項目として表示し、ＣＤでは使用されない「ＡＵＤＩＯ／ＳＡＣＤ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＰＥＡＫＥＲ」、「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」等の設定項目については設定不可能項目として区別して表示する。本実施例２では、設定不可能項目は表示色を薄くすることによって区別する。ただし、図７では設定不可能項目に斜線を付している。これにより、ユーザは、ＣＤに使用可能な項目だけを設定することが可能となる。
【００４７】
また、装填されているディスクがＳＡＣＤである場合には、図８に示すように、セットアップ画面に「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」、「ＤＩＳＰＬＡＹ」、「ＡＵＤＩＯ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＡＣＤ」、「ＡＵＤＩＯ／ＳＰＥＡＫＥＲ」の設定項目を設定可能項目として表示し、ＳＡＣＤでは使用されない「ＰＡＲＥＮＴＡＬ」の設定項目については設定不可能項目として区別して表示する。すなわち、設定不可能項目は表示色を薄くすることによって区別する。ただし、図７では設定不可能項目に斜線を付している。これにより、ユーザは、ＳＡＣＤに使用可能な項目だけを設定することが可能となる。
【００４８】
＜実施例３＞
本実施例３を図９に示すフローチャート及び図１０に示す選択画面例を参照して説明する。
【００４９】
再生動作の停止状態において、ユーザがリモコン１８のセットアップボタン１８ａを操作すると（ステップＳ１１）、この操作信号は受信部１４にて受信され、システムコントローラ１０に与えられる。
【００５０】
システムコントローラ１０は、この操作信号を受け取ると、まず最初に、図１０（ａ）に示すように、セレクト設定かカスタム設定かを選択する選択画面を表示部１３に表示する（ステップＳ１２）。
【００５１】
ここで、ユーザが、この選択画面からカスタム設定を選択した場合（ステップＳ１３でＹｅｓと判断した場合）には、システムコントローラ１０は、ＥＥＰＲＯＭ１１に格納されている図２に示す設定項目データから全てのメイン項目を抽出し、図１０（ｂ）に示すように、表示部１３にセットアップ画面として表示する（ステップＳ１４）。すなわち、本実施例３でのカスタム設定は、上記実施例１及び実施例２のＮＯＤＩＳＣの場合のセットアップ画面（図４参照）と同じである。
【００５２】
一方、ユーザが、選択画面からセレクト設定を選択した場合（ステップＳ１４でＮｏ、ステップＳ１５でＹｅｓと判断された場合）には、システムコントローラ１０は、次にディスクがトレイに装填されているか否かを確認する（ステップＳ１６）。
【００５３】
確認の結果、ディスクがトレイに装填されていない場合（ステップＳ１６でＮｏと判断された場合）には、システムコントローラ１０は、ＥＥＰＲＯＭ１１に格納されている図２に示す設定項目データから、全ディスク（ＤＶＤ、ＣＤ、ＶＣＤ、ＳＡＣＤ）に共通の設定項目（メイン項目及びサブ項目）のみを抽出し、図１０（ｃ）示すようにセットアップ画面に表示する（ステップＳ１７）。この時点で表示されるセットアップ画面は、メイン項目のみであるので、図５に示すセットアップ画面と同じ表示内容となる。
【００５４】
ただし、このセットアップ画面から任意のメイン項目を選択した後のサブ項目の表示内容は、上記実施例１及び実施例２の場合と異なることになる。すなわち、本実施例３では、図１０（ｃ）に示すセットアップ画面から例えば「ＬＡＮＧＵＡＧＥ」を選択した場合、次のセットアップ画面に表示されるサブ項目は、図２から明らかなように、全ディスクに共通のサブ項目である「ＡＵＤＩＯ」、「ＰＬＡＹＥＲＭＥＮＵ」の２項目のみが表示されることになる。
【００５５】
また、ステップＳ１６での確認の結果、ディスクがトレイに装填されている場合には、システムコントローラ１０は、装填されているディスクの種類を判別する（ステップＳ１８）。そして、その判別結果に基づき、装填されているディスクに応じたセットアップ画面を表示する（ステップＳ１９）。
