JP2627311B2 - 液晶表示器 - Google Patents
液晶表示器Info
- Publication number
- JP2627311B2 JP2627311B2 JP63153128A JP15312888A JP2627311B2 JP 2627311 B2 JP2627311 B2 JP 2627311B2 JP 63153128 A JP63153128 A JP 63153128A JP 15312888 A JP15312888 A JP 15312888A JP 2627311 B2 JP2627311 B2 JP 2627311B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- crystal layer
- display
- phase plate
- thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1335—Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
- G02F1/13363—Birefringent elements, e.g. for optical compensation
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F2202/00—Materials and properties
- G02F2202/40—Materials having a particular birefringence, retardation
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F2413/00—Indexing scheme related to G02F1/13363, i.e. to birefringent elements, e.g. for optical compensation, characterised by the number, position, orientation or value of the compensation plates
- G02F2413/01—Number of plates being 1
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 イ)産業上の利用分野 本発明は、高時分割駆動に適し、表示の見易い液晶表
示器に関する。
示器に関する。
ロ)従来の技術 近年液晶分子が180〜300度の捩角の螺旋構造を取るよ
うに配向することにより良コントラストの視野角が広く
高時分割駆動できるようにした液晶表示器が商品化され
てきたが、液晶の複屈折性のために表示色が青または黄
色に着色して見える。そこで日経マイクロデバイス誌n
o.28(1987年10月号)84頁に記載されている如く白地に
黒い表示が行える高時分割駆動用の液晶表示器が開発さ
れるようになつた。そして、いくつかの方法のうち、位
相補償パネル板を用いる方法が他の色相を最も白地に近
付けるとされていたが液晶パネルを2枚必要とするので
好ましくなかつた。
うに配向することにより良コントラストの視野角が広く
高時分割駆動できるようにした液晶表示器が商品化され
てきたが、液晶の複屈折性のために表示色が青または黄
色に着色して見える。そこで日経マイクロデバイス誌n
o.28(1987年10月号)84頁に記載されている如く白地に
黒い表示が行える高時分割駆動用の液晶表示器が開発さ
れるようになつた。そして、いくつかの方法のうち、位
相補償パネル板を用いる方法が他の色相を最も白地に近
付けるとされていたが液晶パネルを2枚必要とするので
好ましくなかつた。
より詳細に説明すると、上述した液晶分子を大きく捩
つた液晶表示器に於ては、液晶の複屈折性のために、干
渉色が観察される。これは液晶層で光線が楕円偏向する
から色呈が現れるのであるから、ねじられた光をねじり
かえすという目的で、駆動用の液晶パネルと同じ液晶パ
ネルを色消用として積層するものと説明されている。と
ころがこのような液晶パネルは、高時分割駆動に適して
いるので表示面積は大きくなり、液晶層の制御は厳密に
管理されるので歩留まりも悪く高価である。また表示器
全体が厚くなるので、視差による表示位置のずれやコン
トラストの変化が生じて好ましくない。
つた液晶表示器に於ては、液晶の複屈折性のために、干
渉色が観察される。これは液晶層で光線が楕円偏向する
から色呈が現れるのであるから、ねじられた光をねじり
かえすという目的で、駆動用の液晶パネルと同じ液晶パ
