JP2837142B2 - 水性アクリル−ウレタン複合体である常温硬化性水性樹脂組成物及びこれを用いたコーティング剤又はインキ - Google Patents
水性アクリル−ウレタン複合体である常温硬化性水性樹脂組成物及びこれを用いたコーティング剤又はインキInfo
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Description
レタン−ビニルポリマー複合体にもとづく常温硬化性水
性樹脂組成物に関するものである。更に詳しくは、ポリ
オレフィン、ポリエステルなどのプラスチック素材に対
する密着性に優れ、耐水性、耐熱水性、耐溶剤性、耐摩
耗性、耐候性などの耐久性に優れた塗膜を与える常温架
橋型水性樹脂組成物およびこれを用いたコーティング剤
または水性インキに関するものである。本発明の水性樹
脂組成物はプラスチック、皮革、金属などのコーティン
グ剤、インキ用バインダー、接着剤として巾広く利用で
きるものである。特に本発明の水性樹脂組成物はプラス
チックフィルム用コーティング剤ならびに食品包装など
の用途の水性インキ用バインダーに適するものである。
からアクリル系樹脂がその優れた耐候性と強靱性のため
に種々の用途で使用されて来た。アクリル系水性樹脂に
ついては、エマルジョン型からマイクロエマルジョン型
まで種々の形態のものが容易に製造でき、耐候性、光
沢、耐アルカリ性に優れた塗膜を与えるが、耐屈曲性、
耐衝撃性、耐摩耗性などの点で不十分であるとともに、
ポリエステルとポリオレフィンの両基材に対する密着性
を両立させることが極めて困難である。一方、ポリウレ
タン系水系塗料は、ポリエステルとポリオレフィンの両
基材に対する密着性の点でバランスの取れた素材である
が、高価である上に耐候性が不良という欠点がある。ま
た、ポリウレタン樹脂に対して水溶性または水分散性を
付与するために導入されるイオン性基および(または)
親水性基のために、塗膜の耐水性、耐熱水性が溶剤型の
ポリウレタン樹脂塗料に比較して低レベルにとどまって
いる。
質の高度化、塗布基材の多様化、新規用途への使用等に
伴い、コーティング剤に対する要求は多様化かつ高機能
化の方向へ推移しており、従来の耐候性に加え、多種の
基材(特にポリエステル系とポリオレフィン系のプラス
チック基材)に密着、かつウレタン樹脂に匹敵する皮膜
の強靱性、耐摩耗性を要求する用途が増えつつある。こ
のような要求に対応するためには、従来の単一の素材に
よるアプローチでは、達成が困難である。このため、最
近異なる特性を有する複数の素材を混合ないしは複合化
することに関して、種々の提案がなされてきている。例
えば、ビニル系重合体とウレタン系樹脂を複合化する方
法として、ビニル系単量体をポリウレタン水性乳濁液中
へ添加し、均一に乳化分散させた後に該ビニル系重合体
を重合させることによる水性樹脂の製造法が提案されて
いる(特開平5−132535、特開平1−10465
1及びE.P.特許0189945)。これらの提案に
よるビニル−ポリウレタン複合樹脂の塗膜は、膜強度、
膜の弾性の点では優れているものの、耐水性、耐熱性の
点では不十分なレベルのものである。また、これらの提
案に示されている水性樹脂においてはビニル系重合体成
分とウレタン系樹脂成分との間に化学結合が形成されて
いない。そのために、これらの提案による水性樹脂は機
械的安定性(せん断応力などの作用によって水中に分散
された粒子が凝集したり、沈澱する傾向の有無)、凍結
融解サイクルに対する耐久性の点で不十分である。
者を機能的に結びつける別の方策として、ジイソシアネ
ート類とカルボキシル基含有グリコール類を含むグリコ
ール類とを反応させて得られたウレタンプレポリマーを
中和し、かつヒドラジン誘導体にて鎖伸長して得られた
水性ポリウレタン樹脂の存在下に、カルボニル基含有単
量体またはアミド基含有単量体を含有するラジカル重合
性アクリル系モノマーを重合させて得られる水性被覆剤
組成物が提案されている(特開平1−301762)。
この提案においては、鎖延長剤としてヒドラジン誘導体
を用いることが要件とされており、ヒドラジン誘導体と
しては、ヒドラジン、エチレン−1,2−ジヒドラジ
ン、プロピレン−1,3−ジヒドラジン、ブチレン−
1,4−ジヒドラジン等が挙げられている。
のウレタンプレポリマーを鎖伸長した後に得られた水性
ポリマー分子末端に−NHNH2 の化学構造を保持させ
るために、必然的に鎖延長剤のヒドラジン誘導体をNC
O基の濃度に対して大過剰量使用せざるを得ない。その
ためこの発明の方法によって最終的に得られる水性被覆
用組成物中に遊離の未反応ヒドラジン誘導体が存在する
ことになる。ヒドラジンは毒性の強い物質であり(許容
濃度0.1ppm、0.13mg/m3 )、人に対する
がん原性を有する恐れの疑いのある物質で、強いアルカ
リ性を示し、皮膚を侵し、その他粘膜などに強い腐食を
与えるとされている(12093の商品、化学工業日報
社(1993年1月22日発行)、p132)。従っ
て、この提案にもとづくコーティング樹脂を人体に接触
する恐れのある製品や食品に接触する恐れのある容器な
いし包装材料に関係した塗料やインキの分野に使用する
場合には問題が起ることが懸念される。
性樹脂においても、アクリル相とウレタン相の間には化
学的な結合が形成されていないため、エマルジョン粒子
の機械的安定性、アルコール希釈性(水性樹脂をアルコ
ールで希釈した時にエマルジョンが増粘したり、凝集し
たりする傾向の有無)、凍結−融解サイクルに対する耐
久性の点で不良である。また特開平7−188353に
は水性ウレタン樹脂成分とビニル重合体との間に化学結
合を導入する手法が提案されているが十分な結果は得ら
れていない。
況において、ポリエステル、ポリオレフィンなどの各種
プラスチック基材への密着性に優れ、かつ水性分散体の
状態での機械的安定性、アルコール希釈性などの安定性
に優れ、かつ耐久性に優れた塗膜を与える常温架橋型の
水性コーティング剤ならびにインキのバインダーとして
好適な水性樹脂を得る方法について鋭意検討した結果、
本発明に到達した。
のカルボキシル基と2個以上のヒドロキシル基を含有す
るポリヒドロキシ化合物(A成分)、2個以上のヒドロ
キシル基を含むポリヒドロキシ化合物(B成分)、2個
以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化
合物(C成分)、重合性不飽和基を有するヒドロキシ化
合物(D成分)なるA〜D成分を必須成分として反応せ
しめてなるNCO末端基とカルボキシル基側鎖基とを有
するポリオール−イソシアネート重付加反応生成物を中
和および鎖延長し、かつ多官能カルボン酸ポリヒドラジ
ドによって末端に−CONHNH 2 基が導入された二重
結合を含むポリウレタン樹脂(U成分)で該ウレタン樹
脂がポリスチレン換算の重量平均分子量が3000ない
し300,000であり、酸価が5〜200(固型分換
算)であるものであって該ポリウレタン樹脂をケトン基
又はアルデヒド基を有する重合性不飽和単量体とエポキ
シ基を有する重合性不飽和単量体とを含む重合性不飽和
単量体の混合物と共重合させ、該不飽和単量体成分が構
成するビニル共重合体部(V成分)のガラス転移温度が
−30℃〜50℃に調整されているものでかつ共重合に
よって化学的に結合せられたポリウレタン−ビニル共重
合体複合体の全体のポリスチレン換算重量平均分子量が
5000以上であり該複合体の重量構成比がU/V=1
0/90〜90/10であるポリウレタン−共重合体複
合体と水で構成されることを特徴とする常温硬化性水性
樹脂組成物である。本発明の態様又は他の形態として、
A,B及びDのポリヒドロキシ化合物のうち少くとも1
種以上が芳香環及び/又は核置換芳香環を含有する組成
物、さらに本発明の常温硬化性水性樹脂組成物を用いて
なるプラスチックフィルム用コーティング剤又はインキ
があげられる。
樹脂は例えば次のような方法で製造される。すなわち、
まずジイソシアネート化合物、ジオール化合物、カルボ
キシル基を含むジオール化合物および重合性不飽和基を
有するヒドロキシル化合物を有機溶媒中でウレタン化反
応させ、プレポリマーを調製する。このとき使用される
少なくとも1個のカルボキシル基を含有するポリヒドロ
キシ化合物(A)としては、2,2−ジメチロールプロ
ピオン酸、2,2−ジメチロールブタン酸、2,2−ジ
メチロールペンタン酸などの分子内にカルボキシル基を
含むジオールが挙げられる。この中で好ましいのは、
2,2−ジメチロールプロピオン酸と2,2−ジメチロ
ールブタン酸であり、より好ましいのは、2,2−ジメ
チロールブタン酸である。2,2−ジメチロールブタン
酸は特に低VOC(揮発性有機化合物)の水性インキバ
インダーを製造する上で好ましい。
有するイソシアネート化合物(C)としては、2,4−
トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシ
アネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、m−フェニ
レンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
4,4′−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネー
ト、4,4′−ジベンジルイソシアネートなどの芳香族
ジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、1,4−ジシクロヘ
キシレンジイソシアネート、1,4−シクロヘキシレン
ジイソシアネート、4,4′−ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどの
脂肪族または脂環族ジイソシアネートなどのジイソシア
ネート化合物を使用することが好ましい。ヘキサメチレ
ンジイソシアネートの環状トリマーなどの3官能イソシ
アネート化合物をジイソシアネート化合物と併用しても
よい。
ドロキシ化合物(B)としては、(a) ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレ
ングリコールなどのポリエーテル類、(b) エチレングリ
コール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタン
ジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、シクロヘキサンジメタノールなどの多価アルコール
とマレイン酸、コハク酸、グルタール酸、アジピン酸、
セバシン酸、ドデカンジオン酸、テレフタル酸、イソフ
タル酸、ナフタレンジカルボン酸などの多価カルボン酸
との脱水縮合反応又はカプロラクトン、ピバロラクトン
などの環状エステルの開環重合反応によって得られるポ
リエステル、(c) ポリカーボネートなどのポリジオー
ル、(d) エチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコー
ル、1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、水添ビスフェノールA、ビスフェノールAのエ
チレンオキシドまたはプロピレンオキシド付加物、ビス
フェノールSのエチレンオキシドなどの低分子グリコー
ル、などが挙げられる。以上に挙げたジオール類はそれ
ぞれ単独用いてもよく、また数種類併用してもよい。
合体は、A,B及びDのポリヒドロキシ化合物の少なく
とも1種以上が芳香環および/または核置換芳香環単位
を含有することが必須条件である。ポリオール成分に由
来する芳香環/およびまたは該置換芳香環単位が含まれ
ない場合には、本発明の水性コーティング剤から得られ
る塗膜の耐熱性とポリエステル素材(たとえばPETフ
ィルム)に対する密着性が不十分となる。この芳香環お
よび/または核置換芳香環単位の具体的な例としては、
下記のものが挙げられるが特にこれらに限られたもので
はない。
環単位をポリウレタン重合体中に導入するためには、下
記に示すようなジオール類またはポリエステルジオール
類が好ましく使用される。
は、下に示すようなタイプが挙げられるが、特にこれら
に限られた訳ではない。 (1)エチレングリコール(EG)、ネオペンチルグリ
コール(NPG)、テレフタル酸(TPA)とイソフタ
ル酸(IPA)より成る共重合ポリエステル(EG/N
PG=50/50(モル比)、TPA/IPA=50/
50(モル比)、OH価=5〜50mg−KOH/g) (2)エチレングリコール、ネオペンチルグリコール、
テレフタル酸、イソフタル酸、セバシン酸(SA)より
成る共重合ポリエステル(EG/NPG=50/50
(モル比)、TPA/IPA/SA=45/45/10
(モル比)、OH価=5〜50mg−KOH/g) (3)エチレングリコール、ビスフェノールAエチレン
オキシド付加体(Bis−AEO)、テレフタル酸、イ
ソフタル酸より成る共重合ポリエステル(EG/Bis
−AEO=75/25(モル比)、TPA/IPA=5
0/50(モル比)、OH価=5〜50mg−KOH/
g)
グリコール、テレフタル酸、セバシン酸から成る共重合
ポリエステル(EG/NPG=60/40(モル比)、
テレフタル酸/セバシン酸=70/30(モル比)、O
H価=5〜50mg−KOH/g) (5)ブタンジオール、テレフタル酸、イソフタル酸、
セバシン酸より成る共重合ポリエステル(TPA/IP
A/SA=33/33/34(モル比)、OH価=5〜
50mg−KOH/g) このポリエステルジオールは、適度なレベルのカルボキ
シル基などのイオン化しうる官能基を含んでいてもよ
く、このようなイオン性基を含む幹ポリマーを使用する
ことによって本発明によって得られる水性コーティング
樹脂組成物の分散安定性が向上され、エマルジョン粒子
の粒径の微細化にも有効に寄与するものである。
(D成分)としては、β−ヒドキシエチルメタクリレー
ト(HEMA)、β−ヒドロキシエチルアクリレート、
γ−ヒドロキシプロピルメタクリレート、γ−ヒドロキ
シプロピルアクリレート、グリセリンモノアリルエーテ
ル、2−メタクリロイルオキシエチル−2−ヒドロキシ
プロピルフタレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシ
プロピルアクリレート、2−ヒドロキシブチルメタクリ
レート、2−メタクリロイルオキシエチルコハク酸、グ
リセリンモノメタクリレート、ビスフェノールAジグリ
シジルエーテル−アクリル酸付加物、エチレングリコー
ルジグリシジルエーテル−アクリル酸付加物、ジエチレ
ングリコールジグリシジルエーテル−アクリル酸付加
物、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル−ア
クリル酸付加物などが挙げられ、これらを単独または併
用して使用してもよい。
HNH2 基を有するポリウレタン樹脂中に含まれる2重
結合の含有率は、0.001ミリ当量/g〜1ミリ当量
/gの範囲にあることが望ましい。2重結合の含有率が
0.001ミリ当量/g未満の場合には、本発明の方法
で得られる水性アクリル−ウレタン複合体にもとづく水
性樹脂の安定性(せんだん力などの外的な応力に対する
安定性、加温条件での保存安定性、アルコール希釈時の
安定性)が不良となり、1ミリ当量/gを超える場合に
は、重合性不飽和単量体混合物の付加重合を水性ウレタ
ン樹脂の存在下に行なう際の重合安定性が阻害される現
象(ゲル、異物の生成、エマルジョン粒子の凝集など)
を招く。
リウレタンの合成に使用される溶媒としては、イソシア
ネート基に対して不活性で水と混和しうるものが好まし
く、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチル
イソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンな
どのエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステ
ル類、N−メチルピロリドン(NMP)などのアミド系
溶媒の単独または混合物がその具体例として挙げられ
る。
タン成分の末端にCONHNH2 基を導入するために
は、A〜D成分を〔NCO末端基の総モル数〕/〔OH
末端の総モル数〕>1の条件で反応させて得られるNC
O末端のプレポリマーに多官能1級(または2級)アミ
ンおよび/または多官能カルボン酸ポリヒドラジドで鎖
延長した後、末端を多官能カルボン酸ポリヒドラジドで
封鎖する方法が通常採用される。
れたNCO末端のプリポリマーを3級アミンなどの中和
剤によって中和した後、水を加えてW/O型エマルジョ
ンからO/W型エマルジョンへ転相させ、多官能1級
(または2級アミン)および/または多官能カルボン酸
ポリヒドラジドによる鎖延長と、多官能カルボン酸ポリ
ヒドラジドによる末端封鎖の操作をおこなうことによっ
て進めることができる。
媒中でNCO末端のプレポリマーを合成した後、更に多
官能ポリオールおよび/または多官能1級(または2
級)アミンおよび/または多官能カルボン酸ポリヒドラ
ジドで鎖延長し、続いて、末端NCO基を多官能ポリカ
ルボン酸ポリヒドラジドで封鎖した後、アンモニア、3
級アミンなどで中和し、その後水を加え転相させる方法
が挙げられる。
モニア、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプ
ロピルアミン、トリエタノールアミン、モノエタノール
アミン、N−メチルモルホリン、モルホリン、2,2−
ジメチルモノエタノールアミン、N,N−ジメチルモノ
エタノールアミンなどのアミン類、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムなどが挙げられる。本発明で使用される
鎖伸長剤としては、各種公知のものを使用することがで
きる。その例としては、エチレンジアミン、プロピレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリア
ミン、トリエチレンテトラミン、1,6−ジアミノシク
ロヘキサン、m−キシリレンジアミン、水添4,4′−
ジアミノジフェニルメタンなどのジアミンとポリアミ
ン、水和ヒドラジン、アジピン酸ジヒドラジド、イソフ
タル酸ジヒドラジドなどのヒドラジン誘導体などが挙げ
られる。
多官能カルボン酸ポリヒドラジドを使用することが必要
条件である。多官能カルボン酸ポリヒドラジドとは、多
官能カルボン酸R−(−COOH) n (n=2,3)よ
り誘導される一般式R−(−CONHNH2 )n (n=
2,3)で示される化合物である。多官能カルボン酸ポ
リヒドラジドの最適使用量は末端封鎖を行う前のウレタ
ンプレポリマーの分子量に依存するが、一般的に、この
ウレタンプレポリマーの乾燥総重量に対し、0.1ミリ
グラム当量/g〜2.5ミリグラム当量/gの範囲にあ
ることが好ましい。
な例としては、しゅう酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒド
ラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラ
ジド(ADH)、セバシン酸ジヒドラジド、ドデカンジ
オン酸ジヒドラジド、マレイン酸ジヒドラジド、フマル
酸ジヒドラジド、イタコン酸ジヒドラジド、イソフタル
酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒドラジド、4,4′
−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド、トリメシ
ン酸トリヒドラジド、1,3−ビス(ヒドラジノカルボ
エチル)−5−イソプロピルヒダントイン(VDH)、
エノコサン2酸ジヒドラジド、7,11−オクタデカジ
エン−1,18−ジカルボヒドラジド、ポリアクリル酸
ヒドラジド、アクリルアミド−アクリル酸ヒドラジド共
重合体などである。これらの中でもアジピン酸ジヒドラ
ジド、イソフタル酸ジヒドラジドと1,3−ビス(ヒド
ラジノカルボエチル)−5−イソプロピルヒダントイン
(VDH)が好ましく使用される。
従来技術の範ちゅうで使用されているヒドラジン誘導体
に比較して安全性の点で優るものである。本発明におい
て使用される多価カルボン酸ポリヒドラジドの中の代表
的な物質であるVDHの安全性データは次の通りである
(味の素(株)アミキュアVDH技術資料)。 (1)急性経口毒性 LD50 20g/kg以上(マウ
ス) (2)皮膚一次刺激性 なし (3)眼粘膜一次刺激性 なし
ンの分子量としては、ゲル浸透クロマトグラフィーによ
るポリスチレン換算値でMw(重量平均分子量)=3,
000以上Mw=300,000以下、より好ましくは
Mw=5,000以上Mw=100,000以下である
ことが望ましい。Mw=3,000未満の場合には本発
明の水性樹脂組成物からの塗膜の靱性、耐摩耗性が不十
分となり好ましくない。Mw=300,000を超える
と、ビニル重合の際の重合安定性が悪くなり、また本発
明の水性樹脂組成物の分散安定性が悪くなり好ましくな
い。
ン樹脂の酸価は、5mg−KOH/gから200mg−
KOH/gの範囲にあるのが好く、より好ましくは10
〜100mg−KOH/gの範囲にあるのがよい。酸価
が5mg−KOH/g未満の場合には本発明の水性コー
ティング剤の分散安定性が悪化し好ましくない。酸価が
200mg−KOH/gを超える場合には本発明の水性
コーティング剤から得られる塗膜の耐水性が悪化し好ま
しくない。
乳濁液の存在下で重合させる重合性不飽和単量体は本願
においては一般的なビニル系単量体、必須成分とするア
ルデヒド基又はケトン基を含有する重合性不飽和単量体
及び同じく必須成分とするエポキシ基を有する重合性不
飽和単量体とで構成する。このビニル系単量体として
は、メタクリル酸メチル(MMA)、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタ
クリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ノニル、メタク
リル酸ラウリル(LMA)、メタクリル酸ステアリルな
どのメタクリル酸エステル類;アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル(EA)、アクリル酸ブチル(BA)、ア
クリル酸ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル(2
EHA)、アクリル酸オクチルなどのアクリル酸エステ
ル類;スチレン(ST)、p−メチルスチレン、α−メ
チルスチレン、p−クロロスチレン、クロルメチルスチ
レン、ビニルトルエンなどの芳香族ビニル単量体、アク
リロニトリル、メタクリロニトリルなどの不飽和ニトリ
ル、ブタジエン、イソプレンなどの共役ジオレフィン、
ジビニルベンゼン、エチレングリコールジアクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレン
グリコールジメタクリレート、メタクリル酸アリル、フ
タル酸ジアリル、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、グリセリンジアリルエーテル、ポリエチレングリ
コールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジア
クリレートなどの多官能ビニル単量体、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、n−メチロールメタクリルアミ
ドなどアミド系単量体、β−ヒドロキシエチルアクリレ
ート(HEMA)、β−ヒドロキシエチルメタクリレー
トなどのヒドロキシ基含有単量体、ジメチルアミノエチ
ルアクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレートな
どのアミノ基含有重合体、アクリル酸、メタクリル酸、
イタコン酸、p−ビニル安息香酸などの酸モノマー、酢
酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデンなどのビニル単
量体が挙げられる。
めには、上記のビニル系単量体の中から、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシルなどのアク
リル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシルな
どのメタクリル酸エステル類、スチレンなどを主成分と
する単量体混合物を選択することが好ましい。アルデヒ
ド基またはケトン基を含有する重合性不飽和単量体の例
としては、アクロレイン、ジアセトンアクリルアミド
(DAAM)、アセトアセトキシエチルメタクリレー
ト、p−ホルミルスチレン、ビニルメチルケトン、ビニ
ルエチルケトン、ビニルブチルケトン、ビニルアセトフ
ェノン、ビニルベンゾフェノン、一般式
Hまたは炭素数1〜3個のアルキル基、R3 は炭素数1
〜3個のアルキル基、R4 は炭素数1〜4のアルキル基
を示す)で表わされるアクリル(またはメタクリル)オ
キシプロペナール、ジアセトンアクリレート、アセトニ
トリルアクリレート、ジアセトンメタクリレート、2−
ヒドロキシプロピルアクリレートアセチルアセテート、
ブタンジオール−1,4−アクリレートアセチルアセテ
ートなどがあげられる。
ンアクリルアミド、アクロレインおよびビニルメチルケ
トンが挙げられる。これらのケトン基を有する単量体
は、グラフト鎖中に2種以上含まれていてもよい。アル
デヒド基またはケトン基含有重合性不飽和単量体の使用
量は、本発明の重合性不飽和単量体の混合物の乾燥総重
量に対して通常、0.5〜30重量%、好ましくは1〜
20重量%である。本発明の重合性不飽和単量体の混合
物で構成されたビニル重合体の中に含まれるアルデヒド
基またはケトン基の濃度(E)とカルボキシル基を含む
末端の−CONHNH2 基の濃度と低分子量ないし高分
子量の−CONHNH2 基含有化合物の濃度の和(F)
との間の当量関係は0.5≦E/F≦2.0の範囲にあ
るのが良く、より好ましくは2/3≦E/F≦1.5の
範囲にあるのが望ましい。
は、エポキシ基を有する重合性不飽和単量体を含むこと
が必須の条件である。エポキシ基を有する重合性不飽和
単量体の例としては、メタクリル酸グリシジル、アクリ
ル酸グリシジル、下記構造式で示される脂環式エポキシ
基を有する(メタ)アクリルモノマーが挙げられる。エ
ポキシ基を有する重合性不飽和単量体を本発明のポリウ
レタン−ビニル複合体のビニル重合体中に導入すること
により、水性樹脂の安定性(せん断応力の作用に対する
安定性、アルコール希釈時の粘度安定性)が向上され
る。エポキシ基を有する重合性不飽和単量体の量は、重
合性不飽和単量体の混合物の総重量に対して0.01ミ
リグラム当量/g以上、1ミリグラム当量/g以下であ
るのがよい。エポキシ基を有する重合性不飽和単量体の
量が0.01ミリグラム当量/g未満の場合には、得ら
れるエマルジョンの機械的安定性が不十分となり、また
1ミリグラム当量/gを超える場合には、本発明の水性
ウレタン樹脂の存在下に本発明の重合性不飽和混合物の
付加重合を行う際の重合安定性が悪化し、その結果凝集
物やゲルが生成し問題となる。ただし、ここのエポキシ
基を有する重合性不飽和単量体の使用量は〔0031〕
に明示したウレタン樹脂中に含まれる2重結合の含有量
と相関関係を有する。エポキシ基を有する重合性不飽和
単量体の含有量とウレタン樹脂中に含まれる2重結合の
含有量の合計が、合成した樹脂エマルジョンの総乾燥重
量に対し、0.02〜1.0ミリグラム当量/gの範囲
にあることが望ましい。
カル重合が好ましく、ラジカル重合の開始剤としては、
2,2′−アゾビスイソブチロニトリル、t−ブチルハ
イドロパーオキサイド、1,1′−アゾビス−(シクロ
ヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2′−アゾビス
−(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2′−アゾ
ビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、過酸化水
素過硫酸カリウム、2,2′−アゾビス−(2−アミジ
ノプロパン)2塩酸塩、4,4′−アゾビス−4−シア
ノ吉草酸、過硫酸アンモニウムレドックス系開始剤など
が挙げられ、これらはビニル系単量体に対して0.1〜
5wt%の範囲で好適に用いられる。
体複合体のビニルポリマー成分のガラス転移温度は、−
30℃以上、+50℃以下であることが好ましい。ガラ
ス転移温度が−30℃未満の場合には、本発明の水性樹
脂組成物の各種プラスチックフィルムなどの基材に対す
る密着性が不十分となり、また本発明の水性樹脂組成物
にもとづく塗膜の耐薬品性、耐摩耗性耐ブロッキング性
が不良となる。ガラス転移温度が+50℃を超える場合
には、本発明の水性樹脂組成物からの塗膜の可撓性が不
十分となりプラスチックフィルムなどの柔軟な基材に塗
布した場合に耐屈曲性と密着性が不良となり好ましくな
い。
体複合体のポリスチレン換算の重量平均分子量は5,0
00以上、より好ましくは10,000以上であること
が好ましい。重量平均分子量が5,000未満の場合に
は本発明の水性樹脂組成物から得られる塗膜の強度、耐
薬品性、耐摩耗性が実用レベルには程遠く、インキバイ
ンダー、塗料用バインダーとしては不適性である。
合体は、水性ポリウレタンの存在下に重合性不飽和単量
体群を付加重合させて誘導されるものであるが、水性ポ
リウレタン成分に対して乾燥重量比にて等量以下の下記
に例示されるような水溶性および/または水分散性樹脂
をブレンドしてもよい。
リル酸共重合体(酸価:30〜200mg−KOH/
g)などの水溶性ないし水分散性樹脂 (2)スチレン/無水マレイン酸交互共重合体の加水分
解物のアミン塩 (3)ポリウレタンとアクリル系重合体にもとづくグラ
フト型水性樹脂 (4)水溶性アクリル樹脂をシェル材料とし、疎水性ア
クリル樹脂をコア成分とするコア/シェル型エマルジョ
ン (5)自己乳化型モノマーを使用して得られるソープフ
リー型のアクリル重合体エマルジョン (6)乳化重合によって得られたアクリルエマルジョン (7)水溶性および/または水分散性ポリエステル樹脂 (8)水溶性のセルロース系重合体 (9)水性ポリウレタン樹脂
際には、水の揮散とともに水相に溶解または分散したポ
リウレタン重合体とビニル重合体との間での高分子反応
(アルデヒド基またはケトン基とヒドラジド基の反応に
よるイミノ基の生成)によるIPN(相互浸入型網目)
形成が起り、強靱な被膜が形成されるものであるが、必
要に応じて、本発明の水性樹脂組成物に低分子量ないし
は高分子量の−CONHNH2 基を含む化合物を下記の
当量関係に従う範囲内で添加してもよい。この−CON
HNH2 を含む化合物の具体的な例としては、末端封鎖
剤に使用する多価カルボン酸ポリヒドラジドの例として
列挙したアジピン酸ヒドラジド、イソフタル酸ヒドラジ
ド、1,3−ビス(ヒドラジノカルボエチル)−5−イ
ソプロピルヒダントインなどの低分子化合物、ポリアク
リル酸ヒドラジド、アクリルアミド−アクリル酸ヒドラ
ジド共重合体などの高分子化合物などが挙げられる。
使用するものであるが、必要に応じて水と混和性を有す
る有機溶媒を添加してもよい。
リウレタンとビニル重合体の組成比に関しては、水性ポ
リウレタン樹脂の乾燥重量Gとビニル重合体の乾燥重量
Hが、 0.1≦G/(G+H)≦0.9 の関係式を満足することが好ましい。G/(G+H)が
0.1末端の場合には、分散安定性の良好な水性樹脂を
得ることが困難となり好ましくない。G/(G+H)が
0.9を超える場合には、本発明の水性樹脂からの被膜
の耐溶剤性、耐候性、光沢などが不良となり好ましくな
い。
基を含むウレタン重合体にもとづく特定構造のポリウレ
タン−ビニルポリマー複合体および水を主成分とするも
のであるが、本発明の水性樹脂組成物に下記に例示され
るような水溶性樹脂、水分散性樹脂を乾燥重量比にて等
量以下添加しても良い。 (1)スチレン−アクリル系水性樹脂(アミン中和タイ
プ) (2)メタクリル酸メチルと(メタ)アクリル酸を主成
分とする水性樹脂(アミン中和タイプ) (3)スチレン/無水マレイン酸交互共重合体と1価ア
ルコールから誘導されるスチレン/マレイン酸ハーフエ
ステル共重合体 (4)水溶性アクリル樹脂をシェル材料とし、疎水性ア
クリル樹脂をコア成分とするコア/シェル型エマルジョ
ン (5)自己乳化型モノマーを使用して得られるソープフ
リー型のアクリル重合体エマルジョン (6)乳化重合によって得られたアクリルエマルジョン (7)水溶性および/または水分散性ポリエステル(お
よび/またはアルキッド)樹脂 (8)水溶性のセルロース系重合体 (9)水性ウレタン樹脂
明する。なお、実施例中の物性は次の様にして評価し
た。 1.密着性 本発明の水性コーティング剤を、コロナ処理2軸延伸ポ
リエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)“ルミ
ラー”P60,12μm)またはコロナ処理2軸延伸ポ
リプロピレンフィルム(東レ(株)“トレファン”25
45,20μ)及びコロナ処理ナイロンフィルム(ユニ
チカ(株)製“エンブレム”DCS,15μm)にバー
コーターNo.5を使用して塗布し、一昼夜常乾後、セ
ロテープ剥離テストを行った。乾燥後の塗布厚を3〜5
μの範囲になるよう塗布条件を設定した。セロテープ剥
離テスト後の、塗膜の残存部分の面積比率から、5(1
00%残存)、4(80%以上残存)、3(60%以上
残存)、2(20〜60%残存)、1(残存20%以
下)の5段階の判定を下した。
ロピルアルコールを添加した。テフロン羽根付きの攪拌
モーターで600rpmの回転数で、10分間攪拌し
後、水性樹脂の粘度をB型粘度計を使用して測定し、水
性樹脂の外観目視にて評価した。判定基準は次の通りで
ある。 ○:粘度が3ポイズ未満であり、かつ凝集物、ゲルなど
が発生せず、外観上変化が認められない。 △:粘度が3ポイズ〜10ポイズであり、凝集物、ゲル
などが発生せず、外観上変化が認められない。 ×:粘度が10ポイズを越えるか、凝集物、ゲルなどの
異常物が発生する。
00gを混合し、バッチ式のサンドグラインダーにて、
回転数1600rpmの条件で2時間攪拌した後、目視
で評価した。 ○:外観など変化なし。 ×:ゲル、析出物、凝集物が発生した。
プロピレンフィルム)を塗布面/塗布面、塗布面/裏面
を重ね合わせ、荷重1kg/cm2 、湿度80%、温度
45℃、24時間の条件で耐ブロッキングテストを行な
った。重ね合せた面を剥離する時の挙動を観察して、耐
ブロッキング性の等級づけをおこなった。 5:全く抵抗なく、剥離でき、剥離後の重ね合せた塗膜
表面の光沢変化が認められない。 4:剥離の際に抵抗がわずかにあり、剥離後に塗膜表面
の総面積の10%未満が移行する。 3:剥離の際に抵抗があり、塗膜表面の総面積の10%
以上、30%未満が移行する。 2:剥離の際に抵抗があり、塗膜表面の総面積の30%
以上、50%未満が移行する。 1:剥離の際にフィルムが破断するか、または塗膜表面
の50%以上が移行する。
チタンR−830(石原産業(株)製)163g、イソ
プロピルアルコール18g、イオン交換水15gの組成
物のミルベースを配合し、バッチ式サンドグラインダー
にて、回転数1600rpmの条件下で45分間分散し
た後、ミルベース100重量部に対して上記のアクリル
−ウレタン複合エマルジョン45重量部、イソプロピル
アルコール7重量部、イオン交換水5重量部を加えてレ
ッドダウンした。このようにして得られた白インキを4
00メッシュのステンレス金網で濾過した後、単色刷型
印刷局式グラビア印刷適性試験機(熊谷理機工業(株)
製)を使用して、2軸延伸ポリエステルフィルム(東レ
(株)製、“ルミラー”P60,12μ厚)に印刷を行
った。印刷条件は、印刷速度60m/min、印刷圧力
20kg/cm、であった。この印刷されたフィルムに
ポリエチレンイミン水溶液のアンカーコートを施した
後、T−ダイ法によって溶融ポリエチレンを押出しラミ
ネートした。ラミネートフィルムを25℃にて2日間放
置した後、15mm巾の試験片を切り出し、引張り速度
300mm/minの条件で剥離接着強度を評価した。
漬し取り出し、外観の変化から次の3段階の判定を下し
た。 ○・・・沸水テスト前の状態と大差なし。 △・・・塗膜がわずかに白化する。塗膜にわずかにシワ
が発生する。 ×・・・塗膜が白化する。塗膜に大きなシワが発生す
る。塗膜がベースフィルムから脱落する。
浸させた脱脂綿でラビングを行ない、ベースフィルムが
露出するまでのストローク数で3段階に判定した。 ○・・・20回を越える。 △・・・5〜20回。 ×・・・5回未満。
取りつけた2リットルの四つ口フラスコに仕込み、窒素
雰囲気下で攪拌しながら、90℃まで昇温し、この温度
で1時間ウレタン化反応を行った。 ポリカプロラクトン(PCL) (ダイセル化学製、分子量2,000) 80g イソホロンジイソシアネート(IPDI) 99.9g ジメチロールプロピオン酸(DMPA) 30g ポリエステルポリオール(ユニチカ(株)製、 エリーテル3320、分子量2,000) 100g プロピレングリコールジクリシジルエーテル− アクリル酸付加物(共栄社化学製) 28.1g N−メチルピロリドン 30g 酢酸エチル 150g
レポリマーを得た。次いで、このプレポリマーにトリエ
チルアミン20gを加えて、中和した後、イオン交換水
600gを添加した。次いで反応系に12.0gのアジ
ピン酸ジヒドラジドを添加し、50℃にて1時間攪拌を
続けた後、酢酸エチルを減圧留去し、ヒドラジド末端の
水性ウレタン(I)を得た。この水性樹脂の固型分は3
5.1%、GPCにより測定したポリスチレン換算の分
子量はMn =14,000、Mw =33,000であっ
た。
(II),(III),(IV),(V)をそれぞれ合
成した。GPCによって測定した分子量はそれぞれ、 (I) :Mn =25,000、 Mw =58,000 (II) :Mn =27,000、 Mw =61,000 (III):Mn =30,000、 Mw =60,000 (IV) :Mn =21,000、 Mw =52,000 (V) :Mn =25,000、 Mw =62,000 であった。
gおよびイオン交換水215gを還流冷却器、窒素導入
管、温度計、滴下ロート及びスターラーをつけた2リッ
トル4ツ口フラスコ内に仕込み、室温より30分間を要
して80℃まで昇温した。滴下ロートより下記の組成の
混合物を4時間かけて滴下した。 スチレン 100g アクリル酸ブチル 50g アクリル酸2−エチル−ヘキシル 70g メタクリル酸グリシジル(0.16ミリグラム当量/g相当) 5g ジアセトンアクリルアミド 15g 滴下終了後1時間かくはんを続けた。次いで過酸化水素
水(35%)5gを添加し80℃において2時間かくは
んを続け、グラフト反応を完結させた。製造処方を表2
に示す。
形分率は39.1%、粘度は0.3ポイズであった。こ
のエマルジョンを、コロナ処理2軸延伸ポリプロピレン
フィルム、未処理2軸延伸ポリエステルフィルムおよび
コロナ処理ナイロンフィルムに塗布、乾燥後、ニチバン
セロテープによる剥離テストを行なったところ、いずれ
の場合も良好な接着性を有することが確認された。この
エマルジョンのアルコール希釈性と機械安定性は良好で
あった。このエマルジョンをポリプロピレンフィルムに
塗布、乾燥した後、耐ブロッキング性を評価したとこ
ろ、剥離後の塗膜の移行は全く認められなかった。OP
P(延伸ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレ
フタレート)およびナイロンのフィルムに白インキを全
面に印刷した後、ポリエチレンイミンアンカーコート層
を介してポリエチレンの押出しラミネートを行ない、ラ
ミネート強度を評価したところ、それぞれ230、47
0、190g/15mmと高いレベルにあった。それら
の結果を表3に示す。
施例2、実施例3のポリウレタン−ビニルポリマー複合
体のエマルジョンを製造した。
状値を表2に併記した。また実施例1と同様の手法で得
られたエマルジョンを評価し、結果を表3に示した。
に含有しない水性ウレタン(III) を製造し、この水性ウ
レタン(III) の存在下に表2の比較例1の欄に示された
重合性不飽和単量体混合物の重合を行ない、ポリウレタ
ン−ビニルポリマー複合体にもとづく水性樹脂を製造し
た。上記の重合性不飽和単量体混合物には、メタクリル
酸グリシジルは含まれていなかった。製造処方を表2に
併記する。
形分率は38.7%、粘度は0.6ポイズであった。こ
のエマルジョンを、コロナ処理2軸延伸ポリプロピレン
フィルム、未処理2軸延伸ポリエステルフィルムおよび
コロナ処理ナイロンフィルムに塗布、乾燥後、ニチバン
セロテープによる剥離テストを行なったところ、いずれ
の場合も良好な接着性を有することが確認された。この
エマルジョンに10%のイソプロピルアルコールを加え
ると、粘度が8ポイズに上昇した。また、このエマルジ
ョンの機械安定性は不良であった。このエマルジョンを
ポリプロピレンフィルムに塗布、乾燥した後、耐ブロッ
キング性を評価したところ、剥離後の塗膜の移行は全く
認められなかった。OPP、PETおよびナイロンフィ
ルムに白インキを全面に印刷した後、ポリエチレンイミ
ンアンカーコート層を介してポリエチレンの押出しラミ
ネートを行ない、ラミネート強度を評価したところ、そ
れぞれ130、260、140g/15mmと低いレベ
ルにあった。それらの結果を表3に併記する。
ポリオールをベースとする水性ウレタン(IV)を製造し、
この水性ウレタン(IV)の存在下に表2の比較例2の欄に
示された重合性不飽和単量体混合物の重合を行ない、ポ
リウレタン−ビニルポリマー複合体にもとづく水性樹脂
を製造した。製造処方を表2に併記する。
形分率は40.1%、粘度は0.2ポイズであった。こ
のエマルジョンを、コロナ処理2軸延伸ポリプロピレン
フィルム、未処理2軸延伸ポリエステルフィルムおよび
コロナ処理ナイロンフィルムに塗布、乾燥後、ニチバン
セロテープによる剥離テストを行なったところ、OPP
フィルムに対しては良好であったが、PETフィルムと
ナイロンフィルムへの密着性は不良であった。このエマ
ルジョンのアルコール希釈性と機械安定性は良好であっ
た。このエマルジョンをポリプロピレンフィルムに塗
布、乾燥した後、耐ブロッキング性を評価したところ、
剥離後の塗膜の移行がわずかに認められなかった。OP
P、PETおよびナイロンフィルムに白インキを全面に
印刷した後、ポリエチレンイミンアンカーコート層を介
してポリエチレンの押出しラミネートを行ない、ラミネ
ート強度を評価したところ、OPP、PETフィルムに
対してはそれぞれ200、50g/15mmであった。
ナイロンフィルムに対するラミネート強度は極めて低い
レベルにあった。それらの結果を表3に併記する。
ポリオールとPE/N−T/I系ポリオール(エチレン
グリコール、ネオペンチルグリコール、テレフタル酸と
イソフタル酸からのポリエステル)をベースとするCO
NHNH2 末端基を含まぬ水性ポリウレタン(V) を製造
した。この水性ポリウレタン(V) の存在下、表2の比較
例3の欄に示した重合性不飽和単量体混合物の重合を行
ない、ポリウレタン−ビニルポリマー複合体にもとづく
水性樹脂を製造した。製造処方を表2に併記する。
形分率は40.5%、粘度は0.4ポイズであった。こ
のエマルジョンを、コロナ処理2軸延伸ポリプロピレン
フィルム、未処理2軸延伸ポリエステルフィルムおよび
コロナ処理ナイロンフィルムに塗布、乾燥後、ニチバン
セロテープによる剥離テストを行なったところ、PET
とナイロンフィルムの場合には良好な接着性が認められ
たが、OPPフィルムに対する密着性は不良であった。
このエマルジョンのアルコール希釈性と機械安定性は良
好であった。このエマルジョンをポリプロピレンフィル
ムに塗布、乾燥した後、耐ブロッキング性を評価したと
ころ、剥離後の塗膜の移行は全く認められなかった。O
PP、PETおよびナイロンフィルムに白インキを全面
に印刷した後、ポリエチレンイミンアンカーコート層を
介してポリエチレンの押出しラミネートを行ない、ラミ
ネート強度を評価したところ、PETフィルムとナイロ
ンフィルムに対してはそれぞれ200、50g/15m
mであるに対して、OPPフィルムに対しては50g/
15mmと低いレベルにあった。それらの結果を表3に
併記する。
れた重合性不飽和単量体混合物の重合を行ない、ポリウ
レタン−ビニルポリマー複合体にもとづく水性樹脂を製
造した。この複合体中のビニルポリマー成分は、スチレ
ン、メタクリル酸メチルを主体とするもので、そのガラ
ス転移温度は60℃であった。このようにして得られた
エマルジョンの固形分率は38.4%、粘度は0.4ポ
イズであった。このエマルジョンのアルコール希釈性、
機械安定性は良好であった。このエマルジョンをコロナ
処理2軸延伸ポリプロピレン、未処理2軸延伸ポリエス
テルフィルムおよびコロナ処理ナイロンフィルムに塗布
し、乾燥後、ニチバンセロテープによる剥離テストを行
なったところ、いずれの基材に対しても密着性は不十分
であった。このエマルジョンをポリプロピレンフィルム
に塗布、乾燥した後、耐ブロッキング性を評価したとこ
ろ、剥離後の塗膜の移行は全く認められなかった。OP
P、PETおよびナイロンフィルムに白インキを全面に
印刷した後、ポリエチレンイミンアンカーコート層を介
してポリエチレンの押出しラミネートを行ない、ラミネ
ート強度を評価したところ、いずれの基材に対してもラ
ミネート強度は極めて低いレベルにあった。上記の製造
処方及び結果を、各々、表2、表3に併記する。
れた不飽和単量体混合物の重合を行ない、ポリウレタン
−ビニルポリマー複合体にもとづく水性樹脂を製造し
た。この複合体中のビニルポリマー成分はアクリル酸ブ
チルとアクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸グ
リシジルおよびジアセトンアクリルアミドからなり、そ
のガラス転移温度は−42℃であった。製造処方を表2
に併記する。
形分率は39.3%、粘度は0.2ポイズであった。こ
のエマルジョンのアルコール希釈性と機械安定性はとも
に良好であった。このエマルジョンをコロナ処理2軸延
伸ポリプロピレン、未延伸2軸延伸ポリエステルフィル
ムおよびコロナ処理ナイロンフィルムに塗布し、乾燥
後、耐ブロッキング性を評価したところ、剥離時に約7
0%の塗膜が移行した。OPP、PETおよびナイロン
フィルムに白インキを全面に印刷した後、ポリエチレン
イミンアンカーコート層を介してポリエチレンの押出し
ラミネートを行ない、ラミネート強度を評価したとこ
ろ、それぞれ330、340および300g/15mm
の値を示した。これらの結果を表3に併記する。
れた不飽和単量体混合物の重合を行ない、ポリウレタン
−ビニルポリマー複合体にもとづく水性樹脂を製造し
た。比較例6の合成処方に、エポキシ基を有する重合性
不飽和単量体(GMA)の含有量と使用した水性ウレタ
ン(II)に含まれる2重結合の含有量の合計が樹脂総乾燥
重量に対し、0.015ミリ当量/gであった。このよ
うにして得られたエマルジョンの性状値を表2に併記し
た。また物性評価結果を表3に示した。アルコール希釈
性と機械安定性は不良であったが、それ以外の物性は良
好であった。
れた不飽和単量体混合物の重合を行なったが、重合性不
飽和単量体混合物の約30%を滴下した時点で増粘し始
め、しだいにゲル状となり、重合不可と判断した。
らかなように、重合性不飽和基を有し、末鎖にCONH
NH2 基を有し、かつカルボキシル基を含むポリウレタ
ンの存在下に、ケトン基またはアルデヒドを含む重合性
不飽和単量体とエポキシ基を含む重合性不飽和単量体を
必須成分とする重合性不飽和単量体の混合物と共重合さ
せて得られるポリウレタン−ビニルポリマー複合体であ
って、そのビニルポリマー成分のガラス転移温度が−3
0℃から+50℃の範囲にある該複合体にもとづく水性
樹脂組成物は、表面の極性の著しく異なるポリエステ
ル、ポリオレフィン両基材への密着性にすぐれ、この組
成物より得られる塗膜の耐水性、耐溶剤性が従来の溶剤
型の塗料に匹敵するレベルにあることがわかる。従っ
て、本発明の組成物はプラスチック成形品、フィルム用
の水性コーティング剤、水性インキの分野に広範囲に使
用できると共に地球環境の保全にも寄与するものであ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 少くとも1個のカルボキシル基と2個以
上のヒドロキシル基を含有するポリヒドロキシ化合物
(A成分)、2個以上のヒドロキシル基を含むポリヒド
ロキシ化合物(B成分)、2個以上のイソシアネート基
を有するポリイソシアネート化合物(C成分)、重合性
不飽和基を有するヒドロキシ化合物(D成分)なるA〜
D成分を必須成分として反応せしめてなるNCO末端基
とカルボキシル基側鎖基とを有するポリオール−イソシ
アネート重付加反応生成物を中和および鎖延長し、かつ
多官能カルボン酸ポリヒドラジドによって末端に−CO
NHNH2 基が導入された二重結合を含むポリウレタン
樹脂(U成分)で該ウレタン樹脂はポリスチレン換算の
重量平均分子量が3,000ないし300,000であ
り、酸価が5〜200(固型分換算)であるものであっ
て該ポリウレタン樹脂をケトン基又はアルデヒド基を有
する重合性不飽和単量体とエポキシ基を有する重合性不
飽和単量体とを含む重合性不飽和単量体の混合物と共重
合させ、該不飽和単量体成分が構成するビニル共重合体
部(V成分)のガラス転移温度が−30℃〜50℃に調
整されかつ共重合によって化学的に結合せられたポリウ
レタン−ビニル共重合体複合体の全体のポリスチレン換
算重量平均分子量が5,000以上であり該複合体の重
量構成比がU/V=10/90〜90/10であるポリ
ウレタン−共重合体複合体と水で構成されることを特徴
とする常温硬化性水性樹脂組成物。 - 【請求項2】 A,B及びDのポリヒドロキシ化合物の
うち少くとも1種以上が芳香環及び/又は核置換芳香環
を含有するものである、請求項1の常温硬化性水性樹脂
組成物。 - 【請求項3】 エポキシ基を有する重合性不飽和単量体
が重合性不飽和単量体の混合物の総重量に対して0.0
1ミリグラム当量/g以上1ミリグラム当量/g以下で
ある、請求項1の常温硬化性水性樹脂組成物。 - 【請求項4】 請求項第1項の常温硬化性水性樹脂組成
物を用いてなるプラスチックフィルム用コーティング剤
及びインキ。
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JP30318496A JP2837142B2 (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 水性アクリル−ウレタン複合体である常温硬化性水性樹脂組成物及びこれを用いたコーティング剤又はインキ |
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