JP3686143B2 - Endoscope joint ring manufacturing method - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡の湾曲部に内装される湾曲管の構成部材たる節輪の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
湾曲管の構成部材たる節輪の製造方法については、内視鏡用アングルリングの形成方法として、特開平2−195931号公報所載の技術が開示されている。この技術について、図2を用いて説明する。図2は、アングルリング102を形成するための装置の概略構成図である。図中において、111はアングルリング102の素材となる金属パイプで、該金属パイプ111はチャック手段112によりチャックされて、数値制御装置と駆動機構とを有するNC工作機械等の駆動制御機構(図示せず)により回転及び前後動の駆動制御を行うことができるようになっている。
【0003】
そして、このチャック手段112によって金属パイプ111を回転させると共に前後動させる間に、レーザ装置113から照射されるレーザ光により金属パイプ111は、アングルリング102の外形線に沿うように熱溶断することができるように構成されている。また、この溶断を行う際に発生するドロスがアングルリング102の内面に付着するのを防止するために、金属パイプ111の内部には鉄材または黄銅材等からなるドロス回収用のロッド114が挿入されるようになっている。ここで、アングルリング102を形成する際に、金属パイプ111の切断線が連続するように加工する必要があることから、レーザ装置113としては、連続発振が可能な、炭酸ガスレーザ、He−Neレーザ、YAGレーザ等を用いることができるが、レーザ出力及び発振波長の観点から精密加工に適したYAGレーザが最も好ましい。
【0004】
次に、このような構成を有する加工機構によって、アングルリング102を形成する方法について説明する。まず、チャック手段112によって、金属パイプ111の端部をチャックさせると共に、該金属パイプ111の内部にロッド114を挿入する。そして、該チャック手段112によって、この金属パイプ111をレーザ装置113が設けられている作業ステーションに搬入して、所定の加工開始位置に位置決めする。
【0005】
そこで、レーザ装置113を作動させると共に、チャック手段を駆動制御装置に予め設定した動作順序に従って回転させると共に前後動させることにより、金属パイプ111をアングルリング102の本体部を形成する線Aから連結部を形成する線Bに沿うように(アングルリング102の外形線に沿うように)連続的に熱溶断する。また、この外形線の切断加工が完了すると、ピン挿通孔103を構成する部分に沿う線Cの熱溶断を行う。これにより1個のアングルリング102の切断加工が完了する。次に、チャック手段112により金属パイプ111を所定量送り、前述と同様の手法で第2、第3、・・・の順にアングルリング102を順次加工することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記従来技術には、つぎのような問題点があった。アングルリングを形成する場合には、加工精度の面からレーザ加工装置を用いることが最も良いが、レーザ加工では、金属が溶融すると金属滓によるドロスが発生する。このドロスがアングルリングの内面に付着することを防止するために、ロッドを挿入すると、アングルリングとアングルリングとの間の金属パイプの廃材部分の形状が円環状となり、廃材はアングルリングと共にロッド上に残留する。そのため、アングルリングをロッドから回収する後の工程で、アングルリングと廃材とを分離する作業が必要となっていた。
【0007】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、請求項1、2、3または4に係る発明の課題は、金属パイプのレーザ加工と同時に廃材を分離することができる内視鏡用節輪の製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1、2、3または4に係る発明は、金属パイプの内部に、溶断時に生じる溶融金属滓からなるドロスを除去するための芯材を挿入し、該金属パイプを回転させると共に、その軸心方向に往復運動させながら、該金属パイプの外面側から内視鏡用節輪の外形線に沿うようにレーザ光を照射して、前記金属パイプを溶断する内視鏡用節輪の製造方法において、前記レーザ光の照射は、前記金属パイプの廃材部分が円環状にならないように、内視鏡用節輪の外形線に加え、廃材部分に設けた外径線の先端側と基端側とを結ぶ複数本の溶断線、または外形線と金属パイプの先端側端面とを結ぶ複数本の溶断線を形成することを特徴とする。
