JP2023094349A - 2剤式毛髪化粧料及びそれを用いた毛髪処理方法 - Google Patents

2剤式毛髪化粧料及びそれを用いた毛髪処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023094349A
JP2023094349A JP2021209773A JP2021209773A JP2023094349A JP 2023094349 A JP2023094349 A JP 2023094349A JP 2021209773 A JP2021209773 A JP 2021209773A JP 2021209773 A JP2021209773 A JP 2021209773A JP 2023094349 A JP2023094349 A JP 2023094349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
agent
oil
component
points
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021209773A
Other languages
English (en)
Inventor
可奈子 佐藤
Kanako Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kracie Home Products Ltd
Original Assignee
Kracie Home Products Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kracie Home Products Ltd filed Critical Kracie Home Products Ltd
Priority to JP2021209773A priority Critical patent/JP2023094349A/ja
Publication of JP2023094349A publication Critical patent/JP2023094349A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、傷んだ毛髪にオイルを直接塗布したような外部補修感を付与する効果に優れる毛髪処理剤および毛髪の処理方法を提供することを目的とする。【解決手段】下記(A)、(B)、(C)を含有する第1剤と、(D)、(E)を含有する第2剤とを使用時に混合してから毛髪に塗布される2剤式毛髪化粧料により上記課題を解決する。(A)25℃での動粘度が5~10000cStであるジメチルポリシロキサン(B)カチオン性界面活性剤(C)炭素数12~24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール(D)プロピレンオキサイドの付加モル数が20以上かつ60以下のポリオキシプロピレンブチルエーテル(E)セバシン酸ジエチル【選択図】なし

Description

本発明は、特定の第1剤と特定の第2剤を使用時に混合することで、傷んだ毛髪にオイルを直接塗布したような外部補修感を付与する効果に優れる毛髪化粧料および毛髪の処理方法に関する。
女性のヘアスタイルの流行に伴って、求められる髪の仕上がりや感触も変化している。最近では、レイヤーカットが多くなり動きやすい髪に対するカラーリングやパーマの施術、アイロンやコテの使用等が主流である。そのため、カラーリング、パーマ等の施術やアイロンやコテ等の熱器具使用によるダメージは大きくなっており、ダメージを受けた毛髪に対し、より補修効果が良好な手触りや仕上がりが求められている。
このような仕上がりを実現するために、シャンプー、ヘアリンス以外に補修効果が高いとされる洗い流すタイプのインバスヘアトリートメントやヘアマスクが使用されたりしているが、カラーリングやパーマ、熱器具などにより髪の絡まりによる指通りが悪くなったり、乾燥してぱさつきやすくなったりする為、ヘアトリートメントやヘアマスク等の洗い流すタイプのヘアケア製剤のみでは対応が難しくなっており、洗い流さないタイプのオイル等によってコート感があり指通りが良い毛髪化粧料の需要は高い。(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1のようにシリコーンや、液状油剤を配合しダメージした髪に指通りの良い滑りや保湿を与える洗い流さない毛髪化粧料のような感触は、洗い流すタイプのヘアケア製剤では洗い流すことにより髪への残り感が少なくなったり、髪に多く残しダメージケア効果をあげようと多く配合すると製剤としてうまく配合できなかったり、製剤の安定性が悪く分離したりするという課題があった。
更に、毛髪の滑りを良好にしてダメージを抑制したり(特許文献2)毛髪にべたつきを与えることなく、やわらかでしっとりとまとまる仕上がり感を与える効果を付与する等(特許文献3)、技術は年々進歩しているものの、ダメージの大きい髪に対し、洗い流さないタイプのオイルをつけずとも外部補修感に優れ、良好な仕上がりであるヘアスタイルにしたいという要求も拡大し続けており、更なる技術の向上が求められている。
特開2006-290820号公報 特開2010-184905号公報 特開2015-124173号公報
本発明は、傷んだ毛髪にオイルを直接塗布したような外部補修感を付与する効果に優れる毛髪処理剤および毛髪の処理方法を提供することを課題とする。
本発明において「外部補修感」とは、ダメージが大きい髪がケアされる要素である「オイルを塗布したような髪へのコート感」「オイルを塗布したような指通り」「オイルを塗布したようなつるつる感」のすべての要素を満たしたヘアスタイルをいう。
「オイルを塗布したようなコート感」とは、髪にオイルが付着することで得られる油膜
のことであり、「オイルを塗布したような指通り」とは傷んだ髪がきしきししてもつれ絡まるのが、抵抗感がなくなめらかに指が通る様のことである。また、「オイルを塗布したようなつるつる感」とは、はぼこぼこしてごわついていた髪の表面にぼこぼこを感じることなく髪の滑りが良い様のことである。
本発明者は、上記課題に対して鋭意研究した結果、(A)25℃での動粘度が5~10000cSt未満のジメチルポリシロキサンを、(B)カチオン性界面活性剤及び(C)炭素数12~24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコールに配合された第1剤に、(D)プロピレンオキサイドの付加モル数が20以上かつ60以下のポリオキシプロピレンブチルエーテルに(E)セバシン酸ジエチルが配合されることで分散性を良くした第2剤を規定の配合比で使用時に混合することにより、洗い流してもオイルを直接塗布したような外部補修感を付与する効果に優れる毛髪化粧料と毛髪処理方法が上記目的を達成できることを見出して、本発明を完成した。
第一発明は、下記(A)、(B)、(C)を含有する第1剤と、下記(D)、(E)を含有する第2剤とを使用時に混合してから毛髪に塗布されることを特徴とする2剤式毛髪化粧料である。
(A)25℃での動粘度が5~10000cStであるジメチルポリシロキサン
(B)カチオン性界面活性剤
(C)炭素数12~24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(D)プロピレンオキサイドの付加モル数が20以上かつ60以下のポリオキシプロピレンブチルエーテル
(E)セバシン酸ジエチル
好ましくは、前記第1剤と第2剤の配合重量比が、1:0.05以上である2剤式毛髪化粧料である。さらに好ましくは、前記(E)成分の配合量が、前記第2剤全体質量中0.01~20.0質量%である2剤式毛髪化粧料である。
第二の発明は、下記工程(1)~(3)を有することを特徴とする毛髪処理方法である。
工程(1):下記A)、(B)、(C)を含有する第1剤と、下記(D)、(E)を含有する第2剤とを混合する工程
(A)25℃での動粘度が5~10000cStであるジメチルポリシロキサン
(B)カチオン性界面活性剤
(C)炭素数12~24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(D)プロピレンオキサイドの付加モル数が20以上かつ60以下のポリオキシプロピレンブチルエーテル
(E)セバシン酸ジエチル
工程(2):前記混合工程で得た混合物を毛髪に塗布する工程
工程(3):毛髪に塗布した混合物を洗い流す工程
本発明の毛髪化粧料や処理方法によれば、毛髪のダメージをケアしながらもオイルを塗布したような外部補修感のあるヘアスタイルを付与することができる。
以下、本発明の毛髪化粧料について詳細に説明する。
以下、本発明の毛髪化粧料の各成分について詳細に説明する。
[第1剤]
<(A)ジメチルポリシロキサン>
本発明の第1剤で用いる(A)成分は、ジメチルポリシロキサンである。ジメチルポリシロキサンは、25℃での動粘度が5~10000cStで、常温・常圧で実質的に揮発性を示さない範囲の低粘度のシリコーン油である。(A)成分は、B型粘度計で25℃での動粘度が5~10000cStのジメチルポリシロキサンであり、より好ましくは、5~1000cStのジメチルポリシロキサンである。
(A)成分は、ダメージした毛髪の乾燥時や乾燥後の指通りの良い仕上がりに寄与する成分として用いられる。また、(A)成分は市販のものを用いてもよい。
第1剤における(A)成分の配合量は、第1剤全体質量中3.0%質量(以下、特に記載のあるもの以外は、質量%を単に「%」で示す。)以下が好ましい。配合量が3.0%以下であれば、べたつきや重さを感じることなく感触の良さを与える本発明の効果を十分に発揮することができる。一方、配合量が3.0%を超えると髪にべたつきが残り、がさがさとした感触で指通りが悪くなる場合がある。
[第1剤]
<(B)カチオン性界面活性剤>
本発明の第1剤で用いる(B)成分は、カチオン性界面活性剤である。カチオン性界面活性剤は、アルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、エーテル型4級アンモニウム塩、脂肪酸アミドアミン、脂肪族アミンを用いることができ、それぞれ一種単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。本発明において(B)成分は、コンディショナーやトリートメントなどの成分として用いられる。
前記アルキル型4級アンモニウム塩(脂肪族4級アンモニウム塩)は、下記一般式(1)で示される。
Figure 2023094349000001

(式中、Rは直鎖又は分岐した炭素数12~24のアルキル基又はアルケニル基を表し、Rは炭素数1~3のアルキル基を表し、Xはハロゲン原子又は炭素数1~3のアルキル硫酸基を表す。)
