JP2845813B2 - 静電式インクジェット記録ヘッドの製造方法 - Google Patents
静電式インクジェット記録ヘッドの製造方法Info
- Publication number
- JP2845813B2 JP2845813B2 JP8155896A JP15589696A JP2845813B2 JP 2845813 B2 JP2845813 B2 JP 2845813B2 JP 8155896 A JP8155896 A JP 8155896A JP 15589696 A JP15589696 A JP 15589696A JP 2845813 B2 JP2845813 B2 JP 2845813B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording head
- ink
- jet recording
- ink jet
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/06—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by electric or magnetic field
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/06—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by electric or magnetic field
- B41J2002/061—Ejection by electric field of ink or of toner particles contained in ink
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2202/00—Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
- B41J2202/01—Embodiments of or processes related to ink-jet heads
- B41J2202/12—Embodiments of or processes related to ink-jet heads with ink circulating through the whole print head
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49401—Fluid pattern dispersing device making, e.g., ink jet
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーを記録媒体
に付着させ記録を行う記録装置に関し、特に静電式イン
クジェット記録方式を利用した記録ヘッドの製造方法に
関する。
に付着させ記録を行う記録装置に関し、特に静電式イン
クジェット記録方式を利用した記録ヘッドの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ノンインパクト記録法は、記録時におけ
る騒音の発生が無視し得る程度に極めて小さいという点
において、最近関心を集めている。その中で、簡単な機
構で記録媒体上に直接高速で記録が可能であり、しかも
普通紙に記録の行えるインクジェット記録法は極めて有
力な記録法であって、これまでにも様々な方式が提案さ
れている。その中に、キャリア液体中にトナー粒子を分
散させたインクを用い、針状の吐出電極と、これに対向
する記録紙背面に設けた電極間に電圧を印加し、発生し
た電界の静電力によりインク中の色材を飛翔せしめ、記
録を行う方法がある。
る騒音の発生が無視し得る程度に極めて小さいという点
において、最近関心を集めている。その中で、簡単な機
構で記録媒体上に直接高速で記録が可能であり、しかも
普通紙に記録の行えるインクジェット記録法は極めて有
力な記録法であって、これまでにも様々な方式が提案さ
れている。その中に、キャリア液体中にトナー粒子を分
散させたインクを用い、針状の吐出電極と、これに対向
する記録紙背面に設けた電極間に電圧を印加し、発生し
た電界の静電力によりインク中の色材を飛翔せしめ、記
録を行う方法がある。
【0003】同方式の一例を、図4及び図5を参照しな
がら説明する。基板101は平板状の絶縁性材料からな
り、その表面には所望の解像度と同等な間隔で複数の吐
出電極102が形成されている。吐出電極102は、C
u,Ni等の導電性材料を基板101表面全体にスパッ
タした後、吐出電極102形状がパターニングされたマ
スクを介して露光・現像することにより基板101上に
形成されている。また、吐出電極102は各々独立した
電極として形成されており、各々の吐出電極102の一
端は不図示のドライバに接続され、記録時には選択的に
高電圧パルスが印加される。さらに、吐出電極102が
形成された基板101表面は、インクと吐出電極102
が絶縁されるように、絶縁性コーティング材がスピンコ
ートされている。メニスカス形成部材103は、吐出電
極102が形成された基板101上に絶縁性を有する感
光性のレジスト材をラミネートまたはスピンコートした
後、メニスカス形成部材103形状がパターニシグされ
たマスクを介して露光・現像することにより、各々の吐
出電極102上に重なるように形成されている。メニス
カス形成部材103の上には、メニスカス形成部材10
