JP3246713U - 冷却マットもしくは保冷マット - Google Patents

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清和 森田
洋二 前田
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有限会社サン愛ブレンド
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

Abstract

【課題】従来ソフトかハードしか持ちえなかった保冷剤のカテゴリーに、ソフト(軟質)の良さとハード(硬質)の良さを併せ持つ新しいタイプの冷却(保冷)具を提供する。【解決手段】発泡プラスチックあるいは発泡ゴムに冷却(保冷)液を沁み込ませ、それを軟質なフィルムの袋に封入することで、表面は柔らかく、密封することで立てても型崩れしない新しいタイプの冷却(保冷)マットを提案する。大きさや形や数量は用途に応じて自由に選択が可能で、冷却(保冷)液の組成を工夫することで-20℃でも固くならない新しいタイプのやわらかい冷却(保冷)具が出来る。またその収納空間を複数併設させることで折り畳むことが可能となる。【選択図】図1

Description

A01K 1/015 シーツ(敷物) A61F 7/00 冷却 A61F 7/10 氷嚢、冷却袋
B60H 1/32 冷却装置 B60P 3/20 車両 B65D 81/18 冷却装置の提供
B65D 85/50 魚の輸送容器 C09K 5/00 冷却剤(蓄冷用物質)
C09K 5/08 使用時に物理的な状態の変化を伴わないもの
F25D 3/00 蓄冷剤を用いる装置 F25D 3/02 アイスボックス
F25D 3/06 稼働コンテナ F25D 5/02 ポータブル 一人で持ち歩きが可能
F25D 7/00 蒸気を回収しない蒸発効果を活用 F25D 11/02 冷却区画
F25D 19/04 2個以上の冷凍ユニットを有するもの
本考案は、冷却(保冷)具に関するものである。
従来の冷却(保冷)用のマットはハードタイプとソフトタイプがあり、共に冷蔵庫もしくは冷凍庫で予め冷却しておいて用途に供するものであったがハードタイプはその強硬さから冷却(保冷)対象物に沿うことが難しく、不要に容積を占める不都合があった。またソフトタイプはその柔軟さ故に冷却(保冷)対象物に沿うことはできるが、他面、形状を保つことが出来ず取り扱いが不便という欠点があった。
特開2010-268875号公報 特開2001-178763号公報 特開平11-080720号公報
本考案が解決しようとする課題は、従来ハードタイプかソフトタイプしか持ちえなかった冷却(保冷)具のカテゴリーに、決してハードではないが立体の形状を維持し、やわらかいソフトの良さを持っているが決して型崩れしない新しいタイプの冷却(保冷)マットの提案で、本考案により従来のハードタイプかソフトタイプの保冷剤ではカバーできなかった冷却、冷蔵用途を新たに創造できる。例えば、対象物に密着させて効果的に冷却することができ、立てることも横にすることも狭い空間(隙間等)に差し込ませることも可能となる冷却(保冷)具となる。
本考案は、冷却(保冷)液を内部に含んだ発泡プラスチックあるいは発泡ゴムを軟質なシート状の容器に内封したものである。内部に封止された発泡プラスチックあるいは発泡ゴムは本来持っている柔軟性に加えて冷却(保冷)液を含むことによって得る形状保持性との両立することが出来る。用途によっては個別に分離した複数の発泡プラスチックあるいは発泡ゴムを個別に分離した複数の室に内封させて更に柔軟性と形状保持性を強化することもできる特徴を持つ冷却(保冷)具である。
特許文献1の発明は、蓄冷剤に偏りがなく、使用感が良好な保冷マットの提供が提案されているが、予め冷蔵庫で冷却した保冷パックを保冷バックのポケットに収納する必要があり、一つや二つなら容易だがたくさんのパックを使用したい場合等は大変不便になる。予めパック状にして装着させておくことは扱いも易く、便利といえる。
特許文献2の発明は、独立したセルを組み合わせた身体屈曲部等に円滑に適合する保冷具の提案がされている。本身体保冷具は、上下二枚の薄膜の間に扁平な袋状物を形成し、その周部連結部は重合されて密封状に溶着され、溶着されない密封空間内に、冷却しても全体として可撓性を有する保冷剤が封入されている特徴を有するが、身体に密着させるしっかり密着させようと思うと、出来るだけ薄く仕上げる必要があり、保冷剤の含有量が少なくなりがちになる難点は補いきれない。形や量、数量については用途に応じて変更させることが出来、更に密着させることが可能となる。
特許文献3の発明は、保冷剤を上手く活用しながら野菜の鮮度を維持した輸送方法の提案をされている。野菜等の鮮度を維持するには保冷温度帯等の配慮は大変重要になるが、保冷具の外装体が合成樹脂製の袋でどの程度硬さと柔らかさを併せ持たせるかが難しく、硬いと野菜を傷つけるし、逆に柔らかいと安定性がなくなり、均一に冷やすことが困難になる。隙間に如何にうまく差し込めたり、差し込むことで商品の揺れや崩れが防止できる点では形が自由に変化できる方が効率的といえる
1 本考案の冷却(保冷)具によれば、冷却(保冷)効果を持った液体を立たせて使用することが出来る
2 本考案の冷却(保冷)具によれば、冷却(保冷)したい対象物に密着させてその効果を効率的に上げることが出来る
3 本考案の冷却(保冷)具によれば、折りたたむことが出来、冷却(保冷)効果を上げるだけではなく、収納や使用前の冷却時間の短縮が出来る
4 本考案の冷却(保冷)具によれば、冷却(保冷)液の融点を工夫することで用途の幅を広げることが出来る
5 本考案の冷却(保冷)具によれば、発泡プラスチックあるいは発泡ゴムのカタチや大きさ、数量を工夫することで用途の幅を広げることが出来る
6 本考案の冷却(保冷)具によれば、大きなコンテナや貨物の内部を冷却することも可能で、より効率的な冷却(保冷)を望む場合、対象物に密着させ空気層を如何に少なくするか工夫することが出来る、またその冷却(保冷)具を二重にしたり、空気にあたる表面を断熱シート等でカバーすることで更なる冷却(保冷)効果が望める
7 本考案の冷却(保冷)具は、冷却(保冷)液を内部に含んだ発泡プラスチックあるいは発泡ゴムを軟質のシート状の容器に内封したものであるが、事前に内袋に冷却(保冷)液を内部に含んだ発泡プラスチックあるいは発泡ゴムを入れたものをシート状の容器に内封することで、短時間で大量の製品の製造が可能になる
本考案の一実施例の冷却(保冷)マットを示す斜視図である。本冷却(保冷)マットの大きさは、例えば平面視で、概形、横300mm、縦170mmの大きさを有する単数型、または横縦高さ(60mm×30mm×5mm)の発泡プラスチックあるいは発泡ゴムを縦に3ケ横に2ケ合計6ケ収納した矩形上の複数型。(図1参照) 本考案を実施するための形態を示す図(構成・作用効果、具体例・変形例)である。この図で示すように、本実施例の冷却(保冷)マットは、1~構成・作用効果~例えば対象物を下からも上からも冷却(保冷)マットとの間に空気層を持たないように包み込むことや対象物の周辺を冷却(保冷)マットで取り巻き覆うことでその作用効果を高める。2~具体例・変形例~例えばと凹凸のある曲面の部位や均一ではない太さの対象物に冷却(保冷)マットを密着させたり、上から覆う場合や何かに冷却(保冷)マットを包み込んで直接は密着させない方法をとったり、断熱材と併用することで更に冷却(保冷)効果を持続させる方法等がある。(図2参照) 本考案の実施例を表わす図である。 本考案の実施例を表わす図である。 本考案の実施例を表わす図である。
この考案は従来になかった冷却(保冷)具の形態で、やわらかいが立てて使用することが出来、特定の部位を冷やすことも得意とする。大きくしても、小さくしても、折り曲げたり、対象物をやさしく包み込むこともでき、薄い形状にすることで、上から覆いかぶせることも可能になる等、様々な場面に活用が出来る。(図4-▲1▼)