【００５６】
例えば、装填されているディスクに使用できる設定項目のみをセットアップ画面に表示し、使用できない設定項目は表示しないようにする。すなわち、非表示とする（図１０（ｄ），（ｅ），（ｆ）参照）。この表示形態は上記実施例１で説明した図４ないし図６と同じである。
【００５７】
また、装填されているディスクに使用できる設定項目と使用できない設定項目とを区別してセットアップ画面に表示するとともに、使用できない設定項目は設定不可状態としてもよい。この表示形態は上記実施例２で説明した図７及び図８と同じになる。
【００５８】
なお、装置の再生動作状態において、リモコン１８のモードボタン１８ｂを操作すると、従来技術と同様に、装填されているディスクごとの機能が設定できるようになっている。
【００５９】
【発明の効果】
本発明によれば、セットアップ時の設定項目の表示に際し、情報媒体が装填されている場合には、装填されている情報媒体に使用できる設定項目のみをセットアップ画面に表示し、使用できない設定項目は表示しない構成としている。また、セットアップ時の設定項目の表示に際し、情報媒体が装填されている場合には、装填されている情報媒体に使用できる設定項目と使用できない設定項目とを区別してセットアップ画面に表示するとともに、使用できない設定項目は設定不可状態とするように構成している。これにより、ユーザは、装填されている情報媒体に使用可能な項目だけを設定することができ、操作性を向上させることができる。また、情報媒体ごとに必要な項目だけしか設定させないことで、セットアップで設定される項目がどの種類の情報媒体を再生するときに反映されるのかも分かりやすくなる。
【００６０】
また、本発明によれば、セットアップボタンが押されたとき、すぐに情報媒体の有無や情報媒体の種類に応じたセットアップ画面に移行するのではなく、その前に、セレクト設定かカスタム設定かを選択する選択画面を表示部に表示して、ユーザに選択させる構成としている。これにより、ユーザは、カスタム設定を選択してセットアップ画面に全設定項目を表示させるのか、セレクト設定を選択して情報媒体の状態に応じた設定項目を表示させるのかをまず選択することができるため、ユーザに多様な表示形態のセットアップ画面を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の情報処理装置であるＤＶＤ装置のシステム構成図である。
【図２】ＥＥＰＲＯＭに格納されている各種ディスクに使用できるセットアップ時の設定項目データの構成例を示す説明図である。
【図３】装置自体の基本設定を行うセットアップモード（基本設定モード）時のセットアップ画面の表示処理動作を説明するための、実施例１及び実施例２に対応したフローチャートである。
【図４】情報媒体に応じて表示部に表示されるセットアップ画面の説明図である。
【図５】情報媒体に応じて表示部に表示されるセットアップ画面の説明図である。
【図６】情報媒体に応じて表示部に表示されるセットアップ画面の説明図である。
【図７】情報媒体に応じて表示部に表示されるセットアップ画面の説明図である。
【図８】情報媒体に応じて表示部に表示されるセットアップ画面の説明図である。
【図９】装置自体の基本設定を行うセットアップモード（基本設定モード）時のセットアップ画面の表示処理動作を説明するための、実施例３に対応したフローチャートである。
【図１０】ユーザの選択及び情報媒体に応じて表示部に表示されるセットアップ画面の説明図である。
【図１１】従来の情報記録再生装置において、ディスクの種類に応じて実現できる機能を一覧表示した一覧表示画面例を示す説明図である。
【符号の説明】
１ ディスク
２ スピンドルモータ
３ 光ピックアップ
４ フィードモータ
５ ＲＦアンプ
６ ＤＲＡＭ
７ デジタル信号処理回路
８ レーザドライバ
９ サーボ処理回路
１０ システムコントローラ
１１ ＥＥＰＲＯＭ
１２ Ｄ／Ａ変換回路
１３ 表示部
