JP2925333B2 - プッシュボタン信号発生回路 - Google Patents

プッシュボタン信号発生回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プッシュボタンダイヤ
ル式の電話機等におけるプッシュボタン信号発生回路
(以下、PB信号発生回路という)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、プッシュボタンダイヤル式の電
話機では、4行3列に配列された12個のボタンをも
ち、該ボタンを押す都度、PB信号発生回路によって該
ボタンに対応するプッシュボタン信号(以下、PB信号
という)を送出するようになっている。つまり、ボタン
を押したとき、PB信号発生回路により、高群周波数と
低群周波数の二つの音声周波数信号からなるPB信号を
送出する。
【0003】この種のPB信号発生回路では、例えば複
数の周波数の信号をひとつのディジタル/アナログ変換
回路(以下、D/A変換回路という)を用いて実現でき
る。このD/A変換回路では、複数の周波数の信号を分
周した後、該分周結果をアナログ信号に変換し、電話回
線へ送出するようになっている。
【0004】ところが、D/A変換回路は、入力された
ディジタル信号が変化したとき、内部回路の動作時間差
等により、出力に“グリッチ”と呼ばれる非常に大きな
スパイクを生じることがあり、それによって他の周辺回
路が誤動作を生じる虞がある。
【0005】そこで、従来、このようなグリッチを除去
するため、例えば特開昭61−205023号公報で
は、D/A変換出力のグリッチ除去回路が提案されてい
る。
【0006】図2は、前記文献に記載された従来におけ
るD/A変換出力のグリッチ除去回路を示す構成ブロッ
ク図である。
【0007】このグリッチ除去回路は、ディジタル信号
Siを分周した後にアナログ信号S1に変換すると共
に、タイミング信号TSを出力するD/A変換回路1を
備え、その出力側にはスイッチトキャパシタ低域フィル
タ(以下、スイッチトキャパシタLPFという)2及び
クロック同期回路3が接続されている。
【0008】スイッチトキャパシタLPF2は、クロッ
ク信号CLK2によって、D/A変換回路1から出力さ
れる高周波成分を含むアナログ信号S1をサンプリング
し、該アナログ信号S1から高周波成分を除去したアナ
ログ信号S2を出力する回路である。このアナログ信号
S2は、PB信号として電話回線へ送出される。
【0009】クロック同期回路3は、タイミング信号T
Sと、該タイミング信号TSに同期したクロック信号C
LK1を受信し、別のクロック信号CLK2をスイッチ
トキャパシタLPF2へ出力する回路である。
【0010】図3は、図2の信号波形図である。
【0011】ボタンを押圧することにより生成された所
定周波数のディジタル信号Siが入力されると、D/A
変換回路1では該ディジタル信号Siを分周した後、ア
ナログ信号S1に変換し、該アナログ信号S1をスイッ
チトキャパシタLPF2へ出力すると共に、図3に示す
ようなタイミング信号TSをクロック同期回路3へ供給
する。
【0012】クロック同期回路3では、タイミング信号
TSと該タイミング信号TSに同期したクロック信号C
LK1を受信し、該クロック信号CLK1よりも周波数
の低いクロック信号CLK2を生成し、スイッチトキャ
パシタLPF2へ供給する。スイッチトキャパシタLP
F2は、クロック信号CLK2でアナログ信号S1をサ
ンプリングし、該アナログ信号S1の高周波成分を除去
したアナログ信号S2を送出する。
【0013】このグリッチ除去回路では、スイッチトキ
ャパシタLPF2を動作させるクロック信号CLK2が
D/A変換回路1の出力アナログ信号S1と同期してい
るので、該D/A変換回路特有のグリッチを除去するこ
とができ、性能のよいPB信号発生回路を構成すること
ができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
PB信号発生回路では、スイッチトキャパシタLPF2
を動作させるために、クロック同期回路3が必要であ
る。さらに、このクロック同期回路3は、D/A変換回
路1からのタイミング信号TSに同期したスイッチトキ
ャパシタLPF用のクロック信号CLK2をあらたに生
成しなければならず、それによって回路構成の複雑化と
