JP2898948B2 - 転がり案内装置 - Google Patents

転がり案内装置

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JP2898948B2
JP2898948B2 JP9218936A JP21893697A JP2898948B2 JP 2898948 B2 JP2898948 B2 JP 2898948B2 JP 9218936 A JP9218936 A JP 9218936A JP 21893697 A JP21893697 A JP 21893697A JP 2898948 B2 JP2898948 B2 JP 2898948B2
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町 博 寺
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
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    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • F16C29/0633Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
    • F16C29/0652Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are at least partly defined by separate parts, e.g. covers attached to the legs of the main body of the U-shaped carriage
    • F16C29/0654Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are at least partly defined by separate parts, e.g. covers attached to the legs of the main body of the U-shaped carriage with balls
    • F16C29/0657Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are at least partly defined by separate parts, e.g. covers attached to the legs of the main body of the U-shaped carriage with balls with two rows of balls, one on each side of the rail

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直線路等を案内する転
がり接触タイプの案内装置に関し、特に可撓性帯状部材
によって転動体を保持する転がり案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の転がり案内装置として
は、一般的に、移動ブロックを多数の転動体を介して案
内レールに沿って移動自在に支持し、前記移動ブロック
に前記転動体を循環案内する転動体循環路を設けてい
る。そして、この転動体循環路を、移動ブロックと案内
レールの対向面に形成される負荷転動体転走溝間の負荷
転動体転走路と、負荷転動体転走路の一端から他端側に
転動体を戻す無負荷域の戻し通路と、から構成してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような転がり案内
装置において、転動体を可撓性帯状部材によって構成さ
れるリテーナに保持した状態で移動ブロックに組み込む
ことが検討されている。
【0004】リテーナを組み込んだ場合には、移動中の
リテーナの振れを防止する必要があるし、また、案内レ
ールを移動ブロックから外した際の転動体の脱落を防止
する必要がある。
【0005】本発明は、上記要請に応えるべくなされた
もので、その目的とするところは、リテーナを保持し、
かつ転動体の脱落を防止し得る転がり案内装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を達成するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、移動ブロックを多数の転動体を
介して案内レールに沿って移動自在に支持し、前記移動
ブロックに前記転動体を循環案内する転動体循環路を設
け、前記転動体循環路を、前記移動ブロックと案内レー
ルの対向面に形成される負荷転動体転走溝間の負荷域の
負荷転動体転走路と、負荷域の転動体を前記負荷転動体
転走路の一端から他端側に戻す無負荷域の戻し通路と、
から構成した転がり案内装置において、前記多数の転動
体を可撓性帯状部材によって構成されるリテーナに設け
た多数の転動体保持孔に保持し、前記移動ブロックの負
荷転動体転走溝に沿って前記リテーナを保持するリテー
ナ押えを設けたことを特徴とする。
【0007】
【0008】
【作用】本発明にあっては、リテーナは負荷転動体転走
溝間でリテーナ押えによって保持され、その振れが押さ
えられる。
【0009】また、案内レールを移動ブロックから外し
た際には、リテーナ押えにリテーナが係合され、リテー
ナを介して転動体の脱落が防止される。
【0010】
