JP3717549B2 - Friction clutch - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は摩擦クラッチ、特に自動車の摩擦クラッチであって、回動不能ではあるが軸方向に制限されて移動可能にケーシングと結合されたプレッシャプレートを有し、ケーシングとプレッシャプレートとの間で緊縮可能な少なくとも1つの圧着ばねが有効であり、該圧着ばねがプレッシャプレートをプレッシャプレートと対応プレッシャプレート、例えばはずみ車との間に挾持可能なクラッチ円板に向かって負荷する形式のものに関する。
【0002】
【従来技術】
このようなクラッチは例えばDE−OS4239289号、DE−OS4322677号、DEOS4342390号明細書並びにドイツ国特許出願P4418026.8号、P4408424.2号及びP4410837.0号明細書によって公知である。これらの公知の摩擦クラッチはクラッチ円板の摩擦ライニングの摩耗を少なくとも自動的に補償する後調節手段を有している。この後調節手段はクラッチが閉じた状態で圧着ばねによりプレッシャプレートが実地において変化しない力で負荷されるようにする。低い作動力経過を達成するためには、これらの公知の摩擦クラッチにおいては別のばね手段、特にライニングばねセグメントが設けられている。これらのばね手段は遮断過程の間、クラッチ作動部材の全作動距離及び又はプレッシャプレートの遮断距離の少なくとも部分範囲に亘って、摩擦クラッチもしくはクラッチ円板により伝達可能なモーメントを次第に減少させる。摩擦クラッチの接続過程の間と摩擦ライニングがプレッシャプレートと対応プレッシャプレートとの間に緊締されはじめる場合とにおいては、前記ばね手段は摩擦クラッチによって伝達可能なトルクを次第にもしくは漸増的に発生させる。このような摩擦クラッチは実地において既に評価されている。
【0003】
【発明の課題】
本発明の課題は前記形式の摩擦クラッチを構造と製作費用とに関し改良することである。個々の構成部分の組立は簡単な形式で行なわれるようにしたい。又、構成部材の数も減少させたい。
【0004】
【課題を解決する手段】
本発明の課題は、皿ばねがクラッチ円板の摩擦ライニングの摩耗を少なくとも補償する、ケーシングと皿ばねとの間で有効な自動的な後調節手段を介してケーシングに対し軸方向に移動可能であり、この場合、皿ばねが軸方向でケーシングにより保持された支持範囲に向かって支持力の作用下にあり、該支持力が皿ばねに設けられているかもしくは皿ばねによって保持されたばね手段によって生ぜしめられていることによって解決された。したがってばね手段は皿ばねに直接的に作用しかつ皿ばねを軸方向でケーシング側の支持範囲もしくは旋回範囲に向かって負荷することができる。
【0005】
ばね手段は有利な形式で皿ばねと一体に構成することができる。しかしながら、このばね手段を別個に製作し、本来の皿ばねに固定することもできる。この場合、ばね手段は多数の単個部材により形成するか又は例えば皿ばね状に構成されていることのできる唯一の構成部分から形成することができる。この構成部分は一方では皿ばねに枢着し、他方ではケーシングに、適当に一体成形された範囲を介して支持されることができる。
【0006】
有利な形式で皿ばねとケーシングとの間には旋回支承部を設けておくことができる。この旋回支承部には皿ばねが少なくとも摩擦クラッチの接続状態で軸方向に支えられ、旋回支承部はクラッチ円板の摩擦円板の摩擦ライニングにおいて発生する摩耗に応じて軸方向へ移動させられる。この場合、旋回支承部は適当な回動とランプメカニズムを介して旋回支承部を軸方向に移動させるリング状の構成部分に設けられていることができる。ケーシングに支えられたばね手段は皿ばねに軸方向の力を生ぜしめ、この軸方向の力は摩擦クラッチを作動するために必要な、皿ばねに作用する軸方向力に抗して作用する。
【0007】
本発明による摩擦クラッチを作動するために必要な力を減少させるためには、圧着皿ばねが摩擦クラッチの遮断距離の少なくとも1部に亘って漸減的な力−距離経過を有していると特に有利である。すなわち、これは圧着ばねがその圧縮もしくは変形距離の少なくとも部分範囲に亘って下降する力経過を有していることを意味する。これによって摩擦クラッチの遮断過程に際して摩擦ライニングの間に設けられたライニングばね装置もしくは場合によっては設けられているライニングばね装置代替物のばね力が圧着ばねによって生ぜしめられた力に抗して作用し、遮断距離の部分範囲に亘って圧着皿ばねの作動もしくは変形がライニングばね装置もしくはライニングばね装置代替物によって助けられることになる。遮断範囲に存在する漸減的なもしくは下降する圧着皿ばねの力−距離経過に基づき、同時に、圧着皿ばねによってプレッシャプレートもしくは摩擦ライニングに生ぜしめられた力は低下する。このように構成された圧着皿ばねの別の利点に関しては既に述べたDE4239289号明細書に開示されている。
【0008】
本発明の摩擦クラッチの作用にとっては、ばね手段によって生ぜしめられた支持力と皿ばねの力経過とが調和させられ、摩擦クラッチが組立てられた状態で支持力が皿ばねに構成的に与えられた所定の組込み状態でかつ摩耗に帰因する円錐性の変化なしで、皿ばねの作動もしくは変形の間、皿ばねを旋回させるために生ぜしめられた、支持力に抗して作用する力よりも大きいと特に有利である。しかしながら摩耗に基づき皿ばねの円錐性が変化した場合には、支持力は皿ばねの作動距離の部分範囲に亘って、皿ばねを旋回させるために必要な、支持力に抗して作用する力よりも小さい。カバーとプレッシャプレートとの間に設けられたトルク伝達手段、例えば板ばねが、皿ばねをケーシングに支えるばね手段によって生ぜしめる力に重畳される軸方向の力をプレッシャプレートに生ぜしめる限り、この軸方向の力は、ばね手段の設計に際して適当に考慮されなければならない。
【0009】
特に有利な形式で、ばね手段は細長い板もしくは舌状部によって形成することができる。ばね手段は簡単な形式でエネルギ蓄力器として役立つ、リング状に構成された皿ばねの基体に一体に成形することができる。特に有利であるのは、板状もしくは舌状部形のばね手段がリング状の皿ばね基体の半径方向内方の縁範囲に一体成形されていることである。大きなばね長さを達成するためには板状のばね手段は、弾性的に変形可能な皿ばねの基体から発して、まず半径方向内方へ延び、半径方向内方に変向範囲を有し、次いで半径方向外方へ延びるようにすることができる。この場合、ばね手段はヘアピン状に構成することができる。さらに、皿ばね基体から出発してかつばね手段の長さ方向もしくは延在方向で見て、ばね手段の横断面もしくは曲げに対するその抵抗モーメントが変化させられていると有利である。これによってばね手段の長さに亘って少なくともほぼ一様な弾性的な変形もしくは一様な曲げ負荷が行なわれることが達成される。
【0010】