ネルを色消用として積層するものと説明されている。と
ころがこのような液晶パネルは、高時分割駆動に適して
いるので表示面積は大きくなり、液晶層の制御は厳密に
管理されるので歩留まりも悪く高価である。また表示器
全体が厚くなるので、視差による表示位置のずれやコン
トラストの変化が生じて好ましくない。
一方液晶表示器での色相を調節するという点では、1/
4波長板や位相板を用いるという考えが古くから存在
し、例えば特開昭50−72645号公報、特開昭55−600号公
報などがある。しかし円偏向や1/4波長板による色消し
は事実上困難であり、位相板を用いる時は液晶層の特性
が特定されていなければ効果が得られないので、コント
ラストが低くなつたり、ほかの干渉色が現れるなど実用
にならなかつた。
4波長板や位相板を用いるという考えが古くから存在
し、例えば特開昭50−72645号公報、特開昭55−600号公
報などがある。しかし円偏向や1/4波長板による色消し
は事実上困難であり、位相板を用いる時は液晶層の特性
が特定されていなければ効果が得られないので、コント
ラストが低くなつたり、ほかの干渉色が現れるなど実用
にならなかつた。
ハ)発明が解決しようとする課題 本発明は上述の点を考慮してなされたもので、液晶分
子が180〜300度の捩角の螺旋構造をもつた液晶表示器に
おいて、液晶を光学的一軸性の層になるように補償する
位相板を積層することで表示色が無彩色でコントラスト
も高くし、視差による表示位置のずれやコントラストの
変化が生じない液晶表示器を提供するものである。
子が180〜300度の捩角の螺旋構造をもつた液晶表示器に
おいて、液晶を光学的一軸性の層になるように補償する
位相板を積層することで表示色が無彩色でコントラスト
も高くし、視差による表示位置のずれやコントラストの
変化が生じない液晶表示器を提供するものである。
ニ)課題を解決する手段 本発明は上述した液晶分子が180〜300度の捩角の螺旋
構造の液晶表示器において、液晶層と偏光子の間に挿入
された位相板を具備し、液晶層の複屈折異方性△nと厚
みdの積△n・d(LC)と位相板の複屈折異方性△nと
厚みdの積△n・d(PH)が 0.72△n・d(LC)−0.36<△n・d(PH)<0.72△n
・d(LC)−0.16の関係を満たし、特には位相板は光学
的一軸性を有し、その光軸方向と偏光子の偏光軸が40度
以上50度以下であり、また偏光子の偏光軸と近接する液
晶分子の配向方向とがなす角は40度以上60度以下である
液晶表示器である。
構造の液晶表示器において、液晶層と偏光子の間に挿入
された位相板を具備し、液晶層の複屈折異方性△nと厚
みdの積△n・d(LC)と位相板の複屈折異方性△nと
厚みdの積△n・d(PH)が 0.72△n・d(LC)−0.36<△n・d(PH)<0.72△n
・d(LC)−0.16の関係を満たし、特には位相板は光学
的一軸性を有し、その光軸方向と偏光子の偏光軸が40度
以上50度以下であり、また偏光子の偏光軸と近接する液
晶分子の配向方向とがなす角は40度以上60度以下である
液晶表示器である。
又、本発明はホモジニアス配向され厚みが10μm以下
で液晶層のレターデイシヨン△n・d(LC)が0.6〜0.9
で、液晶分子が180〜300度の捩角の螺旋構造をなしたネ
マテイツク液晶層と、その液晶層を挟持する偏光子と、
液晶層と偏光子の間に挿入した樹脂性の位相板からなり
位相板のレターデイシヨン△n・d(PH)が 0.72△n・d(LC)−0.36<△n・d(PH)<0.72△n
・d(LC)−0.16の関係を満たす事により背景を無彩色
とした液晶表示器である。
で液晶層のレターデイシヨン△n・d(LC)が0.6〜0.9
で、液晶分子が180〜300度の捩角の螺旋構造をなしたネ
マテイツク液晶層と、その液晶層を挟持する偏光子と、
液晶層と偏光子の間に挿入した樹脂性の位相板からなり
位相板のレターデイシヨン△n・d(PH)が 0.72△n・d(LC)−0.36<△n・d(PH)<0.72△n
・d(LC)−0.16の関係を満たす事により背景を無彩色
とした液晶表示器である。
ホ)作用 これにより液晶表示器は着色されない光線と遮光され
た黒色で表示を行うことができるので、紙に印刷された
ような表示品位の高い表示ができ、コントラストも高
い。この表示は白黒反転できるので、ネガ表示もポジ表
示もできる。
た黒色で表示を行うことができるので、紙に印刷された
ような表示品位の高い表示ができ、コントラストも高
い。この表示は白黒反転できるので、ネガ表示もポジ表
示もできる。
そして液晶パネルは一枚しか用いないし、位相板は成
形によつて製造できるので生産性がよく廉価となる。ま
た、その位相板のレターデイシヨン△n・d(PH)を小
さくできるので、位相板の光学特性を一定に保つたまま
大面積に構成できる。
形によつて製造できるので生産性がよく廉価となる。ま
た、その位相板のレターデイシヨン△n・d(PH)を小
さくできるので、位相板の光学特性を一定に保つたまま
大面積に構成できる。
ヘ)実 施 例 第1図は本発明実施例の液晶表示器の断面図である。
1は透明電極と液晶分子の配向膜とを内面に有したガラ
ス板等からなる基板で、透明電極は例えばドツトマトリ
ツクス表示を行うよう上下の基板で直交するように配置
され、配向膜は液晶分子をホモジニアス配向するように
配向処理がされている。これらの基板1はシール剤によ
り平行に張り合わされ容器を形成している。2は基板1
に挟持された正の誘電異方性をもつカイラルネマテイツ
ク相液晶からなる液晶層で、液晶分子が180〜300度の捩
角の螺旋構造、例えば240度ツイストネマテイツクとな
つている。3は液晶層2を挟持するように基板1の外側
に配置された2枚の偏光子であり、従来技術で説明した
ようにこの表示モード特有のコントラストを最適化する
ように偏光軸を設定されている。4は液晶層2と偏光子
3の間に挿入された樹脂製の位相板である。
1は透明電極と液晶分子の配向膜とを内面に有したガラ
ス板等からなる基板で、透明電極は例えばドツトマトリ
ツクス表示を行うよう上下の基板で直交するように配置
され、配向膜は液晶分子をホモジニアス配向するように
配向処理がされている。これらの基板1はシール剤によ
り平行に張り合わされ容器を形成している。2は基板1
に挟持された正の誘電異方性をもつカイラルネマテイツ
ク相液晶からなる液晶層で、液晶分子が180〜300度の捩
角の螺旋構造、例えば240度ツイストネマテイツクとな
つている。3は液晶層2を挟持するように基板1の外側
に配置された2枚の偏光子であり、従来技術で説明した
ようにこの表示モード特有のコントラストを最適化する
ように偏光軸を設定されている。4は液晶層2と偏光子
3の間に挿入された樹脂製の位相板である。
各々の光学特性も含めより具体的に説明する。液晶層
2は基本的には従来の複屈折性を利用した液晶分子の捩
角の大きな表示モードと同じ条件を具備しているべきで
あるが、より詳細に検討すると、液晶分子の複屈折性に
基ずく光学特性と、螺旋構造による旋光性とにより複雑
な光学特性を示していることが分かつたので、これを光
学的一軸性異方体に近似することを考えた、一般に光学
的一軸性異方体を直交ニコルで挟持すると、その積層体
を通して肉眼に達する光の強さ、即ち明るさは次の式で
表される。
2は基本的には従来の複屈折性を利用した液晶分子の捩
角の大きな表示モードと同じ条件を具備しているべきで
あるが、より詳細に検討すると、液晶分子の複屈折性に
基ずく光学特性と、螺旋構造による旋光性とにより複雑
な光学特性を示していることが分かつたので、これを光
学的一軸性異方体に近似することを考えた、一般に光学
的一軸性異方体を直交ニコルで挟持すると、その積層体
を通して肉眼に達する光の強さ、即ち明るさは次の式で
表される。
I=I o sin2(2θ)sin2{(π/λ)△nd} ここに I:透過光強度 I o:入射光強度 θ:光学的一軸性異方体の光軸と一方の偏光軸のなす角 λ:観察に使用する光の波長 △n:光学的一軸性異方体の屈折率異方性 d:光学的一軸性異方体の厚さ である。単色光で観察する場合の明るさの変化は上式か
らθだけに依存する。即ち光学的一軸性異方体を360度
回転させる間に、明暗を4回繰り返す。しかし白色光又
はそれに近い色の光で観察する場合sin2{(π/λ)△
nd}は波長λによつて変化するため、透過光強度Iは波
長依存性を生ずる。そして光学的一軸性異方体としての
最大コントラストを得るには、よく知られたように偏光
板の偏光軸と光学的一軸性異方体の光軸を45度ずらした
状態となる。しかしながら液晶層の場合には、液晶分子
が螺旋構造をとつているので旋光性が生じ、光軸がねじ
れに沿つて回転するため上式の通りにならない。そこで
一方の偏光子の偏光軸を近接する液晶分子の配向方向と
45度をなすように設定し、もう一方の偏光子を回転させ
て、透過光の分光スペクトルを調べたところ第2図の如
くになり、可視光領域において上式に対応する透過光強
度特性を示す角度が2つある(図中1、4の状態)こと
が分かつた。そしてこの時、回転させた偏光子の偏光軸
とそれに近接する液晶分子軸とのなす角が液晶分子軸を
基点として液晶分子のねじれと同じ方向に、ほぼ40〜60
