JP2626138B2 - 回路遮断器の付属スイッチ - Google Patents
回路遮断器の付属スイッチInfo
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- JP2626138B2 JP2626138B2 JP2057094A JP5709490A JP2626138B2 JP 2626138 B2 JP2626138 B2 JP 2626138B2 JP 2057094 A JP2057094 A JP 2057094A JP 5709490 A JP5709490 A JP 5709490A JP 2626138 B2 JP2626138 B2 JP 2626138B2
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- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H71/00—Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
- H01H71/08—Terminals; Connections
- H01H2071/086—Low power connections for auxiliary switches, e.g. shunt trip
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- H01H71/10—Operating or release mechanisms
- H01H71/12—Automatic release mechanisms with or without manual release
- H01H71/46—Automatic release mechanisms with or without manual release having means for operating auxiliary contacts additional to the main contacts
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Description
この発明は、配線用遮断器などの小型の回路遮断器に
おいて、開閉動作やトリップ動作を検出するために回路
遮断器に装着する付属スイッチに関する。
おいて、開閉動作やトリップ動作を検出するために回路
遮断器に装着する付属スイッチに関する。
配線用遮断器などでは、可動接触子の開閉動作を検出
するスイッチ(補助スイッチ)や、引外し機構のトリッ
プ動作を検出するスイッチ(警報スイッチ)などの付属
スイッチが設けられる。付属スイッチのスイッチ本体と
しては一般にマイクロスイッチが用いられるが、付属ス
イッチの回路遮断器への取り付けを容易にするために、
マイクロスイッチやこれを操作するアクチュエータなど
を絶縁物からなるベースとカバーとで挟んで一体的に保
持し、これを回路遮断器のケースに形成した取付溝に嵌
め込むようにしたものが知られている(実公昭58−2316
1号公報、実公昭58−24362号公報参照)。
するスイッチ(補助スイッチ)や、引外し機構のトリッ
プ動作を検出するスイッチ(警報スイッチ)などの付属
スイッチが設けられる。付属スイッチのスイッチ本体と
しては一般にマイクロスイッチが用いられるが、付属ス
イッチの回路遮断器への取り付けを容易にするために、
マイクロスイッチやこれを操作するアクチュエータなど
を絶縁物からなるベースとカバーとで挟んで一体的に保
持し、これを回路遮断器のケースに形成した取付溝に嵌
め込むようにしたものが知られている(実公昭58−2316
1号公報、実公昭58−24362号公報参照)。
ところが、従来の上記付属スイッチにおいては、マイ
クロスイッチに接続されたリード線が端子部からそのま
まベースの外へ引き出されているため、リード線を整列
させるためにはバンドで束ねる必要があり、この束ね作
業に非常に手間がかかるという問題があった。また、束
ねた後もリード線の位置が定まらずぶらぶらしているた
め、付属スイッチを回路遮断器に取り付ける際に、リー
ド線が開閉機構に接触したり、回路遮断器本体のケース
