JP2920127B2 - ヘリコプタのメイン・ロータ・ブレードの制御装置 - Google Patents

ヘリコプタのメイン・ロータ・ブレードの制御装置

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JP2920127B2
JP2920127B2 JP32991797A JP32991797A JP2920127B2 JP 2920127 B2 JP2920127 B2 JP 2920127B2 JP 32991797 A JP32991797 A JP 32991797A JP 32991797 A JP32991797 A JP 32991797A JP 2920127 B2 JP2920127 B2 JP 2920127B2
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cyclic
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘリコプタのメイ
ン・ロータ・ブレードの制御装置に関する。
【0002】本発明は、シングル・ロータ式ヘリコプ
タ、タンデム・ロータ式ヘリコプタ、同軸反回転式ヘリ
コプタ等の、あらゆるヘリコプタのメイン・ロータの制
御装置に利用することが出来る。
【0003】(用語の説明) (a)方位角(図6) 「方位角」とは、図6に示すように、ヘリコプタのメイ
ン・ロータ・ヘッドの中心を座標原点とし、機体の真後
を0°としてロータの回転方向に図った角度をいう。
【0004】(b)コレクティブ・ピッチ 「コレクティブ・ピッチ」とは、コレクティブ・ピッチ
・レバーにより制御されるメイン・ロータ・ブレードの
ピッチ角であり、コレクティブ・ピッチ・レバーの作動
により、全方位角(図6)において、メイン・ロータ・
ブレードのピッチ角が同じ角度だけ変化する。
【0005】垂直上昇飛行およびホバリングを行う時の
揚力の増減は、コレクティブ・ピッチの増減により行
う。
【0006】(c)サイクリック・ピッチ 「サイクリック・ピッチ」とは、サイクリック・スティ
ックにより制御されるメイン・ロータ・ブレードのピッ
チ角であり、サイクリック・スティックの作動により、
各方位角(図6)において、メイン・ロータ・ブレード
2のピッチ角が変化する(ロータの1回転に1回の割合
で、周期的に変化する)。
【0007】前進飛行、後進飛行、または横進飛行を行
う時のメイン・ロータの傾きは、サイクリック・ピッチ
の増減により行う。
【0008】(d)サーボモータ 「サーボモータ」とは、機械的な位置、方向、角度など
を制御するモータのことをいう。
【0009】サーボモータには、DCサーボモータと、
ACサーボモータと、ステップモータ(パルスモータ)
などがあり、入力信号により、 始動、指定された位置での停止、逆転が速応的、連続
的に行える。
【0010】加電中、停止を続けることが出来る。
【0011】回転数を制御することが出来る。
【0012】(e)サーボモータ装置 「サーボモータ装置」は、サーボモータと、サーボモー
タにより回転移動する雄ねじを有するねじ軸部材と、ね
じ軸部材と結合する雌ねじ部材と、ねじ軸部材の移動範
囲を制限するストッパーからなる。
【0013】ねじ軸部材には、ウォームギアも含まれ
る。
【0014】サーボモータ装置のねじ軸部材として、ウ
ォームギアを使用するとバックラッシュを防ぐことが出
来る。
【0015】
【従来の技術】(操縦系統)従来のヘリコプタの操縦系
統を図7に示す。
【0016】図7に示すように、操縦系統は、コックピ
ット内の、サイクリック・スティックと、コレクティブ
・ピッチ・レバーの動きを、ミキサ(図示省略)で結合
し、メイン・ロータのスオッシュ・プレートの非回転部
分を動かす。
【0017】一方、ペダルの動きは、テール・ロータの
スオッシュ・プレートに伝えられ、テール・ロータのス
オッシュ・プレートの非回転部分を動かす。
【0018】メイン・ロータのミキサ(図示省略)の支
持部は、機体側に固定され、ロンジチュジナル・リンク
(図示省略)およびラテラル・ベルクランク(図示省
略)を介して、スオッシュ・プレートの非回転部分に伝
えられる。
【0019】スオッシュ・プレートの回転可能部分は、
ピッチ・リンク(図示省略)を介して、ブレード側に結
