JP3777827B2 - 自動車用アウタミラー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車用アウタミラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のアウタミラー1は、図7に示すように、自動車のドアのアウタパネル2に取付けられている。このアウタミラー2は、ドアのアウタパネル2の裏面に支持されてなるナット5に、該アウタパネル2の面直方向から差し込むビス4が螺合することで支持されるベース3と、該ベース3に垂直方向からピボット軸(図示省略)を介在してビス8により支持されるカップ型のミラーハウジング6と、該ミラーハウジング6の表面開口に支持されるミラー本体11とよりなる。前記ベース3は、前記ドアのアウタパネル2に支持された後に、合成樹脂製のカバー9により覆い隠されている。符号10は、前記カバー9の端部に嵌合されて前記ドアのアウタパネル2の面に接するパッキングである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、ベース3をドアのアウタパネル2に面直に取付けねばならず、該取付のためのビス4やベース3を隠すために、カバー9を後取付けする必要がある。つまり、こうして、カバー9を取付けるという二段階の取付け手段が必要であり、自動車の組立ラインでの工数が嵩張り、改善が求められている。
【0004】
また、前記カバー9を取付けるときは、該カバー9自体を撓ませて嵌合させる必要があり、このことは、言い換えると、取付いた状態で撓ませれば、ベース3からカバー9が外れることになる。カバー9を外すと、ベース3が露出するので、容易にドアのアウタパネル2からアウタミラー1を離脱できることになってしまい、防盗性の点から改善が求められている。
【0005】
更に、カバー9とベース3とを必要とするので、部品点数が多くなり、管理工数が著しく必要とするばかりか、カバー9がそれ以外の部品の組立体と別に納入して、自動車の組立ラインで組み立てるものであるので、この点でも管理工数及び組立工数が著しく多く必要になり、改善が求められている。
【0006】
この発明は、このような従来の技術に着目したものであって、アウタミラーの取付け性の向上、防盗性の向上、そして管理工数の低減を目的とした自動車用アウタミラーを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ドアのアウタパネルに支持されるベースと、該ベースに垂直方向からピボット軸を介在して支持されるミラーハウジングと、該ミラーハウジングの表面開口に支持されるミラー本体とよりなるアウタミラーであって、前記ベースは、前記アウタパネルの面に対して略面直方向より締結具を用いて支持される固定部と、該固定部を支持する締結具の締結位置とは異なる位置であり且つ前記アウタパネルの面に対し斜め方向より第2締結具を用いて支持されるハウジング支持部と、前記固定部及びハウジング支持部を覆うカバー部とが一体に形成されてなる。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、前記アウタパネルの面に対して略面直方向より締結具を用いて支持される固定部に対して、前記締結具の締結位置とは異なる位置であり且つ前記アウタパネルの面に対してハウジング支持部が第2締結具を用いて斜め方向より支持されてなるので、固定部とハウジング支持部とのどちらか一方を先にドアのアウタパネルに取付けても、他方の取付けは可能であるので、アウタミラーの取付け性が向上する。また、カバー部が、固定部及びハウジング支持部を覆う形状に一体に形成されてなるので、アウタミラーを盗むために、従来のようにカバーを撓ませても取付部が露出しないから、防盗性に優れたものであり、管理工数が著しく低減できる。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記カバー部には、前記ドアのアウタパネルに係合される爪部が配設されてなる。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、前記爪部をドアのアウタパネルに係合させることで、仮止めが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1〜図6は、この発明の一実施形態を示す図である。この実施形態の自動車用アウタミラー21は、自動車のドアのアウタパネル2に支持されるベース22と、該ベース22に垂直方向からピボット軸を介在して支持されるミラーハウジング6と、該ミラーハウジング6の表面開口に支持されるミラー本体11とよりなる。
【0013】
前記ベース22は、前記アウタパネル2の面に対して略面直方向よりビス4により支持される固定部23と、前記ミラーハウジング6に対して斜め方向より支持されるハウジング支持部24と、前記固定部23及びハウジング支持部24を覆うカバー部25とが一体に形成されてなる。
【0014】
前記固定部23は、前記アウタパネル2の表面に対して、図5に示すように、略面直方向より挿入されるボス26と、該ボス26内に配設されたナット部27とよりなる。該ボス26の自由端部が、前記アウタパネル2の裏面に支持されてなるレインフォース28に当接して、締結具であるビス4が前記ナット部27に螺合される。符号29は、ベース22より突設されたリブで、該リブ29の自由端部が、前記パッキング10を介してアウタパネル2に当接する。
【0015】
前記ハウジング支持部24は、アウタパネル2に形成した貫通穴30に対向する位置に、第2締結具であるビス8の締結用の工具が挿入可能なるように斜め方向に形成されてなる。
【0016】
そして、前記カバー部25には、図6に示すように、前記ドアのアウタパネル2に係合される爪部31が配設されてなる。該爪部31は、前記カバー部25の裏面に形成されたボス32にビス33により支持されてなる。
【0017】
前記パッキング10は、前記カバー部25の端部25aに対して表面側に、1.5ミリの高さの第1堤部10aが形成され、裏面側に、0.5ミリの高さの第2堤部10bが形成されている。
【0018】
この実施形態によれば、固定部23に対してハウジング支持部24が斜め方向より支持されてなるので、固定部23とハウジング支持部24とのどちらか一方を先にドアのアウタパネル2に取付けても、他方の取付けは可能であるので、アウタミラー1の取付け性が向上する。
【0019】
また、カバー部25が、固定部23及びハウジング支持部24を覆う形状に一体に形成されてなるので、アウタミラー1を盗むために、従来のようにカバー9を撓ませても取付部であるハウジング支持部24が露出しないから、防盗性に優れたものであり、管理工数が著しく低減できる。
【0020】
また、前記爪部31をドアのアウタパネル2に係合させることで、手を離しても落ちないように、仮止めが可能となる。
【0021】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、前記アウタパネルの面に対して略面直方向より締結具を用いて支持される固定部に対して、前記締結具の締結位置とは異なる位置であり且つ前記アウタパネルの面に対してハウジング支持部が第2締結具を用いて斜め方向より支持されてなるので、固定部とハウジング支持部とのどちらか一方を先にドアのアウタパネルに取付けても、他方の取付けは可能であるので、アウタミラーの取付け性が向上する。また、カバー部が、固定部及びハウジング支持部を覆う形状に一体に形成されてなるので、アウタミラーを盗むために、従来のようにカバーを撓ませても取付部が露出しないから、防盗性に優れたものであり、管理工数が著しく低減できる。
【0022】
請求項2記載の発明によれば、前記爪部をドアのアウタパネルに係合させることで、仮止めが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るアウタミラーを示す正面図。
【図2】図1の矢視Aにかかる上面図。
【図3】図1の矢視Bにかかる背面図。
【図4】図1のC部を示す拡大断面図。
【図5】図3のSD−SD線に沿う断面図。
【図6】図3のSE−SE線に沿う断面図。
【図7】従来例のアウタミラーを示す正面図。
【符号の説明】
1、21 アウタミラー
2 自動車のドアのアウタパネル
3、22 ベース
6 ミラーハウジング
9 カバー
10 パッキング
11 ミラー本体
23 固定部
24 ハウジング支持部
25 カバー部
26 ボス
27 ナット部
28 レインフォース
31 爪部
Claims (2)
- ドアのアウタパネルに支持されるベースと、該ベースに垂直方向からピボット軸を介在して支持されるミラーハウジングと、該ミラーハウジングの表面開口に支持されるミラー本体とよりなるアウタミラーであって、
前記ベースは、前記アウタパネルの面に対して略面直方向より締結具を用いて支持される固定部と、該固定部を支持する締結具の締結位置とは異なる位置であり且つ前記アウタパネルの面に対し斜め方向より第2締結具を用いて支持されるハウジング支持部と、前記固定部及びハウジング支持部を覆うカバー部とが一体に形成されてなることを特徴とする自動車用アウタミラー。 - 請求項1記載の自動車用アウタミラーであって、
前記カバー部には、前記ドアのアウタパネルに係合される爪部が配設されてなることを特徴とする自動車用アウタミラー。
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