JP2669579B2 - オキサゾリドン誘導体 - Google Patents
オキサゾリドン誘導体Info
- Publication number
- JP2669579B2 JP2669579B2 JP4236642A JP23664292A JP2669579B2 JP 2669579 B2 JP2669579 B2 JP 2669579B2 JP 4236642 A JP4236642 A JP 4236642A JP 23664292 A JP23664292 A JP 23664292A JP 2669579 B2 JP2669579 B2 JP 2669579B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- formula
- atom
- acceptable salt
- pharmaceutically acceptable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D263/00—Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings
- C07D263/52—Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
- C07D263/54—Benzoxazoles; Hydrogenated benzoxazoles
- C07D263/56—Benzoxazoles; Hydrogenated benzoxazoles with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached in position 2
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D263/00—Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings
- C07D263/52—Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
- C07D263/54—Benzoxazoles; Hydrogenated benzoxazoles
- C07D263/56—Benzoxazoles; Hydrogenated benzoxazoles with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached in position 2
- C07D263/57—Aryl or substituted aryl radicals
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/41—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with two or more ring hetero atoms, at least one of which being nitrogen, e.g. tetrazole
- A61K31/42—Oxazoles
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/24—Antidepressants
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/26—Psychostimulants, e.g. nicotine, cocaine
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D417/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00
- C07D417/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings
- C07D417/04—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D417/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00
- C07D417/14—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing three or more hetero rings
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Neurology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Psychiatry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Neurosurgery (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Pain & Pain Management (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Steroid Compounds (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
Description
を有するオキサゾリドン誘導体に関する。
度なものも含めると、20人に1人とも30人に1人とも言
われている。また、脳血管障害等の後遺症としての抑う
つ状態に悩む患者も多く抑うつ状態・うつ病は、現代病
の1つとして数えることもできる。従来うつ病および抑
うつ状態の寛解には、イミプラミン、アミトリプチンな
どの三環系抗うつ剤が用いられてきた。しかし、三環系
の抗うつ剤に反応しない患者が4割近く存在すること、
また頻脈、血圧降下、頭痛、手指振戦、便秘、排尿困難
など特に老人に対して使用の妨げとなる副作用があり、
抗うつ剤として好ましくない。
Oと記す)阻害剤は、古くから抗うつ作用が知られてお
り、その作用は三環系抗うつ剤と比較して広範の患者に
及ぶことが指摘されている。しかし、ヒドラジド系MA
O阻害剤は肝障害を起こしやすいことがわかり使用され
なくなり、さらに非ヒドラジド系MAO阻害剤はMAO
阻害作用が非可逆的であるためほとんど用いられなくな
った。その後の研究からMAOにはA型とB型があるこ
とがわかり、起立性低血圧、頭痛、ふらつきなどの副作
用やチラミンを多く含む食品との相互作用により高血圧
発作をおこすいわゆるチーズ効果は、主としてMAO−
B阻害作用によるものと考えられるようになった。
用が可逆的であり、重篤な副作用や食品との相互作用が
みられず、広範の患者に有効な作用について鋭意検討を
行った結果、MAO−A阻害作用に着目するに至り、こ
の作用を持つ化合物の探索研究を行った。その結果、以
下に示すオキサゾリドン誘導体が初期の目的を達成する
ことを見い出し、本発明を完成した。医薬として有用な
オキサゾリドン誘導体としては、特公昭60−40428 号、
特公昭63−5391号、特公昭63−54710 号、特公昭63−63
671 号、特公平1−56071 号、特公平2−37354 号、特
公平2−61465 号、特公平3−9106号、特開昭63−6367
1 号などを挙げることができるが、いずれもその構造は
本発明化合物と異にしている。
るオキサゾリドン誘導体およびその薬理学的に許容でき
る塩である。
原子または酸素原子を意味する。但し、A 、B のうちど
ちらか一方は窒素原子でなければならない。R1は水素原
子、ハロゲン原子、シアノ基、低級アルキル基、シクロ
アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキ
ル基、シアノアルケニル基、式
の整数を意味する。R3、R4は同一または相異なる水素原
子、水酸基、低級アルキル基、低級アルコキシ基または
式
原子または低級アルキル基を意味する。また、R7、R8は
結合している窒素原子と一緒になって、環を形成してい
てもよい。さらにこの環は置換基を有していてもよ
い。)で示される基を意味する。〕で示される基、式
の整数を意味する。X は酸素原子、硫黄原子または式=
N−OR9 ( 式中、R9は水素原子または低級アルキル基を
意味する。) で示される基を意味する。〕で示される
基、式
原子、低級アルキル基またはシアノアルキル基を意味す
る。またR5とR6は結合している窒素原子と一緒になって
環を形成していてもよい。さらにこの環は置換基を有し
ていてもよい。)で示される基、式
の整数を意味する。Y は酸素原子、硫黄原子または式−
NH−で示される基を意味する。) で示される基、置換さ
れていてもよいアリール基、置換されていてもよいアリ
ールアルキル基、置換されていてもよいヘテロアリール
基、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル基、
カルバモイルアルキル基またはシアノアルキルカルバモ
イル基を意味する。R2は水素原子または低級アルキル基
を意味する。
た、本発明は、前記一般式(1) で表されるオキサゾリド
ン誘導体および/またはその薬理学的に許容できる塩を
有効成分とするモノアミンオキシダーゼ阻害作用が有効
な疾患の予防、治療剤を提供する。本発明の前記一般式
(1) で表されるオキサゾリドン誘導体および/またはそ
の薬理学的に許容できる塩は、モノアミンオキシダーゼ
−A阻害作用が有効な疾患に有用であり、特に、抗うつ
剤の投与が有効な疾患に有用である。
(I) においてR1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8およびR9
