JP3472879B2 - 過充電防止方法、充電回路、電子機器および時計 - Google Patents

過充電防止方法、充電回路、電子機器および時計

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JP3472879B2 JP54238399A JP54238399A JP3472879B2 JP 3472879 B2 JP3472879 B2 JP 3472879B2 JP 54238399 A JP54238399 A JP 54238399A JP 54238399 A JP54238399 A JP 54238399A JP 3472879 B2 JP3472879 B2 JP 3472879B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、過充電を防止するのに好適な過充電防止方
法、充電回路および過充電防止方法および充電回路を用
いた電子機器および時計に関する。
背景技術 一般に、発電機によって発電された交流電圧を大容量
コンデンサ、二次電池等の蓄電器に充電する充電回路に
おいては、交流電圧を全波整流するための整流回路とし
て、ダイオードブリッジ回路が用いられる。しかしなが
ら、ダイオードブリッジ回路では、ダイオード2個分の
電圧降下による損失が発生する。
従って、腕時計のように、小型、携帯型の電子機器
で、小振幅の交流電圧を発電する発電機を用いるような
場合には、ダイオードブリッジ回路による損失の影響が
大きく、ダイオードブリッジ回路を整流回路として用い
ることは適さないこととなる。
そこで、ダイオードに代えてトランジスタを用いた同
期整流回路が提案されている。
図23は、従来の同期整流回路を用いた充電回路の一構
成例を示す回路図である。
図23において、充電回路は、コンパレータCOM1A,COM1
B、コンパレータCOM2A,COM2B、PチャンネルFETMP1,MP
2、NチャンネルFETMN1,MN2および充電電流を蓄電する
大容量コンデンサC(充電素子)を備えて構成されてい
る。
コンパレータCOM1Aは、発電機AGに接続された入力端
子AG1の出力電圧V1と電源Vddの電圧とを比較する。ま
た、コンパレータCOM1Bは、発電機AGに接続された入力
端子AG2の出力電圧V2と電源Vddの電圧とを比較する。
コンパレータCOM2Aは、入力端子AG1の出力電圧V1と電
源Vssの電圧とを比較する。また、コンパレータCOM2B
は、入力端子AG2の出力電圧V2と電源Vssの電圧とを比較
する。
PチャンネルFETMP1は、コンパレータCOM1Aによって
オン/オフ制御され、PチャンネルFETMP2は、コンパレ
ータCOM1Bによってオン/オフ制御される。
NチャンネルFETMN1は、コンパレータCOM2Aによって
オン/オフ制御され、NチャンネルFETMN2は、コンパレ
ータCOM2Bによってオン/オフ制御される。
また、D1〜D4は、各MOSFETの寄生ダイオードである。
次に、図24は、上述した充電回路の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
発電機AGは、入力端子AG1,AG2に、互いに180゜の位相
差がある出力電圧V1,V2を出力する。PチャネルFETMP1
は、発電機AGの出力電圧V1が電源電圧Vdd以上となる
と、コンパレータCOM1Aによってオン状態となる。
これに対して、NチャネルFETMN2は、発電機AGの出力
電圧V2が電源電圧Vss以下となると、コンパレータCOM2B
によってオン状態となる。同様に、PチャネルFETMP2
は、発電機AGの出力電圧V2が電源電圧Vdd以上となる
と、コンパレータCOM1Bによってオン状態となり、Nチ
ャネルFETMN1は、発電機AGの出力電圧V1が電源電圧Vss
以下となると、コンパレータCOM2Aによってオン状態と
なる。
したがって、PチャネルFETMP1とNチャネルFETMN2と
がオン状態とになった場合と、PチャネルFETMP2とNチ
ャネルFETMN1とがオン状態になった場合とにおいて、発
電機AGからの充電電流iが矢印の経路で大容量コンデン
サCに流れ、充電されることになる。このように、トラ
ンジスタを用いた同期整流回路においても、全波整流さ
れることが分かる。
ところで、このような充電回路にあっては、大容量コ
ンデンサCの充電電圧が所定電圧を越えると、過充電の
状態となり、劣化して充電効率が落ちてしまうという問
題があった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、
過充電を防止することができるとともに、過充電防止に
伴う蓄電素子の短絡を防止することができる過充電防止
方法、充電回路、電子機器および時計を提供することを
目的としている。
発明の開示 本発明の第1の態様は、交流電圧が給電される各入力
端子の一方の端子電圧と第1の電源ラインの出力電圧と
を比較する第1の比較部と、前記第1の電源ラインと前
記一方の入力端子との間に接続され、前記第1の比較部
によりオン/オフ制御される第1のスイッチ部と、前記
各入力端子の他方の端子電圧と第1の電源ラインの出力
電圧とを比較する第2の比較部と、前記第1の電源ライ
ンと前記他方の入力端子との間に接続され、前記第2の
比較部によりオン/オフ制御される第2のスイッチ部
と、前記一方の入力端子へ供給される端子電圧と第2の
電源ラインの出力電圧とを比較する第3の比較部と、前
記第2の電源ラインと前記一方の入力端子との間に接続
され、前記第3の比較部によりオン/オフ制御される第
3のスイッチ部と、前記他方の入力端子へ供給される端
子電圧と第2の電源ラインの出力電圧とを比較する第4
の比較部と、前記第2の電源ラインと前記他方の入力端
子との間に接続され、前記第4の比較部によりオン/オ
フ制御される第4のスイッチ部と、前記第1および第2
の電源ライン間に接続される蓄電素子とを備え、前記第
1および第4のスイッチ部または前記第2および第3の
スイッチ部を同時にオン状態として前記入力端子に供給
される交流電圧を整流して前記蓄電素子に電力を充電す
る充電回路に用いられる過充電防止方法であって、前記
蓄電素子の充電電圧が予め定めた所定の電圧を超えた場
合には、前記第1および第2のスイッチ部または前記第
3および第4のスイッチ部を同時にオン状態とし、前記
一方の入力端子と前記他方の入力端子との間に閉ループ
経路を形成することを特徴としている。
さらに、本発明は、前記第1および第2のスイッチ部
は、PチャネルMOSFETであり、前記第3および第4のス
イッチ部は、NチャネルMOSFETであることを特徴として
いる。
また、本発明は、交流電圧が給電される各入力端子の
一方の端子電圧と第1の電源ラインの出力電圧とを比較
する第1の比較部と、前記第1の電源ラインと前記一方
の入力端子との間に接続され、前記第1の比較部により
オン/オフ制御される第1のスイッチ部と、前記各入力
端子の他方の端子電圧と第1の電源ラインの出力電圧と
を比較する第2の比較部と、前記第1の電源ラインと前
記他方の入力端子との間に接続され、前記第2の比較部
によりオン/オフ制御される第2のスイッチ部と、前記
一方の入力端子へ供給される端子電圧と第2の電源ライ
ンの出力電圧とを比較する第3の比較部と、前記第2の
電源ラインと前記一方の入力端子との間に接続され、前
記第3の比較部によりオン/オフ制御される第3のスイ
ッチ部と、前記他方の入力端子へ供給される端子電圧と
第2の電源ラインの出力電圧とを比較する第4の比較部
と、前記第2の電源ラインと前記他方の入力端子との間
に接続され、前記第4の比較部によりオン/オフ制御さ
れる第4のスイッチ部と、前記第1および第2の電源ラ
イン間に接続される蓄電素子とを備え、前記入力端子に
供給される交流電圧を整流して前記蓄電素子に電力を充
電する充電回路に用いられる過充電防止方法であって、
前記蓄電素子の充電電圧を検出するステップと、検出さ
れた充電電圧が予め定めた所定の電圧を超えたか否かを
判別するステップと、前記充電電圧が前記所定の電圧を
越えた場合には、前記第1および第2のスイッチ部、ま
たは前記第3および第4のスイッチ部をオフ状態にする
ステップと、前記第1および第2のスイッチ部、または
前記第3および第4のスイッチ部を同時にオン状態と
し、前記一方の入力端子と前記他方の入力端子との間に
閉ループ経路を形成するステップと、を有することを特
徴としている。
さらに本発明は、前記検出された充電電圧が予め定め
た所定の電圧を超えたか否かを判別するステップは、前
記所定の電圧を予め定められた基準電圧とし、前記充電
電圧を前記基準電圧と比較するステップを備えたことを
特徴としている。
さらに本発明は、前記閉ループ経路を形成するステッ
プにおいて、前記第1および第2のスイッチ部をオン状
態とすることを特徴としている。
さらに前記閉ループ経路を形成するステップにおい
て、前記第3および第4のスイッチ部をオフ状態にした
後、前記第1および第2のスイッチ部をオン状態とする
ことを特徴としている。
さらに本発明は、前記第1ないし第4のスイッチ部を
通常の充電動作に復帰させる際、前記第1および第2の
スイッチ部を復帰させた後、前記第3および第4のスイ
ッチ部を復帰させるステップを有することを特徴として
いる。
さらにまた、本発明は、前記閉ループ経路を形成する
ステップにおいて、前記第3および第4のスイッチ部が
オフ状態であることを契機に、前記第1および第2のス
イッチ部をオン状態とすることを特徴としている。
さらに本発明は、前記閉ループ経路を形成するステッ
プにおいて、前記第3および第4のスイッチ部をオン状
態とすることを特徴としている。
さらに本発明は、前記閉ループ経路を形成するステッ
プにおいて、前記第1および第2のスイッチ部をオフ状
態にした後、前記第3および第4のスイッチ部をオン状
態とすることを特徴としている。
さらにまた本発明は、前記第1ないし第4のスイッチ
部を通常の充電動作に復帰させる際、前記第3および第
4のスイッチ部を復帰させた後、前記第1および第2の
スイッチ部を復帰させるステップを有することを特徴と
する請求項9または10記載の過充電防止方法。
さらにまた本発明は、前記閉ループ経路を形成するス
テップにおいて、前記第1および第2のスイッチ部がオ
フ状態であることを契機に、前記第3および第4のスイ
ッチ部をオン状態とすることを特徴としている。
さらにまた本発明は、前記蓄電素子の充電電圧を検出
するステップにおいては、前記充電電圧の検出を所定の
サンプリング間隔毎に間欠的に行うことを特徴としてい
る。
また、本発明の第2の態様は、交流電圧が給電される
各入力端子の一方の端子電圧と第1の電源ラインの出力
電圧とを比較する第1の比較手段と、前記第1の電源ラ
インと前記一方の入力端子との間に接続され、前記第1
の比較手段によりオン/オフ制御される第1のスイッチ
手段と、前記各入力端子の他方の端子電圧と第1の電源
ラインの出力電圧とを比較する第2の比較手段と、前記
第1の電源ラインと前記他方の入力端子との間に接続さ
れ、前記第2の比較手段によりオン/オフ制御される第
2のスイッチ手段と、前記一方の入力端子へ供給される
端子電圧と第2の電源ラインの出力電圧とを比較する第
3の比較手段と、前記第2の電源ラインと前記一方の入
力端子との間に接続され、前記第3の比較手段によりオ
ン/オフ制御される第3のスイッチ手段と、前記他方の
入力端子へ供給される端子電圧と第2の電源ラインの出
力電圧とを比較する第4の比較手段と、前記第2の電源
ラインと前記他方の入力端子との間に接続され、前記第
