JP2023001690A - ハイブリッド車両の走行制御装置 - Google Patents
ハイブリッド車両の走行制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023001690A JP2023001690A JP2021102562A JP2021102562A JP2023001690A JP 2023001690 A JP2023001690 A JP 2023001690A JP 2021102562 A JP2021102562 A JP 2021102562A JP 2021102562 A JP2021102562 A JP 2021102562A JP 2023001690 A JP2023001690 A JP 2023001690A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- preceding vehicle
- acceleration
- torque request
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims abstract description 59
- 239000000446 fuel Substances 0.000 abstract description 6
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 7
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 description 4
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 3
- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000000284 resting effect Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W10/00—Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function
- B60W10/04—Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function including control of propulsion units
- B60W10/06—Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function including control of propulsion units including control of combustion engines
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W10/00—Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function
- B60W10/04—Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function including control of propulsion units
- B60W10/08—Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function including control of propulsion units including control of electric propulsion units, e.g. motors or generators
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W30/00—Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units
- B60W30/14—Adaptive cruise control
- B60W30/16—Control of distance between vehicles, e.g. keeping a distance to preceding vehicle
- B60W30/162—Speed limiting therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W2554/00—Input parameters relating to objects
- B60W2554/40—Dynamic objects, e.g. animals, windblown objects
- B60W2554/404—Characteristics
- B60W2554/4042—Longitudinal speed
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W2554/00—Input parameters relating to objects
- B60W2554/80—Spatial relation or speed relative to objects
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】 燃費性能の向上とACC機能における先行車への追従性を両立するハイブリッド車両の走行制御装置を提供する。【解決手段】 ハイブリッド車両(1)の走行制御装置であって、自車線に先行車がない場合は目標車速に従って定速走行し、自車線に先行車がある場合は目標車間時間に従って先行車に追従するACC機能を有するものにおいて、追従中の先行車が加速した場合、(i)エンジン走行モードまたはHEV走行モードでは、先行車の加速度に応じて決定される第1のトルク要求(T1)により加速制御を実行し、(ii)EV走行モードでは、先行車の加速度に応じて決定される第2のトルク要求(T2)により加速制御を実行するように構成され、第2のトルク要求(T2)は、第1のトルク要求よりも大きい傾きで上昇する。【選択図】 図5
Description
本発明は、ハイブリッド車両の走行制御装置に関し、さらに詳しくは、ACC機能を有するハイブリッド車両の走行制御装置に関する。
エンジンとモータを駆動系に備えたハイブリッド車両では、エンジンの駆動力のみで走行するエンジン走行モード、モータの駆動力のみで走行するEV走行モード、および、エンジンとモータの駆動力で走行するHEV走行モードを切り替えることで、状況に応じた走行性能と燃費性能が得られるような制御が求められている。
例えば、特許文献1には、車間距離制御機能を有するハイブリッド車両において、モータの制御応答性を利用して加速応答性を増し、先行車への追従性を高めるために、先行車との車間距離が短くなるほど、要求駆動力に対するモータの駆動力配分比を高くすることが開示されている。
ところで、フルハイブリッド車両はもちろん、モータの動力を補助的に用いるマイルドハイブリッド車両においても、低速域ではEV走行モードに移行することが燃費性能の向上に有利である。すなわち、減速状態でEV走行モードに移行して回生制動を行い、減速後に停止した場合にもEV走行モードが維持されており、発進時にはEV走行モードで発進するが、アクセルオンによりHEV走行モードに移行する。
しかし、上記のような車両やモータ出力の小さいフルハイブリッド車両において、ACC(アダプティブクルーズコントロール)機能により先行車に追従して発進する場合、モータのみではトルクが不足し、発進直後に十分な加速度が得られず、先行車への追従性に課題があった。
本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、燃費性能の向上とACC機能における先行車への追従性を両立するハイブリッド車両の走行制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、
エンジンとモータを駆動系に備え、
前記エンジンと前記モータの制駆動力を制御する制御システムを備えており、
前記エンジンの駆動力のみで走行するエンジン走行モードと、
前記モータの駆動力のみで走行するEV走行モードと、
前記エンジンの駆動力と前記モータの駆動力とで走行するHEV走行モードと、
を選択的に実行可能なハイブリッド車両の走行制御装置であって、
自車線に先行車がない場合は目標車速に従って定速走行し、自車線に先行車がある場合は目標車間時間に従って前記先行車に追従するACC機能を有するものにおいて、
前記ACC機能により追従中の先行車が加速した場合、
前記エンジン走行モードまたは前記HEV走行モードでは、前記先行車の加速度に応じて決定される第1のトルク要求により加速制御を実行し、
前記EV走行モードでは、前記先行車の加速度に応じて決定される第2のトルク要求により加速制御を実行するように構成され、
前記第2のトルク要求は、前記第1のトルク要求よりも大きい傾きで上昇することを特徴とする。
エンジンとモータを駆動系に備え、
前記エンジンと前記モータの制駆動力を制御する制御システムを備えており、
前記エンジンの駆動力のみで走行するエンジン走行モードと、
前記モータの駆動力のみで走行するEV走行モードと、
前記エンジンの駆動力と前記モータの駆動力とで走行するHEV走行モードと、
を選択的に実行可能なハイブリッド車両の走行制御装置であって、
自車線に先行車がない場合は目標車速に従って定速走行し、自車線に先行車がある場合は目標車間時間に従って前記先行車に追従するACC機能を有するものにおいて、
前記ACC機能により追従中の先行車が加速した場合、
前記エンジン走行モードまたは前記HEV走行モードでは、前記先行車の加速度に応じて決定される第1のトルク要求により加速制御を実行し、
前記EV走行モードでは、前記先行車の加速度に応じて決定される第2のトルク要求により加速制御を実行するように構成され、
前記第2のトルク要求は、前記第1のトルク要求よりも大きい傾きで上昇することを特徴とする。
本発明に係るハイブリッド車両の走行制御装置は、上記のように、ACC機能により追従中の先行車が加速した場合、EV走行モードでは、エンジン走行モードおよびHEV走行モードよりも大きい傾きで上昇するトルク要求により加速制御を実行するので、EV走行モードからHEV走行モードに切り替わるタイミングが早まり、EV走行モードからの先行車への追従性を向上するうえで有利である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1において、車両1は、内燃式のエンジン2とモータ3を駆動系に備え、エンジン2の制御を行うエンジンコントローラ20と、エンジンコントローラ20と連携してモータ3の制御を行うHEVコントローラ30を備えたハイブリット車両である。
図1において、車両1は、内燃式のエンジン2とモータ3を駆動系に備え、エンジン2の制御を行うエンジンコントローラ20と、エンジンコントローラ20と連携してモータ3の制御を行うHEVコントローラ30を備えたハイブリット車両である。
車両1は、モータ3として、エンジン2のクランクシャフトに直結されるかまたはベルトを介して駆動力を伝達可能なISG(Integrated Starter Generator)を備えたマイルドハイブリット車両であり、モータ3によるエンジン2の再始動や回生発電に加えて、エンジン2の駆動力のみで走行するエンジン走行モード、エンジン2の駆動力とモータ3の駆動力とで走行するHEV走行モード、および、エンジン2を気筒休止することでモータ3の駆動力のみで走行するEV走行モードで走行可能である。
車両1は、各車輪のブレーキ4の制動力を、ブレーキアクチュエータを介して制御するブレーキコントローラ40、および、各車輪の速度を個別に検出可能な車輪速センサ14を備え、ABS/車両挙動安定化装置を構成するブレーキシステムを備えている。
さらに、車両1は、エンジンコントローラ20、HEVコントローラ30、ブレーキコントローラ40を統括的に制御するACCコントローラ10を備え、このACCコントローラ10とともにACCシステムを構成する先行車検知手段11を備えている。
先行車検知手段11は、ミリ波レーダ、ステレオカメラ、LIDERなど、自車前方の先行車や物体(障害物、構造物)の存在を検知する機能を有するとともに、先行車や障害物と自車両との相対距離を測定可能な1つまたは複数の検出手段を利用できる。相対距離の測定は所定のタイムレートで動的に実行され、単位時間当たりの相対距離変化として、自車に対する先行車の相対速度が求まり、先行車の加速度/減速度が求まる。
なお、エンジンコントローラ20、HEVコントローラ30、ブレーキコントローラ40、および、ACCコントローラ10は、何れも制御プログラムや設定データなどを格納するROM、演算処理結果を一時記憶するRAM、演算処理を行うCPU、通信I/Fなどからなるマイコン(MCU)もしくは電子制御ユニット(ECU)で構成され、車載ネットワーク(CANなど)を介して、先行車検知手段11および車輪速センサ14を含むセンサ群とともに相互通信可能に接続されている。
ACCコントローラ10は、先行車検知手段11の検出情報と、車輪速センサ14の検出値から算出される車速に基づいて、運転者のアクセル/ブレーキ操作に代わり、エンジンコントローラ20、HEVコントローラ30、およびブレーキコントローラ40に加減速指令を出し、全車速域対応アダプティブクルーズコントロール(定速走行/追従走行制御/減速停止・再発進制御)を実行可能である。
すなわち、車両1は、ACC機能の作動中においては、ACCコントローラ10からの加減速指令により、自車線に先行車がない場合は目標車速に従って定速走行し、自車線に先行車がある場合は目標車間時間に従って先行車に追従走行し、先行車が減速停止した場合は設定車間を保って減速停止し、先行車が発進した場合は再発進する。
ACC機能の作動中においても、車両1は、燃費性能を向上するために、可及的にEV走行モードで走行し、ACCコントローラ10からの加速指令に対してモータ3のトルクが不足する場合に、HEV走行モードに切り替えるようにしている。
例えば、EV走行モードで追従走行中に、先行車の増速により、ACCコントローラ10から加速指令(トルク要求)が出されると、HEVコントローラ30は、要求トルクに従ってモータ3を作動させ、車両1を加速させる。ACCコントローラ10からのトルク要求値が閾値を超過する場合には、HEVコントローラ30は、EV走行モードからHEV走行モードに切り替え、エンジンコントローラ20によりエンジン2を始動し、エンジン2の駆動力により車両1を加速させる。
また、HEV走行モードで走行中に、先行車の減速等により、ACCコントローラ10から減速指令(ブレーキ要求)が出された場合、HEVコントローラ30は、モータ3を回生モードに切り替えて回生制動を行い、回生制動を超過するブレーキ要求に対して、ブレーキコントローラ40は、ブレーキアクチュエータによりブレーキ4の制動力を発生させることで車両1を減速させる。
さらに、HEVコントローラ30は、減速状態ではHEV走行モードからEV走行モードに切り替え、エンジンコントローラ20はエンジン2の作動を停止させる。その後、先行車の停止により減速状態から停車した場合、エンジン2は停止状態に維持され、停車中もEV走行モードが維持される。
このような停車状態から先行車が発進すると、ACCコントローラ10から加速指令が出され、HEVコントローラ30は、モータ3の駆動力により車両1を発進させる。このような状況で、通常走行ではアクセルオンによりHEV走行モードに移行し、エンジン2が始動するが、ACC機能の作動時には、HEVコントローラ30は、モータ3の駆動による実トルク(電流値)が閾値を超過した時点でEV走行モードからHEV走行モードに切り替え、エンジン2を始動させる。そのため、モータ3の駆動力を補助的に用いるマイルドハイブリッド車両では、モータ3の駆動力のみでは再発進直後の加速が遅れる問題があった。
そこで、本発明に係るACCコントローラ10は、ACC機能により追従している先行車が加速した場合に、車両1が(i)エンジン走行モードまたはHEV走行モードであれば、第1のトルク要求T1により加速制御を実行し、(ii)EV走行モードであれば、第2のトルク要求T2により加速制御を実行する。
第1および第2のトルク要求T1、T2は、何れも、先行車の加速度(相対速度)に応じて動的に決定されるトルクマップによって与えられるが、図5(a)に示すように、
(i)第1のトルク要求T1では、急激なトルク変動を抑えるために傾きに上限値を設けているのに対して、
(ii)第2のトルク要求T2では、第1のトルク要求T1よりも大きい傾きで上昇する第1区間T2aと、第1のトルク要求T1よりも小さい傾きで上昇して第1のトルク要求T1と同じトルク要求値に移行する第2区間T2bを含むトルクマップとする。
(i)第1のトルク要求T1では、急激なトルク変動を抑えるために傾きに上限値を設けているのに対して、
(ii)第2のトルク要求T2では、第1のトルク要求T1よりも大きい傾きで上昇する第1区間T2aと、第1のトルク要求T1よりも小さい傾きで上昇して第1のトルク要求T1と同じトルク要求値に移行する第2区間T2bを含むトルクマップとする。
なお、第2区間T2bは、図5(a)に示すように、マイナスの傾きで第1のトルク要求T1と同じトルク要求値に移行する区間T2cを含むことがさらに好適である。
上記のような第2のトルク要求T2により加速制御を実行することで、先述したHEVコントローラ30の制御において、EV走行モードからHEV走行モードへの切り替えタイミングが早まり、エンジン2の駆動力を主体とした走行に早期に移行することで、先行車への追従性が向上する。
特に、制御開始とともに(第1のトルク要求T1と同じ)既定トルク要求値よりも大きいトルク要求を出し、実トルクを一旦既定トルク要求値以上に上昇させてから既定値に移行させることで、先行車への追従性を一層向上させながらも、ドライバが不快に感じるような急加速は発生させないようにすることができる。
(第1実施形態)
図2は、本発明の第1実施形態における制御に対応するフローチャートである。図2において、ACC機能の作動中(ステップ100)は、ACC機能により追従している先行車の加速度すなわち車間時間の増加率が常に監視されており(ステップ111)、先行車の加速度(車間時間の増加率)が閾値a0以上になったことが検出された場合に、
(i)車両1がEV走行モード以外であれば(ステップ112、NO)、第1のトルク要求T1により加速制御が実行され(ステップ121)、
(ii)車両1がEV走行モードであれば(ステップ112、YES)、第2のトルク要求T2により加速制御が実行される(ステップ122)。
図2は、本発明の第1実施形態における制御に対応するフローチャートである。図2において、ACC機能の作動中(ステップ100)は、ACC機能により追従している先行車の加速度すなわち車間時間の増加率が常に監視されており(ステップ111)、先行車の加速度(車間時間の増加率)が閾値a0以上になったことが検出された場合に、
(i)車両1がEV走行モード以外であれば(ステップ112、NO)、第1のトルク要求T1により加速制御が実行され(ステップ121)、
(ii)車両1がEV走行モードであれば(ステップ112、YES)、第2のトルク要求T2により加速制御が実行される(ステップ122)。
上記何れかのステップが実行された後、それぞれの終了条件を満たせば1回のフローは終了する(ステップ130)が、ACC機能の作動中は、このフローが常時実行されている。
なお、上記閾値a0は、単に正値(a0>0)とすることもできるが、制御の安定性の点から、有意な値とすることが好ましい。また、車速に応じて閾値a0が動的に設定されても良い。特に車速ゼロすなわち再発進時に、先行車の加速度が小さい場合が除外されるような値とすることが好ましい。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態における制御に対応するフローチャートであり、先行車に追従して減速停車した状態から再発進する場合と先行車に追従して走行中に再加速する場合とで異なる制御が実行される態様を示している。図3において、ACC機能の作動中(ステップ100)は、ACC機能により追従している先行車の加速度すなわち車間時間の増加率が常に監視されており(ステップ111)、先行車の加速(車間時間の増加率)が閾値a0以上になったことが検出された場合に、
(i)車両1がEV走行モード以外であるか(ステップ112、NO)、または、車両1の車速>0km/h、すなわち走行中であれば(ステップ113、NO)、第1のトルク要求T1により加速制御が実行され(ステップ121)、
(ii)車両1がEV走行モードであり(ステップ112、YES)、かつ、先行車の加速度が検出された時点で車両1の車速が0km/h、すなわち停車中であれば(ステップ113、YES)、第2のトルク要求T2により加速制御が実行される(ステップ122)。
図3は、本発明の第2実施形態における制御に対応するフローチャートであり、先行車に追従して減速停車した状態から再発進する場合と先行車に追従して走行中に再加速する場合とで異なる制御が実行される態様を示している。図3において、ACC機能の作動中(ステップ100)は、ACC機能により追従している先行車の加速度すなわち車間時間の増加率が常に監視されており(ステップ111)、先行車の加速(車間時間の増加率)が閾値a0以上になったことが検出された場合に、
(i)車両1がEV走行モード以外であるか(ステップ112、NO)、または、車両1の車速>0km/h、すなわち走行中であれば(ステップ113、NO)、第1のトルク要求T1により加速制御が実行され(ステップ121)、
(ii)車両1がEV走行モードであり(ステップ112、YES)、かつ、先行車の加速度が検出された時点で車両1の車速が0km/h、すなわち停車中であれば(ステップ113、YES)、第2のトルク要求T2により加速制御が実行される(ステップ122)。
上記ステップ122で、EV走行モードで停止状態から発進(ステップ140)した後に実トルクが所定閾値T3に達すると(ステップ141)、HEVコントローラ30は、HEV走行モードに切り替え(ステップ142)、エンジンコントローラ20がエンジン2を始動することで、EV走行モードは終了する(ステップ143)。
上記ステップ121,122の何れかが実行された後、それぞれの終了条件を満たせば1回のフローは終了する(ステップ130)が、ACC機能の作動中は、このフローが常時実行されている。
なお、車両1の停止状態を判定する上記閾値(0km/h)は、実質的に停止状態と見做せる値(例えば1~3km/h)とすることもできる。
この第2実施形態に係る加速制御は、EV走行モードで停車中に、先行車の発進によりACCコントローラ10から加速指令が出され、先行車に追従して再発進する場合に第2のトルク要求T2により加速制御が実行されることで、図5(a)に符号T2′で示すように、EV走行モードからHEV走行モードへの切り替えタイミングが早まり、エンジン2の駆動力による加速に早期に移行し、実トルクT2′の立ち上がりが速くなるので、図5(b)に符号A2で示すように、加速度の立ち上がりも速くなり、先行車への追従性が向上する。
一方、EV走行モードで走行中に、先行車の再加速等によりACCコントローラ10から加速指令が出され、再加速するような場合には、停車状態から再発進する場合と比較して低いトルクで先行車に追従できるため、トルク要求値を急激に上げる処理はせず、通常のタイミングでEV走行モードからHEV走行モードに切り替わるようにすることで、燃費性能や乗り心地を優先した制御を実行できる。
(第3実施形態)
図4は、本発明の第3実施形態における制御に対応するフローチャートを示している。この第3実施形態は、先行車に追従して減速停車した状態から再発進する場合と先行車に追従して走行中に再加速する場合とで異なる制御が実行される点は第2実施形態と同様であるが、ACC機能における目標車間時間TGを考慮して加速制御が実行される点が異なる。
図4は、本発明の第3実施形態における制御に対応するフローチャートを示している。この第3実施形態は、先行車に追従して減速停車した状態から再発進する場合と先行車に追従して走行中に再加速する場合とで異なる制御が実行される点は第2実施形態と同様であるが、ACC機能における目標車間時間TGを考慮して加速制御が実行される点が異なる。
ACCコントローラ10は、ドライバのスイッチ操作により、先行車に追従走行する場合の目標車間時間(TG=車間距離/車速)を、複数段階、例えば、短(TG1)、中(TG2)、長(TG3)の3段階から選択的に設定可能である場合に、図4に示すように、ACC機能の作動時(ステップ100)に、目標車間時間TGが、その設定範囲における短い側の「短(TG1)」に設定されている場合(ステップ101、YES)に、ステップ111以下の制御を実行するようにしている。
すなわち、先行車の加速(車間時間の増加率)が閾値a0以上になったことが検出された場合(ステップ111、YES)に、
(i)車両1がEV走行モード以外であるか(ステップ112、NO)、または、車両1の車速>0km/h、すなわち走行中であれば(ステップ113、NO)、第1のトルク要求T1により加速制御が実行され(ステップ121)、
(ii)車両1がEV走行モードであり(ステップ112、YES)、かつ、先行車の加速度が検出された時点で車両1の車速が0km/h、すなわち停車中であれば(ステップ113、YES)、第2のトルク要求T2により加速制御が実行される(ステップ122)。
(i)車両1がEV走行モード以外であるか(ステップ112、NO)、または、車両1の車速>0km/h、すなわち走行中であれば(ステップ113、NO)、第1のトルク要求T1により加速制御が実行され(ステップ121)、
(ii)車両1がEV走行モードであり(ステップ112、YES)、かつ、先行車の加速度が検出された時点で車両1の車速が0km/h、すなわち停車中であれば(ステップ113、YES)、第2のトルク要求T2により加速制御が実行される(ステップ122)。
そして、第2のトルク要求T2が出されてから所定時間(例えば2~3秒)経過後に先行車の加速度A0(車間時間の増加率)が所定閾値a1以上であれば(ステップ123、YES)、第2のトルク要求T2による加速制御が継続される(ステップ124)が、所定時間経過しても先行車の加速度A0が所定閾値a1に達しない場合(ステップ123、NO)は、第1のトルク要求T1による加速制御に切り替わる。
その後、それぞれの加速制御(T1,T2)の終了条件の成立をもって1回のフローは終了する(ステップ130)が、ACC機能の作動中は、このフローが常時実行される点は先の実施形態と同様である。
この第3実施形態に係る加速制御では、目標車間時間(目標車間距離)の設定範囲において短い目標車間時間TG1が設定されている場合は、ドライバに追従性を重視する意図があると見做せる。したがって、そのような場合に、EV走行モードからHEV走行モードへの切り替えタイミングを早め、エンジン2の駆動力による加速に早期に移行するような制御を行い、加速性および先行車への追従性を向上させることで、ドライバの嗜好に合った走行を実現できる。
また、先行車の加速度A0(車間時間の増加率)が所定時間経過しても所定閾値a1に達しない場合は、第1のトルク要求T1による加速制御に切り替わることで、短めの目標車間時間TG1が設定されている状況での過接近や不必要な制動を抑制できる。
なお、上記実施形態では、車両1がマイルドハイブリット車両である場合について述べたが、本発明に係る制御装置は、エンジン2とモータ3の駆動力で走行するHEV走行モードで最大出力が得られるフルハイブリッド車両においても実施可能である。
以上、本発明のいくつかの実施形態について述べたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいてさらに各種の変形および変更が可能であることを付言する。
1 車両
2 エンジン
3 モータ
4 ブレーキ
10 ACCコントローラ
11 先行車検知手段
14 車輪速センサ
20 エンジンコントローラ
30 HEVコントローラ
40 ブレーキコントローラ
2 エンジン
3 モータ
4 ブレーキ
10 ACCコントローラ
11 先行車検知手段
14 車輪速センサ
20 エンジンコントローラ
30 HEVコントローラ
40 ブレーキコントローラ
Claims (4)
- エンジンとモータを駆動系に備え、
前記エンジンと前記モータの制駆動力を制御する制御システムを備えており、
前記エンジンの駆動力のみで走行するエンジン走行モードと、
前記モータの駆動力のみで走行するEV走行モードと、
前記エンジンの駆動力と前記モータの駆動力とで走行するHEV走行モードと、
を選択的に実行可能なハイブリッド車両の走行制御装置であって、
自車線に先行車がない場合は目標車速に従って定速走行し、自車線に先行車がある場合は目標車間時間に従って前記先行車に追従するACC機能を有するものにおいて、
前記ACC機能により追従中の先行車が加速した場合、
前記エンジン走行モードまたは前記HEV走行モードでは、前記先行車の加速度に応じて決定される第1のトルク要求により加速制御を実行し、
前記EV走行モードでは、前記先行車の加速度に応じて決定される第2のトルク要求により加速制御を実行するように構成され、
前記第2のトルク要求は、前記第1のトルク要求よりも大きい傾きで上昇することを特徴とする、
ハイブリッド車両の走行制御装置。 - 前記制御システムは、実トルクが所定閾値未満になるとEV走行モードに移行し、かつ、EV走行モードで走行中に実トルクが所定閾値以上になるとHEV走行モードに移行する制御を実行可能であることを特徴とする、請求項1に記載のハイブリッド車両の走行制御装置。
- 前記第2のトルク要求による前記加速制御は、前記ACC機能により追従中の先行車が加速した前記場合が、前記先行車の停止に伴い自車両がEV走行モードで停止した状態で前記先行車が発進した場合に実行されることを特徴とする、請求項2に記載のハイブリッド車両の走行制御装置。
- 前記第2のトルク要求による前記EV走行モードでの前記加速制御は、前記ACC機能における前記目標車間時間が、その設定範囲における所定値以下の場合に実行されることを特徴とする、請求項1~3の何れか一項に記載のハイブリッド車両の走行制御装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021102562A JP2023001690A (ja) | 2021-06-21 | 2021-06-21 | ハイブリッド車両の走行制御装置 |
EP22158596.1A EP4108532B1 (en) | 2021-06-21 | 2022-02-24 | Driving control apparatus for hybrid vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021102562A JP2023001690A (ja) | 2021-06-21 | 2021-06-21 | ハイブリッド車両の走行制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023001690A true JP2023001690A (ja) | 2023-01-06 |
Family
ID=80735706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021102562A Pending JP2023001690A (ja) | 2021-06-21 | 2021-06-21 | ハイブリッド車両の走行制御装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP4108532B1 (ja) |
JP (1) | JP2023001690A (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1445452B1 (en) * | 1997-04-25 | 2008-06-11 | Hitachi, Ltd. | Method for setting target driving torque and corresponding vehicle control |
JP4581988B2 (ja) | 2005-12-20 | 2010-11-17 | 日産自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP5418676B2 (ja) * | 2010-06-25 | 2014-02-19 | トヨタ自動車株式会社 | 電動車両およびその制御方法 |
DE102011003486B4 (de) * | 2011-02-02 | 2022-01-13 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Abstandsbezogenes elektronisch gesteuertes Fahrgeschwindigkeitsregelsystem für Kraftfahrzeuge |
GB2508669A (en) * | 2012-12-10 | 2014-06-11 | Jaguar Land Rover Ltd | A speed control system for a hybrid electric vehicle |
-
2021
- 2021-06-21 JP JP2021102562A patent/JP2023001690A/ja active Pending
-
2022
- 2022-02-24 EP EP22158596.1A patent/EP4108532B1/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP4108532B1 (en) | 2024-01-31 |
EP4108532A1 (en) | 2022-12-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4735713B2 (ja) | エンジン制御装置 | |
US10583836B2 (en) | Control apparatus for vehicle | |
JP6536678B2 (ja) | 車両走行制御方法及び車両走行制御装置 | |
JP6515040B2 (ja) | 車両制御装置 | |
JP6874639B2 (ja) | 車両 | |
US11485362B2 (en) | Operating a motor vehicle with an advanced motor restart out of the engine-off coasting mode | |
WO2017183519A1 (ja) | 車両制御装置 | |
KR100906870B1 (ko) | 적응형 크루즈 컨트롤 시스템이 구비된 하이브리드 차량의제어 방법 | |
CN111542464B (zh) | 车辆控制方法及车辆控制装置 | |
JP6106758B2 (ja) | 車両制御装置 | |
JP2004232538A (ja) | 車両のエンジン自動停止再始動制御装置 | |
JP2024051012A (ja) | 車両運転支援装置 | |
JP2023001690A (ja) | ハイブリッド車両の走行制御装置 | |
JP2004245099A (ja) | エンジン自動停止装置 | |
JP2015068191A (ja) | 車両制御装置 | |
JP2014172456A (ja) | アイドルストップ車の制御装置 | |
WO2018008536A1 (ja) | 車両用制御装置 | |
JP2016070242A (ja) | 車両用制御装置 | |
WO2022196205A1 (ja) | 車両制御装置および車両制御方法 | |
JP7114171B2 (ja) | 車両制御装置 | |
JP5024125B2 (ja) | 燃費向上化装置 | |
JP2017210149A (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2014173455A (ja) | アイドルストップ車の制御装置 | |
JP2023121041A (ja) | 駆動力制御装置 | |
JP2019167874A (ja) | 車両制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240416 |