１４ 受光部
１８ リモコン
１８ａ セットアップボタン
１８ｂ モードボタン
Claims (8)
- 各種情報媒体の再生が可能であって、再生動作の停止状態において装置自体の基本設定を行うセットアップボタンと、再生動作状態において装填されている情報媒体ごとのモードを設定するモードボタンと、装置の停止状態において前記セットアップボタンが押されると表示部にセットアップ画面を表示して基本設定の入力制御を行う基本設定制御手段とを備えた情報処理装置において、
装置本体に情報媒体が装填されているか否かを検出する情報媒体検出手段と、
装填された情報媒体の種類を判別する種類判別手段とを備えており、
前記基本設定制御手段は、前記セットアップボタンが押された基本設定モードのとき、前記情報媒体検出手段の検出結果により装置本体に情報媒体が装填されていない場合には、全ての設定項目を前記セットアップ画面に表示し、情報媒体が装填されている場合には、前記種類判別手段の判別結果に基づき装填されている情報媒体に使用できる設定項目のみを前記セットアップ画面に表示し、使用できない設定項目は表示しないことを特徴とする情報処理装置。 - 各種情報媒体の再生が可能であって、再生動作の停止状態において装置自体の基本設定を行うセットアップボタンと、再生動作状態において装填されている情報媒体ごとのモードを設定するモードボタンと、装置の停止状態において前記セットアップボタンが押されると表示部にセットアップ画面を表示して基本設定の入力制御を行う基本設定制御手段とを備えた情報処理装置において、
装置本体に情報媒体が装填されているか否かを検出する情報媒体検出手段と、
装填された情報媒体の種類を判別する種類判別手段とを備えており、
前記基本設定制御手段は、前記セットアップボタンが押された基本設定モードのとき、前記情報媒体検出手段の検出結果により装置本体に情報媒体が装填されていない場合には、全ての設定項目を前記セットアップ画面に表示し、情報媒体が装填されている場合には、前記種類判別手段の判別結果に基づき装填されている情報媒体に使用できる設定項目と使用できない設定項目とを区別して前記セットアップ画面に表示するとともに、使用できない設定項目は設定不可状態とすることを特徴とする情報処理装置。 - 各種情報媒体の再生が可能であって、再生動作の停止状態において装置自体の基本設定を行うセットアップボタンと、再生動作状態において装填されている情報媒体ごとのモードを設定するモードボタンと、装置の停止状態において前記セットアップボタンが押されると表示部にセットアップ画面を表示して基本設定の入力制御を行う基本設定制御手段とを備えた情報処理装置において、
装置本体に情報媒体が装填されているか否かを検出する情報媒体検出手段と、
装填された情報媒体の種類を判別する種類判別手段とを備えており、
前記基本設定制御手段は、前記セットアップボタンが押された基本設定モードのとき、まず最初にセレクト設定かカスタム設定かを選択する選択画面を前記表示部に表示し、この選択画面からカスタム設定が選択された場合には、全ての設定項目を前記セットアップ画面に表示する一方、前記選択画面からセレクト設定が選択された場合であって前記情報媒体検出手段の検出結果により装置本体に情報媒体が装填されていない場合には、各種情報媒体に共通の設定項目を前記セットアップ画面に表示し、前記選択画面からセレクト設定が選択された場合であって前記情報媒体検出手段の検出結果により情報媒体が装填されている場合には、前記種類判別手段の判別結果に基づき装填されている情報媒体に使用できる設定項目のみを前記セットアップ画面に表示し、使用できない設定項目は表示しないことを特徴とする情報処理装置。 - 各種情報媒体の再生が可能であって、再生動作の停止状態において装置自体の基本設定を行うセットアップボタンと、再生動作状態において装填されている情報媒体ごとのモードを設定するモードボタンと、装置の停止状態において前記セットアップボタンが押されると表示部にセットアップ画面を表示して基本設定の入力制御を行う基本設定制御手段とを備えた情報処理装置において、
