JP2020153317A - 還流弁 - Google Patents
還流弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020153317A JP2020153317A JP2019053531A JP2019053531A JP2020153317A JP 2020153317 A JP2020153317 A JP 2020153317A JP 2019053531 A JP2019053531 A JP 2019053531A JP 2019053531 A JP2019053531 A JP 2019053531A JP 2020153317 A JP2020153317 A JP 2020153317A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axial direction
- valve
- valve body
- supported
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000010992 reflux Methods 0.000 title claims abstract description 21
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims abstract description 6
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 47
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 29
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 8
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 7
- 230000003134 recirculating effect Effects 0.000 description 6
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 6
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000008014 freezing Effects 0.000 description 1
- 238000007710 freezing Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 238000009834 vaporization Methods 0.000 description 1
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M13/0011—Breather valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M13/02—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure
- F01M13/021—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure
- F01M13/022—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure using engine inlet suction
- F01M13/023—Control valves in suction conduit
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M2013/0038—Layout of crankcase breathing systems
- F01M2013/0044—Layout of crankcase breathing systems with one or more valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K15/00—Check valves
- F16K15/02—Check valves with guided rigid valve members
- F16K15/025—Check valves with guided rigid valve members the valve being loaded by a spring
- F16K15/026—Check valves with guided rigid valve members the valve being loaded by a spring the valve member being a movable body around which the medium flows when the valve is open
