JP3521483B2 - ストラット用密封型スラスト軸受 - Google Patents
ストラット用密封型スラスト軸受Info
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- seal lip
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/761—Sealings of ball or roller bearings specifically for bearings with purely axial load
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/10—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for axial load mainly
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
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- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/418—Bearings, e.g. ball or roller bearings
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- F16C2326/00—Articles relating to transporting
- F16C2326/01—Parts of vehicles in general
- F16C2326/05—Vehicle suspensions, e.g. bearings, pivots or connecting rods used therein
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明に係るストラット用密封型
スラスト軸受は、例えば自動車の前輪を支持する懸架装
置を構成する為のストラットに組み込んだ状態で使用す
る。
スラスト軸受は、例えば自動車の前輪を支持する懸架装
置を構成する為のストラットに組み込んだ状態で使用す
る。
【0002】
【従来の技術】操舵輪である自動車の前輪を支持する為
の懸架装置のうち、ストラット式の懸架装置の場合は、
オイルダンパを構成するダンパケースを、車体に対して
昇降自在に支持する。上記前輪は、このダンパケースの
下端部に固設された枢軸に回転自在に支持され、上記オ
イルダンパは車体に対して回転自在に支持される。従っ
て、上記オイルダンパを構成するロッドの上端部と車体
との間には、このロッドを、スラスト荷重を支承しつつ
回転自在に支持する為のストラット用スラスト軸受が必
要になる。
の懸架装置のうち、ストラット式の懸架装置の場合は、
オイルダンパを構成するダンパケースを、車体に対して
昇降自在に支持する。上記前輪は、このダンパケースの
下端部に固設された枢軸に回転自在に支持され、上記オ
イルダンパは車体に対して回転自在に支持される。従っ
て、上記オイルダンパを構成するロッドの上端部と車体
との間には、このロッドを、スラスト荷重を支承しつつ
回転自在に支持する為のストラット用スラスト軸受が必
要になる。
【0003】この様な部分に使用するストラット用スラ
スト軸受として従来から、例えば実開昭62−1794
24号公報に記載された、ストラット用密封型スラスト
軸受が知られている。このストラット用密封型スラスト
軸受は、図7に示す様に、それぞれが円輪状に形成され
た外輪1及び内輪2と、これら外輪1と内輪2との間に
挟持された複数の転動体3とから構成されている。尚、
図示の例では転動体3として玉を使用しているが、重量
の嵩む車両用のストラット用スラスト軸受の場合には、
テーパころ等、他の転動体を使用する場合もある。
スト軸受として従来から、例えば実開昭62−1794
24号公報に記載された、ストラット用密封型スラスト
軸受が知られている。このストラット用密封型スラスト
軸受は、図7に示す様に、それぞれが円輪状に形成され
た外輪1及び内輪2と、これら外輪1と内輪2との間に
挟持された複数の転動体3とから構成されている。尚、
図示の例では転動体3として玉を使用しているが、重量
の嵩む車両用のストラット用スラスト軸受の場合には、
テーパころ等、他の転動体を使用する場合もある。
【0004】上記外輪1は、片面(図7の下面)に外輪
軌道4を、外周縁に外側フランジ5を、それぞれ有す
る。又、上記内輪2は、片面(図7の上面)に内輪軌道
6を、内周縁に内側フランジ7を、それぞれ有する。
又、上記複数の転動体3は、上記外輪軌道4と内輪軌道
6との間に転動自在に設けられて、上記外輪1と内輪2
との相対回転を自在とする。
軌道4を、外周縁に外側フランジ5を、それぞれ有す
る。又、上記内輪2は、片面(図7の上面)に内輪軌道
6を、内周縁に内側フランジ7を、それぞれ有する。
又、上記複数の転動体3は、上記外輪軌道4と内輪軌道
6との間に転動自在に設けられて、上記外輪1と内輪2
との相対回転を自在とする。
【0005】更に、上記外側フランジ5と内輪2の外周
縁との間には外側シールリング8を、上記内側フランジ
7と外輪1の内周寄り部分との間には内側シールリング
9を、それぞれ設けている。これら各シールリング8、
9は、それぞれ芯金10a、10bと弾性体11a、1
1bとから成る。そして、上記外側シールリング8を構
成する芯金10aを上記外側フランジ5に内嵌固定し、
この芯金10aにより補強された弾性体11aのリップ
12aの先端縁を、上記内輪2の外周縁に摺接させてい
る。又、内側シールリング9を構成し芯金10bにより
補強された弾性体11bを、上記内側フランジ7に外嵌
し、この弾性体11bに形成したリップ12bの先端縁
を、上記外輪1の片面内周寄り部分に摺接させている。
縁との間には外側シールリング8を、上記内側フランジ
7と外輪1の内周寄り部分との間には内側シールリング
9を、それぞれ設けている。これら各シールリング8、
9は、それぞれ芯金10a、10bと弾性体11a、1
1bとから成る。そして、上記外側シールリング8を構
成する芯金10aを上記外側フランジ5に内嵌固定し、
この芯金10aにより補強された弾性体11aのリップ
12aの先端縁を、上記内輪2の外周縁に摺接させてい
