JP2651190C - - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】技術分野
本発明は、液体噴射記録方法,より詳細には、バブルジェット型インクジェッ
ト記録ヘッドの駆動方法に関する。従来技術
ノンインパクト記録法は、記録時における騒音の発生が無視し得る程度に極め
て小さいという点において、最近関心を集めている。その中で、高速記録が可能
であり、而も所謂普通紙に特別の定着処理を必要とせずに記録の行える所謂イン
クジェット記録法は極めて有力な記録法であって、これまでにも様々な方式が提
案され、改良が加えら
れて商品化されたものもあれば、現在もなお実用化への努力が続けられているも
のもある。
この様なインクジェット記録法は、所謂インクと称される記録液体の小滴(dro
plet)を飛翔させ、記録部材に付着させて記録を行うものであって、この記録液
体の小滴の発生法及び発生された記録液小滴の飛翔方向を制御する為の制御方法
によって幾つかの方式に大別される。
先ず第1の方式は例えばUSP3060429に開示されているもの(Tele type方式
)であって、記録液体の小滴の発生を静電吸引的に行い、発生した記録液体小滴
を記録信号に応じて電界制御し、記録部材上に記録液体小滴を選択的に付着させ
て記録を行うものである。
これに就いて、更に詳述すれば、ノズルと加速電極間に電界を掛けて、一様に
帯電した記録液体の小滴をノズルより吐出させ、該吐出した記録液体の小滴を記
録信号に応じて電気制御可能な様に構成されたxy偏向電極間を飛翔させ、電界
の強度変化によって選択的に小滴を記録部材上に付着
させて記録を行うものである。
第2の方式は、例えばUSP3596275、USP3298030等に開示されている方式
(Sweet方式)であって、連続振動発生法によって帯電量の制御された記録液体の
小滴を発生させ、この発生された帯電量の制御された小滴を、一様の電界が掛け
られている偏向電極間を飛翔させることで、記録部材上に記録を行うものである
。
具体的には、ピエゾ振動素子の付設されている記録ヘッドを構成する一部であ
るノズルのオリフィス(吐出口)の前に記録信号が印加されている様に構成した
帯電電極を所定距離だけ離して配置し、前記ピエゾ振動素子に一定周波数の電気
信号を印加することでピエゾ振動素子を機械的に振動させ、前記吐出口より記録
液体の小滴を吐出させる。この時前記帯電電極によって吐出する記録液体小滴に
は電荷が静電誘導され、小滴は記録信号に応じた電荷量で帯電される。帯電量の
制御された記録液体の小滴は、一定の電界が一様に掛けられている偏向電極間を
飛翔する時、付加された帯
電量に応じて偏向を受け、記録信号を担う小滴のみが記録部材上に付着し得る様
にされている。
第3の方式は例えばUSP3416153に開示されている方式(Hertz方式)であって
、ノズルとリング状の帯電電極間に電界を掛け、連続振動発生法によって、記録
液体の小滴を発生霧化させて記録する方式である。即ちこの方式ではノズルと帯
電電極間に掛ける電界強度を記録信号に応じて変調することによって小滴の霧化
状態を制御し、記録画像の階調性を出して記録する。
第4の方式は、例えばUSP3747120に開示されている方式(Stemme方式)で、
この方式は前記3つの方式とは根本的に原理が異なるものである。
即ち、前記3つの方式は、何れもノズルより吐出された記録液体の小滴を、飛
翔している途中で電気的に制御し、記録信号を担った小滴を選択的に記録部材上
に付着させて記録を行うのに対して、このStemme方式は、記録信号に応じて吐出
口より記録液体の小滴を吐出飛翔させて記録するものである。
つまり、Stemme方式は、記録液体を吐出する吐出口を有する記録ヘッドに付設
されているピエゾ振動素子に、電気的な記録信号を印加し、この電気的記録信号
をピエゾ振動素子の機械的振動に変え、該機械的振動に従って前記吐出口より記
録液体の小滴を吐出飛翔させて記録部材に付着させることで記録を行うものであ
る。
これ等、従来の4つの方式は各々に特長を有するものであるが、又、他方にお
いて解決され得る可き点が存在する。
即ち、前記第1から第3の方式は記録液体の小滴の発生の直接的エネルギーが
電気的エネルギーであり、又、小滴の偏向制御も電界制御である。その為、第1
の方式は、構成上はシンプルであるが、小滴の発生に高電圧を要し、又、記録ヘ
ッドのマルチノズル化が困難であるので高速記録には不向きである。
第2の方式は、記録ヘッドのマルチノズル化が可能で高速記録に向くが、構成
上複雑であり、又記録液体小滴の電気的制御が高度で困難であるこ
と、記録部材上にサテライトドットが生じ易いこと等の問題点がある。
第3の方式は、記録液体小滴を霧化することによって階調性に優れた画像が記
録され得る特長を有するが、他方霧化状態の制御が困難であること、記録画像に
カブリが生ずること及び記録ヘッドのマルチノズル化が困難で、高速記録には不
向きであること等の諸問題点が存する。
第4の方式は、第1乃至第3の方式に比べ利点を比較的多く有する。即ち、構
成上シンプルであること、オンデマンド(on-demand)で記録液体をノズルの吐出
口より吐出して記録を行う為に、第1乃至第3の方式の様に吐出飛翔する小滴の
中、画像の記録に要さなかった小滴を回収することが不要であること及び第1乃
至第2の方式の様に、導電性の記録液体を使用する必要性がなく記録液体の物質
上の自由度が大であること等の大きな利点を有する。而乍ら、一方において、記
録ヘッドの加工上に問題があること、所望の共振数を有するピエゾ振動素子の小
型化が極めて困難であるこ
と等の理由から記録ヘッドのマルチノズル化が難しく、又、ピエゾ振動素子の機
械的振動という機械的エネルギーによって記録液体小滴の吐出飛翔を行うので高
速記録には向かないこと、等の欠点を有する。
更には、特開昭48−9622号公報(前記USP3747120に対応)には、変形
例として、前記のピエゾ振動素子等の手段による機械的振動エネルギーを利用す
る代わりに熱エネルギーを利用することが記載されている。
即ち、上記公報には、圧力上昇を生じさせる蒸気を発生する為に液体を直接加
熱する加熱コイルをピエゾ振動素子の代りの圧力上昇手段として使用することが
記載されている。
しかし、上記公報には、圧力上昇手段としての加熱コイルに通電して液体イン
クが出入りし得る口が一つしかない袋状のインク室(液室)内の液体インクを直
接加熱して蒸気化することが記載されているに過ぎず、連続繰返し液吐出を行う
場合は、どの様に加熱すれば良いかは、何等示唆され
るところがない。加えて、加熱コイルが設けられている位置は、液体インクの供
給路から遥かに遠い袋状液室の最深部に設けられているので、ヘッド構造上複雑
であるに加えて、高速での連続繰返し使用には、不向きとなっている。
しかも、上記公報に記載の技術内容からでは、実用上重要である発生する熱で
液吐出を行った後に次の液吐出の準備状態を速やかに形成することは出来ない。
このように従来法には、構成上、高速記録化上、記録ヘッドのマルチノズル化
上、サテライトドットの発生および記録画像のカブリ発生等の点において一長一
短があって、その長所を利する用途にしか適用し得ないという制約が存在してい
た。
また、特開昭57−87959号公報には、複数の吐出オリフィスが鉛直方向
にアレイ状に設けられており、それぞれの吐出オリフィスに連通するエネルギ作
用部に付設されている吐出エネルギ発生手段により発生されるエネルギの作用に
よってエネルギ作用部内の記録液を吐出オリフィスか
ら吐出させ、液滴として飛翔させて記録を行なう型式のインクジェット記録ヘッ
ドにおいて、記録されるドットを均一にするように、それぞれの吐出オリフィス
の吐出口径を変えた記録ヘッドが開示されており、また、特開昭57−9796
0号公報には、均一滴を得るために吐出エネルギ発生手段の面積を変えた記録ヘ
ッドが開示されている。しかし、吐出口径を変えたり、あるいは、吐出エネルギ
発生手段(たとえば発熱体)の面積を変えることは、高度な微細加工技術を必要
とし対応策として得策ではない。
而して、上記従来技術は、均一滴を形成するためになされたものであるが、ヘ
ッドを鉛直方向にたてた状態で駆動して、上下でインク滴の大きさがそろわない
ということは、別の見方をすれば、上部のオリフィスからは吐出しにくく、従っ
て、吐出インク滴のスピードがおそく、下部のオリフィスからは吐出しやすく、
従って、吐出インク滴のスピードがはやいことを意味する。その問題を解決する
ためにも、上記従来技術は役立つが、上
述のような理由により得策とはいいがたい。目 的
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、特に、鉛直方向或いは
鉛直方向から傾けた状態にアレイ状に配置された、換言すれば、重力の作用をう
けるように配列されたバブルジェット型マルチアレイインクジェットヘッドを用
いる記録装置において、高画像品質を得る記録方法を提供することを目的として
なされたものである。構 成
本発明は、上記目的を達成するために、導入される記録液体を収容するととも
に、該記録液体に熱によって気泡を発生させ、該気泡の体積増加にともなう作用
力を発生させる熱エネルギー作用部を付設した流路と、該流路に連絡して前記記
録液体を前記作用力によって液滴として吐出させるためのオリフィスと、前記流
路に連絡して前記流路に前記記録液体を導入するための液室と、該液室に前記記
録液体を導入する手段よりなる液体噴射記録ヘッドにおいて、該ヘッドは複数の
オリフィ
スが鉛直もしくは鉛直方向からある角度をもってアレイ状に設けられており、各
オリフィスに対応して複数の熱エネルギー作用部があり、該熱エネルギー作用部
に入力される画像情報に応じたエネルギー信号は、上部の熱エネルギー作用部へ
入力された後に一定のディレイタイム後、下部の熱エネルギー作用部へ入力され
、該ディレイタイムは、上部および下部の熱エネルギー作用部へのディレイタイ
ムなしで液滴を吐出させた場合に該液滴が紙に到着する時間の差をディレイタイ
ムとして上部および下部の熱エネルギー作用部にエネルギー信号を入力し、イン
ク滴が紙に到着する時間をほぼ同時になるよう補償したことを特徴としたもので
ある。以下、本発明の実施例に基づいて説明する。
第3図は、本発明が適用されるインクジェットヘッドの一例としてのバブルジ
ェットヘッドの動作説明をするための図で、図中、11は蓋基板、12は発熱体
基板、13は発熱体(ヒータ)、14は個別(独立)電極、15は共通電極、16は
記録
液(インク)、17はオリフィス、18は気泡、19は飛翔インク滴で、本発明は
、斯様なバブルジェット式の液体噴射記録ヘッドに適用するものである。
最初に、第3図を参照しながらバブルジェットによるインク噴射について説明
すると、
(a)は定常状態であり、オリフィス面でインク16の表面張力と外圧とが平衡
状態にある。
(b)はヒータ13が加熱されて、ヒータ13の表面温度が急上昇し隣接インク
層に沸騰現像が起きるまで加熱され、微小気泡18が点在している状態にある。
(c)はヒータ13の全面で急激に加熱された隣接インク層が瞬時に気化し、沸
騰膜を作り、この気泡18が生長した状態である。この時、ノズル内の圧力は、
気泡の生長した分だけ上昇し、オリフィス面での外圧とのバランスがくずれ、オ
リフィスよりインク柱が生長し始める。
(d)は気泡が最大に生長した状態であり、オリフィス面より気泡の体積に相当
する分のインク
16が押し出される。この時、ヒータ13には電流が流れていない状態にあり、
ヒータ13の表面温度は降下しつつある。気泡18の体積の最大値は電気パルス
印加のタイミングからややおくれる。
(e)は気泡18がインクなどにより冷却されて収縮を開始し始めた状態を示す
。インク柱の先端部では押し出された速度を保ちつつ前進し、後端部では気泡の
収縮に伴ってノズル内圧の減少によリオリフィス面からノズル内へインクが逆流
してインク柱にくびれが生じている。
(f)はさらに気泡18が収縮し、ヒータ面にインクが接しヒータ面がさらに急
激に冷却される状態にある。オリフィス面では、外圧がノズル内圧より高い状態
になるためメニスカスが大きくノズル内に入り込んで来ている。インク柱の先端
部は液滴になり記録紙の方向へ5〜10m/secの速度で飛翔している。
(g)はオリフィスにインクが毛細管現象により再び供給(リフィル)されて(
a)の状態にもどる過程で、気泡は完全に消滅している。
本発明は、上記原理を使用し、より安価に高速記録を行うために吐出オリフィ
スをマルチオリフィスアレイとして鉛直方向に立てて或いは鉛直方向から傾斜し
て配置した記録ヘッドを使用し、これを水平方向に走らせ、記録紙を鉛直方向に
送って記録を行うようにした構造が用いられるようにしたものである。
第1図は、本発明が適用される液体噴射記録ヘッドの一例を示す図で、図中、
1は記緑ヘッド、2は記録紙、3は記録紙ロール、4は主走査方向(水平方向)、
5は副走査方向(鉛直方向)を示す。この構造においては、マルチオリフィスアレ
イ構造の吐出オリフィス面を鉛直方向又は鉛直方向から傾いた方向、換言すれば
、重力の影響を受けるような配列(オリフィスの高さ位置が異なる状態)に立て
、これを主走査方向4(水平方向)に走らせ、記録紙を副走査方向5へ送ってそ
の上に記録をする。この場合、副走査方向5の走査速度は、副走査に用いる機械
系の駆動能力等によって制約を受けるので、限界が存在する。また、記録液の
吐出周期の短縮にも、現時点では限りがある。そのため、マルチオリフィスアレ
イを構成する吐出オリフィスの数を多くし、一時に記録できる記録量を増やす事
が考えられる。しかし、吐出オリフィスの数があまり多くなると、画像品質が乱
れてくる。これは、ヘッドをほぼ垂直方向に立てているため、重力の影響をうけ
て、ヘッドの上部と下部で背圧が違ってくることによって、上部のオリフィスの
インク滴は吐出しにくく、従って、吐出スピードがおそく、下部のオリフィスの
インク滴は吐出しやすく従って吐出スピードが速いために、それらの紙に到着す
る時間が異なるため画像品質の乱れとなるのである。このような事情に鑑み、本
発明は、上記のような記録ヘッドを用いる記録装置において、記録ドットが紙面
上の所望の位置に形成されることを目的とするものである。
これと類似の問題を解決するために、前記特開昭57−87959号公報,特
開昭57−87960号公報等の記録方法が提案されているが、吐出口径を変え
たり、吐出エネルギ発生手段の面積
を変えることは、高度な微細加工技術を必要とし、得策ではない。而して、上記
記録ドット位置の違いは、背圧の違いで、吐出スピードが違うわけであるから、
その違いを何らかの方法で補正してやればよい。たとえば、第2図に示すように
、熱エネルギー作用部に加える画像情報に応じた信号パルスを、ヘッド上部の熱
エネルギー作用部に入力する場合(第2図(a))に対して、ヘッド下部の熱エネル
ギー作用部に入力する場合(第2図(b))は、ディレイタイム(Δt)をもって
入力してやればよい。こうすることにより、最終的に紙面にインク滴が到着する
時間は、ヘッド上部、下部とも同じに補正できる。以上の説明は、ヘッド上部の
インク滴と下部のインク滴ともに同時に紙面に到着する例で説明したが、本発明
の趣旨は、背圧の違いによって生じるヘッド上部、下部のインク滴の吐出(飛行
)スピードの違いをディレイタイムをもって信号パルスを入力して、補正してや
ることである。従って、下部の熱エネルギー作用部への信号パルスの入力は、画
像情報信号をうけて
から、ディレイタイムをもたせて入力されるということである。なお以上の説明
は、ヘッド上部、下部という2領域で行なっているが、上部から下部へは、連続
的に背圧の違いが生じており、それに応じてディレイタイムもほぼ連続的に変え
る必要がある。ただし、各熱エネルギー作用部1つ1つで変える必要は必ずしも
なく、2個ごとあるいは3個ごとというグループごとに変えるようにしてやれば
よい。なお、以上には発熱体を用いたバブルジェットで説明したが、気泡発生手
段としてパルスレーザーを用いたり、あるいは、放電エネルギーを用いたりする
バブルジェットにも適用される。
第4図は、記録液体に気泡を発生させる別の手段を説明するための図で、図中
、21はレーザ発振器、22は光変調駆動回路、23は光変調器、24は走査器
、25は集光レンズで、レーザ発振器21より発生されたレーザ光は、光変調器
23において、光変調器駆動回路22に入力されて電気的に処理されて出力され
る画情報信号に従って
パルス変調される。パルス変調されたレーザ光は、走査器24を通り、集光レン
ズ25によって熱エネルギー作用部の外壁に焦点が合うように集光され、記録ヘ
ッドの外壁26を加熱し、内部の記録液体27内で気泡を発生させる。あるいは
熱エネルギー作用部の壁26は、レーザ光に対して透過性の材料で作られ、集光
レンズ25によって内部の記録液体27に焦点が合うように集光され、記録液体
を直接加熱することによって気泡を発生させてもよい。
第5図は、上述のごときレーザ光を用いたプリンターの一例を説明するための
図で、ノズル部31は、高密度に(たとえば8ノズル/mm)、又、紙32の紙巾(
たとえばA4横巾)すべてにわたってカバーされるように集積されている例を示
している。
レーザ発振器21より発振されたレーザ光は、光変調器23の入口開口に導か
れる。光変調器23において、レーザ光は、光変調器23への画情報入力信号に
従って強弱の変調を受ける。変調
を受けたレーザ光は、反射鏡28によってその光路をビームエキスパンダー29
の方向に曲げられ、ビームエキスパンダー29に入射する。ビームエキスパンダ
ー29により平行光のままビーム径が拡大される。次に、ビーム径の拡大された
レーザ光は、高速で定速回転する回転多面鏡30に入射される。回転多面鏡30
によって掃引されたレーザ光は、集光レンズ25により、ドロップジェネレータ
の熱エネルギー作用部外壁26もしくは内部の記録液体に結像する。それによっ
て、各熱エネルギー作用部には、気泡が発生し、記録液滴を吐出し、記録紙32
に記録に行なわれる。
第6図は、さらに別の気泡発生手段を示す図で、この例は、熱エネルギー作用
部の内壁側に配置された1対の放電電極40が、放電装置41から高電圧のパル
スを受け、記録液体中で放電をおこし、その放電によって発生する熱により瞬時
に気泡を形成するようにしたものである。
第7図乃至第14図は、それぞれ第6図に示した放電電極の具体例を示す図で
、
第7図に示した例は、
電極40を針状にして、電界を集中させ、効率よく(低エネルギーで)放電をお
こさせるようにしたものである。
第8図に示した例は、
2枚の平板電極にして、電極間に安定して気泡が発生するようにしたものであ
る。針状の電極より、発生気泡の位置が安定している。
第9図に示した例は、
電極にほぼ同軸の穴をあけたものである。2枚の電極の両穴がガイドになって
、発生気泡の位置はさらに安定する。
第10図に示した例は、
リング状の電極にしたものであり、基本的には第9図に示した例と同じであり
、その変形実施例である。
第11図に示した例は、
一方をリング状電極とし、もう一方を針状電極としたものである。リング状電
極により、発生気泡の安定性を狙い、針状電極により電界の集
中により効率を狙ったものである。
第12図に示した例は、
一方のリング状電極を熱エネルギー作用部の壁面に形成したものである。これ
は、第11図に示した例の効果に加えて、基板上に平面的に電極を形成するとい
う製造上の容易さを狙ったものである。このような平面的な電極は、蒸着(ある
いはスパッタリング)や、フォトエッチングの技術によって容易に高密度な複数
個のものが製作され得る。マルチアレイに特に威力を発揮する。
第13図に示した例は、
第12図に示した例のリング状電極形成部を電極の外周にそった形状で周囲か
ら一段高くしたものである。やはり、発生気泡の安定性を狙ったものであり、第
11図に示したものよりも3次元的なガイドを付け加えた分だけ安定する。
第14図に示した例は、
第13図に示した例とは反対に、リング状電極形成部を、周囲から下へ落しこ
んだ構造とした
もので、やはり、発生気泡は安定して形成される。効 果
以上の説明から明らかなように、本発明によると、ヘッドの上下より吐出され
るインク滴の吐出スピードが異なっても、吐出タイミングで補正することにより
、インク滴の紙面への到着は同時に行なわれ、画像が劣化することがない。Description: TECHNICAL FIELD The present invention relates to a liquid jet recording method, and more particularly, to a method of driving a bubble jet type ink jet recording head. Prior art non-impact recording methods have recently attracted attention in that the generation of noise during recording is extremely small to a negligible level. Among them, the so-called ink jet recording method, which can perform high-speed recording and can perform recording on so-called plain paper without requiring a special fixing process, is an extremely powerful recording method. Some have been proposed and commercialized with improvements, while others are still being put to practical use. Such an ink jet recording method uses a droplet (dro) of a recording liquid called a so-called ink.
(plet) to fly and adhere to the recording member to perform recording.Some methods are used depending on the method of generating droplets of the recording liquid and the control method for controlling the flying direction of the generated recording liquid droplets. The method is roughly divided. First, the first method is a one that is disclosed, for example, USP3060429 (Tele type method), the generation of the droplets of the recording liquid electrostatically Aspirate manner, according to the recording liquid droplets occurring in a recording signal The electric field is controlled in such a manner that the recording liquid droplets are selectively attached to the recording member to perform recording. More specifically, in more detail, an electric field is applied between the nozzle and the accelerating electrode to discharge a uniformly charged droplet of the recording liquid from the nozzle, and the discharged droplet of the recording liquid is converted into a recording signal. In accordance with this, recording is performed by flying between xy deflection electrodes configured so as to be electrically controllable and selectively adhering small droplets onto a recording member by a change in electric field intensity. The second system is a system disclosed in, for example, US Pat. No. 3,596,275, US Pat.
(Sweet method), in which droplets of the recording liquid whose charge amount is controlled by a continuous vibration generation method are generated, and the generated droplets whose charge amount is controlled are subjected to a uniform electric field. The recording is performed on the recording member by flying between the deflection electrodes. More specifically, a charging electrode configured so that a recording signal is applied in front of an orifice (ejection port) of a nozzle, which is a part of a recording head provided with a piezoelectric vibrating element, is separated by a predetermined distance. The piezoelectric vibrating element is mechanically vibrated by applying an electric signal of a constant frequency to the piezoelectric vibrating element, and a droplet of the recording liquid is discharged from the discharge port. At this time, a charge is electrostatically induced in the recording liquid droplet discharged by the charging electrode, and the droplet is charged with a charge amount according to the recording signal. When the droplet of the recording liquid whose charge amount is controlled flies between the deflection electrodes to which a constant electric field is uniformly applied, the droplet is deflected according to the added charge amount and carries a recording signal. Only the recording material can be deposited on the recording member. The third method is a method (Hertz method) disclosed in, for example, US Pat. No. 3,416,153, in which an electric field is applied between a nozzle and a ring-shaped charging electrode to generate and atomize small droplets of a recording liquid by a continuous vibration generation method. This is the method of recording. That is, in this method, the atomization state of the small droplet is controlled by modulating the electric field intensity applied between the nozzle and the charging electrode in accordance with the recording signal, and the image is recorded with the gradation of the recorded image. The fourth method is, for example, a method (Stemme method) disclosed in US Pat. No. 3,747,120.
This system is fundamentally different from the above three systems in principle. That is, in each of the three methods, the droplet of the recording liquid discharged from the nozzle is electrically controlled during the flight, and the droplet carrying the recording signal is selectively attached to the recording member. On the other hand, according to the Stemme method, recording is performed by ejecting a small droplet of recording liquid from an ejection port in accordance with a recording signal. In other words, in the Stemme method, an electric recording signal is applied to a piezoelectric vibrating element attached to a recording head having a discharge port for discharging a recording liquid, and this electric recording signal is applied to mechanical vibration of the piezoelectric vibrating element. Alternatively, the recording is performed by ejecting and ejecting a small droplet of the recording liquid from the ejection port in accordance with the mechanical vibration and attaching the droplet to the recording member. Each of these four conventional methods has its own features, but on the other hand, there are points that can be solved. That is, in the first to third systems, the direct energy of the generation of the droplet of the recording liquid is electrical energy, and the deflection control of the droplet is also electric field control. Therefore, the first
Although the method of (1) is simple in structure, it requires a high voltage to generate small droplets, and is not suitable for high-speed printing because it is difficult to use a multi-nozzle recording head. The second method enables multi-nozzle recording heads and is suitable for high-speed recording. However, the method is complicated in structure, and the electrical control of small droplets of recording liquid is difficult and difficult. Are liable to occur. The third method has a feature that an image having excellent gradation can be recorded by atomizing a recording liquid droplet, but on the other hand, it is difficult to control the atomization state, and fogging occurs in the recorded image. In addition, there are problems such as the fact that it is difficult to use a multi-nozzle recording head, and it is not suitable for high-speed recording. The fourth scheme has relatively many advantages over the first to third schemes. That is, in order to perform recording by discharging the recording liquid from the discharge port of the nozzle on demand (on-demand), it is simple in configuration, so that droplets ejected and flying like the first to third methods are used. It is not necessary to collect small droplets that are not required for recording an image, and there is no need to use a conductive recording liquid as in the first and second methods, and the recording liquid material Has a great advantage such as a large degree of freedom. However, on the other hand, it is difficult to form a multi-nozzle recording head because there are problems in processing the recording head and it is extremely difficult to reduce the size of the piezoelectric vibrating element having a desired resonance number. However, since the recording liquid droplets are ejected and fly by the mechanical energy of mechanical vibration of the piezo-vibration element, it is not suitable for high-speed recording. Furthermore, Japanese Patent Application Laid-Open No. 48-9622 (corresponding to the above-mentioned US Pat. No. 3,747,120) describes, as a modification, the use of thermal energy instead of the mechanical vibration energy by means such as the above-described piezo-vibration element. Have been. That is, the above-mentioned publication describes that a heating coil that directly heats a liquid in order to generate a vapor that causes a pressure increase is used as a pressure increasing means instead of the piezoelectric vibrating element. However, the above publication discloses that a heating coil serving as a pressure increasing means is energized to directly evaporate the liquid ink in a bag-shaped ink chamber (liquid chamber) having only one opening through which the liquid ink can enter and exit. However, there is no suggestion as to how to heat the liquid when the liquid is continuously and repeatedly discharged. In addition, since the position where the heating coil is provided is provided at the deepest part of the bag-shaped liquid chamber far from the supply path of the liquid ink, in addition to being complicated in terms of the head structure, continuous It is not suitable for repeated use. Moreover, according to the technical contents described in the above-mentioned publication, it is not possible to quickly form a preparation state for the next liquid discharge after performing the liquid discharge with the generated heat which is practically important. As described above, the conventional method has advantages and disadvantages in terms of configuration, high-speed recording, multi-nozzle recording head, generation of satellite dots and occurrence of fogging of a recorded image, etc. There was a restriction that only the application was possible. In Japanese Patent Application Laid-Open No. 57-87959, a plurality of discharge orifices are provided in an array in the vertical direction, and the discharge orifices are generated by discharge energy generating means attached to an energy acting portion communicating with each discharge orifice. In the ink jet recording head of the type in which the recording liquid in the energy application section is ejected from the ejection orifice by the action of the applied energy and flies as droplets to perform recording, each ejection orifice is formed so that dots to be recorded are uniform. And JP-A-57-9796.
No. 0 discloses a recording head in which the area of the ejection energy generating means is changed in order to obtain a uniform droplet. However, changing the diameter of the discharge port or changing the area of the discharge energy generating means (for example, the heating element) requires an advanced microfabrication technique and is not a suitable measure. Thus, the above-mentioned prior art is intended to form uniform droplets.However, the fact that the size of ink droplets is not uniform between the upper and lower sides when the head is driven in a state where the head is set up in the vertical direction. From another point of view, it is difficult to discharge from the upper orifice, so the speed of the discharged ink droplet is slow, and it is easy to discharge from the lower orifice,
Therefore, it means that the speed of the ejected ink droplet is fast. Although the above-mentioned prior art is useful for solving the problem, it is hardly an advantage for the reasons described above. Objective The present invention has been made in view of the above-mentioned circumstances, and in particular, is arranged in an array in a vertical direction or in a state inclined from the vertical direction, in other words, is arranged so as to be affected by gravity. It is an object of the present invention to provide a recording method for obtaining high image quality in a recording apparatus using a bubble jet type multi-array ink jet head. Configuration invention, in order to achieve the above object, accommodates the recording liquid to be introduced, bubbles are generated by heat to the recording liquid, thermal energy application that generates the acting force due to the volume increase of the bubble A flow path provided with a portion, an orifice for communicating with the flow path to discharge the recording liquid as droplets by the acting force, and introducing the recording liquid into the flow path by communicating with the flow path. And a liquid jet recording head comprising means for introducing the recording liquid into the liquid chamber, the head is provided with a plurality of orifices vertically or in an array at an angle from the vertical direction. There are a plurality of heat energy action sections corresponding to the above, and an energy signal corresponding to the image information input to the heat energy action section is sent to the upper heat energy action section.
After a certain delay time after being input, it is input to the lower heat energy action section.
The delay time is determined by the delay tie to the upper and lower heat energy action sections.
When a droplet is ejected without a timer, the difference in the time it takes for the droplet to arrive
Input energy signals to the upper and lower thermal energy action sections as
It is characterized in that the time when the droplet arrives at the paper is compensated so as to be almost the same . Hereinafter, a description will be given based on examples of the present invention. FIG. 3 is a diagram for explaining the operation of a bubble jet head as an example of an ink jet head to which the present invention is applied. In the drawing, 11 is a lid substrate, 12 is a heating element substrate, and 13 is a heating element (heater). ), 14 are individual (independent) electrodes, 15 is a common electrode, 16 is a recording liquid (ink), 17 is an orifice, 18 is a bubble, 19 is a flying ink droplet, and the present invention is such a bubble jet type liquid. This is applied to an ejection recording head. First, the ink ejection by the bubble jet will be described with reference to FIG. 3. (a) is a steady state, and the surface tension of the ink 16 and the external pressure are in an equilibrium state at the orifice surface. 3B shows a state in which the heater 13 is heated until the surface temperature of the heater 13 rises sharply and boiling development occurs in the adjacent ink layer, and minute bubbles 18 are scattered. FIG. 3C shows a state in which the adjacent ink layer, which is rapidly heated on the entire surface of the heater 13, is instantaneously vaporized to form a boiling film, and the bubbles 18 grow. At this time, the pressure inside the nozzle is
It rises by the amount corresponding to the growth of the bubble, and the balance with the external pressure at the orifice surface is lost, and the ink column starts growing from the orifice. (d) is a state in which the bubble has grown to the maximum, and the ink 16 corresponding to the volume of the bubble is pushed out from the orifice surface. At this time, no current is flowing through the heater 13,
The surface temperature of the heater 13 is falling. The maximum value of the volume of the bubble 18 is slightly delayed from the timing of applying the electric pulse. (e) shows a state in which the bubble 18 has been cooled by ink or the like and has begun to contract. At the front end of the ink column, the ink moves forward while maintaining the extruded velocity, and at the rear end, the ink flows backward from the lio orifice surface into the nozzle due to the decrease in the internal pressure of the nozzle due to the contraction of the bubble, causing the ink column to be constricted. ing. 7F, the bubble 18 is further contracted, the ink comes into contact with the heater surface, and the heater surface is more rapidly cooled. At the orifice surface, the external pressure is higher than the internal pressure of the nozzle, so that the meniscus largely enters the nozzle. The tip of the ink column becomes a droplet and flies in the direction of the recording paper at a speed of 5 to 10 m / sec. (g) shows that ink is supplied (refilled) to the orifice again by capillary action (
In the process of returning to the state of a), the bubbles have completely disappeared. The present invention uses the above-mentioned principle, and uses a recording head in which ejection orifices are arranged vertically or inclined from the vertical direction as a multi-orifice array in order to perform high-speed recording at a lower cost. , And the recording paper is fed in a vertical direction to perform recording. FIG. 1 is a diagram showing an example of a liquid jet recording head to which the present invention is applied.
1 is a recording head, 2 is a recording paper, 3 is a recording paper roll, 4 is a main scanning direction (horizontal direction),
Reference numeral 5 denotes a sub-scanning direction (vertical direction). In this structure, the discharge orifice surface of the multi-orifice array structure is set in a vertical direction or a direction inclined from the vertical direction, in other words, an array that is affected by gravity (a state where the height positions of the orifices are different). Is run in the main scanning direction 4 (horizontal direction), and the recording paper is sent in the sub-scanning direction 5 to perform recording thereon. In this case, the scanning speed in the sub-scanning direction 5 is limited by the driving capability of a mechanical system used for the sub-scanning, and thus has a limit. At the present time, there is a limit to the shortening of the recording liquid ejection cycle. Therefore, it is conceivable to increase the number of ejection orifices constituting the multi-orifice array and increase the recording amount that can be recorded at a time. However, if the number of ejection orifices is too large, the image quality is disturbed. This is because the head is set up almost vertically, and under the influence of gravity, the back pressure differs between the upper and lower parts of the head. The speed is slow, and the ink droplets in the lower orifice are easy to eject, and the ejection speed is high, so that the time of arrival at the paper differs, resulting in image quality disturbance. In view of such circumstances, an object of the present invention is to form a recording dot at a desired position on a sheet of paper in a recording apparatus using the above recording head. In order to solve similar problems, recording methods such as those described in JP-A-57-87959 and JP-A-57-87960 have been proposed. Changing the area of the device requires advanced microfabrication technology, and is not a good idea. Thus, the difference in the recording dot position is due to the difference in back pressure, and the ejection speed is different.
The difference may be corrected by some method. For example, as shown in FIG. 2, when a signal pulse corresponding to image information to be applied to the thermal energy application section is input to the thermal energy application section on the upper portion of the head (FIG. 2A), (FIG. 2 (b)) may be input with a delay time (Δt). By doing so, the time at which the ink droplet finally arrives at the paper surface can be corrected in the same manner for both the upper and lower heads. In the above description, an example was described in which both the ink droplets at the upper part of the head and the ink droplets at the lower part arrived at the same time on the paper surface. In other words, the difference in speed is corrected by inputting a signal pulse with a delay time. Therefore, the input of the signal pulse to the lower thermal energy application section is input with a delay time after receiving the image information signal. Although the above description has been made in the two areas of the upper and lower heads, the back pressure continuously changes from the upper part to the lower part, and accordingly, the delay time needs to be changed almost continuously. is there. However, it is not always necessary to change each of the heat energy action parts, but it is sufficient to change the heat energy action parts for every two or three groups. In the above description, the bubble jet using the heating element has been described, but the present invention is also applicable to a bubble jet using a pulse laser as a bubble generating means or using discharge energy. FIG. 4 is a view for explaining another means for generating bubbles in the recording liquid. In the figure, 21 is a laser oscillator, 22 is a light modulation drive circuit, 23 is a light modulator, 24 is a scanner, 25 Is a condenser lens, and the laser light generated by the laser oscillator 21 is pulse-modulated by the optical modulator 23 in accordance with an image information signal which is input to the optical modulator drive circuit 22, is electrically processed, and is output. . The pulse-modulated laser light passes through the scanner 24 and is condensed by the condenser lens 25 so as to be focused on the outer wall of the thermal energy action section, heats the outer wall 26 of the recording head, and moves the recording liquid 27 inside. To generate air bubbles. Alternatively, the wall 26 of the thermal energy action section is made of a material that is permeable to laser light, and is condensed by the condenser lens 25 so that the recording liquid 27 inside is focused, and the recording liquid is directly heated May generate bubbles. FIG. 5 is a view for explaining an example of a printer using the laser beam as described above. The nozzle section 31 has a high density (for example, 8 nozzles / mm) and a paper width (
An example is shown in which the components are integrated so as to cover the entire A4 width. The laser light oscillated by the laser oscillator 21 is guided to the entrance opening of the optical modulator 23. In the optical modulator 23, the laser light is subjected to strong and weak modulation according to an image information input signal to the optical modulator 23. The modulated laser light is reflected by a reflecting mirror 28 in the beam path of a beam expander 29.
And enters the beam expander 29. The beam diameter is expanded by the beam expander 29 while keeping the parallel light. Next, the laser beam whose beam diameter has been enlarged is incident on a rotating polygon mirror 30 which rotates at a high speed and a constant speed. Rotating polygon mirror 30
The laser beam swept by the laser beam forms an image on the outer wall 26 of the thermal energy action section of the drop generator or on the recording liquid inside the laser beam by the condenser lens 25. As a result, air bubbles are generated in each of the thermal energy action sections, and the recording liquid is ejected, and the recording paper 32
It is performed on the record. FIG. 6 is a view showing still another bubble generating means. In this example, a pair of discharge electrodes 40 arranged on the inner wall side of the thermal energy action section receives a high voltage pulse from a discharge device 41, A discharge is generated in the recording liquid , and bubbles are instantaneously formed by heat generated by the discharge. 7 to 14 are diagrams showing specific examples of the discharge electrode shown in FIG. 6, respectively. In the example shown in FIG. Discharge (at low energy). In the example shown in FIG. 8, two flat electrodes are used so that air bubbles are stably generated between the electrodes. The position of the generated bubble is more stable than the needle-shaped electrode. In the example shown in FIG. 9, a substantially coaxial hole is formed in the electrode. Both holes of the two electrodes serve as guides, and the position of the generated bubbles is further stabilized. The example shown in FIG. 10 is a ring-shaped electrode, and is basically the same as the example shown in FIG. 9 and is a modified embodiment thereof. In the example shown in FIG. 11, one is a ring-shaped electrode and the other is a needle-shaped electrode. The ring-shaped electrode aims at stability of generated bubbles, and the needle-shaped electrode aims at efficiency by concentrating an electric field. In the example shown in FIG. 12, one ring-shaped electrode is formed on the wall surface of the heat energy action section. This aims at the easiness in manufacturing that the electrodes are formed two-dimensionally on the substrate, in addition to the effect of the example shown in FIG. A plurality of such planar electrodes can be easily manufactured with high density by vapor deposition (or sputtering) or photo-etching techniques. Especially effective for multi-array. In the example shown in FIG. 13, the ring-shaped electrode forming portion of the example shown in FIG. 12 is formed along the outer periphery of the electrode and is raised one step from the periphery. Again, the stability of the generated bubbles is aimed at, and it is more stable than that shown in FIG. 11 by adding a three-dimensional guide. The example shown in FIG. 14 is different from the example shown in FIG. 13 in that the ring-shaped electrode forming portion has a structure in which the ring-shaped electrode forming portion is dropped down from the periphery. Is done. As is clear from the above description, according to the present invention, even if the ejection speed of ink droplets ejected from above and below the head is different, the ink droplets arrive at the paper surface at the same time by correcting at the ejection timing. The image is not deteriorated.
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明が適用される液体噴射記録装置の一使用状態を示す図、第2
図は、本発明によるヘッド駆動方法を説明するための図、第3図乃至第14図は
、本発明の実施に使用されるバブルジェット型インクジェット記録装置の例を説
明するための図である。
1…記録ヘッド,2…記録紙,3…記録紙ロール,4…主走査方向,5…副走査
方向。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a view showing one use state of a liquid jet recording apparatus to which the present invention is applied, and FIG.
FIG. 3 is a diagram for explaining a head driving method according to the present invention, and FIGS. 3 to 14 are diagrams for explaining an example of a bubble jet type ink jet recording apparatus used for carrying out the present invention. 1 ... recording head, 2 ... recording paper, 3 ... recording paper roll, 4 ... main scanning direction, 5 ... sub-scanning direction.
Claims (1)
発生させ、該気泡の体積増加にともなう作用力を発生させる熱エネルギー作用部
を付設した流路と、該流路に連絡して前記記録液体を前記作用力によって液滴と
して吐出させるためのオリフィスと、前記流路に連絡して前記流路に前記記録液
体を導入するための液室と、該液室に前記記録液体を導入する手段よりなる液体
噴射記録ヘッドにおいて、該ヘッドは複数のオリフィスが鉛直もしくは鉛直方向
からある角度をもってアレイ状に設けられており、各オリフィスに対応して複数
の熱エネルギー作用部があり、該熱エネルギー作用部に入力される画像情報に応
じたエネルギー信号は、上部の熱エネルギー作用部へ入力された後に一定のディ
レイタイム後、下部の熱エネルギー作用部へ入力され、該ディレ イタイムは、上部および下部の熱エネルギー作用部へのディレイタイムなしで液
滴を吐出させた場合に該液滴が紙に到着する時間の差をディレイタイムとして上
部および下部の熱エネルギー作用部にエネルギー信号を入力し、インク滴が紙に
到着する時間をほぼ同時になるよう補償したこと を特徴とする液体噴射記録方法
。[Claims] 1. A flow path that accommodates the recording liquid to be introduced, generates a bubble by heat in the recording liquid, and is provided with a thermal energy operation unit that generates an operation force accompanying an increase in the volume of the bubble. An orifice for discharging the recording liquid as droplets by the action force, a liquid chamber for communicating with the flow path and introducing the recording liquid into the flow path, and the recording liquid in the liquid chamber. In the liquid jet recording head comprising means for introducing, the head is provided with a plurality of orifices in a vertical or array at an angle from the vertical direction, and has a plurality of thermal energy action sections corresponding to each orifice. An energy signal corresponding to the image information input to the thermal energy application section is input to the upper thermal energy application section and then is output at a certain level.
After Ray time, is input to the lower portion of the thermal energy acting portion, said directory Itaim, without delay time liquid to the upper and lower heat energy acting portion
When a droplet is ejected, the difference between the time the droplet arrives at the paper and the
Input an energy signal to the thermal energy application section on the
A liquid jet recording method, wherein arrival times are compensated so as to be substantially the same .
Family
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