回路規模の大型化をまねくという問題があった。特に、
PB信号発生回路のように、複数の周波数の信号を一つ
のD/A変換回路1で実現する場合、クロック同期回路
3がより複雑になる。
【0015】本発明は前記従来が持っていた課題とし
て、D/A変換回路で複数の信号を出力させると、回路
構成の複雑化と回路規模の大型化をまねくという点につ
いて解決したPB信号発生回路を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明のPB信
号発生回路を示す機能ブロック図である。
【0017】このPB信号発生回路では、複数ビットの
ディジタル信号であるボタン押圧信号Si10を解読し
て出力周波数fを決定し、該周波数fのn倍(但
し、n;整数)の周波数nfのディジタル信号S10
を出力するPB信号決定回路10を備えている。このP
B信号決定回路10の出力側には、D/A変換回路20
が接続され、さらにその出力側にスイッチトキャパシタ
LPF30が接続されている。また、PB信号決定回路
10の出力側が、スイッチトキャパシタLPF30に接
続されている。
【0018】D/A変換回路20は、ディジタル信号S
10を1/nに分周し、該分周結果を周波数fのアナ
ログ信号S20に変換する回路である。スイッチトキャ
パシタLPF30は、ディジタル信号S10をサンプリ
ングクロックとしてアナログ信号S20をサンプリング
し、高周波成分を除去したアナログ信号S30を出力す
る回路である。
【0019】
【作用】本発明によれば、以上のようにPB信号発生回
路を構成したので、PB信号発生時において、ボタンを
押圧してディジタル信号であるボタン押圧信号Si10
をPB信号決定回路10へ入力すると、該PB信号決定
回路10では、該押圧信号Si10を解読し、出力する
PB信号の周波数fを決定し、その決定した周波数f
のn倍の周波数nfのディジタル信号S10を発生
し、該ディジタル信号S10をD/A変換回路20及び
スイッチトキャパシタLPF30へ与える。
【0020】D/A変換回路20は、ディジタル信号S
10を受信すると、該ディジタル信号S10を1/nに
分周した後、その分周結果を周波数fのアナログ信号
S20に変換してスイッチトキャパシタLPF30へ出
力する。スイッチトキャパシタLPF30では、ディジ
タル信号S10のタイミングで、D/A変換回路20か
らのアナログ信号S20のサンプリングを行い、該アナ
ログ信号S20の高周波成分を除去したアナログ信号S
30を出力する。このアナログ信号S30により、PB
信号が生成され、電話回線等へ送出される。
【0021】このように、D/A変換回路20へ入力さ
れるディジタル信号S10と同じ信号で、スイッチトキ
ャパシタLPF30がサンプリング動作するので、該ス
イッチトキャパシタLPF30を動作させるための従来
のようなクロック同期回路の省略化が図れる。さらに、
スイッチトキャパシタLPF30は、D/A変換回路2
0と同期してサンプリング動作を行なうため、該D/A
変換回路20のアナログ変化点で発生するグリッチを除
去してひずみの少ない高性能なアナログ信号S30の出
力が行なえる。したがって、前記課題を解決できるので
ある。
【0022】
【実施例】図4は、本発明の一実施例を示すプッシュボ
タンダイヤル式の電話機におけるPB信号発生回路の概
略の構成ブロック図であり、図1中の要素と共通の要素
には共通の符号が付されている。
【0023】このPB信号発生回路は、4ビットのディ
ジタル信号であるボタン押圧信号Si10を解読して出
力すべきPB信号S40の低群周波数f及び高群周波
数fをそれぞれ決定し、該周波数f,fのn倍の
周波数nf,nfのディジタル信号S10a,S1
0bを出力するPB信号決定回路10を備えている。P
B信号決定回路10の出力側には、低群側のD/A変換
回路20a及びスイッチトキャパシタLPF30aが接
続されると共に、高群側のD/A変換回路20b及びス
イッチトキャパシタLPF30bが接続され、該スイッ
チトキャパシタLPF30a,30bの出力側が加算器
40に接続されている。
【0024】PB信号決定回路10は、ボタン押圧信号
Si10を解読してロード値S11a,S11bを決定
するデコーダ11と、該デコーダ11の出力側に接続さ
れた低群側の逓倍器12a及び高群側の逓倍器12bと
で、構成されている。低群側の逓倍器12aは、ロード
値S11aを入力し、クロック信号CLKに同期して目
的の低群周波数fのn倍の周波数nfのディジタル
信号S10aを生成する回路である。逓倍器12bは、
ロード値S11bを入力し、目的の高群周波数fのn
倍の周波数nfのディジタル信号S10bを生成する
回路である。
【0025】逓倍器12a,12bの出力側に接続され
たD/A変換回路20a,20bのうち、低群側のD/
A変換回路20aは、ディジタル信号S10aを目的の
低群周波数fまで分周する分周器21aと、該分周器
21aの出力をアナログ信号に変換して低群周波数f
のアナログ信号S20aを出力するD/A変換器22a
とで、構成されている。同様に、高群側のD/A変換回
路20bは、高群周波数fのディジタル信号S10b
を目的の周波数fまで分周する分周器21bと、該分
周器21bの出力を高群周波数fのアナログ信号S2
0bに変換するD/A変換器22bとで、構成されてい
る。
【0026】D/A変換回路20a,20bの出力側に
それぞれ接続されたスイッチトキャパシタLPF30
a,30bのうち、低群側のスイッチトキャパシタLP
F30aは、低群側ディジタル信号S10aをサンプリ
ングクロックとしてアナログ信号S20aの高周波成分
を除去して低群周波数fのアナログ信号S30aを出
力する機能を有している。同様に、高群側のスイッチト
キャパシタLPF30bは、高群側のディジタル信号S
10bをサンプリングクロックとしてアナログ信号S2
0bの高周波成分を除去して高群周波数fのアナログ
信号S30bを出力する機能を有している。
【0027】加算器40は、低群側アナログ信号S30
aと高群側アナログ信号S30bとを加算して16種類
のアナログ信号からなるPB信号S40を生成し、該P
B信号S40を電話回線へ送出する機能を有している。
【0028】図5は、図4中のスイッチトキャパシタL
PF30a(30b)の一構成例を示す回路図である。
【0029】低群側のスイッチトキャパシタLPF30
aと高群側のスイッチトキャパシタLPF30bとは、
同一回路構成であり、コンデンサ31,32,33と、
デジタル信号S10a(またはS10b)によりオン・
オフ動作するアナログスイッチ34,35,36,37
と、オペアンプ38とで、構成されている。
【0030】オペアンプ38の(−)側入力端子には、
アナログスイッチ34、コンデンサ31及びアナログス
イッチ35が直列に接続され、さらに該オペアンプ38
の(+)側入力端子がグランドに接続されている。オペ
アンプ38の(−)側入力端子と出力端子との間には、
コンデンサ33が接続されると共に、該コンデンサ33
に、アナログスイッチ36、コンデンサ32及びアナロ
グスイッチ37が並列に接続されている。
【0031】このスイッチトキャパシタLPF30a
(または30b)は、外部からのディジタル信号S10
a(またはS10b)によってアナログスイッチ34,
35,36,37が周期的にオン・オフ動作を行なう。
そして、例えばディジタル信号S10a(またはS10
b)が“H”レベルであれば、各アナログスイッチ34
〜37が図5の状態となり、入力アナログ信号S20a
(またはS20b)がコンデンサ31に接続されないホ
ールド状態となる。ディジタル信号S10a(またはS
10b)が“L”レベルであれば、各アナログスイッチ
34〜37が図5の状態と反対の接続状態に切り替わ
り、入力アナログ信号S20a(またはS20b)がコ
ンデンサ31に接続されたサンプル状態となる。
【0032】図6は、分周数n=16としたときのディ
ジタル信号S10aとアナログ信号S20aの信号波形
図である。この図を参照しつつ、図4及び図5の動作を
説明する。
【0033】図4のPB信号発生回路は、4ビットのデ
ィジタル信号からなるボタン押圧信号Si10の情報か
ら、低群4周波数の信号のうち一つのアナログ信号と高
群4周波数の信号のうち一つのアナログ信号とを選択
し、おのおのを加算した16種類のアナログ信号からな
るPB信号S40を発生するように動作する。
【0034】即ち、4ビットのボタン押圧信号Si10
がPB信号決定回路10内のデコーダ11に入力される
と、該デコーダ11では、該ボタン押圧信号Si10を
解読してロード値S11a,S11bを決定し、そのロ
ード値S11a,S11bを逓倍器12a,12bへ与
える。低群側の逓倍器12aでは、デコーダ11によっ