3の先端部より後退した位置にカバー104が取り付け
られている。カバー104は、絶縁性材料からなり、あ
らかじめインク供給口105及びインク排出口106が
加工されている。基板101とカバー104と、さらに
各吐出電極102上のメニスカス形成部材103によ
り、微小なスリット状の吐出開口部107が形成され、
インク供給口105より供給されたインクが吐出開口部
107を通り、吐出開口部107より外側に突き出てい
るメニスカス形成部材103の先端部へ供給され、各々
のメニスカス形成部材103先端部でメニスカスが形成
される構造となっている。
がら説明する。基板101は平板状の絶縁性材料からな
り、その表面には所望の解像度と同等な間隔で複数の吐
出電極102が形成されている。吐出電極102は、C
u,Ni等の導電性材料を基板101表面全体にスパッ
タした後、吐出電極102形状がパターニングされたマ
スクを介して露光・現像することにより基板101上に
形成されている。また、吐出電極102は各々独立した
電極として形成されており、各々の吐出電極102の一
端は不図示のドライバに接続され、記録時には選択的に
高電圧パルスが印加される。さらに、吐出電極102が
形成された基板101表面は、インクと吐出電極102
が絶縁されるように、絶縁性コーティング材がスピンコ
ートされている。メニスカス形成部材103は、吐出電
極102が形成された基板101上に絶縁性を有する感
光性のレジスト材をラミネートまたはスピンコートした
後、メニスカス形成部材103形状がパターニシグされ
たマスクを介して露光・現像することにより、各々の吐
出電極102上に重なるように形成されている。メニス
カス形成部材103の上には、メニスカス形成部材10
3の先端部より後退した位置にカバー104が取り付け
られている。カバー104は、絶縁性材料からなり、あ
らかじめインク供給口105及びインク排出口106が
加工されている。基板101とカバー104と、さらに
各吐出電極102上のメニスカス形成部材103によ
り、微小なスリット状の吐出開口部107が形成され、
インク供給口105より供給されたインクが吐出開口部
107を通り、吐出開口部107より外側に突き出てい
るメニスカス形成部材103の先端部へ供給され、各々
のメニスカス形成部材103先端部でメニスカスが形成
される構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の静電式インクジェット記録ヘッドは、メニスカ
ス形成部材を感光性のレジスト材を利用して形成してい
るため、厚みが数十μmと制限され、さらに、メニスカ
ス形成部材をフォトリソグラフィによる露光・現像で形
成しているため、インクの吐出ポイントであるメニスカ
ス形成部材先端のコーナー部が弛れた形状になるため、
安定したメニスカス形状が得られないという問題があ
る。したがって、本発明の目的は、このような点に鑑み
てなされたもので、静電界でインク中のトナー粒子を含
んだインク滴を吐出させる静電式インクジェット記録へ
ッドにおいて、メニスカスを形成する記録へッドの凹凸
面にアスペクト比の大きい凸部を形成するための静電式
インクジェット記録ヘッドの製造方法の提供にある。
た従来の静電式インクジェット記録ヘッドは、メニスカ
ス形成部材を感光性のレジスト材を利用して形成してい
るため、厚みが数十μmと制限され、さらに、メニスカ
ス形成部材をフォトリソグラフィによる露光・現像で形
成しているため、インクの吐出ポイントであるメニスカ
ス形成部材先端のコーナー部が弛れた形状になるため、
安定したメニスカス形状が得られないという問題があ
る。したがって、本発明の目的は、このような点に鑑み
てなされたもので、静電界でインク中のトナー粒子を含
んだインク滴を吐出させる静電式インクジェット記録へ
ッドにおいて、メニスカスを形成する記録へッドの凹凸
面にアスペクト比の大きい凸部を形成するための静電式
インクジェット記録ヘッドの製造方法の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の静電式インクジェット記録ヘッドの
製造方法は、帯電したトナー粒子を含んだインクに電界
を与え、トナー粒子に働くクーロン力によりインク滴を
噴射して記録媒体上に印字を行う静電式インクジェット
記録装置において、選択的に電界を発生させるための吐
出電極と、前記吐出電極上の吐出ポイントに前記インク
を供給するための流路を有する静電式インクジェット記
録ヘッドを、厚さ数十μmの平板状の導体と厚さ数十μ
mの平板状の絶縁体とを交互に積層し、前記絶縁体のみ
をエッチングするエッチング液により設定時間のエッチ
ングを行い、前記導体が突出した所望のアスペクト比の
凹凸形状の記録ヘッドを得ることを特徴としている。請
求項2記載の静電式インクジェット記録ヘッドの製造方
法は、請求項1記載の静電式インクジェット記録ヘッド
の製造方法において、前記導体と絶縁体とを積層してな
る基体を切断して角部を形成し、該角部をインク滴の吐
出ポイントとすることを特徴としている。
に、請求項1記載の静電式インクジェット記録ヘッドの
製造方法は、帯電したトナー粒子を含んだインクに電界
を与え、トナー粒子に働くクーロン力によりインク滴を
噴射して記録媒体上に印字を行う静電式インクジェット
記録装置において、選択的に電界を発生させるための吐
出電極と、前記吐出電極上の吐出ポイントに前記インク
を供給するための流路を有する静電式インクジェット記
録ヘッドを、厚さ数十μmの平板状の導体と厚さ数十μ
mの平板状の絶縁体とを交互に積層し、前記絶縁体のみ
をエッチングするエッチング液により設定時間のエッチ
ングを行い、前記導体が突出した所望のアスペクト比の
凹凸形状の記録ヘッドを得ることを特徴としている。請
求項2記載の静電式インクジェット記録ヘッドの製造方
法は、請求項1記載の静電式インクジェット記録ヘッド
の製造方法において、前記導体と絶縁体とを積層してな
る基体を切断して角部を形成し、該角部をインク滴の吐
出ポイントとすることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の静電式インクジェット
記録ヘッドの実施の形態の製造工程図である。まず、N
i,Cu等の金属材料からなる厚さ数十μmの平板状の
導体プレート(導体)1と、プラスチック材料等からな
る平板状の絶縁体プレート(絶縁体)2を交互に積層
し、貼り合わせ記録ヘッド用の基体3を形成する。その
際、導体プレート1と導体プレート1のピッチが、所望
の解像度と同じ間隔で積層されるように、絶縁体プレー
ト2の厚みが決定される。例えば、300dpiの印字
解像度を得るためには、導体プレート1の厚さt=30
μmとした場合に、導体プレ一ト1と導体プレート1の
ピッチが85μmになるため、絶縁体プレート2の厚さ
は約55μmになる。また導体プレート1は、所望のド
ット数と同じ数だけ積層する。上記基体3をダイシング
等により切断し、導体プレート1と絶縁体プレート2が
交互に積層された所望の大きさのヘッドチップ4を得
る。
して説明する。図1は、本発明の静電式インクジェット
記録ヘッドの実施の形態の製造工程図である。まず、N
i,Cu等の金属材料からなる厚さ数十μmの平板状の
導体プレート(導体)1と、プラスチック材料等からな
る平板状の絶縁体プレート(絶縁体)2を交互に積層
し、貼り合わせ記録ヘッド用の基体3を形成する。その
際、導体プレート1と導体プレート1のピッチが、所望
の解像度と同じ間隔で積層されるように、絶縁体プレー
ト2の厚みが決定される。例えば、300dpiの印字
解像度を得るためには、導体プレート1の厚さt=30
μmとした場合に、導体プレ一ト1と導体プレート1の
ピッチが85μmになるため、絶縁体プレート2の厚さ
は約55μmになる。また導体プレート1は、所望のド
ット数と同じ数だけ積層する。上記基体3をダイシング
等により切断し、導体プレート1と絶縁体プレート2が
交互に積層された所望の大きさのヘッドチップ4を得
る。
【0007】上記ヘッドチップ4を、絶縁体プレート2
の材科とのみ反応し且つ導体プレート1の材科とは反応
しないエッチング液中にある一定の時間だけ浸し、絶縁
体プレート2部の表面から所望の量だけエッチングする
事によって、ヘッドチップ4の積層された断面部におい
て、導体プレート1部が突出した凸部となる凹凸形状が
形成されたへッドチップ4を得る。尚、絶縁体プレート
2の材料は、ある一定のエッチング速度によりエッチン
グされるため、エッチング時間を任意に設定することに
よって、任意のアスペクト比の凸部形状を得ることが出
来る。図2は、本発明の製造方法により製造されたヘッ
ドチップを用いた実施の形態の記録ヘッドの概要図であ
る。図3は、本発明の製造方法により製造されたヘッド
チップを用いた実施の形態の記録ヘッドの吐出部の構成
図である。本発明の記録ヘッドは、図1の製造方法によ
り製造されたヘッドチップ4と、アッパーカバー5と、
ロアカバー6と、コンタクト基板7から構成されてい
る。また、記録ヘッドの吐出ポイント8に対向する方向
には、記録紙9を介して記録紙9搬送用のプラテンを兼
ねた対向電極10が配設されている。
の材科とのみ反応し且つ導体プレート1の材科とは反応
しないエッチング液中にある一定の時間だけ浸し、絶縁
体プレート2部の表面から所望の量だけエッチングする
事によって、ヘッドチップ4の積層された断面部におい
て、導体プレート1部が突出した凸部となる凹凸形状が
形成されたへッドチップ4を得る。尚、絶縁体プレート
2の材料は、ある一定のエッチング速度によりエッチン
グされるため、エッチング時間を任意に設定することに
よって、任意のアスペクト比の凸部形状を得ることが出
来る。図2は、本発明の製造方法により製造されたヘッ
ドチップを用いた実施の形態の記録ヘッドの概要図であ
る。図3は、本発明の製造方法により製造されたヘッド
チップを用いた実施の形態の記録ヘッドの吐出部の構成
図である。本発明の記録ヘッドは、図1の製造方法によ
り製造されたヘッドチップ4と、アッパーカバー5と、
ロアカバー6と、コンタクト基板7から構成されてい
る。また、記録ヘッドの吐出ポイント8に対向する方向
には、記録紙9を介して記録紙9搬送用のプラテンを兼
ねた対向電極10が配設されている。
【0008】ヘッドチップ4は、凹凸形状が形成された
お互いに接しあう2面のコーナー部において、凸形状を
形成している各導体プレート1を所望のドットに対する
吐出電極として利用し、凸形状を形成している導体プレ
ート1のコーナー部を所望のドットに対するインク滴の
吐出ポイント8として利用される。また、各凸部の両側
に形成された凹部は、各吐出ポイント8付近での個別の
メニスカスを形成しつつ、インクフローを行うための流
路として利用される。アッパーカバー5は、プラスチッ
ク成型品等による絶縁性材科からなり、コンタクト基板
7の上部に配設されコンタクト基板7とともにインク1
1を保持するアッパーチャンバ12を形成する。アッパ
ーカバー5の上部には、アッパーチャンバ12内にイン
ク11を供給するためのインク供給口13が形成され、
インク供給ロ13は、不図示のインク循環用ポンプ及び
インクタンクとチューブを介して接続されている。ま
た、アッパーカバー5の一部は、ヘッドチップ4の上部
に配設され、吐出ポイント8より後退した位置で凹凸面
の上部をカバーしている。
お互いに接しあう2面のコーナー部において、凸形状を
形成している各導体プレート1を所望のドットに対する
吐出電極として利用し、凸形状を形成している導体プレ
ート1のコーナー部を所望のドットに対するインク滴の
吐出ポイント8として利用される。また、各凸部の両側
に形成された凹部は、各吐出ポイント8付近での個別の
メニスカスを形成しつつ、インクフローを行うための流
路として利用される。アッパーカバー5は、プラスチッ
ク成型品等による絶縁性材科からなり、コンタクト基板
7の上部に配設されコンタクト基板7とともにインク1
1を保持するアッパーチャンバ12を形成する。アッパ
ーカバー5の上部には、アッパーチャンバ12内にイン
ク11を供給するためのインク供給口13が形成され、
インク供給ロ13は、不図示のインク循環用ポンプ及び
インクタンクとチューブを介して接続されている。ま
た、アッパーカバー5の一部は、ヘッドチップ4の上部
に配設され、吐出ポイント8より後退した位置で凹凸面
の上部をカバーしている。
【0009】ロアカバー6は、プラスチック成型品等に
よる絶縁性材料からなり、コンタクト基板7の下部に配
設されコンタクト基板7とともにインク11を保持する
ロアチャンバ14を形成する。ロアカバー6の下部に
は、ロアチヤンバ14内からインク11を排出するため
のインク排出口15が形成され、インク排出口15は、
不図示のインクタンクとチューブを介して接続されてい
る。また、ロアカバー6の一部は、ヘッドチップ4の下
部に配設され、吐出ポイント8より後退した位置で凹凸
面の下部をカバーしている。コンタクト基板7は、絶縁
性材料からなり、コンタクト基板7表面には、不図示の
駆動ドライバと接続するための電極パッド16と、各電
極パッド16から入力された駆動電圧を各導体プレート
1へ供給するための導体パターンが形成されている。コ
ンタクト基板7は、ヘッドチップ4上の各導体プレート
1とコンタクト基板7上の各導体がワイヤボンディング
等により電気的に接続されている。尚、導体プレート1
と導体の接続部及び各導体は、絶縁性樹脂により被膜及
び封止されている。また、コンタクト基板7は、電極パ
ッド16を含めた導体パターンが形成されたプリント基
板またはFPC等が絶縁性のプレートに貼り合わされた
構成でもよい。
よる絶縁性材料からなり、コンタクト基板7の下部に配
設されコンタクト基板7とともにインク11を保持する
ロアチャンバ14を形成する。ロアカバー6の下部に
は、ロアチヤンバ14内からインク11を排出するため
のインク排出口15が形成され、インク排出口15は、
不図示のインクタンクとチューブを介して接続されてい
る。また、ロアカバー6の一部は、ヘッドチップ4の下
部に配設され、吐出ポイント8より後退した位置で凹凸
面の下部をカバーしている。コンタクト基板7は、絶縁
性材料からなり、コンタクト基板7表面には、不図示の
駆動ドライバと接続するための電極パッド16と、各電
極パッド16から入力された駆動電圧を各導体プレート
1へ供給するための導体パターンが形成されている。コ
ンタクト基板7は、ヘッドチップ4上の各導体プレート
1とコンタクト基板7上の各導体がワイヤボンディング
等により電気的に接続されている。尚、導体プレート1
と導体の接続部及び各導体は、絶縁性樹脂により被膜及
び封止されている。また、コンタクト基板7は、電極パ
ッド16を含めた導体パターンが形成されたプリント基
板またはFPC等が絶縁性のプレートに貼り合わされた
構成でもよい。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明の静電式イン
クジェット記録ヘッドの製造方法によれば、下記の効果
を得ることができる。請求項1記載の静電式インクジェ
ット記録ヘッドの製造方法によれば、平板状の導体と絶
縁体が交互に積層されたヘッドチップを、絶縁体の材料
のみに反応するエッチング液により設定時間エッチング
することによって、容易に導体部分が突出した所望のア
スペクト比の凹凸形状に形成されて、凸部からなる複数
の突出電極が形成されたヘッドチップを得ることができ
る。請求項2記載の静電式インクジェット記録ヘッドの
製造方法によれば、切断して角部を形成することによ
り、極めて容易に、インク滴の吐出ポイントを有する記
録ヘッドを製造することができる。
クジェット記録ヘッドの製造方法によれば、下記の効果
を得ることができる。請求項1記載の静電式インクジェ
ット記録ヘッドの製造方法によれば、平板状の導体と絶
縁体が交互に積層されたヘッドチップを、絶縁体の材料
のみに反応するエッチング液により設定時間エッチング
することによって、容易に導体部分が突出した所望のア
スペクト比の凹凸形状に形成されて、凸部からなる複数
の突出電極が形成されたヘッドチップを得ることができ
る。請求項2記載の静電式インクジェット記録ヘッドの
製造方法によれば、切断して角部を形成することによ
り、極めて容易に、インク滴の吐出ポイントを有する記
録ヘッドを製造することができる。
【図1】 本発明の静電式インクジェット記録へッドの
実施の形態の製造工程図である。
実施の形態の製造工程図である。
【図2】 本発明の製造方法により製造されたヘッドチ
ップを用いた実施の形態の記録へッド部の正面図及びそ
のA−A断面図である。
