JP2019020624A - Optical waveguide - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、熱処理においてコア層がアンダークラッド層中に沈み込むことを抑制して可視光用導波路の低損失化を可能にするとともに、マイクロローディング効果を発生させずにコア膜の面内均質化を実現可能な光導波路に関する。 The present invention suppresses the sinking of the core layer into the under-cladding layer in the heat treatment, thereby enabling a reduction in the loss of the visible light waveguide, and in-plane homogeneity of the core film without causing the microloading effect. The present invention relates to an optical waveguide that can be realized.
石英系PLCデバイスは、光通信・光信号処理システムを中心に用いられている。石英系PLCデバイスを構成する石英系導波路は、通信波長用に設計・作製されており、そのコア材料には、SiO2にGeO2をドープしたSiO2−GeO2が用いられている(例えば特許文献1参照)。石英系導波路のコア材料としてSiO2−GeO2を用いた場合、通信波長帯では、大きな吸収損失もなく、極めて低損失で、実績ある光導波路を作製することができる。 Quartz-based PLC devices are mainly used in optical communication / optical signal processing systems. Silica-based waveguides constituting the silica-based PLC devices are designed and prepared for communication wavelength, Its core material, SiO 2 -GeO 2 is used which is doped with GeO 2 in SiO 2 (e.g. Patent Document 1). When SiO 2 —GeO 2 is used as the core material of the quartz-based waveguide, a proven optical waveguide can be manufactured with a very low loss without a large absorption loss in the communication wavelength band.
近年、石英系PLCデバイスは、光通信・光信号処理システムだけでなく、映像・センサデバイスとしても用いられており、可視光波長用に設計された石英系PLCデバイスも開発されている。 In recent years, quartz-based PLC devices are used not only as optical communication / optical signal processing systems but also as video / sensor devices, and quartz-based PLC devices designed for visible light wavelengths have also been developed.
しかしながら、石英系導波路のコア材料として用いられるSiO2−GeO2は、通信波長帯では吸収端を有さないものの、可視光波長帯では吸収端を有するため、可視光が石英系PLCデバイスに入力されて導波路を伝搬すると、電子励起に起因した光吸収により光学特性が劣化するという問題があった。 However, SiO 2 —GeO 2 used as the core material of the silica-based waveguide does not have an absorption edge in the communication wavelength band, but has an absorption edge in the visible light wavelength band. When the light is input and propagates through the waveguide, there is a problem that optical characteristics are deteriorated due to light absorption caused by electronic excitation.
そこで、コア材料としてドーパントを用いず、純粋石英コアを用いる方法がある。コア材料として純粋石英コアを用いる場合、クラッド材料として、クラッド層の屈折率を純粋石英の屈折率より下げるために、ホウ素やフッ素をドープした石英が用いられる。 Therefore, there is a method using a pure quartz core as a core material without using a dopant. When a pure quartz core is used as the core material, boron or fluorine-doped quartz is used as the cladding material in order to lower the refractive index of the cladding layer from that of pure quartz.
図1は、ホウ素やフッ素をドープした石英を用いたクラッド層を有する従来の光導波路構造を示す。図1には、Si基板1と、Si基板1上に形成されたSiO2アンダークラッド層2と、SiO2アンダークラッド層2上に形成された純粋石英コア層3と、純粋石英コア層3を埋め込むようにSiO2アンダークラッド層2及び純粋石英コア層3上に形成されたSiO2オーバークラッド層4と、を備えた光導波路構造が示されている。SiO2アンダークラッド層2及びSiO2オーバークラッド層4は、ホウ素又はフッ素がドーピングされている。
FIG. 1 shows a conventional optical waveguide structure having a cladding layer using quartz doped with boron or fluorine. FIG. 1 shows a
しかしながら、ドーパントが多いほど融点が低くなるため、このようなホウ素やフッ素をドープした石英をクラッド層として用いた場合、導波路作製過程にてコア膜の膜質安定化およびクラッド層の平坦化のために火炎堆積法などによる熱処理をすると、図1に示されるように融点の高い純粋石英コア層3がドーパントリッチで融点の低いSiO2アンダークラッド層2中に沈み込んでしまう。そのため、例えば、導波路間隔を制御できないなど所望の回路パターンを形成できず、高機能な回路の形成が困難であるという問題があった。
However, since the melting point becomes lower as the amount of dopant increases, when quartz doped with boron or fluorine is used as the cladding layer, it stabilizes the core film quality and flattens the cladding layer during the waveguide fabrication process. When a heat treatment is performed by flame deposition or the like, as shown in FIG. 1, the pure