る。又、内側シールリング9を構成し芯金10bにより
補強された弾性体11bを、上記内側フランジ7に外嵌
し、この弾性体11bに形成したリップ12bの先端縁
を、上記外輪1の片面内周寄り部分に摺接させている。
【0006】上述の様に、外輪1と内輪2との間に外
側、内側、両シールリング8、9を設ける事により、上
記複数の転動体3を設置した部分に存在するグリースが
外部に漏洩するのを防止すると共に、この部分に塵芥や
雨水等の異物が進入する事を防止する。又、外側シール
リング8のリップ12aと内輪2の外周縁との係合によ
り、ストラット用密封型スラスト軸受を所定部位に組み
込む以前に於いても、この内輪2と外輪1とが分離する
事を防止する。従って、ストラット用密封型スラスト軸
受の構成各部品を一体的に取り扱える様になって、組立
作業の容易化を図れる。
側、内側、両シールリング8、9を設ける事により、上
記複数の転動体3を設置した部分に存在するグリースが
外部に漏洩するのを防止すると共に、この部分に塵芥や
雨水等の異物が進入する事を防止する。又、外側シール
リング8のリップ12aと内輪2の外周縁との係合によ
り、ストラット用密封型スラスト軸受を所定部位に組み
込む以前に於いても、この内輪2と外輪1とが分離する
事を防止する。従って、ストラット用密封型スラスト軸
受の構成各部品を一体的に取り扱える様になって、組立
作業の容易化を図れる。
【0007】又、実開平5−79047号公報には、図
8に示す様な構造が記載されている。この図8に記載し
た構造の場合には、外側シールリング8のリップ12a
と内輪2の外周縁とを係合させるだけでなく、内側シー
ルリング9のリップ12bと外輪1の内周縁とを係合さ
せている。この結果、図7に記載した構造に比べて、外
輪1と内輪2との分離防止効果が大きくなる。
8に示す様な構造が記載されている。この図8に記載し
た構造の場合には、外側シールリング8のリップ12a
と内輪2の外周縁とを係合させるだけでなく、内側シー
ルリング9のリップ12bと外輪1の内周縁とを係合さ
せている。この結果、図7に記載した構造に比べて、外
輪1と内輪2との分離防止効果が大きくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
構成され作用する従来のストラット用密封型スラスト軸
受は、何れの構造の場合も、次に述べる様な解決すべき
点があった。即ち、何れの構造の場合も、外側フランジ
5に支持した外側シールリング8の弾性体11aのリッ
プ12aが軸受の外部に露出している。又、図8に示し
た構造の場合には、上記外側のリップ12aだけでな
く、内側のリップ12bも外部に露出している。
構成され作用する従来のストラット用密封型スラスト軸
受は、何れの構造の場合も、次に述べる様な解決すべき
点があった。即ち、何れの構造の場合も、外側フランジ
5に支持した外側シールリング8の弾性体11aのリッ
プ12aが軸受の外部に露出している。又、図8に示し
た構造の場合には、上記外側のリップ12aだけでな
く、内側のリップ12bも外部に露出している。
【0009】これら外部に露出しているリップ12a、
12bの先端縁部と相手面(内輪2の内周縁部表面、外
輪1の内周縁部表面)との摺動部には、自動車の走行に
伴って雨水や泥水がかかり易い。そして、かかった泥水
が乾燥した後には、上記摺動部に泥や塵芥等の異物が残
留し、この異物が一種の研磨剤の役目を果たして、上記
リップ12a、12bの先端縁部や相手面を傷付ける可
能性がある。この結果、これらリップ12a、12bの
先端縁部や相手面が早期に摩耗し、転動体設置部分への
雨水や泥水の進入防止効果が早期に失われる可能性があ
る。
12bの先端縁部と相手面(内輪2の内周縁部表面、外
輪1の内周縁部表面)との摺動部には、自動車の走行に
伴って雨水や泥水がかかり易い。そして、かかった泥水
が乾燥した後には、上記摺動部に泥や塵芥等の異物が残
留し、この異物が一種の研磨剤の役目を果たして、上記
リップ12a、12bの先端縁部や相手面を傷付ける可
能性がある。この結果、これらリップ12a、12bの
先端縁部や相手面が早期に摩耗し、転動体設置部分への
雨水や泥水の進入防止効果が早期に失われる可能性があ
る。
【0010】そして、上述の様な摩耗は、上記相手面に
生じた錆により、更に著しくなる場合がある。即ち、懸
架装置用のストラット用密封型スラスト軸受に組み込む
外輪1及び内輪2は、全体を炭素鋼により造り、その表
面に腐食防止の為、電気亜鉛メッキ等の表面処理層を形
成する場合が多い。ところが、上述の様に摺動部に進入
した異物により摩耗が進むと、上記表面処理層が摩滅し
て上記炭素鋼が露出し、この露出部分に錆が発生する。
そして、この錆が上記リップ12a、12bの先端縁部
を削り、この先端縁部の摩耗を更に進行させてしまう。
生じた錆により、更に著しくなる場合がある。即ち、懸
架装置用のストラット用密封型スラスト軸受に組み込む
外輪1及び内輪2は、全体を炭素鋼により造り、その表
面に腐食防止の為、電気亜鉛メッキ等の表面処理層を形
成する場合が多い。ところが、上述の様に摺動部に進入
した異物により摩耗が進むと、上記表面処理層が摩滅し
て上記炭素鋼が露出し、この露出部分に錆が発生する。
そして、この錆が上記リップ12a、12bの先端縁部
を削り、この先端縁部の摩耗を更に進行させてしまう。
【0011】本発明のストラット用密封型スラスト軸受
は、上述の様な摩耗を防止すべく考えたものである。
は、上述の様な摩耗を防止すべく考えたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のストラット用密
封型スラスト軸受は、下面に外輪軌道を有する円輪状の
外輪と、上面に内輪軌道を、内周縁に円筒状で上方に突
出する内側フランジを、それぞれ有する円輪状の内輪
と、上記外輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に設けら
れた複数の転動体と、上記外輪の下面と上記内輪の上面
との間に設けられて上記複数の転動体が存在する空間の
両端を塞ぐ密封装置とを備えている。
封型スラスト軸受は、下面に外輪軌道を有する円輪状の
外輪と、上面に内輪軌道を、内周縁に円筒状で上方に突
出する内側フランジを、それぞれ有する円輪状の内輪
と、上記外輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に設けら
