JP3067635U - 高圧放電ランプ - Google Patents

高圧放電ランプ

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JP3067635U
JP3067635U JP1999007260U JP726099U JP3067635U JP 3067635 U JP3067635 U JP 3067635U JP 1999007260 U JP1999007260 U JP 1999007260U JP 726099 U JP726099 U JP 726099U JP 3067635 U JP3067635 U JP 3067635U
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discharge vessel
lamp
coating
discharge
pressure discharge
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JP1999007260U
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English (en)
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ケック ハンス−ユルゲン
ヘンガー ウルリッヒ
ゴスラー アヒム
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Osram GmbH
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Patent Treuhand Gesellschaft fuer Elektrische Gluehlampen mbH
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/30Vessels; Containers
    • H01J61/35Vessels; Containers provided with coatings on the walls thereof; Selection of materials for the coatings

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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧放電ランプにおいて、放電容器の管壁負
荷を高め、最冷部(コールドスポット)の温度を上げ
る。 【解決手段】 長手方向に延ばされた放電容器2が設け
られている。この放電容器2により、軸線方向の対称軸
が規定され放電容積体が取り囲まれている。さらに2つ
の電極6が対称軸上に対置されている。また、放電容器
2は半径方向にほぼ円筒状に構成されている。その際、
放電容器2には、最冷部を含む制限された領域に、半径
方向に非対称に反射性被膜4が付されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、長手方向に延ばされた放電容器を備え、該放電容器により、軸線方 向の対称軸が規定され放電容積体が取り囲まれており、2つの電極が前記軸上に 対置され、前記放電容器は半径方向にほぼ円筒状に構成されている、高圧放電ラ ンプに関する。この場合、たとえば両端がステム化され殊に出力の高いメタルハ ライドランプを対象としている。
【0002】
【従来の技術】
ドイツ連邦共和国特許出願 DE-A 44 43 354 からすでに、管体に半径方向に非 対称の被膜をもつ高圧放電ランプが公知である。これはアパーチャ形ランプであ り、つまり覆われていない狭い管体領域から強められた放射が得られ、残りの管 体表面には反射膜が設けられている。その際、この被膜は管体表面のかなりの部 分を覆っている。
【0003】 軸線方向に非対称な被膜が管体に設けられた構成についてはいろいろ記載され ており、たとえば DE-GM 94 01 436 により公知の両端がステム化されたメタル ハライドランプは、高い光束ときわめて均質な放射が得られるよう、反射器内に 軸線方向に組み込まれている。各端部に設けられた周知の蓄熱被膜ないしは蓄熱 冠状部のほかに、このランプは半径方向に対称な層として、膨らんだ放電容器の 中央で完全に取り囲む環状リングを用いている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、請求項1の上位概念に記載の高圧放電ランプにおいて、放電 容器の管壁負荷を高め、したがって最冷部(コールドスポット)の温度を上げる ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案によればこの課題は、放電容器は最冷部を含む制限された領域に、半径 方向に非対称に反射性被膜を有していることにより解決される。
【0006】
【考案の実施の形態】
従属請求項には本考案の有利な実施形態が示されている。
【0007】 高い管壁負荷によって放電アーク中の充填物質の成分が高められ、これによっ てランプの電気的および光工学的データが著しく高められるので、このことは望 ましい。
【0008】 そのようなデータの改善は、これまで充填物組成を変えたり、放電容器の容積 を小さくしたりして達成しようとしてきた。つまり従来は、不確かな結果の伴う 高い開発コストが生じていた。しかも従来、ランプの光分布曲線の調整を行うこ とができなかった。
【0009】 本考案によれば、ほぼ半径方向に対称な(つまり半径方向にほぼ円筒状の)放 電容器に半径方向に非対称な反射性被膜が付けられる。この被膜は最冷部を含む 局所的に制限された領域に被着され、遮蔽をできるかぎりわずかに抑えるため、 有利には放電容器表面の5〜40%の大きさをもつ制限された広がりをもってい る。
【0010】 放電容器表面を物理的および/または化学的に処理することによって、この反 射膜を製造することができる。たとえば金属材料(たとえばアルミニウム)また は非金属材料(たとえば酸化ジルコニウム)によるそれ自体周知の被膜、あるい はサンドブラストまたはエッチングにより形成された層が適している。層の幾何 学的形状や層の特性の選定により、ランプ特有のデータたとえば色再現性、色温 度、光分布曲線、色位置などを変化させ、所望のように精確に設定することがで きる。
【0011】 最冷部領域において放電容器に所期のように非対称の層を設けることで、電気 的および光工学的なデータの改善が達成される。外管のない高出力の(少なくと も400W〜1000Wを遥かに超える)金属ハロゲンランプにおいて、殊に格 別な改善が達成される。なぜならばその場合には、外管が設けられていないこと から熱損失がきわめてクリティカルだからである。
【0012】 このようなランプの最冷部は通常、電極のうしろに存在していなければならな い。この理由から、放電容器の各端部に蓄熱被膜を備えていることが多い。これ によって、こんどは最冷部(しかしこれは蓄熱被膜なしの場合よりも高い温度に ある)を放電容器の最も低い位置に存在させることができるようになり、このこ とは重力の作用に起因する。その理由は、放電アークが浮力によって上方にずら されるからである。望ましいのは、できりかぎり等温の放電容器である。この場 合、最冷部を中心とする冷たい領域のスケール(したがって温度勾配)によって 、非対称被膜の広がりが決まる。これは制限された斑状部としてもよいし、軸線 方向に長く延びたたとえば帯状のものとしてもよい。斑状部は、円形または長円 形あるいは楕円形である。
【0013】 場合によっては非対称被膜の幾何学的配置は、付属する照明システム(たとえ ば照明器具)によって定められる。なぜならばそれによって、最冷部を中心とす る冷えた領域の位置とスケールに作用を及ぼすことができるからである。照明シ ステムにおいてそのために重要な構成部材はたいていは反射器であって、これは たとえば溝状の反射器または楕円形反射器として構成されている。
【0014】 有利には、放電容器のピップに対し相対的に非対称被膜の位置を規定すること ができる。なぜならばそれはランプ動作中、潜在的なヒートシンクとして最良に は上部に位置決めされるからである。したがってこの場合、非対称被膜はピップ とまっすぐに向き合って取り付けられる。また、実用的な理由からも、光学的な 歪みや被膜をピップに付着させる問題点を避ける目的で、ピップの領域には被膜 のないのが望ましい。
【0015】 このランプは有利には(ランプ軸に関して)水平方向の点弧位置で作動され、 その際に設けられる特徴的な被膜は、軸線方向で放電容積体の長さの少なくとも 30%以上にわたって広がり、半径方向で少なくとも30゜の中心角以上に及び 、ここで放電容器の最も低い位置が中心角の中央としておかれる。軸線方向にお ける被膜の最大長は放電容器の全長によって制限され、半径方向では最大限18 0゜という中心角により制限される。さもないと、遮蔽効果が過度に大きくなっ てしまう。この場合、半径方向において放電容器の断面について、円形またはほ ぼ円形に近い楕円形が採用されている。また、軸線方向では放電容器は長手方向 に延ばされた形であって、有利には樽形、円筒形または楕円形である。
【0016】 さらに有利には非対称の被膜は、電極の設けられた放電容積体端部まで延びて いる。その際に付加的に、周知の蓄熱被膜を両端部に形成することができる。
【0017】 照明システムとして殊に壁灯が適しており、これは側方において水平なランプ の後方に取り付けられ長手方向に延ばされた反射器をもっている。これによって 、ランプから発せられる放射が非対称被膜によって著しく遮蔽されてしまうのが 避けられる。
【0018】 本考案による被膜によって、光工学的なランプデータをその他のパラメータを 大きく変更することなく高めることができる。しかも、端部の鏡面化にすでに使 用したものと同じリフレクタペーストを用いることができる。また、付加的なプ ロセスステップは不要であるため、製造にあたり余分なコストもかからない。な お、リフレクタペーストを余計に使用する点については無視することができる。
【0019】 環境を損なわない殊に重要な視点は、動作温度が高いことからランプの充填物 に必要な絶対的なHg量を約10〜20mg、低減できることである。この点を 別とすれば、光工学的なデータを改善するために充填物組成を変更する必要はな い。
【0020】 適正な動作位置において必要とされるランプの明確な位置決めを保証する目的 で、たとえばアメリカ合衆国特許 US-PS 5 731 656 に記載されている位置決め 可能な周知のソケット係合システムを援用することができる。これによれば、非 対称被膜が下を向くような最適な効果の維持に必要な組み込み位置を、非常に簡 単に保証することができる。
【0021】 ここで本考案の有利な実施形態を以下に要約しておく。
【0022】 前記の反射性被膜は金属層または非金属層であり、またはサンドブラストまた はエッチングによりざらざらにされた層である。前記の反射性被膜は軸線方向で 放電容積体全体に広がっている。前記の反射性被膜は半径方向で最大限180゜ の最大中心角αを成す。また、充填物として水銀または金属ハロゲン化物が含ま れる。放電容器の端部に蓄熱被膜が取り付けられている。放電容器は単一の管体 である。さらにランプは、位置合わせ可能なソケットを有する。
【0023】 次に、実施例に基づき本考案について詳しく説明する。
【0024】
【実施例】
図1および図2には、長さ約190mmであり外管のない2000Wの高圧放 電ランプ1が略示されており、これはたとえばアメリカ合衆国特許 US-PS 5 142 195 で詳しく述べられているようなランプである。これは反射器に組み込むた めに構成されたものであるが、ここでは軸線方向ではなく水平方向に反射器軸と 交差する方向で配置されている。
【0025】 石英ガラスから成る放電容器2により長手方向軸Xが規定され、これは樽形体 として構成されていて、その母線は円弧状である。放電容器の容積は約20cm 3 である。放電容器両端部には、螺旋状の巻線をもつロッド状のタングステン電 極6が、ステム5において軸線方向に配向されている。各電極6はステム5にお いて薄片8に取り付けられており、そこには外部からの電流導入線9が当接して いる。ステム5において放電部分とは反対側の端部には、セラミック口金10が 接合剤で取り付けられている。放電容器2には希ガス、水銀(ここでは約200 mgではなく180mgで十分)、ならびに金属ハロゲン化物から成る充填物が 含まれている。放電容器の端部には、酸化ジルコニウムから成る蓄熱被膜13が 設けられている。
【0026】 これに加えて放電容器2には非対称の被膜4が被着されており、詳しくはこれ はピップ3とは反対側において、組み込まれた状態で最も低い領域に設けられて おり、この領域は最冷部すなわちコールドスポットTを含んでいる。この非対称 被膜4も酸化ジルコニウムから成り、長手方向に広がったほぼ長円形の斑状部で あり、これは樽形体の約50%の軸線方向幅aを有している。また、半径方向に おけるその最大の広がりは、約55゜の中心角に及んでいる(図2参照)。ピッ プ3が上に位置する図1の側面図では、斑状部の前半分しかみえない。
【0027】 図3および図4には別の実施例が示されている。この実施例では、図1で説明 したものと類似の1000Wのメタルハライドランプ19を扱う。図3は、ステ ム23の平面図である。また、図4は、ランプ19を下から見た図である。非対 称の被膜20は、放電容器21における容積体の軸線方向の長さ全体にわたって 広がっており、各端部で蓄熱被膜22とつながっている。この場合、半径方向の 広がりは約90゜の中心角に相応する。このランプは、ランプ19の横に楕円形 の反射器25がおかれるような照明器具への組み込みのために想定されている。 矢印26によって、前方へ向かう主ビーム方向が示されている。
【0028】 これによれば殊に色位置、色再現性および光束が、非対称被膜により従来技術 よりも著しく向上する。しかもランプの点弧電圧は平均して20V、約125V まで高められる。表1には、被膜なしのランプと被膜の付けられたランプとの比 較が示されており、ここで両方のランプについて光束Φ(klm)、色座標x, yならびに色再現性指標Raについて記載されている。これによれば、光束(7 %)と色再現性指標(15%)が著しく向上している。また、色位置は白色(x ,y=0.333)のきわめて近くにあり、ないしは黒体放射体の特性曲線のき わめて近くにある。
【0029】
【表1】
【0030】 なお、被膜材料として、酸化ジルコニウムをベースとする拭っても取れないリ フレクタペーストを使用した。その層厚および均質性は、蓄熱被膜の通常の値に 相応する。また、動作中、充填凝縮物が生成される最冷部周囲の領域でランプを 被膜した。この領域は特有の事例では、ピップに対向する側に位置する。
【図面の簡単な説明】
【図1】メタルハライドランプの側面図である。
【図2】図1によるメタルハライドランプの断面図であ
る。
【図3】別の実施例によるメタルハライドランプをステ
ムの方向で見た平面図である。
【図4】図3のランプを90゜旋回させた側面図であ
る。
【符号の説明】
1,19 高圧放電ランプ 2 放電容器 3 ピップ 4,20 非対称被膜 5,23 ステム 6 電極 8 薄片 9 電流導入線 10 セラミック口金 22 蓄熱被膜 25 反射器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ウルリッヒ ヘンガー ドイツ連邦共和国 ヴィッパーフュルト シュヴァルベンヴェーク 14 (72)考案者 アヒム ゴスラー ドイツ連邦共和国 ミュンヘン クヴィデ シュトラーセ 43

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に延ばされた放電容器(2)を
    備え、該放電容器(2)により、軸線方向の対称軸が規
    定され放電容積体が取り囲まれており、2つの電極
    (6)が前記軸上に対置され、前記放電容器(2)は半
    径方向にほぼ円筒状に構成されている、高圧放電ランプ
    において、 前記放電容器(2)は最冷部を含む制限された領域に、
    半径方向に非対称に反射性被膜(4)を有している高圧
    放電ランプ。
  2. 【請求項2】 前記被膜は放電容積体の少なくとも30
    %の軸線方向長さを有する、請求項1記載の高圧放電ラ
    ンプ。
  3. 【請求項3】 前記被膜は半径方向で少なくとも30゜
    の最大中心角αを成す、請求項1記載の高圧放電ラン
    プ。
  4. 【請求項4】 水平方向の点弧位置で作動され、最冷部
    (T)は最も低い位置におかれる、請求項1記載の高圧
    放電ランプ。
JP1999007260U 1998-09-22 1999-09-22 高圧放電ランプ Expired - Lifetime JP3067635U (ja)

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