摩擦クラッチの製作と組立とにとっては、皿ばねがリング状の基体を有し、この基体から半径方向内方へ向けられた、クラッチを作動するために役立つ舌状部が延び、これらの舌状部の少なくとも個々の間に舌状部形のばね手段が設けられていると特に有利である。この場合、半径方向内方へ向けられた皿ばね舌状部は3つのグループに分けられ、これらのグループの間にそれぞれ1つの舌状部形のばね手段が設けられていることができる。このような舌状部グループは2つから4つの舌状部を有することができ、有利には3つの舌状部を有している。舌状部形のばね手段を形成するためには皿ばねを製作するために必要な板にスリットもしくは切欠きを設けることができる。このスリットは舌状部形のばね手段を隣接する皿ばねの作動舌状部に対して分離する。さらに個々の舌状部形のばね手段の、半径方向内方へ延びる範囲とこれに続く半径方向外方へ延びる範囲は、スリットによって互いに分離されていると有利である。舌状部形のばね手段がケーシングに支えられる範囲における面圧を減少させるためには、舌状部形のばね手段の自由な端部区分が拡幅部を有していると有利である。
【0011】
ばね手段の別の構成の可能性によれば、ばね手段は皿ばねのリング状の基体から発する、周方向で互いに間隔を有する、半径方向内方へ延びる2つの舌状の範囲を有し、これらの範囲が周方向で見てこの両方の範囲の間を延びる、半径方向外方へ延びる範囲へ移行している。このようなばね手段は輪郭切断によっても形成することができる。これは有利にはスリットを設けることで行なうことができる。さらに種々の形式のばね手段、すなわち種々に構成されたばね手段を使用することも有利である。
【0012】
特に有利であるのは、舌状部形のばね手段の自由な端部区分がケーシングの、プレッシャプレートとは反対側にバイアスがかけられて支えられていることである。このためには舌状部形のばね手段は摩擦クラッチの組立もしくは皿ばねをケーシングに取付ける場合に軸方向で弾性的に変形することができる。皿ばねとケーシングとの間の組立は簡単な形式で差込み結合もしくは差込み回動結合で行なうことができる。この結合はバヨネット状に構成することができる。このような結合部を形成するためにケーシングは少なくとも、ケーシングに支持される舌状部形のばね手段の端部区分のための軸方向の貫通部を有していることができる。このような貫通部はカバーもしくはケーシングの内輪郭に設けられた半径方向の切欠きによって形成することができる。皿ばねをケーシングに取付けたあとで有利な形式で舌状部形のばね手段の自由な端部区分はケーシングにより保持されたランプに支えられることができる。この場合、ランプはケーシングに直接的に一体成形しておくことができる。このランプは後調節手段の構成部分である。さらに後調節手段はケーシングと皿ばねのための旋回支承部を保持するリング状の構成部分との間で有効なランプ機構を有している。
【0013】
本発明の摩擦クラッチにおいては特に有利な形式で、エネルギ蓄力器として役立つリング状の基体を有し、この基体から半径方向内方へ向けられた、作動レバーとして役立つ舌状部が延びている皿ばねを使用することができる。この場合、少なくとも個々の隣接する舌状部の間には弾性的に変形可能な舌状部形のばね手段が設けられている。このばね手段は基体からまず少なくとも1つの半径方向内方へ延びる部分を有し、この部分に変向区分が接続し、この変向区分が基体に向かって延びる部分へ移行している。レバーもしくは作動部材として役立つ舌状部はグループにまとめられ、個々のグループの間には細長い、弾性的に変形可能な舌状部形のばね手段が設けられている。個々の舌状部並びにばね手段は半径方向に延びるスリットによって互いに分離されていることができる。基体に向かって半径方向に延びるばね手段は有利にはリング状の皿ばね基体の内方範囲に境界を接する端部区分を有している。この端部区分は皿ばね基体に対し、分離切断部だけで分離されていることができる。
【0014】
【実施例】
図1と図2に示された摩擦クラッチ1は薄板から製作されたケーシング2と該ケーシング2と回動不能に結合されているが、軸方向に制限されて移動可能なプレッシャプレート3とを有している。軸方向でプレッシャプレート3とカバー2との間には圧着ばねとしての皿ばね4が緊締されている。この皿ばね4はカバー側に設けられたリング状の支持範囲5の半径方向の高さにおいて2腕のレバーの形式で旋回可能である。半径方向でさらに外方にある範囲で皿ばね4はプレッシャプレート3を負荷する。プレッシャプレート3はケーシング2に周方向もしくは接線方向に向けられた板ばね8を介して回動不能に結合されている。摩擦クラッチ1は図2に示された対応プレッシャプレート9の上に取付けられている。この場合、この対応プレッシャプレート9の摩擦面9aとプレッシャプレート3の摩擦面3aの間にはクラッチ円板10の摩擦ライニング10aが、皿ばね4によってプレッシャプレート3に生ぜしめられた軸方向力で挾持される。摩擦クラッチ1を対応プレッシャプレート9に取付ける場合、プレッシャプレート3はカバー2によって取囲まれた空間内へ押込まれる。この場合にはこれによって皿ばね4は支持範囲5を中心として相応に旋回させられる。皿ばね4の、カバー2に向いた側に設けられたリング状の支持範囲5はリング状の旋回支持部6によって形成されている。この旋回支持部6は図示の実施例の場合、プラスチックリングによって形成されている。このプラスチックリング6は自発的又は自動的な後調節手段7の構成部分である。この後調節手段7は少なくとも摩擦ライニング10aにおいて発生する摩耗を皿ばね4の軸方向の後調節によって補償することを可能にする。
【0015】
皿ばね4はエネルギ蓄力器として役立つリング状の基体11を有し、該基体11の内縁からは半径方向内方へ向けられた舌状部12が延びている。この舌状部12は作動部材として用いられる。さらに皿ばね4は軸方向に可撓性であるばね手段13を保持している。このばね手段13はケーシング2に軸方向で支えられ、皿ばね4もしくはその基体11を軸方向で支持範囲5に向かって、すなわち軸方向でリング状の旋回支承部6に対して負荷するかもしくは引張る。軸方向で可撓性であるばね手段13は図示の実施例の場合、皿ばね4と一体に構成されている。ばね手段はループ状又はヘアピン状に構成された細長い板もしくは舌状部として形成されている。舌状部形のばね手段13はリング状の皿ばね基体11の半径方向内側の縁範囲に一体成形されている。皿ばねの弾性的に変形可能な基体11から発してばね手段13は区分14に亘ってまず半径方向内方へ延びている。区分14は変向範囲15へ移行し、この変向範囲15自体は半径方向外方へ延びる区分16に接続している。舌状部形のばね手段13がこのように構成されていることによって比較的に長い曲げもしくはトーション区間が区分14と皿ばね4もしくはその基体11との結合部と、カバー側の支持部17との間に達成される。ループ状のばね手段13の自由な端区分18はバイアスがかけられてカバー2の、プレッシャプレート3もしくは皿ばね基体11とは反対側19に支えられている。ばね手段13に与えられる形状並びにばね手段13のためのカバー側の支持部17と皿ばね4のための支持もしくは転動範囲5との間の間隔は、互いに調和させられ、舌状部形のばね手段13がバイアスのかけられた状態にあるようにされている。ループ状のばね手段13の自由な端部範囲18は球面状の支持面18aを形成する湾曲を有している。
【0016】
ケーシングもしくはカバー2はランプ20を有し、該ランプ20にはばね手段13がその端部範囲18を介して支えられている。図示の実施例ではランプ20はケーシング2と一体に構成されている。特に図3から判るようにランプ20はクラッチ1の回転軸に対して直角に延びる平面に対して傾斜しているので、ランプはクラッチ1の軸方向で見て角度21が6°と12°との間である勾配を形成する。図示の実施例の場合、勾配角21は8.5°である。図2から判るようにランプ20は半径方向もしくは回転軸線に向かう方向でも回転軸線1aに対して直角に延びる平面に対して傾斜しているかもしくは下降している。この半径方向の傾き21aは図示の実施例の場合にはランプ20が軸方向でプレッシャプレート3に向かって延びるように構成されている。したがってランプ20は回転軸1aに対して直角に延びる平面に対して、少なくとも2つのディメンジョンで軸方向に変化する経過を有している。ランプ20を形成する面はそのレベルを軸方向で見て周方向にも半径方向にも変化させる。
