JP3904886B2 - Shower plate - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体製造工程において、チャンバー内に反応性ガスを導入し、ウェハ表面に成膜、エッチングを行うシャワープレートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、半導体製造工程において、ウェハの表面に腐食性ガスを供給して膜を形成するためCVD装置やドライエッチング装置等の半導体製造装置が用いられている。
【0003】
これらの半導体製造装置では、ウェハと腐食性ガスを噴出するシャワープレートとの間に高周波電圧を加えてプラズマ状態にし、ウェハの表面上に成膜を行ったり、ウェハ表面にエッチングを行うものである。
【0004】
例えば、図3に示すCVD装置のように、チャンバー101の内部において、その下面側にはヒータ105aを備えた試料台105が配置され、その上面側にはシャワープレート102を備えたガス供給配管109が配置されている。
【0005】
上記シャワープレート102には、図4に示すように複数の細孔103と、該細孔103の先端に連続して噴出口104が形成されている。
【0006】
このCVD装置を用いる場合には、先ず、チャンバー101内を真空雰囲気にし、試料台105内のヒータ105aに通電して試料台105を昇温させた後、試料台105上面にウェハ108を載置し、ウェハ108が所定温度まで昇温した後、ガス供給配管109からシャワープレート102へ腐食性ガス107を導入し、シャワープレート102の細孔103を介して噴出口104から反応性ガス107を噴出させ、ヒータ105aとシャワープレート102に高周波電圧を印加してグロー放電させると反応空間106に腐食性ガス107のプラズマが形成され、このプラズマによってウェハ108の表面に薄膜が形成される。
【0007】
上記シャワープレート102は、高温中でも反りが生じ難く、細孔103及び噴出口104の加工性が高いことから、アルミニウムや、表面にアルマイト処理を施したアルミニウム等が多用されてきた(特開平11−111626号公報、特開平11−274087号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、CVD装置やドライエッチング装置等の半導体製造装置では、フッ素系や塩素系のハロゲン系腐食性ガスを用いることから、上記アルマイト処理を施したアルミニウム等からなるシャワープレート102は、反応空間106で発生するプラズマに対して、耐食性が低く、消耗が著しい。そのため、部品の洗浄や交換を頻繁に行うことが必要となり、生産性の低下やコストの増加を招くといった欠点を有していた。
【0009】
上述の問題を解決するため、近年では上記シャワープレート102を高耐食性材料で形成することが検討され、アルミナセラミックスを用いることが提案されている。
【0010】
しかし、半導体製造装置に用いられる腐食性ガス107は、更なる生産性の向上のため、腐食性ガス107のプラズマをより高密度化したり、腐食性をより強化する等より厳しい条件に成ってきている。そのため、上記アルミナセラミックスからなるシャワープレート102においても、その耐食性が不十分となり、パーティクルが発生しやすいという欠点を有していた。また、加工性が悪いことから、複数の細孔103を形成する際に時間を要し、加工コストが高くなるという欠点を有していた。
【0011】
本発明は、上述の欠点に鑑み案出されたものであって、その目的は、腐食性ガス及びそれらのプラズマに対する耐食性が優れ、高強度で、且つ加工性の高いシャワープレートを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題に鑑み、本発明のシャワープレートは、腐食する半導体製造装置用のシャワープレートであって、アルミナを50〜97重量%、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)を3〜50重量%含有する化合物を主結晶相とするセラミックスからなるとともに、上記アルミナの平均結晶粒子径が2〜10μm、上記YAGの平均結晶粒子径が1.5〜5μm、且つ上記YAGの平均結晶粒子径に対する上記アルミナの平均結晶粒子径の比が1より大きく、7より小さいことを特徴とするものである。
【0015】
またさらに、本発明のシャワープレートは、破壊靭性値が2.0〜3.9MPa・√mであることを特徴とするものである。
【0016】
さらにまた、本発明のシャワープレートは、耐熱衝撃性(△T)が150℃以上であることを特徴とするものである。
【0017】
また、本発明のシャワープレートは、上記噴出口が開口する面の表面粗さがRa0.4μm以下であることを特徴とするものである。
【0018】
本発明のシャワープレートによれば、アルミナとYAGの化合物を主結晶相とするセラミックスからなることから、緻密なセラミックスとなり、曲げ強度等の機械的特性を向上させることができるとともに、腐食性ガスに対する耐食性を高いものとすることができる。
【0019】
また、本発明のシャワープレートによれば、上記アルミナを50〜97重量%、YAGを3〜50重量%含有してなることから、曲げ強度や硬度が高いアルミナの特性と、耐食性の優れたYAGの特性を兼ね備えたシャワープレートを得ることができる。
【0020】
さらに、本発明のシャワープレートによれば、上記アルミナの平均結晶粒子径が2〜10μm、上記YAGの平均粒子径が1.5〜5μm、且つ上記YAGの平均結晶粒子径に対する上記アルミナの平均結晶粒子径の比が1より大きく7より小さいことから、細孔及び噴出口等を加工する際、チッピングや欠け等が生じることはなく、曲げ強度や硬度を向上させることができる。
【0021】
さらにまた、本発明のシャワープレートによれば、破壊靭性値が2.0〜3.9MPa・√mであることから、高強度で、複数の細孔を高精度に加工することができる。
【0022】
