JP3720730B2 - Information recording system and information recording method - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声,音楽等のオーディオ情報、カメラ,ビデオ等から得られる映像情報、及びパーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ等から得られるディジタルコードデータ(テキストデータ)、等を含めた所謂マルチメディア情報を記録及び/又は再生するに適したドットコードを、紙や各種樹脂フィルム、金属等のシート状の記録媒体上に、光学的に読み取り可能な形態で記録するための情報記録システム及び情報記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、音声や音楽等を記録する媒体として、磁気テープや光ディスク等、種々のものが知られている。
【0003】
しかしこれらの媒体は、大量に複製を作ったとしても単価はある程度高価なものとなり、またその保管にも多大な場所を必要としていた。
【0004】
さらには、音声を記録した媒体を、遠隔地にいる別の者に渡す必要ができた場合には、郵送するにしても、また直に持っていくにしても、手間と時間がかかるという問題もあった。
【0005】
そこで、ファクシミリ伝送が可能で、また大量の複製が安価に可能な画像情報の形で音声情報を紙に記録することが考えられている。例えば、特開昭60−244145号公報に開示されているように、若干の音声を光学的なコードとすることにより、音声情報を画像情報に変換して、ファクシミリで送れるようにしたものが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報に開示された装置では、ファクシミリ装置に、この光学的に読み取り可能に記録された音声を読み取るためのセンサを持たせ、そのセンサ出力に応じて音声を再生するようにしている。従って、ファクシミリ伝送されてきた光学的に読み取り可能な音声情報は、そのファクシミリ装置の設置されている場所で聞くしかなく、別の場所にファクシミリ出力用紙を移して音を再生するといった使用法は想定されていなかった。
【0007】
そのため、音声情報の記録容量を多くすると、他のファクシミリ送受信に影響を及ぼす恐れがあり、また音声記録されている内容自体が難しい場合には、多量の音声を再生しているうちに最初の方を忘れてしまうといったことも有り得る。さらには、記録密度及び圧縮方法により記録容量が限定され、僅か数秒程度の音声しか送信できないものであった。従って、やはり多量の音声情報を送るためには、磁気テープや光ディスクなどに頼らざるを得なかった。
【0008】
また、短時間の音声情報であっても、その再生装置自体がファクシミリ装置に内蔵されているため、その音声情報のくり返しの再生などにも不便なものであった。
【0009】
また、オーディオ情報以外の、カメラ,ビデオ等から得られる映像情報、及びパーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ等から得られるディジタルコードデータ、等をも含めた所謂マルチメディア情報全体に関し、安価且つ大容量の記録再生システムはまだ実現されていない。
【0010】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、オーディオ情報、映像情報、及びディジタルコードデータ等を含めたマルチメディア情報を、安価に、且つ、読み取りエラーを起こさない最適な状態で大容量記録できる情報記録システム及び情報記録方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による情報記録システムは、
情報を入力する入力手段と、
上記入力手段により入力された情報の信号データ配列を所定の規則に従って2次元的に分散させ、その2次元的に分散されたデータ信号から所定の記録フォーマットに従った記録データを生成する記録データ生成手段と、
上記記録データ生成手段で生成された記録データを光学的に読み取り可能な複数のドットからなるドットコードとしてシート状の印刷記録媒体上に印刷記録する印刷記録手段と、
を具備する情報記録システムにおいて、
上記印刷記録手段の解像度に合わせて上記ドットコードの大きさ及び形状を変える変換手段を更に具備することを特徴とする。
【0012】
また、上記目的を達成するために、本発明による情報記録方法は、
コンピュータが情報を入力する入力工程と、
コンピュータが上記入力工程で入力された情報の信号データ配列を所定の規則に従って2次元的に分散させ、その2次元的に分散されたデータ信号から所定の記録フォーマットに従った記録データを生成する記録データ生成工程と、
印刷記録装置が上記記録データ生成工程で生成された記録データを光学的に読み取り可能な複数のドットからなるドットコードとしてシート状の印刷記録媒体上に印刷記録する印刷記録工程と、
を具備する情報記録方法において、
上記印刷記録装置の解像度に合わせて上記ドットコードの大きさ及び形状を変える変換工程を更に具備することを特徴とする。
【0013】
即ち、本発明の情報記録システム及び情報記録方法によれば、情報を入力し、この情報の信号データ配列を所定の規則に従って2次元的に分散させ、その2次元的に分散されたデータ信号から所定の記録フォーマットに従った記録データを生成して、光学的に読み取り可能なドットコードとして印刷記録媒体上に印刷記録するとき、印刷記録手段もしくは印刷記録装置の解像度に合わせて上記ドットコードの大きさ及び形状を変えるようにしている。
【0014】
従って、マルチメディア情報を、安価に、且つ、読み取りエラーを起こさない最適な状態で大容量記録できるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明するが、まず、マルチメディア情報の内、音声,音楽等のオーディオ情報に関連する実施の形態について説明する。
【0016】
図1は、本発明の第1の実施の形態において、音声や音楽などのオーディオ情報を光学的に読み取り可能なディジタル信号として紙に記録するためのオーディオ情報記録装置のブロック構成図である。
【0017】
マイクロフォンやオーディオ出力機器などの音声入力器12により入力されるオーディオ信号は、プリアンプ14にて増幅(マイクロフォン音声の場合はAGCをかける)後、A/D変換器16でディジタルに変換される。このディジタル化されたオーディオ信号は、圧縮回路18にてデータ圧縮が施された後、誤り訂正符号付加回路20にて誤り訂正符号が付加される。
【0018】
その後、メモリ回路22にてインタリーブが施される。このインタリーブは、データの配列を前もってある規則に従って2次元的に分散させるもので、これにより、再生装置にてデータを元の配列に戻したときに、紙のバースト状の汚れや傷、つまり、エラーそのものが分散され、エラー訂正及びデータの補間がし易くなる。このインタリーブは、メモリ22Aに記憶されたデータをインタリーブ回路22Bにより適宜読み出し出力することにより行われる。
【0019】
このメモリ回路22の出力データは、次に、データ付加回路24によって、詳細は後述するような所定の記録フォーマットに従って、ブロック毎に、マーカ、ブロックの2次元的なアドレスを示すxアドレス及びyアドレス、及び誤り判定符号が付加された後、変調回路26で記録のための変調を受ける。そして、上記オーディオ情報の出力データと一緒に記録される画像データ等のデータが合成回路27により重畳された後、プリンタシステム又は印刷用製版システム28にて、印刷のための処置がなされる。
【0020】
これにより、例えば、図2の(A)に示すような書式で記録媒体としての紙30に記録される。即ち、画像32や文字34と一緒に、ディジタル信号化された音のデータが記録データ36として印刷される。ここで、記録データ36は、複数のブロック38から構成されており、各ブロック38は、マーカ38A,誤り訂正用符号38B,オーディオデータ38C,xアドレスデータ38D,yアドレスデータ38E,及び誤り判定符号38Fから構成されている。
【0021】
なお、マーカ38Aは同期信号としても機能するもので、DATのように、通常は記録変調で出てこないようなパターンを用いている。また、誤り訂正用符号38Bは、オーディオデータ38Cの誤り訂正に用いられるものである。オーディオデータ38Cは、上記マイクロフォン又はオーディオ出力機器などの音声入力器12から入力されたオーディオ信号に対応するものである。x及びyアドレスデータ38D,38Eは、当該ブロック38の位置を表すデータであり、誤り判定符号38Fは、これらx,yアドレスの誤り判定に用いられる。
【0022】
このようなフォーマットの記録データ36は、「1」,「0」のデータを、例えばバーコードと同様に、「1」を黒ドット有り、「0」を黒ドット無しというようにして、プリンタシステム又は印刷用製版システム28によって印刷記録される。以下、このような記録データをドットコードと称する。
【0023】
図2の(B)は、同図の(A)に示したような紙30に記録された音のデータをペン型の情報再生装置40で読出している場面を示している。同図のようなペン型情報再生装置40で、ドットコード36の上をなぞることにより、ドットコード36を検出し、音に変換してイヤホン等の音声出力器42で聞くことができる。
【0024】
図3は、本発明の第1の実施の形態に於ける情報再生装置40のブロック構成図である。本実施の形態の情報再生装置は、ヘッドホンやイヤホン等の音声出力器42以外の部分を携帯可能なペン型の1つの筐体(図示せず)内に収納するものとする。もちろん、筐体内にスピーカを内蔵するものとしても良い。
【0025】
検出部44は、基本的に、テレビジョンカメラ等の撮像部と同様の機能を有している。即ち、光源44Aにて、被写体である紙面上のドットコード36を照明し、反射光を、レンズ等の結像系44B及び空間フィルタ44Cを介して、半導体エリアセンサ等でなる撮像部44Dで画像として検出し、プリアンプ44Eにて増幅して出力する。
【0026】
ここで、エリアセンサの画素ピッチは、標本化定理により、撮像面上のドットコード36のドットピッチの以下に設定されている。さらに、撮像面上に設置された空間フィルタ44Cも、この定理に基づいて、撮像面上のモアレ現象(エリアジング)を防ぐために挿入されている。また、エリアセンサの画素数は、図4の(A)に示すように検出部44を手動走査する際の手振れを考慮して、一度に読取可能と規定された所定のドットコード36の縦方向の幅よりも多めに設定してある。即ち、図4の(A)及び(B)は、検出部44を矢印方向に手動走査させた時のある周期ごとの撮像エリアの移動状態を示しているもので、特に、(A)はドットコード36の縦方向の幅が撮像エリア内に納まる場合(手振れも考慮してある)の手動走査の状態を示し、(B)はドットコード36の量が多く、縦方向の幅が一回の撮像エリアに納まらない場合を示している。後者の場合は、ドットコード36の手動走査を開始する位置に、それを示すための手動走査用マーク36Aが印刷されている。よって、この手動走査用マーク36Aに沿って、手動走査を複数回行うことより、多量のドットコード36を検出することが可能となる。
【0027】
上記のようにして検出部44により検出された画像信号は、次に、走査変換及びレンズ歪み補正部46に入力される。この走査変換及びレンズ歪み補正部46では、入力画像信号は、先ず、A/D変換器46Aでディジタル信号に変換され、フレームメモリ46B内に蓄えられる。このフレームメモリ46Bは、8ビットの階調を持っている。
【0028】
また、マーカ検出回路46Cは、フレームメモリ46Bに記憶された画像情報を、図4の(C)に示すようにスキャンして、マーカ38Aを検出する。θ検出回路46Dは、このマーカ検出回路46Cで検出した各マーカ38Aが撮像面上のどのアドレス値に対応しているのかを検出して、そのアドレス値からドットコードの配列方向に対する撮像面の傾きθを演算する。なお、上記マーカ検出回路46Cは、図4の(C)に示すような方向のみのスキャンでは、同図(D)に示すように、同図(C)の場合とほぼ90°回転してドットコード36の撮像が行われた場合に傾きθが正しく求められない恐れがある。即ち、ブロック38の短手方向にスキャンした場合にはθが正しく求められない恐れがあるため、マーカ検出回路46Cは、同図(D)に示すように直行した方向のスキャンも行い、これら直行する2方向のスキャンで得られた結果の内の正しい方を選択するようにしている。
【0029】
一方、レンズ収差情報メモリ46Eには、レンズの歪み補正を行うための、上記検出部44の結像系44Bに用いられているレンズの予め測定された収差情報を記憶している。アドレス制御回路46Fは、次にフレームメモリ46B内に蓄えられたデータを読出す際には、上記θ検出回路46Dで演算された傾きθの値とレンズ収差情報メモリ46Eに記憶されているレンズ収差情報とに従った読み出しアドレスをフレームメモリ46Bに与え、補間回路46Gにてデータ補間を行いながらデータの配列方向への走査変換を行う。
【0030】
図5の(A)は、この補間回路46Gにて行われるデータ補間の原理を示している。基本的には、データを補間する位置Qの周囲の画素を使用して、コンボルーションフィルタ,LPFにて補間データの作成を行う。この走査変換後の画素ピッチ及び走査線ピッチは、撮像時と同様に標本化定理に基づいてドットコードのドットピッチの以下に設定されている。
【0031】
補間すべき位置Qの周囲4個の画素を使用した簡単なデータ補間の場合には、Q=(D6 ×F6 )+(D7 ×F7 )+(D10×F10)+(D11×F11)、また周囲16個の画素を使用した比較的精度の良いデータ補間の場合には、Q=(D1 ×F1 )+(D2 ×F2 )+…+(D16×F16)の演算により補間データが作成される。ここで、Dn は画素nのデータ振幅値、Fn は画素nまでの距離に従って決定される補間用コンボリューションフィルタ(LPF)の係数である。
【0032】
以上のようにして走査変換を受けてフレームメモリ46Bから読出されたドットコード36の画像は、次に、ラッチ48A及びコンパレータ48Bで構成された二値化回路48にて二値化される。この二値化を行う際の閾値は、閾値判定回路50にて、画面毎もしくは画面内のブロック毎のヒストグラムの値などを利用して決定される。即ち、ドットコード36上の染みや紙30の歪み、内蔵クロックの精度などに応じて、閾値を決定する。この閾値判定回路50としては、例えば本出願人による特願平4−131051号に開示のニューラルネットワークを利用した回路を使用するのが好ましい。
【0033】
またこれと並行して、フレームメモリ46Bから読出されたドットコード36の画像は、PLL回路52に入力され、再生データと同期したクロックパルスCKを発生する。このクロックパルスCKは、走査変換後の二値化や復調、及び後述するデータ列調整部56内の誤り判定回路56A,x,yアドレス検出回路56Bやメモリ部56Cなどの基準クロックとして使用される。
【0034】
二値化されたデータは、復調回路54にて復調され、データ列調整部56内の誤り判定回路56Aと、x,yアドレス検出回路56Bに入力される。誤り判定回路56Aは、ブロック38内の誤り判定符号38Fを用いてx,yアドレスデータ38D,38Eに誤りが無いかどうかの判定を行う。誤りが無い場合は、上記復調回路からの復調データをx,yアドレス検出回路56Bで検出したアドレスに従って、オーディオデータ列調整用のメモリ部56Cに記録する。誤りがある場合は、そのブロック38のオーディオデータ38Cはオーディオデータ列調整用のメモリ部56Cには記録されない。
【0035】
このデータ列調整部56の目的は、上記走査変換及びレンズ歪み補正部46における走査変換の精度(基準クロックの精度及び撮像素子のS/Nに左右される)や紙の歪み等により、データの配列方向と走査変換後の走査方向に生じた僅かなずれを補正することにある。これを、図6によって説明する。同図中、ドットコードD1,D2,D3はブロックごとのデータを示している。走査変換後の走査線1,2,3,…のピッチは、前述したように標本化定理に基づいてデータのドットピッチ以下に設定されていれば良いが、図6に於いては、完全を期してドットピッチの1/2に設定してある。故にドットコードD1は図からも明らかなように、走査変換後の走査線3にて誤りなく検出される。そして、D2は走査変換後の走査線2にて誤りなく検出され、D3も同様に、走査変換後の走査線1にて誤りなく検出される。
【0036】
そして、それぞれのブロック38内のx,yアドレス38D,38Eに従って、データ列調整用のメモリ部56Cに格納される。
【0037】
次に、図4の(A),(B)に示したように検出部44を手動で走査することにより、紙30の上の音声ドットコード36を洩れなくデータ列調整用のメモリ部56Cに格納することができる。
【0038】
このようなデータ列調整部56にてデータ列が調整された音声ドットコードは、次に、上記PLL回路52とは別の基準クロック発生回路53により発生した基準クロックCK’に従い、データ列調整用のメモリ部56Cから読出される。そして、この時にデ・インタリーブ回路58によりデ・インタリーブがかけられ、正式なデータ列に変換される。次に、ブロック38内の誤り訂正用符号38Bを用いた誤り訂正が誤り訂正回路60にて行われる。そして、復号回路62で圧縮されたデータの復号が行われ、さらにデータ補間回路64にて誤り訂正不能なオーディオデータの補間が行われる。その後、D/A変換回路66にてアナログのオーディオ信号に変換され、増幅器68にて増幅されて、音声出力器(イヤホン,ヘッドホン,スピーカ,等)42にて音に変換される。
【0039】
以上のようにして、音声や音楽などのオーディオ情報を紙に記録できるようにし、また再生機を小型の携帯型の装置としたことにより、プリントアウトしたものやそれをファクシミリ伝送したもの、あるいは印刷製版により本の形式で印刷されたものを、何処でも、また何回でも聞くことができるようになる。
【0040】
なお、上記データ列調整部56内のデータ列調整用のメモリ部56Cは、半導体メモリに限らず、フロッピーディスク,光ディスク,光磁気ディスク,等の他の記憶媒体を利用することが可能である。
【0041】
上記のようにオーディオ情報を記録したものの応用例としては、種々のものが考えられる。例えば、一般用として、語学教材、楽譜、通信教育等の各種テキスト、商品仕様、修理等のマニュアル、外国語等の辞書、百科事典、絵本等の書籍、商品カタログ、旅行案内、ダイレクトメールや案内状、新聞、雑誌、チラシ、アルバム、祝電、葉書、等が考えられる。また、業務用としては、FAX(ボイス&ファックス)業務指示書、議事録、電子黒板、OHP、身分証明書(声紋)、名刺、電話用メモ、付箋紙、上質紙をロール状にしたサプライ商品(消耗品)、等といったものが考えられる。ここで、消耗品とは、図5の(B)に示すように、そのロール状にした紙30Aの裏面に、両面テープや、付箋紙の様な簡単に剥がれるのりが設けられており、表面にドットコード36を記録して、必用な分だけ切り離して、種々のものに貼れるようにしたものである(以下、これをリールシールと称する)。また、同図の(C)に示すように、紙30Aの幅を広くして複数段のドットコード36が記録できるようにすると共に、検出部44の手動走査のガイドラインとしての手動走査用マーク36Bを縦横に印刷しておいても良い。このマーク36Bは、同時に、ドットコード36の記録位置の目安としても利用できる。即ち、プリンタシステム28にセンサを設けておき、そのセンサで上記マーク36Bを読み取って、プリントアウトする頭出しをするようにすれば、ドットコード36はこのマーク36Bで囲まれた領域内に必ず印刷できるので、手動走査もこのマーク36Bに沿って行うことにより確実に記録されたオーディオ情報を再生できる。むろん、ドットコード36を印刷する時にマーク36Bも印刷しても良い。
【0042】
なお、オーディオ情報の記録時間は、200dpiの一般的なファクシミリの場合、例えば用紙の一辺に沿って1インチ×7インチ(2.54cm×17.78cm)のエリアにデータを記録した場合、データの総数は280kbitになる。これからマーカ、アドレス信号、誤り訂正符号、誤り判定符号(但し、この場合の誤り判定符号は上記x,yアドレス38D,38Eに加えてオーディオデータ38Cも誤り判定対象としている)の分(30%)を差し引くと、196kbitになる。従って、音声を7kbit/s(移動体通信のビットレート)に圧縮した時の記録時間は、28秒となる。A4サイズ両面ファクシミリ用紙の裏面全体に記録する時は、7インチ×10インチ(17.78cm×25.4cm)のエリアが取れるので、4.7分の音声記録が可能である。
【0043】
また、400dpiのG4ファクシミリの場合には、上記と同様に計算した結果、7インチ×10インチのエリアに、18.8分の音声記録が可能である。
【0044】
1500dpiの高級印刷の場合、5mm×30mmのエリアに印刷した場合、上記と同様に計算した結果、52.3秒の音声記録が可能である。また、10mm×75mmのテープ状エリアに印刷した場合には、ミュージックも可能な高音質(圧縮して30kbit/s)の音声信号で計算した場合、1分の音声記録が可能である。
【0045】
図7は、本発明の第2の実施の形態の構成を示す図である。本第2の実施の形態は、撮像素子として、メモリ及びランダムアクセス可能なCMDのようなxyアドレス型撮像部を使用する例であり、再生装置の検出部44並びに走査変換及びレンズ歪み補正回路46のみが、上記第1の実施の形態と異なっている。即ち、検出部及び走査変換部70は、xyアドレス型撮像部70Aにメモリされた撮像データを上記第1の実施の形態と同様にマーカ検出して、読出すときに補間する回りのデータ4つをデコーダ用アドレス発生部70B及びx,yデコーダ70C,70Dにより順番に読出して補間部72に入力する。補間部72では、入力データに対して、係数発生回路70Eより係数を順次読出して掛け算器70Fにより掛け算し、さらには加算器70G,サンプルアンドホールド回路70H,スイッチ70Iでなるアナログの累積加算回路にて累積加算し、サンプルアンドホールド回路70Jにてサンプルアンドホールドを行って、走査変換されたドットコードを上記二値化回路48,閾値判定回路50,及びPLL回路52に供給する。
【0046】
このような構成とすることにより、上記第1の実施の形態と同様の機能を果たすことができると共に、フレームメモリ46を不要とすることができ、コストの低減並びに小型化が実現できる。さらには、xyアドレス型撮像部70A、アドレス発生部70B、デコーダ70C,70D、補間部72を一つの基板に作り込んでIC化することにより、さらに小型化が図れる。
【0047】
図8は、本発明の第3の実施の形態の構成を示す図である。本実施の形態は、絵や文字の印刷された紙30の上に、正反射(全反射)し易い透明塗料(インク)74によりドットコード36を記録したものである。そして、検出部44内に、光源44Aと結像系44Bの間に偏光フィルタ44F,44Gを設け、これら偏光フィルタ44F,44Gの偏光面を合わせておくことにより、内部(紙30の表面)からの反射光や、コードに従って透明塗料74の抜けている穴74Aの開いているところからの反射光は偏光方向がばらばらになって偏光フィルタ44Gで1/2がカットされることとなり、さらに通常の反射光と全反射光とではもともと光量差が大きいので、透明塗料74で記録されたドットコードのコントラストが強調されて撮像されることとなる。
【0048】
さらには、紙30を表面が正反射し易いように鏡面仕上げ等の表面処理し、透明塗料74を、上記表面処理した面の屈折率より高い屈折率の素材で、且つ1/4λ程度の(入射角による光路長の変化を考慮して、透明塗料内の光路長で1/4となるような)厚みの膜としておけば、反射増幅コートの効果で、斜めに当った光が、より一層増幅されて表面反射(正反射)し易い。
【0049】
この場合、例えばドットコードの形成は、微細なケミカルエッチング等にて行い、ドットに対応した穴の部分を粗面化して反射率を低下させるものとする。
【0050】
このように透明塗料74によりドットコード36を記録するようにすると、文字や絵の上にも記録できるので、文字や絵と併用する場合、上記第1の実施の形態に比べて記録容量を増大することができる。
【0051】
また、透明塗料の代わりに、透明の蛍光塗料を用いても良いし、カラーにして多重化するようにしても良い。このカラーにする場合には、通常のカラーインクを使用することもできるし、透明のインクに色素を混ぜてカラーにすることも可能である。
【0052】
ここで、例として、透明インクを揮発性液とバインダー(例えば、フェノール樹脂ワニス、アマニ油ワニス、アルキッド樹脂がある)からなるインクとし、色素を顔料とすることができる。
【0053】
次に、オーディオ情報記録装置を応用した携帯型ボイスレコーダを説明する。図9の(A)及び(B)はその外観図である。この携帯型ボイスレコーダは、本体76と、本体側及び音声入力部側着脱部材(面ファスナー、マジックテープ等)78A,78Bにより本体76に対し着脱自在な音声入力部80とからなる。また、本体76表面には、記録開始ボタン82と印字シートの排出部84が設けられている。なお、本体76と音声入力部80とはケーブル86により結ばれている。もちろん、無線や赤外線などにより音声入力部80から本体76に信号を送信するようにしても良い。
【0054】
図10は、このような携帯型ボイスレコーダのブロック構成図である。マイクロホン88から入力された音声は、プリアンプ90で増幅後、A/D変換器92でディジタルに変換されて、圧縮処理部(ADPCM)94に供給される。圧縮処理を施されたデータは、エラー訂正符号付加部96にてエラー訂正符号が付加され、その結果がインターリーブ部98に供給され、それぞれのデータが記憶されて、その後、インターリーブ処理が行われる。こうしてインターリーブされたデータは、さらに、アドレスデータ付加部100により、ブロックのアドレス,アドレス用のエラー判定符号(CRC等)を付加し、その結果が変調回路102に入力される。この変調回路102では、例えば8−10変調というような8ビットのデータを10ビットの別のビット数のものに変換する。その後、マーカ付加部104にて、上記変調回路102で対応付けた256通りのデータ列には無いデータ列を使ってマーカを生成して付加する。
【0055】
こうしてマーカを付加されたデータは、簡易プリンタシステム106に送られて、図11の(A)及び(B)に示すようにリールシール108に印刷され、印字シート排出部84から排出される。この場合、簡易プリンタシステム106はタイマ110によって計時された日付・時刻をリールシール108に印字する。
【0056】
なお、上記の各部は、記録開始ボタン82の操作に応じて制御部112により制御される。また、上記各部の内、マイクロホン88からどこまでを音声入力部80内に構成するかは特に限定されるものではなく、例えば、ここでは、音声入力部80にはマイクロホン88,プリアンプ90,A/D変換器92を内蔵するものとする。
【0057】
図12は、このような構成の携帯型ボイスレコーダの動作フローチャートである。即ち、本体76に設けられた記録開始ボタン82が押下されると(ステップS12)、その押下されている間(ステップS14)、音声入力からリールシール108へのドットコード114印字処理迄の処理が行われる(ステップS16)。そして、記録開始ボタン82の押下が止められると、予め決められた一定時間内に再び記録開始ボタン82が押下されたかどうかを判断し(ステップS18)、押下されたと判断した場合には上記ステップS14に戻って上記の処理を繰り返す。しかし、一定時間以内に記録開始ボタン82が押下されなかった場合には、タイマ110より現在の日時及び時刻を参照して(ステップS20)、リールシール108を余白部分116をフィードしながら、その参照した日時,時刻を印字する(ステップS22)。
【0058】
このような携帯型ボイスレコーダでは、図9の(A)に示すように本体76と音声入力部80とを接続した状態では、ユーザは本体76を手で持って音声入力部80を口元に近づけて音声をドットコード114としてリールシール108に記録する。また、図9の(B)に示すように本体76と音声入力部80とを分離し、音声入力部80を着脱部材78Bを利用して電話の送受話器の受話器側に取り付けることにより、電話の内容をメモする代わりに直接相手側の用件をドットコード114としてリールシール108に記録することができる。しかもこの場合、図11の(A)及び(B)に示すように、リールシール108には、日時・時刻が印字されるだけでなく、余白部分116が形成されるため、受信人名をメモしたり、だれ宛のものであるか等といったコメントを書込むことができる。
【0059】
なお、音声入力部80としては、上記のように着脱部材により本体に着脱される構成以外にも、種々の態様が考えられる。例えば、図11の(C)及び(D)に示すように、イヤホン型のものとすることができる。このようなイヤホン型の音声入力部80とした場合、同図の(D)に示すように音声入力部80を本体76の音声入力部格納部118から引出し、ユーザの耳に挿入することにより、電話の送受話器の受話器側から聞こえる相手の声を聞きながら、それをドットコードの形で記録できるようになる。
【0060】
また、上記説明では、記録開始ボタン82を押し続けている間だけドットコード印字を行うものとしたが、本体76に別に記録終了ボタンを設け、記録開始ボタン82が一回押されてから記録終了ボタンが押されるまでの間、ドットコード印字を行うようにするようにしても良い。
【0061】
記録機には、図3で示したような再生機能を組み込んで、記録再生機としても良い。またその時は、イヤホン型音声入力部80は、イヤホンの機能も併せ持たせても良い。
【0062】
以上の実施の形態に於いては、記録される情報として、音声,音楽等のオーディオ情報を例に挙げて説明したが、以下に、オーディオ情報に限らず、カメラ,ビデオ等から得られる映像情報、及びパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと称す),ワードプロセッサ(以下、ワープロと称す)等から得られるテキストデータ等のディジタルコードデータ、等を含めた、所謂マルチメディア情報を取り扱う実施の形態について説明する。
【0063】
図13は、そのようなマルチメディア情報を記録するためのマルチメディア情報記録装置のブロック構成図である。
【0064】
マルチメディア情報の内、オーディオ情報については、図1の場合と同様に、マイクロホンやオーディオ出力機器120から入力され、プリアンプ122で増幅後、A/D変換器124でディジタルに変換されて、圧縮処理部126に供給される。
【0065】
圧縮処理部126では、入力ディジタルオーディオ信号は、スイッチ128により、ADPCM回路のような音声圧縮回路130と音声合成コード化回路132とに選択的に供給されるようになっている。音声圧縮回路130は、入力ディジタルオーディオ情報を適応型の差動PCMすることによりデータ圧縮を施す。音声合成コード化回路132は、入力ディジタルオーディオ情報に対して、1つ音声を認識をした後、コードに変換する。これは、上記ADPCMが音声情報という形でそれを符号化しデータ量を減らしていく即ち生のまま処理をしていくのに対して、一旦別の合成のコードに変えてしまうことで相対的にデータ量を減らすものである。上記スイッチ128の切り換えについては、例えば、ユーザの方で目的に応じて、例えば、手動で切り換えるようになっている。あるいは、例えばオーディオ出力機器からの情報のように高音質のものについては音声圧縮回路130を通し、例えばマイクロホンからの人の話声やコメントというようなものについては音声合成コード化回路132を通すというように予め決めておけば、入力されたオーディオ情報がどちらのものであるのかをスイッチの前段で認識をして自動的に切り換えるという構成にすることも可能である。
【0066】
また、もう既にディジタルコードデータとして形成されているパソコン、ワープロ、CAD、電子手帳や通信等からくる各種データは、インタフェース(以下、I/Fと称す)134を介して、まずデータ形態判別回路136に入力される。このデータ形態判別回路136は、基本的に、後段の圧縮処理部126で圧縮が可能かどうかを判断するもので、データが既に何等かの圧縮処理が行われており、後段の圧縮処理部126での効果が得られない情報については、圧縮処理部126をバイパスさせて圧縮処理部126の後段にダイレクトに渡し、また、入力データが非圧縮データの場合には、それを圧縮処理部126に送る。
【0067】
上記データ形態判別部136にて非圧縮のコードデータであると判断されたデータは、圧縮処理部126に入力され、ハフマン,算術符号,ジブレンペル等の圧縮回路138にてコードデータを最適に圧縮する圧縮処理が行われる。なお、この圧縮回路138は、上記音声合成コード化回路132の出力に対する圧縮処理も行うようになっている。
【0068】
なお、上記音声合成コード化回路132は、音声以外に文字情報を認識して音声合成コード化しても良い。
【0069】
また、カメラやビデオ出力機器等140の画像情報は、プリアンプ142による増幅及びA/D変換器144でのA/D変換後、圧縮処理部126に供給される。
【0070】
圧縮処理部126では、像域判定及び分離回路146にて、入力された画像情報が手書き文字やグラフ等の二値画像なのか、それとも自然画像等の多値画像なのかを判別する。この像域判定及び分離回路146は、例えば、本出願人による特願平5−163635号に示されているようなニューラルネットを利用した判別像域分離の手法を用いて、二値画像データと多値画像データを分離する。そして、二値画像データは、二値圧縮としてJBIG等で一般的なMR/MH/MMR等の二値圧縮処理回路148で圧縮され、多値画像データについては、例えばDPCMあるいはJPEG等の静止画像の圧縮機能を使って多値圧縮処理回路150で圧縮される。
【0071】
以上のようにしてそれぞれ圧縮処理を施されたデータは、適宜データ合成処理部152で合成される。
【0072】
なお、必ずしもそれぞれの情報入力及び圧縮処理の系統を並列的に全て備えている必要はなく、目的に応じて、一つあるいは複数の系統を適宜組み合わせて構成するようにしても良い。従って、上記データ合成処理部152は必ずしも必要なものではなくて、データ系統が1種類しかないものについては、これを省略し、直接次段のエラー訂正符号付加部154へ入力する構成とすることができる。
【0073】
エラー訂正符号付加部154では、エラー訂正符号が付加され、データメモリ部156に入力される。データメモリ部156では、それぞれのデータが記憶されて、その後、インターリーブ処理が行われる。これは、実際にドットコードとして記録され、そしてそれを再生される際に、少しでもエラーを減らす、例えば、ノイズ等によるブロックエラーというものを少しでもなくして訂正能力を高めるために、連続するデータ列を適宜離れた位置に分散させていく処理である。即ち、バーストエラーをビットエラーの単位に危険度を下げるという作業を行う。
【0074】
こうしてインターリーブされたデータに対して、さらに、アドレスデータ付加部158により、ブロックのアドレス,アドレス用のエラー判定符号(CRC等)を付加し、その結果が変調回路160に入力される。変調回路160では、例えば8−10変調である。
【0075】
なお、上記実施の形態に於いては、インターリーブをかけた後に、エラー訂正のための符号を付加するようにしても良いことは勿論である。
【0076】
その後、マーカ付加部162にて、上記変調回路160で対応付けた256通りのデータ列には無いデータ列を使ってマーカを生成して付加する。このようにマーカを変調の後に付加することで、マーカまでもが変調されてしまって、逆にマーカとして認識しにくくなるということを解消する効果がある。
【0077】
こうしてマーカ付加されたデータは、合成及び編集処理部164に送られて、この生成されたデータ以外の、記録紙に記録される、例えば、画像やタイトルや文字等と合成され、あるいはレイアウト等の編集をされ、またプリンタへの出力の形態や印刷製版対応のデータフォーマットに変換されて、次のプリンタシステムや印刷用製版システム166に送られる。そして、このプリンタシステムや印刷用製版システム166で、最終的に、シート,テープ,及び印刷物等に印刷される。
【0078】
なお、合成及び編集処理部164に於ける編集処理は、紙面情報とドットコードのレイアウト、コードのドットサイズを印刷機,プリンタ等の分解能に合せる、ワード単位,内容の区切り等でコード長を適宜区切り段変えを行う即ち一列を次のラインに移す段換えを行う、等の編集作業を含む。
【0079】
こうして印刷された印刷物は、例えば、FAX168により送信される。むろん、合成及び編集処理部164で生成されたデータを印刷する代わりに、直接FAX送信するものとしても良い。
【0080】
ここで、図14を参照して、本実施の形態に於けるドットコード170の概念を説明する。本実施の形態のドットコード170のデータフォーマットでは、1つのブロック172は、マーカ174、ブロックアドレス176、及びアドレスのエラー検出,エラー訂正データ178と、実際のデータが入るデータエリア180とから成っている。即ち、上記図2の(A)を参照して説明した実施の形態では、1つのブロックが、ライン方向の一次元的に構成されていたものが、本実施の形態では、二次元的に展開された形で形成されている。そして、このブロック172が縦,横、二次元的に配列され、それが集まってドットコード170という形で形成される。
【0081】
次に、マルチメディア情報の再生装置の構成を、図15のブロック図を参照して説明する。この情報再生装置は、ドットコード170が印刷されている記録媒体としてのシート182からドットコードを読み取るための検出部184、検出部184から供給される画像データをドットコードとして認識しノーマライズを行う走査変換部186、多値データを二値にする二値化処理部188、復調部190、データ列を調整する調整部192、再生時の読取りエラー,データエラーを訂正するデータエラー訂正部194、データをそれぞれの属性に合わせて分離するデータ分離部196、それぞれの属性に応じたデータ圧縮処理に対する伸長処理部、表示部あるいは再生部、あるいは他の入力機器から成る。
【0082】
検出部184に於いては、光源198にてシート182上のドットコード170を照明し、反射光をレンズ等の結像光学系200及びモアレ等の除去等のための空間フィルタ202を介して、光の情報を電気信号に変換する例えばCCD,CMD等の撮像部204で画像信号として検出し、プリアンプ206にて増幅して出力する。これらの光源198,結像光学系200,空間フィルタ202,撮像部204,及びプリアンプ206は、外光に対する外乱を防ぐための外光遮光部208内に構成される。そして、上記プリアンプ206で増幅された画像信号は、A/D変換部210にてディジタル情報に変換されて、次段の走査変換部186に供給される。
【0083】
なお、上記撮像部204は、撮像部制御部212により制御される。例えば、撮像部204としてインターライン転送方式のCCDを使用する場合には、撮像部制御部212は、撮像部204の制御信号として、垂直同期のためのVブランク信号、情報電荷をリセットするための撮像素子リセットパルス信号、二次元に配列された電荷転送蓄積部に蓄積された電荷を複数の垂直シフトレジスタへ送るための電荷転送ゲートパルス信号、水平方向に電荷を転送し外部に出力する水平シフトレジスタの転送クロック信号である水平電荷転送CLK信号、上記複数の垂直シフトレジスタ電荷を垂直方向に転送して上記水平シフトレジスタに送るための垂直電荷転送パルス信号、等を出力する。これらの信号のタイミングは、図16に示される。
【0084】
そして、撮像部制御部212は、このタイミングに合せながら光源198の発光のタイミングをとるための発光セルコントロールパルスを光源に与える。
【0085】
基本的に、図16のタイミングチャートは、1フィールド分の概念図である。画像データは、この1フィールドのVブランクからVブランクまでの間に読み出される。光源198は連続点灯するのではなくてパルス点灯を行い、フィールド単位に同期させながら、後続のパルス点灯を行うものとしている。この場合、パルス点灯させる上でのクロックノイズが信号出力に入らないように、Vブランキング期間中、即ち画像電荷を出力していない間に露光するようなタイミングにコントロールされる。即ち、発光セルコントロールパルスは、瞬間的に発生する非常に細いディジタルのクロックパルスであり、光源に大きな電力を与えるものであるため、それによるノイズがアナログの画像信号に入らないようにすることが必要であり、そのための処置として、Vブランキング期間中に光源をパルス点灯させるようにしている。こうすることによって、S/Nの向上が図られる。また、パルス点灯させるということは、発光時間を短くすることであり、よって手動操作の振れと移動によるぼけの影響をなくすという大きな効果がある。これによって、高速にスキャンすることが可能になる。
【0086】
また、再生装置が傾いたりして、外光遮光部208があるにも拘らずなんらかの原因で外光等の外乱が入った場合にも、S/N劣化を最低限に抑えるために、Vブランキング期間に光源198を発光させる直前に一度、撮像素子リセットパルスを出力して画像の信号をリセットし、その直後に発光を行い、その後すぐに、読出しを行っていくようにしている。
【0087】
ここで、図15に戻り、走査変換部186を説明する。この走査変換部186は、検出部184から供給される画像データをドットコードとして認識し、ノーマライズを行う部分である。その手法として、まず検出部184からの画像データを画像メモリ214に格納し、そこから一度読出してマーカ検出部216に送る。このマーカ検出部216では、各ブロック毎のマーカを検出する。そして、データ配列方向検出部218は、そのマーカを使って、回転あるいは傾き、データの配列方向を検出する。アドレス制御部220は、その結果をもとに上記画像メモリ214からそれを補正するように画像データを読出して補間回路222に供給する。なおこの時に、検出部184の結像光学系200に於けるレンズの収差の歪みを補正用のメモリ224からレンズ収差情報を読出して、レンズの補正も併せ行う。そして、補間回路222は、画像データに補間処理を施して、本来のドットコードのパターンという形に変換していく。
【0088】
補間回路222の出力は、二値化処理部188に与えられる。基本的には、ドットコード170は図14からも分かるように、白と黒のパターン、即ち二値情報であるので、この二値化処理部188で二値化する。その時に、閾値判定回路226により、外乱の影響、信号振幅等の影響を考慮した閾値の判定を行いながら適応的に二値化が行われる。
【0089】
そして、記録時に図13で説明したような変調が行われているので、復調部190でそれをまず復調した後、データ列調整部192にデータが入力される。
【0090】
このデータ列調整部192では、まずブロックアドレス検出部228により前述した二次元ブロックのブロックアドレスを検出し、その後、ブロックアドレスの誤り検出,訂正部230によりブロックアドレスのエラー検出及び訂正を行った後、アドレス制御部232に於いてそのブロック単位でデータをデータメモリ部234に格納していく。このようにブロックアドレスの単位で格納することで、途中抜けた場合、あるいは途中から入った場合でも、無駄なくデータを格納していくことができる。
【0091】
その後、データメモリ部234から読出されたデータに対してデータエラー訂正部194にてエラーの訂正が行われる。このエラー訂正部194の出力は二つに分岐されて、一方はI/F236を介して、ディジタルデータのままパソコンやワープロ,電子手帳,等に送られていく。他方は、データ分離部196に供給され、そこで、画像、手書き文字やグラフ、文字や線画、音(そのままの音の場合と音声合成をされたものとの2種類)に分けられる。
【0092】
画像は、自然画像に相当するもので、多値画像である。これは、伸長処理部238により、圧縮した時のJPEGに対応した伸長処理が施され、さらにデータ補間回路240にてエラー訂正不能なデータの補間が行われる。
【0093】
また、手書き文字やグラフ等の二値画像情報については、伸長処理部242にて、圧縮で行われたMR/MH/MMR等に対する伸長処理が行われ、さらにデータ補間回路244にてエラー訂正不能なデータの補間が行われる。
【0094】
文字や線画については、PDL(ページ記述言語)処理部246を介して表示用の別のパターンに変換される。なおこの場合、線画,文字についても、コード化された後にコード用の圧縮処理が施されているものについては、それに対応する伸長処理部248で伸長(ハフマンやジブレンペル等)処理を行ってから、PDL処理部246に供給されるようになっている。
【0095】
上記データ補間回路240,244及びPDL処理部246の出力は、合成又は切り換え回路250により、合成あるいはセレクトを行って、D/A変換部252でアナログ信号に変換後、CRT(テレビモニタ)やFMD(フェイスマウンテッドディスプレイ)等の表示装置254にて表示される。なお、上記FMDとは、顔面装着用の眼鏡型モニタ(ハンデーモニタ)であり、例えばバーチャルリアリティー等の用途や、小さな場所で大きな画面で構成されたものを見るときに効果がある。
【0096】
また、音声情報については、伸長処理部256にてADPCMに対する伸長処理が行われ、さらにデータ補間回路258にてエラー訂正不能なデータの補間が行われる。あるいは、音声合成の場合には、音声合成部260にて、その音声合成のコードをもらって実際にコードから音声を合成して出力する。なおこの場合、コードそのものが圧縮されている時には、上記文字,線画と同様に、伸長処理部262にてハフマンもしくはジブレンペル等の伸長処理を行ってから音声合成を行う。
【0097】
さらに、図17に示すように、文字情報については文章認識部271で文章認識した後、音声合成部260にて音声情報として出力しても良い。
【0098】
また、伸長処理部262は、同248と兼用することは可能であり、その場合、伸長処理するデータの属性に応じてそのデータはスイッチSW1,SW2,SW3にて適宜切換えられて、PDL処理部246、或は音声合成部260に入力される。
【0099】
データ補間回路258及び音声合成部260の出力は、合成又は切り換え回路264により、合成あるいはセレクトを行って、D/A変換部266でアナログ信号に変換後、スピーカやヘッドホン、その他それに準ずる音声出力装置268に出力される。
【0100】
また、文字や線画等については、データ分離部196からページプリンタやプロッタ等270に直接出力されて、文字等はワープロ文字として紙に印刷され、あるいは、線画等は図面等としてプロッタ出力されることもできる。
【0101】
もちろん、画像についても、CRTやFMDだけではなく、ビデオプリンタ等でプリントすることも可能であるし、その画像を写真に撮ることも可能である。
【0102】
次に、上記データ列調整部192を説明する。ここでは、前述したオーディオ情報の再生装置(図3参照)にも適用するために、ドットコードは図18の(A)に示すようにそれぞれ参照番号272で示すブロックアドレス272Aとそのエラー訂正データ272Bを最初のラインに設けたブロックが二次元に配列されると共に、同図の(B)のようなライン状のマーカ274が縦方向に並び、また、各ブロックの各ライン毎に参照番号276で示すラインアドレス276Aとエラー検出データ276Bが配されているものとして説明する。
【0103】
本実施の形態では、図6を参照して説明した走査方法に比べて、図18の(C)に示すように、各ライン毎にピッチを2倍に細かくし、さらにマーカの中心を検出後、マーカの中心線間をドット数の2倍の数で等分割する。即ち、同図の(D)に示すように、まず、1回目の走査では、ドット278に対して、細かく縦,横1/2つまり1/4のものを取り込む。その場合のピッチは、ドット278と同じ間隔で取っていくもので、従って、1ドットおきにデータを取っていくこととなる。こうして、CRCエラー検出データ276Bのところまでのデータ、例えば、1ブロックが64ドットとすると、1ドットおきに64ドット取り込む。
【0104】
そして、まず後ろのほうのラインアドレス276Aと、そのラインアドレスに対するCRCのエラー検出データ276Bとを使って、実際にラインアドレスが読めたかどうかを確認する。このラインアドレスが読めている場合には、その前のデータドットそのものも正しく読めていると判定する。もし間違っていると判断された場合には、1ドット例えば右へずらして、2回目の走査を行う(同図の(D)に於ける黒丸)。これを64ドット分全部取り込んで、同様にして実際にラインアドレスが読めたか確認する。間違っている場合には、1回目のドットから1ドット下へずらして3回目の走査、それでも間違っている場合には1ドット右へずらして4回目の走査を行う。
【0105】
このように、1ラインの走査を4回繰り返せば、この中で最低1回は正しく読めると思われるので、正しく読めていると判定されたときには、そのデータをデータメモリ部234へ書き込む。
【0106】
この場合、取り込んだラインのラインアドレスが例えば「0」(スタートアドレス)、即ち一番最初と認識されたときには、その前のデータをブロックアドレス272Aとエラー訂正データ272Bであると判別する。なお、エラー訂正データ272Bは、ブロックアドレスのエラー検出の例えばCRC、あるいは目的によってこれにエラー訂正まで加え、ブロックアドレスのリードソロモンのエラー訂正とすることも可能である。そして、最初のアドレスライン0を認識したときに、まずブロックアドレス272Aを読んでいき、当該ブロックが何番目のブロックかということをこのアドレスデータから判定する。それに対して、次ラインからは実際のデータが入っているので、それらを読み取り、当該ブロックに対応したデータメモリ部234のブロックにデータを書き込んでいく。
【0107】
なお、上記説明では、1ラインを走査しているときにエラーなしとなった場合には、次のラインの走査に飛ぶものととしたが、1ライン当たり必ず4回走査を繰り返すようにしても良い。その時には、複数回エラーなしと判定されるが、データメモリ部234には、同じアドレスのところに同じデータが書かれていくだけであるので、何等問題はない。処理を簡単にしようとするときには、4回走査を繰り返す。また、速度を優先するときには、前者の走査法を採用する。
【0108】
以上のデータ列調整部192の動作を実現するための、ブロックアドレス検出部228及びブロックアドレスの誤り検出,訂正部230の実際の構成を図19を参照して説明する。
【0109】
復調部190は、二値化された補間データがシフトレジスタ190A上で10ビット入ってくるとそれをルックアップテーブル(LUT)190Bにより8ビットに変換する。
【0110】
データ列調整部192に於いては、この復調されたデータが、書込みアドレス制御部280の制御により一旦バッファメモリ(64ドット分全部入る)282に蓄えられる。そして、データ読み出しアドレス制御部284によって、その内のラインアドレス情報とアドレス用のCRC情報だけが読み出されて、ラインアドレスエラー検出回路286によってエラー検出が行われる。このエラー検出の結果を示す判定信号が、真、即ちエラーなしとなったときには、データ読み出しアドレス制御部284は、バッファメモリ282からラインアドレス情報の前の情報、つまり実際のデータ情報を読み出す。
【0111】
一方、スタートアドレス検出回路288は、ラインアドレスエラー検出回路286でエラー検出が行われたラインアドレスが、スタートアドレスかどうかを確認する。スタートアドレスを検出すると、スタートアドレス検出回路288は、ブロックアドレス検出回路290に当該ラインがブロックアドレスを持っているラインであることを情報として伝え、これに応じてブロックアドレス検出回路290は、バッファメモリ282から読み出されたデータからブロックアドレスを検出し、エラー検出回路292にてエラー検出及び訂正を行う。そして、その結果が、ブロックアドレスとして、データメモリ部234のアドレス制御部232へラッチされる。
【0112】
なお、ラインアドレスに対しては正確な読み出し位置を求めるためにエラー検出のみの付加となるが、ブロックアドレスについては、アドレス情報として用いるので、エラー訂正用コードを付加する。
【0113】
それ以降の次ラインからは逐次データラインになるので、データメモリ部234へデータとして書き込まれていく。その時に、処理によっては必要に応じてラインアドレスも一緒に出力する。あるいは、内部にカウンタがあれば、ラインアドレスは内部で自動的にカウントアップするという方法を採ることもできる。
【0114】
そして、次のスタートアドレス「0」を検出したところで次のブロックと認識して、同様のことの繰り返しをブロック全部に対して行う。
【0115】
一方、ラインアドレスエラー検出回路286から出力される判定信号は、画像メモリ214のアドレス制御部220へも供給されるようになっている。これは、上記ライン当たり4回の走査に於いて、時間的に短縮するために、データが真となったところで次のラインに飛ぶという場合に必要な信号である。
【0116】
上記の例で、ラインアドレスエラー検出回路286は、真となるまでの間は4回分同じアドレス情報を使って補間データに対するアドレス検出を行う。そして、データが真となったときには、新しい次のラインの次のドットのデータラインのところに一旦アドレスを飛ばして補間データを作成後、またその中の4点づつ読出してくるという形になる。従って、そのような制御のために、画像メモリ214のアドレス制御部220に判定信号を渡して、それによって、同じアドレスを4回発生させて補間する、補間の順番を変えながら読んでくる、あるいは次のラインにアドレスを書き換えてそのライン上のデータを出してきて補間しながら4回出してくる、という処理を行わせる。
【0117】
また、特に図示はしていないが、データメモリ部234のアドレス制御部232では、データメモリ部234へマッピングを行うが、さらに読み出す際に、このアドレス制御部232でデ・インターリーブの制御も行う。これもやはり、ルックアップテーブル等を使って、例えばドットごとのアドレスが発生した時に、そのブロックとライン、そしてそのドットアドレスを組み合わせたデータから、ROM等を使ってルックアップテーブルで実際に出てくるメモリデータ列となるように変換を行う。それがデ・インターリーブ(デ・シャッフリング)という作業で、その処理が行われて初めて、本来のデータ列という形でデータが読み出されるということになる。もちろん、このデ・インターリーブは、データメモリ部234からの読出し時に行っても良いし、書き込み時に、一旦そういう変換を行ってそういう順番でバラまいてデータを書き込んでいく(マッピングする)というようにしても良い。
【0118】
また、この例では、マーカ274がライン状になっているが、図14に示したような丸でも良いし、あるいは四角のマーカでも良い。一旦マーカが検出されれば、あとは、ブロック内をライン上で読んでいくという構成になるので、必ずしもマーカはライン状である必要はない。例えば、図20の(A)乃至(C)に示すように、丸、四角、長方形というマーカ294,296,298が考えられる。
【0119】
なお、印刷されたコードが部分的なにじみやズレがなく、ほぼ精密なものである場合は、(概中心=正確な中心)といえるので、後述する正確な中心検出を省略し、後述する概中心検出処理のみで処理することができる。ただしこの場合には、配列方向を検出するために、マーカ部分に配列方向検出用のドット294A,296A,298Aを設ける。
【0120】
図20の(D)は、マルチメディア情報の再生装置の他の態様を示している。これは、検出部184のA/D変換部210を走査変換部186に移し、またデータ列調整部192のブロックアドレス検出部228及びブロックアドレスの誤り検出,訂正部230の機能を走査変換部186内で行うようにしたものであり、データエラー訂正部194以降は、図15の構成と同じであるため図では省略してある。
【0121】
即ち、図20の(D)に於いて、一番大きく図15に示した構成と違うところは、走査変換部186及びデータ列調整部192である。この実施の形態では、データ列調整部192の機能を、走査変換部186内のマーカ検出部216からアドレス制御部220のところまでで同時に行うものとしている。つまり、マーカ検出部216でマーカを検出し、データ配列方向検出部218にてデータ配列方向、即ち、傾き、回転及び方向を検出する。そして、ブロックアドレス検出,誤り判定,正確な中心検出部300にて、ブロックアドレスを検出して、その誤り判定を行い、誤っているか誤っていないかで正しい中心、つまり真の中心を検出する。この場合、その真の中心を検出するに当たってブロックアドレスを検出しているので、次のマーカとブロックアドレスの補間部302にてマーカとブロックアドレスの補間を行った後、そのブロックアドレスの情報をデータメモリ部234のアドレス制御部232にも与えるようにしている。
