JP3487986B2 - 格子体 - Google Patents
格子体Info
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- JP3487986B2 JP3487986B2 JP27350195A JP27350195A JP3487986B2 JP 3487986 B2 JP3487986 B2 JP 3487986B2 JP 27350195 A JP27350195 A JP 27350195A JP 27350195 A JP27350195 A JP 27350195A JP 3487986 B2 JP3487986 B2 JP 3487986B2
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- Gates (AREA)
- Fencing (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、門扉、フェンス等
の建造物に使用されるクロス型の格子体に関するもので
ある。
の建造物に使用されるクロス型の格子体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】門扉等の建造物に使用される格子体に
は、従来、実公平3−21426号公報に開示されるよ
うに、上下左右の格子枠材により四辺形状の格子枠を構
成し、この格子枠内に、夫々複数本の格子桟を平行に配
置してなる第1格子ユニットと第2格子ユニットとを、
その両格子桟が互いに交差するように前後に重ねて配置
したものがある。
は、従来、実公平3−21426号公報に開示されるよ
うに、上下左右の格子枠材により四辺形状の格子枠を構
成し、この格子枠内に、夫々複数本の格子桟を平行に配
置してなる第1格子ユニットと第2格子ユニットとを、
その両格子桟が互いに交差するように前後に重ねて配置
したものがある。
【0003】各格子ユニットは、上下左右に配置された
桟支持枠材に切り欠き部を形成し、この各切り欠き部に
各格子桟の端部を係合させると共に、格子桟と桟支持枠
材とをネジ等の固定具で固定している。そして、この格
子ユニットの各桟支持枠材を格子枠の各格子枠材内に嵌
合させて、格子枠材により各格子桟の端部の固定具を覆
うようにしている。
桟支持枠材に切り欠き部を形成し、この各切り欠き部に
各格子桟の端部を係合させると共に、格子桟と桟支持枠
材とをネジ等の固定具で固定している。そして、この格
子ユニットの各桟支持枠材を格子枠の各格子枠材内に嵌
合させて、格子枠材により各格子桟の端部の固定具を覆
うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の格子体では、桟
支持枠材の切り欠き部に格子桟の端部が係合しているた
め、各桟支持枠材に格子桟と同一形状の切り欠き部を形
成しなければならず、その加工が面倒となる欠点があ
る。また各格子桟の端部を桟支持枠部の切り欠き部に係
合させた状態で、その各格子桟の端部をネジ等の固定具
で桟支持枠材に固定しているため、多数の固定具が必要
であると共に、その固定作業が非常に煩わしく、作業能
率が低下する問題がある。
支持枠材の切り欠き部に格子桟の端部が係合しているた
め、各桟支持枠材に格子桟と同一形状の切り欠き部を形
成しなければならず、その加工が面倒となる欠点があ
る。また各格子桟の端部を桟支持枠部の切り欠き部に係
合させた状態で、その各格子桟の端部をネジ等の固定具
で桟支持枠材に固定しているため、多数の固定具が必要
であると共に、その固定作業が非常に煩わしく、作業能
率が低下する問題がある。
【0005】しかも、各桟支持枠材に格子桟と同一形状
の切り欠き部が多数あり、それ自体での強度の確保が困
難である上に、この各桟支持枠材には各格子桟の端部を
固定する固定具があるため、各格子ユニットの桟支持枠
材を格子枠の格子枠材に嵌合させて、この格子枠材によ
り強度を確保すると同時に、固定具を覆い隠す必要があ
る。従って、十分な強度を維持し、且つ外観を良くする
ためには、格子枠材の形状、構造が制約される等、格子
枠材、その他の材料費が嵩んで製作コストが高くなる欠
点がある。
の切り欠き部が多数あり、それ自体での強度の確保が困
難である上に、この各桟支持枠材には各格子桟の端部を
固定する固定具があるため、各格子ユニットの桟支持枠
材を格子枠の格子枠材に嵌合させて、この格子枠材によ
り強度を確保すると同時に、固定具を覆い隠す必要があ
る。従って、十分な強度を維持し、且つ外観を良くする
ためには、格子枠材の形状、構造が制約される等、格子
枠材、その他の材料費が嵩んで製作コストが高くなる欠
点がある。
【0006】本発明は、かかる従来の課題に鑑み、各格
子ユニットの格子桟の端部側の支持構造が簡単であり、
各格子ユニットの組み立てが容易で安価に製造でき、し
かも各格子ユニット及び格子体全体の剛性を十分に確保
しつつ、外観上の体裁を良好にでき、更には各格子ユニ
ットを格子枠に容易に組み込むことができる格子体を提
供することを目的とする。
子ユニットの格子桟の端部側の支持構造が簡単であり、
各格子ユニットの組み立てが容易で安価に製造でき、し
かも各格子ユニット及び格子体全体の剛性を十分に確保
しつつ、外観上の体裁を良好にでき、更には各格子ユニ
ットを格子枠に容易に組み込むことができる格子体を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下左右の格
子枠材2 〜5 により格子枠1 を構成し、この格子枠1内
に、夫々複数本の格子桟6,7 を平行に配置してなる第1
格子ユニット8 と第2格子ユニット9 とを、その格子桟
6,7 が互いに交差するように前後に重ね合わせて配置し
た格子体において、格子枠1 の相対向する一対の格子枠
材2,3 の内側にその長手方向に嵌合溝22,23 を形成する
と共に、該嵌合溝22,23 の幅方向の略中央に、その両側
に各格子ユニット8,9 の突条体10,11 、12,13 が夫々嵌
合するように中間リブ30,31 を設け、各突条体10,11 、
12,13 に、頭部32と、該頭部32の幅方向の両端から内側
に屈曲し且つ高さ方向に延びる一対のくびれ部33とを設
け、各突条体10,11 、12,13 の頭部32からくびれ部33に
跨って、筒状の格子桟6,7の前記長手方向の一対の側壁
部20,21 が嵌合する一対の係合溝39, 40を形成し、その
