JP3215809B2 - 内視鏡用ワイヤループ型処置具 - Google Patents
内視鏡用ワイヤループ型処置具Info
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Description
ような内視鏡用ワイヤループ型処置具に関する。
ープ型処置具は、一般に、図6に示されるように、先端
でU字状に曲げ戻されてその後方部分においてループ状
に膨らんだ形状に形成された撚り線からなる弾性ワイヤ
10が、シース20の先端内に引き込まれることにより
窄まり、シース20の先端から突出した状態では自己の
弾性によってループ状に膨らむように構成されている。
直径が0.1mmないし0.15mm程度のステンレス
鋼線からなる素線11を7本撚り合わせたいわゆる1×
7本撚りのもの等が広く用いられている。図7はその断
面形状を示している。
を3本撚り合わせた1×3本撚り、19本撚り合わせた
1×19本撚り、37本撚り合わせた1×37本撚りの
もの等も用いられている。
の撚り線からなる弾性ワイヤ10を示しているが、これ
を2点鎖線に示されるようU字状に曲げ戻すと、図9に
示されるように各素線11がほぐれ、不規則に変形して
配列が不規則になってしまう。
20内に引き込めなくなったり、使用時にポリープ等を
締め付けたときに応力の集中や高周波電流によるジュー
ル熱によって切断し易くなってしまう。また、見た目に
も粗末な感じになって商品価値が落ちてしまう。
先端部分で撚り線の素線がほぐれることなく滑らかにU
字状に曲げ戻すことができる内視鏡用ワイヤループ型処
置具を提供することを目的とする。
め、本発明の内視鏡用ワイヤループ型処置具は、U字状
に曲げ戻されてその後方部分においてループ状に膨らん
だ形状に形成された弾性ワイヤが、シースの先端内に引
き込まれることにより窄まり、上記シースの先端から突
出した状態では自己の弾性によって上記ループ状に膨ら
むようにした内視鏡用ワイヤループ型処置具において、
上記弾性ワイヤとして、複数の素線を撚り合わせて形成
された撚り線をさらに複数撚り合わせて形成された複合
撚り線を用いたことを特徴とする。
本に撚り合わせて形成された撚り線を3本集めて一本に
撚り合わせた3×3本撚りの複合撚り線、7本の素線を
一本に撚り合わせて形成された撚り線を3本集めて一本
に撚り合わせた7×3本撚りの複合撚り線、7本の素線
を一本に撚り合わせて形成された撚り線を7本集めて一
本に撚り合わせた7×7本撚りの複合撚り線、又は1×
3の撚り線を軸線にしてその周囲に1×7の撚り線を5
本撚り合わせた{(1×3)+(1×7)×5}本撚り
の複合撚り線であってもよい。
の撚り方向が同方向であり、複合撚り線の撚り方向はそ
れと反対方向であるとよく、上記素線の直径が0.05
mm〜0.15mmであるとよい。
態を説明する。図6は、内視鏡用高周波スネアの先端部
分を示しており、20は、例えば四フッ化エチレン樹脂
チューブ製の可撓性シースであり、図示されていない内
視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱される。
導電性の操作ワイヤ30が挿通されていて、シース20
の基端に連結された図示されていない操作部において進
退操作される。
いて所定のループ形状をなすように形成された弾性ワイ
ヤ10が、連結パイプ40を介して連結されている。弾
性ワイヤ10の先端とシース20の基端は、前と後ろか
ら連結パイプ40内に差し込まれて銀ロー付け等によっ
て各々固着されている。
aにおいてU字状に180°曲げ戻されていて、その後
方部分において、一つのループを形成するように折り曲
げられている。
先端から突出した状態では自己の弾性によってループ状
に膨らみ、操作ワイヤ30によって後方(手元側)に牽
引されると、シース20の先端内に引き込まれて窄ま
る。
0の曲げ戻された双方のワイヤが、三箇所の折り曲げ部
10b,10c,10dにおいて折り曲げられている
が、折り曲げの数はこれと相違していてもよく、折り曲
げられることなく曲線状に曲げられていてもよい。
施の形態においては、図2に断面が示されるように、例
えばステンレス鋼線からなる複数の素線11を撚り合わ
せて形成された撚り線12をさらに複数撚り合わせて形
成された複合撚り線が用いられている。
が、同じ太さの3本の素線11を一本に撚り合わせて形
成されており、弾性ワイヤ10は、さらに3本の撚り線
12を一本に撚り合わせたいわゆる3×3本撚りの複合
撚り線によって形成されている。
あり、複合撚り線の撚り方向はそれと反対方向である。
これは、後述する各種の複合撚り線の場合も同様であ
る。
成された弾性ワイヤ10の先端曲げ戻し部10aを拡大
して示しており、素線11がほぐれることなく滑らかに
U字状に曲げ戻されている。
を用いると、先端曲げ戻し部10aにおいて弾性ワイヤ
10全体としてはU字状に曲げられるが、その内部の一
本毎の素線11は互いに複合的にからみあっているの
で、ほとんどほぐれない。
でシース20内に引き込めなくなったり、使用時にポリ
ープ等を締め付けたときに応力の集中や高周波電流によ
るジュール熱によって切断し易くなってしまうこともな
く、見た目にも質感があって優れた商品価値を有するこ
とができる。
線は、3×3本撚りに限らず、図3に示されるように、
7本の素線11を一本に撚り合わせて形成された撚り線
12を3本集めて一本に撚り合わせた7×3本撚りの複
合撚り線や、図4に示されるように、7本の素線11を
一本に撚り合わせて形成された撚り線12を7本集めて
一本に撚り合わせた7×7本撚り、図5に示されるよう
に、1×3の撚り線を軸線にしてその周囲に1×7の撚
り線を5本撚り合わせた{(1×3)+(1×7)×
5}本撚り或いはその他の撚り方をした複合撚り線でも
よい。
の点から、素線11の直径は0.05mm〜0.15m
mの範囲にあるのが好ましい。なお本発明は、高周波ス
ネアに限らず、弾性ワイヤを先端において小さな曲率半
径でU字状に曲げる必要のある各種内視鏡用ワイヤルー
プ型処置具に適用することができる。
その後方部分においてループ状に膨らんだ形状に形成さ
れる弾性ワイヤとして、複数の素線を撚り合わせて形成
された撚り線をさらに複数撚り合わせて形成された複合
撚り線を用いたことにより、弾性ワイヤを、ループの先
端部分で素線がほぐれることなく滑らかにU字状に曲げ
戻すことができるので、弾性ワイヤがシース内に引き込
み難くなる作動不良や使用時の強度不足等が発生せず、
また見た目にも質感があって優れた商品価値を有する内
視鏡用ワイヤループ型処置具を形成することができる。
曲げ戻し部の部分拡大側面図である。
する複合撚り線の正面断面図である。
する複合撚り線の正面断面図である。
する複合撚り線の正面断面図である。
する複合撚り線の正面断面図である。
面断面図である。
れている弾性ワイヤの正面断面図である。
れている弾性ワイヤの側面図である。
側面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】U字状に曲げ戻されてその後方部分におい
てループ状に膨らんだ形状に形成された弾性ワイヤが、
内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱されるシースの先
端内に引き込まれることにより窄まり、上記シースの先
端から突出した状態では自己の弾性によって上記ループ
状に膨らむようにした内視鏡用ワイヤループ型処置具に
おいて、 上記弾性ワイヤとして、複数の素線を撚り合わせて形成
された撚り線をさらに複数撚り合わせて形成された複合
撚り線を用いたことを特徴とする内視鏡用ワイヤループ
型処置具。 - 【請求項2】上記複合撚り線が、3本の素線を一本に撚
り合わせて形成された撚り線を3本集めて一本に撚り合
わせた3×3本撚りの複合撚り線、7本の素線を一本に
撚り合わせて形成された撚り線を3本集めて一本に撚り
合わせた7×3本撚りの複合撚り線、7本の素線を一本
に撚り合わせて形成された撚り線を7本集めて一本に撚
り合わせた7×7本撚りの複合撚り線、又は1×3の撚
り線を軸線にしてその周囲に1×7の撚り線を5本撚り
合わせた{(1×3)+(1×7)×5}本撚りの複合
撚り線である請求項1記載の内視鏡用ワイヤループ型処
置具。 - 【請求項3】上記複合撚り線を形成する各撚り線の撚り
方向が同方向であり、複合撚り線の撚り方向はそれと反
対方向である請求項1又は2記載の内視鏡用ワイヤルー
プ型処置具。 - 【請求項4】上記素線の直径が0.05mm〜0.15
mmである請求項1、2又は3記載の内視鏡用ワイヤル
ープ型処置具。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26829397A JP3215809B2 (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 内視鏡用ワイヤループ型処置具 |
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DE19835901A DE19835901C2 (de) | 1997-08-07 | 1998-08-07 | Drahtschlingeninstrument für ein Endoskop und Verfahren zu dessen Herstellung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26829397A JP3215809B2 (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 内視鏡用ワイヤループ型処置具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11104146A JPH11104146A (ja) | 1999-04-20 |
JP3215809B2 true JP3215809B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=17456524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26829397A Expired - Fee Related JP3215809B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-10-01 | 内視鏡用ワイヤループ型処置具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3215809B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2952148B1 (en) * | 2013-01-31 | 2017-12-06 | Syntec Corporation | Linear member for medical use for bone union |
-
1997
- 1997-10-01 JP JP26829397A patent/JP3215809B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11104146A (ja) | 1999-04-20 |
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