【0122】
また、図15の構成と同様に、ブロックアドレスの補間処理のデータをもとにしてアドレス制御部220にてアドレス制御を行い、画像メモリ214に対してアドレス及び書き込み、出力の制御を行う。
【0123】
それ以外は、図15の実施の形態と機能的には変わらない。
【0124】
なお、上記図15及び図20の(D)では、検出部184に於いてA/D変換部210で例えば8ビットの多値ディジタルデータに変換して、以後処理を行っているが、A/D変換部210の代わりに、二値化処理部(コンパレータ)188及び閾値判定回路226をA/D変換部210の所に配置し、以後の処理を全て二値データで行っても良い。
【0125】
この場合、補間回路222は、図5の(A)で示したような、アドレス制御部220から得られた補間アドレス座標の回りの画素データを用いて4点或は16点補間の所謂補間処理ではなく、補間アドレス座標に一番近い(近傍)の画素データをデータとして採用することができる。
【0126】
A/D変換する代わりに、二値化して処理を行うことにより、例えば8ビットの場合に比べると1/8の信号線数、並びにデータ量となる。従って、画像メモリ214及びデータメモリ部234の各メモリ容量も1/8になり、各部の処理も単純になる等、回路規模の大幅な縮小、処理量の大幅な減少、処理時間の大幅な短縮というメリットが生じ、装置の小型化、ローコスト化、スピードアップに寄与する。
【0127】
なお、アドレス制御部220のアドレス出力は、図15及び図20の(D)の場合は、補間回路222への画像データ出力時には、補間アドレス座標の回りの例えば4点の画素アドレスとなり、補間回路222に対しては図示しない信号線により各画素アドレスに対する重み付け係数を算出するための距離情報となる。あるいは、各画素アドレスと補間アドレス座標データとを送り、補間回路222で各画素アドレスとの距離を求めて重み付け係数を求めるようにしても良い。
【0128】
また、上記のように二値データでの処理時には、アドレス制御部220は、補間アドレス座標の近傍の画素アドレスを出力する。従って、この場合、画像メモリ214からのデータ出力は、直接復調部190に入力されることになる。
【0129】
ここで、図14の概念図に示したドットコードの具体例を図21の(A)乃至(D)を参照して説明する。
【0130】
ブロック304は、図14の概念図にもあるように、二次元に配列されており、それぞれブロックアドレス306が付加されている。そのブロックアドレス306は、Xアドレス、Yアドレスに対応したアドレスがついている。例えば、図21の(A)に於いて一番左上のブロックを(Xアドレス,Yアドレス)=(1,1)とする。それに対してその右のブロックのブロックアドレスは(2,1)、以下同様にして、右にいくにつれXアドレスをインクリメントしたものが、下にいくにつれてYアドレスがインクリメントしたものが付加されるという形で、全ブロック304にブロックアドレス306が付加される。
【0131】
ここで、最下段のマーカと最右段のマーカについては、ダミーのマーカ308とする。つまり、あるマーカ310に対するブロック304は、それを含む4つのマーカ310で囲まれるその右斜め下のデータであり、最下段及び最右段のマーカは下から2段目及び右から2段目のマーカに対するブロックを定義するために配置された補助的なマーカ、即ちダミーなマーカ308である。
【0132】
次に、そのブロック304の中身を説明する。図21の(B)に示すように、当該ブロック304のマーカ310に対し下のマーカとの間に、ブロックアドレス306とそのブロックアドレスのエラー検出コード312が付加される。また、当該マーカ310と右のマーカとの間に同様にブロックアドレス306とそのエラー検出コード312が付加される。図14の概念図では、ブロックの左上にマーカがあり、ブロックアドレスを右下に配置して示したが、本実施の形態では、ブロックアドレス306を左側と上側に配置し、マーカ310をその左上角に配置した形としている。なお、ブロックアドレス306は、1ブロック内に2ヵ所に記録した例を示してあるが、これは1ヵ所でも構わない。しかし、2ヵ所に記録することによって、一方のブロックアドレスにノイズがのってエラーを起こした場合にでも、他方のアドレスを検出することによって確実に検出することができるので、2ヵ所に記録する方が好ましい。
【0133】
前述した、あるマーカに対するブロックのデータの位置と、そのブロックアドレスの位置と、それによって決まるコード上のダミーマーカの位置等は前例に限ったものではない。
【0134】
次に、マーカ310のパターン例を説明する。図20の(C)に示すように、本実施の形態では、マーカ310として、直径が7ドット分の円形の黒のパターン310Aを採用している。そして、その黒丸310Aの回りの部分310Bを白として、マーカの黒い部分を判別し易くしている。また、図21の(C)に於ける参照番号310Cは、説明のための補助線である。
【0135】
白部分310Bの範囲は、記録密度を上げるにはなるべく小さくしたいが、マーカ検出処理を簡単且つ高速に行うためには、大きく取りたいという要求がある。そこで、回転が45°の時の黒のパターン310Aが十分判別できるための範囲310Cが部分310B内に入るように設定している。
【0136】
なお、図15及び図20の(D)に於ける結像光学系200の像倍率は、図21の(D)に示すように、データエリア314のデータドット316の大きさを、以後説明する条件に於いては、1.5画素に結像するものとする。ここでの画素は、撮像部204の撮像素子の1画素を意味する。即ち、シート182上に記録された1ドット、例えば30から40μmのドットを、通常7μmとか10μmの大きさである撮像素子上の画素の1.5画素分に、結像系レンズを通して結像するものとする。標本化定理に於いては、画素ピッチはドットピッチ以下にすれば良いが、ここでは安全を見て、以後1.5画素としている。なお、前述のA/D変換の代わりに二値化した場合の例については、更に安全を見て2画素としている。
【0137】
上記のようなな二次元ブロック分割方式を採用することにより、以下のような利点がある。即ち、
1ドット毎のドットピッチが、撮像素子の解像度以下であれば、データドットサイズが異なってもコード(単位データブロックの集合)の読取りが可能となる;
コードに対し、撮像部204が傾いても読取りが可能となる;
シートの局所的な伸び縮みがあっても再生できるし、回転しても読取りが可能である;
総データ量に応じて単位ブロックを二次元的に自由に展開が可能になっており、その結果、コードサイズを自由に換えることができる;
ブロックアドレスがそれぞれ付加されているので、コードの途中から読み始めても再生が可能になる;
ブロック単位であれば、紙面の他の情報、例えば文字や絵,グラフ等に合わせてコードの形状を自由にレイアウトでき、図21の(A)では長方形のドットコードが示されているが、例えば、鍵型にしたり、あるいはもう少し変形させるようなことも可能である;
バーコードに於けるような所定のスタートコード,ストップコードが不要であり、またクロックコードも不要である。
【0138】
また、これらの特徴を生かして、手振れがあっても再生ができる。従って、ハンディ再生装置への対応が非常にし易くなっている。
【0139】
即ち、詳細は後述するが、再生装置側で、隣接する4つのマーカを検出して、マーカ間をドット数分だけ等分割することでノーマライズを行なっているため、拡大,縮小,変形等に強く、また、手振れ等に強いという利点がある。
【0140】
なお、データエリア314に於けるドット316については、例えば、1ドットが数十μmの大きさである。これは、アプリケーション,用途によっては数μmレベルまで可能であるが、一般的には、40μmとか20μm、あるいは80μmとする。データエリア314は、例えば、64×64ドットの大きさである。これらは、上記等分割による誤差が吸収できる範囲まで自由に拡大あるいは縮小することが可能である。また、上記マーカ310は、同期信号としての機能だけではなく、さらにポジション指標としての機能も併せ持つ。このマーカ310は、変調されたデータにない大きさ、本実施の形態の場合は、丸形状で、データエリア314のドットに対して例えば7ドット以上とか、7×7ドット位の直径を持つ円形黒マーカ310Aとしている。
【0141】
ここで、再生時の傾きや回転等について説明しておく。
【0142】
上記撮像部204の傾きというのは、当該再生装置がドットコードの印刷されているシート182に対して本来は垂直に相対しなければならないところが、ユーザが再生装置を斜めに持つことにより、シート182に対して斜めになってしまった状態を指す。また、回転とは、シート182上に書かれたドットコードに対して、撮像エリア(図4の(A)参照)が平行になっていない状態を指す。
【0143】
上記傾きが生じた場合、撮像部204により得られる画像は、垂直に相対した場合の画像に比べて縮小されてしまう。例えば、30度の傾きが生じた場合には、見掛上の投影された像というものは86.5%に縮小されてしまう。つまり、例えばブロック304を正方形とした場合に30度垂直方向に対して水平方向に傾くと、縦方向は1:1でも、水平部分が0.865倍になってしまい、得られるブロックの像は長方形となってしまう。このように傾きがあると、本来の内部同期のクロックを持っている場合であれば、その等間隔クロックで各部が動作するため、結果として得られるデータが本来のデータと一致しなくなることがある。
【0144】
また、回転については、あくまでも水平、垂直というイメージでとらえていると、本当のデータは斜め上に上がって、あるいは斜め下に下がってきてしまうので、本当の情報が取れていないことになってしまう。さらには、傾きと回転の複合状態が生じた場合には、正方形ブロックの撮像結果が菱形になってしまい、水平と垂直のデータ配列が直交するという条件も満たさなくなってしまう。
【0145】
以下、これらの問題を解決するためのマーカ検出部216について説明する。マーカ検出部216は、図22に示すように、マーカをコードの中から抜き出して判定するマーカ判定部318と、そのマーカの存在するエリアを検出するマーカエリア検出部320と、その概中心を検出する概中心検出部322から成っている。
【0146】
マーカ判定部318は、7以上13以下の連続黒画素を探し、その連続黒画素が連続に7行続く場合を円形黒マーカ310Aとして認識するもので、図23に示すように、まず画像メモリ214から読出した画像データを二値化し、画素毎に黒白を識別する(ステップS32)。そして、画像メモリ214上でX軸方向に連続する黒画素を検出する(ステップS34)。即ち、連続する黒が7画素以上、13画素以下の連続する黒画素を検出する。次に、その連続した最初の黒画素と最後の画素の真ん中の画素からY軸方向に1画素ずらした点が黒であるかをチェックする(ステップS36)。そして、それがY軸方向に連続7回続いたならば(ステップS38)、それを円形黒マーカ310Aとして判定する(ステップS40)。また、上記ステップS34で検出されなく、又は上記ステップS36で黒画素でなかった場合、マーカと判定しない(ステップS42)。
【0147】
即ち、マーカを画像メモリ上をチェックしていき、例えば黒画素が7個続いたラインがあったとする。すると、その最初の黒画素と最後の黒画素の真ん中からY軸方向に対して1画素ずらした点が黒かどうかをチェックし、黒であったなったならば、それを真ん中とする左右の画素が連続7画素から13画素が黒であるかというのをチェックし、同様にして1画素ずつY軸方向にずらしながら見ていき、最終的にそれがY軸方向に7回続いたならば、それを円形黒マーカ310Aとして判定する。
【0148】
なお、X軸,Y軸方向に連続黒をチェックする際の最小値である7というのは、マーカ310の黒部分(円形黒マーカ310A)と変調されているデータとを区別し判別するためのもので、紙の縮みや傾きによっての縮小があってもデータエリア314部分と円形黒マーカ310Aとを区別できるように設定した下限値である。また、最大値の13は、紙の伸びやインキの滲み等を考慮して設定した上限値である。これにより、マーカより大きなゴミやキズ等のノイズをマーカと誤検出しないようにしている。
【0149】
また、マーカパターン30Aを円形にしたことで、回転を考慮する必要性が無いので、上記下限値と上限値の差を最小限にすることができ、マーカの誤検出を少なくすることができる。
【0150】
マーカエリア検出部320は、マーカ判定部318で判定された円形黒マーカ310Aの範囲が、傾きや画像の像倍率の変化等によって多少の伸び縮み、変形等されるので、その黒い範囲がどの領域に入っているかを検出するためのものである。
【0151】
このマーカエリア検出部320では、図24に示すように、まず、マーカ判定部318で判定された円形黒マーカ310Aの仮中心画素を検出する(ステップS52)。即ち、マーカ判定部318で判定された範囲の中心の近傍にある一つの画素を仮中心画素とする。
【0152】
そして、その仮中心画素から上方向(Y軸上のマイナス方向)に黒であることをチェックし、白となったら左右の数画素をチェックし、黒であるなら上方向を上記同様チェックし、黒が存在しないYアドレスまでチェックし、そのYアドレスをYmin用レジスタ(図25の(A)参照)にセットする(ステップS54)。同様に、仮中心画素から下方向(Y軸上のプラス方向)に黒であることをチェックし、白となったら左右の数画素をチェックし、黒であるなら下方向を上記同様チェックし、黒が存在しないYアドレスまでチェックし、そのYアドレスをYmaxレジスタにセットする(ステップS56)。
【0153】
次に、仮中心画素から今度は左方向(X軸上のマイナス方向)に黒であることをチェックし、白となったら上下の数画素を黒であることをチェックし、黒であるなら左方向を上記同様チェックし、黒が存在しないXアドレスまでチェックし、そのXアドレスをXminレジスタにセットする(ステップS58)。同様に、仮中心画素から右方向(X軸上のプラス方向)に黒であることをチェックし、白となったら上下の数画素をチェックし、黒であるなら右方向を上記同様チェックし、黒が存在しないXアドレスまでチェックし、そのXアドレスをXmaxレジスタにセットする(ステップS60)。
【0154】
こうして求まったXmin、Xmax、Ymin、Ymaxレジスタの値より、図25の(B)のテーブルに示すようにマーカエリア324を選択する(ステップS62)。即ち、円形黒マーカ310Aを含む真四角の範囲ではなく、端を取り除いた同図の(A)に於ける斜線のハッチングで示したエリアをマーカエリア324とする。マーカエリア324は、四角でも構わないが、実際にはマーカ310の白部分310Bの回りにはデータがあり、そのデータが空間フィルタの影響等によって白部分310Bの内部に黒いデータ部分の情報等が入って、概中心を計算するためのこのマーカエリア324に入ってしまうということが考えられる。それをできるだけ避けるために、マーカエリア324をなるべく小さく必要な範囲にすることが望ましく、この場合、円形黒マーカ310Aと同じ形状でつまり丸で、円形黒マーカ310Aより大きい丸いエリアを設定できれば良いが、本実施の形態では円形黒マーカ310Aは直径7ドットで構成されている小さな円であるため、同図に示すようなマーカエリア324となる。
【0155】
概中心検出部322は、このようにしてマーカエリア検出部320で検出されたマーカエリア内のマーカの黒丸の概中心を見つけるためのものである。一般に、印刷等に於いては、インクの膨らみによりドットが目的の大きさよりも広がってしまったり(これをドットゲインと言う)、小さくなってしまう(これをドットリダクションと言う)現象がある。また、周辺にインクがにじんで広がったり、インクが片側に染みていくような場合が想定される。概中心検出部322は、そのようなドットゲイン,ドットリダクション、またはインクの染みに対応するために、円形黒マーカ310Aの画像に於ける中心、所謂重心を求めて、それを概中心とする処理を行う。ここでは、上記中心を1画素ピッチより小さい精度で求めるための処理である。
【0156】
まず、画像上のこのマーカエリア324に対して、画像メモリ214のX軸方向とY軸方向の2通りに分けて、それぞれのX軸上の中心線とY軸上の中心線を捜すことによって、最終的な中心つまり概中心を求める。図25の(C)及び(D)は、同図の(A)に於ける各画素、縦方向,横方向の各画素を累積した値を示す図である。重心は、全体の累積値の半分のところ、つまり上下左右の累積値がイコールになる部分である。
【0157】
まず、同図の(C)の場合に於いて、例えば、同図にハッチングを付して表した部分の各累積のそれぞれ加算の結果Sxlは全体の面積Sの1/2をまだ満たしておらず、次のSxcの部分をそれに加算すると1/2の面積を超えてしまうという場合には、その列Sxcに概中心を含む中心線Xが含まれていると判断できる。つまり、概中心のXアドレスは、左側(Xmin方向)より各列(Xk)の累積値を累積していき、X’+1の列を累積した時点で全体の累積値の1/2を越えた時、X’の列とX’+1の列の間に概中心がある。X’までの累積値に加算して全体の面積Sの1/2になるようにX’+1の列を左右に分割すると、その分割線上には概中心を含む。
【0158】
そこで、1/2の面積からX列まで累積した部分を除いた部分、即ち(1/2)S−Sxlと、真ん中の列の累積値Sxcとの比が、Δx(概中心=X’+Δx)となる。
【0159】
これを、図26の(A)のフローチャートを参照して説明する。
【0160】
まず、正規化を行う(ステップS72)。即ち、マーカエリア324の各データに対して周辺を加算しても累積には影響がないように、白データ部分を0とし、黒データを仮に1として、画像メモリ214上のデータを多値データの階調を持ったデータとして正規化する。これは、空間フィルタ等によって周辺がぼけた状態になるので、その状態を適確に認識して正確に適確に重心検出をするためのものである。次に、各列Xk(k=min,min+1,…,max)の累積値Skを求めておき(ステップS74)、重心計算サブルーチンをコールする(ステップS76)。
【0161】
重心計算サブルーチンでは、同図の(B)に示すように、全体の面積Sを求め、その1/2をShと、またSlを0とおき(ステップS92)、i=minつまり一番左の列から設定して(ステップS94)、Sl’=Sl+Siを計算することにより求める(ステップS96)。初めはSl=0であるので、ここはSiそのものとなり、Sl’=Sminとなる。次に、そのSl’をShつまり全体の面積の1/2の大きさと比較し(ステップS98)、Sl’がShを越えない時には、iをインクリメントし(ステップS100)、Sl’をSlに設定して(ステップS102)、上記ステップS96から繰り返すことにより、次の列を累積していく。そして、累積結果が全体の面積の半分を超えた時点で、S/2からSlを引いてSiで割ることによりΔxが求められ(ステップS104)、iつまりX’にΔxを足したものをCとして(ステップS106)、上位のルーチンに戻る。
【0162】
上位のルーチンでは、Cの値を概中心のX座標とする(ステップS78)。
【0163】
以下、ステップS80乃至S84で各行方向に於いて同様の処理を行い、Y座標を求め、X,Yをマーカの概中心とする(ステップS86)。
【0164】
このような処理を実現するための構成は、図27に示すようになる。
【0165】
正規化回路326は、白データを0、黒データを1として正規化する。この正規化回路326の出力は、累積部328で全体の面積Sを算出するよう累積され、1/2掛け算部330にて1/2にされて、ラッチ回路332にラッチされる。
【0166】
一方、正規化回路326の出力は、X軸方向のブロックに関しては遅延回路334,336で遅延され、累積部338で上記の左からの順に各列が累積され、また累積部340で各列単位での累積が行われる。結果出力時には、中心の列Sxcの部分を出力する。
【0167】
比較器342はラッチ回路332にラッチされた1/2の面積と累積部338で累積された各列の累積値とを比較する。ラッチ344は判定をするタイミングとその前までの列の累積を記憶するためのものである。Xアドレス算出部346は、比較器342により1/2の面積を越えたと判定された時に、ラッチ回路332にラッチされている1/2の面積と、ラッチ344にラッチされているSxlと、累積部340からの累積値Sxcと、アドレス制御部220から遅延回路348を介して供給される上記X’に相当するアドレスとから、最終的なマーカ概中心のXアドレスを算出する。
【0168】
同様にして、遅延回路350,352、累積部354,356、比較器358、ラッチ360、Yアドレス算出部362を用いて、マーカ概中心のYアドレスを算出する。なお、この場合の遅延回路350,352は、ラインメモリによって構成される。
【0169】
ここでの遅延回路334,336,350,352は、S/2,Sxl,Sxc,Syl,Sycの各出力タイミングをXアドレス算出部346,Yアドレス算出部362の必要なタイミングに調整するための回路である。
【0170】
次に、データ配列方向検出部218について説明するが、説明の都合上、先にドットコードの各ブロック304の詳しい配置を説明しておく。ドットコードのブロック304は、図21の(B)に示したような配置となっているが、さらに詳細には、図28の(A)に示すようになっている。即ち、ブロックアドレス306は上位アドレスコード306Aと下位アドレスコード306Bとに分けられ、エラー検出コード312も上位アドレスCRCコード312Aと下位アドレスCRCコード312Bとに分けられている。そして、マーカ310横に下位アドレスコード306Bが配置され、さらにその横に上位アドレスコード306Aが下位アドレスコード306Bよりも大きな大きさで配置されている。その次に、上位アドレスコード306Aと同じ大きさで上位のアドレスに対するCRCコード312Aが、さらにその次に下位アドレスコード306Bと同じ大きさで下位アドレスのCRCコード312Bが付加されている。
【0171】
マーカ310の下方にも、下のマーカに向けて上記の順序でブロックアドレスとエラー検出データが配置されている。
【0172】
ここで、上位アドレスコード306Aと上位アドレスCRCコード312Aを合わせてstep1のコード、下位アドレスコード306Bと下位アドレスCRCコード312Bを合わせてstep2のコードと称するものとする。
【0173】
また、下位アドレスコード306Bを分解すると、マーカ310の右側に於いては、下位アドレスデータを示すための各ドットのデータの上下(マーカ310下側の場合は左右)両方にそのデータに対して反転されるコードが記載されている。さらには、その上下のデータエリア314と区別するためのデータ余白部364が設けられている。なお、このデータ余白部364はなくてもかまわない。また、反転コードは、下位アドレスのみでなく、上位アドレスコードにも付加される。ここで、データをわかりやすくするために、ドットを丸で示したが、実際に白丸は印刷するドットの無いことを示す。つまり、白丸を印刷することではない。以下、図面に表されている白丸は、同様のことを示す。
【0174】
なおここで、上位アドレスと下位アドレスとは、例えば全部のアドレスが12ビットで構成されていたとすると、その内の初めの4ビットを上位アドレスに当て、次の8ビットを下位アドレスに当てるというようなものである。データ長的には適宜装置に合わせて変えることができる。基本的には、全部のブロックアドレスに対して、初めから何番目までを上位アドレスにするか、そこからラストまでを下位アドレスにするかといったすみ分けになっている。
【0175】
上記のように横と縦にアドレスコードを設けることにより1方向のアドレスコードでアドレス検出不可能であっても、もう一方のアドレスコードで検出できるという利点がある。
【0176】
別のドットコードの配置について、図29の(A)を用いて説明する。同図は、図28の(A)の縦方向のアドレスコードを省いたものである。アドレスコードが1方向のみになったので、データエリアの増加と処理の高速化が図れる。アドレスコードが1方向となったことで、アドレスコードが検出できなければそのブロックのアドレスは不明となるが、後述するようなアドレス補間の処理で捕えることができる。
【0177】
また、図29の(A)では、横方向のマーカ間のみにブロックアドレスコードがあるとしたが、縦方向のみにブロックアドレスコードがあるドットコードにしても良い。
【0178】
あるいは、図28の(B)に示すように、下位アドレスコード306Bの間に上位のアドレスコード306A、下位アドレスCRCコード312Bの間に上位アドレスCRCコード312Aが付加される配置であっても構わない。
【0179】
以下、図28の(A)のドットコードをもとに処理の説明を行う。図29の(A)のドットコードに特有の処理の場合のみ、補足説明を加える。
【0180】
図30及び図31は、図20の(D)のデータ配列方向検出部218のブロック構成図及びその動作を示すフローチャートである。
【0181】
データ配列方向検出部218は、上記マーカ検出部216の概中心検出部322よりマーカの概中心のデータをもらい、隣接マーカ選定部366にて隣接マーカの選定を行う。即ち、既に上記概中心検出部322の処理によって一画面上で各マーカの中心のアドレスがマッピングされており、それに対して今処理しようとする代表マーカつまり注目するマーカを設定し(ステップS112)、その代表マーカに対してどのマーカの概中心が一番近いかについて検出するための隣接マーカ選定を行う(ステップS114)。
【0182】
隣接マーカの選定処理は、図32の(A)に示すように、代表マーカと隣接マーカの距離dを算出し、d≦dmaxの範囲内の隣接マーカを指定する(ステップS142)。但しこの場合、dmaxは、データブロック長辺の長さ+α(αは紙の伸縮等によって決定する)である。そして、指定された隣接マーカの中から距離dの短い順に概中心アドレスをstep1サンプルアドレス発生回路368に送る(ステップS144)。例えば、図32の(B)に於いては、代表マーカからは距離D2にある概中心アドレスが一番近く、次に距離D1とD4、そしてD3とD5の概中心アドレスという順番になるので、まず一番近い距離D2にある概中心アドレスを送る。そして、距離dが同じ場合は、距離算出開始アドレスから時計回り方向にマーカを探し、現れた順に方向検出を行う(ステップS146)。即ち、D1,D4,D3,D5の距離に有る概中心アドレスを順にstep1サンプルアドレス発生回路368に送って、後述する方向検出を行う。
【0183】
即ち、step1サンプルアドレス発生回路368は、代表マーカ及び選定された隣接マーカの概中心を中心にstep1サンプルアドレスを発生し(ステップS116)、このstep1サンプルアドレス間を結ぶ走査線を発生して(ステップS118)、走査線上を等分割した点で画像メモリ214のデータをサンプルするよう読み出しアドレスを発生する(ステップS120)。アドレス制御部220は、このサンプル点のアドレスを読み出しアドレスとして画像メモリ214に与え、データを読出す。
【0184】
なお、前記では、サンプル点のデータを近似して出力する(画像メモリより)如く述べたが、図5の(A)に示すように、サンプル点が画像のメモリのデータ間にあると判断した時に、周囲の4画素のデータから補間して求めても良い。
【0185】
これにより読み出されたデータつまり上位アドレスコードが誤り検出回路370で誤り検出された後、上位ブロックアドレス算出及び中心算出回路372に与えられる。上位ブロックアドレス算出及び中心算出回路372は、誤り検出回路370での誤り検出の結果、誤りがあれば次の隣接マーカ選定処理を行わせるため、また、2方向のマーカが検出された場合にはもはや隣接マーカを検知する必要がないので隣接マーカ選定処理を終了させるために、アドレス算出結果を隣接マーカ選定部366に送る。
【0186】
なお、図29の(A)のドットコードを使用した場合には、1方向の上位アドレスコードを検出したらマーカ選定処理を終了する。
【0187】
そして、このアドレス算出結果によりアドレスエラーがあることが示される場合には(ステップS122)、全サンプル点の走査が終了したかどうかを判定し(ステップS124)、まだであれば上記ステップS118へ進み、全サンプル点走査が終了していれば未検索隣接マーカの有無を確かめ(ステップS126)、有れば上記ステップS114に進み、無ければ、全マーカについて同様の処理を行う。全マーカについて処理を終了した後に、マーカ,アドレス補間処理へと進む(ステップS128)。
【0188】
なお、誤り検出回路370は、テレビジョン学会誌Vol.44,No.11,P.1549〜P.1555の「符号理論手解き」等に開示されているような巡回符号に基づいた誤り検出等の一般的なものを使用しても良い。
【0189】
一方、上記ステップS122でアドレスエラーがない場合には、全サンプル点の走査が終了したかどうかを判定し(ステップS130)、まだであれば上記ステップS118へ進み、全サンプル点走査が終了していれば上位アドレスを確定し(ステップS132)、step1中心アドレスを算出して(ステップS134)、決定する(ステップS136)。
【0190】
即ち、代表マーカより最至近距離のマーカ(図32の(B)では概中心アドレスが距離D2にある)より方向を検出する。検出方法は、方向検出用にデータドットより大きいドットコード(step1コード)に記録されるアドレスが認識できるかによってどの方向に周辺のマーカがあるか判別する。step1コードは、上位のブロックアドレスとそのCRCコードが記録されており、コードを走査した時に誤りが無ければ認識されたとする。
【0191】
方向が検出されると、データブロックの傾きが予測可能となる。step1コードは、方向性が有り、代表マーカから周辺のマーカに向かって走査した時のみブロックアドレスが正常に認識される。よって、認識エラーが生じない場合は、常に2方向のブロックアドレスコードが検出される。2方向のブロックアドレスコードが検出されるまで処理を行う。また、2方向の位置関係よりデータ配列が推測できる(図32の(C)参照)。
【0192】
なお、図29の(A)のドットコードの場合は、1方向のみアドレスコードが検出される。その際、データエリアは検出できたラインと走査方向よりデータエリアを認識することができる(図29の(B)参照)。
【0193】
実際の動作に於いては、代表マーカから最も短い距離である距離D2から方向検出を行い、アドレスが認識されなければ、時計回りにサーチを行うので、次に近い距離D1にて同様の動作を繰り返す。検出は、時計回りに行うとすると、距離D4,D3,D5と検出は続く。2方向検出されるまで処理を行う。
【0194】
なお、図29の(A)の場合は、1方向検出されるまで処理を行う。
【0195】
1方向検出できれば、他方向が予測できる場合もある。例えば、D4,D5が順方向とし、D2の存在がなく、D4からサーチを始めたとすると、D4にてアドレスが確認されると、D3,D5のいずれかにアドレスを認識できることが予測される。
【0196】
上記のような方向検出処理を、図33の(A)を参照して、さらに詳細に説明する。
【0197】
マーカ検出部216の概中心検出部322で検出された代表マーカの概中心を、同図上方左側のドットA5と規定し、それから1.5ドット(これは処理によって適宜変更可能)離れた8つのサンプル点A1〜A4,A6〜A9をstep1サンプルアドレス発生回路368で発生する。同様に、方向検出しようとするマーカ例えば距離D2の概中心(同図上方右側のドットB5)を中心に、サンプルアドレスを発生させる。
【0198】
ここで、1.5ドット間隔にした理由を述べる。
【0199】
先程、マーカ概中心を求める処理の際、中心との差異が1ドット以内になるごとく記述したが、それはインクのにじみ等の不具合が発生しないと仮定した場合である。インクのにじみ等を考慮し、検出範囲を±1.5ドットとした。
【0200】
アドレス制御部220は、両マーカのアドレス間に対してある一定のラインを引く。最初はドットA1とB1に走査線を引く。そして、上位アドレスがサンプルできるような形で、サンプルクロックを設けて、画像メモリ214のデータサンプルを行う。
【0201】
図28の(A)に示したように、上位アドレスコード306Aに対しては、その次にCRCコード312Aが付加されているので、そのデータサンプルによって正しく読めた場合には、上位アドレスに対して誤り検出回路370での誤り検出結果が問題ないという形で検出され、正しく読めなかった場合には、誤りがあるというように判定される。
【0202】
そして、以下同様に、ドットA1とB2、A1とB3、A1とB4というように順次走査線を引いていき、それごとに、エラー検出があっているかどうかチェックを行う。トータルで、代表マーカ側に9個のポジションがあり、検出マーカ側に9個のポジションがあるので、81通りの処理を行うことになる。
【0203】
81通りの処理全部についてエラーになったときには、そちらの方向に方向コードがない、つまり検出側マーカが配列以外のマーカ(誤検出されたマーカ)であると判別する。
【0204】
例えば、図33の(A)では、ドットA1とB7について引いた走査線(点線で示す)に於ける各サンプル点でデータをとると、同図に破線の丸で示したサンプル点はデータより外れているので、誤検出となる。特に、前述したように、アドレスデータドットの上下側に反転コードを設けているので、必ずエラーになる。
【0205】
一方、ドットA5とB5を繋いだ場合は、きちんとデータがとれているので、検出エラーはなく、よってこちらの方向にコードがあるというように認識される。
【0206】
なお、エラー検出を起こし易くするために上下に反転コードを設けるものとしたが、これは必ずしも上下に設ける必要はなく、例えばアドレスデータドット上下は白のコードを記載し、アドレスデータドットを後半数ドット分だけ黒のデータが続くような形式とすることができる。このようにすると、必ず検出マーカ側の端の方が黒のデータになり、その外側が白の余白になるので、データエラーが正しく検出できるようになる。また、反転コードにした場合も、反転コード部全域に設ける必要はなく、両側の一部に設けても良い(図28の(C))。
【0207】
ここで、ドットの大きさについて説明しておく。図33の(B)に示すように、上位アドレスコード306Aの各ドットの大きさをnドット、step1コードの幅をmドットとすると、m及びnの関係は、step1サンプルアドレスの内側端に於いて、中心に対して2ドットの幅を設けて対角線を引き、上位アドレスコード306Aをどれだけ設けるかによって決まる幅mを長辺とし且つ上記対角線をその対角線とする長方形の高さがnとなる。即ち、mが決まればnが必然的に決まる。step1サンプルアドレス内側端の間を全部このアドレスコードとしたとしても2ドットまでしかないので、nドットというのは、2ドットまでの幅となる。また、1ドットの横幅については決めないが、データを認識しやすい横幅が好ましい。
【0208】
なお、上記2ドットというのは、例えばドットA5とB5を結んだ走査線ではヒットするが、ドットA6とB4を結んだ線及びA2とB8を結んだ線ではヒットしないという範囲を得ることができるように規定している。それよりも大きくすると、例えば、ドットA5とB5でヒットする場合、A2とB8を引いたところでもヒットしてしまうということが起こり、中心として検出されることが広がってしまう。この値も、装置に合わせて変更可能である。
【0209】
また、図33の(A)の例では、ドットA5とB5についてヒットしているが、同じくドットA4と例えばB4の結んだ線でもヒットしてしまったという場合には、次の中心検出のstep2という段階で、ドットA4とA5の中心を起点にして、それを中心に同じく探索を行うといったような処理を行っていくこととなる。
【0210】
また、別の方法も考えられる。図34を用いて説明する。ここで、A4とA5、片側もB4とB5がヒットした場合、同図に示すサンプルアドレス(A41〜A45,A51〜A55,B41〜B45,B51〜B55)を次のstep2のサンプルアドレスとしても良い。この場合、step2に於けるサンプルアドレス点が9個から10個に増すために処理数も81から100(走査線数)に増えてしまう。しかし、A4とA5の中点を導き出す処理及び、予め決められたサンプル点を使用しているために、中点を中心に9点のstep2のサンプルアドレスを発生させる処理が無くなる。総合的にみて、処理は軽減すると思われる。
【0211】
さらに、A4とA5の間にstep2の正確な中心があると仮定して、A42〜A44,A52〜A54とB42〜B44,B52〜B54を結ぶ走査線にてアドレス検出処理を行うとすると、処理数は81から36(6×6)と少なくなるという考え方もできる。
【0212】
上記処理にて、step1での大まかな中心が求まる。
【0213】
以上説明したように、CRCを検出することによって、そちらの方向にデータブロックがきちんと配列されているかどうかの検出を行う。図32の(B)に於いては、当然、距離D2にあるマーカは誤検出されたマーカになるので、そちらの方向にデータの方向を見ていたときには、上位アドレスのコードがないわけであるから、結局81通り検知したところでそちらの方向に誤りが全部生じることになり、方向がないと判定されることになる。
【0214】
こうしてD2がないと判定されたとき、次に近い距離はD1とD4になるが、今注目していたマーカに対して時計回りに回るので、次に距離D1について処理を行う。前述したようにデータ配列的には左から右及び上から下の向きにしか判定が可能になってこないため、この場合、代表マーカから距離D1のマーカに向けた方向で処理を行うことになり、逆方向から、つまりCRCコードから先に読み、次にアドレスコードを読むことになるので、これは当然の結果、誤りと判定される。従って、距離D1については、方向がないと判定される。
【0215】
次に、距離D4について判定する。D4については、代表マーカから距離D4に沿って読んで行った時に、アドレスコード、CRCコードという順番で読み込まれるので、D4については方向性があるという判断がくだされる。即ち、エラーは生じない。
【0216】
次に、判定すべるきものが、等距離となる距離D3とD5になる。それに対して、時計回りなので、まず距離D3から処理を行うことになる。このD3ついても、上記のようにCRCコードが先に読み出すことになるので、方向性がないと検知される。そして、最終的には、距離D5を読んで、こちらのほうに方向があるというふうに判断する。
【0217】
結果的に、距離D4とD5が読み込まれるので、図32の(C)に斜線ハッチングで示す部分に、距離D4,D5の部分に記載されているブロックアドレスに対するデータが書かれていることを認識することができる。最終的には1つの代表マーカに対して2方向検出されれば、そちらのブロックの方向が検出できるので、2方向が検出できるまで処理を行うことになる。
【0218】
図29の(A)のドットコードの場合には、1方向のみ検出される。(図29の(B)に於いてD5となる)1方向検出されるまで、処理を行うことになる。
【0219】
なお、上記5つの方向の全てに対して処理を行ってエラーとなった場合、対角線方向のマーカに対して上記方向検出処理を行うこととなるが、この場合、処理数の増大を防ぐために、ある範囲外のものは処理を行わないようにし、得られなかったアドレス情報等は、マーカ,ブロックアドレス補間処理により必要な情報を得るようにする。
【0220】
また、前述したように、ブロックアドレスについては変調をかけないようにしているが、変調をかけた場合には、当然、ブロックアドレスコードを認識した後に復調という処理が必要になる。
【0221】
なお、上記説明では、上位アドレスの誤り検出を使って方向性があるかどうか判断するものとしたが、例えば、上位アドレスCRCコードの代わりに、「11100001」のような方向性のあるパターンを使い、パターンマッチング的に「11100001」が検出されたときに、そちら方向に方向性があるマーカがあるということを認識するような手法を採用することもできる。
【0222】
上記方向検出に於いて、全マーカとも時計回りに隣接マーカを捜す必要がなく、次のブロックは、その方向に上位アドレスコードを認識するための動作を行うようにしても良い。その方が、処理数が軽減する。また、上位アドレスの検出に異常が生じた場合にも、周辺の方向検出により得られた方向にコードがあると認識しても良い。
【0223】
次に、ブロックアドレス検出,誤りの判定,正確な中心検出部300を、図35の(A)のブロック図及び図36のフローチャートを参照して説明する。
【0224】
上記データ配列方向検出部218の上位ブロックアドレス算出及び中心算出回路372は、上位アドレスが検出できたときに、その上位ブロックアドレスを次のブロックアドレス検出,誤りの判定,正確な中心検出部300のブロックアドレス算出及び中心算出回路374に送る。また、上位アドレス検出時の大まかな中心が分かってくるので、この中心アドレスをstep2サンプルアドレス発生回路376に導く(ステップS152)。
【0225】
step2サンプルアドレス発生回路376は、この大まかな中心のサンプルアドレスを発生させる(ステップS154)。即ち、図35の(B)に示すように、先ほど求めた大まかな中心(方向検出の中心)に対して、上記同様に8点、外にサンプルアドレスを置く。そして、方向性が見つかったマーカに対して8点また同じように設けて、同様に走査線を引いて(ステップS156)、下位のアドレスが検出できるか、検出できないかといった処理を行う。この場合、サンプルアドレスを作るデータ間隔は、本実施の形態では0.5ドットおきに規定しているが、装置の仕様によって適宜変更可能である。
【0226】
そして、アドレス制御部220は、発生されたサンプルアドレスに基づいて画像メモリ214からデータを読み出し、このサンプル点に従ったデータを誤り検出回路378に導き出す(ステップS158)。方向検出時同様(図5の(A)に示すように)、サンプル点が画像メモリのデータ間にある時には、メモリ上の1データを代表する方式ではなく、周囲のデータから補間して導いても良い。誤り判定でエラーになった場合には(ステップS160)、全サンプル点の走査が終了したかどうかを判定し(ステップS162)、まだであれば上記ステップS156へ進み、全サンプル点走査が終了していれば、全てのブロックについてアドレスが検出された後に、マーカ,ブロックアドレス補間処理へと進む(ステップS164)。
【0227】
一方、上記ステップS160でアドレスエラーがない場合には、全サンプル点の走査が終了したかどうかを判定し(ステップS166)、まだであれば上記ステップS156へ進み、全サンプル点走査が終了していれば下位アドレスを確定し(ステップS168)、正確な中心(step2中心)を決定する(ステップS170)。
【0228】
即ち、誤り検出回路378で誤り検出を行い、誤り判定でエラーになった場合には、次の処理に行く。ブロックアドレス算出及び中心算出回路374には、アドレス制御部220から中心検出時スタート及びエンドアドレス、つまりどの点とどの点を今結んでいるかという信号が与えられており、その点での誤り判定の可否を判断する。ブロックアドレス算出及び中心算出回路374は、誤り検出がない場合には、導き出された下位のアドレスを、上位ブロックアドレス算出及び中心算出回路372から送られてきた上位のアドレスと組み合わせて、ブロックアドレスとして、次のマーカとアドレスの補間部302に導き出す。同様に、中心のアドレスも、マーカとブロックアドレスの補間部302に導き出す。
【0229】
なお、図35の(B)に於いて、0.5ドットに設定したのは、0.5ドットの範囲でサンプル点を検出することによって、この処理で最終的に求まった中心(方向検出の中心)と真の中心との差が、1/4ドット範囲におさまるからである。1/4ドット範囲におさまれば、上記処理で形成されたサンプル点をとれば、データエリアのところのデータをきちんと再生できる。
【0230】
また、step2コードのドットは、一番最小が1ドットなので、それより小さいデータ配置はデータとしての意味が成さないことになるので、1ドットで形成している。
【0231】
なお、step1コードの場合と同様に、アドレスデータドットの上下に反転コードを設けても良いし、終りのほうの数ドットに黒のデータを設け、回りを余白部とするようにしても良い。また、アドレスコードとデータコードを区別するためのデータ余白部364は、データエリア314と区別する領域が、例えば黒で重なったとしても、マーカと間違える確率が非常に少ないので、このデータ余白部364を設けないで、反転層から直接データエリア314に入るようにしても良い。
【0232】
また、図35の(B)に示すように、結果的に下位アドレス、上位アドレスといった形で全データ長のほぼ1/2データ長で、さらに、同じ大きさでCRCコードを付加している。その理由は、このアドレス長に関して全部にノイズがのってしまったとか、インクがついてしまったとか、そういった状態のバーストエラーに対しても検出可能なように、このデータ長に設定してある。このデータ長の割合も、適宜変更可能である。
【0233】
以上のような木探索処理、つまり大まかな中心を求めて、さらに細かな中心を求めるような検出方法によって、データエリア314のデータをサンプルするための正確な中心と、ブロックアドレスが認識されたことになる。即ち、木探索という処理を行うことによって、最初から細かいピッチでサンプルを行うよりも、大幅に処理が軽減され、処理量と処理時間が軽減される。また、ブロックアドレスを方向の検出並び正確な中心検出に使うことによって、全データ量の冗長度を少なくすることが可能になる。
【0234】
次に、図37の(A)を参照して、マーカとアドレスの補間部302について説明する。今、同図に於いて、ブロックB2についてのマーカが検出されない、またはアドレスが検出されなかったというエラーに対して、回りの黒のマーカ部分は検出されていたとする。
【0235】
この場合、まずブロックB1のマーカとブロックB3のマーカの求まった中心を結ぶ線を引き、またブロックA2のマーカとブロックC2のマーカの求まった中心を結ぶ線を引いて、その交点を予測中心とする。そして、その予測中心点からさらにブロックC2のマーカ及びブロックB3のマーカに向けてアドレスの検出や処理を行うことができる。また、アドレス検出を行わなくても、配列が分かっているので、ブロックB1の下にブロックB2が存在する場合には、回りのアドレスからブロックB2のアドレスは設定されるので、あえて検出しなくても推定することができる。即ち、回りの処理から今注目している予測できなかったブロックのアドレスとマーカ中心を検出することができる。
【0236】
マーカとブロックアドレスの補間部302は、正常に読み込まれたアドレスデータや中心位置と補間したアドレス、予測中心の情報を合わせてアドレス制御部に導いている。
【0237】
なお、画像メモリ214に同図に示すように取り込まれ、走査方向が矢印方向である場合には、大体左上の方を最初の代表マーカとして、それについてから処理を行う。順次、縦方向について中心検出を行い、最初の縦方向の検出を行うことで8つ(ブロックA1〜A4のマーカ及びブロックB1〜B4のマーカ)の中心が求まることになる。そして、次の縦列の中心検出を行うときには、ブロックB1〜B4のマーカの中心は既に分かっているので、それらに対して処理は行わず、それらの中心を対象にして、ブロックC1〜C4のマーカの大まかな中心、step1の中心、step2の中心を求めていく。従って、前述したように81通りの走査線は必要なく、1度中心が求まってしまえば後段の9点についてサンプルようするに処理を行えば良いので、9通りの処理、さらに細かいので9通りの処理、すなわち18通りの処理で中心が求まることとなる。このように、最初だけ処理が多いが、その後の処理は軽減するといったメリットがある。
【0238】
図29の(A)のドットコードの場合には、まず始めに、左上のA1を代表マーカとしてA1,B1,C1と横方向に方向検出処理を行う。処理は、A1とB1のマーカ中心が求まると、C1の中心検出処理は、9通りの処理で良い。A1の下のブロックがA2であると判断するには、アドレスコードが無いために、以下に述べるように処理を行う。
【0239】
即ち、A1マーカとB1マーカの長さからブロックの大きさを判断し、予測したブロックの大きさから適当な位置にあるマーカから検出をはじめても良いし、A1のすぐ下にあるマーカをまずは代表マーカとして処理を行うようにしても良い。そして、検出されたブロックアドレスにて横方向のブロックアドレスが一致したブロックをA2とすれば良い。2段の方向検出(図ではA1の段とA2の段)が終了すれば、縦方向(A3のマーカを選定する処理)の処理に於いて方向が予測できるので、その方向にあるマーカのみ検出処理を行うようにすれば良い。誤検出されたマーカがある場合でも、除いて処理を行うことが可能となる。
【0240】
次に、図37の(B)のブロック構成図を参照して、図20の(A)のアドレス制御部220について説明する。
【0241】
まず、アドレス制御部220に於いては、画像メモリ214にA/D変換部210からのデータを書き込むときにアドレスを発生させる書き込みアドレス発生部380によって発生されたアドレスで、画像メモリ214にはA/D変換部210のデータがストアされる。
【0242】
そして、前述したように、マーカ検出部216、データ配列方向検出部218、ブロックアドレス検出,誤りの判定,正確な中心検出部300、マーカとアドレスの補間部302のそれぞれに於いてアドレスを発生する必要があり、そのためのアドレス発生部382〜388が構成されている。なおこの場合、マーカ検出用アドレス発生部382、データ配列方向検出用アドレス発生部384、ブロックアドレス検出,誤りの判定,正確な中心検出用アドレス発生部386に於いては、対応するマーカ検出部216(内部のマーカ判定部318、マーカエリア検出部320、概中心検出部322)、データ配列方向検出部218、ブロックアドレス検出,誤りの判定,正確な中心検出部300と情報のやりとりをしてアドレスを発生させる。また、補間処理用アドレス発生部388は、ブロックの回りの4つのマーカが存在するブロックにつき、各マーカの正確な中心を画像メモリ上に対応させたアドレス(以下、マーカアドレスとする)とデータ数よりそのブロック内を等分した補間アドレス座標データ及びその周辺の画素データのメモリ読み出しアドレスを発生させる。
【0243】
選択回路390は、これらアドレス発生部382〜388をそれぞれのタイミングに於いて選択し、レンズの収差歪み補正回路392に供給する。そして、レンズの収差歪み補正回路392は、レンズの収差歪み用メモリ224からのレンズの収差の歪み情報を受けて、選択的に供給されたアドレスを変換(補正)し、選択回路394を介して画像メモリ214に読み出しアドレスとして与える。
【0244】
次に、マーカ検出部216の中のマーカ判定部318の別の実施の形態を、図38の(A)乃至(C)を参照して、説明する。
【0245】
前述の実施の形態では、ドットコードのサイズを決めた場合に、その1ドットが撮像部204の撮像素子1.5画素分になるように結像光学系200によって結像し、マーカ判定部318に於いて、二次元的に連続する黒画素を見付けて、マーカとして判定するようにしていた。これに対し、本実施の形態は、ドットサイズの違うコード、例えば、ドットサイズが20μmのコード、40μmのコード、80μmのコードがあった場合に、結像光学系200での像倍率を変えずにそれぞれのコードを再生できるようにするものである。
【0246】
即ち、各種アプリケーションに於いて、紙質やシートの性質、インク、印刷のレベルが異なり、そのため各アプリケーションに応じたドットサイズのコードを使うこととなる。例えば、非常に記録密度を上げることが可能な場合には20μmを使い、シートの質が悪い非常にラフなローコストなシートを使ったアプリケーションによっては80μmを使うという状況が考えられる。そのような状況に於いて、そのサイズを判断して、このコードを正しく再生したいという目的がある。
【0247】
即ち、同図の(B)に示すように円形のドットサイズ20μmのマーカ、ドットサイズ40μmのマーカ、そしてドットサイズ80μmのマーカがあり、本実施の形態の適用された再生装置は、例えば、20μmのコードを効率良く再生するための装置、つまり1回の撮像でより多くの情報をデコードできる結像系の倍率を持った装置であるとする。そして、この20μmのドットに対して1.5倍の像倍率で撮像される装置に於いて、40μm、80μmの各コードも結像系を像倍率を変えずに再生することができるようにすることが目的である。ただし、同図の(B)で示したマーカの大きさは、各ドットサイズの7倍の直径とした。
【0248】
そのため、同図の(A)に示すように、まず、選択したい最大のドットサイズのコードを初期設定とする(ステップS182)。例えば、80μm、40μm、20μmのコードが存在し、それを全て再生したい場合には、最大のサイズである80μmとする。これは、ユーザによるキー入力で設定するようにしても良いし、80μm、40μm、20μmの3種類のものがあると決めて、そのサイズにだけ対応できるという場合には、装置自体でその一番大きなサイズの80μmとして設定するようにしても良い。
【0249】
そして、同図の(B)中のマーカ判定式での判定をして仮中心を求める(ステップS184)。
【0250】
即ち、各ドットサイズの7ドット分をマーカとしてコードが作られているとすると、その時に、画像としては、結像光学系が1.5倍の像倍率を持つため、20μmのコードの場合は直径が10.5ドット分、40μmのコードの場合は21ドット分、80μmのコードの場合は42ドット分になる。そこで、7画素以上12画素以下、黒画素が二次元的に連続すれば20μmのコードのマーカとして判定し、14画素以上24画素以下のものは40μmのコードのマーカと判定し、29画素以上47画素以下のものは80μmのコードのマーカと判定する。
【0251】
この画素の値は、次式により算出される。
【0252】
r=s×d×m
int(r×0.7)≦R≦int(r×1.1+1)
但し、
r :マーカの直径相当画素数(=7)
s :ドットサイズ(20μm,40μm,80μm)
m :結像系像倍率(=1.5)
d :マーカの直径のドット数
R :二値画像でのマーカの直径画素数
0.7:傾き、ドットリジェクション等による縮小率
1.1:ドットゲイン等による拡大率
である。
【0253】
そして、まず上記ステップS182で80μmのコードのマーカと初期設定されているので、このステップS184では、上記マーカ判定式で80μmのコードのマーカかどうかをチェックし、その大きさのマーカ(80μmのドットで構成されたマーカ)があると判定したものに関して、仮中心を求める。
【0254】
次に、そのマーカの数をチェックして、それが4個以上あることをチェックする(ステップS186)。これは、1つのブロックが4個のマーカで囲まれて構成されているという意味から、1つ以上のブロックがあるかどうかという判定を行っていることになる。
【0255】
そして、そのマーカが同図の(C)に示すような隣接マーカと所定の位置関係にあるか、つまり整列が成されているかどうかを確認する(ステップS188)。即ち、注目マーカAの近傍に有るマーカBと、注目マーカAに対してそれらマーカA,Bを結ぶ方向と垂直な方向で距離D離れた位置の近傍に有るマーカC、それにマーカBを基準にマーカAからCの方向と同じ方向で距離D離れた位置の近傍に有るマーカDを検出する。それらが存在すれば、例えばこの場合80μmのコードであると判定する。
【0256】
また、上記ステップS186に於いて、80μmのコードのマーカが4個以上なかったならば、あるいは上記ステップS188に於いて、整列されていないと判断された場合には、これは80μmのコードではないと判断され、1つ小さなコード、この場合40μmに設定し直してから(ステップS190)、上記ステップS184に戻って、もう1回マーカの判定を行う。
【0257】
もし、一番小さなサイズの判定に於いても判定できなかった場合には、コードでない場合か、またはコードであっても再生不可能ということで、処理を終える。この場合、アラームを出すなどの警告を発する処理に進むことが好ましい。
【0258】
次に、マーカ判定部318に於ける別の実施の形態を説明する。即ち、マーカパターンと変調されたデータを一般的な画像処理であるダイレーションにより判定する方法を説明する。ここで、ダイレーションの処理は、白画素の近傍黒画素を白画素に変換する処理とする。詳しくは、例えば注目画素の3画素周辺の画素(注目画素を中心とした7×7画素のエリア)をチェック(白黒判定)し、1画素でも白画素があれば、その注目画素を白画素に変換する処理を画像上全画素について行う。
【0259】
まず、画像メモリのデータに対して二値化処理を行う。
【0260】
次に、上記ダイレーション処理により、コード画像のデータ部分のみを全て白画素に変換し、且つマーカのパターン部は当初の大きさよりダイレーションした画素数分だけ小さくなった画像に変換される。
【0261】
次に、その画像上の白画素から黒画素への変化点の画像メモリ上アドレスとその画素からの黒画素の連続数を計数し、その情報より各マーカ毎にその情報を分類し、上記仮中心アドレスとマーカ存在範囲を検出する。その後、概中心検出処理を行う。
【0262】
これにより、高速にマーカの判定且つマーカ存在範囲を検出することができる。
【0263】
また、マーカに対して前述したドットゲインやドットリダクションのようにマーカ中心に対して均等な変形が生じたコードの場合は、上記マーカ判定で求めた仮中心アドレスをそのまま概中心とすることもできる。
【0264】
図38の(A)のステップS184の処理を上記処理としても良い。
【0265】
前述したA/D変換部をコンパレータによる二値化で行う場合は、上記マーカ判定処理に於いて、二値化処理を省くことができる。
【0266】
次に、図15や図20の(D)に示す再生装置の検出部184に適用可能な光源一体型イメージセンサを説明する。図39はその構成を示す図で、例えば、受光セル396の横に、例えばLEDやエレクトロルミネッセンス素子等の化合物半導体により発光セル398をオンチップで形成する。受光セル396と発光セル398の間には、ウエハ上で実際にカッターを入れて溝を作り、そこに非透過のもの、例えばメタルを埋め込んだアイソレーション(遮光)部400が設けられている。このアイソレーション部400によって、発光セル398から出た光が直接受光セル396に入るという不具合をなくすことが可能となる。
【0267】
このような構成に於いては、発光セル398は、図16のタイミングチャート示すような発光セルコントロールパルス信号に従って発光を制御される。受光セル396は、図示しない電荷転送ゲートに電荷転送ゲートパルス信号を印加することで、蓄積された電荷を隣接する垂直電荷転送レジスタ402に送る。垂直電荷転送レジスタ402は、垂直電荷転送パルスにて1ラインずつ蓄積電荷を水平電荷転送レジスタ404に送る。水平電荷転送レジスタ404は、水平転送クロック信号により蓄積電荷を1画素ずつバッファアンプ406を介して出力する。
【0268】
次に、前述した再生装置の回路の中で、復調回路の前段までをアナログ回路で実施し、なおかつ1チップで構成した場合の実施の形態について、図40を参照して説明する。本実施の形態では、撮像部として、例えば特開昭61−4376号公報に開示されているようなCMDに代表されるXYアドレス式撮像部408を用いることによって、メモリを不要とし、そのため回路系が少なくて済むので、1チップで構成することが可能となる。このXYアドレス式撮像部408をアドレススキャンするためにXデコーダ410及びYデコーダ412が用意されている。
【0269】
通常のXYアドレス式の撮像部では、CCDと違って、1ライン読出した後に、このラインをリセットをかけて次のラインを読み出す、つまりあるラインを読んでいる間に、他のラインが露光期間に入るといった読み出し法をとるのが一般的である。しかし、そのような読み出し法では、撮像時間中に外光が入ってしまった時に、余分なところを露光してしまうというデメリットがあるので、本実施の形態では、XYアドレス式にしながらも、なおかつ、素子シャッタと併用して、外光が入ってきた時つまり露光すべき時だけ露光して、それ以外のところは露光しないという動作をさせる。
【0270】
撮像素子走査アドレス発生及び素子シャッタ制御部414は、このようにXYアドレス式に素子シャッタ的な動作を設けるための素子シャッタパルスを発生し、全画素リセットするためのリセットパルスを発生する。
【0271】
Xデコーダ410、Yデコーダ412というのは、この撮像素子走査アドレス発生及び素子シャッタ制御部414からのXアドレス及びYアドレスに対して、何れか一つの素子をオンにさせる回路である。通常は、シフトレジスタ等で構成されるが、本実施の形態では、撮像素子走査アドレス発生及び素子シャッタ制御部414からの信号によって何れか一つの素子をオンできるというタイプのセレクタになっている。
【0272】
本実施の形態に於けるリセットパルスというのは、図16のタイミングチャートの撮像素子リセットパルスに相当するもので、撮像素子を露光の前段でリセットし、このリセット期間中、リセットパルスをハイにすることによって、スイッチ416を切り換え、負電源418のほうに全ての電荷を引き込む。
【0273】
素子シャッタパルスは、図16中に破線の波形で示すように、リセットパルス終了後から露光終了後までの間ゲートをかけられるような形で発生される。
【0274】
読み出しは、通常のパルスと同じように、各素子を順次オンしていって、信号電荷を、リセット時選択スイッチ416を介して、電流電圧変換アンプ420で増幅後、マーカ検出部422に供給する。マーカ検出部422は、前述したものと同様のものであり、マーカ検出したデータはレジスタ424に記憶される。θ検出部426は、レジスタ424の内容をもとに、前述したような方向検出部のように傾きを求める。例えば、図20の(D)に示した回路では、θ検出部426というのはデータ配列方向検出部218にあたり、次のデータ間隔制御部428ならびに撮像素子走査アドレス発生及び素子シャッタ制御部414がアドレス制御部220に相当する。
【0275】
そして、データ間隔制御部428の制御により係数発生部430から発生された補間のための係数は、乗算回路432にて読み出された電荷に掛けられ、加算回路434にて全て加算される。即ち、該加算回路434の出力は、サンプルアンドホールド(S&H)回路436でサンプルアンドホールドされ、スイッチ438を介して該加算回路434に戻される。この動作は、方向、走査線が確定した後に、データをサンプルする際、図5の(A)に示すようなデータ補間をするために行う。図5の(A)に於いては、Qのデータを得るためにD6,D7,D10,D11に係数をかけて補間している。こうして補間された値がさらにS&H回路440でサンプルアンドホールドされて、このサンプルアンドホールドされた値に対して、コンパレータ442及び閾値判定回路444で二値化が行われる。
【0276】
XYアドレス式撮像部408の各撮像素子(画素)についてさらに詳細に説明する。各画素は、図41の(A)に示すように、2個のCMD素子で構成されており、素子シャッタ用パルスが第1のCMD素子446に入り、素子シャッタ用に蓄積されるコンデンサ448のところに電荷を蓄積する。その後、第2のCMD素子450をYデコーダ412より読出し用のパルスを駆動してラインを選択し、水平選択スイッチ452から画素毎の電荷を読み出す。
【0277】
露光時には、素子シャッタパルスにより第1のCMD素子446を素子シャッタ動作させて、素子シャッタ用コンデンサ448に電荷を蓄積する。こうして電荷を蓄積すると、遮光され、Yデコーダ412より読み出し用パルスを加えてラインを選択し、水平選択スイッチ452によって第2のCMD素子450をオンさせて1画素ずつ読み出す。
【0278】
電荷をリセットするときには、撮像素子走査アドレス発生及び素子シャッタ制御部414から出力されるリセットパルスにて、水平選択スイッチ454を全てオンし、リセット時選択スイッチ416を負電源418側にする。CMD素子450のソースが負電圧になるため、素子シャッタ用コンデンサ448とCMD素子446のゲートに蓄積された電荷が負電源に移動しリセットされる。
【0279】
上記動作以外に、素子シャッタ用パルスと読み出し用パルスの電圧を同時にもう少し高い電圧を印加してもリセットできる。
【0280】
なお、通常の撮像素子の場合、暗電流というのが問題になるが、本実施の形態の場合には、図16に示す素子シャッタパルスがハイの期間だけにしか露光しておらず、電荷をすぐ読出してしまうといったような状態であるので、暗電流が蓄積する時間は実際には非常に短く、よって、S/N比的には他の撮像素子の動作に比べると有利なものである。露光は、この短い露光期間でも十分な光量が与えられるので、信号のレベルはそのままで、なおかつ暗電流に対するS/Nレベルというのは少なくなってくるので、本実施の形態を応用することによって、後段の電流電圧変換アンプ420の出力度合いのゲインについてはかなり大きなものを設定することができまる。
【0281】
本実施の形態では、以上のような素子シャッタ動作を行う画素構成としたが、特開昭61−4376号公報に開示されるような素子シャッタ動作が可能なCMD素子を利用することも可能である。
【0282】
次に、図42を参照して、上記のようなXYアドレス式撮像部408を利用した回路を、三次元IC的に構築した実施の形態を説明する。なお、本実施の形態は、オーディオ情報の再生装置の場合である。
【0283】
これは、シート182の紙面に対してCMD408とXデコーダ410、Yデコーダ412がある撮像部層454と、その撮像部層454に対して積層されて形成されたデータを検出する検出部層456と、その検出部層456に対して積層されて形成された出力処理層458でなる。出力処理層458は、復調部190、エラー訂正部194、伸長処理部256、データ補間回路258、D/A変換部及び出力バッファ266等を含み、デコードしたオーディオ情報をイヤホン等の音声出力装置268で音として再生する。
【0284】
もちろん、この出力処理層458は、前述したように、画像情報を含めたマルチメディア情報を再生するように構成することも可能である。
【0285】
このように三次元ICにすることによって、1つのチップで音の出力までの処理ができるので、非常に回路規模が小さくなり、またコストダウンにもつながる。
【0286】
次に、ペン型のマルチメディア情報再生装置の各種構成例を説明する。
【0287】
例えば、ペン型情報再生装置には、ドットコードを取り込むタイミングを指示するためのスイッチを設けることができる。
【0288】
図41の(B)はその一例を示す図で、このペン型情報再生装置は、図15或は図20の(D)に示したような再生装置に於ける光源198,結像光学系200,空間フィルタ202,撮像部204,プリアンプ206,及び撮像部制御部212を含む検出部184がその先端に設けられ、走査変換部186,二値化処理部188,復調部190,データエラー訂正部194,伸長処理部256,及びデータ補間回路258,等を、画像処理部460、データ処理部462、データ出力部464として内蔵している。そして、音声出力装置268としてのイヤホンを持っている。なお、この図では、オーディオ情報の出力装置しか示していないが、画像や文字,線画等の処理部を内蔵する場合には、それに応じた出力装置を接続可能なことはもちろんである(以下のペン型情報再生装置の説明に於いても同じ)。
【0289】
そして、このペン型情報再生装置の側面には、タッチセンサ466が設けられている。このタッチセンサ466としては、例えば、圧電スイッチ、マイクロスイッチ、圧電ゴム等が利用可能であり、スイッチの厚さは小型のもので0.6mm以下のものが知られている。撮像部制御部212としてのコントロール部は、このタッチセンサ466の指による押下に応じて、前述したようなドットコードの取り込みを開始する。そして、このタッチセンサ466から指が離されたところで取り込みを終了する。即ち、このタッチセンサ466を使ってドットコードの取り込みの開始,終了を制御する。
【0290】
なお、同図中の参照番号468は、ペン型情報再生装置内の各部の動作電源としてのバッテリである。
【0291】
また、タッチセンサ466は指で押される形式だけでなく、図43に示すように、ペン型情報再生装置の先端部にそれを張り付けた構成としても、同様の機能を果たすことができる。
【0292】
即ち、ユーザがシート182に印刷されたドットコードを手動走査するために、このペン型情報再生装置をシート182の上に置くと、タッチセンサ466がオンするので、コントロール部212は、それを認識してドットコードの読み取りを開始する。
【0293】
この場合、走査時にペン型情報再生装置の先端部がシート面に接して移動するので、この例に於いては、タッチセンサ466の先端部つまりシート面に接する面は滑らかな樹脂等をコーティングして、手動走査(移動)時に滑らかな動きをするように構成されるのが好ましい。
【0294】
また、ペン型情報再生装置の検出部に、正反射を除去する機構をさらに設けても良い。
【0295】
図44の(A)はその構成を示す図で、光源(LED等の光源)198の前面つまり照射する側に、第1の偏光フィルタ(偏光フィルタ1)470が配置され、次に結像光学系(レンズ)200の前面に、第2の偏光フィルタ(偏光フィルタ2)472が配置される。
【0296】
例えば、第1の偏光フィルタ470は、同図の(B)に示すように、偏光フィルタフィルム474をドーナッツ状に切り抜くことで形成され、第2の偏光フィルタ472の方は、別の偏光フィルタフィルム476を用いることもできるし、例えば同図の(C)に示すように、偏光フィルタフィルム474の第1の偏光フィルタ470を切り抜いた内側の部分を利用することができる。
【0297】
そして、こうして形成された第1及び第2の偏光フィルタ470,472は、第1の偏光フィルタ470のパターン面(偏光方向)に対して、第2の偏光フィルタ472のパターン面(偏光面)が直交する形で配列される。
【0298】
この結果、照明光源198から出たランダムな光は、第1の偏光フィルタ470で偏波面が制限され、例えばP波が照射される。そして、正反射成分はそのまま偏波面が保存されてP波としてシート面から返ってくるが、第2の偏光フィルタ472は偏波面が第1の偏光フィルタ470とは直交しているので、この正反射成分はこの第2の偏光フィルタ472で遮断される。一方、第1の偏光フィルタ470から出てきた光が実際のドットつまりシート面上にあたって紙面の輝度情報として戻ってきたものについては、偏波面がランダムになる。従って、このように一旦紙面上に入って白黒情報、あるいは色情報として戻ってきた信号は、P成分とS成分の両方を持っている。そのうち、P成分については同様に第2の偏光フィルタ472にてカットされることとなるが、それと直交するS成分については、この第2の偏光フィルタ472を通過して、実際にレンズ200を介して撮像部204に結像される。即ち、正反射成分の除去された反射光が撮像部204に導かれることとなる。
【0299】
なお、この場合、空間フィルタ202の前面には、1/4λ板1230が配置され、一旦直線偏光で入射されて来る像光を円偏光に変えて、空間フィルタ202に入力される。これは、空間フィルタが通常水晶の複屈折を利用しているため、直線偏光された光では、その効果が得られないからである。なお、この例では、1/4λ板1230は、空間フィルタ202の前面に配置されているが、これに限定されるものではなく、第2の偏光フィルタ472と空間フィルタ202との間の任意の設置し易い場所に配置すれば良い。
【0300】
このように正反射成分を除去するための構成としては、さらに図45に示すようなものが考えられる。これは、第1の偏光フィルタ470を上記光源198近傍に配する代わりに、例えば、表面ミラーコート478の施された透明樹脂の光導波材480を使って、光源198からの光を非常にシート面に近い状態のところまで導いてシート(ドットコード)を照明するようにし、その光導波材480の光出射部に配したものである。この場合は、第1の偏光フィルタ470は、第2の偏光フィルタ472に直交する光が透過するように配置される。
【0301】
ちなみに、ここで透明樹脂光導波材480を使うと、光源198と外形を極力細くすることができるというメリットと、入射角が浅くなるので正反射成分を減らすことができるというメリットがある。
【0302】
ただし、インクの盛り上がり、シート紙面の盛り上がり等により、まだ正反射成分が残るため、それをさらに効率良く無くすすために、偏光フィルタが設けられている。
【0303】
さらに、上記第2の偏光フィルタ472の代わりに、液晶シャッタやPLZTシャッタ等の電気光学素子シャッタ1220を設けても良い。この電気光学素子シャッタ1220は、図44の(D)に示すように、偏光フィルタとしての偏光子1221、液晶やPLZT等の電気光学素子1222、及び偏光フィルタとしての検光子1223からなる。この場合、該シャッタ1220の偏光子(偏光フィルタ)1221の配光方向を上記第2の偏光フィルタ472と同じ方向になるように、該シャッタ1220を配置することで、正反射除去効果が得られる。
【0304】
さらに、シャッタ機能により、IT−CCD等のフィールド読み出し対応のイメージセンサで、フレーム読み出しが可能となる、或は、CMD等のXYアドレス方式のイメージセンサでも全画素同時露光が実現できるというメリットがある。
【0305】
次に、光源198部分を効率化し、装置のスリム化を図った例を説明する。
【0306】
図46の(A)はその構成を示す図で、上記図45の(A)の例と同様に、表面にミラーコート478を有するアクリル透明樹脂光導波材480を備える。このアクリル透明樹脂光導波材480は、図46の(B)に示すように、円錐台の形状に形成され、その上部(広がっている方の端部)にはネジ部482が設けられて、ペン型情報再生装置の筐体484に螺合して取り付けられるようになっている。また、このネジ部482近傍の内側部分には、表面ミラーコート478は施されておらず、その部分486に、光源198が設けられている。即ち、光源198は、細く切られたフレキシブル基板488上にLEDを装着し、これをリング状に構成したLEDアレイとして提供され、これが上記表面ミラーコートの無い部分486に接着して取り付けられている。そして、同図の(C)に示すように、アクリル透明樹脂光導波材480の下部(先端部)がカッティングされ、表面ミラーコート478の施されていない部分490が形成されている。従って、上記光源198からの光は、上記ミラーコート無し部486より透明樹脂光導波材480内に入り、表面ミラーコート478により反射されて光導波材480内を通って、先端部の表面ミラーコート無し部490より外に出て、シート上のドットコードに照射される。
【0307】
なお、アクリル透明樹脂光導波材480の先端部としては、同図の(D)に示すように、真っ直ぐ伸ばしたままとし、外側の部分にのみ表面ミラーコート478を施すような、より製作の容易な形状としても良い。この場合、先端を丸くして滑りやすくするとさらに好ましい。
【0308】
次に、光源一体型イメージセンサを使った場合のペン型情報再生装置の例を説明する(図47参照)。
【0309】
即ち、本実施の形態では、先に図39を用いて説明したような光源一体型イメージセンサ492が用いられ、その露光面上に、結像系としてのロッドレンズ(例えばセルホックレンズや凸レンズ等)494とガラス薄板496が配置形成される。ここで、ガラス薄板496は、実際の接触面に対しての保護ガラスの役目を持つと共に、照明をなるべくフラットな形にするためにある程度の距離をもたせるという役目を持つ。
【0310】
このように、光源一体型イメージセンサ492を用いることにより、ペン型情報再生装置の形状を小さくすることが可能となり、また、長さ方向においても短くすることが可能となる。
【0311】
次に、カラー多重化したドットコードに対応するためのペン型情報再生装置を説明する。
【0312】
図48の(A)はその構成を示す図で、先の図41の(B)に示したようなタッチセンサ466と図44の(A)に示したような第1及び第2の偏光フィルタ470,472を有している。さらに、本実施の形態のペン型情報再生装置は、図48の(B)に示すようなそれぞれ別の色でなる複数のドットコードを合成することによりカラー多重化したカラー多重ドットコードを読むために、コントロール部212により制御されるカラー液晶498をレンズ200の瞳面上に配置している。
【0313】
ここで、コントロール部212でのカラー液晶498の制御法を説明するために、まず、カラー多重ドットコードの使用例から説明する。
【0314】
例えば、同図の(C)に示すように、A4シート500上にカラー多重ドットコード502が配置され、それに対応させて「Good Morning」という文字が書かれており、また所定位置、例えば右下に、インデックス504とインデックスコード506が配置さているものを考える。そして、カラー多重ドットコード502をこのペン型情報再生装置で再生した場合に、日本語で「おはようございます」と発音出力させるか、英語で「グッドモーニング」と発音させるか、又はドイツ語で「グーテンモルゲン」と発音させるかを選択するため、同図の(D)に示すようにその選択肢を示すインデックス504に対応させて配置されたインデックスコード506をスキャンさせて認識させ、例えば日本語という選択をした後、カラー多重ドットコード502をスキャンすると、「おはようございます」というような発声が発せられるようにするということを目的として、以後の説明を行う。
【0315】
まず、同図の(B)に示すように、日本語で発音するためのドットコードを生成し、それをコード1として、赤(R)に割り当てる。同様に、コード2として英語で発音させるドットコードを作成し、緑(G)に割り当て、コード3としてドイツ語で発音されるドットコードを作成し、青(B)に割り当てる。これを、各情報の重なった部分の色は各色の加色法の色よりなる色として、カラー多重ドットコード502をシート500上に記録する。この場合、色の重ならない部分は黒のドットとして記録する。即ち、前述したようにドットコードはマーカとデータドットからなるが、マーカは黒で、データドットは加色法によって別な色に記録されるということである。このようにカラー多重ドットコード502で記録するということはつまり、記録密度を上げていることになる。
【0316】
なお、RGBの3種類の色に限らず、異なる複数の情報をそれぞれ異なる狭帯域の波長の色に割り当てれば良く、従って、さらに別の狭帯域の波長の色を用いて、4種類、5種類といったより多くの情報を多重化することが可能である。その場合のカラーインキとしては、従来のシアン、イエロー、マゼンタ等のインキ以外に、色素(狭帯域波長のみの光を反射するインキ)を混合させたものが考えられる。
【0317】
また、インデックスコード506は、使用者が認識、選択できるように文字または絵等で示したインデックス504のアンダーライン部分に配置されるもので、その印刷は、どの色が選択されていても読み込めるように、黒によって印刷される。
【0318】
カラー液晶498は、RGBの光透過モザイクフィルタを液晶の画素に合わせて貼ることにより構成され、カラー多重ドットコード502の各色の情報を分離するためのものである。即ち、インデックスコード506のスキャンにより選択された情報の色に対応する画素のみを透過状態にするよう、コントロール部212により制御される。また、液晶はモザイク状でなくても、光路を面分割するように構成しても良い。その際、各色の分割面積比を画素の感度に反比例させた方が、色毎の感度が一様になり好ましい。即ち、Bの感度が低い場合は面積を他の色よりも大きくすることになる。また、カラー液晶は光源側に入れても良い。
【0319】
次に、インデックスコード506を読んで色を選択して所望の言語で発生させるための動作を、図49の(A)のフローチャートを参照して説明する。
【0320】
まず、コントロール部212は、初期設定により仮に緑が選択され(ステップS202)、タッチセンサ466が押されると(ステップS204)、色選択に合わせてカラー液晶498の液晶透過部分を制御する(ステップS206)。例えば、初期状態では緑が選択されているので、緑のフィルタが付いているドットだけを透過性にする。次に、コントロール部212により光源198を制御し、画像処理部460によってドットコードを読み込む(ステップS208)。そして、データ処理部462でコードをデコードして(ステップS210)、全部コードが終了したか即ち全部読み終わったかを認識し(ステップS212)、読み終わったならば、それを報知するための音を発する(ステップS214)。次に、コントロール部212は、デコード結果により読み込んだのがインデックスコード506であったのか、音情報(カラー多重ドットコード502)であったのかを判定し(ステップS216)、インデックスコード506であれば、そのインデックスコード506で示される色を選択して(ステップS218)、上記ステップS204に戻る。また、音情報であったならば、データ出力部464により音声出力装置268から音を再生させる(ステップS220)。
【0321】
そして、上記ステップS220での音再生の後、さらに、音を所定の回数繰り返し発生させるか否かの判断が行われ(ステップS222)、予めその回数がリピートスイッチ467でプリセットされていれば、その所定回数がリピート再生されることになる。
【0322】
この繰り返し回数は、勿論1回でも良く、適宜各種スイッチ等で設定し得るもので、この他に、インデックスコード506又はドットコード502に、予めその回数を記録しておくことによっても可能である。
【0323】
ここでのリピート再生に当っては、図15や図20の(D)に於けるデータメモリ部234からの読み出しを繰り返し行うことで可能となる。
【0324】
なお、撮像部204には、白黒のものと、一般的にカラーモザイクフィルタを撮像素子部に装着したカラー撮像素子とがある。上記の例は白黒の撮像部を用いたものであったが、カラー撮像素子を使用して、画像処理部460に於いて色を分離することによって色に分けて再生することができ、そのような場合には、カラー液晶498を不要とすることができる。
【0325】
図49の(B)は、カラー撮像素子を使用した場合に於ける画像処理部460の画像メモリ部の構成を示す図である。即ち、カラー撮像素子から入ってきた信号を色分離回路508によってそれぞれの色に分離してメモリ510A,510B,510Cに記憶し、それをマルチプレクサ(MPX)512で選択して、以降の処理を行うようにする。
【0326】
また、正反射防止の目的のための第1及び第2の偏光フィルタ470,472の内、第2の偏光フィルタ472については、カラー液晶498の偏光子部分でも同様の偏光フィルタが使われているので、それと兼用することが可能である。従って、カラー液晶498の方の偏光フィルタと組合わせることで、この第2の偏光フィルタ472は省略することができる。但しその時は、このカラー液晶の水平面に於ける角度は、この第2の偏光フィルタ472に相当する方向と同配列、つまり同方向の成分をカットするように回転していなければならない。
【0327】
また、図50の(A)に示すように、上記カラー液晶498を取り除き、光源198として、白色光源ではなく、同図の(B)に示すようなLED等によるRGBの光源を用いても、カラー多重ドットコード502を読み取ることができる。即ち、RGB、先ほどの3色で分ける場合は、RGBの光源198の内、赤に相当する上記コード1を読む時には赤に相当するLEDだけを点灯させ、コード2であれば緑のLEDだけ、コード3であれば青のLEDだけを点灯させて、再生するようにすれば良い。
【0328】
また、RGBのLEDを用いる代わりに、白色光源として各部分にカラーフィルタを付加して各色の光源にすることも考えられる。
【0329】
このように、光源198にRGB別々の色の光源を使用し、インデックスコード506で選択された色の光源を点灯制御することで、図48の(A)の構成と同様の効果を得ることができる。さらには、複数の狭帯域の波長の光を発する光源を各々持つことで、カラー液晶やその制御回路を持つ必要がなくなり、ローコストで小型化することができる。特に、LEDは狭帯域、例えば、ある波長の±27nmの波長ぐらいを持ったものがあるので、そういったものを使えば、より狭帯域の再生ができる。
【0330】
次に、ステルス型ドットコードのペン型情報再生装置につき説明する。
【0331】
図51の(A)はステルス型のドットコードとしての赤外発光塗料ドットコード514が印刷されたタイトル付ドットデータシール516を示している。このドットデータシール516は、例えば、印刷機あるいはプリンタに於いて、普通のカラーなり白黒の印刷の印字で例えばタイトルを印字し、その下のところに今度は不可視の塗料を使ってドットコードを印刷したものである。もちろん、このドットデータシール516は、ドットコード514が不可視つまり透明印刷となるので、同図の(B)に示すように、可視情報のタイトルの上に、ドットコード514を透明のインクを使って重ねて印刷するようにしても良いものである。この印刷については、例えば、インクジェットプリンタ等であればシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4つのインクにさらに第5のインクとして赤外発光塗料のインクを付け、それを重ねてプリントするということにより実現できる。
【0332】
なお、図51の(A)は、ステルス型のドットコードの余白にタイトルを印刷した例であるが、むろん、該タイトル付ドットデータシールには、可視光のドットコードを印刷し、その余白にタイトルを印刷しても良い。
【0333】
このようなステルス型のドットコードとしての赤外発光塗料ドットコード514を再生するペン型情報再生装置としては、例えば、同図の(C)に示すように、ドットコード514が赤外発光塗料で印刷されているので、光源198として赤外発光素子518を用い、撮像部204の前に赤外帯域バンドパス光学フィルタ520を配した構成となる。
【0334】
即ち、赤外発光素子518より赤外領域の光を赤外発光塗料ドットコード514に照射すると、赤外領域、つまりある狭波帯域の波長で光が反射してくる。その反射の強度を撮像部204で検出するため、赤外帯域バンドパス光学フィルタ520を通して可視光情報と切り分けて、反射光を導くようにしている。
【0335】
なお、赤外発光塗料ドットコード514を印刷するために用いられる塗料の発光帯域も数種類用意できるので、例えば、バンドパス光学フィルタ520の特性を少しずつ変えながら撮像することで、この透明印刷もまた多重化が可能となっている。
【0336】
次に、ペン型情報再生装置内に再生系の全機能を構成するのではなく、電子手帳,PDA,ワープロ、パソコン、コピー機、プリンタ、電子投影機、等の各種機器に、各種オプション機能を追加するために一般にROMカードが使用される。ROMカードのコネクタに接続できるカード型アダプタに、一部その機能を分散した場合の例を説明する。
【0337】
図52は、ペン型情報再生装置内には画像処理部460までを設け、画像処理部460の出力を出力コネクタ522を介してカード型アダプタ524に供給するようにした場合の例を示している。この場合のカード型アダプタ524は、データ処理部462、データ出力部464、D/Aを含む信号処理部526、オーディオ接続端子528を有し、再生したオーディオ情報を音声出力装置268から音として出力することが可能とされると共に、I/F530を介して、電子手帳等の外部機器532に再生した画像等のマルチメディア情報を供給することができるようになっている。
【0338】
即ち、電子手帳等のようにスピーカー等の音声出力機構を設けない外部機器532の不図示ROMカード接続端子に接続して、このような音声出力ができないものに対してドットコード化された画像等のマルチメディア情報を入力すると同時に、音声についてはカード型アダプタ524のオーディオ接続端子528にイヤホン等の音声出力装置268を接続して、ドットコード化された音声を聞こうというものである。
【0339】
また、外部機器532としては、近年広く各家庭に入り込んでいるテレビゲーム機を想定することも可能である。図53の(A)及び(B)はそのようなテレビゲーム機に対するカード型(この場合は、カセット型となるが)アダプタ524の構成を示すもので、(A)の場合はペン型情報再生装置内にデータ処理部462までを構成した場合であり、(B)は検出部184だけを構成した場合である。ROM534はテレビゲーム機本体に内蔵の不図示CPUにより実行される制御プログラムを記憶しており、カセット挿入時、本体側へロードされる。RAM536はデータ処理部462での処理結果を記憶するために用いられる。メモリ制御部538は、テレビゲーム機本体内CPUからの命令にしたがってROM534及びRAM536を制御する。
【0340】
通常、テレビゲーム機には、高性能のCPUが搭載されており、従って、ペン型情報再生装置内で全ての処理を行うよりは、そのゲーム機本体CPUに一部行わせることで高速な処理が可能となる。また、ゲーム機の操作部を各種制御入力部として利用することができるので、タッチセンサ等の読取開始指示スイッチ等をペン型情報再生装置に設ける必要がなくなり、小型化が図れる。この場合、ゲーム機の本体のCPUが受け持つ処理の制御プログラム、或は、ペン型情報再生装置のコントロールや操作用ユーザインターフェース機能を本体のCPU及びゲーム機の操作部が受け持つための制御プログラムが、ROM534に記憶されている。さらには、ゲーム機には、スピーカやオーディオ出力端子、モニタ出力端子等が構成されているため、それらをペン型情報再生装置及びカード型アダプタから省くこともできるため、コストダウンが可能となる。
【0341】
次に、カード型アダプタ524を使う時の操作スイッチについて説明する。
【0342】
外部機器532としての電子手帳というのは通常、ROMカードやICカードと称されるカードを装着するためのスリットを有し、そのスリットにカード型アダプタを挿入装着すると、そのカード型アダプタ表面に記された文字や記号が電子手帳本体の透明タッチパネル560下に透けて見え、カード型アダプタに記されているところをタッチすると、それに合わせた機能が働き、例えばディスプレイ562上に表示がされるといった操作ができるようになっているものもある。
【0343】
そこで、このような電子手帳用のカード型アダプタ524の場合には、図54の(A)に示すように、ペン型情報再生装置564のコントロール系のスイッチ、例えば光源198のオン,オフ等というような操作スイッチを設けることなく、単に表面所定位置に、それらのスイッチを表す文字や記号を記しておく。
【0344】
また、パソコンやワープロ等の外部機器532では、キーボードが内蔵されているので、ペン型情報再生装置をそのような機器に繋ぐ時には、カード型アダプタ524にコントロール系のスイッチを設けなくとも、そちらの方から制御できる。
【0345】
しかし、プリンタのように、それ自体を動作させるためのコントロールスイッチは専用のものがあっても、それ以外のコントロール系のスイッチが全くない外部機器532では、カード型アダプタ524にコントロール系のスイッチを設けることが必要になる。例えば、図54の(B)に示すように、通常のカード長よりも長くし、機器532に装着された際に機器外部にはみ出る部分に必要なスイッチ566を設ける。この場合のスイッチ566としては、例えば、タクトスイッチやタッチパネル等が利用できる。
【0346】
次に、ドットコードを印刷する装置を説明する。
【0347】
まず、図55に示すように、パソコンやワープロ等568で編集したデータをマルチメディア情報記録機570でドットコード化し、そのドットコードをリールシール上に印刷するリールシール印刷機572について説明する。
【0348】
図56は、このリールシール印刷機の内部構成を示す図である。
【0349】
マルチメディア情報記録機570からのドットコードは一旦、ドットパターンメモリ574に蓄えられた後、LEDドライバ576により、そのドットのパターンに基づいてLEDアレイ578,580が発光される。これらLEDアレイ578,580からの光は各画素毎に密着して設けられたロッドレンズ582により感光紙リール584から延びる感光紙上に導かれる。また、発光のタイミングは、センサ586で検出される感光紙の速度や位置に応じてCPU588が管理する。同様に、感光紙の送り速度は、出力段のローラ590を駆動する回転モータ592のドライバ594を制御することにより行われる。
【0350】
一方、印刷されたドットコードを保護するために、表面コートシール596を出力段で付け加えて、感光紙と表面コートシールを貼り合わせた形で同時に出力する。ここで、感光紙としては印画紙やフィルム等が利用できるが、この場合、その裏面に粘着性を有して提供される。
【0351】
また、感光紙を普通のフィルム等とした場合には、図56にあるようにLEDアレイ578は赤のLEDアレイ、LED580は黄色のLEDアレイであるというように、二種類のドットコードの多重を行なうようにしても良い。多重については、2種類のLEDを位置的にずらして2色のドットコードにしても良いし、また、2種類のLEDを同じ位置で発光して別の色を作り、さらなる多重を行うようにしても良い。
【0352】
このようなリールシール印刷機572では、感光紙を使うことによって、高解像度でありながらなおかつ低コストであるという特徴を有する。また、露光部分の方の構成が、レーザ等でスキャンするといったような形の高価な処理等を必要とせず、小型のLEDアレイを使って行なうものとしているので、非常に装置が安価になる。さらには、レーザ等であるとミラーの角度とか細かい位置決めの精度が必要になるのに対し、この印刷機572では光路を密着型にしているため、そういった細かい位置決めの精度が不要であり、製作上での問題も回避できる。
【0353】
なお、同図では、図面の作成の都合上、LEDアレイ578,580及びロッドレンズ582の配列方向を感光紙の走行方向として示したが、実際には紙面と垂直方向つまり感光紙の幅方向に配列されるものである。もちろん、このまま幅方向にも配列した二次元アレイとして、一度に多数のドットコードを形成するようにしても良い。
【0354】
また、上記のようなリールシール印刷機572では、ローラ590からドットコードの印刷された感光紙が図55のような形で出力されるが、この場合、次のデータとの境い目には白のブランク部分を入れ、ユーザがどの部分でカッター等の切断処理を行えば良いか見てわかるようにしておくことが好ましい。さらには、リールシールを貼るべきシートのサイズ、つまりA4であるとかB4であるとかによって、貼れるコード長というものが変わってくるので、それに合わせて印字できるドットコードの長さを可変するような構成にしても良い。そのような時には、例えばマニュアル設定されるシートサイズに合わせて、ドットパターンメモリ574上のドットパターンを読み出すタイミングを制御して、長さを適応的に変えていくようにする等の制御法を採用する。
【0355】
図57は、ワープロの内部にマルチメディアのドットコードを記録する機能を設けたものの構成を示している。
【0356】
本構成に於いて、文章上で編集したものに関してドットコードを生成するマルチメディア情報記録処理部598以外の構成は、一般的なワープロの構成である。即ち、CPU600からくるバス602に、プログラムやキャラクタジェネレータ等の各種ROM604、ワークエリアとしてのRAM606、カレンダ608、バスコントロール610、ビデオRAM612に展開したデータをCRT614に表示するCRTコントロール616、キーボード618とのI/Oコントロール620、FDD622を制御するディスクコントロール624、プリンタ626を制御するプリンタコントロール628、及び各種I/F630等がぶらさがっている。
【0357】
マルチメディア情報記録処理部598は、バス602に対して専用にアクセスできるようなもので、基本的には、図55に於けるマルチメディア情報記録機570と同内容のものである。即ち、両方向I/O632を介してバス602により供給されたデータを分離回路634により文字とグラフや絵とを分離し、それぞれ圧縮回路636,638で適当な圧縮をかけて、合成回路640で合成する。一方、文字,絵,グラフのレイアウト情報は、直接、合成回路640に入力する。この合成データに対して、エラー訂正符号付加回路642にてエラー訂正符号を付加し、メモリ644上でインターリーブ等の処理を行なって、アドレス付加回路646によりブロックアドレス等を付加してから、変調回路648で変調をかける。その後、マーカ付加回路650によりマーカを付加し、それに対して編集合成回路652にてドットコードのタイトル等を合成し、それに対してドットパターン形状変換回路654でドットパターンの大きさを変更し、両方向I/O632を介してそれをバス602に戻す。
【0358】
そして、このバス602に戻されたデータに従って、プリンタコントロール628はプリンタ626を制御して、図中に参照番号656で示すようなプリントアウトを得る。
【0359】
基本的なプリントアウト656は、図示するように、ワープロ上で記入した(打ち込んだ)文章658と、それに対して絵660やグラフ662を付け加え、それら文章658,絵660,グラフ662の内容を、所定位置、例えば下方にドットコード664で印字したものとなっている。
【0360】
このようなプリントアウト656とする事により、このプリントアウト656を直接或はFAXにより受け取ったユーザは、ドットコード664を前述したようなペン型情報再生装置により読み取ることにより、それに対応する文書658,絵660,グラフ662をそのユーザのワープロに取り込むことができ、それらを任意に編集することができるようになるというメリットがある。
【0361】
なお、マルチメディア情報記録処理部598は、CPU600によるソフトウェア的な処理で実現しても良い。
【0362】
また、マルチメディア情報記録処理部598は、このようにワープロに実装する代わりに、プリンタ626に内蔵する形を取っても良い。即ち、プリンタ626で、フォントやグラフの情報等が入ってきたときに、それに対してこのような記録変調を加えて印字するという処理にしても良い。その場合、プリンタ626に内蔵しなくとも、カード型アダプタの形で供給するようにしても良い。
【0363】
なお、上記マルチメディア情報記録処理部598内のドットパターン形状変換回路654は、プリンタ626の解像度に合わせて変換するという以外に、プリントした内容をFAX送信する場合には、FAXにもやはり解像度或は精細度がGIIやGIII のように決まっているので、そちらの方の解像度に適応できるような形に変換する、即ち大きさを変えていくという処理も行うようにしても良い。
【0364】
図58は、マルチメディア情報記録処理部の機能を光学複写機666に内蔵させ、原稿をコピーをするとその内容が用紙に複写されると共にその内容に対応するドットコードがその用紙の所定位置に印字されるようにした場合の構成を示す図である。
【0365】
即ち、通常の複写機と同様に、原稿台668,照明670,ミラー672,レンズ674,感光ドラム676等を有し、原稿上の像を用紙上に複写する。
【0366】
これに加えて、本実施の形態の光学複写機666は、光路中のレンズ674の前にハーフプリズム678を挿入して光を分岐させ、光学部品680を介してラインセンサ等の撮像素子682に導く。撮像素子682からの信号はアンプ684で増幅して種々のアナログ的な処理を行なった後、A/D変換器686でディジタル変換してメモリ688に記録する。そして、このメモリ688に記録したデータに対して、像域判定及びデータ文字認識回路690にて像域判定なりデータ文字認識等を行なっていく。ここで、像域判定については、本出願人による特願平5−163635号に記載された手法が利用できる。
【0367】
そして、像域判定やデータの文字認識等が行なわれたデータは、圧縮回路692にて圧縮される。この場合、それぞれ文字、絵、グラフ等の種別に応じて圧縮の方式が異なるので、それぞれに対応した圧縮を行ない、その後、データ合成回路694でレイアウト情報を含めてそれらのデータ合成を行なう。そして、合成されたデータに対して、エラー訂正符号付加回路696にてエラー訂正の符号を付加した後、メモリ698に蓄積して再度インターリーブ等の処理を行ない、アドレス付加回路700にてアドレスを付加して、変調回路702で変調を行う。その後、マーカ付加回路704によりマーカを付加して、ドットパターン形状変換回路706でドットパターン形状を変換する。そして、そのドットパターンに従って、発光素子ドライバ708により発光素子710を発光させると共に、ミラーシャッタ712を立ち上げて発光素子710からの光をレンズ674,感光ドラム676へと導く。
【0368】
また、前述したように、FAX等に出す場合には、FAX解像度選択部714でFAXの解像度を選択し、それに合わせてドットパターン形状変換回路706にてドットコードのパターンの形状を変える。
【0369】
さらに、像域判定及びデータ文字認識回路690では、文字に関しては、文字を二値画像として扱ってMRやMH等の一般的な二値化の画像圧縮の処理を行なうものでも良いし、または文字認識をして、アスキーコード等の普通のワープロに使われているコードに変換した後に、ジブレンペル等の圧縮方式で圧縮をかけても良い。このように文字認識をしてアスキーコード変換をし、また更にそれに圧縮をかけると、圧縮率はかなり上がりそれだけ多量のデータが少ないドットコードで記録できるようになる。
【0370】
なお、ドットコードの印字は、信号処理系の処理速度の関係から、一度原稿画像を感光ドラム676に書き込み感光させてしまった後に、ミラーシャッタ712を立てて発光素子710によりもう一度ドラムのほうに書き直して印字するというようにして行われる。あるいは、プリスキャンという形で1回目の原稿スキャンでドットコードを発生し、2回目の原稿スキャンで原稿像とドットコードを感光ドラム676に書込むようにしても良い。将来的に、信号処理系の処理速度が向上すれば、このように複数回に分けた処理は必要無くなるかもしれない。しかし、原稿が原稿台668に横置きされたり、上下逆さまに置かれた場合には、参照番号656のように印字された用紙縦方向下部にドットコードを印字したような複写結果を得るためには、やはり複数回に分けた処理が必要となる。
【0371】
図59は、ディジタルの複写機716に応用した場合の構成を示している。同図に於いて、図58と同様の機能を有するものは、図58と同じ番号を付してある。また、入力部分に於いて、光学ミラーを移動するごとく記されているが、ラインセンサを移動させて原稿を読み取るように構成しても良い。
【0372】
即ち、本ディジタル複写機716では、前述のようにしてドットパターン形状変換回路706で形状の変えられたドットコードと、メモリ688に取り込まれた原稿画像のデータとを編集合成回路718で合成し、プリンタ720で印字出力する。こういったディジタル複写機であれば、前述したような複数回に分けた処理を行わずとも、メモリ688を有するため、1回のスキャンで用紙のどの位置にでもドットコードを印字することができる。
【0373】
次に、図中の破線の流れについて説明する。これは、上記のように原稿画像を読み取ってそれをドットコードに落とすというのとは反対に、文章や絵と一緒にドットコードの印刷された原稿からドットコードだけを読み取って、ドットコードから再生された文章や絵とドットコードと合わせた形の書類を印字出力するといった内容の流れである。
【0374】
即ち、同様に撮像素子682により原稿からドットコードを読み込み、A/D変換してそれをメモリ688に記録する。また、A/D変換器686の出力をドットコード再生機722の方にも入力する。このドットコード再生機722は、例えば図15の走査変換部186以降の回路構成を含むもので、ドットコードから文章や絵、グラフを再生することができる。メモリ688に蓄積されたドットコードの画像は、そのドットコードの状態のままドットパターン形状変換回路706に与えられ、大きさを変えられた後、編集合成回路718に入力される。編集合成回路718は、ドットコード再生機722で再生された文章、絵、グラフ等に、このドットパターン形状変換回路706からのドットコードを付け加えて、プリンタ720に入力し、印字出力する。
【0375】
このようにすると、原稿をスキャンする時間がこのドットコード部分を読む時間だけで済むので、時間的な短縮が可能である。さらには、文章、絵、グラフ等を拡大や縮小した時に、それとは無関係に、ドットコードの大きさは変わらなく印字できるようにすることができるという効果がある。
【0376】
次に、図60に示してあるのは、ペン型情報再生装置を文字や絵のデータの入力部としても利用するようにした場合の例である。
【0377】
即ち、ペン型情報再生装置の画像処理部460からの信号をマルチメディア情報記録装置724に入力する。マルチメディア情報記録装置724では、入力された、つまり撮像されたデータをセレクタ726を介してフレームメモリ728A又は728Bに入力する。この場合、セレクタ726は、まず1画面をフレームメモリ728Aに取り込ませ、その後、次の1画面をフレームメモリ728Bに取り込ませるというように選択する。そして、フレームメモリ728A,728Bに取り込まれた画像データはそれぞれ歪み補正回路730A,730Bにて周辺の収差等のレンズ歪みを取られた後、ずれ量検出器732に入力される。このずれ量検出器732は、フレームメモリ728Aに取り込まれた画像とフレームメモリ728Bに取り込まれた画像とを後段で合成する際に両画像で重複する部分が絵として重なるように、両画像の相関を取ってどの方向にどれだけずれているかを演算するものである。このずれ量検出器732としては、例えば本出願人による特願平5−63978号や特願平5−42402号等に記載のものを利用できる。そして、この検出したずれ量に従って、一方の画像、例えばフレームメモリ728Bに取り込まれた画像を補間演算回路734にて補間し、エンハンサ(Enhancer)736でエンハンサをかけた後、画像合成回路738で他方のフレームメモリ728Aに取り込まれた画像と画像合成し、その結果を画像合成メモリ740に記憶する。
【0378】
そして、次の1画面をフレームメモリ728Aに取り込み、上記と同様の処理を行い、今度はフレームメモリ728Aに取り込まれた画像を補間する。
【0379】
以後、これを交互に繰り返すことで、大画面化が図れる。
【0380】
即ち、ペン型情報再生装置は、もともとドットコードという細かいコードのものを読み取るためのものであり、従って撮像エリアが非常に小さい。このように撮像エリアの小さいものを文字や絵の画像を取り込むためのスキャナとして使用するためには、複数回に分けて画像を取り込み、それらを貼り合わせることが必要となる。そこで、本実施の形態では、複数のフレームメモリを設け、ずれ量を検出してずれを補正して画像を貼り合わせるようにしている。
【0381】
こうして合成画像メモリ740に記録されたデータは、像域判定回路742で像域判定等が行われ、文字であれば文字認識回路744で文字認識を行なった後、また画像であればそのまま、前述したようなマルチメディア情報記録処理部598に入力される。そして、マルチメディア情報記録処理部598で圧縮等の処理を行なってドットコードに変換され、前述したようなリールシール印刷機572に導かれる。あるいは、マルチメディア情報記録処理部598に入力する代わりに、I/F746を介してパソコンやワープロ等の外部機器532に入力することもできる。
【0382】
なお、ペン型情報再生装置の方には、出力端子としては、イヤホン端子と画像を出力するような二つの端子が設けてあっても良いし、または一つのコネクタをマニュアルで音を出力する系と画像を出力する系とに切替え使用するような構成にすることもできる。
【0383】
図61は、図60の変形例である。図60はドットコードを読む時の撮像部204のエリアとスキャナとして使用する時の撮像エリアとが同じ場合について述べているが、本実施の形態の場合には、スキャナとして使用する場合には広角にし、ドットコードを読み込むときにはマクロ的な撮像をするように、結像光学系200を変化させるようにしたものである。
【0384】
即ち、結像光学系200は、普通のカメラに使われているズームや2焦点のレンズ群により構成され、レンズ鏡筒748をスライドさせて広角とマクロの切り換えを行うようになっている。そして、レンズ鏡筒748を縮めた時に接点が閉じてオンするようなスキャナスイッチ750を設け、スキャナスイッチ750がオンしている時にはスキャナとして使うものとしてデータ処理部462及びデータ出力部464の動作を停止させ、オフしている時だとマクロ的な動作をさせるためにそれらを動作させるというような処理をコントロール部212に行わせる。
【0385】
結像光学系200を広角側にした場合、撮像エリアが大きくなり、その時の焦点深度が±120μで、撮像倍率が0.08と仮定すると、被写界深度は±19mmになる。縦方向の手振れがあったとしても、これだけの深度があれば問題とはならない。
【0386】
また、広角とマクロとを変更するためにレンズ鏡筒748をスライドさせる形以外にも、レンズそのものを差し換える、つまり広角系のレンズをとってマクロ用のレンズを装着するというような形式でも、同様に実施可能である。
【0387】
図62は、カード型アダプタ524内に、図52に示したようなペン型情報再生装置でドットコードを読み込んだ時にパソコンやワープロ等の外部機器532にそのドットコードに対応する情報を出力するためのデータ処理部と、図60に示したようなペン型情報再生装置を文章や絵の画像のスキャナとして用いた時の画像の貼り合わせやドットコードの発生等のためのデータ処理部との両方のデータ処理部を組み込んだ例を示している。即ち、スキャナ用のデータ処理部とドットコード読み取り用のデータ処理部の2つを内蔵しているカード型アダプタ524を示す。
【0388】
同図に於いて、セレクタ752及び754は、スキャナ用のデータ処理部とドットコード読み取り用のデータ処理部との切り換えを行うものであり、その切り換え選択はマニュアル的な操作でも良いし、図61で示したようなスキャナスイッチ750のオン/オフに連動させても良いし、あるいは外部機器532側から直接駆動するようにしても良い。
【0389】
また、画像合成処理回路756は、図60に示したようなセレクタ726、フレームメモリ728A,728B、歪み補正回路730A,730B、ずれ量検出器732、補間演算回路734、エンハンサ736、画像合成回路738の機能を果たす回路であり、出力処理回路758は出力すべきデータを外部機器532のフォーマットにあわせるためのものである。
【0390】
次に、読み取ったドットコードの情報を電子投影機のほうに出力するという実施の形態を説明する。即ち、図63の(A)及び(B)に示すように、ペン型情報再生装置760でドットコードをスキャンし、出力処理部762で元の情報に戻して、プロジェクタ764のRGB入力端子あるいは電子OHP766のビデオ入力端子に入力して、スクリーン768に投影するものである。
【0391】
この場合、ペン型情報再生装置760は、図15或は図20の(D)に示した再生系の構成に於ける検出部184からデータエラー訂正部194までの構成を内蔵しており、出力処理部762は、データ分離部196以降の構成及び他の処理回路を内蔵している。
【0392】
出力処理部762の実際の構成は、図64のようになる。即ち、ペン型情報再生装置760からのマルチメディア情報を、分離部196で、画像,グラフ,文字,音声,ヘッダ情報に分離し、画像,グラフ,文字は伸長処理部238,242,248で伸張した後、画像とグラフに対してはデータ補間回路240,244で補間処理を施し、文字に対してはPDL処理部246でPDL処理を行う。そして、補間又はPDL処理された画像,グラフ,文字を合成回路250で合成し、メモリ770に記憶する。このメモリ770に記憶されているデータというのは既にスクリーン768に投影できるデータであり、よってそれをD/A変換部252でD/A変換して、プロジェクタ764や電子OHP766に出力する。この場合、メモリ770は、アドレス制御部772により制御される。一方、音声の方は、伸長処理部256でそのまま伸張し、データ補間回路258で補間した後、D/A変換部266でD/A変換し、セレクタ774を介してプロジェクタ764や電子OHP766に内蔵された、或は外部のスピーカ776に出力される。
【0393】
さらに、音声合成コード化されたデータは、音声合成部260で音声に変換され、D/A変換部266に入力される。
【0394】
また、例えば、プレゼンテーションの最中に必要に応じて文章をそのまま読ませるような場合には、表示用の文字コードから文章認識部271で文章として認識後、音声合成部260で音声に変換後、最終的に、スピーカ776から音声が出力されることになる。
【0395】
この場合、朗読用の音声合成コードを別に記録しておく必要が無いので、その分、より多くの情報をドットコードに入れておくことができる。
【0396】
また、この場合、どのような電子投影機系をもってきても接続可能なように、投影機の選択手段778を設け、例えば、プロジェクタ764がハイビジョン対応のものであるとか、NTSCのみの対応であるというようなことを選択できるようにしている。つまり、出力系としての電子投影機系により、メモリ770上に文字をどのような大きさに割り振るか等の処理が変わる。そこで、投影機選択手段778による選択に応じて、上記データ補間回路240,244やPDL処理部246での処理を変更したり、あるいはアドレス制御部772やD/A変換部252に供給されるクロック信号CKを基準クロック選択部780で変更するようにしている。
【0397】
また、プロジェクタ764や電子OHP766等の電子投影機の使用状況に於いては、例えば、同図のように文章、絵、グラフ等を含む原稿の内、文章だけを投影したい、絵だけを投影したい、またはグラフだけを投影したい、といった選択的な投影を行いたい場合がある。そのようなときには、出力コントロール部782によりユーザが選択できるように、あるいは、ドットコードの方に、文章別に投影せよであるとか、絵だけを投影せよであるとか、グラフだけを投影せよであるとかの情報をヘッダ情報として書き込んでおき、出力コントロール部782でそのヘッダ情報に応じて出力すべき部分を選択できるようにしている。そして、この出力コントロール部782での選択に従って、出力エディタ部784は、どの部分を投影するかという切り分け作業を行い、アドレス制御部772にメモリ770のその部分をアクセスさせて投影用のデータを出力させる。また、上記出力エディタ部784は、このようなエリア分割の処理以外に、電子ズームの処理、つまり最初は原稿全部を投影し、その後、文章の一部や絵だけを拡大していくというような処理、及びその時に文章の一部や絵の部分だけ焦点を合わせて拡大していくという形の編集処理を行えるようにすることもできる。そのような処理を行う場合には、この出力処理部762に入力部と表示部とを設け、グラフィカルユーザーインタフェース等のような処理をして、実際に拡大部分を指定できるように構成するのが好ましい。
【0398】
また、音声は、ドットコードとして入力されてD/A変換部266から出力されるものだけでなく、外部マイク786からの音声とをセレクタ774により選択できるようにしている。
【0399】
なお、ペン型情報再生装置760には検出部184だけを構成し、走査変換部186から以降を出力処理部762の方に盛り込んでも良いし、逆に、分離部196までもペン型情報再生装置760の方に持たせて、分離されているデータがなんらかの形で出力処理部762に送られてくるという構成しても良い。実際には、手で持つことを考えると、ペン型情報再生装置760は、できるだけ小さくするのが好ましいので、検出部184だけを設け、後の処理は出力処理部762の方で行なうとするのが好ましい。
【0400】
図65の(A)は、上記電子投影機の代わりに、複写機788、光磁気ディスク装置(MO)790、プリンタ792に出力する場合を示すもので、出力処理部は、パソコン等794にハードウェア的或はソフトウェア的に内蔵され、出力処理部の出力は、オンライン又はフロッピ796等によるオフラインで、複写機788、MO790、プリンタ792に供給されるという状況を示している。また、同図の(B)は、出力処理部をプリンタ792や電子手帳798に装着されるカード型アダプタ800として構成した場合を示している。
【0401】
この場合の出力処理部762の実際の構成は、図66に示すようになる。
【0402】
先ほどの投影機の実施の形態と同じように、マルチメディア情報が入力され、分離部196で画像,グラフ,文字が分離され、それぞれが伸長処理部238,242,248で伸張されて、画像及びグラフに関してはデータ補間回路240,244で補間、文字に関してはPDL処理部246でPDL処理を行なって、合成回路250で合成されて、メモリ770に記憶される。メモリ770はアドレス制御部772により制御され、読出されたデータは補間部802及びD/A変換部252を介して実際に出力されるデータを確認するため編集モニタ804に出力される。なお、この編集モニタ804は、無くても良い。
【0403】
また、メモリ770から読出されたデータは、合成部806にも入力される。この合成部806は、ペン型情報再生装置760からのマルチメディア情報をコード化部808で再度ドットコードにして、それを出力適応補間部810で、出力すべきプリンタ792等の解像度に合わせた出力補間を行なって、それとメモリ770からのデータとを合成する。つまり、文章や絵にドットコードを付け加えて、I/F812を介してプリンタ792や複写機788に出力する。
【0404】
出力選択手段814は、プリンタ792で出力する場合に、そのプリンタ792を当該出力部762に繋いだときにその機種が分かれば、自動的に解像度の方の設定に入り、またフロッピ796等でオフラインで送る場合であると機種が分からないので、そのようなときにはマニュアルで切り換えるものとする。
【0405】
このような構成では、文章等はそのままコピーやプリントされ、ドットコードはその出力の媒体の解像度に合わせて出力することが可能となる。
【0406】
また、電子手帳798に接続する場合には、ドットコードは入力しないために、ドットコードを記録する系が不要となる。構成は、図52とほぼ同じである。
【0407】
図67は、現在、ワープロのデータフォーマットが機種毎に異なるということに対処するため、それぞれの機種毎のフォーマットに直すようなフォーマット変換部816を設けた実施の形態である。フォーマット変換部816は、機種選択手段818としてのワープロセレクトスイッチを持ち、ドットコードをペン型情報再生装置760で読み込み、選択に基づいてデータを変換して、ワープロ820に入力する。
【0408】
フォーマット変換部816は、実際には、図68に示すように構成される。即ち、データ補間回路240,244,258、PDL処理部246、及び音声合成部260での処理後、それぞれのデータを対応するフォーマット変換回路822,824,826,828で上記機種選択手段818での選択に応じてフォーマット変換するように構成されている。
【0409】
図69は、ドットコードの記録されたシート(以降、マルチメディアペーパと称す)をFAX送受信する場合のシステム図である。これは、FAX用マルチメディア情報記録機830で作られたドットコードをプリンタ792でプリントアウトして、送信側FAX832より受信側FAX834へ電話回線836を通して送信する。受信側FAX834ではこれを受けとって、紙の情報に戻してからペン型情報再生装置838を使ってドットコードを再生する。
【0410】
FAX用マルチメディア情報記録機830は、図70に示すように、マルチメディア情報記録機840、ドットパターン形状変換回路842、FAX選択手段844、合成編集回路846から構成される。マルチメディア情報記録機840は、図13の記録系の構成に於けるマーカ付加部162までの構成を含み、合成編集回路846は合成及び編集処理部164に相当する。そして、ドットパターン形状変換回路842及びFAX選択手段844は、図58,図59中のドットパターン形状変換回路706及びFAX解像度選択部714に相当する。
【0411】
この場合、電話回線836で送信側FAX832から受信側FAX834に回線を繋いだ時、受信側FAX834から送信側FAX832に着信の状況というものを返してくるので、このデータを手動であるいは直接、FAX選択手段844に与え、FAXの解像度即ち分解能をセレクトして、ドットパターン形状変換回路842にてドットコードのパターンのサイズ、あるいは、1行に書ける量に応じて形状そのものを変えて、合成編集回路846にて紙面情報と合成し、プリンタ792でプリントアウトすることにより、FAX送信するマルチメディアペーパを印刷する。
【0412】
図71は、そのような処理を全て自動化して、初めからFAX送受信手段までも記録機の方に持たせたFAX内蔵マルチメディア情報記録機848を示すものである。
【0413】
この場合は、直接相手方FAXの分解能情報を電話回線836で繋いだ時点で確認し、その情報を使って、ドットパータンの形状を最適化して、紙面情報と合成して送信を行なう。
【0414】
図72の(A)は、同図の(B)及び(C)に示すようなドットコードを印刷したカード(以下、マルチメディアペーパ(MMP)カードと称する)を記録再生するオーバライト型MMPカード記録再生装置の構成を示す図である。
【0415】
この記録再生装置850は、不図示カード挿入スリットに挿入されたMMPカード852をカード搬送用ローラ部854によりドットコード検出部856に搬送し、MMPカード852の裏面に既に書き込まれているドットコードを読み取り、データコード再生部858にて元のマルチメディア情報に変換して、不図示I/Fやデータ分離部へ出力する。つまり、ドットコード検出部856は図15又は図20の(D)に示したような構成に於ける検出部184に相当し、またデータコード再生部858は同じく走査変換部186からデータエラー訂正部194までの回路構成を有している。ただし、ドットコード検出部856は、カードの両面に対して撮像部を設けてあり、この内のカードの裏面に対するものが検出部184の撮像部204として利用される。またここで、MMPカード852は、図72の(B)に示すようにカード裏面にドットコードの記録領域852Aがあり、表面には同図の(C)に示すようにタイトルや名前、絵等の画像が記録されるものとする。
【0416】
また、この記録再生装置850は、外部のパソコンや記憶装置等からI/F860を介して、カードに既に書かれている情報以外の情報が供給され、ドットコードとしてカード裏面に書かれるべき情報はデータ合成編集部862に供給されてデータコード再生部862で再生された情報と合成され、例えば、従来データにはない新規情報がI/F860から入力された場合には、例えばアドレスがその次のアドレスになって新たに追加されていく、あるいは一部変更の場合は、その一部変更する部分だけ差し替えという形で、データの合成編集が行われる。こうして合成編集された情報は、コードパターン生成部864に入力され、ドットコードに変換される。このコードパターン生成部864は、図13に示したような構成を有し、生成したドットコードとI/F860からのコード以外に印刷するデータとの合成及び編集も行って、印刷部866に印刷すべきデータを渡す。この印刷部866には、上記ドットコード検出部856からMMPカード852表面の絵柄データも供給され、給紙カートリッジ868から給紙される何も印刷さていないカードの表裏両面に印刷を行って、新しいMMPカードをカード搬送用ローラ部870により不図示カード排出スロットに搬送して排出する。なお、印刷部866での両面印刷については、カードの一方の面に対する印刷終了後そのカードを反転させて他面の印刷を行う形式でも良いし、同時に両面に対して印刷する形式のものでも良い。
【0417】
また一方、古いカードは、ドットコード検出部856を通過した後、その後段の塗り潰し用塗布ローラ872により、例えば黒塗り潰し用のインクを塗布されて、コード記録領域852Aを真っ黒く塗ってしまうという形で排出される。ユーザは、その結果、塗り潰された元のカードを返却されることができるので、古いカードが悪用されるという恐れが無くなる。
【0418】
このように、本実施の形態のオーバライト型MMPカード記録再生装置850によれば、もう既にある程度記録されているカードをこの記録再生装置850に入れてやると、その情報を読んで、そして新たに追加する情報と組合せて、新しいカードを発行するというものであり、ユーザから見た場合には、あたかも古いカードに対して、さらにデータが追加されてカードが出てきたような形に見える。そして、やはり古いカードというのが残るので、その古いカードをユーザに返却する。従って、カードの交換という形で、あたかもオーバーライトしたような形にする。
【0419】
図73は、オーバライト型MMPカード記録再生装置の別の構成を示す図である。この記録再生装置874は、基本的には図72の(A)の記録再生装置850と同じであるが、古いカードをユーザに返却する必要のない用途の場合の装置である。従って、この記録再生装置874は、古いカードを裁断するシュレッダ876をドットコード検出部856の後段に配している。
【0420】
図74の(A)は、オーバライト型MMPカード記録再生装置のさらに別の構成を示す図である。この記録再生装置878の場合は、MMPカードの構成が、上記MMPカード852とは異なっている。即ち、先ほどのMMPカード852は特にカードのベース自体に直に印刷したものであったが、本実施の形態のMMPカード880は、同図の(B)に示すように、厚紙やプラスチック等のカードベース882にドットコードが記録された非常に薄いコードパターン記録薄紙(フィルム)884を貼り付けた状態で構成されるものである。つまりカードの裏面に、同図の(C)に示すように印刷された薄いフィルム状のシートが貼られたものとなる。
【0421】
このようなMMPカード880を使う記録再生装置878では、ドットコード検出部856で読んだデータは先ほどと同じようにパソコン等からくるデータと合成され、コードパターンになって印刷部866に入ってくる。この時に、印刷部866では、カードの裏側に印刷するのではなくて、給紙カートリッジ886からのコードパターン記録用紙888に印刷し、それを新たにカードベース882に貼り付ける。この場合、コードパターン記録用紙888は、同図の(D)に示すように、コードパターン記録薄紙884の実際に印刷する印刷面890側ではない方が、例えば接着剤等の粘着剤がついた粘着面892になっており、その上に粘着面892の保護紙894が付いた構成になっている。そして、印刷後、粘着面保護紙894は粘着面保護紙剥離バー896によって剥され、使用済み粘着面保護紙巻取りリール898に巻き取られる。粘着面保護紙894の剥離されたコードパターン記録薄紙884は粘着面892が露出され、カード搬送及びコードパターン記録薄紙圧接用ローラ部900でカードベース882に圧接されて貼り込まれ、記録済みカードとして出ていく。
【0422】
この場合、コードパターン記録薄紙884は、非常に薄いフィルム状のものであるので、カードベース882に対して重ね貼りしていくものでも良いが、薄いとはいっても何枚も重ねていくと厚みが出てくるので、ドットコード検出部856から圧接用ローラ部900までのカードの搬送経路途中に、旧コードパターン記録薄紙剥離部902を設けて、古いコードパターン記録薄紙を剥がすようにしている。この剥がされた古いコードパターン記録薄紙は、そのまま排出しても良いし、シュレッダーをかけても構わない。
【0423】
なお、同図(A)中の付加情報付加部904は、例えば、元のカードに対していつこの記録再生装置878で記録したのかという時間関係を示す情報、あるいはこの記録再生装置878をサービスセンタにつながれた端末として利用した時にどの端末であるかというような情報を付加するためのものである。それによって、どの記録再生装置878を使ったかとか、どれだけのブランクを置いて記録されたかというようなことがわかる。
【0424】
図75は、オーバライト型MMPカード記録再生装置のさらに別の構成を示す図である。この記録再生装置906は、基本的には図72の(A)の記録再生装置850と同じであり、黒く塗り潰す代わりに逆に白く塗り潰して、そこをもう一度新たな印刷面にするというものである。そのため、ドットコード検出部856後段に、白色塗り潰し用インクカートリッジ908と白色塗り潰し用インク塗布ローラ910を配した構成にしてある。
【0425】
これにより、MMPカード裏面が一旦白くなるので、そこに新たに印刷部866で印刷してやることになる。なお、新たにカードを発行する場合もあるので、給紙カートリッジ868を配しているが、これはなくても良い。
【0426】
次に、追記型のMMPカード記録再生装置を説明する。追記型とは、古い情報はそのまま残し、新たな情報だけを、まだ未記録領域がある限り、そこに追加していくものである。この場合、カードのデータ再生が目的のとき以外、つまり記録時には、前述のオーバライト型の装置のようにドットコードの全ての再生処理を行う必要はない。
【0427】
図76の(A)は追記型のMMPカード記録再生装置912の構成を示す図である。記録時には、データコード再生部858は、二次元ブロックのマーカ情報とアドレス情報だけの再生を行い、コードパターン生成部864で追記部分のブロックアドレスを生成し、追記ドットコードパターンを作成する。また、記録済み領域検出部914は、カードの記録済み領域を検出する。そして、印刷部866は、記録済み領域検出部914からの情報に基づいて、カードの未記録領域(追記可能領域)にコードパターン生成部864からのパターンを印刷する。
【0428】
記録済み領域検出部914は、同図の(B)に示すように、記録領域検出部916、マーカ検出部918、最後部マーカ座標算出部920、及び追記開始座標出力部922から構成されている。即ち、マーカとブロックのサイズは分かっているので、自動的にコード記録領域のどこまで書かれているのかというのは、記録領域検出部916及びマーカ検出部918で検出できる。よって、最後部マーカ座標算出部920で追記の開始の座標を算出して、追記開始座標出力部922から出力する。
【0429】
また、記録済み領域検出部914は、図77の(A)に示すように構成しても良い。ただしこの場合は、同図の(B)に示すように、どこまで記録したかを示す記録済みマーク924をカード余白部分に記録しておくことが必要がある。
【0430】
記録済み領域検出部914では、記録済みマーク検出部926によりこの記録済みマークを検出して、最後部記録済みマーク座標算出部928でどこまで書かれているかというのを算出して、追記の開始座標を追記開始座標出力部922より出力する。つまり、細かいドットコードのマーカまでを見にいかなくても、もっと大きな記録済みマーク924を検出することで検出し易くしている。
【0431】
なお、この記録済みマーク924はさらに、印刷部866に於ける位置合わせ用にも利用できる。即ち、先の例であれば、印刷部866に於ける位置合わせもやはりまたドットコードを読みにいかなければならなかったが、記録済みマーク924を用いた場合にはそのマーク924だけで処理ができる。つまり、記録済みマーク924の検出により、記録済み領域と追記部部分の間に、例えば1mm程度離して記録しても良いし、同図の(B)に示す向きに於いて上下方向に1mm程度ずれて記録してもかまわないので、非常に簡単に追記することができる。ただし、追記内容によっては、記録済みブロックのブロックアドレスを読むようにすると、その最終ブロックアドレスの次のブロックアドレスを付加することで、追記する部分のブロックアドレスに1つのコードとしての連続性を持たせることができる。
【0432】
図78の(A)は、上記のようなオーバライト型或は追記型のMMPカードを使った一つの応用例として、名刺カード読み取りシステムを示している。このシステムは、ドットコードでマルチメディア情報が記載されたMMP名刺カード930をMMP名刺カードリーダ932で読み取り、パソコン等934のCRT936に画像を表示し、スピーカ938から音声を発生させるものである。MMP名刺カードリーダ932は、特に構成上、これまで説明した情報再生装置と変わりないもので、ただ名刺カードを読み取るので、ペン型に構成するよりは据え置き型に構成したものである。もちろん、先に説明したようにペン型情報再生装置とカード型アダプタの形式で提供し、電子手帳等にて表示や再生するようにしても良い。
【0433】
MMP名刺カード930は、先に説明したオーバライト型或は追記型のMMPカードのように、表面に会社名や所属、氏名、住所、電話番号を記したカードの裏面にドットコードを印刷しても良いし、裏面も英文を記載した名刺の場合には、同図の(B)に示すように、先に説明したような赤外発光性のインクや蛍光インクを使ってドットコードをステルス印刷940しても良い。
【0434】
次に、半導体ウエハエッチング式で形成したMMPカードを説明する。これは、半導体ウエハ上に、半導体のエッチング技術を利用して、非常に微細なドットパターンを記録したものである。鏡面仕上げのウエハ面と、エッチングされたパターン部分とでは光の反射率が異なり、そのコントラストで、ドットコードが読める。ここで、よりコントラストを高め、S/Nを向上させるためには、エッチングされたドットコードパターンにアルミニュームその他、反射率や色の大きく異なる部材を埋め込んでも良い。
【0435】
図79の(A)及び(B)、及び図80の(A)乃至(C)はその構成を示す図で、ドットコードパターンの記録されたウエハ部942が、カード本体944のベース946に埋め込まれる。この場合、ドットコードパターンは、数μmか、サブμmレベルのドットサイズで記録されるので、非常に高密度な記録ができる。これにより、例えば、ギガバイト単位のROMカードができる。
【0436】
さらに、ROM−ICと異なり、電気的に正常動作する必要が無いため、パターンの一部が不良でも、再生機内のエラー訂正処理で訂正可能であるため、ROM−ICに比べるとはるかに歩留まりが向上し、さらに工程もICに比べてはるかに少ないため、非常に安価に供給できるメリットがある。
【0437】
しかし、非常に細かいピッチであるため、ちょっとしたゴミや指紋等の汚れに対して注意を要する。それを保護するために、例えば図79の(A)及び(B)に示すように、カード944のウエハ部942面の方にスライド式の複数枚の保護カバー948を付けたり、図80の(A)乃至(C)に示すような1枚の保護シャッタ950を取り付けている。
【0438】
この場合、保護カバー948は、例えば4枚構成でなり、必要な箇所だけを開いたり、襖開きにしたりと、開き方には何種類かの選択も可能であるし、カード挿入時に片側に全部開くようにしても良い。
【0439】
一方、保護シャッタ950の場合には、カード挿入時に全部開き、カードを抜くと同時に閉まる構成となっている。これは、例えば、図80の(B)及び(C)に示すように、カードベース946にウエハ部942が落とし込まれ、そこのカードベース946に溝952がそれぞれ両脇に切ってあって、そこを挟むような形で保護シャッタ950が入っている。保護シャッタ950の側面の爪部954先端にはストッパ956が設けられ、受けるカードベース946側は、保護シャッタ950が所定位置を越えて開かないように、ストッパ956が所定位置にきたときにそこで止めるために溝952の深さが浅くなっている。
【0440】
このような半導体ウエハエッチング式で形成したMMPカードからドットコードを再生する時には、前述したようなペン型情報再生装置でも構わないが、ただしその時には結像光学系を顕微鏡レベルのものにする必要がある。あるいは、ラインセンサ的な形で、機械的に動かすというな構成にしても良い。
【0441】
図81の(A)は、ドットコードデコード機能付きディスク装置958、即ち、音楽等のオーディオ情報を光磁気ディスクに記録再生する公知のディスク装置の中に、新たにドットコードの再生機能及びレコード機能を付けたものである。これは、例えば同図の(B)に示すようなシート960上のドットコードを、操作部962で走査することによりコードを再生して、パソコンや電子手帳等の情報機器964やイヤホン966に出力するものである。
【0442】
ディスク装置958は、図82に示すように、公知の構成として、スピンドルモータ968、光ピックアップ970、送りモータ972、ヘッド駆動回路974、アドレスデコーダ976、RFアンプ978、サーボ制御回路980、EFM(Eight to Fourteen Modulation),ACIRC(Advanced Cross Interleave Read Solomon Code)回路982、耐震用メモリコントローラ984、メモリ986、表示部988、キー操作パネル990、システムコントローラ992、圧縮伸長処理部994、A/Dコンバータ996、オーディオ入力端子998、D/Aコンバータ1000、オーディオ出力端子1002を有している。
【0443】
ここで、EFM,ACIRC回路982は、ディスクの書き込み及び読み出し時のエンコード及びデコードを行う部分である。耐震用メモリコントローラ984は、振動による音飛びを防ぐために、メモリ986を使用してデータを補間するためのものである。圧縮伸張処理部994は、時間軸から周波数軸に変換して符号化を行うトランスフォーム符号化方式の一種であるATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)というオーディオ高能率符号化方式を用いて圧縮伸長処理を行う。
【0444】
本ドットコードデコード機能付きディスク装置958は、このような従来のディスク装置に、操作部962からの画像信号を受けて例えば図41の(B)に於ける画像処理部460のような処理を行う画像処理部1004と、情報機器964との接続端子1006並びにそのI/F1008を設け、また、上記圧縮伸張処理部994がASIC−DSP等で構成されていることから、そこに上記ドットコードの再生用の復調やエラー訂正といったデータ処理部462の機能やその他の情報機器1008に対するデータの圧縮伸張用の処理等も入れている。
【0445】
なお、操作部962は、例えば図41の(B)に於ける結像光学系200,撮像部204,プリアンプ206に相当する光学系1010,撮像素子1012,アンプ1014等を含む。
【0446】
そして、ドットコードを再生する情報再生装置に於いては、音楽等の高容量な情報の再生は通常、大容量のメモリを必要とするが、ディスク1016への記録再生部を持つことで、大容量のメモリを不要とすることができる。また、音の再生部分、ここでは、音の圧縮伸張処理部994やD/Aコンバータ1000等を共通に使用することができ、また、音声圧縮伸張部994をコード再生処理のデータ処理部分と共通化して、ASIC−DSPによって設計することで、ローコスト化並びに小型化が図れる。
【0447】
このような構成のドットコードデコード機能付きディスク装置958は、通常のディスク装置としての音の録音,再生等、また選曲等の機能が使用でき、また、ドットコードの再生装置としても使用できる。この切り換えは、キー操作パネル990の操作によりシステムコントローラ992で制御する。
【0448】
ドットコードの再生装置として使用する場合には、例えば、次のような使用法が想定される。即ち、図81の(B)に示すように、A4のシート960に、楽曲名や歌手名でなる選曲用インデックスが文字で記載され、その楽曲に相当するドットコードが記録されている。この場合、楽曲は、例えば3分、4分というオーダの情報であるので、かなり長くなってしまう。そこで、ドットコードは複数段、同図では4段に分割して記録される。即ち、各1つの楽曲を複数段のドットコードに分割して、各段のドットコード内に、前にも説明したようにブロックアドレスが例えばXアドレスが1,Yアドレスが1のブロックをヘッダブロックとして、その音楽内の分割された位置を示すアドレスを付してシート上に記録する。再生時には、その複数段のドットコードをすべてスキャンしてディスク1016に記録する。
【0449】
その時、そのスキャンする順番をランダムに行なっても、その楽曲は上記楽曲内の位置を示すアドレスによってディスク1016の記録する位置を考慮して書き込むことができ、即ち正確な順番に記録される。例えば、図のように1つの楽曲が4段のドットコードに分割されている時、最初に2段目のドットコードを操作部962で走査しても、それが何番目のつまり2番目のドットコードであるかということがアドレスよりわかるので、ドットコードより再生されるオーディオ情報をディスク1016に録音した場合に再生時に正しい順序で再生されるように1番目のドットコードの録音部分を開けて録音することができる。
【0450】
また、例えば、楽曲Aと楽曲Cを録音し、次に楽曲Dを録音するというような、ユーザがオリジナルなディスクを作ることが、別のオーディオ再生機、例えば、テープデッキやCD再生機等がなくてもできる。例えば、シート960上に記録された複数の楽曲のドットコードをユーザがその選曲用インデックスを見て、再生時に再生した順番でドットコードをスキャンすることで、例えば、楽曲A,C,D,…の順番に録音でき、それを通常再生すれば、その順番で再生される。即ち、プログラミングができる。
【0451】
なお、上記情報機器964としては、画像出力装置を使用することができる。例えば、FMDを使用し、圧縮伸張処理部994で、例えば特願平4−81673号に記載されたようなJPEG,MPEG,それに三次元画像用伸張処理を行い、I/F1008でビデオ信号に変換することで、読み取ったドットコードに対応する三次元画像を表示することができる。このように、本実施の形態も、オーディオ情報に限らない。
【0452】
また、同様にして、DAT等の他のディジタル記録再生装置にも適用可能なことはもちろんである。
【0453】
次に、ドットコード記録機能を銀塩カメラに組み込む例を説明する。
【0454】
図83の(A)及び(B)は、マルチメディア情報ドットコード記録対応カメラの裏蓋1018の構成を示す図である。これは、従来データバックという形で年月日等のデート情報をLEDアレイ1020を使って記録するというものに、さらに、ドットコードを記録する二次元のLEDアレイ1022をその横に配設した構成になっている。データバックの後ろ側には回路内蔵部1024を有し、ここに例えばLEDアレイ1020の点灯コントロール等の回路が入っており、そこにさらに、マルチメディア情報ドットコードを記録する回路系を組み込み、データをドットコードとしてLEDアレイ1022により不図示銀塩フィルム上に写し込む。例えば、回路内蔵部1024には、タイピン型のマイクロホン1026が繋がっており、マイクロホン1026から音声をひろって、その情報をドットコード記録用二次元LEDアレイ1022でドットコードという形でフィルムに露光する。
【0455】
データバック1018には、上記LEDアレイ1020,1022に加え、カメラ本体のCPU等を使ってコントロールするので、本体カメラボディ側との電気接点1028が用意されている。また、ヒンジ部1030の爪の部分1032がスライドするようになっており、爪部スライドレバー部1034を使ってカメラ本体から取り外しが可能になっている。即ち、カメラ本来の裏蓋と交換して、このデータバック1018を取り付けることが可能となっている。
【0456】
この実施の形態は、二次元のLEDアレイ1022でドットコードを一気に記録するものの例である。これに対して、図84の(A)は、ドットコード記録用LEDユニット1036を移動して二次元的にドットコードを記録するものである。このLEDユニット1036は、同図の(B)に示すように、ライン状のLEDアレイ1038とそれからの光を収束するつまり縮小するためのレンズ1040とからなる。そして、LEDアレイ1038のコントロール用の信号が入るための電気信号電極1042がその両側に延びており、この信号電極1042はLEDユニット1036の移動に伴って、同図の(C)に示すようなデータバック1018側の信号電極板1044の上をスライドする形で常に接触して、そこからデータ信号が入ってくるように構成されている。なお、データバック1018のフィルム押え板1046には、透明ガラスやアクリル等からなるスキャン用窓1048が設けられ、ここからLEDユニット1036のみが不図示フィルムに対向するように構成されている。
【0457】
二次元LEDアレイを使用する場合はそれを物理的に移動させなくても、電気的にそれぞれの必要な部分を点滅させれば良いが、このような一次元LEDアレイ1038を使用する場合には、LEDユニット1036を動かさなければならない。その移動機構としては、例えば同図の(D)に示すようなものが考えられる。即ち、これは、良く知られたチューナーの針の移動機構と基本的には同様の構成であり、モータ1050でプーリ1052を回転させると、それに伴って、プーリ1052に巻回したワイヤ線1054に両端が固定されたLEDユニット1036が左右に移動する。ワイヤ線1054は、伸び縮みのないものであり、よってLEDユニット1036を精度良く動かすことができる。また、正確に平行移動するように、プーリ1052及びワイヤ線1054は、LEDユニット1036に関して両側に構成されている。
【0458】
また、LEDユニット1036の移動機構としては、同図の(E)に示すように超音波モータ1056を使用することもできる。この超音波モータ1056は、超音波の波動を伝達する振動板1058に、うまく位相をずらしながら、右方向、左方向へあたかも波が移動するような形で振動を与えていき、その波に乗った形で移動体1060が右に移動したり左に移動したりするという構成のものであり、この移動体1060の移動にともなって、それに接続されたLEDユニット1036も右に移動したり、左に移動する。
【0459】
図85は、図83の(A)及び図84の(A)に示したデータバック1018の回路構成を示す図で、特に、破線で囲まれた部分がデータバック1018の構成である。
【0460】
カメラ本体に設けられたCPU(例えば1チップマイコン)1062は、カメラ全体の制御を行う。露光制御部1064は、測光部1066からの測光データをもとに露光制御を行うもので、シヤッタ制御部1068及び絞り制御部1070によりシャッタ速度あるいは絞り、またはその両方を、目的に応じて、あるいはモードに応じて制御して、適宜最適な露光になるように制御する。
【0461】
また、CPU1062は、レンズ側あるいは本体側に持っているレンズ情報を使って、レンズ制御量を演算し、レンズ制御部1074に必要なレンズ制御を行わせる。これは、フォーカス制御やズーム制御を含む。また、CPU1062は、フォーカスロックボタン1076及びレリーズボタン1078(通常は、機械的には1つのボタンで兼用されていて、独立に出てくるという形になっている)の操作に応じてシャッタ動作を制御する。さらにCPU1062は、モータ制御部1080により、フィルムを巻き上げるためのモータ1082を制御する。
【0462】
また、CPU1062は、カメラボディ側との電気接点1028を介して、データバック1018内のマルチメディア情報記録/再生部1084、マルチメディア情報用LEDコントローラ1086、及びデート用LEDコントローラ1088とデータのやり取りができるようになっている。デート用LEDコントローラ1088は、デート用LEDアレイ1020を発光制御して、撮影日付や時間をフィルム上に写し込むためのもので、データバック1018には、それ用の時間パターンを発生するためのデート用クロックジェネレータ1090が内蔵されている。
【0463】
マルチメディア情報記録/再生部1084は、記録系に関しては、例えば図13の構成に於ける音声入力からコード合成編集の直前、要するにドットコードを構成するパターンを生成する部分までの構成を有し、再生系については、例えば図15の走査変換部186からD/A変換部266までの構成を有している。そして、マルチメディア情報用LEDコントローラ1086は、このマルチメディア情報記録/再生部1084から出力されるドットコードパターンに従って、LDEアレイ1022又は1038の発光をコントロールする。この場合、図83の(A)の例では、二次元LEDアレイ1022であるので、この構成だけでドットコードパターンが露光される。これに対し、図84の(A)の例では、さらに一次元LEDアレイ1038を移動させることが必要であるので、LEDアレイ移動用モータコントローラ1092によりモータ1050を駆動して、LEDユニット1036を移動させる。マルチメディア情報用LEDコントローラ1086は、このモータ1050による移動とタイミングを合わせながら、随時その位置で必要な記録するべきコード情報をLEDアレイ1038に与えて、発光させる。
【0464】
なお、カメラ本体側には、各種モード設定用キー1094が設けられている。これは、いくつかのボタンで構成されていたり、あるいはモード切り換え用のボタンと、設定用のボタンというような形で分れているような場合もある。また、これは、データバック側に設けても良く、その場合には、キー操作信号は、電気接点を介してCPU1062に供給される。
【0465】
以上のような構成に於いて、ドットコードは、例えば以下のようにしてフィルムに露光される。即ち、撮影を始めるという一つの指標になるフォーカスロック1076ボタンの操作信号がアクティブになったとき、CPU1062は、マルチメディア情報記録/再生部1084に、マイク1026から音声を取り込み、マルチメディア情報記録/再生部1084内部の不図示記憶部で順次、ある一定時間分だけ記憶させる。例えば、この一定時間を5秒とか10秒という形で決めておき、不図示メモリの最大容量をそれに合わせておいて、一般的なボイスレコーダと同様に、順次、巡回的に記憶するものとする。そして、レリーズボタン1078が押された時、CPU1062は、それに合わせて、マルチメディア情報記録/再生部1084に、例えば、その前数秒(例えば5秒)、あるいはその前後(例えば後1秒,前3秒)の音をドットコードに変換させる。この設定は、例えば、モード設定用キー1094によりユーザ設定可能になっている。そして、マルチメディア情報記録/再生部1084で記憶されている音声を実際にコード化し、それをLEDアレイ1022又は1038によりフィルム上に焼き付けていく。その動作が終わった後、CPU1062は、フィルムの巻き上げ動作を行う。もちろん、LEDアレイ移動用モータコントローラ1092と、フィルム巻き上げモータ制御部1080とをうまく同期させて、フィルムを巻き上げながら同時に、移動の速度、タイミングを合わせて、記録していくことも可能である。その場合、高速連写というような対応も可能になる。また、LEDユニット1036は固定しておき、フィルム巻き上げ時に記録するという動作も可能である。この時は、モータが1つ減る利点がある。
【0466】
また、このように音声をフィルムにドットコード情報として記録する以外に、当然、CPU1062から与えられる各種カメラ側の情報、例えば、今使われているレンズがどういう種類のレンズなのか、あるいはシャッタ速度がどの位で、絞りはどういう絞りになっているかという情報を記録することもできる。つまり、例えば、出来上がった写真に対して、どういう条件で写真を撮ったのかということが、後から分かるようになる。通常は、このような情報はユーザーが頭の中に記憶しておくものであるが、本実施の形態のようにすれば、後で出来上がったフィルム、またはそれを印画した印画紙上のドットコードを、マルチメディア情報ドットコードの再生装置で再生することにより、その情報を選択的に表示することが可能になり、撮影当時のカメラの条件等がわかるようになる。従って、例えば、次回も同じ条件で撮りたいというような時にも、簡単に、同じ設定ができるようになる。特に、ルーチン的に絵を撮っていく場合、例えば、特定の風景の変化を、月をおって撮っていくとか、そういう場合には、非常に役立つ。
【0467】
図83の(C)は、上記のようにしてドットコードが焼き付けられたフィルムを印画した例を示している。これは例えば、フィルム上に書かれているドットコード1096とデートコード1098をそのまま絵として、他の絵の部分1100と一緒に印画した例である。この場合は、このドットコード1096の箇所を前述したマルチメディア情報ドットコードの再生装置、例えばペン型情報再生装置でスキャンすることにより、音情報、あるいは種々のカメラ情報を再生することができる。また、DPE側で、例えばこのドットコードだけは抜いて裏側に印画するようにすれば、表側は写真だけになり、従来の写真と同じものが得られるようにすることもできる。さらに、カメラの情報の一つとして、DPEに於けるトリミング情報、例えばズーミングとかパノラマの切り換えの情報をフィルムに記録しておくようにすれば、DPEは、フィルム上でドットコードをスキャンして、その情報を読み取って、パノラマならパノラマという形で、あるいはズーミングして印画するというようなことが可能になる。
【0468】
なお、フィルムにドットコードを焼き付ける場合、実際の風景との二重露光になるので、その時に外光が強い場合にはドットコードがうまく写らないという恐れもある。従って、例えば従来のパノラマ対応カメラでは、パノラマに切り換えると上下に遮光板が入り、その部分は風景が写らないような形に構成されているものがあるが、それと同様の機能をいれても良い。即ち、遮光板を自動的に挿入、あるいは初めからドットコード対応の場合は、その遮光板をフィルムの直前、レンズの後に嵌め込んでおくようにしても良い。さらに、フィルムの余白部(露光されない部分)にコードを記録するようにしても良い。
【0469】
なお、図85に於いて、ペン型情報再生装置1102をデータバック1018に繋いで図83の(C)のドットコード1096を再生することにより、カメラ情報、即ち絞りやシャッター情報、レンズ情報等を、例えばカメラバックの裏側あるいはカメラ本体に初めから持っているLCDモード表示部1104やファインダ内LED表示部1106に表示させても良い。また、ドットコード1096をスキャンすることにより、それと同じ条件にモード設定されるようにしても良い。即ち、フィルムなり写真なりを持っていって、ドットコード1096をスキャンすると、そのモードに自動的にカメラ側の各条件が設定され、同じシャッタ速度で、同じ絞り、同じレンズの倍率になる。
【0470】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、オーディオ情報、映像情報、及びディジタルコードデータ等を含めたマルチメディア情報を、光学的に読み取り可能なドットパターンとして記録媒体上に記録する際に、記録手段もしくは記録装置の解像度に合わせて上記ドットパターンのドットの大きさもしくは形状を変えるようにしているので、安価に、且つ、読み取りエラーを起こさない最適な状態で大容量記録できる情報記録システム及び情報記録方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるドットコード化されたオーディオ情報の記録装置のブロック構成図である。
【図2】(A)はドットコードの記録フォーマットを示す図であり、(B)は第1の実施の形態における再生装置の使用状況を示す図である。
【図3】第1の実施の形態における再生装置のブロック構成図である。
【図4】(A)及び(B)はそれぞれ手動走査の説明図であり、(C)及び(D)はそれぞれ走査変換の説明図である。
【図5】(A)は走査変換に伴うデータ補間を説明するための図であり、(B)及び(C)はそれぞれ記録媒体の例を示す図である。
【図6】データ列調整の説明図である。
【図7】第2の実施の形態における再生装置の構成を示す図である。
【図8】第3の実施の形態における再生装置の構成を示す図である。
【図9】(A)及び(B)はそれぞれ携帯型ボイスレコーダの外観斜視図である。
【図10】携帯型ボイスレコーダの回路構成図である。
【図11】(A)及び(B)は記録媒体への印字例を示す図であり、(C)及び(D)は携帯型ボイスレコーダの別の例の外観斜視図である。
【図12】図10のボイスレコーダに於けるドットコード印字処理のフローチャートである。
【図13】マルチメディア情報記録装置のブロック構成図である。
【図14】ドットコードの概念図である。
【図15】マルチメディア情報再生装置のブロック構成図である。
【図16】図15のマルチメディア情報再生装置に於ける光源発光タイミングチャートである。
【図17】マルチメディア情報再生装置の他の構成例を示す図である。
【図18】(A)は図15のマルチメディア情報再生装置に於けるデータ列調整部を説明するための図3の再生装置にも適用するドットコードを示す図、(B)は(A)のドットコードのライン状マーカを示す図、(C)走査方法を説明するための図、(D)は撮像素子のスキャンピッチを説明するための図である。
【図19】データ列調整部の実際の構成を示す図である。
【図20】(A)乃至(C)は配列方向検出用ドットを有するマーカを示す図であり、(D)はマルチメディア情報再生装置の更に別の構成例を示す図である。
【図21】(A)はブロックアドレスの説明図、(B)はブロックの構成を示す図、(C)はマーカのパターン例を示す図であり、(D)は結像系の倍率を説明するための図である。
【図22】マルチメディア情報再生装置に於けるマーカ検出部のブロック構成図である。
【図23】図22中のマーカ判定部の処理フローチャートである。
【図24】図22中のマーカエリア検出部の処理フローチャートである。
【図25】(A)はマーカエリアを示す図、(B)は検出されたマーカエリアを記憶するテーブルの記憶フォーマットを示す図であり、(C)及び(D)は、同図の(A)に於ける各画素を累積した値を示す図である。
【図26】(A)は図22中の概中心検出部の処理フローチャートであり、(B)は(A)中の重心計算サブルーチンのフローチャートである。
【図27】概中心検出部のブロック構成図である。
【図28】(A)はドットコードのデータブロックの実際の構成を示す図、(B)は他の構成を示す図であり、(C)はデータ反転ドットの他の配置を説明するための図である。
【図29】(A)はドットコードのデータブロックの実際の構成の別の例を示す図、(B)は隣接マーカ選定を説明するための図である。
【図30】マルチメディア情報再生装置に於けるデータ配列方向検出部のブロック構成図である。
【図31】データ配列方向検出部の動作フローチャートである。
【図32】(A)は図31中の隣接マーカ選定サブルーチンのフローチャートであり、(B)及び(C)はそれぞれ隣接マーカ選定を説明するための図である。
【図33】(A)は方向検出の説明図であり、(B)は(A)中のmとnの関係を説明するための図である。
【図34】方向検出の別の方法の説明図である。
【図35】(A)及び(B)はそれぞれマルチメディア情報再生装置に於けるブロックアドレス検出,誤りの判定,正確な中心検出部のブロック構成図及び説明図である。
【図36】ブロックアドレス検出,誤りの判定,正確な中心検出部の動作フローチャートである。
【図37】(A)はマルチメディア情報再生装置に於けるマーカとアドレスの補間部の動作を説明するための図であり、(B)はマルチメディア情報再生装置に於けるアドレス制御部のブロック構成図である。
【図38】(A)はマーカ判定部の他の処理方法を説明するための図、(B)はマーカ判定式を説明するための図、(C)はマーカ整列検出を説明するための図である。
【図39】光源一体型イメージセンサの構成を示す図である。
【図40】XYアドレス式撮像部を用いた1チップICのブロック構成図である。
【図41】(A)はXYアドレス式撮像部の画素の回路構成図であり、(B)はドットコード取り込み制御用のスイッチを持ったペン型情報再生装置の構成を示す図である。
【図42】XYアドレス式撮像部を利用した三次元ICのブロック構成図である。
【図43】ドットコード取り込み制御用のスイッチを持ったペン型情報再生装置の別の構成を示す図である。
【図44】(A)は正反射除去対応のペン型情報再生装置の構成を示す図、(B)は第1及び第2の偏光フィルタの構成を説明するための図、(C)は第2の偏光フィルタの別の構成例を示す図であり、(D)は電気光学素子シャッタの構成を示す図である。
【図45】正反射除去対応のペン型情報再生装置の別の構成を示す図である。
【図46】(A)は光源に透明樹脂光導波材を用いたペン型情報再生装置の構成を示す図、(B)は光導波材と再生装置筐体との接続部分の拡大図であり、(C)及び(D)はそれぞれ光導波材先端部の構成を示す図である。
【図47】光源一体型のイメージセンサを用いたペン型情報再生装置の構成を示す図である。
【図48】(A)はカラー多重対応のペン型情報再生装置の構成を示す図、(B)はカラー多重コードを説明するための図、(C)はカラー多重コードの使用例を説明するための図であり、(D)はインデックスコードを示す図である。
【図49】(A)はカラー多重対応ペン型情報再生装置の動作フローチャートであり、(B)はカラー撮像素子を使用した場合の画像メモリ部の構成を示す図である。
【図50】(A)はカラー多重対応のペン型情報再生装置の別の構成を示す図であり、(B)は光源の構成を示す図である。
【図51】(A)はステルス型のドットコードの記されたドットデータシールを示す図、(B)はステルス型ドットコード対応のペン型情報再生装置の構成を示す図であり、(C)はステルス型のドットコードが別な態様に記されたドットデータシールを示す図である。
【図52】オーディオ出力端子を備えたカード型アダプタの構成を示す図である。
【図53】(A)及び(B)はテレビゲーム機用のカード型アダプタの構成を示す図である。
【図54】(A)は電子手帳用のカード型アダプタの使用例を示す図であり、(B)は入力手段を持たない装置用のカード型アダプタの外観及び使用例を示す図である。
【図55】リールシールへドットコードを印刷するためのリールシール印刷機の使用法を説明するための図である。
【図56】リールシール印刷機の内部構成を示す図である。
【図57】ワープロの内部の中にマルチメディアのドットコードを記録する機能を設けた場合の構成を示す図である。
【図58】図57中のマルチメディア情報記録処理部の機能を光学複写機に内蔵させた場合の構成を示す図である。
【図59】図57中のマルチメディア情報記録処理部の機能をディジタル複写機に内蔵させた場合の構成を示す図である。
【図60】ペン型情報再生装置を文字や絵のデータの入力部としても利用するようにした場合の構成を示す図である。
【図61】ペン型情報再生装置を文字や絵のデータの入力部としても利用するようにした場合の別の構成を示す図である。
【図62】スキャナ及びデータ読取対応型のカード型アダプタの構成を示す図である。
【図63】(A)及び(B)はそれぞれペン型情報再生装置でドットコードをスキャンして投影機でスクリーンに投影するシステムを示す図である。
【図64】図63の(A)及び(B)中の出力処理部の具体的構成を示す図である。
【図65】(A)は投影機の代わりに複写機、光磁気ディスク装置、プリンタに出力する場合を示す図であり、(B)は出力処理部をカード型アダプタとして構成した場合を示す図である。
【図66】出力処理部の具体的構成を示す図である。
【図67】ワープロの機種毎のフォーマットに直すフォーマット変換部を設けた例の構成を示す図である。
【図68】フォーマット変換部の実際の構成を示す図である。
【図69】ドットコードの記録されたシートをFAX送受信する場合のシステム図である。
【図70】FAX用マルチメディア情報記録機の構成を示す図である。
【図71】FAX内蔵マルチメディア情報記録機の構成を示す図である。
【図72】(A)はオーバライト型MMPカード記録再生装置の構成を示す図であり、(B)及び(C)はMMPカードの裏面及び表面を示す図である。
【図73】オーバライト型MMPカード記録再生装置の他の構成を示す図である。
【図74】(A)はオーバライト型MMPカード記録再生装置のさらに別の構成を示す図、(B)及び(C)はMMPカードの裏面及び断面を示す図であり、(D)はコードパターン記録用紙の構成を示す図である。
【図75】オーバライト型MMPカード記録再生装置の他の構成を示す図である。
【図76】(A)は追記型MMPカード記録再生装置の構成を示す図であり、(B)は(A)中の記録済み領域検出部のブロック構成図である。
【図77】(A)は記録済み領域検出部の他の構成を示す図であり、(B)は記録済みマーカの記されたMMPカードを示す図である。
【図78】(A)はMMP名刺カードシステムを示す図であり、(B)及び(C)はMMP名刺カードの裏面及び表面を示す図である。
【図79】(A)及び(B)は半導体ウエハエッチング式で形成したMMPカードの平面図であり、(A)は保護カバーを閉じた状態、(B)は開けた状態を示している。
【図80】(A)半導体ウエハエッチング式で形成した別の構成のMMPカードの平面図、(B)は側面図であり、(C)は爪部の構成を説明するための図である。
【図81】(A)はドットコードデコード機能付きディスク装置を示す図であり、(B)はドットコードとインデックスの記録例を示す図である。
【図82】ドットコードデコード機能付きディスク装置のブロック構成図である。
【図83】(A)はマルチメディア情報ドットコード記録対応カメラの裏蓋の構成を示す図、(B)はその側面図であり、(C)はマルチメディア情報ドットコードの記録された印画紙の例を示す図である。
【図84】(A)はマルチメディア情報ドットコード記録対応カメラの裏蓋の他の構成を示す図、(B)はLEDユニットの構成を示す図、(C)はデータバック側信号電極を示す図であり、(D)及び(E)はそれぞれLEDユニットの移動機構を示す図である。
【図85】マルチメディア情報ドットコード記録対応カメラのブロック構成図である。
【符号の説明】
12 音声入力器
16,124,144 A/D変換器
18,138 圧縮回路
20 誤り訂正符号付加回路
22 メモリ回路
24 データ付加回路
26,102,160 変調回路
27 合成回路
28 プリンタシステム又は印刷用製版システム
36,170 ドットコード
36A,36B 手動走査用マーク
38,172,304 ブロック
38A,174,274,310 マーカ
38B 誤り訂正用符号
38C オーディオデータ
38D xアドレスデータ
38E yアドレスデータ
38F 誤り判定符号
40 ペン型情報再生装置
42 音声出力器
76 携帯型ボイスレコーダ本体
80 音声入力部
82 記録開始ボタン
94 圧縮処理部(ADPCM)
96,154 エラー訂正符号付加部
98 インターリーブ部
100,158 アドレスデータ付加部
104,162 マーカ付加部
106 簡易プリンタシステム
110 タイマ
112 制御部
120 マイクロホンやオーディオ出力機器
126 圧縮処理部
130 音声圧縮回路
132 音声合成コード化回路
134,236 インタフェース(I/F)
136 データ形態判別回路
140 カメラやビデオ出力機器等
146 像域判定及び分離回路
148 二値圧縮処理回路
150 多値圧縮処理回路
152 データ合成処理部
156,234 データメモリ部
164 合成及び編集処理部
166 プリンタシステムや印刷用製版システム
168 FAX
176,272A,306 ブロックアドレス
178 アドレスのエラー検出,エラー訂正データ
180,314 データエリア
278,316 ドット
306A 上位アドレスコード
306B 下位アドレスコード
308 ダミーマーカ
310A 円形黒マーカ
310B マーカの白部分
312 エラー検出コード
312A 上位アドレスCRCコード
312B 下位アドレスCRCコード
364 データ余白部
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention records and records so-called multimedia information including audio information such as voice and music, video information obtained from cameras, videos, etc., and digital code data (text data) obtained from personal computers, word processors, and the like. The present invention relates to an information recording system and an information recording method for recording a dot code suitable for reproduction on a sheet-like recording medium such as paper, various resin films, and metal in an optically readable form.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, various media such as a magnetic tape and an optical disk are known as recording media for voice and music.
[0003]
However, these media are expensive to some extent even if a large number of copies are made, and a large space is required for storage.
[0004]
Furthermore, if it is necessary to deliver the sound recording medium to another person at a remote location, it may take time and effort even if it is mailed or taken directly. There was also.
[0005]
Therefore, it is considered to record voice information on paper in the form of image information that can be transmitted by facsimile and can be copied in large quantities at a low cost. For example, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-244145, a proposal has been proposed in which some audio is converted into image information by using an optical code so that it can be sent by facsimile. Has been.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the apparatus disclosed in the above publication, the facsimile apparatus is provided with a sensor for reading the voice recorded so as to be optically readable, and the voice is reproduced according to the sensor output. Therefore, the optically readable audio information transmitted by facsimile can only be heard at the place where the facsimile machine is installed, and the usage of transferring the facsimile output paper to another place and reproducing the sound is assumed. Was not.
[0007]
Therefore, if the recording capacity of voice information is increased, it may affect other facsimile transmission / reception, and if the recorded contents of the voice itself are difficult, the first one while playing a large volume of voice. It is possible that you will forget. Furthermore, the recording capacity is limited by the recording density and the compression method, and only a few seconds of audio can be transmitted. Therefore, in order to send a large amount of audio information, it has been necessary to rely on magnetic tapes and optical disks.
[0008]
Further, even for short-time voice information, since the reproduction apparatus itself is built in the facsimile apparatus, it is inconvenient for repeated reproduction of the voice information.
[0009]
In addition to audio information, an inexpensive and large-capacity recording / reproducing system for so-called multimedia information including video information obtained from cameras, videos, etc., and digital code data obtained from personal computers, word processors, etc. Has not been realized yet.
[0010]
The present invention has been made in view of the above points, and is capable of storing multimedia information including audio information, video information, digital code data, etc. at a low cost and in an optimal state without causing a reading error. An object is to provide an information recording system and an information recording method capable of recording.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an information recording system according to the present invention provides:
An input means for inputting information;
Information input by the input means Recording data generation in which the signal data array is distributed two-dimensionally according to a predetermined rule, and recording data according to a predetermined recording format is generated from the two-dimensionally distributed data signal Means,
the above Record data generation By means Generation Was Record Data can be read optically Composed of multiple dots Dot code As Sheet-like print record On the medium printing Record printing Recording means;
In an information recording system comprising:
the above Resolution of print recording means To the above dot code Size of And shape It is further characterized by further comprising conversion means for changing.
[0012]
In order to achieve the above object, an information recording method according to the present invention includes:
An input process in which the computer inputs information;
Information entered by the computer in the above input process The signal data array is two-dimensionally distributed according to a predetermined rule, and recording is performed to generate recording data according to a predetermined recording format from the two-dimensionally distributed data signal data Generation Process,
printing The recording device is Record data Generation In the process Generation Was Record Data can be read optically Composed of multiple dots Dot code As Sheet-like printing On the recording medium printing Record printing Recording process;
In an information recording method comprising:
the above Resolution of print recording device To the above dot code Size of And shape The method further comprises a conversion step for changing the value.
[0013]
That is, according to the information recording system and the information recording method of the present invention, information is input and the information is recorded. The signal data array is distributed two-dimensionally according to a predetermined rule, and recording data according to a predetermined recording format is generated from the two-dimensionally distributed data signal And optically readable dots code As printing On the recording medium printing When recording, printing Recording means or printing Recording device Resolution To the above dot code Size of And shape To change.
[0014]
Accordingly, it becomes possible to record a large amount of multimedia information in an optimum state at a low cost and without causing a reading error.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. First, embodiments of multimedia information related to audio information such as voice and music will be described.
[0016]
FIG. 1 is a block diagram of an audio information recording apparatus for recording audio information such as voice and music on paper as optically readable digital signals in the first embodiment of the present invention.
[0017]
An audio signal input from an audio input device 12 such as a microphone or an audio output device is amplified by a preamplifier 14 (AGC is applied in the case of microphone audio) and then converted to digital by an A / D converter 16. The digitized audio signal is subjected to data compression by the compression circuit 18 and then an error correction code is added by an error correction code addition circuit 20.
[0018]
Thereafter, the memory circuit 22 performs interleaving. This interleaving distributes the data array in a two-dimensional manner according to a predetermined rule. Thus, when the data is returned to the original array by the reproducing apparatus, the paper burst-like stains and scratches, that is, Errors themselves are distributed, making it easier to correct errors and interpolate data. This interleaving is performed by appropriately reading out and outputting the data stored in the memory 22A by the interleaving circuit 22B.
[0019]
The output data of the memory circuit 22 is then sent by the data adding circuit 24 according to a predetermined recording format as will be described in detail later, for each block, an x address and a y address indicating a two-dimensional address of the marker and the block. , And the error determination code, the modulation circuit 26 performs modulation for recording. Then, after data such as image data recorded together with the output data of the audio information is superimposed by the synthesis circuit 27, the printer system or the printing plate making system 28 performs a printing process.
[0020]
Thereby, for example, the data is recorded on the paper 30 as a recording medium in a format as shown in FIG. That is, the sound data converted into a digital signal is printed as the recording data 36 together with the image 32 and the characters 34. Here, the recording data 36 includes a plurality of blocks 38, and each block 38 includes a marker 38A, an error correction code 38B, audio data 38C, x address data 38D, y address data 38E, and an error determination code. 38F.
[0021]
The marker 38A also functions as a synchronization signal, and uses a pattern that does not normally come out by recording modulation, such as DAT. The error correction code 38B is used for error correction of the audio data 38C. The audio data 38C corresponds to an audio signal input from the audio input device 12 such as the microphone or the audio output device. The x and y address data 38D and 38E are data representing the position of the block 38, and the error determination code 38F is used for error determination of these x and y addresses.
[0022]
The recording data 36 in such a format is a printer system in which “1” and “0” data are set such that “1” has black dots and “0” has no black dots, for example, as in the case of a barcode. Alternatively, printing is recorded by the printing plate making system 28. Hereinafter, such recording data is referred to as a dot code.
[0023]
FIG. 2B shows a scene in which the sound data recorded on the paper 30 as shown in FIG. 2A is read by the pen-type information reproducing device 40. By tracing over the dot code 36 with a pen-type information reproducing apparatus 40 as shown in the figure, the dot code 36 can be detected, converted into sound, and heard by an audio output device 42 such as an earphone.
[0024]
FIG. 3 is a block configuration diagram of the information reproducing apparatus 40 in the first embodiment of the present invention. In the information reproducing apparatus of the present embodiment, parts other than the audio output device 42 such as headphones and earphones are housed in a portable pen-type housing (not shown). Of course, it is good also as what incorporates a speaker in a housing | casing.
[0025]
The detection unit 44 basically has the same function as an imaging unit such as a television camera. That is, the light source 44A illuminates the dot code 36 on the paper surface, which is the subject, and the reflected light is imaged by the imaging unit 44D such as a semiconductor area sensor via the imaging system 44B such as a lens and the spatial filter 44C. Is amplified by the preamplifier 44E and output.
[0026]
Here, the pixel pitch of the area sensor is set to be equal to or less than the dot pitch of the dot code 36 on the imaging surface by the sampling theorem. Furthermore, the spatial filter 44C installed on the imaging surface is also inserted to prevent a moire phenomenon (aliasing) on the imaging surface based on this theorem. In addition, the number of pixels of the area sensor is determined in the vertical direction of a predetermined dot code 36 that is defined as readable at a time in consideration of camera shake when the detection unit 44 is manually scanned as shown in FIG. It is set to be larger than the width of. That is, (A) and (B) in FIG. 4 show the moving state of the imaging area for each period when the detection unit 44 is manually scanned in the direction of the arrow. The manual scanning state when the vertical width of the code 36 is within the imaging area (taking camera shake into consideration) is shown, and (B) shows that the amount of the dot code 36 is large and the vertical width is one time. The case where it does not fit in the imaging area is shown. In the latter case, a manual scanning mark 36A is printed at a position where manual scanning of the dot code 36 is started. Therefore, a large amount of dot codes 36 can be detected by performing manual scanning a plurality of times along the manual scanning mark 36A.
[0027]
The image signal detected by the detection unit 44 as described above is then input to the scan conversion and lens distortion correction unit 46. In the scan conversion and lens distortion correction unit 46, the input image signal is first converted into a digital signal by the A / D converter 46A and stored in the frame memory 46B. The frame memory 46B has an 8-bit gradation.
[0028]
The marker detection circuit 46C scans the image information stored in the frame memory 46B as shown in FIG. 4C to detect the marker 38A. The θ detection circuit 46D detects which address value on the imaging surface each marker 38A detected by the marker detection circuit 46C corresponds to, and the inclination of the imaging surface with respect to the dot code arrangement direction from the address value. Calculate θ. In the scan only in the direction as shown in FIG. 4C, the marker detection circuit 46C rotates about 90 ° as shown in FIG. When the code 36 is imaged, the inclination θ may not be obtained correctly. That is, if scanning is performed in the short direction of the block 38, θ may not be obtained correctly. Therefore, the marker detection circuit 46C also performs scanning in the perpendicular direction as shown in FIG. The correct one of the results obtained by the two-way scan is selected.
[0029]
On the other hand, the lens aberration information memory 46E stores aberration information measured in advance for the lens used in the imaging system 44B of the detection unit 44 for correcting the distortion of the lens. When the address control circuit 46F next reads out the data stored in the frame memory 46B, the value of the inclination θ calculated by the θ detection circuit 46D and the lens aberration stored in the lens aberration information memory 46E. A read address according to the information is given to the frame memory 46B, and the data is subjected to scan conversion in the array direction while data interpolation is performed by the interpolation circuit 46G.
[0030]
FIG. 5A shows the principle of data interpolation performed by the interpolation circuit 46G. Basically, interpolation data is created by a convolution filter and LPF using pixels around the position Q where data is interpolated. The pixel pitch and the scanning line pitch after the scan conversion are set below the dot pitch of the dot code based on the sampling theorem as in the case of imaging.
[0031]
In the case of simple data interpolation using four pixels around the position Q to be interpolated, Q = (D6 × F6) + (D7 × F7) + (D10 × F10) + (D11 × F11), In the case of relatively accurate data interpolation using 16 surrounding pixels, interpolation data is created by the calculation of Q = (D1 * F1) + (D2 * F2) + ... + (D16 * F16). . Here, Dn is a data amplitude value of the pixel n, and Fn is a coefficient of an interpolation convolution filter (LPF) determined according to the distance to the pixel n.
[0032]
The dot code 36 image read from the frame memory 46B after undergoing scan conversion as described above is then binarized by the binarization circuit 48 constituted by the latch 48A and the comparator 48B. The threshold for binarization is determined by the threshold determination circuit 50 using the value of a histogram for each screen or each block in the screen. That is, the threshold is determined according to the stain on the dot code 36, the distortion of the paper 30, the accuracy of the built-in clock, and the like. As this threshold value judgment circuit 50, it is preferable to use, for example, a circuit using a neural network disclosed in Japanese Patent Application No. 4-131051 by the present applicant.
[0033]
In parallel with this, the image of the dot code 36 read from the frame memory 46B is input to the PLL circuit 52, and a clock pulse CK synchronized with the reproduction data is generated. This clock pulse CK is used as a reference clock for binarization and demodulation after scan conversion, and an error determination circuit 56A, x, y address detection circuit 56B and memory unit 56C in the data string adjustment unit 56 described later. .
[0034]
The binarized data is demodulated by the demodulation circuit 54 and input to the error determination circuit 56A and the x, y address detection circuit 56B in the data string adjustment unit 56. The error determination circuit 56A uses the error determination code 38F in the block 38 to determine whether or not the x and y address data 38D and 38E have an error. If there is no error, the demodulated data from the demodulating circuit is recorded in the audio data string adjusting memory unit 56C in accordance with the address detected by the x, y address detecting circuit 56B. If there is an error, the audio data 38C of the block 38 is not recorded in the audio data string adjusting memory unit 56C.
[0035]
The purpose of the data string adjustment unit 56 is that the scan conversion and lens distortion correction unit 46 performs scanning conversion accuracy (depending on the accuracy of the reference clock and the S / N of the image sensor), paper distortion, and the like. The purpose is to correct a slight deviation occurring in the array direction and the scan direction after scan conversion. This will be described with reference to FIG. In the figure, dot codes D1, D2, and D3 indicate data for each block. The pitch of the scanning lines 1, 2, 3,... After scanning conversion may be set to be equal to or less than the dot pitch of the data based on the sampling theorem as described above, but in FIG. As a matter of fact, the dot pitch is set to 1/2. Therefore, as apparent from the drawing, the dot code D1 is detected without error on the scanning line 3 after the scan conversion. D2 is detected without error on the scan line 2 after scan conversion, and D3 is similarly detected without error on the scan line 1 after scan conversion.
[0036]
Then, according to the x and y addresses 38D and 38E in the respective blocks 38, they are stored in the data string adjusting memory unit 56C.
[0037]
Next, as shown in FIGS. 4A and 4B, the detection unit 44 is manually scanned, so that the voice dot code 36 on the paper 30 is not leaked into the memory unit 56C for data string adjustment. Can be stored.
[0038]
The voice dot code whose data string is adjusted by the data string adjusting unit 56 is then used for data string adjustment in accordance with a reference clock CK ′ generated by a reference clock generating circuit 53 different from the PLL circuit 52. Read from the memory portion 56C. At this time, de-interleaving is performed by the de-interleaving circuit 58 and converted into a formal data string. Next, error correction using the error correction code 38 </ b> B in the block 38 is performed by the error correction circuit 60. Then, the data compressed by the decoding circuit 62 is decoded, and further, the data interpolation circuit 64 performs interpolation of audio data that cannot be error-corrected. Thereafter, the signal is converted into an analog audio signal by the D / A conversion circuit 66, amplified by the amplifier 68, and converted into sound by the sound output device (earphone, headphone, speaker, etc.) 42.
[0039]
As described above, audio information such as voice and music can be recorded on paper, and the playback device is a small portable device so that it can be printed out, faxed, or printed. You will be able to listen to what is printed in book format by plate making anywhere and any number of times.
[0040]
The data string adjusting memory unit 56C in the data string adjusting unit 56 is not limited to a semiconductor memory, and other storage media such as a floppy disk, an optical disk, and a magneto-optical disk can be used.
[0041]
There are various possible application examples of the audio information recorded as described above. For example, for general use, language teaching materials, music scores, various texts such as correspondence courses, product specifications, manuals for repair, foreign language dictionaries, encyclopedias, books such as picture books, product catalogs, travel guides, direct mail and guidance Letters, newspapers, magazines, flyers, albums, telegraphs, postcards, etc. For business use, FAX (voice and fax) business instructions, minutes, electronic blackboard, OHP, ID card (voice print), business cards, telephone memos, sticky notes, and high-quality paper supply products (Consumables), etc. can be considered. Here, as shown in FIG. 5 (B), the consumable is provided with a double-sided tape or a glue that can be easily peeled off like a sticky note on the back surface of the rolled paper 30A. The dot code 36 is recorded on the sheet, and the dot code 36 is cut off as much as necessary so that it can be attached to various items (hereinafter referred to as a reel seal). Further, as shown in FIG. 6C, the width of the paper 30A is widened so that a plurality of dot codes 36 can be recorded, and a manual scanning mark 36B as a manual scanning guideline of the detection unit 44 is provided. May be printed vertically and horizontally. This mark 36B can also be used as a guide for the recording position of the dot code 36 at the same time. That is, if a sensor is provided in the printer system 28, and the mark 36B is read by the sensor to cue the printout, the dot code 36 is always printed in the area surrounded by the mark 36B. Therefore, the recorded audio information can be reliably reproduced by performing manual scanning along the mark 36B. Of course, when the dot code 36 is printed, the mark 36B may also be printed.
[0042]
Note that the recording time of the audio information is, in the case of a general facsimile of 200 dpi, for example, when data is recorded in an area of 1 inch × 7 inches (2.54 cm × 17.78 cm) along one side of the paper. The total number is 280 kbit. From now on, a marker, an address signal, an error correction code, and an error determination code (however, in this case, the error determination code includes the audio data 38C in addition to the x and y addresses 38D and 38E) (30%) Is subtracted to 196 kbit. Accordingly, the recording time when audio is compressed to 7 kbit / s (bit rate of mobile communication) is 28 seconds. When recording on the entire back side of A4 size double-sided facsimile paper, an area of 7 inches × 10 inches (17.78 cm × 25.4 cm) can be taken, so that audio recording of 4.7 minutes is possible.
[0043]
In the case of a 400 dpi G4 facsimile, as a result of calculation similar to the above, it is possible to record 18.8 minutes of audio in an area of 7 inches × 10 inches.
[0044]
In the case of high-quality printing of 1500 dpi, when printing is performed in an area of 5 mm × 30 mm, as a result of calculation similar to the above, audio recording of 52.3 seconds is possible. Also, when printing on a 10 mm × 75 mm tape-like area, audio recording of 1 minute is possible when calculated with a high sound quality (compressed, 30 kbit / s) audio signal capable of music.
[0045]
FIG. 7 is a diagram showing a configuration of the second exemplary embodiment of the present invention. The second embodiment is an example in which a memory and a randomly accessible xy address type image pickup unit such as CMD are used as the image pickup element. The detection unit 44 of the reproduction apparatus and the scan conversion and lens distortion correction circuit 46 are used. Only the first embodiment is different from the first embodiment. That is, the detection unit and scan conversion unit 70 detects the marker of the imaging data stored in the xy address type imaging unit 70A in the same manner as in the first embodiment, and outputs four pieces of data to be interpolated when reading. Are sequentially read out by the decoder address generator 70B and the x and y decoders 70C and 70D and input to the interpolator 72. The interpolator 72 sequentially reads out the coefficients from the coefficient generation circuit 70E and multiplies them by the multiplier 70F with respect to the input data, and further to an analog cumulative addition circuit composed of an adder 70G, a sample and hold circuit 70H, and a switch 70I. The cumulative addition is performed, the sample and hold circuit 70J performs the sample and hold, and the scan converted dot code is supplied to the binarization circuit 48, the threshold determination circuit 50, and the PLL circuit 52.
[0046]
With such a configuration, the same function as in the first embodiment can be achieved, the frame memory 46 can be eliminated, and cost reduction and downsizing can be realized. Furthermore, the xy address type image pickup unit 70A, the address generation unit 70B, the decoders 70C and 70D, and the interpolation unit 72 are integrated on a single substrate to be integrated into an IC, thereby further reducing the size.
[0047]
FIG. 8 is a diagram showing the configuration of the third exemplary embodiment of the present invention. In the present embodiment, the dot code 36 is recorded on the paper 30 on which pictures and characters are printed, using a transparent paint (ink) 74 that is easily regularly reflected (totally reflected). Then, polarizing filters 44F and 44G are provided in the detection unit 44 between the light source 44A and the imaging system 44B, and the polarization planes of these polarizing filters 44F and 44G are matched so that the inside (the surface of the paper 30) can be obtained. And the reflected light from the opening of the hole 74A through which the transparent paint 74 is removed according to the code, the polarization direction is dispersed and 1/2 is cut by the polarizing filter 44G. Since the difference in the amount of light is originally large between the reflected light and the totally reflected light, the contrast of the dot code recorded with the transparent paint 74 is emphasized and an image is taken.
[0048]
Further, the paper 30 is subjected to a surface treatment such as mirror finishing so that the surface is easily regularly reflected, and the transparent paint 74 is made of a material having a refractive index higher than the refractive index of the surface-treated surface and is about 1 / 4λ ( Considering the change in the optical path length due to the incident angle, if it is a film with a thickness (such that the optical path length in the transparent paint becomes 1/4), the light that has been obliquely applied can be further enhanced by the effect of the reflection amplification coating. Amplified and easily reflected on the surface (regular reflection).
[0049]
In this case, for example, the dot code is formed by fine chemical etching or the like, and the hole corresponding to the dot is roughened to reduce the reflectance.
[0050]
If the dot code 36 is recorded with the transparent paint 74 as described above, it can be recorded on a character or picture. Therefore, when used together with a character or picture, the recording capacity is increased as compared with the first embodiment. can do.
[0051]
Further, instead of the transparent paint, a transparent fluorescent paint may be used, or the color may be multiplexed. When this color is used, a normal color ink can be used, or a color can be obtained by mixing a pigment with a transparent ink.
[0052]
Here, as an example, the transparent ink can be an ink composed of a volatile liquid and a binder (for example, phenol resin varnish, linseed oil varnish, alkyd resin), and the pigment can be a pigment.
[0053]
Next, a portable voice recorder to which the audio information recording apparatus is applied will be described. 9A and 9B are external views. This portable voice recorder comprises a main body 76 and a voice input section 80 that can be attached to and detached from the main body 76 by main body side and voice input section side detachable members (surface fasteners, magic tapes, etc.) 78A, 78B. In addition, a recording start button 82 and a print sheet discharge portion 84 are provided on the surface of the main body 76. The main body 76 and the voice input unit 80 are connected by a cable 86. Of course, a signal may be transmitted from the voice input unit 80 to the main body 76 by radio or infrared rays.
[0054]
FIG. 10 is a block diagram of such a portable voice recorder. The sound input from the microphone 88 is amplified by the preamplifier 90, converted to digital by the A / D converter 92, and supplied to the compression processing unit (ADPCM) 94. The data subjected to the compression process is added with an error correction code by an error correction code adding unit 96, the result is supplied to an interleaving unit 98, each data is stored, and then an interleaving process is performed. The interleaved data is further added by the address data adding unit 100 with the block address and address error determination code (CRC, etc.), and the result is input to the modulation circuit 102. The modulation circuit 102 converts 8-bit data such as 8-10 modulation into another 10-bit number. Thereafter, the marker adding unit 104 generates and adds a marker using a data sequence that is not included in the 256 data sequences associated with the modulation circuit 102.
[0055]
The data thus added with the marker is sent to the simple printer system 106, printed on the reel seal 108 as shown in FIGS. 11A and 11B, and discharged from the print sheet discharge portion 84. In this case, the simple printer system 106 prints the date / time counted by the timer 110 on the reel seal 108.
[0056]
Note that the above-described units are controlled by the control unit 112 in accordance with the operation of the recording start button 82. In addition, there is no particular limitation on how far from the microphone 88 to the voice input unit 80 is configured, and for example, the microphone 88, the preamplifier 90, and the A / D are included in the voice input unit 80 here. It is assumed that a converter 92 is incorporated.
[0057]
FIG. 12 is an operation flowchart of the portable voice recorder having such a configuration. That is, when the recording start button 82 provided on the main body 76 is pressed (step S12), while the button is pressed (step S14), processing from voice input to dot code 114 printing processing on the reel seal 108 is performed. Performed (step S16). When the pressing of the recording start button 82 is stopped, it is determined whether or not the recording start button 82 has been pressed again within a predetermined time (step S18). Return to and repeat the above process. However, if the recording start button 82 is not pressed within a predetermined time, the current date and time are referred from the timer 110 (step S20), and the reel seal 108 is referred to while feeding the blank portion 116. The date and time are printed (step S22).
[0058]
In such a portable voice recorder, when the main body 76 and the voice input unit 80 are connected as shown in FIG. 9A, the user holds the main body 76 with his hand and brings the voice input unit 80 close to his / her mouth. The sound is recorded on the reel seal 108 as the dot code 114. Further, as shown in FIG. 9B, the main body 76 and the voice input unit 80 are separated, and the voice input unit 80 is attached to the receiver side of the telephone handset by using the detachable member 78B. Instead of writing down the contents, the other party's message can be directly recorded on the reel seal 108 as the dot code 114. In addition, in this case, as shown in FIGS. 11A and 11B, not only the date and time are printed on the reel seal 108, but also a blank portion 116 is formed. You can write comments such as who the person is for.
[0059]
In addition to the configuration in which the voice input unit 80 is attached to and detached from the main body by the attaching and detaching member as described above, various modes can be considered. For example, as shown in FIGS. 11C and 11D, an earphone type can be used. In the case of such an earphone-type voice input unit 80, as shown in FIG. 4D, the voice input unit 80 is pulled out from the voice input unit storage unit 118 of the main body 76 and inserted into the user's ear, While listening to the voice of the other party that can be heard from the handset side of the telephone handset, it can be recorded in the form of a dot code.
[0060]
In the above description, the dot code printing is performed only while the recording start button 82 is continuously pressed. However, a separate recording end button is provided on the main body 76, and the recording ends after the recording start button 82 is pressed once. Until the button is pressed, dot code printing may be performed.
[0061]
The recording device may be a recording / reproducing device by incorporating a reproducing function as shown in FIG. At that time, the earphone type voice input unit 80 may also have an earphone function.
[0062]
In the above embodiment, audio information such as voice and music has been described as an example of recorded information. However, video information obtained from a camera, video, etc. is not limited to audio information. An embodiment that handles so-called multimedia information including digital code data such as text data obtained from a personal computer (hereinafter referred to as a personal computer), a word processor (hereinafter referred to as a word processor), and the like will be described.
[0063]
FIG. 13 is a block diagram of a multimedia information recording apparatus for recording such multimedia information.
[0064]
In the multimedia information, audio information is input from a microphone or audio output device 120, amplified by a preamplifier 122, converted to digital by an A / D converter 124, and compressed as in the case of FIG. Supplied to the unit 126.
[0065]
In the compression processing unit 126, the input digital audio signal is selectively supplied to a voice compression circuit 130 such as an ADPCM circuit and a voice synthesis coding circuit 132 by a switch 128. The audio compression circuit 130 performs data compression by performing adaptive differential PCM on input digital audio information. The voice synthesis coding circuit 132 recognizes one voice for the input digital audio information, and then converts it into a code. This is because the ADPCM encodes it in the form of speech information and reduces the amount of data, i.e., the raw data is processed while it is changed to a different composite code. The amount of data is reduced. The switch 128 is switched manually, for example, according to the purpose of the user. Alternatively, for example, high-quality sound such as information from an audio output device is passed through the voice compression circuit 130, and for example, a person's voice or comment from a microphone is passed through the voice synthesis coding circuit 132. If it is determined in advance as described above, it is possible to adopt a configuration in which the input audio information is recognized and recognized automatically at the previous stage of the switch.
[0066]
In addition, various types of data that have already been formed as digital code data from a personal computer, word processor, CAD, electronic notebook, communication, and the like are first sent to a data form discrimination circuit 136 via an interface (hereinafter referred to as I / F) 134. Is input. The data form determination circuit 136 basically determines whether or not the subsequent compression processing unit 126 can compress the data. The data has already been subjected to some compression processing, and the subsequent compression processing unit 126. For the information that cannot be obtained in the above, the compression processing unit 126 is bypassed and directly passed to the subsequent stage of the compression processing unit 126. If the input data is uncompressed data, it is sent to the compression processing unit 126. send.
[0067]
The data determined to be uncompressed code data by the data form determination unit 136 is input to the compression processing unit 126, and the code data is optimally compressed by the compression circuit 138 such as Huffman, arithmetic code, or dibrempel. Compression processing is performed. The compression circuit 138 also performs a compression process on the output of the speech synthesis coding circuit 132.
[0068]
The speech synthesis coding circuit 132 may recognize character information other than speech and convert it to speech synthesis code.
[0069]
Also, image information of the camera, video output device 140, etc. is supplied to the compression processing unit 126 after amplification by the preamplifier 142 and A / D conversion by the A / D converter 144.
[0070]
In the compression processing unit 126, the image area determination and separation circuit 146 determines whether the input image information is a binary image such as a handwritten character or a graph or a multi-value image such as a natural image. This image area determination and separation circuit 146 uses, for example, a discriminant image area separation method using a neural network as shown in Japanese Patent Application No. 5-163635 by the applicant of the present application, and binary image data and Separate multi-valued image data. The binary image data is compressed by a binary compression processing circuit 148 such as a general MR / MH / MMR as a binary compression by JBIG or the like. For multi-value image data, a still image such as DPCM or JPEG is used. Are compressed by the multi-value compression processing circuit 150 using the above-described compression function.
[0071]
The data subjected to the compression processing as described above is appropriately synthesized by the data synthesis processing unit 152.
[0072]
Note that it is not always necessary to provide all of the information input and compression processing systems in parallel, and one or a plurality of systems may be appropriately combined depending on the purpose. Therefore, the data composition processing unit 152 is not necessarily required, and those having only one data system are omitted and are directly input to the error correction code adding unit 154 in the next stage. Can do.
[0073]
The error correction code adding unit 154 adds an error correction code and inputs it to the data memory unit 156. In the data memory unit 156, each data is stored, and then an interleaving process is performed. This is actually recorded as a dot code, and when it is played back, continuous data is used to reduce errors as much as possible, for example, block errors due to noise, etc. This is a process of distributing the rows to positions that are appropriately separated. In other words, the task of reducing the degree of danger by using a burst error as a bit error unit is performed.
[0074]
Further, the address data adding unit 158 adds a block address and an error determination code (CRC) for the address to the interleaved data, and the result is input to the modulation circuit 160. In the modulation circuit 160, for example, 8-10 modulation is performed.
[0075]
In the above embodiment, it goes without saying that a code for error correction may be added after interleaving.
[0076]
After that, the marker adding unit 162 generates and adds a marker using a data sequence that is not included in the 256 data sequences associated with the modulation circuit 160. By adding the marker after the modulation in this way, there is an effect of eliminating the fact that even the marker is modulated and it is difficult to recognize it as a marker.
[0077]
Data thus added with the marker is sent to the synthesis and editing processing unit 164 and recorded on recording paper other than the generated data, for example, synthesized with an image, a title, a character, or the like, or a layout or the like. The data is edited, converted into a printer output format or a data format compatible with printing plate making, and sent to the next printer system or printing plate making system 166. Then, with this printer system or printing plate making system 166, printing is finally performed on a sheet, a tape, a printed matter, and the like.
[0078]
Note that the editing process in the composition and editing processing unit 164 is performed by appropriately adjusting the code length in units of words, content delimiters, etc. to match the page information and dot code layout, the dot size of the code to the resolution of the printer, printer, etc. This includes editing work such as changing the breaks, that is, changing the line to the next line.
[0079]
The printed matter printed in this way is transmitted by FAX 168, for example. Of course, instead of printing the data generated by the compositing and editing processing unit 164, it may be directly transmitted by FAX.
[0080]
Here, the concept of the dot code 170 in the present embodiment will be described with reference to FIG. In the data format of the dot code 170 of the present embodiment, one block 172 includes a marker 174, a block address 176, address error detection / error correction data 178, and a data area 180 in which actual data is stored. Yes. That is, in the embodiment described with reference to FIG. 2A, one block is configured one-dimensionally in the line direction, but in this embodiment, it is expanded two-dimensionally. It is formed in the shape. The blocks 172 are arranged two-dimensionally in the vertical, horizontal, and two-dimensional directions, and are gathered to form a dot code 170.
[0081]
Next, the configuration of the multimedia information reproducing apparatus will be described with reference to the block diagram of FIG. This information reproducing apparatus detects a dot code from a sheet 182 as a recording medium on which the dot code 170 is printed, and scans that recognize image data supplied from the detection unit 184 as a dot code and perform normalization. Conversion unit 186, binarization processing unit 188 for converting multi-level data into binary, demodulation unit 190, adjustment unit 192 for adjusting a data string, data error correction unit 194 for correcting read errors and data errors during reproduction, data Is composed of a data separation unit 196 that separates the data according to the respective attributes, a decompression processing unit, a display unit or a reproduction unit for data compression processing according to the respective attributes, or other input devices.
[0082]
In the detection unit 184, the light source 198 illuminates the dot code 170 on the sheet 182, and the reflected light passes through the imaging optical system 200 such as a lens and the spatial filter 202 for removing moire and the like. For example, an image signal such as a CCD or CMD that converts light information into an electrical signal is detected as an image signal, amplified by a preamplifier 206, and output. The light source 198, the imaging optical system 200, the spatial filter 202, the imaging unit 204, and the preamplifier 206 are configured in an external light shielding unit 208 for preventing disturbance to external light. The image signal amplified by the preamplifier 206 is converted into digital information by the A / D conversion unit 210 and supplied to the scanning conversion unit 186 at the next stage.
[0083]
The imaging unit 204 is controlled by the imaging unit control unit 212. For example, when an interline transfer type CCD is used as the imaging unit 204, the imaging unit control unit 212 resets the V blank signal for vertical synchronization and the information charge as a control signal of the imaging unit 204. Image sensor reset pulse signal, charge transfer gate pulse signal for sending charges stored in two-dimensionally arranged charge transfer storage units to multiple vertical shift registers, horizontal shift for transferring charges in the horizontal direction and outputting them to the outside A horizontal charge transfer CLK signal which is a transfer clock signal of the register, a vertical charge transfer pulse signal for transferring the plurality of vertical shift register charges in the vertical direction and sending them to the horizontal shift register, and the like are output. The timing of these signals is shown in FIG.
[0084]
Then, the imaging unit control unit 212 provides the light source with a light emitting cell control pulse for timing the light emission of the light source 198 in accordance with this timing.
[0085]
Basically, the timing chart of FIG. 16 is a conceptual diagram for one field. The image data is read between the V blank and V blank of this one field. The light source 198 does not illuminate continuously but illuminates in pulses, and performs subsequent pulse illumination while synchronizing in units of fields. In this case, the timing is controlled so that the exposure is performed during the V blanking period, that is, while the image charge is not being output, so that the clock noise during the pulse lighting does not enter the signal output. In other words, the light emitting cell control pulse is a very thin digital clock pulse that is generated instantaneously and gives a large amount of power to the light source, so that noise caused by it does not enter the analog image signal. As a measure for this, the light source is pulsed during the V blanking period. By doing so, the S / N can be improved. Further, turning on the pulse means shortening the light emission time, and thus has a great effect of eliminating the influence of blurring due to shaking and movement of manual operation. This makes it possible to scan at high speed.
[0086]
In addition, in the case where a disturbance such as external light enters due to some reason even though the reproducing apparatus is tilted and the external light shading unit 208 is present, the V block is used to minimize the S / N degradation. Immediately before the light source 198 emits light during the ranking period, an image sensor reset pulse is output to reset the image signal, light is emitted immediately thereafter, and reading is performed immediately thereafter.
[0087]
Here, returning to FIG. 15, the scan conversion unit 186 will be described. The scan conversion unit 186 is a part that recognizes the image data supplied from the detection unit 184 as a dot code and performs normalization. As the technique, first, the image data from the detection unit 184 is stored in the image memory 214, read once therefrom, and sent to the marker detection unit 216. The marker detection unit 216 detects a marker for each block. Then, the data arrangement direction detection unit 218 detects the rotation or inclination and the data arrangement direction using the marker. The address control unit 220 reads out image data from the image memory 214 based on the result and supplies it to the interpolation circuit 222 so as to correct it. At this time, the lens aberration information is read out from the memory 224 for correcting the distortion of the lens aberration in the imaging optical system 200 of the detection unit 184, and the lens is also corrected. Then, the interpolation circuit 222 performs an interpolation process on the image data and converts it into a form of an original dot code pattern.
[0088]
The output of the interpolation circuit 222 is given to the binarization processing unit 188. Basically, as can be seen from FIG. 14, the dot code 170 is a white and black pattern, that is, binary information, and is binarized by the binarization processing unit 188. At that time, the threshold determination circuit 226 performs adaptive binarization while determining the threshold in consideration of the influence of disturbance, the influence of signal amplitude, and the like.
[0089]
Since the modulation as described with reference to FIG. 13 is performed at the time of recording, the demodulator 190 first demodulates it, and then the data is input to the data string adjuster 192.
[0090]
In this data string adjustment unit 192, the block address detection unit 228 first detects the block address of the above-described two-dimensional block, and then performs block address error detection and correction unit 230 to perform block address error detection and correction. The address control unit 232 stores the data in the data memory unit 234 in units of blocks. By storing the data in units of block addresses in this way, data can be stored without waste even if it is lost or entered from the middle.
[0091]
Thereafter, an error correction is performed on the data read from the data memory unit 234 by the data error correction unit 194. The output of the error correction unit 194 is branched into two, and one is sent to a personal computer, word processor, electronic notebook, etc. as digital data via the I / F 236. The other is supplied to the data separation unit 196, where it is divided into images, handwritten characters and graphs, characters and line drawings, and sounds (two types of sound as it is and synthesized speech).
[0092]
The image corresponds to a natural image and is a multivalued image. The decompression processing unit 238 performs decompression processing corresponding to the compressed JPEG, and the data interpolation circuit 240 interpolates data that cannot be error-corrected.
[0093]
Also, for binary image information such as handwritten characters and graphs, decompression processing unit 242 performs decompression processing on MR / MH / MMR, etc., performed by compression, and data interpolation circuit 244 cannot perform error correction. Interpolation is performed.
[0094]
Characters and line drawings are converted into other patterns for display via a PDL (page description language) processing unit 246. In this case, line drawings and characters that have been subjected to compression processing for codes after being coded are decompressed (Huffman, diblempel, etc.) by the corresponding decompression processing unit 248, The data is supplied to the PDL processing unit 246.
[0095]
The outputs of the data interpolation circuits 240 and 244 and the PDL processing unit 246 are combined or selected by the combining or switching circuit 250 and converted into analog signals by the D / A conversion unit 252, and then the CRT (TV monitor) or FMD It is displayed on a display device 254 such as (face mounted display). Note that the FMD is a spectacle-type monitor (handy monitor) for wearing on the face, and is effective when, for example, a virtual reality or the like is used, or when viewing a large screen in a small place.
[0096]
For the audio information, the decompression processing unit 256 decompresses the ADPCM, and the data interpolation circuit 258 interpolates data that cannot be error-corrected. Alternatively, in the case of speech synthesis, the speech synthesizer 260 obtains the speech synthesis code and actually synthesizes the speech from the code and outputs it. In this case, when the code itself is compressed, the speech synthesis is performed after the decompression processing unit 262 performs decompression processing such as Huffman or Dibrempel, as in the case of the character and line drawing.
[0097]
Further, as shown in FIG. 17, the character information may be output as speech information by the speech synthesis unit 260 after the text recognition unit 271 recognizes the text.
[0098]
The decompression processing unit 262 can also be used as the same 248. In this case, the data is appropriately switched by the switches SW1, SW2, and SW3 according to the attribute of the data to be decompressed, and the PDL processing unit 246 or the voice synthesizer 260.
[0099]
The outputs of the data interpolation circuit 258 and the voice synthesis unit 260 are synthesized or selected by a synthesis or switching circuit 264, converted into an analog signal by a D / A conversion unit 266, and then a speaker, headphones, or other voice output device equivalent thereto. It is output to 268.
[0100]
In addition, characters, line drawings, and the like are directly output from the data separation unit 196 to a page printer, plotter, etc. 270, characters are printed on paper as word processor characters, or line drawings, etc. are output to a plotter as drawings, etc. You can also.
[0101]
Of course, the image can be printed not only by CRT and FMD but also by a video printer or the like, and the image can be taken.
[0102]
Next, the data string adjustment unit 192 will be described. Here, in order to apply to the above-described audio information reproducing apparatus (see FIG. 3), the dot code includes a block address 272A indicated by reference numeral 272 and its error correction data 272B as shown in FIG. Are arranged in a two-dimensional manner, and line-shaped markers 274 as shown in FIG. 5B are arranged in the vertical direction, and the reference number 276 is assigned to each line of each block. In the following description, it is assumed that a line address 276A and error detection data 276B are arranged.
[0103]
In the present embodiment, as shown in FIG. 18C, the pitch is doubled for each line and the marker center is detected as compared with the scanning method described with reference to FIG. The center line of the marker is equally divided by twice the number of dots. That is, as shown in FIG. 4D, first, in the first scanning, the dots 278 are finely captured in the vertical, horizontal 1/2, or 1/4. In this case, the pitch is taken at the same interval as that of the dots 278. Therefore, data is taken every other dot. Thus, data up to the CRC error detection data 276B, for example, if one block is 64 dots, 64 dots are captured every other dot.
[0104]
First, it is checked whether the line address is actually read by using the rear line address 276A and the CRC error detection data 276B for the line address. If this line address can be read, it is determined that the previous data dot itself has also been read correctly. If it is determined that it is wrong, the second scanning is performed by shifting one dot, for example, to the right (black circle in (D) of the figure). This is taken in for all 64 dots, and it is checked in the same manner whether the line address can actually be read. If it is wrong, it is shifted from the first dot by 1 dot to the third scan. If it is still wrong, it is shifted to the right by 1 dot and the fourth scan is performed.
[0105]
As described above, if scanning of one line is repeated four times, it is considered that the data can be read correctly at least once. Therefore, when it is determined that the data is correctly read, the data is written into the data memory unit 234.
[0106]
In this case, when the line address of the fetched line is recognized as, for example, “0” (start address), that is, the first address is recognized, it is determined that the previous data is the block address 272A and the error correction data 272B. The error correction data 272B can be error correction of block address Reed-Solomon in addition to error correction according to the purpose, for example, CRC of block address error detection. When the first address line 0 is recognized, the block address 272A is first read, and it is determined from this address data that the block is the numbered block. On the other hand, since the actual data is entered from the next line, they are read and written in the block of the data memory unit 234 corresponding to the block.
[0107]
In the above description, when there is no error when scanning one line, it is assumed that the next line scan is skipped. However, the scanning may be repeated four times per line. good. At that time, it is determined that there is no error a plurality of times. However, since the same data is simply written to the data memory unit 234 at the same address, there is no problem. When trying to simplify the process, the scan is repeated four times. In addition, when priority is given to speed, the former scanning method is adopted.
[0108]
The actual configuration of the block address detection unit 228 and the block address error detection / correction unit 230 for realizing the operation of the data string adjustment unit 192 will be described with reference to FIG.
[0109]
The demodulating unit 190 converts 10-bit binarized interpolation data into 8 bits by using a look-up table (LUT) 190B when 10 bits are input on the shift register 190A.
[0110]
In the data string adjustment unit 192, the demodulated data is temporarily stored in the buffer memory (all 64 dots are entered) 282 under the control of the write address control unit 280. Then, only the line address information and address CRC information are read out by the data read address control unit 284, and error detection is performed by the line address error detection circuit 286. When the determination signal indicating the error detection result is true, that is, when there is no error, the data read address control unit 284 reads information before the line address information from the buffer memory 282, that is, actual data information.
[0111]
On the other hand, the start address detection circuit 288 confirms whether or not the line address on which the error is detected by the line address error detection circuit 286 is the start address. When the start address is detected, the start address detection circuit 288 informs the block address detection circuit 290 that the line has a block address as information, and in response to this, the block address detection circuit 290 receives the buffer memory. A block address is detected from the data read from 282, and an error detection circuit 292 detects and corrects the error. Then, the result is latched in the address control unit 232 of the data memory unit 234 as a block address.
[0112]
Note that only error detection is added to the line address in order to obtain an accurate read position. However, since the block address is used as address information, an error correction code is added.
[0113]
Since the next line thereafter becomes a data line sequentially, it is written as data in the data memory unit 234. At that time, depending on the processing, a line address is also output if necessary. Alternatively, if there is a counter inside, the line address can be automatically counted up internally.
[0114]
When the next start address “0” is detected, the next block is recognized and the same process is repeated for all the blocks.
[0115]
On the other hand, the determination signal output from the line address error detection circuit 286 is also supplied to the address control unit 220 of the image memory 214. This signal is necessary when the data is true and the next line is skipped in order to shorten the time in the four scans per line.
[0116]
In the above example, the line address error detection circuit 286 performs address detection on the interpolation data using the same address information for four times until it becomes true. When the data becomes true, the address is temporarily skipped to the data line of the next dot of the new next line, the interpolation data is created, and four of the data are read out. Therefore, for such control, a determination signal is passed to the address control unit 220 of the image memory 214, whereby the same address is generated four times to be interpolated, read while changing the order of interpolation, or A process is performed in which the address is rewritten to the next line, the data on that line is output, and the data is output four times while interpolating.
[0117]
Although not specifically shown, the address control unit 232 of the data memory unit 234 performs mapping to the data memory unit 234. When further reading is performed, the address control unit 232 also controls de-interleaving. Again, for example, when an address for each dot is generated using a look-up table, etc., the data obtained by combining the block, line, and dot address is actually output in the look-up table using a ROM or the like. The conversion is performed so that the memory data string comes. That is de-interleaving (de-shuffling), and data is read out in the form of the original data string only after the processing is performed. Of course, this de-interleaving may be performed at the time of reading from the data memory section 234, or at the time of writing, such conversion is performed once and data is written (mapped) in such an order. Also good.
[0118]
In this example, the marker 274 is in a line shape, but it may be a circle as shown in FIG. 14 or a square marker. Once the marker is detected, the block is read on the line, so that the marker does not necessarily have to be a line. For example, as shown in FIGS. 20A to 20C, markers 294, 296, and 298 such as circles, squares, and rectangles can be considered.
[0119]
Note that if the printed code is almost precise with no partial blurring or misalignment, it can be said that (rough center = accurate center). Processing can be performed only by center detection processing. However, in this case, in order to detect the arrangement direction, dots 294A, 296A, and 298A for arrangement direction detection are provided in the marker portion.
[0120]
FIG. 20D shows another aspect of the multimedia information reproducing apparatus. This is because the A / D conversion unit 210 of the detection unit 184 is moved to the scan conversion unit 186, and the function of the block address detection unit 228 and the block address error detection / correction unit 230 of the data string adjustment unit 192 is changed to the scan conversion unit 186. The data error correction unit 194 and the subsequent parts are the same as those shown in FIG.
[0121]
That is, in FIG. 20D, the most different point from the configuration shown in FIG. 15 is the scan conversion unit 186 and the data string adjustment unit 192. In this embodiment, the function of the data string adjustment unit 192 is performed simultaneously from the marker detection unit 216 to the address control unit 220 in the scan conversion unit 186. That is, the marker detection unit 216 detects the marker, and the data arrangement direction detection unit 218 detects the data arrangement direction, that is, the inclination, rotation, and direction. Then, the block address detection, error determination, and accurate center detection unit 300 detects the block address, performs the error determination, and detects the correct center, that is, the true center depending on whether it is incorrect or not. In this case, since the block address is detected in detecting the true center, the marker and block address are interpolated by the interpolation unit 302 for the next marker and block address, and then the block address information is stored as data. The data is also given to the address control unit 232 of the memory unit 234.
[0122]
Similarly to the configuration of FIG. 15, the address control unit 220 performs address control based on block address interpolation processing data, and controls address, writing, and output to the image memory 214.
[0123]
Other than that, it is not functionally different from the embodiment of FIG.
[0124]
In FIG. 15 and FIG. 20D, the A / D conversion unit 210 converts the data into, for example, 8-bit multi-value digital data in the detection unit 184, and the subsequent processing is performed. Instead of the D conversion unit 210, a binarization processing unit (comparator) 188 and a threshold value determination circuit 226 may be arranged at the A / D conversion unit 210, and all subsequent processing may be performed with binary data.
[0125]
In this case, the interpolation circuit 222 uses so-called interpolation processing of 4-point or 16-point interpolation using pixel data around the interpolation address coordinates obtained from the address control unit 220 as shown in FIG. Instead, pixel data closest to (neighboring) the interpolation address coordinates can be used as the data.
[0126]
By performing binarization and processing instead of A / D conversion, for example, the number of signal lines and the amount of data are reduced to 1/8 compared to the case of 8 bits. Accordingly, the memory capacity of the image memory 214 and the data memory unit 234 is also reduced to 1/8, and the processing of each unit is simplified. For example, the circuit scale is greatly reduced, the processing amount is greatly reduced, and the processing time is greatly reduced. This contributes to downsizing, low cost, and speedup of the device.
[0127]
In the case of FIGS. 15 and 20D, the address output of the address control unit 220 is, for example, four pixel addresses around the interpolation address coordinates when the image data is output to the interpolation circuit 222. For 222, distance information for calculating a weighting coefficient for each pixel address is obtained by a signal line (not shown). Alternatively, each pixel address and interpolation address coordinate data may be sent, and a distance from each pixel address may be obtained by the interpolation circuit 222 to obtain a weighting coefficient.
[0128]
Further, as described above, at the time of processing with binary data, the address control unit 220 outputs a pixel address in the vicinity of the interpolation address coordinates. Therefore, in this case, the data output from the image memory 214 is directly input to the demodulator 190.
[0129]
A specific example of the dot code shown in the conceptual diagram of FIG. 14 will be described with reference to FIGS.
[0130]
As shown in the conceptual diagram of FIG. 14, the blocks 304 are two-dimensionally arranged, and each has a block address 306 added thereto. The block address 306 has addresses corresponding to the X address and the Y address. For example, the upper left block in FIG. 21A is (X address, Y address) = (1, 1). On the other hand, the block address of the block on the right is (2, 1), and in the same manner, the X address is incremented as it goes to the right, and the Y address is incremented as it goes down. Thus, the block address 306 is added to all the blocks 304.
[0131]
Here, the lowermost marker and the rightmost marker are dummy markers 308. That is, the block 304 for a certain marker 310 is the data on the lower right side surrounded by the four markers 310 including the marker 310, and the lowest and rightmost markers are the second row from the bottom and the second row from the right. An auxiliary marker, or dummy marker 308, arranged to define a block for the marker.
[0132]
Next, the contents of the block 304 will be described. As shown in FIG. 21B, a block address 306 and an error detection code 312 of the block address are added between the marker 310 of the block 304 and the marker below. Similarly, the block address 306 and its error detection code 312 are added between the marker 310 and the right marker. In the conceptual diagram of FIG. 14, the marker is shown at the upper left of the block and the block address is arranged at the lower right. The shape is arranged at the corner. In addition, although the block address 306 has shown the example recorded in two places in one block, this may be one place. However, by recording in two locations, even if noise occurs on one block address and an error occurs, it can be detected reliably by detecting the other address, so record in two locations. Is preferred.
[0133]
The position of the block data with respect to a certain marker, the position of the block address, the position of the dummy marker on the code determined by the position, etc. are not limited to the previous examples.
[0134]
Next, a pattern example of the marker 310 will be described. As shown in FIG. 20C, in the present embodiment, a circular black pattern 310 </ b> A having a diameter of 7 dots is employed as the marker 310. Then, the portion 310B around the black circle 310A is set to white so that the black portion of the marker can be easily identified. Reference numeral 310C in FIG. 21C is an auxiliary line for explanation.
[0135]
The range of the white portion 310B is desired to be as small as possible in order to increase the recording density, but in order to perform the marker detection process easily and at high speed, there is a demand to increase the range. Therefore, a range 310C for sufficiently discriminating the black pattern 310A when the rotation is 45 ° is set to fall within the portion 310B.
[0136]
Note that the image magnification of the imaging optical system 200 in FIGS. 15 and 20D will be described below with respect to the size of the data dots 316 in the data area 314 as shown in FIG. It is assumed that an image is formed on 1.5 pixels under the conditions. Here, the pixel means one pixel of the image sensor of the imaging unit 204. That is, one dot recorded on the sheet 182, for example, a dot of 30 to 40 μm, is imaged through an imaging system lens on 1.5 pixels of an image sensor that is usually 7 μm or 10 μm in size. Shall. In the sampling theorem, the pixel pitch may be equal to or less than the dot pitch, but here it is set to 1.5 pixels for safety reasons. Note that, in the case of binarization instead of the above-described A / D conversion, two pixels are used for further safety.
[0137]
Employing the two-dimensional block division method as described above has the following advantages. That is,
If the dot pitch for each dot is less than or equal to the resolution of the image sensor, the code (set of unit data blocks) can be read even if the data dot size is different;
Reading is possible even if the imaging unit 204 is inclined with respect to the code;
It can be reproduced even if the sheet is locally stretched or contracted, and can be read even if it is rotated;
The unit block can be freely expanded in two dimensions according to the total amount of data, and as a result, the code size can be changed freely;
Since each block address is added, playback is possible even if you start reading from the middle of the code;
If it is a block unit, the shape of the code can be freely laid out according to other information on the paper, for example, characters, pictures, graphs, etc. In FIG. 21A, a rectangular dot code is shown. Can be key-shaped or even slightly modified;
Predetermined start codes and stop codes as in a bar code are unnecessary, and a clock code is also unnecessary.
[0138]
Also, taking advantage of these features, playback is possible even with camera shake. Therefore, it is very easy to handle the handy playback device.
[0139]
That is, although details will be described later, the playback device detects normal four markers and divides the markers equally by the number of dots, so it is resistant to enlargement, reduction, deformation, etc. Also, there is an advantage that it is strong against camera shake.
[0140]
As for the dots 316 in the data area 314, for example, one dot has a size of several tens of μm. This is possible up to several μm level depending on the application and use, but generally it is 40 μm, 20 μm, or 80 μm. The data area 314 has a size of 64 × 64 dots, for example. These can be freely enlarged or reduced to the extent that the error due to the equal division can be absorbed. Further, the marker 310 has not only a function as a synchronization signal but also a function as a position index. The marker 310 has a size that is not included in the modulated data. In the case of the present embodiment, the marker 310 has a round shape, for example, 7 dots or more with respect to the dots in the data area 314, or a circular shape having a diameter of about 7 × 7 dots. The black marker 310A is used.
[0141]
Here, the tilt and rotation during reproduction will be described.
[0142]
The inclination of the image pickup unit 204 is that the playback device originally has to be vertically opposed to the sheet 182 on which the dot code is printed. However, when the user holds the playback device obliquely, the sheet 182 is inclined. Refers to the state that has become slanted. The rotation refers to a state in which the imaging area (see FIG. 4A) is not parallel to the dot code written on the sheet 182.
[0143]
When the inclination occurs, an image obtained by the imaging unit 204 is reduced as compared with an image in the case of being opposed vertically. For example, when an inclination of 30 degrees occurs, an apparent projected image is reduced to 86.5%. That is, for example, if the block 304 is a square and tilted in the horizontal direction with respect to the vertical direction by 30 degrees, the horizontal portion becomes 0.865 times even if the vertical direction is 1: 1. It becomes a rectangle. If there is such an inclination, each part operates with the equally-spaced clock if it has the original internal synchronization clock, and the resulting data may not match the original data. .
[0144]
Also, if you think about rotation as a horizontal or vertical image, the real data will go up diagonally or go down diagonally, so you won't get real information. . Furthermore, when a combined state of tilt and rotation occurs, the imaging result of the square block becomes rhombus, and the condition that the horizontal and vertical data arrays are orthogonal is not satisfied.
[0145]
Hereinafter, the marker detection unit 216 for solving these problems will be described. As shown in FIG. 22, the marker detection unit 216 detects a marker determination unit 318 that determines by extracting a marker from a code, a marker area detection unit 320 that detects an area where the marker exists, and an approximate center thereof. The approximate center detection unit 322 includes:
[0146]
The marker determination unit 318 searches for continuous black pixels of 7 or more and 13 or less, and recognizes the case where the continuous black pixels continue for 7 rows as a circular black marker 310A. As shown in FIG. 2 is binarized, and black and white are identified for each pixel (step S32). Then, black pixels continuous in the X-axis direction are detected on the image memory 214 (step S34). That is, continuous black pixels having a continuous black of 7 pixels or more and 13 pixels or less are detected. Next, it is checked whether the point shifted by one pixel in the Y-axis direction from the middle pixel of the first continuous black pixel and the last pixel is black (step S36). If it continues seven times in the Y-axis direction (step S38), it is determined as a circular black marker 310A (step S40). If it is not detected in step S34 or if it is not a black pixel in step S36, it is not determined as a marker (step S42).
[0147]
That is, it is assumed that the marker is checked on the image memory, and for example, there is a line in which seven black pixels are continued. Then, it is checked whether the point shifted by one pixel with respect to the Y-axis direction from the middle of the first black pixel and the last black pixel is black, and if it is black, the left and right Check if the pixels are continuous 7 pixels to 13 pixels are black, and look in the same way while shifting one pixel at a time in the Y-axis direction, and finally if it lasts 7 times in the Y-axis direction Then, it is determined as a circular black marker 310A.
[0148]
The minimum value 7 when checking the continuous black in the X-axis and Y-axis directions is for distinguishing and distinguishing the black portion of the marker 310 (circular black marker 310A) from the modulated data. Therefore, the lower limit value is set so that the data area 314 portion and the circular black marker 310A can be distinguished from each other even when the paper shrinks or shrinks due to inclination. The maximum value 13 is an upper limit value set in consideration of paper elongation, ink bleeding, and the like. This prevents noise such as dust or scratches larger than the marker from being erroneously detected as a marker.
[0149]
In addition, since the marker pattern 30A has a circular shape, there is no need to consider rotation. Therefore, the difference between the lower limit value and the upper limit value can be minimized, and erroneous detection of the marker can be reduced.
[0150]
In the marker area detection unit 320, the range of the circular black marker 310A determined by the marker determination unit 318 is slightly expanded or contracted or deformed due to a change in inclination or image magnification of the image. It is for detecting whether it is in.
[0151]
As shown in FIG. 24, the marker area detection unit 320 first detects the temporary center pixel of the circular black marker 310A determined by the marker determination unit 318 (step S52). That is, one pixel near the center of the range determined by the marker determination unit 318 is set as a temporary center pixel.
[0152]
Then, check that the pixel is black in the upward direction (minus direction on the Y-axis) from the provisional center pixel, check several pixels on the left and right when it becomes white, and check the upward direction in the same way as above if it is black, A check is made up to the Y address where black does not exist, and the Y address is set in the Ymin register (see FIG. 25A) (step S54). Similarly, check that the pixel is black in the downward direction (plus direction on the Y axis) from the temporary center pixel, check several pixels on the left and right when it is white, and check the downward direction in the same manner as above if it is black, A check is made up to the Y address where black does not exist, and the Y address is set in the Ymax register (step S56).
[0153]
Next, from the temporary center pixel, check that it is black in the left direction (minus direction on the X axis) this time. If it becomes white, check that several pixels above and below are black. The direction is checked in the same manner as described above, and the X address where no black exists is checked, and the X address is set in the Xmin register (step S58). Similarly, check that the pixel is black in the right direction (plus direction on the X axis) from the temporary center pixel, check the upper and lower pixels when it is white, and if it is black, check the right direction as above, Check is made up to an X address where no black exists, and the X address is set in the Xmax register (step S60).
[0154]
Based on the Xmin, Xmax, Ymin, and Ymax register values thus obtained, the marker area 324 is selected as shown in the table of FIG. 25B (step S62). That is, the area indicated by hatching in FIG. 6A with the end removed, not the square area including the circular black marker 310A, is the marker area 324. The marker area 324 may be a square. Actually, however, there is data around the white portion 310B of the marker 310, and the data includes information on the black data portion inside the white portion 310B due to the influence of the spatial filter or the like. It is conceivable that the marker area 324 for calculating the approximate center is entered. In order to avoid it as much as possible, it is desirable to make the marker area 324 as small as possible, and in this case, it is only necessary to set a round area larger than the circular black marker 310A in the same shape as the circular black marker 310A. In the present embodiment, the circular black marker 310A is a small circle composed of 7 dots in diameter, and thus becomes a marker area 324 as shown in FIG.
[0155]
The approximate center detection unit 322 is for finding the approximate center of the marker black circle in the marker area detected by the marker area detection unit 320 in this way. In general, in printing or the like, there is a phenomenon that dots expand beyond the target size (this is called dot gain) or become smaller (this is called dot reduction) due to the swelling of ink. In addition, it is assumed that the ink spreads around the periphery or the ink is stained on one side. In order to cope with such dot gain, dot reduction, or ink stain, the approximate center detection unit 322 obtains a center in the image of the circular black marker 310A, a so-called center of gravity, and performs processing based on the center. I do. Here, it is a process for obtaining the center with an accuracy smaller than one pixel pitch.
[0156]
First, the marker area 324 on the image is divided into the X-axis direction and the Y-axis direction of the image memory 214, and the center line on the X-axis and the center line on the Y-axis are searched for. Find the final or approximate center. (C) and (D) in FIG. 25 are diagrams showing values obtained by accumulating each pixel, each pixel in the vertical direction, and in the horizontal direction in FIG. The center of gravity is the half of the total accumulated value, that is, the part where the accumulated values of the top, bottom, left and right are equal.
[0157]
First, in the case of (C) in the figure, for example, the result Sxl of each cumulative addition of the hatched parts in the figure still does not satisfy 1/2 of the total area S. However, if the next Sxc portion is added to it and exceeds an area of 1/2, it can be determined that the center line X including the approximate center is included in the column Sxc. That is, the approximate center X address accumulates the accumulated value of each column (Xk) from the left side (Xmin direction), and exceeds 1/2 of the total accumulated value when the X ′ + 1 column is accumulated. Sometimes there is an approximate center between the X ′ and X ′ + 1 columns. When the column of X ′ + 1 is divided to the left and right so that it is added to the cumulative value up to X ′ and becomes half of the total area S, the approximate center is included on the dividing line.
[0158]
Therefore, the ratio of the portion excluding the portion accumulated from the 1/2 area to the X column, that is, (1/2) S-Sxl, and the accumulated value Sxc of the middle column is Δx (rough center = X ′ + Δx )
[0159]
This will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0160]
First, normalization is performed (step S72). That is, the white data portion is set to 0, the black data is set to 1 and the data on the image memory 214 is set to multi-value data so that adding the periphery to each data in the marker area 324 does not affect the accumulation. It normalizes as data with the gradation. This is for the purpose of accurately detecting the center of gravity accurately by recognizing the state since the periphery is blurred by a spatial filter or the like. Next, the accumulated value Sk of each column Xk (k = min, min + 1,..., Max) is obtained (step S74), and the center-of-gravity calculation subroutine is called (step S76).
[0161]
In the center-of-gravity calculation subroutine, as shown in (B) of the figure, the entire area S is obtained, half of which is set to Sh and S1 is set to 0 (step S92), i = min, that is, the leftmost It is set from the column (step S94), and is obtained by calculating S1 ′ = S1 + Si (step S96). Since S1 = 0 initially, this is Si itself, and S1 ′ = Smin. Next, the Sl ′ is compared with Sh, that is, half the size of the entire area (step S98). When Sl ′ does not exceed Sh, i is incremented (step S100), and Sl ′ is set to S1. (Step S102), the next column is accumulated by repeating from Step S96. Then, when the cumulative result exceeds half of the total area, Δx is obtained by subtracting S1 from S / 2 and dividing by Si (step S104), i, that is, X ′ plus Δx is C (Step S106), the process returns to the upper routine.
[0162]
In the upper routine, the value of C is set as the approximate X coordinate (step S78).
[0163]
Thereafter, the same processing is performed in each row direction in steps S80 to S84, the Y coordinate is obtained, and X and Y are set as the approximate centers of the markers (step S86).
[0164]
A configuration for realizing such processing is as shown in FIG.
[0165]
The normalization circuit 326 normalizes white data as 0 and black data as 1. The output of the normalization circuit 326 is accumulated so that the total area S is calculated by the accumulation unit 328, is halved by the ½ multiplication unit 330, and is latched by the latch circuit 332.
[0166]
On the other hand, the output of the normalization circuit 326 is delayed by the delay circuits 334 and 336 with respect to the block in the X-axis direction, the columns are accumulated in the order from the left by the accumulating unit 338, and Accumulation at is done. At the time of outputting the result, the portion of the center column Sxc is output.
[0167]
The comparator 342 compares the ½ area latched by the latch circuit 332 with the accumulated value of each column accumulated by the accumulating unit 338. The latch 344 stores the determination timing and the accumulation of columns up to that time. When the comparator 342 determines that the area exceeds 1/2, the X address calculation unit 346 accumulates the 1/2 area latched by the latch circuit 332, the Sxl latched by the latch 344, and the accumulation. From the accumulated value Sxc from the unit 340 and the address corresponding to X ′ supplied from the address control unit 220 via the delay circuit 348, the final X address of the approximate center of the marker is calculated.
[0168]
Similarly, the Y address of the marker approximate center is calculated using the delay circuits 350 and 352, the accumulating units 354 and 356, the comparator 358, the latch 360, and the Y address calculating unit 362. In this case, the delay circuits 350 and 352 are constituted by line memories.
[0169]
The delay circuits 334, 336, 350, and 352 here adjust the output timings of S / 2, Sxl, Sxc, Syl, and Syc to the necessary timings of the X address calculation unit 346 and the Y address calculation unit 362, respectively. Circuit.
[0170]
Next, the data arrangement direction detection unit 218 will be described. For convenience of explanation, the detailed arrangement of each dot code block 304 will be described first. The dot code block 304 is arranged as shown in FIG. 21B. More specifically, the dot code block 304 is shown in FIG. That is, the block address 306 is divided into an upper address code 306A and a lower address code 306B, and the error detection code 312 is also divided into an upper address CRC code 312A and a lower address CRC code 312B. A lower address code 306B is disposed beside the marker 310, and an upper address code 306A is disposed beside the lower address code 306B. Next, the CRC code 312A for the upper address having the same size as the upper address code 306A is added, and then the CRC code 312B for the lower address having the same size as the lower address code 306B is added.
[0171]
Below the marker 310, the block address and the error detection data are arranged in the above order toward the lower marker.
[0172]
Here, the upper address code 306A and the upper address CRC code 312A are collectively referred to as step 1 code, and the lower address code 306B and the lower address CRC code 312B are collectively referred to as step 2 code.
[0173]
When the lower address code 306B is disassembled, on the right side of the marker 310, the data of each dot for indicating the lower address data is inverted with respect to the data (both left and right in the case of the lower side of the marker 310). The code to be written is described. Further, a data margin part 364 is provided for distinguishing from the upper and lower data areas 314. The data margin 364 may be omitted. Further, the inversion code is added not only to the lower address but also to the upper address code. Here, in order to make the data easy to understand, the dots are shown as circles, but the white circles actually indicate that there are no dots to be printed. In other words, it is not printing a white circle. Hereinafter, the white circles shown in the drawings indicate the same thing.
[0174]
Here, the upper address and the lower address are, for example, when all addresses are composed of 12 bits, the first 4 bits are assigned to the upper address and the next 8 bits are assigned to the lower address. It is a thing. The data length can be appropriately changed according to the apparatus. Basically, for all block addresses, it is divided into what number from the beginning to the upper address and from there to the last address.
[0175]
By providing the address code horizontally and vertically as described above, there is an advantage that even if the address cannot be detected with the address code in one direction, it can be detected with the other address code.
[0176]
Another dot code arrangement will be described with reference to FIG. In FIG. 28, the vertical address code in FIG. 28A is omitted. Since the address code is only in one direction, the data area can be increased and the processing speed can be increased. If the address code is in one direction and the address code cannot be detected, the address of the block is unknown, but can be captured by address interpolation processing as described later.
[0177]
In FIG. 29A, the block address code is provided only between the horizontal markers. However, a dot code having a block address code only in the vertical direction may be used.
[0178]
Alternatively, as shown in FIG. 28B, the upper address code 306A may be added between the lower address codes 306B, and the upper address CRC code 312A may be added between the lower address CRC codes 312B. .
[0179]
The processing will be described below based on the dot code shown in FIG. Supplementary explanation is added only in the case of processing unique to the dot code of FIG.
[0180]
30 and 31 are a block diagram of the data array direction detection unit 218 in FIG. 20D and a flowchart showing its operation.
[0181]
The data array direction detection unit 218 obtains the data of the approximate center of the marker from the approximate center detection unit 322 of the marker detection unit 216, and the adjacent marker selection unit 366 selects the adjacent marker. That is, the center address of each marker has already been mapped on one screen by the processing of the approximate center detection unit 322, and a representative marker to be processed, that is, a marker of interest, is set for this (step S112). An adjacent marker is selected to detect which marker is closest to the representative marker (step S114).
[0182]
In the adjacent marker selection process, as shown in FIG. 32A, the distance d between the representative marker and the adjacent marker is calculated, and the adjacent marker within the range of d ≦ dmax is designated (step S142). In this case, however, dmax is the length of the long side of the data block + α (α is determined by the expansion / contraction of the paper). Then, the approximate center addresses are sent to the step 1 sample address generation circuit 368 in the order of the shortest distance d from the designated adjacent markers (step S144). For example, in FIG. 32B, the approximate center address at the distance D2 is the closest from the representative marker, then the distances D1 and D4, and the approximate center addresses of D3 and D5 are in this order. First, the approximate center address at the closest distance D2 is sent. If the distances d are the same, the marker is searched in the clockwise direction from the distance calculation start address, and the direction is detected in the order of appearance (step S146). That is, the approximate center addresses at the distances D1, D4, D3, and D5 are sequentially sent to the step 1 sample address generation circuit 368 to perform direction detection described later.
[0183]
That is, the step 1 sample address generation circuit 368 generates a step 1 sample address centering on the approximate center of the representative marker and the selected adjacent marker (step S116), and generates a scanning line connecting the step 1 sample addresses (step S116). In step S118, a read address is generated so that the data in the image memory 214 is sampled at a point equally divided on the scanning line (step S120). The address control unit 220 gives the address of the sample point to the image memory 214 as a read address, and reads the data.
[0184]
In the above description, the sample point data is approximated and output (from the image memory). However, as shown in FIG. 5A, it is determined that the sample point is between the image memory data. Sometimes, it may be obtained by interpolation from data of surrounding four pixels.
[0185]
As a result, the read data, that is, the upper address code is detected by the error detection circuit 370 and then supplied to the upper block address calculation and center calculation circuit 372. The upper block address calculation and center calculation circuit 372 causes the next adjacent marker selection process to be performed if there is an error as a result of the error detection by the error detection circuit 370, and when a marker in two directions is detected. Since it is no longer necessary to detect the adjacent marker, the address calculation result is sent to the adjacent marker selection unit 366 in order to end the adjacent marker selection process.
[0186]
When the dot code shown in FIG. 29A is used, the marker selection process is terminated when an upper address code in one direction is detected.
[0187]
If the address calculation result indicates that there is an address error (step S122), it is determined whether or not scanning of all sample points has been completed (step S124), and if not, the process proceeds to step S118. If all the sample point scans have been completed, the presence / absence of unsearched adjacent markers is confirmed (step S126). If there is any, the process proceeds to step S114. If not, the same processing is performed for all markers. After the processing is completed for all markers, the process proceeds to marker and address interpolation processing (step S128).
[0188]
Note that the error detection circuit 370 is a television society magazine Vol. 44, no. 11, p. 1549-P. A general one such as error detection based on a cyclic code as disclosed in “Code Theory Solving” of 1555 may be used.
[0189]
On the other hand, if there is no address error in step S122, it is determined whether or not all sample points have been scanned (step S130). If not, the process proceeds to step S118, and all sample points have been scanned. If so, the upper address is determined (step S132), and the step1 center address is calculated (step S134) and determined (step S136).
[0190]
That is, the direction is detected from a marker closest to the representative marker (in FIG. 32B, the approximate center address is at the distance D2). In the detection method, it is determined in which direction the peripheral marker is present depending on whether the address recorded in the dot code (step 1 code) larger than the data dot for direction detection can be recognized. It is assumed that the step 1 code is recorded if the upper block address and its CRC code are recorded, and there is no error when the code is scanned.
[0191]
When the direction is detected, the slope of the data block can be predicted. The step 1 code has directionality, and the block address is normally recognized only when scanning from the representative marker toward the peripheral markers. Therefore, when no recognition error occurs, a block address code in two directions is always detected. Processing is performed until a block address code in two directions is detected. Further, the data arrangement can be estimated from the positional relationship in the two directions (see FIG. 32C).
[0192]
In the case of the dot code in FIG. 29A, the address code is detected only in one direction. At that time, the data area can be recognized from the detected line and the scanning direction (see FIG. 29B).
[0193]
In actual operation, the direction is detected from the distance D2 which is the shortest distance from the representative marker, and if the address is not recognized, the search is performed clockwise, so the same operation is performed at the next closest distance D1. repeat. If the detection is performed clockwise, the detection continues with distances D4, D3, and D5. Processing is performed until two directions are detected.
[0194]
In the case of FIG. 29A, processing is performed until one direction is detected.
[0195]
If one direction can be detected, the other direction may be predicted. For example, assuming that D4 and D5 are forward, D2 does not exist, and a search is started from D4, when the address is confirmed at D4, it is predicted that the address can be recognized by either D3 or D5.
[0196]
The direction detection process as described above will be described in more detail with reference to FIG.
[0197]
The approximate center of the representative marker detected by the approximate center detection unit 322 of the marker detection unit 216 is defined as a dot A5 on the upper left side of the figure, and then 8 dots separated by 1.5 dots (this can be appropriately changed by processing). Sample points A1 to A4 and A6 to A9 are generated by a step1 sample address generation circuit 368. Similarly, a sample address is generated around a marker whose direction is to be detected, for example, the approximate center of the distance D2 (dot B5 on the upper right side of the figure).
[0198]
Here, the reason for the 1.5 dot interval will be described.
[0199]
As described above, in the process of obtaining the approximate center of the marker, the description is made so that the difference from the center is within one dot, but it is assumed that there is no problem such as ink bleeding. The detection range is set to ± 1.5 dots in consideration of ink bleeding.
[0200]
The address control unit 220 draws a certain line between the addresses of both markers. Initially, scanning lines are drawn on the dots A1 and B1. Then, a sample clock is provided so that the higher address can be sampled, and data sampling of the image memory 214 is performed.
[0201]
As shown in FIG. 28A, since the CRC code 312A is added next to the upper address code 306A, when it can be read correctly by the data sample, If the error detection result in the error detection circuit 370 is detected in the form of no problem and cannot be read correctly, it is determined that there is an error.
[0202]
In the same manner, scanning lines are sequentially drawn like dots A1 and B2, A1 and B3, and A1 and B4, and a check is made for whether or not an error is detected. In total, there are nine positions on the representative marker side and nine positions on the detection marker side, so 81 types of processing are performed.
[0203]
When an error occurs in all 81 processes, it is determined that there is no direction code in that direction, that is, the detection side marker is a marker other than an array (an erroneously detected marker).
[0204]
For example, in FIG. 33A, when data is taken at each sample point in the scanning lines (shown by dotted lines) drawn for dots A1 and B7, the sample points indicated by broken-line circles in FIG. Since it is off, it is a false detection. In particular, as described above, since inversion codes are provided on the upper and lower sides of the address data dots, an error always occurs.
[0205]
On the other hand, when the dots A5 and B5 are connected, since the data is properly taken, there is no detection error, so that it is recognized that there is a code in this direction.
[0206]
Note that inversion codes are provided above and below to facilitate error detection. However, this is not necessarily provided above and below. For example, white code is written above and below address data dots, and the number of address data dots is the latter half. The format can be such that black data continues for the number of dots. In this way, the end on the detection marker side always becomes black data, and the outside becomes a white margin, so that a data error can be detected correctly. Also, in the case of an inverted code, it is not necessary to provide the entire inverted code portion, and it may be provided on a part of both sides ((C) of FIG. 28).
[0207]
Here, the dot size will be described. As shown in FIG. 33B, assuming that the size of each dot of the upper address code 306A is n dots and the width of the step 1 code is m dots, the relationship between m and n is determined at the inner end of the step 1 sample address. In addition, a width of 2 dots is provided with respect to the center, a diagonal line is drawn, a width m determined by how much the upper address code 306A is provided is a long side, and the height of a rectangle having the diagonal line as its diagonal line is n. . That is, if m is determined, n is inevitably determined. Even if all the space between the inner ends of the step 1 sample address is used as this address code, there are only 2 dots, so the n dot has a width of up to 2 dots. Further, although the width of one dot is not determined, a width that facilitates data recognition is preferable.
[0208]
Note that the above two dots can be obtained, for example, in a range that hits the scanning line connecting the dots A5 and B5 but does not hit the line connecting the dots A6 and B4 and the line connecting the dots A2 and B8. It stipulates that If it is made larger than that, for example, when hitting with dots A5 and B5, the hit may occur even when A2 and B8 are subtracted, and the detection as the center spreads. This value can also be changed according to the apparatus.
[0209]
In the example of FIG. 33A, the dots A5 and B5 are hit, but if the dot A4 and the line connecting, for example, B4 are also hit, the next center detection step 2 is performed. At this stage, processing such as starting from the center of the dots A4 and A5 and performing the same search centering on the center is performed.
[0210]
Another method is also conceivable. This will be described with reference to FIG. Here, when A4 and A5 and B4 and B5 are hit on one side, the sample addresses (A41 to A45, A51 to A55, B41 to B45, B51 to B55) shown in FIG. . In this case, since the number of sample address points in step 2 is increased from 9 to 10, the number of processes increases from 81 to 100 (the number of scanning lines). However, the process of deriving the midpoint of A4 and A5 and the use of predetermined sample points eliminate the process of generating 9 step2 sample addresses centered on the midpoint. Overall, processing seems to be reduced.
[0211]
Further, assuming that there is an accurate center of step 2 between A4 and A5, if address detection processing is performed on the scanning line connecting A42 to A44, A52 to A54 and B42 to B44, B52 to B54, It can be considered that the number is reduced from 81 to 36 (6 × 6).
[0212]
In the above processing, a rough center at step 1 is obtained.
[0213]
As described above, by detecting the CRC, it is detected whether or not the data blocks are properly arranged in that direction. In FIG. 32B, naturally, the marker at the distance D2 is an erroneously detected marker, and therefore, when looking at the direction of data in that direction, there is no code for the higher address. Therefore, after 81 ways are detected, all errors occur in that direction, and it is determined that there is no direction.
[0214]
When it is determined that there is no D2, the next closest distance is D1 and D4. However, since the rotation is clockwise with respect to the marker of interest, the process for the distance D1 is performed next. As described above, since it is possible to determine only from the left to the right and from the top to the bottom in terms of the data arrangement, in this case, the processing is performed in the direction from the representative marker to the marker at the distance D1. Since the address code is read from the reverse direction, that is, from the CRC code first, this is naturally determined to be an error. Therefore, it is determined that there is no direction for the distance D1.
[0215]
Next, the distance D4 is determined. When D4 is read along the distance D4 from the representative marker, it is read in the order of address code and CRC code, so that it is determined that D4 has directionality. That is, no error occurs.
[0216]
Next, the determination slip is equal distances D3 and D5. On the other hand, since it is clockwise, processing is first performed from the distance D3. As for D3, since the CRC code is read first as described above, it is detected that there is no directionality. Finally, the distance D5 is read, and it is determined that there is a direction here.
[0217]
As a result, since the distances D4 and D5 are read, it is recognized that the data corresponding to the block addresses described in the distances D4 and D5 are written in the hatched portions in FIG. can do. Eventually, if two directions are detected for one representative marker, the direction of the block can be detected, and therefore processing is performed until two directions can be detected.
[0218]
In the case of the dot code in FIG. 29A, only one direction is detected. Processing is performed until one direction is detected (D5 in FIG. 29B).
[0219]
In addition, when processing is performed for all of the above five directions and an error occurs, the above direction detection processing is performed on the marker in the diagonal direction. In this case, in order to prevent an increase in the number of processing, Those outside the certain range are not processed, and address information that cannot be obtained is obtained by marker and block address interpolation processing.
[0220]
Further, as described above, the block address is not modulated. However, when the modulation is applied, the process of demodulation is naturally necessary after the block address code is recognized.
[0221]
In the above description, whether or not there is directionality is determined using error detection of the upper address, but for example, a directional pattern such as “11100001” is used instead of the upper address CRC code. Also, when “11100001” is detected in pattern matching, a method of recognizing that there is a marker having directionality in that direction can be adopted.
[0222]
In the above-described direction detection, it is not necessary for all the markers to search for the adjacent marker in the clockwise direction, and the next block may perform an operation for recognizing the upper address code in that direction. This reduces the number of processes. Further, even when an abnormality occurs in the detection of the upper address, it may be recognized that there is a code in the direction obtained by the peripheral direction detection.
[0223]
Next, block address detection, error determination, and accurate center detection unit 300 will be described with reference to the block diagram of FIG. 35A and the flowchart of FIG.
[0224]
The upper block address calculation and center calculation circuit 372 of the data arrangement direction detection unit 218 detects the upper block address, detects the next block address, determines an error, and accurately detects the upper block address. This is sent to the block address calculation and center calculation circuit 374. Further, since the rough center at the time of detecting the upper address is known, this center address is led to the step 2 sample address generation circuit 376 (step S152).
[0225]
The step 2 sample address generation circuit 376 generates the rough center sample address (step S154). That is, as shown in FIG. 35B, the sample addresses are placed outside the eight points as described above with respect to the rough center (center of direction detection) obtained earlier. Then, eight points are provided in the same manner for the marker in which the directionality is found, and the scanning line is similarly drawn (step S156), and processing is performed to determine whether or not the lower address can be detected. In this case, the data interval for creating the sample address is defined every 0.5 dots in this embodiment, but can be changed as appropriate according to the specifications of the apparatus.
[0226]
Then, the address control unit 220 reads data from the image memory 214 based on the generated sample address, and derives data according to this sample point to the error detection circuit 378 (step S158). As in the case of direction detection (as shown in FIG. 5A), when the sample point is between the data in the image memory, it is not a method that represents one data on the memory, but is interpolated from surrounding data. Also good. If an error occurs in the error determination (step S160), it is determined whether or not all sample points have been scanned (step S162). If not, the process proceeds to step S156, where all sample point scans are completed. If so, after the addresses are detected for all the blocks, the process proceeds to the marker / block address interpolation process (step S164).
[0227]
On the other hand, if there is no address error in step S160, it is determined whether or not all sample points have been scanned (step S166). If not, the process proceeds to step S156 and all sample points have been scanned. If so, a lower address is determined (step S168), and an accurate center (step 2 center) is determined (step S170).
[0228]
That is, error detection is performed by the error detection circuit 378, and if an error occurs in error determination, the process proceeds to the next process. The block address calculation and center calculation circuit 374 is given a signal from the address control unit 220 indicating the start and end addresses at the time of center detection, that is, which point is connected to which point. Judgment is made. When there is no error detection, the block address calculation and center calculation circuit 374 combines the derived lower address with the upper address sent from the upper block address calculation and center calculation circuit 372 as a block address. , The next marker and address interpolation unit 302 is derived. Similarly, the center address is derived to the marker / block address interpolation unit 302.
[0229]
In FIG. 35B, 0.5 dot is set because the sample point is detected in the range of 0.5 dot, and the center (direction detection direction) finally obtained by this processing is detected. This is because the difference between the center) and the true center falls within the 1/4 dot range. If it falls within the 1/4 dot range, the data at the data area can be reproduced properly by taking the sample points formed by the above processing.
[0230]
Further, since the smallest dot of the step 2 code is one dot, a data arrangement smaller than that is not meaningful as data, so it is formed by one dot.
[0231]
As in the case of the step 1 code, inversion codes may be provided above and below the address data dots, or black data may be provided at the last few dots so that the surrounding area is a blank portion. Further, since the data margin part 364 for distinguishing between the address code and the data code has a very low probability of being mistaken for a marker even if the area to be distinguished from the data area 314 overlaps with, for example, black, the data margin part 364 It is also possible to enter the data area 314 directly from the inversion layer.
[0232]
Further, as shown in FIG. 35B, as a result, a CRC code is added with a data length of almost ½ of the total data length in the form of a lower address and an upper address, and the same size. The reason for this is that the data length is set so that it is possible to detect a burst error in such a state that noise has been added to the address length or ink has been applied. The ratio of the data length can be changed as appropriate.
[0233]
The accurate center and the block address for sampling the data in the data area 314 have been recognized by the tree search process as described above, that is, by detecting the rough center and detecting the finer center. become. That is, by performing a process called tree search, the process is greatly reduced, and the amount of processing and the processing time are reduced, compared with the case of sampling at a fine pitch from the beginning. Further, by using the block address for direction detection and accurate center detection, the redundancy of the total data amount can be reduced.
[0234]
Next, the marker / address interpolation unit 302 will be described with reference to FIG. Now, in the figure, it is assumed that the surrounding black marker portion is detected in response to an error that the marker for the block B2 is not detected or the address is not detected.
[0235]
In this case, first, a line connecting the determined center of the marker of block B1 and the marker of block B3 is drawn, and a line connecting the determined center of the marker of block A2 and the marker of block C2 is drawn, and the intersection is defined as the predicted center. To do. Then, address detection and processing can be performed from the predicted center point toward the marker of block C2 and the marker of block B3. In addition, since the arrangement is known without performing address detection, if block B2 exists below block B1, the address of block B2 is set from the surrounding addresses. Can also be estimated. That is, it is possible to detect the address and marker center of a block that has been focused on and cannot be predicted from the surrounding processing.
[0236]
The marker and block address interpolation unit 302 guides the address data that has been normally read, the center position to the interpolated address, and the prediction center information to the address control unit.
[0237]
In the case where the image data is captured in the image memory 214 as shown in the figure and the scanning direction is the direction of the arrow, the process is performed from the upper left as the first representative marker. The center is sequentially detected in the vertical direction, and the centers of eight (the markers of the blocks A1 to A4 and the markers of the blocks B1 to B4) are obtained by performing the first vertical detection. Then, when the center detection of the next column is performed, since the centers of the markers of the blocks B1 to B4 are already known, no processing is performed on them, and the markers of the blocks C1 to C4 are targeted for those centers. The approximate center of step 1, the center of step 1, and the center of step 2 are obtained. Therefore, as described above, 81 scanning lines are not necessary, and once the center is obtained, it is sufficient to perform processing so as to sample the 9 points in the subsequent stage. That is, the center is obtained by 18 kinds of processing. Thus, there are many processes only at the beginning, but there is an advantage that the subsequent processes are reduced.
[0238]
In the case of the dot code in FIG. 29A, first, direction detection processing is performed in the horizontal direction with A1, B1, and C1 using A1 in the upper left as a representative marker. When the marker centers of A1 and B1 are obtained, the center detection processing of C1 may be nine types of processing. In order to determine that the block under A1 is A2, since there is no address code, processing is performed as described below.
[0239]
That is, the block size is judged from the lengths of the A1 marker and the B1 marker, and detection may be started from a marker at an appropriate position from the predicted block size. First, the marker immediately below A1 is representative. Processing may be performed as a marker. A block whose horizontal block address matches the detected block address may be set as A2. When the two-stage direction detection (A1 and A2 stages in the figure) is completed, the direction can be predicted in the vertical direction (A3 marker selection process), so only the marker in that direction is detected. What is necessary is just to make it process. Even if there is an erroneously detected marker, it is possible to perform the process by removing it.
[0240]
Next, the address control unit 220 in FIG. 20A will be described with reference to the block diagram of FIG.
[0241]
First, in the address control unit 220, the address generated by the write address generation unit 380 that generates an address when data from the A / D conversion unit 210 is written to the image memory 214. Data of the / D conversion unit 210 is stored.
[0242]
As described above, the marker detection unit 216, the data arrangement direction detection unit 218, the block address detection, the error determination, the accurate center detection unit 300, and the marker and address interpolation unit 302 generate addresses. The address generation units 382 to 388 are configured for this purpose. In this case, in the marker detection address generation unit 382, the data arrangement direction detection address generation unit 384, the block address detection, the error determination, and the accurate center detection address generation unit 386, the corresponding marker detection unit 216 is used. (Internal marker determination unit 318, marker area detection unit 320, approximate center detection unit 322), data array direction detection unit 218, block address detection, error determination, and accurate center detection unit 300 exchange information and address Is generated. In addition, the interpolation processing address generation unit 388 has an address (hereinafter referred to as a marker address) and the number of data corresponding to the exact center of each marker on the image memory for a block in which four markers around the block exist. Further, interpolation address coordinate data obtained by equally dividing the inside of the block and memory read addresses of the surrounding pixel data are generated.
[0243]
The selection circuit 390 selects these address generation units 382 to 388 at the respective timings and supplies them to the lens aberration distortion correction circuit 392. Then, the lens aberration distortion correction circuit 392 receives lens aberration distortion information from the lens aberration distortion memory 224 and converts (corrects) the supplied address selectively, via the selection circuit 394. The read address is given to the image memory 214.
[0244]
Next, another embodiment of the marker determination unit 318 in the marker detection unit 216 will be described with reference to FIGS.
[0245]
In the above-described embodiment, when the size of the dot code is determined, the imaging optical system 200 forms an image so that one dot corresponds to 1.5 pixels of the image sensor of the imaging unit 204, and the marker determination unit 318. In this case, two-dimensionally continuous black pixels are found and determined as markers. In contrast, the present embodiment does not change the image magnification in the imaging optical system 200 when there are codes having different dot sizes, for example, codes having a dot size of 20 μm, codes of 40 μm, and codes of 80 μm. Each code can be played back.
[0246]
That is, in various applications, the paper quality, sheet properties, ink, and printing level are different, and therefore a dot size code corresponding to each application is used. For example, 20 μm is used when the recording density can be greatly increased, and 80 μm may be used depending on an application using a very rough low-cost sheet having poor sheet quality. In such a situation, the purpose is to reproduce the code correctly by judging its size.
[0247]
That is, as shown in FIG. 5B, there are a circular dot size marker of 20 μm, a dot size marker of 40 μm, and a dot size of 80 μm, and the reproducing apparatus to which this embodiment is applied is, for example, 20 μm. Is an apparatus for efficiently reproducing the above code, that is, an apparatus having a magnification of an imaging system capable of decoding more information by one imaging. Then, in an apparatus that captures the 20 μm dot at an image magnification of 1.5 times, each code of 40 μm and 80 μm can reproduce the imaging system without changing the image magnification. Is the purpose. However, the size of the marker shown in (B) of the figure was 7 times the diameter of each dot size.
[0248]
Therefore, as shown in FIG. 6A, first, the code of the maximum dot size to be selected is initialized (step S182). For example, when there are 80 μm, 40 μm, and 20 μm codes, and all of them are to be reproduced, the maximum size is set to 80 μm. This may be set by key input by the user, or when it is determined that there are three types of 80 μm, 40 μm, and 20 μm and only the size can be dealt with, the device itself is the best. You may make it set as 80 micrometers of big size.
[0249]
Then, the provisional center is obtained by making a determination with the marker determination formula in FIG. 5B (step S184).
[0250]
That is, if a code is created using 7 dots of each dot size as a marker, the image forming optical system has an image magnification of 1.5 times as an image at that time. In the case of a code having a diameter of 10.5 dots and a code of 40 μm, the code is 21 dots, and in the case of a code of 80 μm, the code is 42 dots. Accordingly, if the pixel is 7 to 12 pixels and the black pixel is two-dimensionally continuous, it is determined as a marker of a code of 20 μm, and if it is 14 to 24 pixels, it is determined as a marker of a code of 40 μm. Those below the pixel are determined to be 80 μm code markers.
[0251]
The value of this pixel is calculated by the following equation.
[0252]
r = s × d × m
int (r × 0.7) ≦ R ≦ int (r × 1.1 + 1)
However,
r: Number of pixels corresponding to the diameter of the marker (= 7)
s: dot size (20 μm, 40 μm, 80 μm)
m: imaging system image magnification (= 1.5)
d: Number of dots of marker diameter
R: Number of pixels in the diameter of the marker in the binary image
0.7: Reduction ratio due to tilt, dot rejection, etc.
1.1: Enlargement ratio due to dot gain, etc.
It is.
[0253]
First, since the marker of 80 μm code is initially set in step S182, in this step S184, it is checked whether or not it is a marker of 80 μm code by the marker judgment formula, and a marker of that size (80 μm dot The provisional center is obtained with respect to what is determined to be a marker composed of
[0254]
Next, the number of markers is checked, and it is checked that there are four or more (step S186). This means that it is determined whether or not there is one or more blocks from the meaning that one block is surrounded by four markers.
[0255]
Then, it is confirmed whether or not the marker is in a predetermined positional relationship with the adjacent marker as shown in FIG. 8C (ie, aligned) (step S188). That is, based on the marker B in the vicinity of the marker A of interest, the marker C in the vicinity of the distance D in the direction perpendicular to the direction connecting the markers A and B to the marker A of interest, and the marker B A marker D is detected in the vicinity of a position separated by a distance D in the same direction as the direction of markers A to C. If they exist, for example, it is determined that the code is 80 μm in this case.
[0256]
If there are not four or more 80 μm code markers in step S186, or if it is determined in step S188 that they are not aligned, this is not an 80 μm code. Is determined to be one smaller code, in this case 40 μm (step S190), the process returns to step S184, and the marker is determined once again.
[0257]
If it is not possible to determine even in the smallest size determination, the processing ends because it is not a code or the code cannot be reproduced. In this case, it is preferable to proceed to a process of issuing a warning such as issuing an alarm.
[0258]
Next, another embodiment in the marker determination unit 318 will be described. That is, a method for determining a marker pattern and modulated data by dilation, which is a general image processing, will be described. Here, the dilation processing is processing for converting a black pixel in the vicinity of a white pixel into a white pixel. Specifically, for example, a pixel around a pixel of interest (a 7 × 7 pixel area centered on the pixel of interest) is checked (black and white determination). The conversion process is performed for all pixels on the image.
[0259]
First, binarization processing is performed on the data in the image memory.
[0260]
Next, by the dilation processing, only the data portion of the code image is converted into white pixels, and the marker pattern portion is converted into an image that is smaller than the original size by the number of dilated pixels.
[0261]
Next, the address in the image memory of the change point from the white pixel to the black pixel on the image and the continuous number of black pixels from the pixel are counted, and the information is classified for each marker based on the information. The center address and marker presence range are detected. Thereafter, an approximate center detection process is performed.
[0262]
As a result, marker determination and marker presence range can be detected at high speed.
[0263]
Further, in the case of a code in which the marker center is uniformly deformed like the dot gain and dot reduction described above with respect to the marker, the temporary center address obtained by the marker determination can be used as the approximate center. .
[0264]
The process of step S184 in FIG. 38A may be the above process.
[0265]
When the A / D conversion unit described above is performed by binarization using a comparator, the binarization process can be omitted in the marker determination process.
[0266]
Next, a light source integrated image sensor that can be applied to the detection unit 184 of the reproducing apparatus shown in FIG. 15 or 20D will be described. FIG. 39 is a diagram showing the configuration. For example, a light emitting cell 398 is formed on a chip next to the light receiving cell 396 by using a compound semiconductor such as an LED or an electroluminescence element. Between the light receiving cell 396 and the light emitting cell 398, there is provided an isolation (light-shielding) portion 400 in which a cutter is actually put on the wafer to form a groove, and a non-transparent material, for example, metal is embedded therein. The isolation unit 400 can eliminate the problem that light emitted from the light emitting cell 398 directly enters the light receiving cell 396.
[0267]
In such a configuration, the light emission of the light emitting cell 398 is controlled according to the light emitting cell control pulse signal as shown in the timing chart of FIG. The light receiving cell 396 sends the accumulated charge to the adjacent vertical charge transfer register 402 by applying a charge transfer gate pulse signal to a charge transfer gate (not shown). The vertical charge transfer register 402 sends the accumulated charges line by line to the horizontal charge transfer register 404 by a vertical charge transfer pulse. The horizontal charge transfer register 404 outputs accumulated charges pixel by pixel through the buffer amplifier 406 in response to a horizontal transfer clock signal.
[0268]
Next, with reference to FIG. 40, a description will be given of an embodiment in which, in the circuit of the reproducing apparatus described above, an analog circuit is implemented up to the preceding stage of the demodulating circuit and a single chip is used. In this embodiment, by using an XY addressing imaging unit 408 typified by CMD as disclosed in, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 61-4376 as the imaging unit, a memory is not required, and therefore a circuit system Therefore, it can be configured with one chip. An X decoder 410 and a Y decoder 412 are prepared for address scanning of the XY address imaging unit 408.
[0269]
In an ordinary XY address type imaging unit, unlike a CCD, after reading one line, this line is reset and the next line is read, that is, while one line is being read, the other lines are exposed during the exposure period. It is common to use a reading method such as entering. However, in such a readout method, there is a demerit that an extra portion is exposed when external light enters during the imaging time. In combination with the element shutter, the exposure is performed only when external light enters, that is, when exposure is to be performed, and the other portions are not exposed.
[0270]
The imaging element scanning address generation / element shutter control unit 414 generates an element shutter pulse for providing an element shutter-like operation in the XY address type, and generates a reset pulse for resetting all pixels.
[0271]
The X decoder 410 and the Y decoder 412 are circuits that turn on one of the elements in response to the X address and Y address from the image sensor scanning address generation and element shutter control unit 414. Normally, it is composed of a shift register or the like, but in this embodiment, it is a type of selector in which any one element can be turned on by a signal from the image sensor scanning address generation and the element shutter control unit 414.
[0272]
The reset pulse in this embodiment corresponds to the image sensor reset pulse in the timing chart of FIG. 16, and the image sensor is reset before exposure and the reset pulse is set to high during this reset period. As a result, the switch 416 is switched to draw all charges toward the negative power source 418.
[0273]
The element shutter pulse is generated in such a way that the gate can be applied from the end of the reset pulse to the end of exposure, as shown by the broken line waveform in FIG.
[0274]
In reading, each element is sequentially turned on as in a normal pulse, and the signal charge is amplified by the current-voltage conversion amplifier 420 via the reset selection switch 416 and then supplied to the marker detection unit 422. . The marker detection unit 422 is the same as that described above, and the data detected by the marker is stored in the register 424. The θ detection unit 426 obtains the inclination like the direction detection unit as described above based on the contents of the register 424. For example, in the circuit shown in FIG. 20D, the θ detection unit 426 corresponds to the data arrangement direction detection unit 218, and the next data interval control unit 428 and the image sensor scanning address generation / element shutter control unit 414 have addresses. It corresponds to the control unit 220.
[0275]
Then, the coefficient for interpolation generated from the coefficient generation unit 430 by the control of the data interval control unit 428 is multiplied by the electric charge read out by the multiplication circuit 432, and all are added by the addition circuit 434. That is, the output of the adder circuit 434 is sampled and held by a sample and hold (S & H) circuit 436 and returned to the adder circuit 434 via the switch 438. This operation is performed in order to perform data interpolation as shown in FIG. 5A when data is sampled after the direction and scanning line are determined. In FIG. 5A, interpolation is performed by applying coefficients to D6, D7, D10, and D11 in order to obtain Q data. The interpolated value is further sampled and held by the S & H circuit 440, and binarization is performed on the sampled and held value by the comparator 442 and the threshold determination circuit 444.
[0276]
Each image pickup element (pixel) of the XY address type image pickup unit 408 will be described in more detail. As shown in FIG. 41A, each pixel is composed of two CMD elements, and the element shutter pulse enters the first CMD element 446 and the capacitor 448 stored for the element shutter is stored. Charges are accumulated there. After that, the second CMD element 450 is driven by a read pulse from the Y decoder 412 to select a line, and the charge for each pixel is read from the horizontal selection switch 452.
[0277]
At the time of exposure, the first CMD element 446 is operated as an element shutter by an element shutter pulse, and charges are accumulated in the element shutter capacitor 448. When the charges are accumulated in this way, the light is shielded, a read pulse is applied from the Y decoder 412 to select a line, and the second CMD element 450 is turned on by the horizontal selection switch 452 to read out pixel by pixel.
[0278]
When resetting the charges, all the horizontal selection switches 454 are turned on by the reset pulse output from the image sensor scanning address generation and element shutter control unit 414, and the reset selection switch 416 is set to the negative power source 418 side. Since the source of the CMD element 450 becomes a negative voltage, the charge accumulated in the gate of the element shutter capacitor 448 and the CMD element 446 moves to the negative power source and is reset.
[0279]
In addition to the above operation, the voltage of the element shutter pulse and the readout pulse can be reset by applying a higher voltage at the same time.
[0280]
In the case of a normal image sensor, the dark current becomes a problem. However, in the case of the present embodiment, the exposure is performed only during the period when the element shutter pulse shown in FIG. Since it is in such a state that it is read out immediately, the dark current accumulation time is actually very short. Therefore, the S / N ratio is more advantageous than the operation of other image sensors. Since the exposure can provide a sufficient amount of light even in this short exposure period, the signal level remains as it is and the S / N level with respect to the dark current is reduced. By applying this embodiment, A considerably large gain can be set for the gain of the output level of the subsequent current-voltage conversion amplifier 420.
[0281]
In the present embodiment, the pixel configuration for performing the element shutter operation as described above is used. However, a CMD element capable of the element shutter operation as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 61-4376 can also be used. is there.
[0282]
Next, with reference to FIG. 42, an embodiment in which a circuit using the XY address imaging unit 408 as described above is constructed like a three-dimensional IC will be described. This embodiment is a case of an audio information reproducing apparatus.
[0283]
This includes an imaging unit layer 454 having a CMD 408, an X decoder 410, and a Y decoder 412 on the paper surface of the sheet 182, and a detection unit layer 456 that detects data formed by being stacked on the imaging unit layer 454. The output processing layer 458 is formed by being laminated on the detection portion layer 456. The output processing layer 458 includes a demodulation unit 190, an error correction unit 194, an expansion processing unit 256, a data interpolation circuit 258, a D / A conversion unit, an output buffer 266, and the like. The decoded audio information is an audio output device 268 such as an earphone. To play as sound.
[0284]
Of course, as described above, the output processing layer 458 can be configured to reproduce multimedia information including image information.
[0285]
By using a three-dimensional IC in this way, processing up to sound output can be performed with a single chip, so the circuit scale becomes very small and the cost is reduced.
[0286]
Next, various configuration examples of the pen-type multimedia information reproducing apparatus will be described.
[0287]
For example, the pen-type information reproducing apparatus can be provided with a switch for instructing the timing for taking in the dot code.
[0288]
FIG. 41B shows an example of this, and this pen-type information reproducing apparatus includes a light source 198 and an imaging optical system 200 in the reproducing apparatus as shown in FIG. 15 or 20D. , A spatial filter 202, an imaging unit 204, a preamplifier 206, and a detection unit 184 including an imaging unit control unit 212 are provided at the tip thereof, a scan conversion unit 186, a binarization processing unit 188, a demodulation unit 190, a data error correction unit 194, an expansion processing unit 256, a data interpolation circuit 258, and the like are incorporated as an image processing unit 460, a data processing unit 462, and a data output unit 464. And it has an earphone as the audio output device 268. In this figure, only an audio information output device is shown. However, when a processing unit such as an image, a character, or a line drawing is incorporated, it is needless to say that an output device corresponding to the processing unit can be connected (the following). The same applies to the description of the pen-type information reproducing device).
[0289]
A touch sensor 466 is provided on the side surface of the pen-type information reproducing apparatus. As the touch sensor 466, for example, a piezoelectric switch, a micro switch, a piezoelectric rubber, or the like can be used, and a switch having a small thickness of 0.6 mm or less is known. The control unit as the imaging unit control unit 212 starts capturing the dot code as described above in response to the touch sensor 466 being pressed by a finger. Then, when the finger is released from the touch sensor 466, the capturing is finished. That is, the touch sensor 466 is used to control the start and end of dot code fetching.
[0290]
Note that reference numeral 468 in the figure is a battery as an operating power source for each unit in the pen-type information reproducing apparatus.
[0291]
Further, the touch sensor 466 can perform the same function as a configuration in which the touch sensor 466 is not only pressed with a finger but also attached to the tip of the pen-type information reproducing apparatus as shown in FIG.
[0292]
That is, when the user places the pen-type information reproducing apparatus on the sheet 182 in order to manually scan the dot code printed on the sheet 182, the touch sensor 466 is turned on, and the control unit 212 recognizes that. And start reading the dot code.
[0293]
In this case, the tip of the pen-type information reproducing apparatus moves in contact with the sheet surface during scanning. In this example, the tip of the touch sensor 466, that is, the surface in contact with the sheet surface is coated with a smooth resin or the like. Thus, it is preferable to be configured so as to move smoothly during manual scanning (movement).
[0294]
Further, a mechanism for removing regular reflection may be further provided in the detection unit of the pen-type information reproducing apparatus.
[0295]
44A is a diagram showing the configuration, and a first polarizing filter (polarizing filter 1) 470 is disposed on the front surface, that is, the irradiation side of a light source (light source such as an LED) 198, and then imaging optics. A second polarizing filter (polarizing filter 2) 472 is disposed in front of the system (lens) 200.
[0296]
For example, the first polarizing filter 470 is formed by cutting out the polarizing filter film 474 into a donut shape as shown in FIG. 5B, and the second polarizing filter 472 is a different polarizing filter film. 476 can be used, and for example, as shown in FIG. 5C, an inner portion of the polarizing filter film 474 where the first polarizing filter 470 is cut out can be used.
[0297]
The first and second polarizing filters 470 and 472 thus formed have the pattern surface (polarization plane) of the second polarization filter 472 with respect to the pattern surface (polarization direction) of the first polarization filter 470. Arranged orthogonally.
[0298]
As a result, the random light emitted from the illumination light source 198 has its polarization plane limited by the first polarizing filter 470 and is irradiated with, for example, P waves. The specular reflection component preserves the polarization plane as it is and returns from the sheet plane as a P wave. However, since the polarization plane of the second polarization filter 472 is orthogonal to the first polarization filter 470, this regular reflection component is The reflected component is blocked by the second polarizing filter 472. On the other hand, the polarization plane is random for the light that has emerged from the first polarizing filter 470 and returned on the actual dots, that is, on the sheet surface as the luminance information of the paper surface. Therefore, the signal that once enters the paper surface and returns as monochrome information or color information has both a P component and an S component. Among them, the P component is similarly cut by the second polarizing filter 472, but the S component orthogonal to the P component passes through the second polarizing filter 472 and actually passes through the lens 200. The image is formed on the imaging unit 204. That is, the reflected light from which the regular reflection component is removed is guided to the imaging unit 204.
[0299]
In this case, a 1 / 4λ plate 1230 is disposed on the front surface of the spatial filter 202, and the image light once incident as linearly polarized light is converted into circularly polarized light and input to the spatial filter 202. This is because the effect is not obtained with linearly polarized light because the spatial filter normally uses the birefringence of quartz. In this example, the quarter λ plate 1230 is disposed on the front surface of the spatial filter 202, but the present invention is not limited to this, and an arbitrary portion between the second polarizing filter 472 and the spatial filter 202 is used. What is necessary is just to arrange | position in the place where it is easy to install.
[0300]
As a configuration for removing the regular reflection component in this way, a configuration as shown in FIG. 45 can be considered. This is because, instead of arranging the first polarizing filter 470 in the vicinity of the light source 198, for example, a light guide material 480 made of a transparent resin with a surface mirror coat 478 is used, and the light from the light source 198 is very sheeted. The sheet (dot code) is illuminated by guiding it to a state close to the surface, and is arranged in the light emitting portion of the optical waveguide member 480. In this case, the first polarizing filter 470 is disposed so that light orthogonal to the second polarizing filter 472 is transmitted.
[0301]
Incidentally, when the transparent resin optical waveguide material 480 is used here, there are advantages that the light source 198 and the outer shape can be made as thin as possible, and that the regular reflection component can be reduced because the incident angle becomes shallow.
[0302]
However, since the specular reflection component still remains due to the rise of ink, the rise of the sheet surface, etc., a polarizing filter is provided in order to eliminate it more efficiently.
[0303]
Further, instead of the second polarizing filter 472, an electro-optical element shutter 1220 such as a liquid crystal shutter or a PLZT shutter may be provided. As shown in FIG. 44D, the electro-optical element shutter 1220 includes a polarizer 1221 as a polarizing filter, an electro-optical element 1222 such as liquid crystal or PLZT, and an analyzer 1223 as a polarizing filter. In this case, by arranging the shutter 1220 so that the light distribution direction of the polarizer (polarizing filter) 1221 of the shutter 1220 is the same as that of the second polarizing filter 472, a regular reflection removal effect can be obtained. .
[0304]
Furthermore, the shutter function enables frame reading with an image sensor that supports field reading such as IT-CCD, or all pixels can be exposed simultaneously with an XY addressing image sensor such as CMD. .
[0305]
Next, an example in which the light source 198 is made more efficient and the apparatus is slimmed will be described.
[0306]
46A is a diagram showing the configuration, and similarly to the example of FIG. 45A, an acrylic transparent resin optical waveguide material 480 having a mirror coat 478 on the surface is provided. As shown in FIG. 46 (B), this acrylic transparent resin optical waveguide material 480 is formed in a truncated cone shape, and a screw portion 482 is provided on the upper portion (the widened end portion). The pen-type information reproducing apparatus is attached to the casing 484 by screwing. In addition, the surface mirror coat 478 is not applied to the inner portion in the vicinity of the screw portion 482, and the light source 198 is provided in the portion 486. That is, the light source 198 is provided as an LED array in which LEDs are mounted on a thinly cut flexible substrate 488 and formed into a ring shape, and this is attached by bonding to the portion 486 without the surface mirror coat. . And the lower part (tip part) of the acrylic transparent resin optical waveguide material 480 is cut as shown in (C) of the figure, and the part 490 where the surface mirror coat 478 is not applied is formed. Accordingly, light from the light source 198 enters the transparent resin optical waveguide material 480 from the non-mirror-coated portion 486, is reflected by the surface mirror coating 478, passes through the optical waveguide material 480, and is surface mirror coated at the tip. It exits from the non-existing portion 490 and is irradiated to the dot code on the sheet.
[0307]
The acrylic transparent resin optical waveguide material 480 is more easily manufactured, as shown in FIG. 4D, with the surface mirror coat 478 only applied to the outer portion, as shown in FIG. It is good also as a simple shape. In this case, it is more preferable that the tip is rounded to make it slippery.
[0308]
Next, an example of a pen-type information reproducing apparatus using a light source integrated image sensor will be described (see FIG. 47).
[0309]
That is, in the present embodiment, a light source integrated image sensor 492 as described above with reference to FIG. 39 is used, and a rod lens (for example, a cell-hook lens or a convex lens) as an imaging system is formed on the exposure surface. 494 and a thin glass plate 496 are arranged and formed. Here, the glass thin plate 496 has a role of a protective glass for an actual contact surface, and also has a role of giving a certain distance to make the illumination as flat as possible.
[0310]
As described above, by using the light source integrated image sensor 492, the shape of the pen-type information reproducing apparatus can be reduced, and the length can be reduced in the length direction.
[0311]
Next, a pen type information reproducing apparatus for dealing with color-multiplexed dot codes will be described.
[0312]
48A shows the configuration of the touch sensor 466 shown in FIG. 41B and the first and second polarizing filters shown in FIG. 44A. 470, 472. Furthermore, the pen-type information reproducing apparatus of the present embodiment reads a color multiplexed dot code that is color-multiplexed by synthesizing a plurality of dot codes of different colors as shown in FIG. In addition, a color liquid crystal 498 controlled by the control unit 212 is disposed on the pupil plane of the lens 200.
[0313]
Here, in order to explain the control method of the color liquid crystal 498 in the control unit 212, first, a usage example of a color multiple dot code will be described.
[0314]
For example, as shown in FIG. 6C, a color multiplex dot code 502 is arranged on an A4 sheet 500, and the characters “Good Morning” are written in correspondence therewith, and a predetermined position, for example, lower right In addition, an index 504 and an index code 506 are considered. When the color multiplex dot code 502 is played back with this pen-type information playback device, it is pronounced as “Good morning” in Japanese, pronounced “Good Morning” in English, or “ In order to select whether or not to pronounce “Gouten Morgen”, as shown in (D) of the figure, the index code 506 arranged corresponding to the index 504 indicating the option is scanned and recognized. After that, when the color multiplex dot code 502 is scanned, the following explanation will be made for the purpose of producing a voice like “Good morning”.
[0315]
First, as shown in (B) of the figure, a dot code for sounding in Japanese is generated, and this is assigned as a code 1 to red (R). Similarly, a dot code that is pronounced in English is created as code 2 and assigned to green (G), and a dot code that is pronounced in German is created as code 3 and assigned to blue (B). The color multiple dot code 502 is recorded on the sheet 500, with the color of the overlapping portion of each information as the color of the additive color of each color. In this case, the portions where the colors do not overlap are recorded as black dots. That is, as described above, the dot code is composed of the marker and the data dot, but the marker is black, and the data dot is recorded in another color by the additive color method. Thus, recording with the color multiplex dot code 502 means that the recording density is increased.
[0316]
It should be noted that not only the three colors of RGB but also a plurality of different pieces of information may be assigned to different narrow-band wavelengths, and therefore four types, five, More information such as types can be multiplexed. As the color ink in this case, in addition to conventional inks such as cyan, yellow, and magenta, a mixture of pigments (inks that reflect light of only a narrow band wavelength) can be considered.
[0317]
The index code 506 is arranged in the underlined portion of the index 504 indicated by characters or pictures so that the user can recognize and select it, and the print can be read regardless of which color is selected. Printed with black.
[0318]
The color liquid crystal 498 is configured by pasting RGB light-transmitting mosaic filters in accordance with liquid crystal pixels, and is for separating information of each color of the color multiple dot code 502. In other words, the control unit 212 controls so that only the pixels corresponding to the color of the information selected by the scan of the index code 506 are in a transmissive state. Further, the liquid crystal may not be in a mosaic shape, but may be configured so that the optical path is divided into planes. At that time, it is preferable to make the divided area ratio of each color inversely proportional to the sensitivity of the pixel because the sensitivity for each color becomes uniform. That is, when the sensitivity of B is low, the area is made larger than other colors. The color liquid crystal may be placed on the light source side.
[0319]
Next, an operation for reading the index code 506, selecting a color and generating it in a desired language will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0320]
First, when the green color is temporarily selected by the initial setting (step S202) and the touch sensor 466 is pressed (step S204), the control unit 212 controls the liquid crystal transmission portion of the color liquid crystal 498 in accordance with the color selection (step S206). ). For example, since green is selected in the initial state, only dots with a green filter are made transparent. Next, the light source 198 is controlled by the control unit 212, and the dot code is read by the image processing unit 460 (step S208). Then, the data processing unit 462 decodes the code (step S210), recognizes whether all the codes have been completed, that is, whether all the reading has been completed (step S212), and if the reading has been completed, generates a sound for notifying it. (Step S214). Next, the control unit 212 determines whether the index code 506 or the sound information (color multiplex dot code 502) is read based on the decoding result (step S216). The color indicated by the index code 506 is selected (step S218), and the process returns to step S204. If it is sound information, the data output unit 464 causes the sound output device 268 to reproduce the sound (step S220).
[0321]
After the sound reproduction at step S220, it is further determined whether or not the sound is repeatedly generated a predetermined number of times (step S222). If the number of times is preset by the repeat switch 467, A predetermined number of times are repeated.
[0322]
Of course, the number of repetitions may be one, and may be set with various switches as appropriate. Alternatively, the number of repetitions may be recorded in the index code 506 or the dot code 502 in advance.
[0323]
The repeat reproduction here can be performed by repeatedly reading from the data memory unit 234 in FIG. 15 or 20D.
[0324]
The image pickup unit 204 includes a monochrome image pickup device and a color image pickup device in which a color mosaic filter is generally mounted on the image pickup device portion. In the above example, a black and white image pickup unit is used. However, by using a color image pickup device, the image processing unit 460 can separate the colors and reproduce the color. In this case, the color liquid crystal 498 can be dispensed with.
[0325]
FIG. 49B is a diagram showing the configuration of the image memory unit of the image processing unit 460 when a color image sensor is used. That is, a signal input from the color image sensor is separated into respective colors by the color separation circuit 508 and stored in the memories 510A, 510B, and 510C, which is selected by the multiplexer (MPX) 512, and the subsequent processing is performed. Like that.
[0326]
Of the first and second polarizing filters 470 and 472 for the purpose of preventing regular reflection, the same polarizing filter is used in the polarizer portion of the color liquid crystal 498 as the second polarizing filter 472. So it can be combined with it. Therefore, the second polarizing filter 472 can be omitted by combining with the polarizing filter of the color liquid crystal 498. However, at that time, the angle of the color liquid crystal in the horizontal plane must be rotated so as to cut the same arrangement as that of the second polarizing filter 472, that is, the component in the same direction.
[0327]
Further, as shown in FIG. 50A, the color liquid crystal 498 is removed, and instead of a white light source, an RGB light source such as an LED shown in FIG. The color multiple dot code 502 can be read. That is, in the case of dividing the RGB into the above three colors, among the RGB light sources 198, when reading the code 1 corresponding to red, only the LED corresponding to red is turned on. In the case of code 3, it is only necessary to turn on only the blue LED to reproduce.
[0328]
Further, instead of using RGB LEDs, it is conceivable to add a color filter to each part as a white light source to make each color light source.
[0329]
As described above, by using light sources of RGB different colors as the light source 198 and controlling the lighting of the light source of the color selected by the index code 506, the same effect as the configuration of FIG. 48A can be obtained. it can. Furthermore, by having a plurality of light sources that emit light having a narrow band of wavelengths, it is not necessary to have a color liquid crystal or its control circuit, and the size can be reduced at a low cost. In particular, some LEDs have a narrow band, for example, a certain wavelength of about ± 27 nm. If such an LED is used, a narrower band can be reproduced.
[0330]
Next, a stealth dot code pen-type information reproducing apparatus will be described.
[0331]
FIG. 51A shows a dot data seal 516 with a title on which an infrared light emitting paint dot code 514 as a stealth type dot code is printed. The dot data seal 516 prints, for example, a title in normal color or black and white printing on a printing press or printer, for example, and then prints a dot code below it using invisible paint. It is a thing. Of course, since the dot code 514 is invisible, that is, transparent printing, the dot data seal 516 uses the transparent ink for the dot code 514 on the title of the visible information as shown in FIG. It is also possible to print in an overlapping manner. For example, in the case of an ink jet printer, this printing is realized by adding four inks of cyan, magenta, yellow, and black to the ink of the infrared light emitting paint as the fifth ink, and printing them by overlapping them. it can.
[0332]
FIG. 51A is an example in which a title is printed on the margin of a stealth dot code. Of course, a dot code of visible light is printed on the title-attached dot data seal, and the margin is printed on the margin. A title may be printed.
[0333]
As a pen-type information reproducing device for reproducing the infrared light emitting paint dot code 514 as such a stealth type dot code, for example, as shown in FIG. Since it is printed, an infrared light emitting element 518 is used as the light source 198 and an infrared band-pass optical filter 520 is arranged in front of the imaging unit 204.
[0334]
That is, when the infrared light emitting paint dot code 514 is irradiated with light in the infrared region from the infrared light emitting element 518, the light is reflected in the infrared region, that is, in a certain narrow waveband wavelength. In order to detect the intensity of the reflection by the imaging unit 204, the reflected light is guided through the infrared band-pass optical filter 520 and separated from the visible light information.
[0335]
In addition, since several kinds of light emission bands of the paint used for printing the infrared light emitting paint dot code 514 can be prepared, for example, by changing the characteristics of the bandpass optical filter 520 little by little, this transparent printing is also performed. Multiplexing is possible.
[0336]
Next, instead of configuring all playback functions within the pen-type information playback device, various optional functions are provided for various devices such as electronic notebooks, PDAs, word processors, personal computers, copiers, printers, and electronic projectors. A ROM card is generally used for adding. An example in which the function is partially distributed to a card type adapter that can be connected to the connector of the ROM card will be described.
[0337]
FIG. 52 shows an example in which the pen-type information reproducing apparatus is provided with up to the image processing unit 460, and the output of the image processing unit 460 is supplied to the card-type adapter 524 via the output connector 522. . The card type adapter 524 in this case has a data processing unit 462, a data output unit 464, a signal processing unit 526 including a D / A, and an audio connection terminal 528, and outputs reproduced audio information from the audio output device 268 as sound. In addition, it is possible to supply multimedia information such as reproduced images to an external device 532 such as an electronic notebook via the I / F 530.
[0338]
That is, a dot-coded image or the like connected to a ROM card connection terminal (not shown) of an external device 532 that does not have an audio output mechanism such as a speaker such as an electronic notebook, etc. At the same time as inputting the multimedia information, an audio output device 268 such as an earphone is connected to the audio connection terminal 528 of the card type adapter 524 to listen to the dot-coded audio.
[0339]
Further, as the external device 532, it is possible to assume a video game machine that has been widely used in each household in recent years. 53A and 53B show the configuration of a card type (in this case, a cassette type) adapter 524 for such a video game machine. In the case of (A), pen type information reproduction is shown. This is a case where up to the data processing unit 462 is configured in the apparatus, and (B) is a case where only the detection unit 184 is configured. The ROM 534 stores a control program executed by a CPU (not shown) built in the main body of the video game machine, and is loaded to the main body when the cassette is inserted. The RAM 536 is used for storing the processing result in the data processing unit 462. The memory control unit 538 controls the ROM 534 and the RAM 536 in accordance with an instruction from the CPU in the video game machine main body.
[0340]
Normally, a video game machine is equipped with a high-performance CPU. Therefore, rather than performing all the processing in the pen-type information playback device, the game machine main body CPU performs a part of the processing so that high-speed processing is possible. Is possible. In addition, since the operation unit of the game machine can be used as various control input units, it is not necessary to provide a reading start instruction switch such as a touch sensor in the pen-type information reproducing apparatus, and the size can be reduced. In this case, a control program for processing that is handled by the CPU of the main body of the game machine, or a control program for the CPU of the main body and the operation unit of the game machine that is responsible for the control of the pen-type information reproducing device and the user interface function for operation, Stored in the ROM 534. Furthermore, since the game machine is configured with a speaker, an audio output terminal, a monitor output terminal, and the like, these can be omitted from the pen-type information reproducing apparatus and the card-type adapter, so that the cost can be reduced.
[0341]
Next, operation switches when the card type adapter 524 is used will be described.
[0342]
An electronic notebook as the external device 532 usually has a slit for mounting a card called a ROM card or an IC card. When a card adapter is inserted into the slit, the card is recorded on the surface of the card adapter. The displayed characters and symbols can be seen through under the transparent touch panel 560 of the electronic notebook main body, and touching a place written on the card-type adapter, a function corresponding to that will work, for example, an operation that is displayed on the display 562 Some of them are designed to do this.
[0343]
Therefore, in the case of such a card-type adapter 524 for an electronic notebook, as shown in FIG. 54A, the control system switch of the pen-type information reproducing device 564, for example, turning on / off the light source 198, etc. Without providing such operation switches, characters and symbols representing these switches are simply written at predetermined positions on the surface.
[0344]
In addition, since the external device 532 such as a personal computer or a word processor has a built-in keyboard, when connecting the pen-type information reproducing apparatus to such a device, the card-type adapter 524 is not provided with a control system switch. Can be controlled from either side.
[0345]
However, in the case of an external device 532 that has a dedicated control switch for operating itself, such as a printer, but does not have any other control system switch, the card type adapter 524 has a control system switch. It is necessary to provide it. For example, as shown in FIG. 54 (B), the switch 566 is provided in a portion that is longer than the normal card length and protrudes outside the device when it is attached to the device 532. As the switch 566 in this case, for example, a tact switch or a touch panel can be used.
[0346]
Next, an apparatus for printing a dot code will be described.
[0347]
First, as shown in FIG. 55, a reel seal printer 572 that converts data edited by a personal computer, a word processor, etc. 568 into a dot code by a multimedia information recorder 570 and prints the dot code on a reel seal will be described.
[0348]
FIG. 56 is a diagram showing an internal configuration of the reel sticker printing machine.
[0349]
After the dot code from the multimedia information recorder 570 is temporarily stored in the dot pattern memory 574, the LED driver 576 causes the LED arrays 578 and 580 to emit light based on the dot pattern. Light from these LED arrays 578 and 580 is guided onto a photosensitive paper extending from the photosensitive paper reel 584 by a rod lens 582 provided in close contact with each pixel. Further, the timing of light emission is managed by the CPU 588 according to the speed and position of the photosensitive paper detected by the sensor 586. Similarly, the photosensitive paper feed speed is controlled by controlling a driver 594 of a rotary motor 592 that drives an output stage roller 590.
[0350]
On the other hand, in order to protect the printed dot code, a surface coat seal 596 is added at the output stage, and the photosensitive paper and the surface coat seal are simultaneously bonded and output. Here, photographic paper, film, or the like can be used as the photosensitive paper. In this case, the back surface of the photosensitive paper is provided with adhesiveness.
[0351]
If the photosensitive paper is an ordinary film or the like, as shown in FIG. 56, the LED array 578 is a red LED array and the LED 580 is a yellow LED array. You may make it do. With regard to multiplexing, two types of LEDs may be shifted in position to form a two-color dot code, or two types of LEDs may emit light at the same position to create different colors for further multiplexing. May be.
[0352]
Such a reel seal printing machine 572 has a feature that it is high-resolution and low-cost by using photosensitive paper. In addition, the configuration of the exposed portion does not require expensive processing such as scanning with a laser or the like, and is performed using a small LED array, so that the apparatus becomes very inexpensive. Furthermore, while a mirror or the like is required for a laser or the like, a fine positioning accuracy is required. On the other hand, since this printing machine 572 uses a close contact optical path, such a fine positioning accuracy is not necessary. Can also avoid problems.
[0353]
In this figure, for convenience of drawing, the arrangement direction of the LED arrays 578 and 580 and the rod lens 582 is shown as the traveling direction of the photosensitive paper, but in reality, it is perpendicular to the paper surface, that is, in the width direction of the photosensitive paper. To be arranged. Of course, a large number of dot codes may be formed at once as a two-dimensional array arranged in the width direction as it is.
[0354]
In the reel seal printer 572 as described above, the photosensitive paper on which the dot code is printed is output from the roller 590 in the form as shown in FIG. 55. In this case, white is printed at the boundary with the next data. It is preferable to insert a blank portion so that the user can see and understand at which portion the cutting process such as a cutter should be performed. Furthermore, the code length that can be pasted varies depending on the size of the sheet on which the reel seal is to be pasted, that is, whether it is A4 or B4. Anyway. In such a case, for example, a control method such as controlling the timing of reading the dot pattern on the dot pattern memory 574 in accordance with the manually set sheet size and changing the length adaptively is adopted. To do.
[0355]
FIG. 57 shows the configuration of a word processor provided with a function for recording a multimedia dot code.
[0356]
In this configuration, the configuration other than the multimedia information recording processing unit 598 that generates a dot code for the edited text is a general word processor configuration. That is, a ROM 604 such as a program and a character generator, a RAM 606 as a work area, a calendar 608, a bus control 610, a video RAM 612, a CRT control 616 that displays data on the CRT 614, and a keyboard 618 are displayed on the bus 602 from the CPU 600. An I / O control 620, a disk control 624 for controlling the FDD 622, a printer control 628 for controlling the printer 626, various I / Fs 630, and the like are hung.
[0357]
The multimedia information recording processing unit 598 can access the bus 602 exclusively, and basically has the same contents as the multimedia information recording machine 570 in FIG. That is, the data supplied from the bus 602 via the bidirectional I / O 632 is separated into a character, a graph, and a picture by the separation circuit 634, and is compressed by the compression circuits 636 and 638, respectively, and synthesized by the synthesis circuit 640. To do. On the other hand, layout information of characters, pictures, and graphs is directly input to the synthesis circuit 640. An error correction code is added to the synthesized data by an error correction code addition circuit 642, processing such as interleaving is performed on the memory 644, a block address is added by an address addition circuit 646, and then the modulation circuit At 648, modulation is applied. After that, a marker is added by the marker adding circuit 650, the title of the dot code is synthesized by the edit synthesis circuit 652, and the size of the dot pattern is changed by the dot pattern shape conversion circuit 654. Return it to bus 602 via I / O 632.
[0358]
Then, according to the data returned to the bus 602, the printer control 628 controls the printer 626 to obtain a printout as indicated by reference numeral 656 in the drawing.
[0359]
As shown in the figure, a basic printout 656 includes a sentence 658 entered (typed in) on a word processor, a picture 660 and a graph 662 added thereto, and the contents of the sentence 658, picture 660 and graph 662 are A dot code 664 is printed at a predetermined position, for example, below.
[0360]
By using such a printout 656, a user who has received this printout 656 directly or by FAX reads the dot code 664 with the pen-type information reproducing apparatus as described above, thereby corresponding to the document 658, There is a merit that the picture 660 and the graph 662 can be taken into the word processor of the user and can be arbitrarily edited.
[0361]
Note that the multimedia information recording processing unit 598 may be realized by software processing by the CPU 600.
[0362]
Further, the multimedia information recording processing unit 598 may take a form incorporated in the printer 626 instead of being mounted in the word processor as described above. That is, when the printer 626 receives font or graph information or the like, printing may be performed by adding such recording modulation to the information. In that case, it may be supplied in the form of a card-type adapter without being incorporated in the printer 626.
[0363]
It should be noted that the dot pattern shape conversion circuit 654 in the multimedia information recording processing unit 598 performs conversion according to the resolution of the printer 626, and when transmitting the printed contents by FAX, the resolution or Since the definition is determined as GII or GIII, it may be converted into a form that can be adapted to the resolution of the other, that is, the process of changing the size may be performed.
[0364]
FIG. 58 shows that the function of the multimedia information recording processing unit is built in the optical copying machine 666, and when the original is copied, the content is copied onto the paper and the dot code corresponding to the content is printed at a predetermined position on the paper. It is a figure which shows the structure at the time of being made to do.
[0365]
That is, similarly to a normal copying machine, it has a document table 668, an illumination 670, a mirror 672, a lens 674, a photosensitive drum 676, and the like, and copies an image on the document onto a sheet.
[0366]
In addition to this, the optical copying machine 666 of this embodiment inserts a half prism 678 in front of the lens 674 in the optical path to split the light, and passes it to the image sensor 682 such as a line sensor via the optical component 680. Lead. A signal from the image sensor 682 is amplified by an amplifier 684 and subjected to various analog processes, and then digitally converted by an A / D converter 686 and recorded in a memory 688. The data recorded in the memory 688 is subjected to image area determination and data character recognition in the image area determination and data character recognition circuit 690. Here, for the image area determination, the technique described in Japanese Patent Application No. 5-163635 by the present applicant can be used.
[0367]
Data subjected to image area determination, data character recognition, and the like is compressed by a compression circuit 692. In this case, since the compression method differs depending on the type of character, picture, graph, etc., compression corresponding to each is performed, and thereafter, the data composition circuit 694 performs data composition including layout information. The error correction code adding circuit 696 adds an error correction code to the synthesized data, and then the data is stored in the memory 698 and subjected to processing such as interleaving again. The address adding circuit 700 adds an address. Then, modulation is performed by the modulation circuit 702. Thereafter, a marker is added by the marker addition circuit 704 and the dot pattern shape conversion circuit 706 converts the dot pattern shape. Then, according to the dot pattern, the light emitting element driver 708 causes the light emitting element 710 to emit light and raises the mirror shutter 712 to guide the light from the light emitting element 710 to the lens 674 and the photosensitive drum 676.
[0368]
Further, as described above, when the data is output to a FAX or the like, the FAX resolution selection unit 714 selects the FAX resolution, and the dot pattern shape conversion circuit 706 changes the dot code pattern shape accordingly.
[0369]
Further, the image area determination and data character recognition circuit 690 may treat the character as a binary image and perform general binary image compression processing such as MR or MH, or the character. After recognizing it and converting it into a code used in an ordinary word processor such as an ASCII code, compression may be performed using a compression method such as dibrempel. When character code is recognized and ASCII code conversion is performed in this way, and compression is further applied to the character code, the compression rate is considerably increased and a large amount of data can be recorded with a small number of dot codes.
[0370]
In the dot code printing, due to the processing speed of the signal processing system, after the original image is once written on the photosensitive drum 676 and exposed to light, the mirror shutter 712 is set up and the light emitting element 710 rewrites the drum image again. And so on. Alternatively, a dot code may be generated in the first original scan in the form of pre-scan, and the original image and dot code may be written on the photosensitive drum 676 in the second original scan. In the future, if the processing speed of the signal processing system is improved, the processing divided into a plurality of times may not be necessary. However, when a document is placed horizontally on the document table 668 or placed upside down, in order to obtain a copy result in which a dot code is printed on the lower part of the sheet printed in the vertical direction as indicated by reference numeral 656. Still needs to be divided into multiple processes.
[0371]
FIG. 59 shows a configuration when applied to a digital copying machine 716. In the figure, components having the same functions as those in FIG. 58 are denoted by the same reference numerals as in FIG. In addition, in the input portion, it is described every time the optical mirror is moved, but the line sensor may be moved to read the original.
[0372]
That is, in the digital copying machine 716, the dot code whose shape has been changed by the dot pattern shape conversion circuit 706 as described above and the original image data captured in the memory 688 are synthesized by the editing synthesis circuit 718. Printing is output by the printer 720. Such a digital copying machine has the memory 688 without performing the processing divided into a plurality of times as described above, and can therefore print the dot code at any position on the paper in one scan. .
[0373]
Next, the flow of broken lines in the figure will be described. This is the opposite of reading the original image and dropping it into a dot code as described above, and reading only the dot code from the original on which the dot code has been printed together with the text or picture, and playing it from the dot code. It is a flow of contents such as printing out a document in the form of a combined text, picture and dot code.
[0374]
That is, similarly, the dot code is read from the document by the image sensor 682, A / D converted, and recorded in the memory 688. Further, the output of the A / D converter 686 is also input to the dot code player 722. The dot code regenerator 722 includes, for example, a circuit configuration after the scan conversion unit 186 in FIG. 15, and can reproduce text, pictures, and graphs from the dot code. The dot code image stored in the memory 688 is given to the dot pattern shape conversion circuit 706 in the state of the dot code, and after being changed in size, is input to the edit synthesis circuit 718. The editing / synthesizing circuit 718 adds the dot code from the dot pattern shape conversion circuit 706 to the text, picture, graph, etc. reproduced by the dot code player 722, and inputs it to the printer 720 for printing.
[0375]
In this way, the time required to scan the document is only the time required to read the dot code portion, so that the time can be shortened. Furthermore, there is an effect that when a sentence, a picture, a graph, or the like is enlarged or reduced, the dot code size can be printed without change.
[0376]
Next, FIG. 60 shows an example in which the pen-type information reproducing apparatus is also used as an input unit for character and picture data.
[0377]
That is, a signal from the image processing unit 460 of the pen type information reproducing apparatus is input to the multimedia information recording apparatus 724. In the multimedia information recording device 724, the input, that is, the imaged data is input to the frame memory 728A or 728B via the selector 726. In this case, the selector 726 selects such that first screen is taken into the frame memory 728A and then the next one screen is taken into the frame memory 728B. The image data taken into the frame memories 728A and 728B are subjected to lens distortion such as peripheral aberrations by distortion correction circuits 730A and 730B, respectively, and then input to the deviation amount detector 732. The deviation amount detector 732 correlates both images so that when the image captured in the frame memory 728A and the image captured in the frame memory 728B are combined at a later stage, the overlapping portion of both images overlap as a picture. And how much it is displaced in which direction. As this deviation amount detector 732, for example, those described in Japanese Patent Application Nos. 5-63978 and 5-42402 by the present applicant can be used. Then, according to the detected shift amount, one image, for example, an image taken into the frame memory 728B is interpolated by the interpolation calculation circuit 734, and is enhanced by the enhancer 736, and then the other image is synthesized by the image composition circuit 738. The image is combined with the image fetched into the frame memory 728A, and the result is stored in the image synthesis memory 740.
[0378]
Then, the next one screen is taken into the frame memory 728A, the same processing as described above is performed, and this time, the image taken into the frame memory 728A is interpolated.
[0379]
Thereafter, by repeating this alternately, the screen can be enlarged.
[0380]
That is, the pen-type information reproducing apparatus is originally for reading a fine code such as a dot code, and therefore the imaging area is very small. Thus, in order to use a small imaging area as a scanner for capturing a character or picture image, it is necessary to capture the image in multiple times and paste them together. Therefore, in the present embodiment, a plurality of frame memories are provided, the amount of deviation is detected, the deviation is corrected, and the images are pasted together.
[0381]
The data recorded in the composite image memory 740 is subjected to image area determination or the like by the image area determination circuit 742. If it is a character, the character recognition circuit 744 performs character recognition. Is input to the multimedia information recording processing unit 598 as described above. Then, the multimedia information recording processing unit 598 performs processing such as compression to convert it into a dot code, and guides it to the reel seal printer 572 as described above. Alternatively, instead of inputting to the multimedia information recording processing unit 598, it is also possible to input to an external device 532 such as a personal computer or a word processor via the I / F 746.
[0382]
For the pen-type information reproducing device, the output terminal may be provided with an earphone terminal and two terminals for outputting an image, or a system for manually outputting sound through one connector. It is also possible to adopt a configuration in which the system is switched to a system for outputting images.
[0383]
FIG. 61 is a modification of FIG. FIG. 60 describes the case where the area of the imaging unit 204 when reading the dot code is the same as the imaging area when used as a scanner. In the case of this embodiment, a wide angle is used when used as a scanner. Thus, the imaging optical system 200 is changed so as to perform macroscopic imaging when reading the dot code.
[0384]
That is, the imaging optical system 200 is configured by a zoom or bifocal lens group used in a normal camera, and the lens barrel 748 is slid to switch between wide angle and macro. A scanner switch 750 is provided so that the contact is closed and turned on when the lens barrel 748 is contracted. When the scanner switch 750 is turned on, the data processing unit 462 and the data output unit 464 operate as a scanner. When it is stopped, the control unit 212 is caused to perform processing such as operating them in order to perform macro-like operations.
[0385]
When the imaging optical system 200 is set to the wide-angle side, the imaging area becomes large, assuming that the focal depth at that time is ± 120 μm and the imaging magnification is 0.08, the depth of field is ± 19 mm. Even if there is vertical camera shake, there is no problem if there is such a depth.
[0386]
In addition to sliding the lens barrel 748 to change the wide angle and the macro, the lens itself is replaced, that is, the macro lens is mounted with a wide angle lens, It can be implemented similarly.
[0387]
FIG. 62 is a diagram for outputting information corresponding to the dot code to an external device 532 such as a personal computer or a word processor when the dot code is read into the card type adapter 524 by the pen type information reproducing apparatus as shown in FIG. And a data processing unit for combining images and generating dot codes when the pen-type information reproducing apparatus as shown in FIG. 60 is used as a scanner for texts and pictures. The example which incorporated the data processing part of is shown. In other words, the card type adapter 524 that includes two data processing units for the scanner and data processing unit for reading the dot code is shown.
[0388]
In FIG. 61, selectors 752 and 754 switch between a scanner data processing unit and a dot code reading data processing unit, and the switching selection may be performed manually. It may be interlocked with the on / off state of the scanner switch 750 as shown in FIG. 5 or may be driven directly from the external device 532 side.
[0389]
The image composition processing circuit 756 includes a selector 726, frame memories 728A and 728B, distortion correction circuits 730A and 730B, a deviation amount detector 732, an interpolation operation circuit 734, an enhancer 736, and an image composition circuit 738 as shown in FIG. The output processing circuit 758 is for adjusting the data to be output to the format of the external device 532.
[0390]
Next, an embodiment in which the read dot code information is output to the electronic projector will be described. That is, as shown in FIGS. 63A and 63B, the dot code is scanned by the pen-type information reproducing device 760, the original information is restored by the output processing unit 762, and the RGB input terminal or electronic unit of the projector 764 is restored. This is input to the video input terminal of the OHP 766 and projected onto the screen 768.
[0390]
In this case, the pen-type information reproducing device 760 has a built-in configuration from the detecting unit 184 to the data error correcting unit 194 in the configuration of the reproducing system shown in FIG. 15 or FIG. The processing unit 762 includes a configuration after the data separation unit 196 and other processing circuits.
[0392]
The actual configuration of the output processing unit 762 is as shown in FIG. That is, the multimedia information from the pen-type information playback device 760 is separated into image, graph, character, voice, and header information by the separation unit 196, and the image, graph, and character are decompressed by the decompression processing units 238, 242, and 248. After that, the image and the graph are subjected to interpolation processing by the data interpolation circuits 240 and 244, and the character is subjected to PDL processing by the PDL processing unit 246. The interpolated or PDL processed image, graph, and character are combined by the combining circuit 250 and stored in the memory 770. The data stored in the memory 770 is data that can be projected on the screen 768, and is thus D / A converted by the D / A converter 252 and output to the projector 764 and the electronic OHP 766. In this case, the memory 770 is controlled by the address control unit 772. On the other hand, the voice is decompressed as it is by the decompression processing unit 256, interpolated by the data interpolation circuit 258, then D / A converted by the D / A conversion unit 266, and incorporated in the projector 764 and the electronic OHP 766 via the selector 774. Or output to an external speaker 776.
[0393]
Further, the speech synthesis code data is converted into speech by the speech synthesizer 260 and input to the D / A converter 266.
[0394]
Also, for example, in the case where a sentence is read as it is during a presentation, it is recognized as a sentence by a sentence recognition unit 271 from a display character code, converted into a voice by a speech synthesis unit 260, Finally, sound is output from the speaker 776.
[0395]
In this case, since there is no need to record a separate speech synthesis code for reading, more information can be put in the dot code accordingly.
[0396]
Also, in this case, a projector selection means 778 is provided so that the connection can be made with any electronic projector system. For example, the projector 764 is compatible with high vision or only with NTSC. You can choose such things. In other words, processing such as the size of characters allocated on the memory 770 varies depending on the electronic projector system as an output system. Therefore, the processing in the data interpolation circuits 240 and 244 and the PDL processing unit 246 is changed or the clock supplied to the address control unit 772 and the D / A conversion unit 252 according to the selection by the projector selection unit 778. The signal CK is changed by the reference clock selection unit 780.
[0397]
Also, in the usage status of electronic projectors such as the projector 764 and the electronic OHP 766, for example, as shown in the figure, it is desired to project only texts in a manuscript including text, pictures, graphs, etc. In some cases, it is desired to perform selective projection such as projecting only a graph. In such a case, the output control unit 782 can select the user, or the dot code can be projected by sentence, only a picture can be projected, or only a graph can be projected. This information is written as header information, and the output control unit 782 can select a portion to be output according to the header information. Then, according to the selection by the output control unit 782, the output editor unit 784 performs a separation operation of which part is projected, and causes the address control unit 772 to access that part of the memory 770 and output the data for projection. Let In addition to the area division process, the output editor unit 784 projects an electronic zoom, that is, first projects the entire document, and then enlarges only a part of the text or a picture. It is also possible to perform an editing process in such a manner that only a part of a sentence or a part of a picture is focused and enlarged at that time. When performing such processing, the output processing unit 762 is provided with an input unit and a display unit, and is configured to perform processing such as a graphical user interface so as to actually specify an enlarged portion. preferable.
[0398]
In addition, the voice is input not only as a dot code and output from the D / A conversion unit 266 but also from the external microphone 786 so that the selector 774 can select the voice.
[0399]
It should be noted that the pen type information reproducing apparatus 760 may include only the detection unit 184, and the subsequent processing from the scan conversion unit 186 may be included in the output processing unit 762. 760 may be configured such that the separated data is sent to the output processing unit 762 in some form. Actually, it is preferable to make the pen-type information reproducing device 760 as small as possible considering that it is held by hand, so that only the detection unit 184 is provided and the subsequent processing is performed by the output processing unit 762. Is preferred.
[0400]
FIG. 65 (A) shows a case where output is made to a copying machine 788, a magneto-optical disk unit (MO) 790, and a printer 792 instead of the electronic projector. It shows a situation in which the output of the output processor is supplied to the copier 788, the MO 790, and the printer 792 online or offline by a floppy 796 or the like. Further, (B) of the figure shows a case where the output processing unit is configured as a card type adapter 800 that is attached to the printer 792 or the electronic notebook 798.
[0401]
The actual configuration of the output processing unit 762 in this case is as shown in FIG.
[0402]
As in the previous embodiment of the projector, multimedia information is input, images, graphs, and characters are separated by the separation unit 196 and decompressed by the decompression processing units 238, 242, and 248, respectively. The graph is interpolated by the data interpolation circuits 240 and 244, and the character is subjected to PDL processing by the PDL processing unit 246, synthesized by the synthesis circuit 250, and stored in the memory 770. The memory 770 is controlled by the address control unit 772, and the read data is output to the edit monitor 804 to confirm the data actually output via the interpolation unit 802 and the D / A conversion unit 252. Note that the editing monitor 804 may be omitted.
[0403]
Data read from the memory 770 is also input to the combining unit 806. The synthesizing unit 806 converts the multimedia information from the pen-type information reproducing device 760 into a dot code again at the encoding unit 808, and outputs it at the output adaptive interpolation unit 810 according to the resolution of the printer 792 to be output. Interpolation is performed and the data from the memory 770 is synthesized. That is, a dot code is added to a sentence or a picture and output to a printer 792 or a copier 788 via an I / F 812.
[0404]
The output selection means 814 automatically enters the resolution setting when the printer 792 is connected to the output unit 762 and the printer 792 is connected to the output unit 762, and is offline with the floppy 796 or the like. Since it is not possible to know the model if it is sent in the case of, it is assumed that it is switched manually in such a case.
[0405]
In such a configuration, the text or the like is copied or printed as it is, and the dot code can be output in accordance with the resolution of the output medium.
[0406]
Further, when connecting to the electronic notebook 798, no dot code is input, so that a system for recording the dot code becomes unnecessary. The configuration is almost the same as in FIG.
[0407]
FIG. 67 shows an embodiment in which a format conversion unit 816 is provided to correct the format for each model in order to cope with the fact that the data format of the word processor is currently different for each model. The format conversion unit 816 has a word processor select switch as the model selection unit 818, reads the dot code with the pen type information reproducing device 760, converts the data based on the selection, and inputs the data to the word processor 820.
[0408]
The format conversion unit 816 is actually configured as shown in FIG. That is, after processing by the data interpolation circuits 240, 244, 258, the PDL processing unit 246, and the speech synthesis unit 260, the respective data is converted by the corresponding format conversion circuits 822, 824, 826, 828 in the model selection means 818. The format is converted in accordance with the selection.
[0409]
FIG. 69 is a system diagram in the case where a sheet on which a dot code is recorded (hereinafter referred to as multimedia paper) is transmitted / received by FAX. In this case, the dot code generated by the FAX multimedia information recorder 830 is printed out by the printer 792 and transmitted from the transmission side FAX 832 to the reception side FAX 834 through the telephone line 836. The receiving FAX 834 receives this, returns it to paper information, and reproduces the dot code using the pen-type information reproducing device 838.
[0410]
As shown in FIG. 70, the FAX multimedia information recorder 830 includes a multimedia information recorder 840, a dot pattern shape conversion circuit 842, FAX selection means 844, and a composite editing circuit 846. The multimedia information recorder 840 includes the configuration up to the marker adding unit 162 in the configuration of the recording system of FIG. 13, and the composition editing circuit 846 corresponds to the composition and editing processing unit 164. The dot pattern shape conversion circuit 842 and the FAX selection unit 844 correspond to the dot pattern shape conversion circuit 706 and the FAX resolution selection unit 714 in FIGS.
[0411]
In this case, when a line is connected from the transmission side FAX 832 to the reception side FAX 834 via the telephone line 836, the status of the incoming call is returned from the reception side FAX 834 to the transmission side FAX 832. Therefore, this data can be selected manually or directly. The unit 844 selects the resolution of the FAX, that is, the resolution, and the dot pattern shape conversion circuit 842 changes the shape itself according to the size of the dot code pattern or the amount that can be written in one line, and the composite editing circuit 846 Is combined with the page information and printed out by the printer 792, thereby printing the multimedia paper to be transmitted by FAX.
[0412]
FIG. 71 shows a FAX built-in multimedia information recorder 848 in which all such processes are automated and the FAX transmitter / receiver is provided to the recorder from the beginning.
[0413]
In this case, the resolution information of the other party's FAX is directly confirmed at the time when the telephone line 836 is connected, the dot pattern shape is optimized using the information, and the information is combined with the page information and transmitted.
[0414]
FIG. 72A shows an overwrite type MMP card for recording / reproducing a card (hereinafter referred to as a multimedia paper (MMP) card) on which a dot code as shown in FIGS. It is a figure which shows the structure of a recording / reproducing apparatus.
[0415]
The recording / reproducing apparatus 850 transports the MMP card 852 inserted into a card insertion slit (not shown) to the dot code detection unit 856 by the card transport roller unit 854, and the dot code already written on the back surface of the MMP card 852 is transferred. The data is read and converted to the original multimedia information by the data code reproduction unit 858, and is output to an I / F (not shown) or a data separation unit. That is, the dot code detection unit 856 corresponds to the detection unit 184 in the configuration shown in FIG. 15 or FIG. 20D, and the data code reproduction unit 858 also changes from the scan conversion unit 186 to the data error correction unit. It has a circuit configuration up to 194. However, the dot code detection unit 856 is provided with imaging units on both sides of the card, and the one for the back side of the card is used as the imaging unit 204 of the detection unit 184. Here, the MMP card 852 has a dot code recording area 852A on the back side of the card as shown in FIG. 72B, and a title, name, picture, etc. on the front side as shown in FIG. It is assumed that the image is recorded.
[0416]
The recording / reproducing apparatus 850 is supplied with information other than information already written on the card via an I / F 860 from an external personal computer or storage device, and information to be written on the back side of the card as a dot code is For example, when new information that does not exist in the conventional data is input from the I / F 860, it is combined with the information supplied to the data composition editing unit 862 and reproduced by the data code reproduction unit 862. When a new address is added or a partial change is made, the data is combined and edited by replacing only the part that is partially changed. The information thus combined and edited is input to the code pattern generation unit 864 and converted into a dot code. The code pattern generation unit 864 has a configuration as shown in FIG. 13, and combines and edits the generated dot code and data to be printed in addition to the code from the I / F 860 and prints it on the printing unit 866. Pass the data that should be. The printing unit 866 is also supplied with the pattern data on the surface of the MMP card 852 from the dot code detection unit 856, and prints on both the front and back sides of the unprinted card fed from the paper feed cartridge 868 to create a new one. The MMP card is conveyed to a card discharge slot (not shown) by the card conveying roller unit 870 and discharged. Note that double-sided printing in the printing unit 866 may be a format in which the card is reversed and printed on the other side after printing on one side of the card, or may be printed on both sides at the same time. .
[0417]
On the other hand, after passing through the dot code detection unit 856, the old card is applied with, for example, black ink by the subsequent application roller 872, and the code recording area 852A is painted black. Discharged. As a result, the user can return the filled original card, so that there is no fear that the old card will be abused.
[0418]
As described above, according to the overwrite type MMP card recording / reproducing apparatus 850 of the present embodiment, when a card that has already been recorded to some extent is inserted into the recording / reproducing apparatus 850, the information is read, and a new one is added. The new card is issued in combination with the information to be added to the card. From the user's point of view, it looks as if the card has come out with data added to the old card. Since the old card still remains, the old card is returned to the user. Therefore, in the form of card replacement, it looks as if it was overwritten.
[0419]
FIG. 73 is a diagram showing another configuration of the overwrite type MMP card recording / reproducing apparatus. The recording / reproducing apparatus 874 is basically the same as the recording / reproducing apparatus 850 in FIG. 72A, but is an apparatus for an application in which it is not necessary to return an old card to the user. Therefore, the recording / reproducing apparatus 874 is provided with a shredder 876 for cutting an old card in the subsequent stage of the dot code detection unit 856.
[0420]
FIG. 74A is a diagram showing still another configuration of the overwrite type MMP card recording / reproducing apparatus. In the case of this recording / reproducing apparatus 878, the structure of the MMP card is different from that of the MMP card 852. That is, the previous MMP card 852 was printed directly on the card base itself, but the MMP card 880 of this embodiment is made of cardboard, plastic or the like as shown in FIG. The card base 882 is configured with a very thin code pattern recording thin paper (film) 884 on which a dot code is recorded. That is, a thin film-like sheet printed as shown in (C) of FIG.
[0421]
In such a recording / reproducing apparatus 878 using the MMP card 880, the data read by the dot code detection unit 856 is combined with data coming from a personal computer or the like in the same manner as before, and enters the printing unit 866 as a code pattern. . At this time, the printing unit 866 does not print on the back side of the card, but prints on the code pattern recording paper 888 from the paper supply cartridge 886 and newly attaches it to the card base 882. In this case, the code pattern recording paper 888 is not on the printing surface 890 side where the code pattern recording thin paper 884 is actually printed, as shown in FIG. An adhesive surface 892 is provided, and a protective paper 894 for the adhesive surface 892 is provided thereon. Then, after printing, the adhesive surface protective paper 894 is peeled off by the adhesive surface protective paper peeling bar 896 and wound on the used adhesive surface protective paper take-up reel 898. The adhesive surface 892 of the code pattern recording thin paper 884 from which the adhesive surface protective paper 894 has been peeled is exposed, and is pressed against the card base 882 by the card conveyance and code pattern recording thin paper pressing roller unit 900 and pasted to form a recorded card. to go out.
[0422]
In this case, since the code pattern recording thin paper 884 is a very thin film, the code pattern recording thin paper 884 may be stacked on the card base 882. Therefore, the old code pattern recording thin paper is peeled off by providing an old code pattern recording thin paper peeling unit 902 in the middle of the card transport path from the dot code detection unit 856 to the pressure contact roller unit 900. The peeled old code pattern recording thin paper may be discharged as it is or may be shredded.
[0423]
Note that the additional information adding unit 904 in FIG. 6A displays, for example, information indicating the time relationship of when the recording / reproducing device 878 recorded on the original card or the recording / reproducing device 878 as a service center. This is for adding information such as which terminal is used when the terminal is connected to. As a result, it can be seen which recording / reproducing device 878 is used and how many blanks are placed for recording.
[0424]
FIG. 75 is a diagram showing still another configuration of the overwrite type MMP card recording / reproducing apparatus. The recording / reproducing apparatus 906 is basically the same as the recording / reproducing apparatus 850 in FIG. 72A, and instead of blacking, the recording / reproducing apparatus 906 is painted in white and made a new printing surface again. is there. Therefore, the white ink cartridge 908 and the white ink applying roller 910 are arranged downstream of the dot code detection unit 856.
[0425]
As a result, the back side of the MMP card once becomes white, and printing is newly performed by the printing unit 866 there. Since a new card may be issued, the paper supply cartridge 868 is provided, but this is not necessary.
[0426]
Next, a write-once type MMP card recording / reproducing apparatus will be described. In the write-once type, old information is left as it is, and only new information is added to an unrecorded area as long as there is still an unrecorded area. In this case, it is not necessary to perform all dot code reproduction processing as in the above-described overwrite type device, except when the card data reproduction is intended, that is, at the time of recording.
[0427]
FIG. 76A shows a configuration of a write-once type MMP card recording / reproducing apparatus 912. At the time of recording, the data code reproducing unit 858 reproduces only the marker information and address information of the two-dimensional block, and the code pattern generating unit 864 generates a block address of the additional recording part to generate an additional recording dot code pattern. The recorded area detection unit 914 detects a recorded area of the card. The printing unit 866 prints the pattern from the code pattern generation unit 864 on an unrecorded area (addable area) of the card based on information from the recorded area detection unit 914.
[0428]
The recorded area detection unit 914 includes a recording area detection unit 916, a marker detection unit 918, a last marker coordinate calculation unit 920, and an additional recording start coordinate output unit 922, as shown in FIG. . That is, since the sizes of the marker and the block are known, the recording area detection unit 916 and the marker detection unit 918 can detect how much the code recording area has been automatically written. Therefore, the last marker coordinate calculation unit 920 calculates the coordinates of the start of additional writing, and outputs them from the additional writing start coordinate output unit 922.
[0429]
Further, the recorded area detection unit 914 may be configured as shown in FIG. However, in this case, as shown in FIG. 5B, it is necessary to record a recorded mark 924 indicating how far it has been recorded in the card margin.
[0430]
In the recorded area detection unit 914, the recorded mark detection unit 926 detects this recorded mark, calculates how far the last recorded mark coordinate calculation unit 928 has written, Is output from the additional write start coordinate output unit 922. That is, even if it does not go to see the fine dot code marker, it is easy to detect by detecting a larger recorded mark 924.
[0431]
The recorded mark 924 can also be used for alignment in the printing unit 866. That is, in the previous example, the dot code must be read again in the alignment in the printing unit 866. However, when the recorded mark 924 is used, the processing is performed only by the mark 924. it can. That is, by detecting the recorded mark 924, recording may be performed with a distance of, for example, about 1 mm between the recorded area and the additional recording portion, or about 1 mm in the vertical direction in the direction shown in FIG. Since it does not matter if it is shifted, it can be added very easily. However, depending on the content of additional writing, if the block address of the recorded block is read, the block address next to the final block address is added, so that the block address of the additional writing portion has continuity as one code. Can be made.
[0432]
FIG. 78A shows a business card card reading system as one application example using the above-described overwrite type or write-once type MMP card. In this system, an MMP business card card 930 in which multimedia information is written in dot code is read by an MMP business card card reader 932, an image is displayed on a CRT 936 of a personal computer or the like 934, and sound is generated from a speaker 938. The MMP business card card reader 932 is not different from the information reproducing apparatus described so far, particularly in configuration, and merely reads a business card card, so that it is configured as a stationary type rather than a pen type. Of course, as described above, the information may be provided in the form of a pen-type information reproducing device and a card-type adapter, and displayed or reproduced in an electronic notebook or the like.
[0433]
The MMP business card card 930 has a dot code printed on the back side of the card with the company name, affiliation, name, address, and telephone number printed on the front side, like the above-described overwrite or write-once type MMP card. In the case of business cards with English text on the back side, as shown in (B) of the figure, dot codes are stealth-printed using infrared luminescent ink or fluorescent ink as described above. 940 may be used.
[0434]
Next, the MMP card formed by the semiconductor wafer etching method will be described. In this case, a very fine dot pattern is recorded on a semiconductor wafer by using a semiconductor etching technique. The mirror-finished wafer surface and the etched pattern portion have different light reflectivities, and the dot code can be read with the contrast. Here, in order to further improve the contrast and improve the S / N, it is possible to embed aluminum or other members having greatly different reflectances and colors in the etched dot code pattern.
[0435]
79 (A) and 79 (B) and FIGS. 80 (A) to (C) are diagrams showing the configuration, and a wafer portion 942 on which a dot code pattern is recorded is embedded in the base 946 of the card body 944. It is. In this case, since the dot code pattern is recorded with a dot size of several μm or a sub-μm level, very high density recording can be performed. Thereby, for example, a ROM card in units of gigabytes can be made.
[0436]
Further, unlike the ROM-IC, it is not necessary to operate normally electrically, so even if a part of the pattern is defective, it can be corrected by the error correction process in the playback device, so that the yield is much higher than that of the ROM-IC. In addition, since there are far fewer processes than IC, there is an advantage that it can be supplied at a very low cost.
[0437]
However, since the pitch is very fine, attention should be paid to slight dirt and dirt such as fingerprints. In order to protect it, for example, as shown in FIGS. 79A and 79B, a plurality of sliding protective covers 948 are attached to the surface of the wafer portion 942 of the card 944, or ( One protective shutter 950 as shown in A) to (C) is attached.
[0438]
In this case, the protective cover 948 is composed of, for example, four sheets, and it is possible to select several types of opening methods, such as opening only necessary portions or opening the lid, and all of them can be placed on one side when the card is inserted. It may be opened.
[0439]
On the other hand, in the case of the protective shutter 950, it is configured such that it is fully opened when the card is inserted and is closed at the same time as the card is removed. For example, as shown in FIGS. 80B and 80C, a wafer portion 942 is dropped into a card base 946, and grooves 952 are cut into the card base 946 on both sides, respectively. A protective shutter 950 is inserted so as to sandwich the area. A stopper 956 is provided at the tip of the claw portion 954 on the side of the protective shutter 950, and the card base 946 to be received is stopped when the stopper 956 reaches a predetermined position so that the protective shutter 950 does not open beyond the predetermined position. Therefore, the depth of the groove 952 is shallow.
[0440]
When the dot code is reproduced from the MMP card formed by such a semiconductor wafer etching method, the pen type information reproducing apparatus as described above may be used. However, at that time, the imaging optical system needs to be of a microscope level. is there. Alternatively, it may be configured such that it is mechanically moved in the form of a line sensor.
[0441]
81A shows a new dot code playback function and record function in a disk device 958 with a dot code decoding function, that is, a known disk device for recording and reproducing audio information such as music on a magneto-optical disk. Is attached. For example, the dot code on the sheet 960 as shown in FIG. 5B is scanned by the operation unit 962 to reproduce the code and output it to the information device 964 such as a personal computer or an electronic notebook or the earphone 966. To do.
[0442]
As shown in FIG. 82, the disk device 958 includes a known configuration such as a spindle motor 968, an optical pickup 970, a feed motor 972, a head drive circuit 974, an address decoder 976, an RF amplifier 978, a servo control circuit 980, an EFM (Eight). to Fourteen Modulation), ACIRC (Advanced Cross Interleave Read Solomon Code) circuit 982, earthquake-resistant memory controller 984, memory 986, display unit 988, key operation panel 990, system controller 992, compression / decompression processing unit 994, A / D converter 996 , An audio input terminal 998, a D / A converter 1000, and an audio output terminal 1002.
[0443]
Here, the EFM and ACIRC circuit 982 is a part that performs encoding and decoding at the time of writing and reading of the disk. The earthquake-resistant memory controller 984 is for interpolating data using the memory 986 to prevent sound skipping due to vibration. The compression / decompression processing unit 994 performs compression / decompression processing using an audio high-efficiency encoding method called ATRAC (Adaptive Transform Acoustic Coding), which is a type of transform encoding method that converts from the time axis to the frequency axis for encoding. Do.
[0444]
The disk device 958 with the dot code decoding function receives such an image signal from the operation unit 962 and performs processing such as the image processing unit 460 in FIG. A connection terminal 1006 between the image processing unit 1004 and the information device 964 and its I / F 1008 are provided, and the compression / decompression processing unit 994 is composed of an ASIC-DSP or the like. In addition, functions of the data processing unit 462 such as demodulation and error correction for data, processing for compressing / decompressing data for other information devices 1008, and the like are also included.
[0445]
Note that the operation unit 962 includes, for example, the imaging optical system 200, the imaging unit 204, the optical system 1010 corresponding to the preamplifier 206, the imaging element 1012 and the amplifier 1014 in FIG.
[0446]
In an information reproducing apparatus that reproduces a dot code, reproduction of high-capacity information such as music usually requires a large-capacity memory. A memory having a capacity can be eliminated. In addition, the sound reproduction part, here, the sound compression / decompression processing unit 994, the D / A converter 1000, etc. can be used in common, and the sound compression / decompression unit 994 is shared with the data processing part of the code reproduction process. By designing with an ASIC-DSP, low cost and downsizing can be achieved.
[0447]
The disk device 958 with a dot code decoding function having such a configuration can use functions such as sound recording and reproduction as a normal disk device, and music selection, and can also be used as a dot code reproducing device. This switching is controlled by the system controller 992 by operating the key operation panel 990.
[0448]
When used as a dot code reproducing device, for example, the following usage is assumed. That is, as shown in FIG. 81B, the A4 sheet 960 is written with a music selection index consisting of a music title and a singer name, and a dot code corresponding to the music is recorded. In this case, since the music is information on the order of 3 minutes or 4 minutes, for example, it becomes considerably long. Therefore, the dot code is divided and recorded in a plurality of stages, in FIG. That is, each piece of music is divided into a plurality of stages of dot codes, and the block address is, for example, a block whose X address is 1 and Y address is 1 as described above in each stage's dot code. Are recorded on the sheet with addresses indicating the divided positions in the music. At the time of reproduction, all the dot codes of the plurality of stages are scanned and recorded on the disk 1016.
[0449]
At that time, even if the scanning order is performed randomly, the music can be written in consideration of the recording position of the disk 1016 by the address indicating the position in the music, that is, the music is recorded in the correct order. For example, as shown in the figure, when one piece of music is divided into four stages of dot codes, even if the dot code of the second stage is scanned with the operation unit 962 first, it is what number, that is, the second dot. Since it is known from the address whether it is a code or not, when the audio information reproduced from the dot code is recorded on the disk 1016, the recording part of the first dot code is opened and recorded so that it is reproduced in the correct order at the time of reproduction. can do.
[0450]
In addition, for example, when a user makes an original disc such as recording music A and music C and then recording music D, another audio player such as a tape deck or a CD player may be used. You can do it without it. For example, when the user views the dot codes of a plurality of pieces of music recorded on the sheet 960 and scans the dot codes in the order of reproduction at the time of reproduction, for example, the pieces of music A, C, D,. Can be recorded in this order, and if they are played normally, they will be played in that order. That is, programming is possible.
[0451]
Note that an image output device can be used as the information device 964. For example, using FMD, the compression / decompression processing unit 994 performs JPEG, MPEG, and 3D image decompression processing as described in Japanese Patent Application No. Hei 4-81673, for example, and converts to a video signal using the I / F 1008 By doing so, a three-dimensional image corresponding to the read dot code can be displayed. Thus, this embodiment is not limited to audio information.
[0452]
Similarly, it is of course applicable to other digital recording / reproducing apparatuses such as DAT.
[0453]
Next, an example in which the dot code recording function is incorporated into a silver salt camera will be described.
[0454]
83A and 83B are diagrams showing the configuration of the back cover 1018 of the multimedia information dot code recording compatible camera. This is a configuration in which date information such as date is recorded using a LED array 1020 in the form of a conventional data back, and a two-dimensional LED array 1022 for recording a dot code is arranged next to it. It has become. On the back side of the data back, there is a circuit built-in unit 1024, which contains, for example, a circuit for lighting control of the LED array 1020, and further incorporates a circuit system for recording a multimedia information dot code, As a dot code, the image is copied onto a silver salt film (not shown) by the LED array 1022. For example, a tie-pin type microphone 1026 is connected to the circuit built-in unit 1024, and voice is picked up from the microphone 1026, and the information is exposed on the film in the form of dot codes by the dot code recording two-dimensional LED array 1022.
[0455]
Since the data back 1018 is controlled using the CPU of the camera body in addition to the LED arrays 1020 and 1022, an electrical contact 1028 with the body camera body side is prepared. Further, the claw portion 1032 of the hinge portion 1030 is slidable and can be detached from the camera body using the claw portion slide lever portion 1034. That is, the data back 1018 can be attached in place of the original back cover of the camera.
[0456]
This embodiment is an example in which a dot code is recorded all at once with a two-dimensional LED array 1022. On the other hand, FIG. 84A shows a case where the dot code recording LED unit 1036 is moved to record the dot code two-dimensionally. The LED unit 1036 includes a line-shaped LED array 1038 and a lens 1040 for converging light, ie, reducing the light therefrom, as shown in FIG. Electric signal electrodes 1042 for receiving control signals for the LED array 1038 extend on both sides thereof, and the signal electrodes 1042 are moved as shown in FIG. It is configured such that it always comes in contact with the signal electrode plate 1044 on the data back 1018 side so as to slide and a data signal enters from there. The film pressing plate 1046 of the data back 1018 is provided with a scanning window 1048 made of transparent glass, acrylic, or the like, from which only the LED unit 1036 is configured to face a film (not shown).
[0457]
When using a two-dimensional LED array, it is only necessary to electrically flash each necessary part without physically moving it, but when using such a one-dimensional LED array 1038, The LED unit 1036 must be moved. As the moving mechanism, for example, the one shown in FIG. That is, this is basically the same structure as a well-known tuner needle moving mechanism. When the pulley 1052 is rotated by the motor 1050, the wire wire 1054 wound around the pulley 1052 is associated therewith. The LED unit 1036 having both ends fixed moves left and right. The wire line 1054 has no expansion / contraction, and thus the LED unit 1036 can be moved with high accuracy. Further, the pulley 1052 and the wire 1054 are configured on both sides with respect to the LED unit 1036 so as to accurately translate.
[0458]
Further, as the moving mechanism of the LED unit 1036, an ultrasonic motor 1056 can be used as shown in FIG. The ultrasonic motor 1056 applies vibrations to the vibration plate 1058 that transmits ultrasonic waves as if the waves are moving in the right and left directions while shifting the phase well. The moving body 1060 moves to the right or to the left in the form of a shape. As the moving body 1060 moves, the LED unit 1036 connected to the moving body 1060 also moves to the right or moves to the left. Move to.
[0459]
FIG. 85 is a diagram showing a circuit configuration of the data back 1018 shown in FIGS. 83A and 84A. In particular, a portion surrounded by a broken line is a configuration of the data back 1018. FIG.
[0460]
A CPU (for example, a one-chip microcomputer) 1062 provided in the camera body controls the entire camera. The exposure control unit 1064 performs exposure control based on the photometric data from the photometric unit 1066. The shutter control unit 1068 and the aperture control unit 1070 control the shutter speed and / or the aperture according to the purpose, or Control is performed according to the mode, and control is performed so as to obtain an optimal exposure as appropriate.
[0461]
Further, the CPU 1062 calculates the lens control amount using lens information held on the lens side or the main body side, and causes the lens control unit 1074 to perform necessary lens control. This includes focus control and zoom control. Further, the CPU 1062 performs a shutter operation in response to operations of the focus lock button 1076 and the release button 1078 (usually, it is mechanically used as one button and comes out independently). Control. Further, the CPU 1062 controls the motor 1082 for winding the film by the motor control unit 1080.
[0462]
Further, the CPU 1062 exchanges data with the multimedia information recording / reproducing unit 1084, the multimedia information LED controller 1086, and the date LED controller 1088 in the data back 1018 via the electrical contact 1028 with the camera body side. It can be done. The date LED controller 1088 controls the date LED array 1020 to emit light and imprints the shooting date and time on the film. The data back 1018 has a date for generating a time pattern for it. A clock generator 1090 is built in.
[0463]
The multimedia information recording / reproducing unit 1084 has a configuration related to the recording system, for example, from the voice input in the configuration of FIG. 13 to immediately before the code synthesis editing, that is, the portion for generating the pattern constituting the dot code. The reproduction system has, for example, a configuration from the scan conversion unit 186 to the D / A conversion unit 266 in FIG. The multimedia information LED controller 1086 controls the light emission of the LDE array 1022 or 1038 in accordance with the dot code pattern output from the multimedia information recording / reproducing unit 1084. In this case, in the example of FIG. 83A, since it is the two-dimensional LED array 1022, the dot code pattern is exposed only with this configuration. On the other hand, in the example of FIG. 84A, since it is necessary to move the one-dimensional LED array 1038 further, the motor 1050 is driven by the LED array moving motor controller 1092 to move the LED unit 1036. Let The multimedia information LED controller 1086 provides the LED array 1038 with code information to be recorded, which is necessary at that position, and emits light at any time while matching the timing of the movement by the motor 1050.
[0464]
Various camera mode setting keys 1094 are provided on the camera body side. This may consist of several buttons, or may be divided into a mode switching button and a setting button. Further, this may be provided on the data back side, and in this case, a key operation signal is supplied to the CPU 1062 via an electrical contact.
[0465]
In the above configuration, the dot code is exposed to the film as follows, for example. In other words, when an operation signal of the focus lock 1076 button that becomes one index for starting shooting becomes active, the CPU 1062 captures audio from the microphone 1026 into the multimedia information recording / reproducing unit 1084, and records / records multimedia information. A predetermined amount of time is sequentially stored in a storage unit (not shown) inside the playback unit 1084. For example, the predetermined time is determined in the form of 5 seconds or 10 seconds, and the maximum capacity of a memory (not shown) is set in accordance with the fixed time, and is sequentially and cyclically stored in the same manner as a general voice recorder. . When the release button 1078 is pressed, the CPU 1062 notifies the multimedia information recording / playback unit 1084 accordingly, for example, several seconds before (for example, five seconds) or before and after (for example, one second after, three seconds before). Second) sound is converted to dot code. This setting can be set by the user using a mode setting key 1094, for example. Then, the audio stored in the multimedia information recording / reproducing unit 1084 is actually encoded and burned onto the film by the LED array 1022 or 1038. After the operation is completed, the CPU 1062 performs a film winding operation. Of course, the LED array moving motor controller 1092 and the film winding motor control unit 1080 can be well synchronized so that the film can be wound at the same time with the moving speed and timing adjusted. In that case, it is possible to cope with high-speed continuous shooting. Further, the LED unit 1036 can be fixed and recording can be performed when the film is wound. At this time, there is an advantage that one motor is reduced.
[0466]
In addition to recording audio as dot code information on the film as described above, naturally, information on various cameras provided from the CPU 1062, for example, what kind of lens is used now, or the shutter speed is It is also possible to record information on how much the aperture is at what aperture. In other words, for example, it will be understood later what conditions the photograph was taken with respect to the completed photograph. Normally, such information is stored in the head by the user. However, according to the present embodiment, the dot code on the film that has been printed later or on the photographic paper on which it is printed is used. When the information is reproduced by the multimedia information dot code reproducing apparatus, the information can be selectively displayed, and the conditions of the camera at the time of photographing can be understood. Therefore, for example, the same setting can be easily performed when it is desired to shoot under the same conditions next time. In particular, when taking pictures on a routine basis, for example, taking a change of a specific landscape through the moon or the like, it is very useful.
[0467]
FIG. 83C shows an example in which the film on which the dot code is printed as described above is printed. This is an example in which the dot code 1096 and date code 1098 written on the film are used as they are as pictures and printed together with other picture parts 1100. In this case, sound information or various kinds of camera information can be reproduced by scanning the dot code 1096 with the multimedia information dot code reproducing apparatus, for example, a pen-type information reproducing apparatus. If, for example, only this dot code is removed on the DPE side and printed on the back side, only the photograph on the front side can be obtained, and the same photograph as the conventional photograph can be obtained. Furthermore, as one piece of camera information, if DMP trimming information, for example, zooming or panorama switching information is recorded on the film, the DPE scans the dot code on the film, By reading this information, panorama can be printed in the form of a panorama or zoomed.
[0468]
When dot codes are printed on a film, double exposure is made with the actual scenery, so there is a risk that the dot codes will not be captured well if the external light is strong at that time. Therefore, for example, in a conventional panorama camera, there is a structure in which a light-shielding plate is inserted at the top and bottom when switching to panorama, and that part is configured so as not to capture a landscape, but the same function may be included. . That is, the light shielding plate is automatically inserted, or when the dot code is supported from the beginning, the light shielding plate may be fitted immediately before the film or after the lens. Furthermore, a code may be recorded in a blank portion (a portion not exposed) of the film.
[0469]
In FIG. 85, by connecting the pen-type information reproducing apparatus 1102 to the data back 1018 and reproducing the dot code 1096 of FIG. 83C, camera information, that is, aperture, shutter information, lens information, and the like are obtained. For example, it may be displayed on the back side of the camera back or on the LCD mode display unit 1104 or the in-finder LED display unit 1106 that is originally held on the camera body. Further, by scanning the dot code 1096, the mode may be set to the same condition. In other words, when a dot code 1096 is scanned with a film or a photograph, each condition on the camera side is automatically set to the mode, and the same shutter speed, the same aperture, and the same lens magnification are obtained.
[0470]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, when recording multimedia information including audio information, video information, digital code data, etc. on a recording medium as an optically readable dot pattern, Since the dot size or shape of the dot pattern is changed in accordance with the resolution of the recording means or the recording apparatus, an information recording system capable of recording a large capacity at a low cost and in an optimum state without causing a reading error, and An information recording method can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block configuration diagram of an apparatus for recording audio information in a dot code format according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2A is a diagram showing a dot code recording format, and FIG. 2B is a diagram showing a usage status of a reproducing apparatus according to the first embodiment;
FIG. 3 is a block configuration diagram of a playback device according to the first embodiment.
4A and 4B are explanatory diagrams of manual scanning, respectively. FIGS. 4C and 4D are explanatory diagrams of scanning conversion, respectively.
FIGS. 5A and 5B are diagrams for explaining data interpolation accompanying scan conversion, and FIGS. 5B and 5C are diagrams illustrating examples of recording media, respectively.
FIG. 6 is an explanatory diagram of data string adjustment.
FIG. 7 is a diagram illustrating a configuration of a playback device according to a second embodiment.
FIG. 8 is a diagram illustrating a configuration of a playback device according to a third embodiment.
FIGS. 9A and 9B are external perspective views of a portable voice recorder, respectively.
FIG. 10 is a circuit configuration diagram of a portable voice recorder.
FIGS. 11A and 11B are diagrams showing examples of printing on a recording medium, and FIGS. 11C and 11D are external perspective views of another example of a portable voice recorder. FIGS.
12 is a flowchart of dot code printing processing in the voice recorder of FIG.
FIG. 13 is a block diagram of a multimedia information recording apparatus.
FIG. 14 is a conceptual diagram of a dot code.
FIG. 15 is a block diagram of a multimedia information playback apparatus.
16 is a light source emission timing chart in the multimedia information reproducing apparatus of FIG.
FIG. 17 is a diagram illustrating another configuration example of the multimedia information reproducing apparatus.
18A is a diagram showing a dot code applied to the playback apparatus of FIG. 3 for explaining a data string adjustment unit in the multimedia information playback apparatus of FIG. 15, and FIG. The figure which shows the linear marker of the dot code | cord | chord, (C) The figure for demonstrating the scanning method, (D) is a figure for demonstrating the scan pitch of an image pick-up element.
FIG. 19 is a diagram illustrating an actual configuration of a data string adjustment unit.
FIGS. 20A to 20C are diagrams illustrating markers having arrangement direction detection dots, and FIG. 20D is a diagram illustrating yet another configuration example of the multimedia information reproducing apparatus.
21A is an explanatory diagram of a block address, FIG. 21B is a diagram showing a block configuration, FIG. 21C is a diagram showing an example of a marker pattern, and FIG. It is a figure for doing.
FIG. 22 is a block configuration diagram of a marker detection unit in the multimedia information reproducing apparatus.
23 is a processing flowchart of a marker determination unit in FIG.
24 is a processing flowchart of a marker area detection unit in FIG.
25A is a diagram showing a marker area, FIG. 25B is a diagram showing a storage format of a table for storing detected marker areas, and FIGS. 25C and 25D are (A) and (A) in FIG. It is a figure which shows the value which accumulated each pixel in).
26A is a process flowchart of the approximate center detection unit in FIG. 22, and FIG. 26B is a flowchart of a centroid calculation subroutine in FIG.
FIG. 27 is a block configuration diagram of an approximate center detection unit.
28A is a diagram showing an actual configuration of a dot code data block, FIG. 28B is a diagram showing another configuration, and FIG. 28C is a diagram for explaining another arrangement of data inversion dots; FIG.
FIG. 29A is a diagram showing another example of an actual configuration of a dot code data block, and FIG. 29B is a diagram for explaining adjacent marker selection;
FIG. 30 is a block configuration diagram of a data arrangement direction detection unit in the multimedia information reproducing apparatus.
FIG. 31 is an operation flowchart of the data arrangement direction detection unit.
32A is a flowchart of an adjacent marker selection subroutine in FIG. 31, and FIG. 32B and FIG. 32C are diagrams for explaining adjacent marker selection.
33A is an explanatory diagram of direction detection, and FIG. 33B is a diagram for explaining the relationship between m and n in FIG.
FIG. 34 is an explanatory diagram of another method of direction detection.
FIGS. 35A and 35B are a block configuration diagram and an explanatory diagram of a block address detection, error determination, and accurate center detection unit in the multimedia information reproducing apparatus, respectively.
FIG. 36 is an operation flowchart of block address detection, error determination, and accurate center detection unit.
FIG. 37A is a diagram for explaining the operation of the marker and address interpolation unit in the multimedia information reproducing apparatus, and FIG. 37B is a block diagram of the address control unit in the multimedia information reproducing apparatus. It is a block diagram.
38A is a diagram for explaining another processing method of the marker determination unit, FIG. 38B is a diagram for explaining a marker judgment expression, and FIG. 38C is a diagram for explaining marker alignment detection; It is.
FIG. 39 is a diagram illustrating a configuration of a light source integrated image sensor.
FIG. 40 is a block configuration diagram of a one-chip IC using an XY address imaging unit.
41A is a circuit configuration diagram of a pixel of an XY address type image pickup unit, and FIG. 41B is a diagram illustrating a configuration of a pen-type information reproducing apparatus having a switch for dot code capturing control.
FIG. 42 is a block diagram of a three-dimensional IC using an XY address imaging unit.
FIG. 43 is a diagram showing another configuration of a pen-type information reproducing apparatus having a switch for dot code capturing control.
44A is a diagram showing a configuration of a pen-type information reproducing apparatus that supports specular reflection removal, FIG. 44B is a diagram for explaining a configuration of first and second polarizing filters, and FIG. FIG. 6 is a diagram illustrating another configuration example of the polarization filter of FIG. 2, and FIG.
FIG. 45 is a diagram showing another configuration of a pen-type information reproducing apparatus that supports regular reflection removal.
46A is a diagram showing a configuration of a pen-type information reproducing apparatus using a transparent resin optical waveguide material as a light source, and FIG. 46B is an enlarged view of a connection portion between the optical waveguide material and the reproducing apparatus housing. , (C) and (D) are diagrams showing the configuration of the tip portion of the optical waveguide material.
FIG. 47 is a diagram showing a configuration of a pen-type information reproducing apparatus using an image sensor integrated with a light source.
48A is a diagram showing a configuration of a pen-type information reproducing apparatus that is compatible with color multiplexing, FIG. 48B is a diagram for explaining a color multiplexing code, and FIG. 48C is a usage example of a color multiplexing code. (D) is a figure which shows an index code.
49A is an operation flowchart of the color multiplex compatible pen type information reproducing apparatus, and FIG. 49B is a diagram illustrating a configuration of an image memory unit when a color image sensor is used.
FIG. 50A is a diagram showing another configuration of a pen-type information reproducing apparatus compatible with color multiplexing, and FIG. 50B is a diagram showing a configuration of a light source.
51A is a diagram showing a dot data seal on which a stealth dot code is written, FIG. 51B is a diagram showing a configuration of a pen-type information reproducing apparatus corresponding to a stealth dot code, and FIG. FIG. 4 is a diagram showing a dot data seal in which a stealth dot code is written in another mode.
FIG. 52 is a diagram showing a configuration of a card-type adapter having an audio output terminal.
FIGS. 53A and 53B are diagrams showing a configuration of a card-type adapter for a video game machine.
54A is a diagram showing a usage example of a card-type adapter for an electronic notebook, and FIG. 54B is a diagram showing an appearance and a usage example of a card-type adapter for a device having no input means.
FIG. 55 is a diagram for explaining how to use a reel seal printer for printing a dot code on a reel seal.
FIG. 56 is a diagram showing an internal configuration of the reel sticker printing machine.
FIG. 57 is a diagram showing a configuration in a case where a function for recording a multimedia dot code is provided inside a word processor.
58 is a diagram showing a configuration when the function of the multimedia information recording processing unit in FIG. 57 is built in an optical copying machine.
59 is a diagram showing a configuration when the function of the multimedia information recording processing unit in FIG. 57 is built in a digital copying machine.
FIG. 60 is a diagram showing a configuration when the pen-type information reproducing apparatus is also used as an input unit for character and picture data.
FIG. 61 is a diagram showing another configuration when the pen-type information reproducing apparatus is also used as an input unit for character or picture data.
FIG. 62 is a diagram showing a configuration of a scanner and a data reading type card type adapter.
FIGS. 63A and 63B are diagrams each showing a system in which a dot code is scanned by a pen-type information reproducing apparatus and projected onto a screen by a projector.
64 is a diagram showing a specific configuration of the output processing unit in FIGS. 63 (A) and 63 (B). FIG.
65A is a diagram showing a case where data is output to a copying machine, a magneto-optical disk device, and a printer instead of a projector, and FIG. 65B is a diagram showing a case where the output processing unit is configured as a card type adapter. It is.
FIG. 66 is a diagram illustrating a specific configuration of an output processing unit.
FIG. 67 is a diagram illustrating a configuration of an example in which a format conversion unit for converting a format for each word processor model is provided.
FIG. 68 is a diagram illustrating an actual configuration of a format conversion unit.
FIG. 69 is a system diagram in a case where a sheet on which a dot code is recorded is transmitted / received by FAX.
FIG. 70 is a diagram illustrating a configuration of a FAX multimedia information recording apparatus.
FIG. 71 is a diagram showing a configuration of a FAX-equipped multimedia information recording machine.
72A is a diagram showing a configuration of an overwrite type MMP card recording / reproducing apparatus, and FIGS. 72B and C are diagrams showing a back surface and a front surface of the MMP card.
FIG. 73 is a diagram showing another configuration of an overwrite type MMP card recording / reproducing apparatus.
74A is a diagram showing still another configuration of an overwrite type MMP card recording / reproducing apparatus, FIG. 74B is a diagram showing a back surface and a cross section of the MMP card, and FIG. It is a figure which shows the structure of a pattern recording paper.
75 is a diagram showing another configuration of an overwrite type MMP card recording / reproducing apparatus. FIG.
76A is a diagram showing a configuration of a write-once MMP card recording / reproducing apparatus, and FIG. 76B is a block configuration diagram of a recorded area detection unit in FIG.
77A is a diagram showing another configuration of a recorded area detection unit, and FIG. 77B is a diagram showing an MMP card on which recorded markers are recorded.
78A is a diagram showing an MMP business card card system, and FIG. 78B is a diagram showing a back surface and a front surface of the MMP business card card.
FIGS. 79A and 79B are plan views of an MMP card formed by a semiconductor wafer etching method, where FIG. 79A shows a state in which the protective cover is closed and FIG. 79B shows a state in which the protective cover is opened;
80A is a plan view of an MMP card having another configuration formed by a semiconductor wafer etching method, FIG. 80B is a side view, and FIG. 80C is a diagram for explaining the configuration of the claw portion.
81A is a diagram showing a disk device with a dot code decoding function, and FIG. 81B is a diagram showing a recording example of dot codes and indexes.
FIG. 82 is a block diagram of a disk device with a dot code decoding function.
83A is a diagram showing the configuration of the back cover of a multimedia information dot code recording compatible camera, FIG. 83B is a side view thereof, and FIG. 83C is a photographic paper on which the multimedia information dot code is recorded. It is a figure which shows the example of.
84A is a diagram showing another configuration of the back cover of the multimedia information dot code recording compatible camera, FIG. 84B is a diagram showing a configuration of the LED unit, and FIG. 84C is a data back side signal electrode. It is a figure and (D) and (E) are figures which show the moving mechanism of an LED unit, respectively.
FIG. 85 is a block diagram of a camera supporting multimedia information dot code recording.
[Explanation of symbols]
12 Voice input device
16, 124, 144 A / D converter
18,138 compression circuit
20 Error correction code addition circuit
22 Memory circuit
24 Data addition circuit
26,102,160 modulation circuit
27 Synthesis circuit
28 Printer system or printing plate making system
36,170 dot code
36A, 36B Manual scanning mark
38,172,304 blocks
38A, 174, 274, 310 Marker
38B Error correction code
38C audio data
38D x address data
38E y address data
38F error determination code
40 Pen-type information playback device
42 Audio output device
76 Portable voice recorder
80 Voice input section
82 Start recording button
94 Compression processing unit (ADPCM)
96,154 Error correction code adding section
98 Interleave Club
100, 158 Address data adding section
104, 162 Marker addition part
106 Simple printer system
110 timer
112 Control unit
120 Microphone and audio output device
126 Compression processing unit
130 Voice compression circuit
132 Speech synthesis coding circuit
134,236 interface (I / F)
136 Data type discrimination circuit
140 Cameras, video output devices, etc.
146 Image area determination and separation circuit
148 binary compression processing circuit
150 Multi-value compression processing circuit
152 Data composition processing unit
156,234 Data memory section
164 Composition and Edit Processing Unit
166 Printer system and printing plate making system
168 FAX
176, 272A, 306 Block address
178 Address error detection, error correction data
180,314 Data area
278,316 dots
306A Upper address code
306B Lower address code
308 Dummy marker
310A Circular black marker
310B Marker white part
312 Error detection code
312A Upper address CRC code
312B Lower address CRC code
364 Data margin

Claims (2)

情報を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された情報の信号データ配列を所定の規則に従って2次元的に分散させ、その2次元的に分散されたデータ信号から所定の記録フォーマットに従った記録データを生成する記録データ生成手段と、
前記記録データ生成手段で生成された記録データを光学的に読み取り可能な複数のドットからなるドットコードとしてシート状の印刷記録媒体上に印刷記録する印刷記録手段と、
を具備する情報記録システムにおいて、
前記印刷記録手段の解像度に合わせて前記ドットコードの大きさ及び形状を変える変換手段を更に具備することを特徴とする情報記録システム。
An input means for inputting information;
Recording data generation for two-dimensionally distributing a signal data array of information input by the input means according to a predetermined rule, and generating recording data according to a predetermined recording format from the two-dimensionally distributed data signal Means,
A print recording means for printing recorded in the recording data recorded data generated by the generating means comprising the optically readable plurality of dot sheet-shaped print recording medium on the dot code,
In an information recording system comprising:
An information recording system further comprising conversion means for changing the size and shape of the dot code in accordance with the resolution of the print recording means .
コンピュータが情報を入力する入力工程と、
コンピュータが前記入力工程で入力された情報の信号データ配列を所定の規則に従って2次元的に分散させ、その2次元的に分散されたデータ信号から所定の記録フォーマットに従った記録データを生成する記録データ生成工程と、
印刷記録装置が前記記録データ生成工程で生成された記録データを光学的に読み取り可能な複数のドットからなるドットコードとしてシート状の印刷記録媒体上に印刷記録する印刷記録工程と、
を具備する情報記録方法において、
前記印刷記録装置の解像度に合わせて前記ドットコードの大きさ及び形状を変える変換工程を更に具備することを特徴とする情報記録方法。
An input process in which the computer inputs information;
A recording in which a computer two-dimensionally disperses a signal data array of information input in the input step according to a predetermined rule, and generates recording data according to a predetermined recording format from the two-dimensionally distributed data signal A data generation process;
A print recording step of printing a recording apparatus for printing recorded in the recording data generation sheet print recording medium on the recording data generated in step as optically dot code comprising a readable plurality of dots,
In an information recording method comprising:
An information recording method, further comprising a conversion step of changing the size and shape of the dot code in accordance with the resolution of the print recording apparatus .
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