合され、ブレードのピッチ角を制御する。
【0020】コレクティブ・ピッチ・レバーを引くと、
コレクティブ・コントロール・ロッドが下がり、コレク
ティブ・ベルクランク(図示省略)が回転する。
【0021】その結果スオッシュ・プレートは、上に移
動し、ブレードのピッチ角を一様に増加させる。
【0022】その為、メイン・ロータ・ブレードを回転
させるために必要なエンジンの馬力も増加するので、コ
レクティブ・ピッチ・レバーには、エンジンの馬力制御
用のスロットル(図示省略)が設けられている。
【0023】サイクリック・スティックを押すと、ロン
ジチュジナル・ベルクランク(図示省略)のみが回転す
る。
【0024】従って、サイクリック・スティックを前方
に倒すと、ほぼ右真横の位置でブレードのピッチ角は最
小となり、逆にほぼ左真横の位置でブレードのピッチ角
は最大となる。
【0025】また、サイクリック・スティックを右に倒
すと、ラテラル・コントロール・ロッド(図示省略)が
押し上げられ、ラテラル・ベルクランク(図示省略)が
回転する。その結果、ほぼ真後ろでブレードのピッチ角
は最小となり、逆にほぼ前の位置でブレードのピッチ角
は最大となる。
【0026】一方、ペダルを踏むと、ティル・ロータの
スオッシュ・プレート(図示省略)がシャフトに沿って
移動し、ティル・ロータのブレードのピッチ角を増減さ
せる。
【0027】ティル・ロータは、通常コレクティブ・ピ
ッチだけが制御される。
【0028】(スオッシュ・プレート)従来のヘリコプ
タの操縦系統は、図7に示すように、プッシュプルロッ
ドや、油圧装置などを用いてスオッシュ・プレートの傾
きを制御している。
【0029】図7に示すように、スオッシュ・プレート
は、大別すると2つの部分からなっている。
【0030】1つは、ロータとともに回転する回転可能
部分であり、もう1つは胴体側のミキサ(図示省略)に
接続されている非回転部分である。
【0031】スオッシュ・プレートが上下に移動する
と、ブレードのピッチ角は一様に増減する。このような
ピッチ角変化は、コレクティブ・ピッチと呼ばれる。
【0032】スオッシュ・プレートがシャフトに対して
傾くと、シャフトから見たブレードのピッチ角は、ロー
タの1回転に1回の割合で、周期的に変化する。このよ
うなピッチ角変化は、サイクリック・ピッチと呼ばれ
る。
【0033】操縦の主要部分は、コレクティブ・ピッチ
と、サイクリック・ピッチを変化させることである。
【0034】コックピット内の、サイクリック・スティ
ックと、コレクティブ・ピッチ・レバーの動きは、それ
ぞれのプッシュ・プル・ロッド(図示省略)や、油圧装
置(図示省略)などを用いて、ミキサ(図示省略)まで
伝達し、ミキサで結合し、メイン・ロータのスオッシュ
・プレートの非回転部分を動かす。
【0035】(メイン・ロータ)メイン・ロータ・ブレ
ード2のピッチ角は、スオッシュ・プレートの回転可能
部分とメイン・ロータ・ブレードを結合するピッチ・リ
ンクを介してスオッシュ・プレート7により制御され
る。
【0036】メイン・ロータ・ブレード2のピッチ角の
制御には、コレクティブ・ピッチの制御とサイクリック
・ピッチの制御がある。
【0037】コレクティブ・ピッチの変化は、コレクテ
ィブ・ピッチ・レバーの操作によるスオッシュ・プレー
トの上下移動により行われ、サイクリック・ピッチの変
化は、サイクリック・スティックの操作により発生する
スオッシュ・プレートのシャフトに対する傾斜方向およ
び傾斜角度に基づき行われる。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術には、次の
ような問題がある。
【0039】(1)プッシュプルロッドや、油圧装置な
どを用いてスオッシュ・プレートを制御し、メイン・ロ
ータ・ブレードの迎え角を制御する場合には、そのメカ
ニズムが複雑になる。
【0040】(2)プッシュプルロッドや、油圧装置な
どの重量が大きくなるため、操縦系統の重量も大きくな
る。
【0041】本発明は、これらの問題を解決することが
出来るヘリコプタのメイン・ロータ・ブレードの制御装
置を提供することを目的とする。
【0042】
【課題を解決するための手段】(第1の手段)本発明に
係るヘリコプタのメイン・ロータ・ブレードの制御装置
は、(A)メイン・ロータ・ヘッド1に取付けたメイン
・ロータ・ブレード2と、(B)非回転部分7Aと回転
可能部分7Bからなりピッチ・リンク9を介してメイン
・ロータ・ブレード2のコレクティブ・ピッチおよびサ
イクリック・ピッチを制御するスオッシュ・プレート7
と、(C)前記スオッシュ・プレート7を上下に移動さ
せるコレクティブ・ピッチ制御用サーボモータ装置(6
3A、63B)と、スオッシュ・プレート7の傾斜方向
を定めるサイクリック・ピッチ傾斜方向制御用サーボモ
ータ装置73と、スオッシュ・プレート7の傾き角を定
めるサイクリック・ピッチ傾き角制御用サーボモータ装
置83と、(D)前記サイクリック・ピッチ傾き角制御
用サーボモータ装置83を支持する第2支持台8は、ス
オッシュ・プレートの非回転部分7Aを首振り可能に支
持するとともに、支持パイプ10に旋回可能に装着さ
れ、(E)前記コレクティブ・ピッチ制御用サーボモー
タ装置(63A、63B)を支持する第1支持台6は、
支持パイプ10に固定した非旋回部分6Aと、支持パイ
プ10に対して旋回可能部分6Bからなり、第1支持台
の旋回可能部分6Bと第2支持台8とスオッシュ・プレ
ートの非回転部分7Aは一体となって、第1支持台の非
旋回部分6Aに固定した第1支持台を旋回させるサイク
リック・ピッチ傾斜方向制御用サーボモータ装置73に
より、支持パイプ10に対して旋回可能とし、(F)前
記第2支持台8と第1支持台の旋回可能部分6Bとの間
には、コレクティブ・ピッチ制御用サーボ・モータ装置
(63A、63B)が装着され、(G)前記スオッシュ
・プレート7の上下方向の移動量は、コレクティブ・ピ
ッチ・レバーの傾斜角度を検知したコレクティブ・ピッ
チ・レバーの傾き角センサー62からの電気信号により
作動するコレクティブ・ピッチ制御用サーボモータ装置
(63A、63B)により制御され、(H)前記第1支
持台の旋回可能部分6Bの旋回角度は、サイクリック・
スティックの傾斜方向を検知したサイクリック・スティ
ックの傾斜方向センサー72からの電気信号により作動
するサイクリック・ピッチ傾斜方向制御用サーボモータ
装置73により制御され、(I)前記スオッシュ・プレ
ートの回転可能部分7Bは、メイン・ロータ・ブレード
2と一体となって回転し、(J)前記スオッシュ・プレ
ートの支持パイプ10に対する傾斜角度は、サイクリッ
ク・スティックの傾斜角度を検知したサイクリック・ス
ティックの傾斜角度センサー82からの電気信号により
作動するサイクリック・ピッチ傾き角制御用サーボモー
タ装置83により制御され、(K)前記メイン・ロータ
・ブレード2のピッチ角は、スオッシュ・プレートの回
転可能部分7Bと各メイン・ロータ・ブレード2を結合
するピッチ・リンク9を介して、スオッシュ・プレート
の上下方向の移動量と、スオッシュ・プレート7の支持
パイプ10に対する旋回角度と、スオッシュ・プレート
の支持パイプ10に対する傾斜角度により制御されるこ
とを特徴とする。
【0043】
【実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第1の実
施の形態を図1〜図6に示す。
【0044】図1は第1の実施の形態に係る装置の構成
図。
【0045】図2は第1の実施の形態に係る装置のブロ
ック図。
【0046】図3はスオッシュ・プレートの非回転部分
の説明図。
【0047】図4は第1支持台の旋回可能部分を旋回さ
せるサーボモータ装置の作動説明図。
【0048】図5は第2支持台(サイクリック・ピッチ
制御用サーボモータ装置の支持台)の説明図。
【0049】図6はメイン・ロータ・ブレードの方位角
の説明図である。
【0050】エンジン3の馬力はギャボックス4および
シャフト5を介して、メイン・ロータ・ヘッド1に伝達
される。
【0051】エンジン馬力の制御は、コレクティブ・ピ
ッチ・レバー52に設けたスロットル・レバーにより行
われる。
【0052】メイン・ロータ・ヘッド1に取付けたメイ
ン・ロータ・ブレード2のピッチ角の制御は、サイクリ
ック・スティック(図示省略)とコレクティブ・ピッチ
・レバー(図示省略)により行われる。
【0053】そのメイン・ロータ・ブレード2のピッチ
角の制御方法を、図1〜図5に基づき説明する。
【0054】(a)コレクティブ・ピッチ・レバーによ