とカバーとの間に噛み込まれる恐れがあり、回路遮断器
への装着は熟練者の手作業に頼らざるをえず、したがっ
て自動化が困難であるという問題があった。 そこで、この発明は、マイクロスイッチのリード線の
整列と固定を付属スイッチ内で行えるようにして、リー
ド線を束なる手間を省き、更に回路遮断器への装着を簡
単にした付属スイッチを提供することを目的とするもの
である。 また、従来は付属スイッチを回路遮断器の右極側ある
いは左極側のいずれの側に取り付けるかによって、左右
勝手違いの2種類の付属スイッチを用意しておく必要が
あった。 そこで、この発明は、本体部分を兼用化したまま、部
品の一部を交換するだけで回路遮断器の左右のいずれの
側にも取り付けられる回路遮断器の付属スイッチを提供
することを目的とするものである。
クロスイッチに接続されたリード線が端子部からそのま
まベースの外へ引き出されているため、リード線を整列
させるためにはバンドで束ねる必要があり、この束ね作
業に非常に手間がかかるという問題があった。また、束
ねた後もリード線の位置が定まらずぶらぶらしているた
め、付属スイッチを回路遮断器に取り付ける際に、リー
ド線が開閉機構に接触したり、回路遮断器本体のケース
とカバーとの間に噛み込まれる恐れがあり、回路遮断器
への装着は熟練者の手作業に頼らざるをえず、したがっ
て自動化が困難であるという問題があった。 そこで、この発明は、マイクロスイッチのリード線の
整列と固定を付属スイッチ内で行えるようにして、リー
ド線を束なる手間を省き、更に回路遮断器への装着を簡
単にした付属スイッチを提供することを目的とするもの
である。 また、従来は付属スイッチを回路遮断器の右極側ある
いは左極側のいずれの側に取り付けるかによって、左右
勝手違いの2種類の付属スイッチを用意しておく必要が
あった。 そこで、この発明は、本体部分を兼用化したまま、部
品の一部を交換するだけで回路遮断器の左右のいずれの
側にも取り付けられる回路遮断器の付属スイッチを提供
することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、この発明は、マイクロス
イッチがアクチュエータと共にベースとカバーとで挟ま
れて一体的に保持され、回路遮断器のケースに嵌め込み
により取り付けられる回路遮断器の付属スイッチにおい
て、中央隔壁を有し、その一端にこの中央隔壁に沿う垂
直な縦溝部分とこれに直交する横溝部分とからなる一対
の案内溝が前記横溝部分が互いにつながるように背中合
わせに形成された左右対称形状のベースと、このベース
の両側に装着される左右勝手違いの一対のカバーと、回
路遮断器の前記ケースに対する嵌込部を備え、前記ベー
スの下部に装着される駒とを設け、前記ベースの前記中
央隔壁の両側に前記マイクロスイッチ及びそのアクチュ
エータをそれぞれ支持させ、前記カバーで保持するとと
もに、前記案内溝に前記マイクロスイッチのリード線を
整列させて収納し、前記横溝部分を通して一方側方に引
き出した前記リード線を前記駒で押さえるものとする。
イッチがアクチュエータと共にベースとカバーとで挟ま
れて一体的に保持され、回路遮断器のケースに嵌め込み
により取り付けられる回路遮断器の付属スイッチにおい
て、中央隔壁を有し、その一端にこの中央隔壁に沿う垂
直な縦溝部分とこれに直交する横溝部分とからなる一対
の案内溝が前記横溝部分が互いにつながるように背中合
わせに形成された左右対称形状のベースと、このベース
の両側に装着される左右勝手違いの一対のカバーと、回
路遮断器の前記ケースに対する嵌込部を備え、前記ベー
スの下部に装着される駒とを設け、前記ベースの前記中
央隔壁の両側に前記マイクロスイッチ及びそのアクチュ
エータをそれぞれ支持させ、前記カバーで保持するとと
もに、前記案内溝に前記マイクロスイッチのリード線を
整列させて収納し、前記横溝部分を通して一方側方に引
き出した前記リード線を前記駒で押さえるものとする。
リード線をベースの案内溝に収納して整列させるの
で、バンドで束ねる必要がない。更に、リード線をベー
スの端面及び下面の案内溝に沿ってベースの側方に引き
出し、ベースの下部に装着した駒で押さえて固定するの
で、リード線が回路遮断器の開閉機構と干渉したり、ケ