ップを用いた実施の形態の記録へッド部の正面図及びそ
のA−A断面図である。
【図3】 本発明の製造方法により製造されたヘッドチ
ップを用いた実施の形態の記録ヘッドの吐出部の構成を
説明する記録ヘッドの吐出部の斜視図である。
ップを用いた実施の形態の記録ヘッドの吐出部の構成を
説明する記録ヘッドの吐出部の斜視図である。
【図4】 従来の静電式インクジェット記録ヘッドの斜
視図である。
視図である。
【図5】 従来の静電式インクジェット記録ヘッドのヘ
ッド先端部の平面図及ぴそのC−C断面図である。
ッド先端部の平面図及ぴそのC−C断面図である。
1 導体プレート(導体) 2 絶縁体プレート(絶縁体) 3 基体 4 ヘッドチップ 5 アッパーカバー 6 ロアカバー 7 コンタクト基板 8 吐出ポイント(吐出電極) 9 記録紙(記録媒体) 10 対向電極 11 インク 12 アッパーチャンバ 13 インク供給ロ 14 ロアチヤンバ 15 インク排出口 16 電極パッド
フロントページの続き (72)発明者 溝口 忠志 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 峯本 仁史 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 竹本 人司 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 萩原 良広 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 薬師寺 徹 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−72735(JP,A) 特開 昭59−201866(JP,A) 特開 平2−209262(JP,A) 特開 昭62−64556(JP,A) 実開 昭50−85118(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/385 B41J 2/06 B41J 2/16
Claims (2)
- 【請求項1】 帯電したトナー粒子を含んだインクに電
界を与え、トナー粒子に働くクーロン力によりインク滴
を噴射して記録媒体上に印字を行う静電式インクジェッ
ト記録装置において、 選択的に電界を発生させるための吐出電極と、前記吐出
電極上の吐出ポイントに前記インクを供給するための流
路を有する静電式インクジェット記録ヘッドを、厚さ数
十μmの平板状の導体と厚さ数十μmの平板状の絶縁体
とを交互に積層し、前記絶縁体のみをエッチングするエ
ッチング液により設定時間のエッチングを行い、前記導
体が突出した所望のアスペクト比の凹凸形状の記録ヘッ
ドを得ることを特徴とする静電式インクジェット記録ヘ
ッドの製造方法。 - 【請求項2】 前記導体と絶縁体とを積層してなる基体
を切断して角部を形成し、該角部をインク滴の吐出ポイ
ントとすることを特徴とする請求項1記載の静電式イン
クジェット記録ヘッドの製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8155896A JP2845813B2 (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 静電式インクジェット記録ヘッドの製造方法 |
EP97109786A EP0813969B1 (en) | 1996-06-17 | 1997-06-16 | Method of producing a record head for an electrostatic ink jet recorder |
US08/876,856 US6119342A (en) | 1996-06-17 | 1997-06-16 | Method of producing a record head for an electrostatic ink jet recorder |
DE69701769T DE69701769T2 (de) | 1996-06-17 | 1997-06-16 | Verfahren zur Herstellung eines Aufzeichnungskopfes für eine elektrostatische Tintenstrahlaufzeichnungsvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8155896A JP2845813B2 (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 静電式インクジェット記録ヘッドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10807A JPH10807A (ja) | 1998-01-06 |
JP2845813B2 true JP2845813B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=15615883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8155896A Expired - Fee Related JP2845813B2 (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 静電式インクジェット記録ヘッドの製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6119342A (ja) |
EP (1) | EP0813969B1 (ja) |
JP (1) | JP2845813B2 (ja) |
DE (1) | DE69701769T2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2581708B1 (fr) * | 1985-05-09 | 1989-04-28 | Snecma | Capotage pour bord d'attaque d'aube de soufflante de turboreacteur |
JP3048957B2 (ja) * | 1997-05-26 | 2000-06-05 | 新潟日本電気株式会社 | 静電式インクジェットプリントヘッド |
GB0000368D0 (en) | 2000-01-07 | 2000-03-01 | Xaar Technology Ltd | Droplet deposition apparatus |
JP4402931B2 (ja) * | 2003-09-29 | 2010-01-20 | 富士フイルム株式会社 | 液体吐出ヘッドおよびその作製方法 |
JP6632919B2 (ja) * | 2016-03-18 | 2020-01-22 | 住友電工ファインポリマー株式会社 | 繊維集合体、綿状体、紡糸、フェルト、不織布、フィルタユニット、及びフィルタユニットの製造方法 |
Family Cites Families (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2035908B (en) * | 1978-11-20 | 1983-02-09 | Dynamics Res Corp | Electrostatic print head and method of fabrication |
US4415403A (en) * | 1978-11-20 | 1983-11-15 | Dynamics Research Corporation | Method of fabricating an electrostatic print head |
US4411731A (en) * | 1982-12-27 | 1983-10-25 | Bell Telephone Laboratories, Incorporated | Method of contouring crystal plates |
JPS59201866A (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電極ヘツドの製造方法 |
JPS6072735A (ja) * | 1983-09-29 | 1985-04-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 通電ヘツド |
JPS61286150A (ja) * | 1985-06-14 | 1986-12-16 | Toshiba Corp | インジエツト記録装置 |
JPS62276887A (ja) * | 1986-05-23 | 1987-12-01 | Matsushita Electric Works Ltd | 圧電セラミツクス体の製法 |
US4920363A (en) * | 1989-01-04 | 1990-04-24 | Calcomp Inc. | Method of manufacturing electrostatic printer heads |
US5030974A (en) * | 1989-01-17 | 1991-07-09 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus with recording electrode array |
JPH02209262A (ja) * | 1989-02-09 | 1990-08-20 | Seiko Epson Corp | 画像形成ヘッド |
US5148595A (en) * | 1990-04-27 | 1992-09-22 | Synergy Computer Graphics Corporation | Method of making laminated electrostatic printhead |
JPH04241955A (ja) * | 1991-01-11 | 1992-08-28 | Fuji Xerox Co Ltd | インクジェット記録ヘッドの製造方法 |
US5646095A (en) * | 1991-06-18 | 1997-07-08 | International Business Machines Corporation | Selective insulation etching for fabricating superconductor microcircuits |
JPH0585118A (ja) * | 1991-09-30 | 1993-04-06 | Mazda Motor Corp | 自動車のサスペンシヨン配設構造 |
KR100249292B1 (ko) * | 1991-12-18 | 2000-03-15 | 줄리 엠. 알스턴 | 입상물질의 이산응집물 제조방법 및 그 장치 |
EP0595654A3 (en) * | 1992-10-30 | 1997-07-23 | Citizen Watch Co Ltd | Ink jet head |
US5610645A (en) * | 1993-04-30 | 1997-03-11 | Tektronix, Inc. | Ink jet head with channel filter |
JPH06334236A (ja) * | 1993-05-20 | 1994-12-02 | Fujitsu Ltd | 積層型圧電・電歪アクチュエータの製造方法 |
US5680702A (en) * | 1994-09-19 | 1997-10-28 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Method for manufacturing ink jet heads |
FR2727648B1 (fr) * | 1994-12-01 | 1997-01-03 | Commissariat Energie Atomique | Procede de fabrication micromecanique de buses pour jets de liquide |
JPH08174833A (ja) * | 1994-12-21 | 1996-07-09 | Canon Inc | インクジェット記録装置の記録ヘッドおよびその基板端面への酸化皮膜形成方法 |
JP2907085B2 (ja) * | 1995-12-14 | 1999-06-21 | 日本電気株式会社 | インクジェット式ヘッド装置 |
-
1996
- 1996-06-17 JP JP8155896A patent/JP2845813B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-06-16 US US08/876,856 patent/US6119342A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-06-16 EP EP97109786A patent/EP0813969B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-16 DE DE69701769T patent/DE69701769T2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10807A (ja) | 1998-01-06 |
EP0813969A3 (en) | 1998-08-19 |
EP0813969A2 (en) | 1997-12-29 |
US6119342A (en) | 2000-09-19 |
DE69701769D1 (de) | 2000-05-31 |
DE69701769T2 (de) | 2000-08-10 |
EP0813969B1 (en) | 2000-04-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2083340C (en) | Efficient conductor routing for inkjet printhead | |
JP3288278B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2845813B2 (ja) | 静電式インクジェット記録ヘッドの製造方法 | |
JP3264637B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2845812B2 (ja) | 静電式インクジェット記録ヘッド | |
JP2826535B2 (ja) | 静電式インクジェットプリントヘッド | |
JPH10138492A (ja) | 静電式インクジェット記録ヘッド及びその製造方法 | |
JP2826513B2 (ja) | 静電式インクジェット記録ヘッド | |
JP2868471B2 (ja) | 静電式インクジェット記録ヘッド | |
JP2826516B2 (ja) | 静電式インクジェット記録ヘッド | |
JP2786162B2 (ja) | 静電式インクジェット記録装置 | |
JP2826530B2 (ja) | 静電式インクジェット記録ヘッド | |
KR930021385A (ko) | 합성 노즐부재 및 잉크제트 프린터용 탭 회로 | |
JP2788886B2 (ja) | 静電式インクジェット記録ヘッド | |
JP2788887B2 (ja) | 静電式インクジェット記録ヘッド | |
JP2826529B2 (ja) | 静電式インクジェット記録ヘッド | |
JP2783207B2 (ja) | 静電式インクジェット記録ヘッド及びその製造方法 | |
JP3340378B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2885742B2 (ja) | 静電式インクジェット記録ヘッド | |
JP2767879B2 (ja) | インクジェット記録装置及び記録方法 | |
JP2818581B2 (ja) | 静電式インクジェット記録ヘッド | |
JP2834102B2 (ja) | 静電式インクジェット記録ヘッド | |
JP2859232B2 (ja) | 静電式インクジェット記録ヘッド | |
JPH03166953A (ja) | インクジェットプリンタヘッド | |
EP0813964A2 (en) | Inkjet recording apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |