JP2726781B2 - 負荷制御装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は電力系統に接続された
負荷を制御する負荷制御装置に関するものである。
負荷を制御する負荷制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図９は従来の電力系統に接続された負荷
制御装置の構成図であり、図において、１は電力系に接
続される電力線、２は電力線１に接続された取引用変成
器（電力量計を含む）、３は取引用変成器２の出力側に
設けた引込み用主開閉器、４は幹線、５，６，７はそれ
ぞれ負荷８，９，１０の給電路に設けた開閉器である。
３０は上記開閉器５，６，７の制御信号を出力する親局
装置であり、この親局装置３０は伝送装置３１、信号伝
送路（通信線）３２、伝送装置２５を介して端末装置２
４に接続されている。２１，２２，２３は端末装置２４
から開閉器５，６，７にそれぞれ制御信号を供給する制
御線である。
制御装置の構成図であり、図において、１は電力系に接
続される電力線、２は電力線１に接続された取引用変成
器（電力量計を含む）、３は取引用変成器２の出力側に
設けた引込み用主開閉器、４は幹線、５，６，７はそれ
ぞれ負荷８，９，１０の給電路に設けた開閉器である。
３０は上記開閉器５，６，７の制御信号を出力する親局
装置であり、この親局装置３０は伝送装置３１、信号伝
送路（通信線）３２、伝送装置２５を介して端末装置２
４に接続されている。２１，２２，２３は端末装置２４
から開閉器５，６，７にそれぞれ制御信号を供給する制
御線である。
【０００３】次に動作について説明する。
【０００４】電力の需給状況から負荷制御を要すること
は周知の事実であり、電力需給状況監視は発電所及び変
電所で行われている。この需給状態監視結果により、負
荷制御が必要と判定されれば電力会社の制御所または営
業所に設置された親局装置３０から需要家の負荷８，９
または１０を制御するために、伝送装置３１、信号伝送
線３２、伝送装置２５を通じ、端末装置２４へ開閉器
５，６または７の制御信号が伝送される。この端末装置
２４は伝送された制御信号に基づいてどの負荷を制御す
るのかを判別し、対象負荷に対する開閉器５，６，また
は７を選択して開閉制御する開閉器５，６または７が開
閉制御されれば、それぞれの開閉器５，６または７に付
属している補助接点の状況を端末装置２４を介して親局
装置３０へ伝送し、対象負荷が制御されたことを親局装
置３０で把握するものである。
は周知の事実であり、電力需給状況監視は発電所及び変
電所で行われている。この需給状態監視結果により、負
荷制御が必要と判定されれば電力会社の制御所または営
業所に設置された親局装置３０から需要家の負荷８，９
または１０を制御するために、伝送装置３１、信号伝送
線３２、伝送装置２５を通じ、端末装置２４へ開閉器
５，６または７の制御信号が伝送される。この端末装置
２４は伝送された制御信号に基づいてどの負荷を制御す
るのかを判別し、対象負荷に対する開閉器５，６，また
は７を選択して開閉制御する開閉器５，６または７が開
閉制御されれば、それぞれの開閉器５，６または７に付
属している補助接点の状況を端末装置２４を介して親局
装置３０へ伝送し、対象負荷が制御されたことを親局装
置３０で把握するものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の負荷制御装置は
以上のように構成されているので、親局装置３０は開閉
器５，６，７の開閉を監視制御できるが、負荷８，９，
１０は幹線４とは別の幹線に設けられた開閉器の開閉
で、需要家側の意志で任意に制御することができるた
め、親局装置３０において実際の負荷制御ができないと
いう問題点があった。この発明は上記のような問題点を
解消することを課題になされたものであり、負荷変化に
よる電気量の変化（あるいは電流変化分量または電力変
化分量）を監視し、負荷制御が行われたことを親局装置
で直接確認できる負荷制御装置を提供することを目的と
する。
以上のように構成されているので、親局装置３０は開閉
器５，６，７の開閉を監視制御できるが、負荷８，９，
１０は幹線４とは別の幹線に設けられた開閉器の開閉
で、需要家側の意志で任意に制御することができるた
め、親局装置３０において実際の負荷制御ができないと
いう問題点があった。この発明は上記のような問題点を
解消することを課題になされたものであり、負荷変化に
よる電気量の変化（あるいは電流変化分量または電力変
化分量）を監視し、負荷制御が行われたことを親局装置
で直接確認できる負荷制御装置を提供することを目的と
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係る負
荷制御装置は、制御対象負荷の給電路に設けられた開閉
器と、この開閉器を選択的に開閉制御する端末装置と、
この端末装置に伝送手段を介して接続された親局装置
と、前記開閉器の入切状態に基づく電流の変化を検出す
る変流器と、この変流器の検出信号を受けて電流の増減
を検出する電流変化分検出装置とを備えたものである。
荷制御装置は、制御対象負荷の給電路に設けられた開閉
器と、この開閉器を選択的に開閉制御する端末装置と、
この端末装置に伝送手段を介して接続された親局装置
と、前記開閉器の入切状態に基づく電流の変化を検出す
る変流器と、この変流器の検出信号を受けて電流の増減
を検出する電流変化分検出装置とを備えたものである。
【０００７】請求項２の発明に係る負荷制御装置は、制
御対象負荷の給電路に設けられた開閉器と、この開閉器
を選択的に開閉制御する端末装置と、この端末装置に伝
送手段を介して接続された親局装置と、前記開閉器の入
切状態に基づく電流の変化を検出する変流器および電圧
の変化を検出する変圧器と、前記変流器および前記変圧
器の検出信号を受けて電力の増減を検出する電力変化分
検出装置とを備えたものである。
御対象負荷の給電路に設けられた開閉器と、この開閉器
を選択的に開閉制御する端末装置と、この端末装置に伝
送手段を介して接続された親局装置と、前記開閉器の入
切状態に基づく電流の変化を検出する変流器および電圧
の変化を検出する変圧器と、前記変流器および前記変圧
器の検出信号を受けて電力の増減を検出する電力変化分
検出装置とを備えたものである。
【０００８】請求項３の発明に係る負荷制御装置は、制
御対象負荷の給電路に設けられた開閉器と、この開閉器
を選択的に開閉制御する端末装置と、この端末装置に伝
送手段を介して接続された親局装置と、前記開閉器の入
切状態に基づく電流の変化を検出する変流器と、この変
流器の検出信号を受けて電流変化分量を検出する電流値
計測装置とを備えものである。
御対象負荷の給電路に設けられた開閉器と、この開閉器
を選択的に開閉制御する端末装置と、この端末装置に伝
送手段を介して接続された親局装置と、前記開閉器の入
切状態に基づく電流の変化を検出する変流器と、この変
流器の検出信号を受けて電流変化分量を検出する電流値
計測装置とを備えものである。
【０００９】請求項４の発明に係る負荷制御装置は、制
御対象負荷の給電路に設けられた開閉器と、この開閉器
を選択的に開閉制御する端末装置と、この端末装置に伝
送手段を介して接続された親局装置と、前記開閉器の入
切状態に基づく電流の変化を検出する変流器および電圧
の変化を検出する変圧器と、前記変流器および前記変圧
器の検出信号を受けて電力変化分量を検出する電力値計
測装置とを備えたものである。
御対象負荷の給電路に設けられた開閉器と、この開閉器
を選択的に開閉制御する端末装置と、この端末装置に伝
送手段を介して接続された親局装置と、前記開閉器の入
切状態に基づく電流の変化を検出する変流器および電圧
の変化を検出する変圧器と、前記変流器および前記変圧
器の検出信号を受けて電力変化分量を検出する電力値計
測装置とを備えたものである。
【００１０】
【作用】請求項１の発明における負荷制御装置は、端末
装置側の電流変化分検出装置から伝送されてきた電流情
報を、また請求項２の発明における負荷制御装置は、端
末装置側の電力変化分検出装置から伝送されてきた電力
情報を親局装置側で予め保有している需要家別の電流情
報または電力情報と照合して負荷制御状態を確認するこ
とにより、親局装置側で実際の負荷制御が確実に知るこ
とができる。
装置側の電流変化分検出装置から伝送されてきた電流情
報を、また請求項２の発明における負荷制御装置は、端
末装置側の電力変化分検出装置から伝送されてきた電力
情報を親局装置側で予め保有している需要家別の電流情
報または電力情報と照合して負荷制御状態を確認するこ
とにより、親局装置側で実際の負荷制御が確実に知るこ
とができる。
【００１１】請求項３の発明における負荷制御装置は、
端末装置側の電流値計測装置から伝送されてきた電流変
化分量を、また請求項４の発明における負荷制御装置
は、端末装置側の電力値計測装置から伝送されてきた電
力変化分量を親局装置側の電流または電力監視画面で直
読して負荷制御状態を確認することにより、信頼できる
負荷制御を高精度に行うことができる。
端末装置側の電流値計測装置から伝送されてきた電流変
化分量を、また請求項４の発明における負荷制御装置
は、端末装置側の電力値計測装置から伝送されてきた電
力変化分量を親局装置側の電流または電力監視画面で直
読して負荷制御状態を確認することにより、信頼できる
負荷制御を高精度に行うことができる。
【００１２】
【実施例】実施例１ 以下、本発明の実施例１を図に基づいて説明する。
【００１３】前記図９に示す従来装置と同一部分に同一
符号を付して重複説明を省略した図１において、２６は
幹線４に設けた変流器、２７は変流器２６から出力され
た幹線４の電流変化分を検出する電流変化分検出装置で
あり、この電流変化分検出装置２７は伝送装置２５、信
号伝送路３２、伝送装置３１を介して親局装置３０へ電
流情報を伝送するように構成されている。
符号を付して重複説明を省略した図１において、２６は
幹線４に設けた変流器、２７は変流器２６から出力され
た幹線４の電流変化分を検出する電流変化分検出装置で
あり、この電流変化分検出装置２７は伝送装置２５、信
号伝送路３２、伝送装置３１を介して親局装置３０へ電
流情報を伝送するように構成されている。
【００１４】次ぎに動作について説明する。図１におい
て、親局装置３０より負荷８を開閉器５により切制御す
る制御信号を出力すると、この制御信号が伝送装置３
１、信号伝送路３２、伝送装置２５を介して供給された
端末装置２４は開閉器５の切動作を行い、その補助接点
（図示せず）が切状態になったことにより、開閉器５の
切状態を把握する。また、開閉器５が切動作を行なった
ことにより、幹線４に流れる電流が減少するが、この電
流減少を変流器２６を介して電流変化分検出装置２７で
検出する。この場合、電流減少の場合は“−１”の符号
（電流増加の場合は“＋１”の符号）を、開閉器５の状
態信号（入りの場合は“１”、切りの場合は“０”の符
号）と合わせて、伝送装置２５で編集し、信号伝送路３
２、伝送装置３１を介して親局装置３０へ伝送する。
て、親局装置３０より負荷８を開閉器５により切制御す
る制御信号を出力すると、この制御信号が伝送装置３
１、信号伝送路３２、伝送装置２５を介して供給された
端末装置２４は開閉器５の切動作を行い、その補助接点
（図示せず）が切状態になったことにより、開閉器５の
切状態を把握する。また、開閉器５が切動作を行なった
ことにより、幹線４に流れる電流が減少するが、この電
流減少を変流器２６を介して電流変化分検出装置２７で
検出する。この場合、電流減少の場合は“−１”の符号
（電流増加の場合は“＋１”の符号）を、開閉器５の状
態信号（入りの場合は“１”、切りの場合は“０”の符
号）と合わせて、伝送装置２５で編集し、信号伝送路３
２、伝送装置３１を介して親局装置３０へ伝送する。
【００１５】親局装置３０では伝送されたきた電流情報
を、予め保有させている図２に示すような需要家別の電
流情報であるデータベース（需要家名、開閉器ＮＯ、負
荷名、負荷容量等）と照合し、開閉器５の制御により負
荷８が制御されたことを把握し、間接的に負荷制御状態
を知ることができる。
を、予め保有させている図２に示すような需要家別の電
流情報であるデータベース（需要家名、開閉器ＮＯ、負
荷名、負荷容量等）と照合し、開閉器５の制御により負
荷８が制御されたことを把握し、間接的に負荷制御状態
を知ることができる。
【００１６】即ち、図１において、負荷８，９および１
０に対し、親局装置３０の需要家のデータベースを図２
の負荷ＮＯ．１，２および３と登録しておき、図１にお
いて負荷８の切制御が開閉器５の切制御で行なわれる
と、図２の負荷ＮＯ．１に示すように負荷電流Ｉ1
（Ａ）は０（Ａ）へ減少する。この状態変化を図１の電
流変化分検出装置２７で検出する。本実施例では電流変
化が減少のケースであるので“−１”を親局装置３０へ
送信する。この場合、親局装置側では負荷ＮＯ．１のＩ
1 が「０」になったことを計算し、負荷制御を行なった
結果による変化分情報を一点づつ把握し、制御結果の確
認を行うことが可能となり、いわゆる“空打ち”がなく
なり、真の負荷制御が行なえることになる。
０に対し、親局装置３０の需要家のデータベースを図２
の負荷ＮＯ．１，２および３と登録しておき、図１にお
いて負荷８の切制御が開閉器５の切制御で行なわれる
と、図２の負荷ＮＯ．１に示すように負荷電流Ｉ1
（Ａ）は０（Ａ）へ減少する。この状態変化を図１の電
流変化分検出装置２７で検出する。本実施例では電流変
化が減少のケースであるので“−１”を親局装置３０へ
送信する。この場合、親局装置側では負荷ＮＯ．１のＩ
1 が「０」になったことを計算し、負荷制御を行なった
結果による変化分情報を一点づつ把握し、制御結果の確
認を行うことが可能となり、いわゆる“空打ち”がなく
なり、真の負荷制御が行なえることになる。
【００１７】実施例２ 図３は前記図１に示す実施例１の装置と同一部分に同一
符号を付して重複説明を省略した実施例２を示すブロッ
