JP2019020068A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、一次冷媒としてNH3を用い、二次冷媒としてCO2を用い、これらの流路をいわゆるマイクロチャンネルと称する多数の微細流路で構成することで、両媒体間の伝熱性能を向上させることを目的とした熱交換器が開示されている。
また、特許文献1に開示された熱交換器のように、気液二相の流体が複数の流路に分流される熱交換器においては、一般に、液の比率が小さい流路は伝熱性能が大きく低下する。従って、熱伝達率を高くするには、複数の流路間で偏流を抑制し、気液二相流の流量(質量速度)及びクオリテイ(乾き度)を均等にすることで、全体として伝熱性能を高めることが重要になる。
なお、気液密度比が大きいNH3が気液二相流となる場合は特に偏流が起きやすい。
第1流体と第2流体とを熱交換させて該第1流体を気化させる熱交換器であって、
前記第1流体が流れる複数の第1流路を形成する複数の第1プレートと、前記第2流体が流れる複数の第2流路を形成する複数の第2プレートと、を含む積層された複数のプレートで構成されるプレート構成体を備え、
前記第1流路の少なくとも一部で前記第1流体は気液二相状態にあり、
前記第1流体の供給部と前記複数の第1プレートの各々に形成された前記複数の第1流路とに連通する第1入口ヘッダ空間と、前記第1流体の排出部と前記複数の第1プレートの各々に形成された前記複数の第1流路とに連通する第1出口ヘッダ空間と、が前記複数の第1プレートに形成され、
前記複数の第1流路の各々は、流路形状が波形に形成された上流側領域と、該上流側領域の下流側に位置し流路形状が直線状に形成された下流側領域と、を有する。
なお、波形形状とは、流れ方向に向かって直交する方向に交互に蛇行する形状を言う。
前記複数の第1流路の各々の入口部に絞り部を備える。
上記(2)の構成によれば、複数の第1流路は、夫々入口部に断面積を小さくした絞り部を備え、この絞り部で圧力損失を増加させることで、気化した第1流体の逆流を抑制でき、これによって、処理流量の低下を抑制できる。
前記絞り部において、前記複数の第1流路の各々は流路形状が波形に形成される。
上記(3)の構成によれば、第1流体の入口に形成される絞り部で第1流路の流路形状が波形に形成されることで、第1流路の圧力損失が増加し、絞り効果を向上できる。
前記複数の第1流路の各々の入口部は、前記第1入口ヘッダ空間を流れる前記第1流体
の流れ方向と、前記第1流路に流入するときの前記第1流体の流れ方向の角度の変化が90°未満となるように、前記第1入口ヘッダ空間内の前記第1流体の流れ方向と直交する方向に対して傾斜している。
上記(4)の構成によれば、第1流体が第1入口ヘッダ空間から第1流路に流入するときの角度の変化が90°未満となるので、第1流体が第1入口ヘッダ空間から第1流路に流入するときの圧力損失を低減できる。これによって、複数の第1流路間において、第1流体供給部との距離の違いが、各第1流路への第1流体の流入量に大きく影響しなくなるため、第1流路間の第1流体の偏流を抑制できる。
前記複数の第1流路の各々の前記上流側領域と前記下流側領域との境界は、前記第1流体が環状流を形成している領域にある。
「環状流」とは、気液二相流のうち、流路を形成する壁面に接して液相が環状に形成され、流路の中心側に気相が形成される流れを言い、上記壁面を通した第2流体との熱伝達率が高い。
上記(5)の構成によれば、上流側領域と下流側領域との境界において、第1流体が高い伝熱特性を有する環状流を形成しているために、第1流路において高い伝熱性能を得ることができる。また、下流側領域では、流路形状が直線状を有することでドライアウトを遅らせることができ、これによって、熱交換効率を高く維持できる。
前記複数の第1流路の各々の前記上流側領域と前記下流側領域との境界は、前記第1流体のクオリテイが0.3以上0.8以下の領域にある。
上記(6)の構成によれば、第1流路の上流側領域と下流側領域との境界が、第1流体のクオリテイが0.3〜0.8の領域、即ち、第1流体が環状流を形成している領域にあるために、上流側領域及び下流側領域で第1流体と第2流体間で高い伝熱性能を維持できる。
前記複数の第1流路の各々を構成する第1流路壁は、前記プレート構成体の積層方向から視たとき、対応する前記複数の第2流路の各々を構成する第2流路壁と少なくとも一部の領域で重なっている。
上記(7)の構成によれば、上記第1流路壁と上記第2流路壁とが、プレート構成体の積層方向から視て重なって配置されることで、第1流路が形成された第1プレートと第2流路が形成された第2プレートとを拡散接合するとき、第1流路壁及び第2流路壁に高い接合圧力を加えることができる。これによって、第1プレートと第2プレートとの接合強度を高めることができる。
前記複数の第2流路の各々は、前記第1流路と同一方向に沿って配置された直線状の流路を含み、
前記複数の第1流路の各々の前記上流側領域を構成する第1流路壁は、前記プレート構成体の積層方向から視たとき、対応する前記複数の第2流路の各々の前記直線状の流路を構成する第2流路壁と一定のピッチ(波長/2)で交差するように配置される。
前記ピッチ(波長/2)は1mm以上3mm以下である。
上記(9)の構成によれば、第1流路壁と第2流路壁とは1〜3mmのピッチで重なり合うため、拡散接合時に第1流路壁及び第2流路壁に高い接合圧力を付加できる。これによって、第1プレートと第2プレートとの接合強度を高めることができる。
前記第1出口ヘッダ空間は、前記複数の第2プレートを含む前記プレート構成体の積層方向に沿って貫通した空間を形成している。
第1入口ヘッダ空間から第1出口ヘッダ空間までの第1流体の圧力損失は、第1入口ヘッダ空間、第1流路及び第1出口ヘッダ空間における夫々の第1流体の圧力損失の合計である。
また、第1出口ヘッダ空間の圧力損失が低減することで、第1流体は第1流路から第1出口ヘッダ空間に流入しやすくなるため、複数の第1流路の出口部における圧力損失の差も低減する。
こうして、複数の第1流路間における圧力損失の差が低減することで、複数の第1流路間の偏流が抑制され、これによって、第1流路全体としての伝熱性能を高く維持できる。
前記第1入口ヘッダ空間は前記複数の第2プレートによって前記プレート構成体の積層方向に沿って分割されている。
上記(11)の構成によれば、第1入口ヘッダ空間が複数の第2プレートによってプレート積層方向に沿って分割されるため、複数の第1プレート間において、第1流路に流入する第1流体の流量をバランスさせることができる。これによって、複数の第1流路間の偏流抑制効果を向上できる。
前記複数の第1プレートと前記複数の第2プレートとは、前記プレート構成体の積層方向に沿って交互に配置される。
上記(12)の構成によれば、複数の第1プレートと複数の第2プレートとは、プレート積層方向に沿って交互に配置されることで、複数の第1プレート間において、第1流路に連通する第1入口ヘッダ空間の容積を均等に分割できる。これによって、各第1プレート間において、第1流路に流入する第1流体の流量を均等化できるため、複数の第1流路間の偏流抑制効果を向上できる。また、第1流体が流れる第1プレートと第2流路が流れる第2プレートとが積層構造で隣り合って交互に配置されるため、第1流体及び第2流体の伝熱面積を増加でき、これによって、伝熱性能を向上できる。
前記第1入口ヘッダ空間は、前記複数の第1プレートの各々において前記複数の第1流路の各々と前記供給部との距離が離れるにつれて流路断面積が漸減するように構成される(以下この構成を「先細り構造」とも言う。)。
第1入口ヘッダ空間において、各第1プレートに形成された複数の第1流路に対し、上記供給部に近い第1流路から順々に第1流体が流入するために、第1流体の流量は上記供給部から離れるにつれて減少していく。
また、複数のプレートが積層されて流路が形成される構造において、先細り構造を採用することで、プレート枚数が大きく増減しても容易に対応でき、かつ複雑なヘッダ構造とならない。これによって、第1流路間の偏流を抑制できる確実な第1流体の供給が可能になる。
前記プレート構成体に前記第1流体供給部及び前記第1流体排出部が前記プレート構成体の積層方向に沿って形成される。
上記(14)の構成によれば、第1流体の供給部及び排出部がプレート構成体に形成されることで、第1流体の供給部及び排出部を別な構成体としてプレート構成体の外側に設ける必要がなくなる。さらに、第1流体の供給部と第1入口ヘッダ空間とを接続する配管、及び第1流体の排出部と第2出口ヘッダ空間とを接続する配管が不要になるので、熱交換器をコンパクト化かつ低コスト化できる。