一般式(1)で表される脂肪族4級アンモニウム塩として、限定されるものではないが具体例を示すと、ラウリルトリモニウムクロリド、セトリモニウムクロリド、セテアルトリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、ベヘントリモニウムクロリド、オレイルトリモニウムクロリド、ココトリモニウムクロリド、ラウリルトリモニウムブロミド、セトリモニウムブロミド、セテアルトリモニウムブロミド、ステアルトリモニウムブロミド、ベヘントリモニウムブロミド、オレイルトリモニウムブロミド、ココトリモニウムブロミド、ラウリルトリモニウムメトサルフェート、セトリモニウムメトサルフェート、セテアルトリモニウムメトサルフェート、ステアルトリモニウムメトサルフェート、ベヘントリモニウムメトサルフェート、オレイルトリモニウムメトサルフェート、ココトリモニウムメトサルフェート、ラウリルトリモニウムエトサルフェート、セトリモニウムエ
トサルフェート、セテアルトリモニウムエトサルフェート、ステアルトリモニウムエトサルフェート、ベヘントリモニウムエトサルフェート、オレイルトリモニウムエトサルフェート、ココトリモニウムエトサルフェートが挙げられる。好ましくはベヘントリモニウムクロリドである。
前記ジアルキル型4級アンモニウム塩は、下記一般式(2)で示される。
Figure 2023094349000002

(式中、Rは直鎖又は分岐した炭素数12~24のアルキル基又はアルケニル基を表し、Rは炭素数1~3のアルキル基を表し、Xはハロゲン原子又は炭素数1~3のアルキル硫酸基を表す。)
一般式(2)で表されるジアルキル型4級アンモニウムとして、限定されるものではないが具体例を示すと、ジラウリルトジモニウムクロリド、ジセチルジモニウムクロリド、ジセテアルジモニウムクロリド、ジステアルジモニウムクロリド、ジベヘニルジモニウムクロリド、ジオレイルジモニウムクロリド、ジココジモニウムクロリド等が挙げられる。
前記エーテル型4級アンモニウム塩は、下記一般式(3)で示される。
Figure 2023094349000003

(式中、Rは直鎖又は分岐した炭素数12~24のアルキル基又はアルケニル基を表し、Rは炭素数1~3のアルキル基を表し、Xはハロゲン原子又は炭素数1~3のアルキル硫酸基を表し、Aは炭素数1~3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基を表す。)
一般式(3)で表されるエーテル型4級アンモニウム塩として、限定されるものではないが具体例を示すと、ラウロキシプロピルトリモニウムクロリド、セトキシプロピルトリモニウムクロリド、セテアロキシプロピルトリモニウムクロリド、ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド、ベヘノキシプロピルトリモニウムクロリド、オレオキシプロピルトリモニウムクロリド、ラウリルPGトリモニウムクロリド、セチルPGトリモニウムクロリド、セテアルPGトリモニウムクロリド、ステアリルPGトリモニウムクロリド、ベヘニルPGトリモニウムクロリド、オレイルPGトリモニウムクロリド、ココイルPGトリモニウムクロリドがあげられる。
前記脂肪酸アミドアミンは、下記一般式(4)で示される。
Figure 2023094349000004
(式中、Rは直鎖又は分岐した炭素数11~23のアルキル基又はアルケニル基を表し、Rは炭素数1~3のアルキル基を表し、Aは炭素数1~3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基を表す。)
一般式(4)で表される脂肪酸アミドアミンとして、限定されるものではないが具体例を示すと、ラウラミドプロピルジメチルアミン、セタミドプロピルジメチルアミン、セテアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジメチルアミン、オレアラミドプロピルジメチルアミン、コカミドプロピルジメチルアミンがあげられる。好ましくはベヘナミドプロピルジメチルアミンである。
前記脂肪族アミンは、下記一般式(5)で示される。
Figure 2023094349000005
(式中、Rは、直鎖又は分岐した炭素数12~24の飽和もしくは不飽和アルキル基、R10、R11は同一であっても異なっていてもよくCで表されるヒドロキシプロピル基またはCOで表されるあるエチレングリコール基、a、bは1~2の整数を示す。)
一般式(5)で表される脂肪族アミンとして、限定されるものではないが具体例を示すと、PPG-1/PEG-1ラウラミン、PPG-1/PEG-1セタミン、PPG-1/PEG-1セテアラミン、PPG-1/PEG-1ステアラミン、PPG-1/PEG-1オレアラミン、PPG-1/PEG-1ベヘナミン、PPG-2/PEG-1ラウラミン、PPG-2/PEG-1セタミン、PPG-2/PEG-1セテアラミン、PPG-2/PEG-1ステアラミン、PPG-2/PEG-1オレアラミン、PPG-2/PEG-1ベヘナミン、PPG-1/PEG-2ラウラミンPPG-1/PEG-2セタミン、PPG-1/PEG-2セテアラミン、PPG-1/PEG-2ステアラミン、PPG-1/PEG-2オレアラミン、PPG-1/PEG-2ベヘナミン、PPG-2/PEG-2ラウラミン、PPG-2/PEG-2セタミン、PPG-2/PEG-2セテアラミン、PPG-2/PEG-2ステアラミン、PPG-2/PEG-2オレアラミン、PPG-2/PEG-2等が挙げられる。これらの中でも、Rが炭素数18のステアリル基、a=1、b=1である、PPG-1/PEG-1ステアラミンが特に好ましい。