ク図である。図３において、２８は変圧器、２９は変流
器２６から電流値変化を、変圧器２８から電圧値変化を
それぞれ入力する電力変化分検出装置である。
符号を付して重複説明を省略した実施例２を示すブロッ
ク図である。図３において、２８は変圧器、２９は変流
器２６から電流値変化を、変圧器２８から電圧値変化を
それぞれ入力する電力変化分検出装置である。
【００１８】図３において、負荷８，９または１０は、
前記実施例１と同様、開閉器５，６または７で制御され
るが、負荷制御された結果による電力の増減を電力変化
分検出装置２９で検出し、電力増加の場合は＋１を、電
力減少の場合は−１を親局装置３０へ送信する。
前記実施例１と同様、開閉器５，６または７で制御され
るが、負荷制御された結果による電力の増減を電力変化
分検出装置２９で検出し、電力増加の場合は＋１を、電
力減少の場合は−１を親局装置３０へ送信する。
【００１９】親局装置３０には、予め需要家毎に電力情
報であるデータベースを図４に示すように保有させてお
き、このデータベースと送信されてくる電力情報とを照
合して負荷制御結果を確認することが可能となり、実施
例１と同様の結果を奏する。実施例３ 図５は前記図１に示す実施例１の装置と同一部分に同一
符号を付して重複説明を省略した実施例３を示すブロッ
ク図である。図５において、３３は電流値計測装置であ
り、負荷８，９および１０が制御されれば、その負荷量
に応じた電流をそのまま計測するものであり、計測され
た電流変化分量情報は伝送装置２５、信号伝送路３２、
伝送装置３１を介して親局装置３０へ送信される。
報であるデータベースを図４に示すように保有させてお
き、このデータベースと送信されてくる電力情報とを照
合して負荷制御結果を確認することが可能となり、実施
例１と同様の結果を奏する。実施例３ 図５は前記図１に示す実施例１の装置と同一部分に同一
符号を付して重複説明を省略した実施例３を示すブロッ
ク図である。図５において、３３は電流値計測装置であ
り、負荷８，９および１０が制御されれば、その負荷量
に応じた電流をそのまま計測するものであり、計測され
た電流変化分量情報は伝送装置２５、信号伝送路３２、
伝送装置３１を介して親局装置３０へ送信される。
【００２０】親局装置３０には、図６に示すような電流
監視画面が用意されており、需要家側から収集された電
流変化分量情報により画面が更新され、負荷制御状況が
直読可能となっている。
監視画面が用意されており、需要家側から収集された電
流変化分量情報により画面が更新され、負荷制御状況が
直読可能となっている。
【００２１】図６に示す電流監視画面において、ｔ0 〜
ｔ1 の時刻においては、図５における負荷８，９および
１０（データベース上の負荷名称Ｌ1 ，Ｌ2 およびＬ3
）がすべて入の状態であり、負荷電流はそれぞれＩ1
，Ｉ2 およびＩ3 であったが、時刻ｔ1 において負荷
８（負荷名称Ｌ1 ）を切制御されると、負荷電流はＩ1
＋Ｉ2 ＋Ｉ3 からＩ2 ＋Ｉ3 と変化する。この電流値の
変化を親局装置３０で直接把握することができる。この
結果、制御結果が正しく確認可能となり、上記実施例と
同等以上の効果を奏する。
ｔ1 の時刻においては、図５における負荷８，９および
１０（データベース上の負荷名称Ｌ1 ，Ｌ2 およびＬ3
）がすべて入の状態であり、負荷電流はそれぞれＩ1
，Ｉ2 およびＩ3 であったが、時刻ｔ1 において負荷
８（負荷名称Ｌ1 ）を切制御されると、負荷電流はＩ1
＋Ｉ2 ＋Ｉ3 からＩ2 ＋Ｉ3 と変化する。この電流値の
変化を親局装置３０で直接把握することができる。この
結果、制御結果が正しく確認可能となり、上記実施例と
同等以上の効果を奏する。
【００２２】実施例４ 図７は前記図１に示す実施例１の装置と同一部分に同一
符号を付して重複説明を省略した実施例４を示すブロッ
ク図である。図７において、３４は変流器２６から電流
値と変成器２８から電圧値を入力する電力値計測装置で
あり、負荷８，９および１０が制御されれば、これに応
じた電力値を計測し、この計測した電力値を伝送装置２
５、信号伝送路３２、伝送装置３１を介して親局装置３
０へ送信する。
符号を付して重複説明を省略した実施例４を示すブロッ
ク図である。図７において、３４は変流器２６から電流
値と変成器２８から電圧値を入力する電力値計測装置で
あり、負荷８，９および１０が制御されれば、これに応
じた電力値を計測し、この計測した電力値を伝送装置２
５、信号伝送路３２、伝送装置３１を介して親局装置３
０へ送信する。
【００２３】親局装置３０には、図８に示すような電力
監視画面が用意されており、需要家より収集された電力
変化分量情報により画面が更新され、負荷制御状況が電
力値として直読可能となっている。
監視画面が用意されており、需要家より収集された電力
変化分量情報により画面が更新され、負荷制御状況が電
力値として直読可能となっている。
【００２４】図８に示す電力監視画面において、時刻ｔ
0 〜ｔ1 までは、図７における負荷８，９および１０が
すべて入の状態であり、負荷の電力値はそれぞれＰ1 ＋
Ｐ2＋Ｐ3 であったが、時刻ｔ1 において負荷８（電力
値Ｐ1 ）が切制御されると、負荷電力値はＰ2 ＋Ｐ3 と
変化する。この電力値の変化状況を親局装置３０で直接
監視することが可能となる。この結果、電力系統全体か
ら要求される負荷制御量（電力値）と同一単値でその数
値（電力値）を把握することができ、上記実施例と同等
以上の効果を奏する。
0 〜ｔ1 までは、図７における負荷８，９および１０が
すべて入の状態であり、負荷の電力値はそれぞれＰ1 ＋
Ｐ2＋Ｐ3 であったが、時刻ｔ1 において負荷８（電力
値Ｐ1 ）が切制御されると、負荷電力値はＰ2 ＋Ｐ3 と
変化する。この電力値の変化状況を親局装置３０で直接
監視することが可能となる。この結果、電力系統全体か
ら要求される負荷制御量（電力値）と同一単値でその数
値（電力値）を把握することができ、上記実施例と同等
以上の効果を奏する。
【００２５】
【発明の効果】以上のように、請求項１または請求項２
の発明によれば、負荷制御を行うに当って、制御対象負
荷に設けられた開閉器の入切状態の監視の他に、制御結
果として生ずる電流または電力の変化を親局装置側で予
め保有している需要家別の電流情報または電力情報と照
合して、負荷制御状態を確認するように構成したので、
負荷制御が確実なものとなる。
の発明によれば、負荷制御を行うに当って、制御対象負
荷に設けられた開閉器の入切状態の監視の他に、制御結
果として生ずる電流または電力の変化を親局装置側で予
め保有している需要家別の電流情報または電力情報と照
合して、負荷制御状態を確認するように構成したので、
負荷制御が確実なものとなる。
【００２６】また、請求項３または請求項４の発明によ
れば、制御対象負荷に設けられた開閉器の入切状態の監
視の他に、制御結果として生ずる電流変化分量または電
力変化分量を親局装置側の電流または電力監視画面で監
視するように構成したので、信頼できる精度の高い負荷
制御装置が得られるという効果がある。
れば、制御対象負荷に設けられた開閉器の入切状態の監
視の他に、制御結果として生ずる電流変化分量または電
力変化分量を親局装置側の電流または電力監視画面で監
視するように構成したので、信頼できる精度の高い負荷
制御装置が得られるという効果がある。
【図１】この発明における負荷制御装置の実施例１を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図２】実施例１の親局装置に設けられたデータベース
および制御結果のデータ対応説明図である。
および制御結果のデータ対応説明図である。
【図３】この発明における負荷制御装置の実施例２を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図４】実施例２の親局装置に設けられたデータベース
および制御結果のデータ対応説明図である。
および制御結果のデータ対応説明図である。
【図５】この発明における負荷制御装置の実施例３を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図６】実施例３の親局装置における電流監視画面図で
ある。
ある。
【図７】この発明における負荷制御装置の実施例４を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図８】実施例４の親局装置における電力監視画面図で
ある。
ある。
【図９】従来の負荷制御装置を示すブロック図である。
５〜７ 開閉器 ８〜１０ 負荷 ２４ 端末装置 ２５ 伝送装置（伝送手段） ２６ 変流器 ２７ 電流変化分検出装置 ２８ 変圧器 ２９ 電力変化分検出装置 ３０ 親局装置 ３１ 伝送装置（伝送手段） ３２ 信号伝送路（伝送手段） ３３ 電流値計測装置 ３４ 電力値計測装置
Claims (4)
- 【請求項１】 制御対象負荷の給電路に設けられた開閉
器と、この開閉器を選択的に開閉制御する端末装置と、
この端末装置に伝送手段を介して接続された親局装置
と、前記開閉器の入切状態に基づく電流の変化を検出す
る変流器と、この変流器の検出信号を受けて電流の増減
を検出する電流変化分検出装置とを備え、前記伝送手段
を介して供給された前記電流変化分検出装置からの電流
情報を予め保有している需要家別の電流情報と照合して
前記親局装置側で負荷制御状態を確認することを特徴と
する負荷制御装置。 - 【請求項２】 制御対象負荷の給電路に設けられた開閉
器と、この開閉器を選択的に開閉制御する端末装置と、
この端末装置に伝送手段を介して接続された親局装置
と、前記開閉器の入切状態に基づく電流の変化を検出す
る変流器および電圧の変化を検出する変圧器と、前記変
流器および前記変圧器の検出信号を受けて電力の増減を
検出する電力変化分検出装置とを備え、前記伝送手段を
介して供給された前記電力変化分検出装置からの電力情
報を予め保有している需要家別の電力情報と照合して前
記親局装置側で負荷制御状態を確認することを特徴とす
る負荷制御装置。 - 【請求項３】 制御対象負荷の給電路に設けられた開閉
器と、この開閉器を選択的に開閉制御する端末装置と、
この端末装置に伝送手段を介して接続された親局装置
と、前記開閉器の入切状態に基づく電流の変化を検出す
る変流器と、この変流器の検出信号を受けて電流変化分
量を検出する電流値計測装置とを備え、前記伝送手段を
介して供給された前記電流値計測装置からの電流変化分
量情報を前記親局装置側の電流監視画面で直読して負荷
制御状態を確認することを特徴とする負荷制御装置。 - 【請求項４】 制御対象負荷の給電路に設けられた開閉
器と、この開閉器を選択的に開閉制御する端末装置と、
この端末装置に伝送手段を介して接続された親局装置
と、前記開閉器の入切状態に基づく電流の変化を検出す
る変流器および電圧の変化を検出する変圧器と、前記変
流器および前記変圧器の検出信号を受けて電力変化分量
を検出する電力値計測装置とを備え、前記伝送手段を介
して供給された前記電力値計測検出装置からの電力変化
分量情報を前記親局装置側の電力監視画面で直読して負
荷制御状態を確認することを特徴とする負荷制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4062876A JP2726781B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 負荷制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4062876A JP2726781B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 負荷制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05268735A JPH05268735A (ja) | 1993-10-15 |
| JP2726781B2 true JP2726781B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=13212912
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4062876A Expired - Fee Related JP2726781B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 負荷制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2726781B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0621656B2 (ja) * | 1988-09-28 | 1994-03-23 | 本田技研工業株式会社 | 斜板式油圧装置 |
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| JP2013102610A (ja) * | 2011-11-08 | 2013-05-23 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 広域停電防止方法および広域停電防止システム |
| WO2017018344A1 (ja) * | 2015-07-29 | 2017-02-02 | 京セラ株式会社 | 通信装置及び通信方法 |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP4062876A patent/JP2726781B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05268735A (ja) | 1993-10-15 |
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