る制御 パイロットがコレクティブ・ピッチ・レバー(図示省
略)を引いたり、押したりすると、コレクティブ・ピッ
チ・レバーの動き(傾き角)61は、コレクティブ・サ
ーボ・センサー62により検知され、スオッシュ・プレ
ートを支持する第1支持台の旋回部分6Bに設置された
サーボ・モータ装置(63A、63B)に出力され、サ
ーボモータ(63MA、63MB)と雄ねじを有するね
じ軸(64A、64B)により、第2支持台8を上下に
平行移動させる。
【0055】第2支持台8の上下移動は、スオッシュ・
プレート7に伝わるため、ピッチ・リンク9を介してメ
イン・ロータ・ブレード2のコレクティブ・ピッチを制
御することができる。
【0056】コレクティブ・ピッチ用サーボモータ63
Mは2台あり、第1支持台の旋回可能部分6Bの左右に
固定されている。
【0057】コレクティブ・ピッチ用サーボモータ63
Mの上には、第2支持台8に装着された雌ねじ部材20
に結合する雄ねじを有するねじ軸64が付いており、雌
ねじ部材20がねじ軸64の回転により上下に移動し、
第2支持台8およびスオッシュ・プレート7を上下に移
動させる。
【0058】(b)サイクリック・スティックによる制
御 パイロットがサイクリック・スティック(図示省略)を
前方、後方、右側、または左側に動かすと、そのスティ
ックの移動後の位置は、サイクリック・スティックの傾
斜方向(水平面内での旋回角度)qとサイクリック・ス
ティック傾斜角度(垂直面内での傾斜角度)rにより特
定することが出来る。
【0059】サイクリック・スティックの傾斜方向q
は、サイクリック・スティック傾斜方向センサー72に
より検知され、その検知信号は支持パイプ10に装着し
た第1支持台の非旋回部分6Aの支持台旋回用サーボモ
ータ73Mに出力され、第1支持台の非旋回部分6Aに
設置した旋回用サーボモータ73Mとウォームギア74
により、第1支持台の旋回可能部分6Bを旋回させる。
【0060】第1支持台の旋回可能部分6Bを旋回させ
るサイクリック・ピッチ傾斜方向制御用サーボモータ装
置73は、第1支持台の非旋回部分6Aに固定されてお
り、ウォームホィール74Aが支持パイプ10を軸とし
て旋回し、支持パイプ10に装着されている第2支持台
8およびスオッシュ・プレートの非回転部分7Aを旋回
させる。
【0061】サイクリック・スティックの傾斜角度r
は、サイクリック・スティック傾斜角度センサー82に
より検知され、その検知信号は第2支持台に設けたサイ
クリック・ピッチ傾き角制御用サーボモータ装置83に
出力され、サーボモータ83Mとねじ軸84により、ス
オッシュ・プレートの非回転部分7Aを支持パイプ10
に対して傾斜させる。
【0062】サイクリック・ピッチ傾き角用サーボモー
タ83Mは、ヒンジ18を介して第2支持台8に固定さ
れている。
【0063】サイクリック・ピッチ傾き角用サーボモー
タ83Mには、スオッシュ・プレートの非回転部分7A
に装着した雌ねじ部材21に結合するねじ軸部材84が
付いて、ねじ軸部材84が回転すると,雌ねじ部材21
がスオッシュ・プレートの非回転部分7Aに設けたスオ
ッシュ・プレート支持軸13(図1のA点)を中心とし
た円周上(図1のX点)を上下に動く。
【0064】第2支持台8に設けるヒンジ18は、スオ
ッシュ・プレート支持軸13(図1のA点)を中心とし
た円周上(図1のY点)にあるようにすることが望まし
い。スオッシュ・プレートの非回転部分7Aを傾斜する
ことにより、ボールベアリングを介してはいるが組合わ
せにより非回転部分7Aと上下に分離しないように装着
されているスオッシュ・プレートの回転部分7Bも傾斜
し、ピッチ・リンク9を介してメイン・ロータ・ブレー
ド2のサイクリック・ピッチを制御することが出来る。
【0065】(c)メイン・ロータ・ブレードのピッチ
角の制御 メイン・ロータ・ブレード2のピッチ角αは、スオッシ
ュ・プレートの回転可能部分7Bと各メイン・ロータ・
ブレード2を結合するピッチ・リンク9を介して、スオ
ッシュ・プレートの上下方向の移動量Pと、スオッシュ
・プレート7の支持パイプ10に対する旋回角度Qと、
スオッシュ・プレートの支持パイプ10に対する傾斜角
度Rにより制御される。
【0066】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、第1の実施の形態と次の点で異なるが、その
