JP3185927B2 - 階層指示、包含指示および階層包含指示入力装置 - Google Patents

階層指示、包含指示および階層包含指示入力装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は階層指示、包含指示および階層包含指示入
力装置に関し、特に座標入力装置を用いて、ファクシミ
リ装置等における送信先の指示、機能の指示等を組織的
に行えるようにした階層指示、包含指示および階層包含
指示入力装置に関する。
(従来の技術) 従来のファクシミリ装置によれば、個別送信、同報送
信、中継同報送信等の送信を行うことができる。
個別送信は、周知のように、相手先の電話番号が予め
登録された例えば短縮ダイヤルキー、ワンタッチキー等
を操作することにより、送信先を指示し、原稿情報等を
送信する方式である。
同報送信は、相手先の電話番号が登録された短縮ダイ
ヤルキーあるいはワンタッチキーを複数個入力する事に
より、複数の送信先を指示するか、あるいは複数の相手
先の電話番号が予め登録された特定のキーを操作するこ
とにより、複数の送信先を指示し、原稿情報等を送信す
る方式である。
中継同報送信は、子局と複数の孫局を予め登録してお
き、予め定められた特定のキーを操作することによりこ
の子局に原稿情報等を送り、子局から複数の孫局に該原
稿情報等を送信する方式である。
以上の各方式において、どのキーがどの相手先に対応
しているのか操作パネルを一見しただけではわからない
ので、通常は該操作パネル上のキーと相手先との対応が
分かるような表または図式を作成し、ファクシミリ装置
の傍に置いておくのが一般的である。操作者は、この表
または図式を見ることにより、正しく個別送信、同報送
信、中継同報送信等を行うことができる。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、従来はファクシミリ装置の操作パネル
上のキーと、個別送信、同報送信、中継同報送信等のた
めに登録した相手先との対応が分かるようにするため
に、表または図式を作成し、これを見て操作を行うよう
にしているので、一目で操作パネル上のキーと相手先と
の対応関係が分からず、操作性の点で問題があった。
なお、本願に関連する先行技術を開示した公報とし
て、実開平1−52351号公報がある。この公報には、中
継同報等の機能を達成するための、ファクシミリ通信の
一連の操作を、あるキーに割り付けておき、以後はその
キーを押すだけで複雑な通信ができるようにしたプログ
ラムキーを設けたファクシミリ装置において、その表示
部上に該一連の操作手順を読み出してこれを修正できる
ようにした技術が提案されている。
しかしながら、この先行技術の表示部上に表示された
操作手順は、前記キーに割り付けられた内容の確認に止
どまり、該表示された操作手順を利用して何らかの指示
をするという配慮はされていなかった。
本発明の目的は、前記した従来装置の問題点を除去
し、一目で指示しようとする単独又は複数の送信先や、
一連の機能がわかり、かつワンタッチでその指示を行う
ことができる、座標入力装置を用いた階層指示、包含指
示および階層包含指示入力装置を提供することにある。
また、他の目的は、座標入力装置上に描かれた組織図
から個別送信、同報送信、中継同報送信等の任意の指示
を行えるようにした階層指示、包含指示および階層包含
指示入力装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段および作用) 前記目的を達成するために、請求項(1)の発明は、
枠領域で表された宛先とその階層関係を表す図が描写ま
たは載置される座標入力装置と、前記枠領域を規定する
キー領域データ、該キー領域データに対応して付された
キーナンバー、および該キーナンバーを利用して前記枠
領域間の関連を表すデータ(以下、関連データ)のテー
ブルを記憶したメモリ部と、前記座標入力装置上の図の
枠領域内が指示されると、前記関連データに基づいて求
められた、前記指示された枠領域と関連のある枠領域の
宛先への発呼を順次実行する制御部とを備えた点に特徴
がある。
この発明によれば、前記枠領域内を指示すると、この
指示された枠領域の関連データが参照され、該関連デー
タとして登録されたキーNo.が順次読み出され、それに
対応する機能が実行されることとなる。
ユーザは前記図から1点指示で入力できるので、例え
ば前記図が単純階層図、同報階層図または中継同報階層
図の場合、それぞれ単純階層指示、同報指示または中継
同報指示を容易にかつ正確に行うことができる。
請求項(2)の発明は、枠領域で表された宛先とその
包含関係を表す図が描写または載置される座標入力装置
と、前記枠領域を規定するキー領域データ、該キー領域
データに対応して付されたキーナンバー、および該キー
ナンバーを利用して前記枠領域の包含関係を表すデータ
(以下、包含データ)のテーブルを記憶したメモリ部
と、前記座標入力装置上の図の包含領域内が指示される
と、前記包含データに基づいて求められた、前記指示さ
れた枠領域と包含関係にある枠領域の宛先への発呼を順
次実行する制御部とを備えた点に特徴がある。
この発明によれば、前記図の包含関係にある領域が指
示されると、前記包含データに基づいて、該領域内に含
まれる枠領域のキーNo.が順次読み出され、該キーNo.に
対応する機能が順次実行される。
請求項(4)の発明は、枠領域で表された宛先とその
階層関係および包含関係を表す図が描写または載置され
る座標入力装置と、前記枠領域を規定するキー領域デー
タ、該キー領域データに対応して付されたキーナンバ
ー、枠領域間の関連を表すデータ、および該キーナンバ
ーを利用して枠領域の包含関係を表すデータ(以下、関
連・包含データ)のテーブルを記憶したメモリ部と、前
記座標入力装置上の図の枠の包含領域内が指示される
と、前記包含データに基づいて求められた、前記指示さ
れた枠領域と4包含関係にある枠領域の宛先への発呼を
順次実行する制御部とを備えた点に特徴がある。
この発明によれば、前記図の包含関係にある領域が指
示されると、前記包含データに基づいて、該領域内に含
まれる枠領域のキーNo.が順次読み出され、前記階層関
係とは無関係に、該キーNo.に対応する機能が順次実行
される。
したがって、本発明によれば、階層関係の読み出し
と、包含関係の読み出しの両方を選択的に実行すること
ができる。
(実施例) 以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明が適用されるシステムの基本構成を示
すブロック図である。図において、1は原稿情報を読取
るスキャナ、2は読取られたデータを記憶するラインバ
ッファメモリ、3は該データを印刷するプリンタ、4は
文字コード発生器、5は該文字コード発生器4からの文
字コードをイメージデータに変換するキャラクタジェネ
レータである。また、6は前記原稿データを符号化また
は復号化する符号化、復号化装置、7はバッファ、8は
前記スキャナ1、プリンタ3、キャラクタジェネレータ
5および符号化、復号化装置6の動作を制御するシステ
ム制御部である。
また、10は座標入力装置、11は座標入力装置用バック
アップメモリ、12は座標入力装置制御部である。システ
ム制御部8は、座標入力装置制御部12の動作を制御し、
座標入力装置制御部12は、座標入力装置10およびバック
アップメモリ部11を制御する。さらに、15は通信モジュ
ールである。
上記のような構成の装置において、スキャナ1から読
取られた原稿情報および文字コード発生器4から発生さ
れ、キャラクタジェネレータ5で変換されたイメージデ
ータはラインバッファメモリ2に一旦記憶される。次い
で、符号化、復号化装置6により符号化され、バッファ
7に蓄積され、通信モジュール15に送られる。
一方、座標入力装置10からは、後述の説明から明らか
になるように、その座標データにより、個別送信、同報
送信、中継同報送信、順次転送送信等の宛先の指示、あ
るいは機能選択の指示が行われる。この指示は座標入力
装置制御部12に入力され、該座標入力装置制御部12は座
標入力装置用バックアップメモリ11を参照することによ
り、この指示を具体的なデータ、例えば電話番号等の送
信先データあるいはコピー等の機能データに変換する。
この具体的なデータが送信先データの場合にシステム
制御部を介して通信モジュール15に送られ、通信モジュ
ール15は前記指示に従って前記バッファ7からの原稿デ
ータを処理する。例えば、前記座標入力装置10からの指
示が同報送信である場合には、システム制御部が同報先
の端局を一つ指定しその端局の電話番号を通信モジュー
ル15へ送り、通信モジュール15は前記バッファ7からの
原稿データを該同報先に送信する働きをする。
一方、コピー等の機能データの場合には、システム制
御部8へ送られ、該機能の実行が行われる。
本発明は、前記座標入力装置10、座標入力装置用バッ
クアップメモリ11および座標入力装置制御部12を用いて
実現した階層指示、包含指示および階層包含指示入力方
式に関するものであり、以下に詳細に説明する。なお、
座標入力装置10の構成および動作については、本出願人
の出願による特願平1−261767号「操作手順一括登録方
式」に開示されているので、説明を省略する。
(1)階層指示方式 (a)単純階層指示 単純階層指示は、例えば第2図のような階層構造図が
あった場合、例えば東京本社の指示がなされると、東京
本社と、これに関連する一つ下位の階層の福岡支社、大
阪支社および仙台支社に送信でき、また、例えば福岡支
社が指示されると福岡支社のみに送信できるようにする
ことができる。
第2図の21は第1図の座標入力装置10に描かれた階層
構造図または該座標入力装置10上に置かれる紙、フイル
ム等に描かれた階層構造図である。第3図は第1図の座
標入力装置用バックアップメモリ11に格納されたデータ
の概念図を示す。
座標入力装置用バックアップメモリ11には、第3図に
示されてるように、キー領域、キーNo.(番号)、意
味、関連メモリおよびTEL.No.(電話番号)(又はTEL.N
o.を指し示す内容、例、短縮番号)の項目があり、キー
領域の欄には第2図の各領域の2点の座標が入力され
る。例えば、東京本社の座標(x1,y1)、(x1′,y
1′)、福岡支社の座標(x2,y2)、(x2′,y2′)、…
……が入力される。キーナンバー(以下、キーNo.)
は、前記制御部12が自動的に付ける数であり、データの
登録順に大きくなる。また、関連メモリの欄には、関連
する送信先のキーNo.が登録されている。なお、該座標
入力装置用バックアップメモリ11への前記データの登録
は座標入力装置10と操作パネル(図示されていない)と
を用いることにより行うことができる。その詳細は、本
出願人の出願である特願平1−321541号「操作キー登録
方式」に開示されているので、説明を省略する。
次に、この実施例の動作を、第4図を参照して説明す
る。第4図は前記座標入力装置制御部12の機能を説明す
るためのフローチャートである。
まず、記号の説明をする。図のステップS4に記されて
いるa[n][J]のaはデータ、nは前記キーNo.を
示し、Jは前記関連メモリのデータ格納領域の番号を示
す。したがって、a[n][J]は、キーNo.“n"番
の、関連メモリ“J"番目に格納されているデータを示
す。
例えば、a[1][1]=2、a[1][2]=3、
a[2][1]=0、a[3][1]=5等となる。
さて、本実施例において、送信原稿をスキャナ1にセ
ットし、座標入力装置10に取り付けられているスタイラ
スペン(図示されていない)等により、階層構造図21上
の例えば東京本社の枠内の1点が指示されると、バッフ
ァ7への前記送信原稿データの蓄積動作が行われる。ま
た、前記1点の座標データは座標入力装置制御部12に送
られ、次いで座標入力装置制御部12はこの座標データに
基づいて、座標入力装置用バックアップメモリ11に格納
されている第3図のデータを検索する。この時、第4図
のステップS1の処理が行われ、キーNo.1が読まれたこと
になる。キーNo.1が読まれると、ステップS2に進み、該
キーNo.1に対応するTEL.No.が読み出されて、前記送信
原稿は該キーNo.1のファクシミリ装置へ送信される。
次に、J=1と置かれ(ステップS3)、a[1]
[1]がキー番号、区切りコードまたは終了コードを示
すデータかの判断がなされる(ステップS4)。この実施
例では、a[1][1]=2でありキー番号を示すか
ら、ステップS5に進み、a[1][1]が0であるか否
かの判断がなされる(ステップS5)。この判断は否定と
なるので、ステップS6に進み、a[1][1]すなわち
キー番号2への送信が行われる。これが終わると、ステ
ップS7に進み、Jに1が加算される。そして、再びステ
ップS4以下の動作がなされる。該ステップS4以下の動作
が繰り返されると、キー番号3、4へ順次送信され、キ
ー番号4に送信された後には、終了コードが読み出さ
れ、ステップS8に進んでキーNo.1による操作は終了す
る。
この結果、東京本社が指示された場合には、東京本
社、福岡、大阪および仙台支社に送信されることにな
る。大阪支社が指示された場合には、前記と同様に、大
阪支社、京都、兵庫および岡山出張所に送信されること
になることは明らかであろう。
次に、例えば福岡支社が前記スタイラスペン等で指示
された場合には、ステップS2でキーNo.2に送信され、ス
テップS3でJ=1と置かれ、ステップS4ではキーNo.と
表示され、a[2][1]=0であるのでステップS5の
判断は肯定となる。
この結果ステップS8に進み、福岡支社のみに送信され
ることになる。仙台支社、京都、兵庫および岡山出張所
が前記スタイラスペン等で指示された場合には、前記と
同様に、単に指示された所にのみ送信されるこになるこ
とは明らかであろう。
以上のように、本実施例によれば、第2図の階層構造
図を見て送信先を指示することになるので、一目で指示
しようとする単独又は複数の送信先を知ることができ
る。また、ワンタッチで所望の単独又は複数の送信先に
原稿情報を送信することができる。
なお、第3図の各キーNo.に対応して機能を登録する
ようにし、この機能を“送信”とした場合には、前記動
作の冒頭に行った送信の設定を省略することができる。
このことは、下記の実施例においても同様である。
(b)同報階層指示 同報階層指示は、例えば第5図に示されているような
階層構造図において、上位階層のAを指示すると、下位
の階層の福岡、大阪および仙台支社に同報送信でき、同
様に、Bを指示すると大阪、京都および名古屋に同報送
信できるようにするものである。
21は前記座標入力装置10に描かれた階層構造図または
該座標入力装置10上に置かれる紙、フイルム等に描かれ
た階層構造図である。第6図は前記座標入力装置用バッ
クアップメモリ11に格納されたデータの概念図を示す。
本実施例の動作を第7図を参照して説明する。第7図
は前記座標入力装置制御部12の機能を説明するためのフ
ローチャートである。
このフローチャートが第1図と異なる所は、ステップ
S2が、ステップS5の判断が肯定になった後の位置に移さ
れた点である。
本実施例によれば、第5図のAがスタイラスペン等で
指示されると、福岡、大阪および仙台支社に同報送信さ
れ、例えば名古屋支社が指示されると、名古屋支社のみ
に送信できることは明らかである。
(c)中継同報階層指示 中継同報階層指示は、例えば第8図に示されているよ
うな階層構造図において、最上位のAを指示すると、原
稿情報はまず中継局である大阪支社に送られ、次に該大
阪支社から福岡、京都、名古屋の各支社に同報送信され
るようにするものである。
21は前記座標入力装置10に描かれた階層構造図または
該座標入力装置10上に置かれる紙、フイルム等に描かれ
た階層構造図である。第9図は前記座標入力装置用バッ
クアップメモリ11に格納されたデータの概念図を示す。
本実施例の動作を第10図を参照して説明する。第10図
は前記座標入力装置制御部12の機能を説明するためのフ
ローチャートである。
前記スタイラスペン等で階層構造図21のキー領域Aが
指示されると、キーNo.1が読まれたことになる(ステッ
プS1)。次に、J=1と置かれ(ステップS2)、ステッ
プS3に進む。a[1][1]=2であるので、ステップ
S3はキーNo.の方へ進み、ステップS4でa[1][1]
が0に等しいか否かの判断がなされる。ステップS4の判
断は否定となり、ステップS5に進み、ここではa[2]
[1]=a[1][1]=2が成立するか否かの判断が
なされる。つまり、キーNo.2の局が中継局であるか否か
の判断がなされる。ステップS5が肯定になると、中継局
となり、ステップS6に進む。
ステップS6では、中継局S=a[1][1]、つまり
中継局S=キーNo.2の局と置かれ、K=1と置かれる。
ステップS7ではJに1が加算される。
次に、ステップS8ではa[1][2]がキーNo.、区
切りコード、または終了コードのいずれであるかの判断
がなされ、キーNo.の時には、ステップS9に進み、端局
b[1]=a[1][2]と置かれる。つまり、キーN
o.3の局が端局として登録され、Kに1が加算されてス
テップS7に戻る。
ステップS7では、Jに1が加算されるので、ステップ
S8はa[1][3]がキーNo.であるか否かの判断がな
され、a[1][3]=4はキーNo.であるので、端局
b[2]=a[1][3]と置かれる。つまり、キーN
o.4の局が端局として登録される。以下、同様の動作が
なされ、キーNo.5の局も端局として登録される。
その後、ステップS8で終了コードと判断されると、ス
テップS10に進んで、中継局をS、端局をb[1]〜b
[4]とする中継同報通信が行われる。
一方、福岡、京都、名古屋支社のいずれか1つが指示
された場合には、ステップS4が肯定となり、ステップS1
3に進み、キーNo.3〜5のいずれかへの送信が行われ
る。また、ステップS11が有効になるのは、例えば第9
図のキーNo.1の関連メモリに登録されているデータが
2、3、4、5の順でなく、例えば3、2、4、5とい
うように、中継局とならない局のキーNo.が最初に登録
されている場合である。
以上のように、本実施例によれば、階層構造図21の領
域A上の1点を指示することにより、大阪支店を中継局
とする中継同報通信を行うことができる。
(2)包含指示方式 (a)単純包含指示 単純包含指示は、例えば第11図に示されているような
構造図において、共通領域(キーNo.5の領域)内の1点
を指示すると、この共通領域内に含まれる大阪支社と京
都支社の両方に同報送信されるようにするものである。
キーNo.2又はキーNo.4の領域内を指示するとそのキーN
o.のみ有効とする事も可能である。
22は前記座標入力装置10に描かれた構造図または該座
標入力装置10上に置かれる紙、フイルム等に描かれた構
造図である。第12図は前記座標入力装置用バックアップ
メモリ11に格納されたデータの概念図を示す。
まず、第12図のようなデータを、座標入力装置用バッ
クアップメモリ11に登録する動作について説明する。第
13図は該登録動作を説明するためのフローチャートであ
る。
いま、第11図のキーNo.1〜4は既に登録されていると
して、キーNo.5のC(共通)領域のデータを登録する動
作を説明する。
ステップS1では、i=1、J=1およびinc[5]=
0と置かれる。ここに、incは包含を意味する。また、
Kは登録されるキーNo.を示すので、ここではK=5と
置かれている。
ステップS2では、i<Kの条件が満たされているか否
かの判断がなされ、肯定になると、ステップS3に進ん
で、キーNo.1はC領域に含まれ、かつTEL.No.が登録さ
れているか否かの判断がなされる。
第11図の例では否定になるので、ステップS5に進んで
iに1が加算され、2となり、再びステップS2の判断が
なされる。ステップS2の判断が肯定になると、ステップ
S3ではキーNo.2はC領域に含まれ、かつTEL.No.が登録
されているか否かの判断がなされる。この判断は肯定で
あるので、ステップS4に進み、c[k][J]=2、J
=2、inc[5]=1と置かれる。この結果、包含メモ
リの第1データとして、c[k][J]=c[5]
[1]=2が登録される。
次いで、ステップS5に進んでi=3とされ、再びステ
ップS2〜S5の動作が行われる。キーNo.3の仙台支社はC
領域に含まれないので、前記包含メモリに登録されず、
ステップS5でi=4とされてステップS2に進む。ステッ
プS2の判断は肯定となり、ステップS3に進み、キーNo.4
の京都支社がC領域に含まれ、かつTEL.No.が登録され
ているか否かの判断がなされる。この判断は肯定とな
り、ステップS4に進み、c[k][J]=4、J=3、
inc[5]=1と置かれる。この結果、包含メモリの第
2データとして、c[k][J]=c[5][2]=4
が登録される。
次に、ステップS5においてi=5となってステップS2
の判断がされると、否定となり、ステップS6に進む。ス
テップS6ではinc[5]=0か否かの判断がなされ、肯
定であればステップS7でTEL.No.の登録がなされ、否定
であればステップS8に進む。ステップS7でTEL.No.の登
録をするのは、現在注目している領域がどの領域も包含
していない場合には、単独の通常キーとなるからであ
る。
今の例では、inc[5]=1であるので、ステップS8
に進み、i=1と置かれる。そして、ステップS9では再
びi<Kが成立するか否かの判断がなされ、肯定である
とステップS10に進んで、C領域はキーNo.1に含まれ、
かつinc[5]=0か否かの判断がなされる。この判断
が否定であると、ステップS12に進んで、iに1が加算
される。以下、ステップS9〜S12の処理が繰り返し行わ
れ、ステップS9の判断否定になると、登録動作は終了す
る。
なお、ステップS9〜S12は、通常キーの場合、以前に
登録された包含キーのチェックをするステップであり、
これは省略してもよい。
次に、第11図のC領域5の1点を、前記スタイラスペ
ン等で指示することにより、該C領域に含まれる通常キ
ーに対応する相手先に原稿情報を送信する動作につい
て、第14図を参照して説明する。
スタイラスペンで第11図のC領域の1点(ただし、大
阪支社と京都支社の領域を除く)が指示されると、その
座標から第12図のキーNo.5が指示されたことがわかり、
第14図のステップS1のキーNo.nは5となる。
次に、ステップS2でx=1と置かれ、ステップS3で包
含メモリc[n][x]はキーNo.であるか終了コード
であるかの判断がなされる。包含メモリc[5][1]
=2はキーNo.であるので、ステップS4に進み、包含メ
モリc[5][1]=0が成立するか否かの判断がなさ
れる。この判断が否定になると、ステップS5に進んで、
c[5][1]=2すなわちキーNo.2のファクシミリ装
置に送信される。
次いで、xに1が加算され、再びステップS3にもど
り、c[5][2]がキーNo.であるか終了コードであ
るかの判断がなされる。c[5][2]=4であるの
で、ステップS4に進み、この判断が否定になるとステッ
プS5に進んで、キーNo.4のファクシミリ装置に送信され
る。
次に、x=3となり、ステップS3の判断がなされる。
今度はステップS3は終了コードと判断され、キーNo.5に
対する送信処理は終了する。なお、ステップS7が有効に
なるのは、通常キーの領域が前記スタイラスペン等で指
示された場合である。
なお、前記の説明は、C領域の大阪支社と京都支社の
領域を除く1点を指示した場合であったが、第14図のス
テップS1の動作の前に、後述する第22図の動作を付加す
れば、C領域内の大阪支社と京都支社の領域を指示して
も、本実施例は有効に動作し、大阪支社と京都支社の両
方に送信することができるようになる。
ここに、第22図は、領域が入れ子になっていた場合、
その最も外側の領域をキーNo.として特定する動作をさ
せるフローチャートである。詳細は後述の説明から明ら
かになろう。
(b)一部重複指示 一部重複指示は、例えば第15図に示されているような
構造図において、共通領域(キーNo.3の領域)内の1点
を指示すると、この共通領域を共有する大阪支社と名古
屋支社の両方に同報送信されるようにするものである。
22は前記座標入力装置10に描かれた構造図または該座
標入力装置10上に置かれる紙、フイルム等に描かれた構
造図である。第16図は前記座標入力装置用バックアップ
メモリ11に格納されたデータの概念図を示す。
この実施例においても、第14図の動作により、キーN
o.3の領域をスタイラスペン等で指示すると、大阪支社
と名古屋支社の両方に同報送信できることは明らかであ
る。なお、第14図のステップS3の「包含メモリ」は「重
複メモリ」と読み替えられるものとする。また、大阪支
社内の名古屋支社と重複しない領域が指示されると、第
14図のステップS7が有効となり、キーNo.1の大阪支社の
みに送信されるようになることは明らかであろう。
一部重複指示の他の例を、第17、18、19図を参照して
説明する。
第17図の構造図22には、送信、コピー、受信の各機能
が一部重複形式で表現されている。ここに、送信領域に
はキーNo.1、コピー領域にはキーNo.2、受信領域にはキ
ーNo.3が割り振られているものとする。
第18図は前記座標入力装置用バックアップメモリ11に
格納されたデータの概念図、第19図は前記座標入力装置
制御部12の機能を説明するためのフローチャートであ
る。なお、第16図のデータと第18図のデータの違いは、
第16図では重複部のキー領域が定義されているが、第18
図では定義されていない点である。
この実施例の動作を、ユーザが第17図上の1点「ア」
を指示したものとして、第19図を参照して説明する。
ユーザが1点「ア」を指示すると(ステップS1)、ス
テップS2では、この1点に該当するキーNo.のうちの番
号が一番小さいキーNo.が検出される。すなわち、キーN
o.1が検出される。
次に、ステップS3で、f=1、X=1と置かれる。続
いて、関連メモリa[1]の機能メモリの内容、つまり
送信が実行される(ステップS4)。次いで、ステップS5
で、重複メモリC[1][1]がキーNo.が終了コード
かの判別がなされ、C[1][1]=2であるのでキー
No.と判断され、ステップS6に進み、f=C[1]
[1]、X=2と置かれる。
次に、ステップS7において、キーNo.f、すなわちキー
No.2は前記1点アを含むか否かの判断がなされる。この
判断が肯定であると、再びステップS4に戻って、関連メ
モリa[2]の機能メモリの内容、すなわちコピーの実
行が行われる。続いて、C[1][2]=3がキーNo.
か否かの判断がなされ、キーNo.であるので、ステップS
6では、f=C[1][2]、X=3と置かれる。
次に、キーNo.3は前記1点アを含むか否かの判断がな
される。この判断が肯定であると、再びステップS4に戻
って、関連メモリa[3]の機能メモリの内容、すなわ
ち受信の実行が行われる。続いて、C[1][3]=終
了コードがキーNo.か否かの判断がなされる。この判断
は否定であるので、ステップS5からステップS8に進む。
この結果、指定座標(1点ア)に対する処理は終了す
る。
以上の動作から、例えば1点イが指示されれば、コピ
ーと受信の動作が順次行われ、1点ウが指示されれば、
送信とコピーの動作が順次行われることは明らかであろ
う。
以上のように、この実施例によれば、重複領域の1点
を指示すると、それに対応する機能を順次実行すること
ができ、ユーザは簡単な操作により複数の機能を実行す
ることができる。しかも、どの機能が実行されるかは、
第17図の構造図22を利用するものであるので、一目瞭然
である。
(3)複数レイヤ(階層)包含指示 (a)複数レイヤの指定 複数レイヤの指定は、第20図に示されているように、
複数のレイヤからなる階層図において、複数のレイヤに
またがる共通領域C中の1点を指定すると、該階層とは
無関係に該共通領域Cに包含される相手局に送信できる
ようにしたものである。
第21図は、前記座標入力装置用バックアップメモリ11
に格納されたデータの概念図、第22図は前記座標入力装
置制御部12の機能の一部を説明するためのフローチャー
トである。
第22図のステップS1において、ユーザが第20図の共通
領域C中の1点アを指示したものとして、以下に動作を
説明する。
ステップS2では、i=1、J=1と置かれ、ステップ
S3のi>Kが成立するか否かについて判断される。ここ
に、KはキーNo.の最大値であり、この例ではK=10と
置かれている。
ステップS3の判断が否定になると、ステップS4に進
み、キーNo.1は点アを含むか否かの判断がなされる。こ
の判断は否定であるのでステップS6に進み、iがインク
リメントされる。i=2であるので、ステップS3は否定
となり、キーNo.2は点アを含まないのでステップS4は否
定となり、ステップS6でiはインクリメントされる。
以下、前記と同様の動作が、i=10になるまで行われ
る。i=10になると、ステップS4の判断は肯定となり、
1[1]=10となる。また、Jはインクリメントされ
て、2となる。
次に、iに1が足されてi=11になると、ステップS3
の判断は肯定となる。
ステップS3が肯定になると、ステップS7に進み、Jか
ら1が減算され、次いでステップS8に進んでJ=0か否
かの判断がなされる。この判断が肯定になると、キーN
o.1〜10の範囲外が指定されたことになるから、指定さ
れたキーは無効キーとされる(ステップS9)。一方、ス
テップS8が否定になると、ステップS10に進む。
この実施例では、J=2であるから、ステップS8の判
断は否定となり、ステップS10に進む。ステップS10で
は、J=1か否かの判断がなされ、肯定であるとステッ
プS11に進んで、単独キーとは断される。本実施例では
J=1となり、ステップS10は肯定となって、単独キー
と判断される。
単独キーと判定されると、これに続いて前記第14図の
包含指示の動作が実行される。この時、第14図のステッ
プS1のキーNo.nは10となり、またステップS3の包含メモ
リは、第21図のキーNo.10の関連メモリに格納されたデ
ータが使用される。
さて、前記ステップS1でユーザが点アではなく点イを
指示したとすると、すなわち入れ子の指示があったとす
ると、何らかの対策を講じないと、名古屋支社には同じ
原稿データが2回送信されることとなる。
これを防止するようにしたのが、第22図のステップS1
2以下の処理である。すなわち、入れ子の中から一番大
きな枠を求める動作である。例えば、第23図のような3
重の入れ子の場合、一番外の枠11を求める処理である。
ステップS12では、i=2、q=q[1]と置かれ
る。ステップS13ではi>Jが成り立つか否かの判断が
なされ、否定のときにはqの左上のX座標がl[i]の
左上のX座標より大きいか否かの判断がなされる。肯定
の場合にはl[i]の枠がqの枠より外側にあることに
なるから、ステップS15でqはl[i]に更新される。
一方否定の時にはステップS16に進んでiはインクリメ
ントされる。
このようにして、ステップS13が肯定になると、ステ
ップS17に進んで、キーNo.qが入れ子の最も外側のキーN
o.として決定される。
そして、これに続いて前記第14図の包含指示の動作が
実行される。
以上のように、本実施例によれば、共通領域Cが複数
のレイヤにまたがっていても、該共通領域に含まれる機
能を実行することができる。また、イがポイントされた
時単独キーとして判断する事も可能である。
なお、第2図において、キーAが指示されると、前記
第10図の動作が実行され、中継同報送信が実行されるこ
とは明かである。
(b)レイヤ間のグループ削除 レイヤ間のグループ削除は、第24図に示されているよ
うに、複数のレイヤからなる階層図において、削除キー
と、複数のレイヤにまたがるB領域中の1点を指定する
と、該階層とは無関係に、該B領域に包含される相手局
への送信を除去するようにしたものである。
第25図は、前記座標入力装置用バックアップメモリ11
に格納されたデータの概念図、第26図は前記座標入力装
置制御部12の機能を説明するためのフローチャートであ
る。
第26図を参照して、本実施例の動作を説明する。
ステップS1では、第24図のキーAがオンにされたか否
かの判断がなされ、肯定になると、前記削除キーがオン
されたか否かの判断がなされる(ステップS2)。否定の
場合には、第10図のステップS1の動作に進み、全ての端
局2〜8に送信する動作が行われる。
一方、ステップS2の判断が肯定の時には、キーBがオ
ンになったかどうかの判断がなされ(ステップS3)、肯
定になると、ステップS4′に進む。ステップS4′では、
B領域に含まれるキーの探索が行われる。具体的には、
第22図で説明した動作が行われる。
ステップS4′の処理が終了すると、第10図のステップ
S1へ進み、第10図の動作が順次実行される。ただし、第
10図に、ステップS4′で求めた端局への送信動作を除去
する動作を付加する必要あるが、この動作を付加するこ
とは当業者には容易に実施できることであり、その説明
を省略する。
なお、前記の各実施例においては、主に、原稿情報を
送信する場合について説明したが、本発明はこれに限定
されず、他の機能を組織図で表してもよいことは勿論で
ある。この場合には、例えば第18図に示されているよう
に、機能メモリに各機能を登録しておき、キーNo.の実
行時に該機能メモリから機能を読み出して、実行するこ
とになろう。
以上のように、本発明によれば、座標入力装置10(第
1図参照)上に描写された、またはその上に載置された
シート等に描写された組織図から、一連の送信先や各種
の機能を入力することができるので、ユーザにとって入
力動作が容易にかつ正確になる。
(発明の効果) 請求項(1)の発明によれば、枠領域で表された宛先
とその階層関係を表す図からの指示で入力できるので、
一目で、指示しようとする単独又は複数の送信先や、一
連の機能がわかり、簡単かつ正確に一連の指示を行うこ
とができ、操作性が大きく向上する。例えば、同報指
示、中継同報指示等の入力を簡単かつ正確に行うことが
できる。
請求項(2)の発明によれば、枠領域で表された宛先
とその包含関係を表す図からの指示で入力されるので、
包含されている枠領域の宛先に対応する発呼機能の操作
性が大きく向上する。
請求項(3)の発明によれば、枠領域で表された宛先
とその一部重複関係を表す図からの指示で入力できるの
で、一部重複領域に包含されている枠領域の宛先に対応
する発呼機能の操作性が大きく向上する。
請求項(4)の発明によれば、階層付けられた機能
と、共通領域に包含されている機能とを、選択的に実行
することができる。
請求項(5)の発明によれば、階層付けられた機能か
ら共通領域に包含されている機能を除去した機能を実行
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシステムブロック図、第2図は本発明
の第1実施例の組織図、第3図はそのデータテーブル、
第4図はその動作を示すフローチャート、第5図は第2
実施例の組織図、第6図はそのデータテーブル、第7図
はその動作を示すフローチャート、第8図は第3実施例
の組織図、第9図はそのデータテーブル、第10図はその
動作を示すフローチャート、第11図は第4実施例の組織
図、第12図はそのデータテーブル、第13図はその登録動
作を示すフローチャート、第14図はその指示動作を示す
フローチャート、第15図は第4実施例の組織図、第16図
はそのデータテーブル、第17図は第5実施例の組織図、
第18図はそのデータテーブル、第19図はその動作を示す
フローチャート、第20図は第6実施例の組織図、第21図
はそのデータテーブル、第22図はその動作を示すフロー
チャート、第23図は入れ子の説明図、第24図は第6実施
例の組織図、第25図はそのデータテーブル、第26図はそ
の動作に要部を示すフローチャートである。 8……システム制御部、10……座標入力装置、11……バ
ックアップメモリ、12……座標入力装置制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桂林 正彦 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 池ヶ谷 忠彦 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社岩槻事業所内 (56)参考文献 特開 平2−5092(JP,A) 特開 平1−276194(JP,A) 特開 平2−35826(JP,A) 特開 昭53−148911(JP,A) 実開 昭63−111056(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠領域で表された宛先とその階層関係を表
    す図が描写または載置される座標入力装置と、 前記枠領域を規定するキー領域データ、該キー領域デー
    タに対応して付されたキーナンバー、および該キーナン
    バーを利用して前記枠領域間の関連を表すデータ(以
    下、関連データ)のテーブルを記憶したメモリ部と、 前記座標入力装置上の図の枠領域内が指示されると、前
    記関連データに基づいて求められた、前記指示された枠
    領域と関連のある枠領域の宛先への発呼を順次実行する
    制御部とを具備したことを特徴とする階層指示入力装
    置。
  2. 【請求項2】枠領域で表された宛先とその包含関係を表
    す図が描写または載置される座標入力装置と、 前記枠領域を規定するキー領域データ、該キー領域デー
    タに対応して付されたキーナンバー、および該キーナン
    バーを利用して前記枠領域の包含関係を表すデータ(以
    下、包含データ)のテーブルを記憶したメモリ部と、 前記座標入力装置上の図の包含領域内が指示されると、
    前記包含データに基づいて求められた、前記指示された
    枠領域と包含関係にある枠領域の宛先への発呼を順次実
    行する制御部とを具備したことを特徴とする包含指示入
    力装置。
  3. 【請求項3】枠領域で表された宛先とその一部重複関係
    を表す図が描写または載置される座標入力装置と、 前記枠領域を規定するキー領域データ、該キー領域デー
    タに対応して付されたキーナンバー、および該キーナン
    バーを利用して前記枠領域間の一部重複関係を表すデー
    タ(以下、一部重複データ)のテーブルを記憶したメモ
    リ部と、 前記座標入力装置上の図の枠の一部重複領域内が指示さ
    れると、前記一部重複データに基づいて求められた、前
    記指示された枠領域と一部重複関係にある枠領域の宛先
    への発呼を順次実行する制御部とを具備したことを特徴
    とする包含指示入力装置。
  4. 【請求項4】枠領域で表された宛先とその階層関係およ
    び包含関係を表す図が描写または載置される座標入力装
    置と、 前記枠領域を規定するキー領域データ、該キー領域デー
    タに対応して付されたキーナンバー、枠領域間の関連を
    表すデータ、および該キーナンバーを利用して枠領域の
    包含関係を表すデータ(以下、関連・包含データ)のテ
    ーブルを記憶したメモリ部と、 前記座標入力装置上の図の枠の包含領域内が指示される
    と、前記包含データに基づいて求められた、前記指示さ
    れた枠領域と包含関係にある枠領域の宛先への発呼を順
    次実行する制御部とを具備したことを特徴とする階層包
    含指示入力装置。
  5. 【請求項5】枠領域で表された宛先とその階層関係と包
    含関係と削除キーを表す図が描写または載置される座標
    入力装置と、 前記枠領域を規定するキー領域データ、該キー領域デー
    タに対応して付されたキーナンバー、該キーナンバーを
    利用して枠領域間の関連を表すデータ、および該キーナ
    ンバーを利用して枠領域の包含関係を表すデータ(以
    下、関連・包含データ)のテーブルを記憶したメモリ部
    と、 前記座標入力装置上の図の枠領域、包含領域内、および
    前記削除キーが指示されると、前記指示された枠領域に
    関連する宛先から、該包含領域内に属する枠領域の宛先
    を除いて、発呼を順次実行する制御部とを具備したこと
    を特徴とする階層包含指示入力装置。
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