JP3479376B2 - 車両のフロア側端部とセンタピラー下部との結合構造 - Google Patents

車両のフロア側端部とセンタピラー下部との結合構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のフロア側端部と
センタピラー下部との結合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の車体において、図5に示すよう
に、センタピラーaは一般にピラーインナとピラーアウ
タとにより閉断面に構成され、その下端部は車体下部の
前後方向閉断面をなすサイドシルbに結合され、上端部
は車体上部の前後方向閉断面をなすルーフサイドレール
に固着されているのが普通である。又、フロアcはその
左右両側部をサイドシルbのインナ側の下部に固着さ
れ、該フロアc上に固着され車幅方向の閉断面を形成す
るクロスメンバdの側端部がサイドシルbのセンタピラ
ーaのピラーインナ下端固着部の内側に突き合わせ固着
された構造となっているのが一般的である。
【0003】上記のような一般的なセンタピラー部構造
において、図5の鎖線示のように、クロスメンバdの側
端部とセンタピラーaのピラーインナ下端部とをブラケ
ットeにて直結することにより、センタピラー下端部分
にかかる荷重を剛性の高いクロスメンバに伝達,分散さ
れ、ボディ全体の剛性を向上させたものが従来より開発
され、実開昭61−7473号公報にて公開されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車両のセンタピラーは
前席乗員のほぼ真横に位置しているので、側面衝突時の
該センタピラーの内側への変形態様は乗員が被る障害に
大きな影響がある。即ち一般にセンタピラーは、ドアの
窓肩部の高さ位置を境にしてそれより下は太く(断面積
が大きく)上方は細く(断面積が小さく)、その境目付
近でセンタピラー断面が比較的急に変化する構造となる
ことが多い。そのために側面衝突時、センタピラーはそ
の断面の急変部位、つまり上下方向の中央部付近で内側
へ折れ曲がる可能性が大きく、センタピラーが中央部付
近で内側へ折曲変形するとその変形量も大きくなり、前
席乗員に大きなダメージを与える虞れが生じる。
【0005】そこで、センタピラーの下方位置に側方か
らの入力荷重に対する強度的不連続部(上記断面急変部
より折れ曲がり易い部分)を積極的に構成しておき、側
面衝突初期にセンタピラーが該強度的不連続部で内側へ
折曲変形するようにすることにより、前席乗員に衝撃を
与える虞れのあるセンタピラーの中央部分と上方部分と
は部分的に折れ曲がることなく全体としてほぼ均一に内
側へ変位し且つその変位量は比較的小さく、乗員に与え
る衝撃を最小限に抑えることができるようにした構造を
本出願人が開発し、実願平5−20244号として既に
実用新案登録出願している。
【0006】このように側面衝突時、センタピラーが予
め積極的に設けた強度的不連続部,即ちセンタピラー下
方位置で的確に折曲変形するためには、センタピラーの
上下端部,特に下端部及びその周辺のサイドシルで衝突
荷重をしっかりと受け止め、センタピラー下端部及びそ
れが固着されているサイドシルからフロアへの荷重伝達
が効果的に行なわれる構造でなくてはならないが、図5
に示す従来技術のように、フロア上に固着したクロスメ
ンバの側端部に固着したブラケットの側端部をピラーイ
ンナの下端部分のインナ面中央部に突き合わせ固着した
だけの結合構造では、衝突荷重を部分的に受け止めるこ
としかできず、初期入力荷重をサイドシルにて効果的に
吸収することが困難である。又、ブラケットの幅を大き
くし該ブラケットの側端部が上方へなだらかに立上りセ
ンタピラーのピラーインナ下端部分全体を包み込むよう
に接合固着することによりクロスメンバからセンタピラ
ーにかけて幅の広い連続閉断面を形成すれば、側面衝突
時の衝突荷重をサイドシル及びクロスメンバでしっかり
と受け止め、センタピラーの安定折曲変形を得ることが
できるが、このように幅の広い連続閉断面を形成する
と、ブラケットの車室内への出っ張りが大きくなり、後
席乗員の足下スペース確保が難しくなるばかりか、サイ
ドシルのインナ面に沿って前後に通る配管類,ハーネス
等の取付が非常に困難になる、という課題が生ずる。