にみられる低級アルキル基とは炭素数1〜8の直鎖もし
くは分枝状のアルキル基、例えばメチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル
基、sec −ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基(ア
ミル基)、イソペンチル基、ネオペンチル基、1-メチル
ブチル基、2-メチルブチル基、1,1-ジメチルプロピル
基、1,2-ジメチルプロピル基、ヘキシル基、イソヘキシ
ル基、1-メチルペンチル基、2-メチルペンチル基、3-メ
チルペンチル基、1,1-ジメチルブチル基、1,2-ジメチル
ブチル基、2,2-ジメチルブチル基、1,3-ジメチルブチル
基、2,3-ジメチルブチル基、3,3-ジメチルブチル基、1-
エチルブチル基、2-エチルブチル基、1,1,2-トリメチル
プロピル基、1,2,2-トリメチルプロピル基、1-エチル-1
−メチルプロピル基、1-エチル-2−メチルプロピル基、
ヘプチル基、オクチル基などを意味する。これらのうち
好ましい基としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基などを挙げることができる。
炭素数1〜8の直鎖もしくは分枝状のアルコキシ基、例
えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソ
プロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec
−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、1−メチルブトキシ
基、2−メチルブトキシ基、1,2 −ジメチルプロポキシ
基、ヘキシルオキシ基などを意味する。これらのうち好
ましい基としては、メトキシ基、エトキシ基などを挙げ
ることができる。
とは、上記低級アルキル基から誘導される基を意味す
る。R1の定義にみられる置換されていてもよいアリール
基において、アリール基とは、フェニル基、ナフチル
基、トリル基、キシリル基などを意味する。R1の定義に
みられる置換されていてもよいアリールアルキル基にお
いて、アリールアルキル基とは、上記アリール基から誘
導される基を意味する。R1の定義にみられる置換されて
いてもよいヘテロアリール基において、ヘテロアリール
基とは、窒素原子、硫黄原子、酸素原子を1〜2個含ん
でいる飽和または不飽和の5〜7員環を意味する。R1の
定義にみられる置換されていてもよいヘテロアリールア
ルキル基において、ヘテロアリールアルキル基とは、上
記ヘテロアリール基から誘導される基を意味する。さら
に、R1の定義の「置換されていてもよいアリール基」
「置換されていてもよいアリールアルキル基」「置換さ
れていてもよいヘテロアリール基」「置換されていても
よいヘテロアリールアルキル基」の置換基としては、水
酸基、低級アルキル基、シアノ基、低級アルコキシ基、
アミノ基、ニトロ基、カルボキシル基、ヒドロキシアル
キル基、アルコキシアルキル基、シアノアルキル基、シ
アノアルケニル基などを意味する。
とは、上記低級アルキル基のいずれかの炭素原子に1〜
2個の水酸基が結合している基を意味する。R1の定義に
みられるシアノアルケニル基において、アルケニル基と
は上記低級アルキル基のいずれかの炭素間に1または2
以上の2重結合を有する基を意味する。また、この場合
のシアノ基は、アルケニル基のいずれの炭素に結合して
いてもよい。R1の定義にみられるカルバモイルアルキル
基とは、上記低級アルキル基から誘導される基を意味す
る。R1の定義にみられるシアノアルキルカルバモイル基
とは、上記シアノアルキル基から誘導される基を意味す
る。
素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子を意味す
る。R1の定義にみられるシクロアルキル基とは、炭素数
3〜10のシクロアルキル基、すなわち、シクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロノ
ニル基、シクロデシル基などを意味する。
合している窒素原子と一緒になって環を形成していても
よい」とは、具体的にはピペリジノ基、ピロリジノ基な
どや、他に窒素原子、酸素原子、硫黄原子を含んでいる
ピペラジノ基やモルホリノ基などを意味する。またこの
環の置換基としては水酸基、シアノ基、カルボキシル
基、アミノ基、ニトロ基、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基、ヒドロキシアルキル基、シアノアルキル基、シ
アノアルケニル基などを挙げることができる。
とは、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩
等の無機酸塩、例えば酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸
塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トル
エンスルホン酸塩等の有機酸塩、または例えばアスパラ
ギン酸、グルタミン酸等のアミノ酸との塩などを挙げる
ことができる。更に、化合物によっては、Na、K 、Ca、
Mg等の金属塩をとることがあり、本発明の薬理学的に許
容できる塩に包含される。また本発明化合物群は、置換
基により幾何異性体や光学異性体など存在しうるが、本
発明はいずれも含むことは言うまでもない。
明の好ましい化合物群の一例を具体的に示すが、これら
は本発明を何ら限定するものではない。最も好ましい化
合物群を具体的に示すと、下記の一般式(A) で表される
化合物及びその薬理学的に許容できる塩である。
びm は前記の意味を有する。)R2としては水素原子、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基が好ましく、この中
でも水素原子、メチル基がさらに好ましく、メチル基が
最も好ましい。R3、R4としては同一または相異なる水素
原子、水酸基、低級アルキル基が好ましく、この中でも
さらに好ましくは水素原子、水酸基、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基など
であり、最も好ましくは水素原子、水酸基、メチル基で
ある。またR3、R4の好ましい組み合わせで最も好ましく
は、一方が水素原子で他方が水酸基であるものであり、
次に好ましくは、一方が水酸基で他方が低級アルキル基
であるものであり、その次に好ましくは、両方とも水素
原子であるものである。
整数をとり得るが、好ましい組み合わせは、 n=3、 m
=0; n=2、 m=1; n=1、 m=2; n=0、 m=
3;n=2、 m=0; n=1、 m=1; n=0、 m=2
などの場合が挙げられるが、この中で特に好ましくは n
=3、 m=0; n=2、 m=0であり、さらに最も好ま
しいものは n=2、m =0の場合である。次に好ましい
化合物群を具体的に示すと下記の一般式(B) で表される
化合物およびその薬理学的に許容できる塩である。
る。)R2としては水素原子、メチル基、エチル基、n−
プロピル基などが好ましく、この中でも、水素原子、メ
チル基がさらに好ましく、メチル基が最も好ましい。
R5、R6としては同一または相異なる水素原子、シアノア
ルキル基、またはR5とR6が結合している窒素原子と一緒
になって環を形成している場合が好ましく、さらに好ま
しくは、R5とR6が結合している窒素原子と一緒になって
環を形成している場合であり、具体的にはピペリジノ
基、ピロリジノ基が挙げられる。またこの環は好ましく
は1〜2個、さらに好ましくは1個の置換基を持ってい
てもよく、好ましい置換基としてはシアノ基、水酸基、
カルボキシル基などを挙げることができる。次に好まし
い化合物群を具体的に示すと、下記一般式(C) で表され
る化合物およびその薬理学的に許容できる塩である。
を有する。)R2としては水素原子、メチル基、エチル
基、n−プロピル基が好ましく、この中でも、水素原
子、メチル基がさらに好ましく、メチル基が最も好まし
い。X としては硫黄原子、酸素原子が好ましく、酸素原
子が最も好ましい。さらに、p 、q は独立して0または
1〜4の整数をとり得るが、好ましい組み合わせとして
は、 p=3、 q=0; p=2、 q=1; p=1、 q=
2; p=0、q=3; p=2、 q=0; p=1、 q=
1; p=0、 q=2などの場合が挙げられるが、この中
で特に好ましくは p=3、 q=0; p=2、 q=0であ
り、最も好ましくは p=2、 q=0の場合である。
シダーゼ阻害作用により特に好ましい化合物は、下記の
ものまたはその薬理学的に許容できる塩である。 1) 3-[2-(1-ヒドロキシ-3−シアノプロピル)ベンゾチ
アゾール-6−イル]-5-メトキシメチル-2−オキサゾリジ
ノン 2) 3-[2-(3-シアノプロピル)ベンゾチアゾール-6−イ
ル]-5-メトキシメチル-2−オキサゾリジノン 3) 3-[2-(1-ヒドロキシ-4−シアノブチル)ベンゾチア
ゾール-6−イル]-5-メトキシメチル-2−オキサゾリジノ
ン 4) 3-[2-(4-シアノブチル)ベンゾチアゾール-6−イ
ル]-5-メトキシメチル-2−オキサゾリジノン 次に本発明化合物を製造する際の代表的な製造方法につ
いて以下に示す。
意味を有する。R1 a は前記R1の定義からハロゲン原子お
よび式
する。)で示される基を除いた基から選択される基を意
味する。Hal はハロゲン原子を意味する。)すなわち、
一般式(II) で表される化合物に一般式(III)で表され
る化合物を塩基の存在下または非存在下で反応させて一
