JP3747426B2 - Can with hologram - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶胴にホログラムが付与されているホログラム付き缶体に関し、特に、印刷層が形成され且つレリーフ型ホログラムが形成された樹脂製フィルムを缶胴に貼着しているようなホログラム付き缶体に関する。
【0002】
【従来の技術】
虹色に光ると共に見る角度によって色が微妙に変化するホログラムについては、従来から装飾性を高めるために様々な分野で使用されており、そのようなホログラムとして平滑な材料表面にエンボス加工で極微細な凹凸を形成してなるレリーフ型ホログラム(エンボスホログラム)が従来から一般的に使用されていて、缶詰用の容器となる金属製の缶体についても、文字や模様の印刷部を設ける缶胴の装飾性を更に高めるために、そのようなレリーフ型ホログラムを缶体の胴部に付与するということが従来から提案されている。
【0003】
すなわち、缶胴にホログラムを付与するために、例えば、像として表現すべき原稿からの光の波面に相当する干渉縞が凹凸の形でレリーフ型ホログラムとして形成されている工具の表面を、加工すべき金属表面に係合させて転写することで、該金属表面にレリーフ型ホログラムを直接形成するという方法が、特公平5−7265号公報によって提案されている。
【0004】
また、缶胴に印刷を施し、その上から透明な熱硬化性樹脂を塗装してから加熱して完全に硬化させた後に、所望の部分のみに熱硬化性樹脂の印刷を行い、更に加熱して印刷した樹脂が完全に硬化する直前に、ホログラム箔を熱硬化性樹脂による印刷上面に圧着させ、ホログラム箔をスタンピングした後に加熱して完全硬化させるというような方法も、特開平6−210943号公報によって提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来の金属製の缶体に対するレリーフ型ホログラムの付与について、特公平5−7265号公報に開示されているような方法では、平板状態の金属表面にホログラムを形成した後で円筒形に丸めて缶胴を形成する場合には、ホログラムが形成された金属面に過大な負荷をかけることとなって、ホログラムに悪影響を与える恐れがある一方、円筒形に缶胴を形成した後の曲面状態の金属表面にホログラムを形成する場合には、円筒面と工具との係合作業などを極めて微妙且つ正確に行わなければならず、作業能率が大幅に低下することとなる。
【0006】
さらに、ホログラムを形成した後で印刷する場合には、印刷インキがホログラム効果を阻害するのを防止するために、ホログラム部分に印刷インキが付着しないように正確な位置合わせをしたり、印刷時にインキが飛び散らないように印刷速度を低くする必要があり、また、その逆に印刷を施してからホログラムを形成する場合でも、印刷されていない金属面にホログラムを形成するためにやはり正確な位置合わせが必要となって、何れにしても、作業が面倒であり、作業能率が低下して、生産速度を上げにくい。
【0007】
しかも、ホログラムを形成した金属面は、そのままでは錆びてしまうので、透明塗膜で覆う必要があり、印刷後にホログラムを形成すると、印刷層保護のための塗装工程・乾燥工程の他に更にホログラム保護のための塗装工程・乾燥工程が加わるため、かなりコスト高となってしまう。
【0008】
一方、特開平6−210943号公報に開示されているような方法でも、所望の部分のみに熱硬化性樹脂の印刷を行う際の位置合わせが必要となり、また、缶体への加工工程が多いので、生産性が上がりにくく、コスト高になるという問題がある。
【0009】
そこで、上記のような問題を解消するために、缶胴に貼着するための透明な熱可塑性樹脂フィルムの表面(缶胴側とは反対側の面)に直接レリーフ型ホログラムを形成しておくか、あるいは、透明な熱可塑性樹脂フィルムの表面の上層に設けた滑性剤含有の熱硬化性樹脂層の表面にレリーフ型ホログラムを形成しておいてから、透明な熱可塑性樹脂フィルムの裏面(缶胴側の面)に印刷を施した後、印刷層を覆うように設けた接着層を介して、該フィルムを缶胴に貼着するという方法が、この出願に先立つ本出願人の出願(特願平9−152896号)により提案されている。
【0010】
そのような缶体貼着用フィルムを利用したホログラム付き缶体によれば、従来の方法によるホログラム付き缶体と比べて、製造工程をあまり増やすことなく、また、作業能率を大幅に低下させるようなことなく、缶胴の表面にレリーフ型ホログラムを良好に形成できることとなるが、そのような缶体貼着用フィルムを利用したホログラム付き缶体についても、更に詳細に検討した結果、以下に述べるような問題のあることが判った。
【0011】
すなわち、従来の印刷済みフィルム貼着缶体では、貼着するフィルムの表面に、缶体表面の傷付きを防止するための保護層(トップコート層)として、シリコンやワックス等の滑性剤を0.1〜4.0重量%程度含有した透明な熱硬化性樹脂を塗布するのが一般的であって、そうしないと、その後の製缶工程中あるいは缶詰製造工程中に缶体外表面に傷や汚れを発生させたり、また、円筒状に形成された缶体の滑り性能が悪くなることで、加工のタイミング遅れや、円筒缶胴から口絞り(ネックイン加工)する際に口絞りダイとの摩擦力が上がるため、成形力が上がって缶体が座屈するという問題が生じる。
【0012】
この点に関して、上記のようなホログラム付きのフィルム貼着缶体では、熱可塑性樹脂フィルムに直接レリーフ型ホログラムを形成しておく場合、極微細な凹凸が広い範囲に形成されていることで滑り性がかなり改善されてはいるが、貼着するフィルムの表面に滑性剤含有のトップコート層を設けていないので、缶体外表面に傷や汚れを発生させる恐れがある。
【0013】
そこで、そのように缶体外表面に傷や汚れが発生するのを防止するために、ホログラム形成面の上に透明な熱硬化性樹脂のトップコート層を塗布すると、極微細な凹凸として形成されたホログラム形成面が、このホログラム形成樹脂と光の屈折率が近い透明な熱硬化性樹脂で埋められてしまうため、光の屈折現象によるホログラムの効果が消失してしまうこととなる。
【0014】
なお、ホログラム効果を必要とする部分に対して、ホログラム形成面の上に更に金属蒸着による反射層を設けた後、全体を透明なトップコート層(オーバーコート層)で被覆するということが、特開平8−179679号公報に開示されているが、そのようなものでは、ホログラム形成面の上に金属蒸着の薄膜層を更に設ける必要があり、こういった処理は手間がかかってフィルム自体が高価なものになってしまうと共に、ホログラム形成層の下層に設けた印刷層とホログラムとの重なりによる深みのある装飾効果を期待することはできない。
【0015】
一方、上記のようなホログラム付きのフィルム貼着缶体で、熱可塑性樹脂フィルムの上層に透明な熱硬化性樹脂のトップコート層を設けてその表面にホログラムを形成しようとすると、完全硬化している滑性剤含有の熱硬化性樹脂の表面にレリーフ型ホログラムを形成することで、加工条件がかなり厳しくなって、生産効率の低下や製品歩留まりの低下が避けられないと共に、ホログラム形成時の加工負荷が増大するので、原版として使用するホログラム版の耐久性が著しく低下することとなる。
【0016】
さらに、そのような問題とは別に、製品の多様化という観点から見ると、多彩なホログラム模様をデザインとして生かすために、エンボス版を変更して色々なレリーフホログラムを形成したり、ホログラム形成樹脂層を様々なパターン状に印刷して該樹脂層にホログラムをエンボス加工するようなことが従来から一般的に行なわれている。
【0017】
しかしながら、そのような従来の方法によりホログラム付きフィルム貼着缶体においてホログラム模様の多様化を図ろうとすれば、異なるホログラム模様の貼着用フィルムを多数用意しておき、製缶ラインにおいて使用する貼着用フィルムをその都度交換しなければならず、それにより、単に型替え時間が増えるだけでなく、ホログラム模様の異なる多種類の貼着用フィルムの在庫を多く抱えることとなる。
【0018】
本発明は、上記のような問題の解消を課題とするものであり、具体的には、缶体貼着用フィルムの表面にレリーフ型ホログラムを形成することで、製造工程を大幅に増やしたり作業能率を大幅に低下させることなく、金属製缶体の缶胴表面にホログラムを良好に形成すると共に、そのように缶体貼着用フィルムの表面にホログラムを形成した缶体において、缶体の滑り性能を確保して、製缶工程や缶詰製造工程での缶体表面の汚れや傷の発生を防止したりする一方、ホログラムと印刷層との重なりによる深みのある装飾効果を失うことなく、簡単に且つ経済的に、缶体に施すホログラム模様の多様化を図ることができるようにすることを課題とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような課題を解決するために、主体層となる透明な熱可塑性樹脂フィルムの一方の面に印刷層を施した印刷済みの樹脂製フィルムが、印刷層を覆うように施された接着層を介して、缶胴金属板の外周面に貼着されているようなフィルム貼着缶体において、樹脂製フィルムの缶胴金属板側とは反対側の表面に、極微細な凹凸によるレリーフ型ホログラムを形成すると共に、滑性剤を含有する透明な硬化性樹脂のトップコート層により該ホログラムの形成面を部分的に被覆することで、トップコート層で被覆されずホログラムとして残される部分が、細線の繰り返し又は細線の組み合わせによる模様となり、且つ、該細線の太さが0.2〜0.5mm、該細線間の間隔が1.0〜2.0mmとなるように形成されたり、或いは、規則正しい繰り返しパターンによる模様となり、且つ、一つの図形又は点の最大寸法部分が1.0〜3.0mm、各図形又は点同士のピッチが1.5〜4.0mmとなるように形成されていることを特徴とするものである。
【0020】
上記のような構成によれば、予めレリーフ型ホログラムが形成された印刷済みの樹脂製フィルムを缶胴金属板に貼着する(円筒状缶胴の金属面に貼着するか、又は、平板状の缶胴用金属板の金属面に貼着する)だけで、缶胴の表面にホログラムと印刷模様とが重なった深みのあるホログラム装飾効果を付与することができ、しかも、部分的に設けられたトップコート層により、缶体の滑り性能を確保して、製缶工程や缶詰製造工程で缶体表面に汚れや傷が発生するのを防止することができる。
【0021】
また、ホログラム形成面に塗布用ローラー(グラビアコーター等)でトップコートを塗布するときの塗布模様を変えるだけで、ホログラムとして残される部分の模様を変えることができるため、簡単にホログラム模様の多様化を図ることができる。
【0022】
その際、トップコート層で被覆しない部分を細線の太さが0.2〜0.5mmで、細線間の間隔が1.0〜2.0mmとなるように細線の繰り返し又は細線の組み合わせとしたり、或いは、一つの図形(又は点)の最大寸法部分が1.0〜3.0mmで、各図形(又は点)同士のピッチが1.5〜4.0mmとなるような図形(又は点)の繰り返しパターンとしていることで、ホログラム形成面よりも下層にある印刷文字や印刷図柄の視認性を良好なものとすることができる。
【0023】
すなわち、本発明者等の研究によれば、ホログラム形成面と印刷層が重なっている部分では、下層にある印刷文字や印刷図柄が小さいと、見る角度によってはホログラムの虹色の反射光で見え難くなることが判明した。特に、内容物の説明や注意書のために使用される小さな印刷文字が読み取り難くなるが、このような説明や注意書はホログラムに邪魔されずに充分に読み取れるようにすることが望ましい。この点に関して、上記のようにホログラムとして残される部分を小さく分散させることによって、ホログラムによる装飾効果を生かした上で、ホログラムの虹色に邪魔されることなく、小さな印刷文字や印刷図柄でも充分に読み取ることができるようになった。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のホログラム付き缶体の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