・立てて使用しても液が下部に溜まることが少なく、・いろいろな面に密着させることが出来る。折たたんだり巻き付けるが可能で、冷却(保冷)効果を上げたり、収納することが可能。また保冷液の融点を調整することで氷点下になってもその柔らかさが維持でき、発泡プラスチックあるいは発泡ゴムの大きさや形状を変えることでいろいろな冷却(保冷)場面が創造できる。(図4-▲2▼)
本考案により従来のソフトタイプかハードタイプの保冷剤ではカバーできなかった冷却、冷蔵用途を新たに創造できる。例えば、対象物に対していろいろな角度や面から保冷剤を密着させ効果的に冷却することができ、立てることも横にすることも、狭い空間(隙間等)に差し込ませることも、また上から覆うことも可能となる。単純に折りたためることは、冷却(保冷)効果を上げるだけではなく、収納を便利にし、狭い空間の隙間に合わせて配置することが出来るため、冷却(保冷)したい対象物を効率的に冷却(保冷)することが出来る。またマット表面や折りたたんだ外側(表面)を断熱材で覆うことでその冷却(保冷)効果を高めることが出来、保管する場合も狭い空間を有効に活用できる。(図4-▲3▼)
・冷却(保冷)液の融点をその組成によって変化させることで、固体が液体になるときに発する“融解熱(外部から吸収するエネルギー)”の調整が出来るだけではなく、-20℃でも固くならない新しいタイプの冷却(保冷)マットの提案は様々な場面で有効に機能する。(図5-▲4▼)
・本冷却(保冷)マットは、衣類に気軽に装着することもでき、ポケット等に忍ばせておくだけで冷却(保冷)効果が期待できる。また冷却(保冷)液を内部に含んだ発泡プラスチックあるいは発泡ゴムのカタチや大きさ、その数量等はそれらの用途に応じて千差万別、様々な仕様が創造できる。(図5-▲5▼)
・小さなモデルは家庭で使える冷却(保冷)具レベルから、大きなモデルは輸送用貨物やコンテナに至るまで、常に電気を利用して冷却(保冷)するのではなく、ある場所で冷却したものを活用して冷却(保冷)効果を維持し、より効果的に冷却(保冷)することが出来る。冷凍庫もしくは冷蔵庫にいれて一定時間以上に亘って冷却することで冷却効果を有する冷却(保冷)マットとして何度でも再利用(二次利用)できる。また必要な冷却時間は本冷却(保冷)マットで本冷却(保冷)マットを包み込むことで必要時間の削減も可能。本冷却(保冷)マットは、頭部や頸部等体の部位に密着させることで熱治療器としての身体用の冷却(保冷)具の役割を果たしたり、買い物バッグやクーラーボックス等に入れておくことで食品用の冷却(保冷)具としての活用も可能、トラックの荷台やコンテナに装備することで電気を用いない配送システムの導入にも期待できる。(図5-▲6▼)
製造工程上で事前に内袋に冷却(保冷)液を内部に含んだ発泡プラスチックあるいは発泡ゴムを入れたものをシート状の容器に内封することで、製造装置を安定して稼働させることが可能になり、大量の製品の製造が可能となる。(図5-▲7▼)
※ここでいう発泡プラスチックあるいは発泡ゴムとは海綿状のもの(もしくは切れ目が入り吸水性、保水性等に富むもの)を指し、本品はスポンジ生地に冷却(保冷)液をしみ込ませ使用するものとする。
1 冷却(保冷)液
2 発泡プラスチックあるいは発泡ゴム(スポンジのような樹脂素材)
3 軟質なフィルム(袋状シート)

Claims (3)

  1. 冷却液(保冷液、蓄冷液)を含んだ発泡プラスチックあるいは発泡ゴムからなるスポンジのようなものを袋状に包み込んだことを特徴とする冷却(保冷)マット。
  2. 前記発泡プラスチックあるいは発泡ゴムは液体の吸水性があり、保水性を併せ持つことを特徴とする請求項1に記載の冷却(保冷)マット。
  3. 前記発泡プラスチックあるいは発泡ゴムが含有する冷却液(保冷液、蓄冷液)は融点を工夫することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷却(保冷)マット。
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