格子桟6,7 の前後壁部18,19 の端部をくびれ部33側にカ
シメたものである。また本発明は、上下左右の格子枠材
2 〜5 により格子枠1 を構成し、この格子枠1 内に、夫
々複数本の格子桟6,7 を平行に配置してなる第1格子ユ
ニット8 と第2格子ユニット9 とを、その格子桟6,7 が
互いに交差するように前後に重ね合わせて配置した格子
体において、格子枠1 の相対向する一対の格子枠材2,3
の内側に、第1格子ユニット8 の突条体10,12 を長手方
向に沿って一体に形成すると共に、該第1格子ユニット
8 の突条体10,12 に、頭部32と、該頭部32の幅方向の両
端から内側に屈曲し且つ高さ方向に延びる一対のくびれ
部33とを設け、前記格子枠材2,3 の内側に、第2格子ユ
ニット9 の突条体11,13 が嵌合し且つ開放端側の前後に
相対向して突起48が形成された嵌合溝22,23 を、第1格
子ユニット8 の突条体10,12 の基部側に近接して前記長
手方向に形成すると共に、第2格子ユニット9 の突条体
11,13 に、頭部32と、該頭部32の幅方向の両端から内側
に屈曲し且つ高さ方向に延びる一対のくびれ部33と、前
記突起48が係合する係合凹部37とを形成し、各突条体1
0,11 、12,13 の頭部32からくびれ部33に跨って、筒状
の格子桟6,7 の前記長手方向の一対の側壁部20,21 が嵌
合する一対の係合溝39,40 を形成し、その格子桟6,7 の
前後壁部18,19 の端部をくびれ部33側にカシメたもので
ある。
子枠材2 〜5 により格子枠1 を構成し、この格子枠1内
に、夫々複数本の格子桟6,7 を平行に配置してなる第1
格子ユニット8 と第2格子ユニット9 とを、その格子桟
6,7 が互いに交差するように前後に重ね合わせて配置し
た格子体において、格子枠1 の相対向する一対の格子枠
材2,3 の内側にその長手方向に嵌合溝22,23 を形成する
と共に、該嵌合溝22,23 の幅方向の略中央に、その両側
に各格子ユニット8,9 の突条体10,11 、12,13 が夫々嵌
合するように中間リブ30,31 を設け、各突条体10,11 、
12,13 に、頭部32と、該頭部32の幅方向の両端から内側
に屈曲し且つ高さ方向に延びる一対のくびれ部33とを設
け、各突条体10,11 、12,13 の頭部32からくびれ部33に
跨って、筒状の格子桟6,7の前記長手方向の一対の側壁
部20,21 が嵌合する一対の係合溝39, 40を形成し、その
格子桟6,7 の前後壁部18,19 の端部をくびれ部33側にカ
シメたものである。また本発明は、上下左右の格子枠材
2 〜5 により格子枠1 を構成し、この格子枠1 内に、夫
々複数本の格子桟6,7 を平行に配置してなる第1格子ユ
ニット8 と第2格子ユニット9 とを、その格子桟6,7 が
互いに交差するように前後に重ね合わせて配置した格子
体において、格子枠1 の相対向する一対の格子枠材2,3
の内側に、第1格子ユニット8 の突条体10,12 を長手方
向に沿って一体に形成すると共に、該第1格子ユニット
8 の突条体10,12 に、頭部32と、該頭部32の幅方向の両
端から内側に屈曲し且つ高さ方向に延びる一対のくびれ
部33とを設け、前記格子枠材2,3 の内側に、第2格子ユ
ニット9 の突条体11,13 が嵌合し且つ開放端側の前後に
相対向して突起48が形成された嵌合溝22,23 を、第1格
子ユニット8 の突条体10,12 の基部側に近接して前記長
手方向に形成すると共に、第2格子ユニット9 の突条体
11,13 に、頭部32と、該頭部32の幅方向の両端から内側
に屈曲し且つ高さ方向に延びる一対のくびれ部33と、前
記突起48が係合する係合凹部37とを形成し、各突条体1
0,11 、12,13 の頭部32からくびれ部33に跨って、筒状
の格子桟6,7 の前記長手方向の一対の側壁部20,21 が嵌
合する一対の係合溝39,40 を形成し、その格子桟6,7 の
前後壁部18,19 の端部をくびれ部33側にカシメたもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図8は本発明の第1の実
施形態を例示し、門扉用の格子体に採用したものであ
る。図1乃至図4において、1 は格子枠で、上下左右の
格子枠材2 〜5 により縦長の矩形状に構成されている。
格子枠1 内には、その各格子桟6,7 が互いに交差するよ
うに前後に重ねた状態で第1格子ユニット8 と第2格子
ユニット9 とが配置されている。
に基づいて説明する。図1乃至図8は本発明の第1の実
施形態を例示し、門扉用の格子体に採用したものであ
る。図1乃至図4において、1 は格子枠で、上下左右の
格子枠材2 〜5 により縦長の矩形状に構成されている。
格子枠1 内には、その各格子桟6,7 が互いに交差するよ
うに前後に重ねた状態で第1格子ユニット8 と第2格子
ユニット9 とが配置されている。
【0009】各格子ユニット8,9 は、左右方向に一定の
間隔をおいて斜め方向に配置された複数本の格子桟6,7
と 、この格子桟6,7 の上下両端側に左右方向に配置さ
れた突条体10,11 、12,13 と、格子桟6,7 の左右両端側
に上下方向に配置された縦連結材14,15 、16,17 とによ
り構成されている。格子桟6,7 は、図5、図7及び図8
に示すように、前後両側の前後壁部18,19と左右両側の
側壁部20,21 とを備え、左右の寸法が前後の寸法に比較
して大きくなった矩形筒状の筒材が使用されている。
間隔をおいて斜め方向に配置された複数本の格子桟6,7
と 、この格子桟6,7 の上下両端側に左右方向に配置さ
れた突条体10,11 、12,13 と、格子桟6,7 の左右両端側
に上下方向に配置された縦連結材14,15 、16,17 とによ
り構成されている。格子桟6,7 は、図5、図7及び図8
に示すように、前後両側の前後壁部18,19と左右両側の
側壁部20,21 とを備え、左右の寸法が前後の寸法に比較
して大きくなった矩形筒状の筒材が使用されている。
【0010】上下及び左右の各格子枠材2 〜5 は角筒状
であって、その上下の格子枠材2,3には格子ユニット8,9
に対応する内側に嵌合溝22,23 が、また左右の格子枠
材4,5 には格子ユニット8,9 に対応する内側の前後両端
に保護リブ24,25 が夫々長手方向の全長にわたって形成
されている。そして、上下の格子枠材2,3 の両端は左右
の格子枠材4,5 の上下両端部で前後両側の保護リブ24,2
5 間に直角方向から嵌合されており、左右の格子枠材4,
5 内に当てられた補強裏板26と、この補強裏板26側から
挿入し螺合されたネジ27とによって、左右の格子枠材4,
5 の上下両端に着脱自在に固定されている。
であって、その上下の格子枠材2,3には格子ユニット8,9
に対応する内側に嵌合溝22,23 が、また左右の格子枠
材4,5 には格子ユニット8,9 に対応する内側の前後両端
に保護リブ24,25 が夫々長手方向の全長にわたって形成
されている。そして、上下の格子枠材2,3 の両端は左右
の格子枠材4,5 の上下両端部で前後両側の保護リブ24,2
5 間に直角方向から嵌合されており、左右の格子枠材4,
5 内に当てられた補強裏板26と、この補強裏板26側から
挿入し螺合されたネジ27とによって、左右の格子枠材4,
5 の上下両端に着脱自在に固定されている。
【0011】なお、左右の格子枠材4,5 の上端には、キ
ャップ28がネジ29により着脱自在に固定されている。上
下の格子枠材2,3 の嵌合溝22,23 には、図5及び図6に
示すように、幅方向の中央に中間リブ30,31 が形成さ
れ、この中間リブ30,31 の両側で嵌合溝22,23内に各格
子ユニット8,9 の上下の突条体10,11 、12,13 が夫々嵌
脱自在に嵌合されている。
ャップ28がネジ29により着脱自在に固定されている。上
下の格子枠材2,3 の嵌合溝22,23 には、図5及び図6に
示すように、幅方向の中央に中間リブ30,31 が形成さ
れ、この中間リブ30,31 の両側で嵌合溝22,23内に各格
子ユニット8,9 の上下の突条体10,11 、12,13 が夫々嵌
脱自在に嵌合されている。
【0012】各突条体10,11 、12,13 には押し出し型材
等が用いられており、この各突条体10,11 、12,13 は、
図6に示すように、頭部32と、この頭部32の幅方向の両
端から内側に屈曲し且つ高さ方向に延びる一対のくびれ
部33と、各くびれ部33の端部から幅方向の外側に直角に
張り出す張り出し部34と、各張り出し部34の中間から高
さ方向に突出する脚部35とを備えた断面形状であって、
各脚部35には先端側に外側に突出する係合突部36が、こ
の係合突部36と張り出し部34との間に係合凹部37が夫々
形成されている。
等が用いられており、この各突条体10,11 、12,13 は、
図6に示すように、頭部32と、この頭部32の幅方向の両
端から内側に屈曲し且つ高さ方向に延びる一対のくびれ
部33と、各くびれ部33の端部から幅方向の外側に直角に
張り出す張り出し部34と、各張り出し部34の中間から高
さ方向に突出する脚部35とを備えた断面形状であって、
各脚部35には先端側に外側に突出する係合突部36が、こ
の係合突部36と張り出し部34との間に係合凹部37が夫々
形成されている。
【0013】各突条体10,11 、12,13 は、図5及び図6
に示す如く、その脚部35が嵌合溝22,23 の底壁部に当接
し、各突条体10,11 、12,13 の隣合う張り出し部34の先
端部同士が当接し、反対側の張り出し部34の先端が嵌合
溝22,23 に形成された段部38に当接するように、各格子
枠材2 〜5 の嵌合溝22,23 内に嵌脱自在に嵌合されてい
る。
に示す如く、その脚部35が嵌合溝22,23 の底壁部に当接
し、各突条体10,11 、12,13 の隣合う張り出し部34の先
端部同士が当接し、反対側の張り出し部34の先端が嵌合
溝22,23 に形成された段部38に当接するように、各格子
枠材2 〜5 の嵌合溝22,23 内に嵌脱自在に嵌合されてい
る。
【0014】各突条体10,11 、12,13 には、図7及び図
8に示す如く、各格子ユニット8,9の格子桟6,7 の端部
に夫々対応する位置に、各格子桟6,7 の前記長手方向の
一対の側壁部20,21 を嵌合させる一対の係合溝39,40 が
各格子桟6,7 の傾斜角度に合わせて斜め方向に形成さ
れ、この各一対の係合溝39,40 間が、各格子桟6,7 の端
部に嵌入し係合する係合部41,42 となっている。
8に示す如く、各格子ユニット8,9の格子桟6,7 の端部
に夫々対応する位置に、各格子桟6,7 の前記長手方向の
一対の側壁部20,21 を嵌合させる一対の係合溝39,40 が
各格子桟6,7 の傾斜角度に合わせて斜め方向に形成さ
れ、この各一対の係合溝39,40 間が、各格子桟6,7 の端
部に嵌入し係合する係合部41,42 となっている。
【0015】即ち、第1格子ユニット8 に対応する突条
体10,12 の係合溝39は右上がりとなり、第2格子ユニッ
ト9 に対応する突条体11,13 の係合溝40は左上がりとな
るように、各突条体10,11 、12,13 の頭部32側から張り
出し部34の手前側のくびれ部33に跨がって夫々形成され
ている。また各突条体10,11 、12,13 の一対の係合溝3
9,40 間が係合部41,42 となっており、その係合部41,42
が各格子桟6,7 の端部の前後壁部18,19 間に嵌入し係
合されている。
体10,12 の係合溝39は右上がりとなり、第2格子ユニッ
ト9 に対応する突条体11,13 の係合溝40は左上がりとな
るように、各突条体10,11 、12,13 の頭部32側から張り
出し部34の手前側のくびれ部33に跨がって夫々形成され
ている。また各突条体10,11 、12,13 の一対の係合溝3
9,40 間が係合部41,42 となっており、その係合部41,42
が各格子桟6,7 の端部の前後壁部18,19 間に嵌入し係
合されている。
【0016】格子桟6,7 の両端部には、図5に示すよう
に、係合部41,42 を係合させた状態で前後壁部18,19 の
端部を突条体10,11 、12,13 のくびれ部33側にカシメて
屈曲状に形成されている。各格子ユニット8,9 の左右両
端には、その両端側に延びる格子桟6,7 の端部間を上下
に連結する縦連結材14,15 、16,17 が設けられ、その各
縦連結材14,15 、16,17 は左右の格子枠材4,5 の前後両
端の一対の保護リブ24,25 間に着脱自在に介在されてい
る。各縦連結材14,15 、16,17 は、図4に示すように、
格子桟6,7の端部に当接する端面当接部43と側面当接部4
4が断面L字状に形成されると共に、その側面当接部44
の両端から保護リブ24,25 側に突出する一対の間隔保持
