JP3925984B2 - Fast reactor cooling system equipment and installation method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速炉冷却系設備及びその設置方法に係わり、特に、冷却材として液体ナトリウムを使用する高速炉の冷却系設備及びその設置方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11は、従来の高速炉の1つであるナトリウム冷却型高速増殖炉の冷却系設備の概略を示した構成図である。図11に示したように従来の高速増殖炉は、原子炉格納容器900の外側に設置された蒸気発生器901、及び原子炉格納容器900の内側に設置された中間熱交換器903を備えている。そして、図示しない原子炉容器内の炉心からの熱によって加熱された1次ナトリウムが1次主配管913を経由して中間熱交換器903内に流入し、この中間熱交換器903において1次ナトリウムと2次ナトリウムとの間で熱交換が行われる。この熱交換によって高温となった2次ナトリウムはホットレグ配管905を経由して蒸気発生器901内に流入し、この蒸気発生器901において2次ナトリウムと水との間で熱交換が行われる。
【0003】
蒸気発生器901にて熱交換して低温となった2次ナトリウムは、ミドルレグ配管904を経由して2次主循環ポンプ902に流入し、この2次主循環ポンプ902によって昇圧された後、コールドレグ配管906を経由して再び中間熱交換器903に還流される。
【0004】
一方、給水配管915を経由して蒸気発生器901に流入した水は、この蒸気発生器901内で2次ナトリウムと熱交換を行って加熱されて蒸気となり、この蒸気は主蒸気配管914を経由して図示しないタービン設備に送られる。
【0005】
さらに、従来の高速増殖炉は補助系設備として、2次ナトリウム受入初期段階で混入する不純物及びプラント運転時に蒸気発生器伝熱管(図示せず)を介して混入する水素等の不純物を取り除くために、2次ナトリウムコールドトラップ908及び純化系配管911が設置されている。また、冷却系設備を構成する機器の補修時など、2次ナトリウムのドレンが必要となった場合にこのドレンを可能とするために、各機器からのドレン配管910及び2次ナトリウムダンプタンク907が設置されている。
【0006】
また、蒸気発生器901において万が一伝熱管から水リークが発生すると、漏洩した水と2次ナトリウムとが激しく反応し、このナトリウム−水反応によって熱が発生すると共に急激な圧力上昇が生じる。そこで、この圧力上昇を緩和するために蒸気発生器901には放出系配管909が接続され、この放出系配管909の放出端は2次ナトリウムダンプタンク907に接続されている。放出系配管909の途中にはラプチャーディスク912が設けられており、通常時にはこのラプチャーディスク912によって放出系配管909の流路が遮断されている。
【0007】
一方、蒸気発生器901内で水リークが発生すると、ナトリウム−水反応によって上昇した圧力によってラプチャーディスク912が破裂し、圧力が2次ナトリウムダンプタンク907に開放されることによって過大な圧力の発生が防止される。また、ナトリウム−水反応によって生じた反応生成物は放出系配管909を経由して2次ナトリウムダンプタンク907に流入した後、図示しないサイクロンセパレータに移送される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の高速炉の冷却系設備においては、2次ナトリウムを輸送するための2次主配管、すなわちホットレグ配管905、ミドルレグ配管904、及びコールドレグ配管906が、高温の2次ナトリウムからの熱によって加熱されて熱膨張する。このため、例えば中間熱交換器903と蒸気発生器901とを接続するホットレグ配管905を直線状に設けると、ホットレグ配管905に生じる熱応力が過大なものとなって成立しない。そこで、2次主配管の熱膨張を吸収するためのエルボ部が2次主配管の適所に設置されている。
【0009】
さらに、従来の高速炉の冷却系設備においては、蒸気発生器901と2次主循環ポンプ902とを別置きの独立機器として設置するようにしたので、2次主循環ポンプ902を中間熱交換器903と蒸気発生器901との間に設置する必要があった。このため、中間熱交換器903と2次主循環ポンプ902とを連結するためのコールドレグ配管906、及び2次主循環ポンプ902と蒸気発生器901とを連結するためのミドルレグ配管904の2種類の配管が必要となり、さらに、これらの配管906、904のそれぞれに対して熱膨張対策としてのエルボ部を設ける必要があった。
【0010】
また、2次ナトリウムコールドトラップ908、2次ナトリウムダンプタンク907、放出系配管909などを含む補助系設備においても各種の配管が必要であり、しかもこれらの配管を引き回すために広いスペースが必要であった。
【0011】
このように従来の高速炉の冷却系設備においては、2冷却系設備を構成する配管の種類が非常に多く、しかも、それぞれの配管に対してエルボ部を設ける必要があったので、配管系が長大なものとなってしまい、ひいてはこれらの配管系を収納するための2次冷却系の建屋が大規模なものになっており、機器及び建屋物量が多大のものとなっていた。
【0012】
さらに、ナトリウムを内包する配管に対してはナトリウム漏洩対策として、漏洩したナトリウムを受け止めるための鋼製のライナーなどの設備を設ける必要があるが、上述したように従来の高速炉の2次冷却系設備の配管は長大であるため、ナトリウム漏洩対策のための設備を広範囲にわたって設置する必要があり、漏洩対策設備のための物量が多大のものとなっていた。
【0013】
また、確率論的に言えばナトリウム配管の長さが長くなる程、ナトリウム漏洩が発生する可能性が高くなるので、ナトリウム配管の長さを極力短くしたいという安全上の要求がある。
【0014】
そこで、本発明の目的は、冷却系設備の配管長を短縮することができる高速炉冷却系設備を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明による高速炉冷却系設備は、電磁ポンプを内蔵した蒸気発生器と、1次ナトリウムと2次ナトリウムとの間で熱交換を行うための中間熱交換器と、前記蒸気発生器と前記中間熱交換器とを接続する2次主配管と、前記蒸気発生器を収納する建屋の内部に揺動自在に吊下され、前記蒸気発生器の下部を支持する可動支持部材と、を備え、前記2次主配管の長さが熱膨張によって変化した場合には、前記可動支持部材と共に前記蒸気発生器が変位することによって前記2次主配管の長さの変化が吸収されることを特徴とする。
【0016】
請求項2記載の発明による高速炉冷却系設備は、前記2次主配管は、前記蒸気発生器と前記中間熱交換器との間に直線状に延設されていることを特徴とする。
【0017】
請求項3記載の発明による高速炉冷却系設備は、放出系配管を介して前記蒸気発生器に接続された2次ナトリウムダンプタンクと、純化系配管を介して前記蒸気発生器に接続された2次ナトリウムコールドトラップと、をさらに備え、前記2次ナトリウムダンプタンク及び前記2次ナトリウムコールドトラップの一方又は両方が前記可動支持部材によって支持されていることを特徴とする。
【0018】
