JP2022050234A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本実施の形態に係る基板処理装置の構成の例を示す模式的平面図である。図1に示すように、基板処理装置100は、インデクサブロックIDおよび処理ブロックPRを含む。インデクサブロックIDは、基板搬送部(基板搬送ロボット)IRおよびキャリア載置部CPを含む。キャリア載置部CPには、複数の基板Wを多段に収納するキャリアCCが載置される。
図2は、図1の基板処理部1aの構成の一例を示す模式的断面図である。基板処理部1b,1c,1dの構成は、基板処理部1aの構成と同様である。基板処理部1aは、処理チャンバCHa、スピンチャック(回転保持部)10、ノズル駆動部20、遮断部材30およびスプラッシュガード40を含む。スピンチャック10、ノズル駆動部20、処理液供給ノズル22、遮断部材30およびスプラッシュガード40は、処理チャンバCHa内に収容される。遮断部材30は、スピンチャック10の上方に設けられる。スプラッシュガード40は、スピンチャック10を取り囲むように設けられる。スプラッシュガード40の外方には、ノズル駆動部20が設けられる。
図3は、図1の制御部110の構成を示すブロック図である。制御部110は、搬送制御部111、洗浄処理記憶部112および処理動作制御部113を含む。制御部110は、CPU(中央演算処理装置)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリメモリ)および記憶装置により構成される。CPUがROMまたは記憶装置等の記憶媒体に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、制御部110の各構成要素の機能が実現される。なお、制御部110の一部またはすべての構成が電子回路等のハードウェアにより実現されてもよい。
図4は、図2の基板処理部1aの動作の一例を示すフローチャートである。図5~図10は、図2の基板処理部1aの動作の一例を示す模式的断面図である。基板処理部1b,1c,1dの動作は、基板処理部1aの動作と同様である。本例では、処理液として、レジスト剥離液(例えばSPM)が用いられる。
具体的には、図2のシャッタ駆動部SdによりシャッタSHaが開かれる。図1の基板搬送部2の搬送保持部Hは、開口部OPを通して処理チャンバCHa内に進入し、スピンチャック10上に基板Wを搬入する。スピンチャック10は、複数のチャックピン12により基板Wを保持する。本例では、基板Wにレジスト膜が形成されている。
本実施の形態における基板処理装置100においては、基板処理動作の終了時点から維持時間が経過するまで、基板Wの上面に遮断板31の対向面31aが近接した状態で対向する。それにより、基板処理動作後に、処理チャンバCHaに滞留する処理液の雰囲気におけるミストまたは液滴が基板Wに再付着することが防止される。したがって、基板処理動作終了後の基板Wの清浄度を向上させることが可能となる。
(a)上記実施の形態では、処理レシピの最終工程の終了により基板処理動作の終了が判定されるが、基板処理動作の終了の判定方法はこれに限定されない。例えば、シャッタSHaの開放状態への移行に基づいて基板処理動作の終了が判定されてもよく、または基板Wの乾燥工程の終了時のスピンベース11の回転の終了または遮断板31の回転の終了に基づいて基板処理動作の終了が判定されてもよい。
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明する。上記実施の形態においては、スピンチャック10が基板保持部の例であり、遮断板31が対向部材の例であり、遮断板昇降駆動部36が昇降駆動部の例であり、処理動作終了信号PEが基板処理動作の終了を示す終了信号の例である。請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
Claims (14)
- 基板に処理液を用いた基板処理動作を行う基板処理部と、
基板を保持して前記基板処理部に対して基板を搬入および搬出する搬送保持部を有する基板搬送部と、
前記基板処理部および前記基板搬送部を制御する制御部とを備え、
前記基板処理部は、
基板を水平姿勢で保持する基板保持部と、
前記基板保持部に保持された基板に対向する対向面を有し、前記基板保持部から上方に離間した第1の高さ位置と前記第1の高さ位置よりも低い第2の高さ位置との間で昇降可能に構成された対向部材と、
前記対向部材を昇降させる昇降駆動部とを含み、
前記制御部は、前記基板処理動作の終了時点から予め定められた維持時間が経過するまで前記対向部材が前記第2の高さ位置で保持された後、前記対向部材が前記第2の高さ位置から前記第1の高さ位置に上昇するように前記昇降駆動部を制御する、基板処理装置。 - 前記基板処理部は、
開口部を有しかつ前記基板保持部および前記対向部材を収容する処理チャンバと、
前記処理チャンバの前記開口部を閉塞する閉塞状態と前記開口部を開放する開放状態とに移行するように構成されたシャッタと、
前記シャッタを前記閉塞状態と前記開放状態とに移行させるシャッタ駆動部とをさらに備え、
前記制御部は、前記基板処理動作の終了時点で前記シャッタが前記開放状態になるように前記シャッタ駆動部を制御し、前記シャッタの開放時点から前記維持時間が経過するまで前記対向部材が前記第2の高さ位置で保持されるように前記昇降駆動部を制御する、請求項1に記載の基板処理装置。 - 前記制御部は、前記基板搬送部に前記基板処理動作の終了を示す終了信号を与え、前記開口部を通して前記処理チャンバ内への前記搬送保持部の進入の開始を示す進入開始信号を前記基板搬送部から受け取り、前記進入開始信号に応答して前記第2の高さ位置から前記第1の高さ位置へ前記対向部材の上昇を開始するように前記昇降駆動部を制御する、請求項2に記載の基板処理装置。
- 前記基板保持部は、基板を垂直方向の軸の周りで回転させる回転保持部であり、
前記制御部は、前記基板処理動作の終了時点で基板の回転が停止するように前記回転保持部を制御し、
前記回転保持部により保持された基板の回転が停止した状態で前記維持時間が経過するまで前記対向部材が静止状態で前記第2の高さ位置で保持されるように前記昇降駆動部を制御する、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板処理装置。 - 前記基板処理部は、前記基板保持部により保持された基板に不活性ガスを供給する不活性ガス供給部をさらに含み、
前記不活性ガス供給部は、前記維持時間内において前記基板保持部により保持された基板と前記対向部材との間の空間に不活性ガスを供給する第1の状態と前記維持時間内において前記基板保持部により保持された基板と前記対向部材との間の空間に不活性ガスを供給しない第2の状態とに選択可能に構成される、請求項1~4のいずれか一項に記載の基板処理装置。 - 前記制御部は、複数の工程を順に含む処理レシピに従って前記基板処理動作を制御し、前記処理レシピの最終工程の終了により前記基板処理動作の終了を判定する、請求項1~5のいずれか一項に記載の基板処理装置。
- 前記制御部は、前記第2の高さ位置を調整可能に構成される、請求項1~6のいずれか一項に記載の基板処理装置。
- 基板処理部における基板保持部により保持された基板に処理液を用いた基板処理動作を行うステップと、
前記基板処理動作中に対向部材を前記基板保持部から上方に離間した第1の高さ位置または前記第1の高さ位置よりも低い第2の高さ位置で保持するステップと、
前記対向部材を前記基板処理動作の終了時点から予め定められた維持時間の経過後まで前記第2の高さ位置で保持するステップと、
前記対向部材を前記維持時間の経過後まで前記第2の高さ位置で保持した後、前記対向部材を前記第2の高さ位置から前記第1の高さ位置に上昇させるステップとを含む、基板処理方法。 - 前記基板処理動作を行うステップは、
前記基板処理部の処理チャンバの開口部をシャッタで閉塞した状態で、前記処理チャンバ内の前記基板保持部により保持された基板に処理液を用いた前記基板処理動作を行い、前記基板処理動作の終了時点で前記シャッタを開くことにより前記処理チャンバの前記開口部を開放状態にすることを含み、
前記対向部材を前記第2の高さ位置で保持するステップは、
前記シャッタの開放時点から前記維持時間の経過後まで前記対向部材が前記第2の高さ位置で保持させることを含む、請求項8に記載の基板処理方法。 - 前記基板処理動作の終了時に基板搬送部に前記基板処理動作の終了を示す終了信号を与えるステップと、
前記開口部を通して前記処理チャンバ内への前記基板搬送部の搬送保持部の進入の開始を示す進入開始信号を前記基板搬送部から受け取るステップとをさらに含み、
前記対向部材を上昇させるステップは、前記進入開始信号に応答して前記第2の高さ位置から前記第1の高さ位置へ前記対向部材の上昇を開始させることを含む、請求項9に記載の基板処理方法。 - 前記基板処理動作の終了時点で回転保持部により保持された基板の回転を停止させるステップをさらに含み、
前記対向部材を前記第2の高さ位置で保持するステップは、
前記回転保持部により保持された基板の回転が停止した状態で前記維持時間が経過するまで前記対向部材を前記第2の高さ位置で保持させることを含む、請求項8~10のいずれか一項に記載の基板処理方法。 - 前記維持時間内において前記基板保持部により保持された基板と前記対向部材との間の空間に不活性ガスを供給する第1の状態と前記維持時間内において前記基板保持部により保持された基板と前記対向部材との間の空間に不活性ガスを供給しない第2の状態との選択を受け付けるステップをさらに含む、請求項8~11のいずれか一項に記載の基板処理方法。
- 複数の工程を順に含む処理レシピの最終工程の終了により前記基板処理動作の終了を判定するステップをさらに含む、請求項8~12のいずれか一項に記載の基板処理方法。
- 前記対向部材の前記第2の高さ位置を調整するステップをさらに含む、請求項8~13のいずれか一項に記載の基板処理方法。
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