【0017】
摩擦クラッチ1の新しい状態ではループ状のばね手段13の支持範囲もしくは自由な端部範囲18はカバー2の背面19に対してもっとも遠くまで突出しているランプ20の範囲22にある。
【0018】
自発的な後調節手段7は旋回支承部6を形成するリング状の構成部分23の形をした後調節部材を有している。特に図3の(b)から判るように、リング状の構成部分23は周方向に延びる、軸方向に上昇する乗上げランプ24を有している。この乗上げランプ24は構成部分23の周囲に亘って分配されている。後調節部材23は有利な形式でプラスチックから製作されている。このためには耐熱性のサーモプラストを用いることができる。後調節部材23は皿ばね4に部材25を介して回動不能に結合されている。このような実施例の場合、このためにはねじ結合部25が設けられている。しかしながら有利な形式で後調節部材23及び又は皿ばね4に適当な一体成形部、例えば付加部又は切欠きを設け、この一体成形部を介して軸方向のスナップ結合として構成されていることのできる回動不能な差込み結合を成すこともできる。
【0019】
乗上げランプ24は軸方向で対応乗上げランプ27に支えられる。この対応乗上げランプ27は図示の実施例の場合カバー2に直接的に一体成形されている。
【0020】
ランプ24と対応乗上げランプ27との勾配もしくは傾き角26は有利には6°〜12°であり、図示の実施例の場合には前記角度26は8.5°である。
【0021】
有利には周方向で見た傾斜角21と26は少なくともほぼ同じ大きさである。角度26はランプ24と27を互いに押し合わせた場合に生じる摩擦がこれらのランプの間の滑りを阻止するように選ばれている。このためにはランプ24及び(又は)ランプ27は適当に粗面化されていることができる。これは例えば放射過程で行なうことができる。
【0022】
図1と図4とから判るように舌状部形のばね手段13は、周方向で見て、作動舌状部12の間に設けられている。この場合、作動舌状部12は3つのグループに分けられており、個々のグループの間にはループ状のばね手段13が配置されている。ループ状のばね手段13はほぼ輪郭切断によって製作されている。このためにはスリットもしくは切欠き28が設けられており、このスリットもしくは切欠き28はばね手段13と隣接する作動舌状部12との間に形成されている。変向範囲15を介して互いに結合された半径方向の区分14,16の間には同様にスリットもしくは切欠き29が設けられている。スリット28と29は打抜きによって形成されていることができる。個々の舌状部12は同様にスリット30によって互いに分離されている。この場合、スリット30は半径方向内方で舌状部先端12aの範囲に幅の狭ばめられた区分30aを有している。板状のばね手段13を取囲むスリット28は同様にこのような幅の狭ばめられたスリット範囲30aと接続されている。
【0023】
カバー2に支えられるばね手段13の自由な端部範囲は周方向で幅が拡大され、皿ばね4の基体11に対して切込み31で分離されている。
【0024】
図5から判るように、舌状部形のばね手段13は皿ばね4の弛緩されたリング状の基体11に対し、ばね手段13の少なくとも端部もしくは支持範囲18が軸方向でリング状の基体11に対してずらされるように構成されている。端部範囲18は作動舌状部12の隣接する範囲に対しても軸方向にずらされている。皿ばね4の基体11に対する端部範囲18のずらしはプレッシャプレート3から離れる方向へもしくはカバー2の背面側19に向かう方向で行なわれる。
【0025】
ケーシング2に皿ばね4を取付けるためには後調節リング23と皿ばね4とがカバー2内へ軸方向に挿入され、その後で弾性的に変形可能なばね手段13が負荷され、ばね手段13の支持範囲18が軸方向で該当するランプ20の前縁32の上に位置せしめられる。次いで皿ばね4と場合によっては後調節リング23とがケーシング2に対して相対回動させられ、これによって支持範囲18が図3と3aとの関係から判るようにランプ20に沿って軸方向もしくは上方へ移動させられる。後調節リング23をケーシング2に対して回動させることによってランプ24と27は互いに走入し合い、これによって後調節リング23はカバー2に対して後退させられた位置をとる。この位置は摩擦クラッチの新しい状態に相当し、図3の(b)にも示されている。したがって皿ばね4とケーシング2との組立は差込−回動結合もしくはバヨネット状の結合の場合と同じように行なわれる。図3と図3の(a)とから判るように皿ばね4を取付ける場合、ばね手段13の半径方向の範囲16はねじられるかもしくはトーション負荷がかけられ、半径方向範囲16の少なくとも端部範囲18が軸方向でカバー2の内縁に設けられたスリット2aを通して案内され得るようにする。カバー2の、スリット2aに隣接した範囲は軸方向で互いに相対的にずらされ、周方向で空間もしくは導通部が形成される。スリット18の側方縁部の間の周方向の間隔は支持範囲18の周方向の幅よりも小さい。図3から判るように皿ばね4とカバー2との組立のためには端部範囲18のねじりに加えて、ケーシング2と皿ばね4との間の相対回動が行なわれなければならない。
【0026】
図3の(a)から判るようにカバー2は取付けが終ったあとで範囲16もしくは端部範囲18のために周方向で有効なストッパ2bを形成する。このストッパ2bによって摩擦クラッチ1において可能な摩耗後調節が制限される。これにより、プレッシャプレート3が、摩擦ライニング10aをクラッチ円板10に固定するリベットもしくはリベットヘッド10cに、クラッチ円板10が摩耗した場合に当接することが回避される。皿ばね4を図3の(a)の矢印21aに相応して回動させることによって範囲18は摩擦クラッチの新しい状態に相当する位置へもたらされる。
【0027】
ばね手段13によって与えられた、皿ばね4に作用する支持力もしくは軸方向の支持力は、摩擦クラッチ1を作動するために舌状部先端12aの範囲に作用させられる力経過に対し、特に摩擦ライニング10aに摩耗が存在していない場合もしくは摩耗の後調節が行なわれた後で、ばね手段13によって与えられた軸方向力が、舌状部12に作用する作動力よりも大きくなるかもしくはこの作動力と少なくとも釣合うように調和させられている。これによって後調節リング23が皿ばね4とケーシング2との間で軸方向に遊びなくもしくは締込まれて保持されることが保証されるので、後調節が行なわれない。皿ばね4もしくは後調節リング23の軸方向の移動はプレッシャプレート3と対応プレッシャプレート9と特に摩擦ライニング10aとにおける摩擦面の軸方向の摩耗に際して行なわれる。
【0028】
手段7を用いた自動的な後調節の作用形式は図6と図7の線図に基づき詳細に説明する。
【0029】
