JP3896135B2 - 液晶表示素子および光学異方素子 - Google Patents
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Description
前記偏光板と前記駆動用液晶セル間に、前記偏光板の法線に対して傾けた方向での旋光性が、前記偏光板の法線の方向での旋光性よりも大きく、前記偏光板の法線を基準にして対称的に傾けた旋光性の小さい第1の方向と旋光性の大きい第2の方向を有する光学異方素子を配置して、前記駆動用液晶セルの旋光性の非対称を前記光学異方素子が補償してなる液晶表示素子。
Δn1 ・d1 /T1 = R1 /T1 [1.1]
但し R1 =Δn1 ・d1 (リタデーション値)
で表せる。
Δn2 ・d2 /T2 = R2 /T2 [1.2]
但し R2 =Δn2 ・d2で表すことができる。
(R1 /T1 )>(R2 /T2 ) [1.3]
となる。
但し λは真空中の光の波長(可視の波長範囲)
pは光軸のねじれピッチ長(p=d/T)。
p×△n<λ [1.5]
が成り立つことが必要である。
図1および図2に本実施形態における液晶表示素子の断面図を示す。液晶表示素子は2枚の偏光板1、4(LLC2-92-18:SANRITZ社製)と、これらの間に視角補償用の光学異方素子である液晶セル2と駆動用液晶セル3とを挟む構成を有している。偏光板1は透明基板1aの内側に偏光膜1bを挟んで付けたものであり、偏光板4も同様に透明基板4aに偏光膜4bをつけて形成される。
実施形態1において、視角補償用液晶セル2が無い場合の電圧−透過率特性を測定した。測定結果を図12に示す。本比較例では角度によって上方位においては表示が白くなり、下方向においては表示が黒くなったり階調が反転したりする現象が見られた。
実施形態1において、視角補償用液晶セル2の配向膜としてチルト角が1゜のポリイミドを用いて作製した。それ以外の条件は、実施形態1と全く同一である。電圧−透過率特性を測定した結果を図14に示す。視角補償用液晶セル2のプレチルト角が小さくなることで、正面方向で透過率が完全に下がりきらずコントラスト比の低下が生じる。また、斜め方向の特性も従来例の特性図12と比較すると分かる通り、上方位を除く方位の特性が悪くなった。
図13は本実施形態における液晶表示素子の構成を示す分解斜視図である。実施形態1において、光学異方素子である視角補償用液晶セル2は下側基板2bの液晶と接する面側にポリイミドAL−1051(日本合成ゴム製)が塗布され、その表面にラビング処理が施されている。プレチルト角は1゜である。一方、上側基板2aの液晶と接する側には、垂直配向処理が施されている。用いた液晶材料の△nは0.039で、液晶層の厚みは4.4μmである。液晶分子の光軸すなわち光学異方素子の光軸は、駆動用液晶セル3側でセルに平行で、層厚方向に連続的に変化して液晶セル3から離れた側でセル基板の法線方向にほぼ沿っている。ツイスト角は0°である。
本実施形態の構成図を図16に示す。実施形態1において、第1の光学異方素子である視角補償用液晶セル2と駆動用液晶セル3との間に、光学異方性が厚み方向を光軸としたとき負号となる第2の光学異方素子である光学異方素子5を配置した。光学異方素子5は、光軸(図16中にnz と図示)が厚み方向のZ軸に対しXZ面内で60゜(δ)傾き、この光軸法線面の屈折率が光軸方向の屈折率より大きい。リタデーション値は−140nmである。本構成の液晶表示素子を図2(b)の座標軸で定義される方位により電気光学特性を測定した結果を図17に示す。比較例1の特性図である図12と比較するとわかるように、実施形態1の上方位の特性がさらに改善されている。
本実施形態の構成を図18に示す。実施形態2において第1の光学異方素子である視角補償用液晶セル2と駆動用液晶セル3との間に、第2の光学異方素子として、負の光学異方性を持つ光学異方素子5を配置した。構成を図18に示す。光学異方素子5は、光軸(図18中にnZと図示)がZ軸と平行で、この光軸法線面の屈折率が光軸方向の屈折率より大きい。リタデーション値は−140nmである。本構成の液晶表示素子を図2(b)の座標系で定義される方位により電気光学特性を測定した結果を、図19に示す。比較例1の特性図12と比較するとわかるように、実施形態2の上方位の特性が更に改良された。
実施形態2において視角補償用液晶セル2と駆動用液晶セル3との間にねじれ角が720゜の第2の視角補償用液晶セルを配置した。用いた液晶材料の△nは0.039、ピッチ長は3.5μmである。液晶層の厚みは7.0μmで、配向はポリイミド膜を上下基板間で反対方向にラビングすることにより水平に配向されている。第2の補償セルは、補償セルのラビング軸が、駆動用液晶セル3の下側基板のラビング軸と平行になるように配置した。本構成の液晶表示素子を図2(b)の座標系で定義される方位により電気光学特性を測定した結果を、図20に示す。従来例である比較例1の特性図12と比較するとわかるように、実施形態2の上方位の特性が改良された。
構成を図21に示すように、実施形態2において光学異方性物質層を液晶層で形成した液晶セルからなる光学異方素子である視角補償用液晶セル2と駆動用液晶セル3との間に、負の光学異方性を持つ高分子共重合体でできた光学異方素子6を配置した。光学異方素子6は、光軸(図中にnz と図示)がZ軸と平行で、この光軸法線面の屈折率nx 、ny が光軸方向の屈折率nz より大きい。リタデーション値は−100nmである。視角補償用液晶セル2の液晶層の厚みは3.4μmである駆動用液晶セル3と偏光板4との間には、光学異方素子6と同一の光学異方素子7が駆動用液晶セル3側に配置され、視角補償用液晶セル5が光学異方素子7と偏光板4との間に配置される。視角補償用液晶セル5は、視角補償用液晶セル2と同一の配向膜で作製され上側の基板が(5.1) の矢印の方向にラビングされている。偏光板4の側の基板の視角補償用液晶セル5の液晶に接する側の基板表面には垂直配向処理が施されている。ラビング軸5.1は、駆動用液晶セル3の上側基板のラビング軸3.1と平行である。
実施形態2において視角補償用液晶セル2と5をポリシロキサン主鎖とし、側鎖にビフェニルベンゾエートとコレステリル基を適当な比で有したような高分子共重合体で作製したところ、実施形態6と同様な特性が得られた。さらに高分子共重合体で光学異方素子を作製することにより、より薄型の液晶表示素子が実現する。
2… 光学異方素子
2c… 光学異方性物質層
3… 駆動用液晶セル
Claims (4)
- 2枚の偏光板と、これら2枚の偏光板間に配置された駆動用液晶セルを具備する液晶表示素子において、
前記偏光板と前記駆動用液晶セル間に、前記偏光板の法線に対して傾けた方向での旋光性が、前記偏光板の法線の方向での旋光性よりも大きく、前記偏光板の法線を基準にして対称的に傾けた旋光性の小さい第1の方向と旋光性の大きい第2の方向を有する光学異方素子を配置して、前記駆動用液晶セルの旋光性の非対称を前記光学異方素子が補償してなる液晶表示素子。 - 光学異方性物質層からなる光学異方素子において、前記光学異方性物質層を構成する光学異方性単位のそれぞれの光軸の向きが単一の軸上に揃って配列し、素子表面の法線に対して傾いた方向での旋光性が、前記法線の方向での旋光性よりも大きいことを特徴とする光学異方素子。
- 前記光学異方素子の光軸の角度が光学異方素子表面に対して、前記光学異方素子の層厚方向に連続的あるいは段階的に変化していることを特徴とする請求項2記載の光学異方素子。
- 前記光学異方素子の光軸の角度が光学異方素子の一方の側の表面にほぼ平行であり、前記光学異方素子の他の側の表面の法線にほぼ沿うように前記光学異方素子の層内で変化している請求項2記載の光学異方素子。
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