他の点は第1の実施の形態と同じである。
【0067】(a)相違点1 第1の実施の形態では、第2支持台8と第1支持台の旋
回可能部分6Bとの間に、コレクティブ・ピッチ制御用
サーボ・モータ装置(63A、63B)が装着される
が、第2の実施の形態では、スオッシュ・プレートの非
回転部分7Aと第1支持台の旋回可能部分6Bとの間
に、コレクティブ・ピッチ制御用サーボ・モータ装置
(63A、63B)が装着される。
【0068】(b)相違点2 第1の実施の形態で、ねじ軸部材(64A、64B)が
結合する雌ねじ部材が第2支持台8に装着される位置
は、図5の64A、64Bの位置であり、第2の実施の
形態との比較のために、スオッシュ・プレート7からみ
れば、図3(A)のXX線上の位置に相当する。
【0069】なお、第2支持台8と第1支持台の旋回可
能部分6Bを円板状にすれば、雌ねじ部材が装着される
位置は、シャフト5に対して対称な位置にあれば、いず
れの所でもよい。
【0070】第2の実施の形態で、ねじ軸部材(64
A、64B)が結合する雌ねじ部材がスオッシュ・プレ
ート7に装着される位置は、スオッシュ・プレート支持
軸13の上であり、図3(B)のYY線上の位置にな
る。
【0071】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0072】(1)スオッシュ・プレートの制御装置
に、サーボ・モータを直接使用することにより、操縦室
からの操作機構が簡単になる。
【0073】(2)コレクティブ・ピッチ・コントロー
ルおよびサイクリック・ピッチ・コントロールの機構が
簡単になる。
【0074】(3)そのため、操縦の自動化を促進する
ことが出来る。
【0075】(4)操縦系統の重量を軽減することが出
来る。
【0076】(5)操縦系統の製造コストとメンテナン
ス費用が従来型に比べ安くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る装置の構成
図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る装置のブロッ
ク図。
【図3】本発明装置のスオッシュ・プレートの非回転部
分7Aの説明図。
【図4】第1支持台の旋回可能部分6Bを旋回させるサ
イクリック・ピッチ傾斜方向制御用サーボモータ装置7
3の作動説明図。
【図5】第2支持台(サイクリック・ピッチ傾き角制御
用サーボモータ装置の支持台)の説明図。
【図6】ブレードの方位角の説明図。
【図7】従来のヘリコプタの操縦系統を示す図。
【符号の説明】
1 …メイン・ロータ・ヘッド 2 …メイン・ロータ・ブレード 3 …エンジン 4 …ギャボックス 5 …シャフト 6 …第1支持台 6A…第1支持台の非旋回部分 6B…第1支持台の旋回可能部分 7 …スオッシュ・プレート 7A…スオッシュ・プレートの非回転部分 7B…スオッシュ・プレートの回転可能部分 8 …第2支持台 9 …ピッチ・リンク 10…支持パイプ 11…ベアリング 13…スオッシュ・プレート支持軸 13A…ヒンジ(A点) 15…ストッパー 16…配線 17…ヒンジ(X点) 18…ヒンジ(Y点) 20…雌ねじ部材 21…雌ねじ部材 61…コレクティブ・ピッチ・レバーの傾き角度(p) 62…コレクティブ・ピッチ・レバーの傾き角センサー 63…コレクティブ・ピッチ制御用サーボモータ装置 63A…コレクティブ・ピッチ制御用第1サーボモータ
装置 63B…コレクティブ・ピッチ制御用第2サーボモータ
装置 63MA…コレクティブ・ピッチ制御用第1サーボモー
タ 63MB…コレクティブ・ピッチ制御用第2サーボモー
タ 64…ねじ軸部材 64A…第1ねじ軸部材 64B…第2ねじ軸部材 65…スオッシュ・プレートの上下方向の移動量(P) 66…メイン・ロータ・ブレードのコレクティブ・ピッ
チ制御 71…サイクリック・スティックの傾斜方向(q) 72…サイクリック・スティックの傾斜方向センサー 73…サイクリック・ピッチ傾斜方向制御用サーボモー
タ装置 73M…サイクリック・ピッチ傾斜方向制御用サーボモ
ータ 74…ウォームギア 74A…ウォームホィール 74B…ウォーム 75…第1支持台の旋回角度(Q) 76…メイン・ロータ・ブレードのサイクリック・ピッ
チ制御 81…サイクリック・スティックの傾斜角度(r) 82…サイクリック・スティック・傾斜角度センサー 83…サイクリック・ピッチ傾き角制御用サーボモータ
装置 83M…サイクリック・ピッチ傾き角制御用サーボモー
タ 84…ねじ軸部材 85…スオッシュ・プレートの傾斜角度(R) 100…胴体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)メイン・ロータ・ヘッド(1)に取
    付けたメイン・ロータ・ブレード(2)と、(B)非回
    転部分(7A)と回転可能部分(7B)からなり、ピッ
    チ・リンク(9)を介してメイン・ロータ・ブレード
    (2)のコレクティブ・ピッチおよびサイクリック・ピ
    ッチを制御するスオッシュ・プレート(7)と、(C)
    前記スオッシュ・プレート(7)を上下に移動させるコ
    レクティブ・ピッチ制御用サーボモータ装置(63A、
    63B)と、スオッシュ・プレート(7)の傾斜方向を
    定めるサイクリック・ピッチ傾斜方向制御用サーボモー
    タ装置(73)と、スオッシュ・プレート(7)の傾き
    角を定めるサイクリック・ピッチ傾き角制御用サーボモ
    ータ装置(83)と、(D)前記サイクリック・ピッチ
    傾き角制御用サーボモータ装置(83)を支持する第2
    支持台(8)は、スオッシュ・プレートの非回転部分
    (7A)を首振り可能に支持するとともに、支持パイプ
    (10)に旋回可能に装着され、(E)前記コレクティ
    ブ・ピッチ制御用サーボモータ装置(63A、63B)
    を支持する第1支持台(6)は、支持パイプ(10)に
    固定した非旋回部分(6A)と、支持パイプ(10)に
    対して旋回可能部分(6B)からなり、第1支持台の旋
    回可能部分(6B)と第2支持台(8)とスオッシュ・
    プレートの非回転部分(7A)は一体となって、第1支
    持台の非旋回部分(6A)に固定した第1支持台を旋回
    させるサイクリック・ピッチ傾斜方向制御用サーボモー
    タ装置(73)により、支持パイプ(10)に対して旋
    回可能とし、(F)前記第2支持台(8)と第1支持台
    の旋回可能部分(6B)との間には、コレクティブ・ピ
    ッチ制御用サーボ・モータ装置(63A、63B)が装
    着され、(G)前記スオッシュ・プレート(7)の上下
    方向の移動量は、コレクティブ・ピッチ・レバーの傾斜
    角度を検知したコレクティブ・ピッチ・レバーの傾き角
    センサー(62)からの電気信号により作動するコレク
    ティブ・ピッチ制御用サーボモータ装置(63A、63
    B)により制御され、(H)前記第1支持台の旋回可能
    部分(6B)の旋回角度は、サイクリック・スティック
    の傾斜方向を検知したサイクリック・スティックの傾斜
    方向センサー(72)からの電気信号により作動するサ
    イクリック・ピッチ傾斜方向制御用サーボモータ装置
    (73)により制御され、(I)前記スオッシュ・プレ
    ートの回転可能部分(7B)は、メイン・ロータ・ブレ
    ード(2)と一体となって回転し、(J)前記スオッシ
    ュ・プレートの支持パイプ(10)に対する傾斜角度
    は、サイクリック・スティックの傾斜角度を検知したサ
    イクリック・スティックの傾斜角度センサー(82)か
    らの電気信号により作動するサイクリック・ピッチ傾き
    角制御用サーボモータ装置(83)により制御され、
    (K)前記メイン・ロータ・ブレード(2)のピッチ角
    は、スオッシュ・プレートの回転可能部分(7B)と各
    メイン・ロータ・ブレード(2)を結合するピッチ・リ
    ンク(9)を介して、スオッシュ・プレートの上下方向
    の移動量と、スオッシュ・プレート(7)の支持パイプ
    (10)に対する旋回角度と、スオッシュ・プレートの
    支持パイプ(10)に対する傾斜角度により制御される
    ことを特徴とするヘリコプタのメイン・ロータ・ブレー
    ドの制御装置。
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