前記複数の第1プレートの各々において、前記複数の第1流路の各々は互いに並列に配置され、
前記複数の第2プレートの各々において、前記複数の第2流路は互いに並列に配置される。
上記(15)の構成によれば、複数の第1流路及び複数の第2流路が共に並列に配置されることで、第1流路及び第2流路を流路全長に亘って近接配置できる。これによって、第1流体と第2流体間の伝熱性能を向上できる。
特に、複数の第1流路の並列配置と第1入口ヘッダ空間の先細り構造との組合せによって、複数の第1流路間の偏流抑制効果を向上できる。
前記第1入口ヘッダ空間及び前記複数の第1プレートに形成された前記複数の第1流路の少なくとも一部は、前記第1入口ヘッダ空間及び前記複数の第1流路を流れる前記第1流体が環状流を形成するように構成される。
上記(16)の構成によれば、第1入口ヘッダ空間及び各第1流路で、第1流体が第2流体との伝熱特性が高くなる環状流を形成するため、第2流体との伝熱性能を向上できる。
前記複数の第1プレートに形成された前記複数の第1流路及び前記複数の第2プレートに形成された第2流路の最大幅が2mm以下(好ましくは、0.1〜1.0mm)である。
上記(17)の構成によれば、第1流路及び第2流路を最大幅が2mm以下の微細流路とすることで、第1プレートに多数の第1流路を形成できると共に、第2プレートに多数の第2流路を形成できる。これによって、これら流路の伝熱面積を飛躍的に増加できるため、第1流体と第2流体との伝熱性能を飛躍的に増加できる。
前記第2流体の供給部と、該供給部及び前記複数の第2流路の各々に連通する第2入口ヘッダ空間と、前記第2流体の排出部と、該排出部及び前記複数の第2流路の各々に連通する第2出口ヘッダ空間と、が前記プレート構成体に形成され、
前記第2入口ヘッダ空間及び前記第2出口ヘッダ空間は、前記複数の第1流路の各々と交差する方向に沿って前記複数の第1流路の両側に配置され、
前記複数の第2流路の各々は、
前記複数の第1流路の各々と交差する方向に沿って配置される入口側領域及び出口側領域と、
前記複数の第1流路の各々と同一方向に沿って配置される中間領域と、
を含む。
また、第2流路の中間領域が第1流路と同一方向に沿って配置されるため、第1流路と第2流路とを近接配置でき、そのため、中間領域における第1流体と第2流体との伝熱性能を向上できる。
さらに、第2流路の入口側領域及び出口側領域は、第1流路と交差する方向に沿って配置されるため、第1流路を構成する第1流路壁と第2流路を構成する第2流路壁とは一定ピッチで重なり合う。従って、第1プレートと第2プレートとを拡散接合するとき、第1流路壁及び第2流路壁に高い接合圧力を加えることができる。これによって、第1プレートと第2プレートとの接合強度を高めることができる。
前記第1流体はNH3であり、前記第2流体はCO2であり、
前記熱交換器は前記第1流体と前記第2流体とを熱交換させて前記第1流体を気化させるCO2液化器である。
上記(19)の構成によれば、気液二相のNH3と気体のCO2を熱交換させてNH3を気化させ、CO2を液化させるCO2液化器において、気液密度比が大きいNH3は特に偏流が起きやすいが、第1流体がNH3であっても複数の第1流路間の偏流を抑制でき、かつ第1流路の下流側領域で伝熱が低下するドライアウトの形成を遅らせることができるため、NH3とCO2との伝熱性能を高く維持できる。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1〜図3は一実施形態に係る熱交換器の全体図であり、図4は図2中のA―A線に沿う断面図であり、図5は図2中のB−B線に沿う断面図である。
図4及び図5に示すように、熱交換器10は、積層された複数のプレートで構成されるプレート構成体12を備える。プレート構成体12は、複数の第1プレート14と複数の第2プレート16とを含む。複数の第1プレート14には夫々複数の第1流路18が形成され、複数の第2プレート16には夫々複数の第2流路20が形成されている。
図11〜図13は幾つかの実施形態に係る第2プレート16を示す。図11及び図12は第2プレート16の表面及び裏面を示し、図13は図11中のE―E線に沿う断面図であり、第2プレート16に形成された第2流路20を示す。
複数の第1流路18は、夫々流路形状が流れ方向に向かって直交する方向に交互に蛇行する波形に形成された上流側領域18aと、上流側領域18aの下流側に位置し第1流体の流路形状が直線状に形成された下流側領域18bと、を有する。
また、第1流体が乱流を形成することで圧力損失が増加するため、逆流の発生を抑制でき、これによって、処理流量の低下を抑制できる。さらに、圧力損失が増加することで、第1流路間の圧力損失のばらつきが相対的に緩和されるため、複数の第1流路間の偏流が抑制される。これによって、液比率が小さい流路をなくすことができ、熱交換器全体として伝熱性能を高く維持できる。
別な実施形態では、第1流路18及び第2流路20は、第1プレート14又は第2プレート16の表裏に貫通するスリット孔を形成し、このスリット孔を両側から別な2枚のプレートで挟んで形成される流路であってもよい。
第1流体が第1流路18で気化して急激に膨張することで逆流が発生する場合がある。
この実施形態によれば、複数の第1流路18は、夫々絞り部30で圧力損失が増加するため、第1流体の逆流を抑制でき、これによって、処理流量の低下を抑制できる。
図6及び図8に示す実施形態では、絞り部30の流路の断面積を全長に亘り小さくしているが、オリフィスなどのように絞り部30の流路の一部のみの断面積を小さくした構成としてもよい。
この実施形態によれば、絞り部30において、第1流路18の流路形状が波形に形成されることで、第1流路18の圧力損失がさらに増加し、絞り効果を向上できる。
この実施形態によれば、第1入口ヘッダ空間22を流れる第1流体f1が第1流路18に流入するときの流れの偏向角度θが90°未満となるので、第1流体f1が第1入口ヘッダ空間22から第1流路18に流入するときの圧力損失を低減できる。これによって、第1流体供給部26と第1流路18の入口との距離の違いが、各第1流路18への第1流体f1の流入量に大きく影響しなくなるため、第1流路18における第1流体f1の偏流を抑制できる。
この実施形態によれば、上流側領域18aと下流側領域18bとの境界が、第1流体が高い伝熱特性を有する環状流を形成している領域にあるため、上流側領域18aでは高い伝熱性能を得ることができる。また、下流側領域18bでは、流路形状が直線状を有することで、ドライアウトを遅らせることができるため、伝熱性能の低下を抑制できる。
この実施形態によれば、第1流路18の上流側領域18aと下流側領域18bとの境界が、第1流体のクオリテイが0.3〜0.8の領域、即ち、第1流体が環状流を形成している領域にあることで、上流側領域及び下流側領域で第1流体と第2流体間で高い伝熱性能を維持できる。
この実施形態によれば、第1流路壁32と第2流路壁33とが、プレート構成体12の積層方向から視て重なって配置されることで、第1流路18が形成された第1プレート14と第2流路20が形成された第2プレート16とを拡散接合するとき、第1流路壁32及び第2流路壁33に高い接合圧力を加えることができるため、第1プレート14と第2プレート16との接合強度を高めることができる。
この実施形態によれば、第1流路壁32は第2流路壁33とが一定のピッチPで交差するように配置されるので、第1流路壁32と第2流路壁33とは互いに交差する部位で一定のピッチPで重なり合う。従って、拡散接合時に第1流路壁32及び第2流路壁33に高い接合圧力を付加できるため、第1プレート14と第2プレート16との接合強度を高めることができる。
第1入口ヘッダ空間22から第1出口ヘッダ空間24までの第1流体の圧力損失は、第1入口ヘッダ空間22、第1流路18及び第1出口ヘッダ空間24における夫々の第1流体の圧力損失の合計である。
ΔP=Pin−Pout
=ΔP1+ΔP2+ΔP3
=(Pin−P1)+(P1−P3)+(P3−Pout) (1)
P1>P2>P3 (2)
第1出口ヘッダ空間24が、プレート積層方向に沿って貫通した空間を形成しているため、第1出口ヘッダ空間24の圧力損失ΔP3を低減できる。これによって、第1流路18における第1流体の圧力損失ΔP2の占める割合が相対的に増加する。
また、第1出口ヘッダ空間24の圧力損失ΔP3が低減することで、第1流体は第1流路18から第1出口ヘッダ空間24へ流入しやすくなるため、複数の第1流路18の出口部における圧力損失の差も低減する。
この実施形態によれば、第1入口ヘッダ空間22が複数の第2プレート16によってプレート積層方向に沿って分割されるため、複数の第1プレート14間において、第1流路18に流入する第1流体の流量をバランスさせることができ、これによって、複数の第1流路間の偏流抑制効果を向上できる。
この実施形態によれば、複数の第1プレート14と複数の第2プレート16とがプレート積層方向に沿って交互に配置されることで、複数の第1プレート間において、第1流路18に連通する第1入口ヘッダ空間22の容積を均等に分割できる。これによって、複数の第1プレート間において、第1流路18に流入する第1流体の流量を均等化できるため、複数の第1流路間の偏流抑制効果を向上できる。
また、第1流体が流れる第1プレート14と第2流体が流れる第2プレート16とが積層構造で隣り合って交互に配置されるため、第1流体及び第2流体の伝熱面積を増加でき、これによって、伝熱性能を向上できる。
この実施形態によれば、第1入口ヘッダ空間22は先細り構造を有するため、各第1プレート14に形成された複数の第1流路18に第1流体が分配されて、第1入口ヘッダ空間22の第1流体の流量が減少しても、第1入口ヘッダ空間22における第1流体の流速低下を抑制できる。これによって、第1入口ヘッダ空間22で環状流の形成が可能になり、第1入口ヘッダ空間22で環状流が形成されることにより、複数の第1流路間の偏流を抑制できる。従って、複数の第1流路18において第1流体と第2流体との伝熱性能を高く維持できる。
この実施形態によれば、第1流体供給部26及び第1流体排出部28をプレート構成体12に形成することで、第1流体供給部26及び第1流体排出部28を別な構造体としてプレート構成体12の外側に設置する必要がなくなる。さらに、第1流体供給部26と第1入口ヘッダ空間22とを接続する配管、及び第1流体排出部28と第1出口ヘッダ空間24とを接続する配管が不要になる。これによって、熱交換器10をコンパクト化かつ低コスト化できる。
この実施形態によれば、複数の第1流路18及び複数の第2流路20が共に並列に配置されることで、第1流路18及び第2流路20を流路全長に亘って近接配置できる。これによって、第1流体と第2流体間の伝熱性能を向上できる。
特に、複数の第1流路18の並列配置と第1入口ヘッダ空間22の先細り構造との組合せによって、複数の第1流路間の偏流抑制効果を向上できる。
一実施形態では、第1流路18と第2流路20とはプレート積層方向で重なる位置に配置される。これによって、第1流路18と第2流路20とを最も接近位置に配置できるので、第1流体と第2流体との伝熱性能を最大にできる。
上記構成によれば、第1入口ヘッダ空間22及び第1流路18において第1流体が環状流を形成するため、これらの流場で気液が混じり合った状態となり、気液の分離が起こらない。従って、第1入口ヘッダ空間22及び複数の第1流路間で気液混合率を均等に保持できるため、全体として第1流体と第2流体との熱交換効率を向上できる。
この実施形態によれば、第1流路18及び第2流路20を最大幅が2mm以下の微細流路とすることで、第1プレート14に多数の第1流路を形成できると共に、第2プレート16に多数の第2流路20を形成できる。これによって、これら流路の伝熱面積を飛躍的に増加できるため、第1流体と第2流体との熱交換効率を飛躍的に増加できる。
なお、図示した実施形態では、第1流路18及び第2流路20の横断面は半円形であるが、角形など他の断面形状にしてもよい。
また、第2入口ヘッダ空間38及び第2出口ヘッダ空間40は、複数の第1流路18と交差する方向に沿って複数の第1流路18の両側に配置される。さらに、図11に示すように、複数の第2流路20は、複数の第1流路18と交差する方向に沿って配置される入口側領域20a及び出口側領域20cと、複数の第1流路18と同一方向に沿って配置される中間領域20bと、を含む。
また、第2流路20の中間領域20bが第1流路18と同一方向に沿って配置されるため、第1流路18と第2流路20とを近接配置でき、そのため、中間領域20bにおける第1流体と第2流体との伝熱性能を向上できる。
このCO2液化器において、気液二相のNH3が流れる複数の流路間で偏流を抑制でき、これによって、複数の第1流路18の伝熱性能を均一化できると共に、第1流路18の圧力損失を抑制できるため、一次冷媒と二次冷媒との伝熱性能を高く維持できる。
気液密度比が大きいNH3は特に偏流が起きやすいが、NH3であっても複数の流路間の偏流を抑制でき、かつ流路の下流側領域で伝熱が低下するドライアウトの形成を遅らせることができるため、NH3とCO2との伝熱性能を高く維持できる。
一実施形態では、端板42及び44は平坦な板状体で構成され、端板44は孔、開口等がない板状体で構成される。
一実施形態では、第1プレート14、第2プレート16、及び端板42、44は、互いに拡散接合法で接合される。拡散接合法を採用することで、上記複数種のプレートを1工程で接合できる。
一実施形態では、図1及び図3に示すように、第1プレート14、第2プレート16、及び端板42、44は四角形の外形を有する。
一実施形態では、第1プレート14及び第2プレート16は、熱伝導係数が大きくかつ高強度の材料で構成される。これによって、伝熱性能が良くかつ第1プレート14及び第2プレート16の薄肉化が可能になる。
12 プレート構成体
14 第1プレート
16 第2プレート
18 第1流路
18a 上流側領域
18b 下流側領域
20 第2流路
20a 入口側領域
20b 中間領域
20c 出口側領域
22 第1入口ヘッダ空間
24 第1出口ヘッダ空間
26 第1流路供給部
28 第1流路排出部
30 絞り部
31 波形流路
32 第1流路壁
33 第2流路壁
34 第2流路供給部
36 第2流路排出部
38 第2入口ヘッダ空間
40 第2出口ヘッダ空間
42、44 端板
46、48、50、52 孔
54 第1流体入口管
56 第1流体出口管
58 第2流体入口管
60 第2流体出口管
P ピッチ
X 積層方向
f1 第1流体
f2 第2流体
θ 偏向角度
Claims (19)
- 第1流体と第2流体とを熱交換させて該第1流体を気化させる熱交換器であって、
前記第1流体が流れる複数の第1流路を形成する複数の第1プレートと、前記第2流体が流れる複数の第2流路を形成する複数の第2プレートと、を含む積層された複数のプレートで構成されるプレート構成体を備え、
前記第1流路の少なくとも一部で前記第1流体は気液二相状態にあり、
前記第1流体の供給部と前記複数の第1プレートの各々に形成された前記複数の第1流路とに連通する第1入口ヘッダ空間と、前記第1流体の排出部と前記複数の第1プレートの各々に形成された前記複数の第1流路とに連通する第1出口ヘッダ空間と、が前記複数の第1プレートに形成され、
前記複数の第1流路の各々は、流路形状が波形に形成された上流側領域と、該上流側領域の下流側に位置し流路形状が直線状に形成された下流側領域と、を有することを特徴とする熱交換器。 - 前記複数の第1流路の各々の入口部に絞り部を備えることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 前記絞り部において、前記複数の第1流路の各々は流路形状が波形に形成されることを特徴とする請求項2に記載の熱交換器。
- 前記複数の第1流路の各々の入口部は、前記第1入口ヘッダ空間を流れる前記第1流体の流れ方向と、前記第1流路に流入するときの前記第1流体の流れ方向の角度の変化が90°未満となるように、前記第1入口ヘッダ空間内の前記第1流体の流れ方向と直交する方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の熱交換器。
- 前記複数の第1流路の各々の前記上流側領域と前記下流側領域との境界は、前記第1流体が環状流を形成している領域にあることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の熱交換器。
- 前記複数の第1流路の各々の前記上流側領域と前記下流側領域との境界は、前記第1流体のクオリテイが0.3以上0.8以下の領域にあることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の熱交換器。
- 前記複数の第1流路の各々を構成する第1流路壁は、前記プレート構成体の積層方向から視たとき、対応する前記複数の第2流路の各々を構成する第2流路壁と少なくとも一部の領域で重なっていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の熱交換器。
- 前記複数の第2流路の各々は、前記第1流路と同一方向に沿って配置された直線状の流路を含み、
前記複数の第1流路の各々の前記上流側領域を構成する第1流路壁は、前記プレート構成体の積層方向から視たとき、対応する前記複数の第2流路の各々の前記直線状の流路を構成する第2流路壁と一定のピッチで交差するように配置されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の熱交換器。 - 前記ピッチは1mm以上3mm以下であることを特徴とする請求項8に記載の熱交換器。
- 前記第1出口ヘッダ空間は、前記複数の第2プレートを含む前記プレート構成体の積層方向に沿って貫通した空間を形成していることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の熱交換器。
- 前記第1入口ヘッダ空間は前記複数の第2プレートによって前記プレート構成体の積層方向に沿って分割されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の熱交換器。
- 前記複数の第1プレートと前記複数の第2プレートとは、前記プレート構成体の積層方向に沿って交互に配置されることを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の熱交換器。
- 前記第1入口ヘッダ空間は、前記複数の第1プレートの各々において前記複数の第1流路の各々と前記供給部との距離が離れるにつれて流路断面積が漸減するように構成されることを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載の熱交換器。
- 前記プレート構成体に前記第1流体の前記供給部及び前記第1流体の前記排出部が前記プレート構成体の積層方向に沿って形成されることを特徴とする請求項1乃至13の何れか一項に記載の熱交換器。
- 前記複数の第1プレートの各々において、前記複数の第1流路の各々は互いに並列に配置され、
前記複数の第2プレートの各々において、前記複数の第2流路の各々は互いに並列に配置されることを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載の熱交換器。 - 前記第1入口ヘッダ空間及び前記複数の第1プレートに形成された前記複数の第1流路の少なくとも一部は、前記第1入口ヘッダ空間及び前記複数の第1流路を流れる前記第1流体が環状流を形成するように構成されることを特徴とする請求項1乃至15の何れか一項に記載の熱交換器。
- 前記複数の第1プレートに形成された前記複数の第1流路及び前記複数の第2プレートに形成された前記複数の第2流路の最大幅が2mm以下であることを特徴とする請求項1乃至16の何れか一項に記載の熱交換器。
- 前記第2流体の供給部と、該供給部及び前記複数の第2流路の各々に連通する第2入口ヘッダ空間と、前記第2流体の排出部と、該排出部及び前記複数の第2流路の各々に連通する第2出口ヘッダ空間と、が前記プレート構成体に形成され、
前記第2入口ヘッダ空間及び前記第2出口ヘッダ空間は、前記複数の第1流路の各々と交差する方向に沿って前記複数の第1流路の両側に配置され、
前記複数の第2流路の各々は、
前記複数の第1流路の各々と交差する方向に沿って配置される入口側領域及び出口側領域と、
前記複数の第1流路の各々と同一方向に沿って配置される中間領域と、
を含むことを特徴とする請求項1乃至17の何れか一項に記載の熱交換器。 - 前記第1流体はNH3であり、前記第2流体はCO2であり、
前記熱交換器は前記第1流体と前記第2流体とを熱交換させて前記第1流体を気化させるCO2液化器であることを特徴とする請求項1乃至18の何れか一項に記載の熱交換器。
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