請求項4記載の発明による高速炉冷却系設備は、前記放出系配管及び前記純化系配管の一方又は両方がベローズを有することを特徴とする。
【0019】
請求項5記載の発明による高速炉冷却系設備は、前記2次ナトリウムダンプタンクと前記2次ナトリウムコールドトラップとを近接配置して収納容器の内部に収納したことを特徴とする。
【0020】
請求項6記載の発明による高速炉冷却系設備は、前記収納容器は前記可動支持部材によって支持されていることを特徴とする。
【0021】
請求項7記載の発明による高速炉冷却系設備は、前記蒸気発生器を強制的に変位させて前記2次主配管に引張荷重を作用させるための荷重負荷装置をさらに有することを特徴とする。
【0022】
請求項8記載の発明による高速炉冷却系設備は、前記2次主配管は、ホットレグ配管と、このホットレグ配管よりも長いコールドレグ配管とからなり、前記ホットレグ配管をステンレス鋼によって形成し、前記コールドレグ配管を前記ステンレス鋼の熱膨張率よりも小さな熱膨張率を有する低合金鋼によって形成したことを特徴とする。
【0023】
請求項9記載の発明による高速炉冷却系設備は、前記可動支持部材は支持ロッドを介して吊下されたリングガーダを備え、前記支持ロッドの上端は前記建屋の壁面に枢着され、前記支持ロッドの下端は前記リングガーダに枢着されていることを特徴とする。
【0024】
請求項10記載の発明による高速炉冷却系設備は、請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の高速炉冷却系設備を設置するための設置方法であって、前記可動支持部材で支持された前記蒸気発生器を強制力によって前記中間熱交換器の方向に変位させ、変位した状態にある前記蒸気発生器に前記2次主配管を接続し、しかる後に前記強制力を解除することによって前記2次主配管に引張荷重を負荷させることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態による高速炉冷却系設備について図1を参照して説明する。なお、本実施形態及び後述する各実施形態による高速炉冷却系設備は、冷却材として液体ナトリウムを使用するタイプの高速炉の冷却系設備であり、原子炉のタイプは増殖型であると否とを問わないものである。
【0026】
図1は本実施形態による高速炉冷却系設備の概略構成を示した図であり、この高速炉冷却系設備は、原子炉格納容器900の外側に設置された蒸気発生器1、及び原子炉格納容器900の内側に設置された中間熱交換器13を備えている。蒸気発生器1を収納する建屋4の内部には可動支持部材であるリングガーダ3が揺動自在に吊下されており、このリングガーダ3の上に蒸気発生器1が載置され、固定されている。
【0027】
リングガーダ3は複数の支持ロッド2を介して吊下されており、支持ロッド2の上端はピン16を介して建屋4の壁面に枢着され、支持ロッド2の下端はピン16を介してリングガーダ3に枢着されている。このように蒸気発生器1はリングガーダ3及び支持ロッド2によってフローティングサポート方式で支持されている。
【0028】
蒸気発生器1と中間熱交換器13との間は、2次主配管を構成するホットレグ配管5及びコールドレグ配管6によって接続されており、これらの配管5、6は蒸気発生器1と中間熱交換器13との間に直線状に延設されている。なお、コールドレグ配管6はホットレグ配管5よりも長い。
【0029】
また、蒸気発生器1の内部には2次ナトリウムを循環させるための電磁ポンプ(図示せず)が設けられており、このため、本実施形態による高速炉冷却系設備においては、図11に示した従来の冷却系設備におけるミドルレグ配管904は不要であり、削除されている。
【0030】
そして、図示しない原子炉容器内の炉心からの熱によって加熱された1次ナトリウムが1次主配管913を経由して中間熱交換器13内に流入し、この中間熱交換器13において1次ナトリウムと2次ナトリウムとの間で熱交換が行われる。この熱交換によって高温となった2次ナトリウムはホットレグ配管5を経由して蒸気発生器1内に流入し、この蒸気発生器1において2次ナトリウムと水との間で熱交換が行われる。
【0031】
蒸気発生器1にて熱交換して低温となった2次ナトリウムは、蒸気発生器1内の電磁ポンプによって昇圧され、コールドレグ配管6を経由して再び中間熱交換器13に還流される。
【0032】
一方、蒸気発生器1の胴体下部には給水配管15が接続されており、この給水配管15を経由して蒸気発生器1に水が流入する。蒸気発生器1に流入した水は、蒸気発生器1の伝熱管(図示せず)の内部を流れる2次ナトリウムと熱交換を行って加熱され、蒸気となって主蒸気配管14を経由して図示しないタービン設備に送られる。
【0033】
さらに、本実施形態による高速炉冷却系設備は補助系設備として、2次ナトリウム受入初期段階で混入する不純物及びプラント運転時に蒸気発生器伝熱管を介して混入する水素等の不純物を取り除くために、2次ナトリウムコールドトラップ8が設置されている。この2次ナトリウムコールドトラップ8は蒸気発生器1に近接して配置され、ベローズ12を有する純化系配管11によって蒸気発生器1に接続されている。
【0034】
また、冷却系設備を構成する機器の補修時など、2次ナトリウムのドレンが必要となった場合にこのドレンを可能とするために2次ナトリウムダンプタンク7が設置されている。この2次ナトリウムダンプタンク7は蒸気発生器1に近接して配置され、ベローズ12を有するドレン配管10によって蒸気発生器1に接続されている。
【0035】
また、蒸気発生器1において万が一伝熱管から水リークが発生すると、漏洩した水と2次ナトリウムとが激しく反応し、このナトリウム−水反応によって熱が発生すると共に急激な圧力上昇が生じる。そこで、この圧力上昇を緩和するために蒸気発生器1の下部にはベローズ12を有する放出系配管9が接続され、この放出系配管9の放出端は2次ナトリウムダンプタンク7に接続されている。放出系配管9の途中にはラプチャーディスク17が設けられており、通常時にはこのラプチャーディスク17によって放出系配管9の流路が仕切られている。
【0036】
一方、蒸気発生器1内で水リークが発生すると、ナトリウム−水反応によって上昇した圧力によってラプチャーディスク17が破裂し、圧力が2次ナトリウムダンプタンク7に開放されることによって過大な圧力の発生が防止される。また、ナトリウム−水反応によって生じた反応生成物は放出系配管9を経由して2次ナトリウムダンプタンク7に流入した後、図示しないサイクロンセパレータに移送される。
【0037】
次に、本実施形態による高速炉冷却系設備の作用について説明する。
【0038】
原子炉運転時においては、2次ナトリウムを輸送するための2次主配管、すなわちホットレグ配管5及びコールドレグ配管6が2次ナトリウムの熱によって加熱されて膨張する。ここで、中間熱交換器13は原子炉格納容器900内に固定して配置されているので、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6が熱膨張した場合には、中間熱交換器13を固定点として蒸気発生器1の方向にホットレグ配管5及びコールドレグ配管6が延びる。
【0039】
すると、蒸気発生器1は揺動自在のリングガーダ3に固設されているので、熱膨張したホットレグ配管5及びコールドレグ配管6の反力によって蒸気発生器1がリングガーダ3と共に水平移動して初期位置から変位し、この変位によってホットレグ配管5及びコールドレグ配管6の長さの変化が吸収される。
