JP3262207B2 - 内燃機関用バルブタイミング調整装置 - Google Patents
内燃機関用バルブタイミング調整装置Info
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Description
「内燃機関」をエンジンという)の吸気弁および排気弁
の少なくともいずれか一方の開閉タイミング(以下、
「開閉タイミング」をバルブタイミングという)を運転
条件に応じて変更するためのバルブタイミング調整装置
に関する。
期回転するタイミングプーリやチェーンスプロケットを
介してカムシャフトを駆動し、タイミングプーリやチェ
ーンスプロケットとカムシャフトとの相対回動による位
相差により吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一
方のバルブタイミングを制御するベーン式のバルブタイ
ミング調整装置として、特開平1−92504号公報に
開示されているものが知られている。
いるものでは、タイミングプーリに対してカムシャフト
が最遅角位置または最進角位置にあるときに、タイミン
グプーリ側回転体およびカムシャフト側回転体のいずれ
か一方に設けた穴に他方に設けたピストンが径方向に嵌
合し、両回転体の相対回動を拘束している。これによ
り、タイミングプーリに対してカムシャフトが最遅角位
置または最進角位置にあるときに吸気弁または排気弁の
駆動に伴いカムシャフトが正・負のトルク変動を受けて
も、タイミングプーリ側回転体とカムシャフト側回転体
との打音発生を防止することができる。
グプーリに対するカムシャフトの位相を変化させるとき
には、油圧を切り換えることによりピストンが一方の穴
から抜け出し、タイミングプーリ側回転体とカムシャフ
ト側回転体との相対回動が可能になる。
たタイミングプーリ側回転体とカムシャフト側回転体と
の相対回動を規制するピストンを有する従来のバルブタ
イミング装置では、エンジン低回転時における作動油圧
の低圧時、ピストンが穴から抜けきらずタイミングプー
リ側回転体とカムシャフト側回転体との相対回動を制御
できなくなることがある。また、ピストンが穴に嵌合し
た状態で作動油圧が加わるとカムシャフト側回転体の回
転力によりピストンおよびピストン周囲の部材が損傷す
る恐れがある。
タイミングプーリ側回転体とカムシャフト側回転体との
相対回動が可能となったとき、カムシャフト側回転体の
回動に伴い油圧室の容積が増加して油圧が下がることに
より、再びピストンが穴に戻ることがある。したがっ
て、作動油圧が所定圧以上になるまでピストンは穴から
出たり入ったりを繰り返すことになる。このようなピス
トンの動きにカムシャフトが受けるトルク変動が同期す
るとカムシャフト側回転体が振動し、タイミングプーリ
側回転体とカムシャフト側回転体とが衝突して衝突音を
発生するという問題がある。
油圧ポンプは通常エンジンに潤滑油を供給するポンプを
兼ねており、油圧供給能力に制約がある。油圧ポンプの
駆動能力を高めるか、バルブタイミング調整装置専用の
油圧ポンプを設置すれば低油圧の問題は解消できるが、
限られた空間に設置することが困難であることに加え、
装置コストが増大するという問題がある。
することも考えられるが、装置の体格が大きくなるとい
う問題がある。装置の小型化が要求される状況におい
て、受圧面積の増加にも制約がある。さらに、ピストン
を穴から抜け出させる油圧として、進角および遅角の互
いに反対方向にそれぞれカムシャフト側回転体を駆動す
る2種類の油圧を導入しピストンに両油圧の受圧面を設
ける場合、受圧面積の大きさにさらに制約が加わる。
するスプリングの付勢力を弱めることにより、低油圧時
にもピストンの穴からの抜けを可能にすることはできる
が、所定油圧に上昇する前にピストンが抜け、カムシャ
フトが受けるトルク変動によりカムシャフト側回転体が
振動するという問題がある。またスプリングの付勢力を
弱めると、作動油中に混入した異物がピストンの摺動部
に入り込みピストンの動きが妨げられるという問題も発
生する。
