JP3082516B2 - 光学式変位センサおよび該光学式変位センサを用いた駆動システム - Google Patents

光学式変位センサおよび該光学式変位センサを用いた駆動システム

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JP3082516B2 JP05152690A JP15269093A JP3082516B2 JP 3082516 B2 JP3082516 B2 JP 3082516B2 JP 05152690 A JP05152690 A JP 05152690A JP 15269093 A JP15269093 A JP 15269093A JP 3082516 B2 JP3082516 B2 JP 3082516B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光を物体に照射して光
学的手段によって該物体の変位や速度などの物理量を検
出する光学式変位センサおよび該光学式変位センサを用
いた駆動システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の光学式変位センサとし
て、たとえば、光学式エンコーダ、レーザー干渉計など
が、NC工作機械、OA機器、ロボット、精密製造装置
などの分野で広く利用されている。
【0003】図16は本出願人が開発し特願平3−33
8596号に記載した光学式変位センサを示す構成図で
ある。
【0004】図において、半導体レーザや発光ダイオー
ドなどの発光素子101から放射された光は、光束がレ
ンズ102で変換されたのち回折格子103Aに入射さ
れる。この光束は回折格子103Aで透過回折され、0
次回折光R0 ,+1次回折光R+1 ,−1次回折光R-1
の3つを含む複数本の光束に分割されて、スケール11
1上に形成された回折格子112に照射される。なお、
回折格子103A,と後述する回折格子103B,10
3Cとスケール111上の回折格子112は、同一ピッ
チ(たとえば1.6μm)に設定されている。
【0005】直進した0次回折光R0 は、回折格子11
2上の点P1にて反射回折されて+1次回折光R0 +1
−1次回折光R0 -1 などに分割されてそれぞれ位相変
調される。スケール111が相対移動すると、+1次回
折光R0 +1 の位相は+2πx/Pだけずれ、−1次回折
光R0 -1 の位相は−2πx/Pだけずれる。ここで、x
は回折格子112の移動量、Pは回折格子112のピッ
チである。
【0006】上記+1次回折光R0 +1 は、回折格子10
3B1,103B2にて再度透過回折されて0次回折光
0 +1 0 ,−1次回折光R0 +1 -1 およびその他の光束に
分割される。このうち、−1次回折光R0 +1 -1 は回折格
子面と垂直に取り出され、この波面の位相は+2πx/
Pとなる。
【0007】また、−1次回折光R0 -1 は回折格子10
3C1,103C2にて透過回折されて、0次回折光R
0 -1 0 ,+1次回折光R0 -1 +1 などに分割される。この
うち、+1次回折光R0 -1 +1 は回折格子面と垂直に取り
出され、この時の波面の位相は−2πx/Pとなる。
【0008】ここで、回折格子103C1を103B1
に対して格子配列の位相関係をP/4だけずられておけ
ば、+1次回折光R0 -1 +1 は波面の位相がさらに−2π
(P/4)/P=−π/2だけずれて−2πx/P−π
/2になる。また、回折格子103B2と103C2
は、回折格子103B1,103C1に対して格子配列
を、それぞれP/2だけずらしておくと、各波面の位相
は次のようになる。
【0009】103B1 : −2πx/P 103B2 : −2πx/P−π 103C1 : −2πx/P−π/2 103C2 : −2πx/P−3π/2 一方、回折格子103Aにて+1次回折した光束R
+1は、スケール上の回折格子112上の点P2にて反射
回折されて、−1次回折光R+1 -1 ,0次回折光R+1 0