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Check Valves (AREA)
- Safety Valves (AREA)
Abstract
Description
<全体構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係るPCVバルブを適用した内燃機関の構成を示す概略構成図である。内燃機関100は、ピストン103、及びピストン103を収容するシリンダの組を複数備える多気筒のエンジンである。シリンダは、クランクケース102の上方に設けられ、ピストン103を内包する。図1では、便宜上、シリンダ及びピストン103が1つずつのみ示される。ピストン103は、シリンダの気筒内で気筒の長手方向に移動する。この移動に伴って、ピストン103に連結されたコンロッド105がクランク軸106を回転させる。ピストン103の上方には、燃焼室104が配置される。燃焼室104には、燃料に点火するための点火プラグが設けられる。
以下、本発明の第1実施形態に係るPCVバルブ116について説明する。図2及び図3は、本発明の第1実施形態に係るPCVバルブ116の側断面図である。図2は、PCVバルブ116が閉じた状態を示す図である。図3は、PCVバルブ116が開いた状態を示す図である。PCVバルブ116は、中心軸Jと平行な方向に貫通する貫通孔21を備える筒部2aを有するハウジング2と、貫通孔21を軸方向に移動可能な弁体3と、弁体3を軸方向一方側(−Z側)に付勢する付勢部材4と、を有する。
ハウジング2の筒部2aは、貫通孔21の軸方向一方側に開口し、ブローバイガス通路115の上流側(クランクケース102側)に接続する第1開口71を有する。ハウジング2の筒部2aは、貫通孔21の軸方向他方側(+Z側)に開口し、ブローバイガス通路の下流側(吸気通路110側)に接続する第2開口25を有する。ハウジング2の筒部2aは、貫通孔21の軸方向一方側で弁体3を支持する第1支持部23を有する。第1支持部23は、その内周面で弁体3を支持する。ハウジング2の筒部2aは、貫通孔21の軸方向他方側で弁体3を支持する第2支持部22を有する。第2支持部22は、その内周面で弁体3を支持する。ハウジング2の筒部2aは、第1支持部23よりも軸方向他方側、且つ第2支持部22よりも軸方向一方側に設けられた筒胴部24を有する。第2支持部22の内周は筒胴部24の内周よりも小径である。第2支持部22は、筒胴部24との境で径方向内側に延びて軸方向一方側に向く第2段差面22aを有する。ハウジング2の筒部2aは、軸方向一方側に端部27を有する。端部27の内周面29は筒胴部24の内周面26よりも大径である。筒胴部24は、端部27との境で径方向内側に延びて軸方向一方側に向く段差面28を有する。
ハウジング2は、弁座部材7を有する。弁座部材7は円環形状の部材である。弁座部材7の内周は、フランジ部材6の外周よりも小径である。弁座部材7の内周は、第1開口71を形成する。弁座部材7の外周は、筒胴部24の内周面26よりも大径である。弁座部材7は、端部27の径方向内側に収容される。端部27に収容された弁座部材7は、その軸方向他方側に向く面が段差面28に接する。端部27は、弁座部材7を収容した状態で、その軸方向一方側の先端が径方向内側に屈曲する。端部27に収容された弁座部材7は、その軸方向一方側に向く面が、径方向内側に屈曲した端部27の軸方向一方側の先端に接する。径方向内側に屈曲した端部27の軸方向一方側の先端の内周は、開口27aを形成する。径方向内側に屈曲した端部27の軸方向一方側の先端の内周は、弁座部材7の内周よりも大径である。径方向内側に屈曲した端部27の軸方向一方側の先端の内周は、弁座部材7の外周よりも小径である。
弁体3は、円柱部材3aと、カラー(collar)部材5と、フランジ(Flange)部材6と、を有する。本実施形態では、円柱部材3aは、カラー部材5と別部材である。別部材であることで、複雑な加工を必要とせずに各部材を作製することができ、製造工程を簡易化することができる。円柱部材3aは、カラー部材5と同一の部材であってもよい。本実施形態では、円柱部材3aは、フランジ部材6と別部材である。別部材であることで、複雑な加工を必要とせずに各部材を作製することができ、製造工程を簡易化することができる。円柱部材3aは、フランジ部材6と同一の部材であってもよい。フランジ部材6は、第1支持部23に支持される第1被支持部である。カラー部材5は、第2支持部22に支持される第2被支持部である。円柱部材3aは、フランジ部材6よりも軸方向他方側、且つカラー部材5よりも軸方向一方側に設けられた弁体胴部31を有する。円柱部材3aは、弁体胴部31よりも軸方向他方側に設けられた中径部32を有する。中径部32の外周は、弁体胴部31の外周よりも小径である。円柱部材3aは、弁体胴部31と中径部32との間にテーパ部34を有する。テーパ部34は、弁体胴部31側から中径部32側に向かうにつれて徐々に外周が小径になるテーパを有する。円柱部材3aは、中径部32よりも軸方向他方側に設けられた小径部33を有する。小径部33の外周は、中径部32の外周よりも小径である。
