JP2562776B2 - 抗酸化性即席粉末茶の製造方法 - Google Patents
抗酸化性即席粉末茶の製造方法Info
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- JP2562776B2 JP2562776B2 JP4353474A JP35347492A JP2562776B2 JP 2562776 B2 JP2562776 B2 JP 2562776B2 JP 4353474 A JP4353474 A JP 4353474A JP 35347492 A JP35347492 A JP 35347492A JP 2562776 B2 JP2562776 B2 JP 2562776B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は緑茶葉を利用して抗酸化
性に富み、かつ溶解色が良く、香りや呈味や溶解性に優
れ、しかも安価で、茶殻がなく、抗酸化性に富んだ即席
粉末茶の製造方法に関する。
性に富み、かつ溶解色が良く、香りや呈味や溶解性に優
れ、しかも安価で、茶殻がなく、抗酸化性に富んだ即席
粉末茶の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】茶葉には、フラボノイドのカテキン類を
初めとし、ビタミンE、ビタミンC、β−カロチンなど
抗酸化物質や有用物質が豊富に含まれていることが知ら
れており、古来よりお湯で茶成分を抽出したり、又抹茶
として飲用され、保健効果があることが知られている。
初めとし、ビタミンE、ビタミンC、β−カロチンなど
抗酸化物質や有用物質が豊富に含まれていることが知ら
れており、古来よりお湯で茶成分を抽出したり、又抹茶
として飲用され、保健効果があることが知られている。
【0003】
【発明により解決すべき課題】又、即席粉末茶の製造方
法としては、可溶性緑茶粉末100重量部と32メッシ
ュ(500ミクロン)を通過するように凍結粉砕した緑
茶葉粉末5乃至35重量部とを粉体混合し、さらに必要
に応じて造粒処理を施すことを特徴とする即席緑茶の製
法(特公昭60−23816号)が知られている。また
茶葉を水抽出して得たエキス、茶葉を蒸留または溶剤抽
出して得たエキスおよび茶葉粉末からなることを特徴と
する即席粉末茶(特開昭63−34755号)等が知ら
れている。
法としては、可溶性緑茶粉末100重量部と32メッシ
ュ(500ミクロン)を通過するように凍結粉砕した緑
茶葉粉末5乃至35重量部とを粉体混合し、さらに必要
に応じて造粒処理を施すことを特徴とする即席緑茶の製
法(特公昭60−23816号)が知られている。また
茶葉を水抽出して得たエキス、茶葉を蒸留または溶剤抽
出して得たエキスおよび茶葉粉末からなることを特徴と
する即席粉末茶(特開昭63−34755号)等が知ら
れている。
【0004】また粉末化の方法として、噴霧乾燥法や真
空凍結乾燥法が良く知られているところである。
空凍結乾燥法が良く知られているところである。
【0005】しかしお湯で抽出して飲用している煎茶類
は、水溶性物質しか飲用することができないことから茶
葉に存在する脂溶性のビタミンE、β−カロチン及び一
部のカテキン類の抗酸化物質は茶殻に多く残り有効に利
用されていない問題点があった。又抹茶は茶葉を粉末化
して飲用することから、茶葉を食するという理には適し
ているものの、毎日大量に飲むことは難しく、茶葉が本
来持っている有効成分を充分に利用していない問題点も
あった。
は、水溶性物質しか飲用することができないことから茶
葉に存在する脂溶性のビタミンE、β−カロチン及び一
部のカテキン類の抗酸化物質は茶殻に多く残り有効に利
用されていない問題点があった。又抹茶は茶葉を粉末化
して飲用することから、茶葉を食するという理には適し
ているものの、毎日大量に飲むことは難しく、茶葉が本
来持っている有効成分を充分に利用していない問題点も
あった。
【0006】噴霧乾燥法は製造コストは安いが香りの損
失が大きく、溶解性も悪く品質面で劣る。また固形分5
0重量%以上の高濃度では、粉末化は難しい。真空凍結
乾燥法は香りの損失が少なく、品質面では優れているが
コストが高い。また高濃度での粉末化は可能であるが、
溶解性が劣る問題点があった。
失が大きく、溶解性も悪く品質面で劣る。また固形分5
0重量%以上の高濃度では、粉末化は難しい。真空凍結
乾燥法は香りの損失が少なく、品質面では優れているが
コストが高い。また高濃度での粉末化は可能であるが、
溶解性が劣る問題点があった。
【0007】前記のように緑茶葉には抗酸化性成分であ
るカテキン類が10〜18重量%、ビタミンEが25〜
70mg%、ビタミンCが150〜250mg%、β−カロ
チンが13〜29mg%含まれている。
るカテキン類が10〜18重量%、ビタミンEが25〜
70mg%、ビタミンCが150〜250mg%、β−カロ
チンが13〜29mg%含まれている。
【0008】しかるに従来の即席緑茶または即席粉末茶
は香りや味に重点が置かれ、一方茶葉を食する方法であ
る抹茶は格式に重点が置かれ、手軽に飲用することがで
きなかった。この為緑茶の持つ保健成分が余り摂取され
ていなかった。
は香りや味に重点が置かれ、一方茶葉を食する方法であ
る抹茶は格式に重点が置かれ、手軽に飲用することがで
きなかった。この為緑茶の持つ保健成分が余り摂取され
ていなかった。
【0009】又従来の即席緑茶や即席粉末茶は茶葉から
抽出したエキス分が、主であることから溶解色が悪く、
冷水での溶解性が良くなかった。
抽出したエキス分が、主であることから溶解色が悪く、
冷水での溶解性が良くなかった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は保健成分を多く
含み、抗酸化物が豊富で、溶解色が良く、香りや呈味や
溶解性に優れ、冷水にも簡単に溶けて、しかも安価で手
軽に飲用できる即席粉末茶を得たものである。
含み、抗酸化物が豊富で、溶解色が良く、香りや呈味や
溶解性に優れ、冷水にも簡単に溶けて、しかも安価で手
軽に飲用できる即席粉末茶を得たものである。
【0011】即ち緑茶葉の粉砕品と抽出エキスと賦形剤
を組み合わせ、かつ固形分40〜85重量%で粉末化す
ることにより、抗酸化性に富み、溶解色が良く、香りや
呈味や溶解性に優れ、安価でしかも手軽に飲用できる即
席粉末茶を得ることができることに着目し、研究を進め
た。その結果抗酸化成分を多く含む茶葉の微粉砕品と、
水抽出あるいは水抽出とエチルアルコール抽出したエキ
スと賦形剤を組み合わせることにより、抗酸化性が豊富
で、溶解色が良く香りや呈味に優れ、更に固形分40重
量%以上でベルト式真空乾燥機で粉末化することによ
り、溶解性に優れ冷水にも簡単に溶けて、低コストの即
席粉末茶ができるという知見を得て、本発明を完成し
た。
を組み合わせ、かつ固形分40〜85重量%で粉末化す
ることにより、抗酸化性に富み、溶解色が良く、香りや
呈味や溶解性に優れ、安価でしかも手軽に飲用できる即
席粉末茶を得ることができることに着目し、研究を進め
た。その結果抗酸化成分を多く含む茶葉の微粉砕品と、
水抽出あるいは水抽出とエチルアルコール抽出したエキ
スと賦形剤を組み合わせることにより、抗酸化性が豊富
で、溶解色が良く香りや呈味に優れ、更に固形分40重
量%以上でベルト式真空乾燥機で粉末化することによ
り、溶解性に優れ冷水にも簡単に溶けて、低コストの即
席粉末茶ができるという知見を得て、本発明を完成し
た。
【0012】本発明の緑茶粉末及び緑茶抽出エキスに用
いる緑茶葉とは、煎茶、釜入り茶、玉露、番茶、ほうじ
茶、碾茶、玉緑茶などの茶葉をいう。緑茶葉の粉砕方法
は、気流式粉砕機や冷凍粉砕機または石臼式粉砕機等で
品温50℃以下で100メッシュ以下の微粉砕に粉砕す
る方法であり、抗酸化物が多く含まれている。一方水抽
出方法は、茶葉に水を入れて徐々に熱を加え抽出を行な
いその後濾過を行なう方法と、茶葉にお湯を加え抽出を
行ないその後濾過をする方法がある。この方法により得
られたエキスは水に溶解し、呈味成分が多量に含まれて
いる。アルコール抽出方法は茶葉にエチルアルコールを
加え濾過することにより得られ、水に溶解しない脂溶成
分や香り、緑色の色素(葉緑素)も含んでいる。この抽
出方法は第一段階でアルコール抽出を行ない濾過をせ
ず、水やお湯を加えて抽出を続け、その後濾過を行ない
エキスを得ても良い。
いる緑茶葉とは、煎茶、釜入り茶、玉露、番茶、ほうじ
茶、碾茶、玉緑茶などの茶葉をいう。緑茶葉の粉砕方法
は、気流式粉砕機や冷凍粉砕機または石臼式粉砕機等で
品温50℃以下で100メッシュ以下の微粉砕に粉砕す
る方法であり、抗酸化物が多く含まれている。一方水抽
出方法は、茶葉に水を入れて徐々に熱を加え抽出を行な
いその後濾過を行なう方法と、茶葉にお湯を加え抽出を
行ないその後濾過をする方法がある。この方法により得
られたエキスは水に溶解し、呈味成分が多量に含まれて
いる。アルコール抽出方法は茶葉にエチルアルコールを
加え濾過することにより得られ、水に溶解しない脂溶成
分や香り、緑色の色素(葉緑素)も含んでいる。この抽
出方法は第一段階でアルコール抽出を行ない濾過をせ
ず、水やお湯を加えて抽出を続け、その後濾過を行ない
エキスを得ても良い。
【0013】上記のようにして得られた抽出エキスやア
ルコール抽出エキスと緑茶微粉砕品と賦形剤を混合して
固形分40〜85重量%とし、ベルト式真空乾燥機で粉
末化する。ベルト式真空乾燥機の乾燥条件はプレート温
度90℃〜150℃、乾燥時間12〜40分、品温50
℃以下とする。粉末化する際に用いる賦形剤は、品質に
ほとんど影響のない澱粉分解物や糖アルコール及び糖類
(乳糖、水飴、他)等をいう。
ルコール抽出エキスと緑茶微粉砕品と賦形剤を混合して
固形分40〜85重量%とし、ベルト式真空乾燥機で粉
末化する。ベルト式真空乾燥機の乾燥条件はプレート温
度90℃〜150℃、乾燥時間12〜40分、品温50
℃以下とする。粉末化する際に用いる賦形剤は、品質に
ほとんど影響のない澱粉分解物や糖アルコール及び糖類
(乳糖、水飴、他)等をいう。
【0014】固形分40重量%未満での粉末化は、乾燥
機内でペースト品が飛び散り、又ベルトに均一に乗せる
事ができない。この為不均一の製品ができ、ロスも大き
く、製造コストも高くなる。
機内でペースト品が飛び散り、又ベルトに均一に乗せる
事ができない。この為不均一の製品ができ、ロスも大き
く、製造コストも高くなる。
【0015】一方真空乾燥方法は、バッチ方式とベルト
式の連続方式との2タイプに大別されるが、特にベルト
式の場合、高濃度で連続的に生産が出来ることから、大
量生産が可能となり低コストで製品ができる利点があ
る。また乾燥の際品温も低く、品質的に良好な製品が得
られる。
式の連続方式との2タイプに大別されるが、特にベルト
式の場合、高濃度で連続的に生産が出来ることから、大
量生産が可能となり低コストで製品ができる利点があ
る。また乾燥の際品温も低く、品質的に良好な製品が得
られる。
【0016】即ち本発明は、緑茶葉粉末と、緑茶の抽出
液と賦形剤を混合し、固形分40〜85重量%とした
後、真空乾燥することを特徴とした抗酸化性即席粉末茶
の製造方法である。
液と賦形剤を混合し、固形分40〜85重量%とした
後、真空乾燥することを特徴とした抗酸化性即席粉末茶
の製造方法である。
【0017】
【実施例1】緑茶葉12kgを気流式粉砕機にて品温45
℃、8000rpm の条件で粉砕し、100メッシュ通過
粒度の微粉砕品11kgを得た。次に緑茶葉77kgにお湯
800l を加え、70℃、15分間抽出を行ない濾過を
し、ブリックス20まで濃縮を行ない、濃縮液62kgを
得た。緑茶葉微粉砕品と濃縮液にデキストリン60kgを
加え、撹拌型混合機にて混合して、固形分58重量%の
ペースト品をベルト式真空乾燥機にて、プレート温度
(第一ゾーン140℃、第二ゾーン130℃、第三ゾー
ン115℃)、乾燥時間20分、品温40℃の条件で粉
末化し、76kgのポーラスで抗酸化性に富んだ即席粉末
茶が得られた。
℃、8000rpm の条件で粉砕し、100メッシュ通過
粒度の微粉砕品11kgを得た。次に緑茶葉77kgにお湯
800l を加え、70℃、15分間抽出を行ない濾過を
し、ブリックス20まで濃縮を行ない、濃縮液62kgを
得た。緑茶葉微粉砕品と濃縮液にデキストリン60kgを
加え、撹拌型混合機にて混合して、固形分58重量%の
ペースト品をベルト式真空乾燥機にて、プレート温度
(第一ゾーン140℃、第二ゾーン130℃、第三ゾー
ン115℃)、乾燥時間20分、品温40℃の条件で粉
末化し、76kgのポーラスで抗酸化性に富んだ即席粉末
茶が得られた。
【0018】
【比較例1】実施例1と同様に処理し得た緑茶葉微粉砕
品11kgと濃縮液62kgにデキストリン16kgを加え混
合し、固形分40重量%の混合液を噴霧乾燥機にて、送
風温度140℃、排風温度80℃、アトマイザー回転数
12000rpm の条件で粉末化し、36kgの即席粉末茶
が得られた。
品11kgと濃縮液62kgにデキストリン16kgを加え混
合し、固形分40重量%の混合液を噴霧乾燥機にて、送
風温度140℃、排風温度80℃、アトマイザー回転数
12000rpm の条件で粉末化し、36kgの即席粉末茶
が得られた。
【0019】
【比較例2】実施例1と同様に処理し得た緑茶葉微粉砕
品11kgと濃縮液62kgにデキストリン60kgを加え混
合し、固形分58重量%のペースト品を真空凍結乾燥機
にて、棚温度40℃、乾燥時間26時間、真空度0.1
トール以下の条件で粉末化し、76kgの即席粉末茶が得
られた。
品11kgと濃縮液62kgにデキストリン60kgを加え混
合し、固形分58重量%のペースト品を真空凍結乾燥機
にて、棚温度40℃、乾燥時間26時間、真空度0.1
トール以下の条件で粉末化し、76kgの即席粉末茶が得
られた。
【0020】
【比較例3】実施例1と同様に処理し得た緑茶葉微粉砕
品11kgと濃縮液62kgにデキストリン8kgを加え混合
し、固形分35重量%のペースト品をベルト真空乾燥機
にて、プレート温度、乾燥時間、品温を実施例1と同条
件で粉末化を行なったところ、乾燥機内でペーストが飛
び散り、不均一な製品が得られ、ロスも多かった。
品11kgと濃縮液62kgにデキストリン8kgを加え混合
し、固形分35重量%のペースト品をベルト真空乾燥機
にて、プレート温度、乾燥時間、品温を実施例1と同条
件で粉末化を行なったところ、乾燥機内でペーストが飛
び散り、不均一な製品が得られ、ロスも多かった。
【0021】
【比較例4】実施例1と同様に処理し得た緑茶葉微粉砕
品1.0kgと濃縮液6.0kgにデキストリン45kgを加
え撹拌型混合機にて混合し、固形分86重量%のペース
ト品を得ようとしたが、混合できなかった。
品1.0kgと濃縮液6.0kgにデキストリン45kgを加
え撹拌型混合機にて混合し、固形分86重量%のペース
ト品を得ようとしたが、混合できなかった。
【0022】(抗酸化能分析方法)試験法は浸出液を濃
縮、乾固した後、試料を50容量%エチルアルコールで
抽出しものにHPTLC−α−メチルインドール法によ
りその抗酸化能を測定。リノレン酸と溶媒のみの試料よ
り得られた過酸化脂質生成量を100とした場合、その
50%抑制する試料濃度(g /ml)を算出し、その値を
その物質の抗酸化能とする。
縮、乾固した後、試料を50容量%エチルアルコールで
抽出しものにHPTLC−α−メチルインドール法によ
りその抗酸化能を測定。リノレン酸と溶媒のみの試料よ
り得られた過酸化脂質生成量を100とした場合、その
50%抑制する試料濃度(g /ml)を算出し、その値を
その物質の抗酸化能とする。
【0023】
【表1】
【0024】(SOSA測定原理)ヒポキサンチン−キ
サンチンオキシダーゼ系で発生するO2 をスピントラッ
ピング剤としてニトロン化合物の一種である5−5ジメ
チル−ピロリン−オキシド(DMPO)を用いてO2 を
安定なスピンアダクト(DMPO−OOH)として補足
し、ESR(Electron Spin Resonance )を測定する。
DMPO−OOHスピンアダクトの信号強度とマーカー
である酸化マンガンの信号強度との比を、添加したSO
D濃度に対してプロットし検量線を作成する。検量線よ
り試料のスーパーオキシド消去活性(SOSA:Supero
xide Scavenging Activity)値を測定する。
サンチンオキシダーゼ系で発生するO2 をスピントラッ
ピング剤としてニトロン化合物の一種である5−5ジメ
チル−ピロリン−オキシド(DMPO)を用いてO2 を
安定なスピンアダクト(DMPO−OOH)として補足
し、ESR(Electron Spin Resonance )を測定する。
DMPO−OOHスピンアダクトの信号強度とマーカー
である酸化マンガンの信号強度との比を、添加したSO
D濃度に対してプロットし検量線を作成する。検量線よ
り試料のスーパーオキシド消去活性(SOSA:Supero
xide Scavenging Activity)値を測定する。
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】(溶解性テスト条件) 熱水の場合 試料0.5g を計り容器に入れ80℃のお湯100mlを
加え溶解性を評価。
加え溶解性を評価。
【0028】冷水の場合 試料0.5g を計り容器に入れ15℃の冷水100mlを
加え溶解性を評価。
加え溶解性を評価。
【0029】
【表4】
【0030】上記の結果より本発明品は、他の製造法に
よる即席粉末茶や抹茶、煎茶より抗酸化性が強く、又他
の製造法による即席粉末茶よりも官能テスト、溶解性、
製造コストで優れ、最も高い評価が得られた。
よる即席粉末茶や抹茶、煎茶より抗酸化性が強く、又他
の製造法による即席粉末茶よりも官能テスト、溶解性、
製造コストで優れ、最も高い評価が得られた。
【0031】
【発明の効果】本発明の即席粉末茶は、緑茶葉を抹茶様
に微粉砕し、緑茶葉抽出物と賦形剤とを組み合わせ高濃
度で粉末化することにより、従来の抹茶や煎茶より抗酸
化性に富み、手軽で冷水に易溶性であり、茶殻も出ない
などの効果がある。
に微粉砕し、緑茶葉抽出物と賦形剤とを組み合わせ高濃
度で粉末化することにより、従来の抹茶や煎茶より抗酸
化性に富み、手軽で冷水に易溶性であり、茶殻も出ない
などの効果がある。
【0032】また本発明の方法によれば、良質の即席粉
末茶を安価で大量生産できる効果がある。
末茶を安価で大量生産できる効果がある。
Claims (1)
- 【請求項1】 緑茶葉粉末と、緑茶の抽出液とを混合
し、これに賦形剤を加えた後、固形分40〜85重量%
として真空乾燥することを特徴とした抗酸化性即席粉末
茶の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4353474A JP2562776B2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 抗酸化性即席粉末茶の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4353474A JP2562776B2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 抗酸化性即席粉末茶の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06178650A JPH06178650A (ja) | 1994-06-28 |
JP2562776B2 true JP2562776B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=18431096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4353474A Expired - Fee Related JP2562776B2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 抗酸化性即席粉末茶の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562776B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4312820B1 (ja) | 2008-03-14 | 2009-08-12 | 株式会社 伊藤園 | インスタント緑茶 |
JP5726424B2 (ja) * | 2010-02-26 | 2015-06-03 | 焼津水産化学工業株式会社 | コラーゲンペプチド粉体組成物及びその製造方法 |
JP5901125B2 (ja) * | 2011-03-18 | 2016-04-06 | 焼津水産化学工業株式会社 | コラーゲンペプチド含有粉体組成物及びその製造方法 |
JP6164889B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-07-19 | 焼津水産化学工業株式会社 | 造粒顆粒及びその製造方法 |
JP6504784B2 (ja) * | 2014-10-30 | 2019-04-24 | 株式会社丸久小山園 | 脱カフェイン抹茶、その製造方法、及び脱カフェイン処理装置 |
JP2018174762A (ja) * | 2017-04-07 | 2018-11-15 | 日本緑茶株式会社 | 茶葉抽出液の製造方法、茶粉末の変質抑制方法並びに茶顆粒物及びその製造方法 |
KR102499774B1 (ko) * | 2017-10-26 | 2023-02-15 | 주식회사 보락 | 녹차 잔사를 포함하는 타정용 부형제의 제조방법 및 그를 이용한 녹차 타블렛의 제조방법 |
-
1992
- 1992-12-14 JP JP4353474A patent/JP2562776B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06178650A (ja) | 1994-06-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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