JP2855170B2 - Cdma復調回路および復調方法 - Google Patents
Cdma復調回路および復調方法Info
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Description
受信機に係り、特に、スペクトル拡散を用いたCDMA(Co
de Division Multiple Access)方式の受信機に好適なC
DMA復調回路および復調方法に関する。
側では、通信の変調を受けた送信信号を、拡散符号によ
る2次変調を加え、信号帯域を拡大した拡散信号として
伝送する。一方、受信側では、多数の拡散信号を含む広
帯域の受信信号を、逆拡散という過程で元の狭帯域の信
号に戻してから、通常の復調処理を行う。この逆拡散と
いう過程において、受信信号に含まれる拡散符号と、受
信側で発生した拡散符号との相関検出を行い、その相関
関係を利用して、多数の信号の中から希望の受信信号の
みを選択的に受信する。この相関検出を行うデバイスと
して、マッチドフィルタがある。拡散符号間に相互相関
が全くない場合は、マッチドフィルタの出力には、希望
信号の自己相関のみが出力される。しかしながら、一般
には、拡散符号間には相互相関が存在するため、逆拡散
出力には、他の拡散符号の相互相関成分が混在してしま
う。
搬して到着した信号間には、相互相関が存在する。図1
は、3パスの場合の相互相関の様子を示す。第1パスの
信号を相関検出するには、拡散符号をタップ係数とし
て、マッチドフィルタで相関検出する。この相関検出の
タイミングでは、第1パスの信号と同一の拡散符号で拡
散された、第2パスの信号および第3パスの信号は、時
間的にずれているため、異なる拡散符号で拡散された信
号と見なされてしまう。このため、第2パスおよび第3
パスの信号から、相互相関に起因する干渉を受けてしま
う。なお、図1中、D(n)は、第n番目のシンボルを
示す。
動通信環境に適したDS/CDMA適応干渉キャンセラ」(電
子情報通信学会信学技報93−76(1993−11))に開示さ
れている。
は、数シンボル周期長のタップ長を有し、拡散符号のチ
ップレートのm倍(mは1以上の整数)のレートで動作
する。直交化フィルタ3は、入力端子1からの拡散信号
を入力し、自局信号のみを逆拡散によって取り出し、狭
帯域の逆拡散信号として遅延検波器7に供給する。遅延
検波器7の出力は、識別判定部11に供給され、識別判定
データが、復調出力として出力端子2から出力される。
識別判定データは、また、誤差ベクトル演算部12に供給
され、識別判定データと遅延検波器7の出力との誤差
が、誤差ベクトル・線形量変換部13で線形量に変換され
た後、タップ係数制御部14に供給される。タップ係数制
御部14は、全ての他局の拡散符号に対して直交化したタ
ップ係数を適応的に計算して、直交化フィルタ3にフィ
ードバックする。タップ係数の適応制御は、シンボル周
期で行われ、復調出力もシンボル周期で得られる。こう
して、他局の干渉波成分が除去され、自局信号成分のみ
が取り出される。
動通信環境に適用する場合、高速のレイリーフェージン
グによる伝送路の変動に対して、適応制御が追従しなく
なる。そこで、直交化フィルタ3における相互相関除去
機能とフェージング追従性機能とを分離するために、遅
延検波器7を使用し、フェージングに対する追従特性を
改善している。したがって、図2の構成によれば、高速
フェージングに対して追従可能な復調回路を実現できる
が、その復調特性は、遅延検波の特性に依存することに
なる。
号化して送信するため、受信側で1ビット誤れば、原情
報の2ビットの誤りとなる。このため、絶対同期検波と
比較して、受信誤り率特性が3dB劣化する。CDMAは、他
局からの受信信号をランダム雑音と見なすため、他局か
らの送信電力が増せば、システムの加入者容量が減少す
る。したがって、受信Ed/No(energy per bit to noise
spectral density)の高い復調方式を用いて、他局か
らの送信電力を抑えれば、その分、加入者容量を増やす
ことができる。すなわち、絶対同期検波を用いたシステ
ムは、遅延検波を用いたシステムよりも、加入者容量を
増やすことができる。
の送受信機の移動にともない、伝搬路の伝達関数が時間
とともに大きく変動するため、同期検波に必要な送信搬
送波の絶対位相を受信側で得るためには、伝搬路の伝達
関数を高速に推定する必要がある。
法として、内挿同期検波方式が知られている。たとえ
ば、三瓶政一、「陸上通信用16QAMのフェージングひず
み補償方式」、信学論B−II Vol.J72−B−II PP.7−1
5 1989年1月、または、その改訂版であるS.Sampei et
al,“Rayleigh Fading Compensation for QAM in Land
Mobile Radio Communications",IEEE Transactions on
Vehicular Technology,VOL.42,No.2,MAY 1993に開示さ
れている。
例を示す。送信側は、送信側と受信側で互いに既知のパ
イロット信号Pを、情報信号に周期的に挿入して送信す
る。パイロット信号Pとしては、1以上のパターン既知
のシンボルを用いる。連続する2つのパイロット信号P
に挟まれた情報信号Dと、パイロット信号Pとで1フレ
ームを構成する。
信した電波は、目的の受信信号がひずまない程度に、BP
F(バンドパス・フィルタ)22で帯域制限される。帯域
制限された受信信号は、AGC(自動利得制御回路)23で
適正なレベルにされ、AFC(自動周波数調整回路)24
で、搬送波と局部発振信号とのオフセット周波数を大ま
かに調整される。ここで、BPF22は、AGC23やAFC24の正
常動作を確保するために挿入されている。
カル発振器26からのローカル信号を用いて、直交準同期
検波回路25で直交準同期検波する。これによって、広帯
域信号が狭帯域の逆拡散信号に変換される。直交準同期
検波回路25の出力は、LPF(ローパス・フィルタ)27お
よびA/D変換器28を介して、内挿補償部29に供給され
る。LPF27は、帯域外の雑音や隣接チャネルからの干渉
を抑えるために設けられている。内挿補償部29は、パイ
ロット信号を用いて、内挿法によって、伝搬路の伝達関
数を各情報シンボルごとに推定し、推定した伝達関数を
用いて、各情報シンボルを補償する。補償された信号
は、判定部30で判定される。推定伝達関数によって各情
報シンボルを補償することによって、絶対位相検波が可
能となる。なお、内挿法としては、2つのパイロット信
号を用いる一次補間と、3つのパイロット信号を用いる
二次補間とが、一般に使用される。
ト信号当たりのシンボル数が多いほど、伝達関数を正確
に推定することができ、伝達関数の推定誤差が小さくな
る。パイロット信号によって推定した伝達関数から、情
報シンボルの各伝達関数を推定するには、一次または二
次のガウス補間を用いればよい。
が、パイロット信号の挿入周期よりも十分に緩やかな場
合は、単純な一次補間で各情報シンボルの伝達関数を推
定できるものの、伝達関数の変動が高速になるにつれ
て、補間誤差が大きくなるため、パイロット信号の挿入
周期を小さくしなければならない。しかしながら、挿入
周期を小さくすると、パイロット信号のシンボル数が増
えるために、伝送効率が低下する。一方、伝送効率を一
定に保ちながら挿入周期を小さくすると、1パイロット
信号当たりのシンボル数が減って、伝達関数の推定誤差
が大きくなる。
達関数の高速な変動に対処しようとすると、伝送効率が
低下してしまうという欠点があった。また、自セル内の
他のユーザの干渉波成分を十分に低減できなかった。
でき、しかも高速フェージングに追従でき、かつ自セル
内の他のユーザの干渉波成分を低減できるCDMA復調回路
および復調方法を提供することを目的とする。
信号と情報信号とからなるフレームを有する信号を、前
記情報信号中の各情報シンボルよりも高速の拡散符号で
広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成し、多重アクセ
ス伝送を行うCDMA(Code Division Multiple Access)
伝送において使用され、前記拡散信号を前記拡散符号を
用いて復調する復調回路であって、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記拡散信号に順次与える複数の遅延回路
と、前記拡散信号および遅延された拡散信号に、前記拡
散符号に基づくタップ係数を乗算する複数の乗算器と、
前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、前記拡散
信号を逆拡散して逆拡散信号を出力する直交化フィルタ
と、 前記逆拡散信号中に含まれる受信パイロット信号と、
既知パターンのパイロット信号とを比較して、前記受信
パイロット信号の受信位相を推定するとともに、前記受
信位相を内挿して、前記情報信号中の各情報シンボルの
受信位相を推定する絶対位相推定手段と、 前記推定された受信パイロット信号の受信位相に基づ
いて、前記受信パイロット信号の受信位相誤差を補償す
るとともに、前記推定された前記情報シンボルの受信位
相に基づいて、前記情報シンボルの位相誤差を補償する
位相誤差補償手段と、 前記位相を補償されたパイロット信号および前記位相
を補償された情報シンボルを識別判定する識別判定手段
と、 前記位相誤差補償手段の出力と前記識別判定手段の出
力との誤差の平均2乗誤差を最小にする前記タップ係数
を演算し、前記直交化フィルタに供給するタップ係数制
御手段と を具備することを特徴とするCDMA復調回路が提供され
る。
各シンボル毎に、前記平均2乗誤差を最小にする前記タ
ップ係数を演算するとともに、前記情報信号中の各シン
ボル毎に、前記平均2乗誤差を最小にする前記タップ係
数を演算するようにしてもよい。
に、前記平均2乗誤差を最小にする前記タップ係数を演
算するようにしてもよい。
に、前記平均2乗誤差を最小にする前記タップ係数を演
算するとともに、前記情報信号中の各シンボル毎に、前
記平均2乗誤差を最小にする前記タップ係数を演算する
ようにしてもよい。
チャネルが、パターン既知のパイロット信号のみから構
成される少なくとも一つのパイロットチャネルと、情報
信号を伝送する複数の通信チャネルとを備え、前記パイ
ロット信号および前記情報信号をその伝送レートよりも
高速の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生
成し、該拡散信号を用いて前記基地局と前記移動局との
間の通信を、多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Divis
ion Multiple Access)伝送システムで使用される、前
記移動局の受信装置の復調回路であって、 前記パイロットチャネルを復調するためのパイロット
チャネル復調部と、 前記各通信チャネル毎に設けられ、前記通信チャネル
を復調するための通信チャネル復調部とを備え、 前記パイロットチャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次
与える複数の遅延回路と、前記パイロットチャネルの拡
散信号および遅延された拡散信号に、前記パイロットチ
ャネルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネルのタ
ップ係数を乗算する複数の乗算器と、前記乗算器の出力
を加算する加算器とを備え、前記パイロットチャネルの
拡散信号を逆拡散して前記パイロットチャネルの逆拡散
信号を出力するパイロットチャネル直交化フィルタと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受
信パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号と
を比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロ
ットシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化
した信号と、前記受信パイロットシンボルとの位相誤差
を求める位相誤差抽出・平均化手段と、 前記受信位相を平均化した信号と、前記受信パイロッ
トシンボルとの位相誤差の平均2乗誤差を最小にする前
記パイロットチャネルのタップ係数を演算し、前記パイ
ロットチャネル直交化フィルタに供給するパイロットチ
ャネルタップ係数制御手段とを具備し、 前記通信チャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与える
複数の遅延回路と、前記通信チャネル拡散信号および遅
延された拡散信号に、前記通信チャネルの拡散符号に基
づく前記通信チャネルのタップ係数を乗算する複数の乗
算器と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、
前記通信チャネルの拡散信号を逆拡散して前記通信チャ
ネルの逆拡散信号を出力する通信チャネル直交化フィル
タと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報
信号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受
信パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通
信チャネル位相誤差補償手段と、 前記通信チャネルのタップ係数を演算し、前記通信チ
ャネル直交化フィルタに供給する通信チャネルタップ係
数制御手段とを具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記位相を補償された前記情報シンボルを識別判定す
る識別判定手段を具備し、 前記通信チャネルタップ係数制御手段は、前記位相を
補償された情報シンボルと、前記識別判定された情報シ
ンボルとの誤差の平均2乗誤差を最小にする前記タップ
係数を演算することを特徴とするCDMA復調回路が提供さ
れる。
チャネルが、パターン既知のパイロット信号のみから構
成される少なくとも一つのパイロットチャネルと、情報
信号を伝送する複数の通信チャネルとを備え、前記パイ
ロット信号および前記情報信号をその伝送レートよりも
高速の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生
成し、該拡散信号を用いて前記基地局と前記移動局との
間の通信を、多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Divis
ion Multiple Access)伝送システムで使用される、前
記移動局の受信装置の復調回路であって、 前記パイロットチャネルを復調するためのパイロット
チャネル復調部と、 前記各通信チャネルに設けられ、前記通信チャネルを
復調するための通信チャネル復調部とを備え、 前記パイロットチャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次
与える複数の遅延回路と、前記パイロットチャネルの拡
散信号および遅延された拡散信号に、前記パイロットチ
ャネルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネルのタ
ップ係数を乗算する複数の乗算器と、前記乗算器の出力
を加算する加算器とを備え、前記パイロットチャネルの
拡散信号を逆拡散して前記パイロットチャネルの逆拡散
信号を出力するパイロットチャネルマッチドフィルタ
と、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受
信パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号と
を比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロ
ットシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化
した信号と、前記受信パイロットシンボルとの誤差を求
める位相誤差抽出・平均化手段とを具備し、 前記通信チャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与える
複数の遅延回路と、前記通信チャネル拡散信号および遅
延された拡散信号に、前記通信チャネルの拡散符号に基
づく前記通信チャネルのタップ係数を乗算する複数の乗
算器と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、
前記通信チャネルの拡散信号を逆拡散して前記通信チャ
ネルの逆拡散信号を出力する通信チャネル直交化フィル
タと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報
信号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受
信パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通
信チャネル位相誤差補償手段と、 前記通信チャネルのタップ係数を演算し、前記通信チ
ャネル直交化フィルタに供給する通信チャネルタップ係
数制御手段とを具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記位相を補償された前記情報シンボルを識別判定す
る識別判定手段を具備し、 前記通信チャネルタップ係数制御手段は、前記位相を
補償された情報シンボルと、前記識別判定された情報シ
ンボルとの誤差の平均2乗誤差を最小にする前記タップ
係数を演算することを特徴とするCDMA復調回路が提供さ
れる。
信号と情報信号とからなるフレームを有する信号を、前
記情報信号中の各情報シンボルよりも高速の拡散符号で
広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成し、多重アクセ
ス伝送を行うCDMA(Code Division Multiple Access)
伝送において使用され、マルチパスを通して伝搬されて
きた前記拡散信号を前記拡散符号を用いて復調する復調
回路であって、各パス毎に、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記拡散信号に順次与える複数の遅延回路
と、前記拡散信号および遅延された拡散信号に、前記拡
散符号に基づくタップ係数を乗算する複数の乗算器と、
前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、前記拡散
信号を逆拡散して逆拡散信号を出力する直交化フィルタ
と、 前記逆拡散信号中に含まれる受信パイロット信号と、
既知パターンのパイロット信号とを比較して、前記受信
パイロット信号の受信位相を推定するとともに、前記受
信位相を内挿して、前記情報信号中の各情報シンボルの
受信位相を推定する絶対位相推定手段と、 前記推定された受信パイロット信号の受信位相に基づ
