JP3514835B2 - 高発泡体被覆電線およびその製造方法 - Google Patents

高発泡体被覆電線およびその製造方法

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JP3514835B2 JP21532694A JP21532694A JP3514835B2 JP 3514835 B2 JP3514835 B2 JP 3514835B2 JP 21532694 A JP21532694 A JP 21532694A JP 21532694 A JP21532694 A JP 21532694A JP 3514835 B2 JP3514835 B2 JP 3514835B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高発泡体被覆電線および
その製造方法に関し、より詳しくは被覆した発泡層が内
部導体に対して偏心することなく同心性を保ち、かつ高
品質である高周波信号伝送用の同軸ケーブル等に利用さ
れる誘電特性にすぐれた高発泡熱可塑性樹脂被覆電線お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高周波信号伝送に使用される同軸
ケーブル等において、導体心線を被覆する絶縁体の発泡
度を上げる(高発泡率とする)ことによって、誘電率や
tanδの低下を図り、これによりケーブルの漏洩減衰
量の低減を図り、画像や音声の鮮明化および中継器の数
の減少を図っている。このような高発泡率の絶縁電線を
製造する方法としては、いわゆる化学発泡法とガス発泡
法とがある。化学発泡法は、樹脂成分に化学発泡剤をそ
の分解温度以下で配合し、それを押出機に供給し、その
分解温度以上の温度で導体上に押出被覆し、次いでこれ
を空気中で発泡させた後、冷却固化する方法であり、ガ
ス発泡法に比べ、設備費が低く、操作も簡単であるの
で、発泡度の上限が約70%台とガス発泡の90%に比
較し低いにもかかわらず一定のシェアを獲得している。
ガス発泡法は、熱分解型の化学発泡剤を用いずに、発泡
剤として、ハロゲン化炭化水素、炭化水素、窒素ガス等
を押出機のバレルの中間部から溶融樹脂内に高圧で注入
し、導体上に押出被覆し、次いでこれを空気中で発泡さ
せた後、冷却固化させる方法であり、設備費は高いが、
高発泡であり、化学発泡剤の分解残渣の問題がないの
で、この方法もまた一定のシェアを獲得している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】化学発泡法、ガス発泡
法のいずれの方法でも大気中に押出された導体心線上の
発泡体は冷却固化する必要がある。従来、冷却固化は、
発泡絶縁電線を冷却水槽中に通すことにより行われてい
るが、一般的には、発泡と固化のバランスをとりながら
均一なセル構造を有する発泡体を得るため、上流側より
下流側に向けて段階的に水温が低下する帯域に分けら
れ、最下流帯域が室温に設定されている冷却水槽を用
い、該水槽中に上流側から下流側に向けて発泡絶縁電線
を走行させている。しかしながら、従来のこの方法で
は、導体心線に対して発泡体が同心円状に被覆されない
で、偏心を起すことが多い。これは、冷却水槽の温度設
定に起因することもあるが、最大の原因は、冷却水中を
発泡体が通過する際、水の比重に対して発泡体の比重が
1/3〜1/4程度であるので、導体心線は一定の位置
にとどまっているのに対し、発泡体は水中で浮上し、導
体心線を中心とする同心円からはずれようとする力が作
用することである。また、冷却水中を発泡体が走行する
と、発泡粒子間に水が入ることがあり、これによりケー
ブルの減衰率が悪くなるという問題もある。
【0004】本発明は上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたものであり、発泡体が導体心線に対して
偏心することなく、しかも発泡体中への水分混入が極力
抑えられた高品質の高発泡体被覆電線およびその製造方
法の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、高発泡体
層と導体の偏心は、高発泡体の比重と水の比重が異な
り、高発泡体の浮力が大きくなりすぎること、および高
発泡体内に残存する水分が高発泡体被覆電線の特性を悪
化させる原因であることとに着目し、水より比重が小さ
く、高発泡体被覆電線の製造環境や製造条件に悪影響を
及ぼさず、しかも製造された高発泡体被覆電線の特性に
悪影響を及ぼすことがない冷却媒体を求めて、数多くの
化合物を用いて実験を行ったところ、特定のシリコーン
化合物が良好な結果を与えることを見出し、さらに検討
を加え本発明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、発泡可能な熱可塑性
樹脂組成物を押出機から導体心線上に発泡体として被覆
させた後、この発泡体被覆導体心線をオルガノポリシロ
キサンオイル中に浸漬して徐冷することを特徴とする高
発泡体被覆電線の製造方法に関する。本明細書におい
て、高発泡体とは発泡度が60%以上であることを意味
する。また、本発明では発泡度が70%以上の高発泡体
を使用することが、被覆電線の高品質化のために好まし
い。さらに、本発明において導体心線としては、あらゆ
る導線を使用し得、例えば銅またはアルミニウム等から
なるものを挙げることができる。
【0007】本発明における発泡可能な熱可塑性樹脂組
成物とは、熱可塑性樹脂100重量部に発泡剤を0.5
〜12重量部添加したものであり、導体心線上に公知方
法で押出被覆された後、冷却媒体であるオルガノポリシ
ロキサン中で冷却することにより、導体心線上に高発泡
体被覆層を形成し得るものである。なお、この熱可塑性
樹脂組成物には、その他の添加剤、例えば酸化防止剤や
難燃剤などを本発明の目的を損なわない範囲で加えても
よい。
【0008】本発明において使用される熱可塑性樹脂と
は、例えば高圧法低密度ポリエチレン、中密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、密度0.