本実施形態では、付勢部材4はコイルばねである。付勢部材4は、例えば板ばねのようなコイルバネ以外の部材であってもよい。付勢部材4の軸方向一方側の端部は、第1段差面61aに接する。付勢部材4の軸方向他方側の端部は第2段差面22aに接する。付勢部材4は、筒胴部24の内周と弁体胴部31の外周との間に収容される。フランジ部材6は、付勢部材4の付勢力を第1段差面61aで受けて軸方向一方側に移動することで第1開口71を塞ぐ(図2参照)。これにより、弁である弁体3が、弁座である弁座部材7の第1開口71を塞ぎ、PCVバルブ116は閉弁する。フランジ部材6は、第1開口71側に対する第2開口25側の負圧により付勢部材4の付勢力に抗って軸方向他方側に移動する(図3参照)。これにより、弁である弁体3が、弁座である弁座部材7の第1開口71を開き、PCVバルブ116は開弁する。
図4は、図3のB−B’断面図である。カラー部材5は、径方向外側の端部が第2支持部22と接触する第2接触部51と、径方向外側の端部が第2支持部22から離間する第2離間部52と、を周方向に交互に配置した形状の板状部材である。本実施形態では、カラー部材5は、第2接触部51及び第2離間部52を周方向に3つずつ配置している。第2接触部51の径方向外側の端部は、弁体胴部31の径方向外側の端部よりも径方向外側に位置する。カラー部材5は、軸方向に貫通する貫通孔5aを有する。小径部33が貫通孔5aに圧入されることで、カラー部材5が円柱部材3aに固定される。本実施形態によれば、第2接触部51と第2離間部52との間に形成された流路の大きさが、弁体3の軸方向位置によらず一定であることにより、還流するブローバイガスの流量を確保することができる。本実施形態によれば、第2支持部22において、弁体3を3点(3つの第2接触部51と第2支持部22との接点)で支持することで、安定して支持するとともに、還流するブローバイガスの流量を確保することができる。
図5は、図3のA−A’断面図である。フランジ部材6は、径方向外側の端部が第1支持部23と接触する第1接触部61と、径方向外側の端部が第1支持部23から離間する第1離間部62と、を周方向に交互に配置した形状の板状部材である。本実施形態では、フランジ部材6は、第1接触部61及び第1離間部62を周方向に3つずつ配置している。第1接触部61の径方向外側の端部は、弁体胴部31の径方向外側の端部よりも径方向外側に位置する。フランジ部材6は、軸方向に貫通する貫通孔6aを有する。弁体胴部31が貫通孔6aに圧入されることで、フランジ部材6が円柱部材3aに固定される。本実施形態によれば、第1接触部61と第1離間部62との間に形成された流路の大きさが、弁体3の軸方向位置によらず一定であることにより、還流するブローバイガスの流量を確保することができる。本実施形態によれば、第1支持部23において、弁体3を3点(3つの第1接触部61と第1支持部23との接点)で支持することで、安定して支持するとともに、還流するブローバイガスの流量を確保することができる。
第1開口71側に対する第2開口25側の負圧により弁体3を軸方向他方側に移動させる力が、付勢部材4の付勢力よりも弱い場合には、フランジ部材6が弁座部材7に接触して第1開口71を塞ぎ、PCVバルブ116は閉弁する。第1開口71側に対する第2開口25側の負圧により弁体3を軸方向他方側に移動させる力が、付勢部材4の付勢力よりも強い場合には、フランジ部材6が弁座部材7から離れて第1開口71を開き、PCVバルブ116は開弁する。このとき、第1開口71、第1支持部23と第1離間部62との間、筒胴部24と弁体胴部31との間、第2支持部22と第2離間部52との間、及び第2開口25によってブローバイガスの流路が形成される。
本発明の第2実施形態において、内燃機関の構成は第1実施形態と同じであるので、内燃機関を含む全体構成の説明は省略する。
以下、本発明の第2実施形態に係るPCVバルブ1116について説明する。図8は、本発明の第2実施形態に係るPCVバルブ1116の側断面図である。図8は、PCVバルブ1116が開いた状態を示す図である。PCVバルブ1116は、中心軸Jと平行な方向に貫通する貫通孔21を備える筒部2aを有するハウジング2と、貫通孔21を軸方向に移動可能な弁体1003と、弁体1003を軸方向一方側(−Z側)に付勢する付勢部材4と、を有する。第2実施形態のPCVバルブ1116において、第1実施形態のPCVバルブ116と同様の構成には同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
