JP3602991B2 - Axial fan - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は軸流ファンに係り、特に双方向に吹き出し方向を切り替え可能なジェットファンに好適な軸流ファンに関する。
【0002】
【従来の技術】
軸流ファンの一つである、道路トンネルの換気等に用いられるジェットファンは、トンネルの天井に配置されるので、メインテナンスを可能な限り少なくすることが望まれる。また、トンネル内の車両の流れ具合や風の方向に応じて換気を容易にできるようにするために、トンネル内での空気の流れを順方向及び逆方向に切換えるようにしている。そして軸流ファンに流入し、流出する気流の乱れを低減するために、吸込み口及び内筒形状が定められている。
【0003】
ところで、内筒をケーシングに取付けるために、ステーが用いられるが、このステーが気流を乱すことになるので、内筒代わりに、たとえば特許登録第2712800号公報や実用新案登録第2569693号公報に記載される軸流ファンでは、羽根車と一体で回転するコーンを羽根車に取り付けて、ステーを不要にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の技術に示した軸流ファンでは、一方向にのみ噴流を吹き出すように運転しているので、羽根車間に設けたステーを静翼として設計し、流れ方向を調整している。しかし、最近のトンネルにおいては、車両の走行状態によりトンネルファンの流れ方向を変化させることが望まれており、一方向にのみ流すファンでは生じなかった不具合を生じている。つまり、軸流ファンからの流れを順方向及び逆方向の双方向に流す場合、正逆両流れにおいて同程度の性能を得るためには、片方の流れにのみ合った静翼を用いることはできない。そのため、ステーをもはや静翼と同様に設計することができない。
【0005】
本発明は、上記従来技術の有する不具合に鑑みなされたものであり、その目的は、正逆双方向に運転が可能な軸流ファンにおいて、正逆いずれの運転においても軸流ファン効率を高めることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の第1の特徴は、電動機の両軸端部に複数の翼を有する軸流羽根車を配置し、円筒状のケーシング内に前記電動機を収納した正逆回転可能な軸流ファンにおいて、羽根車よりも軸端部にこの羽根車と同期回転するコーンを設け、一方の前記羽根車から噴出される気流の周方向流れ成分をほぼ保持したまま他方の羽根車へ導くとともに、電動機を支持する支持手段を前記ケーシングに設け、複数の翼の仕事が先端部でその他の部分より多くしたものである。
【0007】
そして好ましくは、電動機と支持手段との間に電動機の載置台を設けたものである。また、支持手段は、複数の周方向にほぼ等間隔で配置された針金を有する、または支持手段は、網目状であることがのぞましい。
【0009】
また好ましくは、複数の翼における翼弦長と翼ピッチの比である弦節比を、先端から翼高さ中央にかけて徐々に大きくし、翼高さ中央から根元にかけてほぼ一定とするか、複数の翼における翼最大厚みと翼弦長の比である厚み比を、先端から翼高さ中央にかけて徐々に大きくし、翼高さ中央から根元にかけてほぼ一定とすることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のいくつかの実施例を図面により説明する。図1は本発明による軸流ファンの一実施例の縦断面図であり、図2はそのC-C断面図である。ケーシング1内に配置された電動機2は、回転方向を双方向に切り替え可能である。この電動機2では、両側に回転軸8a、8bが突出している。一方の回転軸8aには、周方向にほぼ等間隔に複数の翼4aが配置された羽根車3aと、この羽根車3aと一体に回転するコーン11aが固定されている。他方の回転軸8bにも、周方向にほぼ等間隔に複数の翼4bが配置された羽根車3bと、この羽根車3bと一体に回転するコーン11bが固定されている。電動機2は、ステー12により支持されている。
【0011】
このように構成した軸流ファンでは、電動機2が一方向に回転すると、その前後の羽根車3a、3bの翼4a、4bも同方向に回転する。これにより、吸込み口10a、または吸込み口10bから吸込まれた空気が加圧されて、他方の吸込み口10bまたは吸込み口10aから吐出される。
【0012】
今、矢印A方向に空気が流れるものとする。この場合、ケーシング1の吸込み口10bから矢印A方向に吸込まれた空気は、前段側の羽根車3bの翼4bの回転により電動機2側に噴流となって吹き出される。この噴流は、軸方向成分と周方向速度成分とを有している。羽根車3aから吹き出された噴流は、後段側の羽根車3aに送り込まれる。その際、噴流はその流れ方向をほとんど変えないで、羽根車3aに流れ込む。すなわち、噴流は羽根車3aに流入する際に、周方向速度成分がほとんど失われない。
【0013】
後段側の羽根車3aは、前段側の羽根車3bと同一回転方向および同一回転速度で回転している。そこで、後段側の羽根車3aの翼4aの出口角を、前段側の羽根車3bから噴出される気流の方向とほぼ同じに設定しておく。この結果、後段側の羽根車3aにおける仕事が減少する。
【0014】
後段側の羽根車3aを通過した気流は、ケーシング1の他方の吸込み口10aから排出される。その際、羽根車3aの直後に設けたコーン11aと、ケーシング1の間の流路を、羽根車3aから吹き出された気流が通過する。このとき、気流の周方向速度成分の幾分かは、静圧に変換される。コーン11aは、先端部にいくにつれて徐々に直径が減少する球面状をしている。このため、羽根車3aから噴出した気流は、コーン11aの先細り形状に伴って、内径側に向かって徐々に広がっていく。そして、ケーシング1の吸込み口10aから吹き出すときには、吸込み口10aの断面でほぼ均一な速度分布となっている。
【0015】
なお、電動機2の回転方向を上記とは逆にし、ケーシング1内の空気の流れを矢印B方向にする場合も同様である。但し、この場合には、前段側の羽根車は羽根車3aであり、後段側の羽根車は羽根車3bである。図2は、図1のC−C断面図であり、前段側の羽根車と後段側の羽根車間に設けたステー12の詳細図である。電動機2を載置する載置台7は、複数のパイプ状をなす小径のステー12を介してケーシング1の内面に取り付けられている。ここで、複数のステー12は、前段の羽根車から噴出する噴流の周方向速度成分ができるだけ減少しないように配置されている。このステー12径及び本数は、電動機2を安定して保持できるように設定されている。なお、本実施例では、ステー12は、電動機2の下側にのみ配置した。
【0016】
本実施例によれば、前段側の羽根車から噴出された噴流は、周方向速度成分をほとんど減少しないで、後段側の羽根車に流入するので、前段側の羽根車と後段側の羽根車の仕事の配分を、従来はそれぞれ約50%であったものを、約95%と5%程度に改善することができる。さらに、本実施例に示したものを実験した結果、従来64%程度であったファン効率を68%まで向上できた。これは、本実施例が従来技術よりも空気流に与える仕事は少ないが、空気流に与える仕事の減少に比べて軸動力の減少が大きいことによる。
【0017】
図3は、図2に示したステーの変形例であり、図2と同様に軸直角断面図で示している。図2においてはステーは円柱状であったが、本変形例では細い針金のステー13を用いている。細い針金のステー13を複数本、電動機2とケーシング1間に張り巡らすことにより、電動機2をケーシング1内に保持している。この場合、針金13の張力を利用するために、針金は周方向に均等位置に設けるのがよい。本変形例では、針金の面積が少ないので、流れを邪魔する恐れが無い。
【0018】
図4は、図2に示したステーのさらなる変形例であり、図1の電動機2部の横断面図である。本変形例では、円柱状のステーの代わりに、網状のステー14を用いている。電動機2を載置する載置台7を、複数の網状のステー14によりケーシング1に固定している。前段側の羽根車から噴出した気流は、これらステー14の網目を通して流れるが、その際、周方向速度成分はほとんど減少せず、後段側に流入する。したがって、後段側の羽根車が流れを乱す恐れが無い。
【0019】
なお、上記実施例および変形例では、前段側と後段側の両方に羽根車を備えているが、正逆可変の羽根車1段のみを有する軸流ファンであっても、ステーに上記実施例及び変形例で示したものを用いれば、効率の向上が望める。
【0020】
次に、本発明の他の実施例を図5以下を用いて説明する。本実施例が図1に示した実施例と異なる点は、翼の負荷分布を変えたことにある。つまり、従来の軸流ファンにおいては、翼の付け根から翼の先端までほぼ均一に仕事をする翼を採用していたが、本実施例では、翼の先端側(外径側)に仕事の配分を多くし、翼の付け根側(内径側)の仕事の配分を少なくしている。つまり、前段側羽根車における流れの絶対周方向速度成分を、外径側で大きくし、内径側で小さくしている。このような羽根車を用いた軸流ファンにおいて、翼の半径方向の仕事量分布を測定した結果を図5に示す。図5において、横軸は仕事量(ヘッド)を、縦軸は翼の半径方向位置(r0=翼付け根の半径位置、r=翼の任意の半径位置)を表している。白丸で示したグラフは、前段側の羽根車についての実験結果であり、黒丸で示したグラフは、後段側の羽根車についての実験結果である。電動機2を、図2に示したステーを用いて支持した。本実施例によれば、軸流ファンの効率が73%となり、図2に示した場合に比べてさらに効率が向上し、消費電力を大幅に低減した。
【0021】
図6に、本発明のさらに他の実施例にかかる翼形状を示す。本図は、翼4a、4bの子午面形状を示す図であり、図7はその翼の半径一定位置での断面であり、周方向に展開した図である。翼弦長Cと翼ピッチPの比である弦節比σ(C/P)を翼先端(最外径位置)から翼高さ中央(中間半径位置)までは大きくし、翼高さ中央から根元(最内径位置)までを一定にしている。本実施例にかかる翼(白丸)と従来翼(黒丸)との弦節比の比較を図8に示す。
【0022】
σtは翼先端における弦節比を表わす。従来翼では、根元付近で隣り合う翼との重なり部が最も長く、流速が速い区間が長い。このため、根元付近の損失が大きくなる。本実施例の翼は、翼高さ中央から根元にかけて弦節比を一定としている。その結果、翼根元付近で流速が速い区間が極端に長くなることはない。そして、翼損失を低減でき、軸流ファンの効率向上が可能になる。効率がよい弦節比の範囲は、先端弦節比σtに対する比(σ/σt)で、1.8〜1.9の範囲である。
【0023】
図9は、図7に示した実施例の変形例であり、図7と同様の断面図である。翼最大厚みtmaxと翼弦長Cの比である厚み比γ(tmax/C)を、翼先端から翼高さ中央にかけて大きくし、翼高さ中央から根元にかけてほぼ一定としている。本実施例と従来翼との厚み比の比較を、図10に示す。ここで、γtは翼先端における厚み比である。翌根本付近の翼厚さが厚いので、根元付近で隣り合う翼との重なり部の流路幅が最も狭くなって、流れを増速していた従来翼に比べ、本実施例では翼厚さを根元付近で薄くしたので、流れは増速しにくく、損失を低減できる。なお、翼の強度を確保し、効率を向上できる厚み比の範囲は、先端厚み比γtに対する比(γ/γt)で、1.25〜1.5の範囲である。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、2段の軸流羽根車を有し双方向に送風可能な軸流ファンにおいて、羽根車間に設けられた電動機を支持するステーがあっても流れの周方向成分をほぼ保てるので、軸流ファンの正逆いずれの運転においても軸流ファン効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軸流ファンの一実施例の縦断面図である。
【図2】図1に示した軸流ファンのC−C断面図である。
【図3】図2に示した軸流ファンの変形例の図である。
【図4】図2に示した軸流ファンの他の変形例の図である。
【図5】本発明に係る軸流ファンの翼の仕事量分布を説明するグラフである。
【図6】本発明に係る軸流ファンの他の実施例の翼の子午面形状を示す図である。
【図7】図6のD−D断面、及びE−E断面図である。
【図8】翼の弦節比分布を説明する図である。
【図9】図6の変形例の図であり、図7と同様の断面で示した図である。
【図10】図9に示した翼の、翼厚み分布を説明する図である。
【符号の説明】
1…ケーシング、2…電動機、3a、3b…羽根車、4a、4b…翼、5a、5b…内筒、6…ステー、7…載置台、8a、8b…電動機の回転軸、9a、9b…ステー、10a、10b…吸込口、11a、11b…コーン、10…針金ステー、11…網状板ステー、12…パイプ状ステー、13…針金状ステー、14…網状ステー。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an axial fan, and more particularly to an axial fan suitable for a jet fan capable of switching a blowing direction in both directions.
[0002]
[Prior art]
A jet fan used for ventilation of a road tunnel, which is one of the axial fans, is disposed on the ceiling of the tunnel, so that it is desired to minimize maintenance. Further, in order to facilitate ventilation according to the flow condition of the vehicle in the tunnel and the direction of the wind, the flow of air in the tunnel is switched between a forward direction and a reverse direction. In order to reduce the turbulence of the airflow flowing into and out of the axial fan, the shape of the suction port and the inner cylinder are determined.
[0003]
By the way, a stay is used to attach the inner cylinder to the casing, but this stay disturbs the airflow. Therefore, instead of the inner cylinder, for example, it is described in Japanese Patent No. 2712800 or Utility Model Registration No. 2569693. In such an axial fan, a cone that rotates integrally with the impeller is attached to the impeller, thereby eliminating the need for a stay.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the axial flow fan shown in the above-mentioned conventional technology, the operation is performed so as to blow out the jet only in one direction. Therefore, the stay provided between the impellers is designed as a stationary blade, and the flow direction is adjusted. However, in recent tunnels, it is desired to change the flow direction of the tunnel fan depending on the running state of the vehicle, which causes a problem that does not occur with a fan that flows only in one direction. That is, when flowing a flow of axial flow fan forward and reverse directions, for the forward and reverse both flows obtain the same degree of performance can not be used vanes that match only one of the flow . Therefore, the stay can no longer be designed in the same way as the stationary blade.
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-described disadvantages of the related art, and an object of the present invention is to increase axial fan efficiency in both forward and reverse operations in an axial fan that can be operated in both forward and reverse directions. It is in.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
A first feature of the present invention to achieve the above object is that a forward-reverse rotation in which an axial impeller having a plurality of blades is arranged at both shaft ends of a motor and the motor is housed in a cylindrical casing. In a possible axial flow fan, a cone that rotates synchronously with the impeller is provided at the shaft end rather than the impeller, and the other impeller keeps substantially the circumferential flow component of the air flow ejected from one of the impellers And a support means for supporting the electric motor is provided on the casing, and the work of the plurality of wings is more at the tip end than at other portions .
[0007]
Preferably, a mounting table for the electric motor is provided between the electric motor and the support means. Further, it is preferable that the support means has a plurality of wires arranged at substantially equal intervals in the circumferential direction, or that the support means has a mesh shape.
[0009]
Also preferably, the chord-pitch ratio is the ratio of the chord length and blade pitch in wing multiple increases gradually toward spanwise center from the tip, or substantially constant over the root of the wing height, more It is desirable that the thickness ratio, which is the ratio between the maximum blade thickness and the chord length, is gradually increased from the tip to the center of the blade height, and is substantially constant from the center of the blade height to the root.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, some embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an axial fan according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a sectional view taken along the line CC.
[0011]
In the axial fan configured as described above, when the
[0012]
Now, it is assumed that air flows in the direction of arrow A. In this case, the air sucked in the direction of arrow A from the suction port 10b of the
[0013]
The latter impeller 3a rotates in the same rotational direction and the same rotational speed as the former impeller 3b. Therefore, the exit angle of the blades 4a of the rear impeller 3a is set to be substantially the same as the direction of the airflow ejected from the front impeller 3b. As a result, the work in the impeller 3a on the subsequent stage decreases.
[0014]
The airflow that has passed through the latter impeller 3 a is discharged from the other suction port 10 a of the
[0015]
The same applies to the case where the direction of rotation of the
[0016]
According to the present embodiment, the jet flow spouted from the front-stage impeller flows into the rear-stage impeller with almost no reduction in the circumferential velocity component, so that the front-stage impeller and the rear-stage impeller Can be improved to about 95% and 5%, respectively, from about 50% in the past. Further, as a result of an experiment on the one shown in the present embodiment, the fan efficiency which was about 64% in the past could be improved to 68%. This is because the embodiment gives less work to the airflow than the prior art, but the reduction in shaft power is greater than the work to the airflow.
[0017]
FIG. 3 is a modification of the stay shown in FIG. 2 and is shown in a cross-sectional view perpendicular to the axis similarly to FIG. Although the stay is cylindrical in FIG. 2, a
[0018]
4 is a further modification of the stay shown in FIG. 2, and is a cross-sectional view of the
[0019]
In the above embodiment and the modified example, the impellers are provided on both the front stage side and the rear stage side. If the one shown in the modified example is used, improvement in efficiency can be expected.
[0020]
Next, another embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. This embodiment differs from the embodiment shown in FIG. 1 in that the load distribution of the blade is changed. In other words, the conventional axial flow fan employs a blade that performs work almost uniformly from the root of the blade to the tip of the blade, but in this embodiment, the work is distributed to the tip side (outer diameter side) of the blade. And the distribution of work on the root side (inner diameter side) of the wing is reduced. That is, the absolute circumferential velocity component of the flow in the front impeller is increased on the outer diameter side and reduced on the inner diameter side. FIG. 5 shows the results of measuring the radial work distribution of the blades in an axial fan using such an impeller. In FIG. 5 , the horizontal axis represents the work (head), and the vertical axis represents the radial position of the blade (r 0 = radial position of root of blade, r = arbitrary radial position of blade). The graph indicated by the white circle is the experimental result for the front impeller, and the graph indicated by the black circle is the experimental result for the rear impeller. The
[0021]
FIG. 6 shows a wing shape according to still another embodiment of the present invention. This figure is a diagram showing the meridional surface shape of the wings 4a and 4b, and FIG. 7 is a cross-sectional view of the wing at a constant radius position, and is a diagram developed in the circumferential direction. The chord ratio σ (C / P), which is the ratio of the chord length C to the blade pitch P, is increased from the blade tip (outermost diameter position) to the blade height center (intermediate radius position), and from the blade height center. The root (the innermost position) is constant. FIG. 8 shows a comparison of the chord ratio between the wing (open circle) according to the present embodiment and the conventional wing (black circle).
[0022]
σ t represents the chord ratio at the tip of the wing. In the conventional blade, the overlapping portion with the adjacent blade near the root is the longest, and the section where the flow velocity is fast is long. For this reason, the loss near the root increases. The wing of this embodiment has a constant chord ratio from the center of the wing height to the root. As a result, the section where the flow velocity is high near the blade root does not become extremely long. And blade loss can be reduced and the efficiency of an axial fan can be improved. The range of the efficient chord ratio is the ratio (σ / σ t ) to the tip chord ratio σ t , which is in the range of 1.8 to 1.9.
[0023]
FIG. 9 is a modified example of the embodiment shown in FIG. 7, and is a sectional view similar to FIG. The thickness ratio γ (t max / C), which is the ratio between the blade maximum thickness t max and the chord length C, is increased from the blade tip to the blade height center, and is substantially constant from the blade height center to the root. FIG. 10 shows a comparison of the thickness ratio between the present embodiment and the conventional wing. Here, the gamma t is the thickness ratio at the blade tip. Since the blade thickness near the root next day is large, the flow path width of the overlapping portion with the adjacent blade near the root is the narrowest, and the blade thickness in this embodiment is smaller than that of the conventional blade which accelerated the flow. Is thinned near the root, the flow is hard to increase in speed, and the loss can be reduced. The thickness ratio in which the strength of the blade can be secured and the efficiency can be improved is a ratio (γ / γ t ) to the tip thickness ratio γ t in the range of 1.25 to 1.5.
[0024]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in an axial fan having two stages of axial flow impellers and capable of blowing air in both directions, even when there is a stay provided between the impellers to support the electric motor, the flow around the Since the directional component can be substantially maintained, the axial fan efficiency can be improved in both forward and reverse operation of the axial fan.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of one embodiment of an axial fan according to the present invention.
FIG. 2 is a sectional view of the axial flow fan shown in FIG.
FIG. 3 is a diagram of a modification of the axial fan shown in FIG. 2;
FIG. 4 is a view of another modification of the axial fan shown in FIG. 2;
FIG. 5 is a graph illustrating a work distribution of blades of the axial flow fan according to the present invention.
FIG. 6 is a view showing a meridional shape of a blade of another embodiment of the axial fan according to the present invention.
7 is a sectional view taken along the line DD and the line EE of FIG. 6;
FIG. 8 is a diagram illustrating a chord ratio distribution of a wing.
9 is a view of a modified example of FIG. 6, and is a view showing a cross section similar to FIG. 7;
FIG. 10 is a view for explaining a blade thickness distribution of the blade shown in FIG. 9;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記羽根車よりも軸端部にこの羽根車と同期回転するコーンを設け、一方の前記羽根車から噴出される気流の周方向流れ成分をほぼ保持したまま他方の羽根車へ導くとともに、前記電動機を支持する支持手段を前記ケーシングに設け、前記複数の翼の仕事が先端部でその他の部分より多くしたことを特徴とする軸流ファン。 An axial flow impeller having a plurality of blades at both axial ends of the electric motor is provided, and a forward / reverse rotatable axial flow fan housing the electric motor in a cylindrical casing,
A cone that rotates synchronously with the impeller is provided at a shaft end portion relative to the impeller, and while guiding the circumferential flow component of the airflow ejected from one of the impellers to the other, the airflow is guided to the other impeller. An axial flow fan , wherein a support means for supporting the blade is provided on the casing, and the work of the plurality of blades is larger at the tip end than at other portions .
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