またさらに、本発明のシャワープレートによれば、耐熱衝撃性(△T)が150℃以上であることから、腐食性ガスやそのプラズマ中で熱が加わるような環境下で使用したとしても、熱衝撃等で破損することはなく、安定して使用することができる。
【0023】
また、本発明のシャワープレートによれば、上記シャワープレートの噴出口が開口する面の表面粗さがRa0.4μm以下であることから、腐食を受けやすいエッジ部分が少なくなり、より耐食性の高いシャワープレーとを得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0025】
図1(a)は、本発明のシャワープレートの一実施形態を示す斜視図であり、(b)は同図(a)の拡大断面図である。
【0026】
本発明のシャワープレート2は、複数の細孔3と、該細孔3の先端に一体的に備えられた噴出口4を有しており、図2に示す半導体製造装置であるCVD装置等に用いられ、チャンバー1を有し、その内部の下面側には試料台5が配置され、その上面側に上記シャワープレート2を備えたガス供給配管9が配置されている。
【0027】
このCVD装置を用いる場合には、先ず、チャンバー1内を真空雰囲気にし、試料台5内のヒータ5aに通電して試料台5を昇温させた後、試料台5上面にウェハ8を載置し、ウェハ8が所定温度まで昇温した後、ガス供給配管9からシャワープレート2へ腐食性ガス7を導入し、シャワープレート2の細孔3を介して噴出口4から腐食性ガス7を噴出させ、ヒータ5aとシャワープレート2に高周波電圧を印加してグロー放電させると反応空間6に腐食性ガス7のプラズマが形成され、このプラズマによってウェハ8の表面に薄膜が形成される仕組みである。
【0028】
ここで、上記シャワープレート2は、その上面よりガス供給配管9から腐食性ガス7が導入され、噴出口4から腐食性ガス7が噴射されることによって、反応空間6に腐食性ガス7を広げる作用をなし、アルミナとYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)の化合物を主結晶相とするセラミックスより構成されている。
【0029】
即ち、上記YAGはアルミナの粒成長を抑制する作用をなし、シャワープレート2を構成するセラミックスを緻密化することができ、曲げ強度等の機械的特性を向上させることができるとともに、腐食性ガス7に対する耐食性を高いものとすることができる。
【0030】
また、上記シャワープレート2は、SF6、CF4、CHF3、ClF3、NF3、C48、HF等のフッ素系ガス及び、Cl2、HCl、BCl3、CCl4等の塩素系ガス等のハロゲン系の腐食性ガス7及びこれら腐食性ガス7のプラズマに曝されるが、上記シャワープレート2の主結晶相に含有されるYAGは、フッ素系や塩素系の腐食性ガス7やそのプラズマに対する耐食性に優れ、しかもこのYAG結晶が腐食を受けやすいアルミナの粒界相に介在していることから、シャワープレート2の耐食性を向上させることができる。
【0031】
さらに、上記セラミックスにおけるアルミナを50〜97重量%、YAGを3〜50重量%含有することが好ましい。上記アルミナの含有量が50重量%未満となると(YAGの含有量が50重量%を超えると)、主成分がYAGとなり、シャワープレート2の機械的特性がYAGの機械的特性に支配されることにより、曲げ強度や硬度が大幅に低下する恐れがある。一方、アルミナの含有量が97重量%を超えると、(YAGの含有量が3重量%未満となると)、YAGの含有量が少ないことから、アルミナの粒成長を抑制する効果が小さく、シャワープレート2の曲げ強度や硬度を向上させることができず、また、シャワープレート2の耐食性が向上されないことから、半導体製造装置の中でハロゲン系腐食性ガス7のプラズマに曝された場合、アルミナと同程度の耐食性しか得られなくなるからである。なお、より好ましくはアルミナを70〜95重量%、YAGを5〜30重量%の範囲で含有することが好ましい。
【0032】
さらに、本発明のシャワープレート2は、上記アルミナの平均結晶粒子径が2〜10μm以下、上記YAGの平均結晶粒子径が1.5〜5μm以下、且つ上記YAGの平均結晶粒子径に対する上記アルミナの平均結晶粒子径の比が1より大きく、7より小さいことが好ましい。
【0033】
即ち、アルミナの平均結晶粒子径が2μm未満となると、シャワープレート2の破壊靭性値が高くなり、細孔3及び噴出口4等を加工する際の加工性が低下する。一方、10μmを超えると、シャワープレート2に気孔が多数介在することになり、曲げ強度や硬度を向上させることができないからである。
【0034】
また、YAGの平均結晶粒子径が1.5μm未満となると、シャワープレート2の破壊靭性値が高くなり過ぎ、加工性が損なわれる。一方、5μmを超えると、セラミックスの破壊靱性値が小さくなり、加工時にチッピングや欠けを生じ、精度良く加工することが困難となるとともに、ハンドリング時に欠けや割れが生じるからである。なお、より好ましくはアルミナの平均結晶粒子径が3〜7μm、YAGの平均結晶粒子径が1.8〜5μmの範囲にあるものが好ましい。
【0035】
さらに、上記YAGは、その平均結晶粒子径が主成分であるアルミナの平均結晶より適度に小さく、上記YAGの平均結晶粒子径に対するアルミナの平均結晶粒子径の比が1より大きく、7より小さくすることが重要である。
【0036】
即ち、YAGの平均結晶粒子径に対するアルミナの平均結晶粒子径の比が1以下となると、YAGの粒子径がアルミナの粒子径より小さくなり、シャワープレート2の曲げ強度や硬度が低下するとともに、破壊靱性が大きく低下してしまうからである。一方、YAGの平均結晶粒子径に対するアルミナの平均結晶粒子径の比が7以上となると、破壊靭性値が高くなり過ぎるために加工性が損なわれるからである。
【0037】
このような範囲内にあるシャワープレート2を構成するセラミックスは、優れた耐食性を有するとともに、その破壊靭性値を2.0〜3.9MPa・√mの範囲にすることができることから、高強度で、且つ複数の細孔3を高精度に加工することができる。
【0038】
また、その耐熱衝撃性(△T)を150℃以上の高いものとして、腐食性ガス7やそのプラズマ中に曝され、熱が加わるような環境下で使用したとしても、熱衝撃等で破損する恐れが小さく、ハンドリング時に破損することはなく、常に安定して使用することができる。
【0039】
なお、本発明におけるシャワープレート2は、主成分のアルミナと副成分のYAGが上述した範囲内であれば、他の助剤成分を含有していても良く、例えば、アルミナ質セラミックスの助剤として一般的に用いられるMgO、SiO2、CaOを含んでいても構わない。
【0040】
上記シャワープレート2は、その噴出口4が開口する面の表面粗さがRa0.4μm以下であることが好ましく、腐食を受けやすいエッジ部分が少なくなるため、より耐食性を向上させることができる。なお、上記シャワープレート2の表面粗さをRa0.4μm以下とするには、より番手の高いダイヤモンド砥石、例えば#600以上の砥石などを用いて加工すれば良く、より好ましくは遊離砥粒を用いたラップ加工などを行うと良い。
【0041】
また、上記シャワープレート2の細孔3の先端に形成された噴出口4は、その角部4aを0.2〜1mmのR形状で面取り加工することにより、腐食性ガス及びそのプラズマに曝された際のエッジ効果が低下し、噴出口4の腐食及び、それによるパーティクルの発生を抑制することができる。なお、R形状の大きさはシャワープレート2の厚みと各噴出口4間の距離によって所望の数値に加工することが好ましい。
【0042】
ここで、上述のシャワープレート2の製造方法を説明する。
【0043】
先ず、出発原料としてアルミナ粉末とYAG粉末及び必要に応じて焼結助材等の助剤成分を用意する。
【0044】
アルミナ粉末はアルミナ純度が95%以上を有するとともに、平均粒子径が1〜15μm、BET比表面積が1〜4mm2/gのものを用いることが好ましい。
【0045】
また、YAG粉末は、アルミナ(Al23)粉末とイットリア(Y23)粉末を下式の割合で混合して1000〜1600℃で仮焼した後、これらを粉砕することにより得ることができ、平均粒子径0.6〜1.2μm、BET比表面積2〜5m2/gの粉末を用いることが好ましい。
【0046】
A+B=1
0.365≦A≦0.385 A:イットリアのモル量
0.615≦B≦0.635 B:アルミナのモル量
そして、上記アルミナ粉末を50〜97重量%、上記YAG粉末を3〜50重量%の範囲で混合し、さらにワックスエマルジョン(ワックス+乳化剤)、PVA
(ポリビニルアルコール)、PEG(ポリエチレングリコール)等の所望の有機バインダーを添加混合し、混錬してスラリーを作製するか、あるいは混錬乾燥させて造粒粉を作製し、スラリーを用いる場合、鋳込み成形法、射出成形法、ドクターブレード法等のテープ成形法により所定形状に成形し、また、造粒紛を用いる場合、型内に充填してプレス成形等の一軸加圧成形法を用いるか、コールドアイソスタティックプレス法(CIP法)によって成形体を得る。この際、より緻密な焼結体を得るために成形時の成形圧は、800Kg/cm2以上が好ましい。必要に応じて得られた成形体に加工を施した後、1500〜1800℃の温度で大気中にて焼成を行う。
【0047】
その後、得られた焼結体に所定の加工を施す。外周は円筒研削盤にて、厚みは平面研削盤もしくはロータリー研削盤を用いて加工し、ハロゲン系腐食性ガスもしくは、それらのプラズマに接する面は、ダイヤモンド砥石や遊離砥粒を用いたラップ加工などを行うことによって、パーティクルの発生を抑制することが好ましい。
【0048】
また、ガスを噴出する複数の細孔3及び噴出口4は、所望のサイズに適した細いドリルを用いて穴加工を行う。また、工具に超音波振動を与え、そこに遊離砥粒を供給することにより孔を掘り進む超音波加工を用いてもよい。
【0049】
以上のようにして得られたシャワープレート2は、破壊靭性値が2.0〜3.9MPa・√m、耐熱衝撃性(△T)が150℃以上であることから、高強度で、複数の細孔を高精度に加工することができるとともに、腐食性ガスやそのプラズマ中で熱が加わるような環境下で使用したとしても、熱衝撃等で破損することはなく、安定して使用することができる。
【0050】
【実施例】
先ず、アルミナ及びYAGの含有量、アルミナとYAGの平均結晶粒子径をそれぞれ表1に示す如くシャワープレート試料を製作し、その4点曲げ強度、破壊靭性値、耐熱衝撃性、耐食性について測定した。
【0051】
各試料は、出発原料として平均粒子径が1〜15μm、アルミナ純度が99.5%以上のアルミナ粉末と、平均粒子径が0.6〜1.2μmのYAG粉末を用い、表1に示す如く割合で調合し、さらにイオン交換水とバインダーとしてワックスエマルジョン(ワックス+乳化剤)、PVA(ポリビニルアルコール)及びPEG(ポリエチレングリコール)を添加して混錬乾燥させることにより造粒粉を作製した。
【0052】
次いで、得られた造粒粉を金型内に充填し、プレス成形にて直径60mm、厚さ5mmの円盤状をした成形体を製作し、しかる後、成形体を400℃で脱脂し、さらに大気雰囲気中にて1500〜1750℃の温度で5時間程度焼成し、得られた焼結体の表面を遊離砥粒を用いたラップ加工によって表面粗さRa0.4μmの試料を得た。
【0053】
得られた試料を走査型電子顕微鏡にて観察し、アルミナ及びYAGの各平均結晶粒子径を画像解析装置にて測定した。
【0054】
また、各試料の4点曲げ強度をJIS R 1610に準拠して、破壊靭性値をJIS R 1607に準拠して測定した。
【0055】
さらに、各試料の耐熱衝撃性を測定するため、投下式水中空冷法に準拠し、水中投下した後に、4点曲げ強度を測定し、強度劣化したときの温度△Tを測定した。
【0056】
またさらに、各試料の耐食性を測定するため、試料を塩素系ガスとして100%のCl2を流し、高周波プラズマを発生させた状態に50時間放置した。そして、純度99.5%のアルミナ質焼結体からなる基準試料と比し、腐食性ガスに曝す前後の重量減少量を測定し、この値を1とした時の各試料の比率を算出した。
【0057】
結果は表1に示す通りである。
【0058】
【表1】

Figure 0003904886
【0059】
表1より明らかなように、YAG焼結体からなる試料(No.20)は、耐熱衝撃性△Tが200℃と非常に高いものの、耐食性を示す重量減少量は1gと低いことが判る。また、アルミナ質焼結体からなる試料(No.21)は、4点曲げ強度が240MPa、破壊靭性値も1.7MPa・√m、耐熱衝撃性△Tも120℃と低いものの、重量減少量が0.21gと耐食性の高いことが判った。
【0061】
特に、アルミナの含有量が50〜97重量%、YAGの含有量が3〜50重量%、アルミナの平均結晶粒子径が2〜10μm、YAGの平均結晶粒子径が1.5〜5μmで、YAGの平均結晶粒子径に対するアルミナの平均結晶粒子径を1より大きく、7より小さくした試料(No.2〜8、12、14〜16)は、4点曲げ強度が300〜360MPa、破壊靭性値も2〜3.9MPa・√m、耐熱衝撃性△Tは150〜190℃と非常に高く、耐食性は重量減少量が0.49〜0.93gと非常に高いものとなっている。
【0062】
【発明の効果】
本発明のシャワープレートによれば、アルミナとYAGの化合物を主結晶相とするセラミックスからなることから、緻密なセラミックスとなり、曲げ強度等の機械的特性を向上させることができるとともに、腐食性ガスに対する耐食性を高いものとすることができる。
【0063】
また、本発明のシャワープレートによれば、上記アルミナを50〜97重量%、YAGを3〜50重量%含有してなることから、曲げ強度や硬度が高いアルミナの特性と、耐食性の優れたYAGの特性を兼ね備えたシャワープレートを得ることができる。
【0064】
さらに、本発明のシャワープレートによれば、上記アルミナの平均結晶粒子径が2〜10μm、上記YAGの平均粒子径が1.5〜5μm、且つ上記YAGの平均結晶粒子径に対する上記アルミナの平均結晶粒子径の比が1より大きく7より小さいことから、細孔及び噴出口等を加工する際、チッピングや欠け 等が生じることはなく、曲げ強度や硬度を向上させることができる。
【0065】
さらにまた、本発明のシャワープレートによれば、破壊靭性値が2.0〜3.9MPa・√mであることから、高強度で、複数の細孔を高精度に加工することができる。
【0066】
またさらに、本発明のシャワープレートによれば、耐熱衝撃性(△T)が150℃以上であることから、腐食性ガスやそのプラズマ中で熱が加わるような環境下で使用したとしても、熱衝撃等で破損することはなく、安定して使用することができる。
【0067】
また、本発明のシャワープレートによれば、上記シャワープレートの噴出口が開口する面の表面粗さがRa0.4μm以下であることから、腐食を受けやすいエッジ部分が少なくなり、より耐食性の高いシャワープレーとを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のシャワープレートの一実施形態を示す正面図及びその拡大図であり、(b)は同図(a)の部分断面図である。
【図2】本発明のシャワープレートを用いたCVD装置を示す模式図である。
【図3】従来のシャワープレートを用いたCVD装置を示す模式図である。
【図4】従来のシャワープレートの一実施形態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1,101:チャンバー、
2,102:シャワープレート
3,103:細孔
4,104:噴出口
5,105:試料台
6,106:反応空間
7,107:腐食性ガス
8,108:ウェハ
9、109:ガス供給管[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a shower plate for introducing a reactive gas into a chamber and depositing and etching a wafer surface in a semiconductor manufacturing process.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a semiconductor manufacturing process, a semiconductor manufacturing apparatus such as a CVD apparatus or a dry etching apparatus is used to form a film by supplying a corrosive gas to the surface of a wafer.
[0003]
In these semiconductor manufacturing apparatuses, a high frequency voltage is applied between a wafer and a shower plate that ejects corrosive gas to form a plasma state, and film formation is performed on the wafer surface or etching is performed on the wafer surface. .
[0004]
For example, as in the CVD apparatus shown in FIG. 3, a sample stage 105 having a heater 105a is disposed on the lower surface side inside the chamber 101, and a gas supply pipe 109 having a shower plate 102 on the upper surface side. Is arranged.
[0005]
As shown in FIG. 4, the shower plate 102 has a plurality of pores 103, and a jet port 104 formed continuously at the tip of the pores 103.
