JP3909290B2 - アルブチンとグルコシダーゼを有効成分として含有する美白剤 - Google Patents

アルブチンとグルコシダーゼを有効成分として含有する美白剤 Download PDF

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明はアルブチン(Arbutin)とグルコシダーゼ(Glucosidase)を含有する美白剤に関するものであり、さらに詳細には、下記化学式1に示されているアルブチンと、ヒドロキノン(Hydroquinone)およびグルコース(Glucose)にアルブチンを加水分解するグルコシダーゼとを含有している美白剤、またはアルブチンとグルコシダーゼとが分離されており、皮膚に使用する直前に混合する美白剤に関するものである。
【0002】
化学式 1
Figure 0003909290
【0003】
(背景技術)
一般的に、皮膚の色素沈着が発生するのは、皮膚に紫外線が照射されたメラニン細胞(Melanocyte)においてメラニンが合成されるためである。メラニンはチロシンが連続的に酸化することにより合成される。チロシンはグルコシダーゼ、酸化酵素により触媒作用が及ぼされ、ドパキノン(DOPAquinone)に変化する。ドパキノンは自発的に酸化過程を経てメラニンを生成する。メラニンは保護のために太陽の紫外線を吸収するが、肝斑、すなわち特定の位置における黒い点など皮膚の色素性疾患を引き起こす。そのため皮膚を白くするために、色素を取り除く配合が化粧品に含まれている。
【0004】
皮膚の色素を取り除くのはメラニン生成のプロセスを抑制することにより可能である。ヒロドキシン、アルブチン、コウジ酸(Kojic acid)およびその誘導体が皮膚の色素を取り除くために使用されている。上記成分を含むベアベリーの植物抽出物(韓国出願公開公報番号2000−035398)、マルベリーおよびりんごの植物抽出物(韓国特許公告番号1988−147412)が皮膚の色素を取り除くために化粧品に含まれている。
【0005】
しかし、アスコルビン酸、グルタチオン、マルベリー抽出物など色素を取り除く作用物質は安定性がなく、皮膚炎を誘発する。さらに、最も良く効く抑制剤であるコウジ酸およびその誘導体は、大量に色素を取り除くそれらを含む作用物質を生成するためのコストが高い。太陽の光と熱はアルブチンの脱色を誘発し、チロシナーゼの抑制効果が減少する。それゆえに、アルブチンはヒロドキノンより色素を取り除く効果が少ないと認識されている。最も強力な美白化合物であるヒロドキノンは、処方箋なしで購入できる軟膏または皮膚科医の処方箋に広く使用されている。肝斑のような色素沈着過度に対する色素を取り除く効果を有するというヒドロキノンの臨床的な研究が多数報告されている。(アルントなどJAMA.194:965−967、1965)。化学式2に示されているヒロドキノンは、メラニン形成のプロセスに含まれる重要な酵素であるチロシナーゼを抑制する。特に、チロシナーゼはチロシンのヒドロキシナーゼの作用によるジヒドロキシフェニルアラニン(dopa)への変換、および酸化酵素によるドーパのドパキノンへの変換に触媒作用を及ぼす。
【0006】
化学式 2
Figure 0003909290
【0007】
ヒドロキノンには一定の効果があるが、不安定で反応性蒸着であり、ミセルおよびエマルションといった化粧品の製法において脱色しやすい。残念なことに、低濃度のヒドロキノンでさえ、アレルギー性の接触性皮膚炎および急性または慢性の皮膚炎を誘発する。(choudat et al.、J Ind. Med. 45(6): 376−80、 1988)このような副作用を避けるため、患者の感受性に合わせて投薬量が厳しく管理されるべきである。(Pearl E. et al.、Archi. Dermatol. 131:1453−1457、 1995)
【0008】
アルブチンはベータ−D−グルコースと結合しているヒドロキノンの配糖体である。アルブチンは美白用化粧品に利用されているが、皮膚に吸収されにくくヒドロキノンより美白効果が劣っている。チロシナーゼの働きを抑制するアルブチンの効果はヒドロキノンの1/1000である。(Kazuhisa MaedaおよびMinoru Fukuda、アルブチン:Mechanism of its depigmenting action in human melanocyte culture、 J.Pharm. Exp. Therap. 1996; 276(2): 765−769)