【0040】
また、放出系配管9、ドレン配管10及び純化系配管11は各ベローズ12で取り合って2次ナトリウムダンプタンク7及び2次ナトリウムコールドトラップ8に接続されているので、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6の熱膨張によって蒸気発生器1が変位した場合には、2次ナトリウムダンプタンク7及び2次ナトリウムコールドトラップ8に対する蒸気発生器1の相対的な変位は各ベローズ12によって吸収される。
【0041】
以上述べたように本実施形態による高速炉冷却系設備によれば、電磁ポンプを内蔵した蒸気発生器1を揺動自在のリングガーダ3に固設し、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6の熱膨張による延びが蒸気発生器1の変位によって吸収されるようにしたので、熱膨張を吸収するためのエルボ部をホットレグ配管5及びコールドレグ配管6に設ける必要がない。このため、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6を直線状に延設することができるので、これらの配管5、6の長さを大幅に短縮することができる。
【0042】
また、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6を短くすれば、建屋4を小型化して建屋物量を減らすことが可能であり、また、ナトリウム漏洩対策設備のための物量も減らすことできるので、プラントの建設コストを低減することができる。また、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6の長さが短くなれば、ナトリウム接液面積が減少してナトリウム漏洩の発生確率が小さくなるので、プラントの安全性・信頼性が向上する。
【0043】
さらに、補助系設備を構成する2次ナトリウムダンプタンク7及び2次ナトリウムコールドトラップ8を蒸気発生器1に近接して配置したので、放出系配管9、ドレン配管10及び純化系配管11等の補助系配管を短くすることが可能であり、このため、プラントの建設コストの低減及びプラントの安全性・信頼性の向上を図ることができる。
【0044】
第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態による高速炉冷却系設備について図2を参照して説明する。なお、本実施形態による高速炉冷却系設備は上記第1実施形態の構成を一部変更したものであり、図2において上記第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付して説明する。
【0045】
図2に示したように本実施形態による高速炉冷却系設備は、蒸気発生器1のほぼ直下に配置された収納容器201を備えており、2次ナトリウムダンプタンク7及び2次ナトリウムコールドトラップ8は近接配置されて収納容器201の内部に共に収納されている。
【0046】
収納容器201は上部デッキ202を備えており、2次ナトリウムダンプタンク7及び2次ナトリウムコールドトラップ8は支持スカート203、204によって上部デッキ202から吊り下げられている。そして、放出系配管9、ドレン配管10、純化系配管11等のナトリウム配管の大部分は収納容器201の内部で引き回されている。
【0047】
リングガーダ3と収納容器201との間には可撓性のシール部材205が設けられ、このシール部材205によって蒸気発生器1の下方空間及び収納容器201の内部空間が外側雰囲気から遮断されている。
【0048】
以上述べたように本実施形態による高速炉冷却系設備によれば、2次ナトリウムダンプタンク7、2次ナトリウムコールドトラップ8及びナトリウム配管を集中配置し、これらを収納容器201の内部に収納するようにしたので、機器或いは配管からナトリウム漏洩が生じた場合には漏洩ナトリウムは収納容器201内で受け止められ、他のエリアへの影響を防止することができる。
【0049】
第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態による高速炉冷却系設備について図3を参照して説明する。なお、本実施形態による高速炉冷却系設備は上記第2実施形態の構成を一部変更したものであり、図3において上記第2実施形態と同一構成要素には同一符号を付して説明する。
【0050】
図3に示したように本実施形態による高速炉冷却系設備においては、2次ナトリウムコールドトラップ8を支持するための支持スカート304がリングガーダ3に取り付けられており、この支持スカート304によって2次ナトリウムコールドトラップ8がリングガーダ3に固設されている。また、蒸気発生器1と2次ナトリウムコールドトラップ8とを接続する純化系配管11にはベローズが設けられていない。
【0051】
そして、本実施形態による高速炉冷却系設備においては、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6の熱膨張によって蒸気発生器1及びリングガーダ3が変位した場合には、リングガーダ3に固設された2次ナトリウムコールドトラップ8も同様に変位する。
【0052】
以上述べたように本実施形態による高速炉冷却系設備によれば、2次ナトリウムコールドトラップ8をリングガーダ3から支持するようにしたので、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6の熱膨張によって蒸気発生器1が変位した場合でも、蒸気発生器1と2次ナトリウムコールドトラップ8との間に相対変位が生じることがなく、このため、ベローズ等の相対変位吸収機構を純化系配管11に設ける必要がなく、構造の簡素化を図ることができる。
【0053】
第4実施形態
次に、本発明の第4実施形態による高速炉冷却系設備について図4を参照して説明する。なお、本実施形態による高速炉冷却系設備は上記第3実施形態の構成を一部変更したものであり、図4において上記第3実施形態と同一構成要素には同一符号を付して説明する。
【0054】
図4に示したように本実施形態による高速炉冷却系設備においては、2次ナトリウムダンプタンク7を支持するための支持スカート403がリングガーダ3に取り付けられており、この支持スカート403によって2次ナトリウムダンプタンク7がリングガーダ3に固設されている。また、蒸気発生器1と2次ナトリウムダンプタンク7とを接続する放出系配管9にはベローズが設けられていない。このように本実施形態においては2次ナトリウムダンプタンク7及び2次ナトリウムコールドトラップ8の両方がリングガーダ3から支持されている。
【0055】
そして、本実施形態による高速炉冷却系設備においては、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6の熱膨張によって蒸気発生器1及びリングガーダ3が変位した場合には、2次ナトリウムコールドトラップ8のみならず2次ナトリウムダンプタンク7も、蒸気発生器1及びリングガーダ3と共に変位する。
【0056】