およびその他の光束に分割され、それぞれ位相変調され
る。
【0010】このうち、−1次回折光R+1 -1の位相は−
2πx/Pだけずれて回折格子103B1,103B2
に入射し、そこでそのまま直進した0次回折光R+1 -1 0
の波面の位相は−2πx/Pである。
【0011】また、回折格子103Aにて−1次回折し
た光束R-1は、スケール上の回折格子112上の点P3
にて反射回折されて、+1次回折光R-1 +1 ,0次回折
格子R-1 0 およびその他の光束に分割され、それぞれ位
相変調される。このうち、+1次回折光R-1 +1の位相は
+2πx/Pだけずれて回折格子103C1,103C
2に入射し、そこでそのまま直進した0次回折光R-1 +1
0 の波面の位相は+πx/Pである。
【0012】回折格子103B1,103B2にて光路
を重ね合わされた光束R+1 -1 0 と光束R0 +1 -1 は、干渉
光となって、受光素子104B1,104B2に入射す
る。このとき104B1,104B2に入射する光の干
渉位相は、それぞれ、 (+2πx/P)−(−2πx/P)=4πx/P (−2πx/P−π)−(+2πx/P)=−4πx/
P−πとなり、スケール111上の回折格子112が1
/2ピッチ移動するごとに1周期の明暗信号が発生す
る。受光素子104B2には受光素子104B1の位相
を反転させた信号を得ることができる。回折格子のピッ
チが1.6μmならば、1周期0.8μmの正弦波信号
が得られる。
【0013】回折格子103C1,103C2にて光路
を重ね合わされた光束R-1 +1 0 と光束R0 -1 +1 は、干渉
光となって、受光素子104C1,104C2に入射す
る。このとき104C1,104C2に入射する光の干
渉位相は、それぞれ、 (−2πx/P−π/2)−(+2πx/P)=−4π
x/P−π/2 (−2πx/P−3π/2)−(+2πx/P)=−4
πx/P−3π/2となり、スケール111上の回折格
子112が1/2ピッチ移動するごとに1周期の明暗信
号が発生し、受光素子104B1,104B2とは明暗
のタイミングが各々1/4周期だけずれる。
【0014】すなわち、2信号の差を求める差動回路1
05B,105Cを通した端子Aおよび端子Bには、回
折格子の相対移動に対応して周期変化する通常A相信
号、B相信号とよばれる互いに1/4周期ずれた周期信
号としてのエンコーダ信号を得ることができる。
【0015】このA相とB相の信号を用いれば、従来、
よく知られている手法で回折格子の相対的な移動量と移
動方向が計測できる。
【0016】以上のようにして、スケール111の変位
に伴い、受光素子104B1,104B2,104C
1,104C2から1/4周期ずつずれた周期信号が得
られる。これをもとに、公知の信号処理回路(図示せ
ず)を用いて、センサ部とスケールとの相対的な変位状
態を検出することができる。
【0017】なお、回折格子111と受光素子104B
1,104B2,104C1,104C2間の距離や光
束の状況(発散・収束状況)によっては、適宜レンズを
省略したり追加したりすることもできる。
【0018】回折格子103A,103B,103C
は、通常、一枚の透明板(たとえばガラス基板)上にレ
プリカ製法やフォトエッチングにより構成される。図示
例の場合、回折格子112を含むスケール111以外の
部分(センサ部)は、一つのケース内に構成され、通常
「ヘッド」と呼ばれている。
【0019】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は上述のよ
うな装置の改良発明であり、特に簡易構成で2軸を同時
に検出する光学式変位センサ及びこれを用いた駆動シス
テムを得ることができる。
【0020】また、本発明は特に信号間で振幅に差が生
じたり、位相差が変動したりすることを防止し、さらに
両側の回折格子間の位置精度の要求を緩和する光学式変
位センサおよび該光学式変位センサを用いた駆動システ
ムを得ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る光