【0009】
窒素を加えた界面活性剤を使用した方法がアルブチンの皮膚への吸収を促進するために用いられている。(米国特許第5、759、528号)新しい美白誘導体の開発の関する多数の報告および研究が進行しているが、未だに成功したという報告はほとんど発行されていない。結論として、アルブチンは安定性があり皮膚のトラブルが少ないにもかかわらず、皮膚への吸収率が低く、またヒドロキノンよりも美白効果が低いため、広く使用されてはいない。
【0010】
現在、ヒドロキノンは最も効果のある美白剤である。皮膚への毒性および不安定性といった副作用や問題のため、皮膚への刺激が少なく、安定性が高く新しい効果的な美白剤が必要とされている。
【0011】
前述およびその他の不利点を打開するために、本発明は皮膚に使用する直前にアルブチンおよびグルコシダーゼを混合することにより、皮膚炎を最小限に抑え、安定性を最大限にする新しい皮膚の美白剤を提供する。
【0012】
(発明の開示)
本発明の目的は人間の皮膚の色素脱失において高い効果を示す、毒性、刺激、およびアレルギー性のない組成物を提供することである。
【0013】
本発明のその他の目的は、使用前は別々の容器に分離されているアルブチンおよびグルコシダーゼを有効成分としてなり、皮膚に使用する直前に該成分を混合して酵素反応を開始させることを特徴とする皮膚美白用組成物を提供することである。
【0014】
混合時におけるアルブチン含有量は全体量の0.05〜5.0%、できれば0.1〜3.5%に調整するのがよい。混合時においてグルコシダーゼ含有量はアルブチンの3%に対して75〜150unitに調節するのがよい。アルブチンまたはグルコシダーゼの濃度が不十分であれば十分な美白効果にはならず、またアルブチンまたはグルコシダーゼが多すぎれば炎症の原因にはなる。
【0015】
上記アルブチンは天然アルブチン、合成アルブチン、またはバイオテクノロジーにより生成されたアルブチンでよい。できれば、ベアベリーの葉またはベアベリー抽出物自体から分離された天然アルブチンをこの発明では使用するのがよい。
【0016】
グルコシダーゼは、配糖体の結合をグルコースおよびアグリコン(Aglycon)に加水分解する酵素である。グルコシダーゼは酵母、細菌、菌類および動物の消化器に広く見られる。最近は、グルコシダーゼの遺伝子の複製が作られ、バイオテクノロジーにおいて生成が可能である。上記に記された本発明を実施するためのグルコシダーゼの源は制限されない。本発明では、グルコシダーゼを含む植物または微生物の抽出物が化粧品に加えられる。できれば、前記植物はアーモンド、大麦またはオート麦がよく、前記微生物は黒色アスペルギルス(Aspergillus niger)がよい。本発明で使用するアルブチンをヒドロキノンに加水分解するグルコシダーゼの起源は問わない。本発明の組成物では、アルブチンおよびグルコシダーゼは使用前は別々の容器に分離されており皮膚に使用する直前に混合する。そして、アルブチンはヒドロキノンおよびグルコースに加水分解し、美白効果はメラニン形成を抑制するヒドロキノンにより実現される。本発明の組成物は安全性および安定性において優れている。
【0017】
本発明の組成物は、肌洗浄用化粧液(トナー)、ローション、ジェル、エマルション、クリームおよび軟膏といった化粧品に加えられる。保存料、酸化防止剤、色素、香水、界面活性剤、増粘剤、保湿剤、UV吸収剤または界面活性剤を、必要に応じて組成物に加えることができる。補助剤および/またはその他の成分の量は、好ましくは混合時の全体量の0.01〜20%に調節するのがよい。
【0018】
本発明の組成物は、局所的に色素化した皮膚に対して使用することを意図し、液体、ジェル、単一または複合エマルジョン、マイクロカプセルまたはリポソームの方法において通常は薬用として提供することができる。この組成物において、構成物にアルブチンおよびグルコシダーゼを含有している場合、含有物の1つグルコシダーゼは、できれば皮膚に使用するまで、加水分解反応を妨げるために、マイクロカプセル、リポソームまたは脂質の小嚢に入れておければ、その結果、安定性を最大にすることができる。