度及び130〜150度となつた。この状態を基に液晶表示器
において複屈折性を補償する方法として液晶層と位相板
の積層体が光学的一軸性異方体となるように位相板の光
学特性を調整する事を考えた。
らθだけに依存する。即ち光学的一軸性異方体を360度
回転させる間に、明暗を4回繰り返す。しかし白色光又
はそれに近い色の光で観察する場合sin2{(π/λ)△
nd}は波長λによつて変化するため、透過光強度Iは波
長依存性を生ずる。そして光学的一軸性異方体としての
最大コントラストを得るには、よく知られたように偏光
板の偏光軸と光学的一軸性異方体の光軸を45度ずらした
状態となる。しかしながら液晶層の場合には、液晶分子
が螺旋構造をとつているので旋光性が生じ、光軸がねじ
れに沿つて回転するため上式の通りにならない。そこで
一方の偏光子の偏光軸を近接する液晶分子の配向方向と
45度をなすように設定し、もう一方の偏光子を回転させ
て、透過光の分光スペクトルを調べたところ第2図の如
くになり、可視光領域において上式に対応する透過光強
度特性を示す角度が2つある(図中1、4の状態)こと
が分かつた。そしてこの時、回転させた偏光子の偏光軸
とそれに近接する液晶分子軸とのなす角が液晶分子軸を
基点として液晶分子のねじれと同じ方向に、ほぼ40〜60
度及び130〜150度となつた。この状態を基に液晶表示器
において複屈折性を補償する方法として液晶層と位相板
の積層体が光学的一軸性異方体となるように位相板の光
学特性を調整する事を考えた。
係る原理に基ずいて導いた実験式によると液晶分子が
180〜300度の捩角の螺旋構造の液晶表示器において、液
晶層を透過する光りは I=I o cos2{(π/λ)(0.72△nd(LC)−a)} で示される。aは液晶層の螺旋構造やチルト角によつて
変化し、0.16<a<0.36の値をとる。従つて表示を無彩
色にするための位相板のレターデイシヨン即ち複屈折異
方性△nと厚みdの積△n・d(PH)が 0.72△n・d(LC)−0.36<△n・d(PH)<0.72△n
・d(LC)−0.16の関係を満たすとき光学的一軸性異方
体と液晶分子が180〜300度の捩角の螺旋構造の液晶表示
器の透過光の光路長がほぼ等しくなる。
180〜300度の捩角の螺旋構造の液晶表示器において、液
晶層を透過する光りは I=I o cos2{(π/λ)(0.72△nd(LC)−a)} で示される。aは液晶層の螺旋構造やチルト角によつて
変化し、0.16<a<0.36の値をとる。従つて表示を無彩
色にするための位相板のレターデイシヨン即ち複屈折異
方性△nと厚みdの積△n・d(PH)が 0.72△n・d(LC)−0.36<△n・d(PH)<0.72△n
・d(LC)−0.16の関係を満たすとき光学的一軸性異方
体と液晶分子が180〜300度の捩角の螺旋構造の液晶表示
器の透過光の光路長がほぼ等しくなる。
この様な条件に従つた領域を第3図に、また代表的な
実施例を第4図及び以下に示す。
実施例を第4図及び以下に示す。
ここでαは位相板を設けたほうの偏光子の偏光軸(基
点)と近接する液晶分子の配光方向が為す角、βは位相
板を設けないほうの偏光子の偏光軸(基点)と近接する
液晶分子の配向方向が為す角、γは位相板の高分子の整
列方向(光学的一軸性の光軸方向)と近接する偏光子の
偏光軸(基点)とが為す角である。またロツトd、eは
比較のために掲げた好ましくない例である。
点)と近接する液晶分子の配光方向が為す角、βは位相
板を設けないほうの偏光子の偏光軸(基点)と近接する
液晶分子の配向方向が為す角、γは位相板の高分子の整
列方向(光学的一軸性の光軸方向)と近接する偏光子の
偏光軸(基点)とが為す角である。またロツトd、eは
比較のために掲げた好ましくない例である。
なお△n・d(LC)が小さくなくなればなるほど表示
が暗く、かつ、コントラストが低くなる。一方大きくな
ると複屈折率干渉色の位相波長がずれて、ついには高次
干渉を生じる。コントラストがよく、液晶層の干渉色が
補償しやすい色呈で、位相板が一軸延伸し易い条件とし
ては液晶層の厚みが10μm以下で、複屈折異方性△nと
厚みdの積△n・d(LC)が0.6〜0.9の範囲にある180
〜300度の捩角の螺旋構造をなしたネマテイツク液晶層
が対象となる。
が暗く、かつ、コントラストが低くなる。一方大きくな
ると複屈折率干渉色の位相波長がずれて、ついには高次
干渉を生じる。コントラストがよく、液晶層の干渉色が
補償しやすい色呈で、位相板が一軸延伸し易い条件とし
ては液晶層の厚みが10μm以下で、複屈折異方性△nと
厚みdの積△n・d(LC)が0.6〜0.9の範囲にある180