なされたものであり、作動流体の低圧時においてもハウ
ジング部材とベーン部材との拘束を確実に解除し、バル
ブタイミングを制御可能なバルブタイミング調整装置を
提供することを目的とする。
2記載のエンジン用バルブタイミング調整装置による
と、収容室の一方の周方向端部側から他方の周方向端部
側にベーン部材を相対回転させる第1流体圧力と、第1
流体圧力と反対方向にベーン部材を相対回転させる第2
流体圧力とを駆動手段が供給し、収容室の一方の周方向
端部でハウジング部材とベーン部材との相対回動を拘束
する拘束手段において、第1流体圧力を受ける当接部の
第1の受圧面の受圧面積を第2流体圧力を受ける第2の
受圧面の受圧面積よりも大きくなるように設定してい
る。これにより、流体供給源を大型化して作動流体圧力
を増加させることなく、ならびに当接部を大型化して受
圧面積を増加させることなく、作動流体の低圧時におい
ても拘束手段によるハウジング部材とベーン部材との拘
束が確実に解除される。したがって、ハウジング部材と
ベーン部材との相対回動が可能となる。
ルブタイミング調整装置によると、作動流体の低圧時に
おいても最遅角位置におけるハウジング部材とベーン部
材との拘束が確実に解除され、駆動軸に対して従動軸を
進角させることができる。このようなバルブタイミング
調整装置を駆動軸に対して従動軸が最遅角位置にあると
きが初期位置である吸気弁のタイミング制御に用いれ
ば、初期位置から確実に吸気弁を進角方向に制御可能に
なる。
ルブタイミング調整装置によると、作動流体の低圧時に
おいても最進角位置におけるハウジング部材とベーン部
材との拘束が確実に解除され、駆動軸に対して従動軸を
遅角させることができる。このようなバルブタイミング
調整装置を駆動軸に対して従動軸が最進角位置にあると
きが初期位置である排気弁のタイミング制御に用いれ
ば、初期位置から確実に排気弁を遅角方向に制御可能に
なる。
タイミング調整装置によると、ハウジング部材に対して
ベーン部材を相対回動させる流体圧力を圧力室から当接
部に導入することにより、当接部に加わる流体圧力が圧
力室よりも先に上昇することを防止できる。これによ
り、ハウジング部材に対してベーン部材を相対回動可能
な所定圧にまで圧力室の流体圧力が達する前に拘束手段
による拘束が解除されることを防止できるので、従動軸
が受けるトルク変動によりハウジング部材とベーン部材
とが衝突することを防止できる。
タイミング調整装置によると、駆動軸の駆動力をタイミ
ングプーリで受ける構成において、収容室からカバー内
に漏れ出た作動流体および空気をタイミングプーリから
離隔した位置に排出する排出通路を有している。これに
より、作動流体が例えば油の場合、漏れ出た油にタイミ
ングベルトが濡れて滑ることを防止できる。さらに、作
動流体供給時に収容室の残留空気が加圧され、この空気
圧により拘束手段による拘束が所望時期以外で解除され
ることを防止できる。
複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるエンジン用バ
ルブタイミング調整装置を図1および図2に示す。第1
実施例のバルブタイミング調整装置は油圧制御式であ
り、吸気弁のバルブタイミングを制御する。
あるタイミングギア1は、図示しないギア列により図示
しないエンジンの駆動軸としてのクランクシャフトと結
合して駆動力を伝達され、クランクシャフトと同期して
回転する。従動軸としてのカムシャフト2は、タイミン
グギア1から駆動力を伝達され、図示しない吸気弁を開
閉駆動する。カムシャフト2は、タイミングギア1に対
し所定の位相差をおいて回動可能である。タイミングギ
ア1およびカムシャフト2は図1に示す矢印X方向から
みて時計方向に回転する。以下この回転方向を進角方向
とする。
の間には、薄板上に形成されたリアプレート18が介在
している。リアプレート18はタイミングギア1とシュ
ーハウジング3との間からの油漏れを防止している。タ
イミングギア1、シューハウジング3およびリアプレー
ト18は駆動側回転体としてハウジング部材を構成し、
ボルト20により同軸上に固定されている。