【0011】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0012】図1は本発明の一実施例に係る転がり案内
装置を示している。
【0013】この転がり案内装置1は、移動ブロック2
を多数の転動体としてのボール3を介して案内レール4
に沿って移動自在に支持された構成となっている。
【0014】移動ブロック2は断面コ字形状で、案内レ
ール4を挟み込むような一対の脚部5,5と、この脚部
5,5を剛結する水平部6とを備えている。
【0015】移動ブロック2には多数のボール3を循環
案内するボール循環路(転動体循環路)7が設けられて
いる。この例では、左右の脚部5,5に1条ずつのボー
ル循環路7が形成されている。
【0016】各ボール循環路7は、図1(b)に示すよう
に、移動ブロック2と案内レール4の対向面に形成され
る負荷ボール転走溝(負荷転動体転走溝)8a,8b間
の負荷域の負荷ボール転走路8と、負荷ボール転走路
(負荷転動体転走路)8の一端から他端側にボール3を
戻す無負荷域の戻し通路9と、から構成されている。
【0017】無負荷域の戻し通路9は、負荷ボール転走
路8と並行して延びるボール逃げ穴10と、ボール逃げ
穴10の両端を負荷ボール転走路8の両端に接続する方
向転換路11と、から構成されている。方向転換路11
は、負荷ボール転走溝8aが形成される高剛性のブロッ
ク本体13の端面に一体的に接合される端面被覆部16
と、外周構成部材としての側蓋14と、から構成されて
いる。
【0018】ボール3は無端状のリテーナ50に保持さ
れてボール循環路7に組み込まれている。このリテーナ
50は、図1(c)に示すように、樹脂等で成形した可撓
性の帯状部材で、多数のボール保持孔(転動体保持孔)
50aが所定間隔でもって設けられている。各ボール保
持孔50a内周にボール3が回転摺動自在に保持され、
両端が無端状に連結されてボール循環路7の全周にわた
ってボール3を案内している。もっとも、図1(b)に一
点鎖線で示すように、両端が連結されない帯状のままで
使用することもできる。各ボール保持孔50a間にはボ
ール3を軸方向両側から挟むようにボール3の外周形状
にならった球冠状の凹部を有するスペーサ50bが介在
している。
【0019】このリテーナ50の機能としては、ボール
3同士の干渉を防止する機能と、ボール3の脱落を防止
する機能と、ボール3を整列運動させる機能と、潤滑用
のグリースを保持する機能等を備えている。
【0020】リテーナ50は移動中に振れるので、振れ
を押さえるために負荷ボール転走路8に沿って直線的に
リテーナ50を保持するリテーナ押え55〜58が設け
られている。また、ボール逃げ穴10にはリテーナ50
の両側縁を案内するガイド溝59が設けられている。も
ちろん、方向転換路11にも図示しないがガイド溝が設
けられている。
【0021】リテーナ押え55〜58には、リテーナ5
0の側縁部をブロック本体13の負荷ボール転走溝8a
の溝側縁に押さえるように顎部が設けられている。この
顎部間の最小幅はボール3の直径よりも大きくなってい
て、移動ブロック2から案内レール4を外した際に、ボ
ール3はリテーナ50のスペーサ部50bによって前後
から保持され、ボール3はリテーナ押え55〜58に係
合されるリテーナ50を介してその脱落が防止される。
【0022】ボール3の接触角は、左側のボール3の接
触角線S1については、水平線Hに対して案内レール4
の中心側に向かって所定角度だけ下方に傾斜し、右側の
ボール3の接触角線S2については、水平線Hに対して
案内レール4の中心側に向かって所定角度だけ上側に傾
斜し、互いにほぼ平行となっている。ここで、接触角線
とは各列のボール3の移動ブロック2側および案内レー
ル4側のボール転走溝8a,8bとの接触部を結んだ線
をいうものとする。この接触角構造によってリテーナ押
え55〜58の肉厚を充分とれなくなる箇所が出てくる
ので、薄肉となる箇所には適宜金属板等の補強材60を
埋設することが好ましい。図示例では、薄肉となる右上
リテーナ押え56と左下リテーナ押え57に金属薄板等
の補強材60が埋設されている。
【0023】この実施例では、ボール逃げ穴形成部15
と、端面被覆部16と、リテーナ押え55〜58とが、
樹脂製の型成形体12として高剛性のブロック本体13
と一体成形されている。すなわち、ボール逃げ穴形成部
15は、金属製のブロック本体13の左右側面に形成さ
れた略矩形の切欠き18に一体的に接合され、その両端
がブロック本体13の端面に一体接合された端面被覆部
16と一体的に接続されている。
【0024】このように、ボール逃げ穴形成部15と、
端面被覆部16と、リテーナ押え55〜58とが、ブロ
ック本体13の周囲を取り囲むように構成しているの
で、成形時の樹脂の収縮によってリテーナ押え55〜5
8およびボール逃げ穴形成部15に引張り応力がかか
り、その真直度が高精度となる。特に、薄肉のリテーナ
押え55〜58に引張り応力がかかることによって、ボ
ール3と各リテーナ押え55〜58間が接触することが
なく、ボール3の円滑な循環移送を確保できる。
【0025】また、ブロック本体13の上面を被覆する
上面被覆部51と、ブロック本体13の中央凹所13a
内周上面を覆う内周被覆部54とが設けられ、これら上
面被覆部51と内周被覆部54とがブロック本体13前
後端面の端面被覆部16を介して一体成形され、ブロッ
ク本体13の補強及び一体成形される樹脂部分の補強が
図られている。この内周被覆部54は左上リテーナ押え
55および右上リテーナ押え56と一体成形されてい
る。また、ブロック本体13の左右脚部5,5の下面を
