JP3232604U - 多層粘着シート - Google Patents
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Abstract
【課題】製品の包装上に粘着させ、各層の粘着シートに製品情報を印刷し、印刷可能なスペースが大きい多層粘着シートを提供する。【解決手段】多層粘着シートは、底部シート1及び外部シート2を備える。前記底部シート1の一面又は二面には、底部シート印刷層が形成される。前記底部シート1の一面の最外部には、貼合層が形成され、他面の最外部には、底部シート離型層が形成される。前記外部シート2の一面又は二面には、外シート印刷層22が形成される。前記外部シート2の一面の最外部には、外シート複粘着層が形成される。前記外シート複粘着層は、前記底部シート離型層上に粘着され、前記底部シート離型層から前記外シート複粘着層が繰り返して粘着又は剥がされ得る。【選択図】図1
Description
本考案は、多層粘着シートに関し、特に、製品の包装上に粘着させ、各層の粘着シートに製品情報を印刷し、印刷可能なスペースが大きい多層粘着シートに関する。
多くの製品は、包装箱又は製品の容器上に製品情報のシールを貼り付けている。製品情報は、製品の内容物又は販売の必要性に応じて製品情報(例えば、製品名、成分、期限、標章、製造メーカーなど)を完全かつ明確に表示しなければならず、言語毎に記載する必要がある。このため大きな印刷面積が必要であるが、包装箱又は製品の容器上の面積には限界があり、1枚のシールだけでは十分な印刷面積を提供することは困難であった。
そのため、繰り返して粘着したり剥がしたりすることが可能な上、多層シールの見ることが可能な表面上に印刷可能な多層粘着シートが求められていた。
本考案の課題は、製品の包装上に粘着させ、各層の粘着シートに製品情報を印刷し、印刷可能なスペースが大きい多層粘着シートを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の第1の形態によれば、底部シート及び外部シートを備えた、多層粘着シートであって、前記底部シートの一面又は二面には、底部シート印刷層が形成され、前記底部シートの一面の最外部には、貼合層が形成され、他面の最外部には、底部シート離型層が形成され、前記外部シートの一面又は二面には、外シート印刷層が形成され、前記外部シートの一面の最外部には、外シート複粘着層が形成され、前記外シート複粘着層は、前記底部シート離型層上に粘着され、前記底部シート離型層から前記外シート複粘着層が繰り返して粘着又は剥がされ得ることを特徴とする、多層粘着シートが提供される。
前記底部シートと前記外部シートとの間には、1つ以上の中間シートが形成され、前記中間シートの一面又は二面には、中間シート印刷層が形成され、前記中間シートは、一面の最外部に中間シート複粘着層が形成され、他面の最外部に中間シート離型層が形成され、前記中間シート複粘着層は、前記底部シート離型層上に粘着され、前記外シート複粘着層は、前記中間シート離型層上に粘着され、前記底部シート離型層から前記中間シート複粘着層が繰り返して粘着又は剥がされ得て、前記中間シート離型層から前記外シート複粘着層が繰り返して粘着又は剥がされ得ることが好ましい。
前記外部シートの隅部には、切角部が設けられ、前記中間シートには、前記切角部に対応した箇所に中間切角部が設けられることが好ましい。
本考案の他の技術内容、特徴及び効果について、以下、図面を参照しながら好適な実施形態の詳細な説明で明らかにする。
一部の構造は小さすぎて識別が困難な層状構造であるため、一部の斜視図ではその要素の位置をはっきりと表示することができない。そのため、本考案では誤解を招くことを防ぐために、斜視図では小さすぎて表示が困難な構造は表示されておらず、部分拡大断面図が採用されている。
(第1実施形態)
図1、図2A及び図2Bを参照する。
図1は、本考案の第1実施形態に係る多層粘着シートを示す斜視図である。図2Aは、本考案の第1実施形態に係る多層粘着シートの底部シートを示す断面図である。図2Bは、本考案の第1実施形態に係る多層粘着シートの外部シートを示す断面図である。図1、図2A及び図2Bに示すように、本考案の第1実施形態に係る多層粘着シートは、少なくとも底部シート1及び外部シート2から構成されてなる。
図1、図2A及び図2Bを参照する。
図1は、本考案の第1実施形態に係る多層粘着シートを示す斜視図である。図2Aは、本考案の第1実施形態に係る多層粘着シートの底部シートを示す断面図である。図2Bは、本考案の第1実施形態に係る多層粘着シートの外部シートを示す断面図である。図1、図2A及び図2Bに示すように、本考案の第1実施形態に係る多層粘着シートは、少なくとも底部シート1及び外部シート2から構成されてなる。
底部シート1は、一面に形成された貼合層11と、他面に形成された底部シート印刷層12と、最外側に位置する底部シート離型層13と、を有する。
外部シート2は、一面に形成された外シート複粘着層21と、他面に形成された外シート印刷層22と、を有する。
図2A、図2B及び図3を参照する。
図2A、図2B及び図3に示すように、貼合層11は、製品5上に粘着され、外シート複粘着層21は、底部シート離型層13上に粘着され、外部シート2は、底部シート1上に粘着され、底部シート離型層13から外シート複粘着層21が繰り返して粘着又は剥がされ得るため、外部シート2を底部シート1から剥がすことができ、底部シート印刷層12に印刷した商品情報を見ることができる。底部シート印刷層12及び外シート印刷層22に製品情報を印刷することができるため、印刷面積が増え、製品5の体積が小さめの場合か、製品情報が多すぎる場合にも適用できる。
図2A、図2B及び図3に示すように、貼合層11は、製品5上に粘着され、外シート複粘着層21は、底部シート離型層13上に粘着され、外部シート2は、底部シート1上に粘着され、底部シート離型層13から外シート複粘着層21が繰り返して粘着又は剥がされ得るため、外部シート2を底部シート1から剥がすことができ、底部シート印刷層12に印刷した商品情報を見ることができる。底部シート印刷層12及び外シート印刷層22に製品情報を印刷することができるため、印刷面積が増え、製品5の体積が小さめの場合か、製品情報が多すぎる場合にも適用できる。
(第2実施形態)
図4及び図5を参照する。
図4及び図5に示すように、本考案の第2実施形態に係る多層粘着シートは、底部シート1と外部シート2との間に形成された1つ以上の中間シート3を有してもよい。中間シート3は、一面に形成された中間シート複粘着層31と、他面に形成された中間シート印刷層32と、最外側に位置する中間シート離型層33と、を有する。
図4及び図5を参照する。
図4及び図5に示すように、本考案の第2実施形態に係る多層粘着シートは、底部シート1と外部シート2との間に形成された1つ以上の中間シート3を有してもよい。中間シート3は、一面に形成された中間シート複粘着層31と、他面に形成された中間シート印刷層32と、最外側に位置する中間シート離型層33と、を有する。
図5及び図6を参照する。
図5及び図6に示すように、第2実施形態の中間シート複粘着層31は、底部シート離型層13上に粘着され、外シート複粘着層21は、中間シート離型層33上に粘着され、中間シート3は、底部シート1と外部シート2との間に粘着され、底部シート離型層13から中間シート複粘着層31が繰り返して粘着又は剥がされ得る。中間シート離型層33は、外シート複粘着層21から繰り返して粘着又は剥がされ得るため、外部シート2を中間シート3から剥がすと、中間シート3を底部シート1から剥がすことができ、底部シート印刷層12及び中間シート印刷層32に印刷した製品情報を見ることができる。底部シート印刷層12、外シート印刷層22及び中間シート印刷層32には、製品情報を印刷することができるため、印刷可能なスペースが大きい。
図5及び図6に示すように、第2実施形態の中間シート複粘着層31は、底部シート離型層13上に粘着され、外シート複粘着層21は、中間シート離型層33上に粘着され、中間シート3は、底部シート1と外部シート2との間に粘着され、底部シート離型層13から中間シート複粘着層31が繰り返して粘着又は剥がされ得る。中間シート離型層33は、外シート複粘着層21から繰り返して粘着又は剥がされ得るため、外部シート2を中間シート3から剥がすと、中間シート3を底部シート1から剥がすことができ、底部シート印刷層12及び中間シート印刷層32に印刷した製品情報を見ることができる。底部シート印刷層12、外シート印刷層22及び中間シート印刷層32には、製品情報を印刷することができるため、印刷可能なスペースが大きい。
図5及び図6に示すように、底部シート1、外部シート2及び中間シート3は、同じサイズ及び形状であるが、異なる材料からなってもよい。
(第3実施形態)
図7A及び図8を参照する。
図7A及び図8に示すように、本考案の第3実施形態に係る多層粘着シートは、外部シート2と外シート複粘着層21との間に外シート印刷層22が形成されてもよい。外部シート2を剥がすと、外シート印刷層22を見ることができ(図7B及び図8を参照する)、中間シート3と中間シート複粘着層31との間には、中間シート離型層33が形成されてもよい。中間シート3を剥がすと、中間シート離型層33が見える。このように本考案は印刷可能なスペースが大きい。
図7A及び図8を参照する。
図7A及び図8に示すように、本考案の第3実施形態に係る多層粘着シートは、外部シート2と外シート複粘着層21との間に外シート印刷層22が形成されてもよい。外部シート2を剥がすと、外シート印刷層22を見ることができ(図7B及び図8を参照する)、中間シート3と中間シート複粘着層31との間には、中間シート離型層33が形成されてもよい。中間シート3を剥がすと、中間シート離型層33が見える。このように本考案は印刷可能なスペースが大きい。
(第4実施形態)
図9を参照する。
図9に示すように、本考案の第4実施形態に係る多層粘着シートは、外部シート2及び中間シート3の同一側に固定部4が形成される。固定部4は、外部シート2及び中間シート3が底部シート1から完全に剥がれることを防ぐことができる。
図9を参照する。
図9に示すように、本考案の第4実施形態に係る多層粘着シートは、外部シート2及び中間シート3の同一側に固定部4が形成される。固定部4は、外部シート2及び中間シート3が底部シート1から完全に剥がれることを防ぐことができる。
図1及び図4に示すように、本実施形態の多層粘着シートは、外部シート2の隅部に設けられた切角部23を有する。中間シート3は、切角部23に対応した箇所に中間切角部34が形成される。切角部23及び中間切角部34を用いると、外部シート2及び中間シート3を容易に剥がすことができる。
当該分野の当業者にとって理解できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
1 底部シート
2 外部シート
3 中間シート
4 固定部
5 製品
11 貼合層
12 底部シート印刷層
13 底部シート離型層
21 外シート複粘着層
22 外シート印刷層
23 切角部
31 中間シート複粘着層
32 中間シート印刷層
33 中間シート離型層
34 中間切角部
2 外部シート
3 中間シート
4 固定部
5 製品
11 貼合層
12 底部シート印刷層
13 底部シート離型層
21 外シート複粘着層
22 外シート印刷層
23 切角部
31 中間シート複粘着層
32 中間シート印刷層
33 中間シート離型層
34 中間切角部
Claims (3)
- 底部シート及び外部シートを備えた、多層粘着シートであって、
前記底部シートの一面又は二面には、底部シート印刷層が形成され、
前記底部シートの一面の最外部には、貼合層が形成され、他面の最外部には、底部シート離型層が形成され、
前記外部シートの一面又は二面には、外シート印刷層が形成され、
前記外部シートの一面の最外部には、外シート複粘着層が形成され、
前記外シート複粘着層は、前記底部シート離型層上に粘着され、
前記底部シート離型層から前記外シート複粘着層が繰り返して粘着又は剥がされ得ることを特徴とする、
多層粘着シート。 - 前記底部シートと前記外部シートとの間には、1つ以上の中間シートが形成され、前記中間シートの一面又は二面には、中間シート印刷層が形成され、前記中間シートは、一面の最外部に中間シート複粘着層が形成され、他面の最外部に中間シート離型層が形成され、前記中間シート複粘着層は、前記底部シート離型層上に粘着され、前記外シート複粘着層は、前記中間シート離型層上に粘着され、前記底部シート離型層から前記中間シート複粘着層が繰り返して粘着又は剥がされ得て、前記中間シート離型層から前記外シート複粘着層が繰り返して粘着又は剥がされ得ることを特徴とする請求項1に記載の多層粘着シート。
- 前記外部シートの隅部には、切角部が設けられ、前記中間シートには、前記切角部に対応した箇所に中間切角部が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の多層粘着シート。
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