弁体1003は、円柱部材1003aと、フランジ部材6と、を有する。本実施形態では、円柱部材1003aは、フランジ部材6と別部材である。別部材であることで、複雑な加工を必要とせずに各部材を作製することができ、製造工程を簡易化することができる。円柱部材1003aは、フランジ部材6と同一の部材であってもよい。フランジ部材6は、第1支持部23に支持される第1被支持部である。円柱部材1003aは、フランジ部材6よりも軸方向他方側に設けられた弁体胴部1031を有する。円柱部材1003aは、弁体胴部1031よりも軸方向他方側に設けられた第2被支持部1032を有する。
付勢部材4の軸方向一方側の端部は、第1段差面61aに接する。付勢部材4の軸方向他方側の端部は第2段差面22aに接する。付勢部材4は、筒胴部24の内周と弁体胴部1031の外周との間に収容される。フランジ部材6は、付勢部材4の付勢力を第1段差面61aで受けて軸方向一方側に移動することで第1開口71を塞ぐ。これにより、弁である弁体1003が、弁座である弁座部材7の第1開口71を塞ぎ、PCVバルブ1116は閉弁する。フランジ部材6は、第1開口71側に対する第2開口25側の負圧により付勢部材4の付勢力に抗って軸方向他方側に移動する。これにより、弁である弁体1003が、弁座である弁座部材7の第1開口71を開き、PCVバルブ1116は開弁する。
第2被支持部1032は、その外周において、径方向外側の端部が第2支持部22と接触する第2接触部1033と、径方向外側の端部が第2支持部22から離間する第2離間部1034と、を有する。第2離間部1034は、第2被支持部1032の外周において、径方向内側に凹んでいる。
第1開口71側に対する第2開口25側の負圧により弁体1003を軸方向他方側に移動させる力が、付勢部材4の付勢力よりも弱い場合には、フランジ部材6が弁座部材7に接触して第1開口71を塞ぎ、PCVバルブ1116は閉弁する。第1開口71側に対する第2開口25側の負圧により弁体1003を軸方向他方側に移動させる力が、付勢部材4の付勢力よりも強い場合には、フランジ部材6が弁座部材7から離れて第1開口71を開き、PCVバルブ1116は開弁する。このとき、第1開口71、第1支持部23と第1離間部62との間、筒胴部24と弁体胴部1031との間、第2支持部22と第2離間部1034との間、及び第2開口25によってブローバイガスの流路が形成される。
本発明の第3実施形態において、内燃機関の構成は第1実施形態と同じであるので、内燃機関を含む全体構成の説明は省略する。
以下、本発明の第3実施形態に係るPCVバルブ2116について説明する。図12は、本発明の第3実施形態に係るPCVバルブ2116の側断面図である。図12は、PCVバルブ2116が開いた状態を示す図である。PCVバルブ2116は、中心軸Jと平行な方向に貫通する貫通孔21を備える筒部2aを有するハウジング2と、貫通孔21を軸方向に移動可能な弁体2003と、弁体2003を軸方向一方側(−Z側)に付勢する付勢部材4と、を有する。第3実施形態のPCVバルブ2116において、第1実施形態のPCVバルブ116と同様の構成には同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
弁体2003は、円柱部材2003aと、フランジ部材6と、を有する。本実施形態では、円柱部材2003aは、フランジ部材6と別部材である。別部材であることで、複雑な加工を必要とせずに各部材を作製することができ、製造工程を簡易化することができる。円柱部材2003aは、フランジ部材6と同一の部材であってもよい。フランジ部材6は、第1支持部23に支持される第1被支持部である。円柱部材2003aは、フランジ部材6よりも軸方向他方側に設けられた弁体胴部2031を有する。円柱部材2003aは、弁体胴部2031よりも軸方向他方側に設けられた第2被支持部2032を有する。
付勢部材4の軸方向一方側の端部は、第1段差面61aに接する。付勢部材4の軸方向他方側の端部は第2段差面22aに接する。付勢部材4は、筒胴部24の内周と弁体胴部2031の外周との間に収容される。フランジ部材6は、付勢部材4の付勢力を第1段差面61aで受けて軸方向一方側に移動することで第1開口71を塞ぐ。これにより、弁である弁体2003が、弁座である弁座部材7の第1開口71を塞ぎ、PCVバルブ2116は閉弁する。フランジ部材6は、第1開口71側に対する第2開口25側の負圧により付勢部材4の付勢力に抗って軸方向他方側に移動する。これにより、弁である弁体2003が、弁座である弁座部材7の第1開口71を開き、PCVバルブ2116は開弁する。
第2被支持部2032は、その外周において、径方向外側の端部が第2支持部22と接触する第2接触部2033と、径方向外側の端部が第2支持部22から離間する第2離間部2034と、を有する。第2離間部2034は、第2被支持部2032の外周において、径方向内側に凹んでいる。