【0019】
有機物質の分析に一般的に使用される薄層クロマトグラフィー(TLC)法を利用して、グルコシダーゼによりヒドロキノンおよびグルコースにアルブチンを完全に加水分解されることを確認した。
【0020】
アルブチンおよびグルコシダーゼを含む混合製剤がヒドロキノンのみの単独製剤より安定性があるを確認するために、アルブチンおよびグルコシダーゼを含む混合製剤を37℃で10分間反応させ、冷水で冷却して反応を終了させた。吸光度は400nmで測定し、変色度はヒドロキノン溶液の脱色の範囲に対するアルブチン溶液の脱色範囲の割合で表されている。これによりアルブチンおよびグルコシダーゼを含む混合製剤の安定性が、ヒドロキノンの単独製剤の安定性より優れていることが確認された。グルコシダーゼの濃度が減少するにつれて、安定性が増加するのは、加水分解がグルコシダーゼの濃度に比例して促進されるからである。
【0021】
本発明の別の実施例において、この組成物の安全性は健康な成人の志願者に閉塞性の傷当てを使用した皮膚炎により試験された。結果として、ヒドロキノンが放出されるにもかかわらず、アルブチンおよびグルコシダーゼを含む混合製剤では炎症は示されなかった。しかし、同様に実験した同じ濃度のヒドロキノンは陽性の炎症を示した。これにより、皮膚が次第に増加する刺激剤の量に対しては、高い濃度の刺激剤よりも適合できることが判断できる。
【0022】
さらに、アルブチンおよびグルコシダーゼを含有する混合製剤が志願者の腕の皮膚に人工的にUV照射により誘発される色素沈着に使用した。結果はアルブチンおよびグルコシダーゼを含有する混合製剤は、アルブチンのみを含有する単独製剤またはヒドロキノンのみを含有する単独製剤よりもより有効であることが示された。
【0023】
(発明を実施するための最良の形態)
以下は本発明の実施例による詳細な説明である。しかし、この実施例は1例であり、これらの技術が本発明の範囲内において修正、および改良される可能性があることは言うまでもないことである。
【0024】
実施例1:グルコシダーゼによるアルブチンからの加水分解生成物
0.05%アルブチン(sigma、USA)および20unit/mlベータ1、4グルコシダーゼ(sigma、USA、EC 3.2.1.21)を0.1M酢酸ナトリウム緩衝液(pH 5.0)において、37℃で30分間反応させた。反応後、ヒドロキノン生成物は、n−ブタノール、エタノールおよび水を5:3:2の割合の混合物において薄層クロマトグラフィーを使用することにより確認された。その後、TLC板を乾かし、チヤリング溶液(10% CuSO4 in 8% H3PO4)をスプレーし、すぐに熱線銃で乾かした。斑点のRf値が計算される。
【0025】
表1に従って、ヒドロキノンおよびグルコースのみTLCで観察した。その結果、グルコシダーゼによりアルブチンが完全に加水分解していることが推察される。
表1
Figure 0003909290
*Rf=溶質が展開した距離/溶液により広がった全体の距離
【0026】
実施例2:混合製剤の安定性試験
アルブチン―グルコシダーゼの混合製剤の安定性は、ヒドロキノンのみの単独製剤と比較した色素の脱色程度により試験した。アルブチン100mMとグルコシダーゼ1、10、20unit/mlの組合せをそれぞれ、37℃で10分間、1mlの酢酸ナトリウム緩衝液(pH 5.0)において反応させた後、冷水で冷却して反応を終了させた。その後、冷却済みの20%トリクロロ酢酸(Trichloroacetic acid)1ml混合液を加えグルコシダーゼの働きを取り去った。前記混合製剤は1200rpmで遠心分離した。各溶液を37℃で24時間培養し、吸光度は400nmで測定した。ヒドロキノンの色素脱失の程度は100%としてみなされ、ヒドロキノンと比較するその他のサンプルの割合を計算した。対象として、100mMアルブチンおよび100mMヒドロキノン溶液(sigma、 USA)が使用された。表2において、グルコシダーゼの濃度の減少に伴い安定性が増加するのは、加水分解がグルコシダーゼの濃度に比例して促進されるからである。
表2
Figure 0003909290
*ヒドロキノンの変色率は100%とみなされ、他の溶液はヒドロキノン溶液と比較で表される。
【0027】
実施例3:アルブチンとグルコシダーゼによる皮膚の1次的な炎症の抑制効果
健康な大人30名にアルブチンおよびグルコシダーゼの混合製剤に対する皮膚の炎症を調べるために閉塞した傷当ての試験を実施した。試験用の傷当てには実施例2のアルブチンおよびグルコシダーゼの溶液が含まれており、志願者の腕の下部分に貼られ、24時間後傷当てが取られた。皮膚の状態は、傷当てを除去後30分から48時間後まで観察された。炎症の程度は表3aで示されているとおりに分類している。
表3bは炎症試験の結果を示している。ヒドロキノン溶液が非常に強い皮膚の炎症を起こした一方、アルブチン―グルコシダーゼ混合溶液ではほとんど皮膚の炎症はみられなかった。
表3a
Figure 0003909290
表3b
Figure 0003909290
【0028】
実施例4:アルブチンとグルコシダーゼ混合製剤の皮膚美白効果
上記の実施例に基づいた実用的な製剤ができ、皮膚の美白に使用された。製剤1はアルブチンを含有し、製剤2はグルコシダーゼを含有している。両製剤は別々に準備され、使用直前に混合し、製剤1と製剤2を10:1の割合で混合した後、皮膚に使用した後、各々の効果を比較した。
25歳〜30歳の大人の志願者10名を選び、生体研究を6週間行った。志願者の前腕下部に、各1.5MEDでUVの光(UV lamp; Philips TL20w/12UV、 TM02/09UV)を照射したことにより、直径1.5cmの円形状の4箇所色素沈着された。この色素沈着は2日にわたり1日に2回行われた。実験の製剤として製剤1および製剤2を10:1の割合で混合したものと比較製剤1、2、3とを、6週間に渡り1日に2回使用し、皮膚の美白効果を観察した。結果として、脱色作用物質を使用しない製剤、アルブチンのみを含む製剤では皮膚の美白効果は示されなかった。ヒドロキノンを含有する製剤は皮膚の美白効果を有するが、皮膚のトラブルの原因となることが確認された。これに対して、アルブチンおよびグルコシダーゼを含有する混合製剤では、副作用もなく、その他の製剤より、より優れた脱色効果が示された。
表4a
Figure 0003909290
表4b
Figure 0003909290
【0029】
本発明における混合製剤を含むエッセンスの好ましい例は、次のとおりである。
製剤1と製剤2を10:1の割合で手のひらで混合してから、顔に前記混合製剤を使用する。
製法例1 本発明の成分を利用したエッセンスの調合
Figure 0003909290
製法例2 本発明の成分を利用したオイルインウォーター化粧用エマルションの調合
Figure 0003909290
製法例3 本発明の成分を利用したパックの調合
Figure 0003909290
製法例4 本発明の成分を利用した栄養クリームの調合
Figure 0003909290
【0030】
(産業における可能性)
本発明の皮膚の美白作用物質はアルブチンおよびグルコシダーゼを含んでおり、グルコシダーゼの加水分解反応によりヒドロキノンを徐々に生成する。本発明の脱色効果はヒドロキノンの脱色効果より高く、皮膚のトラブルおよび保存中における不要な反応も見られなかった。したがって、本発明は化粧品または皮膚用または薬用の配合を用いる美白製品に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はアルブチンがグルコシダーゼによりヒドロキノンおよびグルコースに加水分解されることを確認する薄層クロマトグラフィー(TLC)を示している。
アルブチン+グルコシダーゼ
グルコース
ヒドロキノン
アルブチン

Claims (3)

  1. 使用前は別々の容器に分離されているアルブチンおよびグルコシダーゼを有効成分としてなり、皮膚に使用する直前に該成分を混合して酵素反応を開始させることを特徴とする皮膚美白用組成物。
  2. 0.05〜5.0%のアルブチンおよびアルブチン3%あたり75〜150unitのグルコシダーゼを含むことを特徴とする、請求項第1項に記載の皮膚美白用組成物。
  3. アルブチンおよびカプセル化されたグルコシダーゼからなることを特徴とする、請求項第1項に記載の皮膚美白用組成物。
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