[0006]
When this CVD apparatus is used, first, the chamber 101 is evacuated, the heater 105a in the sample stage 105 is energized to raise the temperature of the sample stage 105, and then the wafer 108 is placed on the upper surface of the sample stage 105. After the wafer 108 is heated to a predetermined temperature, the corrosive gas 107 is introduced from the gas supply pipe 109 to the shower plate 102, and the reactive gas 107 is ejected from the ejection port 104 through the pores 103 of the shower plate 102. When a high frequency voltage is applied to the heater 105a and the shower plate 102 to cause glow discharge, plasma of the corrosive gas 107 is formed in the reaction space 106, and a thin film is formed on the surface of the wafer 108 by this plasma.
[0007]
The shower plate 102 is less likely to warp even at high temperatures, and the workability of the pores 103 and the jet port 104 is high. Therefore, aluminum, aluminum whose surface is anodized, and the like have been frequently used (Japanese Patent Laid-Open No. Hei 11-). No. 111626, JP-A-11-274087).
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, a semiconductor manufacturing apparatus such as a CVD apparatus or a dry etching apparatus uses a fluorine-based or chlorine-based halogen-based corrosive gas. Corrosion resistance is low with respect to the generated plasma, and consumption is significant. For this reason, it is necessary to frequently clean and replace the parts, which has the disadvantage that the productivity is lowered and the cost is increased.
[0009]
In order to solve the above-mentioned problem, in recent years, it has been studied to form the shower plate 102 with a highly corrosion-resistant material, and it has been proposed to use alumina ceramics.
[0010]
However, the corrosive gas 107 used in the semiconductor manufacturing apparatus has been subjected to more severe conditions such as increasing the density of the plasma of the corrosive gas 107 and further strengthening the corrosiveness in order to further improve the productivity. Yes. For this reason, the shower plate 102 made of the alumina ceramics has the disadvantage that its corrosion resistance is insufficient and particles are likely to be generated. In addition, since the processability is poor, it takes time to form the plurality of pores 103, and the processing cost is high.
[0011]
The present invention has been devised in view of the above-mentioned drawbacks, and an object of the present invention is to provide a shower plate having excellent corrosion resistance against corrosive gases and their plasma, high strength, and high workability. is there.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in view of the above problems, the shower plate of the present invention is a shower plate for a corroding semiconductor manufacturing apparatus, containing 50 to 97% by weight of alumina and 3 to 50% by weight of YAG (yttrium, aluminum, garnet). Rutotomoni such a compound from a ceramic as a main crystalline phase, the average crystal grain size of the alumina is 2 to 10 [mu] m, an average crystal grain size of the YAG is 1.5~5Myuemu, and to the average crystal grain size of the YAG The ratio of the average crystal particle diameter of alumina is larger than 1 and smaller than 7 .
[0015]
Furthermore, the shower plate of the present invention has a fracture toughness value of 2.0 to 3.9 MPa · √m.
[0016]
Furthermore, the shower plate of the present invention is characterized in that the thermal shock resistance (ΔT) is 150 ° C. or higher.
[0017]
Further, the shower plate of the present invention is characterized in that the surface roughness of the surface where the jet port is opened is Ra 0.4 μm or less.
[0018]
According to the shower plate of the present invention, it is made of a ceramic having a main crystal phase of a compound of alumina and YAG, so that it becomes a dense ceramic and can improve mechanical properties such as bending strength as well as against corrosive gas. Corrosion resistance can be made high.
[0019]
Further, according to the shower plate of the present invention, the above-mentioned alumina is contained in an amount of 50 to 97% by weight and YAG is contained in an amount of 3 to 50% by weight. Therefore, YAG having excellent bending strength and hardness and excellent corrosion resistance. It is possible to obtain a shower plate having the above characteristics.
[0020]
Further, according to the shower plate of the present invention, the average crystal particle diameter of the alumina is 2 to 10 μm, the average particle diameter of the YAG is 1.5 to 5 μm, and the average crystal of the alumina with respect to the average crystal particle diameter of the YAG Since the ratio of the particle diameters is larger than 1 and smaller than 7, no chipping or chipping occurs when machining the pores and the jet ports, and the bending strength and hardness can be improved.
[0021]
Furthermore, according to the shower plate of the present invention, since the fracture toughness value is 2.0 to 3.9 MPa · √m, a plurality of pores can be processed with high strength and high accuracy.
[0022]
Furthermore, according to the shower plate of the present invention, since the thermal shock resistance (ΔT) is 150 ° C. or more, even if it is used in an environment where heat is applied in a corrosive gas or its plasma, It can be used stably without being damaged by impact or the like.
[0023]
In addition, according to the shower plate of the present invention, since the surface roughness of the surface where the outlet of the shower plate opens is Ra 0.4 μm or less, the edge portion that is susceptible to corrosion is reduced, and the shower with higher corrosion resistance is provided. You can get with play.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
[0025]
Fig.1 (a) is a perspective view which shows one Embodiment of the shower plate of this invention, (b) is an expanded sectional view of the figure (a).
[0026]
The shower plate 2 of the present invention has a plurality of pores 3 and a jet port 4 integrally provided at the tip of the pores 3, and is used in a CVD apparatus or the like which is a semiconductor manufacturing apparatus shown in FIG. Used, has a chamber 1, a sample stage 5 is disposed on the lower surface side of the chamber 1, and a gas supply pipe 9 provided with the shower plate 2 is disposed on the upper surface side thereof.
[0027]
In the case of using this CVD apparatus, first, the chamber 1 is evacuated, the heater 5a in the sample stage 5 is energized to raise the temperature of the sample stage 5, and then the wafer 8 is placed on the upper surface of the sample stage 5. After the wafer 8 is heated to a predetermined temperature, the corrosive gas 7 is introduced from the gas supply pipe 9 to the shower plate 2, and the corrosive gas 7 is ejected from the ejection port 4 through the pores 3 of the shower plate 2. When a high frequency voltage is applied to the heater 5a and the shower plate 2 to cause glow discharge, a plasma of corrosive gas 7 is formed in the reaction space 6, and a thin film is formed on the surface of the wafer 8 by this plasma.
[0028]
Here, the corrosive gas 7 is introduced from the gas supply pipe 9 from the upper surface of the shower plate 2, and the corrosive gas 7 is injected from the ejection port 4, thereby spreading the corrosive gas 7 in the reaction space 6. It has a function and is made of ceramics having a main crystal phase of a compound of alumina and YAG (yttrium, aluminum, garnet).
[0029]
That is, the YAG has an effect of suppressing the grain growth of alumina, can densify the ceramics constituting the shower plate 2, can improve the mechanical properties such as bending strength, and has a corrosive gas 7 Corrosion resistance can be made high.
[0030]
The shower plate 2 is composed of fluorine gas such as SF 6 , CF 4 , CHF 3 , ClF 3 , NF 3 , C 4 F 8 and HF, and chlorine such as Cl 2 , HCl, BCl 3 and CCl 4. The YAG contained in the main crystal phase of the shower plate 2 is exposed to the fluorine-based or chlorine-based corrosive gas 7 and the halogen-based corrosive gas 7 such as gas. The corrosion resistance of the shower plate 2 can be improved because the YAG crystal is interposed in the grain boundary phase of alumina which is excellent in corrosion resistance against the plasma and is easily corroded.
[0031]
Furthermore, it is preferable to contain 50 to 97% by weight of alumina and 3 to 50% by weight of YAG in the ceramic. When the alumina content is less than 50% by weight (when the YAG content exceeds 50% by weight), the main component is YAG, and the mechanical properties of the shower plate 2 are governed by the mechanical properties of YAG. As a result, the bending strength and hardness may be significantly reduced. On the other hand, when the alumina content exceeds 97% by weight (when the YAG content is less than 3% by weight), since the YAG content is small, the effect of suppressing the grain growth of alumina is small, and the shower plate 2 cannot improve the bending strength and hardness of the shower plate 2 and the corrosion resistance of the shower plate 2 is not improved. Therefore, when exposed to the plasma of the halogen-based corrosive gas 7 in a semiconductor manufacturing apparatus, it is the same as alumina. This is because only a certain degree of corrosion resistance can be obtained. More preferably, it is preferable to contain alumina in the range of 70 to 95% by weight and YAG in the range of 5 to 30% by weight.
[0032]
Furthermore, the shower plate 2 of the present invention has an average crystal particle size of the alumina of 2 to 10 μm or less, an average crystal particle size of the YAG of 1.5 to 5 μm or less, and the alumina relative to the average crystal particle size of the YAG. The ratio of average crystal particle diameter is preferably larger than 1 and smaller than 7.
[0033]
That is, when the average crystal particle diameter of alumina is less than 2 μm, the fracture toughness value of the shower plate 2 increases, and the workability when processing the pores 3, the jet nozzles 4, and the like decreases. On the other hand, if the thickness exceeds 10 μm, many pores are present in the shower plate 2, and the bending strength and hardness cannot be improved.
[0034]
On the other hand, if the average crystal grain size of YAG is less than 1.5 μm, the fracture toughness value of the shower plate 2 becomes too high, and the workability is impaired. On the other hand, if it exceeds 5 μm, the fracture toughness value of the ceramic becomes small, chipping or chipping occurs during processing, making it difficult to process with high accuracy, and chipping or cracking occurs during handling. More preferably, the average crystal particle diameter of alumina is in the range of 3 to 7 μm, and the average crystal particle diameter of YAG is in the range of 1.8 to 5 μm.
[0035]
Further, the YAG has an average crystal particle size that is appropriately smaller than the average crystal of alumina as a main component, and the ratio of the average crystal particle size of alumina to the average crystal particle size of YAG is greater than 1 and less than 7. This is very important.
[0036]
That is, when the ratio of the average crystal particle diameter of alumina to the average crystal particle diameter of YAG is 1 or less, the YAG particle diameter becomes smaller than the alumina particle diameter, the bending strength and hardness of the shower plate 2 are reduced, This is because the toughness is greatly reduced. On the other hand, if the ratio of the average crystal particle diameter of alumina to the average crystal particle diameter of YAG is 7 or more, the fracture toughness value becomes too high and the workability is impaired.
[0037]
Ceramics constituting the shower plate 2 in such a range has excellent corrosion resistance and can have a fracture toughness value in the range of 2.0 to 3.9 MPa · √m. In addition, the plurality of pores 3 can be processed with high accuracy.
[0038]
Even if the thermal shock resistance (ΔT) is as high as 150 ° C. or higher, and it is exposed to the corrosive gas 7 or its plasma and used in an environment where heat is applied, it is damaged by thermal shock or the like. There is little fear, it does not break during handling, and it can always be used stably.
[0039]
The shower plate 2 in the present invention may contain other auxiliary components as long as the main component alumina and the subcomponent YAG are within the above-described range, for example, as an auxiliary for alumina ceramics. It may contain commonly used MgO, SiO 2 , or CaO.
[0040]
The shower plate 2 preferably has a surface roughness Ra of 0.4 μm or less on the surface where the jet nozzle 4 opens, and the edge portion that is susceptible to corrosion is reduced, so that the corrosion resistance can be further improved. In order to set the surface roughness of the shower plate 2 to Ra 0.4 μm or less, it is only necessary to use a diamond grindstone with a higher count, for example, a # 600 or more grindstone, and more preferably free abrasive grains are used. It is good to do the lapping that was done.
[0041]
Further, the nozzle 4 formed at the tip of the pore 3 of the shower plate 2 is exposed to a corrosive gas and its plasma by chamfering the corner 4a with an R shape of 0.2 to 1 mm. The edge effect is reduced, and corrosion of the nozzle 4 and the generation of particles due to this can be suppressed. In addition, it is preferable to process the magnitude | size of R shape into a desired numerical value with the thickness of the shower plate 2 and the distance between each jet nozzle 4. FIG.
[0042]
Here, the manufacturing method of the above-mentioned shower plate 2 is demonstrated.
[0043]
First, alumina powder and YAG powder as starting materials and auxiliary components such as a sintering aid are prepared as necessary.
[0044]
The alumina powder preferably has an alumina purity of 95% or more, an average particle diameter of 1 to 15 μm, and a BET specific surface area of 1 to 4 mm 2 / g.
[0045]
YAG powder is obtained by mixing alumina (Al 2 O 3 ) powder and yttria (Y 2 O 3 ) powder in the proportion of the following formula, calcining at 1000 to 1600 ° C., and then pulverizing them. It is preferable to use a powder having an average particle size of 0.6 to 1.2 μm and a BET specific surface area of 2 to 5 m 2 / g.
[0046]
A + B = 1
0.365 ≦ A ≦ 0.385 A: molar amount of yttria 0.615 ≦ B ≦ 0.635 B: molar amount of alumina and 50 to 97 wt% of the alumina powder and 3 to 50 wt of the YAG powder %, Mixed with wax emulsion (wax + emulsifier), PVA
(Polyvinyl alcohol), PEG (polyethylene glycol) and other desired organic binders are added and mixed and kneaded to produce a slurry, or kneaded and dried to produce granulated powder. Molded into a predetermined shape by a tape molding method such as a molding method, injection molding method, doctor blade method, etc.When using granulated powder, use a uniaxial pressure molding method such as press molding such as filling in a mold, A molded body is obtained by a cold isostatic pressing method (CIP method). At this time, in order to obtain a denser sintered body, the molding pressure at the time of molding is preferably 800 kg / cm 2 or more. After processing the molded body obtained as necessary, firing is performed in the air at a temperature of 1500 to 1800 ° C.
[0047]
Thereafter, predetermined processing is performed on the obtained sintered body. The outer periphery is processed with a cylindrical grinder, the thickness is processed with a surface grinder or a rotary grinder, and the surface in contact with the halogen-based corrosive gas or their plasma is lapped with a diamond grindstone or loose abrasive. It is preferable to suppress the generation of particles by performing the above.
[0048]
Further, the plurality of pores 3 and the ejection ports 4 that eject gas are subjected to hole processing using a thin drill suitable for a desired size. Moreover, you may use the ultrasonic processing which digs a hole by giving an ultrasonic vibration to a tool and supplying a free abrasive grain there.
[0049]
The shower plate 2 obtained as described above has a fracture toughness value of 2.0 to 3.9 MPa · √m and a thermal shock resistance (ΔT) of 150 ° C. or higher. The pores can be processed with high accuracy, and even if used in an environment where heat is applied in a corrosive gas or its plasma, it should not be damaged by thermal shock, etc., and should be used stably. Can do.
[0050]
【Example】
First, shower plate samples were prepared as shown in Table 1 for the contents of alumina and YAG, and the average crystal particle diameters of alumina and YAG, and their four-point bending strength, fracture toughness value, thermal shock resistance, and corrosion resistance were measured.
[0051]
As shown in Table 1, each sample uses an alumina powder having an average particle diameter of 1 to 15 μm and an alumina purity of 99.5% or more as a starting material, and a YAG powder having an average particle diameter of 0.6 to 1.2 μm. A granulated powder was prepared by adding a wax emulsion (wax + emulsifier), PVA (polyvinyl alcohol) and PEG (polyethylene glycol) as ion-exchanged water and a binder and kneading and drying.
[0052]
Next, the obtained granulated powder is filled into a mold, and a molded body having a disk shape with a diameter of 60 mm and a thickness of 5 mm is manufactured by press molding. Thereafter, the molded body is degreased at 400 ° C., and The sample was fired for about 5 hours at a temperature of 1500 to 1750 ° C. in an air atmosphere, and a sample having a surface roughness Ra of 0.4 μm was obtained by lapping the surface of the obtained sintered body using loose abrasive grains.
[0053]
The obtained sample was observed with a scanning electron microscope, and the average crystal particle diameters of alumina and YAG were measured with an image analyzer.
[0054]
Further, the four-point bending strength of each sample was measured according to JIS R 1610, and the fracture toughness value was measured according to JIS R 1607.
[0055]
Furthermore, in order to measure the thermal shock resistance of each sample, in accordance with a drop-type water hollow cooling method, after dropping in water, the 4-point bending strength was measured, and the temperature ΔT when the strength deteriorated was measured.
[0056]
Further, in order to measure the corrosion resistance of each sample, 100% Cl 2 was flowed as a chlorine-based gas and left in a state where high-frequency plasma was generated for 50 hours. The weight loss before and after exposure to corrosive gas was measured in comparison with a reference sample made of an alumina sintered body with a purity of 99.5%, and the ratio of each sample when this value was taken as 1 was calculated. .
[0057]
The results are as shown in Table 1.
[0058]
[Table 1]
Figure 0003904886
[0059]
As is clear from Table 1, the sample (No. 20) made of YAG sintered body has a very high thermal shock resistance ΔT of 200 ° C., but the weight loss indicating corrosion resistance is as low as 1 g. In addition, the sample (No. 21) made of an alumina sintered body has a four-point bending strength of 240 MPa, a fracture toughness value of 1.7 MPa · √m, and a thermal shock resistance ΔT as low as 120 ° C., but the weight loss It was found that the corrosion resistance was as high as 0.21 g.
[0061]
In particular, the content of alumina is 50 to 97% by weight, the content of YAG is 3 to 50% by weight, the average crystal particle size of alumina is 2 to 10 μm, the average crystal particle size of YAG is 1.5 to 5 μm, Samples (Nos. 2 to 8, 12, 14 to 16) having an average crystal particle diameter of alumina larger than 1 and smaller than 7 with respect to the average crystal particle diameter of 4 are 300 to 360 MPa in four-point bending strength, and fracture toughness value is also 2 to 3.9 MPa · √m, thermal shock resistance ΔT is as high as 150 to 190 ° C., and corrosion resistance is very high as 0.49 to 0.93 g in weight loss.
[0062]
【The invention's effect】
According to the shower plate of the present invention, it is made of a ceramic having a main crystal phase of a compound of alumina and YAG, so that it becomes a dense ceramic and can improve mechanical properties such as bending strength as well as against corrosive gas. Corrosion resistance can be made high.
[0063]
Further, according to the shower plate of the present invention, the above-mentioned alumina is contained in an amount of 50 to 97% by weight and YAG is contained in an amount of 3 to 50% by weight. Therefore, YAG having excellent bending strength and hardness and excellent corrosion resistance. It is possible to obtain a shower plate having the above characteristics.
[0064]
Further, according to the shower plate of the present invention, the average crystal particle diameter of the alumina is 2 to 10 μm, the average particle diameter of the YAG is 1.5 to 5 μm, and the average crystal of the alumina with respect to the average crystal particle diameter of the YAG Since the ratio of the particle diameters is larger than 1 and smaller than 7, no chipping or chipping occurs when machining the pores and the jet ports, and the bending strength and hardness can be improved.
[0065]
Furthermore, according to the shower plate of the present invention, since the fracture toughness value is 2.0 to 3.9 MPa · √m, a plurality of pores can be processed with high strength and high accuracy.
[0066]
Furthermore, according to the shower plate of the present invention, the thermal shock resistance (ΔT) is 150 ° C. or higher, so even if it is used in an environment where heat is applied in a corrosive gas or its plasma, It can be used stably without being damaged by impact or the like.
[0067]
Further, according to the shower plate of the present invention, since the surface roughness of the surface where the outlet of the shower plate opens is Ra 0.4 [mu] m or less, the edge portion that is susceptible to corrosion is reduced, and the shower with higher corrosion resistance is provided. You can get with play.
[Brief description of the drawings]
1A is a front view showing an embodiment of a shower plate of the present invention and an enlarged view thereof, and FIG. 1B is a partial cross-sectional view of FIG.
FIG. 2 is a schematic view showing a CVD apparatus using the shower plate of the present invention.
FIG. 3 is a schematic view showing a CVD apparatus using a conventional shower plate.
FIG. 4 is a partial cross-sectional view showing an embodiment of a conventional shower plate.
[Explanation of symbols]
1, 101: chamber,
2, 102: shower plate 3, 103: pore 4, 104: jet nozzle 5, 105: sample stage 6, 106: reaction space 7, 107: corrosive gas 8, 108: wafer 9, 109: gas supply pipe

Claims (4)

腐食する半導体製造装置用のシャワープレートであって、アルミナを50〜97重量%、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)を3〜50重量%含有する化合物を主結晶相とするセラミックスからなるとともに、上記アルミナの平均結晶粒子径が2〜10μm、上記YAGの平均結晶粒子径が1.5〜5μm、且つ上記YAGの平均結晶粒子径に対する上記アルミナの平均結晶粒子径の比が1より大きく、7より小さいことを特徴とするシャワープレート。A shower plate for a semiconductor manufacturing device to corrode, the alumina 50 to 97 wt%, such ceramics are compounds containing YAG (yttrium aluminum garnet) 3-50% by weight as a main crystal phase Rutotomoni, The average crystal particle diameter of the alumina is 2 to 10 μm, the average crystal particle diameter of the YAG is 1.5 to 5 μm, and the ratio of the average crystal particle diameter of the alumina to the average crystal particle diameter of the YAG is greater than 1, 7 Shower plate characterized by being smaller . 破壊靭性値が2.0〜3.9MPa・√mであることを特徴とする請求項1に記載のシャワープレート。The shower plate according to claim 1, which has a fracture toughness value of 2.0 to 3.9 MPa · √m. 耐熱衝撃性(△T)が150℃以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のシャワープレート。The shower plate as claimed in claim 1 or 2 thermal shock resistance (△ T) is equal to or is 0.99 ° C. or higher. 上記噴出口が開口する面の表面粗さがRa0.4μm以下であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のシャワープレート。The shower plate according to any one of claims 1 to 3 , wherein a surface roughness of a surface where the jet port opens is Ra 0.4 µm or less.
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