4の比較手段によりオン/オフ制御される第4のスイッ
チ手段と、前記第1のスイッチ手段、前記第2のスイッ
チ手段、前記第3のスイッチ手段および前記第4のスイ
ッチ手段により形成されるブリッジ整流回路に接続され
た蓄電素子と、前記整流回路により充電された前記蓄電
素子の充電電圧が予め定めた所定の電圧を超えた場合
に、前記第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段
または前記第3のスイッチ手段および第4のスイッチ手
段を同時にオン状態とし、前記一方の入力端子および前
記他方の入力端子を介して閉ループ経路を形成する閉ル
ープ形成手段と、を備えたことを特徴としている。
さらに本発明の前記閉ループ形成手段は、前記第3の
スイッチ手段および前記第4のスイッチ手段をオフ状態
とした後に前記第1のスイッチ手段および前記第2のス
イッチ手段を同時にオン状態とし、あるいは、前記第1
のスイッチ手段および前記第2のスイッチ手段をオフ状
態とした後に前記第3のスイッチ手段および前記第4の
スイッチ手段を同時にオン状態とすることを特徴として
いる。
また、第1および第2の入力端子に給電される交流電
圧を整流して第1および第2の電源ラインの間に設けら
れた蓄電素子に電荷を充電する充電回路において、前記
第1の入力端子へ供給される端子電圧と第1の電源ライ
ンの出力電圧とを比較する第1の比較手段と、前記第1
の電源ラインと前記第1の入力端子との間に接続され、
前記第1の比較手段によりオン/オフ制御される第1の
スイッチ手段と、前記第2の入力端子へ供給される端子
電圧と第1の電源ラインの出力電圧とを比較する第2の
比較手段と、前記第1の電源ラインと前記第2の入力端
子との間に接続され、前記第2の比較手段によりオン/
オフ制御される第2のスイッチ手段と、前記第1の入力
端子へ供給される端子電圧と第2の電源ラインの出力電
圧とを比較する第3の比較手段と、前記第2の電源ライ
ンと前記第1の入力端子との間に接続され、前記第3の
比較手段によりオン/オフ制御される第3のスイッチ手
段と、前記第2の入力端子へ供給される端子電圧と第2
の電源ラインの出力電圧とを比較する第4の比較手段
と、前記第2の電源ラインと前記第2の入力端子との間
に接続され、前記第4の比較手段によりオン/オフ制御
される第4のスイッチ手段と、前記第1および第2の電
源ライン間に接続され、前記第1,第2,第3および第4の
スイッチ手段によって整流された充電電流により蓄電す
る蓄電素子と、 前記蓄電素子の充電電圧を検出し、検出された充電電
圧が予め定めた所定の電圧を超えたか否かを検出する所
定電圧比較手段と、前記所定電圧比較手段の検出結果に
基づいて、前記第3および第4のスイッチ手段をオフ状
態にするとともに、前記第1および第2のスイッチ手段
をオン状態とし、前記第1の入力端子と前記第2の入力
端子との間に閉ループ経路を形成する閉ループ形成手段
と、を備えたことを特徴としている。
さらに本発明は、前記所定電圧比較手段は、前記所定
の電圧を予め定められた基準電圧とし、前記充電電圧が
前記基準電圧を超えたか否かを検出することを特徴とし
ている。
さらに本発明の前記閉ループ形成手段は、前記所定電
圧比較手段において前記充電電圧が前記所定の電圧を越
えたと検出された場合に、前記第1および第2のスイッ
チ手段をオン状態にする第1の制御信号を生成する第1
の制御信号生成手段と、前記第1および第2のスイッチ
手段がオン状態になる前に、前記第3および第4のスイ
ッチ手段をオフ状態にする第2の制御信号を生成する第
2の制御信号生成手段と、前記第1の比較手段と前記第
1のスイッチ手段との間に接続され、前記第1の制御信
号により前記第1のスイッチ手段をオン状態にする第1
のゲート手段と、前記第2の比較手段と前記第2のスイ
ッチ手段との間に接続され、前記第1の制御信号により
前記第2のスイッチ手段をオン状態にする第2のゲート
手段と、前記第3の比較手段と前記第3のスイッチ手段
との間に接続され、前記第2の制御信号により前記第3
のスイッチ手段をオフ状態にする第3のゲート手段と、
前記第4の比較手段と前記第4のスイッチ手段との間に
接続され、前記第2の制御信号により前記第4のスイッ
チ手段をオフ状態にする第4のゲート手段と、を具備す
ることを特徴としている。
さらに本発明の前記閉ループ形成手段は、前記所定電
圧比較手段において前記充電電圧が前記所定の電圧を超
えたと検出された場合に、前記第1および第2のスイッ
チ手段をオン状態とし、前記第3および第4のスイッチ
手段をオフ状態にする制御信号を生成する制御信号生成
手段と、前記第1の比較手段と前記第1のスイッチ手段
との間に接続され、前記制御信号により前記第1のスイ
ッチ手段をオン状態にする第1のゲート手段と、前記第
2の比較手段と前記第2のスイッチ手段との間に接続さ
れ、前記制御信号により前記第2のスイッチ手段をオン
状態にする第2のゲート手段と、前記第3の比較手段と
前記第3のスイッチ手段との間に接続され、前記制御信
号により前記第3のスイッチ手段をオフ状態にする第3
のゲート手段と、前記第4の比較手段と前記第4のスイ
ッチ手段との間に接続され、前記制御信号により前記第
4のスイッチ手段をオフ状態にする第4のゲート手段
と、前記第3のスイッチ手段がオフ状態であるときに、
前記制御信号を前記第1のゲート手段に供給する第5の
ゲート手段と、前記第4のスイッチ手段がオフ状態であ
るときに、前記制御信号を前記第2のゲート手段に供給
する第6のゲート手段と、を具備することを特徴として
いる。
さらに本発明の前記スイッチ手段は、トランジスタで
あることを特徴としている。
さらにまた本発明は、前記トランジスタと並列に寄生
ダイオードが接続されていることを特徴としている。
さらに本発明の前記入力端子に給電される交流電力
は、旋回運動を行う回転錘と、前記回転錘の回転運動に
より起電力を発生する発電素子とを有する発電装置によ
って発電されることを特徴としている。
さらに本発明の前記入力端子に給電される交流電力
は、変形力が加えられる弾性部材と、前記弾性部材の元
の形状に戻ろうとする復元力により回転運動を行う回転
手段と、前記回転手段の回転運動により起電力を発生す
る発電素子とを有する発電装置によって発電されること
を特徴としている。
さらに本発明の前記入力端子に給電される交流電力
は、変位が加えられると、圧電効果により起電力を発生
する圧電素子を有する発電装置によって発電されること
を特徴としている。
さらに本発明の前記所定電圧比較手段は、前記蓄電素
子の充電電圧の検出を所定のサンプリング間隔で間欠的
に行うことを特徴としている。
また、本発明の第3の態様は、交流電力を発電する発
電装置と、前記第1の入力端子へ供給される端子電圧と
第1の電源ラインの出力電圧とを比較する第1の比較手
段と、前記第1の電源ラインと前記第1の入力端子との
間に接続され、前記第1の比較手段によりオン/オフ制
御される第1のスイッチ手段と、前記第2の入力端子へ
供給される端子電圧と第1の電源ラインの出力電圧とを
比較する第2の比較手段と、前記第1の電源ラインと前
記第2の入力端子との間に接続され、前記第2の比較手
段によりオン/オフ制御される第2のスイッチ手段と、
前記第1の入力端子へ供給される端子電圧と第2の電源
ラインの出力電圧とを比較する第3の比較手段と、前記
第2の電源ラインと前記第1の入力端子との間に接続さ
れ、前記第3の比較手段によりオン/オフ制御される第
3のスイッチ手段と、前記第2の入力端子へ供給される
端子電圧と第2の電源ラインの出力電圧とを比較する第
4の比較手段と、前記第2の電源ラインと前記第2の入
力端子との間に接続され、前記第4の比較手段によりオ
ン/オフ制御される第4のスイッチ手段と、前記第1お
よび第2の電源ライン間に接続され、前記第1,第2,第3
および第4のスイッチ手段によって整流された充電電流
により蓄電する蓄電素子と、前記蓄電素子の充電電圧を
検出し、検出された充電電圧が予め定めた所定の電圧を
越えたか否かを検出する所定電圧比較手段と、前記所定
電圧比較手段の検出結果に基づいて、前記第3および第
4のスイッチ手段をオフ状態にするとともに、前記第1
および第2のスイッチ手段をオン状態とし、前記第1の
入力端子と前記第2の入力端子との間に閉ループ経路を
形成する閉ループ形成手段とからなる充電回路と、前記
蓄電素子から給電される電力によって動作する処理回路
と、を具備することを特徴としている。
さらに本発明の前記所定電圧比較手段は、前記所定の
電圧を予め定められた基準電圧とし、前記充電電圧が前
記基準電圧を超えたか否かを検出することを特徴として
いる。
さらに本発明の前記所定電圧比較手段は、前記蓄電素
子の充電電圧の検出を所定のサンプリング間隔で間欠的
に行うことを特徴としている。
また、本発明の第4の態様は、交流電力を発電する発
電装置と、前記第1の入力端子へ供給される端子電圧と
第1の電源ラインの出力電圧とを比較する第1の比較手
段と、前記第1の電源ラインと前記第1の入力端子との
間に接続され、前記第1の比較手段によりオン/オフ制
御される第1のスイッチ手段と、前記第2の入力端子へ
供給される端子電圧と第1の電源ラインの出力電圧とを
比較する第2の比較手段と、前記第1の電源ラインと前
記第2の入力端子との間に接続され、前記第2の比較手
段によりオン/オフ制御される第2のスイッチ手段と、
前記第1の入力端子へ供給される端子電圧と第2の電源
ラインの出力電圧とを比較する第3の比較手段と、前記
第2の電源ラインと前記第1の入力端子との間に接続さ
れ、前記第3の比較手段によりオン/オフ制御される第
3のスイッチ手段と、前記第2の入力端子へ供給される
端子電圧と第2の電源ラインの出力電圧とを比較する第
4の比較手段と、前記第2の電源ラインと前記第2の入
力端子との間に接続され、前記第4の比較手段によりオ
ン/オフ制御される第4のスイッチ手段と、前記第1お
よび第2の電源ライン間に接続され、前記第1,第2,第3
および第4のスイッチ手段によって整流された充電電流
により蓄電する蓄電素子と、前記蓄電素子の充電電圧を
検出し、検出された充電電圧と予め定められた所定の電
圧を超えたか否かを検出する所定電圧比較手段と、前記
所定電圧比較手段の検出結果に基づいて、前記第3およ
び第4のスイッチ手段をオフ状態にするとともに、前記
第1および第2のスイッチ手段をオン状態とし、前記第
1の入力端子と前記第2の入力端子との間に閉ループ経
路を形成する閉ループ形成手段とからなる充電回路と、
前記蓄電素子から給電される電力によって動作し、時刻
を計時する計時回路と、を具備することを特徴としてい
る。
さらに本発明の前記所定電圧比較手段は、前記所定の
電圧を予め定められた基準電圧とし、前記充電電圧が前
記基準電圧を超えたか否かを検出することを特徴として
いる。
さらに本発明の前記所定電圧比較手段は、前記蓄電素
子の充電電圧の検出を所定のサンプリング間隔で間欠的
に行うことを特徴としている。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の過充電防止方法を説明するための充
電回路の略構成を示す回路図である。
図2は、本発明による過充電防止方法の基本的な動作
を説明するためのタイミングチャートである。
図3は、第1実施形態による充電回路100の構成を示
す回路図である。
図4は、制御回路2の一構成例を示す回路ブロック図
である。
図5は、充電回路100が適用された(腕)時計の略構
成を示す概念図である。
図6は、第1実施形態に係わる充電回路100の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
図7は、第2実施形態による充電回路101の構成を示
す回路図である。
図8は、第1実施形態に係わる充電回路100の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
図9は、第3実施形態による充電回路102の構成を示
す回路図である。
図10は、第3実施形態の昇圧回路の概要構成図であ
る。
図11は、第3実施形態の昇圧回路の動作説明図であ
る。
図12は、3倍昇圧時における昇圧回路の等価回路であ
る。
図13は、2倍昇圧時における昇圧回路の等価回路であ
る。
図14は、1.5倍昇圧時における昇圧回路の等価回路で
ある。
図15は、直結時(1倍昇圧時】における昇圧回路の等
価回路である。
図16は、第4実施形態による充電回路103の構成を示
す回路図である。
図17は、第5実施形態における検出回路1Aの概要構成
図である。
図18は、第5実施形態の処理フローチャートである。
図19は、第5実施形態のタイミングチャートである。
図20は、第6実施形態における検出回路1Bの概要構成
図である。
図21は、第7変形例の電子制御機械時計の斜視図であ
る。
図22は、第7変形例の電気的構成を示すブロック図で
ある。
図23は、従来の同期整流回路を用いた充電回路の一構
成例を示す回路図である。
図24は、充電回路の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
発明を実施するための最良の形態 [1] 本発明の原理 図1は、本発明の過充電防止方法を説明するための充
電回路の概要構成を示す回路図である。図2は、本発明
による過充電防止方法の基本的な動作を説明するための
タイミングチャートである。
なお、図1では、一部構成要件(コンパレータ)を省
略しているが、前述した図23と同一の構成であり、対応
する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。
本発明による充電回路100は、大容量コンデンサCへ
の過充電を防止するために、大容量コンデンサCへの充
電電流iを所定の方法により遮断するリミッタ回路を備
える。
すなわち、リミッタ回路は、大容量コンデンサCの充
電電圧が所定のしきい値に達すると、PチャンネルFETM
P1,MP2をオン状態とすることにより、通常の充電経路と
は異なる閉ループ経路(図1を参照)を形成し、発電機
AGの交流電流を該矢印で示す閉ループ経路を流すことに
より、大容量コンデンサCへの過充電を防止する。
しかしながら、図1に示す構成において、リミッタ回
路によりPチャンネルFETMP1,MP2をオン状態とさせた際
に、図2に示すように、NチャンネルFETMN1またはMN2
がオン状態にあると(斜線部)、大容量コンデンサCが
短絡し、該大容量コンデンサCからの逆流電流(ショー
ト電流)が発生するため、大容量コンデンサCに蓄えら
れた電力が無駄に消費され、さらには大容量コンデンサ
C自体および回路部7にダメージを与えてしまう。
そこで、本発明では、PチャンネルFETMP1またはMP2
のオン/オフ制御を行うことにより大容量コンデンサC
を過充電を防止し、さらに、NチャンネルFETMN1,MN2を
オン/オフ制御することにより、大容量コンデンサCに
よるショート電流の発生を防止するのである。
[2] 第1実施形態 次に本発明の好適な第1実施形態について詳細に説明
する。
[2.1] 第1実施形態の構成 図3は、第1実施形態による充電回路100の構成を示
す回路図である。なお、図23に対応する部分には同一の
符号を付けて説明を省略する。
図3において、検出回路1は、大容量コンデンサCの
充電電圧Vaを検出し、充電電圧Vaを図示しない所定の基
準電圧と比較する。
そして、充電電圧Vaが基準電圧以上となると、過充電
を防止するためのリミッタ信号SLIMを制御回路2へ供給
する。
制御回路2は、上記リミッタ信号SLIMに対して、立ち
上がりタイミングを遅延させた制御信号CS1と、立ち下
がりタイミングを遅延させた制御信号CS2とを送出す
る。
AND回路3は、コンパレータCOMP1AとPチャンネルFET
MP1との間に介挿されており、反転入力端に供給される
制御信号CS1によって、他方の入力端に供給されるコン
パレータCOMP1Aの出力を無効とし、制御信号CS1が“H"
レベルの間、“L"レベルの信号をPチャンネルFETMP1の
ゲートに供給する。
また、AND回路4は、コンパレータCOMP1BとPチャン
ネルFETMP2との間に介挿されており、反転入力端に供給
される制御信号CS1によって、他方の入力端に供給され
るコンパレータCOMP1Bの出力を無効とし、制御信号CS1
が“H"レベルの間、“L"レベルの信号をPチャンネルFE
TMP2のゲートに供給する。
さらにまた、AND回路5は、コンパレータCOMP2AとN
チャンネルFETMN1との間に介挿されており、反転入力端
に供給される制御信号CS2によって、他方の入力端に供
給されるコンパレータCOMP2Aの出力を無効とし、少なく
とも、制御信号CS2が“H"レベルの間、“L"レベルの信
号をNチャンネルFETMN1のゲートに供給する。
また、AND回路6は、コンパレータCOMP2BとNチャン
ネルFETMN2との間に介挿されており、反転入力端に供給
される制御信号CS2によって、他方の入力端に供給され
るコンパレータCOMP2Bの出力を無効とし、少なくとも、
制御信号CS2が“H"レベルの間、“L"レベルの信号をN
チャンネルFETMN2のゲートに供給する。
このように、リミッタ信号SLIMに対して、立ち上がり
タイミングが遅延された制御信号CS1を、AND回路3,AND
回路4の反転入力端に供給するとともに、立ち下がりタ
イミングを遅延した制御信号CS2を、AND回路5,AND回路
6の反転入力端に供給することにより、NチャンネルFE
TMN1およびMN2のオフ時間を、PチャンネルFETMP1およ
びMP2のオン時間よりも長くなるように制御している。
より具体的には、リミッタ信号SLIMが“H"レベルにな
ると、まず、NチャンネルFETMN1およびMN2をオフ状態
とした後、PチャンネルFETMP1およびMP2をオン状態と
し、リミッタ信号SLIMが“L"レベルになると、まず、P
チャンネルFETMP1およびMP2を復帰させた後、Nチャン
ネルFETMN1およびMN2を復帰させるようになっている。
次に、大容量コンデンサCは、上述した同期整流回路
により全波整流された、発電機AGによる発生電力を充電
し、並列に接続された回路部7へ駆動電力を供給する。
該大容量コンデンサCは、一定の耐圧を有し、仮に、耐
圧を越えて充電を行うと、過充電の状態となり劣化して
充電効率が低下するという特性を有している。なお、本
実施形態では、大容量コンデンサCを用いているが、こ
れに限定されず、二次電池などを用いてもよい。
次に、図4は、上述した制御回路2の一構成例を示す
回路ブロック図である。図4において、コンデンサ等を
使用した遅延回路2aは、検出回路1の出力であるリミッ
タ信号SLIMを所定の時間だけ遅延し、リミッタ信号SLI
M'としてAND回路2bの一方の入力端、およびOR回路2cの
一方の入力端に供給する。AND回路2bは、その他方の入
力端にリミッタ信号SLIMが供給されており、上記遅延さ
れたリミッタ信号SLIM'との論理積をとり、その結果を
制御信号CS1として出力する。
すなわち、AND回路2bは、リミッタ信号SLIMに対し
て、立ち上がりタイミングが所定時間だけ遅延された信
号となる。なお、立ち下がりタイミングは、リミッタ信
号SLIMと同じである。
また、OR回路2cは、その他方の入力端にやはりリミッ
タ信号SLIMが供給されており、上記遅延されたリミッタ
信号SLIM'との論理和をとり、その結果を制御信号CS2と
して出力する。
すなわち、OR回路2cは、リミッタ信号SLIMに対して、
立ち下がりタイミングが所定時間だけ遅延された信号と
なる。なお、立ち上がりタイミングは、リミッタ信号SL
IMと同じである。
次に、本実施形態による充電回路が適用される一例に
ついて説明する。
図5は、充電回路が適用された(腕)時計の略構成を示
す概念図である。図示のように、発電機AGは、ロータ14
とステータ15を備えており、2極磁化されたディスク状
のロータ14が回転するとステータ15の出力用コイル16に
起電力が発生し、交流出力が取り出せるようになってい
る。
また、図5において、13は腕時計本体ケース内で旋回
運動を行う回転錘であり、11は回転錘13の回転運動を発
電機AGに伝達する輪列機構である。回転錘13は腕時計を
装着した人の腕の振りに応じて回転し、これに伴って発
電機AGから起電力が得られるようになっている。
発電機AGから出力された交流電力は、充電回路100に
よって全波整流され、大容量コンデンサCに充電され
る。処理部9は、大容量コンデンサCから供給される電
力によって、時計装置8を駆動する。この時計装置8
は、水晶発振器やカウンタ回路等で構成されており、水
晶発振器で生成されるマスタクロック信号をカウンタ回
路で分周し、この分周結果に基づいて時刻を計時し、ス
テッピングモータを駆動し、針を回動させている。
[2.2] 第1実施形態の動作 次に、第1実施形態に係わる充電回路100の動作を、
図面を参照して説明する。
ここで、図6は、第1実施形態に係わる充電回路100
の動作を説明するためのタイミングチャートである。な
お、通常の充電動作については、前述した図23に示すタ
イミングチャートと同じであるので説明を省略する。
充電電流iにより大容量コンデンサCが充電される充
電過程において、検出回路1によって、大容量コンデン
サCの充電電圧Vaが基準電圧以上となると、過充電を防
止するためのリミッタ信号SLIMが制御回路2へ供給され
る(図6(a))。制御回路2では、リミッタ信号SLIM
は、遅延回路2aに供給されるとともに、そのままAND回
路2bの他方の入力端とOR回路2cの他方の入力端とに供給
される。
遅延回路2aでは、上記リミッタ信号SLIMが所定時間だ
け遅延され、リミッタ信号SLIM'としてAND回路2bの一方
の入力端とOR回路2cの一方の入力端とに供給される。
したがって、制御回路2からは、リミッタ信号SLIMよ
り所定時間だけ遅れて、“H"レベルとなる制御信号CS1
が出力されるとともに、リミッタ信号SLIMと同じタイミ
ングで“H"レベルとなる制御信号CS2が出力される(図
6(a)、(b)、(c)を参照)。
これにより、PチャンネルFETMP1,MP2は、少なくと
も、制御信号CS1が“H"レベルの間、オン状態となる
(図6(e)、(g)を参照)。この結果、図3に示す
ように、通常の充電経路とは異なる閉ループ経路が形成
される。
一方、NチャンネルFETMN1,MN2は、少なくとも、制御
信号CS2が“H"レベルの間、オフ状態となる(図6
(i)、(k)を参照)。これにより、発電機AGの交流
電流は、矢印で示す閉ループ経路を流れることになり、
大容量コンデンサCへの充電電流iがカットされ、過充
電が防止される(図6(l)を参照)。
このとき、制御信号CS1が“H"レベルになっている期
間T1と、制御信号CS2が“H"レベルになっている期間T2
とを比べると、制御回路2で遅延されている分だけ、制
御信号CS2が“H"レベルになっている期間T2の方が長く
なる。
すなわち、リミッタ動作においては、まず、Nチャン
ネルFETMN1およびMN2をオフ状態とした後、Pチャンネ
ルFETMP1およびMP2をオン状態とする。
また、リミッタ解除動作においては、リミッタ信号SL
IMが“L"レベルになると、まず、PチャンネルFETMP1お