学式変位センサは、相対変位物体に取り付けられ2軸方
向に回折格子が形成されたスケールに、発光素子から出
射した光を各軸方向において複数光束に分割して照射さ
せる第一の光学手段と、前記回折格子に照射されて変調
を受けた前記複数光束を軸別に異なる位置で合成して各
軸毎に干渉光束を得る第二の光学手段と、前記各軸毎の
干渉光束をそれぞれ検出する複数の受光素子とを備えた
ことにより、1組のスケールとヘッドによって、XY2
軸の変位を検出することができる。
【0022】請求項2の発明に係る光学式変位センサ
は、相対変位物体に取り付けられ2軸方向に回折格子が
形成されたスケールに、発光素子から出射した光を各軸
方向において複数光束に分割して照射させる第一の光学
手段と、前記回折格子に照射されて変調を受けた前記複
数光束を合成して各軸毎に干渉光束を得る第二の光学手
段と、前記各軸毎の干渉光束をそれぞれ検出する複数の
受光素子とを備え、前記第二の光学手段は、前記干渉光
束のうち各軸1組の特定された干渉光束の領域内を特定
ピッチだけずらして分割配置され、この分割配置された
前記第二の光学手段にそれぞれ対応して前記受光素子が
配置されていることにより、1枚のスケールと1個のヘ
ッドに依って、XY2軸の変位を安定して検出できる。
【0023】請求項7の発明に係る駆動システムは、相
対変位物体に取り付けられ2軸方向に回折格子が形成さ
れたスケールと、発光素子から出射した光を各軸方向に
おいて複数光束に分割させる第一の光学手段と、前記回
折格子に照射されて変調を受けた前記複数光束を軸別に
異なる位置で合成して各軸毎に干渉光束を得る第二の光
学手段と、前記各軸毎の干渉光束をそれぞれ検出する複
数の受光素子と、前記物体を変位させる駆動手段と、前
記受光素子の出力に基づいて前記駆動手段を制御する制
御手段とを備えたことにより、1つの光学式変位センサ
で2軸の変位が検出でき、各軸ごとに設ける場合に比べ
て装置の小型軽量化を図ることができる。
【0024】請求項8の発明に係る駆動システムは、相
対変位物体に取り付けられ2軸方向に回折格子が形成さ
れたスケールと、発光素子から出射した光を各軸方向に
おいて複数光束に分割させる第一の光学手段と、前記回
折格子に照射されて変調を受けた前記複数光束を合成し
て各軸毎に干渉光束を得る第二の光学手段と、前記各軸
毎の干渉光束をそれぞれ検出する複数の受光素子と、前
記物体を変位させる駆動手段と、前記受光素子の出力に
基づいて前記駆動手段を制御する制御手段とを備え、前
記第二の光学手段は、前記干渉光束のうち各軸1組の特
定された干渉光束の領域内を特定ピッチだけずらして分
割配置され、この分割配置された前記第二の光学手段に
それぞれ対応して前記受光素子が配置されていることに
より、請求項2及び7の発明と同様の効果がある。
【0025】
【実施例】
実施例1 図1は、本発明の光学的変位センサの実施例1を示す構
成図である。図1において、回折格子3Aおよびスケー
ル20上に形成された回折格子21は、直交した2軸方
向に回折するグレーティングを有している。
【0026】また、回折格子3D,3Eは回折格子3A
を挟んで回折格子3B,3Cと直交軸上に配設されてい
る。4D,4Eは受光素子であり、回折格子3D1,3
D2,3E1,3E2に対応した受光面4D1,4D
2,4E1,4E2に分割されている。動作に必要な光
路は矢印の付いた直線で示しているが、煩雑になるた
め、光束については回折格子3Aおよび回折格子21上
にのみ示している。
【0027】5B〜5Eはそれぞれ受光面4B1と4B
2,4C1と4C2,4D1と4D2,4E1と4E2
の差を出力する差動回路であり、この差動回路5B〜5
Eの出力は端子AX ,BX ,AY ,BY に接続されてい
る。
【0028】なお、通常、回折格子3A,3B,3C,
3D,3Eは、一枚の透明板上に構成されており、この
各回折格子3A〜3Eとスケール20上の回折格子21
は、同一ピッチ(たとえば1.6μm)に設定されてい
る。そして、回折格子21はレプリカ製法やフォトエッ
チングなどで、精度良く形成することができ、回折格子
3A,3B,3C,3D,3Eも同様の手法で容易に高
精度で形成可能である。
【0029】次に動作について説明する。半導体レーザ
や発光ダイオードなどの発光素子1から放射された光
は、レンズ2で光束に変換されて回折格子3Aに入射さ
れる。この光束は回折格子3Aで透過回折され、0次回
折光R0 ,X軸方向の+1次回折光RX+1 ,Y軸方向
の−1次回折光RY-1の3つを含む複数本の光束に分割
されて、スケール20上に形成された回折格子21の各
点P1,P2,P3,P4,P5に照射される。
【0030】ここで、0次回折光R0 およびX軸方向の
回折光RX+1 ,RX-1の光路についてみれば、前述の
装置の構成と同一であり、上記にて説明した通りの動作
が得られ、端子AX ,BXよりX方向の移動に対応した
A相,B相,C相信号が得られる。また、0次回折光R
0 およびY軸方向の回折光RY+1 ,RY-1の光路につ
いても前述と変わるところがなく、全て同様の動作が得
られることになり、端子AY ,BYよりY方向の移動に
対応したA相,B相,C相信号が得られる。
【0031】すなわち、この構成においては、スケール
20上の回折格子21とヘッド部の相対的な変位をXY
2軸同時に検出することができる。つまり、相対的な変
位を、1組のスケールとヘッドで、2次元的に同時に求
めることができる。
【0032】したがって、光源、回折格子、受光素子な
どを小さくまとめることにより、小型で高精度な2軸変
位センサを実現することができる。信号処理による移動
量、移動方向検出は不図示の信号処理装置で行われる。
【0033】次に、各部品を組み込んだ状態の具体例を
図2乃至図4に示す。図2は2軸変位センサをスケール
側から見た平面図、図3と図4はXY軸方向について示
したヘッドの中央付近を通る断面図であり、前記図1と
同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。な
お、図が煩雑になるのを避けるため、スケール20上の
回折格子21の大部分および電気的配線については省略
している。
【0034】図2乃至図4において、光源1は、たとえ
ば半導体レーザーであり、チップがステム1A上に搭載
され、キャップ1Cとカバーガラス1Bにより封止され
ている。このケース入り半導体レーザーはホルダ11に
取り付けられている。
【0035】12はガラスエポキシ樹脂やセラミック製
などの回路基板であり、中央には光束を通過させるため
の穴12aを設け、その裏面側にはレンズ2が取り付け
られている。回路基板12の表面には受光素子4B,4
C,4D,4E(各々受光面が2分割された素子)が実
装され、この回路基板12は上記ホルダ11に接着など
の方法で取り付けられている。
【0036】回路基板12の外周付近にはスペーサ13
が貼り付けられ、透明板14が取り付けられている。こ
の透明板14上には回折格子3A,3B,3C,3D,
3Eがレプリカ製法やフォトエッチングなどのよって構
成されている。そして、所定距離を隔てて、スケール2
0上の回折格子21が配置される。
【0037】このように構成することにより、非常に小
型の2軸変位センサを実現することができる。光源1の
パッケージサイズ(たとえばステム最大径5.6mm)
から、ヘッドの寸法として10mm立方以下に抑えるこ
とも比較的容易であることが想定できる。
【0038】上記実施例1の2軸変位センサは、 3組の回折格子(3A,21,3Bまたは3Cあるい
は、3A,21,3Dまたは3E)を使用しているの
で、光源1の波長が変動して回折角が変化しても、再度
の回折で逆向きに補正され、回折格子3B,3C,3
D,3Eから受光素子4B,4C,4D,4Eに向けて
射出される光束の角度は常に一定に保たれ、2光束の重
なり状態や進行方位の相互差が保存されるので、光源1
として波長変動が不可避な半導体発光素子を温度補償な
しで使用することができる。
【0039】回折格子21と他の回折格子3A〜3E
との平行度が多少ずれていても、干渉2光束の光路のず
れる方向が一致するので、重なり状態や進行方位の相互
差が保存されやすい。したがって、スケールやヘッドの
取り付け精度が厳しくなく、非常に使いやすい変位セン
サが実現できる。
【0040】位相差を持った信号を得るためには、回
折格子3B,3C,3D,3Eで位相をずらせておけば
よく、わざわざ分割光学系を用いる必要がない。
【0041】スケール20上の回折格子21のピッチ
が細かいほど回折角が大きくなり、スケールまでの距離
が小さくても回折光が空間的に十分分離できるので、小
型化しやすい。などの特徴を有している。
【0042】上記実施例1では、光源1からの出射光を
コリメートするためにのみレンズが使用されているが、
受光素子のサイズに合わせるために、回折格子3B,3
C,3D,3Eと受光素子4B,4C,4D,4Eの間
にレンズを使用することもできる。また、ヘッドの取り
付け許容度を広げるために技術を適用することができ
る。
【0043】実施例2.各受光素子4B〜4Eおよび光
源1を同一基板上に実装することにより、ヘッドの奥行
を短くすることができ、より一層小型化をはかることが
できる。
【0044】図5乃至図7はその一例を示すもので、図
5は平面図、図6と図7はXY軸方向について示したヘ
ッドの中央付近を通る断面図である。
【0045】光源1にはLEDを使用し、レンズ2は透
明板14の裏側に形成している。このレンズ2もレプリ
カ製法で形成すると安価に製造できる。スペーサ13の
形状を実施例1のものから変更し、光源1から受光素子
4B〜4Eへの直接光の影響を排除するために、光源1
と受光素子4B〜4Eとの間にも設けて遮光作用を持た
せている。このように構成することにより、ヘッド形状
をさらに薄型化することができる。
【0046】実施例3.図8は本発明の光学的変位セン
サの実施例3を示す構成図である。図8において、回折
格子3Aおよびスケール20上の回折格子21は、直交
した2軸方向に回折するグレーティングを有している。
また、回折格子3Dは回折格子3Cと直交した回折格子
であり、この回折格子3Cおよび3Dは領域内をそれぞ
れ4分割し、所定のピッチだけずらして配置されてい
る。
【0047】たとえば、回折格子3Cの分割領域3C1
と3C2,3C3と3C4はそれぞれ180°,3C1
と3C4の間は90°の位相差を持たせてあり、回折格
子3Dも同様に構成されている。
【0048】4C,4Dは受光素子であり、その受光面
は回折格子3C,3Dの分割領域3C1,3C2,3C
3,3C4,3D1,3D2,3D3,3D4に対応し
て、分割領域4C1,4C2,4C3,4C4,4D
1,4D2,4D3,4D4に分割されている。動作に
必要な光路は矢印の付いた直線で示しているが、煩雑に
なるため、光束については回折格子3Aおよび回折格子
21上にのみ示している。5C1,5C2,5D1,5
D2はそれぞれ受光素子4C,4Dの分割領域4C1と
4C2,4C3と4C4,4D1と4D2,4D3と4
D4の出力差を出力する差動回路であり、この差動回路
の出力は端子AX ,BX ,AY ,BY に接続されてい
る。
【0049】そして、各回折格子3A,3C,3Dとス
ケール20上の回折格子21は、同一ピッチ(例えば
1.6μm)に設定されている。
【0050】図8において、半導体レーザや発光ダイオ
ード等の発光素子としての光源1から放射された光は、
レンズ2で光束に変換されたのち回折格子3Aに入射さ
れる。この光束は回折格子3Aで透過回折され、0次回
折光R0 ,X軸方向の−1次回折光RX-1 ,Y軸方向
の+1次回折光RY+1の3つを含む複数本の光束に分割
されて、スケール20上に形成された回折格子21の各
点P1,P3,P4に照射される。
【0051】この回折格子21は前記実施例1と同様
に、レプリカ製法やフォトエッチングなどで精度良く形
成することができる。また、回折格子3A,3C,3D
も同様の手法で一枚の透明板上に容易に高精度で形成可
能である。
【0052】ここで、0次回折光R0 およびX軸方向の
回折光RX-1の光路についてみれば前述の装置の構成と
同一であり、上記にて説明した通りの動作が得られ端子
X,BXよりX方向の移動に対応したA相,B相,C相
信号が得られる。また、0次回折光R0 およびY軸方向
の回折光RY+1の光路についても同様の動作が得られ端
子AY ,BYよりY方向の移動に対応したA相,B相,
C相信号が得られことになる。
【0053】回折格子3C,3Dでは回折格子をずらし
て配置してあるため、受光素子上には回折格子の位相ず
れに対応した信号が得られることになる。すなわち、こ
の構成においては、スケール20上の回折格子21とヘ
ッド部の相対的な変位をXY2軸同時に検出することが
できる。つまり、相対的な変位を、1組のスケールとヘ
ッドで2次元的に同時に求めることができることにな
る。したがって、光源、回折格子、受光素子などを小さ
くまとめることができ、小型で高精度な2軸変位センサ
を実現することができる。
【0054】上記の実施例3では、1光束を4つに分割
したが、受光素子4Cの分割領域4C2は4C1の反転
信号、4C3は4C4の反転信号を得ているもので、本
質的には回折格子3Cの分割領域3C1,3C4、およ
び受光素子4Cの分割領域4C1,4C4の組み合わせ
があれば、X軸側の変位を検出することができる。Y軸
側も同様である。
【0055】次に、各部品を組み込んだ状態の具体例を
図9乃至図11に示す。図9は、2軸変位センサをスケ
ール側から見た平面図、図10、図11はXY軸方向に
ついて示したヘッドの光源付近を通る断面図であり、前
記図8と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略
する。なお図が煩雑になるのを避けるため、スケール2
0上の回折格子21の大部分および電気的配線について
は省略してある。
【0056】図9乃至図11において、光源1は、例え
ば半導体レーザーであり、チップがステム1A上に搭載
され、キャップ1Cとカバーガラス1Bにより封止され
ている。このケース入り半導体レーザーはホルダ11に
取り付けられている。
【0057】12はガラスエポキシ樹脂やセラミック製
などの回路基板であり、中央には光束を通過させるため
の穴12aを設け、その裏面側にはレンズ2が取り付け
られている。この回路基板12の表面には受光素子4
C,4D(各々受光面が2分割あるいは4分割された素
子)が実装され、この回路基板12は上記ホルダ11に
接着などで取り付けられている。
【0058】回路基板12の外周付近にはスペーサ13
が貼り付けられ、透明板14が取り付けられている。こ
の透明板14上には回折格子3A,3C,3Dが、レプ
リカ製法やフォトエッチングなどによって構成されてい
る。回折格子3C,3Dは各々2分割または4分割さ
れ、格子ピッチ90°分ずつずらせてり、所定距離を隔
てて、スケール20上の回折格子21が配置されてい
る。
【0059】このように構成することにより、受光素子
4Cおよび4Dでは、それぞれ90°ずつ位相のずれた
信号を得ることができ、非常に小型の2軸変位センサを
実現することができる。この場合、発光素子のパッケー
ジサイズ(たとえば現在主流のレーザーダイオードのス
テム径は5.6mm)から、ヘッドの寸法として10m
m立方以下に抑えることも容易である。
【0060】上記実施例3の2軸変位センサは、前記図
1に示す2軸変位センサが有する〜の特徴の他、 各軸1組の干渉光束内で位相差を作るため、各位相信
号間の位相差は常に安定する。スケール位置による回折
効率の差の影響は、各位相信号に同時に現れるので、検
出精度には影響が現れにくい。また、各回折格子3A,
3C,3D間の位置精度は厳しく抑える必要がなく製造
が容易である。
【0061】上記実施例3では、光源からの出射光をコ
リメートするためにのみレンズが使用されているが、受
光素子サイズに合わせるために、回折格子3C,3Dと
受光素子の間にレンズを使用することもできる。また、
実施例に説明したように、ヘッドの取り付け許容度を広
げるためには、平行光束ではなくレンズ2にてスケール
上の回折格子近傍に集光することを本実施例にも適用す
ることができる。
【0062】実施例4.各受光素子および光源を同一基
板上に実装することにより、ヘッドの奥行を短くするこ
とができ、より一層の小型化をはかることができる。図
12乃至図14はその一例を示すもので、図12は平面
図、図13と図14はXY軸方向について示したヘッド
の中央付近を通る断面図であり、光源1にはLEDを使
用している。
【0063】上記図9乃至図11に示す実施例3と異な
り、レンズ2は透明板14の裏側に形成している。この
レンズ2をレプリカ製法で形成すると安価に製造でき
る。スペーサ13の形状を実施例3のものから変更し、
光源1から受光素子への直接光の影響を排除するため
に、光源1と受光素子との間にも設けて遮光作用を持た
せるように構成すると、ヘッド形状をさらに薄型化する
ことができる。
【0064】なお、以上の各実施例では直交した2軸を
例に採ったが、必要に応じて他の角度の2軸に設定した
ものであっても本発明の趣旨を逸脱するものではない。 実施例5.図15は上記の各実施例に示す本発明の光学
的変位センサを用いた駆動システムの実施例を示すブロ
ック図であり、XYステージの位置制御などが代表的な
例である。図15において、ステージのような駆動され
る物体100の移動部に光学的変位センサ101を取り
付け、モータやアクチュエータなどの駆動源を有するX
軸駆動手段102およびY軸駆動手段103によって物
体100を駆動する。
【0065】光学的変位センサ101の検出出力は、X
Y各軸の信号が制御手段104にフィードバックされ、
制御手段104においては、設定手段105で設定され
た状態となるように駆動手段102,103に駆動信号
を伝達する。このようなフィードバック系を構成するこ
とによって、設定手段105で設定された所望の状態を
得ることができる。
【0066】このような駆動システムは、たとえば、プ
リンタ、複写機などの事務機器、画像読取り装置などの
画像情報記録再生機器、ロボット、工作機械、製造装置
などの産業機器で駆動手段を有する装置全般に広く適用
することができる。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、2軸方向の変位を同時
に検出することができる光学式変位センサ及びこれを用
いた駆動システムを、取扱いが容易で、小型、高精度に
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光学式変位センサである2軸変位セ
ンサの実施例1を示す構成図。
【図2】 実施例1の2軸変位センサをスケール側から
見た平面図。
【図3】 図2の2軸変位センサをX軸方向について示
した断面図。
【図4】 図2の2軸変位センサをY軸方向について示
した断面図。
【図5】 実施例2の2軸変位センサをスケール側から
見た平面図。
【図6】 図5の2軸変位センサをX軸方向について示
した断面図。
【図7】 図5の2軸変位センサをY軸方向について示
した断面図。
【図8】 本発明の光学式変位センサである2軸変位セ
ンサの実施例3を示す構成図。
【図9】 実施例3の2軸変位センサをスケール側から
見た平面図。
【図10】図9の2軸変位センサをX軸方向について示
した断面図。
【図11】図9の2軸変位センサをY軸方向について示
した断面図。
【図12】実施例4の2軸変位センサをスケール側から
見た平面図。
【図13】図12の2軸変位センサをX軸方向について
示した断面図。
【図14】図12の2軸変位センサをY軸方向について
示した断面図。
【図15】本発明の駆動システムを示すブロック図。
【図16】従来の光学式変位センサを示す構成図。
【符号の説明】
1 発光素子 3A 第一の光学手段 3B〜3E 第二の光学手段 4B〜4E 受光素子 20 スケール 21 回折格子 102 X軸駆動手段(駆動手段) 103 Y軸駆動手段(駆動手段) 104 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 浩史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−261004(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 G01D 5/26 - 5/38 B23Q 17/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対変位物体に取り付けられ2軸方向に
    回折格子が形成されたスケールに、発光素子から出射し
    た光を各軸方向において複数光束に分割して照射させる
    第一の光学手段と、前記回折格子に照射されて変調を受
    けた前記複数光束を軸別に異なる位置で合成して各軸毎
    に干渉光束を得る第二の光学手段と、前記各軸毎の干渉
    光束をそれぞれ検出する複数の受光素子とを備えた光学
    式変位センサ。
  2. 【請求項2】 相対変位物体に取り付けられ2軸方向に
    回折格子が形成されたスケールに、発光素子から出射し
    た光を各軸方向において複数光束に分割して照射させる
    第一の光学手段と、前記回折格子に照射されて変調を受
    けた前記複数光束を合成して各軸毎に干渉光束を得る第
    二の光学手段と、前記各軸毎の干渉光束をそれぞれ検出
    する複数の受光素子とを備え、前記第二の光学手段は、
    前記干渉光束のうち各軸1組の特定された干渉光束の領
    域内を特定ピッチだけずらして分割配置され、この分割
    配置された前記第二の光学手段にそれぞれ対応して前記
    受光素子が配置されていることを特徴とする光学式変位
    センサ。
  3. 【請求項3】 前記発光素子は、半導体レーザー素子ま
    たはLEDであることを特徴とする請求項1または2の
    光学式変位センサ。
  4. 【請求項4】 互いに1/4周期の位相差を有する信号
    を検出する、少なくとも各軸2個の受光素子を有するこ
    とを特徴とする請求項1または2の光学式変位センサ。
  5. 【請求項5】光路中にレンズを有することを特徴とする
    請求項1または2の光学式変位センサ。
  6. 【請求項6】 前記受光素子で得られた信号を処理する
    信号処理回路を前記発光素子とともに筐体に内蔵したこ
    とを特徴とする請求項1または2の光学式変位センサ。
  7. 【請求項7】 相対変位物体に取り付けられ2軸方向に
    回折格子が形成されたスケールと、発光素子から出射し
    た光を各軸方向において複数光束に分割させる第一の光
    学手段と、前記回折格子に照射されて変調を受けた前記
    複数光束を軸別に異なる位置で合成して各軸毎に干渉光
    束を得る第二の光学手段と、前記各軸毎の干渉光束をそ
    れぞれ検出する複数の受光素子と、前記物体を変位させ
    る駆動手段と、前記受光素子の出力に基づいて前記駆動
    手段を制御する制御手段とを備えた駆動システム。
  8. 【請求項8】 相対変位物体に取り付けられ2軸方向に
    回折格子が形成されたスケールと、発光素子から出射し
    た光を各軸方向において複数光束に分割させる第一の光
    学手段と、前記回折格子に照射されて変調を受けた前記
    複数光束を合成して各軸毎に干渉光束を得る第二の光学
    手段と、前記各軸毎の干渉光束をそれぞれ検出する複数
    の受光素子と、前記物体を変位させる駆動手段と、前記
    受光素子の出力に基づいて前記駆動手段を制御する制御
    手段とを備え、前記第二の光学手段は、前記干渉光束の
    うち各軸1組の特定された干渉光束の領域内を特定ピッ
    チだけずらして分割配置され、この分割配置された前記
    第二の光学手段にそれぞれ対応して前記受光素子が配置
    されていることを特徴とする駆動システム。
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