【0009】
請求項1、2、3または4に係る発明の作用では、レーザ光の照射は、金属パイプの廃材部分が円環状にならないように、内視鏡用節輪の外形線に加え、廃材部分に設けた外径線の先端側と基端側とを結ぶ複数本の溶断線、または外形線と金属パイプの先端側端面とを結ぶ複数本の溶断線を形成することにより、廃材が金属パイプから抉られて分離され、自重により落下する。請求項2に係る発明の作用では、前記溶断線は前記金属パイプの中心線に対して略平行に形成されているので、廃材は前記溶断線によって切断され、廃材部分が円環状になることなく複数の個片となる。請求項3に係る発明の作用では、前記溶断線は曲線であることから、廃材は前記溶断線によって切断され、廃材部分が円環状になることなく複数の個片となる。請求項4に係る発明の作用では、前記溶断線は前記金属パイプの中心線に対して傾斜して形成されていることから、廃材は前記溶断線によって切断され、廃材部分が円環状になることなく複数の個片となる。
【0010】
【発明の実施の形態1】
図1〜図2は発明の実施の形態1を示し、図1は内視鏡用節輪の斜視図、図2は節輪の製造装置の概略構成図である。
【0011】
図1において、内視鏡用湾曲管の節輪1は、円環状の本体部51と、本体部51の両開口部から突設した連結部52と、連結部52に穿設されたピン挿通孔53とから形成されている。この節輪1が複数個連結されて湾曲管を構成するものである。
【0012】
まず、節輪の製造装置の概略構成について説明する。図2において、1a,1b・・・1nは、順次製造されるべき節輪を示し、節輪1a,1b・・・1nは、パイプ材2をレーザ装置12により溶断することにより製造される。3は、鉄材または黄銅材等からなるドロス回収用のロッドであり、パイプ材2の内径に挿通されている。パイプ材2はチャック手段4により把持され、チャック手段4の回転軸4A上には、チャック手段4を回転させるプーリ5を設けている。プーリ5は、ベルト6によりプーリ7からの回転力を伝達される。プーリ7はモータ8の回転軸上に固着され、モータ8はチャック手段4を回転駆動させるとともに、駆動制御している。10はチャック手段4の前後動を制御するモータであり、ボールネジ9によりモータ10の回転を前後動に変換して、チャック手段4の回転軸4A方向の移動を駆動制御している。11はモータ8とモータ10との駆動を制御する駆動制御装置であり、モータ8とモータ10とに、電気的に接続されている。
【0013】
つぎに、節輪1aの加工部位について説明する。チャック手段4により把持されているパイプ材2の先端側にあるのが、溶断する軌跡たる節輪1aの本体部の溶断線13aで、基端側にあるのが、本体部の溶断線15aである。また、パイプ材2の先端側にあるのが、連結部の溶断線14aで、基端側にあるのが連結部の溶断線16aである。連結部の溶断線14aの近傍にピン挿通孔の溶断線17aがあり、連結部の溶断線16aの近傍にピン挿通孔の溶断線18aがある。19aはパイプ材2の先端側の廃材であり、19bは節輪1aと節輪1bとの間の廃材である。廃材19a、19b上に、それぞれパイプ材2の中心軸線とほぼ平行な溶断線20a,20bがあり、さらに、図中で隠れた部分に当たる対称位置にも溶断線20a′、20b′がある。溶断線13a,14a,20a,20a′により、先端側の廃材19aは、2つの個片に溶断され、円環状にはならない。また、溶断線15a,16a,20b,20b′により、節輪1a,1b間の廃材19bも、2つの個片に溶断され、円環状にはならない。なお、ここでは廃材19a,19bの外周の2箇所にそれぞれ溶断線20a,20a′、20b,20b′を設けたが、必要に応じて3箇所以上としてもよい。
【0014】
上述の製造装置を用いた節輪の製造方法を説明する。チャック手段4によりパイプ材2を把持するとともに、ロッド3をパイプ材2の内径に挿通する。つぎに、モータ10の回転運動をボールネジ9により前後動に変換して、チャック手段4を前後動制御し、加工開始位置に位置決めする。それから、レーザ装置12を作動させるとともに、モータ10によりチャック手段4を前後動制御し、同時にモータ8によりチャック手段4を回転制御することにより、パイプ材2を溶断する。
【0015】
つぎに、溶断順序について説明する。まず、廃材19aが円環状になるのを防ぐ溶断線20a,20a′を溶断し、つぎにピン挿通孔17aを溶断する。さらに、本体部の溶断線13aと連結部の溶断線14aとを溶断すると、廃材19aは個片となって落下する。それから、ピン挿通孔18aを溶断し、本体部の溶断線15aと連結部の溶断線16aを溶断すると完成した節輪1aがロッド3上に残留し、後工程に送られる。つぎに、廃材19bが円環状になるのを防ぐ溶断線20b,20b′を溶断し、節輪1aと同様に節輪1bの溶断をすると、廃材19bは個片となって落下する。このような作業を繰り返すことにより、節輪1nまで、加工と同時に廃材を分離することができる。
【0016】
本発明の実施の形態1によれば、金属パイプのレーザ加工と同時に廃材を分離することができる。また、廃材部分に金属パイプの中心軸線とほぼ平行な2箇所の溶断線を入れる作業が追加されるのみなので、従来の加工プログラムを大幅に変更することなく、節輪を製造することができる。
【0017】
本発明の実施の形態1では、廃材部分の溶断線を金属パイプの中心軸線とほぼ平行な直線としたが、直線に替えて、適当な曲線であってもよい。また、金属パイプの中心軸線とは必ずしもほぼ平行に設けることなく、必要に応じて傾斜した溶断線であってもよい。
【0018】
【発明の実施の形態2】
図3は発明の実施の形態2を示し、節輪の製造装置の概略構成図である。本発明の実施の形態2の節輪の製造装置は、発明の実施の形態1と同一なので、同一の部材には同一の符号を付し、説明を省略する。また、本発明の実施の形態2は、金属パイプからの節輪の採取方法が、発明の実施の形態1とは異なるものなので、その部分についてのみ説明する。
【0019】
図3において、30はチャック手段4に把持されていない先端側の金属パイプ2の端面である。金属パイプ2の端面30と節輪1aの連結部の溶断線14aが接する位置に、金属パイプ2上の節輪1aの加工位置を定める。また、節輪1aの本体部の溶断線15aと節輪1bの連結部の溶断線14bと、および節輪1aの連結部の溶断線16aと節輪1bの本体部の溶断線13bとの組み合わせの少なくとも一方が互いに接するように、金属パイプ2上の節輪1bの加工位置を定める。
【0020】
本発明の実施の形態2における節輪の製造方法は、発明の実施の形態1と基本的に同様のため、溶断順序についてのみ説明する。まず、ピン挿通孔17aを溶断する、つぎに、本体部の溶断線13aと連結部の溶断線14aとを溶断すると、廃材19aは端面30と連結部の溶断線14aとが重なったところで連続しなくなるので、円環状ではなくなり、節輪1aから分離して個片となって落下する。それから、ピン挿通孔18aを溶断し、本体部の溶断線15aと連結部の溶断線16aとを溶断すると、完成した節輪1aがロッド3上に残留し、後工程に送られる。つぎに、節輪1aと同様に節輪1bの溶断をすると、廃材19bは、節輪1aと節輪1bとの溶断線が重なったところで連続しなくなるので、円環状ではなくなり、節輪1bから分離して個片となって落下する。このような作業を繰り返すことにより、節輪1nまで、加工と同時に廃材を分離することができる。
【0021】
本発明の実施の形態2によれば、金属パイプのレーザ加工と同時に廃材を分離することができるとともに、節輪の溶断線をたがいに重ねることにより、金属パイプの廃材部分が最小となり、材料を節約することができる。
【0022】
【発明の効果】
請求項1、2、3または4に係る発明によれば、廃材が金属パイプから抉られて分離され、自重により落下するので、金属パイプのレーザ加工と同時に廃材を分離することができる。これにより、後工程での分離作業を廃止することができる。請求項2に係る発明によれば、上記効果に加え、廃材は金属パイプの中心線に対して略平行に形成されている溶断線によって切断され、複数の個片となるので、従来の加工プログラムを大幅に変更することなく、節輪を製造することができる。請求項3に係る発明によれば、廃材は曲線からなる溶断線によって切断され、複数の個片となるので、請求項2に係る発明と同様な効果を奏する。請求項4に係る発明によれば、廃材は金属パイプの中心線に対して傾斜している溶断によって切断され、複数の個片となるので、請求項2に係る発明と同様な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡用湾曲管の節輪の斜視図である。
【図2】発明の実施の形態1の節輪の製造装置の概略構成図である。
【図3】発明の実施の形態2の節輪の製造装置の概略構成図である。
【図4】従来技術のアングルリングを形成するための装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1a,1b 節輪
2 金属パイプ
3 芯材
12 レーザ装置
19a,19b 廃材
20a,20b 溶断線
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a nodal ring, which is a constituent member of a bending tube installed in a bending portion of an endoscope.
[0002]
[Prior art]
Regarding a method for manufacturing a node ring as a constituent member of a bending tube, a technique described in Japanese Patent Laid-Open No. 2-195931 is disclosed as a method for forming an angle ring for an endoscope. This technique will be described with reference to FIG. FIG. 2 is a schematic configuration diagram of an apparatus for forming the angle ring 102. In the figure, reference numeral 111 denotes a metal pipe as a material of the angle ring 102. The metal pipe 111 is chucked by chuck means 112, and a drive control mechanism (not shown) such as an NC machine tool having a numerical control device and a drive mechanism. )), It is possible to perform drive control of rotation and forward / backward movement.
[0003]
While the metal pipe 111 is rotated and moved back and forth by the chuck means 112, the metal pipe 111 may be thermally melted along the outline of the angle ring 102 by the laser light emitted from the laser device 113. It is configured to be able to. Further, in order to prevent the dross generated during the fusing from adhering to the inner surface of the angle ring 102, a dross collecting rod 114 made of iron or brass is inserted into the metal pipe 111. It has become so. Here, when forming the angle ring 102, since it is necessary to process so that the cutting line of the metal pipe 111 is continuous, as the laser device 113, a carbon dioxide laser, a He—Ne laser capable of continuous oscillation is used. A YAG laser or the like can be used, but a YAG laser suitable for precision machining is most preferable from the viewpoint of laser output and oscillation wavelength.
[0004]
Next, a method for forming the angle ring 102 by the processing mechanism having such a configuration will be described. First, the chuck unit 112 chucks the end of the metal pipe 111 and inserts the rod 114 into the metal pipe 111. Then, the metal pipe 111 is carried into a work station provided with the laser device 113 by the chuck means 112 and positioned at a predetermined processing start position.
[0005]
Therefore, by operating the laser device 113 and rotating the chuck means in accordance with an operation sequence set in advance in the drive control device and moving it back and forth, the metal pipe 111 is connected from the line A forming the main body portion of the angle ring 102. Is continuously melted along the line B (that is, along the outline of the angle ring 102). Further, when the cutting process of the outline is completed, the line C along the portion constituting the pin insertion hole 103 is thermally fused. Thereby, the cutting process of one angle ring 102 is completed. Next, the metal pipe 111 is fed by a predetermined amount by the chuck means 112, and the angle ring 102 can be sequentially processed in the second, third,...
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above prior art has the following problems. When forming an angle ring, it is best to use a laser processing apparatus from the viewpoint of processing accuracy, but in laser processing, dross due to metal flaws occurs when the metal melts. In order to prevent this dross from adhering to the inner surface of the angle ring, when the rod is inserted, the shape of the waste material part of the metal pipe between the angle ring and the angle ring becomes an annular shape, and the waste material is placed on the rod together with the angle ring. To remain. For this reason, it is necessary to separate the angle ring and the waste material in a process after the angle ring is recovered from the rod.
[0007]
The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and an object of the invention according to claim 1, 2 , 3 or 4 is an endoscope capable of separating waste material simultaneously with laser processing of a metal pipe. It is to provide a method for manufacturing a joint ring.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 1, 2 , 3 or 4 inserts a core material for removing dross formed of molten metal soot that is generated at the time of fusing, into the metal pipe. While rotating the pipe and reciprocating in the axial direction, laser light is irradiated from the outer surface side of the metal pipe along the outline of the node ring for endoscope to melt the metal pipe. In the method for manufacturing a nodal ring for an endoscope, the laser beam irradiation is performed so that the waste part of the metal pipe does not have an annular shape, in addition to the outline of the nodal ring for the endoscope, and the outer diameter provided in the waste part. A plurality of fusing lines connecting the tip end side and the base end side of the wire, or a plurality of fusing lines connecting the outer shape line and the end side end surface of the metal pipe are formed .
[0009]
In the operation of the invention according to claim 1, 2 , 3 or 4 , the laser beam irradiation is applied to the waste material portion in addition to the outline of the endoscope node ring so that the waste material portion of the metal pipe does not become an annular shape. By forming multiple fusing lines connecting the distal end side and proximal end side of the provided outer diameter wire, or multiple fusing lines connecting the outer shape line and the end side end surface of the metal pipe, the waste material is removed from the metal pipe. It is beaten and separated and falls due to its own weight. In the operation of the invention according to claim 2, since the fusing line is formed substantially parallel to the center line of the metal pipe , the waste material is cut by the fusing line, and the waste material portion does not become an annular shape. It becomes a plurality of pieces. In the operation of the invention according to claim 3, since the fusing line is a curve, the waste material is cut by the fusing line, and the waste material portion is formed into a plurality of pieces without becoming an annular shape . In the operation of the invention according to claim 4, since the fusing line is formed to be inclined with respect to the center line of the metal pipe, the waste material is cut by the fusing line, and the waste material portion becomes an annular shape. There are multiple pieces.
[0010]
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiment 1
1 to 2 show a first embodiment of the invention, FIG. 1 is a perspective view of a node ring for an endoscope, and FIG. 2 is a schematic configuration diagram of a manufacturing apparatus for the node ring.
[0011]
In FIG. 1, the node ring 1 of the bending tube for an endoscope includes an annular main body portion 51, a connecting portion 52 protruding from both openings of the main body portion 51, and a pin inserted in the connecting portion 52. The hole 53 is formed. A plurality of the node rings 1 are connected to form a bending tube.
[0012]
First, a schematic configuration of a node ring manufacturing apparatus will be described. In FIG. 2, 1 a, 1 b,..., 1 n indicate node rings to be sequentially manufactured, and the node rings 1 a, 1 b... 1 n are manufactured by fusing the pipe material 2 with the laser device 12. Reference numeral 3 denotes a dross collecting rod made of an iron material or a brass material, and is inserted through the inner diameter of the pipe material 2. The pipe material 2 is gripped by the chuck means 4, and a pulley 5 for rotating the chuck means 4 is provided on the rotation shaft 4 </ b> A of the chuck means 4. The pulley 5 receives the rotational force from the pulley 7 by the belt 6. The pulley 7 is fixed on the rotating shaft of the motor 8, and the motor 8 drives and controls the chuck means 4 while rotating. Reference numeral 10 denotes a motor for controlling the back and forth movement of the chuck means 4. The rotation of the motor 10 is converted into the back and forth movement by the ball screw 9 to drive and control the movement of the chuck means 4 in the direction of the rotation axis 4 </ b> A. Reference numeral 11 denotes a drive control device that controls the drive of the motor 8 and the motor 10, and is electrically connected to the motor 8 and the motor 10.
[0013]
Next, a processing part of the node ring 1a will be described. The distal end side of the pipe member 2 gripped by the chuck means 4 is the fusing line 13a of the main body portion of the node ring 1a that is the locus of fusing, and the fusing line 15a of the main body portion is on the proximal end side. is there. Moreover, what exists in the front end side of the pipe material 2 is the fusing line 14a of a connection part, and what exists in the base end side is the fusing line 16a of a connection part. There is a pin insertion hole fusing line 17a in the vicinity of the fusing line 14a of the connecting portion, and a pin insertion hole fusing line 18a in the vicinity of the fusing line 16a of the connecting portion. 19a is a waste material on the tip side of the pipe material 2, and 19b is a waste material between the node ring 1a and the node ring 1b. On the waste materials 19a and 19b, there are fusing lines 20a and 20b substantially parallel to the central axis of the pipe material 2, respectively, and there are fusing lines 20a 'and 20b' at symmetrical positions corresponding to hidden portions in the drawing. By the fusing lines 13a, 14a, 20a, and 20a ', the waste material 19a on the tip side is melted into two pieces and does not become an annular shape. Further, the waste material 19b between the node rings 1a and 1b is also melted into two pieces by the fusing lines 15a, 16a, 20b and 20b ', and does not become an annular shape. Here, the fusing lines 20a, 20a ′, 20b, and 20b ′ are provided at two locations on the outer periphery of the waste materials 19a and 19b, respectively, but may be three or more as required.
[0014]
A method for manufacturing a node ring using the above-described manufacturing apparatus will be described. The pipe member 2 is gripped by the chuck means 4 and the rod 3 is inserted through the inner diameter of the pipe member 2. Next, the rotational movement of the motor 10 is converted into a back-and-forth motion by the ball screw 9, and the chuck means 4 is controlled in the back-and-forth motion and positioned at the machining start position. Then, while the laser device 12 is operated, the chuck means 4 is controlled to move back and forth by the motor 10, and at the same time, the rotation of the chuck means 4 is controlled by the motor 8, thereby fusing the pipe material 2.
[0015]
Next, the fusing order will be described. First, the fusing lines 20a and 20a ′ for preventing the waste material 19a from becoming an annular shape are cut, and then the pin insertion hole 17a is cut. Further, when the fusing line 13a of the main body part and the fusing line 14a of the connecting part are fused, the waste material 19a falls as individual pieces. Then, when the pin insertion hole 18a is melted and the melt wire 15a of the main body and the melt wire 16a of the connecting portion are melted, the completed node ring 1a remains on the rod 3 and is sent to a subsequent process. Next, when the fusing lines 20b and 20b 'that prevent the waste material 19b from becoming an annular shape are melted, and the node ring 1b is blown in the same manner as the node ring 1a, the waste material 19b falls as individual pieces. By repeating such operations, the waste material can be separated simultaneously with the processing up to the node ring 1n.
[0016]
According to Embodiment 1 of the present invention, waste materials can be separated simultaneously with laser processing of a metal pipe. Further, since only the operation of putting two fusing lines substantially parallel to the central axis of the metal pipe into the waste material portion is added, a node ring can be manufactured without significantly changing the conventional machining program.
[0017]
In the first embodiment of the present invention, the fusing line of the waste material portion is a straight line substantially parallel to the central axis of the metal pipe, but an appropriate curve may be used instead of the straight line. Moreover, it is not necessarily provided substantially parallel to the central axis of the metal pipe, and may be a fusing line that is inclined as necessary.
[0018]
Second Embodiment of the Invention
FIG. 3 shows a second embodiment of the present invention and is a schematic configuration diagram of a node ring manufacturing apparatus. Since the node ring manufacturing apparatus of the second embodiment of the present invention is the same as that of the first embodiment of the present invention, the same members are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted. In the second embodiment of the present invention, the method for collecting the node ring from the metal pipe is different from that of the first embodiment of the invention, and only that portion will be described.
[0019]
In FIG. 3, reference numeral 30 denotes an end face of the metal pipe 2 on the front end side that is not gripped by the chuck means 4. The processing position of the node ring 1a on the metal pipe 2 is determined at the position where the end surface 30 of the metal pipe 2 and the fusing line 14a of the connecting portion of the node ring 1a contact. Further, the fusing line 15a of the main body of the node ring 1a and the fusing line 14b of the connecting part of the node ring 1b, and the fusing line 16a of the connecting part of the node ring 1a and the fusing line 13b of the main part of the node ring 1b are combined. The processing position of the node ring 1b on the metal pipe 2 is determined so that at least one of the two contacts with each other.
[0020]
The manufacturing method of the node ring in the second embodiment of the present invention is basically the same as that of the first embodiment of the present invention, and therefore only the fusing order will be described. First, the pin insertion hole 17a is blown, and then the fusing line 13a of the main body part and the fusing line 14a of the connecting part are cut off, and the waste material 19a continues when the end surface 30 and the fusing line 14a of the connecting part overlap. Since it disappears, it is no longer in an annular shape, and is separated from the node ring 1a and falls as a piece. Then, when the pin insertion hole 18a is melted and the melt wire 15a of the main body and the melt wire 16a of the connecting portion are melted, the completed node ring 1a remains on the rod 3 and is sent to a subsequent process. Next, when the node ring 1b is blown in the same manner as the node ring 1a, the waste material 19b is not continuous when the fusing line between the node ring 1a and the node ring 1b overlaps. Separate and fall into individual pieces. By repeating such operations, the waste material can be separated simultaneously with the processing up to the node ring 1n.
[0021]
According to the second embodiment of the present invention, the waste material can be separated simultaneously with the laser processing of the metal pipe, and the waste material portion of the metal pipe is minimized by overlapping the fusing lines of the node rings. Can be saved.
[0022]
【The invention's effect】
According to the first, second , third, or fourth aspect of the present invention, the waste material is beaten and separated from the metal pipe and falls due to its own weight, so that the waste material can be separated simultaneously with the laser processing of the metal pipe. Thereby, the separation work in a post process can be abolished. According to the invention according to claim 2, in addition to the above-described effect, the waste material is cut by a fusing line formed substantially parallel to the center line of the metal pipe and becomes a plurality of individual pieces. A node ring can be manufactured without significantly changing the. According to the invention of claim 3, since the waste material is cut by a fusing line made of a curve and becomes a plurality of pieces, the same effect as the invention of claim 2 is achieved. According to the invention of claim 4, the waste material is cut by the fusing line that is inclined with respect to the center line of the metal pipe and becomes a plurality of pieces, so that the same effect as that of the invention of claim 2 is achieved. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a node ring of a bending tube for an endoscope.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of a node ring manufacturing apparatus according to Embodiment 1 of the present invention;
FIG. 3 is a schematic configuration diagram of a node ring manufacturing apparatus according to a second embodiment of the invention.
FIG. 4 is a schematic block diagram of an apparatus for forming a prior art angle ring.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1a, 1b Node ring 2 Metal pipe 3 Core material 12 Laser apparatus 19a, 19b Waste material 20a, 20b Fusing line

Claims (4)

金属パイプの内部に、溶断時に生じる溶融金属滓からなるドロスを除去するための芯材を挿入し、該金属パイプを回転させると共に、その軸心方向に往復運動させながら、該金属パイプの外面側から内視鏡用節輪の外形線に沿うようにレーザ光を照射して、前記金属パイプを溶断する内視鏡用節輪の製造方法において、
前記レーザ光の照射は、前記金属パイプの廃材部分が円環状にならないように、内視鏡用節輪の外形線に加え、廃材部分に設けた外径線の先端側と基端側とを結ぶ複数本の溶断線、または外形線と金属パイプの先端側端面とを結ぶ複数本の溶断線を形成することを特徴とする内視鏡用節輪の製造方法。
Inside the metal pipe, insert a core material for removing dross made of molten metal soot that is generated at the time of fusing, rotate the metal pipe, and reciprocate in the axial direction of the metal pipe. In the method for manufacturing an endoscope joint ring by irradiating a laser beam along the outline of the endoscope joint ring from the above and fusing the metal pipe,
In addition to the outline of the endoscope node ring, the irradiation of the laser beam includes a distal end side and a proximal end side of an outer diameter wire provided in the waste material portion so that the waste material portion of the metal pipe does not have an annular shape. A method for manufacturing an endoscopic node ring, comprising forming a plurality of fusing lines to be connected, or a plurality of fusing lines connecting an outer shape line and an end face of the metal pipe .
前記溶断線は前記金属パイプの中心線に対して略平行に形成されていることを特徴とする請求項1記載の内視鏡用節輪の製造方法。 2. The method for manufacturing an endoscope node ring according to claim 1 , wherein the fusing line is formed substantially parallel to a center line of the metal pipe . 前記溶断線は曲線であることを特徴とする請求項1記載の内視鏡用節輪の製造方法。 The method for manufacturing an endoscope node ring according to claim 1 , wherein the fusing line is a curve . 前記溶断線は前記金属パイプの中心線に対して傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用節輪の製造方法。The method for manufacturing an endoscope node ring according to claim 1, wherein the fusing line is formed to be inclined with respect to a center line of the metal pipe.
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