JP3145432B2 - 衛星用アンテナ装置 - Google Patents

衛星用アンテナ装置

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JP3145432B2 JP20958191A JP20958191A JP3145432B2 JP 3145432 B2 JP3145432 B2 JP 3145432B2 JP 20958191 A JP20958191 A JP 20958191A JP 20958191 A JP20958191 A JP 20958191A JP 3145432 B2 JP3145432 B2 JP 3145432B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静止軌道上の放送衛星
もしくは通信衛星からの信号を受信するための衛星用ア
ンテナ装置に係わり、特にベランダに容易に設置できる
衛星用アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放送衛星(以下BSと記す)による
衛星放送が本格的に開始されたことにより、BS用の受
信システムを設ける家庭が増加してきている。このBS
用の受信システムは、BS用アンテナとBS用チューナ
ーからなるものである。そして、該BS用アンテナは、
一般に、放物面を有する反射板と、この反射板により反
射されるとともに焦点に集められた電波による信号を取
り入れるフィードホーンと、このフイードホーンに取り
入れた電波の周波数を、前記BS用のチューナーの入力
周波数まで下げて出力するLNB(以下LNBと記す)と
からなり、放物面反射器(パラボラ)と呼ばれる形式のも
のである。
【0003】従来、前記BS用アンテナは、衛星との仰
角が大きいために、衛星の方向に隣接する建物があまり
高くないかぎり、比較的取付けの容易なベランダの手摺
りの支柱に取付けられることが多い。そして、BS用ア
ンテナを支柱に取付ける際には、予め、丸棒状のポール
に、仰角を変更可能にBS用アンテナを取付けておき、
このポールを取付け金具によって、ベランダの手摺りの
支柱に取付ける。次に、BS用アンテナの仰角を合わせ
ると共に、ポールを回転させることにより方向を合わせ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ベランダの
手摺りの支柱の形状には、円筒状、四角筒状、細板状の
もの等があり、前記取付け金具は、支柱の形状や太さに
より、それぞれ異なるものが用意されている。従って、
BS用アンテナを取付ける際には、予め支柱の形状と太
さを確認してから、取付け金具を用意しなければなら
ず、BS用アンテナの取付け作業を面倒なものにしてい
た。特に、BS放送の視聴者が自分でアンテナの取付け
作業を行なう場合には、アンテナを購入する際に、間違
った取付け金具を購入してしまい、取付け金具を交換し
なければならなくなる場合が多かった。
【0005】また、取付け金具を手摺りに取付ける構造
とした場合にも、手摺りの形状に円筒状や四角筒状のも
のがあり、また太さも異なるので、前記支柱の場合と同
様に、手摺りの形状に対応して取付け金具を選択しなけ
ればならない。また、アンテナの方向の微調整行なう際
には、BS用チューナーに内蔵されたアンテナレベル表
示機能により、テレビの画面を確認しながら行なう必要
があり、一人がテレビの前でアンテナレベル確認し、も
う一人がアンテナの方向を調整しなければならず、面倒
な作業であった。
【0006】本発明は前記事情に鑑みて提案されたもの
で、その目的とするところは、ベランダの手摺りの支柱
の形状等に関係なく容易に取付けることができ、かつア
ンテナの方向を容易に微調整できる衛星用アンテナ装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の衛星用アンテナ
装置は、衛星からの電波を受信するアンテナ部と、この
アンテナ部を支持する回転軸を水平方向に回動させる回
転装置と、この回転装置を縦方向に回動自在に支持する
基台部と、この基台部をベランダに取付ける取付部とを
具備してなり、かつ、静止軌道上を公転する放送衛星も
しくは通信衛星からの電波を受信するためのものであ
り、前記基台部は、ベランダの手摺りよりも低い位置に
位置された矩形板状の底板と、この底板の左右に立設さ
た側板とを具備し、かつ該側板が前記回転装置の上部
を縦方向に回動自在に支持し、前記縦方向の回動によっ
前記アンテナ部の仰角を決め前記回転装置の下部
前記底板が固定するようになっており、前記取付部は、
前記側板の後端部同士間に掛け渡され前記手摺りの前側
に位置して垂直に設けられた背面板と、この背面板と平
行にして前記手摺りの後側に配置され、かつ背面板と共
前記手摺りを挟持する板状の挟持板と、前記背面板
上端から後方に延出する第1の掛止片と、前記挟持板の
上端で前記第1の掛止片に臨む位置に、該第1の掛止片
に対向して前方へ延出する第二の掛止片とを具備してな
り、前記第1及び第2の掛止片の先端には、第1及び第
2の掛止片同士を接続するためのフランジ片が立設さ
れ、前記フランジ片同士がボルトにより締結されると共
に、前記手摺りを挟持した状態の背面板と挟持板とが
摺りの下方位置でボルトにより締結されていることを前
記課題の解決手段とした。
【0008】
【作用】前記構成によれば、BS用アンテナをベランダ
の手摺りに取付ける際に、背面板と挟持板との間に手摺
りを挟むと共に、第1及び第2の掛止片で手摺りの上面
を掛止した状態で、フランジ片同士及び挟持板と背面板
とをボルトで締結することにより固定できる。この際
に、アンテナ部は、基台部の底板に下部を固定されベラ
ンダの手摺りより下方に位置された回転装置により回転
できるようになっているので、アンテナ部を手摺りの前
側に高く邪魔にならない位置に取り付けることができる
と共に、アンテナ部の方向を気にすることがない。
【0009】また、手摺りの形状が、円筒状や四角筒状
等のように異なっていたり、太さが異なっていたりして
も、第1及び第2の掛止片が手摺りの上面に掛止され、
挟持板と背面板とが手摺りを挟持する構成なので、挟持
板と背面板との間に、手摺りを挟んだ状態で、ボルトで
締結することにより手摺りの幅等に関係なく容易に取付
けることができる。また、取付け部が、手摺りを挟持す
るものなので、支柱の形状により取付け金具を異なるも
のにする必要がない。
【0010】また、前記のように、アンテナ部が回転装
置により回転できるようになっているので、リモートコ
ントロールが可能となり、リモートコントロールにする
ことにより、チューナーに表示されるアンテナレベルを
見ながらアンテナ部の方向を容易に微調整することがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1及び図2は、本発明の一実施例を示す図面で
あって、本実施例の衛星用アンテナ装置Aは、静止軌道
上を公転する放送衛星もしくは通信衛星からの電波を受
信するためのものであって、衛星からの電波を受信する
アンテナ部1と、このアンテナ部1を支持する回転軸2
を水平方向に回転させる回転装置3と、この回転装置3
を縦方向に回動自在に支持する基台部4と、この基台部
4をベランダに取付ける取付け部5とを具備してなるも
のである。
【0012】前記アンテナ部1は、周知のものであっ
て、BS及びCSからの電波による信号を焦点に集める
放物面状に形成された金属の反射板1aと、前記焦点に
設置され、かつ焦点に集められた電波を吸収するフィー
ドホーン1bと、フィードホーン1bで吸収された電波の
周波数をBS用チューナー及びCS用チューナーの入力
周波数に合わせて周波数を下げるLNB1cとからなる
ものである。そして、LNB1cとチューナー(図示略)
は同軸ケーブルにより接続されている。
【0013】前記反射板1aは、平面視して略円形で、
その前面が放物面状に窪んでいる。そして、前記反射板
1aの裏面には2枚の支持片1dが突出して設けられ、こ
の支持片1d,1dによりアンテナ部1が縦方向に回転自
在に回転軸2に軸支されている。
【0014】前記フィードホーン1bは、反射板1aの放
物面の焦点となる位置に支持アーム1eにより固定さ
れ、実際に電波を吸収するアンテナとなる部分である。
前記LNB1cは、フィードホーン1bの後端部に一体に
取り付けられている。
【0015】前記回転装置3は、アマチュア無線等で、
アンテナの方位を変えるために使用される周知のアンテ
ナ回転用のロータ装置で、駆動モーター(図示略)と、こ
の駆動モーターの回転を回転軸2に伝達する伝動装置
(図示略)と、回転軸2を回転自在に挾持するクランプ部
3aと、駆動モーターの回転をコントロールしてアンテ
ナを任意の方位に向けるリモート回転コントローラ(図
示略)とを具備してなるものである。
【0016】前記基台部4は、矩形板状の底板4aと、
この底板4aから立設された左右の側板4c,4cと、任意
の仰角で回転装置3を固定する固定板4dとからなるも
のである。そして、前記底板4aには、その前後方向の
中心線に沿って固定板4dを前後に摺動自在に取り付け
るためのスリット4eが設けられている。前記左右の側
板4c,4cは、アンテナ部1の回動の妨げにならないよ
うに、前部が斜めに切り取った形状に傾斜がつけられて
いる。
【0017】そして、左右の側板4c,4cの上部に
は、それぞれ回転装置3上部を回動自在に支持するため
の孔4,4が設けられている。また、左右の側板4
c、4cの下部には、回転装置3上部を回転軸として回
転させた場合に、回転装置3の下端部の円弧状の動きに
合わせて回転装置3の固定板4dを案内する弧状のスリ
ット4gが設けられている。すなわち、左右の側板4
c,4cの下部には、固定板4dに取り付けられた回転
装置3の下端部を案内するスリット4g,4gが設けら
れている。
【0018】前記回転装置3の上端部からは左右に延出
する支持片3bが設けられ、前記左右の側板4c、4c
の孔4に、該支持片3bの先端が挿通されて、回転装
置3の上部を中心に縦方向に回動自在に回転装置3を支
持するようになっている。そして回転装置3の下端部に
は、回転装置3を任意の角度で固定するための固定板4
dが取り付けられている。
【0019】前記固定板4dは、前部4と後部4
が、ヒンジ結合されており、底板4aに固定された後部
に対して前部4が縦方向に回動自在に支持されて
いる。そして、固定板4dの後部4には、基台部4の
底板4aに固定板4dを固定するためのボルト4jが貫
通されており、このボルト4jを基台部4の底板4aの
スリット4eに挿通することによってスリット4e沿
って固定板4dを移動することができるとともに、底板
4aに固定板4dを締結することができるようになって
いる。
【0020】また、固定板4dの前部4は、回転装置
3の底部に取り付けられているとともに、左右に突出し
たガイド軸4kが、前記左右の側板4c,4cの弧状の
スリット4g,4gに挿通されて案内されるようになっ
ており、固定板4dの後部4を前方に押し出すことに
よって固定板4dの前部4が上端部を軸支された回転
装置3の下端部に合わせて円を描いて上方に移動するよ
うになっている。従って、固定板4dの後部4を前後
に移動させ、任意の位置に固定することにより回転装置
3の仰角を決められるようになっている。
【0021】前記取付部5は、基台部4の側板4c、4
cの後端部同士間に掛け渡されてベランダの手摺りBの
前側に位置して垂直に設けられた矩形板状の背面板5a
と、この背面板5aと平行にして前記手摺りBの後側に
配置され、かつ背面板5aと共にベランダの手摺りBを
挟持する板状の挟持板5bと、前記背面板5aの上端
ら後方に延出する第1の掛止片5cと、前記挟持板5b
上端で前記第1の掛止片5cに臨む位置に、該第1の
掛止片5cに対向して前方へ延出する第二の掛止片5d
とを主体として構成されている。そして、前記基台部4
は、その側板4c、4cの上端と下端とが前記背面板5
aの上端と下端とにそれぞれ一致されており、前記底板
4aがベランダの手摺りBより低い位置に位置されてい
る。
【0022】前記背面板5aには、挟持板5bとの間に
ベランダの手摺りBを挟んだ状態で、背面板5aと挟持
板5bとを締結するためのボルト6…を挿通するための
透孔5e…(図2に図示しボルト6の貫通されていない
部分にだけに符号を付した)が、上下方向に沿って左右
二列に複数形成されている。前記第1の掛止片5cは、
背面板5aの上部に水平方向に沿って取付けられたもの
で、その先端は、上方に略直角に屈曲させられたフラン
ジ片5fとなっている。該フランジ片5fには、第2の
掛止片5dの後述するフランジ片5gとボルト6により
締結される際に、ボルト6を挿通される透孔5h(ボル
ト6が挿通された状態で図示)が左右二箇所に設けられ
ている。
【0023】前記挟持板5bは、背面板5aより僅かに
上下方向に短い以外は、略同形状の板体であり、背面板
5aの透孔5eと対応する位置に透孔5i(図2に図示
しボルト6の貫通されていない部分にだけに符号を付し
た)が形成されている。また、挟持板5bの上部は、背
面板5aに向けて略水平に屈曲されて第2の掛止片5d
となっている。さらに、第2の掛止片5dの先端部は、
上に向かって垂直に屈曲されており、この先端部がフラ
ンジ片5gとされている。そして、このフランジ片5g
には、第1の掛止片5cのフランジ片5fの透孔5hと
対応した位置に透孔5j(ボルト6が挿通された状態で
図示)が形成されている。
【0024】そして、背面板5aと挟持板5とは、ベ
ランダの手摺りBを挟んだ状態で対向配置され、第1及
び第2の掛止片5c、5dが手摺りBの上面を掛止した
状態で、前記互いのフランジ片5f、5gの透孔にボル
ト6を挿通した状態で、ボルト6とナット7により締結
されている。
【0025】また、背面板5aと挟持板5bとは、互い
に対応した位置に設けられた透孔5e、5iのうち、手
摺りBより下の透孔5e、5iにボルト6が挿通され、
該ボルト6とナット7とにより締結されるようになって
いる。なお、挟持板5bと背面板5aの透孔5e、5i
の位置は、予め、手摺りBの支柱Cに邪魔されない場所
にずらされている。
【0026】本実施例の衛星用アンテナ装置Aを設置す
る場合には、まず、予め、背面板5a側のフランジ片5
fと挟持板5b側のフランジ片5gを2本のボルト6と
ナット7により緩く仮止めしておく、この状態で背面板
5aと挟持板5bを手摺りBの上方から、手摺りBを挟
み込むように降ろし、第1及び第2の掛止片に手摺りB
の上面が掛止されるようにする。
【0027】次に、背面板5aと挟持板5bとの互いに
対応する透孔5e、5iのうち手摺りBより下の位置に
ある透孔5e、5iにボルト6を挿通し、該ボルト6と
ナット7により背面板5aと挟持板5bとを締結する。
そして、フランジ片5c、5d同士を仮止めしたボルト
6とナット7をさらに締め付けてフランジ片5f、5g
同士を締結する。
【0028】以上のように取付け部5を手摺りBに取付
ける際に、アンテナ部1は回転装置3により回転できる
ようになっているので、衛星の方向が、建物の影になっ
ていないかぎり、衛星の方向を考慮する必要がない。
【0029】また、手摺りBを背面板5aと挟持板5b
とにより挟持した状態で、第1及び第2の掛止片5c、
5dにより手摺りBの上面を支持する構成なので、前記
アンテナ装置Aは、その回転装置3が手摺りBの前側で
それより低い位置に位置された基台部4の底板4aに固
定板4dを介して固定されることになり、アンテナ部1
を手摺りBの前側に高く邪魔にならない位置に取り付け
ることができると共に、手摺りBの形状が、円筒状であ
ろうが、四角筒状であろうが、挟持することができる。
また、取付け部5が、手摺りを挟持するものなので、
当然、支柱Cの形状により前記従来例のように取付け金
具を異なるものにする必要がない。
【0030】さらに、手摺りBが、コンクリートの壁体
の上に短い支柱Cを立てて固定された場合のように、支
柱Cが短すぎると共に、コンクリートの壁体が邪魔にな
って、前記従来例のアンテナ取付け金具が使用できない
ような場合でも、背面板5aと挟持板5bの上下方向に
沿って2列に設けられた透孔5e、5iのうち、コンク
リートの壁体と、手摺りBの間に対応する透孔5e、5
iにボルト6を挿通することにより、背面板5aと挟持
板5bを締結することができ、アンテナ部1を手摺りB
に取付けることができる。
【0031】次に、基台4上に設置された回転装置3
を、設置する地域の緯度に対応して赤道上空の静止軌道
に合わせた仰角に調節する。次ぎに、回転軸2に取り付
けられたアンテナ部1の角度を微調整することにより、
回転軸2を回転させた際に、反射板1aの電波を受ける
最適な方向が静止軌道を沿って動くことができるように
固定板4d及とアンテナ部1の支持片1dを固定する。さ
らに、精度を要す微調整には、調整ボルト4に依り仰
角を変化させることができる。
【0032】そして、回転装置3のリモート回転コント
ローラーによって受信すべきCSもしくはBSの方位に
テレビの画面に映しだされるアンテナレベル表示がらア
ンテナ部1の方向を合わせる。
【0033】以上のように本実施例の衛星用アンテナ装
置Aによれば、多様な形状を有する手摺りBに対応して
取付けることができ、手摺りBや手摺りBの支柱Cの形
状に対応して前記従来例のように取付け金具を変える必
要がなく、容易にアンテナ部1をベランダの手摺りBに
取付けることができる。
【0034】また、取付けた後のアンテナ部1の微調整
をリモートコントロールが可能な回転装置3により行な
うことができ、テレビの画面を見ながら容易にアンテナ
部1の方向の微調整を行なうことができる。
【0035】なお、本発明の衛星用アンテナ装置は、前
記実施例に限られるものではなく、各部材の形状、寸
法、材質等の具体的構成要件は、実施に当たり適宜変更
可能である。例えば、背面板5a及び挟持板5bに設け
た透孔5e、5iを左右二列に設ける構成としたが、2
列以上設ける構成としても良い。また、図1中におい
て、ボルト6の頭部を背面板5aに熔接する構成で図示
しているが、必ずしも熔接する必要はない。また、背面
板5aの透孔5eをねじ孔とするか、もしくは、透孔部
分にナット7を固定しておくことにより、ボルトを挟
持板5b側から締結するようにして締結を容易なものと
する構成としても良い。
【0036】
【発明の効果】以上のように本実施例の衛星用アンテナ
装置によれば、多様な形状を有する手摺りに対応して取
付けることができ、手摺りや手摺りの支柱の形状に対応
して前記従来例のように取付け金具を変える必要がな
く、アンテナ部をベランダの手摺りの前側に高く邪魔に
ならない位置に容易に取付けることができる。また、取
付けた後のアンテナ部の微調整を回転装置により行なう
ことができ、取付けの際に、衛星が建物の影にならない
かぎり、アンテナ部の方向を気にせずに取付け作業を行
なうことができる。また、アンテナ部を回転装置により
回転可能としたことにより、アンテナ部の方向の変更を
リモートコントロール可能となり、テレビの画面を見な
がら容易にアンテナの方向の微調整を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】前記実施例の衛星用アンテナ装置を示す側断面
図である。
【図2】前記衛星用アンテナ装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 衛星用アンテナ装置 B 手摺り 1 アンテナ部 2 回転軸 3 回転装置 4 基台部 4a 低板 4c 側板 5 取付部 5a 背面板 5b 挟持板 5c 第1の掛止片 5d 第2の掛止片 5f 第1の掛止片のフランジ片 5g 第2の掛止片のフランジ片 6 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−60208(JP,A) 実開 昭60−150300(JP,U) 実開 平1−95808(JP,U) 実開 平3−44909(JP,U) 実開 平1−147506(JP,U) 実開 平3−80228(JP,U) 実開 平2−73805(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/12 E04H 12/00 F16B 7/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 星からの電波を受信するアンテナ部
    と、このアンテナ部を支持する回転軸を水平方向に回動
    させる回転装置と、この回転装置を縦方向に回動自在に
    支持する基台部と、この基台部をベランダに取付ける取
    付部とを具備してなり、かつ、静止軌道上を公転する放
    送衛星もしくは通信衛星(CS)からの電波を受信する
    ための衛星用アンテナ装置であって、 前記基台部は、ベランダの手摺りよりも低い位置に位置
    された矩形板状の底板と、この底板の左右に立設され
    側板とを具備し、かつ該側板が前記回転装置の上部を縦
    方向に回動自在に支持し、前記縦方向の回動によって
    記アンテナ部の仰角を決め前記回転装置の下部前記
    底板が固定するようになっており、 前記取付部は、前記側板の後端部同士間に掛け渡され
    記手摺りの前側に位置して垂直に設けられた背面板と、
    この背面板と平行にして前記手摺りの後側に配置され、
    かつ背面板と共に前記手摺りを挟持する板状の挟持板
    と、前記背面板の上端から後方に延出する第1の掛止片
    と、前記挟持板の上端で前記第1の掛止片に臨む位置
    に、該第1の掛止片に対向して前方へ延出する第二の掛
    止片とを具備してなり、 前記第1及び第2の掛止片の先端には、第1及び第2の
    掛止片同士を接続するためのフランジ片が立設され、前
    記フランジ片同士がボルトにより締結されると共に、前
    記手摺りを挟持した状態の背面板と挟持板とが手摺りの
    下方位置でボルトにより締結されていることを特徴とす
    る衛星用アンテナ装置。
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