〜300度の捩角の螺旋構造をなしたネマテイツク液晶層
が対象となる。
また、上述した位相板4は、ポリビニルブチロール、
ポリビニルアルコール、ポリエステル、酢酸セルロー
ス、ポリプロピレン、ポリカーボネートなどの高分子樹
脂板を一軸延伸してシート状として一枚若しくは複数枚
を積層して用いることが出来る。
ポリビニルアルコール、ポリエステル、酢酸セルロー
ス、ポリプロピレン、ポリカーボネートなどの高分子樹
脂板を一軸延伸してシート状として一枚若しくは複数枚
を積層して用いることが出来る。
ト)発明の効果 以上の如くにより液晶表示器は液晶パネルにより複屈
折旋光された光線を光学的一軸性異方体として補償する
ことによつて着色されない光線(これにより地の色を白
色にできる)と遮光された黒色で表示を行うことができ
るので、白紙に黒色印刷されたような表示品位の高い表
示ができ、コントラストも高い。この表示は白黒反転で
きるのでネガ表示もできる。そして液晶パネルは一枚し
か用いないし位相板は成形によつて製造できるので生産
性がよく廉価となる。
折旋光された光線を光学的一軸性異方体として補償する
ことによつて着色されない光線(これにより地の色を白
色にできる)と遮光された黒色で表示を行うことができ
るので、白紙に黒色印刷されたような表示品位の高い表
示ができ、コントラストも高い。この表示は白黒反転で
きるのでネガ表示もできる。そして液晶パネルは一枚し
か用いないし位相板は成形によつて製造できるので生産
性がよく廉価となる。
また、その位相板の△n・d(PH)を小さくできるの
で、位相板の光学特性を一定に保つたまま大面積に構成
できる。さらに、液晶表示器全体を薄く構成できるの
で、視差による表示位置のずれやコントラストの変化が
生じない。
で、位相板の光学特性を一定に保つたまま大面積に構成
できる。さらに、液晶表示器全体を薄く構成できるの
で、視差による表示位置のずれやコントラストの変化が
生じない。
第1図は本発明実施例の液晶表示器の断面図、第2図は
本発明に係る特性図、第3図は本発明の複屈折異方性に
関する特性図、第4図は代表的な本発明実施例に係る液
晶表示器の表示特性図である。 1……基板、2……液晶層、3……偏光子、4……位相
板。
本発明に係る特性図、第3図は本発明の複屈折異方性に
関する特性図、第4図は代表的な本発明実施例に係る液
晶表示器の表示特性図である。 1……基板、2……液晶層、3……偏光子、4……位相
板。
Claims (2)
- 【請求項1】基板と、正の誘電異方性を有し液晶分子が
180〜300度の捩角の螺旋構造をするようにホモジニアス
配向されて基板の間に挾持されたネマティック液晶層
と、液晶層を挾持しコントラストを最適化するように偏
光軸を設定された偏光子と、液晶層と偏光子の間に挿入
された位相板とを具備し、液晶層の複屈折異方性Δnと
厚みdの積Δn・d(LC)と位相板の複屈折異方性Δn
と厚みdの積Δn・d(PH)が 0.72Δn・d(LC)−0.36<Δn・d(PH) <0.72Δn・d(LC)−0.16 の関係を満たすことを特徴とする液晶表示器。 - 【請求項2】ホモジニアス配向され厚みが10μm以下で
複屈折異方性Δnと厚みdの積Δn・d(LC)が0.6を
越え0.9未満で、液晶分子が180〜300度の捩角の螺旋構
造を成したネマティック液晶層と、その液晶層を挾持す
る偏光子と、液晶層と偏光子の間に挿入された複屈折異
方性Δnと厚みdの積Δn・d(PH)が 0.72Δn・d(LC)−0.36<Δn・d(PH) <0.72Δn・d(LC)−0.16 の関係を満たす樹脂製の位相板を具備し背景が無彩色の
液晶表示器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63153128A JP2627311B2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | 液晶表示器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63153128A JP2627311B2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | 液晶表示器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH024230A JPH024230A (ja) | 1990-01-09 |
JP2627311B2 true JP2627311B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=15555597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63153128A Expired - Lifetime JP2627311B2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | 液晶表示器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2627311B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996003672A1 (fr) * | 1994-07-21 | 1996-02-08 | Seiko Epson Corporation | Dispositif d'affichage a cristaux liquides equipe d'une fonction d'entree et appareil electronique utilisant ce dispositif |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0246842B1 (en) * | 1986-05-19 | 1998-09-23 | Seiko Epson Corporation | A liquid crystal display device |
-
1988
- 1988-06-21 JP JP63153128A patent/JP2627311B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH024230A (ja) | 1990-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5119220A (en) | Liquid crystal display device with a phase plate for shadow compensation | |
US5016988A (en) | Liquid crystal display device with a birefringent compensator | |
KR100254041B1 (ko) | 액정층의 잔류위상차를 보상한 액정표시장치 | |
EP0795773A1 (en) | A liquid crystal display device | |
US5241408A (en) | Liquid crystal display device with compensation and lc twist angle varying in a nonlinear fashion in the thickness direction | |
US4936654A (en) | Liquid crystal display device | |
JPH09101515A (ja) | 液晶表示装置 | |
EP0312297B1 (en) | Liquid crystal display panel | |
US6351299B2 (en) | Liquid crystal display device | |
EP0886170B1 (en) | Liquid crystal display device | |
JP2627311B2 (ja) | 液晶表示器 | |
EP0352792B1 (en) | Liquid crystal device | |
JPH06235914A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2605064B2 (ja) | 液晶表示素子 | |
JPH0228618A (ja) | 液晶表示素子 | |
JP2803820B2 (ja) | 液晶表示素子 | |
JPH03276123A (ja) | 液晶表示素子 | |
JPH05107534A (ja) | 液晶表示素子 | |
JPH01147430A (ja) | 液晶表示素子 | |
JP2575445B2 (ja) | 液晶表示器 | |
JPH0296116A (ja) | 液晶表示器 | |
JPH03226713A (ja) | 液晶表示装置 | |
JPS6250735A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3188427B2 (ja) | 液晶装置 | |
JPH06130358A (ja) | 液晶表示装置 |