上記の脂肪族アミンや脂肪酸アミドアミンは水に溶解させ、適宜酸を添加し中和することでカチオン性を示す。使用する酸は限定されるものではないが有機酸が好ましい。具体的に示すとグリコール酸、乳酸、グリセリン酸、グルコン酸、パントテン酸等のヒドロキシモノカルボン酸;リンゴ酸、酒石酸等のヒドロキシジカルボン酸;クエン酸等のヒドロキシトリカルボン酸、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、コハク酸、グルタル酸等のジカルボン酸;L-グルタミン酸、L-アスパラギン酸等の酸性アミノ酸;ピログルタミン酸;安息香酸、p-トルエンスルホン酸等の芳香族酸等が挙げられる。これらの中でも、乳化性の点から、ヒドロキモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸、ヒドロキシトリカルボン酸が挙げられる。
第1剤における(B)成分の配合量は、第1剤全体質量中10%以下が好ましく、更に好ましくは5%以下である。この配合量の範囲であれば、べたつきや重さを感じることなく感触の良さを与える本発明の効果を十分に発揮することができる。
[第1剤]
<(C)高級アルコール>
本発明の第1剤で用いる(C)成分は、高級アルコールである。高級アルコールは、炭素数12~24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコールであり、好ましくは、炭素数16~22の長鎖高級アルコールである。本発明において(C)成分は、コンディショナーやトリートメントなどの成分として用いられる。
例えばセチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、セテアリルアルコールなどである。これらの高級アルコールは、1種単独又は2種以上を任意に組み合わせて用いることができる。
第1剤における(C)成分の配合量は、第1剤全体質量中1~15%が好ましく、更に好ましくは3~10%である。配合量が1%以上であれば、オイルを塗布したような髪のコート感・指通り・つるつる感が良好であり、15%以下であれば、べたつきのなさが良好となる。
[第2剤]
<(D)ポリオキシプロピレンブチルエーテル>
本発明の第2剤で用いる(D)成分は、ポリオキシプロピレンブチルエーテルである。ポリオキシプロピレンブチルエーテルのプロピレンオキサイド付加モル数は20以上かつ60以下である。付加モル数が20未満では十分なオイル感を得ることができず、一方60を越えると洗い流すヘアケア製剤としては毛髪にごわつきやべたつきが残り、不十分となる場合がある。
本発明において(D)成分のポリオキシプロピレンブチルエーテルは市販品を用いてもよく、これに限定されるものではないが、ユニルーブMB-370(日本油脂社製)が挙げられる。
第2剤における(D)成分の配合量は、第2剤全体質量中50%以上が好ましく、より好ましくは80%以上である。配合量が50%以上であれば、十分なオイル感を得ることができ、外部補修感として本発明の効果を十分に発揮することができる。
[第2剤]
<(E)セバシン酸ジエチル>
本発明の第2剤で用いる(E)成分は、セバシン酸ジエチルである。セバシン酸ジエチルは、セバシン酸とエタノールのジエステルであり、一般式(2)
Figure 2023094349000006

で表される。
(E)成分は、(D)成分の分散性を改善する。さらに、第1剤である(A)、(B)、(C)成分に配合することによって、第1剤と第2剤混合が促進され、また髪へのなじみが向上することで、毛髪にべたつきや重さを与えることなく、均一にオイルを塗布したような外部補修感を得る為に用いられる。
本発明においては、セバシン酸ジエチルは市販品を用いてもよく、これに限定されるものではないが、FineNeo-DES(日本精化株式会社製)が挙げられる。
第2剤における(E)成分の配合量は、第2剤全体質量中50%以下が好ましく、さらに好ましくは20%以下である。配合量が50%以下であれば、(D)成分の分散性を良好にし、第1剤である(A)、(B)、(C)成分に配合することによって第1剤と第2剤混合がしやすくなり、また髪へのなじみが良くなる。そのため、毛髪にべたつきや重さを与えることなく、均一にオイルを塗布したような外部補修感を得ることが可能となる。
本発明では、前述した第1剤と第2剤の配合重量比が、1:0.05以上が好ましく、さらに好ましくは1:0.3以下である。第1剤1に対し、第2剤が0.05以上であればオイルを塗布したような髪のコート感・指通り・つるつる感が良好となり、第2剤が0.3以下であればべたつきのなさが良好となる。
なお、本発明では、(A)~(E)成分を2剤に分けて調製し、毛髪塗布前に混合することが必要である。2剤に分けることで、洗い流すタイプのヘアケア製剤であっても液状油剤を配合しダメージした髪に指通りの良い滑りや保湿を与える洗い流さない毛髪化粧料のような感触が良好となるからである。またあらかじめ混合した1剤では、髪に多く残しダメージケア効果をあげようと多く配合すると製剤としてうまく配合できなかったり、製剤の安定性が悪く分離したりするという課題があるからである。
また、本発明の毛髪化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で公知の成分を適宜配合することができる。公知の成分としては、例えば、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルーテル硫酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウロイルメチル-β-アラニンナトリウム等のアニオン性界面活性剤;2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキルN-カルボキシエチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム等の両性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;カチオン化セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ(塩化ジアリルジメチルアンモニウム)、高重合ポリエチレングリコール等の高分子化合物;グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等の湿潤剤;ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油;流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素;ジメチルポリシロキサン、高重合シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン類;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム等の抗フケ成分;エタノール、メタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;L-アスパラギン酸、L-アスパラギン酸ナトリウム、DL-アラニン、L-アルギニン、グリシン、L-グルタミン酸、L-システイン、Lスレオニン等のアミノ酸;その他紫外線吸収剤、防腐剤、糖類、香料、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、各種薬剤等が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料はヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘア
パック、ヘアマスク等の洗い流すヘアケア製剤が挙げられる。
次に本発明の毛髪化粧料について実施例を用いて詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例で使用した試料の調製方法、及び採用した試験法、評価法を説明する。
[毛髪化粧料の調製方法]
表1、2に記載した処方にて、第1剤と第2剤を準備し、試料(毛束)に塗布する直前に、第1剤に対し第2剤を混合した。なお、第1剤と第2剤の混合比が0.1の実施例・比較例は第1剤10gに対し第2剤を1g混合した。また、混合比が0.1未満の実施例・比較例は、第1剤100gに対し、第2剤を規定の混合比に相当する量を混合した。
[毛束試料の準備方法]
(1)評価用毛束調製
ビューラックス社製アジア人同一人毛(長さ30cm、重さ10g)の毛束を10%濃度のラウレス硫酸ナトリウム溶液にて洗浄してタオルドライを行ったあと、長さ25cm、毛量を同一に調整し、ヘアブリーチ処理することにより、ダメージさせたものを評価用毛束として用いた。
[毛束の評価方法]
(1)毛束の処理方法
評価用毛束を、10%のラウレス硫酸ナトリウム溶液3gを用いて洗浄した後、本発明の実施例及び比較例の組成物3gを各毛束に塗布し、40℃のお湯で洗い流した。その後、タオルドライを行い、コーミングをして吊るした状態で22℃、湿度50%の恒温恒湿室にて自然乾燥させてから処理後の状態として画像で記録した。
(2)毛束の評価方法
5名の訓練された評価者が、下記評価基準に従って観察評価し、5人のスコアの平均値を算出した。
「毛束の外部補修感の評価項目」
<評価1:オイルを塗布したような髪のコート感>
(評価方法)
上記の処理を施した毛束を吊るした状態で、評価者が根元から毛先まで触って、毛髪のコート感を評価した。コート感とは毛束を触った時にオイルの油膜が感じられる状態のことである。評価基準及びスコア基準は、以下のとおりである。
(評価基準)
5点:毛束の根元から毛先まで毛髪全体がコートされている。
4点:毛束の根元から毛先まで毛髪全体がややコートされている。
3点:毛束の中間から毛先までコートされている。
2点:毛束の根元から毛先にかけてややコートされていない。または、コートされすぎてややがさがさしている。
1点:毛束全体ががさがさしている。
(スコア基準)
◎:大変優れている・・・4.5点以上
○:優れている・・・・・3点以上、4.5点未満
△:劣っている・・・・・1.5点以上、3点未満
×:大変劣っている・・・1.5点未満
<評価2:オイルを塗布したような髪の指通り>
(評価方法)
上記の処理を施した毛束を吊るした状態で、評価者が根元から毛先まで触って、毛髪が抵抗感なくなめらかに指が通るかを評価した。評価基準及びスコア基準は、以下のとおりである。
(評価基準)
5点:毛束全体の根元から毛先まで抵抗感がなくなめらかに指が通る。
4点:毛束の一部の根元から毛先まで抵抗感がなくなめらかに指が通る。
3点:毛束の一部の根元から中間までの抵抗感がなくなめらかに指が通る。
2点:毛束全体がやや抵抗感がありなめらかに指が通らない。
1点:毛束全体が抵抗感があり指が通らない。
(スコア基準)
◎:大変優れている・・・4.5点以上
○:優れている・・・・・3点以上、4.5点未満
△:劣っている・・・・・1.5点以上、3点未満
×:大変劣っている・・・1.5点未満
<評価3:オイルを塗布したような髪のつるつる感>
(評価方法)
上記の処理を施した毛束を吊るした状態で、評価者が根元から毛先まで触って、髪の表面にぼこぼこを感じることなく髪の滑りが良いつるつる感を評価した。
評価基準及びスコア基準は、以下のとおりである。
(評価基準)
5点:毛束の根元から毛先までの滑りが良くつるつるしている。
4点:毛束の根元から毛先までの滑りが良くややつるつるしている。
3点:毛束の中間から毛先の滑りが良くややつるつるしている。
2点:毛束の根元から毛先のやや滑りが悪くつるつるしていない。
1点:毛束全体がぼこぼこしていて滑りが良くない。
(スコア基準)
◎:大変優れている・・・4.5点以上
○:優れている・・・・・3点以上、4.5点未満
△:劣っている・・・・・1.5点以上、3点未満
×:大変劣っている・・・1.5点未満
<評価4:べたつきのなさ>
(評価方法)
上記の処理を施した毛束を吊るした状態で、評価者が毛束の根元から毛先までを触って、毛髪のべたつき感を評価した。評価基準及びスコア基準は、以下のとおりである。
(評価基準)
5点:毛束の根元から毛先までべたつきがない。
4点:毛束の根元から毛先までややべたつきがない。
3点:毛束の中間から毛先のべたつきがない。
2点:毛束の一部がややべたついている。
1点:毛束全体がべたついている。
(スコア基準)
◎:大変優れている・・・4.5点以上
○:優れている・・・・・3点以上、4.5点未満
△:劣っている・・・・・1.5点以上、3点未満
×:大変劣っている・・・1.5点未満
(実施例1~30)(比較例1~5)
表1、2に示す組成の毛髪化粧料を常法に準じて調製し、毛束処理後のオイルを塗布したような髪のコート感、オイルを塗布したような髪の指通り、オイルを塗布したような髪のつるつる感、べたつきのなさについて評価を行い、その結果を表1に示した。
Figure 2023094349000007
Figure 2023094349000008
以下、本発明の毛髪化粧料のその他の実施例を実施例21~23として記載する。なお、これらの処方例の毛髪化粧料についても、第1剤と第2剤を1:0.1の割合で混合し、毛髪に塗布したところ、上記の毛束処理後のオイルを塗布したような髪のコート感、オイルを塗布したような髪の指通り、オイルを塗布したような髪のつるつる感、べたつきのなさの各項目について評価したところ、いずれの処方例においても優れた特性を有しており良好であった。
(実施例21)
第1剤コンディショナー(pH:6.2 粘度 8000 mPa・s クリーム状) 質量%
(1)ジメチルポリシロキサン(100CS) 1.0
(2)ビスジグリセリルポリアシルアジペート-2 2.0
(3)セタノール 3.0
(4)セテアリルアルコール 2.0
(5)ステアリルアルコール 1.0
(6)ベヘニルアルコール 1.0
(7)ベヘナミドプロピルジメチルアミン 1.5
(8)PPG-1/PEG-1ステアラミン 1.5
(9)ステアルトリモニウムクロリド 1.0
(10)ベヘニルPGトリモニウムクロリド 1.0
(11)ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.7
(12)パラフィン 1.0
(13)ワセリン 1.0
(14)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0
(15)乳酸 0.1
(16)高重合メチルポリシロキサン 0.2
(17)メチルポリシロキサン 5.0
(18)アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体
1.0
(19)フェニルトリメチコン 0.1
(20)(ビスイソブチルPEG-14/アモジメチコン)コポリマー 0.1
(21)グリセリン 1.0
(22)グリコシルトレハロース 2.0
(23)ヒドロキシエチルセルロース 0.5
(24)ヒドロキシプロピルデンプンリン酸 0.2
(25)クエン酸 0.1
(26)コメヌカ油 0.1
(27)アンズ核油 0.1
(28)チャ花エキス 0.1
(29)クルミ種子油 0.1
(30)チャ種子油 0.1
(31)ツバキ種子エキス 0.1
(32)コメヌカ発酵液エキス 0.1
(33)コメヌカエキス 0.1
(34)乳酸桿菌/ハス種子発酵液 0.1
(35)酒粕エキス 0.1
(36)サッカロミセス/コメヌカ発酵液エキス 0.1
(37)トコフェロール 0.1
(38)安息香酸Na 0.5
(39)フェノキシエタノール 1.0
(40)メチルパラベン 1.0
(41)香料 1.0
(42)カラメル 1.0
(43)水 残余
(第1剤の製法)
80℃にて(2)~(15)を溶解させたものに(1)、(21)~(25)、(43)を加温しながら均一に分散して添加して、乳化を行う。徐々に冷却を行い、60℃にて(16)~(20)、(26)~(42)を添加し、室温まで冷却して、第1剤のヘアコンディショナーを調製した。
第2剤 オイル(粘度800mPa・s 液状) 質量%
(1)PPG-40ブチル 83.07
(2)セバシン酸ジエチル 17.0
(3)コメ胚芽油 0.1
(4)γ―ドコサラクトン 0.1
(5)オリザノール 0.1
(6)月見草油 0.1
(7)サフラワー油 0.1
(第2剤の製法)
常温にて(2)に(1)を溶解させたものに(3)~(7)を添加して調整した。
(実施例22)
第1剤 トリートメント(pH:5.1 粘度 40000 mPa・s クリーム状) 質量%
(1)ジメチルポリシロキサン(300CS) 1.0
(2)ビスジグリセリルポリアシルアジペート-2 2.0
(3) セテアリルアルコール 1.3
(4) ステアリルアルコール 2.5
(5) ベヘニルアルコール 5.0
(6) PPG-1/PEG-1ステアラミン 0.5
(7) ベヘントリモニウムクロリド 1.0
(8) ベヘントリモニウムブロミド 1.0
(9)ベヘントリモニウムメトサルフェート 1.0
(10)ステアルトリモニウムクロリド 0.5
(11)セトリモニウムクロリド 0.3
(12)ベヘナミドプロピルジメチルアミン 1.3
(13)高重合メチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン 混合エマルション 5.0
(14)ジメチコノール 1.0
(15)(ジビニルジメチコン/ジメチコン)コポリマー エマルション 1.0
(16)(PEG-40/PPG-8メチルアミノプロピル/ヒドロキシプロピルジメチコン)コポリマー 1.0
(17)ヒドロキシエチルセルロース 0.2
(18)ヒドロキシプロピルデンプンリン酸 3.0
(19)(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク
0.5
(20)酒粕エキス 5.0
(21)ワセリン 0.5
(22)水添ポリイソブテン 1.0
(23)乳酸 1.0
(24)クエン酸 1.2
(25)加水分解水添デンプン 0.5
(26)ヒマワリ葉/茎エキス 0.1
(27)ヒマワリ種子エキス 0.1
(28)ヒマワリ花エキス 0.1
(29)ヒマワリ芽エキス 0.1
(30)ミツロウ 0.1
(31)ネオペンタン酸イソデシル 0.1
(32)ハチミツ 0.1
(33)ポリクオタニウム-107 0.1
(34)ラクトフェリン 0.1
(35)ヨーグルト液 0.1
(36)安息香酸Na 0.5
(37)フェノキシエタノール 1.0
(38)メチルパラベン 1.0
(39)香料 1.0
(40)カラメル 1.0
(41)水 残余
(第1剤の製法)
(41)に(17)、(18)、(37)~(39)を70℃にて均一に混合溶解し水相とする。(2)~(12)を80℃にて均一に混合攪拌した後、(1)を添加し、油相とする。水相に油相を加えて乳化したのち、(13)~(16)、(19)~(36)、(39)、(40)を加えて、ホモミキサーを用いて均一に混合する。混合しながら徐々に冷却を行い、室温まで冷却して第1剤のヘアトリートメントを調製した。
第2剤 オイル(粘度500mPa・s 液状) 質量%
(1)PPG-40ブチル 67.0 (2)セバシン酸ジエチル 30.0
(3)コメ胚芽油 1.0
(4)γ―ドコサラクトン 1.0
(5)オリザノール 1.0
(6)ヒマワリ種子油 0.1
(第2剤の製法)
常温にて(2)に(1)を溶解させたものに(3)~(6)を添加して調整した。
(実施例23)
第1剤 ヘアマスク(pH:3.8 粘度 82000 mPa・s クリーム状) 質量%
(1)ビスジグリセリルポリアシルアジペート-2 1.0
(2)ジメチルポリシロキサン(300CS) 3.0
(3) セタノール 3.0
(4) ステアリルアルコール 3.0
(5) ベヘニルアルコール 3.0
(6) セトリモニウムクロリド 1.5
(7) ベヘナミドプロピルジメチルアミン 1.0
(8) PPG-1/PEG-1ステアラミン 1.0
(9)ステアルトリモニウムクロリド 0.5
(10)ベヘニルPGトリモニウムクロリド 0.5
(11)ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.5
(12)ミリスチン酸オクチルドデシル 0.3
(13)水添ポリイソブテン 0.2
(14)イソドデカン 1.0
(15)ワセリン 0.5
(16)ヒマワリ種子油脂肪酸フィトステリル 1.0
(17)ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) 0.5
(18)(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル
0.1
(19)プロリン 0.1
(20)グルタミン酸Na 0.1
(21)アルギニン 0.1
(22)アラニン 0.1
(23)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.2
(24)セバシン酸ジエチル 0.2
(25)紅藻エキス 0.2
(26)褐藻エキス 0.2
(27)緑藻エキス 0.2
(28)加水分解スサビノリ 0.2
(29)海水 0.2
(30)アロエベラ葉エキス 0.1
(31)グリコシルトレハロース 0.1
(32)アセチルグルコサミン 0.1
(33)フェノキシエタノール 1.0
(34)メチルパラベン 1.0
(35)香料 1.0
(36)カラメル 1.0
(37)水 残余
(第1剤の製法)
(37)に(31)、(34)、(35)を70℃にて均一に混合溶解し水相とする。(1)~(18)を80℃にて均一に混合攪拌し油相とする。水相に油相を加えて乳化したのち、(19)~(33)、(35)、(36)を加えて、ホモミキサーを用いて均一に混合する。混合しながら徐々に冷却を行い、室温まで冷却してヘアマスクを調製した。
第2剤 オイル(粘度300mPa・s 液状) 質量%
(1)PPG-40ブチル 68.5
(2)セバシン酸ジエチル 25.0
(3)コメ胚芽油 3.0
(4)γ―ドコサラクトン 2.0
(5)オリザノール 1.5
(6)ブドウ種子油 0.1
(第2剤の製法)
常温にて(2)に(1)を溶解させたものに(3)~(6)を添加して第2剤のオイルを調整した。

Claims (4)

  1. 下記(A)、(B)、(C)を含有する第1剤と、下記(D)、(E)を含有する第2剤とを、使用時に混合してから毛髪に塗布されることを特徴とする2剤式毛髪化粧料
    (A)25℃での動粘度が5~10000cStであるジメチルポリシロキサン
    (B)カチオン性界面活性剤
    (C)炭素数12~24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