そこで、矩形のコア底面に極めて薄いコア膜を残すことで、表面張力によりコア層を浮かせ、熱処理においてコア層がアンダークラッド層中に沈み込むことを抑制する手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。図2は、特許文献2に示す従来の光導波路構造を示す。図2には、Si基板11と、Si基板11上に形成されたSiO2アンダークラッド層12と、純粋石英コア層13と、純粋石英コア層13を埋め込むようにSiO2アンダークラッド層12及び純粋石英コア層13上に形成されたSiO2オーバークラッド層14と、SiO2アンダークラッド層12上で純粋石英コア層13下に設けられたコア膜15と、を備えた光導波路構造が示されている。SiO2アンダークラッド層12及びSiO2オーバークラッド層14は、ホウ素又はフッ素がドーピングされている。
Therefore, a method has been proposed in which an extremely thin core film is left on the bottom surface of the rectangular core to float the core layer due to surface tension and suppress the core layer from sinking into the under-cladding layer during heat treatment (for example, patents). Reference 2). FIG. 2 shows a conventional optical waveguide structure shown in Patent Document 2. As shown in FIG. Figure 2, a
図2に示す従来の光導波路構造では、エッチングにより純粋石英コア層13の回路パターンを形成し、矩形の純粋石英コア層13底面に極めて薄いコア膜15を残すことで、その表面張力により純粋石英コア層13を浮かせ、熱処理において純粋石英コア層13がSiO2アンダークラッド層12中に沈み込むことを抑制している。
In the conventional optical waveguide structure shown in FIG. 2, a circuit pattern of the pure
図2に示す従来の光導波路構造では、エッチングによりコア膜15の膜厚を制御して薄膜化を実現している。
In the conventional optical waveguide structure shown in FIG. 2, the film thickness is reduced by controlling the film thickness of the
しかしながら、エッチングにより薄いコア膜15をSiO2アンダークラッド層12上に残そうとすると、回路パターンの疎密によりエッチング速度が変化するマイクロローディング効果が起こる。そのため、回路パターンが密集しているエリアではエッチング速度が低くなり、回路パターンが疎なエリアではエッチング速度が高くなることから、ウエハ面内においてコア膜15の均質な残し厚の制御が困難であるという問題があった。
However, if an attempt is made to leave the
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、熱処理においてコア層がアンダークラッド層中に沈み込むことを抑制して可視光用導波路の低損失化を可能にするとともに、マイクロローディング効果を発生させずにコア膜の面内均質化を実現可能な光導波路を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and it is possible to reduce the loss of the waveguide for visible light by suppressing the core layer from sinking into the under-cladding layer in the heat treatment, and the microloading effect. It is an object of the present invention to provide an optical waveguide capable of realizing in-plane homogenization of a core film without generating any.
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る光導波路は、基板と、前記基板上に形成されたSiO2アンダークラッド層と、前記SiO2アンダークラッド層上に形成されたコア層と、前記SiO2アンダークラッド層及び前記コア層上に設けられたコア膜と、前記コア膜上に形成されたSiO2オーバークラッド層と、を備えた光導波路であって、前記SiO2アンダークラッド層及び前記SiO2オーバークラッド層にはドーパントが添加されており、前記コア膜は、前記コア層の厚みの5%以下の厚みを有することを特徴とする。 In order to solve the above problems, an optical waveguide according to an aspect of the present invention includes a substrate, a SiO 2 under cladding layer formed on the substrate, and a core layer formed on the SiO 2 under cladding layer. An optical waveguide comprising: a core film provided on the SiO 2 under-cladding layer and the core layer; and a SiO 2 over-cladding layer formed on the core film, wherein the SiO 2 under-cladding layer In addition, a dopant is added to the SiO 2 overcladding layer, and the core film has a thickness of 5% or less of the thickness of the core layer.
本発明によれば、熱処理においてコア層がアンダークラッド層中に沈み込むことを抑制して可視光用導波路の低損失化を可能にするとともに、マイクロローディング効果を発生させずにコア膜の面内均質化を実現可能な光導波路を提供することが可能となる。 According to the present invention, it is possible to reduce the loss of the waveguide for visible light by suppressing the core layer from sinking into the under-cladding layer in the heat treatment, and to reduce the surface of the core film without causing the microloading effect. It becomes possible to provide an optical waveguide capable of realizing homogenization inside.
(実施例)
図3は、本発明の実施例に係る光導波路を例示する。図3には、例えばSiで構成された基板101と、基板101上に形成され、例えばSiO2で構成されたアンダークラッド層102と、アンダークラッド層102上に形成され、例えば純粋石英で構成されたコア層103と、アンダークラッド層102及びコア層103上に設けられたコア膜105と、コア膜105上に形成され、例えばSiO2で構成されたオーバークラッド層104と、を備えた光導波路構造が示されている。アンダークラッド層102及びオーバークラッド層104は、ホウ素又はフッ素がドーピングされている。
(Example)
FIG. 3 illustrates an optical waveguide according to an embodiment of the present invention. FIG. 3 shows a
コア膜105は、表面張力によりコア層103を浮かせることができるように、且つ光学特性に影響を及ぼさないように、コア層103の厚みの5%以下の厚みを有することができる。コア膜厚の下限は、基板ウエハの平坦性・堆積膜の平坦性・研磨の加工精度によって決定され、おおよそ0.1μm程度である。
The
以下、本発明の実施例に係る光導波路の製造方法について説明する。まず、1mmの厚さを有する基板101上に火炎堆積法によってホウ素又はフッ素がドーピングされたSiO2を例えば20μm堆積してアンダークラッド層102を形成した。次に、コア層103の形成位置において、アンダークラッド層102を例えば深さ4μmの矩形状にエッチングする。その後、アンダークラッド層102の表面を覆うように純粋石英を堆積させることによって、4μmの厚みを有するコア層103を形成する。次に、堆積された純粋石英に対して、厚さ例えば0.1μm程度のコア膜105を残すようにウエハ研磨を行う。その後、アンダークラッド層102と同じ屈折率となるように火炎堆積法によってホウ素又はフッ素をドーピングしたSiO2を20μm堆積してオーバークラッド層104を形成した。
Hereinafter, the manufacturing method of the optical waveguide based on the Example of this invention is demonstrated. First, on the
本実施例に係る光導波路によると、コア膜105はエッチングではなくウエハ研磨により残し厚を制御することから、マイクロローディング効果が生じないため、面内均質化が可能となる。また、極めて薄いコア膜105をコア層103の上面に残すことで、表面張力によりコア層103を浮かせることができるため、熱処理においてコア層103がアンダークラッド層102中に沈み込むことを抑制して可視光用導波路の低損失化が可能となる。
According to the optical waveguide according to the present embodiment, the
なお、上記実施例では、コア膜105はコア層103と同じ純粋石英で構成されているが、例えばAl2O3をドーピングしたSiO2などで構成してもよい。コア膜105の材料及び厚さは、表面張力によりコア層103を浮かせることが可能な組み合わせから選択される。
In the above embodiment, the
また、上記実施例では、オーバークラッド層104をその屈折率がアンダークラッド層102と同じ屈折率となるように構成したが、石英コア層103よりも低い屈折率であれば、アンダークラッド層102とオーバークラッド層104とが異なる屈折率となるように構成してもよい。また、アンダークラッド層102及びオーバークラッド層104は、同じものであっても異なるものであってよい。
In the above embodiment, the over
Claims (7)
前記基板上に形成されたアンダークラッド層と、
前記アンダークラッド層上に形成されたコア層と、
前記アンダークラッド層及び前記コア層上に設けられたコア膜と、
前記コア膜上に形成されたオーバークラッド層と、を備えた光導波路であって、
前記コア膜は、前記コア層の厚みの5%以下の厚みを有することを特徴とする光導波路。 A substrate,
An underclad layer formed on the substrate;
A core layer formed on the underclad layer;
A core film provided on the under cladding layer and the core layer;
An overcladding layer formed on the core film, and an optical waveguide comprising:
The optical waveguide, wherein the core film has a thickness of 5% or less of the thickness of the core layer.
基板上にホウ素又はフッ素がドーピングされたSiO2を堆積してSiO2アンダークラッド層を形成する工程と、
前記純粋石英コア層の形成位置において、前記SiO2アンダークラッド層を矩形状にエッチングする工程と、
前記SiO2アンダークラッド層の表面を覆うように純粋石英を堆積させる工程と、
堆積された前記純粋石英に対して、前記コア層の厚みの5%以下の厚みを有するコア膜を残すようにウエハ研磨を行う工程と、
前記コア膜上に、前記SiO2アンダークラッド層と同じ屈折率となるようにホウ素又はフッ素をドーピングしたSiO2を堆積してSiO2オーバークラッド層を形成する工程と、
を含むことを特徴とする光導波路の製造方法。 A method of manufacturing an optical waveguide having a pure quartz core layer,
Depositing SiO 2 doped with boron or fluorine on a substrate to form a SiO 2 underclad layer;
Etching the SiO 2 undercladding layer into a rectangular shape at the formation position of the pure quartz core layer;
Depositing pure quartz to cover the surface of the SiO 2 underclad layer;
Polishing the wafer so as to leave a core film having a thickness of 5% or less of the thickness of the core layer with respect to the deposited pure quartz;
On the core film, a step of depositing SiO 2 doped with boron or fluorine so as to have the same refractive index as the SiO 2 under cladding layer to form a SiO 2 over cladding layer;
A method for manufacturing an optical waveguide, comprising:
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