いて、前記受信パイロット信号の受信位相誤差を補償す
るとともに、前記推定された前記情報シンボルの受信位
相に基づいて、前記情報シンボルの位相誤差を補償する
位相誤差補償手段と、 前記タップ係数を演算して、前記直交化フィルタに供
給するタップ係数制御手段と を具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記パイロット
信号と前記情報シンボルとに重み係数を乗じてRAKE合成
するRAKE合成回路と、 RAKE合成された信号を識別判定する識別判定手段と を具備し、 前記各パスのタップ係数制御手段は、前記各パスの前
記位相誤差補償手段の出力と、前記識別判定手段の出力
をRAKE合成の前記重み係数で電力配分した信号との誤差
の平均2乗誤差を最小にする前記タップ係数を演算する
ことを特徴とするCDMA復調回路が提供される。
干渉電力比)であってもよい。
チャネルが、パターン既知のパイロット信号のみから構
成される少なくとも一つのパイロットチャネルと、情報
信号を伝送する複数の通信チャネルとを備え、前記パイ
ロット信号および前記情報信号をその伝送レートよりも
高速の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生
成し、該拡散信号を用いて前記基地局と前記移動局との
間の通信を、多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Divis
ion Multiple Access)伝送システムで使用され、マル
チパスを通して伝搬されてきた前記拡散信号を前記拡散
符号を用いて復調する復調回路であって、各パス毎に、 前記パイロットチャネルを復調するためのパイロット
チャネル復調部と、 前記各通信チャネル毎に設けられ、前記通信チャネル
を復調するための通信チャネル復調部とを備え、 前記パイロットチャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次
与える複数の遅延回路と、前記パイロットチャネルの拡
散信号および遅延された拡散信号に、前記パイロットチ
ャネルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネルのタ
ップ係数を乗算する複数の乗算器と、前記乗算器の出力
を加算する加算器とを備え、前記パイロットチャネルの
拡散信号を逆拡散して前記パイロットチャネルの逆拡散
信号を出力するパイロットチャネル直交化フィルタと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受
信パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号と
を比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロ
ットシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化
した信号と、前記受信パイロットシンボルとの位相誤差
を求める位相誤差抽出・平均化手段と、 前記受信位相を平均化した信号と、前記受信パイロッ
トシンボルとの位相誤差の平均2乗誤差を最小にする前
記パイロットチャネルのタップ係数を演算し、前記パイ
ロットチャネル直交化フィルタに供給するパイロットチ
ャネルタップ係数制御手段とを具備し、 前記通信チャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与える
複数の遅延回路と、前記通信チャネル拡散信号および遅
延された拡散信号に、前記通信チャネルの拡散符号に基
づく前記通信チャネルのタップ係数を乗算する複数の乗
算器と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、
前記通信チャネルの拡散信号を逆拡散して前記通信チャ
ネルの逆拡散信号を出力する通信チャネル直交化フィル
タと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報
信号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受
信パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通
信チャネル位相誤差補償手段と、 前記通信チャネルのタップ係数を演算し、前記通信チ
ャネル直交化フィルタに供給する通信チャネルタップ係
数制御手段とを具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記情報シンボ
ルに重み係数を乗じてRAKE合成するRAKE合成回路と、 RAKE合成された信号を識別判定する識別判定手段と を具備し、 前記各パスの通信チャネルタップ係数制御手段は、前
記各パスの前記通信チャネル位相誤差補償手段の出力
と、前記識別判定手段の出力を前記RAKE合成の重み係数
で電力配分した信号との誤差の平均2乗誤差を最小にす
る前記タップ係数を演算することを特徴とするCDMA復調
回路が提供される。
チャネルが、パターン既知のパイロット信号のみから構
成される少なくとも一つのパイロットチャネルと、情報
信号を伝送する複数の通信チャネルとを備え、前記パイ
ロット信号および前記情報信号をその伝送レートよりも
高速の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生
成し、該拡散信号を用いて前記基地局と前記移動局との
間の通信を、多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Divis
ion Multiple Access)伝送システムで使用され、マル
チパスを通して伝搬されてきた前記拡散信号を前記拡散
符号を用いて復調する復調回路であって、各パス毎に、 前記パイロットチャネルを復調するためのパイロット
チャネル復調部と、 前記各通信チャネル毎に設けられ、前記通信チャネル
を復調するための通信チャネル復調部とを備え、 前記パイロットチャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次
与える複数の遅延回路と、前記パイロットチャネルの拡
散信号および遅延された拡散信号に、前記パイロットチ
ャネルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネルのタ
ップ係数を乗算する複数の乗算器と、前記乗算器の出力
を加算する加算器とを備え、前記パイロットチャネルの
拡散信号を逆拡散して前記パイロットチャネルの逆拡散
信号を出力するパイロットチャネルマッチドフィルタ
と、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受
信パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号と
を比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロ
ットシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化
した信号と、前記受信パイロットシンボルとの誤差を求
める位相誤差抽出・平均化手段とを具備し、 前記通信チャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与える
複数の遅延回路と、前記通信チャネル拡散信号および遅
延された拡散信号に、前記通信チャネルの拡散符号に基
づく前記通信チャネルのタップ係数を乗算する複数の乗
算器と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、
前記通信チャネルの拡散信号を逆拡散して前記通信チャ
ネルの逆拡散信号を出力する通信チャネル直交化フィル
タと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報
信号中の情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償手段と、 前記通信チャネルのタップ係数を演算し、前記通信チ
ャネル直交化フィルタに供給する通信チャネルタップ係
数制御手段とを具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記情報シンボ
ルに重み係数を乗じてRAKE合成するRAKE合成回路と、 RAKE合成された信号を識別判定する識別判定手段と を具備し、 前記各パスの通信チャネルタップ係数制御手段は、前
記各パスの前記通信チャネル位相誤差補償手段の出力
と、前記識別判定手段の出力を前記RAKE合成の重み係数
で電力配分した信号との誤差の平均2乗誤差を最小にす
る前記タップ係数を演算することを特徴とするCDMA復調
回路が提供される。
トよりも高速の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散
信号を生成し、該拡散信号を用いて基地局と移動局との
間の通信を、多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Divis
ion Multiple Access)伝送システムにおいて、前記基
地局から前記移動局への下りチャネルが、 パターン既知のパイロット信号のみから構成される少
なくとも一つのパイロットチャネルと、 前記情報信号を伝送する複数の通信チャネルと を具備することを特徴とするCDMA伝送システムが提供さ
れる。
ル周期と同じであってもよい。
チャネル復調部と、 前記各通信チャネル毎に設けられ、前記通信チャネル
を復調するための通信チャネル復調部とを備え、 前記パイロットチャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次
与える複数の遅延回路と、前記パイロットチャネルの拡
散信号および遅延された拡散信号に、前記パイロットチ
ャネルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネルのタ
ップ係数を乗算する複数の乗算器と、前記乗算器の出力
を加算する加算器とを備え、前記パイロットチャネルの
拡散信号を逆拡散して前記パイロットチャネルの逆拡散
信号を出力するパイロットチャネル直交化フィルタと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受
信パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号と
を比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロ
ットシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化
した信号と、前記受信パイロットシンボルとの位相誤差
を求める位相誤差抽出・平均化手段と、 前記受信位相を平均化した信号と、前記受信パイロッ
トシンボルとの位相誤差の平均2乗誤差を最小にする前
記パイロットチャネルのタップ係数を演算し、前記パイ
ロットチャネル直交化フィルタに供給するパイロットチ
ャネルタップ係数制御手段とを具備し、 前記通信チャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与える
複数の遅延回路と、前記通信チャネル拡散信号および遅
延された拡散信号に、前記通信チャネルの拡散符号に基
づく前記通信チャネルのタップ係数を乗算する複数の乗
算器と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、
前記通信チャネルの拡散信号を逆拡散して前記通信チャ
ネルの逆拡散信号を出力する通信チャネル直交化フィル
タと、 前記通信チャネルの逆拡散信号に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償手段と、 前記通信チャネルのタップ係数を演算し、前記通信チ
ャネル直交フィルタに供給する通信チャネルタップ係数
制御手段とを具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記位相を補償された前記情報シンボルを識別判定す
る識別判定手段を具備し、 前記通信チャネルタップ係数制御手段は、前記位相を
補償された情報シンボルと、前記識別判定された情報シ
ンボルとの誤差の平均2乗誤差を最小にする前記タップ
係数を演算するようにしてもよい。
チャネル復調部と、 前記各通信チャネルに設けられ、前記通信チャネルを
復調するための通信チャネル復調部とを備え、 前記パイロットチャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次
与える複数の遅延回路と、前記パイロットチャネルの拡
散信号および遅延された拡散信号に、前記パイロットチ
ャネルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネルのタ
ップ係数を乗算する複数の乗算器と、前記乗算器の出力
を加算する加算器とを備え、前記パイロットチャネルの
拡散信号を逆拡散して前記パイロットチャネルの逆拡散
信号を出力するパイロットチャネルマッチドフィルタ
と、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受
信パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号と
を比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロ
ットシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化
した信号と、前記受信パイロットシンボルとの誤差を求
める位相誤差抽出・平均化手段とを具備し、 前記通信チャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与える
複数の遅延回路と、前記通信チャネル拡散信号および遅
延された拡散信号に、前記通信チャネルの拡散符号に基
づく前記通信チャネルのタップ係数を乗算する複数の乗
算器と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、
前記通信チャネルの拡散信号を逆拡散して前記通信チャ
ネルの逆拡散信号を出力する通信チャネル直交化フィル
タと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報
信号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受
信パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通
信チャネル位相誤差補償手段と、 前記通信チャネルのタップ係数を演算し、前記通信チ
ャネル直交フィルタに供給する通信チャネルタップ係数
制御手段とを具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記位相を補償された前記情報シンボルを識別判定す
る識別判定手段を具備し、 前記通信チャネルタップ係数制御手段は、前記位相を
補償された情報シンボルと、前記識別判定された情報シ
ンボルとの誤差の平均2乗誤差を最小にする前記タップ
係数を演算するようにしてもよい。
チャネル復調部と、 前記各通信チャネル毎に設けられ、前記通信チャネル
を復調するための通信チャネル復調部とを備え、 前記パイロットチャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次
与える複数の遅延回路と、前記パイロットチャネルの拡
散信号および遅延された拡散信号に、前記パイロットチ
ャネルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネルのタ
ップ係数を乗算する複数の乗算器と、前記乗算器の出力
を加算する加算器とを備え、前記パイロットチャネルの
拡散信号を逆拡散して前記パイロットチャネルの逆拡散
信号を出力するパイロットチャネル直交化フィルタと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受
信パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号と
を比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロ
ットシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化
した信号と、前記受信パイロットシンボルとの位相誤差
を求める位相誤差抽出・平均化手段と、 前記受信位相を平均化した信号と、前記受信パイロッ
トシンボルとの位相誤差の平均2乗誤差を最小にする前
記パイロットチャネルのタップ係数を演算し、前記パイ
ロットチャネル直交化フィルタに供給するパイロットチ
ャネルタップ係数制御手段とを具備し、 前記通信チャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与える
複数の遅延回路と、前記通信チャネル拡散信号および遅
延された拡散信号に、前記通信チャネルの拡散符号に基
づく前記通信チャネルのタップ係数を乗算する複数の乗
算器と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、
前記通信チャネルの拡散信号を逆拡散して前記通信チャ
ネルの逆拡散信号を出力する通信チャネル直交化フィル
タと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報
信号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受
信パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通
信チャネル位相誤差補償手段と、 前記通信チャネルのタップ係数を演算し、前記通信チ
ャネル直交化フィルタに供給する通信チャネルタップ係
数制御手段とを具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記パイロト信
号と前記情報シンボルとに重み係数を乗じてRAKE合成す
る合成回路と、 RAKE合成された信号を識別判定する識別判定手段と を具備し、 前記各パスの通信チャネルタップ係数制御手段は、前
記各パスの前記通信チャネル位相誤差補償手段の出力
と、前記識別判定手段の出力を前記RAKE合成の重み係数
で電力配分した信号との誤差の平均2乗誤差を最小にす
る前記タップ係数を演算するようにしてもよい。
チャネル復調部と、 前記各通信チャネル毎に設けられ、前記通信チャネル
を復調するための通信チャネル復調部とを備え、 前記パイロットチャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次
与える複数の遅延回路と、前記パイロットチャネルの拡