て決定されたロード値S11aにより、クロック信号C
LKに同期して目的の低群周波数fのn倍の周波数n
のディジタル信号S10aを生成する。同様に、高
群側の逓倍器12bは、デコーダ11によって決定され
たロード値S11bにより、クロック信号CLKに同期
して目的の高群周波数fのn倍の周波数nfのディ
ジタル信号S10bを生成する。
【0035】ここで、各逓倍器12a,12bの出力
は、低群側及び高群側それぞれ4種類の周波数の出力が
考えられる。低群側の逓倍器12aを考えた場合、例え
ば、f=697Hz、n=16とすると、697×1
6=11.152KHzのディジタル信号S10aを生
成する。このディジタル信号S10aは、89.7μs
の周期となる。
【0036】逓倍器12aの出力は、D/A変換回路2
0a内の分周器21aとスイッチトキャパシタLPF3
0aに供給される。同様に、逓倍器12bの出力は、D
/A変換回路20b内の分周器21bとスイッチトキャ
パシタLPF30bへ供給される。
【0037】低群側のD/A変換器20aにおいて、分
周器21aは、逓倍器12aからのディジタル信号S1
0aを目的の周波数fまで1/n分周し、その分周結
果をD/A変換器22aへ送る。D/A変換器22aで
は、分周器21aの出力をアナログ信号に変換し、1/
の周期のアナログ信号S20aをスイッチトキャパ
シタLPF30aへ出力する。このアナログ信号S20
aの周期は、例えば、f=697Hzとすると、1/
=1/697=1434.7μsとなる。同様に、
高群側のD/A変換回路20bでは、逓倍器12bから
のディジタル信号S10bを、分周器21bで分周し、
その分周結果をD/A変換器22bで周波数fのアナ
ログ信号S20bに変換し、該アナログ信号S20bを
スイッチトキャパシタLPF30bへ与える。
【0038】低群側のスイッチトキャパシタLPF30
aでは、図5に示すように、逓倍器12aから出力され
るディジタル信号S10aをサンプリングクロックとし
て、D/A変換器22aからのアナログ信号S20aを
サンプリングする。
【0039】即ち、ディジタル信号S10aが“H”レ
ベルであれば、アナログ信号S20aがコンデンサ31
に入力されないホールド状態HSとなり、ディジタル信
号S10aが“L”レベルであれば、アナログスイッチ
34がオン状態となってアナログ信号S20aがコンデ
ンサ31に接続され、サンプル状態SSとなる。つま
り、図6に示すように、D/A変換器22aから出力さ
れるアナログ信号S20aの変化点をホールド状態HS
とし、変化後の安定点をサンプル状態SSとする。
【0040】すると、D/A変換回路20aから出力さ
れるアナログ信号S20aの変化点で発生するグリッチ
Gは、該スイッチトキャパシタLPF30aに入力され
ないので、該スイッチトキャパシタLPF30aはひず
みの少ない高い性能で、アナログ信号S20aの高周波
成分を除去したアナログ信号S30aを加算器40へ出
力する。つまり、スイッチトキャパシタLPF30aで
は、分周器21aに入力されるディジタル信号S10a
と同一の信号により、サンプリング動作を行うため、ひ
ずみのないフィルタ動作が可能となる。
【0041】スイッチトキャパシタLPF30aのカッ
トオフ周波数fは、次の数1のようになる。
【0042】
【数1】
【0043】例えば、 nf=32×697Hz C31=C32=1、C33=3.3 とすると、数1より、 f=1.5×697Hz となり、目的の低群周波数f=697Hzの1.5倍
より高い周波数を減衰させることができる。他の周波数
を出力する場合も同様である。このようなスイッチトキ
ャパシタLPF30aから出力されるアナログ信号S3
0aは、加算器40へ与えられる。
【0044】高群側のスイッチトキャパシタLPF30
bも、前記の低群側のスイッチトキャパシタLPF30
aと同様に、逓倍器12bから出力されるディジタル信
号S10bをサンプリングクロックとして、D/A変換
器22bから出力されるアナログ信号S20bをサンプ
リングし、該アナログ信号S20bの高周波成分を除去
したアナログ信号S30bを加算器40へ出力する。
【0045】加算器40では、アナログ信号S30aと
S30bを加算し、16種類のアナログ信号からなるP
B信号S40を生成し、該PB信号S40を電話回線へ
送出する。
【0046】本実施例では、次のような利点を有してい
る。
【0047】(1) D/A変換回路20a,20b
は、PB信号決定回路10から出力されるディジタル信
号S10a,S10bをそれぞれ1/nに分周したアナ
ログ信号S20a,S20bをそれぞれ出力するため、
PB信号S40のように複数の周波数の信号も、ひずみ
の少ない信号として、該D/A変換回路20a,20b
からそれぞれ出力させることができる。
【0048】(2) D/A変換回路20a,20bに
それぞれ入力されるディジタル信号S10a,S10b
と同一の信号を、サンプリングクロックとしてスイッチ
トキャパシタLPF30a,30bをそれぞれ動作させ
ているので、該スイッチトキャパシタLPF30a,3
0bを動作させるために、従来のようなクロック同期回
路を必要とせず、それによって回路の簡略化が図れると
共に、回路規模の小型化が可能となる。
【0049】(3) スイッチトキャパシタLPF30
a,30bの動作は、D/A変換回路20a,20bの
動作と完全に同期しているため、複数の周波数の信号に
対しても、ひずみの少ない高性能なフィルタ動作が可能
となる。しかも、このスイッチトキャパシタLPF30
a,30bは、D/A変換回路20a,20bで発生す
るグリッチを除去する機能を有するため、安定な動作が
期待できる。
【0050】なお、本発明は図4の実施例に限定され
ず、例えばPB信号決定回路10を他の回路で構成した
り、さらにスイッチトキャパシタLPF30a,30b
を図5以外の回路で構成する等、種々の変形が可能であ
る。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、D/A変換回路に入力されるPB信号決定回路か
らのディジタル信号と同じ信号を、サンプリングクロッ
クとしてスイッチトキャパシタLPFを動作させている
ので、従来のようにスイッチトキャパシタLPFを動作
させるためのクロック生成用のクロック同期回路を省略
でき、それによって回路構成の簡略化と、回路規模の小
型化を図ることができる。
【0052】さらに、スイッチトキャパシタLPFの動
作は、D/A変換回路の動作と常に同期しているため、
複数の周波数の信号に対しても、ひずみの少い高性能な
フィルタ動作が期待できる。その上、スイッチトキャパ
シタLPFは、D/A変換回路で発生するグリッチを除
去できるので、安定な動作が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPB信号発生回路の機能ブロック図で
ある。
【図2】従来におけるD/A変換出力のグリッチ除去回
路の回路図である。
【図3】図2の信号波形図である。
【図4】本発明の実施例を示すPB信号発生回路の概略
の構成ブロック図である。
【図5】図4中のスイッチトキャパシタLPFの回路図
である。
【図6】図4の信号波形図である。
【符号の説明】
10 PB信号決定回路 11 デコーダ 12a,12b 逓倍器 20,20a,20b D/A変換回路 21a,21b 分周器 22a,22b D/A変換器 30,30a,30b スイッチトキャパシタLPF 40 加算器 Si10 ボタン押圧信号 f 周波数 f 低群周波数 f 高群周波数 S10 ディジタル信号 S20,S30 アナログ信号
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 1/50 H03H 19/00 H04M 19/02 H04Q 1/45

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボタン押圧信号を解読して出力周波数f
    を決定し、該周波数fのn倍(但し、n;整数)の
    周波数nfのディジタル信号を出力するプッシュボタ
    ン信号決定回路と、前記プッシュボタン信号決定回路の
    出力を1/nに分周し、該分周結果を所定周波数のアナ
    ログ信号に変換するディジタル/アナログ変換回路と、
    前記周波数nfで前記ディジタル/アナログ変換回路
    の出力をサンプリングして高周波成分を除去するスイッ
    チトキャパシタ低域フィルタとを、備えたことを特徴と
    するプッシュボタン信号発生回路。
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