図6の線40は皿ばね4の円錐性の変化に関連して生ぜしめられた軸方向力、しかも皿ばね4が2つの支持部の間で変形した場合の軸方向力を示している。この場合、2つの支持部の半径方向の間隔はリング状の支持範囲5と半径方向でさらに外側にあるプレッシャプレート3における支持直径3aとの間の半径方向の間隔に相応している。この場合、線40はケーシング2とプレッシャプレート3との間で有効な板ばね部材8によって与えられる軸方向力もしくは板ばね部材8によりケーシング2に対するプレッシャプレート3の軸方向の移動により生ぜしめられた、プレッシャプレート3を介して皿ばね4に作用する力経過を考慮している。点41はクラッチ1が閉じられている場合の皿ばねの組込み位置、すなわち、皿ばねが相応の組込み位置のために最大の圧着力をプレッシャプレート3に生ぜしめる位置を示している。点41は皿ばね4の円錐状の組込み位置の変化によって線40に沿って上方へ又は下方へ移動させられることができる。
【0030】
線42は摩擦ライニング10aの間に設けられたライニングばねセグメント10bによって与えられた、摩擦ライニング10aの間で作用する軸方向の拡開力を示している。この軸方向の拡開力は皿ばね4によりプレッシャプレート3に生ぜしめられた軸方向力に抗して作用する。摩擦クラッチ1を遮断する場合にはばねセグメント10bは距離43に亘って弛緩する。プレッシャプレート3の相応の軸方向の移動にも相応する距離43に亘ってクラッチ1の遮断過程は助けられる。これは、ライニングばねセグメント10bが存在していない場合の組込み点41に相応するであろう最大遮断力よりも小さな最大遮断力を与えればよいことを意味する。点44を越えた場合に摩擦ライニング10aは解放される。この場合には皿ばね4の漸減的な特性線範囲に基づき、まだ与えなければならない遮断力は点41に相応するであろう遮断力に対して著しく減少させられる。クラッチ1が相応の補償手段を有していないと、遮断力もしくは遮断力の経過は、サイン状の特性線の最小もしくは谷点45が達成されるまで下降する。最小45を越えた場合には必要な遮断力は再び上昇することになろう。この場合、舌状部先端12aの範囲における遮断距離は、遮断力が点44において生じる遮断力を越えないように、有利にはこの下にあるように選択もしくは制限されている。したがって有利には点46は越えられてはならない。さもないと、皿ばねに帰因する許容されない遮断力の上昇を補償する補償手段が設けられていなければならないことになる。
【0031】
個々のばね手段13は図7の線47に相応する距離−力経過を有する。この力経過はほぼ直線的であるがばね手段13に適当な形状を付与することにより少なくともわずかに漸増的又は漸減的であってもよい。
【0032】
すべてのばね手段13により与えられる支持力は図6の点44に相応する皿ばね4の力に対しこの皿ばねのてこ比に相応して減少させられる。このてこ比はたいていの場合、1:3から1:5であるが、場合によってはこれよりも大きいか又は小さいことができる。
【0033】
前述の皿ばね伝達比は支持直径3aに対するリング状の支持範囲5の半径方向の間隔と、舌状部先端12aの範囲における負荷直径4cに対するリング状の支持範囲5の半径方向の間隔との比に相応する。
【0034】
ライニングばねとしては本発明と関連して、DE−4206280号明細書によって公知であるライニングばねが使用されると有利である。
【0035】
摩擦クラッチ1もしくは摩擦ライニングの摩耗の自動的な補償を保証する後調節装置7の良好な機能を保証するためには、遮断力経過49において、図7に示されているように、まずライニングばね10bとばね手段13とによって皿ばね4に生ぜしめられた、加算される力並びにプレッシャプレート3によるライニング10aの解放後、ほぼばね手段13だけで皿ばね4に生ぜしめられる力が、皿ばね舌状部先端12aの範囲4cに作用しかつ図7の線49に相応して遮断距離に亘って変化する力よりも大きいか、少なくとも等しいことが有意義である。
【0036】
これまで記述したことは皿ばね4の所定の組込み位置に相応し、摩擦ライニング10aにおける摩耗は考慮されていない。
【0037】
特に摩擦ライニング10aが軸方向に摩耗した場合には、プレッシャプレート3の位置は対応プレッシャプレート9に向かって移動する。これによって皿ばねの円錐性の変化、ひいては摩擦クラッチ1が接続された状態で皿ばねにより生ぜしめられた圧着力の変化が、増大方向に生ぜしめられる。この変化によって、点41は点41′の方向に移動させられ、点44は点44′の方向に移動させられる。この変化によって、摩擦クラッチ1を遮断する場合に点44の範囲に元々存在していた、舌状部先端12aに作用する遮断力とばね手段13によって生ぜしめられた支持力との間の力比もしくは力の釣合いが破壊される。ライニング摩耗に帰因するプレッシャプレート3のための皿ばね圧着力の上昇は、遮断力の経過49を増加方向に移動させる。遮断力経過が上昇させられることにより、摩擦クラッチ1の遮断過程の間に、センサとして役立つばね手段13により皿ばね4に生ぜしめられた軸方向の支持力が克服され、ばね手段13は弾性的に移動もしくは変形させられる。皿ばね4をカバー2に支えるばね手段13の前記変形によってリング状の支持範囲5の範囲において皿ばねが摩擦ライニング10aの摩耗に相応して軸方向に移動させられる。これによって通常は軸方向で皿ばね4とケーシング2との間に締込まれている後調節部材23が弛緩され、後調節部材23のランプ24とケーシング2により保持されたランプ27との間の摩擦係合が解消されるかもしくは少なくとも軽減される。
【0038】
ばね手段13のこの弾発期の間、皿ばね4は摩擦ライニング10aに軸方向で支えられたプレッシャプレート3の負荷範囲3aに接触するので、皿ばね4の円錐性が変化し、ひいては皿ばね4に蓄えられたエネルギもしくは皿ばねにより付与可能なトルク、従って皿ばね4によってばね手段13とプレッシャプレート3に生ぜしめられた力も変化する。この変化は図6から判るように、皿ばね4によって生ぜしめられた力が減少する方向で行なわれる。この変化は皿ばね4によりばね手段13に生ぜしめられた軸方向力が、ばね手段13によって生ぜしめられた対抗力もしくは支持力と釣合うまで行なわれる。これは線図において、図6に示すように、点41′と44′が再び点41と44とに移動することを意味する。この釣合いが再び得られたあとで、プレッシャプレート3は摩擦ライニング10aから離れることができる。何故ならば遮断過程を継続する間に皿ばねは少なくともほぼリング状の支持範囲5の半径方向の高さに旋回させられるからである。後調節手段7の働きにとって重要であることは、緊張されたばね手段13によって付与されたばね値、すなわち距離単位あたりの力の増大量が、後調節範囲において生じる、範囲4cにおいて皿ばね舌状部12aに作用する遮断力の距離単位あたりの力の増大よりも小さいことである。皿ばね舌状部12aに作用する遮断力の距離単位あたりの力の前記増大は特にライニング摩耗によって少なくともほぼ点44と44′との間の範囲において惹起される。したがって、摩擦ライニング10aにおいて摩耗が生じた場合には皿ばね4の作動距離もしくは旋回距離の少なくとも小さな区分もしくは範囲に亘って、皿ばねがリング状の支持範囲5の半径方向の高さにおいて後調節部材23にかかる負荷を軽減させることが保証されていなければならない。これは有利には、少なくとも大きさが数分の1ミリメートルであるわずかな距離だけ後調節部材23がケーシング2に対して軸方向にずらされるように行なわれる。後調節部材23の前記負荷軽減は有利には対応プレッシャプレート3による摩擦ライニング10aの解放の直前もしくは有利にはこの解放に際して、したがって実質的に点44′もしくは44の範囲において行なわれる。
【0039】
点44を越えて遮断過程を継続した場合には皿ばね4を支えるばね手段13はこの皿ばね4を再びカバー2の軸方向へ引張り、これによってリング状の後調節部材23が再びカバー2と皿ばね4との間に固定的に締込まれる。これは、点44のあとで皿ばね4を旋回させるために必要な遮断力が残った遮断距離の少なくとも部分範囲に亘って減少することに帰因する。これは図6の特性線40と図7の特性線49とに示されている。
【0040】
図8には実線で摩擦クラッチ1が接続された状態における皿ばね4の位置Aが示され、一点鎖線で摩擦クラッチ1が遮断された状態における皿ばね4の位置Bが示されている。図示の如く、ケーシング2もしくはランプ20とばね手段13との間に存在する接触点もしくは接触範囲50は皿ばね4が遮断方向に旋回する場合に半径方向でランプ20に沿って、しかもより小さな直径上にある接触範囲50aまで移動する。摩擦クラッチ1のこのような遮断期の間、皿ばね4に作用する力並びにばね手段13とランプ20との間とランプ24とランプ27との間の接触範囲50もしくは50aにおける摩擦力は、皿ばね4がケーシング2に対して周方向で動かず、したがって回動せず、摩擦ライニング10aにおける摩耗がある場合にも動かないような比率を有している。図8に示されているように接触範囲50は遮断過程に際してランプ20に沿って半径方向下側へ、したがって実質的に下向きに移動するのに対し、摩擦クラッチ1の接続過程に際しては接触範囲50は、半径方向で見てランプ20に沿って上方へ移動するので、実質的に上昇する。さらに摩擦クラッチ1の遮断過程に際してはばね手段13とケーシング2との間に存在する摩擦に基づき、ばね手段13の範囲16が引張り負荷を受け、したがって実質的に伸ばされるのに対し、接続過程の間はこの範囲16は摩擦の作用に基づき、圧縮もしくは据え込まれる。したがってばね手段13は遮断時には摩擦クラッチ1の接続時とは異なる負荷を受ける。さらに摩擦クラッチ1の遮断過程の間は、皿ばね4による後調節部材23のほぼ完全な負荷軽減まで、後調節部材23とカバー2との間に付着摩擦が存在する。摩擦ライニング10aにおける摩耗が存在する場合には、既に述べたように後調節部材23は摩擦クラッチ1の総遮断距離の少なくとも小さな部分区分に亘って完全に負荷軽減されるので、後調節部材23とケーシング2との間に当初存在していた摩擦係合はこの部分区分に亘って消滅する。この部分区分を越えて遮断過程を継続する場合には、既に述べたように、皿ばねの下降する特性線に基づき、後調節部材23は皿ばね4とケーシング2との間で軸方向に緊締されるので、ちょうど発生する緊締力に相応して後調節部材23とケーシング2との間に再び摩擦が存在することになる。
【0041】
前述の作用形式及びこれに関連した摩擦係合、特に構成部分2,4及び23の間の摩擦係合並びに力作用、特に構成部分2,4及び23に対する力作用に基づき、特に遮断距離の部分区分において後調節部材23を介して負荷軽減され、すなわち遮断距離の部分区分において後調節手段7によって後調節もしくは摩耗補償を行なう、皿ばね4に周方向で作用する力は摩擦クラッチ1を接続する場合には遮断する場合よりも大きくなる。これは摩擦クラッチの接続に際して接触範囲50もしくは50aがランプ20に沿って上方へ移動しなければならないことに帰因する。ばね手段13とカバー2との間に存在する摩擦並びに摩擦クラッチ1の回転軸線1aに対して垂直に延びる平面に関して2つのディメンションで、すなわち半径方向と周方向とに傾斜したランプ20に基づき、ばね手段13の支持範囲18に半径方向でも周方向でも力成分が作用する。摩擦クラッチ1を接続する場合には後調節部材23が締込まれていない接続距離の少なくとも部分区分に亘って後調節部材23とケーシング2との間に摩擦が存在していないので、皿ばね4の周方向に作用する力は、この皿ばね4をケーシング2に対して少なくとも前述の部分区分を橋絡する間回動させるのに十分である。支持範囲18に周方向で作用する力は、この支持範囲18を半径方向の相対運動の間、ランプ20に対してまだ周方向へ移動させる。この周方向の移動は支持範囲18がランプ20に沿って上昇する場合に半径方向でもっとも抵抗の少ない道を追従し、したがって実質的にランプ20の2つのディメンションの傾斜に基づき与えられるもっとも小さい傾きもしくは勾配を有する方向を追従する。この作用形式によって支持範囲18は摩擦クラッチ1の接続過程の間、傾向的にランプ20に沿って周方向に下方へ向かって滑動する。後調節部材23は皿ばね4と回動不能に結合されているので、この後調節部材23もケーシング4に対して回動させられ、これによって後調節部材23のランプ24はカバーランプ27に沿って滑動する。この相対運動によって摩擦クラッチ1の摩擦ライニングにおいて発生する摩耗は補償される。したがって発生する摩耗に相応して皿ばね4はケーシング2に対して軸方向に移動させられる。この場合、摩耗後調節は少なくとも、後調節部材23が皿ばね4とケーシング2もしくはランプ27との間で再び締込まれるまで行なわれる。これによってランプ24と27との間で発生する摩擦係合はそれ以上の後調節を阻止する。しかしながら後調節手段7の後調節機能は摩擦クラッチ1の接続過程の間、後調節部材23が締込まれない遮断距離の部分区分をわずかに越えて行なうことができる。接続期の間、軸方向で締込まれていない後調節部材23は皿ばね4と一緒にケーシング2に対して周方向に相対運動を行なうので、ランプ24,27の間に既に存在するこの相対回動もしくは相対運動に基づき、当初は、摩擦クラッチ1の遮断過程に際して前記構成部材の間に存在していた付着摩擦よりも小さな滑り摩擦しか発生しない。
【0042】
後調節過程の後で遮断力経過は図7の線49に相応し、プレッシャプレート3による摩擦ライニング10aの解放点は再び図6の点44に相応する。図7の線51は遮断力−距離経過が線49に相応している場合のプレッシャプレート3の軸方向の距離を表わしている。
【0043】
実地においては、記述した後調節は連続的にもしくはきわめて小さなステップで行なわれるので、本発明が理解されやすいように線図において示された大きな点移動と特性線移動は通常は発生しない。
【0044】
図7による線49から判るように摩擦クラッチ1のために皿ばね舌状部12aの範囲において必要な遮断力は皿ばね4のサイン状の特性線40に基づき、まず最大まで上昇し、次いで最小まで減少し、さらに再び上昇する。したがって必要な遮断力経過49も同様にサイン状である。多くの使用例にとってはこのような、特にプレッシャプレート3による摩擦ライニング10aの解放後に著しく変化する力経過は望まれない。この不均等性は半径方向でランプ20に適当な形状を付与することによって少なくとも部分的に補償される。このためには摩擦クラッチ1の遮断過程に亘って発生する、旋回支承部6における皿ばね4の接触範囲とカバー2におけるばね手段13の支持範囲との間の間隔経過は相応に修正される。この間隔がほぼ一定である限り、図7の線49に近づいた遮断力経過が発生する。しかしながらランプ20は半径方向で、摩擦クラッチ1の遮断距離の少なくとも部分範囲に亘って、旋回支承部6における皿ばね4の接触範囲とカバー2におけるばね手段13の支持範囲との間の間隔が拡大されるように構成することもできる。これによってばね手段13の緊締力は変化させること、しかも前記間隔が増大した場合に、皿ばね4のためにばね手段13によって付与された軸方向の支持力が拡大されるように変化させることができる。したがってばね手段13は遮断過程の間付加的に緊張され、これによって皿ばね舌状部12aの範囲において必要な遮断力が相応に高められる。この場合、ランプ20は有利には、プレッシャプレート3による摩擦ライニング10aの解放に際して遮断力経過が直線化されるように構成することができる。図7においては符号52では摩擦ライニング10aの解放後、最大に直線化された遮断力経過が示されている。線53はランプ20に適当な形を付与することにより実地において得られることの可能な遮断力経過を示している。