【0007】本発明は上記のような従来の課題を解決す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、フロア上面に
扁平な車幅方向閉断面を形成するダブラーが固着され該
ダブラーの側端部がサイドシルに固着されている車両の
車体構造において、一端部分がフロアの側端部分の下側
にて該フロア及びダブラーに接合固着され該フロアの側
端からサイドシル断面内を通り他端がセンタピラーの断
面内にて該センタピラーのピラーインナに接合固着され
るリンホースアウトリガーを設けたものであって、該リ
ンホースアウトリガーとピラーインナとの接合固着によ
りセンタピラーの断面内に閉断面を形成したことを第1
の構成とするものである。また、フロア上面に扁平な車
幅方向閉断面を形成するダブラーが固着され該ダブラー
の側端部がサイドシルに固着されている車両の車体構造
において、一端部分がフロアの側端部分の下側にて該フ
ロア及びダブラーに接合固着され該フロアの側端からサ
イドシル断面内を通り他端がセンタピラーの断面内にて
該センタピラーのピラーインナに接合固着されるリンホ
ースアウトリガーを設けたものであって、該リンホース
アウトリガーをサイドシルの断面内にてサイドシルリン
ホースに接合固着したことを本発明の第2の構成とする
ものである。また、フロア上面に扁平な車幅方向閉断面
を形成するダブラーが固着され該ダブラーの側端部がサ
イドシルに固着されている車両の車体構造において、一
端部分がフロアの側端部分の下側にて該フロア及びダブ
ラーに接合固着され該フロアの側端からサイドシル断面
内を通り他端がセンタピラーの断面内にて該センタピラ
ーのピラーインナに接合固着されると共にサイドシル断
面内にてサイドシルリンホースに接合固着されるリンホ
ースアウトリガーを設けたものであって、該リンホース
アウトリガーをリンホースアウトリガーインナとリンホ
ースアウトリガーアウタとの2部品で構成したことを本
発明の第3の構成とするものである。更に、本発明の上
記第3の構成において、リンホースアウトリガーインナ
に、サイドシルの断面内にてサイドシルリンホースに接
合固着されるサイドシルリンホース結合部が一体又は一
体的に設けたことを本発明の第4の構成とするものであ
る。また、本発明の第2〜4の構成の何れかに第1の構
成を組合せた構造を本発明の第5の構成とし、更にま
た、センタピラーの下方部の所定位置に側方からの入力
荷重に対して最も強度の 弱い強度的不連続部を形成した
構成に、上記本発明の1〜5の構成をそれぞれ適用した
ことを本発明の第6の構成とするものである。
【0009】
【作用】上記のように、センタピラー下方部分と車幅方
向閉断面を形成するダブラーとを、フロアの側端部分の
下面からサイドシル断面内及びセンタピラーの断面内を
通るリンホースアウトリガーにて連結した構成のもので
あって、該リンホースアウトリガーとピラーインナとで
センタピラー断面内に閉断面を形成したことにより、又
はリンホースアウトリガーをサイドシルの断面内でサイ
ドシルリンホースに接合固着したことにより、側面衝突
時の初期入力荷重に対しセンタピラー下方部やその周辺
のサイドシルが広範囲にわたり変形することなく該荷重
をしっかりと受け止め、それによってセンタピラーはそ
の下方位置に構成した強度的不連続部にて確実に折れ曲
がり、乗員への衝撃度が大きいセンタピラー中央部から
上方部にかけては部分的に折れ曲がることなくほぼ均一
に内側へ変位し、更に、その後の衝突エネルギーはサイ
ドシル部がゆっくり変形吸収するためセンタピラーの内
側への変位量も比較的小さく、乗員に与える衝撃を大幅
に緩和することができる。又、上記のようにフロア上の
ダブラーにて形成される車幅方向閉断面とセンタピラー
下方部分とを直接連結するリンホースアウトリガーは、
フロア下面からサイドシル及びセンタピラーの各断面内
を通って配設されるので、車室内に追加補強部材は無
く、後席乗員の足下スペースは充分に確保され、且つサ
イドシルのインナ面に沿って前後に通る配管類,ハーネ
ス等の取付けに悪影響を与えることはない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1は本発明の概観を示すもので、1はピ
ラーインナとピラーアウタとにより閉断面に構成された
センタピラーで、断面内に設けられたリンホースにて補
強された構造となっている。該センタピラー1の下方部
の所定高さ位置には、側方からの入力荷重に対して最も
