JP3571844B2 - Hair cosmetics - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は毛髪化粧料、さらに詳細には毛髪に対しべたつきのない、優れたセット性を付与する整髪性を有する毛髪化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、毛髪はブラッシング、パーマ、ヘアカラー等の普及により非常に痛みやすい環境におかれている。また、柔らかい髪や損傷毛はハリ、コシやボリュームがないためスタイリングしづらいという問題を有している。消費者の声も毛髪がパサパサして落ちつかないとか、髪が思うようにまとまらないという悩みが多い。また、毛髪は首筋等の肌に直接触れるものであり、手入れの際には必ず手で触れられる部分であることから、べたべたした重い感触は徹底的に嫌われる。
【0003】
以上のことから、整髪を目的とする毛髪化粧料としては髪にべとつかず、セット性を向上させる物が望まれている。
【0004】
整髪を目的とる毛髪化粧料には、ポマードなどの油性整髪料、ヘアオイル、ヘアクリーム、ヘアリキッド、セットローション、スタイリングフォーム、ヘアスプレーなどが存在する。
【0005】
これらの毛髪化粧料には、整髪性を付与する目的で一般に油性物質や高分子化合物が配合されている、しかし、従来の油性物質や高分子化合物を配合した毛髪化粧料は仕上がりが重く、いつまでもべたべたした感触があり、セット持続性が満足できない等の欠点があった。
【0006】
そこで、髪がべとつかず、かつセット性に優れて、髪をまとめ易くする目的でキチンあるいはキトサン等も使われるようになってきた。一方、整髪料の形態としては、髪への付着性、伸びが良好な、ムースまたはフォーム状のものが好まれてくるようになってきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、キチンあるいはキトサンはそれ自体に起泡性を有していないので、何らかの界面活性剤中に添加する形で用いられてきた。このような形態では主剤となる界面活性剤中にわずかな量のキチンあるいはキトサンを添加しているだけであったので、キチンあるいはキトサン本来の優れた造膜性を十分発揮するには至っていなかった。
【0008】
フォーム状にするにはフロンガス、LPガスなどを利用する方法がある。ところが、フロンガスはオゾン層を破壊する問題があり、LPガスは可燃性ガスのため着火しやすいという問題があるため、近年では手で押して泡にするポンプフォーマーが主流となりつつある。また、キチンあるいはキトサンはアニオン界面活性剤との相溶性が悪く、ムース状にすると泡立ちも悪く、スタイリングフォームとしてはキチンあるいはキトサンの優れた特性を利用することができなかった。従って、ポンプフォーマーでも簡単に泡立ち、毛髪に対しべたつきのない、しかも優れたセット力を有するキチンあるいはキトサンの優れた特性を利用した毛髪化粧料が望まれていた。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、べたつき感がなく、セット性に優れ、かつ持続性を有し、ポンプフォーマーで使えるような水溶性および起泡力を有している毛髪化粧料を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者らはキチンあるいはキトサンの有する造膜性を保持しながら、水溶性が良好であり、かつ起泡性を有する素材を鋭意検討した結果、特定のキトサン誘導体とアニオン界面活性剤を併用することにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成した。
【0011】
すなわち本発明は、一般式(1)
【0012】
【化2】
【0013】
(式中R1は水素原子または−COCH3を、R2は−CH2CO2Hまたは−CH2CH2OH、−(CH2CH2O)m−H、−(CH2CH(CH3)O)m−H、CH2CH2CO2Hを表し、nは10〜3000の整数を表し、mは1〜20の整数を表す。)
で示される水溶性キトサン誘導体およびアニオン界面活性剤を必須成分として含有し、前記水溶性キトサン誘導体/前記アニオン界面活性剤(重量比)が1/0.0001〜1/1で配合することを特徴とするエアゾール型の毛髪化粧料に関するものである。
【0014】
本発明に用いられるアニオン界面活性剤としては、脂肪酸塩、リン酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、N−アシルサルコシネート、N−アシル−N−メチル−β−アラニネート、アシルグルタミン酸塩、アシルアスパラギン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アミドエーテルカルボン酸塩、N−アシル−N−メチルタウリン塩、アシルイセチオン酸、アルキルスルホサクシネート、アルキルエーテルスルホサクシネート、N−ポリオキシエチレン脂肪酸エタノールアミドスルホサクシネート、N−ポリオキシエチレン脂肪酸エタノールアミドリン酸エステル塩、N−ポリオキシエチレン脂肪酸エタノールアミド硫酸エステル塩、アシルペプチドおよびアシルシルクペプチドから選ばれる1種または2種以上であることが好ましい。
【0015】
また、水溶性キトサン誘導体の平均分子量が1万〜50万である事を特徴とする毛髪化粧料である。
【0016】
さらにはまた、水溶性キトサン誘導体が、脱アセチル化度30〜100%のキチンから誘導されたものであることを特徴とする毛髪化粧料である。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられる水溶性キトサン誘導体は、前記一般式(1)で示されるものである。
【0018】
前記一般式(1)で示される水溶性キトサン誘導体を具体的に例示すると、例えばカルボキシメチルキトサン、カルボキシエチルキトサン、ヒドロキシエチル、ポリオキシエチレンキトサン、ポリオキシプロピレンキトサンである。前記一般式(1)の水溶性キトサン誘導体の骨格となるキトサンとしてはキチンの部分脱アセチル化でもよい。脱アセチル化度は限定されないが、30%未満では水溶性が劣り、十分な起泡力が得られないため、脱アセチル化度30〜100%が好ましい。
【0019】
また、6位に水溶性の官能基を有していないキトサンでは起泡力が劣る。前記一般式(1)の水溶性キトサン誘導体の中では、特にカルボキシメチルキトサンが好ましい。
【0020】
前記一般式(1)の水溶性キトサン誘導体の平均分子量は特に限定されないが、セット力、セット持続性、膜の硬さからは平均分子量の大きい方がよい。ただし、平均分子量が大きくなりすぎると粘度が高くなり、調合しづらくなる。また、平均分子量が1万未満では膜の硬さが弱くなるので、前記一般式(1)の水溶性キトサン誘導体の平均分子量は好ましくは1万〜50万である。
【0021】
本発明で用いられるアニオン界面活性剤としては、特に限定されないが、脂肪酸塩、リン酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、N−アシルサルコシネート、N−アシル−N−メチル−β−アラニネート、アシルグルタミン酸塩、アシルアスパラギン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アミドエーテルカルボン酸塩、N−アシル−N−メチルタウリン塩、アシルイセチオン酸塩、アルキルスルホサクシネート、アルキルエーテルスルホサクシネート、N−ポリオキシエチレン脂肪酸エタノールアミドスルホサクシネート、N−ポリオキシエチレン脂肪酸エタノールアミドリン酸エステル塩、N−ポリオキシエチレン脂肪酸エタノールアミド硫酸エステル塩、アシルペプチド、アシルシルクペプチドが好ましい。その中で、起泡力に優れ、かつ毛髪に対しべたつきの少ないのは、脂肪酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α− オレフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アシルシルクペプチドである。
【0022】
前記一般式(1)の水溶性キトサン誘導体の配合量は限定されないが、毛髪化粧料中に0.001〜10重量%(以下単に%で示す)配合することが好ましい。0.001%より配合量が少ないと造膜性が悪く、毛髪のセット力が不十分であり、10%を超えて配合すると配合すると粘度が高く、起泡力が低下し、毛髪がごわつく等の感触の面から好ましくない。
【0023】
アニオン界面活性剤は、本発明毛髪化粧料中に0.0001〜10%、好ましくは0.001〜10%配合することが好ましい。0.0001%より配合量が少ないと起泡力が不十分であり、10%を超えて配合すると配合すると毛髪に対しべたつく等の感触の面から好ましくない。
【0024】
水溶性キトサン誘導体とアニオン界面活性剤の配合重量比は、特に限定されないが、水溶性キトサン誘導体/アニオン界面活性剤=1/0.0001〜1/1、好ましくは1/0.001〜1/1の範囲で適宜選択すればよい。水溶性キトサン誘導体1に対するアニオン界面活性剤の比率が0.0001未満だと起泡力が不十分であり、水溶性キトサン誘導体1に対するアニオン界面活性剤の比率が1を超えると毛髪に対しべたつく等の感触の面から好ましくない。
【0025】
また、本発明の毛髪化粧料には、必要に応じて、洗浄剤、化粧料、医薬品、食品等に通常配合される成分、例えばアミドアミノ酸、アルキルベタイン等の両性界面活性剤、;アルキル4級アンモニウム等のカチオン界面活性剤;シリコン誘導体、エステル油、高級アルコール等の油脂類;エタノール;グリセリン、プロピレングリコール等の保湿剤;消炎剤、抗フケ剤、殺菌剤、ビタミン類等の薬効剤、パラベン、ヨウ素等の防腐剤、オキシベンゾン等の紫外線吸収剤、ジブチルヒドロキシトルエン、酢酸トコフェロール等の抗酸化剤、染料、顔料等の着色剤;カチオン性ポリマー等のコンディショニング剤;アクリル樹脂等の毛髪セット用ポリマー;各種調合香料等の成分を、本発明の効果を損なわない範囲において適宜追加することもできる。
【0026】
本発明の毛髪化粧料は、上記成分を用いて常法に従って製造し、スタイリングフォーム、ヘアスプレー等の噴射剤を用いたエアゾール型整髪料とできる他、ポンプフォーマー、スクイズフォーマー等のフォーマー容器に収納し、噴射剤を用いないエアゾール型整髪料とすることができる。
【0027】
【実施例】
次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0028】
実施例1
カルボキシメチルキトサン(濃度2%、脱アセチル化度70%、平均分子量約20万)500gにポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(濃度25%)0.4gを加え、50℃、1時間攪拌溶解した。pH7に調整し凍結乾燥して試料とした。これについて、造膜性、膜の硬さ、起泡力、べたつき感の評価試験を行った。尚、評価方法及び評価基準は以下のとおりである。結果を表1に示す。
【0029】
(造膜性)
試料1gを蒸留水20gに溶かし、フッ素樹脂板に流して50℃で24時間乾燥し、水分を除去した。その後、膜の形成を観察した。評価の基準を以下のように設定した。
【0030】
○:造膜性があり、一枚の膜として板からはがすことができた
×:造膜性がなく、膜を形成しなかった
(膜の硬さ)
造膜試験で得られた膜について、JIS(K5400−1990)の塗装用鉛筆引かき試験方法に従い、鉛筆硬度試験によって膜の硬さを測定した。評価は膜に傷をつけられる最軟の鉛筆硬度で示した。
【0031】
(起泡力)
試料1gを10%EtOH水溶液90gに溶かし、ポンプフォーマーを用いて起泡力を測定した。15回ストロークして出た泡量を200mlトールビーカーに入れ5分後のその容積を泡の高さで測定した。
【0032】
評価の基準を以下のように設定した。
【0033】
◎:泡量:60mm以上,非常に起泡力が優れる
○:泡量:40mm以上60mm未満,起泡力が優れる
△:泡量:20mm以上40mm未満,起泡力がふつう
×:泡量:20mm未満,起泡力が劣る
(べたつき感)
20〜40才のパネラー10名に、試料1gを10%EtOH水溶液90g に溶かし、ポンプフォーマーに入れたものを使用させ、そのべたつき感の官能評価を行い、次の如く評価した。
【0034】
評点
べたつき感を感じない 3
べたつき感をほとんど感じない 2
べたつき感がややある 1
べたつき感がある 0
評価の基準
◎:平均評点 2以上3以下
○:平均評点 1.5以上2未満
△:平均評点 1以上1.5未満
×:平均評点 1以下
実施例2および3
実施例1のカルボキシメチルキトサンをポリオキシエチレン(5)エーテルキトサン(濃度2%、脱アセチル化度70%、平均分子量約20万)あるいはポリオキシプロピレン(5)エーテルキトサン(濃度2%、脱アセチル化度70%、平均分子量約20万)に変えて、実施例1と同様に試料を調製し、造膜性、膜の硬さ、起泡力、べたつき感の評価試験を行った。結果を表1に示す。
【0035】
比較例1〜4
実施例1のカルボキシメチルキトサンをキトサン(濃度100%、脱アセチル化度70%、平均分子量約20万)10g、N−サクシニルキトサン(濃度2%、置換度70%、平均分子量約20万)、N−トリメチルアンモニウムキトサン(濃度2%、四級化度70%、平均分子量約20万)、ポリビニルピロリドン(濃度99%、平均分子量4万、アメリカI.S.P.社製、商品名「PVP K−30」)10gに変えて、実施例1と同様に試料を調製し、造膜性、膜の硬さ、起泡力、べたつき感の評価試験を行った。結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
表1に示した結果から明らかなように、本発明の水溶性キトサン誘導体とアニオン界面活性剤を組合せた実施例1〜実施例3の毛髪化粧料は、造膜性、膜の硬さ、起泡力およびべたつきの点で優れていた。一方、キトサンを配合した比較例1の毛髪化粧料は、造膜性がなく、さらに起泡力が弱く、N−トリメチルアンモニウムキトサンやN−サクシニルキトサンを配合した比較例2,3の毛髪化粧料は、造膜性は比較的優れているものの起泡力が弱かった。また、毛髪化粧料に常用されるポリビニルピロリドンを配合した比較例4の毛髪化粧料は造膜性がなく、起泡力も弱かった。
【0038】
実施例4〜22
表2および表3に示すように、アニオン活性剤をラウリン酸ナトリウム(濃度99%)0.10g、ポリオキシエチレン(5)ラウリン酸モノエタノールアミドスルホコハク酸二ナトリウム(濃度30%)0.33g、ラウリル硫酸ナトリウム(濃度99%)0.10g、ラウロイル加水分解シルクナトリウム(濃度23%)0.43g、ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム(濃度30%)0.33g、ポリオキシエチレン(3)ラウリン酸モノエタノールアミド硫酸ナトリウム(濃度30%)0.33g、ラウリン酸アミドプロピルベタイン(濃度30%)0.33g、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム(濃度75%)0.13g、ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム(濃度51%)0.20g、ラウリルリン酸カリウム(濃度100%)0.10g、C14−α−オレフィンスルホン酸ナトリウム(濃度95%)0.11g、ココイルサルコシンナトリウム(濃度30%)0.33g、ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム(濃度100%)0.10g、ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム(濃度100%)0.10g、ラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム(濃度30%)0.33g、ラウロイル−N−メチルタウリンナトリウム(濃度26%)0.28g、ココイルイセチオン酸ナトリウム(濃度100%)0.10g、ポリオキシエチレン(5)ラウリン酸モノエタノールアミドリン酸ナトリウム(濃度25%)0.40g、ラウロイル加水分解コラーゲン(濃度35%)0.29gに変えて、実施例1と同様に試料を調製し、造膜性、膜の硬さ、起泡力、べたつき感の評価試験を行った。結果を表4に示す。
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
表4に示した結果から明らかなように、水溶性キトサン誘導体とアニオン界面活性剤を併用した実施例4〜実施例22の本発明の毛髪化粧料は、造膜性、膜の硬さ、起泡力およびべたつきの点で優れていた。
【0043】
実施例23〜26
実施例1のカルボキシメチルキトサン(濃度2%、脱アセチル化度70%、平均分子量約20万)をカルボキシメチルキトサン(濃度2%、脱アセチル化度30%、平均分子量約20万)、カルボキシメチルキトサン(濃度2%、脱アセチル化度90%、平均分子量約20万)、カルボキシメチルキトサン(濃度2%、脱アセチル化度70%、平均分子量約1万)、カルボキシメチルキトサン(濃度2%、脱アセチル化度70%、平均分子量約50万)に変えて、実施例1と同様に試料を調製し、造膜性、膜の硬さ、起泡力、べたつき感の評価試験を行った。結果を表5に示す。
【0044】
実施例27および28
ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(濃度25%)の配合量を0.004g、10gに変えて、実施例1と同様に試料を調製し、造膜性、膜の硬さ、起泡力、べたつき感の評価試験を行った。結果を表5に示す。
【0045】
比較例5〜7
実施例1のカルボキシメチルキトサン(濃度2%、脱アセチル化度70%、平均分子量約20万)をカルボキシメチルキトサン(濃度2%、脱アセチル化度20%、平均分子量約20万)、に変えて、カルボキシメチルキトサン(濃度2%、脱アセチル化度70%、平均分子量約1000)、カルボキシメチルキトサン(濃度2%、脱アセチル化度30%、平均分子量約100万)実施例1と同様に試料を調製し、造膜性、膜の硬さ、起泡力、べたつき感の評価試験を行った。結果を表5に示す。
【0046】
比較例8および9
ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(濃度25%)の配合量を50gあるいは0.002gに変えて、実施例1と同様に試料を調製し、造膜性、膜の硬さ、起泡力、べたつき感の評価試験を行った。結果を表5に示す。
【0047】
【表5】
【0048】
表5の結果から明らかなように、脱アセチル化度および平均分子量が一般式(1)の範囲内にあり、アニオン界面活性剤と水溶性キトサン誘導体と重量配合比が0.0001/1〜1/1の範囲内にある実施例23〜28の毛髪化粧料は、造膜性、膜の硬さ、起泡力およびべたつきの点で優れていた。一方、脱アセチル化度が30%未満の比較例5、平均分子量が1万未満の比較例6および平均分子量が50万を超える比較例7の水溶性キトサン誘導体を配合した毛髪化粧料は造膜性とべたつきはよいものの、起泡力が劣ったり、膜の硬さが不足していた。また、アニオン界面活性剤と一般式(1)の水溶性キトサン誘導体の組合せであっても、水溶性キトサン誘導体1に対するアニオン界面活性剤が1を超える比較例8の毛髪化粧料はべたつきがひどく、水溶性キトサン誘導体1に対するアニオン界面活性剤が0.0001未満の比較例9の毛髪化粧料は起泡力が不足していた。
【0049】
【発明の効果】
本発明の毛髪化粧料はべたつき感がなく、セット性に優れ、かつ持続性を有し、ポンプフォーマーで使えるような水溶性及び起泡力を有しているものである。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a hair cosmetic, and more particularly, to a hair cosmetic having a non-sticky property and a hair styling property that imparts excellent setting properties to hair.
[0002]
[Prior art]
In recent years, hair has been placed in a very painful environment due to the spread of brushing, perm, hair coloring and the like. In addition, soft hair and damaged hair have a problem that they are difficult to style because they have no firmness, firmness or volume. Consumers often have concerns that their hair may not be calm and loose, or that their hair may not be as organized. In addition, the hair directly touches the skin such as the neck and is always a part that can be touched by hand during care. Therefore, the sticky and heavy touch is thoroughly disliked.