装置本体に情報媒体が装填されているか否かを検出する情報媒体検出手段と、
装填された情報媒体の種類を判別する種類判別手段とを備えており、
前記基本設定制御手段は、前記セットアップボタンが押された基本設定モードのとき、まず最初にセレクト設定かカスタム設定かを選択する選択画面を前記表示部に表示し、この選択画面からカスタム設定が選択された場合には、全ての設定項目を前記セットアップ画面に表示する一方、前記選択画面からセレクト設定が選択された場合であって前記情報媒体検出手段の検出結果により装置本体に情報媒体が装填されていない場合には、各種情報媒体に共通の設定項目を前記セットアップ画面に表示し、前記選択画面からセレクト設定が選択された場合であって前記情報媒体検出手段の検出結果により情報媒体が装填されている場合には、前記種類判別手段の判別結果に基づき装填されている情報媒体に使用できる設定項目と使用できない設定項目とを区別して前記セットアップ画面に表示するとともに、使用できない設定項目は設定不可状態とすることを特徴とする情報処理装置。 - 各種情報媒体の再生が可能であって、再生動作の停止状態において装置自体の基本設定を行うセットアップボタンと、装置の停止状態において前記セットアップボタンが押されると表示部にセットアップ画面を表示して基本設定の入力制御を行う基本設定制御手段とを備えた情報処理装置において、
装置本体に情報媒体が装填されているか否かを検出する情報媒体検出手段と、
装填された情報媒体の種類を判別する種類判別手段とを備えており、
前記基本設定制御手段は、前記セットアップボタンが押された基本設定モードのとき、前記情報媒体検出手段の検出結果により装置本体に情報媒体が装填されていない場合には、全ての設定項目を前記セットアップ画面に表示し、情報媒体が装填されている場合には、前記種類判別手段の判別結果に基づき装填されている情報媒体に使用できる設定項目を前記セットアップ画面に表示することを特徴とする情報処理装置。 - 各種情報媒体の再生が可能であって、再生動作の停止状態において装置自体の基本設定を行うセットアップボタンと、装置の停止状態において前記セットアップボタンが押されると表示部にセットアップ画面を表示して基本設定の入力制御を行う基本設定制御手段とを備えた情報処理装置において、
装置本体に情報媒体が装填されているか否かを検出する情報媒体検出手段と、
装填された情報媒体の種類を判別する種類判別手段とを備えており、
前記基本設定制御手段は、前記セットアップボタンが押された基本設定モードのとき、まず最初にセレクト設定かカスタム設定かを選択する選択画面を前記表示部に表示し、この選択画面からカスタム設定が選択された場合には、全ての設定項目を前記セットアップ画面に表示する一方、前記選択画面からセレクト設定が選択された場合であって前記情報媒体検出手段の検出結果により装置本体に情報媒体が装填されていない場合には、各種情報媒体に共通の設定項目を前記セットアップ画面に表示し、前記選択画面からセレクト設定が選択された場合であって前記情報媒体検出手段の検出結果により情報媒体が装填されている場合には、前記種類判別手段の判別結果に基づき装填されている情報媒体に使用できる設定項目を表示することを特徴とする情報処理装置。 - 前記基本設定制御手段は、前記設定項目の表示に際し、情報媒体が装填されている場合には、前記種類判別手段の判別結果に基づき装填されている情報媒体に使用できる設定項目のみを前記セットアップ画面に表示し、使用できない設定項目は表示しないことを特徴とする請求項５または請求項６に記載の情報処理装置。
- 前記基本設定制御手段は、前記設定項目の表示に際し、情報媒体が装填されている場合には、前記種類判別手段の判別結果に基づき装填されている情報媒体に使用できる設定項目と使用できない設定項目とを区別して前記セットアップ画面に表示するとともに、使用できない設定項目は設定不可状態とすることを特徴とする請求項５または請求項６に記載の情報処理装置。
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