般式(IV) で表される化合物を得る方法である。塩基を
用いる場合、あらゆる塩基が使用できるが、炭酸カリウ
ム、重炭酸ナトリウムなどの塩基性アルカリ金属塩、水
素化ナトリウム、水素化カリウムなどのアルカリ金属水
素化物、トリエチルアミンなどのアミン類などが好まし
い。反応溶媒としては、反応に関与しないあらゆる有機
溶媒を使用できるが、エタノールなどのアルコール系溶
媒、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系
溶媒、ジメチルホルムアミドなどが好ましい。反応温度
は約0℃から溶媒の還流温度である。 (第2工程)
意味を有する。)すなわち第1工程で得られた一般式(I
V) で表される化合物を通常の方法でニトロ化すること
により一般式(V)で表される化合物を得る方法であ
る。 (第3工程)
意味を有する。)すなわち第2工程で得られた一般式
(V)で表される化合物を通常の接触水素添加還元法に
より、一般式(VI) で表される化合物を得る方法であ
る。触媒としては、パラジウム−炭素、酸化白金、ラネ
ーニッケル、ロジウム−アルミナなどが好ましい。反応
溶媒としては、反応に関与しないあらゆる有機溶媒が使
用できるが、メタノールなどのアルコール系溶媒、トル
エンなどの炭化水素系溶媒、テトラヒドロフランなどの
エーテル系溶媒、N,N −ジメチルホルムアミドまたは酢
酸エチルなどが好ましい。反応温度は約0℃〜溶媒の還
流温度である。 (第4工程)
びB は前記の意味を有する。)すなわち第3工程で得ら
れた一般式(VI) で表される化合物と一般式(VII)で表
されるグリシドール誘導体を通常の方法で縮合させるこ
とにより一般式(VIII)で表される化合物を得る方法であ
る。さらにこの際に、テトラヘドロン・レターズ(Tetra
hedoron Letters)第31巻32号4661-4664 頁(1990)に記載
された方法に従い過塩素酸マグネシウム、過塩素酸ナト
リウム、過塩素酸リチウムなどを併用すると、さらに収
率よく化合物(VIII)を得ることもできる。
あれば、通常有機合成に用いられるいかなる有機溶媒で
も使用できるが、過塩素酸塩を併用しない場合にはメタ
ノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノ
ール、n−ブタノールなどのアルコール系溶媒が好まし
く、併用する場合においてはアセトニトリルが好まし
い。反応温度は約0℃から溶媒の還流温度までである。
また本工程は場合により、シールドチューブを用いる方
法でも反応を進行させることができる。 (第5工程)
記の意味を有する。)すなわち第4工程で得られた一般
式(VIII)で表される化合物と、N,N'−カルボニルジイミ
ダゾールやジエチル炭酸など対称型カルボニル化合物を
反応させることにより環状ウレタンを有する目的化合物
(IX) を形成させる方法である。反応溶媒は反応に関与
しないあらゆる有機溶媒を用いることができるが、テト
ラヒドロフランなどエーテル系溶媒が好ましい。反応温
度は約0℃から溶媒の還流温度までである。なおR1がハ
ロゲン原子のときは、第2工程の方法から開始すると目
的化合物 (I)が得られる。
する。)で表される化合物のときは、次の方法でも製造
することができる。
する。)すなわち、オルトアミノチオフェノール (XI)
とカルボン酸又はその反応性誘導体(XII) を通常の方法
で反応させて、一般式 (XIII) で表されるベンゾチアゾ
ール誘導体を得る反応である。カルボン酸の反応性誘導
体としては、酸ハライドやエステル、ニトリルなどを挙
げることができる。反応溶媒としては、反応に関与しな
いあらゆる有機溶媒を使用できるが、好ましいものとし
てベンゼン、テトラヒドロフラン、ピリジン、クロロホ
ルムなどを例として挙げることができる。反応温度は約
−20℃から溶媒の還流温度である。得られたベンゾチア
ゾール誘導体 (XIII) を、さらに製造方法1の第2工程
から第5工程に準じた方法で反応を進行させ目的化合物
(X) を得ることができる。
する。)で表される化合物のときは、製造方法2に従
い、一般式(XV)
第1法または第2法を実施することにより製造すること
ができる。
トキシアルミニウムリチウム、水素化トリエトキシアル
ミニウムリチウム等の金属水素化錯体を用いて還元する
と、ラクトン基のケトンのみが還元されたラクトール体
(XVI) が得られる。本反応の温度は氷冷下〜溶媒還流で
あれば構わないが、好ましくは室温である。溶媒として
は反応に不活性な溶媒であれば通常有機合成に用いられ
るいかなる溶媒でもよいが、特に好ましい例としてはテ
トラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,2-ジメトキシ
エタンなどを挙げることができる。このラクトール体(X
VI) を溶媒中ヒドロキシルアミン塩酸塩と反応させ、オ
キシム体(XVII)とする。本反応の温度は氷冷下〜溶媒還
流であれば構わないが、好ましくは室温である。溶媒と
しては反応に不活性な溶媒であれば通常有機合成に用い
られるいかなる溶媒でもよいが、特に好ましい例として
はピリジン、水、メタノール、エタノールなどを挙げる
ことができる。これらの溶媒は単独で用いてもよいし、
2種類以上の混合物を用いてもよい。さらにオキシム体
(XVII)を溶媒中で、1-(トリフルオロアセチル)イミダ
ゾールと反応させることにより、目的化合物(XIV) を得
ることができる。本反応の温度は氷冷下〜溶媒還流であ
れば構わないが、好ましくは氷冷である。溶媒としては
反応に不活性な溶媒であれば、通常有機合成に用いられ
るいかなる溶媒でもよいが、特に好ましい例としては液
体アンモニア、メタノール、エタノール、n-プロパノー
ル、i-プロパノールなどを挙げることができる。
応させるとアミド体(XVIII) が得られる。本反応の温度
は氷冷下〜溶媒還流であれば構わないが、好ましくは室
温である。溶媒としては反応に不活性な溶媒であれば、
通常有機合成に用いられるいかなる溶媒でもよいが、特
に好ましい例としてはテトラヒドロフラン、ジエチルエ
ーテル、1,2-ジメトキシエタンなどを挙げることができ
る。このアミド体(XVIII) を溶媒中、無水トリフルオロ
酢酸と反応させた後、炭酸水素ナトリウムで処理するこ
とにより、目的化合物(XIV) を得ることができる。本反
応の温度は氷冷下〜溶媒還流であれば構わないが、好ま
しくは室温である。溶媒としては反応に不活性な溶媒で
あれば、通常有機合成に用いられるいかなる溶媒でもよ
いが、特に好ましい例としては1,4-ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、ピリジンなどを挙げることができ、これ
らは単独で用いてもよいし2つ以上の混合物として用い
てもよい。
たが、これらの方法の変形として、先にベンゼン環にニ
トロ基を導入してから、2位の置換基を導入する方法で
も本発明化合物を製造することができる。また2位の置
換基は、通常行われる酸化、還元、縮合などの方法で相
互変換することができる。
験例を掲げる。実験例 ラット前脳を用いたMAO阻害活性の測定MAO阻害活
性はPrada らの方法〔ジャーナル・オブ・ファーマコロ
ジー・アンド・エクスペリメンタル・セラピューティッ
ク(J. Pharmacol. Exp. Ther.),Vol.248, 400−414, 19
89 〕に準じて測定した。酵素反応は以下の組成を有す
る300 μl の溶液中で行う。
ン酸カリウム緩衝液(pH7.4)中で懸濁したものを用い
る。始めに酵素源と被検化合物を混合し、37℃で10分間
予保温する。続いて酵素基質を添加し、酵素反応を開始
する。その10分後に2N塩酸を200 μl 添加して反応を停
止させる。
れ〔14C 〕で標識された5−HT(セロトニン)とPE
A(β−フェニルエチルアミン)を用いる。5−HTは
11.1MBq/mmol、PEAは29.6MBq/mmolの比放射能に調製
し、それぞれ200μM と20μMの濃度で反応を行う。被検
化合物は蒸留水に溶解し、酵素反応時に目的とする濃度
になるように調製する。水に不溶の被検化合物は、10%
ジメチルスルホキシド溶液とする。MAO−AとMAO
−Bによって生成した放射性代謝産物は、それぞれジエ
チルエーテルとn−ヘプタンを用いる。酵素反応停止後
これらを3ml添加して10分間振とうする。その後に3,00
0 回転で10秒程度の遠心を行い、ドライアイス−アセト
ン中で下層の水層を凍結させる。上層の有機層を傾斜法
で得て、その放射活性を液体シンチレーションカウンタ
ーで測定した。結果を表1および表2に示した。尚、被
検化合物のMAO−AおよびMAO−Bに対する阻害活
性はそれぞれ10-7M と10-6M の濃度、またはIC50値で記
した。
MAO−Aを阻害する作用があることが明らかになっ
た。従って、本発明化合物であるオキサゾリドン誘導体
はMAO阻害作用、特にMAO−A阻害作用が有効であ
る疾患に有効である。これらの疾患として例を挙げれ
ば、うつ病、抑うつ神経症、脳血管障害の後遺症として
の抑うつ状態などを挙げることができる。また、本発明
化合物は抗レセルピン作用も優れており、上記疾患の予
防治療効果を増強している。更に本発明化合物は、毒性
が低く安全性も高いのでこの意味からも本発明は価値が
高い。
剤として投与する場合、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル
剤、シロップ剤、吸入剤として投与する。投与量は症状
の程度、年令、疾患の種類などにより著しく異なるが、
通常成人1日当たり約0.1 mg〜1000mg、好ましくは1mg
〜500mg 、さらに好ましくは1〜100mg 、最も好ましく
は5〜50mgを1日1〜数回にわけて投与する。
により製造する。即ち、経口用固形製剤を調製する場合
は、主薬に賦形剤、更に必要に応じて結合剤、崩壊剤、
滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤などを加えた後、常法によ
り錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤などとす
る。
ーチ、白糖、ブドウ糖、ソルビット、結晶セルロース、
二酸化ケイ素などが、結合剤としては、例えばポリビニ
ルアルコール、ポリビニルエーテル、エチルセルロー
ス、メチルセルロース、アラビアゴム、トラガント、ゼ
ラチン、シェラック、ヒドロキシプロピルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、クエン酸カルシ
ウム、デキストリン、ペクチン等が、滑沢剤としては、
例えばステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレ
ングリコール、シリカ、硬化植物油等が、着色剤として
は医薬品に添加することが許可されているものが、矯味
矯臭剤としては、ココア末、ハッカ脳、芳香酸、ハッカ
油、龍脳、桂皮末等が用いられる。これらの錠剤、顆粒
剤には糖衣、ゼラチン衣、その他必要により適宜コーテ
ィングすることは勿論差し支えない。注射剤を調製する
場合には、主薬に必要によりpH調整剤、緩衝剤、安定化
剤、可溶化剤などを添加し、常法により皮下、筋肉内、
静脈内用注射剤とする。
れらのみに限定されることがないことはいうまでもな
い。また、本発明の目的物質を製造する際にも見られる
原料化合物の製造例も以下に示した。尚、以下の実施例
の中で、Meはメチル基、Etはエチル基を意味する。
酸 36.6gを封管中 130℃で12時間加熱した。これを酢酸
エチルに溶かし、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧
濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルから晶出させ
て、表題化合物 55gを白色結晶として得た。1 H-NMR(CDCl3) δ:3.54(1H,t), 5.08(2H,d), 7.38(1H,
t), 7.47(1H,t), 7.88(1H,d) 7.97(1H,d)製造例2 6-ニトロ-2−ヒドロキシメチルベンゾチアゾール
ロキシメチルベンゾチアゾール 41gを溶かした溶液に、
濃硝酸 (比重1.42) 24mlを反応温度40℃以下に保ちなが
ら滴下した。1時間撹拌後、氷水に注ぎ、酢酸エチルで
抽出した。溶液を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し
て固形物を得た。これを酢酸エチルから再結晶して表題
の化合物 15gを得た。1 H-NMR(CDCl3) δ:2.37(1H,s), 5.07(2H,s), 8.05(1H,
d), 8.35(1H,dd), 8.86(1H,d)製造例3 6-ニトロ-2−ベンゾイルオキシメチルベンゾチアゾール
シメチルベンゾチアゾール 15gとトリエチルアミン 11m
l のテトラヒドロフラン溶液にベンゾイルクロライド 9
mlを10℃で滴下した。反応液を室温で1時間撹拌後、水
を加え酢酸エチルで抽出した。溶液を硫酸ナトリウムで
乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー (溶媒、ジクロロメタノール−メ
タノール)で精製して、表題化合物 10gを得た。製造例4 6-アミノ-2−ベンゾイルオキシメチルベンゾチアゾール
ルオキシメチルベンゾチアゾール 10gを酢酸エチル−エ
タノール(1:1) の混合溶液に溶かし、1gのパラジウム−
カーボン触媒存在下で10時間水素添加を行った。反応終
了後、セライトロ過で触媒を除去した溶液を減圧濃縮し
て表題化合物 8.7g を得た。
ル)-2-ヒドロキシ-3−メトキシプロピルアミン
ルオキシメチルベンゾチアゾール 8.7g とグリシジルメ
チルエーテル 3g をエタノール中で3時間還流した。反
応液を減圧濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶媒、ジクロロメタン−メタノール)で精製し、6.
2gの表題化合物を得た。
ゾール
ン 1500ml に溶かし、氷冷下、 (S)-(+)-5−オキソ-2−
テトラヒドロフランカルボン酸 625g を塩化チオニル処
理して得た酸クロライドを滴下した。室温で3時間攪拌
後、氷水にあけ析出物を濾取し水洗した。続いてエーテ
ルで洗浄後アセトン、ジイソプロピルエーテルで再結晶
して表題化合物 504g を得た。
〜5.9(1H,m), 7.45(1H,t), 7.52(1H,t) 7.95(1H,d), 8.04(1H,d)製造例7 6-ニトロ-2-(5-オキソテトラヒドロフラン-2−イル)ベ
ンゾチアゾール
ドロフラン-2−イル)ベンゾチアゾール 504g を濃硫酸
2000ml に溶かし、-5℃〜0℃で濃硝酸 188mlを滴下し
そのまま30分間攪拌した。さらに0℃で2時間攪拌後、
氷水約 30 リットルにあけ析出物を濾取、水洗、エタノ
ール洗浄し乾燥して表題化合物 488g を得た。
〜6.0(1H,m), 8.13(1H,d), 8.40(1H,dd) 8.88(1H,d)製造例8 6-アミノ-2-(5-オキソテトラヒドロフラン-2−イル)ベ
ンゾチアゾール
テトラヒドロフラン-2−イル)ベンゾチアゾール 388g
をジオキサン 6000ml に懸濁させ、30g の10%パラジウ
ムカーボン触媒存在下、常圧水素添加 (室温48時間) を
行った。触媒を濾別し溶媒を留去して得た固形物をアセ
トンとジイソプロピルエーテルから再結晶して表題化合
物 300g を得た。
〜5.9(1H,m), 7.08(1H,dd), 7.58(1H,d) 7.85(1H,d)製造例9 2-クロロ-6−ニトロベンゾチアゾール
1500ml に溶かし0〜10℃で濃硝酸134mlを滴下した。
その後1時間攪拌して氷水にあけ析出物を濾取し、水
洗、アセトン洗浄をして乾燥し表題化合物 380g を得
た。
dd), 8.76(1H,d)製造例10 エチル N-(6−ニトロベンゾチアゾール-2−イル)イソ
ニペコエイト
ンゾチアゾール 68gとエチルイソニペコエイト 50gをエ
タノール 300ml、テトラヒドロフラン 300mlに溶かし炭
酸水素ナトリウム 50gを加えて3時間加熱還流した。氷
水にあけ酢酸エチルで抽出し食塩水で洗った後、溶液を
減圧濃縮しカラムクロマトグラフィーで精製して表題化
合物 106g を得た。
(2H,m), 2.0〜2.1(2H,m), 2.6〜2.7(1H,m) 3.3〜3.4(2H,m), 4.1〜4.2(2H,m), 4.18(2H,quart), 7.
50(1H,d) 8.20(1H,dd), 8.50(1H,d)製造例11 N-(6−ニトロベンゾチアゾール-2−イル)イソニペコチ
ン酸
ベンゾチアゾール-2−イル)イソニペコエイト 106g を
エタノール 300mlに溶解し5モル水酸化ナトリウム水溶
液 150mlを加えて3時間加熱した。希塩酸に反応液をあ
け析出物を濾取し水洗、エーテル洗浄して乾燥し表題化
合物 96gを得た。
〜2.1(2H,m), 2.5〜2.7(1H,m), 3.2〜3.5(2H,m) 4.0〜4.2(2H,m), 7.47(1H,d), 8.13(1H,dd), 8.70(1H,
d)製造例12 N-(6−ニトロベンゾチアゾール-2−イル)イソニペコチ
ンアミド
アゾール-2−イル)イソニペコチン酸 90gをテトラヒド
ロフラン 500ml、ジメチルホルムアミド 1000ml に懸濁
させトリエチルアミン 100mlを加えて−20℃に冷却しつ
つクロロ炭酸イソブチル 45ml を滴下した。20分間攪拌
し濃アンモニア水 100mlを−40℃で加えて20分間攪拌し
た反応混合物を氷水にあけ析出物を濾取した。水洗、エ
ーテル洗浄し乾燥して表題化合物 75gを得た。
9〜2.0(2H,m), 2.5〜2.7(1H,m), 3.2〜3.4(2H,m) 3.9〜4.1(2H,m), 7.47(1H,d), 8.13(1H,dd), 8.78(1H,
d)製造例13 N-(6−ニトロベンゾチアゾール-2−イル)-4-シアノピペ
リジン
アゾール-2−イル)イソニペコチンアミド 75gをジメチ
ルホルムアミド 700mlに溶かし、p-トルエンスルホン酸
クロライド 50gを加えて20分間 110℃に加温した後、氷
水にあけ水酸化ナトリウムを加えて中和し、析出物を濾
取、水洗、エーテル洗浄を行い乾燥して表題化合物 60g
を得た。
〜3.1(1H,m), 3.7〜3.8(2H,m), 3.9〜4.0(2H,m) 7.52(1H,d), 8.20(1H,dd), 8.50(1H,d)製造例14 N-(6−アミノベンゾチアゾール-2−イル)-4-シアノピペ
リジン
アゾール-2−イル)-4-シアノピペリジン 60gをジオキサ
ン 2000ml に溶かし、10%パラジウムカーボン触媒 3g
存在下、室温常圧で2時間水素添加した。その後触媒を
濾別し溶液を減圧濃縮して表題化合物 51gを得た。
〜3.0(1H,m), 3.5〜3.6(2H,m), 3.70(2H,m) 3.7〜3.9(2H,m), 6.70(1H,dd), 6.95(1H,d), 7.37(1H,
d)実施例1 3-(2−ベンゾイルオキシメチルベンゾチアゾール-6−イ
ル)-5-メトキシメチル-2−オキサゾリジノン
シメチルベンゾチアゾール-6−イル)-2-ヒドロキシ-3−
メトキシプロピルアミン 6.2g とカルボニルジイミダゾ
ール4g をテトラヒドロフラン中で3時間還流し、水 0.
5mlを滴下後、さらに1時間還流した。反応液を氷水中
に注ぎ、酢酸エチルで抽出した後、硫酸ナトリウムで乾
燥し溶液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー (溶媒、n-ヘキサン−酢酸エチル)で精
製して、4gの表題化合物を得た。
d), 4.03(1H,dd), 4.14(1H,t), 4.80(1H,m) 5.73(2H,s), 7.49(2H,m), 7.62(2H,m), 8.08(1H,d), 8.
13(2H,m) 8.28(1H,d)実施例2 3-(2−ヒドロキシメチルベンゾチアゾール-6−イル)-5-
メトキシメチル-2−オキサゾリジノン
シメチルベンゾチアゾール-6−イル)-5-メトキシメチル
-2−オキサゾリジノン 4.7g をメタノール−ジオキサン
(1:1) の溶媒に溶かし、2N−水酸化ナトリウム水溶液
7.5mlを加え2時間撹拌した。メタノールを減圧除去
し、水を加え酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶液を減圧濃縮すると表題の化合物 3.25gが得
られた。
d), 4.02(1H,dd), 4.14(1H,t), 4.80(1H,m) 5.06(2H,d), 7.52(1H,dd), 7.90(1H,d), 8.21(1H,d)実施例3 3-[(2-シアノメチルオキシメチルベンゾチアゾール)-6-
イル]-5-メトキシメチル-2−オキサゾリジノン
ルベンゾチアゾール-6−イル)-5-メトキシメチル-2−オ
キサゾリジノン 0.6g 、ブロモアセトニトリル 0.15ml
、2N−水酸化ナトリウム水溶液 1.5mlをテトラヒドロ
フラン中、室温で3時間撹拌した後、水を加え酢酸エチ
ルで抽出した。硫酸ナトリウムで乾燥後、溶液を減圧濃
縮しシリカゲルカラムクロマトグラフィー( 溶媒:ヘキ
サン−酢酸エチル)で精製して表題の化合物 0.35gを得
た。
d), 4.02(1H,dd), 4.14(1H,t), 4.46(2H,s) 4.80(1H,m), 5.03(2H,s), 7.60(1H,dd), 8.00(1H,d),
8.28(1H,d)実施例4 3-[(2-シアノメチルアミノメチルベンゾチアゾール)-6-
イル]-5-メトキシメチル-2−オキサゾリジノン
ルベンゾチアゾール-6−イル)-5-メトキシメチル-2−オ
キサゾリジノン 0.6g と、五塩化リン 0.47gを、ジクロ
ロメタン中氷冷下で1時間撹拌した後、これを氷水に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗後、硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧濃縮し、油状残渣を得た。これを
ジメチルホルムアミドに溶解し、シアノメチルアミン塩
酸塩 0.21g、トリエチルアミン 0.61ml を加え60℃で24
時間加温撹拌した。冷後、水を加え酢酸エチルで抽出し
た。有機層を減圧濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー (溶媒:ジクロロメタン−メタノール)で精製
し、表題化合物 0.2g を得た。
d), 3.78(2H,d), 4.03(1H,dd), 4.16(1H,t) 4.37(2H,d), 4.81(1H,m), 7.56(1H,dd), 7.97(1H,d),
8.28(1H,d)実施例5 3-[2-(5-オキソテトラヒドロフラン-2−イル)ベンゾチ
アゾール-6−イル]-5-メトキシメチル-2−オキサゾリジ
ノン
テトラヒドロフラン-2−イル)ベンゾチアゾール 300g
と (S)-(-)−グリシジルメチルエーテル 146g にエタノ
ール2000ml を加え10時間加熱還流した。溶媒を減圧留
去した残渣に酢酸エチル 8リットルを加え溶液をシリカ
ゲルカラムに通じた後、留出液を減圧濃縮し得たオイル
状混合物をテトラヒドロフラン 2500ml に溶かし、1,1-
カルボニルジイミダゾール 166g を加えて2時間加熱還
流した。次いで注意深く水 200mlを加えて1時間加熱還
流した後、減圧下反応液を約 1/3になるまで濃縮し氷水
にあけ酢酸エチルで抽出した。溶液を希塩酸、重曹水、
食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮
したものをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化
メチレン−エタノール)で精製して表題化合物 166g を
得た。
(3H,s), 3.68(2H,d), 4.0〜4.2(2H,m) 4.7〜4.9(1H,m), 5.8〜5.9(1H,m), 7.68(1H,m), 8.00(1
H,d) 8.24(1H,m)実施例6 3-[2-(5-オキソテトラヒドロフラン-2(S)-イル)ベンゾ
チアゾール-6−イル]-5(R)−メトキシメチル-2−オキサ
ゾリジノン
lをアセトニトリル 25ml に溶解し、過塩素酸マグネシ
ウム 5.2g を加えて室温で10分間攪拌した。次いで製造
例8で得られた6-アミノ-2-(5-オキソテトラヒドロフラ
ン-2−イル)ベンゾチアゾール 5g を加え、さらに室温
にて30分間攪拌した。その後反応液を水に加え、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、乾燥、
溶媒留去してオイル状残渣 6.5g を得た。この残渣をテ
トラヒドロフラン 30ml に溶解し、1,1-カルボニルジイ
ミダゾール 4.3g を加えて1時間加熱還流した。反応液
を冷却後、減圧濃縮して塩化メチレンに溶媒置換し、水
洗、乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリ
カゲル・カラムクロマトグラフィーで精製後、アセトン
・イソプロピルエーテルから再結晶して表題化合物 3.8
g を得た。
(3H,s), 3.68(2H,d), 4.0〜4.2(2H,m) 4.7〜4.9(1H,m), 5.8〜5.9(1H,m), 7.68(1H,m), 8.00(1
H,d) 8.24(1H,m)実施例7 3-[2-(5-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2−イル)ベン
ゾチアゾール-6−イル〕-5−メトキシメチル-2−オキサ
ゾリジノン
ヒドロフラン-2−イル)ベンゾチアゾール-6−イル]-5-
メトキシメチル-2−オキサゾリジノン 160g をテトラヒ
ドロフラン 3000ml に溶かし、 1M-水素化トリ-t−ブト
キシアルミニウムリチウム・テトラヒドロフラン溶液 9
00mlを滴下した。2時間室温で攪拌後、氷水に注ぎ希塩
酸で中和後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を重曹水、
食塩水で洗浄して硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧濃
縮した残渣をシリカゲルカラム・クロマトグラフィー
(塩化メチレン−エタノール)て精製して表題化合物 7
2gを得た。
(3H,s), 3.68(2H,d), 4.0〜4.2(2H,m) 4.7〜4.9(1H,m), 5.42(1/2H,t), 5.60(1/2H,q), 5.73(1
/2H,bs) 5.85(1/2H,bs), 7.5 〜7.6(1H,m), 7.9〜8.0(1H,m), 8.
2〜8.3(1H,m)実施例8 3-[2-(1-ヒドロキシ-3−ヒドロキシイミノプロピル)ベ
ンゾチアゾール-6−イル]-5-メトキシメチル-2−オキサ
ゾリジノン
トラヒドロフラン-2−イル)ベンゾチアゾール-6−イ
ル]-5-メトキシメチル-2−オキサゾリジノン 72gをピリ
ジン 150mlに溶かし室温でヒドロキシルアミン塩酸塩 1
8.6gを加えて10分間攪拌した。氷水にあけ酢酸エチルで
抽出し希塩酸、重曹水、食塩水で洗浄し硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧濃縮して得た固形物をアセトン−ジ
イソプロピルエーテルで再結晶して表題化合物 73gを得
た。
(3H,s), 3.6〜3.8(2H,m), 4.0〜4.2(2H,m) 4.8〜4.9(1H,m), 5.0〜5.1(1H,m), 5.85(1/4H,d), 6.00
(3/4H,d) 7.5〜7.7(1H,m), 7.90(1H,d), 8.20(1H,d), 10.05((3/4
H,s) 10.40(1/4H,s)実施例9 3-[2-(1(S)−ヒドロキシ-3−シアノプロピル)ベンゾチ
アゾール-6−イル]-5(R)−メトキシメチル-2−オキサゾ
リジノン
−ヒドロキシイミノプロピル)ベンゾチアゾール-6−イ
ル]-5-メトキシメチル-2−オキサゾリジノン 73gのテト
ラヒドロフラン 800ml溶液に、氷冷下トリフルオロアセ
チルイミダゾール 90gを滴下し室温で4時間攪拌した。
反応液を重曹水にあけ酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗
浄し硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧濃縮して得た固
形物をアセトン−水で再結晶して表題化合物 51gを得
た。
〜2.7(2H,m), 3.42(3H,s), 3.6〜3.7(2H,m) 3.9〜4.1(2H,m), 3.60(1H,d), 4.7〜4.9(1H,m), 5.1〜
5.2(1H,m) 7.50(1H,dd), 7.83(1H,d), 8.15(1H,d) 融点:74〜75℃実施例10 3-[2-(1(S)−ヒドロキシ-3−カルバモイルプロピル)ベ
ンゾチアゾール-6−イル]-5(R)−メトキシメチル-2−オ
キサゾリジノン
0ml を取り、この中に実施例7で得られた3-[2-(5-ヒド
ロキシテトラヒドロフラン-2−イル)ベンゾチアゾール
-6−イル]-5-メトキシメチル-2−オキサゾリジノン 2.9
g を加え封管した。室温で3時間攪拌後、徐々にアンモ
ニアを蒸発させた。残渣にアセトンを加え、析出した結
晶をろ過、乾燥して表題化合物 2.6g を得た。
m), 3.35(3H,s), 3.60(2H,m), 3.85(1H,t) 4.20(1H,t), 4.80 〜4.90(2H,m), 6.25(1H,d), 6.80(1
H,bs) 7.30(1H,bs), 7.75(1H,d), 7.90(1H,d), 8.20(1H,s) 融点: 170-171℃実施例11 3-[2-(1(S)−ヒドロキシ-3−シアノプロピル)ベンゾチ
アゾール-6−イル]-5(R)−メトキシメチル-2−オキサゾ
リジノン
シ-3−カルバモイルプロピル)ベンゾチアゾール-6−イ
ル]-5(R)−メトキシメチル-2−オキサゾリジノン 2.0g
を1,4-ジオキサン(20ml)−ピリジン(3.6ml) の混合液に
懸濁し、氷冷下、無水トリフルオロ酢酸 2.0mlを20分間
で滴下した。室温で2時間攪拌した後、反応液を飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液に加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を希塩酸、飽和食塩水で洗浄後乾燥し、溶媒
留去して得られた残渣をアセトン−水から結晶化し、表
題化合物 1.6g を得た。
ル-6−イル]-5-メトキシメチル-2−オキサゾリジノン
ヒドロフラン-2−イル)ベンゾチアゾール-6−イル]-5-
メトキシメチル-2−オキサゾリジノン 3.48gを無水テト
ラヒドロフラン 20ml に溶解し、-50 ℃に冷却した。こ
こに1.0M−水素化ジイソブチルアルミニウム・テトラヒ
ドロフラン溶液 30ml を滴下し、その後30分間攪拌し、
常法通り処理・再結晶すると、3-[2-(1,4-ジヒドロキシ
ブチル)ベンゾチアゾール-6−イル]-5-メトキシメチル
-2−オキサゾリジノン 2.8g が得られた。
m), 3.40(3H,s), 3.60 〜3.80(4H,m) 3.95(1H,t), 4.10(1H,t), 4.80(1H,m), 5.10(1H,m) 7.50(1H,dd),7.80(1H,d), 8.05(1H,d) 融点: 137-138℃ 得られた3-[2-(1,4-ジヒドロキシブチル)ベンゾチアゾ
ール-6−イル]-5-メトキシメチル-2−オキサゾリジノン
2.8g を、無水塩化メチレン 20ml に溶解し無水トリエ
チルアミン 1mlを加えた。氷冷下、塩化メタンスルホニ
ル 0.6mlをゆっくり滴下する。その後30分間攪拌し、ジ
エチルエーテル 100mlを加えて不溶物をろ去し、溶媒を
留去した。得られた粗生成物をジメチルスルホキシド 1
5ml に溶解し、シアン化カリウム 1.5g を加えて、80℃
にて3時間反応させた。反応液を冷却後常法通り処理・
精製すると、表題化合物 1.5g が得られた。
(2H,m), 2.40(2H,t), 3.40(3H,s) 3.65(2H,m), 4.00(1H,t), 4.15(1H,t), 4.80(1H,m) 5.10(1H,m), 7.50(1H,m), 7.90(1H,t), 8.20(1H,m)実施例13 (R)-3-[2-(4-シアノピペリジノ)ベンゾチアゾール-6−
イル]-5-メトキシメチル-2−オキサゾリジノン・塩酸塩
アゾール-2−イル)-4-シアノピペリジン 22gと (R)-(-)
−グリシジルメチルエーテル 11.2ml をエタノール 400
mlに溶かし10時間加熱還流し、エタノールを減圧除去し
た残渣にテトラヒドロフラン300mlを入れ、1,1-カルボ
ニルジイミダゾール 17gを加えて30分間加熱還流し続い
て水 50ml を加えて30分間加熱還流した。反応液を約 1
/3量に濃縮して氷水にあけ酢酸エチルで抽出し、水洗の
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して
得た残渣をシリカゲル・カラムクロマトグラフィー (塩
化メチレン−エタノール) で精製して 6.2g の表題化合
物を得た。含塩化水素メタノールと処理し塩酸塩を得
た。
H,m), 2.9〜3.0(1H,m), 3.42(3H,s), 3.6〜3.7(4H,m) 3.8〜4.1(4H,m), 4.7〜4.8(1H,m), 7.25(1H,dd), 7.50
(1H,d) 8.08(1H,d) 融点: 178〜179 ℃実施例14〜52 実施例1〜13の方法に準じて、表3〜9に示す化合物を
製造した。
Claims (10)
- 【請求項1】 一般式(I) で示されるオキサゾリドン誘
導体またはその薬理学的に許容できる塩。 【化1】 {式中、A 、B はそれぞれ窒素原子、硫黄原子または酸
素原子を意味する。但し、A 、B のうちどちらか一方は
窒素原子でなければならない。R1は水素原子、ハロゲン
原子、シアノ基、低級アルキル基、シクロアルキル基、
ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、シアノ
アルケニル基、式 【化2】 〔式中、n 、m はそれぞれ0または1〜4の整数を意味
する。R3、R4は同一または相異なる水素原子、水酸基、
低級アルキル基、低級アルコキシ基または式 【化3】 (式中、R7、R8は同一または相異なる水素原子または低
級アルキル基を意味する。また、R7、R8は結合している
窒素原子と一緒になって、環を形成していてもよい。さ
らにこの環は置換基を有していてもよい。)で示される
基を意味する。〕で示される基、式 【化4】 〔式中、p 、q はそれぞれ0または1〜4の整数を意味
する。X は酸素原子、硫黄原子または式=N−OR9 (式
中、R9は水素原子または低級アルキル基を意味する。)
で示される基を意味する。〕で示される基、式 【化5】 (式中、R5、R6は同一または相異なる水素原子、低級ア
ルキル基またはシアノアルキル基を意味する。またR5と
R6は結合している窒素原子と一緒になって環を形成して
いてもよい。さらにこの環は置換基を有していてもよ
い。)で示される基、式 【化6】 (式中、r 、s はそれぞれ0または1〜4の整数を意味
する。Y は酸素原子、硫黄原子または式−NH−で示され
る基を意味する。) で示される基、置換されていてもよ
いアリール基、置換されていてもよいアリールアルキル
基、置換されていてもよいヘテロアリール基、置換され
ていてもよいヘテロアリールアルキル基、 カルバモイルアルキル基またはシアノアルキルカルバモ
イル基を意味する。R2は水素原子または低級アルキル基
を意味する。 【化7】 単結合または2重結合を意味する。} - 【請求項2】 A が硫黄原子、B が窒素原子である請求
項1記載のオキサゾリドン誘導体またはその薬理学的に
許容できる塩。 - 【請求項3】 A が窒素原子、B が硫黄原子である請求
項1記載のオキサゾリドン誘導体またはその薬理学的に
許容できる塩。 - 【請求項4】 一般式(I) で示される化合物が3-[2-(1-
ヒドロキシ-3−シアノプロピル)ベンゾチアゾール-6−
イル]-5-メトキシメチル-2−オキサゾリジノンである請
求項1記載のオキサゾリドン誘導体またはその薬理学的
に許容できる塩。 - 【請求項5】 一般式(I) で示される化合物が3-[2-(3-
シアノプロピル)ベンゾチアゾール-6−イル]-5-メトキ
シメチル-2−オキサゾリジノンである請求項1記載のオ
キサゾリドン誘導体またはその薬理学的に許容できる
塩。 - 【請求項6】 一般式(I) で示される化合物が3-[2-(1-
ヒドロキシ-4−シアノブチル)ベンゾチアゾール-6−イ
ル]-5-メトキシメチル-2−オキサゾリジノンである請求
項1記載のオキサゾリドン誘導体またはその薬理学的に
許容できる塩。 - 【請求項7】 一般式(I) で示される化合物が3-[2-(4-
シアノブチル)ベンゾチアゾール-6−イル]-5-メトキシ
メチル-2−オキサゾリジノンである請求項1記載のオキ
サゾリドン誘導体またはその薬理学的に許容できる塩。 - 【請求項8】 請求項1記載のオキサゾリドン誘導体お
よび/またはその薬理学的に許容できる塩を有効成分と
するモノアミンオキシダーゼ阻害作用が有効な疾患の予
防、治療剤。 - 【請求項9】 請求項1記載のオキサゾリドン誘導体お
よび/またはその薬理学的に許容できる塩を有効成分と
するモノアミンオキシダーゼ−A阻害作用が有効な疾患
の予防、治療剤。 - 【請求項10】 請求項1記載のオキサゾリドン誘導体
および/またはその薬理学的に許容できる塩を有効成分
とする抗うつ剤。
Priority Applications (19)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4236642A JP2669579B2 (ja) | 1991-10-23 | 1992-09-04 | オキサゾリドン誘導体 |
PCT/JP1992/001257 WO1993008179A1 (en) | 1991-10-23 | 1992-09-30 | Oxazolidone derivative |
KR1019940700897A KR940702491A (ko) | 1991-10-23 | 1992-09-30 | 옥사졸리돈 유도체 |
DE69229637T DE69229637T2 (de) | 1991-10-23 | 1992-09-30 | Oxazolidone Derivative als Monoamine-Oxidaseinhibitoren |
AT92920700T ATE182331T1 (de) | 1991-10-23 | 1992-09-30 | Oxazolidone derivative als monoamine- oxidaseinhibitoren |
AU26927/92A AU658227B2 (en) | 1991-10-23 | 1992-09-30 | Oxazolidone derivative |
KR1019940700897A KR970011283B1 (ko) | 1991-10-23 | 1992-09-30 | 옥사졸리돈 유도체 |
HU9401161A HUT70548A (en) | 1991-10-23 | 1992-09-30 | Oxazolidone derivatives, process for producing them and pharmaceutical compositions containing them |
CA002116337A CA2116337A1 (en) | 1991-10-23 | 1992-09-30 | Oxazolidone derivative |
EP92920700A EP0609441B1 (en) | 1991-10-23 | 1992-09-30 | Oxazolidone derivatives as monoamine oxidase inhibitors |
PH45052A PH30210A (en) | 1991-10-23 | 1992-10-07 | Oxazolidone derivative |
TW081108039A TW307766B (ja) | 1991-10-23 | 1992-10-09 | |
NZ244847A NZ244847A (en) | 1991-10-23 | 1992-10-21 | Oxazolidone derivative, preparation and pharmaceutical compositions thereof |
MX9206093A MX9206093A (es) | 1991-10-23 | 1992-10-22 | Derivado de oxazolidona |
CN92112329A CN1031619C (zh) | 1991-10-23 | 1992-10-22 | 噁唑烷酮衍生物用于制备药物 |
US08/204,326 US5475014A (en) | 1991-10-23 | 1994-03-08 | Oxazolidone derivative |
FI941863A FI941863A0 (fi) | 1991-10-23 | 1994-04-21 | Oksatsolidonijohdannainen |
NO941451A NO304486B1 (no) | 1991-10-23 | 1994-04-21 | Oksazolidonderivater og anvendelser derav, og midler og medisinske preparater omfattende slike oksazolidonderivater |
CN95104597A CN1113240A (zh) | 1991-10-23 | 1995-04-28 | 噁唑烷酮衍生物的制备方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27552691 | 1991-10-23 | ||
JP3-275526 | 1991-10-23 | ||
JP4236642A JP2669579B2 (ja) | 1991-10-23 | 1992-09-04 | オキサゾリドン誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05194440A JPH05194440A (ja) | 1993-08-03 |
JP2669579B2 true JP2669579B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=26532773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4236642A Expired - Fee Related JP2669579B2 (ja) | 1991-10-23 | 1992-09-04 | オキサゾリドン誘導体 |
Country Status (17)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5475014A (ja) |
EP (1) | EP0609441B1 (ja) |
JP (1) | JP2669579B2 (ja) |
KR (2) | KR970011283B1 (ja) |
CN (2) | CN1031619C (ja) |
AT (1) | ATE182331T1 (ja) |
AU (1) | AU658227B2 (ja) |
CA (1) | CA2116337A1 (ja) |
DE (1) | DE69229637T2 (ja) |
FI (1) | FI941863A0 (ja) |
HU (1) | HUT70548A (ja) |
MX (1) | MX9206093A (ja) |
NO (1) | NO304486B1 (ja) |
NZ (1) | NZ244847A (ja) |
PH (1) | PH30210A (ja) |
TW (1) | TW307766B (ja) |
WO (1) | WO1993008179A1 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4425609A1 (de) * | 1994-07-20 | 1996-01-25 | Bayer Ag | Benzofuranyl- und Benzothienyloxazolidinone |
DE19514313A1 (de) | 1994-08-03 | 1996-02-08 | Bayer Ag | Benzoxazolyl- und Benzothiazolyloxazolidinone |
HRP960159A2 (en) * | 1995-04-21 | 1997-08-31 | Bayer Ag | Benzocyclopentane oxazolidinones containing heteroatoms |
DE19601265A1 (de) | 1996-01-16 | 1997-07-17 | Bayer Ag | 2-Oxo- und 2-Thio-1,2-dihydrochinolinyl-oxazolidinone |
DE19601264A1 (de) * | 1996-01-16 | 1997-07-17 | Bayer Ag | Pyrido-annellierte Thienyl- und Furanyl-Oxazolidinone |
DE19601627A1 (de) | 1996-01-18 | 1997-07-24 | Bayer Ag | Heteroatomhaltige Cyclopentanopyridyl-Oxazolidinone |
HRP970049A2 (en) | 1996-02-06 | 1998-04-30 | Bayer Ag | New heteroaryl oxazolidinones |
DE19604223A1 (de) * | 1996-02-06 | 1997-08-07 | Bayer Ag | Neue substituierte Oxazolidinone |
US6083967A (en) * | 1997-12-05 | 2000-07-04 | Pharmacia & Upjohn Company | S-oxide and S,S-dioxide tetrahydrothiopyran phenyloxazolidinones |
DE60227794D1 (de) | 2001-04-26 | 2008-09-04 | Eisai R&D Man Co Ltd | Stickstoffhaltige verbindung mit kondensiertem ring und pyrazolylgruppe als substituent und medizinische zusammensetzung davon |
TW200302095A (en) * | 2002-01-25 | 2003-08-01 | Upjohn Co | Oxazolidinone cotherapy |
US7094790B2 (en) | 2003-05-07 | 2006-08-22 | Abbott Laboratories | Fused bicyclic-substituted amines as histamine-3 receptor ligands |
TW200519105A (en) * | 2003-10-20 | 2005-06-16 | Lg Life Science Ltd | Novel inhibitors of DPP-IV, methods of preparing the same, and pharmaceutical compositions containing the same as an active agent |
JP4634720B2 (ja) * | 2004-01-20 | 2011-02-16 | サントリーホールディングス株式会社 | ガス検出方法および検出装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1171865A (en) * | 1980-06-04 | 1984-07-31 | Alain Lacour | N-aryl azolone derivatives, the process for preparing the same and their application in therapeutics |
US4801600A (en) * | 1987-10-09 | 1989-01-31 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Aminomethyl oxooxazolidinyl cycloalkylbenzene derivatives useful as antibacterial agents |
US5322835A (en) * | 1988-04-20 | 1994-06-21 | Sumitomo Chemical Company, Limited | N-phenylimides, and their production and use |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP4236642A patent/JP2669579B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1992-09-30 EP EP92920700A patent/EP0609441B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-09-30 AT AT92920700T patent/ATE182331T1/de not_active IP Right Cessation
- 1992-09-30 KR KR1019940700897A patent/KR970011283B1/ko active
- 1992-09-30 AU AU26927/92A patent/AU658227B2/en not_active Ceased
- 1992-09-30 WO PCT/JP1992/001257 patent/WO1993008179A1/ja active IP Right Grant
- 1992-09-30 HU HU9401161A patent/HUT70548A/hu unknown
- 1992-09-30 DE DE69229637T patent/DE69229637T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-09-30 KR KR1019940700897A patent/KR940702491A/ko not_active IP Right Cessation
- 1992-09-30 CA CA002116337A patent/CA2116337A1/en not_active Abandoned
- 1992-10-07 PH PH45052A patent/PH30210A/en unknown
- 1992-10-09 TW TW081108039A patent/TW307766B/zh active
- 1992-10-21 NZ NZ244847A patent/NZ244847A/en unknown
- 1992-10-22 MX MX9206093A patent/MX9206093A/es not_active IP Right Cessation
- 1992-10-22 CN CN92112329A patent/CN1031619C/zh not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-03-08 US US08/204,326 patent/US5475014A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-04-21 FI FI941863A patent/FI941863A0/fi unknown
- 1994-04-21 NO NO941451A patent/NO304486B1/no unknown
-
1995
- 1995-04-28 CN CN95104597A patent/CN1113240A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FI941863A (fi) | 1994-04-21 |
TW307766B (ja) | 1997-06-11 |
CN1113240A (zh) | 1995-12-13 |
EP0609441A4 (en) | 1994-08-17 |
NO304486B1 (no) | 1998-12-28 |
DE69229637T2 (de) | 1999-12-09 |
KR940702491A (ko) | 1994-08-20 |
WO1993008179A1 (en) | 1993-04-29 |
DE69229637D1 (de) | 1999-08-26 |
NZ244847A (en) | 1994-09-27 |
AU2692792A (en) | 1993-05-21 |
ATE182331T1 (de) | 1999-08-15 |
PH30210A (en) | 1997-02-05 |
NO941451L (ja) | 1994-06-22 |
FI941863A0 (fi) | 1994-04-21 |
AU658227B2 (en) | 1995-04-06 |
US5475014A (en) | 1995-12-12 |
HU9401161D0 (en) | 1994-07-28 |
HUT70548A (en) | 1995-10-30 |
CA2116337A1 (en) | 1993-04-29 |
EP0609441A1 (en) | 1994-08-10 |
KR970011283B1 (ko) | 1997-07-09 |
NO941451D0 (no) | 1994-04-21 |
CN1031619C (zh) | 1996-04-24 |
CN1071665A (zh) | 1993-05-05 |
EP0609441B1 (en) | 1999-07-21 |
MX9206093A (es) | 1993-04-01 |
JPH05194440A (ja) | 1993-08-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6810285B2 (ja) | 5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル化合物 | |
JP6738970B2 (ja) | Oga阻害剤としてのn−[4−フルオロ−5−[[(2s,4s)−2−メチル−4−[(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メトキシ]−1−ピペリジル]メチル]チアゾール−2−イル]アセトアミド | |
JP2669579B2 (ja) | オキサゾリドン誘導体 | |
RU2100357C1 (ru) | Гетероариламины или их фармацевтически приемлемые соли и фармацевтическая композиция на их основе | |
KR930011038B1 (ko) | 테트라하이드로 벤즈이미다졸 유도체 및 이의 제조방법 | |
EP0571253B1 (fr) | Dérivés du benzimidazole à activité antidiabétique et antiagrégante plaquettaire | |
HU217590B (hu) | Eljárás 6-os helyen heterociklusos csoporttal helyettesített 4-amino-1,3,4,5-tetrahidro-benz[c,d]indolok és a vegyületeket tartalmazó gyógyszerkészítmények előállítására | |
JP2001512727A (ja) | 5ht−1受容体のリガンドとしてのニ環式化合物 | |
WO2018079759A1 (ja) | TrkA阻害活性を有する縮合複素環および縮合炭素環誘導体 | |
WO2011002103A2 (en) | A cycloalkane derivative | |
JPH0747585B2 (ja) | イソオキサゾール誘導体 | |
IE59983B1 (en) | Heteroaryloxy-beta-carbline derivatives, their preparation and their use as midicinal agents | |
EP0841330B1 (fr) | Nouveaux dérivés aminométhyl hétérocycliques, leur procédé de préparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent | |
FR2758329A1 (fr) | Derives d'imidazole-4-butane boronique, leur preparation et leur utilisation en therapeutique | |
EP1053235A1 (en) | Oxazole derivatives as serotonin-1a receptor agonists | |
RU2178790C2 (ru) | Производные дибензо[d, g][1,3]диоксоцина и дибензо-[d,g][1,3,6]диоксазоцина, способ их получения, фармацевтическая композиция на их основе и способ лечения нейрогенного воспаления, нейропатии и ревматоидного артрита | |
JP2001521935A (ja) | 3−アミノアルキルアミノ−2h−1,4−ベンゾキシアジン及び3−アミノアルキルアミノ−2h−1,4−ベンゾチアジン:ドーパミン受容体サブタイプ特定の配位子 | |
US5344927A (en) | Tetrahydrobenzimidazole derivatives and pharmaceutical compositions containing same | |
JPH0395161A (ja) | (1,2,3,4―テトラヒドロ‐9‐アクリジンイミノ)シクロヘキサンカルボン酸および関連化合物 | |
JP2866277B2 (ja) | アルキレンジアミン誘導体 | |
RU2117668C1 (ru) | Производное оксазолидона или его фармакологически приемлемые соли, фармацевтическая композиция, способ лечения | |
FR2639944A1 (fr) | Nouveaux derives de l'indole, leur procede de preparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent | |
JPH05507284A (ja) | ピロリジンジオン誘導体 | |
JP2002509553A (ja) | cGMP−PDE阻害剤としての三環式化合物 | |
CA1125286A (fr) | Procede de preparation de nouvelles piperazines disubstituees |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100704 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |