JP2980931B2 - 超砥粒ホーニング砥石 - Google Patents

超砥粒ホーニング砥石

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JP2980931B2 JP2078545A JP7854590A JP2980931B2 JP 2980931 B2 JP2980931 B2 JP 2980931B2 JP 2078545 A JP2078545 A JP 2078545A JP 7854590 A JP7854590 A JP 7854590A JP 2980931 B2 JP2980931 B2 JP 2980931B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、研削切粉の排出及び研削液の供給を向上さ
せた超砥粒ホーニング砥石の構造に関する。
〔従来技術〕 円筒形の内径等を研削加工する方法として、ホーニン
グ加工がある。このホーニング加工は、砥石を使用して
被研削材と一定の面接触状態を保持しつつ、同時に回転
と往復を主体とした運動によって、被研削材の寸法・形
状・表面の修正を能率的に行う精密加工法である。従
来、このホーニング加工に使用される超砥粒砥石は、砥
粒の保持力及び耐摩耗性に優れる点から、第4図に示す
ような、メタルボンドタイプのスティック砥石が一般的
に使用されている。同図において、10はホーニング砥石
であり、11は砥石台である。このホーニング砥石10を取
り付けた砥石台11を第5図に示すように拡張コーン12に
装着し、回転させながら上下動させることにより、被研
削材13の内面を研削する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来のメタルボンドタイプの砥石
は、研削加工時に砥石作用面と被研削材が常に接触して
いるため、砥石作用面に研削液の供給が難しく、かつ、
研削切粉の排出が困難であった。また、要求される作業
条件に最も適した砥石を選定することも難しく、適用で
きる砥石仕様の範囲が狭いという問題があった。また、
メタルボンドタイプの砥石は、構造的に気孔を含まず、
研削作業中に砥石作用面にチップポケットを形成するこ
とが難しいことから、砥石目詰まり,砥石焼け等の問題
点があった。
本発明が解決しようとする課題は、超砥粒ホーニング
砥石において、研削切粉の排出,研削液の供給を向上さ
せ、砥石目詰まり,砥石焼け等の問題の生じない砥石の
構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の超砥粒ホーニング砥石は、複数の板状砥石の
間に研削抵抗が低い軟質結合剤を介在させた板状砥石と
軟質結合剤を交互に積層した構造とし、加工物の切り粉
によって前記軟質結合剤が容易にえぐられて前記複数の
板状砥石の間に溝を形成するとともに、前記交互に積層
した構造を前記軟質結合剤によって包んだことを特徴と
する。
この場合、板状砥石の厚さを0.5mm以下とするとより
効果的である。
〔作用〕
本発明の超砥粒ホーニング砥石は、研削時に板状砥石
間の軟質結合剤が切粉によってえぐられ、切粉がその溝
を伝わって外に排出される。また、この溝を伝わって研
削液が充分に供給される。
〔実施例〕
以下、本発明の超砥粒ホーニング砥石を実施例により
具体的に説明する。
第1図は本発明実施例の超砥粒ホーニング砥石の平面
図、第2図は同正面図、第3図は第2図のA−A断面図
である。
図において1はホーニング砥石、2は板状の超砥粒砥
石、3は軟質結合剤を示す。
図に示すように、本実施例では、間隔をおいた複数の
板状の超砥粒砥石2を軟質結合剤3で囲む構造とした。
この超砥粒砥石2は、厚さ0.5mm以下の薄板状が好まし
く、その厚さは砥粒径と研削切粉の大きさに依存する。
砥粒径が小さい場合あるいは研削切粉が小さい被研削材
に適用する場合には、厚さを小さくする必要がある。ま
た、超砥粒砥石2の枚数と間隔を変えることであらゆる
寸法に対応可能である。
軟質結合剤3としては、超砥粒砥石2より摩耗が進行
し易いものであればよく、熱硬化性樹脂,接着剤,軟質
金属等、種々のものが使用できる。なお、この軟質結合
剤3に、砥材入りのレジンボンド,メタルボンド等を使
用することにより、複合積層構造とすることもできる。
また、砥石結合度と砥石枚数を変えることで、多数の異
なる仕様のホーニング砥石1を設計することができる。
ホーニング砥石1を、このような構造としたので、研
削中に超砥粒砥石2間の軟質結合剤3が切粉によってえ
ぐられ、切粉がその溝を伝わり外へ排出される。その結
果、従来のホーニング砥石のように目詰まりすることが
なく安定した切れ味が持続する。また、この溝を伝わっ
て研削液が砥石作用面に充分にいきとどき、砥石焼けが
防止できる。
また、従来のメタルホーニング砥石の場合、剛性が高
いため、被研削材に対する初期馴染みに問題があった
が、弾性を有する軟質結合剤を使用することで初期馴染
みが早くなる。
さらに、研削切粉の排出が従来のメタルホーニング砥
石よりも優れるため、切粉によるボンド面のえぐれが少
なく、砥石の研削性能が最大限に発揮できる。そのた
め、従来のメタルホーニング砥石に比べ、仕上げ面粗さ
や真円度等の要求精度に安定性を持ち、かつ、高精度な
研削加工が可能である。また、研削切粉の排出が優れる
ため、ステンレススチール,アルミニウム,真鍮等の延
性材料の研削加工にも適用することができる。
つぎに、本発明のメタルホーニング砥石の使用例を以
下に示す。
使用例1 被研削材:ステンレススチール(SUS 303) 孔寸法:直径15mm,長さ60mm 砥石仕様:粗 CB200−30M 仕上げ CB1300−20M 寸法:長さ60mm,幅3mm,高さ3mm 板状超砥粒砥石:厚さ0.3mm,5枚 軟質結合剤:エポキシ系接着剤 の条件で、 面粗度:0.3μRmax 真円度:0.5μm であった。
このように、従来のメタルホーニング砥石では面粗度
不良,切れ味不良,ワーク変形大等の問題があったが、
本使用例の砥石では上記のように面粗度0.3μRmax、真
円度0.5μmと高精度加工が可能である。
使用例2 被研削材:アルミニウム合金(A6061P) 孔寸法:直径42mm,長さ80mm 砥石仕様:SD400−60M 寸法:長さ40mm,幅8mm,高さ5mm 板状超砥粒砥石:厚さ0.5mm,7枚 軟質結合剤:エポキシ系接着剤 の条件で、 面粗度:0.8Ra 真円度:1.0μm以内 円筒度:1.0μm以内 であった。
このように、従来のメタルホーニング砥石では砥石表
面にワーク溶着がみられ、研削不可能であったものが、
本使用例の砥石では研削が可能となり上記のような精度
が得られた。
なお、以上の実施例では、ホーニング砥石の構造を第
1図乃至第3図に示した形状のものとしたが、これ以外
にも、砥石作業面積が広く、研削切粉の排出が難しいカ
ップ型の超砥粒ホイールへの応用ができる。
〔発明の効果〕
本発明の超砥粒ホーニング砥石は、板状砥石と軟質結
合剤の積層構造としたため、研削時における研削切粉の
排出,研削液の供給が良くなり、砥石目詰まり,砥石焼
け等の問題の生じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の超砥粒ホーニング砥石の平面
図、第2図は同正面図、第3図は第2図のA−A断面図
である。第4図は従来のホーニング砥石を示す斜視図で
あり、第5図はその使用状態の一例を示す図である。 1:ホーニング砥石、2:板状超砥粒砥石 3:軟質結合剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24D 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の板状砥石の間に研削抵抗が低い軟質
    結合剤を介在させた板状砥石と軟質結合剤を交互に積層
    した構造とし、加工物の切り粉によって前記軟質結合剤
    が容易にえぐられて前記複数の板状砥石の間に溝を形成
    するとともに、前記交互に積層した構造を前記軟質結合
    剤によって包んだことを特徴とする超砥粒ホーニング砥
    石。
  2. 【請求項2】板状砥石の厚さを0.5mm以下としたことを
    特徴とする請求項1記載の超砥粒ホーニング砥石。
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