[0003]
In view of the above, there is a demand for a hair cosmetic for the purpose of hair styling, which does not stick to hair and improves set properties.
[0004]
Hair cosmetics for the purpose of hair styling include oily hair styling such as pomade, hair oil, hair cream, hair liquid, set lotion, styling foam, hair spray and the like.
[0005]
These hair cosmetics generally contain an oily substance or a polymer compound for the purpose of imparting hair styling properties.However, conventional hair cosmetics containing an oily substance or a polymer compound have a heavy finish and are forever There were drawbacks such as a sticky feel and unsatisfactory set sustainability.
[0006]
Therefore, chitin, chitosan, and the like have come to be used for the purpose of making the hair less sticky, having excellent setting properties, and facilitating hair gathering. On the other hand, as a form of the hairdressing agent, a mousse or foam having good adhesion to hair and good elongation has come to be preferred.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, chitin or chitosan has not been used in itself because it does not have foaming properties. In such a form, only a small amount of chitin or chitosan was added to the surfactant as the main agent, so that the chitin or chitosan inherently excellent film-forming properties could not be sufficiently exhibited. Was.
[0008]
There is a method of using a fluorocarbon gas, an LP gas, or the like to form a foam. However, fluorocarbon gas has a problem of destruction of the ozone layer, and LP gas has a problem that it is easily ignited because it is a combustible gas. In addition, chitin or chitosan has poor compatibility with anionic surfactants, foaming is poor when formed into a mousse, and the excellent properties of chitin or chitosan cannot be used as a styling foam. Accordingly, there has been a demand for a hair cosmetic utilizing the excellent properties of chitin or chitosan, which easily foams even with a pump former, has no stickiness to the hair, and has an excellent setting force.
[0009]
The problem to be solved by the present invention is to provide a hair cosmetic which has no stickiness, is excellent in setting properties, has a long-lasting property, and has water-solubility and foaming power which can be used in a pump former. Is to do.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted extensive studies on materials having good water solubility and foaming properties while maintaining the film forming properties of chitin or chitosan, and as a result, using a specific chitosan derivative and an anionic surfactant in combination As a result, they have found that the above problems can be solved, and have completed the present invention.
[0011]
That is, the present invention relates to general formula (1)
[0012]
Embedded image
[0013]
(Wherein R 1 is a hydrogen atom or —COCH 3 , R 2 is —CH 2 CO 2 H or —CH 2 CH 2 OH, — (CH 2 CH 2 O) m —H, — (CH 2 CH (CH 3) O) m -H, represents a CH 2 CH 2 CO 2 H, n is an integer of 10 to 3,000, m is an integer of 1-20.)
Wherein the water-soluble chitosan derivative and the anionic surfactant (weight ratio) are blended at a ratio of 1 / 0.0001 to 1/1. And aerosol-type hair cosmetics.
[0014]
Examples of the anionic surfactant used in the present invention include a fatty acid salt, a phosphoric acid ester salt, an alkylbenzene sulfonate, an α-olefin sulfonate, a paraffin sulfonate, an alkyl sulfate, an alkyl ether sulfate, and an N-acyl salt. Cosinate, N-acyl-N-methyl-β-alaninate, acyl glutamate, acyl aspartate, alkyl ether carboxylate, amide ether carboxylate, N-acyl-N-methyl taurate, acyl isethionate, alkyl Sulfosuccinate, alkyl ether sulfosuccinate, N-polyoxyethylene fatty acid ethanolamide sulfosuccinate, N-polyoxyethylene fatty acid ethanolamide phosphate, N-polyoxyethylene fatty acid ethanolamide sulfate It is preferable that one or more kinds selected from salts, acyl peptides and acyl silk peptides are used.
[0015]
The hair cosmetic is characterized in that the water-soluble chitosan derivative has an average molecular weight of 10,000 to 500,000.
[0016]
Furthermore, the hair cosmetic is characterized in that the water-soluble chitosan derivative is derived from chitin having a degree of deacetylation of 30 to 100%.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The water-soluble chitosan derivative used in the present invention is represented by the general formula (1).
[0018]
Specific examples of the water-soluble chitosan derivative represented by the general formula (1) include, for example, carboxymethyl chitosan, carboxyethyl chitosan, hydroxyethyl, polyoxyethylene chitosan, and polyoxypropylene chitosan. The chitosan serving as the skeleton of the water-soluble chitosan derivative of the general formula (1) may be partial deacetylation of chitin. Although the degree of deacetylation is not limited, if it is less than 30%, the water solubility is inferior and sufficient foaming power cannot be obtained, so the degree of deacetylation is preferably 30 to 100%.
[0019]
Chitosan having no water-soluble functional group at the 6-position has poor foaming power. Among the water-soluble chitosan derivatives of the general formula (1), carboxymethyl chitosan is particularly preferred.
[0020]
The average molecular weight of the water-soluble chitosan derivative represented by the general formula (1) is not particularly limited, but the larger the average molecular weight, the better from the viewpoint of set force, set persistence, and film hardness. However, if the average molecular weight is too large, the viscosity becomes high, and it becomes difficult to mix. When the average molecular weight is less than 10,000, the hardness of the film becomes weak. Therefore, the average molecular weight of the water-soluble chitosan derivative represented by the general formula (1) is preferably 10,000 to 500,000.
[0021]
The anionic surfactant used in the present invention is not particularly limited, but includes fatty acid salts, phosphate ester salts, alkylbenzene sulfonates, α-olefin sulfonates, paraffin sulfonates, alkyl sulfates, alkyl ether sulfates. , N-acyl sarcosinate, N-acyl-N-methyl-β-alaninate, acyl glutamate, acyl aspartate, alkyl ether carboxylate, amide ether carboxylate, N-acyl-N-methyl taurate , Acyl isethionate, alkyl sulfosuccinate, alkyl ether sulfosuccinate, N-polyoxyethylene fatty acid ethanolamide sulfosuccinate, N-polyoxyethylene fatty acid ethanolamide phosphoric acid ester salt, N-polyoxyethylene fatty acid ethanol Preferred are amide amide sulfates, acyl peptides and acyl silk peptides. Among them, fatty acid salts, alkyl benzene sulfonates, α-olefin sulfonates, alkyl sulfates, alkyl ether sulfates, and acyl silk peptides are excellent in foaming power and less sticky to hair.
[0022]
The amount of the water-soluble chitosan derivative of the general formula (1) is not limited, but is preferably 0.001 to 10% by weight (hereinafter simply referred to as%) in the hair cosmetic. If the amount is less than 0.001%, the film-forming properties are poor and the setting power of the hair is insufficient. If the amount exceeds 10%, the viscosity is high, the foaming power is reduced, and the hair becomes rough when the amount is more than 10%. It is not preferable from the viewpoint of feeling such as sticking.
[0023]
The anionic surfactant is preferably incorporated in the hair cosmetic composition of the present invention in an amount of 0.0001 to 10%, and more preferably 0.001 to 10%. If the amount is less than 0.0001%, the foaming power is insufficient. If the amount is more than 10%, it is not preferable from the viewpoint of feeling such as stickiness to hair.
[0024]
The blending weight ratio of the water-soluble chitosan derivative and the anionic surfactant is not particularly limited, but the water-soluble chitosan derivative / anionic surfactant = 1 / 0.0001 to 1/1, preferably 1 / 0.001 to 1/1 /. It may be appropriately selected within the range of 1. When the ratio of the anionic surfactant to the water-soluble chitosan derivative 1 is less than 0.0001, the foaming power is insufficient, and when the ratio of the anionic surfactant to the water-soluble chitosan derivative 1 exceeds 1, the hair becomes sticky. This is not preferred from the viewpoint of the feel.
[0025]
In addition, the hair cosmetic composition of the present invention may contain, if necessary, components usually incorporated in detergents, cosmetics, pharmaceuticals, foods, and the like, for example, amphoteric surfactants such as amidoamino acids and alkyl betaines; Cationic surfactants such as ammonium; oils and fats such as silicone derivatives, ester oils, higher alcohols and the like; ethanol; humectants such as glycerin and propylene glycol; Preservatives such as iodine, ultraviolet absorbers such as oxybenzone, antioxidants such as dibutylhydroxytoluene and tocopherol acetate, coloring agents such as dyes and pigments; conditioning agents such as cationic polymers; polymers for hair setting such as acrylic resins Components such as various compounded fragrances can be added as appropriate within a range not to impair the effects of the present invention That.
[0026]
The hair cosmetic composition of the present invention can be produced by a conventional method using the above-described components, and can be used as an aerosol-type hair styling composition using a propellant such as a styling foam or a hair spray, or a foam container such as a pump former or a squeeze former. And an aerosol-type hair styling agent without using a propellant.
[0027]
【Example】
Next, the present invention will be described in more detail by way of examples, but the present invention is not limited thereto.
[0028]
Example 1
To 500 g of carboxymethyl chitosan (concentration: 2%, degree of deacetylation: 70%, average molecular weight: about 200,000) 0.4 g of sodium polyoxyethylene (3) lauryl ether sulfate (concentration: 25%) is added, and the mixture is stirred at 50 ° C. for 1 hour. Dissolved. The sample was adjusted to pH 7 and freeze-dried to obtain a sample. With respect to this, evaluation tests for film forming properties, film hardness, foaming power, and stickiness were performed. The evaluation method and evaluation criteria are as follows. Table 1 shows the results.
[0029]
(Film formation)
1 g of a sample was dissolved in 20 g of distilled water, flowed on a fluororesin plate and dried at 50 ° C. for 24 hours to remove water. Thereafter, the formation of a film was observed. Evaluation criteria were set as follows.
[0030]
:: Film-forming property, could be peeled off from the plate as a single film ×: No film-forming property, no film was formed (hardness of film)
The hardness of the film obtained by the film formation test was measured by a pencil hardness test in accordance with the JIS (K5400-1990) pencil scratch test for painting. The evaluation was indicated by the softest pencil hardness that could damage the film.
[0031]
(Foaming power)
1 g of the sample was dissolved in 90 g of a 10% aqueous solution of EtOH, and the foaming power was measured using a pump former. The amount of foam that had been stroked 15 times was put into a 200 ml tall beaker, and the volume after 5 minutes was measured by the height of the foam.
[0032]
Evaluation criteria were set as follows.
[0033]
◎: Foam amount: 60 mm or more, very excellent foaming power ○: Foam amount: 40 mm to less than 60 mm, excellent foaming power △: Foam amount: 20 mm to less than 40 mm, foaming power is normal X: Foam amount: Less than 20 mm, poor foaming power (stickiness)
Ten panelists aged 20 to 40 years old were asked to dissolve 1 g of a sample in 90 g of a 10% aqueous solution of EtOH and put it in a pump former. The sticky feeling was sensory evaluated and evaluated as follows.
[0034]
I do not feel a sticky feeling 3
Almost no sticky feeling 2
Slightly sticky 1
There is stickiness 0
Evaluation criteria A: Average score 2 or more and 3 or less O: Average score 1.5 or more and less than 2 Δ: Average score 1 or more and less than 1.5 X: Average score 1 or less Examples 2 and 3
The carboxymethyl chitosan of Example 1 was replaced with polyoxyethylene (5) ether chitosan (concentration 2%, degree of deacetylation 70%, average molecular weight about 200,000) or polyoxypropylene (5) ether chitosan (concentration 2%, deacetylation) (Chemical degree: 70%, average molecular weight: about 200,000), and a sample was prepared in the same manner as in Example 1, and an evaluation test of film forming properties, film hardness, foaming power, and stickiness was performed. Table 1 shows the results.
[0035]
Comparative Examples 1-4
10 g of the carboxymethyl chitosan of Example 1 in chitosan (concentration 100%, degree of deacetylation 70%, average molecular weight about 200,000), N-succinyl chitosan (concentration 2%, degree of substitution 70%, average molecular weight about 200,000), N-trimethylammonium chitosan (concentration 2%, degree of quaternization 70%, average molecular weight about 200,000), polyvinylpyrrolidone (concentration 99%, average molecular weight 40,000, manufactured by I.S.P. USA, trade name "PVP" K-30 ") A sample was prepared in the same manner as in Example 1 except that the amount was changed to 10 g, and evaluation tests for film forming properties, film hardness, foaming power, and stickiness were performed. Table 1 shows the results.
[0036]
[Table 1]
[0037]
As is evident from the results shown in Table 1, the hair cosmetics of Examples 1 to 3 in which the water-soluble chitosan derivative of the present invention was combined with an anionic surfactant exhibited film-forming properties, film hardness, and viscosity. Excellent in foaming power and stickiness. On the other hand, the hair cosmetics of Comparative Example 1 containing chitosan had no film-forming property, had a low foaming power, and the hair cosmetics of Comparative Examples 2 and 3 containing N-trimethylammonium chitosan and N-succinyl chitosan. Had relatively good film-forming properties but low foaming power. In addition, the hair cosmetic of Comparative Example 4 in which polyvinylpyrrolidone commonly used in hair cosmetics was blended had no film-forming property and a low foaming power.
[0038]
Examples 4 to 22
As shown in Tables 2 and 3, 0.10 g of sodium laurate (concentration 99%), 0.33 g of polyoxyethylene (5) disodium monoethanolamide sulfosuccinate (concentration 30%), 0.10 g of sodium lauryl sulfate (99% concentration), 0.43 g of lauroyl hydrolyzed silk sodium (23% concentration), 0.33 g of sodium lauroyl-N-methyl-β-alanine (30% concentration), polyoxyethylene (3%) ) 0.33 g of sodium laurate monoethanolamide sulfate (30% concentration), 0.33 g of amidopropyl betaine laurate (30% concentration), 0.13 g of sodium dioctyl sulfosuccinate (75% concentration), sodium laurylbenzenesulfonate ( (Concentration 51%) 0.20 g, potassium lauryl phosphate Um (concentration 100%) 0.10g, C 14 -α- sodium olefin sulfonate (concentration 95%) 0.11 g, cocoyl sarcosine sodium (concentration 30%) 0.33 g, lauroyl -L- sodium glutamate (concentration 100% ) 0.10 g, sodium lauroyl aspartate (concentration 100%) 0.10 g, sodium lauryl ether carboxylate (concentration 30%) 0.33 g, sodium lauroyl-N-methyltaurine (concentration 26%) 0.28 g, cocoylise Change to 0.10 g of sodium thionate (100% concentration), 0.40 g of sodium polyoxyethylene (5) laurate monoethanolamidophosphate (25% concentration), and 0.29 g of lauroyl hydrolyzed collagen (35% concentration). A sample was prepared in the same manner as in Example 1, Hardness of, foaming power, evaluation tests were carried out of the sticky feeling. Table 4 shows the results.
[0039]
[Table 2]
[0040]
[Table 3]
[0041]
[Table 4]
[0042]
As is clear from the results shown in Table 4, the hair cosmetics of the present invention of Examples 4 to 22 in which a water-soluble chitosan derivative and an anionic surfactant were used in combination showed film-forming properties, film hardness, and viscosity. Excellent in foaming power and stickiness.
[0043]
Examples 23 to 26
Carboxymethyl chitosan (concentration 2%, degree of deacetylation 70%, average molecular weight about 200,000) of carboxymethyl chitosan (concentration 2%, degree of deacetylation 30%, average molecular weight of about 200,000), carboxymethyl Chitosan (concentration 2%, deacetylation degree 90%, average molecular weight about 200,000), carboxymethyl chitosan (concentration 2%, deacetylation degree 70%, average molecular weight about 10,000), carboxymethyl chitosan (concentration 2%, A sample was prepared in the same manner as in Example 1 except that the deacetylation degree was changed to 70% and the average molecular weight was about 500,000, and evaluation tests for film forming properties, film hardness, foaming power, and stickiness were performed. Table 5 shows the results.
[0044]
Examples 27 and 28
A sample was prepared in the same manner as in Example 1 except that the blending amount of sodium polyoxyethylene (3) lauryl ether sulfate (concentration: 25%) was changed to 0.004 g and 10 g, and film forming properties, film hardness, and foaming were prepared. An evaluation test of force and stickiness was conducted. Table 5 shows the results.
[0045]
Comparative Examples 5 to 7
The carboxymethyl chitosan (concentration 2%, deacetylation degree 70%, average molecular weight about 200,000) of Example 1 was changed to carboxymethyl chitosan (concentration 2%, deacetylation degree 20%, average molecular weight about 200,000). Carboxymethyl chitosan (concentration 2%, degree of deacetylation 70%, average molecular weight about 1000), carboxymethyl chitosan (concentration 2%, degree of deacetylation 30%, average molecular weight about 1,000,000) As in Example 1. Samples were prepared and evaluated for film forming properties, film hardness, foaming power, and stickiness. Table 5 shows the results.
[0046]
Comparative Examples 8 and 9
A sample was prepared in the same manner as in Example 1 except that the amount of sodium polyoxyethylene (3) lauryl ether sulfate (concentration: 25%) was changed to 50 g or 0.002 g. An evaluation test of force and stickiness was conducted. Table 5 shows the results.
[0047]
[Table 5]
[0048]
As is clear from the results in Table 5, the degree of deacetylation and the average molecular weight are within the range of the general formula (1), and the weight ratio of the anionic surfactant to the water-soluble chitosan derivative is 0.0001 / 1 to 1 The hair cosmetics of Examples 23 to 28 in the range of / 1 were excellent in film forming property, film hardness, foaming power and stickiness. On the other hand, hair cosmetics containing the water-soluble chitosan derivative of Comparative Example 5 having a degree of deacetylation of less than 30%, Comparative Example 6 having an average molecular weight of less than 10,000, and Comparative Example 7 having an average molecular weight of more than 500,000 are film-formed. Although good in tackiness and stickiness, the foaming power was inferior and the hardness of the film was insufficient. Further, even with the combination of the anionic surfactant and the water-soluble chitosan derivative of the general formula (1), the hair cosmetic of Comparative Example 8 in which the anionic surfactant exceeds 1 for the water-soluble chitosan derivative 1 is very sticky, The hair cosmetic composition of Comparative Example 9 in which the anionic surfactant for the water-soluble chitosan derivative 1 was less than 0.0001 had insufficient foaming power.
[0049]
【The invention's effect】
The hair cosmetic composition of the present invention has no stickiness, is excellent in setting properties, has long-lasting properties, and has water solubility and foaming power that can be used in a pump former.
Claims (4)
で示される水溶性キトサン誘導体およびアニオン界面活性剤を必須成分として含有し、前記水溶性キトサン誘導体/前記アニオン界面活性剤(重量比)が1/0.0001〜1/1で配合することを特徴とするエアゾール型の毛髪化粧料。General formula (1)
Wherein the water-soluble chitosan derivative and the anionic surfactant (weight ratio) are blended at a ratio of 1 / 0.0001 to 1/1. Aerosol hair cosmetics.
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