であるフロントプレート5とからなり一体に形成されて
いる。図2に示すように、シューハウジング3は周方向
にほぼ等間隔に台形状に形成されたシュー3a、3b、
3cを有している。シュー3a、3b、3cの周方向の
三箇所の間隙にはそれぞれベーン部材としてのベーン9
a、9b、9cを収容する収容室としての扇状空間部4
0が形成されており、シュー3a、3b、3cの内周面
は断面円弧状に形成されている。
ーンロータ9は周方向にほぼ等間隔にベーン9a、9
b、9cを有し、このベーン9a、9b、9cがシュー
3a、3b、3cの周方向の間隙に形成されている扇状
空間部内に回動可能に収容されている。図2に示す遅角
方向、進角方向を表す矢印は、シューハウジング3に対
するベーンロータ9の遅角方向、進角方向を表してい
る。図1に示すように、ベーンロータ9およびブッシュ
6は、ボルト21によりカムシャフト2に一体に固定さ
れており、従動側回転体を構成している。
れタイミングギア1の内周壁1aおよびフロントプレー
ト5の内周壁5aに相対回動可能に嵌合している。した
がって、カムシャフト2およびベーンロータ9はタイミ
ングギア1およびシューハウジング3に対して同軸に相
対回動可能である。タイミングギア1の内周壁1aおよ
びフロントプレート5の内周壁5aは従動側回転体の軸
受け部を構成している。
ンロータ9の外周壁に嵌合している。ベーンロータ9の
外周壁と周壁4の内周壁との間には微小クリアランスが
設けられており、このクリアランスを介して油圧室間に
作動油が漏れることをシール部材16により防止してい
る。シール部材16はそれぞれ板ばね17の付勢力によ
り周壁4に向けて押されている。
容孔23を形成するベーン9aの内壁に圧入保持され、
このガイドリング19に当接部としてのストッパピスト
ン7が挿入されている。ストッパピストン7は有底の円
筒部7aと円筒部7aの開口端部に設けられたフランジ
部7bとからなる。ストッパピストン7はカムシャフト
2の軸方向に摺動可能にガイドリング19に収容され、
かつ付勢手段としてのスプリング8によりフロントプレ
ート5側に付勢されている。フロントプレート5に形成
されたストッパ穴5bに被当接部としてのテーパ穴22
aを有するガイドリング22が圧入保持されており、ス
トッパピストン7はテーパ穴22aに嵌合可能である。
ストッパピストン7がテーパ穴22aに嵌合した状態で
はシューハウジング3に対するベーンロータ9の相対回
動は拘束されている。ストッパピストン7とテーパ穴2
2aとは拘束手段を構成している。
2に示す油路36を介して後述する遅角油圧室10と連
通している。また、円筒部7aの先端側に形成された油
圧室30は、図2に示す油路37を介して後述する進角
油圧室15と連通している。油圧室30の油圧を受ける
円筒部7aの第1の受圧面の面積は、油圧室29の油圧
を受けるフランジ部7bの第2の受圧面の面積よりも大
きくなるように設定されている。第1の受圧面および第
2の受圧面がそれぞれ油圧室30および油圧室29の作
動油から受ける力はテーパ穴22aからストッパピスト
ン7を抜け出させる方向に働く。第1の受圧面の受圧面
積は円筒部7aの断面積にほぼ等しく、第2の受圧面の
受圧面積はフランジ部7bと円筒部7aの径差に相当す
る環状部の面積にほぼ等しい。遅角油圧室10または進
角油圧室15に所定圧以上の作動油が供給されると、こ
れら作動油の油圧によりスプリング8の付勢力に抗して
ストッパピストン7はテーパ穴22aから抜け出す。
aの位置とは、シューハウジング3に対してベーンロー
タ9が最遅角位置にあるとき、つまりクランクシャフト
に対してカムシャフト2が最遅角位置にあるときにスプ
リング8の付勢力によりストッパピストン7がテーパ穴
22aに嵌合可能なように設定されている。図1に示す
ように、タイミングギア1に形成された連通路25はベ
ーン9aに形成された連通路24を介してフランジ部7
bよりも右側の収容孔23に連通するとともに大気開放
されているので、ストッパピストン7の移動が妨げられ
ない。
aとの間に遅角油圧室10が形成され、シュー3bとベ
ーン9bとの間に遅角油圧室11が形成され、シュー3
cとベーン9cとの間に遅角油圧室12が形成されてい
る。また、シュー3aとベーン9bとの間に進角油圧室
13が形成され、シュー3bとベーン9cとの間に進角
油圧室14が形成され、シュー3cとベーン9aとの間
に進角油圧室15が形成されている。
9dには、カムシャフト2との当接部において油路31
が設けられており、ブッシュ6との当接部において油路
32が設けられている。油路31および32はそれぞれ
円弧状に形成されている。油路31は、油路26を介し
て図示しない駆動手段としての油圧ポンプまたはドレイ
ンと連通している。油圧ポンプはエンジン潤滑油の駆動
源を兼ねている。さらに油路31は、図示しない油路に
より遅角油圧室10、11、12と連通しており、図2
に示す油路36を介して油圧室29と連通している。遅
角油圧室10、11、12に供給される作動油の油圧は
第2流体圧力である。
油圧ポンプまたはドレインと連通している。さらに油路
32は、図2に示すように油路33、34、35を介し
て進角油圧室13、14、15と連通しており、進角油
圧室15、油路37を介して油圧室30と連通してい
る。進角油圧室13、14、15に供給される作動油の
油圧は第1流体圧力である。
説明する。エンジン始動時、油圧ポンプから作動油が油
圧室29および30にまだ導入されていないとき、クラ
ンクシャフトの回転に伴いベーンロータ9はシューハウ
ジング3に対して図2に示す最遅角位置にある。ストッ
パピストン7の円筒部7aの先端部はスプリング8の付
勢力によりテーパ穴22aに嵌合しており、この嵌合に
よりベーンロータ9とシューハウジング3とは強固に拘
束されている。したがって、吸気弁を駆動する際にカム
シャフト2が正・負のトルク変動を受けても、ベーンロ
ータ9はシューハウジング3に対して遅角側および進角
側への動きを規制されることにより相対的な回転振動を
発生することはなく、シューハウジング3とベーンロー
タ9とが衝突して打音を発生することを防止する。
油が供給される。油圧ポンプから作動油が供給される
と、油路31から図示しない油路を介して遅角油圧室1
0、11、12に作動油が導入される。さらに遅角油圧
室10から油路36を介して油圧室29に作動油が導入
される。遅角油圧室10に供給される作動油の油圧が所
定圧以上になると、油圧室29からストッパッピストン
7の第2の受圧面が受ける力により、図1に示すように
スプリング8の付勢力に抗してストッパピストン7はテ
ーパ穴22aから抜け出し、ベーンロータ9はシューハ
ウジング3との拘束を解除される。
受圧面積よりも小さいため、エンジン回転数が低い場合
ストパッピストン7がテーパ穴22aから抜け出すのに
必要な油圧に作動油圧が達せず、シューハウジング3と
ベーンロータ9とが拘束されたままになることがある。
しかしながら、シューハウジング3に対してベーンロー
タ9を進角させるまでは、テーパ穴22aにストッパピ
ストン7が嵌合しシューハウジング3とベーンロータ9
とが拘束されていても問題はない。
抜け出しても、ベーンロータ9は遅角油圧室10、1
1、12から遅角方向に油圧を受けるとともに、カムシ
ャフト2が受ける正・負のトルク変動の平均はシューハ
ウジング3に対してベーンロータ9を遅角側に付勢する
ので、ベーンロータ9はシューハウジング3に対して依
然として図2に示す最遅角位置、つまり収容室40の一
方の周方向端部側に保持される。このため、ベーンロー
タ9とシューハウジング3との打音の発生は抑制され
る。
遅角油圧室10、11、12を大気開放し、進角油圧室
13、14、15に作動油を供給すると、ストッパピス
トン7がテーパ穴22aから抜け出た状態でシューハウ
ジング3に対してベーンロータ9が図2の右方向、つま
り進角方向に移動する。このように各油圧室の油圧を調
整することにより、シューハウジング3に対するベーン
ロータ9の相対位相差、つまりクランクシャフトに対す
るカムシャフト2の相対位相差を制御することができ
る。
低下し遅角油圧室10の油圧が低下すると、前述したよ
うにストッパピストン7がテーパ穴22aに嵌合するこ
ともある。作動油が高温の場合はさらに作動油の油圧が
低下する。しかしながら第1実施例では、進角油圧室1
5の油圧を受けるストッパピストン7の第1の受圧面の
受圧面積を遅角油圧室10の油圧を受けるストッパピス
トン7の第2の受圧面の受圧面積よりも大きくしている
ので、進角油圧室15の油圧が低圧の場合でもストッパ
ピストン7が拘束解除方向に受ける力はストッパピスト
ン7がテーパ穴22aから抜け出るのに必要な大きさに
なる。したがって、ストッパピストン7に拘束されずに
最遅角位置から進角側にベーンロータ9を確実にかつ速
やかに回転させることができる。さらに、ベーンロータ
9が進角側に回転しようとしているにも関わらずストッ
パピストン7がテーパ穴22aに嵌合したままになるこ
とを防止できるので、ストッパピストン7にベーンロー
タ9の回転力が加わることにより生じる部材の損傷を防
止できる。
側に回転するのに伴い進角油圧室15の容積が増加し、
進角油圧室15とともに油圧室30の油圧が低下して
も、ストッパピストン7はテーパ穴22aに嵌合せずに
テーパ穴22aから抜け出た状態を保持する。したがっ
て、ストッパピストン7に拘束されずに最遅角位置から
進角側にベーンロータ9を滑らかに回転させることがで
きる。
9が最遅角位置から進角側に回転するとストッパピスト
ン7とテーパ穴22aとの周方向位置がずれることによ
り、ストッパピストン7はテーパ穴22aに嵌合しなく
なる。エンジンが停止すると、遅角油圧室10、11、
12、進角油圧室13、14、15に作動油が供給され
なくなるので、カムシャフト2が受ける正・負のトルク
変動によりベーンロータ9はシューハウジング3に対し
図2に示す最遅角位置で停止する。油圧室29、30に
も作動油が供給されないので、ストッパピストン7はス
プリング8の付勢力によりテーパ穴22aに嵌合する。
ストン7の第1の受圧面積を第2の受圧面積よりも大き
くしたことにより、シューハウジング3に対してベーン
ロータ9が最遅角位置で拘束された状態からベーンロー
タ9が進角側に油圧を受けると、この進角側への油圧に
より限られた油圧ポンプの駆動力およびストッパピスト
ン7の受圧面積の中で確実にシューハウジング3とベー
ンロータ9との拘束を解除し、ベーンロータ9を進角側
に回転させることができる。
がないので、ストッパピストン7とガイドリング19お
よび22との摺動部に異物が侵入してもその抵抗に抗し
てストパッピストン7を移動させることができる。ま
た、第1の受圧面が油圧を受ける油圧室30には進角油
圧室15を経て作動油が供給されるので、進角油圧室1
5を経ずに専用の油路で作動油を供給する構成に比べ、
進角油圧室15の圧力よりも油圧室30の油圧が早く上
昇することがない。したがって、最遅角位置から進角側
へバルブタイミングを切換える際、進角油圧室の油圧が
ベーンロータ9を回転させるのに必要な所定圧に達する
前にストッパピストン7だけがテーパ穴22aから抜け
出す結果、ベーンロータ9がカムのトルク変動によりシ
ューハウジング3と衝突して打音を発生することを防止
できる。
の摺動クリアランスの軸長が短いため、この摺動クリア
ランスから各油圧室の空気が容易に排出される。一方、
各油圧室の空気が抜けにくいと、例えばエンジン始動時
の図2に示す状態において遅角油圧室10に残留した空
気が遅角油圧室10に供給される作動油の圧力により圧
縮、加圧され、遅角油圧室10の油圧が所定圧になる前
にストッパピストン7がテーパ穴22aから抜け出るこ
とがある。すると、遅角油圧室10の油圧がカムの変動
トルクに抗してベーンロータ9を遅角側に押しつけるの
に必要な油圧に達する前にシューハウジング3とベーン
ロータ9との拘束が解除されるので、カムシャフト2が
受ける正・負のトルク変動によりベーンロータ9が振動
し、シューハウジング3とベーンロータ9とが衝突して
打音を発生する。第1実施例では、前述したようにフロ
ントプレート5とブッシュ6との摺動クリアランスから
各油圧室の空気が容易に抜け出るので、このような問題
が発生しない。
イミング調整装置について説明したが、第1実施例のバ
ルブタイミング調整装置により吸気弁および排気弁の両
方を駆動することも可能である。 (第2実施例)本発明の第2実施例を図3および図4に
示す。第1実施例と実質的に同一構成部分には同一符号
を付す。
1実施例と同様に、シューハウジング3に対してベーン
ロータ9が最遅角位置になったときにストッパピストン
60がガイドリング62のテーパ穴62aに嵌合し、シ
ューハウジング3とベーンロータ9との相対回動を拘束
する。ストッパピストン60の円筒部60aは第1実施
例のストッパピストン7の円筒部7aに比べ径が小さく
なっており、ガイドリング61、62の内径も小さくな
っている。これにより、テーパ穴62aから抜け出る方
向に油圧室29から油圧を受けるストッパピストン60
の受圧面の受圧面積は、テーパ穴62aから抜け出る方
向に油圧室30から油圧を受けるストッパピストン60
の受圧面の受圧面積よりも大きくなっている。また、油
圧室29は油路64を介して進角油圧室15と連通して
おり、油圧室30は油路63を介して遅角油圧室10と
連通している。つまり、遅角油圧室10および進角油圧
室15と油圧室29および油圧室30との連通が第1実
施例と逆になっている。したがって、油圧室29から拘
束解除方向に油圧を受けるストッパピストン60の受圧
面が第1の受圧面になり、油圧室30から拘束解除方向
に油圧を受けるストッパピストン60の受圧面が第2の
受圧面になる。
形状が第1実施例と異なっているが、遅角油圧室10お
よび進角油圧室15から油圧を受ける際のストッパピス
トン60の作動は第1実施例と同じである。つまり、シ
ューハウジング3に対してベーンロータ9が最遅角位置
にある状態で作動油圧が低圧であっても、ストッパピス
トン60はテーパ穴62aから確実に抜け出し、ベーン
ロータ9を進角側に回転させることができる。
に示す。第2実施例と同一構成部分には同一符号を付
す。第3実施例に示すバルブタイミング調整装置は排気
弁のバルブタイミングを制御するものである。第3実施
例のストッパピストン60の構造は第2実施例と同一で
ある。つまり、ストッパピストン60の第1の受圧面お
よび第2の受圧面の位置は第2実施例と同一である。し
かし、第3実施例のストッパピストン60は、図5に示
すシューハウジング3に対してベーンロータ9が最進角
位置になったときにストッパピストン60がガイドリン
グのテーパ穴に嵌合し、シューハウジング3とベーンロ
ータ9との相対回動を拘束する。シューハウジング3に
対するベーンロータ9の最進角位置は収容室40の一方
の周方向端部側である。
ける油圧は油路65を介して導入される遅角油圧室10
の油圧であり、ストッパピストン60の第2の受圧面が
受ける油圧は油路66を介して導入される進角油圧室1
5の油圧である。図5に示す状態から遅角油圧室10に
作動油を供給し、シューハウジング3に対してベーンロ
ータ9を遅角側に回動させる場合、エンジンの回転数が
低く、作動油圧が低圧の場合にも、ストッパピストン6
0がテーパ穴から確実に抜け出すのでベーンロータ9は
シューハウジング3に対して遅角方向に回転する。
および図7に示す。第4実施例に示すバルブタイミング
調整装置は吸気弁のバルブタイミングを制御するもので
ある。ストッパピストン60は、シューハウジング75
に対してベーンロータ9が最遅角位置になったときにス
トッパピストン60がガイドリング62のテーパ穴62
aに嵌合し、シューハウジング75とベーンロータ9と
の相対回動を拘束する。
クランシャフトの駆動力をタイミングベルトを介してタ
イミングプーリ70が受けている。タイミングプーリ7
0はフランジ部71およびボス部72からなる。タイミ
ングプーリ70のボス部72に形成した連通路72aは
大気開放されており、この連通路72aと収容孔23と
が連通路24を介して連通することにより、ストッパピ
ストン60の移動を容易にしている。
体に形成されており、周壁の開口側から径方向外側にフ
ランジ部76が形成されている。タイミングプーリ70
とシューハウジング75はハウジング部材を構成し、フ
ランジ部71とフランジ部76とをボルト77でねじ固
定することにより同軸上に固定されている。シューハウ
ジング75は図7に示すように三個のベーン75a、7
5b、75cを有している。
ト80によりカムシャフト2に一体に固定されている。
従動側回転体を構成するブッシュ6を軸受けするシュー
ハウジング75の反タイミングプーリ側の側壁75dは
カバー81で覆われており、カバー81はボルト82に
よりシューハウジング75にねじ固定されている。
ムシャフト2との摺動クリアランスはシール長が長いの
でこの摺動クリアランスから各油圧室の空気および作動
油は漏れない。しかし、シューハウジング75とブッシ
ュ6との摺動クリアランスはシール長が短いのでこの摺
動クリアランスから各油圧室の空気および作動油が漏れ
出る。カバー81は、シューハウジング75とブッシュ
6との摺動クリアランスから漏れ出た作動油がタイミン
グプーリ70とタイミングベルトとの結合部にしみ込む
ことを防止し、タイミングベルトが滑ることを防止する
ために取り付けられている。
は、ボルト80に設けた油路80a、カムシャフト2に
設けた油路2aを介してタイミングプーリ70から離隔
した位置で装置外に排出されるので、タイミングベルト
が作動油でぬれることを防止している。以上説明した本
発明の複数の実施例では、シューハウジングに対するベ
ーンロータの最遅角位置または最進角位置でシューハウ
ジングとベーンロータとの相対回動を拘束可能な拘束手
段として、ストッパピストンとテーパ穴を有するガイド
リングとを設けた。さらに、テーパ穴から抜け出る方向
に油圧を受ける受圧面としてストッパピストンに第1の
受圧面および第2の受圧面を設け、第1の受圧面の受圧
面積を第2の受圧面の受圧面積よりも大きく設定してい
る。これにより、最遅角位置で拘束される場合は第1の
受圧面に進角油圧室の油圧を加え、最進角位置で拘束さ
れる場合は第1の受圧面に遅角油圧室の油圧を加えるこ
とにより、拘束位置からベーンロータを進角方向または
遅角方向に回動させる場合、エンジン低回転時における
作動油圧の低圧時においても、ストッパピストンがテー
パ穴から確実に抜け出し、シューハウジングとベーンロ
ータとの相対回動、つまりクランクシャフトに対するカ
ムシャフトの相対位相制御を行うことができる。したが
って、駆動手段を大型化することなく、かつ当接部を大
型化することなく、限られた駆動手段の駆動力および当
接部の受圧面積の中で確実にバルブタイミングを調整で
きる。
ピストンが軸方向に移動してテーパ穴に嵌合したが、ス
トッパピストンが径方向に移動してテーパ穴に嵌合する
構成にすることも可能である。また本発明の複数の実施
例では、タイミングギアまたはタイミンプーリによりク
ランクシャフトの回転駆動力をカムシャフトに伝達する
構成を採用したが、チェーンスプロケット等を用いる構
成にすることも可能である。また、駆動軸としてのクラ
ンクシャフトの駆動力をベーン部材で受け、従動軸とし
てのカムシャフトとハウジング部材とを一体に回転させ
ることも可能である。
整装置を示す縦断面図である。
整装置を示す部分縦断面図である。
ブタイミング調整装置を示す横断面図である。
整装置を示す横断面図である。
整装置を示す縦断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 内燃機関の駆動軸から内燃機関の吸気弁
および排気弁の少なくともいずれか一方を開閉する従動
軸に駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記駆
動軸または前記従動軸のいずれか一方とともに回転する
ハウジング部材と、 前記駆動軸または前記従動軸の他方とともに回転し、前
記ハウジング部材内に形成された収容室に所定角度範囲
に限って前記ハウジング部材に対して相対回動可能に収
容されるベーン部材と、 前記ハウジング部材と前記ベーン部材とにそれぞれ設け
られ、前記収容室の一方の周方向端部において互いに当
接することにより前記ハウジング部材に対する前記ベー
ン部材の相対回動を拘束する当接部および被当接部を含
み、前記当接部の変位により拘束状態を解除可能に構成
され、さらに前記被当接部との当接方向へ前記当接部を
付勢する付勢手段を含む拘束手段と、 前記一方の周方向端部側から他方の周方向端部側に向け
て前記ベーン部材を相対回転させる第1流体圧力、なら
びに前記第1流体圧力と反対方向に前記ベーン部材を相
対回転させる第2流体圧力を供給し、前記両流体圧力に
よって前記付勢手段に抗して前記当接部を変位させて前
記ハウジング部材と前記ベーン部材との拘束状態を解除
する流体駆動式の駆動手段とを備え、 前記当接部は、前記第1流体圧力を受けて前記ハウジン
グ部材と前記ベーン部材との拘束状態を解除する第1の
受圧面、ならびに前記第2流体圧力を受けて前記ハウジ
ング部材と前記ベーン部材との拘束状態を解除し前記第
1の受圧面より受圧面積の小さい第2の受圧面を有し、前記ベーン部材の相対回動範囲内において前記駆動軸に
対し前記従動軸が最遅角位置にあるときに前記当接部と
前記被当接部とが当接し、前記第1流体圧力は、前記駆
動軸に対し前記従動軸を進角側に駆動する流体圧力であ
る ことを特徴とする内燃機関用バルブタイミング調整装
置。 - 【請求項2】 内燃機関の駆動軸から内燃機関の吸気弁
および排気弁の少なくともいずれか一方を開閉する従動
軸に駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記駆
動軸または前記従動軸のいずれか一方とともに回転する
ハウジング部 材と、 前記駆動軸または前記従動軸の他方とともに回転し、前
記ハウジング部材内に形成された収容室に所定角度範囲
に限って前記ハウジング部材に対して相対回動可能に収
容されるベーン部材と、 前記ハウジング部材と前記ベーン部材とにそれぞれ設け
られ、前記収容室の一方の周方向端部において互いに当
接することにより前記ハウジング部材に対する前記ベー
ン部材の相対回動を拘束する当接部および被当接部を含
み、前記当接部の変位により拘束状態を解除可能に構成
され、さらに前記被当接部との当接方向へ前記当接部を
付勢する付勢手段を含む拘束手段と、 前記一方の周方向端部側から他方の周方向端部側に向け
て前記ベーン部材を相対回転させる第1流体圧力、なら
びに前記第1流体圧力と反対方向に前記ベーン部材を相
対回転させる第2流体圧力を供給し、前記両流体圧力に
よって前記付勢手段に抗して前記当接部を変位させて前
記ハウジング部材と前記ベーン部材との拘束状態を解除
する流体駆動式の駆動手段とを備え、 前記当接部は、前記第1流体圧力を受けて前記ハウジン
グ部材と前記ベーン部材との拘束状態を解除する第1の
受圧面、ならびに前記第2流体圧力を受けて前記ハウジ
ング部材と前記ベーン部材との拘束状態を解除し前記第
1の受圧面より受圧面積の小さい第2の受圧面を有し、 前記ベーン部材の相対回動範囲内において前記駆動軸に
対し前記従動軸が最進角位置にあるときに前記当接部と
前記被当接部とが当接し、前記第1流体圧力は、前記駆
動軸に対し前記従動軸を遅角側に駆動する流体圧力であ
ることを特徴とする 内燃機関用バルブタイミング調整装
置。 - 【請求項3】 前記ベーン部材により前記収容室を区画
して形成される圧力室から前記両受圧面に流体圧力をそ
れぞれ導入することを特徴とする請求項1または2記載
の内燃機関用バルブタイミング調整装置。 - 【請求項4】 前記駆動軸の駆動力をタイミングプーリ
で受ける内燃機関用バルブタイミング調整装置であっ
て、前記従動軸を含み前記従動軸とともに回転する従動
側回転体の軸受け部を覆うカバーを前記ハウジング部材
の反タイミングプーリ側の側壁に取付け、前記軸受け部
を介して前記カバー内に漏れ出る前記収容室の作動流体
および空気を前記タイミングプーリから離隔した位置に
排出する排出通路を有することを特徴とする請求項1、
2または3記載の内燃機関用バルブタイミング調整装
置。
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