よびMP2を復帰させた後、NチャンネルFETMN1およびMN2
を復帰させる。
従って、PチャンネルFETMP1,MP2がオン状態となって
いる間、NチャンネルFETMN1,MN2は、必ずオフ状態にな
る。
この結果、大容量コンデンサCが短絡されないので、
ショート電流も発生せず、大容量コンデンサCに蓄えら
れた電力が無駄に消費されずに、大容量コンデンサCお
よび回路部7にダメージを与えることがない。
また、上記PチャンネルFETMP1,MP2による閉ループ経
路を介して発電機AGに短絡電流(リミッタ電流ILIM)が
流れると、コイル16およびロータ14において電磁ノイズ
が発生し、回路部5が誤動作する可能性がある。しかし
ながら、その一方で、短絡電流(リミッタ電流ILIM)に
より、ロータ14の回転に電磁ブレーキがかかるため、端
子電圧V1,V2が低下し、短絡電流(リミッタ電流ILIM)
が小さくなるという、自己制御特性を有している。この
結果、ロータ14における電磁ノイズの発生が低減される
ことになる。
ところで、過充電を防止する方法としては、大容量コ
ンデンサCへの充電経路を開放することも考えられる。
しかしながら、そのように構成すると、開放した瞬間
に発電機AGで発生する逆起電力が回路素子(Pチャンネ
ルFETMP1,MP2、NチャンネルFETMN1,MN2、コンパレータ
CMP1A,CMP1B,CMP2A,CMP2B)に印加するため、これらの
回路素子の耐圧を大きくしなければならなくなる。
ところが、腕時計のように小型携帯機器の充電回路で
は、小型化を図るべく、耐圧の小さい回路素子を用いて
IC化を行っているので、耐圧を大きくすることは困難で
ある。
この点、本実施形態では充電電圧Vaが所定電圧を越え
ると、入力端子AG1,AG2を介して閉ループ経路を形成す
るように構成したので、回路素子として耐圧の低いもの
を使用することができ、容易にIC化でき、小型化を図る
ことができるという利点がある。
[2.3] 第1実施形態の効果 以上、説明したように第1実施形態によれば、大容量
コンデンサCの充電電圧Vaが基準電圧を上回ると、ま
ず、NチャンネルFETMN1,MN2をオフ状態とした後、Pチ
ャンネルFETMP1,MP2をオン状態とすることにより、充電
経路とは異なる閉ループ経路を形成している。
従って、充電電圧Vaが大容量コンデンサCの耐圧を越
えることが無く、大容量コンデンサCの過充電を防止で
きる。
さらに、大容量コンデンサCが短絡されないので、シ
ョート電流が発生せず、大容量コンデンサCに蓄えられ
た電力が無駄に消費されずに、大容量コンデンサCおよ
び回路部5にダメージを与えることがない。
また、第1実施形態によれば、充電経路とは異なる閉
ループ経路を形成し、該閉ループ経路で発電電流を流す
ことにしている。
従って、大容量コンデンサCの過充電を防止するよう
にしたので、耐圧の低い回路素子を使用でき、IC化が容
易になる。
さらにまた、入力端子AG1,AG2を介して閉ループ経路
を形成した場合には、ロータ14の回転にショートブレー
キが掛かるので、端子電圧V1,V2の振幅を自動的に下げ
ることができ、コイル16およびロータ14における電磁ノ
イズの発生を低減することができる。
[3] 第2実施形態 上述した第1実施形態においては、充電経路とは異な
る閉ループ経路を形成する際、PチャンネルFETMP1,MP2
をオン状態とする前に、まず、強制的にNチャンネルFE
TMN1,MN2をオフ状態とした後、PチャンネルFETMP1,MP2
をオン状態とする構成であった。
これに対して、第2実施形態では、NチャンネルFETM
N1,MN2がオフ状態となっているときに、PチャンネルFE
TMP1,MP2をオン状態とし、閉ループ経路を形成するもの
である。
[3.1] 第2実施形態の構成 図7は、第2実施形態による充電回路101の構成を示
す回路図である。なお、図3に対応する部分には同一の
符号を付けて説明を省略する。
図7において、充電回路101は、第1実施形態による
充電回路100の制御回路2が除かれ、新たに、AND回路2
0,21が加えられている。
また、検出回路1の機能は第1実施形態と同じである
が、検出回路1が出力するリミッタ信号SLIMは、AND回
路20の一方の入力端に供給されるとともに、AND回路5,6
の反転入力端、およびAND回路21の一方の入力端へ供給
される。
また、AND回路20の反転入力端には、AND回路5の出力
信号、すなわちNチャンネルFETMN1のゲートへ供給され
る信号が供給されている。
さらに、該AND回路20は、NチャンネルFETMN1のゲー
トへ供給される信号が“L"レベルの場合、すなわちNチ
ャンネルFETMN1がオフ状態の場合に、検出回路1からの
リミッタ信号SLIM(“H"レベル)をAND回路3の反転入
力端へ供給する。
すなわち、PチャンネルFETMP1は、NチャンネルFETM
N1がオフ状態の場合にのみ、リミッタ信号SLIMによりオ
ン状態となる。
また、AND回路21の反転入力端には、AND回路6の出力
信号、すなわちNチャンネルFETMN2のゲートへ供給され
る信号が供給されている。
さらに、該AND回路21は、NチャンネルFETMN2のゲー
トへ供給される信号が“L"レベルの場合、すなわちNチ
ャンネルFETMN2がオフ状態の場合に、検出回路1からの
リミッタ信号SLIM(“H"レベル)をAND回路4の反転入
力端へ供給する。
すなわち、PチャンネルFETMP2は、NチャンネルFETM
N2がオフ状態の場合にのみ、リミッタ信号SLIMによりオ
ン状態となる。
[3.2] 第2実施形態の動作 次に、第2実施形態に係わる充電回路101の動作を、
図面を参照して説明する。ここで、図8は、第2実施形
態に係わる充電回路101の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。なお、通常の充電動作について
は、前述した図23に示したタイミングチャートと同じで
あるので説明を省略する。
充電電流iにより大容量コンデンサCが充電される充
電過程において、検出回路1によって、大容量コンデン
サCの充電電圧Vaが基準電圧以上となると、過充電を防
止するためのリミッタ信号SLIMがAND回路20の一方の入
力端に供給されるとともに、AND回路5,6の反転入力端、
およびAND回路21の一方の入力端へ供給される(図8
(a)を参照)。
AND回路20に供給された、リミッタ信号SLIM(“H"レ
ベル)は、NチャンネルFETMN1がオフ状態になると(図
8(h)を参照)、AND回路3の反転入力端へ供給さ
れ、PチャンネルFETMP1のゲートがオン(“L"レベル)
となり(図8(c)を参照)、PチャンネルFETMP1がオ
ン状態となる。また、AND回路21に供給された、リミッ
タ信号SLIM(“H"レベル)は、NチャンネルFETMN2がオ
フ状態であれば(図8(j)を参照)、AND回路4の反
転入力端へ供給される。
従って、PチャンネルFETMN2のゲートがオン(“L"レ
ベル)となり(図8(e)を参照)、PチャンネルFETM
P2がオン状態となる。これにより、PチャンネルFETMP
1,MP2は、少なくとも、NチャンネルFETMN1,MN2がオフ
状態の期間にオン状態となる。
この結果、通常の充電経路とは異なる閉ループ経路が
形成され、発電機AGの交流電流(リミッタ電流ILIM)
は、矢印で示す閉ループ経路を流れることになり、大容
量コンデンサCへの充電電流がカットされ、過充電が防
止される。このとき、NチャンネルFETMN1,MN2は、必ず
オフ状態であるので、大容量コンデンサCによるショー
ト電流も発生せず、大容量コンデンサCおよび回路部7
にダメージを与えることがない。
[4] 第3実施形態 次に本発明の好適な第3実施形態について詳細に説明
する。
[4.1] 第3実施形態の構成 図9は、第3実施形態による充電回路102の構成を示
す回路図である。なお、図9において、図3の第1実施
形態に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略
する。
第3実施形態の充電回路102の構成が、図3の第1実
施形態の充電回路100の構成と異なる点は、大容量コン
デンサCの出力電圧VSS’を昇圧して昇圧駆動電圧VSS
を生成する昇圧回路49と、昇圧駆動電圧VSSにより蓄電
される補助コンデンサCSとを備え、回路部7、検出回
路1、制御回路2並びにコンパレータCMP1A,CMP1B,CMP2
A,CMP2BおよびAND回路3,4,5,6により構成される整流制
御回路に昇圧駆動電圧VSSを供給して駆動するように構
成している点である。
昇圧回路49は、図10に示すように、高容量コンデンサ
Cの高電位側端子に一方の端子が接続されたスイッチSW
1と、スイッチSW1の他方の端子に一方の端子が接続さ
れ、他方の端子が高容量2次電源48の低電位側端子に接
続されたスイッチSW2と、スイッチSW1とスイッチSW2と
の接続点に一方の端子が接続されたコンデンサ49aと、
コンデンサ49aの他方の端子に一方の端子が接続され、
他方の端子が高容量2次電源48の低電位側端子に接続さ
れたスイッチSW3と、一方の端子が補助コンデンサ80の
低電位側端子に接続され、他方の端子がコンデンサ49a
とスイッチSW3との接続点に接続されたスイッチSW4と、
高容量2次電源48の高電位側端子と補助コンデンサ80の
高電位側端子との接続点に一方の端子が接続されたスイ
ッチSW11と、スイッチSW11の他方の端子に一方の端子が
接続され、他方の端子が高容量2次電源48の低電位側端
子に接続されたスイッチSW12と、スイッチSW11とスイッ
チSW12との接続点に一方の端子が接続されたコンデンサ
49bと、コンデンサ49bの他方の端子に一方の端子が接続
され、スイッチSW12と高容量2次電源48の低電位側端子
との接続点に他方の端子が接続されたスイッチSW13と、
一方の端子がコンデンサ49bとスイッチSW13との接続点
に接続され、他方の端子が補助コンデンサの低電位側端
子に接続されたスイッチSW14と、スイッチSW11とスイッ
チSW12との接続点に一方の端子が接続され、コンデンサ
49aとスイッチSW3との接続点に他方の端子が接続された
スイッチSW21と、を備えて構成されている。
[4.2] 第3実施形態の動作 [4.2.1] 昇圧回路の動作 本第3実施形態の動作は、動作電圧の違い(VSS’と
VSS)を除き、第1実施形態の動作と同様であるので、
以下の説明においては、昇圧回路周辺の動作についての
み説明する。
まず、昇圧回路49の動作について、図10ないし図15を
参照して、3倍昇圧時、2倍昇圧時、1.5倍昇圧時、1
倍昇圧時(ショートモード)および1倍昇圧時(電荷転
送モード)を例として説明する。
[4.2.1.1] 3倍昇圧時 昇圧回路49は、外部より入力された昇圧クロックCK U
Dに基づいて動作しており、3倍昇圧時には、図11に示
すように、第1の昇圧クロックタイミング(パラレル接
続タイミング)においては、スイッチSW1をオン、スイ
ッチSW2をオフ、スイッチSW3をオン、スイッチSW4をオ
フ、スイッチSW11をオン、スイッチSW12をオフ、スイッ
チSW13をオン、スイッチSW14をオフ、スイッチSW21をオ
フとする。
この場合における昇圧回路49の等価回路は、図12
(a)に示すようなものとなり、コンデンサ49aおよび
コンデンサ49bに大容量コンデンサCから電源が供給さ
れ、コンデンサ49aおよびコンデンサ49bの電圧が大容量
コンデンサCの電圧とほぼ等しくなるまで充電がなされ
る。
次に第2昇圧のクロックタイミング(シリアル接続タ
イミング)においては、スイッチSW1をオフ、スイッチS
W2をオン、スイッチSW3をオフ、スイッチSW4をオフ、ス
イッチSW11をオフ、スイッチSW12をオフ、スイッチSW13
をオフ、スイッチSW14をオン、スイッチSW21をオンとす
る。
この場合における昇圧回路49の等価回路は、図12
(b)に示すようなものとなり、大容量コンデンサC、
コンデンサ49aおよびコンデンサ49bはシリアルに接続さ
れて、大容量コンデンサCの電圧の3倍の電圧で補助コ
ンデンサCSが充電され、3倍昇圧が実現されることと
なる。
[4.2.1.2] 2倍昇圧時 昇圧回路49は、外部より入力された昇圧クロックCK U
Dに基づいて動作しており、2倍昇圧時には、図11に示
すように、第1の昇圧クロックタイミング(パラレル接
続タイミング)においては、スイッチSW1をオン、スイ
ッチSW2をオフ、スイッチSW3をオン、スイッチSW4をオ
フ、スイッチSW11をオン、スイッチSW12をオフ、スイッ
チSW13をオン、スイッチSW14をオフ、スイッチSW21をオ
フとする。
この場合における昇圧回路49の等価回路は、図13
(a)に示すようなものとなり、コンデンサ49aおよび
コンデンサ49bに大容量コンデンサCから電源が供給さ
れ、コンデンサ49aおよびコンデンサ49bの電圧が大容量
コンデンサCの電圧とほぼ等しくなるまで充電がなされ
る。
次に第2の昇圧クロックタイミング(シリアル接続タ
イミング)においては、スイッチSW1をオフ、スイッチS
W2をオン、スイッチSW3をオフ、スイッチSW4をオン、ス
イッチSW11をオフ、スイッチSW12をオン、スイッチSW13
をオフ、スイッチSW14をオン、スイッチSW21をオフとす
る。
この場合における昇圧回路49の等価回路は、図13
(b)に示すようなものとなり、並列に接続されたコン
デンサ49aおよびコンデンサ49bに対し、大容量コンデン
サCがシリアルに接続されて、大容量コンデンサCの電
圧の2倍の電圧で補助コンデンサCSが充電され、2倍
昇圧が実現されることとなる。
[4.2.1.3] 1.5倍昇圧時 昇圧回路49は、外部より入力された昇圧クロックCK U
Dに基づいて動作しており、1.5倍昇圧時には、図11に示
すように、第1の昇圧クロックタイミング(パラレル接
続タイミング)においては、スイッチSW1をオン、スイ
ッチSW2をオフ、スイッチSW3をオフ、スイッチSW4をオ
フ、スイッチSW11をオフ、スイッチSW12をオフ、スイッ
チSW13をオン、スイッチSW14をオフ、スイッチSW21をオ
ンとする。
この場合における昇圧回路49の等価回路は、図14
(a)に示すようなものとなり、コンデンサ49aおよび
コンデンサ49bに大容量コンデンサCから電源が供給さ
れ、コンデンサ49aおよびコンデンサ49bの電圧が大容量
コンデンサCの電圧の1/2の電圧とほぼ等しくなるまで
充電がなされる。
次に第2の昇圧クロックタイミング(シリアル接続タ
イミング)においては、スイッチSW1をオフ、スイッチS
W2をオン、スイッチSW3をオフ、スイッチSW4をオン、ス
イッチSW11をオフ、スイッチSW12をオン、スイッチSW13
をオフ、スイッチSW14をオン、スイッチSW21をオフとす
る。
この場合における昇圧回路49の等価回路は、図14
(b)に示すようなものとなり、並列に接続されたコン
デンサ49aおよびコンデンサ49bに対し、大容量コンデン
サCがシリアルに接続されて、大容量コンデンサCの電
圧の1.5倍の電圧で補助コンデンサCSが充電され、1.5
倍昇圧が実現されることとなる。
[4.2.1.4] 1倍昇圧時(非昇圧時;ショートモー
ド) 昇圧回路49は、1倍昇圧時には、図11に示すように、
常に、スイッチSW1をオフ、スイッチSW2をオン、スイッ
チSW3をオン、スイッチSW4をオン、スイッチSW11をオ
フ、スイッチSW12をオン、スイッチSW13をオン、スイッ
チSW14をオン、スイッチSW21をオフとする。
この場合における昇圧回路49の接続状態は、図15
(a)に示すようなものとなり、その等価回路は図15
(b)に示すようなものとなって、大容量コンデンサC
が補助コンデンサCSに直結された状態となる。
[4.2.2] 第3実施形態の効果 以上の説明のように、本第3実施形態によれば、回路
部7、検出回路1、制御回路2並びにコンパレータCMP1
A,CMP1B,CMP2A,CMP2BおよびAND回路3,4,5,6により構成
される整流制御回路に昇圧駆動電圧VSSを供給して駆動
するように構成しているので、大容量コンデンサCの電
圧VSS’が低い(本実施形態では、高電位側の電圧に相
当)場合でも、常に安定して昇圧電圧VSSを供給するこ
とができるため、安定して回路部7を駆動することが可
能となる。
さらに電源電圧VSS’の昇圧を行わない場合には、大
容量コンデンサCの電圧VSS’が低い場合に整流用のト
ランジスタであるPチャンネルFETMP1、MP2およびNチ
ャンネルFETMN1、MN2のゲートに印加される制御電圧が
低くなるため、充電効率が低下することとなるが、本第
3実施形態においては、電源電圧VSS’を昇圧して、昇
圧電源電圧VSSでPチャンネルFETMP1、MP2およびNチ
ャンネルFETMN1、MN2を駆動しているので、これらのト
ランジスタのオン抵抗を小さくすることができる。
すなわち、ドレイン電流Idsは、次式により表され、
ゲート電圧Vgsの2乗で増加するので、ゲートに印加す
る制御電圧を大きくすることで、トランジスタの駆動能
力が増加してオン抵抗が小さくなるので、整流効率を向
上させることができることとなる。
Ids=(W/L)・β・(Vgs−Vth)2/2 ここで、Lはチャネル長、Wはチャネル幅、βはゲイ
ン定数である。
[5] 第4実施形態 次に本発明の好適な第4実施形態について詳細に説明
する。
[5.1] 第4実施形態の構成 図16は、第4実施形態による充電回路103の構成を示
す回路図である。なお、図16において、図3の第1実施
形態に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略
する。
第4実施形態の充電回路103の構成が、図3の第1実
施形態の充電回路100の構成と異なる点は、AND回路3と
PチャンネルFETMP1との間に昇圧回路49Aを設け、AND回
路4とPチャンネルFETMP2との間に昇圧回路49Aを設け
た点である。
昇圧回路49Aが第3実施形態の昇圧回路49と異なる点
は、昇圧回路49が昇圧電源電圧VSSがほぼ一定電圧範囲
内に収まるように昇圧昇圧倍率を可変としていたのに対
し、本第4実施形態は、昇圧倍率を固定(たとえば、2
倍固定)とした点である。
従って、昇圧回路49Aの構成は、昇圧回路49の構成の
うち、たとえば、昇圧倍率2倍の場合、図24に示した等
価回路を実現可能な構成を備えている。
[5.2] 第4実施形態の動作 本第4実施形態の構成によれば、充電電流iにより大
容量コンデンサCが充電される充電過程において、検出
回路1によって、大容量コンデンサCの充電電圧|Va|が
基準電圧以上となると、過充電を防止するためのリミッ
タ信号SLIMが制御回路2へ供給される。
制御回路2では、リミッタ信号SLIMは、遅延回路2a
(図4参照)に供給されるとともに、そのままAND回路2
bの他方の入力端とOR回路2cの他方の入力端とに供給さ
れる。
遅延回路2aでは、上記リミッタ信号SLIMが所定時間だ
け遅延され、リミッタ信号SLIM'としてAND回路2bの一方
の入力端とOR回路2cの一方の入力端とに供給される。
したがって、制御回路2からは、リミッタ信号SLIMよ
り所定時間だけ遅れて、“H"レベルとなる制御信号CS1
が昇圧回路49に出力されるとともに、リミッタ信号SLIM
と同じタイミングで“H"レベルとなる制御信号CS2がN
チャンネルFETMN1、FETMN2出力される。
これにより、昇圧回路49Aは、固定昇圧倍率(たとえ
ば、2倍)で制御信号CS2を昇圧し、PチャンネルFETMP
1,MP2のゲートに供給する。
この結果、PチャンネルFETMP1,MP2は、少なくとも、
制御信号CS1が“H"レベルの間、オン状態となる。この
結果、図3に示すように、通常の充電経路とは異なる閉
ループ経路が形成される。
一方、NチャンネルFETMN1,MN2は、少なくとも、制御
信号CS2が“H"レベルの間、オフ状態となる。
これにより、発電機AGの交流電流は、矢印で示す閉ル
ープ経路を流れることになり、大容量コンデンサCへの
充電電流iがカットされ、過充電が防止される)。
このとき、第3実施形態の昇圧回路49Aと異なり、昇
圧回路49Aは、回路部7に供給する電圧に関わらず、一
定の昇圧倍率で昇圧を行って整流用トランジスタである
PチャンネルFETMP1,MP2を駆動するため、第3実施形態
と比較して、より整流効率が向上することとなる。
さらに制御信号CS1が“H"レベルになっている期間T1
と、制御信号CS2が“H"レベルになっている期間T2とを
比べると、制御回路2で遅延されている分だけ、制御信
号CS2が“H"レベルになっている期間T2の方が長くな
る。
すなわち、リミッタ動作においては、まず、Nチャン
ネルFETMN1およびMN2をオフ状態とした後、Pチャンネ
ルFETMP1およびMP2をオン状態とする。
また、リミッタ解除動作においては、リミッタ信号SL
IMが“L"レベルになると、まず、PチャンネルFETMP1お
よびMP2を復帰させた後、NチャンネルFETMN1およびMN2
を復帰させる。
従って、PチャンネルFETMP1,MP2がオン状態となって
いる間、NチャンネルFETMN1,MN2は、必ずオフ状態にな
る。
この結果、大容量コンデンサCが短絡されないので、
ショート電流も発生せず、大容量コンデンサCに蓄えら
れた電力が無駄に消費されずに、大容量コンデンサCお
よび回路部7にダメージを与えることがない。
[5.3] 第4実施形態の効果 本第4実施形態によれば、第3実施形態の効果に加え
て、整流効率が向上することとなる。
[6] 第5実施形態 本第5実施形態は、上記第1〜第4実施形態における
検出回路1に代えて、サンプリング検出動作を行う検出
回路1Aを設けた場合の実施形態である。
[6.1] 第5実施形態の検出回路の構成 本第5実施形態の検出回路1Aの構成を図17に示す。
検出回路1Aは、大容量コンデンサCの電圧Vaを分圧し
て電圧Vaに比例する検出電圧Va'を生成する分圧回路50
と、基準電圧Vrefを生成する基準電圧発生回路51と、検
出電圧Va'と基準電圧Vrefとを比較して原リミッタ信号S
LIM0を出力するコンパレータ52と、原リミッタ信号SLIM
0をサンプリング信号SS3に対応するタイミングでラッ
チして保持し、リミッタ信号SLIM1として出力するラッ
チ回路53と、サンプリング信号SS1に基づいて基準電圧
発生回路51に電源を供給するスイッチSW51と、サンプリ
ング信号SS2に基づいてコンパレータ52に電源を供給す
るスイッチSW52と、サンプリング信号SS3に基づいて分
圧回路50を大容量コンデンサCに接続するスイッチSW53
と、を備えて構成されている。
この場合において、サンプリング信号SS1、サンプリ
ング信号SS2およびサンプリング信号SS3が“L"レベル
から“H"レベル、すなわち、スイッチSW51、スイッチSW
52、スイッチSW53がオンになるタイミングは、 サンプリング信号SS1→サンプリング信号SS2→サン
プリング信号SS3 の順番となっている。
従って、最も安定となるまでに時間がかかる基準電圧
発生回路51に電源が供給され、その後コンパレータ52に
電源が供給され、基準電圧Vrefおよびコンパレータ52の
動作が安定した後に、分圧回路50が接続されて、ラッチ
回路53により原リミッタ信号SLIM0が取り込まれること
となる。
[6.2] 第5実施形態の動作 次に図18の処理フローチャートおよび図19のタイミン
グチャートを参照して本第5実施形態の主要部の動作を
説明する。なお、実際には、サンプリング信号SS1→サ
ンプリング信号SS2→サンプリング信号SS3の順番で遷
移タイミングがずれているが、図19においては、説明の
簡略化のため、サンプリング信号SS1、SS2、SS3の遷
移タイミングはほぼ同一タイミングであるものとしてい
る。
まず、前回のサンプリングタイミングからの経過時間
Tがサンプリング期間Tsp以上となったか否かを判別す
る(ステップS1)。
ステップS1の判別において、前回のサンプリングタイ
ミングからの経過時間Tがサンプリング期間Tsp未満の
場合には(ステップS1;No)、待機状態となり、ステッ
プS1の処理を繰り返す。
ステップS1の判別において、前回のサンプリングタイ
ミングからの経過時間Tがサンプリング期間Tsp以上の
場合には(ステップS1;Yes)、図19の時刻t1、t3、t4に
示すように、サンプリング信号SS1、サンプリング信号
SS2およびサンプリング信号SS3を順次“L"レベルから
“H"レベルに遷移させ、すなわち、スイッチSW51、スイ
ッチSW52、スイッチSW53を順次オンとして、基準電圧発
生回路51に電源が供給され、その後コンパレータ52に電
源が供給され、基準電圧Vrefおよびコンパレータ52の動
作が安定した後に、分圧回路50が接続されて、検出電圧
Va'が基準電圧Vrefを超過しているか否かをコンパレー
タ52により判別する(ステップS2)。
ステップS2の判別において、図19の時刻t2〜時刻t5に
示すように、検出電圧Va'が基準電圧Vrefを超過し、原
リミッタ信号SLIM0が“H"レベルに遷移している場合に
は(ステップS2;Yes)、図19の時刻t3、t4に示すよう
に、ラッチ回路53に“H"レベルの原リミッタ信号SLIM0
が取り込まれ、リミッタ信号SLIM1=“H"レベルとなる
(ステップS3)。
これにより制御回路2は、NチャンネルFETMN1および
MN2をオフ状態とすべく制御信号CS1を出力し(ステップ
S4)、NチャンネルFETMN1およびMN2がオフ状態となっ
たか否かを判別する(ステップS5)。
ステップS5の判別において、NチャンネルFETMN1ある
いはMN2の少なくとも一方が、オン状態の場合には(ス
テップS5;No)再び処理をステップS4に移行して、Nチ
ャンネルFETMN1およびMN2をオフ状態とすべく制御信号C
S1を出力する。
ステップS5の判別において、NチャンネルFETMN1およ
びMN2がオフ状態となった場合には(ステップS5;Ye
s)、PチャンネルFETMP1およびMP2オン状態として(ス
テップS6)、処理を再びステップS1に移行し、以後、同
様の処理を繰り返すこととなる。
一方、ステップS2の判別において、図19の時刻t1〜時
刻t2あるいは時刻t5〜に示すように、検出電圧Va'が基
準電圧Vref未満となり、原リミッタ信号SLIM0が“L"レ
ベルに遷移している場合には(ステップS2;No)、図20
の時刻t1、t6に示すように、ラッチ回路53に“L"レベル
の原リミッタ信号SLIM0が取り込まれ、リミッタ信号SLI
M1=“L"レベルとなり(ステップS7)、処理を再びステ
ップS1に移行し、以後、同様の処理を繰り返すこととな
る。
[6.3] 第5実施形態の効果 以上の説明のように、本第5実施形態によれば、検出
回路1Aの動作をサンプリング信号に基づいて間欠的に行
っているため、検出に伴う消費電力をより低減すること
ができる。
[7] 第6実施形態 [7.1] 第6実施形態の構成 図20に第6実施形態の検出回路の構成図を示す。
検出回路1Bは、一端が電源VDDに接続された定電流源
CCNSTと、定電流源CCNSTの他端にドレインD及びゲー
トGが共通接続されたトランジスタQ1と、トランジスタ
Q1のソースSにドレインD及びゲートGが共通接続され
たトランジスタQ2と、一端が電源VDDに接続されたプル
アップ抵抗RPUと、プルアップ抵抗RPUの他端に入力端
子が接続され、リミッタ信号SLIMを出力するインバータ
INV1と、トランジスタQ2のソースS及びプルアップ抵抗
RPUの他端並びに電源VSSの間に接続されたカレントミ
ラー回路CMCと、を備えて構成されている。
カレントミラー回路CMCは、トランジスタQ2のソース
SにドレインD及びゲートGが共通接続され、ソースS
が電源VSSに接続されたトランジスタQDと、プルアッ
プ抵抗RPUの他端にドレインDが接続され、トランジス
タQDのゲートGにゲートGが接続され、ソースSが電
源VSSに接続されたトランジスタQCと、を備えて構成
されている。
[7.2] 第6実施形態の動作 次に第6実施形態の検出回路1Bの動作を説明する。
電源電圧(VSS’−VDD)が低いうち、すなわち、図
20においては、トランジスタQ1、トランジスタQ2及びト
ランジスタQDのしきい値電圧の合計電圧未満の場合に
は、定電流源CCNSTから電流は流れず、カレントミラー
回路CMCのトランジスタQDおよびトランジスタQCはオ
フ状態であり、第1インバータINV1の入力端子には、電
源VDDをプルアップ抵抗RPUによりプルアップした電圧
V1(=“H"レベル相当)が印加され、第1インバータIN
V1は、“L"レベルのリミッタ信号SLIMを出力するので、
リミッタトランジスタ40は、オフ状態を保持する。
一方、電源電圧(VSS’−VDD)が大きくなって、所
定の電圧(図20においては、トランジスタQ1、トランジ
スタQ2及びトランジスタQDのしきい値電圧の合計電
圧)を超過すると、定電流源CCNSTからトランジスタQ
1、Q2、QDを介して電源VSS’側に電流が流れ、トラン
ジスタQDのドレインD−ソースS間の電流と同じ大き
さの電流がトランジスタQCのドレインD−ソースS間
を流れる。
ここで、トランジスタQCに流れる電流はプルアップ
抵抗RPUに流れ得る電流よりも大きくなるように設定さ
れており、この結果、電圧V1は“L"レベルに相当する電
圧となる。
これにより、第1インバータINV1は、“H"レベルの信
号を出力するので、リミッタトランジスタ40は、オン状
態となり、リミッタ電流が流れることとなる。
このように本第6実施形態の電圧検出判別部1Bは、電
源電圧が低い場合には、ほとんど電流を消費することが
なく、電池駆動されている携帯用電子機器などにおい
て、過電圧を防止する回路として好適となっている。
[8] 変形例 本発明は、上述した実施形態に限定されるものではな
く、例えば、以下に述べる各種の変形が可能である。
[8.1] 第1変形例 上述した各実施形態においては、充電回路100,101を
用いた電子機器の一例として腕時計を取り上げ説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、
懐中時計、置き時計、電卓、携帯用パーソナルコンピュ
ータ、電子手帳、携帯ラジオ、携帯型の血圧計、携帯電
話機、ページャ、万歩計等に適用することができる。要
は電力を消費する電子機器であればどのようなものに適
用してもよい。このような電子機器においては、電池が
なくてもそこに内蔵される電子回路や機構系を継続して
動作させることができるので、何時でも電子機器を使用
することができ、また、煩わしい電池の交換を不要にで
きる。さらには、電池の破棄に伴う問題が生ずることも
ない。
なお、蓄電作用のない電池と充電回路100,101,102,10
3とを兼用してもよく、この場合は、電子機器を長時間
持ち歩かなっかった場合に、電池からの電力により即座
に電子機器を動作させることができ、その後、使用者が
電子機器を持ち歩くことによって、発電された電力によ
って電子機器を動作させることができる。
[8.2] 第2変形例 上述した各実施形態においては、PチャンネルFETP1,
P2をオン状態とすることで、閉ループ経路を形成した
が、これに限らず、NチャンネルFETN1,N2をオン状態と
することで、閉ループ経路を形成してもよい。
[8.3] 第3変形例 上述した各実施形態においては、スイッチ手段の一例
として、PチャンネルFETP1,P2、NチャンネルFETN1,N2
といったユニポーラトランジスタを例示したが、Pチャ
ンネルFETP1,P2の替わりにPNP型のトランジスタ、Nチ
ャンネルFETN1,N2の替わりにNPN型のバイポーラトラン
ジスタを使用してもよい。ただし、これらのバイポーラ
トランジスタにあっては、エミッタ・コレクタ間の飽和
電圧が0.3V程度あるのが通常であるから、発電機AGの起
電圧が小さい場合には、上述した実施形態のようにFET
を使用することが望ましい。
[8.4] 第4変形例 上述した実施形態において、コンパレータCOM1A,COM1
B,COM2A,COM2BをFETで構成し、充電回路100、101,102,1
03全体を1チップのICに内蔵するようにしてもよい。
なお、集積化したPチャネルFETP1、PチャネルFETP
2、NチャネルFETN1およびNチャネルFETN2の各寄生ダ
イオードD1〜D4を利用すると、電源電圧が低下してコン
パレータが動作不能となった場合でも整流動作を行わせ
ることが出来る。
[8.5] 第5変形例 上述した実施形態では、発電機AGとして、回転錘7の
回転運動をロータ10に伝達し、該ロータ10の回転により
出力用コイルに起電力を発生させる電磁発電装置を採用
しているが、これに限定されることなく、例えば、ゼン
マイの復元力により回転運動を生じさせ、該回転運動で
起電力を発生させる発電装置や、外部あるいは自励によ
る振動または変位を圧電体に加え、該圧電体の圧電効果
によって電力を発生させる発電装置であってもよい。す
なわち交流電力が供給される発電装置であればよい。
[8.6] 第6変形例 上述した各実施形態の充電回路に代えて、高電位側電
源ラインVDDと低電位側電源ラインVSS’を逆転させた
充電回路を構成してもよい。
[8.7] 第7変形例 上述した各実施形態に係わる充電回路および変形例に
係わる充電回路は、ゼンマイ式発電機を備えた電子制御
機械時計に応用してもよい。
図21は、電子制御機械時計の機械構造を示す斜視図で
ある。
この腕時計において、ゼンマイ110はリューズ(図示
せず)に連結されており、リューズを巻くことによっ
て、ゼンマイ110に機械エネルギが蓄積されるようにな
っている。ゼンマイ110と発電機130のロータ131の間に
は、増速輪列120が設けられている。増速輪列120は、分
針124が固定されている二番車121、三番車122、および
秒針125が固定されている四番車123等から構成されてい
る。そして、この増速輪列120によってゼンマイ110の運
動が発電機130のロータ131に伝達され、発電が行われる
ようになっている。ここで、発電機130は電磁ブレーキ
としても作用し、増速輪列120に固定された指針を定速
で回転させている。この意味において、発電機130は調
速機としても機能する。
次に、図22は、第1実施形態の充電回路100と同様の
構成の充電回路100Aを適用した電子制御機械時計の電気
的構成を示すブロック図である。
図22において、充電回路100Aは、発電機130と整流部1
35とによって構成されている。
発振回路160は水晶振動子161を用いてクロック信号CL
Kを生成している。調速回路170において、検出回路102
が発電機130の発電周波数を検出すると、制御回路103
は、この検出結果に基づいて、ロータ131の回転周期が
クロック信号CLKの周期と合うように電磁ブレーキを調
整してロータ131の回転速度を一定にするように閉ルー
プ形成部140を制御している。
ここで、発電機130の回転制御は、交流発電機AGのコ
イル両端を介して閉ループ経路を形成可能な閉ループ形
成部140でオン/オフすることで行っている。
このスイッチは、上述した実施形態におけるPチャンネ
ルトランジスタMP1,MP2が相当する。このチョッパリン
グによって、スイッチをオンした時には、交流発電機AG
にショートブレーキが掛かり、かつ交流発電機AGのコイ
ルに電気エネルギが蓄積される。一方、スイッチをオフ
すると、交流発電機AGが動作し、コイルに蓄積されてい
た電気エネルギが開放され起電圧が生じる。この時の起
電圧には、スイッチをオフしていた時の電気エネルギが
加わるので、その値を高めることができる。このため、
交流発電機AGをチョッパリングで制御すると、ブレーキ
時の発電電力の低下をスイッチオフ時の起電圧の高まり
分で補填でき、発電電力を一定以上に保ちながら、制動
トルクを増加でき、持続時間の長い電子制御式機械時計
を構成することができる。この場合、チョッパリングに
用いるスイッチと過充電防止のために用いるPチャンネ
ルトランジスタMP1,MP2とを兼用することができるの
で、構成を簡易にすることができる。
[8.8] 第8変形例 閉ループ回路の構成としては、短絡することにより構
成するほか、直列に抵抗素子を挿入しても良く、この場
合には、閉ループ回路に流れるループ電流を最適な電流
値に調整することが出来る。
産業上の利用可能性 上述したように本発明によれば、充電電圧が所定の電
圧を越えると、ブリッジ構成とした4つの整流用トラン
ジスタのうち、所定のトランジスタ対をオン状態とする
ことで、発電電流を流すための閉ループ経路を形成する
ようにしたので、簡単な構成で蓄電素子の過充電を防止
することができる。
また、閉ループ経路を形成する際に、他のトランジス
タ対をオフ状態とするようにしたので、蓄電素子よるシ
ョート電流も発生せず、大容量コンデンサCに蓄えられ
た電力が無駄に消費されずに、回路にダメージを与える
ことがない。
また、閉ループ経路を形成する際に、所定のトランジ
スタ対をオン状態にする前に、他のトランジスタ対をオ
フ状態にするようにしたので、確実に閉ループ経路を形
成することができ、安全に蓄電素子の過充電を防止する
ことができる。
また、閉ループ経路を形成する際に、他のトランジス
タ対がオフ状態であることを契機に所定のトランジスタ
対をオン状態にするようにしたので、より安全に蓄電素
子の過充電を防止することができる。
また、整流用ブリッジ回路のMOSFETと過充電防止回路
のMOSFETを兼用したので、省スペースの要求が厳しい腕
時計等の電子機器のスペースを有効活用でき、また、製
造コストも削減することができる。

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電圧が給電される各入力端子の一方の
    端子電圧と第1の電源ラインの出力電圧とを比較する第
    1の比較部と、前記第1の電源ラインと前記一方の入力
    端子との間に接続され、前記第1の比較部によりオン/
    オフ制御される第1のスイッチ部と、前記各入力端子の
    他方の端子電圧と第1の電源ラインの出力電圧とを比較
    する第2の比較部と、前記第1の電源ラインと前記他方
    の入力端子との間に接続され、前記第2の比較部により
    オン/オフ制御される第2のスイッチ部と、前記一方の
    入力端子へ供給される端子電圧と第2の電源ラインの出
    力電圧とを比較する第3の比較部と、前記第2の電源ラ
    インと前記一方の入力端子との間に接続され、前記第3
    の比較部によりオン/オフ制御される第3のスイッチ部
    と、前記他方の入力端子へ供給される端子電圧と第2の
    電源ラインの出力電圧とを比較する第4の比較部と、前
    記第2の電源ラインと前記他方の入力端子との間に接続
    され、前記第4の比較部によりオン/オフ制御される第
    4のスイッチ部と、前記第1および第2の電源ライン間
    に接続される蓄電素子とを備え、前記第1および第4の
    スイッチ部または前記第2および第3のスイッチ部を同
    時にオン状態として前記入力端子に供給される交流電圧
    を整流して前記蓄電素子に電力を充電する充電回路に用
    いられる過充電防止方法であって、 前記蓄電素子の充電電圧が予め定めた所定の電圧を超え
    た場合には、前記第1および第2のスイッチ部または前
    記第3および第4のスイッチ部を同時にオン状態とし、
    前記一方の入力端子と前記他方の入力端子との間に閉ル
    ープ経路を形成するステップと、 を有することを特徴とする過充電防止方法。
  2. 【請求項2】交流電圧が給電される各入力端子の一方の
    端子電圧と第1の電源ラインの出力電圧とを比較する第
    1の比較部と、前記第1の電源ラインと前記一方の入力
    端子との間に接続され、前記第1の比較部によりオン/
    オフ制御される第1のスイッチ部と、前記各入力端子の
    他方の端子電圧と第1の電源ラインの出力電圧とを比較
    する第2の比較部と、前記第1の電源ラインと前記他方
    の入力端子との間に接続され、前記第2の比較部により
    オン/オフ制御される第2のスイッチ部と、前記一方の
    入力端子へ供給される端子電圧と第2の電源ラインの出
    力電圧とを比較する第3の比較部と、前記第2の電源ラ
    インと前記一方の入力端子との間に接続され、前記第3
    の比較部によりオン/オフ制御される第3のスイッチ部
    と、前記他方の入力端子へ供給される端子電圧と第2の
    電源ラインの出力電圧とを比較する第4の比較部と、前
    記第2の電源ラインと前記他方の入力端子との間に接続
    され、前記第4の比較部によりオン/オフ制御される第
    4のスイッチ部と、前記第1および第2の電源ライン間
    に接続される蓄電素子とを備え、前記入力端子に供給さ
    れる交流電圧を整流して前記蓄電素子に電力を充電する
    充電回路に用いられる過充電防止方法であって、 前記蓄電素子の充電電圧を検出するステップと、 検出された充電電圧が予め定めた所定の電圧を超えたか
    否かを判別するステップと、 前記充電電圧が前記所定の電圧を越えた場合には、前記
    第1および第2のスイッチ部、または前記第3および第
    4のスイッチ部をオフ状態にするステップと、 前記第1および第2のスイッチ部、または前記第3およ
    び第4のスイッチ部を同時にオン状態とし、前記一方の
    入力端子と前記他方の入力端子との間に閉ループ経路を
    形成するステップと、 を有することを特徴とする過充電防止方法。
  3. 【請求項3】前記検出された充電電圧が予め定めた所定
    の電圧を超えたか否かを判別するステップは、前記所定
    の電圧を予め定められた基準電圧とし、前記充電電圧を
    前記基準電圧と比較するステップを備えたことを特徴と
    する請求の範囲第2項記載の過充電防止方法。
  4. 【請求項4】前記閉ループ経路を形成するステップにお
    いて、前記第1および第2のスイッチ部をオン状態とす
    ることを特徴とする請求の範囲第2項記載の過充電防止
    方法。
  5. 【請求項5】前記閉ループ経路を形成するステップにお
    いて、前記第3および第4のスイッチ部をオフ状態にし
    た後、前記第1および第2のスイッチ部をオン状態とす
    ることを特徴とする請求の範囲第4項記載の過充電防止
    方法。
  6. 【請求項6】前記第1ないし第4のスイッチ部を通常の
    充電動作に復帰させる際、前記第1および第2のスイッ
    チ部を復帰させた後、前記第3および第4のスイッチ部
    を復帰させるステップを有することを特徴とする請求の
    範囲第4項または5項記載の過充電防止方法。
  7. 【請求項7】前記閉ループ経路を形成するステップにお
    いて、前記第3および第4のスイッチ部がオフ状態であ
    ることを契機に、前記第1および第2のスイッチ部をオ
    ン状態とすることを特徴とする請求の範囲第2項記載の
    過充電防止方法。
  8. 【請求項8】前記閉ループ経路を形成するステップにお
    いて、前記第3および第4のスイッチ部をオン状態とす
    ることを特徴とする請求の範囲第2項記載の過充電防止
    方法。
  9. 【請求項9】前記閉ループを形成するステップにおい
    て、前記第1および第2のスイッチ部をオフ状態にした
    後、前記第3および第4のスイッチ部をオン状態とする
    ことを特徴とする請求の範囲第8項記載の過充電防止方
    法。
  10. 【請求項10】前記第1ないし第4のスイッチ部を通常
    の充電動作に復帰させる際、前記第3および第4のスイ
    ッチ部を復帰させた後、前記第1および第2のスイッチ
    部を復帰させるステップを有することを特徴とする請求
    の範囲第8項または9項記載の過充電防止方法。
  11. 【請求項11】前記閉ループ経路を形成するステップに
    おいて、前記第1および第2のスイッチ部がオフ状態で
    あることを契機に、前記第3および第4のスイッチ部を
    オン状態とすることを特徴とする請求の範囲第2項記載
    の過充電防止方法。
  12. 【請求項12】前記蓄電素子の充電電圧を検出するステ
    ップにおいては、前記充電電圧の検出を所定のサンプリ
    ング間隔毎に間欠的に行うことを特徴とする請求の範囲
    第2項記載の過充電防止方法。
  13. 【請求項13】交流電圧が給電される各入力端子の一方
    の端子電圧と第1の電源ラインの出力電圧とを比較する
    第1の比較手段と、前記第1の電源ラインと前記一方の
    入力端子との間に接続され、前記第1の比較手段により
    オン/オフ制御される第1のスイッチ手段と、前記各入
    力端子の他方の端子電圧と第1の電源ラインの出力電圧
    とを比較する第2の比較手段と、前記第1の電源ライン
    と前記他方の入力端子との間に接続され、前記第2の比
    較手段によりオン/オフ制御される第2のスイッチ手段
    と、前記一方の入力端子へ供給される端子電圧と第2の
    電源ラインの出力電圧とを比較する第3の比較手段と、
    前記第2の電源ラインと前記一方の入力端子との間に接
    続され、前記第3の比較手段によりオン/オフ制御され
    る第3のスイッチ手段と、前記他方の入力端子へ供給さ
    れる端子電圧と第2の電源ラインの出力電圧とを比較す
    る第4の比較手段と、前記第2の電源ラインと前記他方
    の入力端子との間に接続され、前記第4の比較手段によ
    りオン/オフ制御される第4のスイッチ手段と、 前記第1のスイッチ手段、前記第2のスイッチ手段、前
    記第3のスイッチ手段および前記第4のスイッチ手段に
    より形成されるブリッジ整流回路に接続された蓄電素子
    と、 前記整流回路により充電された前記蓄電素子の充電電圧
    が予め定めた所定の電圧を超えた場合に、前記第1のス
    イッチ手段および第2のスイッチ手段または前記第3の
    スイッチ手段および第4のスイッチ手段を同時にオン状
    態とし、前記一方の入力端子および前記他方の入力端子
    を介して閉ループ経路を形成する閉ループ形成手段と、 を備えたことを特徴とする充電回路。
  14. 【請求項14】前記閉ループ形成手段は、前記第3のス
    イッチ手段および前記第4のスイッチ手段をオフ状態と
    した後に前記第1のスイッチ手段および前記第2のスイ
    ッチ手段を同時にオン状態とし、あるいは、前記第1の
    スイッチ手段および前記第2のスイッチ手段をオフ状態
    とした後に前記第3のスイッチ手段および前記第4のス
    イッチ手段を同時にオン状態とすることを特徴とする請
    求の範囲第13項記載の充電回路。
  15. 【請求項15】第1および第2の入力端子に給電される
    交流電圧を整流して第1および第2の電源ラインの間に
    設けられた蓄電素子に電荷を充電する充電回路におい
    て、 前記第1の入力端子へ供給される端子電圧と第1の電源
    ラインの出力電圧とを比較する第1の比較手段と、前記
    第1の電源ラインと前記第1の入力端子との間に接続さ
    れ、前記第1の比較手段によりオン/オフ制御される第
    1のスイッチ手段と、 前記第2の入力端子へ供給される端子電圧と第1の電源
    ラインの出力電圧とを比較する第2の比較手段と、前記
    第1の電源ラインと前記第2の入力端子との間に接続さ
    れ、前記第2の比較手段によりオン/オフ制御される第
    2のスイッチ手段と、 前記第1の入力端子へ供給される端子電圧と第2の電源
    ラインの出力電圧とを比較する第3の比較手段と、前記
    第2の電源ラインと前記第1の入力端子との間に接続さ
    れ、前記第3の比較手段によりオン/オフ制御される第
    3のスイッチ手段と、 前記第2の入力端子へ供給される端子電圧と第2の電源
    ラインの出力電圧とを比較する第4の比較手段と、前記
    第2の電源ラインと前記第2の入力端子との間に接続さ
    れ、前記第4の比較手段によりオン/オフ制御される第
    4のスイッチ手段と、 前記第1および第2の電源ライン間に接続され、前記第
    1,第2,第3および第4のスイッチ手段によって整流され
    た充電電流により蓄電する蓄電素子と、 前記蓄電素子の充電電圧が予め定めた所定の電圧を超え
    たか否かを検出する所定電圧比較手段と、 前記所定電圧比較手段の検出結果に基づいて、前記第3
    および第4のスイッチ手段をオフ状態にするとともに、
    前記第1および第2のスイッチ手段をオン状態とし、前
    記第1の入力端子と前記第2の入力端子との間に閉ルー
    プ経路を形成する閉ループ形成手段と、 を備えたことを特徴とする充電回路。
  16. 【請求項16】前記所定電圧比較手段は、前記所定の電
    圧を予め定められた基準電圧とし、前記充電電圧が前記
    基準電圧を超えたか否かを検出することを特徴とする請
    求の範囲第15項記載の充電回路。
  17. 【請求項17】前記閉ループ形成手段は、 前記所定電圧比較手段において前記充電電圧が前記所定
    の電圧を越えたと検出された場合に、前記第1および第
    2のスイッチ手段をオン状態にする第1の制御信号を生
    成する第1の制御信号生成手段と、 前記第1および第2のスイッチ手段がオン状態になる前
    に、前記第3および第4のスイッチ手段をオフ状態にす
    る第2の制御信号を生成する第2の制御信号生成手段
    と、 前記第1の比較手段と前記第1のスイッチ手段との間に
    接続され、前記第1の制御信号により前記第1のスイッ
    チ手段をオン状態にする第1のゲート手段と、前記第2
    の比較手段と前記第2のスイッチ手段との間に接続さ
    れ、前記第1の制御信号により前記第2のスイッチ手段
    をオン状態にする第2のゲート手段と、前記第3の比較
    手段と前記第3のスイッチ手段との間に接続され、前記
    第2の制御信号により前記第3のスイッチ手段をオフ状
    態にする第3のゲート手段と、前記第4の比較手段と前
    記第4のスイッチ手段との間に接続され、前記第2の制
    御信号により前記第4のスイッチ手段をオフ状態にする
    第4のゲート手段と、を具備することを特徴とする請求
    の範囲第15項記載の充電回路。
  18. 【請求項18】前記閉ループ形成手段は、 前記所定電圧比較手段において前記充電電圧が前記所定
    の電圧を超えたと検出された場合に、前記第1および第
    2のスイッチ手段をオン状態とし、前記第3および第4
    のスイッチ手段をオフ状態にする制御信号を生成する制
    御信号生成手段と、 前記第1の比較手段と前記第1のスイッチ手段との間に
    接続され、前記制御信号により前記第1のスイッチ手段
    をオン状態にする第1のゲート手段と、 前記第2の比較手段と前記第2のスイッチ手段との間に
    接続され、前記制御信号により前記第2のスイッチ手段
    をオン状態にする第2のゲート手段と、 前記第3の比較手段と前記第3のスイッチ手段との間に
    接続され、前記制御信号により前記第3のスイッチ手段
    をオフ状態にする第3のゲート手段と、 前記第4の比較手段と前記第4のスイッチ手段との間に
    接続され、前記制御信号により前記第4のスイッチ手段
    をオフ状態にする第4のゲート手段と、 前記第3のスイッチ手段がオフ状態であるときに、前記
    制御信号を前記第1のゲート手段に供給する第5のゲー
    ト手段と、 前記第4のスイッチ手段がオフ状態であるときに、前記
    制御信号を前記第2のゲート手段に供給する第6のゲー
    ト手段と を具備することを特徴とする請求の範囲第15項に記載の
    充電回路。
  19. 【請求項19】前記スイッチ手段は、トランジスタであ
    ることを特徴とする請求の範囲第15項記載の充電回路。
  20. 【請求項20】前記入力端子に給電される交流電力は、
    旋回運動を行う回転錘と、前記回転錘の回転運動により
    起電力を発生する発電素子とを有する発電装置によって
    発電されることを特徴とする請求の範囲第15項記載の充
    電回路。
  21. 【請求項21】前記入力端子に給電される交流電力は、
    変形力が加えられる弾性部材と、前記弾性部材の元の形
    状に戻ろうとする復元力により回転運動を行う回転手段
    と、前記回転手段の回転運動により起電力を発生する発
    電素子とを有する発電装置によって発電されることを特
    徴とする請求の範囲第15項記載の充電回路。
  22. 【請求項22】前記所定電圧比較手段は、前記蓄電素子
    の充電電圧の検出を所定のサンプリング間隔で間欠的に
    行うことを特徴とする請求の範囲第15項記載の充電回
    路。
  23. 【請求項23】交流電力を発電する発電装置と、 前記第1の入力端子へ供給される端子電圧と第1の電源
    ラインの出力電圧とを比較する第1の比較手段と、前記
    第1の電源ラインと前記第1の入力端子との間に接続さ
    れ、前記第1の比較手段によりオン/オフ制御される第
    1のスイッチ手段と、前記第2の入力端子へ供給される
    端子電圧と第1の電源ラインの出力電圧とを比較する第
    2の比較手段と、前記第1の電源ラインと前記第2の入
    力端子との間に接続され、前記第2の比較手段によりオ
    ン/オフ制御される第2のスイッチ手段と、前記第1の
    入力端子へ供給される端子電圧と第2の電源ラインの出
    力電圧とを比較する第3の比較手段と、前記第2の電源
    ラインと前記第1の入力端子との間に接続され、前記第
    3の比較手段によりオン/オフ制御される第3のスイッ
    チ手段と、前記第2の入力端子へ供給される端子電圧と
    第2の電源ラインの出力電圧とを比較する第4の比較手
    段と、前記第2の電源ラインと前記第2の入力端子との
    間に接続され、前記第4の比較手段によりオン/オフ制
    御される第4のスイッチ手段と、前記第1および第2の
    電源ライン間に接続され、前記第1,第2,第3および第4
    のスイッチ手段によって整流された充電電流により蓄電
    する蓄電素子と、前記蓄電素子の充電電圧が予め定めた
    所定の電圧を越えたか否かを検出する所定電圧比較手段
    と、前記所定電圧比較手段の検出結果に基づいて、前記
    第3および第4のスイッチ手段をオフ状態にするととも
    に、前記第1および第2のスイッチ手段をオン状態と
    し、前記第1の入力端子と前記第2の入力端子との間に
    閉ループ経路を形成する閉ループ形成手段とからなる充
    電回路と、 前記蓄電素子から給電される電力によって動作する処理
    回路と を具備することを特徴とする電子機器。
  24. 【請求項24】前記所定電圧比較手段は、前記所定の電
    圧を予め定められた基準電圧とし、前記充電電圧が前記
    基準電圧を超えたか否かを検出することを特徴とする請
    求の範囲第23項記載の電子機器。
  25. 【請求項25】前記所定電圧比較手段は、前記蓄電素子
    の充電電圧の検出を所定のサンプリング間隔で間欠的に
    行うことを特徴とする請求の範囲第23項記載の電子機
    器。
  26. 【請求項26】交流電力を発電する発電装置と、 前記第1の入力端子へ供給される端子電圧と第1の電源
    ラインの出力電圧とを比較する第1の比較手段と、前記
    第1の電源ラインと前記第1の入力端子との間に接続さ
    れ、前記第1の比較手段によりオン/オフ制御される第
    1のスイッチ手段と、前記第2の入力端子へ供給される
    端子電圧と第1の電源ラインの出力電圧とを比較する第
    2の比較手段と、前記第1の電源ラインと前記第2の入
    力端子との間に接続され、前記第2の比較手段によりオ
    ン/オフ制御される第2のスイッチ手段と、前記第1の
    入力端子へ供給される端子電圧と第2の電源ラインの出
    力電圧とを比較する第3の比較手段と、前記第2の電源
    ラインと前記第1の入力端子との間に接続され、前記第
    3の比較手段によりオン/オフ制御される第3のスイッ
    チ手段と、前記第2の入力端子へ供給される端子電圧と
    第2の電源ラインの出力電圧とを比較する第4の比較手
    段と、前記第2の電源ラインと前記第2の入力端子との
    間に接続され、前記第4の比較手段によりオン/オフ制
    御される第4のスイッチ手段と、前記第1および第2の
    電源ライン間に接続され、前記第1,第2,第3および第4
    のスイッチ手段によって整流された充電電流により蓄電
    する蓄電素子と、前記蓄電素子の充電電圧と予め定めら
    れた所定の電圧を超えたか否かを検出する所定電圧比較
    手段と、前記所定電圧比較手段の検出結果に基づいて、
    前記第3および第4のスイッチ手段をオフ状態にすると
    ともに、前記第1および第2のスイッチ手段をオン状態
    とし、前記第1の入力端子と前記第2の入力端子との間
    に閉ループ経路を形成する閉ループ形成手段とからなる
    充電回路と、 前記蓄電素子から給電される電力によって動作し、時刻
    を計時する計時回路とを具備することを特徴とする時
    計。
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