れた複数の転動体と、上記外輪の下面と上記内輪の上面
との間に設けられて上記複数の転動体が存在する空間の
両端を塞ぐ密封装置とを備えている。
【0013】特に、本発明のストラット用密封型スラス
ト軸受に於いては、上記密封装置は、耐食性を有する板
材により全体を円環状に形成されたケースと、上記内輪
の外周縁に外嵌固定された円環状の外側シールリング
と、上記内側フランジの端縁部に嵌合固定された円環状
の内側シールリングとを備えている。そして、上記ケー
スは、円輪状の平板部の外周縁に上記外輪に外嵌固定自
在な外側円筒部を、この平板部の内周縁に上記外輪の内
径寸法よりも十分に小さな外径寸法を有する内側円筒部
を、それぞれ下方に向けて形成し、上記外側円筒部を上
記外輪に外嵌する事により、この外輪に外嵌固定された
ものである。又、上記外側シールリングは、弾性材によ
り造られ、その外周縁を上記外側円筒部の内周面に摺接
させる外側シールリップを有し、上記内側シールリング
は、弾性材により造られ、その先端縁を上記ケースの平
板部の下面で、上記外輪の内周縁よりも直径方向内方に
突出した部分に摺接させる内側シールリップを有する。
ト軸受に於いては、上記密封装置は、耐食性を有する板
材により全体を円環状に形成されたケースと、上記内輪
の外周縁に外嵌固定された円環状の外側シールリング
と、上記内側フランジの端縁部に嵌合固定された円環状
の内側シールリングとを備えている。そして、上記ケー
スは、円輪状の平板部の外周縁に上記外輪に外嵌固定自
在な外側円筒部を、この平板部の内周縁に上記外輪の内
径寸法よりも十分に小さな外径寸法を有する内側円筒部
を、それぞれ下方に向けて形成し、上記外側円筒部を上
記外輪に外嵌する事により、この外輪に外嵌固定された
ものである。又、上記外側シールリングは、弾性材によ
り造られ、その外周縁を上記外側円筒部の内周面に摺接
させる外側シールリップを有し、上記内側シールリング
は、弾性材により造られ、その先端縁を上記ケースの平
板部の下面で、上記外輪の内周縁よりも直径方向内方に
突出した部分に摺接させる内側シールリップを有する。
【0014】
【作用】上述の様に構成される本発明のストラット用密
封型スラスト軸受の場合には、外側シールリングの外側
シールリップが外側円筒部の内周面と摺接する事によ
り、内側シールリングの内側シールリップが平板部の下
面に摺接する事により、転動体設置部分に雨水や泥水等
が進入するのを防止する。これら各シールリップと相手
面との摺動部は、上記外側円筒部、或は平板部の内周縁
に形成された内側円筒部に覆われて、軸受の外部に露出
しない。従って各摺動部に雨水や泥水がかかりにくくな
って、上記各シールリップの先端縁や相手面の摩耗防止
を図れる。
封型スラスト軸受の場合には、外側シールリングの外側
シールリップが外側円筒部の内周面と摺接する事によ
り、内側シールリングの内側シールリップが平板部の下
面に摺接する事により、転動体設置部分に雨水や泥水等
が進入するのを防止する。これら各シールリップと相手
面との摺動部は、上記外側円筒部、或は平板部の内周縁
に形成された内側円筒部に覆われて、軸受の外部に露出
しない。従って各摺動部に雨水や泥水がかかりにくくな
って、上記各シールリップの先端縁や相手面の摩耗防止
を図れる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の第一実施例を示している。外
輪13は、炭素鋼等の硬質金属により円輪状に形成され
ており、下面に外輪軌道4を有する。又、内輪14は、
やはり炭素鋼等の硬質金属により、断面L字形で全体を
円輪状に形成されており、上面に内輪軌道6を有する。
この内輪14の内周縁にはその全周に亙って、円筒状の
内側フランジ15を形成している。この内側フランジ1
5は、上側に突出している。尚、内輪14の表面には、
耐食性確保の為の表面処理層を形成している。又、上記
外輪軌道4と内輪軌道6との間には複数の転動体3を転
動自在に設けて、上記外輪13と内輪14との相対回転
を自在としている。尚、図示の例では、この転動体3と
して玉を使用しているが、支承すべきスラスト荷重が大
きい場合には、転動体としてテーパころや円筒ころを使
用する事もできる。又、必要に応じて保持器を設け、隣
り合う転動体同士の接触防止を図る事もできる。
輪13は、炭素鋼等の硬質金属により円輪状に形成され
ており、下面に外輪軌道4を有する。又、内輪14は、
やはり炭素鋼等の硬質金属により、断面L字形で全体を
円輪状に形成されており、上面に内輪軌道6を有する。
この内輪14の内周縁にはその全周に亙って、円筒状の
内側フランジ15を形成している。この内側フランジ1
5は、上側に突出している。尚、内輪14の表面には、
耐食性確保の為の表面処理層を形成している。又、上記
外輪軌道4と内輪軌道6との間には複数の転動体3を転
動自在に設けて、上記外輪13と内輪14との相対回転
を自在としている。尚、図示の例では、この転動体3と
して玉を使用しているが、支承すべきスラスト荷重が大
きい場合には、転動体としてテーパころや円筒ころを使
用する事もできる。又、必要に応じて保持器を設け、隣
り合う転動体同士の接触防止を図る事もできる。
【0016】更に、上記外輪13の下面と上記内輪14
の上面との間には、本発明の特徴である密封装置を設け
て、上記複数の転動体3が存在する空間16の両端を塞
ぎ、この空間16内に雨水や泥水、更には塵芥等の各種
異物が進入する事を防止している。
の上面との間には、本発明の特徴である密封装置を設け
て、上記複数の転動体3が存在する空間16の両端を塞
ぎ、この空間16内に雨水や泥水、更には塵芥等の各種
異物が進入する事を防止している。
【0017】上記外輪13には、この密封装置を構成す
るケース17を外嵌固定している。このケース17は、
SUS430等の耐食性金属板、或はエンジニアリング
プラスチック等の合成樹脂の様に、耐食性及び耐圧縮性
を有する板材により、全体を円環状に形成されている。
尚、ケース17を金属板により造る際には、絞り成形等
の塑性加工により、合成樹脂により造る際には射出成形
により、それぞれ造る。このケース17は、円輪状の平
板部18を有する。この平板部18の外周縁には、外側
円筒部19を、同じく内周縁には内側円筒部20を、そ
れぞれ下方に向けて形成している。
るケース17を外嵌固定している。このケース17は、
SUS430等の耐食性金属板、或はエンジニアリング
プラスチック等の合成樹脂の様に、耐食性及び耐圧縮性
を有する板材により、全体を円環状に形成されている。
尚、ケース17を金属板により造る際には、絞り成形等
の塑性加工により、合成樹脂により造る際には射出成形
により、それぞれ造る。このケース17は、円輪状の平
板部18を有する。この平板部18の外周縁には、外側
円筒部19を、同じく内周縁には内側円筒部20を、そ
れぞれ下方に向けて形成している。
【0018】上記各円筒部19、20のうち、外側円筒
部19は、上記外輪13の厚さ寸法Tよりも十分に大き
な幅寸法W(W>T)を有する。又、この外側円筒部1
9の自由状態での内径寸法は、上記外輪13の外径寸法
よりも僅かに小さくしている。又、上記内側円筒部20
は、上記外輪13の厚さ寸法Tよりも小さな幅寸法w
と、上記外輪13の内径寸法よりも十分に小さな外径寸
法とを有する。従って、上記平板部18の内周寄り部分
(図1の右寄り部分)は、上記外輪13の内周縁よりも
直径方向内方に突出している。この様なケース17は、
上記外側円筒部19を上記外輪13に外嵌する事によ
り、この外輪13に外嵌固定されている。
部19は、上記外輪13の厚さ寸法Tよりも十分に大き
な幅寸法W(W>T)を有する。又、この外側円筒部1
9の自由状態での内径寸法は、上記外輪13の外径寸法
よりも僅かに小さくしている。又、上記内側円筒部20
は、上記外輪13の厚さ寸法Tよりも小さな幅寸法w
と、上記外輪13の内径寸法よりも十分に小さな外径寸
法とを有する。従って、上記平板部18の内周寄り部分
(図1の右寄り部分)は、上記外輪13の内周縁よりも
直径方向内方に突出している。この様なケース17は、
上記外側円筒部19を上記外輪13に外嵌する事によ
り、この外輪13に外嵌固定されている。
【0019】又、前記内輪14の外周縁には、円環状の
外側シールリング21を外嵌固定している。この外側シ
ールリング21は、断面L字形の芯金22によりシール
材23を補強して成る。上記芯金22は、SPCC等の
冷間圧延鋼板(鋼帯)、その他の金属板により、シール
材23はゴム、エラストマー等の弾性材により、それぞ
れ造られている。この様なシール材23は、上記芯金2
2をモールド成形する事により円環状に形成されるもの
で、上記芯金22にその基端部(図1の右下端部)を結
合した結合部24と、この結合部24の先端部(図1の
左上端部)から二又に分岐した、第一、第二の外側シー
ルリップ25、26とを備える。
外側シールリング21を外嵌固定している。この外側シ
ールリング21は、断面L字形の芯金22によりシール
材23を補強して成る。上記芯金22は、SPCC等の
冷間圧延鋼板(鋼帯)、その他の金属板により、シール
材23はゴム、エラストマー等の弾性材により、それぞ
れ造られている。この様なシール材23は、上記芯金2
2をモールド成形する事により円環状に形成されるもの
で、上記芯金22にその基端部(図1の右下端部)を結
合した結合部24と、この結合部24の先端部(図1の
左上端部)から二又に分岐した、第一、第二の外側シー
ルリップ25、26とを備える。
【0020】ストラット用密封型スラスト軸受の組立時
に、これら各外側シールリップ25、26は弾性変形
し、それぞれの外周縁を相手面に弾性的に当接させる。
即ち、第一の外側シールリップ25の外周縁を前記ケー
ス17の外側円筒部19の内周面中間部に、第二の外側
シールリップ26の外周縁を前記外輪13の下面外周寄
り部分に、それぞれ当接させている。これら各外側シー
ルリップ25、26の外周縁と相手面とは、上記外輪1
3と前記内輪14との相対回転に伴って互いに摺接す
る。
に、これら各外側シールリップ25、26は弾性変形
し、それぞれの外周縁を相手面に弾性的に当接させる。
即ち、第一の外側シールリップ25の外周縁を前記ケー
ス17の外側円筒部19の内周面中間部に、第二の外側
シールリップ26の外周縁を前記外輪13の下面外周寄
り部分に、それぞれ当接させている。これら各外側シー
ルリップ25、26の外周縁と相手面とは、上記外輪1
3と前記内輪14との相対回転に伴って互いに摺接す
る。
【0021】一方、前記内側フランジ15の端縁部に
は、円環状の内側シールリング28を外嵌固定してい
る。この内側シールリング28も、上述した外側シール
リング21と同様に、芯金22aとシール材23aとか
ら構成されている。このうちのシール材23aは、第一
の内側シールリップ29と第二の内側シールリップ30
とを有する。そして、ストラット用密封型スラスト軸受
の組立時には、上記第一の内側シールリップ29の先端
縁(上端縁)を、前記ケース17の平板部18の下面内
周寄り部分で、前記外輪13の内周縁よりも直径方向内
方に突出した部分に、弾性的に当接させている。又、上
記第二の内側シールリップ30はその先端縁を、前記外
輪13の内周縁に、弾性的に当接させている。そして、
これら各内側シールリップ29、30の先端縁と相手面
とは、上記外輪13と前記内輪14との相対回転に伴っ
て互いに摺接する。
は、円環状の内側シールリング28を外嵌固定してい
る。この内側シールリング28も、上述した外側シール
リング21と同様に、芯金22aとシール材23aとか
ら構成されている。このうちのシール材23aは、第一
の内側シールリップ29と第二の内側シールリップ30
とを有する。そして、ストラット用密封型スラスト軸受
の組立時には、上記第一の内側シールリップ29の先端
縁(上端縁)を、前記ケース17の平板部18の下面内
周寄り部分で、前記外輪13の内周縁よりも直径方向内
方に突出した部分に、弾性的に当接させている。又、上
記第二の内側シールリップ30はその先端縁を、前記外
輪13の内周縁に、弾性的に当接させている。そして、
これら各内側シールリップ29、30の先端縁と相手面
とは、上記外輪13と前記内輪14との相対回転に伴っ
て互いに摺接する。
【0022】上述の様に構成される本発明のストラット
用密封型スラスト軸受の場合には、外側シールリング2
1に設けられた第一、第二の外側シールリップ25、2
6が、外側円筒部19の内周面又は外輪13の下面と摺
接する事により、前記転動体3が存在する空間16の外
周側開口を塞ぐ。又、内側シールリング28に設けられ
た第一、第二の内側シールリップ29、30が、上記平
板部18の下面又は上記外輪13の内周縁に摺接する事
により、上記空間16の内周側開口を塞ぐ。そして、こ
れら外周側開口、内周側開口の何れからも、転動体設置
部分である上記空間16内に雨水や泥水等が進入するの
を防止する。
用密封型スラスト軸受の場合には、外側シールリング2
1に設けられた第一、第二の外側シールリップ25、2
6が、外側円筒部19の内周面又は外輪13の下面と摺
接する事により、前記転動体3が存在する空間16の外
周側開口を塞ぐ。又、内側シールリング28に設けられ
た第一、第二の内側シールリップ29、30が、上記平
板部18の下面又は上記外輪13の内周縁に摺接する事
により、上記空間16の内周側開口を塞ぐ。そして、こ
れら外周側開口、内周側開口の何れからも、転動体設置
部分である上記空間16内に雨水や泥水等が進入するの
を防止する。
【0023】特に、本発明のストラット用密封型スラス
ト軸受の場合には、これら各シールリップ25、26、
29、30と相手面との摺動部は、上記外側円筒部1
9、或は上記平板部18の内周縁に形成された内側円筒
部20に覆われて、軸受の外部に露出しない。従って各
摺動部に雨水や泥水がかかりにくくなって、上記各シー
ルリップ25、26、29、30の先端縁や相手面の摩
耗防止を図れる。又、上方から雨水等がかかった場合に
も、この雨水等はケース17に導かれて流下する為、上
記摺動部にこの雨水等が付着しにくくなる。又、乾燥し
た泥等の異物も、この摺動部に付着しにくくなる。更
に、図示の実施例では、上記外周側開口、内周側開口の
何れの部分にも、シールリップ25、26、29、30
が二重に設けられている。従って、上記空間16内への
異物進入防止効果はより確実になる。尚、上記内側円筒
部20は、上記摺動部を覆う他、前記平板部18の強度
を向上させて、この平板部18を変形しにくくする機能
を持つ。更にこの内側円筒部20は、スラスト軸受にか
かった雨水等を下方に導き、この雨水等が上記摺動部に
達しにくくする機能も持つ。
ト軸受の場合には、これら各シールリップ25、26、
29、30と相手面との摺動部は、上記外側円筒部1
9、或は上記平板部18の内周縁に形成された内側円筒
部20に覆われて、軸受の外部に露出しない。従って各
摺動部に雨水や泥水がかかりにくくなって、上記各シー
ルリップ25、26、29、30の先端縁や相手面の摩
耗防止を図れる。又、上方から雨水等がかかった場合に
も、この雨水等はケース17に導かれて流下する為、上
記摺動部にこの雨水等が付着しにくくなる。又、乾燥し
た泥等の異物も、この摺動部に付着しにくくなる。更
に、図示の実施例では、上記外周側開口、内周側開口の
何れの部分にも、シールリップ25、26、29、30
が二重に設けられている。従って、上記空間16内への
異物進入防止効果はより確実になる。尚、上記内側円筒
部20は、上記摺動部を覆う他、前記平板部18の強度
を向上させて、この平板部18を変形しにくくする機能
を持つ。更にこの内側円筒部20は、スラスト軸受にか
かった雨水等を下方に導き、この雨水等が上記摺動部に
達しにくくする機能も持つ。
【0024】又、第一の外側シールリップ25の外周縁
が摺接する外側円筒部19、並びに第一の内側シールリ
ップ29の先端縁が摺接する平板部18を有するケース
17は、ステンレス鋼板、或は合成樹脂等、耐食性を有
する材料により造られている。この為、上記各シールリ
ップ25、29の端縁が摺接する相手面に錆が発生する
事がなく、錆によってこれら各シールリップ25、29
の端縁の摩耗が著しくなる事はない。第二の外側シール
リップ26及び第二の内側シールリップ30の先端縁が
摺接する外輪13には、従来構造と同様、必要に応じて
表面処理を施す場合もある。但し、これら第二の外側シ
ールリップ26及び第二の内側シールリップ30の先端
縁と外輪13との摺接部よりも外側には、上記第一の外
側シールリップ25及び第一の内側シールリップ29に
よるシール部が存在する。この為、上記第二の外側シー
ルリップ26及び第二の内側シールリップ30の先端縁
と外輪13との摺接部に雨水等が入り込む事は殆どな
い。従って、外輪13を炭素鋼等により造った場合で
も、これら各摺動部に錆が発生する可能性は殆どない。
が摺接する外側円筒部19、並びに第一の内側シールリ
ップ29の先端縁が摺接する平板部18を有するケース
17は、ステンレス鋼板、或は合成樹脂等、耐食性を有
する材料により造られている。この為、上記各シールリ
ップ25、29の端縁が摺接する相手面に錆が発生する
事がなく、錆によってこれら各シールリップ25、29
の端縁の摩耗が著しくなる事はない。第二の外側シール
リップ26及び第二の内側シールリップ30の先端縁が
摺接する外輪13には、従来構造と同様、必要に応じて
表面処理を施す場合もある。但し、これら第二の外側シ
ールリップ26及び第二の内側シールリップ30の先端
縁と外輪13との摺接部よりも外側には、上記第一の外
側シールリップ25及び第一の内側シールリップ29に
よるシール部が存在する。この為、上記第二の外側シー
ルリップ26及び第二の内側シールリップ30の先端縁
と外輪13との摺接部に雨水等が入り込む事は殆どな
い。従って、外輪13を炭素鋼等により造った場合で
も、これら各摺動部に錆が発生する可能性は殆どない。
【0025】尚、上記外側円筒部19の先端は薄肉部と
し、この薄肉部を直径方向内側に折り曲げて、折り曲げ
部27を形成している。この折り曲げ部27の形成作業
は、例えば上記第一、第二の外側シールリップ25、2
6を上記外側円筒部19内に挿入した後に行う。そし
て、この折り曲げ部27を形成した後は、上記第一の外
側シールリップ25の外周縁部と折り曲げ部27との係
合により、前記外側シールリング21並びにこの外側シ
ールリング21を外嵌固定した内輪14と、上記ケース
17を外嵌固定した外輪13との分離防止を図れる。従
って、ストラット用密封型スラスト軸受を一体的に取り
扱えて、部品管理や組み付け性向上を図れる。尚、第
一、第二の外側シールリップ25、26は弾性変形自在
であるから、上記折り曲げ部27を形成した後、上記第
一、第二の外側シールリップ25、26を外側円筒部1
9内に挿入する事もできる。何れにしても、折り曲げ部
27を形成された外側円筒部19は強度が向上し、変形
しにくくなる。
し、この薄肉部を直径方向内側に折り曲げて、折り曲げ
部27を形成している。この折り曲げ部27の形成作業
は、例えば上記第一、第二の外側シールリップ25、2