【0045】
図4の(a)において平面図で部分的に示された皿ばね4′においては、個々のばね手段13′は皿ばね4′の基体11′の周方向で見て作動舌状部12′の間に配置されている。これらのばね手段13′は周方向で互いに間隔をおいた、半径方向内方へ延びるそれぞれ2つの舌状部形の範囲14′と周方向でこれら両方の範囲14′の間を延びる、半径方向で外方へ延びる範囲16′とから形成されている。ばね手段13′もしくはばね手段を形成する舌状部形状の弾性的な範囲14′,16′は輪郭切断によって形成されている。
【0046】
前述の複数の実施例ではばね手段13は皿ばね4と一体にかつ舌状部形に構成されている。図9と図10とに示された実施例においてはばね手段は別体である、皿ばね104に枢着されたもしくは固定された手段113によって形成されている。板ばね状のばね手段113は半径方向外方で、ばね手段13と関連して記述したようにカバー102により保持されたランプ120に支えられている。半径方向内方では板ばね状のばね手段113は皿ばね104の舌状部114に固定されている。舌状部114は周方向で見て皿ばね104のレバーとして役立つ作動舌状部112の間に設けられている。この実施例では板ばね状のばね手段113は半径方向内方へ向けられた舌状部114にネジで固定されている。しかしながら他の固定形式も可能である。例えばばね手段113は舌状部114の端部範囲を取囲む半径方向内方の範囲を有していることができる。さらに個々の板ばね状のばね手段113は互いに、例えばリング状の範囲を介して結合されていることもできる。さらに個々の板ばね状のばね手段113の代りにリング状の皿ばね状の構成部分を使用することもできる。この構成部分は半径方向外方に、カバー102のランプ120に接触する支持範囲を有している。この支持範囲は例えば皿ばね状の構成部分の外縁に設けられた舌状部もしくは突起によって形成することができる。この舌状部もしくは突起は板ばね状のばね手段113の半径方向外方の端部範囲118と似たように構成することができる。
【0047】
図2から判るように、対抗プレッシャプレート9は複数の質量体に分割されたはずみ車60の部分であり、1次はずみ質量体61は駆動軸、例えば内燃機関の出力軸と結合可能である。この1次はずみ質量体61は緩衝器62を介して2次はずみ質量体63と結合されている。対抗プレッシャプレート9はクラッチ1とクラッチ円板10とを介して伝動装置の入力軸と接続可能な2次はずみ質量体63の部分である。
【0048】
さらに本発明の摩擦クラッチは冒頭に述べた公知技術に記載もしくは開示されている手段もしくは装置と組合わされることができる。特に摩擦クラッチにおいて遮断力経過を直線化する付加的なばね手段を設けておくことができる。このようなばね手段は例えばドイツ国特許出願P4418026.8号明細書に記述されている。さらに摩擦クラッチ内に該摩擦クラッチの作動を助ける蓄力器を設けておくことができる。このような蓄力器は例えばドイツ国特許出願P4410837.0号明細書に記述されている。さらに有利であるのは、本発明の摩擦クラッチが、摩擦クラッチを作動するために必要な、制限された遮断距離だけを可能にする遮断機構と共に用いられていることである。このような遮断機構は例えばDE4322677号明細書に記載されている。
【0049】
本発明は図示並びに記載した実施例に限定されるものではなく、種々異なる実施例と関連して記述した特徴もしくは部材の組合せによって形成された変化実施例をも含むものである。さらに図面と関連して記述した特徴もしくは作用形式は単独でも独立した発明を成すものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の摩擦クラッチの平面図。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図。摩擦クラッチは対抗プレッシャプレートに取付けられている。
【図3】図1のIII/III線に沿った断面図。(a)は別の実施例の断面図。(b)は図1のIIIb/IIIb線に沿った断面図。
【図4】図1に使用された皿ばねの平面図。(a)は皿ばねの変化実施例を示した図。
【図5】図4のV−V線に沿った断面図。
【図6】本発明の摩擦クラッチの個々のばね及び後調節部材の協働を示す、種々の特性線を有する線図を示した図。
【図7】本発明の摩擦クラッチの個々のばね及び後調節部材の協働を示す、種々の特性線を有する線図。
【図8】図2に示した摩擦クラッチの上方範囲を拡大して示した図。
【図9】本発明の摩擦クラッチの別の構成の可能性を示した図。
【図10】図9のX−X線に沿った断面図。
【符号の説明】
1 摩擦クラッチ、 2 ケーシング、 3 プレッシャプレート、 4 皿ばね、 5 支持範囲、 6 旋回支承部、 7 後調節手段、 8 板ばね、9 対抗プレッシャプレート、 10 クラッチ円板、 11 基体、 12舌状部、 13 ばね手段、 14 区分、 15 変向範囲、 16 区分、 17 支持部、 18 端部区分、 20 ランプ、 22 範囲、 23構成部分、 24 乗上げランプ、 25 ねじ結合部、 27 対応乗上げランプ、 28 切欠き、 29 切欠き、 30 スリット、 31 切断部、 32 前縁、 40 線、 41 点、 42 線、 43 距離、 44点、 45 最少、 46 点、 47 線、 49 遮断力経過線、 50接触範囲、 52 遮断力経過線、 53 線、 60 はずみ車、 61 1次はずみ質量体、 62 緩衝器、 63 2次はずみ質量体、 102 カバー、 104 皿ばね、 113 ばね手段、 114 舌状部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a friction clutch, in particular, a friction clutch of an automobile, and has a pressure plate that is non-rotatable but is axially restricted and movable and is connected to the casing, and is tightened between the casing and the pressure plate. At least one possible crimp spring is effective and relates to a type that loads the pressure plate towards a clutch disc that can be clamped between the pressure plate and a corresponding pressure plate, for example a flywheel.