覆う下面被覆部61も一体的に設けられており、この下
面被覆部61と左,右下リテーナ押え57,58が一体
成形されている。
【0026】ブロック本体13の上面は、低位面部52
と、この低位面部52よりも一段高い高位面部53とか
ら構成され、この高位面部53に固定ボルト穴53aが
設けられ締め付け座面となっているので、上面被覆部5
1は低位面部52に被覆され、上面被覆部51の高さを
高位面部53と同一高さに設定し、ブロック本体13を
平坦面に構成している。この実施例では高位面部53は
ブロック本体の13の左右脚部5,5に対応させて2箇
所に設けてあり、低位面部52は2箇所の高位面部53
の中間部分と左右両端側の3箇所に形成されている。
【0027】図2はリテーナ50を用いた転がり案内装
置の他の実施例を示している。
【0028】以下の説明では上記実施例との相違点を説
明し、上記実施例と同一の構成部分については同一の符
号を付してその説明を省略するものとする。
【0029】この実施例では、左右のボール3の高さを
異ならせて、一方のボール3を案内レール4の上面右側
縁に、他方のボール3を案内レール4の左側面中間位置
に配置したものである。移動ブロック本体13は、脚部
5が片側だけの断面略L字形状に成形されており、一方
のボール逃げ穴10は水平部6の上面右側部に、他方の
ボール逃げ穴10が脚部5側に形成される。すなわち、
ブロック本体13の水平部6の上面右側縁には切欠き部
62が設けられ、この切欠き部62に樹脂成形されたボ
ール逃げ穴形成部15が一体的に接合され、一方、脚部
5の下面と左側面の角部に形成された切欠き部63にボ
ール逃げ穴形成部15が一体的に接合される。
【0030】また、脚部5の左側面被覆部64と脚部5
内周の左上のリテーナ押え55とが前後端面被覆部16
を介して一体成形されて脚部5を取り巻いている。ま
た、脚部5下面の下面被覆部61の内側縁は左側のボー
ル3下側縁のリテーナ押え57と一体的に接合されてい
る。一方、水平部6のボール逃げ穴形成部15と水平部
6の下面被覆部65とが前後の端面被覆部16を介して
水平部6を上下に取り巻くように一体的に接合されてい
る。また、ブロック本体13の右側面被覆部66を介し
て下面被覆部65とボール逃げ穴形成部15とが一体成
形されており、さらに、下面被覆部65の内側縁は右上
のボール3のリテーナ押え58と接合されている。
【0031】また、ブロック本体13については、位置
決め基準面となるような必要な部分のみを露出させ、特
に精度が必要ない箇所は樹脂で鋳ぐるむようにすれば、
ブロック本体13の切削等の加工箇所を少なくできコス
ト削減を図ることができる。
【0032】なお、上記実施例では直線運動案内装置に
ついて説明したが、曲線運動案内装置について適用でき
ることはもちろんである。また、型成形体としては、樹
脂の他にダイカスト成形品、焼結金属等により構成して
もよい。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上の構成および作用を有す
るもので、転動体を保持するリテーナを用い、移動ブロ
ックの負荷転動体転走溝に沿ってリテーナを保持するリ
テーナ押えを設けることにより、リテーナはリテーナ押
えによって保持され、その振れが押さえられる。
【0034】また、案内レールを移動ブロックから外し
た際には、リテーナ押えにリテーナが係合され、リテー
ナを介して転動体の脱落が防止される。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る転がり案内装置
を示すもので、同図(a)は縦断面図、同図(b)は一部破
断平面図、同図(c)はリテーナの部分側面図である。
【図2】図2は本発明の他の実施例に係る転がり案内装
置を示すもので、同図(a)は縦断面図、同図(b)は平面
図、同図(c)はリテーナの部分側面図である。
【符号の説明】
1 転がり案内装置 2 移動ブロック 3 ボール(転動体) 4 案内レール 5 脚部 6 水平部 7 ボール循環路(転動体循環路) 8 負荷ボール転走路(負荷転動体転走路) 9 戻し通路 10 ボール逃げ穴 11 方向転換路 12 型成形体 13 ブロック本体 14 側蓋 15 ボール逃げ穴形成部 16 端面被覆部 50 リテーナ 55〜58 リテーナ押え

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動ブロックを多数の転動体を介して案内
    レールに沿って移動自在に支持し、 前記移動ブロックに前記転動体を循環案内する転動体循
    環路を設け、 前記転動体循環路を、前記移動ブロックと案内レールの
    対向面に形成される負荷転動体転走溝間の負荷域の負荷
    耘動体転走路と、負荷域の転動体を前記負荷転動体転走
    路の一端から他端側に戻す無負荷域の戻し通路と、から
    構成した転がり案内装置において、 前記多数の転動体を可撓性帯状部材によって構成される
    リテーナに設けた多数の転動体保持孔に保持し、 前記移動ブロックの負荷転動体転走溝に沿って前記リテ
    ーナを保持するリテーナ押えを設けたことを特徴とする
    転がり案内装置。
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JP4295573B2 (ja) 2003-07-24 2009-07-15 日本トムソン株式会社 直動案内ユニット
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