JP2755851B2 - 動画像符号化装置及び動画像符号化方法 - Google Patents
動画像符号化装置及び動画像符号化方法Info
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Description
等において、ビデオ信号などの動画像信号を符号化する
ための動画像符号化装置及び動画像符号化方法に係り、
特に動き補償予測符号化を用いた動画像符号化装置及び
動画像符号化方法に関する。
VTRおよびCATV等の装置では、動画像信号を符号
化する技術が必要となる。このような動画像の符号化方
式として、符号化しようとする画像(以下、符号化象画
像という)の画素値を動きベクトルで指定される既に符
号化されている参照画像の画素値を用いて予測し、その
予測誤差と動きベクトルを符号化する、いわゆる動き補
償予測符号化が知られている。
ョンビデオ信号のようなインターレース画像(フィール
ド画像)に適用する場合、フィールド内1/2ライン精
度以上の動き精度(フレーム内1ライン精度以上の動き
精度)に対しては、参照画像中に対応する画素値が存在
しないために対応出来ないという問題がある。
しない画素の画素値を隣接する2フィールドの画像を用
いて補間して動き補償を行う方法が提案されている(例
えば1990年画像符号化シンポジウム(PCSJ9
0)、8−1、「適応ライン補間フィールド間動き補償
方式の検討」)。この動き補償方式では、符号化対象画
像信号は参照画像信号および最適動きベクトルを用いて
符号化される。参照画像信号は、過去2フィールドの符
号化済み画像信号のうち、動きベクトル探索回路で得ら
れる動きベクトルによって指定される位置の信号から補
間によって作成される。具体的には3つのフィールドメ
モリを用意し、第1のフィールドメモリの出力からフィ
ールド内補間によって作成される信号と、第2のフィー
ルドメモリの出力とを混合比km :1−km で混合する
ことにより参照画像信号が作成される。km は第1のフ
ィールドメモリと第3のフィールドメモリの出力を基
に、動き検出回路によって検出される動き量によって変
化する。
関係を示すための図である。3つのフィールドメモリに
蓄積された画像信号41,42,43および符号化対象
画像信号44の関係は図に示す通りであり、動きベクト
ルの垂直方向成分がフィールド内n+1/2ライン(n
は整数)の場合、画像信号41内の対応する画素値をそ
のまま参照画像信号として出力する。例えばn=0の場
合、符号化対象画像信号44の画素値45に対する参照
画像信号の画素値は46となる。動きベクトルの垂直方
向成分がフィールド内nラインの場合には、画像信号4
2,43の補間値△に隣接する信号○を用いて補間値△
を作成する。即ち、例えば符号化対象画像信号44内の
画素値45に対する参照画像信号となる補間値49は、
フィールド内補間によって作成される、画素値46と画
素値47の平均値がkm 倍された値と、画素値48が
(1−km )倍された値との加算値となる。このとき、
動き検出回路において動きが大と判定された場合には、
補間値△をそれと同一フィールドの画像信号内の、補間
値△に隣接する信号を主に用いて補間することが適切で
あるからkm を大とし、動きが小と判定された場合に
は、補間値△をそれに隣接するフィールドの画像信号内
の、補間値△に隣接する信号を主に用いて補間すること
が適切であるからkm を小とする。
信号を用いて動き量に適応させて補間値を作成すること
により、フィールド画像においてもフィールド内1/2
ライン精度以上の動き精度(フレーム内1ライン精度以
上の動き精度)に対して適切な参照画像信号を発生する
ことができるようになり、精度の良い動き補償予測が可
能となる。
参照画像における動きの検出が必要であり、そのための
動き検出回路が必要となる。また、動き検出を可能とす
るために、隣接する3フィールドが既に符号化済みでな
ければならない。従って、隣接する3フィールドが既に
符号化されていない場合には、動き検出ができないとい
う問題が生じる。
化されていない場合の一例を示す。この例においては、
VTRでの特殊再生(ランダムアクセス、早送り再生、
逆転再生等)の必要な蓄積系への適応を考慮して、複数
フィールド毎(図においては6フィールド毎)に隣接す
る2フィールド(図の例ではフィールド1,2,7,
8)を予め符号化し、残りの4フィールド(図の例では
3〜6)を予め符号化した近傍の2フィールドを参照画
像として動き補償予測符号化する方法をとっている。こ
のような場合、隣接する3フィールドが既に符号化され
ていないため、動き検出が出来ないことになる。
方式を用いた動画像符号化装置において、従来では順方
向あるいは逆方向の動き補償のための動きベクトル探索
に際し、動きベクトルを探索する参照画像としては、符
号化対象画像がノンインタレース画像の場合は符号化済
みの1画像だけに限定されるため、隣接する画像間で1
/2画素単位の移動が存在する動画像に対しては正確な
動き補償ができないという問題があった。画像がインタ
レース画像の場合は、前述のように符号化済みの連続す
る2画面の画像を使用するが、従来では2画面とも同一
面積を探索しているため、探索のための演算量が非常に
多くなっていた。
うちでも特にVTRや光ディスクのような蓄積メディア
のための符号化方式として、1〜2Mbps程度の伝送
レートをターゲットとした動画像符号化方式がMPEG
1なる規格名で標準化されつつある。これは、動き補償
フレーム間予測+DCTを基本とした方式である。
質の動画像を2〜10Mbps程度で符号化する方式の
検討が進んでいる。MPEG1の符号化方式をこれに適
応しようとする場合、MPEG1は入力画像としてノン
インタレース画像を前提としているのに対して、TV信
号はインタレース画像の信号であるため、インタレース
画像に適した新たな工夫が必要となる。インタレース画
像の符号化においては、フィールド間/フレーム間適応
予測が知られている。これは注目フィールドと走査位相
の一致するフィールド(注目フィールドが奇数フィール
ドの場合は奇数フィールド、また注目フィールドが偶数
フィールドの場合は偶数フィールド)と、一致しないが
時間的に近いフィールド(例えば注目フィールドが奇数
フィールドの場合はそれに隣接する偶数フィールド、ま
た注目フィールドが偶数フィールドの場合はそれに隣接
する奇数フィールド)とを予測信号として切り替える方
式である。また、最近の研究では複数のフィールドに対
して動き補償した信号を平均して予測する内挿予測も検
討されている(例えばF.Wang et al.,"High-quality co
ding of the even fields based on the odd fields of
interlaced videosequences",IEEE trans.CS)。
もMPEG1の符号化におけるような過去のフィールド
と未来のフィールドを使った予測符号化を行なう上で、
インタレース画像に適した偶/奇両フィールドを使った
予測方法をとり入れることが望まれる。この場合、各フ
ィールドに対して動きベクトルを送ると、動きベクトル
の情報量が増大するので、効率を極力落とさずに動きベ
クトルの情報量も減らすことが必要となる。すなわち、
インタレース画像に対する予測精度を向上して予測誤差
の符号化出力の情報量を減らすと共に、動きベクトル情
報の増加を最小限に止めることが要求されるが、従来で
はこのような要求に応えられる有効な技術は未だ提案さ
れていない。
の技術では参照画像上の画素が存在しない点の画素を参
照画像に隣接する2フィールドの画像を用いて補間する
場合、参照画像について動き検出が必要であるため、動
き検出回路が必要となりハードウェアが複雑になると共
に、隣接する3フィールドが既に符号化されていない場
合には動き検出ができないという問題があった。
ンインタレース画像の場合、動きベクトル探索に際して
参照画像は符号化済みの1画像だけに限定されるため、
隣接する画像間で1/2画素単位の移動が存在する動画
像に対しては正確な動き補償ができず、符号化効率が低
下するという問題があり、さらに符号化対象画像がイン
タレース画像の場合は、動きベクトル探索のための演算
量が非常に多くなるため、動きベクトル探索時間が長く
なったり、ハードウェアの回路規模が増大するという問
題があった。
像に対する予測精度を効果的に向上させることができ
ず、また各フィールドに対して送られる動きベクトルの
情報量が増大するという問題があった。
る予測精度を向上して予測誤差の符号化出力の情報量を
減らす共に、動きベクトル情報の増加を最小限に止める
ことができる動画像符号化装置及び動画像符号化方法を
提供することにある。
するため、連続する第1、第2の参照フィールドの画像
と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2の動
きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の参照
フィールドの画像上の参照信号から、符号化対象フィー
ルドの画像に対する予測信号を生成し、符号化対象フィ
ールドの画像の画像信号に対する予測信号の誤差情報を
符号化するモードを有し、第2の動きベクトルとなり得
る複数の動きベクトルのうちで第1の動きベクトルに方
向が最も近いベクトルと第2の動きベクトルとの差分の
大きさが微小値以下のときのみ該モードを使用すること
を特徴とする。言い換えれば、本発明は連続する第1、
第2の参照フィールドの画像と符号化対象フィールドの
画像との間の第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ
指定される第1、第2の参照フィールドの画像上の参照
信号から、前記符号化対象フィールドの画像に対する予
測信号を生成し、前記符号化対象フィールドの画像の画
像信号に対する前記予測信号の誤差情報を符号化するモ
ードであって、前記第2の動きベクトルとなり得る複数
の動きベクトルのうちで前記第1の動きベクトルに方向
が最も近いベクトルと前記第2の動きベクトルとの差分
の大きさが微小値以下の範囲でのみ使用されるモードを
有する。また、該モードにおいては、第2の動きベクト
ルとなり得る複数の動きベクトルのうちで前記第1の動
きベクトルに方向が最も近いベクトルと前記第2の動き
ベクトルとの差分に相当する差分ベクトルを生成し、前
記誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報及び前記差
分ベクトルの情報をそれぞれ符号化することを特徴とす
る。他の観点によれば、本発明は第1の参照フィールド
の画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1の動
きベクトルにより指定される第1の参照フィールドの画
像上の参照信号を求め、第1の参照フィールドに連続す
る第2の参照フィールドの画像と符号化対象フィールド
の画像との間の動きベクトルであって、前記第2の参照
フィールド上にある画像信号と符号化対象フィールドの
画像との間の前記第1の動きベクトルに方向が最も近い
ベクトルとの差分の大きさが微小値以下となる第2の動
きベクトルが存在する場合にのみ当該第2の動きベクト
ルにより指定される前記第2の参照フィールドの画像上
の参照信号を求め、第1および第2の参照フィールドの
画像上の参照信号から符号化対象フィールドの画像に対
する予測信号を生成し、符号化対象フィールドの画像の
画像信号に対する予測信号の誤差情報を符号化すること
を特徴とする。さらに、「第2の動きベクトルとなり得
る複数の動きベクトルのうちで第1の動きベクトルに方
向が最も近いベクトル」は、言い換えれば、「第1の動
きベクトルを拡大換算または縮小換算して得られる前記
第2の参照フィールドの画像と符号化対象フィールドの
画像との間のベクトルに方向が最も近い前記第2の参照
フィールド上の画像と符号化対象フィールドの画像との
間の動きベクトル」、「第1の動きベクトルを第2の参
照フィールドの画像と符号化対象フィールドの画像との
間に置き換えて得られるベクトルに方向が最も近い前記
第2の参照フィールドの画像と符号化対象フィールドの
画像との間の動きベクトル」、あるいは「符号化対象フ
ィールドと第1の参照フィールドとの時間間隔と符号化
対象フィールドと第2の参照フィールドとの時間間隔の
比率に応じて第1の動きベクトルの大きさを換算して得
られる前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象フ
ィールドの画像との間のベクトルに方向が最も近い前記
第2の参照フィールドの画像と符号化対象フィールドの
画像との間の動きベクトル」と表現することもできる。
参照フィールドの画像と符号化対象フィールドの画像と
の間の第1、第2の動きベクトルを生成して、第1、第
2の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2
の参照フィールドの画像上の参照信号から、符号化対象
フィールドの画像に対する予測信号を生成することによ
り、インタレース画像に適した効率的で精度の高い予測
を行うことが可能であり、特にインタレース画像におけ
る動領域において、より精度の高い予測信号が得ること
ができ、しかも、これに伴う動きベクトル情報の増加を
差分ベクトルの採用により最小限に抑えることができ
る、という顕著な効果を奏する。最小限に抑制すること
ができる。
各々の動きベクトル候補に対して、それらの動きベクト
ル候補が参照画像における実際の動き量に対応している
と仮定し、その動き量に対応した補間値を補間値発生回
路から発生させて該補間値を用いて参照画像を構成し、
動きベクトルの探索を行う。このようにすることによ
り、参照画像に対する動き検出を行わなくとも、最終的
に適切な補間値による参照画像のもとで動きベクトルの
探索を行ったことになり、インターレース画像に対する
精度の良い動き補償が可能となる。
面の画像を参照画像として動きベクトルを探索する場
合、符号化対象画像に時間的に近い符号化済み画像につ
いては広い範囲にわたり探索を行い、符号化対象画像か
ら時間的に遠い符号化済み画像についてはより限定され
た狭い範囲にわたり探索を行うことにより、動きベクト
ル探索のための演算量を抑えつつ、正確な動き補償が可
能となる。
化済み画像での探索により、少なくとも1つの符号化効
率の良い動きベクトルの候補を求め、その動きベクトル
を基準にベクトルの延長等の操作を行えば、符号化対象
画像と時間的に離れた符号化済み画像との間の符号化効
率の良い動きベクトルの候補となる領域の中心を限定で
きる。この場合、時間的に近い符号化済み画像で動きベ
クトルの候補として選択された領域が時間的に離れた符
号化済み画像との間の動きベクトルを用いて符号化され
ていれば、直ちにその時間的に離れた画像と符号化する
画像との間の動きベクトルの候補となる領域の存在する
範囲を限定できる。
い符号化済み画像でも候補となる動きベクトルが存在し
ない場合や、時間的に近い符号化済み画像で候補として
求められた動きベクトルが非常に大きく時間的に離れた
符号化済み画像では符号化効率の良い動きベクトルが存
在しないことを予想できる場合には、時間的に離れた符
号化済み画像での動きベクトルの探索を行わないこと
や、更に探索範囲を限定するなどのことができる。この
ようにすることにより、探索に要する演算量が少なくと
も符号化効率の良い動きベクトルが求められる。
場合には、通常のカメラ撮影の画像では1画像の中でも
動きによるぼけが存在するために、画像間で動き補償を
行う時に、1/2画素単位の差を生じ難い。即ち、その
様な場合は時間的に更に離れた画像で動きベクトルを求
めても、探索のための演算量が増加するにも拘らず、符
号化効率の向上は少ない。従って、時間的に離れた画像
での動きベクトルの探索範囲を符号化対象画像の符号化
領域の近傍に制限することにより、探索のための演算量
を更に低減して高い符号化効率が得られる。
トルで指定される領域の参照画像に時空間フィルタ処理
を施して予測信号候補を生成し、これらの中から予測信
号を決定するため、フィールド単位で入力される入力画
像、すなわちインターレース画像に適した予測が可能と
なり、予測精度が向上する。この場合、空間フィルタ処
理が施されるフィールドに対する動きベクトルは1画素
以下の精度で符号化するが、それ以外のフィールドに対
する動きベクトルは該1画素以下の精度で符号化する動
きベクトルを当該フィールドにおける動きベクトルに換
算したものと当該フィールドにおける動きベクトルとの
差分として符号化して伝送することで、最終的に伝送さ
れる動きベクトルの情報が減少する。
1は、本発明の第1の実施例に係る動画像符号化装置の
ブロック図である。図1の動画像符号化装置は、符号化
部14、2つのフィールドメモリ15,16、動きベク
トル探索回路17、補間値発生回路19および局部復号
部25によって構成される。
路19から出力される参照画像信号12と、動きベクト
ル探索回路17から出力される最適動きベクトル13を
用いて符号化部14で符号化される。参照画像信号12
は、フィールドメモリ15,16に蓄積されている過去
2フィールドの符号化済み画像信号のうち動きベクトル
探索回路17から出力される動きベクトル候補18によ
って指定される位置の画像信号から、補間値発生回路1
9によって作成される。
路20、動きベクトル候補発生回路21、最適ベクトル
判定回路22および切替器23からなり、動きベクトル
探索動作中は動きベクトル候補発生回路21が逐次発生
する動きベクトル候補24が切替器23によりフィール
ドメモリ15,16に入力され、これをもとに補間値発
生回路19により発生される参照画像信号12と符号化
対象画像信号11との相関演算が相関演算回路20によ
って行われる。最適ベクトル判定回路22は、符号化対
象画像信号11と参照画像信号12との相関を最大とす
る動きベクトルを記憶し、動きベクトル探索動作終了時
には最適動きベクトル13が切替器23によって出力さ
れる。この最適動きベクトル13と補間値発生回路19
からの最適な参照画像信号12に基づいて符号化対象画
像信号11が符号化部14で符号化され、符号化データ
26が出力される。
される符号化データ26を基に、局部復号画像信号27
を作成する。この局部復号画像信号27は切替器28に
よりフィールドメモリ15,16のいずれかに入力さ
れ、それらの出力は切替器29を経て補間値発生回路1
9に入力される。ここで、切替器28,29は符号化対
象画像に対して予め定めた参照画像を作成するための2
画像の信号が補間値発生回路19に入力されるように切
替えられる。
回路30、乗算器31、乗算器32および加算器33か
らなり、フィールドメモリ15からの出力信号よりフィ
ールド内補間回路30によって作成される信号と、フィ
ールドメモリ16からの出力信号とを混合比k:1−k
で混合することにより参照画像信号12を得る。
動きベクトル候補18は補間値発生回路19にも入力さ
れ、フィールドメモリ15,16からの出力信号に対す
る混合比を決定するパラメータkを制御する。すなわ
ち、動きベクトル候補18の垂直方向成分がフィールド
内n+1/2ライン(nは整数)の場合はk=1に制御
され、フィールドメモリ15に記憶された対応する画素
値(ここでは、フィールドメモリ15の内容が符号化対
象画像に近い画像であると仮定して説明する)がそのま
ま参照画像信号12として出力される。
ィールド内nラインの場合には、フィールドメモリ1
5,16からの出力信号を用いて図2における補間値△
が補間される。このとき、動きベクトル候補18の垂直
方向成分の絶対値がある閾値より大の場合は、参照画像
における動きも大とみなし、補間値△をそれと同一フィ
ールドのフィールドメモリ15内の補間値△に隣接する
信号を主に用いて補間することが適切であるから、パラ
メータkを大とする。逆に、動きベクトル候補18の垂
直方向成分の絶対値が閾値より小の場合は、参照画像に
おける動きも小とみなし、補間値△をフィールドメモリ
内の補間値△に隣接する信号を主に用いて補間すること
が適切であるから、パラメータkを小とする。
4と参照画像41が隣接している場合には、パラメータ
kを0に近づけてフィールドメモリ16からの信号を参
照画像41の補間値として使用することが有効なのは、
動きベクトル候補18の垂直成分の絶対値が0の場合に
ほとんど限られる。一方、図3に示したような符号化順
序を採用する場合、図4に示すように符号化対象画像5
3と参照画像51とが比較的離れる場合も生じる。この
ような場合は、パラメータkを0に近づけてフィールド
メモリ16からの信号を参照画像51の補間値として使
用することが、動きベクトルの垂直成分の絶対値が0で
ない場合にも有効となってくる。
間値発生回路19の構成以外は図1と同一であるため、
その詳細な説明は省略する。補間値発生回路19は2つ
の補間値発生回路34,35と、これらの出力を選択す
る切替器36によって構成される。補間値発生回路3
4,35は、いずれも図1に示した補間値発生回路19
と同様に、フィールド内補間回路30と乗算器31,3
2および加算器33により構成される。図6に本実施例
における各画像信号の関係を示す。
1における動き量が大の場合に有効な補間値を発生す
る。すなわち、図6(a)に示すように、動きベクトル
候補18の垂直方向成分がフィールド内n+1/2ライ
ン(nは整数)の場合は、フィールドメモリ15に記憶
された対応する画素値○(ここでは、フィールドメモリ
15の内容が符号化対象画像63に近い画像であると仮
定して説明する)がそのまま参照画像信号として出力さ
れる(k=1に制御される)。
クトル候補18の垂直方向成分がフィールド内nライン
(nは整数)の場合には、補間すべき画素△に隣接する
フィールドメモリ15内の画像信号61の二つの画素値
○の平均によって補間値△を作成する。
1における動き量が小の場合に有効な補間値を発生す
る。すなわち、図6(b)に示すように、動きベクトル
候補18の垂直方向成分がフィールド内n+1/2ライ
ン(nは整数)の場合、フィールドメモリ15に記憶さ
れた対応する画素値○(ここでは、フィールドメモリ1
5の内容が符号化対象画像63に近い画像であると仮定
して説明する)がそのまま参照画像信号として出力され
る(k=1に制御される)。例えばn=0の場合、符号
化対象画像信号64に対する参照画像信号は画素値65
となる。
クトル候補18の垂直方向成分がフィールド内nライン
の場合は、補間すべき画素◎を隣接するフィールドメモ
リ16内の信号○とする。例えば、n=0の場合、符号
化対象画像信号64に対する参照画像信号の補間値68
は、画素値66となる。
ィールド内n/2+1/4ラインの場合には、補間すべ
き画素△に隣接するフィールドメモリ15からの画素値
○と、フィールドメモリ16からの画素値○との平均に
よって、補間値△が作成される。例えばn=0の場合、
符号化対象画像信号64に対する参照画像信号の補間値
67は、画素値65と画素値66の平均値となる。
ルド内1/4ライン単位の精度で参照画像信号を発生さ
せることができ、動きが少なく解像度の高い画像に対し
て有効な動き補償を可能とする。
路17から出力される動きベクトル候補18の垂直方向
成分の絶対値がある閾値より大の場合、補間値発生回路
34の出力を選択し、閾値より小の場合は補間値回路3
5の出力を選択することにより、それぞれに適切な参照
画像信号を発生する。また、別の方式として、動きベク
トル探索回路17から出力される動きベクトル候補18
の垂直方向成分の絶対値が大の時は補間値回路34の出
力を選択し、小の場合は補間値発生回路34,35の両
方の出力を参照画像信号とし、両者について相関演算を
行って、いずれか一方を選択する方法も有効である。
する。図7は、本発明の第3の実施例に係る動画像符号
化装置のブロック図である。
る画像データは、入力バッファメモリ100に一時的に
蓄えられた後、符号化対象画像の順序に従って、複数画
素で構成される部分領域毎に、部分画像データ入力バッ
ファメモリ100より読み出される。入力バッファメモ
リ100より読み出される部分画像データは、動きベク
トル検出回路200に入力される。動きベクトル検出回
路200は、過去に符号化した再生画像の中から入力デ
ータを効率良く符号化できる部分画像を求め、その部分
画像の領域のデータおよびその領域の位置を示す動きベ
クトル(アドレスデータ)を出力する。
部分画像データは、動きベクトル検出回路200より出
力される部分画像データおよび動きベクトルと共に局部
符号化回路300にも入力される。この局部符号化回路
300では、入力バッファメモリ100より出力される
部分画像データそのもの、または動きベクトルで指定さ
れる部分画像データとの差分データのうち何れか一方が
符号化される。ここで、動きベクトルで指定される領域
との差分の符号化データには、その動きベクトルを可変
長符号化したデータも含まれる。
タは、動きベクトル検出回路200より出力される部分
画像データと共に局部復号回路400に入力され復号さ
れることにより、再生画像が得られる。また、符号化デ
ータが動きベクトルを用いて符号化されている場合に
は、復号結果が動きベクトル検出回路200より出力さ
れる部分画像データに加算されて再生画像が得られる。
この再生画像データは、動きベクトル検出回路200に
入力され、次に入力される画像データの符号化のために
一時記憶される。
符号化回路300および局部復号回路400の具体的な
動作例を説明する。
ては、入力バッファメモリ100より入力されるデータ
は、動きベクトルの探索に不要となった画像データが記
憶されていた画像メモリ(211〜214の何れか)
に、書込制御回路222によって順次書き込まれる。こ
の様にして画像メモリ(211〜214)に保存された
符号化済み画像データは、読出制御回路221およびデ
ータ切り換え回路231により、符号化画像に時間的に
近い画像から領域毎に順次読み出され、差分回路241
で入力データとの差分が領域毎に算出される。評価回路
242は、この領域毎の差分の合計値の大きさを順次比
較し、読出制御回路221が画像メモリ内を探索する方
向を制御し、先に検出した部分画像よりも入力された部
分画像との差分が更に小さな符号化済み画像の部分領域
を検出する毎に、ベクトルレジスタ243にその部分画
像の領域を示すアドレスを記憶させ、入力された部分画
像に最も近い符号化済み画像の部分領域を求める。この
ようにしてクトルレジスタ243に記憶された、入力さ
れた部分画像との差分が最も小さな符号化済み画像の部
分領域を示すアドレスデータは読出制御回路233およ
び切替回路232に入力され、その符号化済み画像の部
分領域に対する符号化データの再生画像が再生画像メモ
リ(215〜218)より読み出され、そのアドレスデ
ータと共に局部符号化回路300に入力される。
この実施例では動き補償誤差の符号化方法として直交変
換の一つであるDCT(離散コサイン変換)と量子化お
よび可変長符号化を用いている。局部符号化回路300
において、先ず入力バッファメモリ100から出力され
る部分画像データは差分回路311に入力され、その部
分画像データに対して動きベクトル検出回路200から
出力される、符号化データを再生した部分画像データと
の差分が算出される。切替回路312は、差分回路31
1より入力される差分画像データと入力バッファメモリ
100より入力される部分画像データとを端子002に
入力される制御信号によって順次切り替えて出力する。
順次出力される部分画像データおよび差分画像データを
順次周波数変換して出力する。量子化回路330は、D
CT回路320から出力される周波数変換されたデータ
を予め設定された量子化幅で量子化して出力する。エン
トロピ符号器340は、量子化回路330で量子化され
たデータと、その量子化幅情報および部分画像データと
差分データとの識別符号を併せて符号化し、更に差分画
像データの符号化にはベクトルレジスタ243より出力
される該部分画像に対する動きベクトルも併せて、それ
ぞれの出現確率に応じたハフマン符号等を用いて可変長
符号化して出力する。この識別符号と動きベクトルを併
せて1つのハフマン符号を形成すれば、効率の良い符号
化が可能である。また、この符号化において、予め決め
られた規則により指定される領域の符号化データを再生
して得られた画像データ、或いは固定データとの差分が
設定値以下の入力画像データについては、その様な部分
画像の連続数を可変長符号化すれば、更に符号化効率が
向上する。
分画像が動きベクトルで指定された領域との差分を符号
化した場合と、入力データをそのままDCTして符号化
した場合とで符号量の比較を行い、符号化効率の良い方
の符号化データを出力バッファ360および局部復号回
路400に出力する。
調整の為に、この符号化データを一時的に記憶すると共
に、量子化回路330で用いられる量子化幅とエントロ
ピ符号化器340で用いられる符号化テーブルを制御す
る。
トル検出回路200より出力される部分画像データがデ
ータメモリ441に一時記憶されるとともに、符号量評
価回路351より出力される符号化データが可変長復号
器410に入力され、識別符号を含む動きベクトルおよ
び符号化前の量子化データが復号される。この復号され
た量子化データは逆量子化回路420に入力され、量子
化前のダイナミックレンジを持つ代表値に変換(逆量子
化)された後、加算回路450に入力される。逆量子化
回路420で逆量子化されたデータは逆DCT回路43
0に入力され、部分画像データ又は差分画像データが再
生される。ゲート回路442は、可変長復号器410が
復号した識別符号により、逆DCT回路430より出力
される再生データが差分画像データである場合にはデー
タメモリ441より出力される部分画像データを通過さ
せ、差分画像でない場合には出力データを零にして、そ
れぞれ加算回路450に出力する。
画像を符号化したものである場合には、動きベクトル検
出回路200より出力される部分画像データに加算さ
れ、差分画像でない場合には、動きベクトル検出回路2
00より出力された部分画像データを使用せずに、加算
回路450より再生画像が得られる。この再生画像デー
タは、動きベクトル検出回路200に入力され、次に入
力される画像データの符号化の為に一時記憶される。
の符号化回路400に含まれる可変長復号回路410の
代わりに量子化データを記憶するデータメモリ460を
用いた点が異なっている。この場合には、入力バッファ
メモリ100より出力される部分画像データとそれに対
する動きベクトルで指定される再生画像との差分画像デ
ータをDCTおよび量子化したデータがデータメモリ4
60に一時記憶される。そして、符号量評価回路352
で選択され、出力バッファ360に出力される符号化デ
ータに対応する画像データが逆量子化回路420に出力
される。この画像データが差分画像データである場合に
は、図1の例と同様にデータメモリ441から出力され
る部分画像データと加算回路450において加算される
ことによって再生画像が得られる。
るために、図1よりも処理時間が短くなるという利点が
ある。
化回路400の一部を動きベクトル検出回路に用いる様
にした例である。この実施例においても、動きベクトル
検出回路200は既に符号化し再生した画像の中から読
出制御回路224に従って部分画像データを切替回路2
32を介して読み出すと共に、その領域の位置を示す動
きベクトル(アドレスデータ)を出力する。
る画像データは、図7および図8と同様に入力バッファ
メモリ100に一時的に蓄えられた後、符号化対象画像
の順序に従って複数画素で構成される領域毎に入力バッ
ファメモリ100より読み出され、局部符号化回路30
0に入力される。この入力バッファメモリ100より出