以上述べたように本実施形態による高速炉冷却系設備によれば、2次ナトリウムコールドトラップ8のみならず2次ナトリウムダンプタンク7もリングガーダ3から支持するようにしたので、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6の熱膨張によって蒸気発生器1が変位した場合でも、蒸気発生器1と2次ナトリウムダンプタンク7との間に相対変位が生じることがなく、このため、ベローズ等の相対変位吸収機構を放出系配管9に設ける必要がなく、上記第3実施形態よりもさらに構造の簡素化を図ることができる。
【0057】
第5実施形態
次に、本発明の第5実施形態による高速炉冷却系設備について図5を参照して説明する。なお、本実施形態による高速炉冷却系設備は上記第4実施形態の構成を一部変更したものであり、図5において上記第4実施形態と同一構成要素には同一符号を付して説明する。
【0058】
図5に示したように本実施形態による高速炉冷却系設備においては、2次ナトリウムダンプタンク7及び2次ナトリウムコールドトラップ8のみならず、収納容器201もリングガーダ3に固設され、支持されている。すなわち、本実施形態においては補助系設備及びその収納容器201の全体がリングガーダ3から支持されている。また、リングガーダ3と収納容器201との間には可撓性シール部材は設けられていない。
【0059】
そして、本実施形態による高速炉冷却系設備においては、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6の熱膨張によって蒸気発生器1及びリングガーダ3が変位した場合には、2次ナトリウムコールドトラップ8及び2次ナトリウムダンプタンク7のみならず、収納容器201も蒸気発生器1及びリングガーダ3と共に変位する。
【0060】
以上述べたように本実施形態による高速炉冷却系設備によれば、補助系設備及び収納容器201をリングガーダ3から支持するようにしたので、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6の熱膨張によって蒸気発生器1が変位した場合でも、蒸気発生器1と収納容器201との間に相対変位が生じることがなく、このため、可撓性シール部材等の相対変位吸収機構を設ける必要がなく、上記第4実施形態よりもさらに構造の簡素化を図ることができる。
【0061】
第6実施形態
次に、本発明の第6実施形態による高速炉冷却系設備について図6を参照して説明する。なお、本実施形態による高速炉冷却系設備は上記第1乃至第5実施形態に対して後述する荷重負荷装置を追加設置したものでり、図6において上記第1乃至第5実施形態と同一構成要素には同一符号を付して説明する。
【0062】
図6に示したように本実施形態による高速炉冷却系設備は、蒸気発生器1を強制的に変位させて、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6に引張荷重を作用させるための荷重負荷装置701を備えている。この荷重負荷装置701はアクチュエータなどで構成されており、その駆動軸702の先端はリングガーダ3に接続されている。
【0063】
上記構成よりなる本実施形態の高速炉冷却系設備においては、プラント起動時から運転状態に至るまで、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6の熱膨張量に応じて荷重負荷装置701の駆動軸702を前進させてリングガーダ3及び蒸気発生器1を強制的に変位させ、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6に引張荷重を負荷するようにする。このようにすれば、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6の熱膨張によって変位した蒸気発生器1等の荷重によってホットレグ配管5及びコールドレグ配管6が圧縮座屈することを防止することができる。
【0064】
第7実施形態
次に、本発明の第7実施形態による高速炉冷却系設備について図7乃至図9を参照して説明する。なお、本実施形態による高速炉冷却系設備は上記第1乃至第6実施形態においてホットレグ配管5及びコールドレグ配管6の構成を変更したものでり、図7において上記第1乃至第6実施形態と同一構成要素には同一符号を付して説明する。
【0065】
既に説明したようにホットレグ配管5及びコールドレグ配管6はプラント運転時に熱膨張するが、配管の熱膨張量は配管の温度、配管の長さ、配管の材質等によって異なる。そして、ホットレグ配管5とコールドレグ配管6との間で熱膨張量に差があると、それぞれの配管は互いに拘束しあい、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6のそれぞれの接合端部において方向の異なる反力が作用し、荷重形態が複雑なものとなる。
【0066】
また、運転時においてコールドレグ配管6はホットレグ配管5に比べて低温であるが、図7に示したようにコールドレグ配管6はホットレグ配管5よりも長尺であるので、もし仮に両配管5、6を同一材料にて形成したとすれば、図8に示したように熱膨張量はコールドレグ配管6の方が大きくなってしまう。
【0067】
そこで、本実施形態による高速炉冷却系においては、ホットレグ配管5をステンレス鋼によって形成し、コールドレグ配管6をこのステンレス鋼の熱膨張率よりも小さな熱膨張率を有する低合金鋼、例えば9CrMo鋼によって形成する。
【0068】
このようにすれば、図9に示したようにホットレグ配管5とコールドレグ配管6との熱膨張量の差が小さくなり、熱膨張差に起因した熱応力の影響を低減することができる。
【0069】
第8実施形態
次に、本発明の第8実施形態による高速炉冷却系設備の設置方法について図10を参照して説明する。なお、本実施形態による高速炉冷却系設備の設置方法は、上記第1乃至第7実施形態による高速炉冷却系設備を設置する際の設置方法であり、図10において上記第1乃至第7実施形態と同一構成要素には同一符号を付して説明する。
【0070】
本実施形態による高速炉冷却系設備の設置方法においては、蒸気発生器1にホットレグ配管5及びコールドレグ配管6を接続する前に、図10に示したようにリングガーダ3に固設された蒸気発生器1を強制力によって中間熱交換器13(図1参照)の方向にオフセット量dだけ変位させ、支持ロッド2が鉛直方向から傾斜した状態にする。次に、変位した状態にある蒸気発生器1に対してホットレグ配管5及びコールドレグ配管6を接続し、しかる後に強制力を解除する。すると、蒸気発生器1はその自重によって元の位置、すなわち支持ロッド2が鉛直方向を向くような位置に戻ろうとするので、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6に対して引張荷重が負荷される。
【0071】
ここで、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6に負荷される引張荷重の大きさは、蒸気発生器1及びリングガーダ3のオフセット量dによって変化する。そこで、ホットレグ配管5及びコールドレグ配管6の運転時の熱膨張量を考慮してこのオフセット量dを決定する。
【0072】
また、オフセット量dを一定とした場合、負荷される引張荷重の大きさはオフセット角度θによって変化し、この角度θを大きくすれば引張荷重は大きくなり、角度θを小さくすれば引張荷重は小さくなる。そこで、支持ロッド2の長さLを適切に設定することによってオフセット角度θを最適化し、これによってオフセット角度θを変えることなく引張荷重を調整することもできる。