強度の弱い強度的不連続部1aが構成されており、側面
衝突にてセンタピラー部に衝突荷重が入力したとき破線
で示すようにセンタピラーが強度的不連続部1aより内
側へ折れ曲がることにより、センタピラーの中央部から
上方部にかけては部分的に折れ曲がることなくほぼ均一
に内側へ変位するようにしている。
【0012】サイドシル2は、従来より公知のように、
サイドシルインナ21とサイドシルアウタ22とから閉
断面に構成され、断面内を分割するサイドシルリンホー
ス23にて強化されている3はフロア4上に固着され車
幅方向の閉断面を構成するダブラーであり、該ダブラー
3の側端部はサイドシルインナ21のインナ面へ固着さ
れている。
【0013】5は、フロア4の下面からサイドシル2の
断面内及びセンタピラー1下方部分の断面内を通り、ダ
ブラー3にてフロア4上に形成された車幅方向閉断面と
センタピラー1の下端部分とを連結するリンホースアウ
トリガーである。
【0014】該リンホースアウトリガー5は、図2に示
すように、リンホースアウトリガーインナ51とリンホ
ースアウトリガーアウタ52とから構成される。
【0015】リンホースアウトリガーインナ51はフロ
ア4の下方部からサイドシルインナ21上端部にかけて
センタピラーの幅とほぼ同じ幅をもち湾曲する湾曲面と
該湾曲面の左右両端からセンタピラーの厚さ分だけ立上
がる縦面と車体前後方向に平行なフランジとで形成され
る湾曲ハット型断面部51aと、該湾曲ハット型断面部
51aのフランジから前後方向に延びるサイドシルリン
ホース結合部51b,51bとから構成されている。
【0016】リンホースアウトリガーアウタ52は、フ
ロア4下方部から強度的不連続部下部にかけて立上り湾
曲する湾曲面と該湾曲面の左右両端からセンタピラーの
厚さ分だけ立上がる縦面と車体前後方向に平行なフラン
ジとで形成される湾曲ハット型断面部52aと、上記リ
ンホースアウトリガーインナ51のサイドシルリンホー
ス結合部51b,51bに対応する前後方向ハット型断
面52bとをもった構造に構成される。そしてリンホー
スアウトリガーインナ51とリンホースアウトリガーア
ウタ52とでほぼ十字型のリンホースアウトリガー5が
構成される。
【0017】サイドシルインナ21とサイドシルアウタ
22とサイドシルリンホース23とからなるサイドシル
2のセンタピラー1下端部の結合位置には、フロア4の
側端部からサイドシル断面内に通じる開口部21aがサ
イドシルインナ21の下部付近に形成されると共に、セ
ンタピラー1の断面内からサイドシル断面内に通じる開
口部22aがサイドシルアウタ22の上部に形成され、
更にサイドシルリンホース23は当該部位において所定
範囲途切れて前後に分割され、これら開口部21a,2
2a及びサイドシルリンホース23の途切れ部にて、上
記リンホースアウトリガー5の取付けが可能となるよう
になっている。
【0018】上記ほぼ十字型をなすリンホースアウトリ
ガー5の湾曲ハット型断面部51a,52aの下端内側
部分をフロア4の側端部分下面に当て該フロア4とダブ
ラー3とに溶接固着し、このリンホースアウトリガー5
がサイドシルインナ21の開口部21aからサイドシル
2の断面内に入り湾曲して上方へ延びサイドシルアウタ
22の開口部22aからセンタピラー1の断面内に入っ
た状態において、該リンホースアウトリガー5とサイド
シルインナ21,サイドシルアウタ22とを溶接固着す
ると共に、該リンホースアウトリガー5をセンタピラー
1のピラーインナ11に溶接固着することにより、フロ
ア4とダブラー3とで形成された車幅方向閉断面とサイ
ドシル2とセンタピラー1下端部分とがリンホースアウ
トリガー5の湾曲ハット型断面部51a,52aにて強
固に結合された構造となり、且つサイドシル2の断面内
にてリンホースアウトリガー5のサイドシルリンホース
結合部51b,51bを前後に分割されたサイドシルリ
ンホース23の途切れ部分に接合し溶接固着することに
より、該サイドシルリンホース23がサイドシルリンホ
ース結合部51b,51bにて一体的に前後に連続する
構造となり、サイドシル2自体がリンホースアウトリガ
ー5にて強固に補強された構造となる。
【0019】上記のように、リンホースアウトリガー5
にてフロア4下方部からサイドシル2断面内,センタピ
ラーインナ11に至るまでを断面内部から強化する構成
を採ったことにより、フロア4の上面(車室内側)に固
着されているダブラー3の厚みを減らし後席乗員の足下
スペースを広く確保できると共に、サイドシルインナ2
1のインナ面に沿って前後に配設される配管類,ハーネ
ス等の取付けが容易となる。
【0020】尚、図1及び図2の実施例では、リンホー
スアウトリガーインナ51を、湾曲ハット型断面部51
aのフランジに別に形成した前後のサイドシルリンホー
ス結合部51b,51bを一体的に溶接固着して構成し
た例を示しているが、図3に示すように湾曲ハット型断
面部51aとサイドシルリンホース結合部51b,51
bとをもったリンホースアウトリガーインナ51を一体
物として構成してもよい。
【0021】上記において、他の車が側方からセンタピ
ラー部に突っ込んできた側面衝突時は、先ず該他車のフ
ロントバンパがセンタピラーの下部付近に激突するが、
その時センタピラー1は図4(A)の破線示のように、
下方の所定高さ位置に構成している強度的不連続部1a
から内側へ折れ曲がり、それによって乗員への衝撃度の
大きいセンタピラー1の中央部から上方部にかけては部
分的に折れ曲がることなくほぼ均一に内側へ変位し且つ
その変位量も比較的小さく、乗員が被る衝撃を大幅に緩
和することができる。
【0022】この場合、センタピラー1が強度的不連続
部1aにて的確に折れ曲がるためには、衝突初期の荷重
をサイドシル2のセンタピラー1下端結合部周辺がしっ
かりと受け止めることが必要であるが、上記のようにリ
ンホースアウトリガー5がフロア4の下方部からサイド
シル2の断面内,ピラーインナ11にかけて所定範囲を
強固に結合していることによりサイドシル部は内側から
支持され、衝突初期の荷重は該リンホースアウトリガー
5によってしっかりと受け止められ、センタピラー1が
その強度的不連続部1aで確実に折曲変形すると共に、
入力荷重はサイドシル部の緩やかな変形とサイドシルか
らフロアへの広い分散とにより、衝突エネルギーの効果
的な吸収が行なわれる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、センタピ
ラー下端部のサイドシル部をリンホースアウトリガーに
て、フロアの下方側端部よりサイドシル断面内,フロ
ア,ダブラーとサイドシルインナとの接合部,ピラーイ
ンナ下方部分に至るまでを連続的に補強することによっ
て、側面衝突時の初期入力荷重を受け止め、これにより
センタピラー下方部に設定した強度的不連続部で確実に
折れ曲がり、乗員への衝撃度の大きいセンタピラーの中
央部から上方部にかけては部分的に折れ曲がることなく
ほぼ均一に内側へ変位し且つその変位量も比較的小さ
く、又、衝突エネルギーはサイドシルの緩やかな変形に
より吸収され、フロアへと分散されるため、乗員に与え
るダメージを最小限に抑えることができるものである。
又、該リンホースアウトリガーはサイドシルの断面内部
からセンタピラー断面内部にかけて配設されるので、室
内側への出っ張りなくサイドシル,センターピラー下方
部分の強化をはかることができ、後席乗員の足下スペー
スを充分に確保でき、サイドシルのインナ面に沿って前
後に通る配管類,ハーネス等の取付けに悪影響を及ぼす
虞れは全くない。更に、リンホースアウトリガーはサイ
ドシル断面内部からセンタピラー下方部分の断面内部に
わたり補強するものであるから、後部ドアの押し込まれ
によるセンタピラーのねじれ挙動の防止に対しても極め
て有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(A)は車体
センタピラー部の一半の正面図であり、破線は側面衝突
時のセンタピラー部変形状態を示し、(B)は(A)の
X部の拡大縦断面図である。
【図2】図1に示すリンホースアウトリガーの分解斜視
図である。
【図3】リンホースアウトリガーの他の例を示す分解斜
視図である。
【図4】側面衝突によるセンタピラーの変形態様を線図
で表した説明図であり、(A)は本発明構成の場合、
(B)は従来構成の場合を示している。
【図5】従来の一般的なセンタピラー下端部のサイドシ
ルへの結合部付近の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 センタピラー 1a 強度的不連続部 2 サイドシル 3 ダブラー 4 フロア 5 リンホースアウトリガー 11 ピラーインナ 12 ピラーアウタ 21 サイドシルインナ 22 サイドシルアウタ 23 サイドシルリンホース 51 リンホースアウトリガーインナ 51a 湾曲ハット型断面部 51b サイドシルリンホース結合部 52 リンホースアウトリガーアウタ 52a 湾曲ハット型断面部 52b 前後方向ハット型断面部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部をルーフサイドレールに結合され
    たセンタピラーの下端部を、フロア側端部とフロア上に
    接合固着され車幅方向閉断面を形成するダブラーの側端
    部とを固着した閉断面のサイドシルに結合した車両の車
    体構造において、一端部分がフロアの側方部分の下面に
    て該フロアとダブラーとに接合固着され該フロアの側端
    部からサイドシルの断面内を通り他端部分がセンタピラ
    ーの断面内にてセンタピラーインナの下方部分に接合固
    着され該センタピラーインナと協同して閉断面をセンタ
    ピラー断面内に形成するリンホースアウトリガーを設け
    たことを特徴とする車両のフロア側端部とセンタピラー
    下部との結合構造。
  2. 【請求項2】 上端部をルーフサイドレールに結合され
    たセンタピラーの下端部を、フロア側端部とフロア上に
    接合固着され車幅方向閉断面を形成するダブラーの側端
    部とを固着した閉断面のサイドシルに結合した車両の車
    体構造において、一端部分がフロアの側方部分の下面に
    て該フロアとダブラーとに接合固着され該フロアの側端
    部からサイドシルの断面内を通り他端部分がセンタピラ
    ーの断面内にてセンタピラーインナの下方部分に接合固
    着されると共にサイドシル断面内にてサイドシルリンホ
    ースに接合固着されるリンホースアウトリガーを設けた
    ことを特徴とする車両のフロア側端部とセンタピラー下
    部との結合構造。
  3. 【請求項3】 上端部をルーフサイドレールに結合され
    たセンタピラーの下端部を、フロア側端部とフロア上に
    接合固着され車幅方向閉断面を形成するダブラーの側端
    部とを固着した閉断面のサイドシルに結合した車両の車
    体構造において、一端部分がフロアの側方部分の下面に
    て該フロアとダブラーとに接合固着され該フロアの側端
    部からサイドシルの断面内を通り他端部分がセンタピラ
    ーの断面内にてセンタピラーインナの下方部分に接合固
    着されると共にサイドシル断面内にてサイドシルリンホ
    ースに接合固着されるリンホースアウトリガーを設けた
    ものであって、該リンホースアウトリガーをリンホース
    アウトリガーインナとリンホースアウトリガーアウタと
    の2部品で構成したことを特徴とする車両のフロア側端
    部とセンタピラー下部との結合構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の車両のフロア側端部と
    センタピラー下部との結合構造において、リンホースア
    ウトリガーインナに、サイドシルの断面内に てサイドシ
    ルリンホースに接合固着されるサイドシルリンホース結
    合部を一体又は一体的に設けたことを特徴とする車両の
    フロア側端部とセンタピラー下部との結合構造。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4の何れかに記載の車両の
    フロア側端部とセンタピラー下部との結合構造におい
    て、リンホースアウトリガーは、センタピラーの断面内
    にてセンタピラーインナの下方部分に接合固着され該セ
    ンタピラーインナと協同して閉断面をセンタピラー断面
    内に形成していることを特徴とする車両のフロア側端部
    とセンタピラー下部との結合構造。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れかに記載の車両の
    フロア側端部とセンタピラー下部との結合構造におい
    て、センタピラーの下方部の所定位置には、側方からの
    入力荷重に対して最も強度の弱い強度的不連続部が形成
    されていることを特徴とする車両のフロア側端部とセン
    タピラー下部との結合構造。
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