6を上記外側円筒部19内に挿入した後に行う。そし
て、この折り曲げ部27を形成した後は、上記第一の外
側シールリップ25の外周縁部と折り曲げ部27との係
合により、前記外側シールリング21並びにこの外側シ
ールリング21を外嵌固定した内輪14と、上記ケース
17を外嵌固定した外輪13との分離防止を図れる。従
って、ストラット用密封型スラスト軸受を一体的に取り
扱えて、部品管理や組み付け性向上を図れる。尚、第
一、第二の外側シールリップ25、26は弾性変形自在
であるから、上記折り曲げ部27を形成した後、上記第
一、第二の外側シールリップ25、26を外側円筒部1
9内に挿入する事もできる。何れにしても、折り曲げ部
27を形成された外側円筒部19は強度が向上し、変形
しにくくなる。
【0026】次に、図2〜6は本発明の第二実施例を示
している。本実施例では、上述した第一実施例に比べて
よりシール性を向上させるべく、外側シールリング21
aと内側シールリング28aとの形状を工夫している。
している。本実施例では、上述した第一実施例に比べて
よりシール性を向上させるべく、外側シールリング21
aと内側シールリング28aとの形状を工夫している。
【0027】先ず、外側シールリング21aに就いて説
明する。この外側シールリング21aを構成する芯金2
2´の中間部には、折れ曲がり角部から外方(図2の左
上方)に突出した突出部31を形成し、この突出部31
によって、シール材23´の結合部24´を補強してい
る。従ってこの結合部24´は、ストラット用密封型ス
ラスト軸受の組み立てに伴って第一、第二の外側シール
リップ25、26の外周縁若しくは先端縁が相手面によ
り押された場合でも、僅かしか弾性変形しない。この結
果本実施例の場合には、上述した第一実施例の場合に比
べて、上記第二の外側シールリップ26の先端縁と外輪
13の下面との当接圧を十分に確保できる。この点に就
いて以下に説明する。
明する。この外側シールリング21aを構成する芯金2
2´の中間部には、折れ曲がり角部から外方(図2の左
上方)に突出した突出部31を形成し、この突出部31
によって、シール材23´の結合部24´を補強してい
る。従ってこの結合部24´は、ストラット用密封型ス
ラスト軸受の組み立てに伴って第一、第二の外側シール
リップ25、26の外周縁若しくは先端縁が相手面によ
り押された場合でも、僅かしか弾性変形しない。この結
果本実施例の場合には、上述した第一実施例の場合に比
べて、上記第二の外側シールリップ26の先端縁と外輪
13の下面との当接圧を十分に確保できる。この点に就
いて以下に説明する。
【0028】前述した第一実施例の場合には、第一の外
側シールリップ25と外側円筒部19の内周面との当接
に基づいて結合部24(図1)が弾性変形し、第二の外
側シールリップ26が外輪13の下面から離れる傾向と
なる。この結果上記第一実施例では、この第二の外側シ
ールリップ26の先端縁と上記外輪13の下面との当接
圧が低くなり、この第二の外側シールリップ26による
シール性が不十分となる可能性がある。又、第二の外側
シールリップ26が上記外輪13の下面に押され、上記
結合部24が弾性変形する結果、第一の外側シールリッ
プ25が上記外側円筒部19の内周面から離れる傾向と
なる。この結果、この第一の外側シールリップ25の先
端縁と上記外側円筒部19の内周面との当接圧が低くな
り、この第一の外側シールリップ25によるシール性が
不十分となる可能性もある。これに対して本実施例の場
合には、上記突出部31により上記結合部24´の弾性
変形を防止しているので、第一の外側シールリップ25
と外側円筒部19の内周面との当接時にも、第二の外側
シールリップ26が上記外輪13の下面から離れる傾向
にはならない。又、第二の外側シールリップ26と外輪
13の下面との当接時にも、第一の外側シールリップ2
5が上記外側円筒部19の内周面から離れる傾向にはな
らない。この結果、この第二の外側シールリップ26の
先端縁と上記外輪13の下面との当接圧、並びに第一の
外側シールリップ25の先端縁と上記外側円筒部19の
内周面との当接圧が十分に確保され、これら第一、第二
の外側シールリップ25、26によるシール性が十分に
なる。
側シールリップ25と外側円筒部19の内周面との当接
に基づいて結合部24(図1)が弾性変形し、第二の外
側シールリップ26が外輪13の下面から離れる傾向と
なる。この結果上記第一実施例では、この第二の外側シ
ールリップ26の先端縁と上記外輪13の下面との当接
圧が低くなり、この第二の外側シールリップ26による
シール性が不十分となる可能性がある。又、第二の外側
シールリップ26が上記外輪13の下面に押され、上記
結合部24が弾性変形する結果、第一の外側シールリッ
プ25が上記外側円筒部19の内周面から離れる傾向と
なる。この結果、この第一の外側シールリップ25の先
端縁と上記外側円筒部19の内周面との当接圧が低くな
り、この第一の外側シールリップ25によるシール性が
不十分となる可能性もある。これに対して本実施例の場
合には、上記突出部31により上記結合部24´の弾性
変形を防止しているので、第一の外側シールリップ25
と外側円筒部19の内周面との当接時にも、第二の外側
シールリップ26が上記外輪13の下面から離れる傾向
にはならない。又、第二の外側シールリップ26と外輪
13の下面との当接時にも、第一の外側シールリップ2
5が上記外側円筒部19の内周面から離れる傾向にはな
らない。この結果、この第二の外側シールリップ26の
先端縁と上記外輪13の下面との当接圧、並びに第一の
外側シールリップ25の先端縁と上記外側円筒部19の
内周面との当接圧が十分に確保され、これら第一、第二
の外側シールリップ25、26によるシール性が十分に
なる。
【0029】更に、図示の実施例の場合には、外側シー
ルリング21aの内周縁部に第三の外側シールリップ3
2を設け、この第三の外側シールリップ32の先端縁を
上記外輪13の下面に、弾性的に当接させている。従っ
て、空間16の外周側開口は、第一〜第三の外側シール
リップ25、26、32により三重にシールされた状態
となり、上記空間16内への異物進入防止効果はより確
実になる。
ルリング21aの内周縁部に第三の外側シールリップ3
2を設け、この第三の外側シールリップ32の先端縁を
上記外輪13の下面に、弾性的に当接させている。従っ
て、空間16の外周側開口は、第一〜第三の外側シール
リップ25、26、32により三重にシールされた状態
となり、上記空間16内への異物進入防止効果はより確
実になる。
【0030】次に、内側シールリング28aに就いて説
明する。この内側シールリング28aを構成する第一、
第二の内側シールリップ29、30´のうち、第二の内
側シールリップ30´の先端部は二又に分岐して、第一
副リップ33と第二副リップ34とを有する。そして、
このうちの第一副リップ33の先端部側面を、上記外輪
13の内周縁下面側端縁に、第二副リップ34の先端部
側面をこの外輪13の内周縁に、それぞれ弾性的に当接
させている。当接状態でこれら第一、第二、両副リップ
33、34同士の交差角度は、自由状態よりも大きくな
っている。この為、これら各副リップ33、34の先端
部側面と相手面との当接圧は十分に確保される。即ち、
第一副リップ33と外輪13の内周縁との当接に基づ
き、上記第二の内側シールリップ30´が図2で反時計
方向に回動する傾向となるのに対して、第二副リップ3
4と外輪13の内周縁との当接に基づき、上記第二の内
側シールリング30´が図2で時計方向に回動する傾向
となる。この結果、第二の内側シールリング30´が外
輪13の内周縁から離れる傾向とはならず両副リップ3
3、34の先端部側面と外輪13の内周縁との当接圧が
十分大きくなる。従って、第一、第二の内側シールリッ
プ29、30´によるシール部分が三重に設けられる事
と相まって、上記空間16の内周側開口のシール性も十
分に確保され、この空間16内への異物進入防止効果
が、前記第一実施例の場合に比べてより確実になる。
明する。この内側シールリング28aを構成する第一、
第二の内側シールリップ29、30´のうち、第二の内
側シールリップ30´の先端部は二又に分岐して、第一
副リップ33と第二副リップ34とを有する。そして、
このうちの第一副リップ33の先端部側面を、上記外輪
13の内周縁下面側端縁に、第二副リップ34の先端部
側面をこの外輪13の内周縁に、それぞれ弾性的に当接
させている。当接状態でこれら第一、第二、両副リップ
33、34同士の交差角度は、自由状態よりも大きくな
っている。この為、これら各副リップ33、34の先端
部側面と相手面との当接圧は十分に確保される。即ち、
第一副リップ33と外輪13の内周縁との当接に基づ
き、上記第二の内側シールリップ30´が図2で反時計
方向に回動する傾向となるのに対して、第二副リップ3
4と外輪13の内周縁との当接に基づき、上記第二の内
側シールリング30´が図2で時計方向に回動する傾向
となる。この結果、第二の内側シールリング30´が外
輪13の内周縁から離れる傾向とはならず両副リップ3
3、34の先端部側面と外輪13の内周縁との当接圧が
十分大きくなる。従って、第一、第二の内側シールリッ
プ29、30´によるシール部分が三重に設けられる事
と相まって、上記空間16の内周側開口のシール性も十
分に確保され、この空間16内への異物進入防止効果
が、前記第一実施例の場合に比べてより確実になる。
【0031】次に、第二実施例の構造を組み立てる際の
手順に就いて説明する。先ず、図3のに示す様に予め
造られたケース17を、同図のに示す様にやはり予め
造られた外輪13に外嵌し、同図のに示す様に、両部
材17、13を組み合わせた外輪側ユニット35とす
る。
手順に就いて説明する。先ず、図3のに示す様に予め
造られたケース17を、同図のに示す様にやはり予め
造られた外輪13に外嵌し、同図のに示す様に、両部
材17、13を組み合わせた外輪側ユニット35とす
る。
【0032】一方、図4のに示す様に予め造られた内
輪14の外周縁部に、同図のに示す様にやはり予め造
られた外側シールリング21aを外嵌する事により、同
図のに示す様に、これら両部材14、21aを組み合
わせたユニット36とする。そしてこのユニット36
に、同図のに示す様にやはり予め造られた内側シール
リング28aを、内側フランジ15の端縁部に外嵌する
事により組み合わせ、同図のに示す様な内輪側ユニッ
ト37とする。そして、この内輪側ユニット37の内輪
軌道6に、同図のに示す様な転動体3、3を載置し
て、同図のに示す様なユニット38とすると共に、こ
の転動体3、3設置部分及び各シールリップ25、2
6、29、30´部分にグリースを塗布する。
輪14の外周縁部に、同図のに示す様にやはり予め造
られた外側シールリング21aを外嵌する事により、同
図のに示す様に、これら両部材14、21aを組み合
わせたユニット36とする。そしてこのユニット36
に、同図のに示す様にやはり予め造られた内側シール
リング28aを、内側フランジ15の端縁部に外嵌する
事により組み合わせ、同図のに示す様な内輪側ユニッ
ト37とする。そして、この内輪側ユニット37の内輪
軌道6に、同図のに示す様な転動体3、3を載置し
て、同図のに示す様なユニット38とすると共に、こ
の転動体3、3設置部分及び各シールリップ25、2
6、29、30´部分にグリースを塗布する。
【0033】そして、図5に示す様に、このユニット3
8を受板39に載せると共に、上記外輪側ユニット35
を押し板40の下面に形成したガイド凸部41に外嵌
し、これらユニット38と外輪側ユニット35とを対向
させる。この状態で図示の例の場合には、未だケース1
7の外側円筒部19の先端部には折り曲げ部27(図
2)を形成していない。この折り曲げ部27を予め形成
しておく事もできる事は、前述した第一実施例と同様で
ある。
8を受板39に載せると共に、上記外輪側ユニット35
を押し板40の下面に形成したガイド凸部41に外嵌
し、これらユニット38と外輪側ユニット35とを対向
させる。この状態で図示の例の場合には、未だケース1
7の外側円筒部19の先端部には折り曲げ部27(図
2)を形成していない。この折り曲げ部27を予め形成
しておく事もできる事は、前述した第一実施例と同様で
ある。
【0034】この様にユニット38と外輪側ユニット3
5とを対向させたならば、上記受板39と押し板40と
を互いに近づけ合う。この結果、初めは図6(A)に示
す様に互いに離隔していた外輪13と内輪14とが、同
図(B)に示す様に互いに近づき合い、同図(C)に示
す様に、各転動体3、3の転動面と外輪軌道4及び内輪
軌道6とが当接する状態に組み合わされる。そこで、図
6(C)に組み合わされた状態で、上記ケース17の外
側円筒部19の先端部に形成した薄肉部を直径方向内方
に折り曲げ、折り曲げ部27(図2)を形成する。前記
第二副リップ34の外径寸法は、前記内側シールリング
28aの自由状態では、外輪13の内径よりも少し小さ
い。従って、上記ガイド凸部41により案内しつつ組み
合わせ作業を行なえば、外輪13の内周縁部分でこの第
二副リップ34がめくれる事はない。尚、上記折り曲げ
部27を予め形成しておいた場合には、第一、第二の外
側シールリップ25、26を余分に弾性変形させつつ、
組み合わせ作業を行なう。
5とを対向させたならば、上記受板39と押し板40と
を互いに近づけ合う。この結果、初めは図6(A)に示
す様に互いに離隔していた外輪13と内輪14とが、同
図(B)に示す様に互いに近づき合い、同図(C)に示
す様に、各転動体3、3の転動面と外輪軌道4及び内輪
軌道6とが当接する状態に組み合わされる。そこで、図
6(C)に組み合わされた状態で、上記ケース17の外
側円筒部19の先端部に形成した薄肉部を直径方向内方
に折り曲げ、折り曲げ部27(図2)を形成する。前記
第二副リップ34の外径寸法は、前記内側シールリング
28aの自由状態では、外輪13の内径よりも少し小さ
い。従って、上記ガイド凸部41により案内しつつ組み
合わせ作業を行なえば、外輪13の内周縁部分でこの第
二副リップ34がめくれる事はない。尚、上記折り曲げ
部27を予め形成しておいた場合には、第一、第二の外
側シールリップ25、26を余分に弾性変形させつつ、
組み合わせ作業を行なう。
【0035】
【発明の効果】本発明のストラット用密封型スラスト軸
受は、以上に述べた通り構成され作用するので、シール
リップの端縁とこの端縁が摺接する相手面との間に異物
が入り込みにくくなり、異物によるシールリップの端縁
や相手面の摩耗防止を図れる。又、上記端縁が摺接する
ケースは耐食性を有する材料により造られている為、上
記相手面に錆が発生する事がなく、錆によってこの端縁
の摩耗が著しくなる事はない。
受は、以上に述べた通り構成され作用するので、シール
リップの端縁とこの端縁が摺接する相手面との間に異物
が入り込みにくくなり、異物によるシールリップの端縁
や相手面の摩耗防止を図れる。又、上記端縁が摺接する
ケースは耐食性を有する材料により造られている為、上
記相手面に錆が発生する事がなく、錆によってこの端縁
の摩耗が著しくなる事はない。
【図1】本発明の第一実施例を示す部分断面図。
【図2】同第二実施例を示す部分断面図。
【図3】ケースと外輪とを組み合わせて外輪側ユニット
とする状態を工程順に示す断面図。
とする状態を工程順に示す断面図。
【図4】内輪と外側シールリング及び内側シールリング
とを組み合わせて内輪側ユニットとし、更に転動体を組
み付ける状態を工程順に示す断面図。
とを組み合わせて内輪側ユニットとし、更に転動体を組
み付ける状態を工程順に示す断面図。
【図5】ストラット用密封型スラスト軸受の最終組立工
程を示す断面図。
程を示す断面図。
【図6】最終組立工程での各部材の位置関係を順番に示
す断面図。
す断面図。
【図7】従来構造の第1例を示す部分断面図。
【図8】同第2例を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 外輪
2 内輪
3 転動体
4 外輪軌道
5 外側フランジ
6 内輪軌道
7 内側フランジ
8 外側シールリング
9 内側シールリング
10a、10b 芯金
11a、11b 弾性体
12a、12b リップ
13 外輪
14 内輪
15 内側フランジ
16 空間
17 ケース
18 平板部
19 外側円筒部
20 内側円筒部
21、21a 外側シールリング
22、22´、22a 芯金
23、23´、23a シール材
24、24´ 結合部
25 第一の外側シールリップ
26 第二の外側シールリップ
27 折り曲げ部
28、28a 内側シールリング
29 第一の内側シールリップ
30、30´ 第二の内側シールリップ
31 突出部
32 第三の外側シールリップ
33 第一副リップ
34 第二副リップ
35 外輪側ユニット
36 ユニット
37 内輪側ユニット
38 ユニット
39 受板
40 押し板
41 ガイド凸部
Claims (2)
- 【請求項1】 下面に外輪軌道を有する円輪状の外輪
と、上面に内輪軌道を、内周縁に円筒状で上方に突出す
る内側フランジを、それぞれ有する円輪状の内輪と、上
記外輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に設けられた複
数の転動体と、上記外輪の下面と上記内輪の上面との間
に設けられて上記複数の転動体が存在する空間の両端を
塞ぐ密封装置とを備えたストラット用密封型スラスト軸
受に於いて、上記密封装置は、耐食性を有する板材によ
り全体を円環状に形成されたケースと、上記内輪の外周
縁に外嵌固定された円環状の外側シールリングと、上記
内側フランジの端縁部に嵌合固定された円環状の内側シ
ールリングとを備え、上記ケースは、円輪状の平板部の
外周縁に上記外輪に外嵌固定自在な外側円筒部を、この
平板部の内周縁に上記外輪の内径寸法よりも十分に小さ
な外径寸法を有する内側円筒部を、それぞれ下方に向け
て形成し、上記外側円筒部を上記外輪に外嵌する事によ
り、この外輪に外嵌固定されたものであり、上記外側シ
ールリングは、弾性材により造られ、その外周縁を上記
外側円筒部の内周面に摺接させる外側シールリップを有
し、上記内側シールリングは、弾性材により造られ、そ
の先端縁を上記ケースの平板部の下面で、上記外輪の内
周縁よりも直径方向内方に突出した部分に摺接させる内
側シールリップを有する事を特徴とするストラット用密
封型スラスト軸受。 - 【請求項2】 外側シールリングは、断面L字形の芯金
により弾性材製のシール材を補強して成るもので、この
シール材は、この芯金にその基端部を結合した結合部
と、この結合部の先端部から二又に分岐した、第一、第
二の外側シールリップとを備え、このうちの第一の外側
シールリップの先端縁を外側円筒部の内周面に、第二の
外側シールリップを外輪の下面に、それぞれ摺接させて
おり、上記芯金の中間部にこの芯金の折れ曲がり角部か
ら外方に突出する状態で形成された突出部により、上記
シール材の結合部を補強している、請求項1に記載した
ストラット用密封型スラスト軸受。
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