JP3392509B2 - 非晶質合金被覆部材の製造方法 - Google Patents

非晶質合金被覆部材の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はその表面の一部又は全部
が非晶質金属(アモルファス金属)に被覆された非晶質
合金被覆部材の製造方法に関し、金型内にコア材を配置
した後、前記金型内に非晶質合金組成の溶湯を注入して
非晶質合金被覆層を形成することにより、非晶質合金被
覆部材の生産性を向上させたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、丸棒又は板状の非晶質単相バルク
材は、金型鋳造法又はダイカスト鋳造法により製造され
ている。この場合に、溶湯を除冷すると結晶質相になっ
てしまうため、溶湯を急冷凝固させることが必要であ
る。このため、非晶質単相バルク材の大きさは、溶湯を
急冷凝固させることが可能なサイズに制限される。非晶
質単相バルク材が得られる最大のサイズを臨界寸法とい
う。この臨界寸法は非晶質合金組成により異なる。下記
表1に、代表的な非晶質合金組成の臨界寸法を示す。但
し、表中の各元素の含有率は原子%である。
【0003】
【表1】
【0004】この表1から明らかなように、臨界寸法は
極めて小さい。このため、非晶質合金部材の各種分野へ
の適用が制限されている。
【0005】ところで、部材の表面のみを非晶質相とし
た非晶質合金被覆部材が開発されている。これらの部材
は任意の大きさに形成することができると共に、非晶質
合金の長所を有している。
【0006】従来、非晶質合金被覆部材の製造方法とし
ては、スパッタ法及び蒸着法等の薄膜形成法を使用し
て、部材の表面にアモルファス相を形成する方法があ
る。また、レーザー等を用いて、部材の表面の一部を融
解し、この融解した部分を急冷凝固させることによりア
モルファス化する方法もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の非晶質合金被覆部材の製造方法においては、い
ずれも非晶質合金被覆層の形成に時間がかかる等の欠点
があり、生産性が悪いため、製造コストが高いという問
題点がある。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、生産性が優れ、非晶質合金被覆部材の製造
コストを低減できる非晶質合金被覆部材の製造方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る非晶質合金
被覆部材の製造方法は、金型内にコア材を配置し、前記
金型内に非晶質合金組成の溶湯を注入することにより非
晶質合金被覆材を製造する方法において、前記溶湯の鋳
込み温度より融点が低いコア材を前記溶湯によるコア材
表面の融解が促進される温度に予備加熱する工程と、
記金型の内壁面と前記コア材との間隔が0.1乃至50
mmになるように前記金型内に予備加熱後の前記コア材
を配置する工程と、前記金型内に非晶質合金組成の溶湯
を注入して前記コア材の少なくとも一部を被覆する非晶
質合金被覆層を形成する工程とを有し、これにより、前
記コア材の表面の一部が融解し、被覆層との界面が連続
的に合金化されることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明においては、金型内にコア材を配置した
後、前記金型内に非晶質合金組成の溶湯を注入する。そ
うすると、溶湯は金型の壁面で冷却されて急冷凝固し、
コア材の少なくとも一部を被覆する被覆層が形成され
る。この場合に、この被覆層の金型と接触する表面は金
型により急冷されているので、少なくともその表面の一
部が非晶質相となる。
【0011】この場合に、金型の内壁面とコア材との間
隔は0.1乃至50mmであることが好ましい。一般的
に、非晶質合金組成の溶湯は流動性が悪いため、金型と
コア材との間隔が0.1mm未満であると、金型内壁面
とコア材との間に溶湯が侵入しにくくなる。また、金型
内壁面とコア材との間隔が50mmを超えると、溶湯の
急冷凝固が困難になり、非晶質相を得ることが難しくな
る。このため、金型の内壁面とコア材との間隔は0.1
乃至50mmであることが好ましい。
【0012】このように、本発明においては、鋳造法を
利用して非晶質合金被覆部材を製造するので、生産性が
優れており、非晶質合金被覆部材の製造コストを低減で
きる。
【0013】なお、コア材を金型内に配置する前に、前
記コア材を室温以上の温度に予備加熱しておくと、コア
材との接触による溶湯の温度低下を抑制できる。また、
コア材を予備加熱しておくことにより、溶湯との接触に
よるコア材表面の融解が促進され、被覆層とコア材との
密着性が向上するという利点もある。このため、コア材
を金型内に配置する前に、前記コア材を予備加熱してお
くことが好ましい。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について、添付の図面
を参照して説明する。
【0015】図1(a),(b)は本発明の第1の実施
例に係る非晶質合金被覆部材の製造方法を工程順に示す
模式図である。本実施例においては、鋳造装置を使用し
て非晶質合金被覆部材を製造する。この鋳造装置は、固
定金型1及び可動金型2を備えており、これらの金型
1,2により所定の形状のキャビティ7(空間)が形成
されるようになっている。このキャビティ7は、湯口9
を介して溶湯保持部8に連結される。この溶湯保持部8
の下部側には下部プランジャ5が上下方向に移動可能に
配設されており、この下部プランジャ5の上面が溶湯保
持部8の底部となっている。また、溶湯保持部8の上部
側には上部プランジャ(加圧プランジャ)6が上下方向
に移動可能に配設されている。溶湯保持部8には、その
内側に挿入された溶湯4を所定の温度に保持するための
溶湯温度保持手段が設けられている。
【0016】本実施例においては、先ず、図1(a)に
示すように、キャビティ内にコア材3を配置する。この
場合に、コア材3と金型1,2の内壁面との間隔は0.
1乃至50mmとする。
【0017】次いで、溶湯保持部8に非晶質合金組成の
溶湯4を装入し、この溶湯を所定の温度にする。その
後、図1(b)に示すように、上部プランジャ6により
溶湯4を例えば70kgf/cm2 の圧力に加圧して、
この溶湯4をキャビティ7内に注入する。このとき、上
部プランジャ6の移動速度は、例えば1.4m/秒とす
る。キャビティ7内に注入された溶湯4は、金型1,2
の内壁面とコア材3との間に侵入し、金型1,2により
急冷されて凝固し、コア材3を被覆する被覆層が得られ
る。この被覆層は、金型により急冷されているので、少
なくともその表面の一部が非晶質相となる。このように
して、非晶質合金被覆部材を得ることができる。
【0018】本実施例においては、上述の如く、鋳造装
置を使用して非晶質合金被覆部材を製造するので、非晶
質合金被覆部材の製造が容易であり、生産性が優れてい
る。従って、非晶質合金被覆部材の製造コストを低減す
ることができる。また、本実施例においては、コア材及
び被覆層の材質を適宜選択することにより、優れた特性
を有する複合材を製造することができる。例えば、ジュ
ラルミン製部材の表面をAl基アモルファス合金層で被
覆することにより、強度が高く、耐食性が優れた複合材
を得ることができる。また、Mg基合金製部材の表面を
Al基アモルファス層で被覆することにより、軽量であ
ると共に、耐食性が優れた複合材を得ることができる。
【0019】ところで、本実施例においては、下記に示
すように各種条件を設定する。
【0020】非晶質合金組成 非晶質合金組成としては、鋳造法により0.1mm以上
の寸法のバルク材を製造した場合に、非晶質相の体積分
率が50%以上となるものであることが好ましい。具体
的には、例えば前記表1に示す合金組成のものがある。
【0021】鋳造圧力 溶湯を金型内に注入するときの鋳造圧力は、通常、10
kgf/cm2 以上にする。一般的に、非晶質合金組成
の溶湯は、通常の鋳造用合金に比して流動性が劣るた
め、鋳造圧力が高いことが必要である。また、圧力が高
いほど溶湯から金型への熱伝導率が向上するため、溶湯
を急冷することができる。従って、溶湯をキャビティ内
に注入するときには、溶湯に10kgf/cm2 以上の
圧力を印加することが好ましい。但し、圧力が高すぎる
と金型の消耗が速くなるため、鋳造圧力を過剰に高くす
ることは好ましくない。
【0022】鋳込み速度 溶湯は、凝固が始まる前にキャビティ内に注入され金型
との接触により急冷されて凝固することが必要である。
鋳込み速度が遅くキャビティに注入される前に溶湯の凝
固が始まると、非晶質相を得ることが極めて困難にな
る。従って、鋳込み速度はある程度速いことが必要であ
る。しかし、鋳込み速度が速すぎると、ガスの巻き込み
等の欠陥が多くなる。
【0023】金型温度 金型温度は、非晶質合金の結晶化温度(以下、Txとい
う)又はガラス遷移温度(以下、Tgという)のいずれ
か低い温度以下の温度に設定する。通常のダイカスト法
では、溶湯の流動性を維持するために、金型温度は20
0〜300℃に設定する。非晶質合金の場合は、溶湯の
温度が融点以下になると過冷が起こり、徐々に粘性が増
し、Tg以下の温度になると過冷却液体の構造のまま固
体になる。この状態がアモルファスである。非晶質相を
得るためには、溶湯をTg以下の温度に急激に冷却する
ことが必要である。従って、金型温度は、溶湯の熱のた
めに一時的に上がってしまう場合を除き、Tg以下の温
度にすることが必要である。
【0024】但し、非晶質合金には、Tg<Txのもの
と、Tx<Tgのものがある。前者の場合は、上述の如
く金型温度をTg以下にすればよいが、後者の場合は、
金型温度がTg以下であってもTx以上の温度であれば
溶湯は結晶化してしまうので、金型温度はTx以下であ
ることが必要である。
【0025】溶湯温度 コア材の表面近傍での溶湯温度を、凝固開始温度(以
下、Tmという)以上、Tm+300(K)以下とす
る。コア材の表面近傍での溶湯温度がTm未満の場合
は、結晶核が生成されて凝固が始まってしまう。また、
コア材の表面近傍での溶湯温度がTm+300(K)を
超えると、余分な熱量が多すぎて溶湯を急冷することが
できない。
【0026】上述した各種条件のうち、溶湯温度、鋳造
圧力及び鋳込み速度は特に重要である。
【0027】なお、コア材を金型内に配置する前に室温
以上の温度に予備加熱しておくことにより、コア材によ
る溶湯温度の低下を抑制することができる。また、鋳込
み温度より融点が低いコア材を用いることにより、鋳造
の際に溶湯の熱によりコア材の表面の一部が融解し、被
覆層との界面が連続的に合金化されて非晶質合金被覆層
とコア材との密着力が向上するが、コア材を予備加熱し
ておくことにより、コア材表面の融解が促進される。更
に、コア材の表面に凹凸を設けること、又は多孔質若し
くは網目状繊維群にすることにより、密着力をより一層
向上させることができる。
【0028】以下、本実施例方法により非晶質合金被覆
部材を実際に製造し、その表面のX線回折を調べた結果
について説明する。
【0029】実施例1 金型内に、コア材として直径が3mmのAl棒(室温)
を配置した。そして、前記金型内にAl84Ni10Ce6
溶湯を鋳込み、直径が5mmの棒状の複合材(非晶質合
金被覆部材)を得た。図2は、このようにして製造した
複合材の断面を示す図である。この図2に示すように、
この複合材はコア材11とコア材11の周面を被覆する
非晶質合金組成の被覆層12とにより構成されており、
表面部分にのみ非晶質相を有している。
【0030】実施例2,比較例1 実施例2として、金型内に直径が3mmのAl棒を配置
した後、前記金型内にAl84Ni10Ce6 の溶湯を鋳込
んで、直径が5mmの非晶質合金被覆部材を得た。ま
た、比較例1として、前記金型にコア材を配置しない以
外は実施例2と同様にして、前記非晶質合金組成の棒材
を得た。図3は、横軸に角度をとり、縦軸に回折強度を
とって、実施例2及び比較例1の表面のX線回折図形を
示す図である。この図3から、比較例1の表面は結晶相
であるが、実施例2の表面は非晶質相となっていること
がわかる。
【0031】実施例3,比較例2 実施例3として、金型内に直径が2mmのAl棒を配置
した後、前記金型内にAl84Ni10Ce6 の溶湯を鋳込
んで、直径が3mmの非晶質合金被覆部材を得た。ま
た、比較例2として、前記金型にコア材を配置しない以
外は実施例3と同様にして、前記非晶質合金組成の棒材
を得た。図4は、横軸に角度をとり、縦軸に回折強度を
とって、実施例3及び比較例2の表面のX線回折図形を
示す図である。この図4から、比較例2の表面は結晶相
であるが、実施例3の表面は大部分が非晶質相となって
いることがわかる。
【0032】図5(a),(b)は、本発明の第2の実
施例に係る非晶質合金被覆部材の製造方法を工程順に示
す模式図である。
【0033】先ず、図5(a)に示すように、石英製ノ
ズル21内に非晶質合金組成(例えば、La55Al25
10Ni5Co5)の母合金22を装入する。ノズル21
は、円筒状であり、その下端部には直径が約1mmの孔
21aが設けられている。また、Cu製金型24に設け
られた直径が6mmの孔24a内に、コア材27として
例えば直径が4mmのAl棒を装入する。そして、ノズ
ル21に装入した母合金22を高周波コイル23の内側
に配置し、高周波誘導加熱により溶解する。
【0034】次いで、図5(b)に示すように、ノズル
21を下降させてこのノズル21を金型24の孔24a
の上部に配置する。そして、ノズル21内の溶湯25に
0.3kgf/cm2 以上のガス圧を加えて、溶湯25
を孔24a内に注入する。なお、溶湯温度及び金型温度
等の条件は、第1の実施例と同様とする。このようにし
て、厚さが1mmのアモルファスの表面層を有する部材
を製造することができる。
【0035】本実施例においては、装置が小型であり、
非晶質合金被覆層を備えた部材を第1の実施例に比して
より一層容易に製造することができるという利点があ
る。
【0036】図6は、横軸に角度をとり、縦軸に回折強
度をとって、上述の実施例方法により製造した非晶質合
金被覆部材の表面のX線回折図形を示す図である。な
お、コア材は直径が4mmのAl棒であり、非晶質合金
組成はLa55Al25Ni10Cu5Co5である。また、製
造後の非晶質合金被覆部材の直径は6mmである。この
図6から、本実施例方法により製造した非晶質合金被覆
部材の表面の大部分が非晶質となっていることがわか
る。
【0037】なお、本発明方法における鋳造雰囲気とし
ては、大気雰囲気、Ar雰囲気又は真空雰囲気等であっ
てもよい。また、本発明は、ダイカスト法、真空鋳造法
等の加圧鋳造法及び溶湯鍛造法等を利用した非晶質合金
被覆部材の製造に適用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る非晶質
合金被覆部材の製造方法によれば、金型内にコア材を配
置した後、前記金型内に非晶質合金組成の溶湯を注入し
て非晶質合金被覆層を形成するから、所望の大きさの非
晶質合金被覆部材を容易に製造できる。また、非晶質合
金被覆部材の生産性を向上できて、非晶質合金被覆部材
の製造コストを低減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a),(b)は、本発明の第1の実施例に
係る非晶質合金被覆部材の製造方法を工程順に示す模式
図である。
【図2】 実施例1の複合材の断面を示す図である。
【図3】 実施例2及び比較例1の表面のX線回折図形
を示す図である。
【図4】 実施例3及び比較例2の表面のX線回折図形
を示す図である。
【図5】 (a),(b)は、本発明の第2の実施例に
係る非晶質合金被覆部材の製造方法を工程順に示す模式
図である。
【図6】 第2の実施例方法により製造した非晶質合金
被覆部材の表面のX線回折図形を示す図である。
【符号の説明】
1,2,24…金型、3,11,27…コア材、4,2
5…溶湯、5,6…プランジャ、7…キャビティ、8…
溶湯保持部、9…湯口、12…被覆層、21…ノズル、
22…母合金、23…高周波コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 明久 宮城県仙台市青葉区川内無番地 (72)発明者 尾上 勝彦 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (56)参考文献 特開 平5−70877(JP,A) 特開 昭63−20148(JP,A) 特開 平2−145775(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 6/00 B22D 17/00 B22D 19/00 C23C 26/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型内にコア材を配置し、前記金型内に
    非晶質合金組成の溶湯を注入することにより非晶質合金
    被覆材を製造する方法において、前記溶湯の鋳込み温度
    より融点が低いコア材を前記溶湯によるコア材表面の融
    解が促進される温度に予備加熱する工程と、前記金型の
    内壁面と前記コア材との間隔が0.1乃至50mmにな
    るように前記金型内に予備加熱後の前記コア材を配置す
    る工程と、前記金型内に非晶質合金組成の溶湯を注入し
    て前記コア材の少なくとも一部を被覆する非晶質合金被
    覆層を形成する工程とを有し、これにより、前記コア材
    の表面の一部が融解し、被覆層との界面が連続的に合金
    化されることを特徴とする非晶質合金被覆部材の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記金型の温度を前記非晶質合金の結晶
    化温度及びガラス遷移温度のうちより低い温度以下とす
    ることを特徴とする請求項1に記載の非晶質合金被覆部
    材の製造方法。
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