ースとカバーとの間に噛み込まれたりすることがない。 また、ケースへの嵌込部を設けた駒はベースと別体な
ので、ベースを左右対称に構成しておくことにより、左
右勝手違いの駒を用いるだけで付属スイッチを回路遮断
器の左右いずれの側にも取り付けることができる。
で、バンドで束ねる必要がない。更に、リード線をベー
スの端面及び下面の案内溝に沿ってベースの側方に引き
出し、ベースの下部に装着した駒で押さえて固定するの
で、リード線が回路遮断器の開閉機構と干渉したり、ケ
ースとカバーとの間に噛み込まれたりすることがない。 また、ケースへの嵌込部を設けた駒はベースと別体な
ので、ベースを左右対称に構成しておくことにより、左
右勝手違いの駒を用いるだけで付属スイッチを回路遮断
器の左右いずれの側にも取り付けることができる。
以下、図に基づいてこの発明の実施例を説明する。 第1図〜第3図は付属スイッチを単体で示すもので、
第1図は分解斜視図、第2図(A)は駒を嵌め込む前の
斜視図、第2図(B)は同じく駒を嵌め込んだ状態の斜
視図、第3図(A)は平面図、第3図(B)は側面図、
第3図(C)は正面図、第3図(D)は第3図(B)の
D−D線に沿う要部断面図である。 これらの図、特に第1図において、2及び3はスイッ
チ本体となるマイクロスイッチ、4はベース、5及び6
はカバー、7及び8はアクチュエータ、9Rは駒である。
ベース4は左右対称に構成されており、両側にマイクロ
スイッチ2,3及びアクチュエータ7,8が嵌め込まれ、更に
その両側に互いに左右勝手違いのカバー5及び6が装着
されている。また、駒9Rはベース4の下部に嵌め込まれ
ている。第1図〜第3図の付属スイッチ1Rは回路遮断器
の左極(R相)に取り付けられるもので、付属スイッチ
が右極(T相)に取り付けられる場合には駒9Rと左右勝
手違いの駒が用いられる。それでは、各図に基づいて以
下に詳しく説明する。 まず、第1図において、ベース4は中央隔壁の前後部
及び下部が囲われ、中央隔壁の左右にマイクロスイッチ
2,3の収容部が形成されて略I字状に構成されている。
中央隔壁の両側面にはそれぞれ2個の支持ピン10が一体
形成され、マイクロスイッチ2,3はこの支持ピン10に取
付穴11が嵌め合わされてベース4に支持されている。ま
た、同じく中央隔壁の両側面にはそれぞれ軸12が一体形
成されており、この軸12にアクチュエータ7及び8が軸
受穴13を用いて嵌め込まれる。アクチュエータ7,8とベ
ース2の底部のばね受穴14との間にはばね15が挿入さ
れ、マイクロスイッチ2,3は図示しない押ボタンがアク
チュエータ7,8を介してばね15で押されて常時ON状態を
保つようになっている。 コ字状のカバー5,6は、前後の折曲部に設けられた窓1
6がベース4の前後面の突起17に係合してベース2に装
着される。カバー5,6の内側には支持ピン10に対応する
支持ピン18が形成されており、この支持ピン18はカバー
5,6の装着時にマイクロスイッチ2,3の取付穴11に嵌め込
まれる。また、カバー5,6はベース4に装着された状態
で押さえ片19が軸12の端面に近接し、アクチュエータ7,
8が抜け出すのを防止する。 マイクロスイッチ2及び3の端子20及び21にはリード
線22及び23がそれぞれ接続されるが、ベース4にはリー
ド線22及び23をそれぞれ整列させて収納するための案内
溝24及び25が設けられている。この案内溝24,25はベー
ス4の前面に沿って垂直に設けられた縦溝部分と、これ
に直交するようにベース4の底面に設けられた横溝部分
とからなり、ベース4に左右背中合わせに設けられてい
る。なお、左右の横溝部分は互いにつながっている。ベ
ース4の前端下部には左右に張り出す支え腕26及び27が
形成されているが、これは後述するように回路遮断器に
対する嵌込部となるものである。 ベース4の下部には、横溝部分に収納されたリード線
22,23を押さえる駒9Rが嵌め込まれるが、駒9Rは図示の
ように嵌込部9Raとこれに直交する押え部9Rbとからなる
L形を呈している。嵌込部9Raには内側にあり溝28が形
成されており、駒9Rはこのあり溝28とベース下部の鳩尾
状の突起29との嵌合によりベース2に嵌め込まれる。嵌
込部9Raの外側にはあり溝28と背中合わせにあり溝30が
形成されているが、これは後述するように回路遮断器の