部45が一体に形成されている。そして、この縦連結材1
4,15 、16,17 の側面当接部44に各格子桟6,7 が側面か
らリベット46,47 により固定されている。
に、係合部41,42 を係合させた状態で前後壁部18,19 の
端部を突条体10,11 、12,13 のくびれ部33側にカシメて
屈曲状に形成されている。各格子ユニット8,9 の左右両
端には、その両端側に延びる格子桟6,7 の端部間を上下
に連結する縦連結材14,15 、16,17 が設けられ、その各
縦連結材14,15 、16,17 は左右の格子枠材4,5 の前後両
端の一対の保護リブ24,25 間に着脱自在に介在されてい
る。各縦連結材14,15 、16,17 は、図4に示すように、
格子桟6,7の端部に当接する端面当接部43と側面当接部4
4が断面L字状に形成されると共に、その側面当接部44
の両端から保護リブ24,25 側に突出する一対の間隔保持
部45が一体に形成されている。そして、この縦連結材1
4,15 、16,17 の側面当接部44に各格子桟6,7 が側面か
らリベット46,47 により固定されている。
【0017】この格子体を製作する場合には、先ず各格
子ユニット8,9 を個別に組み立て、その後に各格子桟6,
7 が互いに交差するように、両格子ユニット8,9 を前後
に重ね合わせて格子枠1 内に組み込む。格子ユニット8,
9 の組み立て時には、複数本の格子桟6,7 を斜め方向に
平行に配置し、その上下両側に突条体10,11 、12,13
を、左右両側に縦連結材14,15 、16,17 を夫々取り付け
て、第1格子ユニット8 と第2格子ユニット9 とを形成
する。
子ユニット8,9 を個別に組み立て、その後に各格子桟6,
7 が互いに交差するように、両格子ユニット8,9 を前後
に重ね合わせて格子枠1 内に組み込む。格子ユニット8,
9 の組み立て時には、複数本の格子桟6,7 を斜め方向に
平行に配置し、その上下両側に突条体10,11 、12,13
を、左右両側に縦連結材14,15 、16,17 を夫々取り付け
て、第1格子ユニット8 と第2格子ユニット9 とを形成
する。
【0018】この場合、格子ユニット8,9 の上下の突条
体10,11 、12,13 には、各格子桟6,7 の上下両端に対応
する位置に夫々一対の係合溝39,40 が形成されているの
で、各格子桟6,7 の端部の側壁部20,21 及び前後壁部1
8,19 間に突条体10,11 、12,13 の係合部41,42 が対応
するように、格子桟6,7 の一対の側壁部20,21 を突条体
10,11 、12,13 の一対の係合溝39,40 に合わせた後、格
子桟6,7 を係合溝39,40の傾斜に沿って突条体10,11 、1
2,13 側に押す。
体10,11 、12,13 には、各格子桟6,7 の上下両端に対応
する位置に夫々一対の係合溝39,40 が形成されているの
で、各格子桟6,7 の端部の側壁部20,21 及び前後壁部1
8,19 間に突条体10,11 、12,13 の係合部41,42 が対応
するように、格子桟6,7 の一対の側壁部20,21 を突条体
10,11 、12,13 の一対の係合溝39,40 に合わせた後、格
子桟6,7 を係合溝39,40の傾斜に沿って突条体10,11 、1
2,13 側に押す。
【0019】すると格子桟6,7 の一対の側壁部20,21 が
突条体10,11 、12,13 の一対の嵌合溝22,23 に嵌入する
と共に、突条体10,11 、12,13 の係合部41,42 が格子桟
6,7の端部、即ち、一対の側壁部20,21 と前後壁部18,19
間に相対的に嵌合する。そして、次に格子桟6,7 の前
後壁部18,19 の先端側を突条体10,11 、12,13 のくびれ
部33側にカシメれば、格子桟6,7 を突条体10,11 、12,1
3 に結合できる。
突条体10,11 、12,13 の一対の嵌合溝22,23 に嵌入する
と共に、突条体10,11 、12,13 の係合部41,42 が格子桟
6,7の端部、即ち、一対の側壁部20,21 と前後壁部18,19
間に相対的に嵌合する。そして、次に格子桟6,7 の前
後壁部18,19 の先端側を突条体10,11 、12,13 のくびれ
部33側にカシメれば、格子桟6,7 を突条体10,11 、12,1
3 に結合できる。
【0020】第1格子ユニット8 及び第2格子ユニット
9 を形成できれば、次に両格子ユニット8,9 とを、その
格子桟6,7 が互いに交差するように前後に重ね合わせた
後、この両格子ユニット8,9 の左右両側の縦連結材14,1
5 、16,17 を左右の格子枠材2 〜5 の保護リブ24,25 間
に嵌合させると共に、両格子ユニット8,9 の上下両側の
突条体10,11 、12,13 を上下の格子枠材2 〜5 の嵌合溝
22,23 に嵌合させる。そして、最後に左右の格子枠材4,
5 の上下両端部を補強裏板26、ネジにより上下の格子枠
材2,3 の両端に止着して格子枠1 を完成させれば、格子
体の組み立てが完了する。
9 を形成できれば、次に両格子ユニット8,9 とを、その
格子桟6,7 が互いに交差するように前後に重ね合わせた
後、この両格子ユニット8,9 の左右両側の縦連結材14,1
5 、16,17 を左右の格子枠材2 〜5 の保護リブ24,25 間
に嵌合させると共に、両格子ユニット8,9 の上下両側の
突条体10,11 、12,13 を上下の格子枠材2 〜5 の嵌合溝
22,23 に嵌合させる。そして、最後に左右の格子枠材4,
5 の上下両端部を補強裏板26、ネジにより上下の格子枠
材2,3 の両端に止着して格子枠1 を完成させれば、格子
体の組み立てが完了する。
【0021】この組み立て状態では、各格子桟6,7 の上
下両端部の各側壁部20,21 が突条体10,11 、12,13 の一
対の係合溝39,40 に夫々嵌合し、その各係合溝39,40 間
の係合部41,42 が各格子桟6,7 の端部内に係合している
ので、突条体10,11 、12,13を介して各格子桟6,7 を上
下の各格子枠材2,3 に確実に固定できる。特に、格子桟
6,7 の前処理等を必要とせず、突条体10,11 、12,13 に
各格子桟6,7 に対応して一対の係合溝39,40 を形成し、
その係合溝39,40 間の係合部41,42 を格子桟6,7 の端部
に係合させれば良いので、格子桟6,7 の固定部分の構造
を非常に簡素化できる。
下両端部の各側壁部20,21 が突条体10,11 、12,13 の一
対の係合溝39,40 に夫々嵌合し、その各係合溝39,40 間
の係合部41,42 が各格子桟6,7 の端部内に係合している
ので、突条体10,11 、12,13を介して各格子桟6,7 を上
下の各格子枠材2,3 に確実に固定できる。特に、格子桟
6,7 の前処理等を必要とせず、突条体10,11 、12,13 に
各格子桟6,7 に対応して一対の係合溝39,40 を形成し、
その係合溝39,40 間の係合部41,42 を格子桟6,7 の端部
に係合させれば良いので、格子桟6,7 の固定部分の構造
を非常に簡素化できる。
【0022】従って、格子ユニット8,9 の組み立て作業
が簡単且つ容易であり、作業能率が向上すると共に、製
作コストを大幅に削減でき、安価に製作できる。また突
条体10,11 、12,13 には格子桟6,7 の端部の一対の側壁
部20,21 に対応する係合溝39,40 を形成すれば良いの
で、格子桟6,7 の幅分の切り欠き部を形成する必要があ
る従来に比較して、突条体10,11 、12,13 の強度も十分
確保でき、格子体全体の剛性を容易に確保し維持でき
る。
が簡単且つ容易であり、作業能率が向上すると共に、製
作コストを大幅に削減でき、安価に製作できる。また突
条体10,11 、12,13 には格子桟6,7 の端部の一対の側壁
部20,21 に対応する係合溝39,40 を形成すれば良いの
で、格子桟6,7 の幅分の切り欠き部を形成する必要があ
る従来に比較して、突条体10,11 、12,13 の強度も十分
確保でき、格子体全体の剛性を容易に確保し維持でき
る。
【0023】更に、格子桟6,7 の端部の一対の側壁部2
0,21 を係合溝39,40 に嵌合させて、この一対の係合溝3
9,40 間の係合部41,42 を格子桟6,7 の端部に係合させ
ているので、格子桟6,7 の突条体10,11 、12,13 に対す
る固定部分の仕上がり状態が良く、外観上の体裁が非常
に良好である。従って、突条体10,11 、12,13 を上下の
格子枠材2,3 の嵌合溝22,23 に嵌合させる程度で良く、
格子枠材2,3 で突条体10,11 、12,13 を覆い隠す必要が
ないので、格子枠材2,3 の形状、構造上の制約が少なく
なり、格子枠材2,3 の材料費を安くできる等、前述の構
造の簡素化と相俟って製作コストを大幅に削減できる。
0,21 を係合溝39,40 に嵌合させて、この一対の係合溝3
9,40 間の係合部41,42 を格子桟6,7 の端部に係合させ
ているので、格子桟6,7 の突条体10,11 、12,13 に対す
る固定部分の仕上がり状態が良く、外観上の体裁が非常
に良好である。従って、突条体10,11 、12,13 を上下の
格子枠材2,3 の嵌合溝22,23 に嵌合させる程度で良く、
格子枠材2,3 で突条体10,11 、12,13 を覆い隠す必要が
ないので、格子枠材2,3 の形状、構造上の制約が少なく
なり、格子枠材2,3 の材料費を安くできる等、前述の構
造の簡素化と相俟って製作コストを大幅に削減できる。
【0024】しかも、格子桟6,7 の端部はその前後壁部
18,19 をカシメて、突条体10,11 、12,13 の係合部41,4
2 に固定しているため、ネジ等で個々に固定しない構造
であるにも拘わらず、格子桟6,7 を突条体10,11 、12,1
3 に確実に固定でき、格子桟6,7 のガタツキ等を容易に
防止できる。
18,19 をカシメて、突条体10,11 、12,13 の係合部41,4
2 に固定しているため、ネジ等で個々に固定しない構造
であるにも拘わらず、格子桟6,7 を突条体10,11 、12,1
3 に確実に固定でき、格子桟6,7 のガタツキ等を容易に
防止できる。
【0025】また第1格子ユニット8 と第2格子ユニッ
ト9 とを前後に重ね合わせて格子枠1 内に配置するクロ
ス型の格子体において、格子桟6,7 の端部を突条体10,1
1 、12,13 の係合溝39,40 に嵌入させて、両格子ユニッ
ト8,9 の格子桟6,7 と突条体10,11 、12,13 とを結合す
る構造を採ってるにも拘わらず、各突条体10,11 、12,1
3 を上下の格子枠材2,3 から分離した別体構造とし、各
格子ユニット8,9 の組み立て後に、その各突条体10,11
、12,13 を格子枠材2,3 の嵌合溝22,23 に嵌合させて
いるため、各格子ユニット8,9 を格子枠1 内に容易に組
み込むことができる。
ト9 とを前後に重ね合わせて格子枠1 内に配置するクロ
ス型の格子体において、格子桟6,7 の端部を突条体10,1
1 、12,13 の係合溝39,40 に嵌入させて、両格子ユニッ
ト8,9 の格子桟6,7 と突条体10,11 、12,13 とを結合す
る構造を採ってるにも拘わらず、各突条体10,11 、12,1
3 を上下の格子枠材2,3 から分離した別体構造とし、各
格子ユニット8,9 の組み立て後に、その各突条体10,11
、12,13 を格子枠材2,3 の嵌合溝22,23 に嵌合させて
いるため、各格子ユニット8,9 を格子枠1 内に容易に組
み込むことができる。
【0026】嵌合溝22,23 には各格子ユニット8,9 の突
条体10,11 、12,13 が前後に並んで嵌合しているが、そ
の中央に中間リブ30,31 があり、この中間リブ30,31 の
両側で嵌合溝22,23 に各突条体10,11 、12,13 が嵌合
し、しかも両突条体10,11 、12,13 の対向する張り出し
部34同士が当接した状態で、その反対側の張り出し部34
が格子枠材2 〜5 の内端側の段部38に当接しているの
で、各突条体10,11 、12,13 を各嵌合溝22,23 内で格子
枠材2,3 に確実に固定でき、ガタツキ等を防止できる。
また段部38が格子枠材2 〜5 の内端側にあるため、突条
体10,11 、12,13 の弾性力によって格子枠材2 〜5 側が
変形する等の問題も防止できる。
条体10,11 、12,13 が前後に並んで嵌合しているが、そ
の中央に中間リブ30,31 があり、この中間リブ30,31 の
両側で嵌合溝22,23 に各突条体10,11 、12,13 が嵌合
し、しかも両突条体10,11 、12,13 の対向する張り出し
部34同士が当接した状態で、その反対側の張り出し部34
が格子枠材2 〜5 の内端側の段部38に当接しているの
で、各突条体10,11 、12,13 を各嵌合溝22,23 内で格子
枠材2,3 に確実に固定でき、ガタツキ等を防止できる。
また段部38が格子枠材2 〜5 の内端側にあるため、突条
体10,11 、12,13 の弾性力によって格子枠材2 〜5 側が
変形する等の問題も防止できる。
【0027】図9乃至図15は本発明の第2の実施形態
を例示し、フェンス用の格子体に採用したものである。
この格子体では、上下の格子枠材2,3 の内側に、第1格
子ユニット8 の突条体10,12 が格子枠材2,3 と一体に形
成されると共に、この突条体10,12 の基部側に近接して
嵌合溝22,23 が形成され、その嵌合溝22,23 に第2格子
ユニット9 の突条体11,13 が嵌合されている。
を例示し、フェンス用の格子体に採用したものである。
この格子体では、上下の格子枠材2,3 の内側に、第1格
子ユニット8 の突条体10,12 が格子枠材2,3 と一体に形
成されると共に、この突条体10,12 の基部側に近接して
嵌合溝22,23 が形成され、その嵌合溝22,23 に第2格子
ユニット9 の突条体11,13 が嵌合されている。
【0028】第2格子ユニット9 の突条体11,13 は、上
下の格子枠材2,3 から分離して別体になっており、嵌合
溝22,23 に長手方向に摺動自在に挿入されている。そし
て、この第2格子ユニット9 の突条体11,13 は、上下の
格子枠材2,3 の嵌合溝22,23に嵌合した状態では、嵌合
溝22,23 の開放端側に前後に相対向して形成された突起
48が突条体11,13 側の係合凹部37に係合して、内側に離
脱しないように係止されている。
下の格子枠材2,3 から分離して別体になっており、嵌合
溝22,23 に長手方向に摺動自在に挿入されている。そし
て、この第2格子ユニット9 の突条体11,13 は、上下の
格子枠材2,3 の嵌合溝22,23に嵌合した状態では、嵌合
溝22,23 の開放端側に前後に相対向して形成された突起
48が突条体11,13 側の係合凹部37に係合して、内側に離
脱しないように係止されている。
【0029】左右の格子枠材4,5 は前後一対の保護リブ
24,25 を一体に備えた略コ字状であって、上下の格子枠
材2,3 の両端部間に配置され、その格子枠材2,3 と一体
の突条体10,12 に両側から当接したネジ53により着脱自
在に固定されている。なお、ネジ53は、格子枠材4,5 と
一体の突条体10,12 側に対応して、両端側からその頭部
32と一対のくびれ部33との間に挿入し螺合されている。
24,25 を一体に備えた略コ字状であって、上下の格子枠
材2,3 の両端部間に配置され、その格子枠材2,3 と一体
の突条体10,12 に両側から当接したネジ53により着脱自
在に固定されている。なお、ネジ53は、格子枠材4,5 と
一体の突条体10,12 側に対応して、両端側からその頭部
32と一対のくびれ部33との間に挿入し螺合されている。
【0030】両格子ユニット8,9 の左右両端は、その両
者間に断面L字状の縦連結材49,50が介在され、この縦
連結材49,50 に各格子ユニット8,9 の各格子桟6,7 の端
部がリベット51,52 により交互に固定されている。な
お、各突条体10,11 、12,13 に対する格子桟6,7 の固定
構造は、第1の実施形態と同様である。
者間に断面L字状の縦連結材49,50が介在され、この縦
連結材49,50 に各格子ユニット8,9 の各格子桟6,7 の端
部がリベット51,52 により交互に固定されている。な
お、各突条体10,11 、12,13 に対する格子桟6,7 の固定
構造は、第1の実施形態と同様である。
【0031】この第2の実施形態でも、第1格子ユニッ
ト8 の突条体10,12 を上下の格子枠材2,3 に一体に形成
しているが、第2格子ユニット9 の突条体11,13 を上下
の格子枠材2,3 から分離して別体構造とし、この突条体
11,13 を上下の格子枠2,3 の嵌合溝22,23 に嵌合させて
いるので、格子枠1 内に両格子ユニット8,9 を容易に組
み込み得る等、第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができる。
ト8 の突条体10,12 を上下の格子枠材2,3 に一体に形成
しているが、第2格子ユニット9 の突条体11,13 を上下
の格子枠材2,3 から分離して別体構造とし、この突条体
11,13 を上下の格子枠2,3 の嵌合溝22,23 に嵌合させて
いるので、格子枠1 内に両格子ユニット8,9 を容易に組
み込み得る等、第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができる。
【0032】特に、第1格子ユニット8 の突条体10,12
を上下の格子枠材2,3 に一体に形成すると共に、各格子
枠材2,3 の嵌合溝22,23 に突起48を設け、この嵌合溝2
2,23に第2格子ユニット9 側の突条体11,13 を長手方向
に挿入して、突起48を突条体11,13 の係合凹部37に係合
させているため、格子体全体の剛性を上げることができ
る。従って、この格子体はフェンス用であって、左右方
向に長くなっているが、十分な強度を容易に確保できる
利点がある。
を上下の格子枠材2,3 に一体に形成すると共に、各格子
枠材2,3 の嵌合溝22,23 に突起48を設け、この嵌合溝2
2,23に第2格子ユニット9 側の突条体11,13 を長手方向
に挿入して、突起48を突条体11,13 の係合凹部37に係合
させているため、格子体全体の剛性を上げることができ
る。従って、この格子体はフェンス用であって、左右方
向に長くなっているが、十分な強度を容易に確保できる
利点がある。
【0033】なお、各実施形態では、格子桟6,7 の上下
方向の各端部を突条体10,11 、12,13 に固定し、左右の
各端部をリベットで縦連結材14,15 、16,17 等に固定す
る構造を例示しているが、格子桟6,7 の左右の各端部側
に突条体を設けても良いし、各格子ユニット8,9 の左右
に突条体を設け、上下に連結材を設けても良い。その
他、本発明は各実施形態に限定されるものではない。
方向の各端部を突条体10,11 、12,13 に固定し、左右の
各端部をリベットで縦連結材14,15 、16,17 等に固定す
る構造を例示しているが、格子桟6,7 の左右の各端部側
に突条体を設けても良いし、各格子ユニット8,9 の左右
に突条体を設け、上下に連結材を設けても良い。その
他、本発明は各実施形態に限定されるものではない。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、格子枠1 の相対向する
一対の格子枠材2,3 の内側にその長手方向に嵌合溝22,2
3 を形成すると共に、該嵌合溝22,23 の幅方向の略中央
に、その両側に各格子ユニット8,9 の突条体10,11 、1
2,13 が夫々嵌合するように中間リブ30,31 を設け、各
突条体10,11 、12,13 に、頭部32と、該頭部32の幅方向
の両端から内側に屈曲し且つ高さ方向に延びる一対のく
びれ部33とを設け、各突条体10,11 、12,13 の頭部32か
らくびれ部33に跨って、筒状の格子桟6,7 の前記長手方
向の一対の側壁部20,21 が嵌合する一対の係合溝39,40
を形成し、その格子桟6,7 の前後壁部18,19 の端部をく
びれ部33側にカシメているので、各格子ユニット8,9 の
格子桟6,7 の端部側の支持構造が簡単であり、各格子ユ
ニット8,9 の組み立てが容易で安価に製造でき、しかも
各格子ユニット8,9 及び格子体全体の剛性を十分に確保
しつつ、外観上の体裁を良好にでき、更に格子枠1 内に
両格子ユニット8,9 を前後に配置しているにも拘わら
ず、各格子ユニット8,9 を格子枠1 に容易に組み込むこ
とができるまた本発明によれば、格子枠1 の相対向する
一対の格子枠材2,3 の内側に、第1格子ユニット8 の突
条体10,12 を長手方向に沿って一体に形成すると共に、
該第1格子ユニット8 の突条体10,12 に、頭部32と、該
頭部32の幅方向の両端から内側に屈曲し且つ高さ方向に
延びる一対のくびれ部33とを設け、前記格子枠材2,3 の
内側に、第2格子ユニット9 の突条体11,13 が嵌合し且
つ開放端側の前後に相対向して突起48が形成された嵌合
溝22,23 を、第1格子ユニット8 の突条体10,12 の基部
側に近接して前記長手方向に形成すると共に、第2格子
ユニット9 の突条体11,13 に、頭部32と、該頭部32の幅
方向の両端から内側に屈曲し且つ高さ方向に延びる一対
のくびれ部33と、前記突起48が係合する係合凹部37とを
形成し、各突条体10,11 、12,13 の頭部32からくびれ部
33に跨って、筒状の格子桟6,7の前記長手方向の一対の
側壁部20,21 が嵌合する一対の係合溝39,40 を形成し、
その格子桟6,7 の前後壁部18,19 の端部をくびれ部33側
にカシメているので、各格子ユニット8,9 の格子桟6,7
の端部側の支持構造が簡単であり、各格子ユニット8,9
の組み立てが容易で安価に製造でき、しかも各格子ユニ
ット8,9 及び格子体全体の剛性を十分に確保しつつ、外
観上の体裁を良好にでき、更に格子枠1 内に両格子ユニ
ット8,9 を前後に配置しているにも拘わらず、各格子ユ
ニット8,9を格子枠1 に容易に組み込むことができる。
一対の格子枠材2,3 の内側にその長手方向に嵌合溝22,2
3 を形成すると共に、該嵌合溝22,23 の幅方向の略中央
に、その両側に各格子ユニット8,9 の突条体10,11 、1
2,13 が夫々嵌合するように中間リブ30,31 を設け、各
突条体10,11 、12,13 に、頭部32と、該頭部32の幅方向
の両端から内側に屈曲し且つ高さ方向に延びる一対のく
びれ部33とを設け、各突条体10,11 、12,13 の頭部32か
らくびれ部33に跨って、筒状の格子桟6,7 の前記長手方
向の一対の側壁部20,21 が嵌合する一対の係合溝39,40
を形成し、その格子桟6,7 の前後壁部18,19 の端部をく
びれ部33側にカシメているので、各格子ユニット8,9 の
格子桟6,7 の端部側の支持構造が簡単であり、各格子ユ
ニット8,9 の組み立てが容易で安価に製造でき、しかも
各格子ユニット8,9 及び格子体全体の剛性を十分に確保
しつつ、外観上の体裁を良好にでき、更に格子枠1 内に
両格子ユニット8,9 を前後に配置しているにも拘わら
ず、各格子ユニット8,9 を格子枠1 に容易に組み込むこ
とができるまた本発明によれば、格子枠1 の相対向する
一対の格子枠材2,3 の内側に、第1格子ユニット8 の突
条体10,12 を長手方向に沿って一体に形成すると共に、
該第1格子ユニット8 の突条体10,12 に、頭部32と、該
頭部32の幅方向の両端から内側に屈曲し且つ高さ方向に
延びる一対のくびれ部33とを設け、前記格子枠材2,3 の
内側に、第2格子ユニット9 の突条体11,13 が嵌合し且
つ開放端側の前後に相対向して突起48が形成された嵌合
溝22,23 を、第1格子ユニット8 の突条体10,12 の基部
側に近接して前記長手方向に形成すると共に、第2格子
ユニット9 の突条体11,13 に、頭部32と、該頭部32の幅
方向の両端から内側に屈曲し且つ高さ方向に延びる一対
のくびれ部33と、前記突起48が係合する係合凹部37とを
形成し、各突条体10,11 、12,13 の頭部32からくびれ部
33に跨って、筒状の格子桟6,7の前記長手方向の一対の
側壁部20,21 が嵌合する一対の係合溝39,40 を形成し、
その格子桟6,7 の前後壁部18,19 の端部をくびれ部33側
にカシメているので、各格子ユニット8,9 の格子桟6,7
の端部側の支持構造が簡単であり、各格子ユニット8,9
の組み立てが容易で安価に製造でき、しかも各格子ユニ
ット8,9 及び格子体全体の剛性を十分に確保しつつ、外
観上の体裁を良好にでき、更に格子枠1 内に両格子ユニ
ット8,9 を前後に配置しているにも拘わらず、各格子ユ
ニット8,9を格子枠1 に容易に組み込むことができる。
【図1】本発明の第1の実施形態を示す伸縮用の格子体
の正面図である。
の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す伸縮用の格子体
の一部破断拡大正面図である。
の一部破断拡大正面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す伸縮用の格子体
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す伸縮用の格子体
の横断面図である。
の横断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す突条体の嵌合部
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図6】図5の要部の拡大断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す突条体の断面図
である。
である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す突条体の断面図
である。
である。
【図9】本発明の第2の実施形態を示すフェンス用の格
子体の正面図である。
子体の正面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態を示すフェンス用の
格子体の拡大正面図である。
格子体の拡大正面図である。
【図11】本発明の第2の実施形態を示すフェンス用の
格子体の一部破断拡大正面図である。
格子体の一部破断拡大正面図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を示すフェンス用の
格子体の縦断面図である。
格子体の縦断面図である。
【図13】本発明の第2の実施形態を示すフェンス用の
格子体の側面図である。
格子体の側面図である。
【図14】本発明の第2の実施形態を示すフェンス用の
格子体の横断面図である。
格子体の横断面図である。
【図15】図12の要部の拡大断面図である。
1 格子枠
2〜5 格子枠材
6,7 格子桟
8 第1格子ユニット
9 第2格子ユニット
10〜13 突条体
20,21 側壁部
22,23 嵌合溝
39,40 係合溝
41,42 係合部
Claims (2)
- 【請求項1】 上下左右の格子枠材(2) 〜(5) により格
子枠(1) を構成し、この格子枠(1) 内に、夫々複数本の
格子桟(6)(7)を平行に配置してなる第1格子ユニット
(8) と第2格子ユニット(9) とを、その格子桟(6)(7)が
互いに交差するように前後に重ね合わせて配置した格子
体において、格子枠(1) の相対向する一対の格子枠材
(2)(3)の内側にその長手方向に嵌合溝(22)(23)を形成す
ると共に、該嵌合溝(22)(23)の幅方向の略中央に、その
両側に各格子ユニット(8)(9)の突条体(10)(11)、(12)(1
3)が夫々嵌合するように中間リブ(30)(31)を設け、各突
条体(10)(11)、(12)(13)に、頭部(32)と、該頭部(32)の
幅方向の両端から内側に屈曲し且つ高さ方向に延びる一
対のくびれ部(33)とを設け、各突条体(10)(11)、(12)(1
3)の頭部(32)からくびれ部(33)に跨って、筒状の格子桟
(6)(7)の前記長手方向の一対の側壁部(20)(21)が嵌合す
る一対の係合溝(39)(40)を形成し、その格子桟(6)(7)の
前後壁部(18)(19)の端部をくびれ部(33)側にカシメたこ
とを特徴とする格子体。 - 【請求項2】 上下左右の格子枠材(2) 〜(5) により格
子枠(1) を構成し、この格子枠(1) 内に、夫々複数本の
格子桟(6)(7)を平行に配置してなる第1格子ユニット
(8) と第2格子ユニット(9) とを、その格子桟(6)(7)が
互いに交差するように前後に重ね合わせて配置した格子
体において、格子枠(1) の相対向する一対の格子枠材
(2)(3)の内側に、第1格子ユニット(8) の突条体(10)(1
2)を長手方向に沿って一体に形成すると共に、該第1格
子ユニット(8) の突条体(10)(12)に、頭部(32)と、該頭
部(32)の幅方向の両端から内側に屈曲し且つ高さ方向に
延びる一対のくびれ部(33)とを設け、前記格子枠材(2)
(3)の内側に、第2格子ユニット(9) の突条体(11)(13)
が嵌合し且つ開放端側の前後に相対向して突起(48)が形
成された嵌合溝(22)(23)を、第1格子ユニット(8) の突
条体(10)(12)の基部側に近接して前記長手方向に形成す
ると共に、第2格子ユニット(9) の突条体(11)(13)に、
頭部(32)と、該頭部(32)の幅方向の両端から内側に屈曲
し且つ高さ方向に延びる一対のくびれ部(33)と、前記突
起(48)が係合する係合凹部(37)とを形成し、各突条体(1
0)(11)、(12)(13)の頭部(32)からくびれ部(33)に跨っ
て、筒状の格子桟(6)(7)の前記長手方向の一対の側壁部
(20)(21)が嵌合する一対の係合溝(39)(40)を形成し、そ
の格子桟(6)(7)の前後壁部(18)(19)の端部をくびれ部(3
3)側にカシメたことを特徴とする格子体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27350195A JP3487986B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 格子体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27350195A JP3487986B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 格子体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0988462A JPH0988462A (ja) | 1997-03-31 |
JP3487986B2 true JP3487986B2 (ja) | 2004-01-19 |
Family
ID=17528781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27350195A Expired - Fee Related JP3487986B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 格子体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3487986B2 (ja) |
-
1995
- 1995-09-27 JP JP27350195A patent/JP3487986B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0988462A (ja) | 1997-03-31 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |