JP3412166B2 - 電動機 - Google Patents

電動機

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JP3412166B2
JP3412166B2 JP18339092A JP18339092A JP3412166B2 JP 3412166 B2 JP3412166 B2 JP 3412166B2 JP 18339092 A JP18339092 A JP 18339092A JP 18339092 A JP18339092 A JP 18339092A JP 3412166 B2 JP3412166 B2 JP 3412166B2
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佳生 小林
政智 ▲角▼
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機の固定子に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】固定子巻線を巻装した固定子鉄心に回転
子を挿通し、固定子巻線と固定子鉄心外周部に回転子を
支持する軸受嵌入用ハウジングとフレームを樹脂などで
外装した電動機の従来の断面図を図3に示し、軸受嵌入
用ハウジングとフレームを樹脂などで外装する前の固定
子巻線・固定子鉄心・固定子巻線・温度保護装置・電源
入力部・結線用端板モールドの斜視図を図4に示す。
【0003】図4において、固定子鉄心1の外周部に固
定子巻線2と固定子鉄心1との絶縁、さらに導電体のピ
ン3を固定するために固定子鉄心モールド4を外装して
おき、スロット5に固定子巻線2を巻装し固定子巻線2
の各巻線端をそれぞれピン3の固定子鉄心モールド4近
傍に巻き付け、ハンダ付けなどで固定子巻線2とピン3
との電気的接続をする。固定子巻線2の各巻線端とピン
3との巻き付けの詳細は図3に示す。
【0004】固定子巻線2同志と、固定子巻線2・温度
保護装置8と、固定子巻線2又は温度保護装置8・電源
入力部9との間に電気的接続を図るためパターン化(図
示なし)された結線用端板6の外周部に、絶縁性の樹脂
によりあらかじめモールドした結線用端板モールド7を
用意し、結線用端板6に温度保護装置8と、電源入力用
リード線10をハンダ付けなどで電気的接続をする。こ
の際、結線用端板6のそれぞれの接続部は、結線用端板
モールド7の樹脂部からむき出しにされている。さら
に、電源入力用リード線10をブッシュ11ではさみ固
定する。
【0005】結線用端板6に設けられた貫通穴に前記ピ
ン3を貫通させ、ハンダ付けなどで電気的接続を図る。
この際、結線用端板6の接続部は結線用端板モールド7
の樹脂部からむき出しにされている。以上で図4に示す
構造体は完了する。
【0006】次に、本体モールド12で図4に示す構造
体を外装し、回転子完成品を支持する軸受嵌入用ハウジ
ングとフレームを形成する。その中央に軸13,回転子
14,軸受15を挿通する。ここで、回転子14,軸受
15はそれぞれ軸13に圧入などで固定されている。最
後にブラケット16を本体モールド12に固定させ完了
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の技
術では、電動機を作成・運搬・機器本体への取り付けな
どで長いリード線が常に存在し、それがじゃまになり作
業性を著しく悪化させていた。又、本体モールドの樹脂
は高熱にて成形する必要があり、そのため使用されるリ
ード線の被膜材質は、高耐熱で安価なものを使用しなく
てはいけなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電動機から直
接リード線を延出せずに、結線用端板モールドの電源入
力部近傍に設けられた電動機側コネクタ受部に電動機側
コネクタを嵌合させ、さらに結線用端板モールドの電動
機側コネクタ受部に電源側コネクタの接合用ロック機能
を持たせて電動機から直接電動機側コネクタを延出した
ものである。
【0009】
【作用】上記構成により、電動機から直接リード線を延
出させずに済み、電動機を作成・運搬・機器本体への取
り付け時のリード線による作業性悪化をなくすことがで
きる。さらにリード線を直接本体にモールドする必要が
なく、使用されるリード線の被膜材質は高耐熱で高価な
ものを使用しなくてもよい。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0011】本発明の電動機の断面図を図1に示し、軸
受嵌入用ハウジングとフレームを樹脂などで外装する前
の固定子巻線・固定子鉄心・固定子巻線・温度保護装置
・結線用端板モールド・電動機側コネクタの斜視図を図
2に示す。
【0012】図2において、固定子鉄心1の外周部に固
定子巻線2と固定子鉄心1との絶縁、さらに導電体のピ
ン3を固定するために、固定子鉄心モールド4を外装し
ておき、スロット5に固定子巻線2を巻装し、固定子巻
線2の各巻線端をそれぞれピン3の固定子鉄心モールド
4と近傍に巻き付け、ハンダ付けなどで固定子巻線2と
ピン3との電気的接続をするところまでは従来例と同じ
であり、固定子巻線2の各巻線端とピン3との巻き付け
の詳細も従来例と同じく図1に示す。
【0013】固定子巻線2同志と、固定子巻線2・温度
保護装置8と、固定子巻線2又は温度保護装置8・電源
入力部9との間に電気的接続を図るためパターン化(図
示なし)された結線用端板6の外周部に、絶縁性の樹脂
によりあらかじめモールドした結線用端板モールド7を
用意し、まず結線用端板6に温度保護装置8をハンダ付
けなどで電気的接続する。この際、結線用端板6の接続
部は、結線用端板モールド7の樹脂部からむき出しにさ
れている。結線用端板モールド7の電源入力部9近傍に
は、電動機側コネクタ受部17が結線用端板モールド7
の樹脂により形成されている。この電動機側コネクタ受
部17には貫通穴又は凹部が設けられており、電動機側
コネクタ18に設けられた凸部と嵌入させ固定する。こ
の電動機側コネクタ18には電源入力部9に外部から電
源を導通させるため、コネクタピン19を装着してい
る。
【0014】電動機側コネクタ受部17と電動機側コネ
クタ18との固定終了後、電源入力部9とコネクタピン
19とをハンダ付けなどで電気的接続をする。
【0015】次に、結線用端板6に設けられた貫通穴に
前記ピン3を貫通させ、ハンダ付けなどで電気的接続を
図る。この際、結線用端板6の接続部は結線用端板モー
ルド7の樹脂部からむき出しにされている。以上で、図
2に示す構造体は完了する。
【0016】次に本体モールド12で図2に示す構造体
を外装し、回転子完成品を支持する軸受嵌入用ハウジン
グとフレームを形成する。その中央に軸13,回転子1
4,軸受15を挿通する。ここで、回転子14,軸受1
5はそれぞれ軸13に圧入などで固定されている。最後
にブラケット16を本体モールド12に固定させ完了す
る。
【0017】本発明の電動機の構成は以上であるが、電
動機を機器本体へ取り付けした時に、コネクタピン19
に電源を入力させる必要がある。図1において、あらか
じめ端子20を装着した電源側コネクタ21を電動機側
コネクタ18の凹部に嵌入させると同時に、コネクタピ
ン19と端子20とを接触させ電気的接続をする。端子
20には電源側リード線22が電気的接続されており、
そこから電源を入力することが可能である。
【0018】この際、コネクタピン19と端子20との
接触を保持するため、電源側コネクタ21に設けられた
凸部23と、モータ側コネクタ受部17に設けられた凹
部24とをはめ合い嵌合させる。そうすることにより、
電源側コネクタ21はモータ側コネクタ18に確実に固
定することが可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、電動機から直接リード
線を延出させずに済み、電動機を作成・運搬・機器本体
への取り付け時のリード線による作業性悪化をなくすこ
とができる。さらに、リード線を直接本体モールドする
必要がなく、使用されるリード線の被膜材質は、高耐熱
で高価なものを使用しなくてもよく、その効果は極めて
大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動機の断面図
【図2】本発明の電動機の軸受嵌入用ハウジングとフレ
ームを樹脂などで外装する前の固定子巻線・固定子鉄心
・固定子巻線・温度保護装置・結線端板モールド・電動
機側コネクタの斜視図
【図3】従来の電動機の断面図
【図4】従来の電動機の軸受嵌入用ハウジングとフレー
ムを樹脂などで外装する前の固定子巻線・固定子鉄心・
固定子巻線・温度保護装置・電源入力部・結線用端板モ
ールドの斜視図
【符号の説明】
1 固定子鉄心 2 固定子巻線 3 ピン 4 固定子鉄心モールド 5 スロット 6 結線用端板 7 結線用端板モールド 8 温度保護装置 9 電源入力部 10 電源入力用リード線 11 ブッシュ 12 本体モールド 13 軸 14 回転子 15 軸受 16 ブラケット 17 電動機側コネクタ受部 18 電動機側コネクタ 19 コネクタピン 20 端子 21 電源側コネクタ 22 電源側リード線 23 凸部 24 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−67758(JP,A) 特開 昭60−109739(JP,A) 特開 昭62−64235(JP,A) 実開 平4−34852(JP,U) 実開 昭61−88458(JP,U) 実開 昭64−41168(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 3/50 H02K 5/08 H02K 5/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子巻線を巻装した固定子鉄心に回転
    子を挿通し、固定子巻線と固定子鉄心外周部に回転子を
    支持する軸受嵌入用ハウジングとフレームを樹脂で外装
    した電動機の内部に、導電体を絶縁性の樹脂によりあら
    かじめモールドした結線用端板モールドを埋め込み、前
    記結線用端板モールドにより固定子巻線同志と、固定子
    巻線・温度保護装置と、固定子巻線又は温度保護装置・
    電源入力部との間に電気的接続を図った電動機におい
    て、結線用端板モールドの電源入力部近傍であって前記
    結線用端板モールドの樹脂により形成される電動機側コ
    ネクタ受部に、電動機側コネクタを嵌合させたことを特
    徴とする電動機。
  2. 【請求項2】導電体を絶縁性の樹脂によりあらかじめモ
    ールドした結線用端板モールドの電源側コネクタ受部に
    電源側コネクタの接合用ロック機能を持たせたことを特
    徴とする請求項1記載の電動機。
JP18339092A 1992-07-10 1992-07-10 電動機 Expired - Fee Related JP3412166B2 (ja)

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KR20000047328A (ko) * 1998-12-31 2000-07-25 신영주 압축기용 전자클러치의 배선연결구조
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