910g/ml以上の直鎖状エチレン−α−オレフィン
共重合体、密度0.910g/ml以下の直鎖状超低密
度エチレン−α−オレフィン共重合体およびフッ素系樹
脂からなる群から選択される少なくとも1種である。
【0009】本発明において使用される発泡剤として
は、いわゆる化学発泡剤およびガス発泡剤がある。化学
発泡剤は熱分解してNH3 、N2 、CO2 等の不活性ガ
スを発生してプラスチックの発泡作用を行うものであ
り、例えば、アゾジカルボンアミド、4,4′−オキシ
ビスベンゼンスルホニルヒドラジド、N,N′−ジニト
ロソペンタメチレンテトラミン、アゾビスイソブチロニ
トリル等が挙げられる。ガス発泡剤は、ハロゲン化炭化
水素、例えばメチレンクロライド、トリクロロフルオロ
メタン、ジクロロフルオロメタン、クロロジフルオロメ
タン、クロロトリフルオロメタン、ジクロロジフルオロ
メタン、1,1−ジフルオロエタン、1−クロロ−1,
1−ジフルオロエタン、1,2−ジクロロテトラフルオ
ロエタンまたはクロロペンタフルオロエタンなど、炭化
水素、例えばプロパン、ブタン、ペンタン、ペンラン、
ヘキサン、ヘキセン、ヘプテン、オクタン等、不活性ガ
ス、例えば窒素、アルゴン、ヘリウム、炭酸ガス等が挙
げられる。これら化学発泡剤およびガス発泡剤は単独
で、または化学発泡剤もしくはガス発泡剤どうしの混合
物、または化学発泡剤とガス発泡剤との混合物として用
いることができる。
【0010】化学発泡剤を用いる場合、この化学発泡剤
の発泡助剤を併用してもよく、これにはサリチル酸、ス
テアリン酸、フタル酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン
酸鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシ
ウム、エチレングリコール、グリセリン、エタノールア
ミン、尿素、尿素誘導体、メラミン、二塩基性亜リン酸
鉛、三塩基性硫酸鉛、酸化亜鉛等が使用され、化学発泡
剤1重量部に対して、0.0003〜0.6重量部をV
型ブレンダー、リボンミキサー、ヘンシェルミキサー、
タンブラー等の混合機で20〜120℃、望ましくは3
0〜80℃で混合処理することにより化学発泡剤とされ
る。
【0011】本発明において使用されるオルガノポリシ
ロキサンオイルとはオイル状のオルガノポリシロキサン
であれば特に限定されず、一般式
【化2】 (式中、Rは互いに独立して1価の炭化水素基を表し、
そしてmは2〜500、nは0〜25、かつn/m≦
0.05の範囲の整数を表す)で表されるものである。
基Rの例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、オクチル基、デシル基等であり、これらは同
一分子内で同じであっても、異なっていてもよい。最も
望ましい例は、全部の基Rがメチル基であるジメチルポ
リシロキサンであり、その理由は密度が最も低く、これ
を冷却媒体とした場合、発泡体層の偏心率が小さいから
である。オルガノポリシロキサン分子中にフェニル基が
存在すると耐熱性、低蒸気圧等の利点があるが、密度が
やや上昇する。従って、オルガノポリシロキサンオイル
は用いられる樹脂組成物の発泡温度によって使いわける
ことが好ましい。本発明において、オルガノポリシロキ
サンオイルは単独で用いても、各種オルガノポリシロキ
サンオイルを組み合わせて用いてもよい。
【0012】ジオルガノポリシロキサンユニット数を表
すmは、2〜500であり、2未満であると蒸気圧が上
昇し、蒸発による損失と、作業環境が悪化するので望ま
しくなく、500を越えると粘度が高くなりすぎ、取扱
い性がよくなく、発泡体層表面からの除去に手間がかか
り望ましくない。フェニルシロキサンユニット数を表す
nは、0〜25であり、25を越えると、密度が上昇
し、発泡体層の偏心率が大きくなり望ましくない。さら
に、n/mの比率は0.05以下であり、0.05を越
えると、密度が上昇し、発泡体層の偏心率が大きくなり
望ましくない。
【0013】本発明において、発泡可能な熱可塑性樹脂
組成物を導体心線上に発泡体として押出被覆させた後、
該発泡体被覆導体心線、特にその発泡体表面は冷却媒体
であるオルガノポリシロキサンオイル中に浸漬させるこ
とにより徐々に冷却される。この徐冷操作は、通常、約
100℃から約20℃までの温度に段階的に温度が低下
するように設定されたオルガノポリシロキサンオイル中
を順次通過させることにより行われるが、段階的でなく
連続的に温度が低下する冷却媒体中を通過させてもよい
ことはいうまでもない。本発明の好ましい態様におい
て、上記徐冷操作は、100〜20℃のオルガノポリシ
ロキサンオイル中で発泡体被覆導体心線を移動させるこ
とにより行われる。また、室温付近までオルガノポリシ
ロキサンオイル中で冷却した後は、風乾により冷却を行
ってもよい。
【0014】本発明において、発泡体被覆電線を製造す
る装置は、公知のものでよく、その一つの例を図1に示
す。押出機3内を通って巻き取られる導体心線1上に、
該押出機3から熱可塑性樹脂を発泡体2として押出被覆
した後、この発泡体被覆導体心線はオルガノポリシロキ
サンオイル5が満たされた冷却槽4に送られる。該冷却
槽4中のオルガノポリシロキサンオイル5は上流(押出
機側)から下流に向けて6つの冷却帯域S1 〜S6 (第
一セクション〜第六セクション)に仕切り6により分割
されており、第一セクションから第六セクションに向け
て段階的に温度が低下するように設定されており、発泡
体被覆導体心線は冷却帯域S1 〜S6 を順に通ることに
より徐冷される。
【0015】
【実施例】以下実施例を示し、本発明の効果を実証する
が、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0016】実施例1 メルトインデックス2.0g/10分、密度0.917
g/ml、スウェリング比60%の高圧法低密度ポリエ
チレン100重量部に対して、メルトインデックス3.
0g/10分、密度0.960g/ml、スウェリング
比45%、融点135℃の高密度ポリエチレン30重量
部、酸化防止剤ブチル化ヒドロキシトルエン0.2重量
部を配合し、バンバリミキサーで10分間140℃で混
練して融点124℃の混練物を得た。この混練物100
重量部に、p,p′−オキシビスベンゼンスルホニルヒ
ドラジド1.3重量部を添加し、127℃でバンバリミ
キサーを使って10分間混練し、予備発泡度4%のシー
トをつくり、シートカッターで切断し、厚さ3mm、長
さ5mm、幅4mmのペレットを得た。
【0017】次いで、50mmφの押出機(L/D=2
4)に前記ペレットを供給し、供給領域のシリンダー温
度を130℃、圧縮領域のシリンダー温度を140℃、
計量領域のシリンダー温度を147℃とし、50℃に予
熱した1.8mmφの銅心線上に線巻取り速度20m/
分で押出被覆し、冷却媒体であるジメチルポリシロキサ
ン(m=35,n=0,Rは全部メチル基,密度は90
℃にて0.91g/cm3 ,80℃にて0.92g/c
3 ,70℃にて0.928g/cm3 ,60℃にて
0.933g/cm3 ,50℃にて0.94g/c
3 ,40℃にて0.95g/cm3 ,30℃にて0.
96g/cm3 ,20℃にて0.97g/cm3 )を入
れた冷却槽(第一セクションは長さ3m、冷却媒体温度
90℃、第二セクションは長さ5m、冷却媒体温度75
℃、第三セクションは長さ5m、冷却媒体温度60℃、
第四セクションは長さ5m、冷却媒体温度40℃、第五
セクションは長さ5m、冷却媒体温度23℃、第六セク
ションは長さ2m、冷却媒体温度23℃でモニター設置
部分である)を順次通過させ、外径φ7.3mmの高発
泡ポリエチレン被覆同軸ケーブルコアを得た。
【0018】得られた発泡体は、発泡度71.0%、気
泡径100〜150μを有し、長さ20mmの同軸ケー
ブルコアの円柱状の試験片を10mm/分の速度で径方
向に圧縮し、圧縮量(歪)と力から算出したヤング率を
もって圧縮強さ測定したところ0.87kg/mm2
あった。この同軸ケーブルの発泡体層は、導体心線に対
して同心円状になっており、インピーダンスが75Ω、
静電容量が50〜51nF/km、減衰率が220MH
zで57dB/km、770MHzで115dB/k
m、1300MHzで150dB/kmで良好であっ
た。
【0019】実施例2 実施例1において使用したジメチルポリシロキサンに代
えて、ジメチルフェニルポリシロキサン(m=490,
n=23,n/m=0.047,Rは全部メチル基,密
度は90℃にて0.965g/cm3 ,80℃にて0.
956g/cm3 ,70℃にて0.96g/cm3 ,6
0℃にて0.968g/cm3 ,50℃にて0.971
g/cm3 ,40℃にて0.987g/cm3 ,30℃
にて0.996g/cm3 ,20℃にて1.02g/c
3 )を使用した以外は、同様な実験を行った。
【0020】実施例1で得られた被覆電線に比べ偏心率
はやや大きかったが、インピーダンスが74Ω、静電容
量が51〜52nF/km、減衰率が220MHzで5
6dB/km、770MHzで113dB/km、13
00MHzで147dB/kmであり、十分実用性があ
るものだった。
【0021】比較例 実施例1の冷却媒体であるジメチルポリシロキサンに代
えて、温水を冷却媒体として用いた以外は、同様な実験
を行った。実施例1で得られた被覆電線に比べ偏心率が
非常に大きくなり、インピーダンスが72Ω、静電容量
が53〜54nF/km、減衰率が220MHzで59
dB/km、770MHzで121dB/km、130
0MHzで168dB/kmであり、実施例1より同軸
ケーブルの特性は悪くなった。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の高
発泡体被覆電線の製造方法は、冷却媒体として従来の水
に代えて、オルガノポリシロキサンオイルを用いたこと
により、導体心線の周囲に高発泡体が偏心を起すことな
く同心円状に被覆されることを可能にし、そしてオルガ
ノポリシロキサンオイルの有する撥水性により、高発泡
体中への水の侵入を阻止するものである。また、100
〜20℃のオルガノポリシロキサンオイル中で冷却を行
うことにより、より高品質の高発泡体被覆電線を得るこ
とができる。従って、本発明は、非常に高品質の高発泡
体被覆電線の製造方法を提供し、従来品より高い性能を
有する高周波信号用の同軸ケーブル等の提供を可能とす
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高発泡体被覆電線を製造するための装
置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 導体心線 2 発泡体 3 押出機 4 冷却槽 5 オルガノポリシロキサンオイル 6 仕切り S1 〜S6 冷却帯域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01B 11/18 H01B 11/18 D (56)参考文献 特開 平7−235223(JP,A) 特開 平4−174914(JP,A) 特開 平3−127413(JP,A) 特開 昭50−145882(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 13/14 H01B 3/46 H01B 7/02 H01B 11/18 B29C 47/02 B29C 71/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡可能な熱可塑性樹脂組成物を押出機
    から導体心線上に発泡体として被覆させた後、この発泡
    体被覆導体心線をオルガノポリシロキサンオイル中に浸
    漬して徐冷することを特徴とする高発泡体被覆電線の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 徐冷が100〜20℃のオルガノポリシ
    ロキサンオイル中で発泡体被覆導体心線を移動させるこ
    とにより行われる請求項1記載の高発泡体被覆電線の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂が、高圧法低密度ポリエチ
    レン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリ
    プロピレン、密度0.910g/ml以上の直鎖状エチ
    レン−α−オレフィン共重合体、密度0.910g/m
    l以下の直鎖状超低密度エチレン−α−オレフィン共重
    合体およびフッ素系樹脂からなる群から選択される少な
    くとも1種である請求項1または2記載の高発泡体被覆
    電線の製造方法。
  4. 【請求項4】 オルガノポリシロキサンオイルが一般
    式: 【化1】 (式中、Rは互いに独立して1価の炭化水素基を表し、
    そしてmは2〜500、nは0〜25、かつn/m≦
    0.05の範囲の整数を表す)で表される化合物である
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の高発泡体被覆
    電線の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の方法で製造された高発泡体被覆電線。
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