JP2739850B2 - 移動体通信システム - Google Patents
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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- H04W52/04—TPC
- H04W52/38—TPC being performed in particular situations
- H04W52/40—TPC being performed in particular situations during macro-diversity or soft handoff
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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Description
ムに関するものであり、特に無線基地局と移動局間の通
信における無線電波の送信電力制御と、移動局が異なる
無線基地局との通信に移行する際のハンドオーバ制御を
無線基地局に負担をかけずに移動局が主導で行う移動体
通信システムに関するものである。
基地局と移動局間の通信で用いられる無線電波の送信電
力制御は、(財)電波システム開発センターによるRC
R標準27C(RCR STD−27C)に規定されて
いるように、移動局が無線基地局に向けて発射する上り
電波の強度を無線基地局にて受信電界強度(RSSI)
として測定し、その測定値にもとづいて無線基地局が自
局の送信電力を制御し、さらに移動局に対してはその移
動局が送信すべき電波の送信電力の大きさを指示するこ
とにより実施している。
ら隣接する他の無線基地局に通信を移行するハンドオー
バ制御で移動局が主導で行うハンドオーバ制御において
は、移動局が現在通信中の無線基地局から受信する通話
チャネルの下り電波および周辺の無線基地局から受信す
る放送下り電波の受信電界強度(RSSI)とビット誤
り率等で定義される受信品質(QI)にもとづいてハン
ドオーバの必要性を判断している。また、無線基地局に
おいても移動局からの通話チャネルの上り電波のRSS
IとQIを測定し、その結果にもとづいて、ハンドオー
バすべきか否かを判断している。
テムにおける送信電力制御とハンドオーバ制御の様子を
示すブロック図である。無線基地局2bと移動局1との
間で通信が行われており、移動局1は、下り電波12d
の受信電界強度と受信品質を測定することによりそれら
の劣化状況でハンドオーバを決定する。また、無線基地
局2bは、上り電波12uの受信電界強度と受信品質を
測定することによりそれらの劣化状況でハンドオーバを
決定する。さらに、無線基地局2bは、自局の送信電力
を制御するとともに移動局1が送信すべき電力を送信電
力値指示情報13により指示する。
りハンドオーバを行う技術として、特開平4−2864
32号公報、特開平5−37452号公報に開示された
技術がある。
おける移動局主導のハンドオーバ制御と無線基地局によ
る送信電力制御においては、ハンドオーバ制御と送信電
力制御が必ずしも同期して行われるわけではないので、
移動局が無線基地局から受信する通話チャネル電波の受
信電界強度等の劣化によりハンドオーバを決定したとし
ても、そのときに無線基地局が発射する電波の送信電力
が必ずしも最大値になっていないことがある。そのた
め、本来は無線基地局の送信電力を大きくする制御を行
えばハンドオーバする必要がないにもかかわらず、両制
御間での同期がとれていないために、実際にはハンドオ
ーバが行われてしまうと言う無駄な制御が発生する問題
があった。
主導のハンドオーバ制御と無線基地局における送信電力
制御の同期をとるように制御するためには、移動局と無
線基地局の双方に複雑な制御を必要とし、結果として処
理能力の負荷が増大するという問題を抱えている。
はいえ、ハンドオーバの必要性の判断に移動局からの上
り電波の劣化を監視して無線基地局が関与する従来の技
術においては、無線基地局において多数の移動局個々の
送信電力、最大出力、受信電界強度、受信品質等の状態
に合わせて実時間性を確保しつつ各移動局を制御する必
要があり、無線基地局での大きな処理能力を必要とする
問題があった。
システムは、移動局主導のハンドオーバ制御と送信電力
制御の同期、さらに、移動局主導のハンドオーバ制御自
体を無線基地局の負荷を軽減して実現するものであり、
移動通信システムの構築費用の大部分を占める無線基地
局の簡素化、小型化、高速化に貢献するものである。
ムは、無線通信エリアを構成する複数の無線基地局と、
もよりの無線基地局との間で通信を行う移動局より成る
移動体通信システムにおけるものである。
ている出力電波の最大値、通信用電波の基準値および通
信用電波の空きチャネル数を含む放送情報を常時送信す
る放送手段、(2)移動局との通信中に、その移動局か
らの受信電波の電界強度と受信品質を測定する第1の測
定手段、(3)この第1の測定手段により測定した受信
電波の電界強度と受信品質、およびこの無線基地局が送
信している電波の出力電力値を移動局に送信通知する第
1の通知手段、(4)移動局がこの無線基地局に送信通
知する通知情報を受信する第1の受信手段、(5)この
無線基地局の送信している電波の出力電力値変更指示を
第1の受信手段で受信すると、この無線基地局の送信電
波の出力電力を変更制御する第1の送信出力制御手段。
その無線基地局の放送情報を受信し蓄積する受信蓄積手
段、(2)無線基地局との通信中に、その無線基地局か
ら受信した電波の電界強度と受信品質を測定する第2の
測定手段、(3)無線基地局がこの移動局に送信通知す
る通知情報を受信する第2の受信手段、(4)受信蓄積
手段で蓄積している放送情報と、第2の測定手段で測定
した受信電波の電界強度と受信品質および第2の受信手
段で受信した無線基地局が送信している電波の出力電力
値とにもとづいてハンドオーバ制御および無線基地局の
送信する電波の出力電力値変更を判断する第1の制御手
段、(5)受信蓄積手段で蓄積している放送情報と、第
2の受信手段で受信した無線基地局がこの移動局から受
信し測定した電波の電界強度と受信品質および無線基地
局が送信している電波の出力電力値とにもとづいてハン
ドオーバ制御およびこの移動局が送信する電波の出力電
力値変更を判断する第2の制御手段、(6)第1の制御
手段が判断した無線基地局の送信する電波の出力値変更
情報をその無線基地局に送信通知する第2の通知手段、
(7)第2の制御手段が判断したこの移動局の送信電波
の出力電力を変更制御する第2の送信出力制御手段。
らの下り電波および自分が送出した上り電波の無線基地
局での受信状態が一元的に把握できる。そのため、無線
基地局をわずらわせることなく移動局主導で送信電力の
制御、ハンドオーバの制御を行うことができる。
の構成について図面を参照して説明する。
を説明するシステムブッロク図であり、移動局1が移動
体通信用交換局1に収容されている複数の無線基地局2
a、2b、2cのうちの無線基地局2bと通信している
状態を示す。無線基地局2bから移動局1に送信される
移動局通知信号14、および移動局1から無線基地局2
bに送信される基地局送信出力値指示15については後
述する。
いられる移動局1の本発明に係わる要部の構成を示すブ
ロック図である。
各部を全般的に制御して本発明に係る移動体通信サービ
スを実現するものである。
る。
ないマイク部より入力した本移動局のユーザの音声をデ
ィジタル変換し、この音声と必要に応じて主制御部10
0から出力される制御データとを多重化して変調部12
0に出力する。この制御データには、通信相手の無線基
地局に対して指示、通知する情報(基地局送信出力値指
示15)が含まれる。送信出力設定部111は、主制御
部100の指示を受けて、変調部120からアンテナ1
40に送出する電波の送信電力値を設定する。変調部1
20は、送信データ・音声処理部110から受信した信
号を所定の搬送信号で変調し、送信出力設定部111か
ら指示された送信電力でアンテナ140より無線基地局
に電波を発射する。
る。
した無線基地局から発射された無線信号を復調し、復調
された信号を受信データ・音声処理部112へ出力し、
さらに復調時の受信電界強度(下りRSSI)と復調時
のビット誤り、またはワード誤りの有無を品質データ
(QI)として下りRSSI・QI測定監視部113に
出力する。受信データ・音声処理部112は、復調信号
から音声と制御データを分離し、音声は図示しないスピ
ーカ部より出力し、制御データは主制御部100に出力
する。このとき制御データに含まれている、後述する、
移動局通知14による下り送信出力(電力)値、上りR
SSI値、上りQI値はそれぞれ分離して主制御部10
0に出力される。下りRSSI・QI測定監視部113
は、主制御部100の制御にもとづいて、受信電界強度
(下りRSSI)と受信品質(下りQI)を主制御部1
00に出力する。
部100は、受信した下りRSSI値および下りQI値
より図4、5に示す処理を行い、自移動局や通信相手の
無線基地局の送信出力制御、ハンドオーバ制御を行う。
いられる無線基地局2の本発明に係わる要部の構成を示
すブロック図である。
地局各部や無線チャネル等の無線リソースを全般的に制
御して本発明に係る移動体通信サービスを実現するもの
である。
明する。
ない交換局より交換局インタフェース部250を介して
入力した現在通信中の移動局の通話相手の音声と必要に
応じて主制御部200から出力される制御データとを多
重化して変調部220に出力する。この制御データに
は、通信相手の移動局に対して指示、通知する情報(移
動局通知14)が含まれる。送信出力設定部211は、
主制御部200の指示を受けて、変調部220からアン
テナ240に送出する電波の送信電力値を設定する。変
調部220は、送信データ・音声処理部210から受信
した信号を所定の搬送信号で変調し、送信出力設定部2
11から指示された送信電力でアンテナ240より移動
局に電波を発射する。
明する。
した移動局から発射された無線信号を復調し、復調され
た信号を受信データ・音声処理部212へ出力し、さら
に復調時の受信電界強度(上りRSSI)と復調時のビ
ット誤り、またはワード誤りの有無を品質データ(Q
I)として上りRSSI・QI測定監視部213に出力
する。受信データ・音声処理部212は、復調信号から
音声と制御データを分離し、音声は交換局インタフェー
ス部250を介して交換局に出力し、制御データは主制
御部200に出力する。このとき制御データに含まれて
いる、後述する、基地局送信出力値指示15による下り
送信出力(電力)値は主制御部200に出力される。上
りRSSI・QI測定監視部213は、主制御部200
の制御にもとづいて、受信電界強度(上りRSSI)と
受信品質(上りQI)を測定、監視して主制御部200
に出力する。
制御部200は、測定した上りRSSI値および上りQ
I値を制御データとして送信データ・音声処理部210
にて音声と多重し、下り電波に乗せて移動局に送出す
る。
動体通信システムの一般的な呼接続について図1を参照
して説明する。
りの無線基地局2bからの放送チャネルに同調して、下
り電波12dに含まれる各種のシステムデータを受信す
る。
含まれる。 (1)隣接無線基地局2a、2cの放送チャネルの周波
数 (2)無線基地局の許容最大出力(電力)値 (3)移動局の許容最大出力(電力)値 (4)下り電界強度におけるハンドオーバ起動基準値
(下りRSSI−H/Oレベル) (5)下り受信品質におけるハンドオーバ起動基準値
(下りQI−H/Oレベル) (6)下り用通信最適受信電界強度値と最適範囲上限値
・下限値 (7)下り用通信最低受信電界強度 (8)上り電界強度におけるハンドオーバ起動基準値
(上りRSSI−H/Oレベル) (9)上り受信品質におけるハンドオーバ起動基準値
(上りQI−H/Oレベル) (10)上り用通信最適受信電界強度値と最適範囲上限
値・下限値 (11)無線基地局内の空きチャネル数 移動局1は、これらのシステムデータを受信して待ち受
け状態に入り、ユーザの発呼または無線基地局からの呼
び出しを待つ。本移動局のユーザが発呼すると、移動局
1は、無線基地局2bに対してサービス要求を行い、通
話チャネルを割り当ててもらい通話状態に入る。本実施
の形態においては、この通話状態に入るときの送信電力
は移動局、無線基地局共に許容最大電力とする。なお、
移動体通信システムによっては、予め定められた任意の
出力値を用いたり、最初のアクセス時の受信電界強度か
ら算出した出力値を用いる場合もある。
電力制御およびハンドオーバ制御について説明する。
200は、移動局1が上り電波12uに乗せて送出して
くる基地局送信出力値指示15の内容を確認する。この
基地局送信出力値指示15は、図3の構成で説明したよ
うに、アンテナ240で受信した上り電波を変調部22
0を経由して送信データ・音声処理部210にて分離し
た制御データに含まれており、移動局1がその通信中の
無線基地局2bに対して無線基地局が送信する電波の送
信電力を指示するものである。
信出力値指示15の内容が現在無線基地局2bが送信し
ている電波の出力値と同一であればそのままとし、異な
っていれば無線基地局の許容最大出力値の範囲内である
か否かを判断し、範囲内の値を指示された場合のみ、送
信出力設定部211にその値を指示して送信電力値を変
更する。また、主制御部200は、この変更した結果の
送信電力値を移動局1にフィードバック通知するため
に、送信データ・音声処理部210に制御データとして
音声との多重化送信を指示して、移動局通知14を下り
電波に乗せて移動局に送出する。
主制御部200からの制御にもとづいて、予め定められ
た期間の移動局1からの上り電波の受信電界強度を平均
値化して上りRSSI値として、また、予め定められた
期間の移動局1からの上り電波のビット誤り率またはワ
ード誤り率を上りQI値として主制御部200に出力す
る。これらの無線基地局2bにて測定した移動局1から
の電波の状態も移動局通知14として制御データが送信
データ・音声処理部210で音声信号と多重化されて下
り電波に乗せて送出される。
主制御部100からの制御にもとづいて予め定められた
期間の無線基地局2bからの下り電波の受信電界強度を
平均値化して下りRSSI値として、また、予め定めら
れた期間の無線基地局2bからの下り電波のビット誤り
率またはワード誤り率を下りQI値として主制御部10
0に出力する。
る動作を図4、5を参照して説明する。
ら受信する下り電波チェックの動作を示すフローチャー
トであり、図5は、同じく移動局1が無線基地局から移
動局通知14により通知された情報にもとづいて行う上
り電波(移動局1が送信している電波)チェックの動作
を示すフローチャートである。
おくと、移動局1は下記の情報を有していることが前提
となる。 (1)無線基地局からの電波の下りRSSI(移動局で
測定) (2)無線基地局からの電波の下りQI(移動局で測
定) (3)無線基地局が送出している下り電波の送信出力
(移動局通知14で受信) (4)移動局が送信した電波の上りRSSI(無線基地
局が測定した結果を移動局通知14により受信) (5)移動局が送信した電波の上りQI(無線基地局が
測定した結果を移動局通知14により受信) その他に前述した無線基地局の放送チャネルで受信した
システムデータを有している。
御の流れを説明する。
れている電波の下りQIを予め蓄積している下りQI−
H/Oレベルと比較する(S100)。
下りQIが規定された下りQI−H/Oレベルより下が
っていると判断(S100:Y)した場合は、無線基地
局が送出している電力(移動局通知14で受信している
値)が許容最大出力(予め放送チャネルで受信して蓄積
している値)に達しているか否かを判定する(S10
1)。もし、ここで無線基地局が送信している電力が許
容最大電力でない場合(S101:N)は、受信品質向
上のために出力電力を上げることを基地局送信出力値指
示15により無線基地局に要求(S102)して、次に
上り電波のチェックに移行する(飛び越しA)。
している場合(S101:Y)は、下りRSSIが予め
蓄積している下りRSSI−H/Oレベルと比較して受
信電界強度が劣化しているか否かを判定する(S10
3)。
(S103:N)は、同一無線基地局が有する他のチャ
ネルに空きがあれば、そのチャネルに切り替えての通信
を試みる(S104:Y、S105)。この場合、選択
した空きチャネル番号を付して無線基地局に対してハン
ドオーバ要求を行う(飛び越しB)。また、空きチャネ
ルが見つからない場合(S104:N)は、そのまま上
り電波チェックに移行する(飛び越しA)。
りRSSI−H/Oレベルより下がり、劣化が認められ
る場合(S103:Y)は、隣接する無線基地局2a、
2cの放送チャネルの周波数に同調させてその下りRS
SIを測定する。そして、その値が予め蓄積している下
り用通信最低RSSI値よりも大きいか否かをチェック
してハンドオーバ可能な隣接無線基地局の存在を確認す
る(S106)。ハンドーバ可能な隣接無線基地局の存
在が認められる場合(S106:Y)、その中で最良の
RSSI値を有する無線基地局を選択して(S107)
その無線基地局をハンドオーバ先に指定してハンドオー
バ要求を行う(飛び越しB)。もし、ハンドオーバ可能
な隣接無線基地局の存在が認められない場合(S10
6:N)は、そのまま上り電波のチェックに移行する
(飛び越しA)。
QI−H/Oレベルと比較しても劣化が認められない場
合(S100:N)は、測定した下りRSSIが予め蓄
積している下りRSSI最適範囲上限値との比較でどの
ようになっているかを判定する(S108)。
越えている場合(S108:Y)は、無線基地局からの
送信電波の出力を押さえてもらう必要があるので、S1
09に示す計算により、無線基地局が送信すべき電波の
出力を現在の出力値から測定した下りRSSIと最適R
SSIとの差分を減じた値となるように、無線基地局に
対して基地局送信出力値指示15により要求し(S11
5)、次に上り電波のチェックに移行する(飛び越し
A)。
限値を越えていない場合(S108:N)は、最適範囲
下限値と比較し(S110)、最適範囲下限値より大き
ければ(S110:N)上り電波のチェックに移行する
(飛び越しA)。
値である場合(S110:Y)は、無線基地局が送出し
ている電力(移動局通知14で受信している値)が許容
最大出力(予め放送チャネルで受信して蓄積している
値)に達しているか否かを判定する(S111)。ここ
で無線基地局が送信している電力が許容最大電力でない
場合(S111:N)は、S112に示す計算により、
無線基地局が送信すべき電波の出力を現在の出力値に最
適RSSIと測定した下りRSSIとの差分を加えた値
となるように、出力電力を上げる(ただし、許容最大送
信出力を上限とする)ことを基地局送信出力値指示15
により無線基地局に要求(S115)して、次に上り電
波のチェックに移行する(飛び越しA)。
容最大出力によるものと判定した場合(S111:
Y)、送出電力のそれ以上の増大は見込めないので、S
113によりハンドオーバの必要性を判断する。もし、
測定した下りRSSIが下りRSSI−H/Oレベル以
上であれば(S113:N)ハンドオーバの必要はない
ので上り電波のチェックに移行する(飛び越しA)。測
定した下りRSSIが下りRSSI−H/Oレベル以下
であり(S113:Y)、ハンドオーバの必要性が認め
られるときはS114により、S106と同様にしてハ
ンドオーバ可能な隣接無線基地局の存在を確認する。
認められる場合(S114:Y)、その中で最良のRS
SI値を有する無線基地局を選択して(S107)その
無線基地局をハンドオーバ先に指定してハンドオーバ要
求を行う(飛び越しB)。もし、ハンドオーバ可能な隣
接無線基地局の存在が認められない場合(S114:
N)は、そのまま上り電波のチェックに移行する(飛び
越しA)。
線基地局から受信する下り電波の移動局におけるRSS
IおよびQIの測定値に基づく無線基地局の送信電力制
御とハンドオーバ制御である。一方、同様にして移動局
が発射した上り電波の無線基地局における測定値が移動
局通知14により無線基地局から移動局に通知されるの
で、図5に示すような上り電波のチェックを行うことが
できる。
と同様で、「下り」を「上り」に、そして「無線基地
局」を「移動局」に読み換ればよいので説明は省略する
が、この上り電波チェックにおいては、無線基地局から
通知された上り電波のRSSIおよびQIから移動局の
送信出力制御およびハンドオーバ制御を行うものであ
る。
地局が受信して測定した移動局からの上り電波の受信電
界強度および受信品質、さらに無線基地局が出力してい
る下り電波の送信電力値を移動局通知により無線基地局
から移動局に通知するので、移動局において無線基地局
から受信している下り電波の受信電界強度および受信品
質を測定することにより下り電波の状態および上り電波
の状態を一元的に管理して無線基地局および移動局の送
信電力の補正ならびにハンドオーバの制御を移動局の主
導で行うことができる。
その処理能力を向上することができるという顕著な効果
を奏する。
明するシステムブッロク図である。
れる移動局1の本発明に係わる要部の構成を示すブロッ
ク図である。
れる無線基地局2の本発明に係わる要部の構成を示すブ
ロック図である。
信する下り電波チェックの動作を示すフローチャートで
ある。
局通知14により通知された情報にもとづいて行う上り
電波(移動局1が送信している電波)チェックの動作を
示すフローチャートである。
信電力制御とハンドオーバ制御の様子を示すブロック図
である。
Claims (7)
- 【請求項1】 無線通信エリアを構成する複数の無線基
地局と、もよりの無線基地局との間で通信を行う移動局
より成る移動体通信システムにおいて、 前記無線基地局は、 当該無線基地局および移動局にそれぞれ許容されている
出力電波の最大値、通信用電波の基準値および通信用電
波の空きチャネル数を含む放送情報を常時送信する放送
手段と、 前記移動局との通信中に、当該移動局からの受信電波の
電界強度と受信品質を測定する第1の測定手段と、 前記第1の測定手段により測定した受信電波の電界強度
と受信品質、および当該無線基地局が送信している電波
の出力電力値を前記移動局に送信通知する第1の通知手
段と、 前記移動局が当該無線基地局に送信通知する通知情報を
受信する第1の受信手段と、 当該無線基地局の送信している電波の出力電力値変更指
示を前記第1の受信手段で受信すると、当該無線基地局
の送信電波の出力電力を変更制御する第1の送信出力制
御手段を備え、 前記移動局は、 前記無線基地局が構成する無線通信エリアに入ると、当
該無線基地局の放送情報を受信し蓄積する受信蓄積手段
と、 前記無線基地局との通信中に、当該無線基地局から受信
した電波の電界強度と受信品質を測定する第2の測定手
段と、 前記無線基地局が当該移動局に送信通知する通知情報を
受信する第2の受信手段と、 前記受信蓄積手段で蓄積している前記放送情報と、前記
第2の測定手段で測定した受信電波の電界強度と受信品
質および前記第2の受信手段で受信した前記無線基地局
が送信している電波の出力電力値とにもとづいてハンド
オーバ制御および前記無線基地局の送信する電波の出力
電力値変更を判断する第1の制御手段と、 前記受信蓄積手段で蓄積している前記放送情報と、前記
第2の受信手段で受信した前記無線基地局が当該移動局
から受信し測定した電波の電界強度と受信品質および前
記無線基地局が送信している電波の出力電力値とにもと
づいてハンドオーバ制御および当該移動局が送信する電
波の出力電力値変更を判断する第2の制御手段と、 前記第1の制御手段が判断した前記無線基地局の送信す
る電波の出力値変更情報を前記無線基地局に送信通知す
る第2の通知手段と、 前記第2の制御手段が判断した当該移動局の送信電波の
出力電力を変更制御する第2の送信出力制御手段を備え
たことを特徴とする移動体通信システム。 - 【請求項2】 前記第1の制御手段は、前記第2の測定
手段で測定した受信電波の電界強度と受信品質の値がハ
ンドオーバ制御開始の範囲に劣化したとき、前記第2の
受信手段で受信した前記無線基地局が送信している電波
の出力電力値が前記放送情報の前記無線基地局に許容さ
れている出力電波の最大値に達していない場合には、前
記第2の通知手段により出力電力の増大を前記無線基地
局に通知し、ハンドオーバ制御を行わないことを特徴と
する請求項1に記載の移動体通信システム。 - 【請求項3】 前記第1の制御手段は、前記第2の測定
手段で測定した受信電波の電界強度と受信品質の値がハ
ンドオーバ制御開始の範囲に劣化したとき、前記第2の
受信手段で受信した前記無線基地局が送信している電波
の出力電力値が前記放送情報の前記無線基地局に許容さ
れている出力電波の最大値に達している場合には、ハン
ドオーバ先の隣接無線基地局を選択して前記第2の通知
手段により前記無線基地局に通知し、ハンドオーバ制御
を行うことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信シ
ステム。 - 【請求項4】 前記第1の制御手段は、前記第2の測定
手段で測定した受信電波の受信品質の値はハンドオーバ
制御開始の範囲に劣化したが、電界強度はハンドオーバ
制御開始の範囲に劣化していないとき、前記第2の受信
手段で受信した前記無線基地局が送信している電波の出
力電力値が前記放送情報の前記無線基地局に許容されて
いる出力電波の最大値に達している場合には、ハンドオ
ーバ先に当該無線基地局の他の無線チャネルを選択して
前記第2の通知手段により前記無線基地局に通知し、ハ
ンドオーバ制御を行うことを特徴とする請求項1に記載
の移動体通信システム。 - 【請求項5】 前記第2の制御手段は、前記第2の受信
手段で受信した前記無線基地局における受信電波の電界
強度と受信品質の値がハンドオーバ制御開始の範囲に劣
化したとき、当該移動局が送信している電波の出力電力
値が前記放送情報の当該移動局に許容されている出力電
波の最大値に達していない場合には、前記第2の送信出
力手段により当該移動局の出力電力の増大を行い、ハン
ドオーバ制御を行わないことを特徴とする請求項1に記
載の移動体通信システム。 - 【請求項6】 前記第2の制御手段は、前記第2の受信
手段で受信した前記無線基地局における受信電波の電界
強度と受信品質の値がハンドオーバ制御開始の範囲に劣
化したとき、当該移動局が送信している電波の出力電力
値が前記放送情報の当該移動局に許容されている出力電
波の最大値に達している場合には、ハンドオーバ先の隣
接無線基地局を選択して前記第2の通知手段により前記
無線基地局に通知し、ハンドオーバ制御を行うことを特
徴とする請求項1に記載の移動体通信システム。 - 【請求項7】 前記第2の制御手段は、前記第2の受信
手段で受信した前記無線基地局における受信電波の受信
品質の値はハンドオーバ制御開始の範囲に劣化したが、
電界強度はハンドオーバ制御開始の範囲に劣化していな
いとき、当該移動局が送信している電波の出力電力値が
前記放送情報の当該移動局に許容されている出力電波の
最大値に達している場合には、ハンドオーバ先に当該無
線基地局の他の無線チャネルを選択して前記第2の通知
手段により前記無線基地局に通知し、ハンドオーバ制御
を行うことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信シ
ステム。
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