JP3672008B2 - Hard capsule and method for producing the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医薬品、医薬部外品、食品等に用いられる非ゼラチン硬質カプセルに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、医薬品、医薬部外品、食品等に使用される硬質カプセルとしては、主にゼラチン硬質カプセルが用いられているが、最近においては、非ゼラチン硬質カプセルが要望されている。
【0003】
非ゼラチン硬質カプセルとしては、従来、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)等の水溶性セルロース誘導体を基剤とする硬質カプセルが知られている(特開平3−279325号公報)。
【0004】
しかし、この硬質カプセルは、アルキル基、ヒドロキシアルキル基で置換されたセルロースエーテルを基剤とするものであるが、この種のセルロース誘導体は、低温の水には溶解するが、高温では溶解せず、またこれらセルロース誘導体の溶解/分散液の粘度は温度の影響を受けやすく、高温で水に分散させたセルロース誘導体の溶液の温度を徐々に下げると、50℃付近で急激に粘度が上昇する。
【0005】
従って、上記セルロース誘導体を用いて硬質カプセルを製造する場合、厳密なカプセル調製液の温度コントロールが必要である。
【0006】
また、上記セルロース誘導体で成型された硬質カプセルは、この中にポリエチレングリコール#200〜#600(PEG#200〜#600)を充填すると、カプセル表面にポリエチレングリコールがしみ出すことが観察されている。一方、周知の通り、近年、液状物用カプセル充填機と同封緘機の開発によって、硬質カプセルへ液状薬物を充填したカプセル剤も実用化されている。ところで、常温で液状のポリエチレングリコール(PEG#200〜#600)は、難溶薬物に対して優れた溶解作用を有し、賦形剤として好適に使用されるものであるが、上記セルロース誘導体で成型された硬質カプセルは、このPEG#200〜#600を充填すると、カプセル皮膜表面にPEGがしみ出すことが観察されている。このため、ポリエチレングリコール#200〜#600を含む内容物を上記セルロース誘導体の硬質カプセルに充填し難い。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、ポリエチレングリコール#200〜#600を充填してもしみ出しがなく、しかも厳密な温度コントロールを要することなく容易にカプセル製造が可能な非ゼラチン硬質カプセル及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、ヘミセルロースを基剤として硬質カプセルを製造することが有効であることを知見した。即ち、ヘミセルロースなどの多糖類は、良好な皮膜を形成することが知られており、これらの水溶液を板状の物質又は球形の物質などにコーティングし、乾燥させると皮膜が形成される。しかし、これらの水溶液でもって、いわゆるディッピング法でカプセルを製造しようとする場合、乾燥前に上記高分子の液がピンを垂れ落ち、皮膜の均質性が得られず、良好なカプセルの成型ができない。ところが、上記高分子の水溶液に対し、ゲル化剤として温度変化でゲル化しやすい物質を配合して、ピン上で上記高分子の液をゲル化させることで、良好にカプセル製造ができることを知見した。また、上記高分子のゲルによって形成された硬質カプセルにポリエチレングリコール#200〜#600を充填してもしみ出しが生じることがないことを知見したものである。
【0009】
従って、本発明は、ヘミセルロースにゲル化剤を配合してゲル化させたゲルからなることを特徴とする硬質カプセルを提供する。この場合、この硬質カプセルは、ポリエチレングリコール#200〜#600を含む充填物が有効に充填される。
【0010】
また、本発明は、ヘミセルロースとゲル化剤とを含むカプセル調製液にカプセル形成用ピンを浸漬し、次いで該ピンを引き上げて、該ピンに付着したカプセル調製液をゲル化、乾燥することを特徴とする硬質カプセルの製造方法を提供する。
【0011】
上記ヘミセルロースなどの多糖類は、幅広い温度の水溶液に溶解するため、先のセルロース誘導体とは温度と粘度の関係が異なり、通常の温度範囲では先のセルロースほど急激な粘度変化は生じない。しかし、これらの高分子の水溶液にゲル化剤を添加することにより、ピンに付着した高分子が冷却されると急激にゲル化するため、カプセルが容易に成型可能なものであり、本発明者は、上述したように、種々の高分子に関してカプセルの成型性及びポリエチレングリコール#200〜#600の充填性について検討した結果、ヘミセルロースに温度変化でゲル化しやすい物質をゲル化剤として加えることにより、カプセルの成型性が向上し、更にポリエチレングリコール#200〜#600の充填が可能であることを見出したものである。
【0012】
以下、本発明につき更に詳しく説明すると、本発明の非ゼラチン硬質カプセルは、基剤として、ヘミセルロースを用いたもので、これをゲル化剤でゲル化することによって得られたものである。
【0013】
ここで、ヘミセルロースとしては、例えば不二製油株式会社で製造されている大豆類から作られた「ヘミロース」が好適に用いられる。
【0014】
本発明の上記ヘミセルロースを基剤とする硬質カプセルの製造方法につき更に詳述すると、上記ヘミセルロースとゲル化剤とを溶解したカプセル調製液にカプセル形成用ピンを浸漬し、これを引き上げて、このピン上でピンに付着したカプセル調製液をゲル化、乾燥するものである。
【0015】
ここで、上記カプセル調製液中のヘミセルロースの濃度は5〜30%(重量%、以下同じ)、特に10〜20%とすることが好ましい。
【0016】
また、ゲル化剤としては、温度変化によりゲル化しやすい物質が好ましく、具体的には、キサンタンガム、ローカストビーンガム、ジェランガム、カラギーナン、タマリンド種子多糖、ペクチン、カードラン、ゼラチン、ファーセレラン、寒天などが挙げられ、更にこれらの物質を2種以上混合して用いることもできる。
【0017】
上記ゲル化剤の濃度は、カプセル調製液中0.01〜10%、特に0.1〜1.0%とすることが好ましい。
【0018】
なお、ゲル化剤としてカッパカラギーナンを用いる場合は、ゲル化補助剤として、カリウムイオン、アンモニウムイオン、カルシウムイオンを与える水溶性化合物、例えば塩化カリウム、塩化アンモニウム、酢酸アンモニウム、塩化カルシウム等を用いることができ、イオターカラギーナンを用いる場合は、塩化カルシウム等のカルシウムイオンを与える水溶性化合物を使用することができる。
【0019】
また、ゲル化剤としてジェランガムを用いる場合には、ゲル化補助剤として、ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンを与える水溶性化合物、例えば塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、硫酸マグネシウム等を用いることができ、更に有機酸及びその水溶性塩、例えばクエン酸又はクエン酸ナトリウムを使用することができる。
【0020】
上記ゲル化補助剤を用いる場合、ゲル化補助剤は、カプセル調製液中0.05〜0.6%、特に0.06〜0.2%の使用が好ましい。
【0021】
なお、本発明においては、色素、顔料などの硬質カプセルに通常使用される添加剤を適量添加してもよい。
【0022】
本発明においては、水に上記ヘミセルロース、ゲル化剤、及びその他の所望成分を溶解してカプセル調製液を得るが、水への成分の溶解順序に特に制限はなく、ヘミセルロースを先に溶解しても、ゲル化剤を溶解してもよい。溶解温度も特に制限されないが、40〜100℃、より好ましくは50〜95℃とすることが推奨される。
【0023】
カプセル形成用ピンを浸漬する温度も適宜選定されるが、30〜80℃、特に40〜60℃とすることが好ましい。
【0024】
なお、このピン浸漬時におけるカプセル調製液の粘度は、100〜10,000mPa・s、特に1,000〜8,000mPa・sであることが好ましい。
【0025】
ピンを引き上げた後のゲル化は、放冷することによって行うことが好ましいが、ゲル化後に40〜80℃に加熱乾燥してもよい。
【0026】
以上のようにして得られる本発明の硬質カプセルは、上記ヘミセルロースを基剤とするが、特に下記組成であることが好ましい。
ヘミセルロース:70%以上、より好ましくは80%以上、
ゲル化剤:0.01〜30%、より好ましくは0.1〜10%、
ゲル化補助剤:0〜30%、より好ましくは5%以下、
水分:1〜20%、より好ましくは5〜15%、
合計 100%
【0027】
本発明によるカプセルは、医薬品又は食品をはじめとして、動物又は植物用の薬品や肥料などに適用可能である。特に医薬品としては、経口投与される薬剤用、吸入剤用の容器、又は坐剤などとしても適用可能である。更に、入れ歯、眼鏡、コンタクトレンズなどの消毒・洗浄などを目的とするいわゆる医薬部外品としても適用可能である。
【0028】
この場合、本発明のカプセルは、ポリエチレングリコール#200〜#600を充填してもしみ出しがないため、ポリエチレングリコール#200〜#600を含む各種充填物を充填するのに有効である。
【0029】
本発明のカプセルに充填可能な他の成分としては、一般的に知られている粉末、顆粒及び錠剤以外に、アルコール/多価アルコール類として、ステアリルアルコール、セタノール、ポリエチレングリコール又はそのエステル体が挙げられ、油脂類としてはゴマ油、大豆油、落花生油、コーン油、硬化油、パラフィン油、サラシミツロウなど、その他、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸などの脂肪酸及びその誘導体、例えばトリグリセライドなども挙げることができ、液体、半固形物質の充填に適したものである。
【0030】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
【0036】
〔実施例〕
ヘミロース20gを80℃の水179gに溶解させた。これを50℃に冷却し、カラギーナン0.4gと塩化カリウム0.4gを溶解させた。これを引き続き50℃に保温し、カプセル形成用ピンを投入後、取り出し、乾燥させてカプセルを作製した。
得られたカプセルについて、日本薬局方規定の溶状試験法に準じ、37±2℃に加温した精製水50mlを用いた溶状試験を行った(供試カプセル数3個)。その結果、溶解時間は5.93±0.39分であった。
【0038】
〔実験例〕
実施例のカプセルについて、PEG#400を充填し、60℃で3日間保存した後、目視によるカプセルの外観検査を行い、表1のような結果を得た(供試カプセル数3個)。
【0039】
【表1】
*1:ゼラチンカプセル
*2:HPMCカプセル
:変化なし
△:外観はほとんど変化しないが、強度が低下する
×:皮膜表面からPEG#400がにじみでる
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、厳密な温度コントロール等の必要なく簡単に非ゼラチンカプセルを製造でき、得られたカプセルはポリエチレングリコール#200〜#600の充填が可能なものである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a non-gelatin hard capsule used for pharmaceuticals, quasi drugs, foods and the like.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Conventionally, gelatin hard capsules are mainly used as hard capsules used in pharmaceuticals, quasi drugs, foods, etc. Recently, non-gelatin hard capsules have been demanded.
[0003]
As a non-gelatin hard capsule, a hard capsule based on a water-soluble cellulose derivative such as hydroxypropylmethylcellulose (HPMC) has been conventionally known (Japanese Patent Laid-Open No. 3-279325).
[0004]
However, this hard capsule is based on a cellulose ether substituted with an alkyl group or a hydroxyalkyl group, but this type of cellulose derivative dissolves in low-temperature water, but does not dissolve at high temperature. Also, the viscosity of the cellulose derivative dissolution / dispersion solution is easily affected by temperature, and when the temperature of the cellulose derivative solution dispersed in water at a high temperature is gradually lowered, the viscosity increases rapidly at around 50 ° C.
[0005]
Therefore, when manufacturing a hard capsule using the said cellulose derivative, exact | strict temperature control of a capsule preparation liquid is required.
[0006]
Moreover, when the hard capsule shape | molded with the said cellulose derivative is filled with polyethyleneglycol # 200- # 600 (PEG # 200- # 600) in this, it has been observed that a polyethylene glycol oozes out on the capsule surface. On the other hand, as is well known, in recent years, capsules in which a liquid drug is filled into a hard capsule have been put into practical use by the development of a capsule filling machine and a sealing machine for liquids. By the way, polyethylene glycol (PEG # 200 to # 600) which is liquid at room temperature has an excellent dissolving action for hardly soluble drugs and is preferably used as an excipient. It has been observed that when the molded hard capsule is filled with PEG # 200 to # 600, PEG oozes out on the surface of the capsule film. For this reason, it is difficult to fill the hard capsules of the cellulose derivative with the contents containing polyethylene glycol # 200 to # 600.
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and is a non-gelatin hard capsule that does not bleed even when filled with polyethylene glycol # 200 to # 600 and can be easily produced without requiring strict temperature control. And it aims at providing the manufacturing method.
[0008]
Means for Solving the Problem and Embodiment of the Invention
As a result of intensive studies to achieve the above object, the present inventor has found that it is effective to produce hard capsules based on hemicellulose. That is, polysaccharides such as hemicellulose are known to form a good film. When these aqueous solutions are coated on a plate-like substance or a spherical substance and dried, a film is formed. However, when capsules are to be produced with these aqueous solutions by the so-called dipping method, the polymer solution drips down before drying, and the film cannot be homogenized, making it impossible to mold capsules well. . However, it was found that capsules can be manufactured satisfactorily by blending a substance that easily gels with a change in temperature as a gelling agent into the polymer aqueous solution and gelling the polymer liquid on the pin. . Further, it has been found that even when a hard capsule formed of the above polymer gel is filled with polyethylene glycol # 200 to # 600, no bleeding occurs.
[0009]
Therefore, this invention provides the hard capsule characterized by consisting of the gel which mix | blended the gelatinizer with hemicellulose and gelatinized. In this case, the hard capsule is effectively filled with a filler containing polyethylene glycol # 200 to # 600.
[0010]
Further, the present invention is characterized in that a capsule forming pin is immersed in a capsule preparation solution containing hemicellulose and a gelling agent, and then the pin is pulled up to gel and dry the capsule preparation solution attached to the pin. A method for producing a hard capsule is provided.
[0011]
Since polysaccharides such as hemicellulose dissolve in aqueous solutions at a wide range of temperatures, the relationship between temperature and viscosity is different from that of the previous cellulose derivative, and the viscosity does not change as rapidly as the previous cellulose in the normal temperature range. However, by adding a gelling agent to an aqueous solution of these polymers, the polymer adhering to the pins rapidly gels when cooled, and thus the capsule can be easily molded. As described above, as a result of examining the moldability of capsules and the filling properties of polyethylene glycol # 200 to # 600 with respect to various polymers, by adding a substance that easily gels to hemicellulose as a gelling agent, It has been found that the moldability of the capsule is improved, and that polyethylene glycol # 200 to # 600 can be filled.
[0012]
Hereinafter, the present invention will be described in more detail. The non-gelatin hard capsule of the present invention uses hemicellulose as a base and is obtained by gelling with a gelling agent.
[0013]
Here, as hemicellulose, for example, “hemylose” made from soybeans manufactured by Fuji Oil Co., Ltd. is preferably used.
[0014]
The manufacturing method of the hard capsule based on the hemicellulose of the present invention will be described in more detail. The capsule forming pin is immersed in a capsule preparation solution in which the hemicellulose and the gelling agent are dissolved. The capsule preparation liquid adhering to the pin is gelled and dried.
[0015]
Here, the concentration of hemicellulose in the capsule preparation liquid is preferably 5 to 30% (% by weight, the same applies hereinafter), particularly 10 to 20%.
[0016]
The gelling agent is preferably a substance that easily gels due to temperature changes. Specific examples include xanthan gum, locust bean gum, gellan gum, carrageenan, tamarind seed polysaccharide, pectin, curdlan, gelatin, farseleran, and agar. In addition, two or more of these substances can be mixed and used.
[0017]
The concentration of the gelling agent is preferably 0.01 to 10%, particularly 0.1 to 1.0% in the capsule preparation solution.
[0018]
When kappa carrageenan is used as the gelling agent, a water-soluble compound that gives potassium ions, ammonium ions, calcium ions, such as potassium chloride, ammonium chloride, ammonium acetate, calcium chloride, etc., may be used as the gelling aid. In the case of using iota carrageenan, a water-soluble compound that gives calcium ions such as calcium chloride can be used.
[0019]
When gellan gum is used as a gelling agent, water-soluble compounds that give sodium ions, potassium ions, calcium ions, magnesium ions, such as sodium chloride, potassium chloride, calcium chloride, magnesium sulfate, etc., are used as gelling aids. Further, organic acids and water-soluble salts thereof such as citric acid or sodium citrate can be used.
[0020]
When using the said gelatinization adjuvant, it is 0.05-0.6% in a capsule preparation liquid, and the use of 0.06-0.2% of a gelatinization adjuvant is preferable.
[0021]
In the present invention, an appropriate amount of additives usually used for hard capsules such as dyes and pigments may be added.
[0022]
In the present invention, the above-mentioned hemicellulose, gelling agent, and other desired components are dissolved in water to obtain a capsule preparation solution. However, there is no particular limitation on the dissolution order of the components in water, and hemicellulose is first dissolved. Alternatively, the gelling agent may be dissolved. The melting temperature is not particularly limited, but it is recommended that the melting temperature be 40 to 100 ° C, more preferably 50 to 95 ° C.
[0023]
The temperature at which the capsule forming pin is immersed is also selected as appropriate, but is preferably 30 to 80 ° C, particularly 40 to 60 ° C.
[0024]
In addition, it is preferable that the viscosity of the capsule preparation liquid at the time of this pin immersion is 100-10,000 mPa * s, especially 1,000-8,000 mPa * s.
[0025]
Gelation after the pins are pulled up is preferably performed by allowing to cool, but may be dried by heating to 40 to 80 ° C. after gelation.
[0026]
The hard capsule of the present invention obtained as described above is based on the above hemicellulose, but preferably has the following composition.
Hemicellulose: 70% or more, more preferably 80% or more,
Gelling agent: 0.01-30%, more preferably 0.1-10%,
Gelling aid: 0-30%, more preferably 5% or less,
Moisture: 1-20%, more preferably 5-15%,
Total 100%
[0027]
The capsules according to the present invention can be applied to drugs or fertilizers for animals or plants, including pharmaceuticals or foods. In particular, as a pharmaceutical, it can be applied as a container for orally administered drugs, a container for inhalation, or a suppository. Furthermore, it can also be applied as a so-called quasi-drug for the purpose of disinfecting and cleaning dentures, glasses, contact lenses and the like.
[0028]
In this case, since the capsule of the present invention does not ooze out when filled with polyethylene glycol # 200 to # 600, it is effective for filling various fillers containing polyethylene glycol # 200 to # 600.
[0029]
As other components that can be filled in the capsule of the present invention, stearyl alcohol, cetanol, polyethylene glycol, or an ester thereof can be cited as alcohol / polyhydric alcohol, in addition to generally known powders, granules, and tablets. As fats and oils, sesame oil, soybean oil, peanut oil, corn oil, hydrogenated oil, paraffin oil, beeswax, etc., other fatty acids such as triethyl citrate, triacetin, stearic acid, palmitic acid, myristic acid and derivatives thereof, For example, triglyceride can be mentioned, and it is suitable for filling liquid and semi-solid substances.
[0030]
【Example】
Hereinafter, a detailed explanation of the present invention through examples, the present invention is not intended to be limited to the following examples.
[0036]
〔Example〕
20 g of hemirose was dissolved in 179 g of water at 80 ° C. This was cooled to 50 ° C. to dissolve 0.4 g of carrageenan and 0.4 g of potassium chloride. This was continuously kept at 50 ° C., and a capsule-forming pin was put in and then taken out and dried to produce a capsule.
The obtained capsules were subjected to a solution test using 50 ml of purified water heated to 37 ± 2 ° C. in accordance with the solution test method stipulated by the Japanese Pharmacopoeia (3 capsules to be tested). As a result, the dissolution time was 5.93 ± 0.39 minutes.
[0038]
[Experimental example]
The capsules of the examples were filled with PEG # 400 and stored at 60 ° C. for 3 days, and then the appearance of the capsules was visually inspected, and the results shown in Table 1 were obtained (number of test capsules: 3).
[0039]
[Table 1]
* 1: Gelatin capsule * 2: HPMC capsule: No change Δ: Almost no change in appearance, but the strength decreases ×: PEG # 400 oozes from the coating surface
【The invention's effect】
According to the present invention, non-gelatin capsules can be easily produced without the need for strict temperature control or the like, and the obtained capsules can be filled with polyethylene glycol # 200 to # 600.
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