散信号および遅延された拡散信号に、前記パイロットチ
ャネルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネルのタ
ップ係数を乗算する複数の乗算器と、前記乗算器の出力
を加算する加算器とを備え、前記パイロットチャネルの
拡散信号を逆拡散して前記パイロットチャネルの逆拡散
信号を出力するパイロットチャネルマッチドフィルタ
と、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受
信パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号と
を比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロ
ットシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化
した信号と、前記受信パイロットシンボルとの位相誤差
を求める位相誤差抽出・平均化手段とを具備し、 前記通信チャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与える
複数の遅延回路と、前記通信チャネル拡散信号および遅
延された拡散信号に、前記通信チャネルの拡散符号に基
づく前記通信チャネルのタップ係数を乗算する複数の乗
算器と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、
前記通信チャネルの拡散信号を逆拡散して前記通信チャ
ネルの逆拡散信号を出力する通信チャネル直交化フィル
タと、 前記通信チャネルの逆拡散信号に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償手段と、 前記通信チャネルのタップ係数を演算し、前記通信チ
ャネル直交フィルタに供給する通信チャネルタップ係数
制御手段とを具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記パイロット
信号と前記情報シンボルとに重み係数を乗じてRAKE合成
するRAKE合成回路と、 RAKE合成された信号を識別判定する識別判定手段と を具備し、 前記各パスの通信チャネルタップ係数制御手段は、前
記各パスの前記通信チャネル位相誤差補償手段の出力
と、前記識別判定手段の出力を前記RAKE合成の重み係数
で電力配分した信号との誤差の平均2乗誤差を最小にす
る前記タップ係数を演算するようにしてもよい。
信号と情報信号とからなるフレームを有する信号を、前
記情報信号中の各情報シンボルよりも高速の拡散符号で
広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成し、多重アクセ
ス伝送を行うCDMA(Code Division Multiple Access)
伝送において使用され、前記拡散信号を前記拡散符号を
用いて復調する復調方法であって、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記拡散信号に順次与え、前記拡散信号お
よび遅延された拡散信号に、前記拡散符号に基づくタッ
プ係数を乗算し、前記乗算結果を加算して、前記拡散信
号を逆拡散し、逆拡散信号を出力するステップと、 前記逆拡散信号中に含まれる受信パイロット信号と、
既知パターンのパイロット信号とを比較して、前記受信
パイロット信号の受信位相を推定するとともに、前記受
信位相を内挿して、前記情報信号中の各情報シンボルの
受信位相を推定する絶対位相推定ステップと、 前記推定された受信パイロット信号の受信位相に基づ
いて、前記受信パイロット信号の受信位相誤差を補償す
るとともに、前記推定された前記情報シンボルの受信位
相に基づいて、前記情報シンボルの位相誤差を補償する
位相誤差補償ステップと、 前記位相を補償されたパイロット信号および前記位相
を補償された情報シンボルを識別判定する識別判定ステ
ップと、 前記位相誤差補償ステップの出力と前記識別判定ステ
ップの出力との誤差の平均2乗誤差を最小にする前記タ
ップ係数を演算するタップ係数制御ステップと を具備することを特徴とするCDMA復調方法が提供され
る。
中の各シンボル毎に、前記平均2乗誤差を最小にするタ
ップ係数を演算するとともに、前記情報信号中の各シン
ボル毎に、前記平均2乗誤差を最小にするタップ係数を
演算するようにしてもよい。
毎に、前記平均2乗誤差を最小にするタップ係数を演算
するようにしてもよい。
毎に、前記平均2乗誤差を最小にするタップ係数を演算
するとともに、前記情報信号中の各シンボル毎に、前記
平均2乗誤差を最小にするタップ係数を演算するように
してもよい 第9に、本発明によれば、基地局から移動
局への下りチャネルが、パターン既知のパイロット信号
のみから構成される少なくとも一つのパイロットチャネ
ルと、情報信号を伝送する複数の通信チャネルとを備
え、前記パイロット信号および前記情報信号をその伝送
レートよりも高速の拡散符号で広帯域の信号に拡散して
拡散信号を生成し、該拡散信号を用いて前記基地局と前
記移動局との間の通信を、多重アクセス伝送で行うCDMA
(Code Division Multiple Access)伝送システムで使
用される、前記移動局の受信装置の復調方法であって、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次
与え、前記パイロットチャネルの拡散信号および遅延さ
れた拡散信号に、前記パイロットチャネルの拡散符号に
基づく前記パイロットチャネルのタップ係数を乗算し、
前記乗算結果を加算して、前記パイロットチャネルの拡
散信号を逆拡散し、前記パイロットチャネルの逆拡散信
号を出力するステップと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受
信パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号と
を比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロ
ットシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化
した信号と、前記受信パイロットシンボルとの位相誤差
を求める位相誤差抽出・平均化ステップと、 前記受信位相を平均化した信号と、前記受信パイロッ
トシンボルとの位相誤差の平均2乗誤差を最小にする前
記パイロットチャネルのタップ係数を演算するステップ
と、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与え、
前記通信チャネル拡散信号および遅延された拡散信号
に、前記通信チャネルの拡散符号に基づく前記通信チャ
ネルのタップ係数を乗算し、前記乗算結果を加算して、
前記通信チャネルの拡散信号を逆拡散し、前記通信チャ
ネルの逆拡散信号を出力するステップと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報
信号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受
信パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通
信位相チャネル誤差補償ステップと、 前記位相を補償された前記情報シンボルを識別判定す
る識別判定ステップと、 前記位相を補償された情報シンボルと、前記識別判定
された情報シンボルとの誤差の平均2乗誤差を最小にす
る前記タップ係数を演算するステップと を具備することを特徴とするCDMA復調方法が提供され
る。
チャネルが、パターン既知のパイロット信号のみから構
成される少なくとも一つのパイロットチャネルと、情報
信号を伝送する複数の通信チャネルとを備え、前記パイ
ロット信号および前記情報信号をその伝送レートよりも
高速の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生
成し、該拡散信号を用いて前記基地局と前記移動局との
間の通信を、多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Divis
ion Multiple Access)伝送システムで使用される、前
記移動局の受信装置の復調方法であって、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次
与え、前記パイロットチャネルの拡散信号および遅延さ
れた拡散信号に、前記パイロットチャネルの拡散符号に
基づく前記パイロットチャネルのタップ係数を乗算し、
その乗算結果をを加算して、前記パイロットチャネルの
拡散信号を逆拡散し、前記パイロットチャネルの逆拡散
信号を出力するステップと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受
信パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号と
を比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロ
ットシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化
した信号と、前記受信パイロットシンボルとの誤差を求
める位相誤差抽出・平均化ステップと、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与え、
前記通信チャネル拡散信号および遅延された拡散信号
に、前記通信チャネルの拡散符号に基づく前記通信チャ
ネルのタップ係数を乗算し、前記乗算結果を加算して、
前記通信チャネルの拡散信号を逆拡散し、前記通信チャ
ネルの逆拡散信号を出力するステップと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報
信号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受
信パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通
信位相チャネル位相誤差補償ステップと、 前記位相を補償された前記情報シンボルを識別判定す
る識別判定ステップと、 前記位相を補償された情報シンボルと、前記識別判定
された情報シンボルとの誤差の平均2乗誤差を最小にす
る前記タップ係数を演算するステップと を具備することを特徴とするCDMA復調方法が提供され
る。
信号と情報信号とからなるフレームを有する信号を、前
記情報信号中の各情報シンボルよりも高速の拡散符号で
広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成し、多重アクセ
ス伝送を行うCDMA(Code Division Multiple Access)
伝送において使用され、マルチパスを通して伝搬されて
きた前記拡散信号を前記拡散信号を用いて復調する復調
方法であって、各パス毎に、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記拡散信号に順次与え、前記拡散信号お
よび遅延された拡散信号に、前記拡散符号に基づくタッ
プ係数を乗算し、その乗算結果を加算して、前記拡散信
号を逆拡散し、拡散信号を出力するステップ、 前記逆拡散信号中に含まれる受信パイロット信号と、
既知パターンのパイロット信号とを比較して、前記受信
パイロット信号の受信位相を推定するとともに、前記受
信位相を内挿して、前記情報信号中の各情報シンボルの
受信位相を推定する絶対位相推定ステップと、 前記推定された受信パイロット信号の受信位相に基づ
いて、前記受信パイロット信号の受信位相誤差を補償す
るとともに、前記推定された前記情報シンボルの受信位
相に基づいて、前記情報シンボルの位相誤差を補償する
位相誤差補償ステップと、 前記各パス毎に前記位相を補償されたパイロット信号
と前記情報シンボルとに重み係数を乗じてRAKE合成する
RAKE合成ステップと、 RAKE合成された信号を識別判定する識別判定ステップ
と、 前記各パスの前記位相誤差補償手段の出力と、前記識
別判定手段の出力をRAKE合成の前記重み係数で電力配分
した信号との誤差の平均2乗誤差を最小にする前記タッ
プ係数を演算するタップ係数演算ステップと を具備することを特徴とするCDMA復調方法が提供され
る。
干渉電力比)であってもよい。
チャネルが、パターン既知のパイロット信号のみから構
成される少なくとも一つのパイロットチャネルと、情報
信号を伝送する複数の通信チャネルとを備え、前記パイ
ロット信号および前記情報信号をその伝送レートよりも
高速の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生
成し、該拡散信号を用いて前記基地局と前記移動局との
間の通信を、多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Divis
ion Multiple Access)伝送システムで使用され、マル
チパスを通して伝搬されてきた前記拡散信号を前記拡散
符号を用いて復調する復調方法であって、各パス毎に、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次
与え、前記パイロットチャネルの拡散信号および遅延さ
れた拡散信号に、前記パイロットチャネルの拡散符号に
基づく前記パイロットチャネルのタップ係数を乗算し、
その乗算結果を加算して、前記パイロットチャネルの拡
散信号を逆拡散し、前記パイロットチャネルの逆拡散信
号を出力するステップと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受
信パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号と
を比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロ
ットシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化
した信号と、前記受信パイロットシンボルとの位相誤差
を求める位相誤差抽出・平均化ステップと、 前記受信位相を平均化した信号と、前記受信パイロッ
トシンボルとの位相誤差の平均2乗誤差を最小にする前
記パイロットチャネルのタップ係数を演算しするステッ
プと、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与え、
前記通信チャネル拡散信号および遅延された拡散信号
に、前記通信チャネルの拡散符号に基づく前記通信チャ
ネルのタップ係数を乗算し、前記乗算結果を加算して、
前記通信チャネルの拡散信号を逆拡散し、前記通信チャ
ネルの逆拡散信号を出力するステップと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報
信号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受
信パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通
信位相チャネル位相誤差補償ステップと、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記情報シンボ
ルに重み係数を乗じてRAKE合成するRAKE合成ステップ
と、 RAKEを合成された信号を識別判定する識別判定ステッ
プと、 前記各パスの前記通信チャネル位相誤差補償手段の出
力と、前記識別判定結果を前記RAKE合成の重み係数で電
力配分した信号との誤差の平均2乗誤差を最小にする前
記タップ係数を演算するステップと を具備することを特徴とするCDMA復調方法が提供され
る。
チャネルが、パターン既知のパイロット信号のみから構
成される少なくとも一つのパイロットチャネルと、情報
信号を伝送する複数の通信チャネルとを備え、前記パイ
ロット信号および前記情報信号をその伝送レートよりも
高速の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生
成し、該拡散信号を用いて前記基地局と前記移動局との
間の通信を、多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Divis
ion Multiple Access)伝送システムで使用され、マル
チパスを通して伝搬されてきた前記拡散信号を前記拡散
符号を用いて復調する復調方法であって、各パス毎に、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次
与え、前記パイロットチャネルの拡散信号および遅延さ
れた拡散信号に、前記パイロットチャネルの拡散符号に
基づく前記パイロットチャネルのタップ係数を乗算し、
その乗算結果を加算して、前記パイロットチャネルの拡
散信号を逆拡散し、前記パイロットチャネルの逆拡散信
号を出力するステップと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受
信パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号と
を比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロ
ットシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化
した信号と、前記受信パイロットシンボルとの誤差を求
める位相誤差抽出・平均化ステップと、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与え、
前記通信チャネル拡散信号および遅延された拡散信号
に、前記通信チャネルの拡散符号に基づく前記通信チャ
ネルのタップ係数を乗算し、前記乗算結果を加算して、
前記通信チャネルの拡散信号を逆拡散し、前記通信チャ
ネルの逆拡散信号を出力するステップと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報
信号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受
信パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通
信チャネル位相誤差補償ステップと、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記情報シンボ
ルを重み係数を乗じてRAKE合成するRAKE合成ステップ
と、 RAKEを合成された信号を識別判定する識別判定ステッ
プと、 前記各パスの前記通信チャネル位相誤差補償手段の出
力と、前記識別判定手段の出力結果を前記RAKE合成の重
み係数で電力配分した信号との誤差の平均2乗誤差を最
小にする前記タップ係数を演算するステップと を具備することを特徴とするCDMA復調方法が提供され
る。