ケースと嵌合させるためのものである。また、嵌込部9R
aの前後端には付属スイッチを回路遮断器に嵌め込む際
の案内をする案内片31及び32がそれぞれ形成されてい
る。更に、押え部9Rbの内側には鳩尾状の突起33が形成
されているが、この突起33はベース4の下部中央に形成
された図示しないあり溝に嵌め込まれるものである。 次に、組立状態の付属スイッチ1Rについて、第2図及
び第3図により説明する。図において、左右のマイクロ
スイッチ2,3の各3本のリード線22,23は、マイクロスイ
ッチ2,3の上面に沿って折り曲げられ、左右の縦溝部分
にそれぞれ平行に並べて収納された後、ベース4の左側
方(図では右側方)に直角に折り曲げられ、横溝部分に
沿ってベース4の外に引き出されている。その際、第3
図(D)に示すように、左右のマイクロスイッチ2,3の
リード線22,23は横溝部分で重ねられ、6本のリード線2
2,23は束ねられてベース4の側方に引き出されている。
そして、これらのリード線22,23を押え部9Rbで押さえる
ように、駒9Rがベース4の下部に嵌め込まれている。 以上説明した付属スイッチ1Rはすでに述べたように回
路遮断器の左極(R相)に取り付けられるものである
が、回路遮断器の右極(T相)に取り付けられる付属ス
イッチ1Tを第4図に示す。第4図は第2図に相当する図
で、第4図(A)は駒を嵌め込む前の斜視図、第4図
(B)は同じく駒を嵌め込んだ状態の斜視図である。付
属スイッチ1Tは付属スイッチ1Rと本体部分(マイクロス
イッチ2,3、ベース4、カバー5,6、アクチュエータ7,8
など)は共通で、駒9Rの代わりに左右勝手違いの駒9Tが
用いられ、リード線22,23がベース4の右側方(図では
左側方)に引き出されている点が相違している。 第5図は上記付属スイッチ1R及び1Tを取り付けた3極
構成の回路遮断器(配線用遮断器)の要部を切り開いて
内部を示したもので、第5図(A)は平面図、第5図
(B)は側面図である。図の回路遮断器はケース34とカ
バー35とからなる絶縁箱内にホルダ36に支持された可動
接触子37が配置された周知の構成のもので、付属スイッ
チR及び1Tはこの回路遮断器の左極(R相)及び右極
(T相)にそれぞれ装着れている。 回路遮断器への付属スイッチ1Rの装着は、ケース34の
左側壁38に駒9Rを嵌め込んで行う。すなわち、側壁38の
カバー35との合わせ面は鳩尾状の突起39を残して、駒9R
の嵌込部9Raの輪郭に切り欠かれており、この部分にあ
り溝28(第1図)と突起39とを嵌合させて駒9Rを嵌め込
む。その際、側壁38の案内溝40及び41に駒9Rの案内片31
及び33(第1図)を嵌め込み、またケース34の相間隔壁
42に設けられた支え溝43にベース4の支え腕27(第1
図)を嵌め込む。付属スイッチ1Rから側方に引き出され
たリード線22,23はそのまま回路遮断器の側方に引き出
される。このようにしてケース34に嵌め込まれた付属ス
イッチ1Rはカバー35で押さえ込まれて固定される。付属
スイッチ1Tも全く同じようにして取り付けられる。 回路遮断器に取り付けられた第5図の付属スイッチ1R
において、左側のマイクロスイッチ2を操作するアクチ
ュエータ7の図の下端部は、ホルダ36の上部に一体形成
された操作突起44に対向している。そこで、可動接触子
37が図示閉成状態から開離して図の時計方向に回転する
と、アクチュエータ7は操作突起44に押されて、ばね15
に抗して図の反時計方向に回転してマイクロスイッチ2
をOFFさせる。一方、右側のマイクロスイッチ3を操作
するアクチュエータ8の背面には、クロスバー45が対向
している。このクロスバー45は、回路遮断器に事故電流
が流れて過電流引外し装置46が動作した時にアーマチュ
ア47で叩かれ、図示位置から左方向に回動する。その結
果、アクチュエータ8は反時計方向に回転してマイクロ
スイッチ3をOFFさせる。付属スイッチ1Tの動作も同様
であるが、ただアクチュエータ7はクロスバー45で操作
され、アクチュエータ8は操作突起44で操作される。 このような構成によれば、リード線22,23はベース4
の案内溝24,25に整列した状態で収納され駒9、9で固
定されるので、バンドなどによる束ね作業が不要とな
る。更に、リード線22,23は付属スイッチ1R,1Tの中を通
って側方に引き出されるので外部に露出せず、したがっ
て、回路遮断機中央極の図示しない開閉機構と干渉した
り、ケース34とカバー35との間に噛み込まれたりする恐
れがない。しかも、リード線22,23は案内溝24,25内に整
列した状態で収納されるので、付属スイッチ1R,1Tから
の引出位置の高さや整列順序によってマイクロスイッチ
2,3ごとの端子番号の見分けが容易にできる。 また、ベース4は左右対称に構成されているので、駒
9R,9Tを左右勝手違いにするだけで、共通の本体部分を
用いたまま、付属スイッチ1R,1Tを回路遮断器の左右い
ずれの側にも自由に取り付けることができる。
第1図は分解斜視図、第2図(A)は駒を嵌め込む前の
斜視図、第2図(B)は同じく駒を嵌め込んだ状態の斜
視図、第3図(A)は平面図、第3図(B)は側面図、
第3図(C)は正面図、第3図(D)は第3図(B)の
D−D線に沿う要部断面図である。 これらの図、特に第1図において、2及び3はスイッ
チ本体となるマイクロスイッチ、4はベース、5及び6
はカバー、7及び8はアクチュエータ、9Rは駒である。
ベース4は左右対称に構成されており、両側にマイクロ
スイッチ2,3及びアクチュエータ7,8が嵌め込まれ、更に
その両側に互いに左右勝手違いのカバー5及び6が装着
されている。また、駒9Rはベース4の下部に嵌め込まれ
ている。第1図〜第3図の付属スイッチ1Rは回路遮断器
の左極(R相)に取り付けられるもので、付属スイッチ
が右極(T相)に取り付けられる場合には駒9Rと左右勝
手違いの駒が用いられる。それでは、各図に基づいて以
下に詳しく説明する。 まず、第1図において、ベース4は中央隔壁の前後部
及び下部が囲われ、中央隔壁の左右にマイクロスイッチ
2,3の収容部が形成されて略I字状に構成されている。
中央隔壁の両側面にはそれぞれ2個の支持ピン10が一体
形成され、マイクロスイッチ2,3はこの支持ピン10に取
付穴11が嵌め合わされてベース4に支持されている。ま
た、同じく中央隔壁の両側面にはそれぞれ軸12が一体形
成されており、この軸12にアクチュエータ7及び8が軸
受穴13を用いて嵌め込まれる。アクチュエータ7,8とベ
ース2の底部のばね受穴14との間にはばね15が挿入さ
れ、マイクロスイッチ2,3は図示しない押ボタンがアク
チュエータ7,8を介してばね15で押されて常時ON状態を
保つようになっている。 コ字状のカバー5,6は、前後の折曲部に設けられた窓1
6がベース4の前後面の突起17に係合してベース2に装
着される。カバー5,6の内側には支持ピン10に対応する
支持ピン18が形成されており、この支持ピン18はカバー
5,6の装着時にマイクロスイッチ2,3の取付穴11に嵌め込
まれる。また、カバー5,6はベース4に装着された状態
で押さえ片19が軸12の端面に近接し、アクチュエータ7,
8が抜け出すのを防止する。 マイクロスイッチ2及び3の端子20及び21にはリード
線22及び23がそれぞれ接続されるが、ベース4にはリー
ド線22及び23をそれぞれ整列させて収納するための案内
溝24及び25が設けられている。この案内溝24,25はベー
ス4の前面に沿って垂直に設けられた縦溝部分と、これ
に直交するようにベース4の底面に設けられた横溝部分
とからなり、ベース4に左右背中合わせに設けられてい
る。なお、左右の横溝部分は互いにつながっている。ベ
ース4の前端下部には左右に張り出す支え腕26及び27が
形成されているが、これは後述するように回路遮断器に
対する嵌込部となるものである。 ベース4の下部には、横溝部分に収納されたリード線
22,23を押さえる駒9Rが嵌め込まれるが、駒9Rは図示の
ように嵌込部9Raとこれに直交する押え部9Rbとからなる
L形を呈している。嵌込部9Raには内側にあり溝28が形
成されており、駒9Rはこのあり溝28とベース下部の鳩尾
状の突起29との嵌合によりベース2に嵌め込まれる。嵌
込部9Raの外側にはあり溝28と背中合わせにあり溝30が
形成されているが、これは後述するように回路遮断器の
ケースと嵌合させるためのものである。また、嵌込部9R
aの前後端には付属スイッチを回路遮断器に嵌め込む際
の案内をする案内片31及び32がそれぞれ形成されてい
る。更に、押え部9Rbの内側には鳩尾状の突起33が形成
されているが、この突起33はベース4の下部中央に形成
された図示しないあり溝に嵌め込まれるものである。 次に、組立状態の付属スイッチ1Rについて、第2図及
び第3図により説明する。図において、左右のマイクロ
スイッチ2,3の各3本のリード線22,23は、マイクロスイ
ッチ2,3の上面に沿って折り曲げられ、左右の縦溝部分
にそれぞれ平行に並べて収納された後、ベース4の左側
方(図では右側方)に直角に折り曲げられ、横溝部分に
沿ってベース4の外に引き出されている。その際、第3
図(D)に示すように、左右のマイクロスイッチ2,3の
リード線22,23は横溝部分で重ねられ、6本のリード線2
2,23は束ねられてベース4の側方に引き出されている。
そして、これらのリード線22,23を押え部9Rbで押さえる
ように、駒9Rがベース4の下部に嵌め込まれている。 以上説明した付属スイッチ1Rはすでに述べたように回
路遮断器の左極(R相)に取り付けられるものである
が、回路遮断器の右極(T相)に取り付けられる付属ス
イッチ1Tを第4図に示す。第4図は第2図に相当する図
で、第4図(A)は駒を嵌め込む前の斜視図、第4図
(B)は同じく駒を嵌め込んだ状態の斜視図である。付
属スイッチ1Tは付属スイッチ1Rと本体部分(マイクロス
イッチ2,3、ベース4、カバー5,6、アクチュエータ7,8
など)は共通で、駒9Rの代わりに左右勝手違いの駒9Tが
用いられ、リード線22,23がベース4の右側方(図では
左側方)に引き出されている点が相違している。 第5図は上記付属スイッチ1R及び1Tを取り付けた3極
構成の回路遮断器(配線用遮断器)の要部を切り開いて
内部を示したもので、第5図(A)は平面図、第5図
(B)は側面図である。図の回路遮断器はケース34とカ
バー35とからなる絶縁箱内にホルダ36に支持された可動
接触子37が配置された周知の構成のもので、付属スイッ
チR及び1Tはこの回路遮断器の左極(R相)及び右極
(T相)にそれぞれ装着れている。 回路遮断器への付属スイッチ1Rの装着は、ケース34の
左側壁38に駒9Rを嵌め込んで行う。すなわち、側壁38の
カバー35との合わせ面は鳩尾状の突起39を残して、駒9R
の嵌込部9Raの輪郭に切り欠かれており、この部分にあ
り溝28(第1図)と突起39とを嵌合させて駒9Rを嵌め込
む。その際、側壁38の案内溝40及び41に駒9Rの案内片31
及び33(第1図)を嵌め込み、またケース34の相間隔壁
42に設けられた支え溝43にベース4の支え腕27(第1
図)を嵌め込む。付属スイッチ1Rから側方に引き出され
たリード線22,23はそのまま回路遮断器の側方に引き出
される。このようにしてケース34に嵌め込まれた付属ス
イッチ1Rはカバー35で押さえ込まれて固定される。付属
スイッチ1Tも全く同じようにして取り付けられる。 回路遮断器に取り付けられた第5図の付属スイッチ1R
において、左側のマイクロスイッチ2を操作するアクチ
ュエータ7の図の下端部は、ホルダ36の上部に一体形成
された操作突起44に対向している。そこで、可動接触子
37が図示閉成状態から開離して図の時計方向に回転する
と、アクチュエータ7は操作突起44に押されて、ばね15
に抗して図の反時計方向に回転してマイクロスイッチ2
をOFFさせる。一方、右側のマイクロスイッチ3を操作
するアクチュエータ8の背面には、クロスバー45が対向
している。このクロスバー45は、回路遮断器に事故電流
が流れて過電流引外し装置46が動作した時にアーマチュ
ア47で叩かれ、図示位置から左方向に回動する。その結
果、アクチュエータ8は反時計方向に回転してマイクロ
スイッチ3をOFFさせる。付属スイッチ1Tの動作も同様
であるが、ただアクチュエータ7はクロスバー45で操作
され、アクチュエータ8は操作突起44で操作される。 このような構成によれば、リード線22,23はベース4
の案内溝24,25に整列した状態で収納され駒9、9で固
定されるので、バンドなどによる束ね作業が不要とな
る。更に、リード線22,23は付属スイッチ1R,1Tの中を通
って側方に引き出されるので外部に露出せず、したがっ
て、回路遮断機中央極の図示しない開閉機構と干渉した
り、ケース34とカバー35との間に噛み込まれたりする恐
れがない。しかも、リード線22,23は案内溝24,25内に整
列した状態で収納されるので、付属スイッチ1R,1Tから
の引出位置の高さや整列順序によってマイクロスイッチ
2,3ごとの端子番号の見分けが容易にできる。 また、ベース4は左右対称に構成されているので、駒
9R,9Tを左右勝手違いにするだけで、共通の本体部分を
用いたまま、付属スイッチ1R,1Tを回路遮断器の左右い
ずれの側にも自由に取り付けることができる。
【発明の効果】 この発明によれば、リード線が束ねられた状態で付属
スイッチから引き出されるため、バンドなどによる束ね
作業が不要となる。更に、リード線が付属スイッチの外
に露出しないため、開閉機構と干渉したり、ケースとカ
バーとの間に噛み込まれる心配がない。したがって、単
に嵌め込むだけで確実に回路遮断器に装着でき、付属ス
イッチの装着に熟練が不要となり、作業の自動化も可能
となる。しかも、リード線は整列した状態で引き出され
るので、端子番号の見分けが容易となる。 また、ベースを左右対称に構成することにより、駒の
交換だけで回路遮断器の左右いずれの側にでも取り付け
可能な付属スイッチを構成することができ、部品点数の
削減によるコストダウンが可能になる。
スイッチから引き出されるため、バンドなどによる束ね
作業が不要となる。更に、リード線が付属スイッチの外
に露出しないため、開閉機構と干渉したり、ケースとカ
バーとの間に噛み込まれる心配がない。したがって、単
に嵌め込むだけで確実に回路遮断器に装着でき、付属ス
イッチの装着に熟練が不要となり、作業の自動化も可能
となる。しかも、リード線は整列した状態で引き出され
るので、端子番号の見分けが容易となる。 また、ベースを左右対称に構成することにより、駒の
交換だけで回路遮断器の左右いずれの側にでも取り付け
可能な付属スイッチを構成することができ、部品点数の
削減によるコストダウンが可能になる。
図はこの発明の実施例を示し、第1図は付属スイッチの
分解斜視図、第2図(A)は組立状態における第1図の
付属スイッチの駒を装着する前の斜視図、第2図(B)
は同じく駒を装着した状態の斜視図、第3図(A)は組
立状態における第1図の付属スイッチの平面図、第3図
(B)は同じく側面図、第3図(C)は同じく正面図、
第3図(D)は第3図(B)のD−D線に沿う断面図、
第4図(A)は第1図と左右勝手違いの付属スイッチの
駒を装着する前の斜視図、第4図(B)は同じく駒を装
着した状態の斜視図、第5図(A)は第1図及び第4図
の付属スイッチを取り付けた回路遮断器の要部を切り開
いた平面図、第5図(B)は同じく側面図である。 1R,1T……付属スイッチ、2,3……マイクロスイッチ、4
……ベース、5,6……カバー、7,8……アクチュエータ、
9R,9T……駒、22,23……リード線、24,25……案内溝、3
4……ケース。
分解斜視図、第2図(A)は組立状態における第1図の
付属スイッチの駒を装着する前の斜視図、第2図(B)
は同じく駒を装着した状態の斜視図、第3図(A)は組
立状態における第1図の付属スイッチの平面図、第3図
(B)は同じく側面図、第3図(C)は同じく正面図、
第3図(D)は第3図(B)のD−D線に沿う断面図、
第4図(A)は第1図と左右勝手違いの付属スイッチの
駒を装着する前の斜視図、第4図(B)は同じく駒を装
着した状態の斜視図、第5図(A)は第1図及び第4図
の付属スイッチを取り付けた回路遮断器の要部を切り開
いた平面図、第5図(B)は同じく側面図である。 1R,1T……付属スイッチ、2,3……マイクロスイッチ、4
……ベース、5,6……カバー、7,8……アクチュエータ、
9R,9T……駒、22,23……リード線、24,25……案内溝、3
4……ケース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−54633(JP,A) 実開 昭60−24044(JP,U) 実開 昭56−120640(JP,U) 実開 昭61−201252(JP,U) 実開 昭61−180436(JP,U) 実公 昭58−23161(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】マイクロスイッチがアクチュエータと共に
ベースとカバーとで挟まれて一体的に保持され、回路遮
断器のケースに嵌め込みにより取り付けられる回路遮断
器の付属スイッチにおいて、中央隔壁を有し、その一端
にこの中央隔壁に沿う垂直な縦溝部分とこれに直交する
横溝部分とからなる一対の案内溝が前記横溝部分が互い
につながるように背中合わせに形成された左右対称形状
のベースと、このベースの両側に装着される左右勝手違
いの一対のカバーと、回路遮断器の前記ケースに対する
嵌込部を備え、前記ベースの下部に装着される駒とを設
け、前記ベースの前記中央隔壁の両側に前記マイクロス
イッチ及びそのアクチュエータをそれぞれ支持させ、前
記カバーで保持するとともに、前記案内溝に前記マイク
ロスイッチのリード線を整列させて収納し、前記横溝部
分を通して一方側方に引き出した前記リード線を前記駒
で押さえたことを特徴とする回路遮断器の付属スイッ
チ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2057094A JP2626138B2 (ja) | 1989-04-13 | 1990-03-08 | 回路遮断器の付属スイッチ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-93925 | 1989-04-13 | ||
JP9392589 | 1989-04-13 | ||
JP2057094A JP2626138B2 (ja) | 1989-04-13 | 1990-03-08 | 回路遮断器の付属スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0349127A JPH0349127A (ja) | 1991-03-01 |
JP2626138B2 true JP2626138B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=26398111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2057094A Expired - Fee Related JP2626138B2 (ja) | 1989-04-13 | 1990-03-08 | 回路遮断器の付属スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2626138B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56120640U (ja) * | 1980-02-15 | 1981-09-14 | ||
JPS5823161U (ja) * | 1981-07-10 | 1983-02-14 | 日本電子株式会社 | 荷電粒子分析装置 |
JPS6024044U (ja) * | 1983-07-26 | 1985-02-19 | 富士電機株式会社 | 回路しゃ断器の付属装置の引出線固定装置 |
JP2513831Y2 (ja) * | 1985-05-01 | 1996-10-09 | 三菱電機株式会社 | 回路しや断器 |
JPS61201252U (ja) * | 1985-06-05 | 1986-12-17 | ||
JPS6365635A (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-24 | Nec Corp | フイルムキヤリアテ−プ搭載集積回路 |
US4742321A (en) * | 1987-06-25 | 1988-05-03 | General Electric Company | Molded case circuit breaker with accessory functions |
-
1990
- 1990-03-08 JP JP2057094A patent/JP2626138B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0349127A (ja) | 1991-03-01 |
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