JP3205684U - ポータブル座面リフト - Google Patents
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Abstract
【課題】床やたたみ、椅子(車椅子含む)などに座布団を敷くような感覚でセットでき、着脱可能で持ち運びできる昇降機を提供する。【解決手段】スクリューナットを水平に配置したパンタグラフ式昇降機における初期の推力をプッシュプレート6がスライドシャフト3を摺動しながら駆動ローラー11を押し、先端ローラー12を揺動させてテコレバー13を垂直に起こす事で、クロスアーム最低高さとなる水平状態からの初期交差角度を変化させると、送りナット7がストッパープレート4に接触し、その後のスクリューナット推力を各支持点間にダイレクトで直線かつ水平に作用させる軽量で薄く、コンパクトな機構。【選択図】図1
Description
本考案は、人の起立や着座のための昇降アシストを行なう、着脱可能で持ち運びできるパンタグラフ式昇降機である。
一般的に最も多く利用されているのが、コンパクト且つシンプルな機構のパンタグラフ式である。テーブルがクロスアームを介して水平に昇降し、目的の高さに応じてクロスアームを2段3段と複数構成できる特長もある。クロスアームの基台側となる固定支持点間シャフトと内側アーム同士を連結したシャフト間に設置されたシリンダ(油圧、電動)により、クロスアームを開閉してテーブルを昇降させるタイプや、クロスアームの基台側となる固定支持点間シャフトと基台側となる可動支持点間シャフトとをスクリューナットにて基台に対して水平に連結し、クロスアームをモータや手回しハンドルにて開閉しテーブルの昇降を行なうタイプなどがある。
簡単な機構ながら、昇降テーブルが最低高さ位置ではクロスアームとシリンダやスクリューナットが平行に近い状態になり、伸縮方向の力がクロスアームの長さ方向に沿って作用してしまい上昇し難い問題がある。更に下降時のリフター高さを最低限にしようとすると、完全水平状態のクロスアームに対し上昇方向に力を伝えなくてはならない。そのため、従来技術においては初期上昇動作を行なうためにシリンダやスクリューナットの一端を内側アームに連結したカムや補助アームなどに接続し、テコ部材やカム機構を連動させ回避している荷用の昇降機が提案されている。
また、人用リフトでは起立、着座の介護目的で座面を低くするために背もたれ側に駆動機構を備えた椅子タイプのものや車椅子自体を昇降するリフトなどが紹介されている。
株式会社メイキコウ 超低床シザーリフト カタログ2016年
株式会社コムラ製作所 電動昇降座椅子 2016年ホームページ
病気や障害、加齢で立ったり座ったりする時の負担を減らし、自立や介護に役立てたいのだが、大きく重量もある据置きタイプや移動用の車輪付など大掛かりなものが多く、使用できる場所が限られてしまう。
また、前述したクロスアームの基台側となる固定支持点間シャフトと内側アーム同士を連結したシャフト間に設置されたシリンダによる昇降タイプは、クロスアームの起立に同期してシリンダも起き上がるので、テーブルが上昇するほど重心が高くなり倒れやすくなってしまう。さらに、駆動部が斜めに動くので駆動源を分離した場合、モータや手動ハンドルなどの連結も容易ではない。
パンタジャッキの様にクロスアーム両端の支点間を、一直線にスクリューナット等で開閉することが力の伝達効率として最も良い方法であるが、前述した従来技術はクロスアーム支持点間に対して、力が一直線に働かないので伝達効率は最良とはいえない。そのため、クロスアーム自体にも偏心した余分な力がかかるので、アーム強度や駆動推力も増してしまい軽量、コンパクト化には反する。
床やたたみ、椅子(車椅子含む)などに座布団を敷くような感覚でセットでき、着脱可能で持ち運びできる軽量で薄く、コンパクトな昇降機を提供することを目的とする。そのためには、クロスアームを最低高さとなる水平状態から小さな始動力で上昇させる事ができる安価で簡単、確実な推力伝達機構を提供すること。
上述した課題を解決するために、クロスアームの基台側となる固定支持点間シャフトとクロスアームの基台側となる可動支持点間シャフトを、基台に対して水平に配置したスクリューナットにて間隔調整するパンタグラフ式昇降機をベースにした考案で、クロスアームの基台側となる可動支持点間シャフトにスライドシャフトを介してストッパープレートを連結し、その間に摺動可能なスライドブッシュを備えたプッシュプレートを設け、送りナットと固定することで、初期の推力はスライドシャフトを摺動しながら駆動ローラーを押し、先端ローラーを基台に沿って揺動させてテコレバーを起動することで、クロスアーム最低高さとなる水平状態からの初期交差角度を変化させテコレバーが垂直に起き上がると、送りナットがストッパープレートに接触し、スクリューナットの力を各支持点間にダイレクトで直線かつ水平に作用させることにより、小さな始動力で上昇させる事の出来る最良な効率の推力伝達機構を実現し、軽量で薄くコンパクトな昇降機を提供可能にした。
また、前述した先端ローラーを基台に沿って揺動させる部分に上り傾斜レールを設ければ、更に初期上昇高さを増すこともできる。
また、前述した先端ローラーを基台に沿って揺動させる部分に上り傾斜レールを設ければ、更に初期上昇高さを増すこともできる。
そのほか、クロスアームのクロス中心点位置を長手方向にオフセットさせることで、テーブルを上昇とともに傾斜させ、起立や立ち姿勢からの腰掛けをしやすくする。
本考案は、最も基本的な構造で伝達効率の優れている水平かつ一直線に配置されたパンタグラフ式昇降機のスクリューナット推力を、最初は水平状態からなるクロスアーム初期交差角を変化させるためのテコレバー起動に全て作用させながら、次はクロスアーム支持点間隔の調整にダイレクトかつ一直線に作用させる事で、余分な力や強度を抑えられ、安価で簡単、確実、しかも薄くて軽量かつコンパクトなリフトを実現可能にした。
以下、この考案の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して詳細に説明する。
図1に示す様に、クロスアームの基台側となる可動支持点間シャフト2にスライドシャフト3を介してストッパープレート4を連結し、その間に摺動可能なスライドブッシュ5を備えたプッシュプレート6を設け、送りナット7と固定する。また、クロスアームの基台側となる固定支持点間シャフト10にはスクリュー軸8が取り付き、ストッパープレート4とプッシュプレート6及び可動支持点間シャフト2の中央部にはスクリュー軸8が通れるようにバカ穴が開いている。
図2は最低高さとなるクロスアームの水平状態を示し、スクリューナット初期の推力は前述のスライドブッシュ5を備えたプッシュプレート6が、スライドシャフト3を摺動しながら駆動ローラー11を押し、先端ローラー12を基台に沿って揺動させテコレバー13を起動することで、図1で示す様にクロスアーム最低高さとなる水平状態からの初期交差角度を変化させテコレバー13が垂直に起き上がる。
また、テコレバー13動作に伴い先端ローラー12を基台(図示せず)に沿って揺動させる部分に傾斜レール14を設けることで更に上昇高さを増すことができる。
また、テコレバー13動作に伴い先端ローラー12を基台(図示せず)に沿って揺動させる部分に傾斜レール14を設けることで更に上昇高さを増すことができる。
前記のテコレバー13が垂直に起き上がったところで、送りナット7がストッパープレート4と接触する。
その後、図3に示す様にスクリューナットの推力はストッパープレート4に連結されたスライドシャフト3からクロスアームの基台側となる可動支持点間シャフ2にダイレクトで直線かつ水平に作用し、クロスアームの開閉を行なう。これより上昇に至っては駆動ローラー11がプッシュプレート6及びローラーガイド15から離脱し、バネ16によりテコレバー13がストッパーピン17で止まり、再接近時のための位置関係を保持する。
図4はクロスアームのクロス中心点をオフセット20し、テーブル(図示せず)を上昇とともに傾斜させて、起立や立ち姿勢からの腰掛けをしやすくした実施例である。尚、任意のオフセット量で穴を複数あけておけば、身長や好みに応じて調整可能となる。
図5は目的の高さに応じてクロスアームを2段など複数構成した場合に、使い勝手によって可動支持点間シャフト2及び固定支持点間シャフト10に代えてクロスアームを重ねジョイントした支点間シャフトA21及び支点間シャフトB22に本考案を実施した例を示す。
1 可動支持点(基台側)
2 可動支持点間シャフト
3 スライドシャフト
4 ストッパープレート
5 スライドブッシュ
6 プッシュプレート
7 送りナット
8 スクリュー軸
9 固定支持点(基台側)
10 固定支持点間シャフト
11 駆動ローラー
12 先端ローラー
13 テコレバー
14 傾斜レール
15 ローラーガイド
16 バネ
17 ストッパーピン
18 可動支持点(テーブル側)
19 固定支持点(テーブル側)
20 オフセット
21 支点間シャフトA
22 支点間シャフトB
2 可動支持点間シャフト
3 スライドシャフト
4 ストッパープレート
5 スライドブッシュ
6 プッシュプレート
7 送りナット
8 スクリュー軸
9 固定支持点(基台側)
10 固定支持点間シャフト
11 駆動ローラー
12 先端ローラー
13 テコレバー
14 傾斜レール
15 ローラーガイド
16 バネ
17 ストッパーピン
18 可動支持点(テーブル側)
19 固定支持点(テーブル側)
20 オフセット
21 支点間シャフトA
22 支点間シャフトB
Claims (2)
- クロスアームの基台側となる固定支持点間シャフトとクロスアームの基台側となる可動支持点間シャフトを基台に対して水平に配置したスクリューナットにて間隔調整を行なうパンタグラフ式昇降機の推力伝達において、可動支持点間シャフトにスライドシャフトを介してストッパープレートを連結し、その間に摺動可能なスライドブッシュを備えたプッシュプレートを設け、送りナットと固定することで初期の推力はスライドシャフトを摺動しながら駆動ローラーを押し、先端ローラーを基台に沿って揺動させてテコレバーを起動することで、クロスアームが最低高さとなる水平状態からの初期交差角度を変化させて、テコレバーが垂直に起き上がると送りナットがストッパープレートに接触し、スクリューナットの力を各支持点間にダイレクトで直線かつ水平に作用させることを特徴とした推力伝達機構。
- クロスアームのクロス中心点位置を長手方向にオフセットさせることで、テーブルを上昇とともに傾斜させ、起立や立ち姿勢からの腰掛けをしやすくした請求項1記載の推力伝達機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016002117U JP3205684U (ja) | 2016-04-11 | 2016-04-11 | ポータブル座面リフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016002117U JP3205684U (ja) | 2016-04-11 | 2016-04-11 | ポータブル座面リフト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3205684U true JP3205684U (ja) | 2016-08-12 |
Family
ID=56684943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016002117U Expired - Fee Related JP3205684U (ja) | 2016-04-11 | 2016-04-11 | ポータブル座面リフト |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3205684U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102009159B1 (ko) * | 2019-01-18 | 2019-08-09 | 에스에프주식회사 | 테이블 리프트를 포함하는 도크 레벨러 |
CN111983453A (zh) * | 2020-08-21 | 2020-11-24 | 上海第二工业大学 | 一种bms测试设备 |
-
2016
- 2016-04-11 JP JP2016002117U patent/JP3205684U/ja not_active Expired - Fee Related
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CN111983453A (zh) * | 2020-08-21 | 2020-11-24 | 上海第二工业大学 | 一种bms测试设备 |
CN111983453B (zh) * | 2020-08-21 | 2022-12-27 | 上海第二工业大学 | 一种bms测试设备 |
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