力される部分画像データは、先ず入力端子002に入力
される制御信号によりゲート回路313を介して入力さ
れる動きベクトル検出回路200からの出力データとの
差分はとられず、図7および図8と同様にDCT、量子
化、可変長符号化が施される。量子化データはデータメ
モリ460に記憶され、符号化データおよび符号量は符
号量評価器353に記憶される。次に、入力端子002
に入力される制御信号が変更され、動きベクトル検出回
路200により出力される部分画像データとの差分を算
出されて、図7および図8と同様にDCT、量子化、可
変長符号化が行われる。
340からの符号化データを評価して、その評価結果に
従って読出制御回路224を制御することにより、符号
量を更に少なくできる領域を検出する毎にその符号化デ
ータを記憶させると共に、動きベクトル検出回路200
から出力された部分画像データをデータメモリ441に
記憶させ、その差分画像をDCTして量子化したデータ
をデータメモリ460に記憶させる。この様にして最終
的に最も符号量の少なくなる符号化データが出力バッフ
ァ360に出力される。この符号化データに対する量子
化データが局部復号回路400において図7および図8
と同様に再生される。再生データは動きベクトル検出回
路200に入力され、次に入力される画像データの符号
化の為に一時記憶される。
動きベクトルとして、より正確な動きベクトルが求まる
のに対し、図9の実施例では符号化効率を最大にする動
きベクトルが求められる。
いて符号化されたデータを再生する回路例を示すもので
ある。可変長復号器510は入力端子004から入力さ
れる符号化データを復号し、量子化幅情報、動きベクト
ル(動きベクトルで指定される部分画像との差分画像デ
ータかそうでないかの識別符号を含む)、および量子化
データを再生する。量子化データは逆量子化回路52
0、逆DCT回路530を通して再生される。この再生
データが動きベクトルで指定される部分画像との差分画
像データであれば、読出制御回路521がその部分画像
データを再生画像メモリ611〜614より読み出して
動きベクトル検出回路600から出力し、局部復号回路
500に入力する。この部分画像データは、ゲート回路
540を介して加算回路550で差分画像データと加算
されて、再生画像データとなる。この再生画像データ
は、次に入力される符号化データの再生の為に動きベク
トル検出回路600に入力され、一時記憶される。ま
た、この再生画像データは出力バッファ560にも入力
され、本来の画像の順序に戻されて出力される。
よび読出制御回路221、図9の符号量評価器352お
よび読出制御回路224において行われる動きベクトル
の探索動作について説明する。
トル探索例を示すものである。これらの図11〜図16
において、s1,s2,…,s6は1フレームまたは1
フィールドの画像を意味し、101,102,…,12
0は水平方向または垂直方向の1画素または複数画素を
意味する。
は、符号化対象の部分画像(例えばs4−104)に対
して、先ず時間的に近い符号化済み画像s3全体(10
1〜120)を探索し、その探索により求められた最適
動きベクトル、すなわち符号化効率が高いか、またはよ
り正確な動きベクトル(例えばs3−107)を基にし
て符号化対象画像に符号化済み画像s3よりも時間的に
離れた符号化済み画像s2での探索範囲(面積)を例え
ば(105〜115)に限定する。
の探索においては、先に求められた最適動きベクトル
(例えばs03−107)を含めて、最適動きベクトル
(例えばs02−109或いはs03−107)を求め
る。
ばs2−107)により指定される領域の画像と、符号
化対象の部分画像(例えばs4−104)との差分、す
なわち動き補償誤差を求め、その最適動きベクトルと動
き補償誤差を符号化する。
は、符号化対象画像s4に時間的に近い画像(例えばs
3)が時間的に離れた画像(例えばs1)との間の動き
ベクトルを用いて符号化されている場合に好適な例であ
る。この場合、符号化対象の部分画像s4−104に対
して時間的に近い画像s3との間の動きベクトルを予測
することが可能であるため、その時間的に近い画像s3
での探索範囲を例えば(103〜112)に制限してい
る。また、これによって時間的に近い画像との間の符号
化効率の良い動きベクトル(例えばs3−107)が求
まれば、その動きベクトルで指定される時間的に近い画
像の部分領域(例えばs3−107)に対して使用され
た時間的に離れた画像(例えばs1)との間の動きベク
トル(例えばs1−110)を用いて、符号化対象画像
s4の部分画像s4−104の時間的に離れた画像(例
えばs2)との間の動きベクトルの候補となる領域を更
に狭い範囲、例えば(107〜110)に限定できる。
間で動きが非常に大きく、時間的に近い画像s3でも候
補となる動きベクトルが存在しない場合や、時間的に近
い画像s3で候補として求められた動きベクトル(例え
ばs3−116)が非常に大きく、時間的に離れた画像
s2では符号化効率の良い動きベクトルが存在しないこ
とを予想できる場合の例である。
については動きベクトルの探索を行わないか、または探
索範囲を例えば(116〜120)のように更に限定す
ることができる。これにより、動きベクトルの探索に要
する演算量が少なくても、符号化効率の良い動きベクト
ルを求めることが可能となる。
化対象の部分画像s4−104に時間的に近い画像s3
で求められた動きベクトル(例えばs3−107)があ
る程度大きな場合や、適当な動きベクトルが求められな
かった場合の例である。これらの場合は、時間的に離れ
た画像s2での動きベクトルの探索は行わず、時間的に
近い画像s3との間の動きベクトルが小さい場合にの
み、時間的に離れた画像s2での探索範囲を符号化対象
画像s4の符号化領域と同じ位置の近傍(例えば103
〜105)に制限して動きベクトルの探索を行うように
する。
は、通常のカメラ撮影の画像では1画像の中でも動きに
よる“ぼけ”が存在するため、画像間で動き補償を行う
ときに1/2画素単位の差を生じ難い。即ち、そのよう
な場合は時間的に更に離れた画像で動きベクトルを求め
ても、探索のための演算量が増加するにも拘らず、符号
化効率の向上は少ない。図16の例によれば、このよう
な場合は動きの大きな画像では時間的に離れた画像の動
きベクトルを符号化しないために、符号化する種類が少
なくなり、更に符号化効率が高くなる。
ーム内、フィールド内符号化、或いはフレーム間、フィ
ールド間差分符号化のいずれでもよく、更に他の符号化
方式と組み合わせることも可能である。また、本発明に
よる動きベクトルの探索方法は、予め任意の画像数間隔
で符号化した符号化済み画像を参照画像として、それら
の間の画像に対して動きベクトルを求める場合にも同様
に符号化対象画像の前後から探索を行うことができる。
る。図17は、本発明の第6の実施例に係る動画像符号
化装置のブロック図である。本実施例は、MPEG1の
シミュレーションモデルであるSM3のような符号化方
式に本発明を適用した例であり、符号化のアルゴリズム
は基本的に動き補償+DCT(離散コサイン変換)方式
を採用している。但し、入力画像フォーマットは例えば
CCIR Rec.601/525に定義される画像フ
ォーマットのようなインタレースフォーマットである。
この画像フォーマットを図18に示す。図18におい
て、Yは輝度信号、Cr,Cbは色信号であり、それぞ
れの信号の1フィールド当たりの画素数は図中に示した
通りである。
成される。すなわち、図19に示されるように、下位か
らブロック、マクロブロック、スライス、ピクチャ、そ
して図19には示されていないがグループオブピクチャ
およびシーケンスの順に階層化される。ブロックは8×
8画素よりなり、DCTはこのブロック単位で行われ
る。マクロブロックはYブロック2個と、Crブロック
およびCbブロック各1個の計4ブロックよりなり、動
き補償および各符号化モードの選択は、このマクロブロ
ック単位で行われる。
ように構成される。ピクチャはSM3と同様に予測モー
ドとして許されるマクロブロック毎のモードの種類によ
って大きくI,P,Bの各ピクチャに分けられる。モー
ドとしては、フィールド内予測(Intra)、前方予
測(Inter:動き補償を含む)、後方予測および両
方向内挿予測の4モードがある(詳細は後述)。これら
のうち、どの予測モードを使用できるかによって表1に
示すようにピクチャの種類がI,P,Bの3通りに分類
される。
マットとしてインタレースフォーマットを採用してお
り、同じ種類のピクチャでもGOP内での位置により予
測方法等が異なるため、ピクチャはさらに細かく分類さ
れる。図20に、GOPの構成と各ピクチャがどのピク
チャから予測されるかを示す。同図に示されるように、
GOPはランダムアクセスおよび特殊再生用にエントリ
ポイントとして周期的に設けられたIピクチャに先行す
るB0 ピクチャから始まり、次のIピクチャの前にある
P2 で終わるピクチャの組によって定義される。Iピク
チャは偶数フィールドのみに現われる。
ように予測されるかを表2および図21に示した。
ド間予測と、偶/奇各1フィールドずつから適応的に予
測を行なうフィールド間/フレーム間適応予測の二通り
がある。図21で矢印は、フィールド間予測に行なうこ
とを示し、また2本の線が1本の矢印に統合されている
記号は、フィールド間/フレーム間適応予測を行なうこ
とを示している。また、1GOP内での各ピクチャの符
号化順序は図20(b)に示される通りである。
符号化装置を説明する。図17において、入力端子70
0にはインターレースされた動画像信号が入力される。
この入力動画像信号は、フィールドメモリ701に連続
した8フィールド分蓄えられる。フレームメモリ701
内の動画像信号は第1の動きベクトル検出回路710に
供給され、原動画像によるテレスコーピックサーチ(後
述)により、動きベクトル検出が1画素精度で行われ
る。これが動き補償の第1段階の処理である。
て、局部復号ループ内のフィールドメモリ708に蓄え
られた局部復号信号を用いて、動きベクトル検出回路7
10で原画像を用いて求められた動きベクトルをその回
りの±1の範囲を全探索することにより、リファインす
る。
ールドメモリ708とフィールド間/フレーム間適応予
測回路709および第2の動きベクトル検出回路711
において局部復号信号を用いた1/2画素精度の動きベ
クトル検出が行われ、予測回路709により予測信号が
生成される。この予測信号は減算器702に入力されて
フィールドメモリ701からの動画像信号との差がとら
れ、この差が予測誤差信号として出力される。
り離散コサイン変換され、DCT係数データが得られ
る。このDCT係数データは量子化回路704で量子化
され適応スキャンされた後、2次元可変長符号化回路7
10を経てマルチプレクサ714に入力される。量子化
後のDCT係数データは、逆量子化回路705および逆
DCT回路706を経て局部復号され、I,Pピクチャ
のみがフィールドメモリ708に書きこまれる。フィー
ルドメモリ708は、適応予測に必要な4フィルード分
用意される。
ータと、後述する第2の動きベクトル検出回路711か
らの動きベクトルおよび符号化制御部717からのマク
ロブロックタイプや、ステップサイズ等の付加情報が多
重化される。マルチプレクサ714で多重化された情報
は、バッファ715を経て一定の伝送レートとされ、例
えばVTR等の蓄積系(記録媒体)へ出力される。
715でのバッファ量と、アクティビティ計算回路71
6で計算されたマクロブロック内アクティビティ(Iピ
クチャ)または直前の同モードの量子化前の信号のマク
ロブロック内アクティビティ(P,Bピクチャ)を使っ
て、量子化回路704での量子化ステップサイズを制御
している。
る動画像復号装置の構成を図22により説明する。入力
端子800には、蓄積系から読み出された信号が入力さ
れ、バッファ801に一旦蓄えられる。バッファ801
から読み出された信号は、デマルチプレクサ/可変長復
号回路801に入力され、図17のマルチプレクサ71
4で多重化されたDCT係数データ、動きベクトルおよ
びステップサイズ等の付加情報が分離されると共に復号
される。
長復号されスキャン変換された後、図17の動画像符号
化装置における局部復号ループと同様、逆量子化回路8
03および逆DCT回路804を経て局部復号され、加
算器805および4フィールド分のフィールドメモリ8
06を経て適応予測回路807に入力される。一方、動
きベクトルは後述のように差分の形で送られてくるの
で、可変長復号の後、もとの形に戻されて適応予測回路
807に供給される。適応予測回路807では予測信号
が生成され、この予測信号と逆DCT回路804からの
局部復号信号が加算器805で加算されることにより、
元の動画像信号がフィールドメモリ806を介して取り
出される。フィールドメモリ806の出力は図示しない
画像表示部に供給される。
示順序が異なることと、Bピクチャは予測に用いないた
めフィールドメモリに蓄えておく必要がないことから、
I,Pピクチャの出力はフィールドメモリ806から出
力し、Bピクチャは復号しながらそのまま出力するとい
う切替えを行っている。
クトル検出動作について詳細に説明する。動き補償は、
前述のようにマクロブロック単位で行われる。動きベク
トル検出は、第1の動きベクトル検出回路710での1
画素精度の通常のブロックマッチングによる動きベクト
ル検出と、この1画素精度の動きベクトルで指定される
参照画像の周囲1/2画素精度の画素位置に適応的な時
空間内挿を行った各点について、動きベクトルを探索す
ることによる第2の動きベクトル検出回路711での動
きベクトル検出である。時空間内挿の具体的な方法につ
いては、後述する。
きベクトル検出は、入力動画像の各フィールド画像どう
しを用いて1画素精度で各フィールド毎に全探索により
最適な動きベクトルを見つける処理である。離れたフィ
ールド間のサーチには、テレスコーピックサーチ(SM
3参照)を用いている。但し、フィールド画像ではフィ
ールド間のサーチ経路として、複数の経路が考えられ
る。本実施例では、以下の規則に従ってサーチ経路を決
定している。 1)同位相フィールド間のサーチ 同位相のフィールドのみを用いて行う。 2)逆位相フィールド間のサーチ できるだけ同位相のフィールドを用いて行う。
路に含める必要があるが、本実施例では図24にテレス
コーピックサーチの順序を示すように、始めに異なる位
相のフィールドをサーチするようにしている。例えばI
→P2 の動きベクトルを求める時は、I→Po →B1 →
B3 →P2 の順でサーチし、I→B0 →B2 →P1 →P
2 のような経路は通らない。なお、図24で斜線を施し
て示す範囲がサーチ範囲である。このテレスコーピック
サーチは、順方向と逆方向について別々に行われる。ま
た、各隣接フィールド間のサーチ範囲は、水平±15画
素、垂直±7画素である。
きベクトル検出は、局部復号ループ内のフィールドメモ
リ708に蓄積されている画像を参照画像として行われ
る。まず、この動きベクトル検出の前処理として、第1
の動きベクトル検出回路710で得られた動きベクトル
で指定される参照画像の周囲±1画素の範囲を全探索す
ることにより、動きベクトルがリファインされる。第2
の動きベクトル検出回路711での動きベクトル検出の
メインプロセスは、リファインにより得られた動きベク
トルで指定される参照画像の周囲1/2画素精度の位置
に後述する方法で生成された複数の予測信号候補につい
て、予測誤差電力を全て評価し比較することにより、最
適な予測信号候補を選択することによって行われる。
は行われず、動き補償は輝度信号で得られた動きベクト
ルを基にして行われる。
適応予測回路709の処理について説明する。図23
は、フィールド間/フレーム間適応予測回路709の一
部の構成を示すブロック図である。
1の動きベクトル検出回路710で得られた動きベクト
ルで指定される参照画像の周囲1/2画素精度の範囲の
探索である。図25(b)に、その様子を示した。この
フィールド間/フレーム間適応予測は、P1 ,P2 ,B
の各ピクチャにおいて、符号化対象画像(符号化フィー
ルド)に対して例えばその前の偶奇各1フィールドのペ
ア#1,#2を参照画像(参照フィールド)として用い
て行われる。
で、動きベクトル検出回路710により、それぞれの参
照フィールド#1,#2での最適点(●で示す)が各々
動きベクトルV1,V2で得られたとする。図25
(b)に示す動き補償の第2段階では、この動きベクト
ルV1,V2で指定される2つの最適点の周囲の1/2
画素精度の領域の参照画像にフィールド間/フレーム間
適応予測回路709において時空間フィルタを施して複
数の予測信号候補を求め、この予測信号候補と動きベク
トル検出回路710で検出された動きベクトルとから、
動きベクトル検出回路711で最適動きベクトルの探索
を行う。この場合、予測信号候補の生成法としては、フ
ィールド補間モードとフレーム補間モードの2つのモー
ドがある。
号候補は時空間フィルタのうち空間フィルタのみによっ
て生成される。すなわち、図25(b)の画素A〜Cの
画素値は、 A=(O+D)/2 B=(O+D+E+F)/4 C=(O+F)2 により作成される。このフィールド補間モードでは、偶
奇各フィールドに9点ずつ、計18点の予測信号候補の
探索点が存在する。
候補は各フィールドにおいて1画素精度の動き補償を行
った信号に、時空間フィルタの処理を施すことにより作
成される。例えば図25(b)の画素A〜Cの画素値
は、 A=G/2+(O+D)/4 B=G/2+(O+D+E+F)/8 C=G/2+(O+F)1/4 により作成される。この場合に、1/2画素精度の画素
位置のデータを提供する側のフィールドを基準フィール
ドと呼ぶことにする。このフレーム補間モードにおいて
も、予測信号候補は偶奇各フィールドに9点ずつある
が、画素Oの位置の予測信号は一致するので、計17点
の予測信号候補の探索点が存在することになる。
5点の予測信号候補の探索を行って最も予測誤差が小さ
い予測信号候補を予測信号として決定する。但し、両フ
ィールドに対し指している動きベクトルの方向が大きく
ずれている場合には、フレーム補間モードは選択されな
い(詳細は後述)。
モードのいずれが選択されたかを示す情報と、どのフィ
ールドをフィールド補間モードに使用する参照フィール
ドまたはフレーム補間モードにおける基準フィールドと
して選んだかを示す情報は、1ビットのフラグにより伝
送される。なお、P0 及びP2 の直前のフィールドによ
る予測については、フィールド補間モードを単一フィー
ルドに適応したモードのみによって予測される。この場
合、モード選択のフラグは伝送されない。
が、Bピクチャの場合もほぼ同様である。但し、Bピク
チャの場合、フィールド補間モードの探索フィールド及
びフレーム補間モードの基準フィールドとしては、符号
化フィールドと同位相のフィールドのみを選択するよう
にしている。勿論、この場合にいずれのフィールドを選
択したかのフラグは伝送されない。
ードウェア上でどのように実現されるかについて説明す
る。キャッシュメモリ901a,901bおよび902
a,902bには、図17の局部復号ループの4フィー
ルド分のフィールドメモリ708からの画像信号のう
ち、第2の動きベクトル検出の前処理で得られた動きベ
クトルで指示された部分が記憶される。切替回路900
は、第2の動きベクトル検出回路711からの制御信号
に従ってキャッシュメモリ901a,901bの出力を
時間フィルタ903と空間フィルタ905に振り分け、
またキャッシュメモリ902a,902bの出力を時間
フィルタ904と空間フィルタ906に振り分ける。
回路711からのフィールド補間モードおよびフレーム
補間モードのいずれを選択するかを示す制御信号に従っ
て、空間フィルタ905のみを通過した信号と、空間フ
ィルタ905および時間フィルタ903の両方を通過し
た信号のいずれかを選択する。セレクタ908も同様で
ある。例えば、切替回路900から時間フィルタ903
に図25(b)の画素Gの信号が入力され、空間フィル
タ905から図25(b)の画素Bの信号が出力された
とすると、時間フィルタ903の出力には画素Gと画素
Bの信号を平均した信号、つまり時空間フィルタ処理を
施した信号が得られる。従って、フィールド補間モード
では空間フィルタ905の出力を選択し、フレーム補間
モードでは時間フィルタ903の出力を選択すればよ
い。
911に直接入力される一方、加算器909で加算され
除算器910で1/2にされた後セレクタ911に入力
される。セレクタ911は、これら3つの入力、すなわ
ちセレクタ907からの参照フィールド#1,#2を使
って予測した信号と、セレクタ908からの参照フィー
ルド#3,#4を使って予測した信号および除算器91
0からの参照フィールド#1〜#4を使って予測した信
号を選択して、予測信号候補として第2の動きベクトル
検出回路711へ出力する。動きベクトル検出回路71
1では、これらの予測信号候補35個の中から、前述の
ようにして最も予測誤差が小さい予測信号候補を予測信
号として決定し、その旨を示す情報をへ返送する。これ
によりフィールド間/フレーム間適応予測回路709
は、動きベクトル検出回路711により指示された予測
信号を減算器および加算器707へ出力する。
からの動きベクトルをどのような形態で符号化して送る
かについて説明する。まず、フィールド補間モードでの
動きベクトルまたはフレーム補間モードでの基準フィー
ルド側の動きベクトルを基準ベクトルとして可変長符号
化回路713で符号化してマルチプレクサ714へ送
る。この動きベクトル(基準ベクトル)は1/2画素精
度である。フレーム補間モードが選ばれた場合には、さ
らに基準フィールドでない方のフィールドの動きベクト
ルと基準フィールドでの動きベクトル(基準ベクトル)
を当該フィールドに換算したものとの差分を同様に符号
化して送る。すなわち、基準フィールドでの動きベクト
ルの延長線と、基準フィールドでない方のフィールドの
交わる点に一番近い点と、該動きベクトルとの差分を1
画素精度で送るものとする。この2つの動きベクトルの
方向が近い場合以外は、フレーム補間モードは有効でな
いと考えて、この差分の大きさが所定の範囲、この例で
は±1の範囲を越える場合にはフレーム補間モードは選
択しない、言い換えれば差分の大きさが微小値以下、こ
の例では1以下のときのみ、フレーム補間モードを使用
するものとする。
体例を示したもので、第1の参照フィールド#1と符号
化対象フィールド(図中の符号化フィールド)との間の
1/2画素精度の第1の動きベクトル(図中上側の矢印
で示す)と、第2の参照フィールド#2と符号化対象フ
ィールドとの間の1画素精度の第2の動きベクトル(図
中下側の矢印で示す)を求め、さらに第2の動きベクト
ルとなり得る複数の動きベクトル(○および●で示す)
のうちで第1の動きベクトルに方向が最も近いベクト
ル、すなわち第1の動きベクトルと第2の参照フィール
ド#2の交わる点△に一番近い点●のベクトルと、第2
の動きベクトルとの差分(図中縦方向に延びた矢印)に
相当する1画素精度の差分ベクトルを求めて、第1の動
きベクトルの情報及び差分ベクトルの情報を符号化して
送る。図26の例では、差分は−1である。このように
することによって、予測の性能を落とすことなく、動き
ベクトルの情報量を節約することができる。
る。
ック内で輝度信号Yと色信号Cr,Cbは垂直方向には
同じ画素数であるが、水平方向では色信号の画素数が半
分になっている。従って、輝度信号で得られた動きベク
トルを色信号に適用する際には、動きベクトルの水平方
向の成分を1/2にする。1/2の除算は、整数以下を
0の方向に丸めるようにして行われる。これはフィール
ド補間モードでもフレーム補間モードでも同じである。
ードおよびフレーム補間モードにおいて輝度信号の動き
ベクトルから色信号の動きベクトルを求める場合の具体
例を示す。図27において点線で示された丸印は、色信
号が存在しない画素位置である。第1段階で得られた画
素位置を中央の丸印、第2段階で得られた点を×とす
る。また、この例ではいずれの場合も原点の水平方向座
標は、中央の丸の点の水平方向座標よりも大きいものと
する。図27(a)のフィールド補間モードの場合、×
の位置に輝度信号の動きベクトルが得られると、色信号
の1/4画素精度分はA方向に丸められて補間画素△が
作られる。この補間画素△は、 △=1/4(A+B+C+D) により作成される。図27(b)のフレーム補間モード
での参照フィールド#1についても、同様に △=1/4(E+F+G+H) により参照フィールド#1内の補間画素△が作られる。
色信号の1/2画素精度分がA方向に丸められて、Iの
位置の画素が使用される。結局、図27の例の場合、補
間画素△の値は I×1/2+(E+F+G+H)×1/8 により得られることとなる。
つの参照フィールドを効果的に使ってインタレース画像
に適した効率的で精度の高い予測を行うことが可能であ
り、特にインタレース画像における動領域において、よ
り精度の高い予測信号を得ることができ、しかも、これ
に伴う動きベクトル情報の増加を差分ベクトルの採用に
より最小限に抑えることができる。
示す図
ない例を示す図
係を示す図
係を示す図
装置のブロック図
示す図
示す図
構成と符号化順序を示す図
明するための図
像復号装置のブロック図
適応予測回路のブロック図
の順序を示す図
間適応予測処理を説明するための図
一例を示す図
の動きベクトルを求める具体例を示す図
ル探索回路 19…補間値発生回路 20…相関演算回路 21…動きベクト
ル候補発生回路 22…最適ベクトル判定回路 200,600…
動きベクトル検出回路 221,223,224,621…画像データ読出制御
回路 242,351,352,353…評価回路 300…局部符号化回路 400…局部復号
回路 101…フィールドメモリ 103…DCT回
路 104…量子化回路 105…逆量子化
回路 106…逆DCT回路 108…フィール
ドメモリ 109…適応予測回路 110…動きベク
トル検出回路 111…動きベクトル検出回路 112…可変長符
号化回路 113…可変長符号化回路 114…マルチプ
レクサ 115…バッファ 116…アクティ
ビティ計算回路 117…符号制御部
Claims (84)
- 【請求項1】連続する第1、第2の参照フィールドの画
像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2の
動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の参
照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対象
フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符号
化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測信
号の誤差情報を符号化するモードを有し、 前記第2の動きベクトルとなり得る複数の動きベクトル
のうちで前記第1の動きベクトルに方向が最も近いベク
トルと前記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微小
値以下のときのみ該モードを使用することを特徴とする
動画像符号化装置。 - 【請求項2】連続する第1、第2の参照フィールドの画
像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2の
動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の参
照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対象
フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符号
化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測信
号の誤差情報を符号化するモードであって、前記第2の
動きベクトルとなり得る複数の動きベクトルのうちで前
記第1の動きベクトルに方向が最も近いベクトルと前記
第2の動きベクトルとの差分の大きさが微小値以下の範
囲でのみ使用されるモードを有することを特徴とする動
画像符号化装置。 - 【請求項3】連続する第1、第2の参照フィールドの画
像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2の
動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の参
照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対象
フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符号
化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測信
号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報、及び前
記第2の動きベクトルとなり得る複数の動きベクトルの
うちで前記第1の動きベクトルに方向が最も近いベクト
ルと前記第2の動きベクトルとの差分に相当する差分ベ
クトルの情報をそれぞれ符号化するモードを有し、 前記差分の大きさが微小値以下のときのみ該モードを使
用することを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項4】連続する第1、第2の参照フィールドの画
像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2の
動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の参
照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対象
フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符号
化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測信
号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報、及び前
記第2の動きベクトルとなり得る複数の動きベクトルの
うちで前記第1の動きベクトルに方向が最も近いベクト
ルと前記第2の動きベクトルとの差分に相当する差分ベ
クトルの情報をそれぞれ符号化するモードであって、前
記第2の動きベクトルとなり得る複数の動きベクトルの
うちで前記第1の動きベクトルに方向が最も近いベクト
ルと前記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微小値
以下の範囲でのみ使用されるモードを有することを特徴
とする動画像符号化装置。 - 【請求項5】連続する第1、第2の参照フィールドの画
像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2の
動きベクトルを生成する手段と、 前記第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ指定され
る第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら、前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号
を生成する手段と、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を生成する手段と、 前記第2の動きベクトルとなり得る複数の動きベクトル
のうちで前記第1の動きベクトルに方向が最も近いベク
トルと前記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微小
値以下のときのみ前記誤差情報を符号化する符号化手段
とを有することを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項6】連続する第1、第2の参照フィールドの画
像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2の
動きベクトルを生成する手段と、 前記第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ指定され
る第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら、前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号
を生成する手段と、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を生成する手段と、 前記第2の動きベクトルとなり得る複数の動きベクトル
のうちで前記第1の動きベクトルに方向が最も近いベク
トルと前記第2の動きベクトルとの差分に相当する差分
ベクトルを生成する手段と、 前記差分の大きさが微小値以下のときのみ前記誤差情
報、前記第1の動きベクトルの情報及び前記差分ベクト
ルの情報をそれぞれ符号化する符号化手段とを有するこ
とを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項7】第1の参照フィールドの画像と符号化対象
フィールドの画像との間の第1の動きベクトルにより指
定される第1の参照フィールドの画像上の参照信号を求
める手段と、 前記第1の参照フィールドに連続する第2の参照フィー
ルドの画像と前記符号化対象フィールドの画像との間の
動きベクトルであって、前記第2の参照フィールド上に
ある画像信号と符号化対象フィールドの画像との間の前
記第1の動きベクトルに方向が最も近いベクトルとの差
分の大きさが微小値以下となる第2の動きベクトルが存
在する場合にのみ当該第2の動きベクトルにより指定さ
れる前記第2の参照フィールドの画像上の参照信号を求
める手段と、 前記第1および第2の参照フィールドの画像上の参照信
号から前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信
号を生成する手段と、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を符号化する符号化手段とを有す
ることを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項8】第1の参照フィールドの画像と符号化対象
フィールドの画像との間の第1の動きベクトルにより指
定される第1の参照フィールドの画像上の参照信号を求
める手段と、 前記第1の参照フィールドに連続する第2の参照フィー
ルドの画像と前記符号化対象フィールドの画像との間の
動きベクトルであって、前記第2の参照フィールド上に
ある画像信号と符号化対象フィールドの画像との間の前
記第1の動きベクトルに方向が最も近いベクトルとの差
分の大きさが微小値以下となる第2の動きベクトルが存
在する場合にのみ当該第2の動きベクトルにより指定さ
れる前記第2の参照フィールドの画像上の参照信号を求
める手段と、 前記第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号を
生成する手段と、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報
及び前記差分に相当する差分ベクトルの情報を符号化す
る符号化手段とを有することを特徴とする動画像符号化
装置。 - 【請求項9】前記微小値を1としたことを特徴とする請
求項1乃至8のいずれか1項に記載の動画像符号化装
置。 - 【請求項10】前記符号化手段は、前記誤差情報を可変
長符号化する手段を含むことを特徴とする請求項5乃至
8のいずれか1項に記載の動画像符号化装置。 - 【請求項11】前記符号化手段は、前記誤差情報と前記
第1の動きベクトルの情報及び前記差分ベクトルの情報
を可変長符号化する手段を含むことを特徴とする請求項
6または8に記載の動画像符号化装置。 - 【請求項12】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報を符号化するモードを有し、 前記第2の動きベクトルとなり得る複数の動きベクトル
のうちで前記第1の動きベクトルに方向が最も近いベク
トルと前記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微小
値以下のときのみ該モードを使用することを特徴とする
動画像符号化方法。 - 【請求項13】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報を符号化するモードであって、前記第2
の動きベクトルとなり得る複数の動きベクトルのうちで
前記第1の動きベクトルに方向が最も近いベクトルと前
記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微小値以下の
範囲でのみ使用されるモードを有することを特徴とする
動画像符号化方法。 - 【請求項14】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報、及び
前記第2の動きベクトルとなり得る複数の動きベクトル
のうちで前記第1の動きベクトルに方向が最も近いベク
トルと前記第2の動きベクトルとの差分に相当する差分
ベクトルの情報をそれぞれ符号化するモードを有し、 前記差分の大きさが微小値以下のときのみ該モードを使
用することを特徴とする動画像符号化方法。 - 【請求項15】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報、及び
前記第2の動きベクトルとなり得る複数の動きベクトル
のうちで前記第1の動きベクトルに方向が最も近いベク
トルと前記第2の動きベクトルとの差分に相当する差分
ベクトルの情報をそれぞれ符号化するモードであって、
前記差分の大きさが微小値以下の範囲でのみ使用される
モードを有することを特徴とする動画像符号化方法。 - 【請求項16】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルを生成するステップと、 前記第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ指定され
る第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら、前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号
を生成するステップと、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を生成するステップと、 前記第2の動きベクトルとなり得る複数の動きベクトル
のうちで前記第1の動きベクトルに方向が最も近いベク
トルと前記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微小
値以下のときのみ前記誤差情報を符号化する符号化ステ
ップとを有することを特徴とする動画像符号化方法。 - 【請求項17】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルを生成するステップと、 前記第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ指定され
る第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら、前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号
を生成するステップと、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を生成するステップと、 前記第2の動きベクトルとなり得る複数の動きベクトル
のうちで前記第1の動きベクトルに方向が最も近いベク
トルと前記第2の動きベクトルとの差分に相当する差分
ベクトルを生成するステップと、 前記差分の大きさが微小値以下のときのみ前記誤差情
報、前記第1の動きベクトルの情報及び前記差分ベクト
ルの情報をそれぞれ符号化する符号化ステップとを有す
ることを特徴とする動画像符号化方法。 - 【請求項18】第1の参照フィールドの画像と符号化対
象フィールドの画像との間の第1の動きベクトルにより
指定される第1の参照フィールドの画像上の参照信号を
求めるステップと、 前記第1の参照フィールドに連続する第2の参照フィー
ルドの画像と前記符号化対象フィールドの画像との間の
動きベクトルであって、前記第2の参照フィールド上に
ある画像信号と符号化対象フィールドの画像との間の前
記第1の動きベクトルに方向が最も近いベクトルとの差
分の大きさが微小値以下となる第2の動きベクトルが存
在する場合にのみ当該第2の動きベクトルにより指定さ
れる前記第2の参照フィールドの画像上の参照信号を求
めるステップと、 前記第1および第2の参照フィールドの画像上の参照信
号から前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信
号を生成するステップと、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を符号化する符号化ステップとを
有することを特徴とする動画像符号化方法。 - 【請求項19】第1の参照フィールドの画像と符号化対
象フィールドの画像との間の第1の動きベクトルにより
指定される第1の参照フィールドの画像上の参照信号を
求めるステップと、 前記第1の参照フィールドに連続する第2の参照フィー
ルドの画像と前記符号化対象フィールドの画像との間の
動きベクトルであって、前記第2の参照フィールド上に
ある画像信号と符号化対象フィールドの画像との間の前
記第1の動きベクトルに方向が最も近いベクトルとの差
分の大きさが微小値以下となる第2の動きベクトルが存
在する場合にのみ当該第2の動きベクトルにより指定さ
れる前記第2の参照フィールドの画像上の参照信号を求
めるステップと、 前記第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号を
生成するステップと、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報
及び前記差分に相当する差分ベクトルの情報を符号化す
る符号化ステップとを有することを特徴とする動画像符
号化方法。 - 【請求項20】前記微小値を1としたことを特徴とする
請求項12乃至19のいずれか1項に記載の動画像符号
化方法。 - 【請求項21】前記符号化ステップは、前記誤差情報を
可変長符号化するステップを含むことを特徴とする請求
項16乃至19のいずれか1項に記載の動画像符号化方
法。 - 【請求項22】前記符号化ステップは、前記誤差情報と
前記第1の動きベクトルの情報及び前記差分ベクトルの
情報を可変長符号化するステップを含むことを特徴とす
る請求項17または19に記載の動画像符号化方法。 - 【請求項23】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報を符号化するモードを有し、 前記第1の動きベクトルを拡大換算または縮小換算して
得られる前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象
フィールドの画像との間のベクトルに方向が最も近い前
記第2の参照フィールド上の画像と符号化対象フィール
ドの画像との間の動きベクトルと前記第2の動きベクト
ルとの差分の大きさが微小値以下のときのみ該モードを
使用することを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項24】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報を符号化するモードであって、前記第1
の動きベクトルを拡大換算または縮小換算して得られる
前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象フィール
ドの画像との間のベクトルに方向が最も近い前記第2の
参照フィールド上の画像と符号化対象フィールドの画像
との間の動きベクトルと前記第2の動きベクトルとの差
分の大きさが微小値以下の範囲でのみ使用されるモード
を有することを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項25】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報、及び
前記第1の動きベクトルを拡大換算または縮小換算して
得られる前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象
フィールドの画像との間のベクトルに方向が最も近い前
記第2の参照フィールド上の画像と符号化対象フィール
ドの画像との間の動きベクトルと前記第2の動きベクト
ルとの差分に相当する差分ベクトルの情報をそれぞれ符
号化するモードを有し、 前記差分の大きさが微小値以下のときのみ該モードを使
用することを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項26】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報、及び
前記第1の動きベクトルを拡大換算または縮小換算して
得られる前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象
フィールドの画像との間のベクトルに方向が最も近い前
記第2の参照フィールド上の画像と符号化対象フィール
ドの画像との間の動きベクトルと前記第2の動きベクト
ルとの差分に相当する差分ベクトルの情報をそれぞれ符
号化するモードであって、前記差分の大きさが微小値以
下の範囲でのみ使用されるモードを有することを特徴と
する動画像符号化装置。 - 【請求項27】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルを生成する手段と、 前記第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ指定され
る第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら、前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号
を生成する手段と、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を生成する手段と、 前記第1の動きベクトルを拡大換算または縮小換算して
得られる前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象
フィールドの画像との間のベクトルに方向が最も近い前
記第2の参照フィールド上の画像と符号化対象フィール
ドの画像との間の動きベクトルと前記第2の動きベクト
ルとの差分の大きさが微小値以下のときのみ前記誤差情
報を符号化する符号化手段とを有することを特徴とする
動画像符号化装置。 - 【請求項28】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルを生成する手段と、 前記第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ指定され
る第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら、前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号
を生成する手段と、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を生成する手段と、 前記第1の動きベクトルを拡大換算または縮小換算して
得られる前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象
フィールドの画像との間のベクトルに方向が最も近い前
記第2の参照フィールド上の画像と符号化対象フィール
ドの画像との間の動きベクトルと前記第2の動きベクト
ルとの差分に相当する差分ベクトルを生成する手段と、 前記差分の大きさが微小値以下のときのみ前記誤差情
報、前記第1の動きベクトルの情報及び前記差分ベクト
ルの情報をそれぞれ符号化する符号化手段とを有するこ
とを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項29】第1の参照フィールドの画像と符号化対
象フィールドの画像との間の第1の動きベクトルにより
指定される第1の参照フィールドの画像上の参照信号を
求める手段と、 前記第1の参照フィールドに連続する第2の参照フィー
ルドの画像と前記符号化対象フィールドの画像との間の
動きベクトルであって、前記第1の動きベクトルを拡大
換算または縮小換算して得られる前記第2の参照フィー
ルドの画像と符号化対象フィールドの画像との間のベク
トルに方向が最も近い前記第2の参照フィールド上の画
像と符号化対象フィールドの画像との間の動きベクトル
と前記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微小値以
下となる第2の動きベクトルが存在する場合にのみ当該
第2の動きベクトルにより指定される前記第2の参照フ
ィールドの画像上の参照信号を求める手段と、 前記第1および第2の参照フィールドの画像上の参照信
号から前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信
号を生成する手段と、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を符号化する符号化手段とを有す
ることを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項30】第1の参照フィールドの画像と符号化対
象フィールドの画像との間の第1の動きベクトルにより
指定される第1の参照フィールドの画像上の参照信号を
求める手段と、 前記第1の参照フィールドに連続する第2の参照フィー
ルドの画像と前記符号化対象フィールドの画像との間の
動きベクトルであって、前記第1の動きベクトルを拡大
換算または縮小換算して得られる前記第2の参照フィー
ルドの画像と符号化対象フィールドの画像との間のベク
トルに方向が最も近い前記第2の参照フ ィールド上の画
像と符号化対象フィールドの画像との間の動きベクトル
と前記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微小値以
下となる第2の動きベクトルが存在する場合にのみ当該
第2の動きベクトルにより指定される前記第2の参照フ
ィールドの画像上の参照信号を求める手段と、 前記第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号を
生成する手段と、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報、 前記第1の動きベクトルの情報及び前記差分に相当する
差分ベクトルの情報を符号化する符号化手段とを有する
ことを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項31】前記微小値を1としたことを特徴とする
請求項23乃至30のいずれか1項に記載の動画像符号
化装置。 - 【請求項32】前記符号化手段は、前記誤差情報を可変
長符号化する手段を含むことを特徴とする請求項27乃
至30のいずれか1項に記載の動画像符号化装置。 - 【請求項33】前記符号化手段は、前記誤差情報と前記
第1の動きベクトルの情報及び前記差分ベクトルの情報
を可変長符号化する手段を含むことを特徴とする請求項
28または30に記載の動画像符号化装置。 - 【請求項34】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報を符号化するモードを有し、 前記第1の動きベクトルを拡大換算または縮小換算して
得られる前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象
フィールドの画像との間のベクトルに方向が最 も近い前
記第2の参照フィールド上の画像と符号化対象フィール
ドの画像との間の動きベクトルと前記第2の動きベクト
ルとの差分の大きさが微小値以下のときのみ該モードを
使用することを特徴とする動画像符号化方法。 - 【請求項35】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報を符号化するモードであって、前記第1
の動きベクトルを拡大換算または縮小換算して得られる
前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象フィール
ドの画像との間のベクトルに方向が最も近い前記第2の
参照フィールド上の画像と符号化対象フィールドの画像
との間の動きベクトルと前記第2の動きベクトルとの差
分の大きさが微小値以下の範囲でのみ使用されるモード
を有することを特徴とする動画像符号方法。 - 【請求項36】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報、及び
前記第1の動きベクトルを拡大換算または縮小換算して
得られる前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象
フィールドの画像との間のベクトルに方向が最も近い前
記第2の参照フィールド上の画像と符号化対象フィール
ドの画像との間の動きベクトルと前記第2の動きベクト
ルとの差分に相当する差分ベクトルの情報をそれぞれ符
号化するモードを有し、 前記差分の大きさが微小値以下のときのみ該モードを使
用することを特徴とする動画像符号化方法。 - 【請求項37】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報、及び
前記第1の動きベクトルを拡大換算または縮小換算して
得られる前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象
フィールドの画像との間のベクトルに方向が最も近い前
記第2の参照フィールド上の画像と符号化対象フィール
ドの画像との間の動きベクトルと前記第2の動きベクト
ルとの差分に相当する差分ベクトルの情報をそれぞれ符
号化するモードであって、前記差分の大きさが微小値以
下の範囲でのみ使用されるモードを有することを特徴と
する動画像符号化方法。 - 【請求項38】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルを生成するステップと、 前記第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ指定され
る第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら、前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号
を生成するステップと、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を生成するステップと、 前記第1の動きベクトルを拡大換算または縮小換算して
得られる前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象
フィールドの画像との間のベクトルに方向が最も近い前
記第2の参照フィールド上の画像と符号化対象フィール
ドの画像との間の動きベクトルと前記第2の動きベクト
ルとの差分の大きさが微小値以下のときのみ前記誤差情
報を符号化する符号化ステップとを有することを特徴と
する動画像符号化方法。 - 【請求項39】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルを生成するステップと、 前記第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ指定され
る第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら、前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号
を生成するステップと、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を生成するステップと、 前記第1の動きベクトルを拡大換算または縮小換算して
得られる前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象
フィールドの画像との間のベクトルに方向が最も近い前
記第2の参照フィールド上の画像と符号化対象フィール
ドの画像との間の動きベクトルと前記第2の動きベクト
ルとの差分に相当する差分ベクトルを生成するステップ
と、 前記差分の大きさが微小値以下のときのみ前記誤差情
報、前記第1の動きベクトルの情報及び前記差分ベクト
ルの情報をそれぞれ符号化する符号化ステップとを有す
ることを特徴とする動画像符号化方法。 - 【請求項40】第1の参照フィールドの画像と符号化対
象フィールドの画像との間の第1の動きベクトルにより
指定される第1の参照フィールドの画像上の参照信号を
求めるステップと、 前記第1の参照フィールドに連続する第2の参照フィー
ルドの画像と前記符号化対象フィールドの画像との間の
動きベクトルであって、前記第1の動きベクトルを拡大
換算または縮小換算して得られる前記第2の参照フィー
ルドの画像と符号化対象フィールドの画像との間のベク
トルに方向が最も近い前記第2の参照フィールド上の画
像と符号化対象フィールドの画像との間の動きベクトル
と前記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微小値以
下となる第2の動きベクトルが存在する場合にのみ当該
第2の動きベクトルにより指定される前記第2の参照フ
ィールドの画像上の参照信号を求めるステップと、 前記第1および第2の参照フィールドの画像上の参照信
号から前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信
号を生成するステップと、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を符号化する符号化ステップとを
有することを特徴とする動画像符号化方法。 - 【請求項41】第1の参照フィールドの画像と符号化対
象フィールドの画像との間の第1の動きベクトルにより
指定される第1の参照フィールドの画像上の参照信号を
求めるステップと、 前記第1の参照フィールドに連続する第2の参照フィー
ルドの画像と前記符号化対象フィールドの画像との間の
動きベクトルであって、前記第1の動きベクトルを拡大
換算または縮小換算して得られる前記第2の参照フィー
ルドの画像と符号化対象フィールドの画像との間のベク
トルに方向が最も近い前記第2の参照フィールド上の画
像と符号化対象フィールドの画像との間の動きベクトル
と前記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微小値以
下となる第2の動きベクトルが存在する場合にのみ当該
第2の動きベクトルにより指定される前記第2の参照フ
ィールドの画像上の参照信号を求めるステップと、 前記第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号を
生成するステップと、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報
及び前記差分に相当する差分ベクトルの情報を符号化す
る符号化ステップとを有することを特徴とする動画像符
号化方法。 - 【請求項42】前記微小値を1としたことを特徴とする
請求項34乃至41のいずれか1項に記載の動画像符号
化方法。 - 【請求項43】前記符号化ステップは、前記誤差情報を
可変長符号化するステップを含むことを特徴とする請求
項38乃至41のいずれか1項に記載の動画像符号化方
法。 - 【請求項44】前記符号化ステップは、前記誤差情報と
前記第1の動きベクトルの情報及び前記差分ベクトルの
情報を可変長符号化するステップを含むことを特徴とす
る請求項39または41に記載の動画像符号化方法。 - 【請求項45】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報を符号化するモードを有し、 前記第1の動きベクトルを前記第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間に置き換えて
得られるベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィ
ールドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動
きベクトルと前記第2の動きベクトルとの差分の大きさ
が微小値以下のときのみ該モードを使用することを特徴
とする動画像符号化装置。 - 【請求項46】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報を符号化するモードであって、前記第1
の動きベクトルを前記第2の参照フィールドの画像と符
号化対象フィールドの画像との間に置き換えて得られる
ベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の動きベクト
ルと前記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微小値
以下の範囲でのみ使用されるモードを有することを特徴
とする動画像符号化装置。 - 【請求項47】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報、及び
前記第1の動きベクトルを前記第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間に置き換えて
得られるベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィ
ールドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動
きベクトルと前記第2の動きベクトルとの差分に相当す
る差分ベクトルの情報をそれぞれ符号化するモードを有
し、 前記差分の大きさが微小値以下のときのみ該モードを使
用することを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項48】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報、及び
前記第1の動きベクトルを前記第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間に置き換えて
得られるベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィ
ールドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動
きベクトルと前記第2の動きベクトルとの差分に相当す
る差分ベクトルの情報をそれぞれ符号化するモードであ
って、前記差分の大きさが微小値以下の範囲でのみ使用
されるモードを有することを特徴とする動画像符号化装
置。 - 【請求項49】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルを生成する手段と、 前記第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ指定され
る第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら、前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号
を生成する手段と、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を生成する手段と、 前記第1の動きベクトルを前記第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間に置き換えて
得られるベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィ
ールドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動
きベクトルと前記第2の動きベクトルとの差分の大きさ
が微小値以下のときのみ前記誤差情報を符号化する符号
化手段とを有することを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項50】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルを生成する手段と、 前記第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ指定され
る第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら、前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号
を生成する手段と、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を生成する手段と、 前記第1の動きベクトルを前記第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間に置き換えて
得られるベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィ
ールドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動
きベクトルと前記第2の動きベクトルとの差分に相当す
る差分ベクトルを生成する手段と、 前記差分の大きさが微小値以下のときのみ前記誤差情
報、前記第1の動きベクトルの情報及び前記差分ベクト
ルの情報をそれぞれ符号化する符号化手段とを有するこ
とを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項51】第1の参照フィールドの画像と符号化対
象フィールドの画像との間の第1の動きベクトルにより
指定される第1の参照フィールドの画像上の参照信号を
求める手段と、 前記第1の参照フィールドに連続する第2の参照フィー
ルドの画像と前記符号化対象フィールドの画像との間の
動きベクトルであって、前記第1の動きベクトルを前記
第2の参照フィールドの画像と符号化対象フィールドの
画像との間に置き換えて得られるベクトルに方向が最も
近い前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象フィ
ールドの画像との間の動きベクトルとの差分の大きさが
微小値以下となる第2の動きベクトルが存在する場合に
のみ当該第2の動きベクトルにより指定される前記第2
の参照フィールドの画像上の参照信号を求める手段と、 前記第1および第2の参照フィールドの画像上の参照信
号から前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信
号を生成する手段と、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を符号化する符号化手段とを有す
ることを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項52】第1の参照フィールドの画像と符号化対
象フィールドの画像との間の第1の動きベクトルにより
指定される第1の参照フィールドの画像上の参照信号を
求める手段と、 前記第1の参照フィールドに連続する第2の参照フィー
ルドの画像と前記符号化対象フィールドの画像との間の
動きベクトルであって、前記第1の動きベクトルを前記
第2の参照フィールドの画像と符号化対象フィールドの
画像との間に置き換えて得られるベクトルに方向が最も
近い前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象フィ
ールドの画像との間の動きベクトルとの差分の大きさが
微小値以下となる第2の動きベクトルが存在する場合に
のみ当該第2の動きベクトルにより指定される前記第2
の参照フィールドの画像上の参照信号を求める手段と、 前記第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号を
生成する手段と、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報
及び前記差分に相当する差分ベクトルの情報を符号化す
る符号化手段とを有することを特徴とする動画像符号化
装置。 - 【請求項53】前記微小値を1としたことを特徴とする
請求項45乃至52のいずれか1項に記載の動画像符号
化装置。 - 【請求項54】前記符号化手段は、前記誤差情報を可変
長符号化する手段を含むことを特徴とする請求項49乃
至52のいずれか1項に記載の動画像符号化装置。 - 【請求項55】前記符号化手段は、前記誤差情報と前記
第1の動きベクトルの情報及び前記差分ベクトルの情報
を可変長符号化する手段を含むことを特徴とする請求項
50または52に記載の動画像符号化装置。 - 【請求項56】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報を符号化するモードを有し、 前記第1の動きベクトルを前記第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間に置き換えて
得られるベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィ
ールドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動
きベクトルと前記第2の動きベクトルとの差分の大きさ
が微小値以下のときのみ該モードを使用することを特徴
とする動画像符号化方法。 - 【請求項57】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報を符号化するモードであって、前記第1
の動きベクトルを前記第2の参照フィールドの画像と符
号化対象フィールドの画像との間に置き換えて得られる
ベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の動きベクト
ルと前記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微小値
以下の範囲でのみ使用されるモードを有することを特徴
とする動画像符号化方法。 - 【請求項58】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報、及び
前記第1の動きベクトルを前記第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間に置き 換えて
得られるベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィ
ールドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動
きベクトルと前記第2の動きベクトルとの差分に相当す
る差分ベクトルの情報をそれぞれ符号化するモードを有
し、 前記差分の大きさが微小値以下のときのみ該モードを使
用することを特徴とする動画像符号化方法。 - 【請求項59】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報、及び
前記第1の動きベクトルを前記第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間に置き換えて
得られるベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィ
ールドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動
きベクトルと前記第2の動きベクトルとの差分に相当す
る差分ベクトルの情報をそれぞれ符号化するモードであ
って、前記差分の大きさが微小値以下の範囲でのみ使用
されるモードを有することを特徴とする動画像符号化方
法。 - 【請求項60】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルを生成するステップと、 前記第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ指定され
る第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら、前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号
を生成するステップと、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を生成するステップと、 前記第1の動きベクトルを前記第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間に置き換えて
得られるベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィ
ールドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動
きベクトルと前記第2の動きベクトルとの差分の大きさ
が微小値以下のときのみ前記誤差情報を符号化する符号
化ステップとを有することを特徴とする動画像符号化方
法。 - 【請求項61】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルを生成するステップと、 前記第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ指定され
る第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら、前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号
を生成するステップと、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を生成するステップと、 前記第1の動きベクトルを前記第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間に置き換えて
得られるベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィ
ールドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動
きベクトルと前記第2の動きベクトルとの差分に相当す
る差分ベクトルを生成するステップと、 前記差分の大きさが微小値以下のときのみ前記誤差情
報、前記第1の動きベクトルの情報及び前記差分ベクト
ルの情報をそれぞれ符号化する符号化ステップとを有す
ることを特徴とする動画像符号化方法。 - 【請求項62】第1の参照フィールドの画像と符号化対
象フィールドの画像との間の第1の動きベクトルにより
指定される第1の参照フィールドの画像上の参照信号を
求めるステップと、 前記第1の参照フィールドに連続する第2の参照フィー
ルドの画像と前記符号化対象フィールドの画像との間の
動きベクトルであって、前記第1の動きベクトルを前記
第2の参照フィールドの画像と符号化対象フィールドの
画像との間に置き換えて得られるベクトルに方向が最も
近い前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象フィ
ールドの画像との間の動きベクトルとの差分の大きさが
微小値以下となる第2の動きベクトルが存在する場合に
のみ当該第2の動きベクトルにより指定される前記第2
の参照フィールドの画像上の参照信号を求めるステップ
と、 前記第1および第2の参照フィールドの画像上の参照信
号から前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信
号を生成するステップと、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を符号化する符号化ステップとを
有することを特徴とする動画像符号化方法。 - 【請求項63】第1の参照フィールドの画像と符号化対
象フィールドの画像との間の第1の動きベクトルにより
指定される第1の参照フィールドの画像上の参照信号を
求めるステップと、 前記第1の参照フィールドに連続する第2の参照フィー
ルドの画像と前記符号化対象フィールドの画像との間の
動きベクトルであって、前記第1の動きベクトルを前記
第2の参照フィールドの画像と符号化対象フィールドの
画像との間に置き換えて得られるベクトルに方向が最も
近い前記第2の参照フィールドの画像と符号化対象フィ
ールドの画像との間の動きベクトルとの差分の大きさが
微小値以下となる第2の動きベクトルが存在する場合に
のみ当該第2の動きベクトルにより指定される前記第2
の参照フィールドの画像上の参照信号を求信号を求める
ステップと、 前記第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号を
生成するステップと、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報
及び前記差分に相当する差分ベクトルの情報を符号化す
る符号化ステップとを有することを特徴とする動画像符
号化方法。 - 【請求項64】前記微小値を1としたことを特徴とする
請求項56乃至63のいずれか1項に記載の動画像符号
化方法。 - 【請求項65】前記符号化ステップは、前記誤差情報を
可変長符号化するステップを含むことを特徴とする請求
項61乃至63のいずれか1項に記載の動画像符号化方
法。 - 【請求項66】前記符号化ステップは、前記誤差情報と
前記第1の動きベクトルの情報及び前記差分ベクトルの
情報を可変長符号化するステップを含むことを特徴とす
る請求項63または65に記載の動画像符号化方法。 - 【請求項67】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報を符号化するモードを有し、 前記符号化対象フィールドと前記第1の参照フィールド
との時間間隔と前記符号化対象フィールドと前記第2の
参照フィールドとの時間間隔の比率に応じて前記第1の
動きベクトルの大きさを換算して得られる前記第2の参
照フィールドの画像と符号化対象フィールドの画像との
間のベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィール
ドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動きべ
クトルと前記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微
小値以下のときのみ該モードを使用することを特徴とす
る動画像符号化装置。 - 【請求項68】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の画像信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報を符号化するモードであって、前記符号
化対象フィールドと前記第1の参照フィールドとの時間
間隔と前記符号化対象フィールドと前記第2の参照フィ
ールドとの時間間隔の比率に応じて前記第1の動きベク
トルの大きさを換算して得られる前記第2の参照フィー
ルドの画像と符号化対象フィールドの画像との間のベク
トルに方向が最も近い前記第2の参照フィールドの画像
と符号化対象フィールドの画像との間の動きベクトルと
前記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微小値以下
の範囲でのみ使用されるモードを有することを特徴とす
る動画像符号化装置。 - 【請求項69】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報、及び
前記符号化対象フィールドと前記第1の参照フィールド
との時間間隔と前記符号化対象フィールドと前記第2の
参照フィールドとの時間間隔の比率に応じて前記第1の
動きベクトルの大きさを換算て得られる前記第2の参照
フィールドの画像と符号化対象フィールドの画像との間
のベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィールド
の画像と符号化対象フィールドの画像との間の動きベク
トルと前記第2の動きべクトルとの差分に相当する差分
ベクトルの情報をそれぞれ符号化するモードを有し、前
記差分の大きさが微小値以下のときのみ該モードを使用
することを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項70】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間に第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報、前記第1の動きベクトルの情報、及び
前記符号化対象フィールドと前記第1の参照フィールド
との時間間隔と前記符号化対象フィールドと前記第2の
参照フィールドとの時間間隔の比率に応じて前記第1の
動きベクトルの大きさを換算して得られる前記第2の参
照フィールドの画像と符号化対象フィールドの画像との
間のベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィール
ドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動きベ
クトルと前記第2の動きベクトルとの差分に相当する差
分ベクトルの情報をそれぞれ符号化するモードであっ
て、前記差分の大きさが微小値以下の範囲でのみ使用さ
れるモードを有することを特徴とする動画像符号化装
置。 - 【請求項71】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルを生成する手段と、 前記第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ指定され
る第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら、前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号
を生成する手段と、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を生成する手段と、 前記符号化対象フィールドと前記第1の参照フィールド
との時間間隔と前記符号化対象フィールドと前記第2の
参照フィールドとの時間間隔の比率に応じて前記第1の
動きベクトルの大きさを換算して得られる前記第2の参
照フィールドの画像と符号化対象フィールドの画像との
間のベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィール
ドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動きベ
クトルと第2の動きベクトルとの差分の大きさが微小値
以下のときのみ前記誤差情報を符号化する符号化手段と
を有することを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項72】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルを生成する手段と、 前記第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ指定され
る第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら、前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号
を生成する手段と、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を生成する手段と、 前記符号化対象フィールドと前記第1の参照フィールド
との時間間隔と前記符号化対象フィールドと前記第2の
参照フィールドとの時間問隔の比率に応じて前記第1の
動きベクトルの大きさを換算して得られる前記第2の参
照フィールドの画像と符号化対象フィールドの画像との
間のベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィール
ドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動きベ
クトルと前記第2の動きベクトルとの差分に相当する差
分ベクトルを生成する手段と、 前記差分の大きさが微小値以下のときのみ前記誤差情
報、前記第1の動きべクトルの情報、及び前記差分ベク
トルの情報をそれぞれ符号化する符号化手段とを有する
ことを特徴とする動画像符号化装置。 - 【請求項73】前記微小値を1としたことを特徴とする
請求項67乃至72のいずれか1項に記載の動画像符号
化装置。 - 【請求項74】前記符号化手段は、前記誤差情報を可変
長符号化する手段を含むことを特徴とする請求項71ま
たは72に記載の動画像符号化装置。 - 【請求項75】前記符号化手段は、前記誤差情報と前記
第1の動きベクトルの情報及び前記差分ベクトルの情報
を可変長符号化する手段を含むことを特徴とする請求項
72に記載の動画像符号化装置。 - 【請求項76】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する予測信号
の誤差情報を符号化するモードを有し、 前記符号化対象フィールドと前記第1の参照フィールド
との時間間隔と前記符号化対象フィールドと前記第2の
参照フィールドとの時間間隔の比率に応じて前記第1の
動きベクトルの大きさを換算して得られる前記第2の参
照フィールドの画像と符号化対象フィールドの画像との
間のベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィール
ドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動きベ
クトルと前記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微
小値以下のときのみ該モードを使用することを特徴とす
る動画像符号化方法。 - 【請求項77】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差情報を符号化するモードであって、前記符号
化対象フィールドと前記第1の参照フィールドとの時間
間隔と前記符号化対象フィールドと前記第2の参照フィ
ールドとの時間間隔の比率に応じて前記第1の動きベク
トルの大きさを換算して得られる前記第2の参照フィー
ルドの画像と符号化対象フィールドの画像との間のベク
トルに方向が最も近い前記第2の参照フィールドの画像
と符号化対象フィールドの画像との間の動きベクトルと
前記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微小値以下
の範囲でのみ使用されるモードを有することを特徴とす
る動画像符号化方法。 - 【請求項78】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差信号、前記第1の動きベクトルの情報、及び
前記符号化対象フィールドと前記第1の参照フィールド
との時間間隔と前記符号化対象フィールドと前記第2の
参照フィールドとの時間間隔の比率に応じて前記第1の
動きベクトルの大きさを換算して得られる前記第2の参
照フィールドの画像と符号化対象フィールドの画像との
間のベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィール
ドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動きベ
クトルと前記第2の動きべクトルとの差分に相当する差
分ベクトルの情報をそれぞれ符号化する符号化モードを
有し、前記差分の大きさが微小値以下のときのみ該モー
ドを使用することを特徴とする動画像符号化方法。 - 【請求項79】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルによりそれぞれ指定される第1、第2の
参照フィールドの画像上の参照信号から、前記符号化対
象フィールドの画像に対する予測信号を生成し、前記符
号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前記予測
信号の誤差信号、前記第1の動きベクトルの情報、及び
前記符号化対象フィールドと前記第1の参照フィールド
との時間間隔と前記符号化対象フィールドと前記第2の
参照フィールドとの時間間隔の比率に応じて前記第1の
動きベクトルの大きさを換算して得られる前記第2の参
照フィールドの画像と符号化対象フィールドの画像との
間のベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィール
ドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動きベ
クトルと前記第2の動きベクトルとの差分に相当する差
分ベクトルの情報をそれぞれ符号化するモードであっ
て、前記差分の大きさが微小値以下の範囲でのみ使用さ
れるモードを有することを特徴とする動画像符号化方
法。 - 【請求項80】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルを生成するステップと、 前記第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ指定され
る第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら、前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号
を生成するステップと、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を生成するステップと、 前記符号化対象フィールドと前記第1の参照フィールド
との時間間隔と前記符号化対象フィールドと前記第2の
参照フィールドとの時間間隔の比率に応じて前記第1の
動きベクトルの大きさを換算して得られる前記第2の参
照フィールドの画像と符号化対象フィールドの画像との
間のベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィール
ドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動きベ
クトルと前記第2の動きベクトルとの差分の大きさが微
小値以下のときのみ前記誤差情報を符号化するステップ
とを有することを特徴とする動画像符号化方法。 - 【請求項81】連続する第1、第2の参照フィールドの
画像と符号化対象フィールドの画像との間の第1、第2
の動きベクトルを生成するステップと、 前記第1、第2の動きベクトルによりそれぞれ指定され
る第1、第2の参照フィールドの画像上の参照信号か
ら、前記符号化対象フィールドの画像に対する予測信号
を生成するステップと、 前記符号化対象フィールドの画像の画像信号に対する前
記予測信号の誤差情報を生成するステップと、 前記符号化対象フィールドと前記第1の参照フィールド
との時間間隔と前記符号化対象フィールドと前記第2の
参照フィールドとの時間間隔の比率に応じて前記第1の
動きベクトルの大きさを換算して得られる前記第2の参
照フィールドの画像と符号化対象フィールドの画像との
間のベクトルに方向が最も近い前記第2の参照フィール
ドの画像と符号化対象フィールドの画像との間の動きベ
クトルと前記第2の動きベクトルとの差分に相当する差
分ベクトルを生成するステップと、 前記差分の大きさ
が微小値以下のときのみ前記誤差情報、前記第1の動き
ベクトルの情報及び前記差分ベクトルの情報をそれぞれ
符号化するステップとを有することを特徴とする動画像
符号化方法。 - 【請求項82】前記微小値を1としたことを特徴とする
請求項76乃至81のいずれか1項に記載の動画像符号
化方法。 - 【請求項83】前記符号化ステップは、前記誤差情報を
可変長符号化するステップを含むことを特徴とする請求
項80または81に記載の動画像符号化方法。 - 【請求項84】前記符号化ステップは、前記誤差情報と
前記第1の動きベクトルの情報及び前記差分ベクトルの
情報を可変長符号化するステップを含むことを特徴とす
る請求項81に記載の動画像符号化方法。
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CA2241555C (en) * | 1995-12-29 | 2006-07-11 | Cree Research, Inc. | True color flat panel display using an led dot matrix and led dot matrix drive method and apparatus |
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- 1991-10-17 JP JP29831691A patent/JP2755851B2/ja not_active Expired - Lifetime
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