トよりも高速の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散
信号を生成し、該拡散信号を用いて基地局と移動局との
間の通信を、多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Divis
ion Multiple Access)伝送方法において、 少なくとも一つのパイロットチャネルを通して、パタ
ーン既知のパイロット信号のみを、前記基地局から前記
移動局へ送信するステップと、 複数の通信チャネルを通して、前記情報信号を伝送す
るステップと を具備することを特徴とするCDMA伝送方法が提供され
る。
ル周期と同じであってもよい。
数)の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次
与え、前記パイロットチャネルの拡散信号および遅延さ
れた拡散信号に、前記パイロットチャネルの拡散符号に
基づく前記パイロットチャネルのタップ係数を乗算し、
その乗算結果を加算して、前記パイロットチャネルの拡
散信号を逆拡散し、前記パイロットチャネルの逆拡散信
号を出力するステップと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受
信パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号と
を比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロ
ットシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化
した信号と、前記受信パイロットシンボルとの誤差を求
める位相誤差抽出・平均化ステップと、 前記受信位相を平均化した信号と、前記受信パイロッ
トシンボルとの位相誤差の平均2乗誤差を最小する前記
パイロットチャルのタップ係数を演算するパイロットチ
ャネルタップ係数演算ステップと、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与え、
前記通信チャネル拡散信号および遅延された拡散信号
に、前記通信チャネルの拡散符号に基づく前記通信チャ
ネルのタップ係数を乗算し、その乗算結果を加算して、
前記通信チャネルの拡散信号を逆拡散し、前記通信チャ
ネルの逆拡散信号を出力するステップと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報
信号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受
信パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通
信チャネル位相誤差補償ステップと、 前記位相を補償された前記情報シンボルを識別判定す
る識別判定ステップと、 前記位相を補償された情報シンボルと、前記識別判定
された情報シンボルとの誤差の平均2乗誤差を最小にす
るタップ係数を演算するステップを具備するようにして
もよい。
数)の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次
与え、前記パイロットチャネルの拡散信号および遅延さ
れた拡散信号に、前記パイロットチャネルの拡散符号に
基づく前記パイロットチャネルのタップ係数を乗算し、
その乗算結果を加算して、前記パイロットチャネルの拡
散信号を逆拡散し、前記パイロットチャネルの逆拡散信
号を出力するステップと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受
信パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号と
を比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロ
ットシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化
した信号と、前記受信パイロットシンボルとの位相誤差
を求める位相誤差抽出・平均化ステップと、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与え、
前記通信チャネル拡散信号および遅延された拡散信号
に、前記通信チャネルの拡散符号に基づく前記通信チャ
ネルのタップ係数を乗算し、その乗算結果を加算して、
前記通信チャネルの拡散信号を逆拡散し、前記通信チャ
ネルの逆拡散信号を出力するステップと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報
信号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受
信パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通
信チャネル位相誤差補償ステップと、 前記位相を補償された前記情報シンボルを識別判定す
る識別判定ステップと、 前記位相を補償された情報シンボルと、前記識別判定
された情報シンボルとの誤差の平均2乗誤差を最小にす
るタップ係数を演算するステップと を具備するようにしてもよい。
数)の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次
与え、前記パイロットチャネルの拡散信号および遅延さ
れた拡散信号に、前記パイロットチャネルの拡散符号に
基づく前記パイロットチャネルのタップ係数を乗算し、
その乗算結果を加算して、前記パイロットチャネルの拡
散信号を逆拡散し、前記パイロットチャネルの逆拡散信
号を出力するステップと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受
信パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号と
を比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロ
ットシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化
した信号と、前記受信パイロットシンボルとの位相誤差
を求める位相誤差抽出・平均化ステップと、 前記受信位相を平均化した信号と、前記受信パイロッ
トシンボルとの位相誤差の平均2乗誤差を最小する前記
パイロットチャネルのタップ係数を演算するステップ
と、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与え、
前記通信チャネル拡散信号および遅延された拡散信号
に、前記通信チャネルの拡散符号に基づく前記通信チャ
ネルのタップ係数を乗算し、その乗算結果を加算して、
前記通信チャネルの拡散信号を逆拡散し、前記通信チャ
ネルの逆拡散信号を出力するステップと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報
信号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受
信パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通
信チャネル位相誤差補償ステップと、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記パイロット
信号と前記情報シンボルの重み係数を乗じてRAKE合成す
るRAKE合成ステップと、 RAKE合成された信号を識別判定する識別判定ステップ
と、 前記各パスの前記通信チャネル位相誤差補償ステップ
で得た出力と、前記識別判定ステップで得た出力を前記
RAKEの合成の重み係数で電力配分した信号との誤差の平
均2乗誤差を最小にするタップ係数を演算するステップ
と を具備するようにしてもよい。
数)の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次
与え、前記パイロットチャネルの拡散信号および遅延さ
れた拡散信号に、前記パイロットチャネルの拡散符号に
基づく前記パイロットチャネルのタップ係数を乗算し、
その乗算結果を加算して、前記パイロットチャネルの拡
散信号を逆拡散し、前記パイロットチャネルの逆拡散信
号を出力するステップと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受
信パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号と
を比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロ
ットシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化
した信号と、前記受信パイロットシンボルとの誤差を求
める位相誤差抽出・平均化ステップと、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整
数)の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与え、
前記通信チャネル拡散信号および遅延された拡散信号
に、前記通信チャネルの拡散符号に基づく前記通信チャ
ネルのタップ係数を乗算し、その乗算結果を加算して、
前記通信チャネルの拡散信号を逆拡散し、前記通信チャ
ネルの逆拡散信号を出力するステップと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報
信号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受
信パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通
信チャネル位相誤差補償ステップと、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記パイロット
信号と前記情報シンボルとに重み係数を乗じてRAKE合成
するRAKE合成ステップと、 RAKE合成された信号を識別判定する識別判定ステップ
と、 前記各パスの前記通信チャネル位相誤差補償手段の出
力と、前記識別判定手段の出力を前記RAKEの合成の重み
係数で電力配分した信号との誤差の誤差の平均2乗誤差
を最小にするタップ係数を演算するステップと を具備するようにしてもよい。
干渉の様子を示す図である。
る。
示す図である。
波段までの構成を示すブロック図である。
すブロック図である。
補償部の構成を示すブロック図である。
による、情報シンボルの受信位相誤差補正を説明するた
めの図である。
る第1の方法を説明するためのフローチャートである。
方法を説明するためのフローチャートである。
める第3の方法を説明するためのフローチャートであ
る。
すブロック図である。
ャネル構成を示す概念図である。
すブロック図である。
すブロック図である。
すブロック図である。
シンボルの平均化回路を示すブロック図である。
すブロック図である。
ロック図である。この復調回路は、図4に示す受信機の
AFC24の出力端に接続され、そこから、受信拡散信号を
供給されている。なお、以下に述べる各信号およびタッ
プ係数は、同相成分および直交成分をもつベクトルとし
て扱う。したがって、たとえば、「タップ係数」と「タ
ップ係数ベクトル」とは同一のものを指す。
通して、直交化フィルタ103に供給される。直交化フィ
ルタ103は、遅延部104、タップ係数乗算部105およびタ
ップ信号加算部105から構成されている。遅延部104は、
拡散符号のチップ周期Tcの1/m(mは1以上の整数)の
遅延ごとに引き出されたM個(Mは1以上の整数)のタ
ップを有し、全体の遅延時間は、数シンボル周期(たと
えば5周期)相当である。各タップの出力信号は、タッ
プ係数乗算部105の各乗算器に供給され、タップ係数ベ
クトルCM,...,C1と乗算される。これらのタップ係数
は、拡散符号によって決められ、後述する適応制御によ
って、自チャネルの受信符号が他のユーザの拡散符号に
対して直交化するように制御される。各乗算器から出力
された積は、タップ係数加算部106で加算され、狭帯域
の逆拡散信号として出力される。この逆拡散信号は、絶
対位相推定・位相誤差補償部107に供給される。
示すブロック図である。
は、図6のパイロット同期検出部122に供給される。パ
イロット同期検出部122は、各シンボルのクロックタイ
ミングを再生するとともに、パイロット信号の繰り返し
周期であるフレームタイミングを再生し、シンボル同期
信号とフレーム同期信号とを生成する。これらのシンボ
ル同期信号とフレーム同期信号は、絶対位相推定・位相
誤差補償部107の各部に供給される。パイロット同期検
出部122は、また、逆拡散信号をパイロット位相誤差推
定部124と位相誤差補償部128とに供給する。
生部125から供給される既知パターンの正規パイロット
シンボルと、逆拡散信号に含まれるパイロットシンボル
とを比較し、このパイロットシンボルの正規パイロット
シンボルからの位相のずれ、すなわち位相誤差を検出す
る。パイロットシンボルが受信されるごとに、この操作
を行うことによって、伝送路の変動による位相誤差の変
動をリアルタイムで推定することができる。推定された
位相誤差は、パイロット信号区間内で平均化された後、
情報シンボル位相誤差推定部126に供給される。
区間で求めた平均位相誤差を内挿して、情報シンボルご
とに位相誤差を推定する。すなわち、隣接する複数のパ
イロット信号区間で求めた各位相誤差を用いて、一次補
間あるいは二次補間を行い、パイロット信号間の各情報
シンボルタイミングにおける位相誤差を推定する。こう
して、情報シンボル位相誤差推定部126は、1つの情報
シンボルあたり1つの推定位相誤差を生成し、それらを
位相誤差補償部128へ供給する。位相誤差補償部128は、
推定された位相誤差を用いて、各情報シンボルを補償す
る。
位相誤差の補償方法を示す。隣接する2つのパイロット
区間で求めた平均位相ベクトルP1およびP2を内挿する
と、破線Piが得られる。この破線Piと、各情報シンボル
のパイロット信号に対する位置とから、各情報シンボル
の位相ベクトルS1,S2...が求められる。なお、図中のカ
ーブCVは、各シンボルの実際の位相ベクトルの終点軌跡
の一例である。図7は、最も簡単な一次補間を示してい
るが、2次補間やガウス補間などの方法を用いることも
可能であり、その詳細は、前述したSampaiの論文に説明
されている。
シンボルは、識別判定部108と誤差ベクトル演算部109と
に供給される。識別判定部108は、各情報シンボルを絶
対同期検波するもので、その結果を出力端子102から復
調出力として出力するとともに、誤差ベクトル演算部10
9に供給する。
補償部107のから出力された情報シンボルと、識別判定
部108から出力された復調出力との誤差を求め、誤差信
号(誤差ベクトル)として、乗算器111に供給する。乗
算器111は、絶対位相推定・位相誤差補償部107で推定し
た推定位相と誤差信号とをベクトル乗算する。これは、
入力信号の位相と誤差信号の位相とを合わせるためであ
る。乗算器111の出力は、タップ係数制御部110に供給さ
れる。
直交化フィルタ103のタップ係数ベクトルCM,...,C1を求
める。すなわち、誤差ベクトルの平均2乗誤差を最小に
するタップ係数ベクトルを求める。本明細書では、これ
を、MMSE(Minimum Mean−Square Error)基準によるタ
ップ係数ベクトルの演算という。こうしてMMSE基準で求
められたタップ係数ベクトルは、直交化フィルタ103に
供給される。
路と異なる点は、このMMSE基準でタップ係数を求める点
にある。Sampeiの方法では、補償の段階で振幅変動も除
去しているため、補償後の信号に干渉波成分が残らず、
MMSE基準の直交化フィルタでは、干渉を除去することが
できない。
るフローチャートである。
び情報信号の各シンボルごとに、LMS(Least Mean Squa
re)や、RLS(Recursive Least Square)等の、平均化
適応アルゴリズムを用いた、MMSE基準によるタップ係数
の求め方である。この方法は、パイロットシンボルに加
えて、全情報シンボルを用いるので、追従性がよい。以
下、図8Aおよび8Bを参照して、この方法を説明する。
は、パイロット信号中の最初のシンボルの位相誤差を推
定する。ステップSP2において、位相誤差補償部128は、
このパイロットシンボルの位相を補償する。ステップSP
3において、タップ係数制御部110は、このパイロットシ
ンボルにMMSEを適用してタップ係数を求め、ステップSP
4において、求めたタップ係数を直交化フィルタ103にフ
ィードバックする。ステップSP5において、絶対位相推
定・位相誤差補償部107は、パイロット信号区間中の全
シンボルが終了したか否かを判定し、シンボルがまだあ
るときには、ステップSP6において、次のシンボルを選
択してステップSP1に戻る。こうして、1パイロット信
号区間中の全てのシンボルについて位相誤差を推定し、
位相補償を行う。
が終了すると、絶対位相推定・位相誤差補償部107は、
情報信号中の各シンボルの位相誤差の推定および補償を
実行する。ステップSP11において、情報シンボル位相誤
差推定部126は、情報信号中の最初の情報シンボルにつ
いて、位相誤差を推定する。これは、図7に示すよう
に、パイロットシンボルについて求めた位相誤差の平均
値を用いて、内挿法によって実行する。ステップSP12に
おいて、位相誤差補償部128は、この情報シンボルの位
相を補償する。ステップS13において、タップ係数制御
部110は、この情報シンボルにMMSEを適用してタップ係
数を求め、ステップSP14において、求めたタップ係数を
直交化フィルタ103にフィードバックする。ステップSP1
5において、絶対位相推定・位相誤差補償部107は、1フ
レーム中の全情報シンボルが終了したか否かを判定し、
情報シンボルがまだあるときには、ステップSP16におい
て、次の情報シンボルを選択してステップSP11に戻る。
こうして、1フレーム中の全てのシンボルについて位相
誤差を推定し、位相補償を行う。この操作は、ステップ
SP20で通信の終了が検出されるまで続けられる。
た、MMSE基準によるタップ係数ベクトルの求め方であ
る。この方法は、既知パターンのパイロットシンボルの
みを用いるので、誤差は少ないが、追従性が悪い。以
下、この方法を説明する。
4は、パイロット信号中の最初のシンボルについて、位
相誤差を推定する。ステップSP32において、位相誤差補
償部128は、このパイロットシンボルの位相を補償す
る。ステップSP33において、絶対位相推定・位相誤差補
償部107は、パイロット信号区間中の全シンボルが終了
したか否かを判定し、シンボルがまだあるときには、ス
テップSP36において、次のシンボルを選択してステップ
SP31に戻る。
位相誤差の推定および補償が終了すると、ステップSP34
において、タップ係数制御部110は、補償されたパイロ
ットシンボルを平均化し、MMSEを適用してタップ係数を
求め、求めたタップ係数を、ステップSP35において、直
交化フィルタ103にフィードバックする。この操作は、
ステップSP37で通信の終了が検出されるまで続けられ
る。
シンボルを用いてタップ係数ベクトルを求め、情報区間
ではパイロットシンボルを用いて求めたタップ係数ベク
トルを内挿して、各情報シンボルごとのタップ係数ベク
トルを求めるものである。これは、図9の方法と比較し
て、追従性が改善されるので、発呼や着呼が生じてセル
内の拡散符号状態が変化した場合に好適である。この方
法は、図10Aおよび10Bに示す通り、図9のステップSP31
−36までと、図8BのステップSP11−20までとを組み合わ
せた方法であるので、説明を省略する。
ロック図である。この実施例は、マルチパスが存在する
場合に使用される。図11では、最も簡単な2パスの場合
を示しているが、3以上のマルチパスの場合も、各パス
ごとに最適制御された直交化フィルタを設ければ、同様
の構成で実現することができる。
直交化フィルタ103−1によって逆拡散され、絶対位相
推定・位相誤差補償部107−1によって位相補償され
る。ここまでは、第1実施例と同様である。同様に、第
2パスを伝搬してきた受信信号は、直交化フィルタ103
−2によって逆拡散され、絶対位相推定・位相誤差補償
部107−2によって位相補償される。
化フィルタ103−1のタップ係数ベクトルを誤差ベクト
ルから求め、これを直交化フィルタ103−1にフィード
バックする。この場合、タップ係数制御部110−1は、
第1パスの信号を希望信号とし、第2パスの自チャネル
の信号を干渉波と見なして、タップ係数ベクトルを演算
する。同様に、第2パスのタップ係数制御部110−2
は、直交化フィルタ103−2のタップ係数ベクトルを誤
差ベクトルから求め、これを直交化フィルタ103−2に
フィードバックする。この場合、タップ係数制御部110
−2は、第2パスの信号を希望信号とし、第1パスの自
チャネルの信号を干渉波と見なして、タップ係数ベクト
ルを演算する。このように、各パスごとに直交化フィル
タのタップ係数を求める。図中、符号154は、第1パス
の信号に対する第2パスの信号の遅延を表す。
た信号は、絶対位相推定・位相誤差補償部107−1およ
び107−2にそれぞれ入力され、位相誤差を補償され
る。位相補償された2つの信号は、RAKE合成部150に供
給される。
る。すなわち、各パスの信号電力対干渉電力比(SIR)
に応じて、最大比合成になるように、同相の重み付け合
成を行う。この合成法は、従来から知られている。合成
された信号は、識別判定部108で判定される。
力として出力されるとともに、乗算器152−1および152
−2に供給され、SIRによって重み付けされる。重み付
けされた識別判定出力は、誤差ベクトル演算部109−1
および109−2に供給される。誤差ベクトル演算部109−
1および109−2は、重み付けされた識別判定出力と、
絶対位相推定・位相誤差補償部107−1および107−2か
らの出力との差をそれぞれ求め、これを誤差ベクトルと
して、乗算器111を介して、タップ係数制御部110−1お
よび110−2へ供給する。こうして、識別判定後の信号
ベクトルをRAKE合成の重み係数で電力配分し、配分され
た信号と、位相変動補償後の各パスの出力との誤差を算
出し、その平均2乗誤差が最小になるように、直交化フ
ィルタのタップ係数を制御する。
存在する場合にも適用でる。この場合、各パスのSIRに
応じて重み付けを行っているので、信頼性の高いタップ
係数ベクトルを得ることができる。
の間にパイロット信号を挿入したフレーム構成をとって
いた。この場合、パイロット信号の挿入周期は、伝送路
の変動周期よりも十分に短くすることが必要であった。
局)チャネルに着目すると、基地局から送信された信号
は、ある移動局への送信信号も、他のユーザへの送信信
号も同一の伝送路を通って、その移動局に到達する。し
たがって、伝搬路の変動の推定に使用するパイロット信
号を、各ユーザの個別チャネルに挿入する必要はなく、
パイロット信号専用の共通パイロットチャネルを設け
て、各ユーザがこの共通パイロットチャネルを共有する
方が、フレーム効率が向上すると考えられる。以下の実
施例は、このような共通パイロットチャネルをもつシス
テムで使用する復調回路に関するものである。
動局への下りチャネルのフレーム構成を示す。N本の通
信チャネルに対して、1本のパイロットチャネルが設け
られている。このパイロットチャネルは、パターン既知
のシンボル群から構成されており、各通信チャネルを伝
搬した信号の位相補償を行うための参照信号として使用
される。
示すブロック図である。入力端子101に加えられた拡散
信号は、パイロットチャネル用の直交化フィルタ103P
と、通信チャネル用の直交化フィルタ103Tとに供給され
る。直交化フィルタ103Pおよび103Tは、上述した実施例
の直交化フィルタ103と同様にして、拡散符号に基づい
て生成されたタップ係数を用いて拡散信号を逆拡散し、
狭帯域の逆拡散信号S11およびS12をそれぞれ出力する。
この場合、パイロットチャネルと通信チャネルとは、異
なる拡散符号を用いて逆拡散される。
のパイロット信号に相当する信号なので、この復調回路
内で発生したパターン既知のパイロット信号を基準とし
た受信位相を求めることによって、フェージングによる
振幅変動および位相変動を求めることができる。この受
信信号S11には、他のユーザに関わる信号による相互相
関成分も含まれている。
受信パイロットシンボルを所定時間に渡って平均化し、
瞬時レイリー変動による誤差を平均化する。平均化して
得たベクトルには、他のユーザに関する信号との相互相
関成分が含まれる。そこで、タップ係数制御部110Pは、
この平均化されたベクトルと受信パイロットシンボルベ
クトルとの誤差の平均2乗誤差が最小になるようなタッ
プ係数を演算し、直交化フィルタ103Pにフィードバック
する。
イロットシンボルを用いて、通信チャネル位相誤差補償
部162で行われる。すなわち、対応するパイロットシン
ボルの受信位相を用いて、通信チャネルの直交化フィル
タ103Tから出力された信号S12の各シンボル位相を補正
する。通信チャネル位相誤差補償部162から出力された
位相補償後の信号S13は、識別判定部108で識別判定さ
れ、この識別判定結果が、出力端子12から復調出力とし
て出力される。識別判定部108の出力は、誤差ベクトル
演算部109にも供給され、信号S13との差である誤差ベク
トルが演算される。タップ係数制御部110Tは、この誤差
ベクトルの平均2乗誤差が最小になるようなタップ係数
を求めて、直交化フィルタ103Tに供給する。
連続的に送信するパイロットチャネルを用いて、常時、
連続的に伝送路の位相変動の推定を行うので、レイリー
フェージングに対する優れた追従性が得られる。
ロック図である。この実施例は、マルチパス環境下で使
用される受信機に、実施例3の復調回路を適用したもの
である。これは、図5に示す第1実施例と図11に示す第
2実施例との関係と類似しているので、第2実施例の対
応部分の説明を参照されたい。したがって、詳細な説明
は省略する。
ロック図である。この実施例が、図13に示す第3実施例
と異なる点は、以下の点である。
171を入力端子101とパイロットチャネル位相誤差抽出・
平均化部161との間に接続したこと。
去したこと。
めに、第3実施例と比較して、構成が簡単化され、処理
量も減少する。ただし、パイロット信号に干渉波成分が
混在するため、推定精度を上げるためには、多くのパイ
ロットシンボルの平均をとることが必要となる。図16A
および図16Bは、パイロットシンボルの平均をとる平均
化回路の構成を示す。これは、パイロットチャネル位相
誤差抽出・平均化部161内に設けられ、パイロットシン
ボルを所定時間に渡って平均化するものである。
る回路である。バッファ181にストアされたN個のパイ
ロットシンボルは、加算器183でたし合わされ、除算部1
85においてNで割られる。
均をとる回路であり、バッファ191および193にストアさ
れたパイロットシンボルは、乗算器195および197で重み
付けされ、加算器199でたし合わされる。こうして、パ
イロットシンボルの平均が求められる。
るため、高速フェージングに対する追従性は、第3実施
例と比較して不利であると考えられる。したがって、回
路規模およびフェージング環境によって、第3実施例と
本実施例とを使い分けることができる。
ロック図である。この実施例は、マルチパス環境下で使
用される受信機に、第5実施例の復調回路を適用したも
のである。これは、図5に示す第1実施例と図11に示す
第2実施例との関係と類似しているので、第2実施例の
対応部分の説明を参照されたい。したがって、詳細な説
明は省略する。
に、識別判定後の信号ベクトルをRAKE合成の重み係数で
電力配分し、配分された信号と、位相変動補償後の各パ
スの出力との誤差を算出し、その平均2乗誤差が最小に
なるように、直交化フィルタのタップ係数を制御してい
る。
Claims (40)
- 【請求項1】パターン既知のパイロット信号と情報信号
とからなるフレームを有する信号を、前記情報信号中の
各情報シンボルよりも高速の拡散符号で広帯域の信号に
拡散して拡散信号を生成し、多重アクセス伝送を行うCD
MA(Code Division Multiple Access)伝送において使
用され、前記拡散信号を前記拡散符号を用いて復調する
復調回路であって、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記拡散信号に順次与える複数の遅延回路と、
前記拡散信号および遅延された拡散信号に、前記拡散符
号に基づくタップ係数を乗算する複数の乗算器と、前記
乗算器の出力を加算する加算器とを備え、前記拡散信号
を逆拡散して逆拡散信号を出力する直交化フィルタと、 前記逆拡散信号中に含まれる受信パイロット信号と、既
知パターンのパイロット信号とを比較して、前記受信パ
イロット信号の受信位相を推定するとともに、前記受信
位相を内挿して、前記情報信号中の各情報シンボルの受
信位相を推定する絶対位相推定手段と、 前記推定された受信パイロット信号の受信位相に基づい
て、前記受信パイロット信号の受信位相誤差を補償する
とともに、前記推定された前記情報シンボルの受信位相
に基づいて、前記情報シンボルの位相誤差を補償する位
相誤差補償手段と、 前記位相を補償されたパイロット信号および前記位相を
補償された情報シンボルを識別判定する識別判定手段
と、 前記位相誤差補償手段の出力と前記識別判定手段の出力
との誤差の平均2乗誤差を最小にする前記タップ係数を
演算し、前記直交化フィルタに供給するタップ係数制御
手段とを具備することを特徴とするCDMA復調回路。 - 【請求項2】前記タップ係数制御手段は、前記パイロッ
ト信号中の各シンボル毎に、前記平均2乗誤差を最小に
する前記タップ係数を演算するとともに、前記情報信号
中の各シンボル毎に、前記平均2乗誤差を最小にする前
記タップ係数を演算する ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のCDMA復調回
路。 - 【請求項3】前記タップ係数制御手段は、前記パイロッ
ト信号毎に、前記平均2乗誤差最小にする前記タップ係
数を演算することを特徴とする請求の範囲第1項に記載
のCDMA復調回路。 - 【請求項4】前記タップ係数制御手段は、前記パイロッ
ト信号毎に、前記平均2乗誤差を最小にする前記タップ
係数を演算するとともに、前記情報信号中の各シンボル
毎に、前記平均2乗誤差を最小にする前記タップ係数を
演算することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のCD
MA復調回路。 - 【請求項5】基地局から移動局への下りチャネルが、パ
ターン既知のパイロット信号のみから構成される少なく
とも一つのパイロットチャネルと、情報信号を伝送する
複数の通信チャネルとを備え、前記パイロット信号およ
び前記情報信号をその伝送レートよりも高速の拡散符号
で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成し、該拡散信
号を用いて前記基地局と前記移動局との間の通信を、多
重アクセス伝送で行うCDMA(Code Division Multiple A
ccess)伝送システムで使用される、前記移動局の受信
装置の復調回路であって、 前記パイロットチャネルを復調するためのパイロットチ
ャネル復調部と、 前記各通信チャネル毎に設けられ、前記通信チャネルを
復調するための通信チャネル復調部とを備え、 前記パイロットチャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次与え
る複数の遅延回路と、前記パイロットチャネルの拡散信
号および遅延された拡散信号に、前記パイロットチャネ
ルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネルのタップ
係数を乗算する複数の乗算器と、前記乗算器の出力を加
算する加算器とを備え、前記パイロットチャネルの拡散
信号を逆拡散して前記パイロットチャネルの逆拡散信号
を出力するパイロットチャネル直交化フィルタと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受信
パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号とを
比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロッ
トシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化し
た信号と、 前記受信パイロットシンボルとの位相誤差を求める位相
誤差抽出・平均化手段と前記受信位相を平均化した信号
と、前記受信パイロットシンボルとの位相誤差の平均2
乗誤差を最小にする前記パイロットチャネルのタップ係
数を演算し、前記パイロットチャネル直交化フィルタに
供給するパイロットチャネルタップ係数制御手段とを具
備し、 前記通信チャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与える複数
の遅延回路と、前記通信チャネル拡散信号および遅延さ
れた拡散信号に、前記通信チャネルの拡散符号に基づく
前記通信チャネルのタップ係数を乗算する複数の乗算器
と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、前記
通信チャネルの拡散信号を逆拡散して前記通信チャネル
の逆拡散信号を出力する通信チャネル直交化フィルタ
と、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償手段と、 前記通信チャネルのタップ係数を演算し、前記通信チャ
ネル直交化フィルタに供給する通信チャネルタップ係数
制御手段とを具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記位相を補償された前記情報シンボルを識別判定する
識別判定手段を具備し、 前記通信チャネルタップ係数制御手段は、前記位相を補
償された情報シンボルと、前記識別判定された情報シン
ボルとの誤差の平均2乗誤差を最小にする前記タップ係
数を演算することを特徴とするCDMA復調回路。 - 【請求項6】基地局から移動局への下りチャネルが、パ
ターン既知のパイロット信号のみから構成される少なく
とも一つのパイロットチャネルと、情報信号を伝送する
複数の通信チャネルとを備え、前記パイロット信号およ
び前記情報信号をその伝送レートよりも高速の拡散符号
で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成し、該拡散信
号を用いて前記基地局と前記移動局との間の通信を、多
重アクセス伝送行うCDMA(Code Division Multiple Acc
ess)伝送システムで使用される、前記移動局の受信装
置の復調回路であって、 前記パイロットチャネルを復調するためのパイロットチ
ャネル復調部と、 前記各通信チャネルに設けられ、前記通信チャネルを復
調するための通信チャネル復調部とを備え、 前記パイロットチャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次与え
る複数の遅延回路と、前記パイロットチャネルの拡散信
号および遅延された拡散信号に、前記パイロットチャネ
ルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネルのタップ
係数を乗算する複数の乗算器と、前記乗算器の出力を加
算する加算器とを備え、前記パイロットチャネルの拡散
信号を逆拡散して前記パイロットチャネルの逆拡散信号
を出力するパイロットチャネルマッチドフィルタと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受信
パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号とを
比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロッ
トシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化し
た信号と、前記受信パイロットシンボルとの誤差を求め
る位相誤差抽出・平均化手段とを具備し、 前記通信チャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与える複数
の遅延回路と、前記通信チャネルの拡散信号および遅延
された拡散信号に、前記通信チャネルの拡散符号に基づ
く前記通信チャネルのタップ係数を乗算する複数の乗算
器と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、前
記通信チャネルの拡散信号を逆拡散して前記通信チャネ
ルの逆拡散信号を出力する通信チャネル直交化フィルタ
と、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償手段と、 前記通信チャネルのタップ係数を演算し、前記通信チャ
ネル直交化フィルタに供給する通信チャネルタップ係数
制御手段とを具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記位相を補償された前記情報シンボルを識別判定する
識別判定手段を具備し、 前記通信チャネルタップ係数制御手段は、前記位相を補
償された情報シンボルと、前記識別判定された情報シン
ボルとの誤差の平均2乗誤差を最小にする前記タップ係
数を演算することを特徴とするCDMA復調回路。 - 【請求項7】パターン既知のパイロット信号と情報信号
とからなるフレームを有する信号を、前記情報信号中の
各情報シンボルよりも高速の拡散符号で広帯域の信号に
拡散して拡散信号を生成し、多重アクセス伝送を行うCD
MA(Code Division Multiple Access)伝送において使
用され、マルチパスを通して伝搬されてきた前記拡散信
号を前記拡散符号を用いて復調する復調回路であって、
各パス毎に、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記拡散信号に順次与える複数の遅延回路と、
前記拡散信号および遅延された拡散信号に、前記拡散符
号に基づくタップ係数を乗算する複数の乗算器と、前記
乗算器の出力を加算する加算器とを備え、前記拡散信号
を逆拡散して逆拡散信号を出力する直交化フィルタと、 前記逆拡散信号中に含まれる受信パイロット信号と、既
知パターンのパイロット信号とを比較して、前記受信パ
イロット信号の受信位相を推定するとともに、前記受信
位相を内挿して、前記情報信号中の各情報シンボルの受
信位相を推定する絶対位相推定手段と、 前記推定された受信パイロット信号の受信位相に基づい
て、前記受信パイロット信号の受信位相誤差を補償する
とともに、前記推定された前記情報シンボルの受信位相
に基づいて、前記情報シンボルの位和誤差を補償する位
相誤差補償手段と、 前記タップ係数を演算して、前記直交化フィルタに供給
するタップ係数制御手段と を具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記パイロット信
号と前記情報シンボルとに重み係数を乗じてRAKE合成す
るRAKE合成回路と、 RAKE合成された信号を識別判定する識別判定手段と を具備し、 前記各パスのタップ係数制御手段は、前記各パスの前記
位相誤差補償手段の出力と、前記識別判定手段の出力を
RAKE合成の前記重み係数で電力配分した信号との誤差の
平均2乗誤差を最小にする前記タップ係数を演算するこ
とを特徴とするCDMA復調回路。 - 【請求項8】前記タップ係数制御手段は、前記パイロッ
ト信号中の各シンボル毎に、前記平均2乗誤差を最小に
する前記タップ係数を演算するとともに、前記情報信号
中の各シンボル毎に、前記平均2乗誤差を最小にする前
記タップ係数を演算することを特徴とする請求の範囲第
7項に記載のCDMA復調回路。 - 【請求項9】前記タップ係数制御手段は、前記パイロッ
ト信号毎に、前記平均2乗誤差を最小にする前記タップ
係数を演算することを特徴とする請求の範囲第7項に記
載のCDMA復調回路。 - 【請求項10】前記タップ係数制御手段は、前記パイロ
ット信号毎に、前記平均2乗誤差を最小にする前記タッ
プ係数を演算するとともに、前記情報信号中の各シンボ
ル毎に、前記平均2乗誤差を最小にする前記タップ係数
を演算することを特徴とする請求の範囲第7項に記載の
CDMA復調回路。 - 【請求項11】前記重み係数は、前記各パスの受信SIR
(信号電力対干渉電力比)であることを特徴とする請求
の範囲第7項に記載のCDMA復調回路。 - 【請求項12】基地局から移動局への下りチャネルが、
パターン既知のパイロット信号のみから構成される少な
くとも一つのパイロットチャネルと、情報信号を伝送す
る複数の通信チャネルとを備え、前記パイロット信号お
よび前記情報信号をその伝送レートよりも高速の拡散符
号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成し、該拡散
信号を用いて前記基地局と前記移動局との間の通信を、
多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Division Multiple
Access)伝送システムで使用され、マルチパスを通し
て伝搬されてきた前記拡散信号を前記拡散符号を用いて
復調する復調回路であって、各パス毎に、 前記パイロットチャネルを復調するためのパイロットチ
ャネル復調部と、 前記各通信チャネル毎に設けられ、前記通信チャネルを
復調するための通信チャネル復調部とを備え、 前記パイロットチャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次与え
る複数の遅延回路と、前記パイロットチャネルの拡散信
号および遅延された拡散信号に、前記パイロットチャネ
ルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネルのタップ
係数を乗算する複数の乗算器と、前記乗算器の出力を加
算する加算器とを備え、前記パイロットチャネルの拡散
信号を逆拡散して前記パイロットチャネルの逆拡散信号
を出力するパイロットチャネル直交化フィルタと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受信
パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号とを
比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロッ
トシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化し
た信号と、前記受信パイロットシンボルとの位相誤差を
求める位相誤差抽出・平均化手段と、 前記受信位相を平均化した信号と、前記受信パイロット
シンボルとの位相誤差の平均2乗誤差を最小にする前記
パイロットチャネルのタップ係数を演算し、前記パイロ
ットチャネル直交化フィルタに供給するパイロットチャ
ネルタップ係数制御手段とを具備し、 前記通信チャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与える複数
の遅延回路と、前記通信チャネル拡散信号および遅延さ
れた拡散信号に、前記通信チャネルの拡散符号に基づく
前記通信チャネルのタップ係数を乗算する複数の乗算器
と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、前記
通信チャネルの拡散信号を逆拡散して前記通信チャネル
の逆拡散信号を出力する通信チャネル直交化フィルタ
と、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償手段と、 前記通信チャネルのタップ係数を演算し、前記通信チャ
ネル直交化フィルタに供給する通信チャネルタップ係数
制御手段とを具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記情報シンボル
に重み係数を乗じてRAKE合成するRAKE合成回路と、 RAKE合成された信号を識別判定する識別判定手段と を具備し、 前記各パスの通信チャネルタップ係数制御手段は、前記
各パスの前記通信チャネル位相誤差補償手段の出力と、
前記識別判定手段の出力を前記RAKE合成の重み係数で電
力配分した信号との誤差の平均2乗誤差を最小にする前
記タップ係数を演算することを特徴とするCDMA復調回
路。 - 【請求項13】前記重み係数は、前記各パスの受信SIR
(信号電力対干渉電力比)であることを特徴とする請求
の範囲第12項に記載のCMDA復調回路。 - 【請求項14】基地局から移動局への下りチャネルが、
パターン既知のパイロット信号のみから構成される少な
くとも一つのパイロットチャネルと、情報信号を伝送す
る複数の通信チャネルとを備え、前記パイロット信号お
よび前記情報信号をその伝送レートよりも高速の拡散符
号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成し、該拡散
信号を用いて前記基地局と前記移動局との間の通信を、
多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Division Multiple
Access)伝送システムで使用され、マルチパスを通し
て伝搬されてきた前記拡散信号を前記拡散符号を用いて
復調する復調回路であって、各パス毎に、 前記パイロットチャネルを復調するためのパイロットチ
ャネル復調部と、 前記各通信チャネル毎に設けられ、前記通信チャネルを
復調するための通信チャネル復調部とを備え、 前記パイロットチャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次与え
る複数の遅延回路と、前記パイロットチャネルの拡散信
号および遅延された拡散信号に、前記パイロットチャネ
ルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネルのタップ
係数を乗算する複数の乗算器と、前記乗算器の出力を加
算する加算器とを備え、前記パイロットチャネルの拡散
信号を逆拡散して前記パイロットチャネルの逆拡散信号
を出力するパイロットチャネルマッチドフィルタと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受信
パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号とを
比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロッ
トシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化し
た信号と、前記受信パイロットシンボルとの誤差を求め
る位相誤差抽出・平均化手段とを具備し、 前記通信チャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与える複数
の遅延回路と、前記通信チャネルの拡散信号および遅延
された拡散信号に、前記通信チャネルの拡散符号に基づ
く前記通信チャネルのタップ係数を乗算する複数の乗算
器と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、前
記通信チャネルの拡散信号を逆拡散して前記通信チャネ
ルの逆拡散信号を出力する通信チャネル直交化フイルタ
と、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報信
号中の情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信パ
イロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信チ
ャネル位相誤差補償手段と、 前記通信チャネルのタップ係数を演算し、前記通信チャ
ネル直交化フィルタに供給する通信チャネルタップ係数
制御手段とを具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記情報シンボル
に重み係数を乗じてRAKE合成するRAKE合成回路と、 RAKE合成された信号を識別判定する識別判定手段と を具備し、 前記各パスの通信チャネルタップ係数制御手段は、前記
各パスの前記通信チャネル位相誤差補償手段の出力と、
前記識別判定手段の出力を前記RAKE合成の重み係数で電
力配分した信号との誤差の平均2乗誤差を最小にする前
記タップ係数を演算することを特徴とするCDMA復調回
路。 - 【請求項15】前記重み係数は、前記各パスの受信SIR
(信号電力対干渉電力比)であることを特徴とする請求
の範囲第14項に記載のCDMA復調回路。 - 【請求項16】情報信号を、その伝送レートよりも高速
の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成
し、該拡散信号を用いて基地局と移動局との間の通信
を、多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Division Mult
iple Access)伝送システムにおいて、前記基地局から
前記移動局への下りチャネルが、 パターン既知のパイロット信号のみから構成される少な
くとも一つのパイロットチャネルと、 前記情報信号を伝送する複数の通信チャネルと を具備しており、 前記移動局の受信装置の復調回路は、 前記パイロットチャネルを復調するためのパイロット復
調部と、 前記各通信チャネル毎に設けられ、前記通信チャネルを
復調するための通信チャネル復調部とを備え、 前記パイロットチャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次与え
る複数の遅延回路と、前記パイロットチャネルの拡散信
号および遅延された拡散信号に、前記パイロットチャネ
ルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネルのタップ
係数を乗算する複数の乗算器と、前記乗算器の出力を加
算する加算器とを備え、前記パイロットチャネルの拡散
信号逆拡散して前記パイロットチャネルの逆拡散信号を
出力するパイロットチャネル直交化フィルタと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受信
パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号とを
比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロッ
トシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化し
た信号と、前記受信パイロットシンボルとの位相誤差を
求める位相誤差抽出・平均化手段と、 前記受信位相を平均化した信号と、前記受信パイロット
シンボルとの位相誤差の平均2乗誤差を最小にする前記
パイロットチャネルのタップ係数を演算し前記パイロッ
トチャネル直交化フィルタに供給するパイロットチャネ
ルタップ係数制御手段とを具備し、 前記通信チャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与える複数
の遅延回路と、前記通信チャネル拡散信号および遅延さ
れた拡散信号に、前記通信チャネルの拡散符号に基づく
前記通信チャネルのタップ係数を乗算する複数の乗算器
と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、前記
通信チャネルの拡散信号を逆拡散して前記通信チャネル
の逆拡散信号を出力する通信チャネル直交化フィルタ
と、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償手段と、 前記通信チャネルのタップ係数を演算し、前記通信チャ
ネル直交化フィルタに供給する通信チャネルタップ係数
制御手段とを具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記位相を補償された前記情報シンボルを識別判定する
識別判定手段を具備し、前記通信チャネルタップ係数制
御手段は、前記位相を補償された情報シンボルと、前記
識別判定された情報シンボルとの誤差の平均2乗誤差を
最小にする前記タップ係数を演算することを特徴とする
CDMA伝送システム。 - 【請求項17】情報信号を、その伝送レートよりも高速
の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成
し、該拡散信号を用いて基地局と移動局との間の通信
を、多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Division Mult
iple Access)伝送システムにおいて、前記基地局から
前記移動局への下りチャネルが、 パターン既知のパイロット信号のみから構成される少な
くとも一つのパイロットチャネルと、 前記情報信号を伝送する複数の通信チャネルと を具備しており、 前記移動局の受信装置の復調回路は、 前記パイロットチャネルを復調するためのパイロットチ
ャネル復調部と、 記各通信チャネルに設けられ、前記通信チャネルを復調
するための通信チャネル復調部とを備え、 前記パイロットチャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次与え
る複数の遅延回路と、前記パイロットチャネルの拡散信
号および遅延された拡散信号に、前記パイロットチャネ
ルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネルのタップ
係数を乗算する複数の乗算器と、前記乗算器の出力を加
算する加算器とを備え、前記パイロットチャネルの拡散
信号を逆拡散して前記パイロットチャネルの逆拡散信号
を出力するパイロットチャネルマッチドフィルタと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受信
パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号とを
比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロッ
トシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化し
た信号と、前記受信パイロットシンボルとの誤差を求め
る位相誤差抽出・平均化手段とを具備し、 前記通信チャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与える複数
の遅延回路と、前記通信チャネル拡散号および遅延され
た拡散信号に、前記通信チャネルの拡散符号に基づく前
記通信チャネルのタップ係数を乗算する複数の乗算器
と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、前記
通信チャネルの拡散信号を逆拡散して前記通信チャネル
の逆拡散信号を出力する通信チャネル直交化フイルタ
と、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償手段と、 前記通信チャネルのタップ係数を演算し、前記通信チャ
ネル直交フィルタに供給する通信チャネルタップ係数制
御手段とを具備し、前記復調回路は、さらに、前記位相
を補償された前記情報シンボルを識別判定する識別判定
手段を具備し、 前記通信チャネルタップ係数制御手段は、前記位相を補
償された情報シンボルと、前記識別判定された情報シン
ボルとの誤差の平均2乗誤差を最小にする前記タップ係
数を演算することを特徴とするCDMA伝送システム。 - 【請求項18】情報信号を、その伝送レートよりも高速
の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成
し、該拡散信号を用いて基地局と移動局との間の通信
を、多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Division Mult
iple Access)伝送システムにおいて、前記基地局から
前記移動局への下りチャネルが、 パターン既知のパイロット信号のみから構成される少な
くとも一つのパイロットチャネルと、 前記情報信号を伝送する複数の通信チャネルと を具備しており、 前記移動局の受信装置の復調回路は、各パス毎に 前記パイロットチャネルを復調するためのパイロットチ
ャネル復調部と、 前記各通信チャネルに設けられ、前記通信チャネルを復
調するための通信チャネル復調部とを備え、 前記パイロットチャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次与え
る複数の遅延回路と、前記パイロットチャネルの拡散信
号および遅延された拡散信号に、前記パイロットチャネ
ルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネルのタップ
係数を乗算する複数の乗算器と、前記乗算器の出力を加
算する加算器とを備え、前記パイロットチャネルの拡散
信号を逆拡散して前記パイロットチャネルの逆拡散信号
を出力するパイロットチャネルマッチドフィルタと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受信
パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号とを
比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロッ
トシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化し
た信号と、前記受信パイロットシンボルとの誤差を求め
る位相誤差抽出・平均化手段とを具備し、 前記通信チャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与える複数
の遅延回路と、前記通信チャネル拡散信号および遅延さ
れた拡散信号に、前記通信チャネルの拡散符号に基づく
前記通信チャネルのタップ係数を乗算する複数の乗算器
と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、前記
通信チャネルの拡散信号を逆拡散して前記通信チャネル
の逆拡散信号を出力する通信チャネル直交化フイルタ
と、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償手段と、 前記通信チャネルのタップ係数を演算し、前記通信チャ
ネル直交化フィルタに供給する通信チャネルタップ係数
制御手段とを具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記パイロト信号
と前記情報シンボルとに重み係数を乗じてRAKE合成する
RAKE合成回路と、 RAKE合成された信号を識別する識別判定する識別判定手
段と を具備し、 前記各パスの通信チャネルタップ係数制御手段は、前記
各パスの前記通信チャネル位相誤差補償手段の出力と、
前記識別判定手段の出力を前記RAKE合成の重み係数で電
力配分した信号との誤差の平均2乗誤差を最小にする前
記タップ係数を演算することを特徴とするCDMA伝送シス
テム。 - 【請求項19】情報信号を、その伝送レートよりも高速
の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成
し、該拡散信号を用いて基地局と移動局との間の通信
を、多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Division Mult
iple Access)伝送システムにおいて、前記基地局から
前記移動局への下りチャネルが、 パターン既知のパイロット信号のみから構成される少な
くとも一つのパイロットチャネルと、 前記情報信号を伝送する複数の通信チャネルと を具備しており前記移動局の受信装置の復調回路は、各
パス毎に 前記パイロットチャネルを復調するためのパイロットチ
ャネル復調部と、 前記各通信チャネルに設けられ、前記通信チャネルを復
調するための通信チャネル復調部とを備え、 前記パイロットチャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次与え
る複数の遅延回路と、前記パイロットチャネルの拡散信
号および遅延された拡散信号に、前記パイロットチャネ
ルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネルのタップ
係数を乗算する複数の乗算器と、前記乗算器の出力を加
算する加算器とを備え、前記パイロットチャネルの拡散
信号を逆拡散して前記パイロットチャネルの逆拡散信号
を出力するパイロットチャネルマッチドフィルタと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受信
パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号とを
比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロッ
トシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化し
た信号と、前記受信パイロットシンボルとの誤差を求め
る位相誤差抽出・平均化手段とを具備し、 前記通信チャネル復調部は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与える複数
の遅延回路と、前記通信チャネルの拡散信号および遅延
された拡散信号に、前記通信チャネルの拡散符号に基づ
く前記通信チャネルのタップ係数を乗算する複数の乗算
器と、前記乗算器の出力を加算する加算器とを備え、前
記通信チャネルの拡散信号を逆拡散して前記通信チャネ
ルの逆拡散信号を出力する通信チャネル直交化フイルタ
と、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償手段と、 前記通信チャネルのタップ係数を演算し、前記通信チャ
ネル直交化フィルタに供給する通信チャネルタップ係数
制御手段とを具備し、 前記復調回路は、さらに、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記パイロト信号
と前記情報シンボルとに重み係数を乗じてRAKE合成する
RAKE合成回路と、 RAKE合成された信号を識別する識別判定する識別判定手
段と を具備し、 前記各パスの通信チャネルタップ係数制御手段は、前記
各パスの前記通信チャネル位相誤差補償手段の出力と、
前記識別判定手段の出力を前記RAKE合成の重み係数で電
力配分した信号との誤差の平均2乗誤差を最小にする前
記タップ係数を演算することを特徴とするCDMA伝送シス
テム。 - 【請求項20】前記拡散符号の周期は、前記情報信号中
の情報シンボル周期と同じであることを特徴とする請求
の範囲第16項ないし第19項のいずれかに記載のCDMA伝送
システム。 - 【請求項21】パターン既知のパイロット信号と情報信
号とからなるフレームを有する信号を、前記情報信号中
の各情報シンボルよりも高速の拡散符号で広帯域の信号
に拡散して拡散信号を生成し、多重アクセス伝送を行う
CDMA(Code Division Multiple Access)伝送において
使用され、前記拡散信号を前記拡散符号を用いて復調す
る復調方法であって、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記拡散信号に順次与え、前記拡散信号および
遅延された拡散信号に、前記拡散符号に基づくタップ係
数を乗算し、前記乗算結果を加算して、前記拡散信号を
逆拡散し、逆拡散信号を出力するステップと、 前記逆拡散信号中に含まれる受信パイロット信号と、既
知パターンのパイロット信号とを比較して、前記受信パ
イロット信号の受信位相を推定するとともに、前記受信
位相を内挿して、前記情報信号中の各情報シンボルの受
信位相を推定する絶対位相推定ステップと、 前記推定された受信パイロット信号の受信位相に基づい
て、前記受信パイロット信号の受信位相誤差を補償する
とともに、前記推定された前記情報シンボルの受信位相
に基づいて、前記情報シンボルの位相誤差を補償する位
相誤差補償ステップと、 前記位相を補償されたパイロット信号および前記位相を
補償された情報シンボルを識別判定する識別判定ステッ
プと、 前記位相誤差補償ステップの出力と前記識別判定ステッ
プの出力との誤差の平均2乗誤差を最小にする前記タッ
プ係数を演算するタップ係数演算ステップと を具備することを特徴とするCDMA復調方法。 - 【請求項22】前記タップ係数演算ステップは、前記パ
イロット信号中の各シンボル毎に、前記平均2乗誤差を
最小にするタップ係数を演算するとともに、前記情報信
号中の各シンボル毎に、前記平均2乗誤差を最小にする
タップ係数を演算することを特徴とする請求の範囲第21
項に記載CDMA復調方法。 - 【請求項23】前記タップ係数演算ステップは、前記パ
イロット信号毎に、前記平均2乗誤差を最小にするタッ
プ係数を演算することを特徴とする請求の範囲第21項に
記載のCDMA復調方法。 - 【請求項24】前記タップ係数演算ステップは、前記パ
イロット信号毎に、前記平均2乗誤差を最小にするタッ
プ係数を演算するとともに、前記情報信号中の各シンボ
ル毎に、前記平均2乗誤差を最小にするタップ係数を演
算することを特徴とする請求の範囲第21項に記載のCDMA
復調方法。 - 【請求項25】基地局から移動局への下りチャネルが、
パターン既知のパイロット信号のみから構成される少な
くとも一つのパイロットチャネルと、情報信号を伝送す
る複数の通信チャネルとを備え、前記パイロット信号お
よび前記情報信号をその伝送レートよりも高速の拡散符
号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成し、該拡散
信号を用いて前記基地局と前記移動局との間の通信を、
多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Division Multiple
Access)伝送システムで使用される、前記移動局の受
信装置の復調方法であって、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次与
え、前記パイロットチャネルの拡散信号および遅延され
た拡散信号に、前記パイロットチャネルの拡散符号に基
づく前記パイロットチャネルのタップ係数を乗算し、前
記乗算結果を加算して、前記パイロットチャネルの拡散
信号を逆拡散し、前記パイロットチャネルの逆拡散信号
を出力するステップと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受信
パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号とを
比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロッ
トシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化し
た信号と、前記受信パイロットシンボルとの位相誤差を
求める位相誤差抽出・平均化ステップと、 前記受信位相を平均化した信号と、前記受信パイロット
シンボルとの位相誤差の平均2乗誤差を最小にする前記
パイロットチャネルのタップ係数を演算するステップ
と、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与え、前記
通信チャネル拡散信号および遅延された拡散信号に、前
記通信チャネルの拡散符号に基づく前記通信チャネルの
タップ係数を乗算し、前記乗算結果を加算して、前記通
信チャネルの拡散信号を逆拡散し、前記通信チャネルの
逆拡散信号を出力するステップと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償ステップと、 前記位相を補償された前記情報シンボルを識別判定する
識別判定ステップと、 前記位相を補償された情報シンボルと、前記識別判定さ
れた情報シンボルとの誤差の平均2乗誤差を最小にする
前記タップ係数を演算するステップと を具備することを特徴とするCDMA復調方法。 - 【請求項26】基地局から移動局への下りチャネルが、
パターン既知のパイロット信号のみから構成される少な
くとも一つのパイロットチャネルと、情報信号を伝送す
る複数の通信チャネルとを備え、前記パイロット信号お
よび前記情報信号をその伝送レートよりも高速の拡散符
号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成し、該拡散
信号を用いて前記基地局と前記移動局との間の通信を、
多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Division Multiple
Access)伝送システムで使用される、前記移動局の受
信装置の復調方法であって、前記拡散符号のチップ周期
の1/m(mは1以上の整数)の遅延を前記パイロットチ
ャネルの拡散信号に順次与え、前記パイロットチャネル
の拡散信号および遅延された拡散信号に、前記パイロッ
トチャネルの拡散符号に基づく前記パイロットチャネル
のタップ係数を乗算し、その乗算結果を加算して、前記
パイロットチャネルの拡散信号を逆拡散し、前記パイロ
ットチャネルの逆拡散信号を出力するステップと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受信
パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号とを
比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロッ
トシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化し
た信号と、前記受信パイロットシンボルとの誤差を求め
る位相誤差抽出・平均化ステップと、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与え、前記
通信チャネル拡散信号および遅延された拡散信号に、前
記通信チャネルの拡散符号に基づく前記通信チャネルの
タップ係数を乗算し、その乗算結果を加算して、前記通
信チャネルの拡散信号を逆拡散し、前記通信チャネルの
逆拡散信号を出力するステップと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償ステップと、 前記位相を補償された前記情報シンボルを識別判定する
識別判定ステップと、 前記位相を補償された情報シンボルと、前記識別判定さ
れた情報シンボルとの誤差の平均2乗誤差を最小にする
前記タップ係数を演算するステップと を具備することを特徴とするCDMA復調方法。 - 【請求項27】パターン既知のパイロット信号と情報信
号とからなるフレームを有する信号を、前記情報信号中
の各情報シンボルよりも高速の拡散符号で広帯域の信号
に拡散して拡散信号を生成し、多重アクセス伝送を行う
CDMA(Code Division Multiple Access)伝送において
使用され、マルチパスを通して伝搬されてきた前記拡散
信号を前記拡散符号を用いて復調する復調方法であっ
て、各パス毎に、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記拡散信号に順次与え、前記拡散信号および
遅延された拡散信号に、前記拡散符号に基づくタップ係
数を乗算し、その乗算結果を加算して、前記拡散信号を
逆拡散し、拡散信号を出力するステップ、 前記逆拡散信号中に含まれる受信パイロット信号と、既
知パターンのパイロット信号とを比較して、前記受信パ
イロット信号の受信位相を推定するとともに、前記受信
位相を内挿して、前記情報信号中の各情報シンボルの受
信位相を推定する絶対位相推定ステップと、 前記推定された受信パイロット信号の受信位相に基づい
て、前記受信パイロット信号の受信位相誤差を補償する
とともに、前記推定された前記情報シンボルの受信位相
に基づいて、前記情報シンボルの位相誤差を補償する位
相誤差補償ステップと、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記パイロット信
号と前記情報シンボルとに重み係数を乗じてRAKE合成す
るRAKE合成ステップと、 RAKE合成された信号を識別判定する識別判定ステップ
と、前記各パスの前記位相誤差補償手段の出力と、前記
識別判定手段の出力をRAKE合成の前記重み係数で電力配
分した信号との誤差の平均2乗誤差を最小にする前記タ
ップ係数を演算するタップ係数演算ステップと 具備することを特徴とするCDMA復調方法。 - 【請求項28】前記タップ係数演算ステップは、前記パ
イロット信号中の各シンボル毎に、前記平均2乗誤差を
最小にする前記タップ係数を演算するとともに、前記情
報信号中の各シンボル毎に、前記平均2乗誤差を最小に
する前記タップ係数を演算することを特徴とする請求の
範囲第27項に記載のCDMA復調方法。 - 【請求項29】前記タップ係数演算ステップは、前記パ
イロット信号毎に、前記平均2乗誤差を最小にするタッ
プ係数を演算することを特徴とする請求の範囲第27項に
記載のCDMA復調方法。 - 【請求項30】前記タップ係数演算ステップは、前記パ
イロット信号毎に、前記平均2乗誤差を最小にするタッ
プ係数を演算するとともに、前記情報信号中の各シンボ
ル毎に、前記平均2乗誤差を最小にするタップ係数を演
算することを特徴とする請求の範囲第27項に記載のCDMA
復調方法。 - 【請求項31】前記重み係数は、前記各パスの受信SIR
(信号電力対干渉電力比)であることを特徴とする請求
の範囲第27項に記載のCDMA復調方法。 - 【請求項32】基地局から移動局への下りチャネルが、
パターン既知のパイロット信号のみから構成される少な
くとも一つのパイロットチャネルと、情報信号を伝送す
る複数の通信チャネルとを備え、前記パイロット信号お
よび前記情報信号をその伝送レートよりも高速の拡散符
号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成し、該拡散
信号を用いて前記基地局と前記移動局との間の通信を、
多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Division Multiple
Access)伝送システムで使用され、マルチパスを通し
て伝搬されてきた前記拡散信号を前記拡散符号を用いて
復調する復調方法であって、各パス毎に、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次与
え、前記パイロットチャネルの拡散信号および遅延され
た拡散信号に、前記パイロットチャネルの拡散符号に基
づく前記パイロットチャネルのタップ係数を乗算し、そ
の乗算結果を加算して、前記パイロットチャネルの拡散
信号を逆拡散し、前記パイロットチャネルの逆拡散信号
を出力するステップと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受信
パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号とを
比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロッ
トシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化し
た信号と、前記受信パイロットシンボルとの位相誤差を
求める位相誤差抽出・平均化ステップと、 前記受信位相を平均化した信号と、前記受信パイロット
シンボルとの位相誤差の平均2乗誤差を最小にする前記
パイロットチャネルのタップ係数を演算しするステップ
と、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与え、前記
通信チャネル拡散信号および遅延された拡散信号に、前
記通信チャネルの拡散符号に基づく前記通信チャネルの
タップ係数を乗算し、前記乗算結果を加算して、前記通
信チャネルの拡散信号を逆拡散し、 前記通信チャネルの逆拡散信号を出力するステップと、
前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償ステップと、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記情報シンボル
を重み係数を乗じてRAKE合成するRAKE合成ステップと、 RAKEを合成された信号を識別判定する識別判定ステップ
と、 前記各パスの前記通信チャネル位相誤差補償手段の出力
と、前記識別判定結果を前記RAKE合成の重み係数で電力
配分した信号との誤差の平均2乗誤差を最小にするタッ
プ係数を演算するステップと を具備することを特徴とするCDMA復調方法。 - 【請求項33】前記重み係数は、前記各パスの受信SIR
(信号電力対干渉電力比)であることを特徴とする請求
の範囲第32項に記載のCDMA復調方法。 - 【請求項34】基地局から移動局への下りチャネルが、
パターン既知のパイロット信号のみから構成される少な
くとも一つのパイロットチャネルと、情報信号を伝送す
る複数の通信チャネルとを備え、前記パイロット信号お
よび前記情報信号をその伝送レートよりも高速の拡散符
号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成し、該拡散
信号を用いて前記基地局と前記移動局との間の通信を、
多重アクセス伝送で行うCDMA(Code Division Multiple
Access)伝送システムで使用され、マルチパスを通し
て伝搬されてきた前記拡散信号を前記拡散符号を用いて
復調する復調方法であって、各パス毎に、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次与
え、前記パイロットチャネルの拡散信号および遅延され
た拡散信号に、前記パイロットチャネルの拡散符号に基
づく前記パイロットチャネルのタップ係数を乗算し、そ
の乗算結果を加算して、前記パイロットチャネルの拡散
信号を逆拡散し、前記パイロットチャネルの逆拡散信号
を出力するステップと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受信
パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号とを
比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロッ
トシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化し
た信号と、前記受信パイロットシンボルとの誤差を求め
る位相誤差抽出・平均化ステップと、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与え、前記
通信チャネル拡散信号および遅延された拡散信号に、前
記通信チャネルの拡散符号に基づく前記通信チャネルの
タップ係数を乗算し、前記乗算結果を加算して、前記通
信チャネルの拡散信号を逆拡散し、 前記通信チャネルの逆拡散信号を出力するステップと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償ステップと、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記情報シンボル
を重み係数を乗じてRAKE合成するRAKE合成ステップと、 RAKEを合成された信号を識別判定する識別判定ステップ
と、 前記各パスの前記通信チャネル位相誤差補償手段の出力
と、前記識別判定手段の出力を前記RAKE合成の重み係数
で電力配分した信号との誤差の平均2乗誤差を最小にす
るタップ係数を演算するステップと を具備することを特徴とするCDMA復調方法。 - 【請求項35】前記重み係数は、前記各パスの受信SIR
(信号電力対干渉電力比)であることを特徴とする請求
の範囲第34項に記載のCDMA復調方法。 - 【請求項36】情報信号を、その伝送レートよりも高速
の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成
し、該拡散信号を用いて基地局と移動局との間の通信
を、多重アクセス伝送で行うCDMA(CodeDivision Multi
ple Access)伝送方法において、少なくとも一つのパイ
ロットチャネルを通して、パターン既知のパイロット信
号のみを、前記基地局から前記移動局へ送信するステッ
プと、 複数の通信チャネルを通して、前記情報信号を伝送する
ステップとを具備しており、 前記移動局の受信装置の復調方法は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次与
え、前記パイロットチャネルの拡散信号および遅延され
た拡散信号に、前記パイロットチャネルの拡散符号に基
づく前記パイロットチャネルのタップ係数を乗算し、そ
の乗算結果を加算して、前記パイロットチャネルの拡散
信号を逆拡散し、前記パイロットチャネルの逆拡散信号
を出力するステップと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受信
パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号とを
比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロッ
トシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化し
た信号と、前記受信パイロットシンボルとの位相誤差を
求める位相誤差抽出・平均化ステップと、 前記受信位相を平均化した信号と、前記受信パイロット
シンボルとの位相誤差の平均2乗誤差を最小する前記パ
イロットチャルのタップ係数を演算するパイロットチャ
ネルタップ係数演算ステップと、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与え、前記
通信チャネル拡散信号および遅延された拡散信号に、前
記通信チャネルの拡散符号に基づく前記通信チャネルの
タップ係数を乗算し、その乗算結果を加算して、前記通
信チャネルの拡散信号を逆拡散し、前記通信チャネルの
逆拡散信号を出力するステップと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償ステップと、 前記位相を補償された前記情報シンボルを識別判定する
識別判定ステップと、 前記位相を補償された情報シンボルと、前記識別判定さ
れた情報シンボルとの誤差の平均2乗誤差を最小にする
タップ係数を演算するステップと を具備することを特徴とするCDMA伝送方法。 - 【請求項37】情報信号を、その伝送レートよりも高速
の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成
し、該拡散信号を用いて基地局と移動局との間の通信
を、多重アクセス伝送で行うCDMA(CodeDivision Multi
ple Access)伝送方法において、少なくとも一つのパイ
ロットチャネルを通して、パターン既知のパイロット信
号のみを、前記基地局から前記移動局へ送信するステッ
プと、 複数の通信チャネルを通して、前記情報信号を伝送する
ステップとを具備しており、 前記移動局の受信装置の復調方法は、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次与
え、前記パイロットチャネルの拡散信号および遅延され
た拡散信号に、前記パイロットチャネルの拡散符号に基
づく前記パイロットチャネルのタップ係数を乗算し、そ
の乗算結果を加算して、前記パイロットチャネルの拡散
信号を逆拡散し、前記パイロットチャネルの逆拡散信号
を出力するステップと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受信
パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号とを
比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロッ
トシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化し
た信号と、前記受信パイロットシンボルとの誤差を求め
る位相誤差抽出・平均化ステップと、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与え、前記
通信チャネル拡散信号および遅延された拡散信号に、前
記通信チャネルの拡散符号に基づく前記通信チャネルの
タップ係数を乗算し、その乗算結果を加算して、前記通
信チャネルの拡散信号を逆拡散し、前記通信チャネルの
逆拡散信号を出力するステップと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償ステップと、 前記位相を補償された前記情報シンボルを識別判定する
識別判定ステップと、 前記位相を補償された情報シンボルと、前記識別判定さ
れた情報シンボルとの誤差の平均2乗誤差を最小にする
タップ係数を演算するステップとを具備することを特徴
とするCDMA伝送方法。 - 【請求項38】情報信号を、その伝送レートよりも高速
の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成
し、該拡散信号を用いて基地局と移動局との間の通信
を、多重アクセス伝送で行うCDMA(CodeDivision Multi
ple Access)伝送方法において、少なくとも一つのパイ
ロットチャネルを通して、パターン既知のパイロット信
号のみを、前記基地局から前記移動局へ送信するステッ
プと、 複数の通信チャネルを通して、前記情報信号を伝送する
ステップとを具備しており、 前記移動局の受信装置の復調方法は、各パス毎に、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次与
え、前記パイロットチャネルの拡散信号および遅延され
た拡散信号に、前記パイロットチャネルの拡散符号に基
づく前記パイロットチャネルのタップ係数を乗算し、そ
の乗算結果を加算して、前記パイロットチャネルの拡散
信号を逆拡散し、前記パイロットチャネルの逆拡散信号
を出力するステップと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受信
パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号とを
比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロッ
トシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化し
た信号と、前記受信パイロットシンボルとの位相誤差を
求める位相誤差抽出・平均化ステップと、 前記受信位相を平均化した信号と、前記受信パイロット
シンボルとの位相誤差の平均2乗誤差を最小にする前記
パイロットチャネルのタップ係数を演算するステップ
と、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与え、前記
通信チャネル拡散信号および遅延された拡散信号に、前
記通信チャネルの拡散符号に基づく前記通信チャネルの
タップ係数を乗算し、その前記乗算結果を加算して、前
記通信チャネルの拡散信号を逆拡散し、前記通信チャネ
ルの逆拡散信号を出力するステップと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償ステップと、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記パイロット信
号と前記情報シンボルの重み係数を乗じてRAKE合成する
RAKE合成ステップと、 RAKE合成された信号を識別判定する識別判定ステップ
と、 前記各パスの前記通信チャネル位相誤差補償ステップで
得た出力と、前記識別判定ステップで得た出力を前記RA
KE合成の重み係数で電力配分した信号との誤差の平均2
乗誤差を最小にするタップ係数を演算するステップと を具備することを特徴とするCDMA伝送方法。 - 【請求項39】情報信号を、その伝送レートよりも高速
の拡散符号で広帯域の信号に拡散して拡散信号を生成
し、該拡散信号を用いて基地局と移動局との間の通信
を、多重アクセス伝送で行うCDMA(CodeDivision Multi
ple Access)伝送方法において、少なくとも一つのパイ
ロットチャネルを通して、パターン既知のパイロット信
号のみを、前記基地局から前記移動局へ送信するステッ
プと、 複数の通信チャネルを通して、前記情報信号を伝送する
ステップとを具備しており、 前記移動局の受信装置の復調方法は、各パス毎に、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記パイロットチャネルの拡散信号に順次与
え、前記パイロットチャネルの拡散信号および遅延され
た拡散信号に、前記パイロットチャネルの拡散符号に基
づく前記パイロットチャネルのタップ係数を乗算し、そ
の乗算結果を加算して、前記パイロットチャネルの拡散
信号を逆拡散し、前記パイロットチャネルの逆拡散信号
を出力するステップと、 前記パイロットチャネルの逆拡散信号中に含まれる受信
パイロット信号と、既知パターンのパイロット信号とを
比較して、前記受信パイロット信号中の各受信パイロッ
トシンボルの受信位相を推定し、該受信位相を平均化し
た信号と、前記受信パイロットシンボルとの誤差を求め
る位相誤差抽出・平均化ステップと、 前記拡散符号のチップ周期の1/m(mは1以上の整数)
の遅延を前記通信チャネルの拡散信号に順次与え、前記
通信チャネル拡散信号および遅延された拡散信号に、前
記通信チャネルの拡散符号に基づく前記通信チャネルの
タップ係数を乗算し、その乗算結果を加算して、前記通
信チャネルの拡散信号を逆拡散し、前記通信チャネルの
逆拡散信号を出力するステップと、 前記通信チャネルの逆拡散信号中に含まれる前記情報信
号中の各情報シンボルの受信位相を、対応する前記受信
パイロットシンボルの受信位相に基づいて補償する通信
チャネル位相誤差補償ステップと、 前記各パス毎に前記位相を補償された前記パイロット信
号と前記情報シンボルの重み係数を乗じてRAKE合成する
RAKE合成ステップと、 RAKE合成された信号を識別判定する識別判定ステップ
と、 前記各パスの前記通信チャネル位相誤差補償手段の出力
と、前記識別判定手段の出力を前記RAKEの合成の重み係
数で電力配分した信号との誤差の平均2乗誤差を最小に
するタップ係数を演算するステップと を具備することを特徴とするCDMA伝送方法。 - 【請求項40】前記拡散符号の周期は、前記情報信号中
の情報シンボル周期と同じであることを特徴とする請求
の範囲第36項ないし第39項のいずれかに記載のCDMA伝送
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50300896A JP2855170B2 (ja) | 1994-06-23 | 1995-06-22 | Cdma復調回路および復調方法 |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14199494 | 1994-06-23 | ||
JP32626194 | 1994-12-27 | ||
JP355995 | 1995-01-12 | ||
JP6-326261 | 1995-01-12 | ||
JP6-141994 | 1995-01-12 | ||
JP7-3559 | 1995-01-12 | ||
JP50300896A JP2855170B2 (ja) | 1994-06-23 | 1995-06-22 | Cdma復調回路および復調方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2855170B2 true JP2855170B2 (ja) | 1999-02-10 |
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ID=27453897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP50300896A Expired - Fee Related JP2855170B2 (ja) | 1994-06-23 | 1995-06-22 | Cdma復調回路および復調方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2855170B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008518571A (ja) * | 2004-11-16 | 2008-05-29 | トムソン ライセンシング | アシストによる位相補間を使用したキャリアリカバリのための方法及び装置 |
JP2008521281A (ja) * | 2004-11-16 | 2008-06-19 | トムソン ライセンシング | 多重ソースを使った搬送波再生のための方法および装置 |
US9219588B2 (en) | 2010-03-05 | 2015-12-22 | Fujitsu Limited | Radio communication system, terminal apparatus, and radio communication method in the radio communication system |
-
1995
- 1995-06-22 JP JP50300896A patent/JP2855170B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
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電子情報通信学会1994年春季大会講演論文集(分冊2),[講演番号B−419],(1994−3),p419 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4714746B2 (ja) * | 2004-11-16 | 2011-06-29 | トムソン ライセンシング | 多重ソースを使った搬送波再生のための方法および装置 |
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