【0025】
本発明のホログラム付き缶体の一実施形態について、図1(A)は、缶胴の断面を部分的に示し、図1(B)は、そのような缶胴の断面を更に拡大して示すものであり、また、図2は、図1(B)に示した缶胴断面の部分を斜め上方から見たものであって、缶体1は、缶胴の本体部分を形成する円筒状の金属板2に対して、印刷を直接施さず、予め印刷を施した缶体貼着用の樹脂製フィルム3を熱接着により一体的に貼着した印刷フィルム貼着缶体である。
【0026】
缶胴の金属板2に貼着されている印刷済みの樹脂製フィルム3は、主体層となる透明な熱可塑性樹脂フィルム4に対して、その裏面側(金属板2に接着される側)に、複数色の印刷インキからなる印刷層5を設け、該印刷層5を全面的に被覆するように、接着剤からなる接着層6を設けると共に、その表面側(金属板2とは反対側)に、極微細な間隔の凹凸によるレリーフ型ホログラム3aを表面に形成した透明なホログラム形成層7を設け、更に、該ホログラム形成層7のホログラム形成面3aを部分的に被覆するように、滑性剤を含有した透明なトップコート層8を設けたものである。
【0027】
なお、滑性剤を含有した透明なトップコート層8は、本実施形態では、図2に示すように、平面的に見て格子模様の規則的なパターンで、ホログラム形成層7の表面に形成されたレリーフ型ホログラムの形成面3aを、50%以上の被覆率で部分的に被覆している。
【0028】
上記のような本実施形態のホログラム付き缶体では、透明な熱可塑性樹脂フィルム4の上側に重ねられた透明なホログラム形成層7の表面に形成されたレリーフ型ホログラム3aを、透明なトップコート層8が部分的に被覆していることにより、トップコート層8で被覆された部分は、ホログラムの極微細な凹凸がホログラム形成層と屈曲率が近いトップコート層8の樹脂により埋められることでホログラム効果が消失して、透明な熱可塑性樹脂フィルム4の下側に重ねられた印刷層5による印刷模様だけが明瞭に見えるようになっている。
【0029】
これに対して、トップコート層8で被覆されない部分は、ホログラム形成層7の表面に形成されたレリーフ型ホログラム3aが、透明な熱可塑性樹脂フィルム4を通してその下側の印刷層5による印刷模様と重なった状態となっているため、缶胴の表面に光を受けると、見る人の位置により、ホログラムによる虹色が見えたり、印刷模様が見えたりすることで、見る人に対して強い印象を与えることができるようなホログラム効果を発揮するようになっている。
【0030】
特に、印刷層5(通常、厚さは5μm以下)が、該印刷層5よりもかなり厚い透明な熱可塑性樹脂フィルム4(例えば、10μm以上)の裏面側にあり、且つ、ホログラム形成面3aを表面に有するホログラム形成層7が透明な熱可塑性樹脂フィルム4の表面側にあることによって、深みのある立体的な装飾層となり、それによってより一層高級感が出るため、たとえ印刷層5の色数を減らしたとしても高級感が失われることはない。
【0031】
この点に関して、従来の3ピース缶用鋼板に対する多色オフセット印刷、および缶体貼着用樹脂フィルムに対する多色グラビア印刷では、重ね刷りが可能なので、インキの色数は3原色だけ又はそれに墨色を加えた4色で殆どの印刷が可能なはずであるが、装飾印刷の豪華さや高級感を出すために、それよりも多い6色から8色の色を使った印刷が行われており、また、ドライオフセット印刷法により缶体に対して直接多色印刷をする2ピース缶でも、最近は7色や8色のインキを使った印刷が増えている。
【0032】
これに対して、本実施形態のホログラム付き缶体は、透明な熱可塑性樹脂フィルム4の裏面に形成された印刷層5による装飾効果に加えて、見る角度によって虹色に光るホログラムが、透明な熱可塑性樹脂フィルム4の表面側(本実施形態では、ホログラム形成層7の表面)に形成されることで、たとえ4色あるいはそれ以下の色数を使って印刷したとしても、印刷効果にホログラムによる装飾効果が加わることで豪華さや高級感がでることにより、消費者に対するアピール度が高くなる。
【0033】
そのように印刷層5の色数を少なくすることができるということは、印刷する際に使用するインキの数が少なくて良いということであり、その結果、印刷の型替えに要する時間が短くなり(版の数はインキの数と同じであるため)、また、印刷前の各色の版の印刷図柄の見当合わせに要する時間も短くなるので、印刷の準備時間が大幅に短縮化できる(印刷作業効率が向上する)という利点につながるものである。
【0034】
なお、本発明者等の実験によれば、ホログラム効果が現れる部分の裏側の印刷インキの色について、濃い赤色,濃い茶色,濃い緑色,黒い色(墨色)のように明度が比較的低い場合や、また、透明な熱可塑性樹脂フィルム4の裏面側に4色以下の色数で印刷をする場合であっても、これら明度が比較的低い色のベタ印刷である場合に、その上側に形成されるホログラムによる装飾効果がより高いものとなることが判っている。
【0035】
ところで、上記のような本実施形態のホログラム付き缶体1の各部分に使用される材料の具体例(これに限られるものではないが)については、以下の通りである。
【0036】
缶体1の缶胴を形成する金属板2については、冷延板,溶融亜鉛および亜鉛合金メッキ鋼板,電気亜鉛および亜鉛合金メッキ鋼板,ブリキ,極薄錫メッキ鋼板,ティンフリースチール,クロムメッキ鋼板,アルミメッキ鋼板,ニッケルメッキ鋼板,その他の各種合金メッキ鋼板,アルミニウム合金板,その他の金属板、および、それらに必要に応じて、化成処理、例えば、リン酸塩処理,クロメート処理,有機クロメート処理,コバルト複合酸化膜処理,ニッケル置換メッキ,その他の処理を行ったものを用いることができる。
【0037】
樹脂製フィルム3の主体層となる透明な熱可塑性樹脂フィルム4については、10〜30μmの厚さのポリエステルフィルム,ナイロンフィルム,ポリプロピレンフィルム等、比較的透明性が高く、しかも耐熱性に優れた樹脂フィルムを使用することができて、例えば、ポリエステルフィルムとしては、エチレンテレフタレート,および,エチレンイソフタレートを主たる構成成分としたものが用いられる。
【0038】
熱可塑性樹脂フィルム4としてポリエステルフィルムを使用する場合、本発明の特性を損ねない範囲で他の成分を共重合しても良く、例えば、共重合するジカルボン酸成分としては、ナフタレンジカルボン酸,ジフェニルジカルボン酸,ジフェニルスルホンジカルボン酸,ジフェノキシエタンジカルボン酸,5−ナトリウムスルホイソフタル酸,フタル酸等の芳香族ジカルボン酸、シュウ酸,コハク酸,アジピン酸,セバシン酸,ダイマー酸,マレイン酸,フマル酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸、p−オキシ安息香酸等のオキシカルボン酸等を挙げることができる。
【0039】
また、共重合するグリコール成分としては、プロパンジオール,ブタンジオール,ペンタンジオール,ネオペンチルグリコール等の脂肪族グリコール、シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール、ビスフェノールA,ビスフェノールS等の芳香族グリコール、ジエチレングリコール,ポリエチレングリコールなどのポリオキシエチレングリコール等を挙げることができる。
なお、上記のジカルボン酸成分、およびグリコール成分については、2種以上を併用してもよい。
【0040】
熱可塑性樹脂フィルム4としてナイロンフィルムを使用する場合には、ナイロン66,ナイロン610,ナイロン612等のジアミンとジカルボン酸との縮重合物、あるいは、ナイロン6,ナイロン11,ナイロン12のようなラクタムの開環重合物の何れも利用することができる。
【0041】
熱可塑性樹脂フィルム4の裏面に施される印刷層5については、熱硬化性のウレタン系樹脂等からなるインキが使用されており、その印刷方法としては、グラビア印刷,フレキソ印刷,オフセット印刷等、各種の印刷方法を適宜選択可能であるが、色数を豊富に使って色調豊かで美麗な文字や模様を印刷したい場合には、グラビア印刷により印刷層5を形成するのがよい。
【0042】
印刷層5を裏側から全面的に覆うように施される接着層6については、加熱と加圧により密着し易く、且つ、印刷層5に使用されるインキとの密着性が良好な熱硬化型の接着剤によって形成されるもので、そのような接着剤としては、ポリエステルを主成分とする熱硬化性樹脂があり、その他の硬化性樹脂成分としてEB硬化性(電子硬化性)樹脂を併用することができる。
【0043】
なお、接着層6については、ウレタン系,エポキシ系,イソシアネート系の熱硬化型接着剤も使用することができ、また、印刷効果を高めるために、接着層6を構成する樹脂に白色系の着色剤を混入させることもある。
【0044】
接着剤に使用されるポリエステル樹脂は、従来から公知の多塩基酸と多価アルコールの縮合物で熱可塑性樹脂であり、数平均分子量7,000〜40,000、好ましくは10,000〜30,000の範囲のものが使用されていて、該ポリエステル樹脂の製造は、下記の酸成分とアルコール成分とを反応容器中で200℃〜250℃の温度で縮合重合させることによって行われる。
【0045】
ポリエステル樹脂の製造に使用される多塩基酸としては、アジピン酸,スベリン酸,アゼライン酸,セバチン酸,デカン−1,10−ジカルボン酸などの脂肪族二塩基酸、へキサヒドロフタル酸,ヘキサヒドロトリメリット酸,テトラヒドロフタル酸などの脂環族多塩基酸、およびその無水物、フタル酸,イソフタル酸,テレフタル酸,トリメリット酸,ピロメリット酸などの芳香族多塩基酸、およびその無水物、その他、マレイン酸,フマル酸,イタコン酸等を挙げることができる。
【0046】
ポリエステル樹脂の製造に使用される多価アルコールとしては、エチレングリコール,プロピレングリコール,ジエチレングリコール,1・2−ブチレングリコール,1・6−へキサンジオール,1・4−シクロヘキサンジメタノール,ネオペンチルグリコール,ポリラクトンジオール等を挙げることができる。
【0047】
また、接着剤に使用される熱硬化成分としては、メラミン樹脂,グアナミン樹脂,ウレア樹脂等のアミノ樹脂、およびフェノール樹脂が使用可能であり、また、イソシアネート硬化として、トリレンジイソシアネート(略称TDI),4・4′ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)等の芳香族イソシアネート、あるいは、へキサメチレンジイソシアネート(HMDI),イソホロンジイソシアネート(IPDI),キシレンジイソシアネート(XDI)等の脂肪族イソシアネートを使用することができる。
【0048】
また、接着剤に使用されるEB硬化性(電子硬化性)樹脂については、数平均分子量300〜5,000、好ましくは1,000〜2,000のポリエステル系オリゴマーであり、これらは0.3〜5.0モル/kg分子、好ましくは1.0〜3.0モル/kg分子の重合性不飽和二重結合を有するものである。
【0049】
このポリエステル系オリゴマーとしては、数平均分子量5,000以下の水酸基含有低分子量ポリエステルに(メタ)アクリル酸をエステル結合させたものを挙げることができ、該低分子量ポリエステルについては、上記のポリエステル樹脂成分の多塩基酸と多価アルコールを結合して得られるものである。
【0050】
ポリエステルを主成分とする熱硬化型接着剤(EB硬化を併用する場合有り) に配合される応力緩和剤としては、シリカ,ベントナイト,クレー,タルク,硫酸バリウム,炭酸カルシウムなどを挙げることができ、着色(例えば、白色)が必要な場合には酸化チタンの含有も可能である。
【0051】
透明な熱可塑性樹脂フィルム4の表面側に設けられる透明なホログラム形成層7については、レリーフ型ホログラム3aを形成するためのエンボス加工時には、完全には硬化しておらず加圧成形又は熱成形可能であり、ホログラム形成後の加工時には、完全に硬化されていて、加工の際の圧力又は熱圧力、接着剤中の溶剤に耐えるだけの耐性を有することが必要である。
【0052】
そのような樹脂としては、紫外線硬化性樹脂,電子線硬化性樹脂,熱硬化性樹脂,自然硬化性樹脂等の反応性の硬化性樹脂が使用でき、特に生産性を考慮した場合、紫外線若しくは電子線で硬化する樹脂が適していて、具体的には、例えば、実公平5−47108号公報,特開昭60−254174号公報,及び特開昭63−108374号公報等にホログラム形成層の材料として開示されているような周知の硬化性樹脂を使用することができ、そのような透明な硬化性樹脂をホログラム形成層7として使用することにより、エンボスホログラムの加工が容易となり、生産効率が上がると共にホログラム版の耐久性が向上する。
【0053】
透明なホログラム形成層7の表面に(本実施形態では、格子模様のパターンで)部分的に設けられるトップコート層8については、缶体の缶胴表面に滑り性を与えるために、滑性剤を含有した透明な硬化性樹脂として、例えば、エポキシ−アミノ系樹脂,エポキシ−メラミン系樹脂,ポリエステル−アミノ系樹脂などの熱硬化性樹脂に対して、シリコンやワックスなどの滑性剤を0.1〜4.0重量%配合させたものが使用されている。なお、紫外線硬化性樹脂または電子線硬化性樹脂に滑性剤を配合したものも使用できる。
【0054】
このトップコート層8の主樹脂としては、ポリエステル樹脂,アクリル樹脂,エポキシ樹脂等を使用することができ、硬化剤としては、メラミン樹脂等のアミノ樹脂、フェノール樹脂等を使用することができ、さらに、滑性剤としては、ラノリン,カルナバ,パラフィン,ポリエチレン,PTFE(四フッ化エチレン樹脂),ポリエーテル変性ジメチルシラン等のシリコン類およびシリカ等が有効である。
【0055】
ところで、図3および図4は、本実施形態のホログラム付きの缶体1の缶胴の金属板2に貼着される印刷済みでホログラムが形成された缶体貼着用の樹脂製フィルム3を製造するための工程の一例を示すもので、この例では、予めコイル巻きした状態の製品として別途に用意された片面ホログラム付きの熱可塑性樹脂フィルムの長尺フィルムを原料材として使用し、この長尺フィルムを走行させながら、該フィルムのホログラム形成面3aとは反対側の面に、印刷層5と接着層6を順次設けることで、缶胴となる金属板2に貼着する前の印刷済みでホログラムが形成された樹脂製フィルム3の長尺フィルムを製造している。
【0056】
原料材とする片面ホログラム付き熱可塑性樹脂フィルム自体の製造については、図示していないが、エンボスホログラム用金型を、先づ、従来から行われている方法により、フォトレジストを塗布した乾板にレーザー干渉縞を露光させて、その干渉の強度に対応した凹凸のレジストを作り、次に、これに金属を蒸着し、膜を形成させて導電性をもたせ、その上にニッケルをメッキしてから、該メッキ層を原版から剥がすことで、極微細な凹凸形状が精密に写し取られたエンボスホログラム金型を製造する。
【0057】
そのように既知の方法により製造されたエンボスホログラム金型を、そのまま熱可塑性樹脂製の長尺フィルムの表面に繰り返して熱プレスしても、該フィルムの表面に極微細な間隔の凹凸によるホログラムが繰り返し再現された長尺フィルムを得られるが、そのようなエンボスホログラム金型そのものによるスタンプ方式による加工では、加工の速度が上がらない。
【0058】
そのため、それ自体誘導加熱法や内部に加熱流体を流す等の手段で加熱できる金属ジャケットロールの回転する外周面に、エンボスホログラム金型の凹凸形状を型押し加工することで、このエンボスホログラム加工用の金属ジャケットロールにより、連続的に走行している12μmの厚さの熱可塑性樹脂製の長尺フィルムの表面に対し、該ロール外周面のレリーフ型ホログラムを加熱しながら連続的に押し付けて、長尺フィルムに表面にレリーフ型ホログラムを繰り返して形成するようなエンボスホログラム加工を高速で行なうようにしている。(勿論、ホログラムの形成面を構成する樹脂の硬化の程度によっては、エンボスホログラム加工用の金属ジャケットロールを加熱しないでも、エンボスホログラム加工を高速で施すことは可能である。)
【0059】
なお、本実施形態の場合、ポリエチレンテレフタレートからなる透明な熱可塑性樹脂フィルム4の片面に透明なホログラム形成層7を設けて、該ホログラム形成層7の表面にレリーフ型ホログラム3aを形成していることから、その原料材となる片面ホログラム付きの熱可塑性樹脂フィルムを製造する際には、先ず、熱可塑性樹脂製の長尺フィルムの片面に、例えば、紫外線照射により硬化する透明な硬化性樹脂を塗布し、乾燥(又は乾燥と紫外線照射)してホログラム形成層を形成してから、エンボスホログラム金型を該ホログラム形成層に押し当てて、該ホログラム形成層の表面にレリーフ型ホログラムを形成しながら若しくは形成した後、紫外線を照射してホログラム形成層を完全に硬化させる。
【0060】
すなわち、コイル巻き状態から巻解かれて繰り出しロールにより繰り出される熱可塑性樹脂製の長尺フィルムに対して、例えば、グラビアロール(表面に極小さな凹部が形成されているロール)により、透明な紫外線硬化性樹脂を連続的に塗布してから加熱乾燥(又は加熱乾燥と紫外線照射)することによって、先ず、該長尺フィルムの片面にホログラム形成層を形成してから、次いで、走行している長尺フィルムに対して、金属ジャケットロールの外周面に形成されたレリーフ型ホログラムを、常温のまま又は加熱しながらホログラム形成層の表面に押し付けることで、ホログラム形成層の表面にレリーフ型ホログラムを繰り返して形成し、その後若しくは形成中に紫外線を照射してホログラム形成層を完全に硬化させることとなる。(なお、電子線硬化性樹脂の場合には電子線を照射し、熱硬化性樹脂の場合には加熱して、ホログラム形成層を完全に硬化させる。)
【0061】
そのようなエンボスホログラム加工によりフィルム表面に形成されるレリーフ型ホログラムの凹凸のピッチについては、0.1μmから2μmの範囲であって、優れたホログラムを得るためには、この凹凸のピッチを0.3μmから1μmの範囲とすることが望ましい。また、そのようなエンボスホログラム加工を、長尺フィルムの表面全面に施すか、あるいは、該フィルムの表面に部分的に繰り返して施すかについては、任意に選択することができる。
【0062】
上記のように製造された熱可塑性樹脂フィルム4を主体層とする片面ホログラム付きの長尺フィルムに対して、図3および図4に示すように、該長尺フィルムをコイル巻き状態から解いて繰り出しロールで繰り出して連続的に走行させながら、先ず、その表面(ホログラムが形成された面)に、トップコート塗布ローラーにより、1.0重量%の滑性剤を含有する透明な熱硬化性樹脂を、(本実施形態では規則的な格子模様のパターンで)連続的に繰り返して部分的に塗布し、加熱乾燥することにより硬化させて、長尺フィルムの表面(ホログラム形成層7の表面)に設けられたホログラム形成面3aを、滑性剤を含有する透明な熱硬化性樹脂のトップコート層8で部分的に被覆する。
【0063】
次いで、そのような長尺フィルムの裏面に対して、印刷ローラーにより、グラビア,フレキソ等の印刷手段を使って、3〜8色の印刷インキによる裏刷り印刷を順次繰り返して多色印刷による印刷層5を施した後、更に、該印刷層5をその上から全面的に覆うように、接着剤塗布ローラーにより、接着剤を塗布して接着層6を連続的に形成してから、該印刷層5と接着層6とを加熱乾燥した後、巻き取りロールによって印刷・ホログラム成形済の長尺フィルムとしてコイル巻きする。
【0064】
上記のように製造された印刷済みでホログラム形成済みの長尺フィルムについては、印刷層5の印刷が、印刷部分の長手方向の両側に狭い幅の非印刷部分を有する一条以上の印刷を施したもの、すなわち、缶詰内容物等を表示したラベルに相当する印刷の繰り返し模様(一つの缶胴の高さと同じ長さ毎に同じ模様の印刷が繰り返される)の連続印刷が、長尺フィルムの幅方向で、印刷部分が非印刷部分を隔てて複数条(複数個の缶体分の印刷)となるように施されているものである。
【0065】
長尺フィルムに対する上記のような繰り返し模様の連続印刷については、必ずしも複数条となるようにしなければならないことはないが、複数条となるように印刷した方が、一条ずつ印刷する場合と比べて、印刷効率が高く、また、印刷済みのフィルムを金属板に貼着する場合の生産効率が高いことによって、製缶コストを低く抑えることができる。
【0066】
なお、印刷部分が非印刷部分を隔てて複数条となるように施されている場合には、帯状の極薄錫メッキ鋼板に貼着する直前に、非印刷部分が切断除去されてから、複数条の印刷部分が狭い間隔を隔てて帯状の極薄錫メッキ鋼板に貼着されることとなる。
【0067】
長尺フィルムに対する接着剤の塗装方法については特に限定するものではないが、グラビア印刷を施す場合には、一連の作業で印刷塗装ができることからグラビア方式が望ましい。
【0068】
上記のようにして得られた印刷済みでホログラム形成済みの長尺フィルムを用いて、溶接缶胴のような側面継目部を有する3ピース缶のフィルム貼着缶体を製造するには、従来から行われている印刷済み樹脂製フィルムの貼着方法(特開平4−91949号公報、特開平5−147181号公報参照)と同様の方法が適用される。
【0069】
すなわち、コイル巻きされた複数個分の缶胴円周長さよりも少し長い幅を有する長尺(帯状)の極薄錫メッキ鋼板(ブリキ又はニッケルメツキ鋼板でも良い)と、コイル巻きされた印刷済みでホログラム形成済みの長尺フィルムとを、それぞれ解きながら走行させ、走行途中で長尺の極薄錫メッキ鋼板を加熱し、両者を貼着するために両者を重ね合わせて加圧する一対の加圧ロールの直前の位置で、該長尺フィルムの非印刷部分を切断除去してから、該メッキ鋼板と該フィルムとを、接着層が該メッキ鋼板と接触するように重ね合わせ、一対の加圧ロールにより両者を加圧することにより、高速且つ連続的に、3ピース缶胴材料用のフィルム貼着済み帯状極薄錫メッキ鋼板を得ることができる。
【0070】
その際の貼り合わせる条件として、速度は0〜300m/分、温度は140℃〜200℃、加圧ロールによる圧力は線圧として250〜750N/cmにまで上げられるが、好ましい条件として、速度については、生産性を上げることから、200m/分以上とするのが効果的であり、また、貼り合わせ温度については、接着剤の熱融着温度や溶融粘度にもよるが、エンボスホログラム面を保護するという観点から、150〜170℃とするのが好ましく、また、圧力については、接着性に対してはより高い方が有効であるが、寸法の安定性を考慮すると、特に予め印刷を施してあるフィルムを貼り合わせる場合には制御が難しくなることから、500N/cm前後が好適である。
【0071】
印刷済みでホログラム形成済みの樹脂製フィルムが上記のように貼着された帯状の3ピース缶胴用メッキ鋼板については、該フィルムの貼着面とは反対側の面に対して、予め、メッキ鋼板の長手方向に延びる複数条の塗装が、インナーコート(内面塗膜)として施されているか、あるいは、該フィルムとメッキ鋼板との貼着工程と同時又はその前後に、インナーコートとなる熱可塑性合成樹脂のフィルムが、複数条貼着されることとなる。
【0072】
そのように製造されたフィルム貼着済みの3ピース缶胴用帯状極薄錫メッキ鋼板は、先ず、一缶分の缶胴の大きさのブランクに切断され、次に、それぞれ缶胴成形機に掛けられて円筒状に成形された後、溶接機により重合部をシーム溶接されて缶胴となり、その後、ネックイン加工機およびフランジング装置により缶胴両端部にネックイン加工とフランジ加工を施された後、缶胴は缶蓋巻締装置に送られてその一端部に底蓋を巻締められることで、ホログラム付きの印刷缶胴を持つ3ピース缶体となる。
【0073】
印刷済みでホログラム形成済みの長尺フィルムについては、上記のような3ピース缶についてだけでなく、アルミニウム合金板や表面処理鋼板等の金属円板を材料として、絞りしごき加工により側面継目部のない円筒状の缶胴と缶底とを一体的に成形した2ピース缶に対しても、また、インパクト加工や絞り再絞り加工(再絞り加工時にストレッチ加工をするものを含む)により側面継目部のない円筒状の缶胴と缶底とを一体的に成形した2ピース缶に対しても使用可能なものである。
【0074】
印刷済みでホログラム形成済みの長尺フィルムを用いて、側面継目部のない2ピース缶のフィルム貼着缶体を製造するには、特開平9−295639号公報,特開平4−57747号公報等により開示されている方法と同様の方法が適用される。
【0075】
すなわち、コイル巻きされた印刷済みでホログラム形成済みの長尺フィルムを解きながら走行させ、その横幅(印刷された文字や装飾模様の縦横から見て横となる方向の長さ)が缶体の缶胴周長よりもやや長くなるように、連続的に一缶分毎のフィルムシートとして切断することによって、缶体に貼着される大きさの多数のフィルムシートを連続的にフィルム貼着装置に対して提供する。
【0076】
なお、側面継目部のない2ピース缶に貼着するフィルムシートは、缶胴の周囲に巻き付けた際に両端部が突き合わせ状態になっていても良いが、缶胴に巻き付けた際に両端部が重なり合うようになっている方が缶胴の保護(フィルムシートに多少の切断誤差があっても、貼着された際に缶胴の全周が完全にフィルムシートで覆われているようにする。)という観点からは好ましい。
【0077】
また、缶胴に巻き付けた際にその両端部が重なり合うようにする場合には、フィルムシートは、印刷層は長手方向および幅方向ともに連続印刷(非印刷部分がない。接着層も同様。)でも良いが、缶胴で重ね合わされる両端部になる部分(特に重ね合わされる際に下側となる側)にトップコート層を施していない方が接着力の観点から望ましい。
【0078】
缶体に貼着される大きさのフィルムシートが提供されたフィルム貼着装置では、成形加工後に加熱されながら連続的に送られてくる側面継目部のない有底円筒状の2ピース缶体に対して、連続的に供給されたそれぞれのフィルムシートを、加熱されたそれぞれの缶体の円筒状の缶胴に、接着層により貼付して仮接着し、更に、接着層が固化する前にロールで押圧することにより本接着して、有底円筒状のフィルム貼着缶体としてから、内面塗装やネックイン加工及びフランジ加工等のその後の加工工程に送り出すこととなる。
【0079】
上記のようにして製造される本実施形態のホログラム付き缶体によれば、缶体1の缶胴の金属板2に貼着される樹脂製フィルム3の表面にレリーフ型ホログラム3aを形成していることで、金属製の缶体の個々に対して直接その金属表面にレリーフ型ホログラムを形成したものや、印刷済みの缶体の缶胴にホログラム形成層を有する転写シートを熱転写したようなものと比べて、缶体1に対するレリーフ型ホログラムの付与を、容易に且つ能率的に行なうことができて、製缶コストを低減させることができる。
【0080】
そして、そのような樹脂製フィルム3の表面にレリーフ型ホログラム3aを形成した缶体1において、極微細な凹凸によるレリーフ型ホログラムの形成面3aが、(本実施形態では格子模様のパターンで)部分的に、滑性剤を含有する透明な硬化性樹脂のトップコート層8によって被覆されていることにより、以下のような作用効果を奏することとなる。
【0081】
すなわち、缶体1の表面の保護や缶体の成形という観点から見ると、滑性剤を含有する透明な硬化性樹脂のトップコート層8が(50%以上の被覆率で)部分的に設けられていることにより、そのようなトップコート層8が全くないものと比べて、缶体表面の滑り性を良好なものとすることができて、缶体搬送時におけるガイド等との滑り性、および、口絞り(ネックイン加工)などにおける缶体成形時のツール(加工具)との滑り性を改善することができるので、製缶工程や缶詰製造工程において缶体の外表面に傷や汚れや凹みが発生するのを防止することができる。
【0082】
なお、上記のような作用効果を奏するためには、トップコート層8により缶体1の缶胴表面の少なくとも50%以上覆うことが必要であって、トップコート層8を設けていない部分によるホログラムの装飾効果を考慮した上で、トップコート層8の被覆率を高くするに従って、上記のような効果がより高くなるものであり、例えば、図6(A)〜(C)に示すような各形状でのホログラム効果を缶胴表面の一部分のみに得ようとする場合には、トップコート層8の被覆率を100%にかなり近くすることができる。
【0083】
また、缶体1のホログラムによる装飾効果という観点から見ると、トップコート層8を設けない部分では、透明な熱可塑性樹脂フィルム4の裏面側に形成された印刷層5による色彩や模様の上にホログラムを重ねた状態で、虹色に光るホログラム効果が得られるのに対して、トップコート層8を設けた部分では、ホログラム形成面3aが埋められることでホログラム効果が完全に消失されて、印刷層5による色彩や模様が明瞭なものとなる。
【0084】
それにより、同じレリーフ型ホログラムの形成面3aに対して、その上に塗布ローラーで塗布するトップコート層8の塗布模様を変えるだけで、簡単に且つ経済的にホログラムの模様を様々に変えることができ、しかも、トップコート層8を設けていないホログラム効果のある部分では、比較的厚い透明な熱可塑性樹脂4を介して、印刷層5による色彩や模様の上側に、見る角度によって虹色に光るホログラムが重ねて付与されるため、単に印刷模様のない部分にホログラムの模様を形成したり、印刷模様の上に金属蒸着の反射層によるホログラムを形成したような場合と比べて、缶体の同じ部分を見ても、見る人の位置により、ホログラムによる虹色が見えたり、印刷模様が見えたりすることで、見る人に対して強い印象を与えることができると共に、全体的により厚く深みのある装飾効果を得ることができる。
【0085】
以上、本発明のホログラム付き缶体の一実施形態について説明したが、本発明は、上記のような実施形態にのみ限定されるものではなく、例えば、上記の本実施形態では、熱可塑性樹脂フィルム4の上層にホログラム形成層7を全面的に設けて、該ホログラム形成層7の表面全体にレリーフ型ホログラム3aを形成しているが、ホログラム形成層7を部分的に設けたり、ホログラム形成層7の表面に部分的にレリーフ型ホログラム3aを形成することで実施することも可能であり、さらには、図5に示すように、ホログラム形成層7を設けることなく、熱可塑性樹脂フィルム4の表面(印刷層5とは反対側の面)に直接レリーフ型ホログラム3aを形成することによって実施することも可能である。
【0086】
なお、そのように熱可塑性樹脂フィルム4の表面に直接レリーフ型ホログラム3aを形成する場合には、熱可塑性樹脂フィルム4の材料となる樹脂の融点は160〜255℃程度であることが必要であって、融点が160℃以下のものでは、極微細な間隔の凹凸によるレリーフ型ホログラム3aを熱可塑性樹脂フィルム4の表面に形成した後、熱接着による金属板2への貼着工程において、熱可塑性樹脂フィルム4の表面に形成されたホログラムの凹凸形状が樹脂の軟化又は溶融により消失する恐れがある。
【0087】
また、ホログラム形成面3aを被覆するトップコート層8についても、本実施形態では、図6(A)に示すように、格子模様のパターンとして設けているが、例えば、図6(B)(C)に示すような他の様々な模様のパターンやその他の適宜のパターン模様として実施することも可能であ
【0089】
何れにしても、本発明のホログラム付き缶体では、トップコート層8を被覆せずホログラムとして残す部分を細線の太さが0.2〜0.5mmで、細線間の間隔が1.0〜2.0mmとなるような細線の繰り返し又は細線の組み合わせとしたり、或いは、一つの図形(又は点)の最大寸法部分(図6にaで示されている寸法)が1.0〜3.0mmで、各図形(又は点)同士のピッチ(図6にbで示されている寸法)が1.5〜4.0mmとなるような図形(又は点)の繰り返しパターンとしていることで、ホログラムを小さく分散させるように設けている
【0090】
そのようにホログラムとして残す部分を小さく分散させることによって、内容物の説明や注意書のために使用されるような小さな印刷文字が見る角度によりホログラムの虹色に邪魔されて殆ど読めなくなるというような事態を回避することができ、しかも、細かなホログラム模様による独特の装飾効果を得ることができる。
【0091】
したがって、小さな文字を印刷する部分に対して、予めホログラムを形成しないとか、トップコート層を施してホログラム効果を消失させておくというような手段を施す必要がない。また、それにより印刷時にフィルムの反対側の特定位置(ホログラム効果のない部分)と小さな文字を印刷する部分との位置合わせをするという面倒な作業が必要ないので、印刷作業も容易となって、生産性も良いものとなる。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したような本発明のホログラム付き缶体によれば、缶胴に貼着される樹脂製フィルムの表面にレリーフ型ホログラムを形成していることで、製造工程を大幅に増やしたり作業能率を大幅に低下させることなく、缶胴の表面にホログラムを良好に形成することができる。
また、そのようなフィルム貼着缶体によるホログラム付き缶体において、缶体の滑り性能を確保することができて、製缶工程や缶詰製造工程での缶体表面の汚れや傷の発生を防止したりすることができる。
また、缶体に形成されたホログラム模様の部分が、見る人の位置により虹色が見えたり印刷模様が見えたりすることで、見る人に対して強い印象を与えることができ、より深みのある装飾効果を得ることができると共に、そのようなホログラム模様について、トップコート層の塗布模様を変えるだけで、簡単に且つ経済的にホログラム模様の多様化を図ることができる。
さらに、トップコート層の塗布によりホログラム模様を小さく分散させることで、ホログラム形成面の下層に設けた印刷文字がホログラムの虹色に邪魔されて読み難くなるというようなことを回避することができ、しかも、細かなホログラム模様による独特の装飾効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホログラム付き缶体の一実施形態について、(A)樹脂製フィルムが貼着された缶体の缶胴部分の一部を示す横断面図,および(B)該缶胴横断面の部分拡大図。
【図2】図1(B)に示した缶胴横断面の部分を斜め上方から見た模式説明図。
【図3】本発明のホログラム付き缶体において缶体貼着用フィルムとして使用される印刷済みでホログラム形成済みの樹脂製フィルムの製造工程の一例を示す概略説明図。
【図4】図3に示した缶体貼着用の樹脂製フィルムの製造工程の各工程におけるフィルムの状態を示す断面説明図。
【図5】本発明のホログラム付き缶体の他の実施形態における缶胴の横断面を示す部分拡大断面図。
【図6】本発明のホログラム付き缶体においてトップコート層を部分的に被覆するときのパターンについての3つの例(A)(B)(C)のそれぞれを示す説明図。
【符号の説明】
1 フィルム貼着缶体(ホログラム付き缶体)
2 金属板(缶胴の)
3 樹脂製フィルム
3a レリーフ型ホログラム(ホログラム形成面)
4 熱可塑性樹脂フィルム
5 印刷層
6 接着層
8 トップコート層
7 ホログラム形成層
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a can body with a hologram in which a hologram is applied to the can body, and in particular, with a hologram such that a resin film on which a printed layer is formed and a relief hologram is formed is attached to the can body. It relates to the can body.
[0002]
[Prior art]
Holograms that illuminate in rainbow colors and have subtle changes in color depending on the viewing angle have been used in various fields in the past to enhance decorativeness. Relief-type holograms (embossed holograms) formed with irregularities have been used in general, and metal cans that can be used as canning containers also have character and pattern printing parts. In order to further enhance the decorativeness, it has been conventionally proposed to apply such a relief hologram to the body of the can body.
[0003]
That is, in order to apply a hologram to the can body, for example, the surface of a tool in which interference fringes corresponding to the wavefront of light from a document to be expressed as an image are formed as relief holograms in an uneven shape is processed. Japanese Patent Publication No. 5-7265 proposes a method in which a relief hologram is directly formed on a metal surface by engaging and transferring the metal surface.
[0004]
Also, after printing on the can body, applying a transparent thermosetting resin on it and heating it to cure it completely, print the thermosetting resin only on the desired part, and further heat it. A method in which the hologram foil is pressure-bonded to the upper surface of the thermosetting resin immediately before the printed resin is completely cured, and the hologram foil is stamped and then heated to be completely cured is disclosed in JP-A-6-210934. Proposed by the publication.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, with respect to the application of the relief hologram to the conventional metal can as described above, in the method disclosed in Japanese Patent Publication No. 5-7265, the hologram is formed on the flat metal surface. When a can body is formed by rounding into a cylindrical shape, an excessive load is applied to the metal surface on which the hologram is formed, which may adversely affect the hologram, while the can body is formed in a cylindrical shape. When a hologram is formed on a later curved metal surface, the operation of engaging the cylindrical surface with the tool must be performed very delicately and accurately, and the work efficiency is greatly reduced.
[0006]
In addition, when printing after forming the hologram, in order to prevent the printing ink from obstructing the hologram effect, it is necessary to perform accurate alignment so that the printing ink does not adhere to the hologram portion, It is necessary to reduce the printing speed so as to prevent scattering, and conversely, even when a hologram is formed after printing, accurate alignment is still necessary to form a hologram on an unprinted metal surface. In any case, the work is troublesome, the work efficiency is lowered, and it is difficult to increase the production speed.
[0007]
Moreover, the metal surface on which the hologram is formed rusts as it is, so it is necessary to cover it with a transparent coating film. If the hologram is formed after printing, the hologram is further protected in addition to the coating and drying steps for protecting the printed layer. Because the painting process and the drying process for are added, it becomes quite expensive.
[0008]
On the other hand, even the method disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-210943 requires alignment when printing a thermosetting resin only on a desired portion, and there are many processing steps for a can body. Therefore, there is a problem that productivity is difficult to increase and costs are increased.
[0009]
In order to solve the above problems, a relief hologram is directly formed on the surface of the transparent thermoplastic resin film (the surface opposite to the can body side) to be attached to the can body. Alternatively, after forming a relief hologram on the surface of the lubricant-containing thermosetting resin layer provided on the upper surface of the transparent thermoplastic resin film, the back surface of the transparent thermoplastic resin film ( After printing on the surface of the can body), the method of adhering the film to the can body through an adhesive layer provided so as to cover the printed layer is the application of the present applicant prior to this application ( Japanese Patent Application No. 9-152896).
[0010]
According to the can body with a hologram using such a film for sticking a can body, as compared with the can body with a hologram by a conventional method, the manufacturing efficiency is not significantly increased and the work efficiency is greatly reduced. However, the relief hologram can be satisfactorily formed on the surface of the can body, but as a result of further detailed examination of the can body with a hologram using such a can body sticking film, as described below. It turns out that there is a problem.
[0011]
That is, in a conventional printed film pasted can body, a lubricant such as silicon or wax is applied to the surface of the film to be pasted as a protective layer (topcoat layer) for preventing the surface of the can body from being damaged. It is common to apply a transparent thermosetting resin containing about 0.1 to 4.0% by weight, otherwise the outer surface of the can will be damaged during the subsequent can manufacturing process or the can manufacturing process. Or when the cylindrical can body is slippery, the timing of the processing is delayed, and when the mouthpiece is squeezed from the cylindrical can body (neck-in processing) As the frictional force increases, the molding force increases and the can body buckles.
[0012]
In this regard, in the case of a film-attached can with a hologram as described above, when a relief-type hologram is directly formed on a thermoplastic resin film, slipperiness is caused by extremely fine irregularities being formed in a wide range. However, since a top coat layer containing a lubricant is not provided on the surface of the film to be adhered, there is a possibility that scratches and dirt are generated on the outer surface of the can body.
[0013]
Therefore, when a top coat layer of a transparent thermosetting resin is applied on the hologram forming surface in order to prevent the outer surface of the can from being scratched or soiled, it was formed as extremely fine irregularities. Since the hologram forming surface is filled with a transparent thermosetting resin having a light refractive index close to that of the hologram forming resin, the effect of the hologram due to the light refraction phenomenon is lost.
[0014]
It should be noted that, for a portion requiring the hologram effect, a reflective layer by metal vapor deposition is further provided on the hologram forming surface, and then the whole is covered with a transparent topcoat layer (overcoat layer). Although disclosed in Japanese Laid-Open Patent Application No. 8-179679, in such a case, it is necessary to further provide a thin film layer of metal vapor deposition on the hologram forming surface. Such a process is troublesome and the film itself is expensive. In addition, it is not possible to expect a deep decorative effect due to the overlap of the hologram with the printed layer provided in the lower layer of the hologram forming layer.
[0015]
On the other hand, in the film-attached can body with a hologram as described above, when a top coat layer of a transparent thermosetting resin is provided on the thermoplastic resin film and a hologram is formed on the surface, the film is completely cured. By forming relief-type holograms on the surface of a thermosetting resin containing a lubricant, the processing conditions become considerably strict, resulting in a decrease in production efficiency and a decrease in product yield. Since the load increases, the durability of the hologram plate used as the original plate is significantly reduced.
[0016]
Furthermore, apart from such problems, from the viewpoint of product diversification, in order to make use of various hologram patterns as designs, various embossed plates can be changed to form various relief holograms, or hologram forming resin layers Conventionally, it has been generally performed to emboss a hologram on the resin layer by printing in various patterns.
[0017]
However, if it is intended to diversify the hologram pattern in the film-attached can body with hologram by such a conventional method, a large number of films having different hologram patterns are prepared and attached to the can-making line. The film has to be replaced each time, which not only increases the time for changing the mold, but also has a large inventory of various types of sticking films with different hologram patterns.
[0018]
The present invention has an object to solve the above-described problems. Specifically, by forming a relief hologram on the surface of a can sticking film, the manufacturing process can be greatly increased or the work efficiency can be improved. In the can body in which the hologram is well formed on the surface of the can body of the metal can body, and the hologram is formed on the surface of the film for sticking the can body, the sliding performance of the can body can be improved. While preventing the occurrence of stains and scratches on the surface of the can body in the can making process and can manufacturing process, and without losing the deep decorative effect due to the overlap between the hologram and the printed layer, It is an object to economically diversify the hologram pattern applied to the can.
[0019]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention applies a printed resin film having a printed layer on one surface of a transparent thermoplastic resin film as a main layer so as to cover the printed layer. In the film-bonded can body, which is bonded to the outer peripheral surface of the can body metal plate through the adhesive layer formed, the surface of the resin film opposite to the can body metal plate side is extremely fine. Relief type hologram with unevenness In addition, the hologram formation surface is partially covered with a top coat layer of a transparent curable resin containing a lubricant, so that a portion that is not covered with the top coat layer and remains as a hologram is a thin line. Or a combination of fine lines, and the thickness of the fine lines is 0.2 to 0.5 mm, and the interval between the fine lines is 1.0 to 2.0 mm, or regular. The pattern is a repetitive pattern, and the maximum size of one figure or point is 1.0 to 3.0 mm, and the pitch of each figure or point is 1.5 to 4.0 mm. It is characterized by this.
[0020]
According to the configuration as described above, a printed resin film on which a relief hologram has been formed in advance is adhered to a can body metal plate (or adhered to a metal surface of a cylindrical can body, or a flat plate shape) It can be applied to the surface of the can body with a hologram decoration effect with a deep hologram and printed pattern, and it can be partly provided. The top coat layer can secure the sliding performance of the can body and prevent the surface of the can body from being stained or scratched in the can manufacturing process or the can manufacturing process.
[0021]
Also, since the pattern of the part left as a hologram can be changed simply by changing the application pattern when applying the top coat to the hologram forming surface with a coating roller (such as a gravure coater), diversification of the hologram pattern is easy. Can be achieved.
[0022]
In that case, the part not covered with the top coat layer , The thickness of the thin line is 0.2 to 0.5 mm, and the interval between the thin lines is 1.0 to 2.0 mm, or the thin lines are repeated or combined, or one figure (or point) A repeating pattern of figures (or points) having a maximum dimension of 1.0 to 3.0 mm and a pitch between the figures (or points) of 1.5 to 4.0 mm; is doing Thereby, the visibility of the printed character and printed pattern which are lower layers than a hologram formation surface can be made favorable.
[0023]
That is, according to the study by the present inventors, in the portion where the hologram forming surface and the printed layer overlap, if the printed characters and printed patterns in the lower layer are small, it can be seen by the rainbow-colored reflected light of the hologram depending on the viewing angle. It turned out to be difficult. In particular, although it is difficult to read small printed characters used for explanation of contents and cautionary notes, it is desirable that such explanations and cautionary notes be sufficiently readable without being disturbed by the hologram. In this regard, by dispersing the portion left as a hologram as described above, the decorative effect of the hologram is utilized, and even with small printed characters and printed designs, it is not disturbed by the rainbow color of the hologram. Now it can be read.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a can body with a hologram of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0025]
FIG. 1 (A) partially shows a cross section of a can body, and FIG. 1 (B) shows a further enlarged cross section of such a can body with respect to an embodiment of a can body with a hologram of the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view of the can body section shown in FIG. 1 (B) as viewed obliquely from above, and the can body 1 has a cylindrical shape forming the main body portion of the can body. It is a printing film sticking can body which did not print directly on the metal plate 2, but stuck together the resin film 3 for can body sticking which printed beforehand by heat bonding.
[0026]
The printed resin film 3 adhered to the metal plate 2 of the can body is on the back side (the side to be bonded to the metal plate 2) with respect to the transparent thermoplastic resin film 4 serving as the main layer. In addition, a printing layer 5 made of a plurality of printing inks is provided, and an adhesive layer 6 made of an adhesive is provided so as to cover the printing layer 5 entirely, and the surface side thereof (the side opposite to the metal plate 2) In addition, a transparent hologram forming layer 7 having a relief hologram 3a formed by unevenness with extremely fine intervals is provided on the surface, and the hologram forming surface 3a of the hologram forming layer 7 is partially covered so as to be slippery. A transparent top coat layer 8 containing an agent is provided.
[0027]
In this embodiment, the transparent top coat layer 8 containing the lubricant is formed on the surface of the hologram forming layer 7 in a regular lattice pattern as seen in a plan view as shown in FIG. The formed relief hologram forming surface 3a is partially covered with a coverage of 50% or more.
[0028]
In the can with a hologram of the present embodiment as described above, the relief hologram 3a formed on the surface of the transparent hologram forming layer 7 superimposed on the upper side of the transparent thermoplastic resin film 4 is used as the transparent top coat layer. Since the portion 8 is partially covered, the portion covered with the topcoat layer 8 is filled with the resin of the topcoat layer 8 whose curvature is very close to that of the hologram forming layer. The effect disappears, and only the printed pattern by the printed layer 5 superimposed on the lower side of the transparent thermoplastic resin film 4 can be clearly seen.
[0029]
On the other hand, the relief hologram 3a formed on the surface of the hologram forming layer 7 is printed on the surface of the hologram forming layer 7 through the transparent thermoplastic resin film 4 and the printed pattern of the lower printing layer 5 is not covered with the top coat layer 8. Because it is in an overlapping state, when receiving light on the surface of the can body, depending on the position of the viewer, the rainbow color by the hologram or the printed pattern can be seen, giving a strong impression to the viewer The hologram effect that can be given is exhibited.
[0030]
In particular, the printing layer 5 (usually having a thickness of 5 μm or less) is on the back side of a transparent thermoplastic resin film 4 (for example, 10 μm or more) that is considerably thicker than the printing layer 5, and the hologram forming surface 3 a Since the hologram forming layer 7 on the surface is on the surface side of the transparent thermoplastic resin film 4, it becomes a three-dimensional decorative layer with a deep depth, thereby giving a higher quality feeling. Even if it is reduced, the sense of quality will not be lost.
[0031]
In this regard, multi-color offset printing on conventional steel plates for three-piece cans and multi-color gravure printing on resin films for sticking cans can be overprinted, so the number of ink colors is only the three primary colors or the ink color is added to it. Although most of the printing should be possible with four colors, in order to bring out the luxury and luxury of decorative printing, printing using more than six to eight colors has been performed, Even in a two-piece can that directly performs multicolor printing on a can body by a dry offset printing method, printing using ink of 7 colors or 8 colors is increasing recently.
[0032]
On the other hand, in the can body with hologram of this embodiment, in addition to the decorative effect by the printed layer 5 formed on the back surface of the transparent thermoplastic resin film 4, the hologram that shines in rainbow color depending on the viewing angle is transparent. By forming on the surface side of the thermoplastic resin film 4 (in this embodiment, the surface of the hologram forming layer 7), even if printing is performed using four or less colors, the printing effect depends on the hologram. Addition of the decoration effect increases the appeal and appeal to consumers due to the luxury and luxury.
[0033]
The fact that the number of colors of the printing layer 5 can be reduced in this way means that the number of inks used for printing may be small, and as a result, the time required for the printing type change is shortened. (Because the number of plates is the same as the number of inks) Also, since the time required to register the printing pattern of each color plate before printing is shortened, the preparation time for printing can be greatly shortened (printing work) Efficiency).
[0034]
According to the experiments by the present inventors, the color of the printing ink on the back side of the portion where the hologram effect appears has a relatively low brightness such as dark red, dark brown, dark green, and black (black). In addition, even when printing is performed on the back side of the transparent thermoplastic resin film 4 with four or less colors, when the color printing is relatively low in color, it is formed on the upper side. It has been found that the decorative effect of the hologram is higher.
[0035]
By the way, specific examples (but not limited to) of materials used for each part of the can 1 with a hologram of the present embodiment as described above are as follows.
[0036]
For the metal plate 2 forming the can body of the can 1, cold rolled plate, hot dip zinc and zinc alloy plated steel plate, electrogalvanized and zinc alloy plated steel plate, tinplate, ultrathin tin plated steel plate, tin-free steel, chrome plated steel plate , Aluminized steel plate, nickel-plated steel plate, other various alloy-plated steel plates, aluminum alloy plates, other metal plates, and chemical conversion treatment such as phosphate treatment, chromate treatment, organic chromate treatment as necessary Cobalt composite oxide film treatment, nickel displacement plating, and other treatments can be used.
[0037]
The transparent thermoplastic resin film 4 that is the main layer of the resin film 3 has a relatively high transparency and excellent heat resistance, such as a polyester film, nylon film, and polypropylene film having a thickness of 10 to 30 μm. A film can be used, for example, as a polyester film, what used ethylene terephthalate and ethylene isophthalate as the main structural components is used.
[0038]
When a polyester film is used as the thermoplastic resin film 4, other components may be copolymerized as long as the characteristics of the present invention are not impaired. For example, as the dicarboxylic acid component to be copolymerized, naphthalenedicarboxylic acid, diphenyldicarboxylic acid Aromatic dicarboxylic acids such as acid, diphenylsulfone dicarboxylic acid, diphenoxyethane dicarboxylic acid, 5-sodium sulfoisophthalic acid, phthalic acid, oxalic acid, succinic acid, adipic acid, sebacic acid, dimer acid, maleic acid, fumaric acid, etc. Alicyclic dicarboxylic acid such as cycloaliphatic dicarboxylic acid, oxycarboxylic acid such as p-oxybenzoic acid, and the like.
[0039]
Examples of the glycol component to be copolymerized include aliphatic glycols such as propanediol, butanediol, pentanediol and neopentylglycol, alicyclic glycols such as cyclohexanedimethanol, aromatic glycols such as bisphenol A and bisphenol S, and diethylene glycol. And polyoxyethylene glycol such as polyethylene glycol.
In addition, about said dicarboxylic acid component and glycol component, you may use 2 or more types together.
[0040]
When a nylon film is used as the thermoplastic resin film 4, a polycondensation product of a diamine and dicarboxylic acid such as nylon 66, nylon 610, or nylon 612, or a lactam such as nylon 6, nylon 11, or nylon 12 is used. Any of the ring-opening polymers can be used.
[0041]
For the printing layer 5 applied to the back surface of the thermoplastic resin film 4, an ink made of a thermosetting urethane-based resin or the like is used, and the printing method includes gravure printing, flexographic printing, offset printing, and the like. Various printing methods can be selected as appropriate. However, in the case where it is desired to print beautiful characters and patterns with rich colors using a large number of colors, the printing layer 5 is preferably formed by gravure printing.
[0042]
For the adhesive layer 6 applied so as to cover the entire surface of the printing layer 5 from the back side, it is easy to adhere by heating and pressurization, and the thermosetting type has good adhesion to the ink used for the printing layer 5. As such an adhesive, there is a thermosetting resin mainly composed of polyester, and an EB curable (electro-curable) resin is used in combination as another curable resin component. be able to.
[0043]
For the adhesive layer 6, urethane-based, epoxy-based, and isocyanate-based thermosetting adhesives can also be used. In order to enhance the printing effect, the resin constituting the adhesive layer 6 is colored white. An agent may be mixed.
[0044]
The polyester resin used for the adhesive is a conventionally known polybasic acid and polyhydric alcohol condensate, which is a thermoplastic resin, and has a number average molecular weight of 7,000 to 40,000, preferably 10,000 to 30, The polyester resin is produced by subjecting the following acid component and alcohol component to condensation polymerization in a reaction vessel at a temperature of 200 ° C. to 250 ° C.
[0045]
Polybasic acids used in the production of polyester resins include aliphatic dibasic acids such as adipic acid, suberic acid, azelaic acid, sebacic acid, decane-1,10-dicarboxylic acid, hexahydrophthalic acid, hexahydro Alicyclic polybasic acids such as trimellitic acid and tetrahydrophthalic acid, and anhydrides thereof, aromatic polybasic acids such as phthalic acid, isophthalic acid, terephthalic acid, trimellitic acid, and pyromellitic acid, and anhydrides thereof, In addition, maleic acid, fumaric acid, itaconic acid and the like can be mentioned.
[0046]
Polyhydric alcohols used in the production of polyester resins include ethylene glycol, propylene glycol, diethylene glycol, 1 · 2-butylene glycol, 1 · 6-hexanediol, 1 · 4-cyclohexanedimethanol, neopentyl glycol, poly A lactone diol etc. can be mentioned.
[0047]
Moreover, as a thermosetting component used for the adhesive, amino resins such as melamine resin, guanamine resin, urea resin, and phenol resin can be used, and as for isocyanate curing, tolylene diisocyanate (abbreviation TDI), Aromatic isocyanates such as 4.4'diphenylmethane diisocyanate (MDI) or aliphatic isocyanates such as hexamethylene diisocyanate (HMDI), isophorone diisocyanate (IPDI), xylene diisocyanate (XDI) can be used.
[0048]
The EB curable (electro-curable) resin used for the adhesive is a polyester oligomer having a number average molecular weight of 300 to 5,000, preferably 1,000 to 2,000. Those having a polymerizable unsaturated double bond of ˜5.0 mol / kg molecule, preferably 1.0 to 3.0 mol / kg molecule.
[0049]
Examples of the polyester oligomer include those obtained by ester-linking (meth) acrylic acid to a hydroxyl group-containing low molecular weight polyester having a number average molecular weight of 5,000 or less. For the low molecular weight polyester, the polyester resin component described above is used. It is obtained by combining a polybasic acid and a polyhydric alcohol.
[0050]
Examples of the stress relaxation agent blended in the thermosetting adhesive mainly composed of polyester (when EB curing may be used in combination) include silica, bentonite, clay, talc, barium sulfate, calcium carbonate, etc. When coloring (for example, white) is required, titanium oxide can be contained.
[0051]
The transparent hologram forming layer 7 provided on the surface side of the transparent thermoplastic resin film 4 is not completely cured at the time of embossing for forming the relief hologram 3a, and can be pressure-molded or thermoformed. In the processing after the hologram formation, it is necessary to be completely cured and to have a resistance enough to withstand the pressure or heat pressure during processing and the solvent in the adhesive.
[0052]
As such a resin, a reactive curable resin such as an ultraviolet curable resin, an electron beam curable resin, a thermosetting resin, and a natural curable resin can be used. A resin that cures with a wire is suitable. Specifically, for example, materials for a hologram forming layer are disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 5-47108, Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-254174, Japanese Patent Application Laid-Open No. 63-108374, and the like. A well-known curable resin such as that disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. H07-228867 can be used, and by using such a transparent curable resin as the hologram forming layer 7, the embossed hologram can be easily processed and the production efficiency is increased. At the same time, the durability of the hologram plate is improved.
[0053]
With respect to the top coat layer 8 partially provided on the surface of the transparent hologram forming layer 7 (in the present embodiment, in a lattice pattern), a slipping agent is used in order to give the can body surface of the can body slipperiness. As a transparent curable resin containing, for example, a lubricant such as silicon or wax is added to a thermosetting resin such as epoxy-amino resin, epoxy-melamine resin, or polyester-amino resin. What is blended in an amount of 1 to 4.0% by weight is used. In addition, what mix | blended the lubricant with the ultraviolet curable resin or the electron beam curable resin can also be used.
[0054]
As the main resin of the top coat layer 8, a polyester resin, an acrylic resin, an epoxy resin, or the like can be used. As a curing agent, an amino resin such as a melamine resin, a phenol resin, or the like can be used. As the lubricant, lanolin, carnauba, paraffin, polyethylene, PTFE (tetrafluoroethylene resin), silicon such as polyether-modified dimethylsilane, silica, and the like are effective.
[0055]
By the way, FIG.3 and FIG.4 manufactures the resin-made film 3 of the sticking can body by which the hologram which was printed and stuck on the metal plate 2 of the can body of the can body 1 with a hologram of this embodiment was formed. In this example, a long film of a thermoplastic resin film with a single-sided hologram prepared separately as a pre-coiled product is used as a raw material. While the film is running, the printed layer 5 and the adhesive layer 6 are sequentially provided on the surface opposite to the hologram forming surface 3a of the film, so that it is printed before being attached to the metal plate 2 serving as the can body. A long film of resin film 3 on which a hologram is formed is manufactured.
[0056]
The production of the thermoplastic resin film with a single-sided hologram as a raw material is not shown, but the embossed hologram mold is laser-coated on a dry plate coated with photoresist by a conventional method. After exposing the interference fringes to make an uneven resist corresponding to the intensity of the interference, then depositing a metal on this, forming a film to give conductivity, plating nickel on it, By removing the plating layer from the original plate, an embossed hologram mold in which an extremely fine uneven shape is accurately copied is manufactured.
[0057]
Even if such an embossed hologram mold manufactured by a known method is repeatedly hot-pressed directly on the surface of a long film made of thermoplastic resin, a hologram with unevenness of extremely fine intervals is formed on the surface of the film. A long film that is repeatedly reproduced can be obtained, but the processing by the stamp method using such an embossed hologram mold itself does not increase the processing speed.
[0058]
For this reason, the embossed hologram mold can be processed by embossing on the rotating outer peripheral surface of a metal jacket roll that can be heated by means such as induction heating or flowing a heated fluid inside. The relief hologram on the outer peripheral surface of the roll is continuously pressed against the surface of a long film made of thermoplastic resin having a thickness of 12 μm continuously running with a metal jacket roll of An embossed hologram process for repeatedly forming a relief hologram on the surface of a long film is performed at high speed. (Of course, depending on the degree of curing of the resin constituting the hologram forming surface, the emboss hologram processing can be performed at high speed without heating the metal jacket roll for emboss hologram processing.)
[0059]
In this embodiment, a transparent hologram forming layer 7 is provided on one surface of a transparent thermoplastic resin film 4 made of polyethylene terephthalate, and a relief hologram 3a is formed on the surface of the hologram forming layer 7. Therefore, when producing a thermoplastic resin film with a single-sided hologram as the raw material, first, for example, a transparent curable resin that is cured by ultraviolet irradiation is applied to one side of a long film made of thermoplastic resin. And forming a hologram forming layer by drying (or drying and ultraviolet irradiation), and then pressing an embossed hologram mold against the hologram forming layer while forming a relief hologram on the surface of the hologram forming layer or After the formation, the hologram forming layer is completely cured by irradiation with ultraviolet rays.
[0060]
That is, for a long film made of a thermoplastic resin that is unwound from a coiled state and fed out by a feeding roll, for example, a gravure roll (a roll having a very small concave portion formed on the surface) is used for transparent ultraviolet curing. First, a hologram forming layer is formed on one side of the long film by continuously applying a conductive resin and then heat-drying (or heat-drying and ultraviolet irradiation), and then the long length of traveling By pressing the relief hologram formed on the outer peripheral surface of the metal jacket roll against the film against the surface of the hologram forming layer at room temperature or while heating, the relief hologram is repeatedly formed on the surface of the hologram forming layer. Then, the hologram forming layer is completely cured by irradiating with ultraviolet rays after or during the formation. (In the case of an electron beam curable resin, an electron beam is irradiated, and in the case of a thermosetting resin, it is heated to completely cure the hologram forming layer.)
[0061]
The pitch of the unevenness of the relief hologram formed on the film surface by such embossed hologram processing is in the range of 0.1 μm to 2 μm. Desirably, the range is 3 μm to 1 μm. Further, it can be arbitrarily selected whether such embossed hologram processing is applied to the entire surface of the long film or partially repeated on the surface of the film.
[0062]
As shown in FIG. 3 and FIG. 4, the long film is unwound from the coiled state and drawn out with respect to the long film with a single-sided hologram having the thermoplastic resin film 4 produced as the main layer as the main layer. First, a transparent thermosetting resin containing 1.0% by weight of a lubricant is applied to the surface (the surface on which the hologram has been formed) by a top coat application roller while being continuously run by a roll. (It is a regular lattice pattern in this embodiment) It is applied continuously and partially, cured by heating and drying, and provided on the surface of the long film (the surface of the hologram forming layer 7). The hologram forming surface 3a thus obtained is partially covered with a top coat layer 8 of a transparent thermosetting resin containing a lubricant.
[0063]
Next, on the back surface of such a long film, a printing layer by multicolor printing is performed by sequentially repeating back printing with 3 to 8 printing inks using a printing means such as gravure and flexo on a printing roller. 5, and further, the adhesive layer 6 is continuously formed by applying an adhesive with an adhesive application roller so as to cover the entire surface of the printed layer 5 from above, and then the printed layer is formed. 5 and the adhesive layer 6 are heat-dried, and then coiled as a long film that has been printed and hologram-formed with a winding roll.
[0064]
For the printed and hologram-formed long film manufactured as described above, the printing of the printing layer 5 was performed by one or more prints having a non-printing portion with a narrow width on both sides in the longitudinal direction of the printing portion. The continuous printing of the printed pattern corresponding to the label indicating the canned contents, etc. (printing the same pattern is repeated at the same length as the height of one can body) is the width of the long film. In the direction, the printed portion is provided so as to form a plurality of strips (printing of a plurality of cans) across the non-printed portion.
[0065]
For continuous printing of a repeating pattern as described above on a long film, it is not always necessary to have multiple stripes, but if you print to multiple stripes, compared to printing one by one Since the printing efficiency is high and the production efficiency is high when the printed film is stuck on a metal plate, the can manufacturing cost can be kept low.
[0066]
In addition, when the printed part is applied so that there are a plurality of strips across the non-printed part, the plurality of parts after the non-printed part is cut and removed immediately before being attached to the strip-like ultrathin tin-plated steel sheet. The printed portion of the strip is attached to the strip-shaped ultrathin tin-plated steel plate with a narrow interval.
[0067]
The method of applying the adhesive to the long film is not particularly limited. However, when performing gravure printing, the gravure method is desirable because printing can be performed by a series of operations.
[0068]
In order to produce a three-piece can film sticking can body having a side seam portion such as a welded can body using a printed and hologram-formed long film obtained as described above, conventionally, A method similar to the pasting method of a printed resin film (see Japanese Patent Laid-Open Nos. 4-91949 and 5-147181) is applied.
[0069]
That is, a long (strip-shaped) ultra-thin tin-plated steel plate (which may be tin or nickel-plated steel plate) having a width slightly longer than the circumferential length of a plurality of coiled can bodies, and a coiled printed product A pair of pressurizers that run while unwinding each of the long hologram-formed films in step 1, heat the long ultra-thin tin-plated steel sheet in the middle of the run, and superimpose the two to apply them together After cutting and removing the non-printed portion of the long film at a position immediately before the roll, the plated steel plate and the film are overlapped so that the adhesive layer is in contact with the plated steel plate, and a pair of pressure rolls By pressurizing both, a belt-like ultrathin tin-plated steel sheet with a film attached for a three-piece can body material can be obtained at high speed and continuously.
[0070]
As conditions for bonding, the speed is 0 to 300 m / min, the temperature is 140 to 200 ° C., and the pressure by the pressure roll is increased to 250 to 750 N / cm as the linear pressure. Is effective to increase the productivity to 200 m / min or more, and the bonding temperature protects the embossed hologram surface, although it depends on the heat fusion temperature and melt viscosity of the adhesive. From the viewpoint of making it, it is preferable to set the pressure to 150 to 170 ° C., and the pressure is more effective for the adhesiveness. However, in consideration of the dimensional stability, printing is performed in advance. In the case of bonding a certain film, control becomes difficult, so about 500 N / cm is preferable.
[0071]
For the strip-shaped three-piece canned plated steel plate on which the printed and hologram-formed resin film is adhered as described above, the surface opposite to the adhesion surface of the film is plated in advance. A plurality of strips extending in the longitudinal direction of the steel sheet are applied as an inner coat (inner surface coating film), or a thermoplastic which becomes an inner coat at the same time as or before and after the bonding process between the film and the plated steel sheet. A plurality of synthetic resin films are attached.
[0072]
The strip-shaped ultrathin tin-plated steel sheet for a 3-piece can body manufactured in such a manner is first cut into a blank of the size of a can body, and then to each can body forming machine. After being hung and formed into a cylindrical shape, the overlapped part is seam welded by a welding machine to become a can body, and then neck-in processing and flange processing are applied to both ends of the can body by a neck-in processing machine and a flanging device. After that, the can body is sent to a can lid winding device, and a bottom lid is wound around one end of the can body to form a three-piece can body having a printing can body with a hologram.
[0073]
For printed and hologram-formed long films, not only the above three-piece cans but also metal discs such as aluminum alloy plates and surface-treated steel plates are used as materials, and there are no side seams. Even for two-piece cans that are formed by integrally forming a cylindrical can body and can bottom, the side seam part can be formed by impact processing or drawing redrawing (including those that are stretched during redrawing). It can also be used for a two-piece can in which a cylindrical can body and a can bottom are integrally formed.
[0074]
In order to manufacture a two-piece can film-attached can body having no side seam portion using a printed and hologram-formed long film, Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-295539, Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-57747, etc. A method similar to the method disclosed by is applied.
[0075]
That is, it is run while unwinding a coiled and printed hologram-formed long film, and its horizontal width (the length in the horizontal direction when viewed from the vertical and horizontal directions of printed characters and decorative patterns) is a can body By continuously cutting as a film sheet for each can so as to be slightly longer than the waist circumference, a large number of film sheets to be attached to the can body can be continuously applied to the film application apparatus. Provide for.
[0076]
In addition, the film sheet to be attached to a two-piece can without a side seam portion may be in a state where both ends are abutted when wound around the can body, but when both ends are wrapped around the can body, Overlapping can protects the can body (even if there is some cutting error in the film sheet, the entire circumference of the can body is completely covered with the film sheet when stuck. ) Is preferable.
[0077]
Further, when both ends of the film body are overlapped when wound on the can body, the printed layer of the film sheet is also continuously printed in the longitudinal direction and the width direction (there is no non-printed portion. The same applies to the adhesive layer). Although it is good, it is desirable from the viewpoint of adhesive strength that the top coat layer is not applied to the portions that become both end portions that are overlapped by the can body (particularly the side that is the lower side when they are overlapped).
[0078]
In a film sticking apparatus provided with a film sheet of a size to be stuck to a can body, a bottomed cylindrical two-piece can body without a side seam portion that is continuously fed while being heated after molding processing. On the other hand, each continuously supplied film sheet is attached to a cylindrical can body of each heated can body by an adhesive layer and temporarily bonded, and further rolls before the adhesive layer is solidified. After being bonded by pressing, the bottomed cylindrical film sticking can body is sent out to subsequent processing steps such as inner surface coating, neck-in processing, and flange processing.
[0079]
According to the can with hologram of this embodiment manufactured as described above, the relief hologram 3a is formed on the surface of the resin film 3 attached to the metal plate 2 of the can body of the can 1. As a result, a relief hologram is directly formed on the metal surface of each metal can body, or a transfer sheet having a hologram forming layer on the can body of a printed can body is thermally transferred. As compared with the above, the relief hologram can be easily and efficiently applied to the can 1 and the can manufacturing cost can be reduced.
[0080]
And in the can 1 in which the relief hologram 3a is formed on the surface of such a resin film 3, the relief hologram forming surface 3a with extremely fine irregularities is a portion (in the present embodiment, a lattice pattern). In particular, by being covered with the top coat layer 8 of a transparent curable resin containing a lubricant, the following effects can be obtained.
[0081]
That is, from the viewpoint of protecting the surface of the can body 1 and molding the can body, a top coat layer 8 of a transparent curable resin containing a lubricant is partially provided (with a coverage of 50% or more). As a result, it is possible to improve the slipperiness of the surface of the can body compared to the case where there is no such topcoat layer 8, and slipperiness with a guide or the like when transporting the can body, In addition, it can improve the slipperiness with the tool (processing tool) when forming the can body in mouth drawing (neck-in processing), etc., so that the outer surface of the can body can be scratched or soiled in the can manufacturing process or can manufacturing process. And generation of dents can be prevented.
[0082]
In order to achieve the above-described effects, it is necessary to cover at least 50% or more of the surface of the can body of the can body 1 with the top coat layer 8, and a hologram formed by a portion where the top coat layer 8 is not provided. In consideration of the decorative effect of the above, as the coverage of the top coat layer 8 is increased, the above-described effect becomes higher, for example, In each shape as shown in FIGS. Hologram effect , When it is intended to obtain only a part of the surface of the can body, the coverage of the top coat layer 8 can be made very close to 100%.
[0083]
Further, from the viewpoint of the decorative effect of the hologram of the can 1, in the portion where the top coat layer 8 is not provided, on the color or pattern by the printing layer 5 formed on the back side of the transparent thermoplastic resin film 4. While a hologram effect that shines in rainbow colors is obtained with the holograms stacked, the hologram effect is completely lost by filling the hologram forming surface 3a in the portion where the top coat layer 8 is provided, and printing is performed. The colors and patterns of the layer 5 are clear.
[0084]
Accordingly, the hologram pattern can be easily and economically changed in various ways just by changing the application pattern of the top coat layer 8 applied on the same relief hologram forming surface 3a by the application roller. In addition, in the portion having the hologram effect where the top coat layer 8 is not provided, the rainbow color shines on the upper side of the color and pattern by the printing layer 5 through the relatively thick transparent thermoplastic resin 4 depending on the viewing angle. Since holograms are applied in layers, compared to the case where a hologram pattern is simply formed on a portion without a print pattern or a hologram with a metal-deposited reflective layer is formed on the print pattern, the same can body Even if you look at the part, depending on the position of the viewer, you can see the rainbow color by the hologram or see the printed pattern, which can give a strong impression to the viewer. Rutotomoni, it is possible to obtain a decorative effect with overall thicker depth.
[0085]
As mentioned above, although one Embodiment of the can with a hologram of this invention was described, this invention is not limited only to the above embodiments, For example, in the above-mentioned this embodiment, a thermoplastic resin film 4 is provided over the entire surface of the hologram forming layer 7 to form the relief hologram 3a on the entire surface of the hologram forming layer 7. However, the hologram forming layer 7 may be partially provided, It is also possible to carry out by partially forming the relief hologram 3a on the surface of the thermoplastic resin film, and further, as shown in FIG. It is also possible to carry out by forming the relief hologram 3a directly on the surface opposite to the printing layer 5).
[0086]
When the relief hologram 3a is directly formed on the surface of the thermoplastic resin film 4 as described above, the melting point of the resin used as the material of the thermoplastic resin film 4 needs to be about 160 to 255 ° C. When the melting point is 160 ° C. or less, after forming the relief hologram 3a with irregularities of extremely fine intervals on the surface of the thermoplastic resin film 4, in the step of adhering to the metal plate 2 by thermal bonding, the thermoplasticity The uneven shape of the hologram formed on the surface of the resin film 4 may disappear due to softening or melting of the resin.
[0087]
Further, in this embodiment, the top coat layer 8 covering the hologram forming surface 3a is also provided as a lattice pattern as shown in FIG. 6A. For example, FIG. It is also possible to implement as various other patterns as shown in FIG. Ru .
[0089]
In any case, in the can with a hologram of the present invention, The portion that remains as a hologram without covering the top coat layer 8 , The thin lines have a thickness of 0.2 to 0.5 mm and the interval between the thin lines is 1.0 to 2.0 mm, or a combination of thin lines or a combination of thin lines, or a single figure (or point) The maximum dimension portion (the dimension indicated by a in FIG. 6) is 1.0 to 3.0 mm, and the pitch between each figure (or point) (the dimension indicated by b in FIG. 6) is 1.5. A repetitive pattern of figures (or dots) to be -4.0 mm By doing , So that the hologram is dispersed small Have .
[0090]
In such a way, the portion to be left as a hologram is dispersed small, so that small printed characters used for explanation of contents and cautionary notes are obstructed by the rainbow color of the hologram depending on the viewing angle and become almost unreadable The situation can be avoided, and a unique decorative effect by a fine hologram pattern can be obtained.
[0091]
Therefore, it is not necessary to apply a means such as not forming a hologram in advance on a portion where small characters are printed or applying a top coat layer to eliminate the hologram effect. In addition, it eliminates the troublesome work of aligning the specific position on the opposite side of the film during printing (the portion without the hologram effect) and the portion where the small character is printed, making the printing work easier. Productivity will also be good.
[0092]
【The invention's effect】
According to the can body with a hologram of the present invention as described above, the relief hologram is formed on the surface of the resin film adhered to the can body, thereby greatly increasing the manufacturing process and improving the work efficiency. A hologram can be satisfactorily formed on the surface of the can body without significant reduction.
Moreover, in such a can body with a hologram attached to a film, the sliding performance of the can body can be secured, and the occurrence of dirt and scratches on the surface of the can body in the can making process and the can manufacturing process can be prevented. You can do it.
In addition, the holographic pattern formed on the can shows a rainbow color or a printed pattern depending on the position of the viewer, giving a strong impression to the viewer and deeper. A decorative effect can be obtained, and the hologram pattern can be easily and economically diversified only by changing the coating pattern of the top coat layer.
Furthermore, by dispersing the hologram pattern small by applying the topcoat layer, it is possible to avoid that the printed characters provided in the lower layer of the hologram forming surface are disturbed by the rainbow color of the hologram and become difficult to read, Moreover, it is possible to obtain a unique decorative effect due to the fine hologram pattern.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a part of a can body portion of a can body to which a resin film is attached, and (B) the can body according to an embodiment of a can body with a hologram of the present invention. The elements on larger scale of a cross section.
FIG. 2 is a schematic explanatory view of the can body cross section shown in FIG. 1B as viewed obliquely from above.
FIG. 3 is a schematic explanatory view showing an example of a manufacturing process of a printed and hologram-formed resin film used as a film for sticking a can in the can with a hologram of the present invention.
4 is a cross-sectional explanatory view showing the state of the film in each step of the manufacturing process of the resin film for sticking a can body shown in FIG. 3. FIG.
FIG. 5 is a partially enlarged sectional view showing a transverse section of a can body in another embodiment of a can body with a hologram of the present invention.
FIGS. 6A and 6B are explanatory views showing three examples (A), (B), and (C), respectively, of patterns when a top coat layer is partially covered in the can with a hologram of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Film sticking can (hologram can)
2 Metal plate (can body)
3 Resin film
3a Relief type hologram (hologram forming surface)
4 Thermoplastic resin film
5 Print layer
6 Adhesive layer
8 Topcoat layer
7 Hologram formation layer

Claims (4)

主体層となる透明な熱可塑性樹脂フィルムの一方の面に印刷層を施した印刷済みの樹脂製フィルムが、印刷層を覆うように施された接着層を介して、缶胴金属板の外周面に貼着されているようなフィルム貼着缶体において、樹脂製フィルムの缶胴金属板側とは反対側の表面に、極微細な凹凸によるレリーフ型ホログラムを形成すると共に、滑性剤を含有する透明な硬化性樹脂のトップコート層により該ホログラムの形成面を部分的に被覆することで、トップコート層で被覆されずホログラムとして残される部分が、細線の繰り返し又は細線の組み合わせによる模様となり、且つ、該細線の太さが0.2〜0.5mm、該細線間の間隔が1.0〜2.0mmとなるように形成されていることを特徴とするホログラム付き缶体。The outer peripheral surface of the can body metal plate through an adhesive layer in which a printed resin film with a printed layer applied to one surface of a transparent thermoplastic resin film as a main layer is applied to cover the printed layer In a film sticking can body that is stuck to the surface of the resin film, a relief hologram with extremely fine unevenness is formed on the surface opposite to the can body metal plate side of the resin film and contains a lubricant. By partially covering the hologram formation surface with a topcoat layer of a transparent curable resin, the portion left as a hologram that is not covered with the topcoat layer becomes a pattern due to repeated fine lines or a combination of fine lines, And the can with a hologram characterized by being formed so that the thickness of this thin wire may be 0.2-0.5 mm, and the space | interval between these thin wires may be 1.0-2.0 mm . 主体層となる透明な熱可塑性樹脂フィルムの一方の面に印刷層を施した印刷済みの樹脂製フィルムが、印刷層を覆うように施された接着層を介して、缶胴金属板の外周面に貼着されているようなフィルム貼着缶体において、樹脂製フィルムの缶胴金属板側とは反対側の表面に、極微細な凹凸によるレリーフ型ホログラムを形成すると共に、滑性剤を含有する透明な硬化性樹脂のトップコート層により該ホログラムの形成面を部分的に被覆することで、トップコート層で被覆されずホログラムとして残される部分が、規則正しい繰り返しパターンによる模様となり、且つ、一つの図形又は点の最大寸法部分が1.0〜3.0mm、各図形又は点同士のピッチが1.5〜4.0mmとなるように形成されていることを特徴とするホログラム付き缶体。 The outer peripheral surface of the can body metal plate through an adhesive layer in which a printed resin film with a printed layer applied to one surface of a transparent thermoplastic resin film as a main layer is applied to cover the printed layer In a film sticking can body that is stuck to the surface of the resin film, a relief hologram with extremely fine unevenness is formed on the surface opposite to the can body metal plate side of the resin film and contains a lubricant. By partially covering the hologram forming surface with a top coat layer of a transparent curable resin, a portion that is not covered with the top coat layer and remains as a hologram becomes a pattern with a regular repeating pattern, and one hologram-including cans, characterized in that the largest dimension of the graphic or point is 1.0 to 3.0 mm, the pitch between each shape or point is formed such that 1.5~4.0mm . 主体層となる透明な熱可塑性樹脂フィルムの印刷層とは反対側に、透明な硬化性樹脂のホログラム形成層が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のホログラム付き缶体。The can with hologram according to claim 1 or 2 , wherein a hologram forming layer of a transparent curable resin is provided on the opposite side of the transparent thermoplastic resin film serving as the main layer. . レリーフ型ホログラムの形成面を部分的に被覆するトップコート層が、該ホログラム形成面を被覆率50%以上〜100%未満で被覆していることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のホログラム付き缶体。Topcoat layer covering the forming surface of the relief hologram partially is, in any one of claims 1 to 3, characterized in that covers the hologram formation surface at a coverage rate of 50% or more and less than 100% The can with hologram as described.
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