[0002]
[Prior art]
Such clutches are known, for example, from DE-OS 4239289, DE-OS 4322777, DEOS 4342390 and German patent applications P4418026.8, P4408424.2 and P4410837.0. These known friction clutches have post-adjustment means that at least automatically compensate for wear of the friction lining of the clutch disc. After this, the adjusting means causes the pressure plate to be loaded with a force that does not change in the actual condition by the pressure spring with the clutch closed. In order to achieve a low operating force profile, these known friction clutches are provided with additional spring means, in particular lining spring segments. These spring means gradually reduce the moment that can be transmitted by the friction clutch or clutch disc over the entire working distance of the clutch actuating member and / or the breaking distance of the pressure plate during the breaking process. During the engagement process of the friction clutch and when the friction lining begins to be tightened between the pressure plate and the corresponding pressure plate, the spring means gradually or incrementally generates torque that can be transmitted by the friction clutch. Such friction clutches have already been evaluated in practice.
[0003]
[Problems of the Invention]
The object of the present invention is to improve a friction clutch of the above type in terms of structure and production costs. We want the individual components to be assembled in a simple manner. We also want to reduce the number of components.
[0004]
[Means for solving the problems]
The object of the present invention is that the disc spring can be moved axially relative to the casing via an automatic post-adjustment means effective between the casing and the disc spring, at least compensating for the friction lining wear of the clutch disc. Yes, in this case, the disc spring is under the action of a support force in the axial direction towards the support range held by the casing, the support force being provided by the disc spring or generated by spring means held by the disc spring. It was solved by being tightened. Therefore, the spring means acts directly on the disc spring and can load the disc spring in the axial direction toward the support range or swivel range on the casing side.
[0005]
The spring means can be constructed integrally with the disc spring in an advantageous manner. However, the spring means can be made separately and fixed to the original disc spring. In this case, the spring means can be formed by a number of single members or from a single component which can be configured, for example, in the shape of a disc spring. This component can on the one hand be pivotally attached to the disc spring and on the other hand can be supported on the casing via a suitably integrally molded area.
[0006]
In an advantageous manner, a swivel bearing can be provided between the disc spring and the casing. A disc spring is supported on the swivel support part in the axial direction at least in a state where the friction clutch is connected, and the swivel support part is moved in the axial direction in accordance with wear generated in the friction lining of the friction disk of the clutch disk. In this case, the swivel support part can be provided on a ring-shaped component that moves the swivel support part in the axial direction via an appropriate rotation and ramp mechanism. The spring means supported by the casing produces an axial force on the disc spring, and this axial force acts against the axial force acting on the disc spring necessary to operate the friction clutch.
[0007]
In order to reduce the force required to operate the friction clutch according to the invention, it is particularly advantageous if the crimp disc spring has a gradual force-distance course over at least part of the friction clutch breaking distance. It is advantageous. This means that the crimp spring has a course of force that descends over at least a partial range of its compression or deformation distance. As a result, the spring force of the lining spring device provided between the friction linings or the lining spring device substitute provided in the case of the friction clutch disengagement process acts against the force generated by the compression spring. The operation or deformation of the crimp disc spring over a partial range of the blocking distance will be aided by the lining spring device or the lining spring device alternative. At the same time, the force produced by the pressure plate spring or the friction lining on the pressure plate or friction lining is reduced on the basis of the force-distance course of the tapering plate spring that falls in the blocking range. Another advantage of a crimped disc spring constructed in this way is disclosed in the previously mentioned DE 4239289.
[0008]
For the action of the friction clutch according to the present invention, the support force generated by the spring means and the force course of the disc spring are harmonized, and the support force is applied structurally to the disc spring with the friction clutch assembled. From the force acting against the support force generated to turn the disc spring during the operation or deformation of the disc spring, without any change in conicality due to wear, in the prescribed built-in state Is also particularly advantageous. However, if the conicality of the disc spring changes due to wear, the support force is the force acting against the support force necessary to pivot the disc spring over a partial range of the disc spring working distance. Smaller than. As long as the torque transmission means provided between the cover and the pressure plate, for example, a leaf spring, produces an axial force on the pressure plate that is superimposed on the force produced by the spring means that supports the disc spring on the casing, this shaft Directional forces must be properly taken into account when designing the spring means.
[0009]
In a particularly advantageous manner, the spring means can be formed by an elongated plate or tongue. The spring means can be formed in one piece on a disc spring base, which is configured in a ring, serving as an energy storage in a simple manner. It is particularly advantageous that the plate-like or tongue-shaped spring means are integrally formed in the radially inward edge region of the ring-shaped disc spring base. In order to achieve a large spring length, the plate-like spring means originate from an elastically deformable disc spring base and first extend radially inward and have a deflection range radially inward. Then, it can extend radially outward. In this case, the spring means can be configured as a hairpin. Furthermore, it is advantageous if the moment of resistance of the spring means with respect to the cross-section or bending is varied starting from the disc spring base and viewed in the lengthwise or extending direction of the spring means. This achieves at least a substantially uniform elastic deformation or a uniform bending load over the length of the spring means.
[0010]
For the production and assembly of friction clutches, the disc spring has a ring-shaped base, from which the tongues, which are directed radially inward and serve to actuate the clutch, extend. It is particularly advantageous if tongue-shaped spring means are provided between at least individual parts. In this case, the disk spring tongues directed radially inward can be divided into three groups, and one tongue-shaped spring means can be provided between these groups. Such a tongue group can have 2 to 4 tongues, and preferably has 3 tongues. In order to form the tongue-shaped spring means, a slit or notch can be provided in the plate necessary for producing the disc spring. This slit separates the tongue-shaped spring means from the actuating tongue of the adjacent disc spring. Furthermore, it is advantageous if the individual tongue-shaped spring means have a radially inwardly extending area and a subsequent radially outwardly extending area separated from each other by a slit. In order to reduce the surface pressure in the range in which the tongue-shaped spring means is supported by the casing, it is advantageous if the free end section of the tongue-shaped spring means has a widened portion.
[0011]
According to another possible configuration of the spring means, the spring means has two tongue-like areas extending radially inwardly, emanating from the ring-shaped base of the disc spring, spaced apart from each other in the circumferential direction, These ranges have transitioned to radially outward ranges that extend between both ranges as seen in the circumferential direction. Such spring means can also be formed by contour cutting. This can advantageously be done by providing a slit. It is also advantageous to use various types of spring means, i.e. variously configured spring means.
[0012]
It is particularly advantageous that the free end section of the tongue-shaped spring means is supported biased on the opposite side of the casing from the pressure plate. For this purpose, the tongue-shaped spring means can be elastically deformed in the axial direction when the friction clutch is assembled or the disc spring is mounted on the casing. The assembly between the disc spring and the casing can be done in a simple manner by plug-in coupling or plug-in pivot coupling. This coupling can be configured as a bayonet. In order to form such a connection, the casing can have at least an axial penetration for the end section of the tongue-shaped spring means supported by the casing. Such a penetration can be formed by a radial notch provided in the inner contour of the cover or casing. After the disc spring is mounted on the casing, the free end section of the tongue-shaped spring means can advantageously be supported by a lamp carried by the casing. In this case, the lamp can be directly formed integrally with the casing. This lamp is a component of the rear adjustment means. Further, the rear adjusting means has an effective ramp mechanism between the casing and the ring-shaped component holding the pivot bearing for the disc spring.
[0013]
The friction clutch according to the invention has a ring-shaped base that serves as an energy accumulator, and a tongue that extends radially inward and serves as an actuating lever, in a particularly advantageous manner. A disc spring can be used. In this case, tongue-shaped spring means which are elastically deformable are provided at least between the individual adjacent tongues. The spring means first has at least one radially inwardly extending portion from the base body, to which a turning section is connected, the transition section transitioning to a section extending towards the base body. Tongues that serve as levers or actuating members are grouped together, and between each group there are elongated, elastically deformable tongue-shaped spring means. The individual tongues as well as the spring means can be separated from one another by radially extending slits. The spring means extending radially towards the base preferably have an end section bordering the inward extent of the ring-shaped disc spring base. This end section can be separated from the Belleville spring base only by the separating and cutting section.
[0014]
【Example】
The
[0015]
The
[0016]
The casing or
[0017]
In the new state of the
[0018]
The spontaneous rear adjustment means 7 has a rear adjustment member in the form of a ring-shaped
[0019]
The
[0020]
The gradient or inclination angle 26 between the
[0021]
Advantageously, the tilt angles 21 and 26 viewed in the circumferential direction are at least approximately the same size. Angle 26 is chosen so that the friction that occurs when ramps 24 and 27 are pressed together prevents slippage between these ramps. For this purpose, the
[0022]
As can be seen from FIGS. 1 and 4, the tongue-shaped spring means 13 is provided between the operating
[0023]
The free end portion range of the spring means 13 supported by the
[0024]
As can be seen from FIG. 5, the tongue-shaped spring means 13 is a ring-shaped base body in which at least the end portion or the
[0025]
In order to attach the
[0026]
As can be seen from FIG. 3 (a), the
[0027]
The support force or the axial support force applied to the
[0028]
The mode of action of automatic post-adjustment using means 7 will be described in detail with reference to the diagrams of FIGS.
[0029]
A
[0030]
Line 42 shows the axial spreading force acting between the
[0031]
The individual spring means 13 have a distance-force course corresponding to the
[0032]
The supporting force provided by all the spring means 13 is reduced correspondingly to the leverage of this disc spring relative to the force of the
[0033]
The aforementioned disc spring transmission ratio is the ratio between the radial distance of the ring-shaped
[0034]
As lining spring, it is advantageous to use a lining spring known from DE-4206280 in connection with the present invention.
[0035]
In order to ensure the good functioning of the after-
[0036]
What has been described so far corresponds to a predetermined installation position of the
[0037]
In particular, when the friction lining 10 a is worn in the axial direction, the position of the
[0038]
During this spring period of the spring means 13, the
[0039]
When the shut-off process is continued beyond the point 44, the spring means 13 for supporting the
[0040]
FIG. 8 shows a position A of the
[0041]
Based on the aforementioned types of action and the associated frictional engagements, in particular the frictional engagement between the
[0042]
After the post-adjustment process, the breaking force profile corresponds to the
[0043]
In practice, the described post-adjustment is performed continuously or in very small steps, so that the large point movements and characteristic line movements shown in the diagram usually do not occur so that the invention can be easily understood.
[0044]
As can be seen from the
[0045]
In the disc spring 4 'shown partly in plan view in FIG. 4a, the individual spring means 13' are actuated
[0046]
In the embodiments described above, the spring means 13 is constructed integrally with the
[0047]
As can be seen from FIG. 2, the
[0048]
Furthermore, the friction clutch of the present invention can be combined with the means or apparatus described or disclosed in the prior art described at the beginning. In particular, it is possible to provide additional spring means for linearizing the breaking force course in the friction clutch. Such spring means are described, for example, in German patent application P4418026.8. Furthermore, a power accumulator that assists the operation of the friction clutch can be provided in the friction clutch. Such an accumulator is described, for example, in German patent application P4410837.0. It is further advantageous that the friction clutch of the present invention is used in conjunction with a shut-off mechanism that allows only the limited shut-off distance necessary to operate the friction clutch. Such a blocking mechanism is described, for example, in DE 4322677.
[0049]
The invention is not limited to the embodiments shown and described, but also includes alternative embodiments formed by combinations of features or components described in connection with different embodiments. Further, the features or modes of action described in connection with the drawings alone constitute an independent invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a friction clutch of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG. The friction clutch is attached to the opposing pressure plate.
3 is a cross-sectional view taken along line III / III in FIG. (A) is sectional drawing of another Example. (B) is sectional drawing along the IIIb / IIIb line | wire of FIG.
4 is a plan view of a disc spring used in FIG. 1. FIG. (A) is the figure which showed the change Example of the disc spring.
5 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG.
6 shows a diagram with various characteristic lines showing the cooperation of the individual springs and rear adjustment members of the friction clutch according to the invention. FIG.
FIG. 7 is a diagram with various characteristic lines showing the cooperation of the individual springs and rear adjustment members of the friction clutch of the present invention.
8 is an enlarged view showing an upper range of the friction clutch shown in FIG. 2. FIG.
FIG. 9 is a diagram showing the possibility of another configuration of the friction clutch of the present invention.
10 is a cross-sectional view taken along line XX in FIG.
[Explanation of symbols]
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