【0073】
以上述べたように本実施形態による高速炉冷却系設備の設置方法によれば、原子炉の運転開始前に予めホットレグ配管5及びコールドレグ配管6に引張荷重を負荷し、プラント起動時から定格運転時に至るまで両配管5、6に引張荷重を負荷するようにしたので、運転時の熱によって膨張した両配管5、6が圧縮座屈を起こすことを防止することができる。
【0074】
【発明の効果】
以上述べたように本発明による高速炉冷却系設備によれば、電磁ポンプを内蔵した蒸気発生器を揺動自在の可動支持部材によって支持し、2次主配管の熱膨張による延びを蒸気発生器の変位によって吸収するようにしたので、熱膨張を吸収するためのエルボ部を2次主配管に設ける必要がなく、2次主配管を大幅に短縮することが可能である。このため、建屋の小型化、ナトリウム漏洩対策設備の合理化等を図ることができ、配管物量及び建屋物量の低減を図ることができると共に、ナトリウム漏洩の可能性を小さくしてプラントの安全性・信頼性を高めることができる。
【0075】
また、本発明による高速炉冷却系設備の設置方法によれば、強制力によって中間熱交換器の方向に変位させた蒸気発生器に2次主配管を接続し、しかる後に強制力を解除することによって2次主配管に引張荷重を負荷させるようにしたので、運転時の熱膨張による2次主配管の圧縮座屈を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による高速炉冷却系設備の概略を示した構成図。
【図2】本発明の第2実施形態による高速炉冷却系設備の概略を示した構成図。
【図3】本発明の第3実施形態による高速炉冷却系設備の概略を示した構成図。
【図4】本発明の第4実施形態による高速炉冷却系設備の概略を示した構成図。
【図5】本発明の第5実施形態による高速炉冷却系設備の概略を示した構成図。
【図6】本発明の第6実施形態による高速炉冷却系設備の概略を示した構成図。
【図7】本発明の第7実施形態による高速炉冷却系設備の概略を示した構成図。
【図8】本発明の第7実施形態による高速炉冷却系設備の作用を説明するためのグラフであり、ホットレグ配管とコールドレグ配管とを同一材料で形成した場合の熱膨張差を示したグラフ。
【図9】本発明の第7実施形態による高速炉冷却系設備の作用を説明するためのグラフであり、ホットレグ配管とコールドレグ配管とを異なる材料で形成した場合の熱膨張差を示したグラフ。
【図10】本発明の第8実施形態による高速炉冷却系設備の設置方法を説明するための説明図。
【図11】従来のナトリウム冷却型高速炉の冷却系設備の概略を示した構成図。
【符号の説明】
1 蒸気発生器
2 支持ロッド
3 リングガーダ
4 建屋
5 ホットレグ配管
6 コールドレグ配管
7 2次ナトリウムダンプタンク
8 2次ナトリウムコールドトラップ
9 放出系配管
10 ドレン配管
11 純化系配管
12 ベローズ
13 中間熱交換器
16 ピン
201 収納容器
202 上部デッキ
203、204、304、403 支持スカート
701 荷重負荷装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fast reactor cooling system facility and an installation method thereof, and more particularly to a fast reactor cooling system facility using liquid sodium as a coolant and an installation method thereof.
[0002]
[Prior art]
FIG. 11 is a configuration diagram showing an outline of a cooling system facility of a sodium-cooled fast breeder reactor, which is one of conventional fast reactors. As shown in FIG. 11, the conventional fast breeder reactor includes a
[0003]
The secondary sodium that has become low temperature due to heat exchange in the
[0004]
On the other hand, the water flowing into the
[0005]
Further, the conventional fast breeder reactor is an auxiliary system for removing impurities mixed in at the initial stage of receiving secondary sodium and impurities such as hydrogen mixed in through a steam generator heat transfer tube (not shown) during plant operation. A secondary sodium
[0006]
Also, if a water leak occurs from the heat transfer tube in the
[0007]
On the other hand, when a water leak occurs in the
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional fast reactor cooling system described above, the secondary main pipes for transporting secondary sodium, that is, the
[0009]
Furthermore, in the conventional fast reactor cooling system equipment, the
[0010]
Also, in the auxiliary system equipment including the secondary sodium
[0011]
As described above, in the conventional fast reactor cooling system equipment, the number of types of piping constituting the two cooling system equipment is very large, and it is necessary to provide an elbow portion for each pipe. As a result, the secondary cooling system building for accommodating these piping systems has become large-scale, and the amount of equipment and building materials has become enormous.
[0012]
Furthermore, as a countermeasure against sodium leakage, it is necessary to provide equipment such as a steel liner for catching leaked sodium for piping containing sodium, but as described above, the secondary cooling system of the conventional fast reactor Since the piping of the facility is long, it is necessary to install a wide range of facilities for countermeasures against sodium leakage, and the amount of materials for the countermeasures against leakage has become enormous.
[0013]
Probabilistically speaking, the longer the length of the sodium pipe, the higher the possibility that sodium leakage will occur. Therefore, there is a safety requirement to reduce the length of the sodium pipe as much as possible.
[0014]
Then, the objective of this invention is providing the fast reactor cooling system equipment which can shorten the piping length of a cooling system equipment.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
A fast reactor cooling system facility according to a first aspect of the present invention includes a steam generator having an electromagnetic pump, an intermediate heat exchanger for exchanging heat between primary sodium and secondary sodium, and the steam generation. A secondary main pipe for connecting a steam generator and the intermediate heat exchanger; and a steam generator suspended in a swingable manner inside a building housing the steam generator,Bottom ofAnd when the length of the secondary main pipe changes due to thermal expansion, the steam generator is displaced together with the movable support member to displace the length of the secondary main pipe. It is characterized in that the change in height is absorbed.
[0016]
The fast reactor cooling system facility according to a second aspect of the invention is characterized in that the secondary main pipe extends linearly between the steam generator and the intermediate heat exchanger.
[0017]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a fast reactor cooling system facility comprising: a secondary sodium dump tank connected to the steam generator via a discharge system pipe; and 2 connected to the steam generator via a purification system pipe. A secondary sodium cold trap, and one or both of the secondary sodium dump tank and the secondary sodium cold trap are supported by the movable support member.
[0018]
The fast reactor cooling system facility according to the invention of
[0019]
The fast reactor cooling system facility according to the invention described in
[0020]
The fast reactor cooling system facility according to the invention of
[0021]
The fast reactor cooling system facility according to a seventh aspect of the present invention further includes a load loading device for forcibly displacing the steam generator and applying a tensile load to the secondary main pipe.
[0022]
In the fast reactor cooling system facility according to the invention described in
[0023]
According to a ninth aspect of the present invention, in the fast reactor cooling system facility, the movable support member includes a ring girder suspended via a support rod, and an upper end of the support rod is pivotally attached to a wall surface of the building, and the support The lower end of the rod is pivotally attached to the ring girder.
[0024]
A fast reactor cooling system facility according to the invention of
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First embodiment
The fast reactor cooling system facility according to the first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIG. The fast reactor cooling system equipment according to this embodiment and each embodiment described later is a fast reactor cooling system equipment that uses liquid sodium as a coolant, and the type of reactor is a breeding type. It does not matter.
[0026]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a fast reactor cooling system facility according to the present embodiment. This fast reactor cooling system facility includes a
[0027]
The
[0028]
The
[0029]
In addition, an electromagnetic pump (not shown) for circulating secondary sodium is provided inside the
[0030]
Then, primary sodium heated by heat from the core in the reactor vessel (not shown) flows into the
[0031]
The secondary sodium that has become low temperature due to heat exchange in the
[0032]
On the other hand, a
[0033]
Furthermore, the fast reactor cooling system facility according to the present embodiment is an auxiliary system facility for removing impurities mixed in at the initial stage of receiving secondary sodium and impurities such as hydrogen mixed through the steam generator heat transfer tube during plant operation. A secondary
[0034]
In addition, a secondary
[0035]
In addition, if water leaks from the heat transfer tube in the
[0036]
On the other hand, when a water leak occurs in the
[0037]
Next, the operation of the fast reactor cooling system facility according to the present embodiment will be described.
[0038]
During the operation of the nuclear reactor, the secondary main pipe for transporting secondary sodium, that is, the
[0039]
Then, since the
[0040]
Further, since the discharge system pipe 9, the
[0041]
As described above, according to the fast reactor cooling system facility according to the present embodiment, the
[0042]
In addition, if the
[0043]
Further, since the secondary
[0044]
Second embodiment
Next, a fast reactor cooling system facility according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The fast reactor cooling system facility according to the present embodiment is obtained by partially changing the configuration of the first embodiment. In FIG. 2, the same components as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals. .
[0045]
As shown in FIG. 2, the fast reactor cooling system facility according to the present embodiment includes a
[0046]
The
[0047]
A
[0048]
As described above, according to the fast reactor cooling system facility according to the present embodiment, the secondary
[0049]
Third embodiment
Next, a fast reactor cooling system facility according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The fast reactor cooling system facility according to the present embodiment is obtained by partially changing the configuration of the second embodiment. In FIG. 3, the same components as those of the second embodiment are denoted by the same reference numerals. .
[0050]
As shown in FIG. 3, in the fast reactor cooling system facility according to this embodiment, a
[0051]
In the fast reactor cooling system facility according to this embodiment, when the
[0052]
As described above, according to the fast reactor cooling system facility according to the present embodiment, since the secondary
[0053]
Fourth embodiment
Next, a fast reactor cooling system facility according to a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The fast reactor cooling system facility according to the present embodiment is obtained by partially changing the configuration of the third embodiment. In FIG. 4, the same components as those of the third embodiment are denoted by the same reference numerals. .
[0054]
As shown in FIG. 4, in the fast reactor cooling system facility according to this embodiment, a
[0055]
In the fast reactor cooling system facility according to the present embodiment, when the
[0056]
As described above, according to the fast reactor cooling system facility according to the present embodiment, not only the secondary
[0057]
Fifth embodiment
Next, a fast reactor cooling system facility according to a fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The fast reactor cooling system facility according to the present embodiment is obtained by partially changing the configuration of the fourth embodiment. In FIG. 5, the same components as those of the fourth embodiment are denoted by the same reference numerals. .
[0058]
As shown in FIG. 5, in the fast reactor cooling system facility according to the present embodiment, not only the secondary
[0059]
In the fast reactor cooling system facility according to the present embodiment, when the
[0060]
As described above, according to the fast reactor cooling system facility according to the present embodiment, the auxiliary system facility and the
[0061]
Sixth embodiment
Next, a fast reactor cooling system facility according to a sixth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The fast reactor cooling system facility according to the present embodiment is obtained by additionally installing a load load device to be described later with respect to the first to fifth embodiments, and in FIG. 6, the same configuration as that of the first to fifth embodiments. Elements will be described with the same reference numerals.
[0062]
As shown in FIG. 6, the fast reactor cooling system facility according to the present embodiment includes a
[0063]
In the fast reactor cooling system facility of the present embodiment having the above-described configuration, the
[0064]
Seventh embodiment
Next, a fast reactor cooling system facility according to a seventh embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The fast reactor cooling system facility according to this embodiment is obtained by changing the configuration of the
[0065]
As already described, the
[0066]
Further, during operation, the
[0067]
Therefore, in the fast reactor cooling system according to the present embodiment, the
[0068]
In this way, as shown in FIG. 9, the difference in thermal expansion between the
[0069]
Eighth embodiment
Next, a method of installing a fast reactor cooling system facility according to the eighth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In addition, the installation method of the fast reactor cooling system equipment according to the present embodiment is an installation method when installing the fast reactor cooling system equipment according to the first to seventh embodiments, and the first to seventh implementations in FIG. The same components as those in the embodiment will be described with the same reference numerals.
[0070]
In the method of installing the fast reactor cooling system facility according to the present embodiment, before the
[0071]
Here, the magnitude of the tensile load applied to the
[0072]
When the offset amount d is constant, the applied tensile load varies depending on the offset angle θ. Increasing the angle θ increases the tensile load, and decreasing the angle θ decreases the tensile load. Become. Therefore, the offset angle θ can be optimized by appropriately setting the length L of the
[0073]
As described above, according to the installation method of the fast reactor cooling system facility according to the present embodiment, the tensile load is applied to the
[0074]
【The invention's effect】
As described above, according to the fast reactor cooling system facility according to the present invention, the steam generator incorporating the electromagnetic pump is supported by the swingable movable support member, and the extension due to the thermal expansion of the secondary main pipe is increased. Therefore, it is not necessary to provide an elbow portion for absorbing thermal expansion in the secondary main pipe, and the secondary main pipe can be greatly shortened. For this reason, it is possible to reduce the size of buildings and rationalize sodium leakage countermeasures, reduce the amount of pipes and buildings, and reduce the possibility of sodium leakage to reduce plant safety and reliability. Can increase the sex.
[0075]
Further, according to the installation method of the fast reactor cooling system facility according to the present invention, the secondary main pipe is connected to the steam generator displaced in the direction of the intermediate heat exchanger by the forcing force, and then the forcing force is released. Thus, a tensile load is applied to the secondary main pipe, so that compression buckling of the secondary main pipe due to thermal expansion during operation can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram schematically showing a fast reactor cooling system facility according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a configuration diagram schematically showing a fast reactor cooling system facility according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a configuration diagram schematically showing a fast reactor cooling system facility according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a configuration diagram schematically showing a fast reactor cooling system facility according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a configuration diagram schematically showing a fast reactor cooling system facility according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a configuration diagram showing an outline of a fast reactor cooling system facility according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a configuration diagram schematically showing a fast reactor cooling system facility according to a seventh embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a graph for explaining the operation of the fast reactor cooling system facility according to the seventh embodiment of the present invention, showing a difference in thermal expansion when a hot leg pipe and a cold leg pipe are formed of the same material.
FIG. 9 is a graph for explaining the operation of the fast reactor cooling system facility according to the seventh embodiment of the present invention, and showing the difference in thermal expansion when hot leg piping and cold leg piping are formed of different materials.
FIG. 10 is an explanatory diagram for explaining a method of installing a fast reactor cooling system facility according to an eighth embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a configuration diagram schematically showing a cooling system facility of a conventional sodium-cooled fast reactor.
[Explanation of symbols]
1 Steam generator
2 Support rod
3 Ring girder
4 buildings
5 Hot leg piping
6 Cold leg piping
7 Secondary sodium dump tank
8 Secondary sodium cold trap
9 Release piping
10 Drain piping
11 Purification piping
12 Bellows
13 Intermediate heat exchanger
16 pins
201 storage container
202 Upper deck
203, 204, 304, 403 Support skirt
701 Load device
Claims (10)
1次ナトリウムと2次ナトリウムとの間で熱交換を行うための中間熱交換器と、
前記蒸気発生器と前記中間熱交換器とを接続する2次主配管と、
前記蒸気発生器を収納する建屋の内部に揺動自在に吊下され、前記蒸気発生器の下部を支持する可動支持部材と、を備え、
前記2次主配管の長さが熱膨張によって変化した場合には、前記可動支持部材と共に前記蒸気発生器が変位することによって前記2次主配管の長さの変化が吸収されることを特徴とする高速炉冷却系設備。A steam generator with a built-in electromagnetic pump;
An intermediate heat exchanger for exchanging heat between primary sodium and secondary sodium;
A secondary main pipe connecting the steam generator and the intermediate heat exchanger;
A movable support member that is swingably suspended in a building that houses the steam generator and supports a lower portion of the steam generator,
When the length of the secondary main pipe changes due to thermal expansion, the change in the length of the secondary main pipe is absorbed by the displacement of the steam generator together with the movable support member. Fast reactor cooling system equipment.
純化系配管を介して前記蒸気発生器に接続された2次ナトリウムコールドトラップと、をさらに備え、
前記2次ナトリウムダンプタンク及び前記2次ナトリウムコールドトラップの一方又は両方が前記可動支持部材によって支持されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の高速炉冷却系設備。A secondary sodium dump tank connected to the steam generator via a discharge piping;
A secondary sodium cold trap connected to the steam generator via a purification system pipe,
The fast reactor cooling system facility according to claim 1 or 2, wherein one or both of the secondary sodium dump tank and the secondary sodium cold trap are supported by the movable support member.
前記ホットレグ配管をステンレス鋼によって形成し、前記コールドレグ配管を前記ステンレス鋼の熱膨張率よりも小さな熱膨張率を有する低合金鋼によって形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の高速炉冷却系設備。The secondary main pipe is composed of a hot leg pipe and a cold leg pipe longer than the hot leg pipe.
8. The hot leg pipe is formed of stainless steel, and the cold leg pipe is formed of low alloy steel having a thermal expansion coefficient smaller than that of the stainless steel. Fast reactor cooling system equipment according to one item.
前記可動支持部材で支持された前記蒸気発生器を強制力によって前記中間熱交換器の方向に変位させ、変位した状態にある前記蒸気発生器に前記2次主配管を接続し、しかる後に前記強制力を解除することによって前記2次主配管に引張荷重を負荷させることを特徴とする高速炉冷却系設備の設置方法。An installation method for installing the fast reactor cooling system facility according to any one of claims 1 to 9,
The steam generator supported by the movable support member is displaced toward the intermediate heat exchanger by a forcing force, the secondary main pipe is connected to the steam generator in a displaced state, and then the forcing is performed. A method of installing a fast reactor cooling system facility, wherein a tensile load is applied to the secondary main pipe by releasing the force.
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