    (D)プロピレンオキサイドの付加モル数が20以上かつ60以下のポリオキシプロピレンブチルエーテル
    (E)セバシン酸ジエチル
  2. 第1剤と第2剤の混合重量比が1:0.05以上である請求項1に記載の2剤式毛髪化粧料。
  3. 前記(E)成分の配合量が、前記第2剤全体質量中0.01~20.0質量%である請求項1又は2に記載の2剤式毛髪化粧料。
  4. 下記工程(1)~(3)を有することを特徴とする毛髪処理方法。
    工程(1):下記A)、(B)、(C)を含有する第1剤と、下記(D)、(E)を含有する第2剤とを混合する工程
    (A)25℃での動粘度が5~10000cStであるジメチルポリシロキサン
    (B)カチオン性界面活性剤
    (C)炭素数12~24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
    (D)プロピレンオキサイドの付加モル数が20以上かつ60以下のポリオキシプロピレンブチルエーテル
    (E)セバシン酸ジエチル
    工程(2):前記混合工程で得た混合物を毛髪に塗布する工程
    工程(3):毛髪に塗布した混合物を洗い流す工程
JP2021209773A 2021-12-23 2021-12-23 2剤式毛髪化粧料及びそれを用いた毛髪処理方法 Pending JP2023094349A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021209773A JP2023094349A (ja) 2021-12-23 2021-12-23 2剤式毛髪化粧料及びそれを用いた毛髪処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021209773A JP2023094349A (ja) 2021-12-23 2021-12-23 2剤式毛髪化粧料及びそれを用いた毛髪処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023094349A true JP2023094349A (ja) 2023-07-05

Family

ID=87001364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021209773A Pending JP2023094349A (ja) 2021-12-23 2021-12-23 2剤式毛髪化粧料及びそれを用いた毛髪処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023094349A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4719575B2 (ja) 毛髪化粧料及びその製造方法
JP2006503934A (ja) アニオン性重合体レオロジー改質剤およびカチオン性物質の組成物
JP6718307B2 (ja) 毛髪処理剤
WO2004047777A1 (ja) 毛髪化粧料
JPH06102615B2 (ja) 毛髪化粧料
JP5992257B2 (ja) 毛髪化粧料
JP6633337B2 (ja) 毛髪化粧料
WO2000015181A1 (en) Hair care compositions comprising ceramide and phytantriol
JP2017019748A (ja) 毛髪化粧料
JP2018522932A (ja) カチオン性界面活性剤、脂肪アルコール、両性界面活性剤、デンプン誘導体、及びカチオン性コンディショニングポリマーを含む化粧用組成物
JP2023094349A (ja) 2剤式毛髪化粧料及びそれを用いた毛髪処理方法
JP7294642B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2014156424A (ja) 毛髪化粧料
US11969492B2 (en) Composition and method for shaping or altering the shape of hair, method for manufacturing a composition, kit and uses of a composition
JP2722243B2 (ja) 毛髪化粧料
TWI827617B (zh) 毛髮化妝料
JP7541676B2 (ja) 毛髪化粧料
JP7160336B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2022049821A (ja) 毛髪化粧料
JP2024057124A (ja) 2剤式毛髪化粧料及びそれを用いた毛髪処理方法
WO2024070386A1 (ja) 毛髪処理剤又は頭飾製品用繊維処理剤
JP7036421B2 (ja) 毛髪化粧料
US20220031589A1 (en) Hair cosmetic compositions containing cationic compounds, acrylate-based polymers, fatty compounds, and aminofunctionalized silicones
JP2024150999A (ja) 毛髪化粧料
JP2024151000A (ja) 毛髪化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20240325

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240927