第1開口71側に対する第2開口25側の負圧により弁体2003を軸方向他方側に移動させる力が、付勢部材4の付勢力よりも弱い場合には、フランジ部材6が弁座部材7に接触して第1開口71を塞ぎ、PCVバルブ2116は閉弁する。第1開口71側に対する第2開口25側の負圧により弁体2003を軸方向他方側に移動させる力が、付勢部材4の付勢力よりも強い場合には、フランジ部材6が弁座部材7から離れて第1開口71を開き、PCVバルブ2116は開弁する。このとき、第1開口71、第1支持部23と第1離間部62との間、筒胴部24と弁体胴部2031との間、第2支持部22と第2離間部2034との間、及び第2開口25によってブローバイガスの流路が形成される。
本発明の第4実施形態において、内燃機関の構成は第1実施形態と同じであるので、内燃機関を含む全体構成の説明は省略する。
以下、本発明の第4実施形態に係るPCVバルブ3116について説明する。図16は、本発明の第3実施形態に係るPCVバルブ3116の側断面図である。図16は、PCVバルブ3116が開いた状態を示す図である。PCVバルブ3116は、中心軸Jと平行な方向に貫通する貫通孔21を備える筒部2aを有するハウジング2と、貫通孔21を軸方向に移動可能な弁体3003と、弁体3003を軸方向一方側(−Z側)に付勢する付勢部材4と、を有する。第3実施形態のPCVバルブ3116において、第1実施形態のPCVバルブ116と同様の構成には同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
弁体3003は、円柱部材3003aと、フランジ部材6と、を有する。本実施形態では、円柱部材3003aは、フランジ部材6と別部材である。別部材であることで、複雑な加工を必要とせずに各部材を作製することができ、製造工程を簡易化することができる。円柱部材3003aは、フランジ部材6と同一の部材であってもよい。フランジ部材6は、第1支持部23に支持される第1被支持部である。円柱部材3003aは、フランジ部材6よりも軸方向他方側に設けられた弁体胴部3031を有する。円柱部材3003aは、弁体胴部3031よりも軸方向他方側に設けられた第2被支持部3032を有する。
付勢部材4の軸方向一方側の端部は、第1段差面61aに接する。付勢部材4の軸方向他方側の端部は第2段差面22aに接する。付勢部材4は、筒胴部24の内周と弁体胴部3031の外周との間に収容される。フランジ部材6は、付勢部材4の付勢力を第1段差面61aで受けて軸方向一方側に移動することで第1開口71を塞ぐ。これにより、弁である弁体3003が、弁座である弁座部材7の第1開口71を塞ぎ、PCVバルブ3116は閉弁する。フランジ部材6は、第1開口71側に対する第2開口25側の負圧により付勢部材4の付勢力に抗って軸方向他方側に移動する。これにより、弁である弁体3003が、弁座である弁座部材7の第1開口71を開き、PCVバルブ3116は開弁する。
第2被支持部3032は、その外周において、径方向外側の端部が第2支持部22と接触する第2接触部3033と、径方向外側の端部が第2支持部22から離間する第2離間部3034と、を有する。第2離間部3034は、第2被支持部3032の外周において、径方向内側に凹んでいる。
第1開口71側に対する第2開口25側の負圧により弁体3003を軸方向他方側に移動させる力が、付勢部材4の付勢力よりも弱い場合には、フランジ部材6が弁座部材7に接触して第1開口71を塞ぎ、PCVバルブ3116は閉弁する。第1開口71側に対する第2開口25側の負圧により弁体3003を軸方向他方側に移動させる力が、付勢部材4の付勢力よりも強い場合には、フランジ部材6が弁座部材7から離れて第1開口71を開き、PCVバルブ3116は開弁する。このとき、第1開口71、第1支持部23と第1離間部62との間、筒胴部24と弁体胴部3031との間、第2支持部22と第2離間部3034との間、及び第2開口25によってブローバイガスの流路が形成される。
116 PCVバルブ(還流弁)
2 ハウジング
3 弁体
4 付勢部材
5 カラー部材
6 フランジ部材
7 弁座部材
Claims (8)
- 内燃機関のブローバイガスを吸気側に還流するブローバイガス通路に配置される還流弁であって、
中心軸と平行な方向に貫通する貫通孔を備える筒部を有するハウジングと、
前記貫通孔を軸方向に移動可能な弁体と、
前記弁体を軸方向一方側に付勢する付勢部材と、
を有し、
前記筒部は、
前記貫通孔の軸方向一方側に開口し、前記ブローバイガス通路の上流側に接続する第1開口と、
前記貫通孔の軸方向他方側に開口し、前記ブローバイガス通路の下流側に接続する第2開口と、
前記貫通孔の軸方向一方側で前記弁体を支持する第1支持部と、
前記貫通孔の軸方向他方側で前記弁体を支持する第2支持部と、
前記第1支持部よりも軸方向他方側、且つ前記第2支持部よりも軸方向一方側に設けられた筒胴部と、
を有し、
前記弁体は、
前記第1支持部に支持される第1被支持部と、
前記第2支持部に支持される第2被支持部と、
前記第1被支持部よりも軸方向他方側、且つ前記第2被支持部よりも軸方向一方側に設けられた弁体胴部と、
を有し、
前記第2支持部の内周は、前記筒胴部の内周よりも小径であり、
前記第1被支持部は、前記弁体胴部との境で径方向外側に延びて軸方向他方側に向く第1段差面を有し、
前記第2支持部は、前記筒胴部との境で径方向内側に延びて軸方向一方側に向く第2段差面を有し、
前記付勢部材の軸方向一方側の端部は前記第1段差面に接し、
前記付勢部材の軸方向他方側の端部は前記第2段差面に接し、
前記第1被支持部は、前記付勢部材の付勢力を前記第1段差面で受けて軸方向一方側に移動することで前記第1開口を塞ぎ、
前記第1被支持部は、前記上流側に対する前記下流側の負圧により前記付勢部材の付勢力に抗って軸方向他方側に移動することで前記第1開口を開き、
前記第1被支持部は、径方向外側の端部が前記第1支持部と接触する第1接触部と、径方向外側の端部が前記第1支持部から離間する第1離間部と、を周方向に交互に配置した形状であり、
前記第2被支持部は、径方向外側の端部が前記第2支持部と接触する第2接触部と、径方向外側の端部が前記第2支持部から離間する第2離間部と、を周方向に交互に配置した形状である、
還流弁。 - 第2接触部の径方向外側の端部は、前記弁体胴部の径方向外側の端部よりも径方向外側に位置する、
請求項1に記載の還流弁。 - 前記第1被支持部は、前記弁体胴部と別部材であり、
前記第2被支持部は、前記弁体胴部と別部材である、
請求項1又は2に記載の還流弁。 - 前記第2被支持部の外径は、前記弁体胴部の外径と同径である、
請求項1に記載の還流弁。 - 前記第2離間部は、前記弁体胴部から軸方向他端側且つ径方向内側に延びるテーパ部を有する、
請求項4に記載の還流弁。 - 前記第2被支持部は、周方向に3個の前記第2接触部を有する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の還流弁。 - 前記第1被支持部は、周方向に3個の前記第1接触部を有する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の還流弁。 - 前記第1接触部の数は、前記第2接触部の数と同じであり、
前記第1接触部の周方向位置は、前記第2接触部の周方向位置と同じ位置である、
請求項1から7のいずれか1項に記載の還流弁。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019053531A JP2020153317A (ja) | 2019-03-20 | 2019-03-20 | 還流弁 |
US16/815,053 US11131223B2 (en) | 2019-03-20 | 2020-03-11 | Recirculation valve |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019053531A JP2020153317A (ja) | 2019-03-20 | 2019-03-20 | 還流弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020153317A true JP2020153317A (ja) | 2020-09-24 |
Family
ID=72515455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019053531A Pending JP2020153317A (ja) | 2019-03-20 | 2019-03-20 | 還流弁 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11131223B2 (ja) |
JP (1) | JP2020153317A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012251496A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Aisan Industry Co Ltd | 流量制御弁 |
JP2013096273A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Aisan Industry Co Ltd | 流量制御弁 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015031393A (ja) * | 2013-08-07 | 2015-02-16 | 愛三工業株式会社 | 流量制御弁 |
JP6061812B2 (ja) * | 2013-08-09 | 2017-01-18 | 愛三工業株式会社 | エンジンのブローバイガス還元装置のための故障検出装置 |
JP6223211B2 (ja) * | 2013-09-20 | 2017-11-01 | 愛三工業株式会社 | エンジンの低圧ループ式排気還流装置 |
JP6640053B2 (ja) | 2016-08-17 | 2020-02-05 | 愛三工業株式会社 | Pcvバルブの取付構造 |
JP2019056419A (ja) * | 2017-09-21 | 2019-04-11 | 日本電産トーソク株式会社 | 電磁弁 |
JP7218638B2 (ja) * | 2019-03-20 | 2023-02-07 | 日本電産トーソク株式会社 | 還流弁 |
-
2019
- 2019-03-20 JP JP2019053531A patent/JP2020153317A/ja active Pending
-
2020
- 2020-03-11 US US16/815,053 patent/US11131223B2/en active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012251496A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Aisan Industry Co Ltd | 流量制御弁 |
JP2013096273A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Aisan Industry Co Ltd | 流量制御弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US11131223B2 (en) | 2021-09-28 |
US20200300134A1 (en) | 2020-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008151078A (ja) | エンジンの吸気装置 | |
EP3517764B1 (en) | Cylinder head of engine, internal combustion engine and method of producing cylinder head | |
JP7218639B2 (ja) | 還流弁 | |
JP7218638B2 (ja) | 還流弁 | |
JP2020153317A (ja) | 還流弁 | |
JP7431548B2 (ja) | エンジン | |
US7980232B2 (en) | Four stroke internal combustion engine | |
US10876444B2 (en) | Electric valve device, fresh air passage mechanism, and internal-combustion engine | |
CN106032781B (zh) | Egr止通阀及采用该阀的内燃机、汽车 | |
JP6524726B2 (ja) | エンジンの吸気ポート構造 | |
CN106687724B (zh) | 开闭阀结构 | |
CN110295969B (zh) | 内燃机及其制造方法 | |
JP6524727B2 (ja) | エンジンの吸気ポート構造 | |
JP5277000B2 (ja) | Pcv通路 | |
JP2020172896A (ja) | 吸気管およびブローバイガス還流構造並びに内燃機関 | |
JP6524728B2 (ja) | エンジンの吸気ポート構造 | |
JP2006342746A (ja) | 内燃機関の吸気構造 | |
US9085999B2 (en) | PCV valves | |
JP2021188573A (ja) | 流量制御弁 | |
JP2022053291A (ja) | 吸気装置 | |
US10443614B2 (en) | Compressor housing | |
JP2018204574A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP2016169714A (ja) | エンジンの吸気ポート構造 | |
JP2016188624A (ja) | 内燃機関 | |
JP6026233B2 (ja) | 流量制御弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220301 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20220301 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20220401 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230620 |